JP7162774B1 - 需要予測装置及び需要予測方法 - Google Patents

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Abstract

需要予測対象の製品における過去の需要の時間的な変化を示す需要データと、過去の需要に関連する指標の候補である複数の指標のそれぞれを示す指標候補データとを取得するデータ取得部(21)と、データ取得部(21)により取得されたそれぞれの指標候補データが示す指標とデータ取得部(21)により取得された需要データが示す需要との間の関連度を算出する関連度算出部(23)と、関連度算出部(23)により算出された関連度に基づいて、データ取得部(21)により取得された複数の指標候補データの中から、製品の将来の需要を予測する需要予測処理に用いられる指標データを抽出する指標データ抽出部(24)と、指標データ抽出部(24)により抽出された指標データを用いて、需要予測処理を行う需要予測部(27)とを備えるように、需要予測装置(4)を構成した。

Description

本開示は、需要予測装置及び需要予測方法に関するものである。
会社等が、製品の生産、又は、製品の販売等を行う上で、製品の将来の需要を予測することは重要である。製品の需要に関連する1つ以上の経済指標を解析モデルに与えて、当該解析モデルから、製品の将来の需要の予測結果を得る需要予測装置がある(特許文献1を参照)。経済指標としては、例えば、景気動向指数、平均株価、又は、燃料価格がある。
特開2015-118412号公報
特許文献1に開示されている需要予測装置では、解析モデルに与えられる1つ以上の経済指標の中に、製品の需要との関連度が高い経済指標だけでなく、関連度が低い経済指標が含まれている可能性がある。関連度が低い経済指標が含まれている場合、解析モデルによる需要の予測結果が、製品の将来の需要と乖離してしまうことがあるという課題があった。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、需要予測装置に与えられる複数の指標候補データの中に、製品の需要との関連度が低い指標を示す指標候補データが含まれていても、需要の予測結果が、製品の将来の需要から乖離してしまうことを防ぐことができる需要予測装置及び需要予測方法を得ることを目的とする。
本開示に係る需要予測装置は、需要予測対象の製品における過去の需要の時間的な変化を示す需要データと、過去の需要に関連する指標の候補である複数の指標のそれぞれを示す指標候補データとを取得するデータ取得部と、データ取得部により取得されたそれぞれの指標候補データが示す指標とデータ取得部により取得された需要データが示す需要との間の関連度を算出する関連度算出部と、関連度算出部により算出された関連度に基づいて、データ取得部により取得された複数の指標候補データの中から、製品の将来の需要を予測する需要予測処理に用いられる指標データを抽出する指標データ抽出部と、指標データ抽出部により抽出された指標データを用いて、需要予測処理を行う需要予測部とを備えるものである。
データ取得部は、複数の指標候補データ及び需要データのほかに、それぞれの指標候補データが示す指標と需要データが示す需要との間の類似具合に相当する意味的な類似度を示す設定データを取得し、関連度算出部は、それぞれの指標候補データと需要データとの間の相関係数、又は、それぞれの指標候補データと需要データとの間の距離を算出し、それぞれの相関係数又はそれぞれの距離と、設定データが示す意味的な類似度とから、それぞれの指標候補データが示す指標と需要データが示す需要との間の関連度を算出する。
本開示によれば、需要予測装置に与えられる複数の指標候補データの中に、製品の需要との関連度が低い指標を示す指標候補データが含まれていても、需要の予測結果が、製品の将来の需要から乖離してしまうことを防ぐことができる。
実施の形態1に係る需要予測装置4を含む需要予測システム1を示す構成図である。 実施の形態1に係る意思決定支援装置2及び需要予測装置4を示す構成図である。 実施の形態1に係る需要予測装置4のハードウェアを示すハードウェア構成図である。 需要予測装置4が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合のコンピュータのハードウェア構成図である。 実施の形態1に係る学習装置3及び需要予測装置4を示す構成図である。 実施の形態1に係る学習装置3のハードウェアを示すハードウェア構成図である。 学習装置3が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合のコンピュータのハードウェア構成図である。 需要予測装置4の処理手順である需要予測方法を示すフローチャートである。 指標候補データの一例を示す説明図である。 学習装置3の処理手順を示すフローチャートである。 1つの予測モデルの入出力関係を示す説明図である。 実施の形態2に係る意思決定支援装置2及び需要予測装置4を示す構成図である。 実施の形態2に係る需要予測装置4のハードウェアを示すハードウェア構成図である。 設定データBの一例を示す説明図である。 実施の形態3に係る意思決定支援装置2及び需要予測装置4を示す構成図である。 実施の形態3に係る需要予測装置4のハードウェアを示すハードウェア構成図である。
以下、本開示をより詳細に説明するために、本開示を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る需要予測装置4を含む需要予測システム1を示す構成図である。
図1に示す需要予測システム1は、意思決定支援装置2、学習装置3及び需要予測装置4を備えている。
図2は、実施の形態1に係る意思決定支援装置2及び需要予測装置4を示す構成図である。
図3は、実施の形態1に係る需要予測装置4のハードウェアを示すハードウェア構成図である。
意思決定支援装置2は、分析結果出力部11及び表示部12を備えている。分析結果出力部11及び表示部12については後述する。
学習装置3は、需要予測装置4の需要予測処理に用いられる予測モデルを生成する。
需要予測装置4は、データ取得部21、データ記憶部22、関連度算出部23、指標データ抽出部24、予測モデル記憶部25、予測モデル選択部26、需要予測部27及び表示データ出力部28を備えている。
データ取得部21は、例えば、図3に示すデータ取得回路31によって実現される。
データ取得部21は、需要予測対象の製品における過去の需要の時間的な変化を示す需要データDを取得する。需要データDは、例えば、期間TP1に含まれている複数の時刻での需要を示す時系列データである。
また、データ取得部21は、需要データDが示す過去の需要に関連する指標の候補であるN個の指標のそれぞれを示す指標候補データI(n=1,・・・,N)を取得する。Nは、2以上の整数である。指標候補データIは、例えば、期間TP2に含まれている複数の時刻での指標を示す時系列データである。
図2に示す需要予測装置4では、需要データDに係る期間TP1が、指標候補データIに係る期間TP2と同じ期間であってもよいし、需要データDに係る期間TP1が、指標候補データIに係る期間TP2よりも未来の期間であってもよい。
需要データDに係る期間TP1が、指標候補データIに係る期間TP2よりも未来の期間である場合、需要データDは、指標候補データIに対してタイムシフトされているデータである。タイムシフトが、例えば、2か月であって、指標候補データIに係る期間TP2が8月1日から8月31日の期間であれば、需要データDに係る期間TP1は、10月1日から10月31日の期間である。
ここでは、指標候補データI~Iに係る期間の全てがTP2である例を示している。しかし、これは一例に過ぎず、指標候補データI~Iに係る期間が互いに異なっていてもよい。
データ取得部21は、指標候補データI~I及び需要データDのそれぞれをデータ記憶部22に出力する。
データ記憶部22は、例えば、図3に示すデータ記憶回路32によって実現される。
データ記憶部22は、データ取得部21から出力された指標候補データI~I及び需要データDのそれぞれを記憶する。
関連度算出部23は、例えば、図3に示す関連度算出回路33によって実現される。
関連度算出部23は、データ記憶部22から、データ取得部21により取得された指標候補データI(n=1,・・・,N)とデータ取得部21により取得された需要データDとを取得する。
関連度算出部23は、指標候補データI(n=1,・・・,N)が示す指標と需要データDが示す需要との間の関連度C(n=1,・・・,N)を算出する。
関連度算出部23は、指標候補データI(n=1,・・・,N)、需要データD及び関連度Cのそれぞれを指標データ抽出部24に出力する。
また、関連度算出部23は、関連度Cをデータ記憶部22に出力する。
指標データ抽出部24は、例えば、図3に示す指標データ抽出回路34によって実現される。
指標データ抽出部24は、関連度算出部23から、指標候補データI(n=1,・・・,N)、需要データD及び関連度Cのそれぞれを取得する。
指標データ抽出部24は、関連度Cに基づいて、N個の指標候補データI~Iの中から、製品の将来の需要を予測する需要予測処理に用いられる指標データI’(m=1,・・・,M)を抽出する。Mは、1以上N以下の整数である。
指標データ抽出部24は、需要データDを予測モデル選択部26に出力する。
また、指標データ抽出部24は、指標データI’(m=1,・・・,M)を需要予測部27及びデータ記憶部22のそれぞれに出力する。
予測モデル記憶部25は、例えば、図3に示す予測モデル記憶回路35によって実現される。
予測モデル記憶部25は、学習装置3により生成されたG個の予測モデルPM~PMを記憶する。
予測モデル選択部26は、例えば、図3に示す予測モデル選択回路36によって実現される。
予測モデル選択部26は、指標データ抽出部24から、需要データDを取得する。
予測モデル選択部26は、需要データDに基づいて、予測モデル記憶部25に記憶されているG個の予測モデルPM~PMの中から、指標データI’が与えられる予測モデルPMを選択する。Gは、1以上の整数である。
G=1であって、予測モデル記憶部25に記憶されている予測モデルPMの数が1個であれば、予測モデル選択部26は、不要である。
需要予測部27は、例えば、図3に示す需要予測回路37によって実現される。
需要予測部27は、指標データ抽出部24から、指標データI’(m=1,・・・,M)を取得する。
需要予測部27は、指標データI’(m=1,・・・,M)を用いて、需要予測処理を行う。
即ち、需要予測部27は、指標データI’~ I’を予測モデル選択部26により選択された予測モデルPMに与えて、予測モデルPMから、製品の将来の需要の予測結果Rを取得する需要予測処理を行う。
需要予測部27は、需要の予測結果Rを表示データ出力部28に出力する。
表示データ出力部28は、例えば、図3に示す表示データ出力回路38によって実現される。
表示データ出力部28は、需要予測部27から、需要の予測結果Rを取得する。
表示データ出力部28は、需要の予測結果Rを表示させるための表示データHを生成し、表示データHを表示部12に出力する。
意思決定支援装置2の分析結果出力部11は、データ記憶部22から、指標データ抽出部24から出力された、需要予測処理に用いられる指標データI’(m=1,・・・,M)と、データ取得部21により取得された需要データDとを取得する。
分析結果出力部11は、指標データI’(m=1,・・・,M)及び需要データDのそれぞれを表示部12に出力する。
表示部12は、表示データ出力部28から出力された表示データHに従って需要の予測結果Rをディスプレイに表示させる。
また、表示部12は、指標データI’~I ’及び需要データDのそれぞれをディスプレイに表示させる。
図2では、需要予測装置4の構成要素であるデータ取得部21、データ記憶部22、関連度算出部23、指標データ抽出部24、予測モデル記憶部25、予測モデル選択部26、需要予測部27及び表示データ出力部28のそれぞれが、図3に示すような専用のハードウェアによって実現されるものを想定している。即ち、需要予測装置4が、データ取得回路31、データ記憶回路32、関連度算出回路33、指標データ抽出回路34、予測モデル記憶回路35、予測モデル選択回路36、需要予測回路37及び表示データ出力回路38によって実現されるものを想定している。
ここで、データ記憶回路32及び予測モデル記憶回路35のそれぞれは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性又は揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、あるいは、DVD(Digital Versatile Disc)が該当する。
また、データ取得回路31、関連度算出回路33、指標データ抽出回路34、予測モデル選択回路36、需要予測回路37及び表示データ出力回路38のそれぞれは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又は、これらを組み合わせたものが該当する。
需要予測装置4の構成要素は、専用のハードウェアによって実現されるものに限るものではなく、需要予測装置4が、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現されるものであってもよい。
ソフトウェア又はファームウェアは、プログラムとして、コンピュータのメモリに格納される。コンピュータは、プログラムを実行するハードウェアを意味し、例えば、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)が該当する。
図4は、需要予測装置4が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合のコンピュータのハードウェア構成図である。
需要予測装置4が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合、データ記憶部22及び予測モデル記憶部25がコンピュータのメモリ41上に構成される。データ取得部21、関連度算出部23、指標データ抽出部24、予測モデル選択部26、需要予測部27及び表示データ出力部28におけるそれぞれの処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムがメモリ41に格納される。そして、コンピュータのプロセッサ42がメモリ41に格納されているプログラムを実行する。
また、図3では、需要予測装置4の構成要素のそれぞれが専用のハードウェアによって実現される例を示し、図4では、需要予測装置4がソフトウェア又はファームウェア等によって実現される例を示している。しかし、これは一例に過ぎず、需要予測装置4における一部の構成要素が専用のハードウェアによって実現され、残りの構成要素がソフトウェア又はファームウェア等によって実現されるものであってもよい。
図5は、実施の形態1に係る学習装置3及び需要予測装置4を示す構成図である。
図6は、実施の形態1に係る学習装置3のハードウェアを示すハードウェア構成図である。
図5では、図面の簡単化のため、需要予測装置4において、データ記憶部22及び予測モデル記憶部25以外の構成要素の記載を省略している。
図5に示す学習装置3は、学習データ取得部51、学習データ記憶部52、学習データ分析部53、学習部54及び評価部55を備えている。
学習データ取得部51は、例えば、図6に示す学習データ取得回路61によって実現される。
学習データ取得部51は、データ記憶部22から、学習データとして、指標候補データI(n=1,・・・,N)と需要データDとを取得する。
学習データ取得部51により取得される需要データDは、例えば、期間TP1’に含まれている複数の時刻での需要を示す時系列データである。
また、学習データ取得部51により取得される指標候補データIは、例えば、期間TP2’に含まれている複数の時刻での指標を示す時系列データである。
学習データ取得部51により取得される指標候補データI及び需要データDのそれぞれは、需要予測装置4によって需要予測処理が行われる際に、需要予測装置4に与えられる指標候補データI及び需要データDのそれぞれよりも、過去のデータである。
図5に示す学習装置3では、需要データDに係る期間TP1’が、指標候補データIに係る期間TP2’よりも未来の期間である。即ち、需要データDは、指標候補データIに対してタイムシフトされているデータである。タイムシフトが、例えば、2か月であって、指標候補データIに係る期間TP2’が8月1日から8月31日の期間であれば、需要データDに係る期間TP1’は、10月1日から10月31日の期間である。
ここでは、指標候補データI~Iに係る期間の全てがTP2’である例を示している。しかし、これは一例に過ぎず、指標候補データI~Iに係る期間が互いに異なっていてもよい。
学習データ取得部51は、指標候補データI(n=1,・・・,N)及び需要データDのそれぞれを学習データ記憶部52に出力する。
学習データ記憶部52は、例えば、図6に示す学習データ記憶回路62によって実現される。
学習データ記憶部52は、学習データ取得部51から出力された指標候補データI(n=1,・・・,N)及び需要データDのそれぞれを記憶する。
学習データ分析部53は、例えば、図6に示す学習データ分析回路63によって実現される。
学習データ分析部53は、指標候補データI(n=1,・・・,N)が示す指標と需要データDが示す需要との間の関連度C(n=1,・・・,N)を算出する。
学習データ分析部53は、関連度Cに基づいて、N個の指標候補データI~Iの中から、予測モデルの生成に用いられる指標データI”(j=1,・・・,J)を抽出する。Jは、1以上N以下の整数である。
学習データ分析部53は、抽出した指標データI”(j=1,・・・,J)及び需要データDのそれぞれを学習部54に出力する。
学習部54は、例えば、図6に示す学習回路64によって実現される。
学習部54は、学習データ分析部53から、指標データI”(j=1,・・・,J)及び需要データDのそれぞれを取得する。
学習部54は、指標データI”(j=1,・・・,J)及び需要データDのそれぞれを用いて、Q個の予測モデルを生成する。Qは、1以上G以下の整数である。
学習部54により生成される予測モデルとしては、例えば、自己回帰モデル、移動平均モデル、自己回帰移動平均モデル、自己回帰和分移動平均モデル、又は、季節自己回帰移動平均モデルがある。これらの予測モデルは、時系列分析によって、需要予測が行われるモデルである。
また、学習部54により生成される予測モデルは、回帰分析、クラスタ分析、又は、多次元尺度法等の多変量解析によって、需要予測が行われるモデルであってもよい。
さらに、学習部54により生成される予測モデルは、時系列分析と多変量解析とが組み合わされた手法で、需要予測が行われるモデルであってもよいし、ベイズ推定、シグマ法、又は、状態空間モデルによって、需要予測が行われるモデルであってもよい。
評価部55は、例えば、図6に示す評価回路65によって実現される。
評価部55は、学習部54により生成されたQ個の予測モデルのそれぞれを評価する。
評価部55は、Q個の予測モデルの中で、評価が相対的に高い上位G個の予測モデルPM~PMを特定する。
評価部55は、G個の予測モデルPM~PMを予測モデル記憶部25に出力する。
図5では、学習装置3の構成要素である学習データ取得部51、学習データ記憶部52、学習データ分析部53、学習部54及び評価部55のそれぞれが、図6に示すような専用のハードウェアによって実現されるものを想定している。即ち、学習装置3が、学習データ取得回路61、学習データ記憶回路62、学習データ分析回路63、学習回路64及び評価回路65によって実現されるものを想定している。
ここで、学習データ記憶回路62は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM等の不揮発性又は揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、あるいは、DVDが該当する。
また、学習データ取得回路61、学習データ分析回路63、学習回路64及び評価回路65のそれぞれは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又は、これらを組み合わせたものが該当する。
学習装置3の構成要素は、専用のハードウェアによって実現されるものに限るものではなく、学習装置3が、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現されるものであってもよい。
図7は、学習装置3が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合のコンピュータのハードウェア構成図である。
学習装置3が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合、学習データ記憶部52がコンピュータのメモリ71上に構成される。学習データ取得部51、学習データ分析部53、学習部54及び評価部55におけるそれぞれの処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムがメモリ71に格納される。そして、コンピュータのプロセッサ72がメモリ71に格納されているプログラムを実行する。
また、図6では、学習装置3の構成要素のそれぞれが専用のハードウェアによって実現される例を示し、図7では、学習装置3がソフトウェア又はファームウェア等によって実現される例を示している。しかし、これは一例に過ぎず、学習装置3における一部の構成要素が専用のハードウェアによって実現され、残りの構成要素がソフトウェア又はファームウェア等によって実現されるものであってもよい。
次に、図2に示す需要予測装置4の動作について説明する。
図8は、需要予測装置4の処理手順である需要予測方法を示すフローチャートである。
データ取得部21は、需要予測対象の製品における過去の需要の時間的な変化を示す需要データDを取得する(図8のステップST1)。
需要データDとしては、例えば、製品の出荷量の実績値、製品の在庫量の実績値、製品の発注量の実績値、製品の受注量の実績値、又は、製品の生産量の実績値の時間的な変化を示すデータがある。
また、データ取得部21は、需要データDが示す過去の需要に関連する指標の候補であるN個の指標のそれぞれを示す指標候補データI(n=1,・・・,N)を取得する(図8のステップST1)。Nは、2以上の整数である。
指標候補データIとしては、例えば、経済指標、統計指標、又は、気象情報の時間的な変化を示すデータがある。また、指標候補データIとしては、例えば、製品の需要データDが得られた期間内に、当該製品を使用した装置の運転台数がある。
経済指標としては、例えば、製品に関連する企業の株価、貿易相手国のGDP(Gross Domestic Product)、貿易相手国との為替レート、景気動向指数、平均株価、又は、燃料価格を示すものがある。
統計指標としては、例えば、製品に関連する原料の生産量又は原料の販売量、製品の貿易関連情報を示すものがある。
図9は、指標候補データの一例を示す説明図である。
図9では、N=11個の指標候補データが示されている。
図9には、指標候補データの一例として、環境指標に係る指標候補データ、自動車関連指標Aに係る指標候補データ、自動車関連指標Bに係る指標候補データ、自動車関連指標Cに係る指標候補データ、不動産関連指標に係る指標候補データ、経済関連指標Aに係る指標候補データが示されている。
また、図9には、指標候補データの一例として、政府公開統計Cに係る指標候補データ、鉱工業指標Aに係る指標候補データ、鉱工業指標Bに係る指標候補データ、鉱工業指標Cに係る指標候補データ、鉱工業指標Dに係る指標候補データが示されている。
図中、灰色の実線は、それぞれの指標に係る指標候補データであり、黒色の実線は、灰色の実線が示す複数の指標候補データの平均である。また、破線は、製品の需要データである。
指標候補データI(n=1,・・・,N)としては、例えば、黒色の実線が示す平均が用いられる。
データ取得部21は、指標候補データI~I及び需要データDのそれぞれをデータ記憶部22に出力する。
データ記憶部22は、指標候補データI~I及び需要データDのそれぞれを記憶する。
関連度算出部23は、データ記憶部22から、指標候補データI(n=1,・・・,N)と需要データDとを取得する。
関連度算出部23は、指標候補データI(n=1,・・・,N)が示す指標と需要データDが示す需要との間の関連度C(n=1,・・・,N)を算出する(図8のステップST2)。
関連度算出部23は、指標候補データI(n=1,・・・,N)、需要データD及び関連度Cのそれぞれを指標データ抽出部24に出力する。
また、関連度算出部23は、関連度Cをデータ記憶部22に出力する。
以下、関連度算出部23による関連度Cの算出処理の一例を具体的に説明する。
まず、関連度算出部23は、指標候補データI(n=1,・・・,N)の特徴量として、指標候補データIの標準偏差ISDを算出し、需要データDの特徴量として、需要データDの標準偏差DSDを算出する。標準偏差の算出処理自体は、公知の技術であるため詳細な説明を省略する。
次に、関連度算出部23は、指標候補データIと需要データDとの共分散Covを算出する。共分散の算出処理自体は、公知の技術であるため詳細な説明を省略する。
関連度算出部23は、以下の式(1)に示すように、指標候補データIの標準偏差ISDと、需要データDの標準偏差DSDと、共分散Covとを用いて、関連度Cとして、指標候補データIと需要データDとの間の相関係数を算出する。

Figure 0007162774000001
関連度Cは、相関係数であるため、-1~+1の数値で表される。このため、関連度Cが+1に近い程、正の相関が強く、関連度Cが-1に近い程、負の相関が強い。また、関連度Cが0に近い程、相関が弱い。
ここでは、関連度算出部23が、関連度Cとして、指標候補データIと需要データDとの間の相関係数を算出している。しかし、これは一例に過ぎず、関連度算出部23が、関連度Cとして、指標候補データIと需要データDとの間の距離を算出するようにしてもよい。
指標候補データIと需要データDとの間の距離は、例えば、ユークリッド距離、又は、マンハッタン距離によって表される。指標候補データIと需要データDとの間の距離は、例えば、DTW(Dynamic Time Warping)によって求められる。DTWによるデータ間の距離の算出処理自体は、公知の技術であるため詳細な説明を省略する。
指標データ抽出部24は、関連度算出部23から、指標候補データI(n=1,・・・,N)、需要データD及び関連度Cのそれぞれを取得する。
指標データ抽出部24は、関連度Cに基づいて、N個の指標候補データI~Iの中から、需要予測処理に用いられる指標データI’(m=1,・・・,M)を抽出する(図8のステップST3)。
指標データ抽出部24は、需要データDを予測モデル選択部26に出力する
また、指標データ抽出部24は、指標データI’(m=1,・・・,M)を需要予測部27及びデータ記憶部22のそれぞれに出力する。
以下、指標データ抽出部24による指標データI’の抽出処理の一例を具体的に説明する。
例えば、関連度Cが相関係数であって、0≦C≦1である場合、指標データ抽出部24は、|1-C|が閾値Th以下であれば、関連度Cに係る指標候補データIを需要予測処理に用いられる指標データI’として抽出する。指標データ抽出部24は、|1-C|が閾値Thよりも大きければ、関連度Cに係る指標候補データIを需要予測処理に用いられる指標データI’として抽出しない。
例えば、関連度Cが相関係数であって、-1≦C<0である場合、指標データ抽出部24は、|1+C|が閾値Th以下であれば、関連度Cに係る指標候補データIを需要予測処理に用いられる指標データI’として抽出する。指標データ抽出部24は、|1+C|が閾値Thよりも大きければ、関連度Cに係る指標候補データIを需要予測処理に用いられる指標データI’として抽出しない。
閾値Thは、0よりも大きく、1よりも小さい値である。閾値Thは、指標データ抽出部24の内部メモリに格納されていてもよいし、図2に示す需要予測装置4の外部から与えられるものであってもよい。
ここでは、指標データ抽出部24が、|1-C|又は|1+C|と、閾値Thとの比較結果に基づいて、需要予測処理に用いられる指標データI’を抽出している。しかし、これは一例に過ぎず、指標データ抽出部24が、関連度Cの絶対値が大きい上位M個の指標候補データIを、需要予測処理に用いられる指標データI’として抽出するようにしてもよい。
例えば、関連度Cが距離である場合、指標データ抽出部24は、関連度Cが閾値Th以下であれば、関連度Cに係る指標候補データIを需要予測処理に用いられる指標データI’として抽出する。指標データ抽出部24は、関連度Cが閾値Thよりも大きければ、関連度Cに係る指標候補データIを需要予測処理に用いられる指標データI’として抽出しない。
ここでは、指標データ抽出部24が、関連度Cと閾値Thとの比較結果に基づいて、需要予測処理に用いられる指標データI’を抽出している。しかし、これは一例に過ぎず、指標データ抽出部24が、関連度Cの絶対値が小さい上位M個の指標候補データIを、需要予測処理に用いられる指標データI’として抽出するようにしてもよい。
予測モデル選択部26は、指標データ抽出部24から、需要データDを取得する。
予測モデル選択部26は、需要データDに基づいて、予測モデル記憶部25に記憶されているG個の予測モデルPM~PMの中から、指標データI’が与えられる予測モデルPMを選択する(図8のステップST4)。
以下、予測モデル選択部26による予測モデルPMの選択処理の一例を具体的に説明する。
予測モデル選択部26は、需要データDの変動幅Fを算出する。需要データDの変動幅Fは、需要データDの最小値と需要データDの最大値との差分の絶対値である。
また、予測モデル選択部26は、予測モデルPM(g=1,・・・,G)から出力される需要の予測結果Rの変動幅Fを算出する。予測結果Rの変動幅Fは、予測結果Rの最小値と予測結果Rの最大値との差分の絶対値である。予測結果Rの最小値と予測結果Rの最大値とは、予測モデルPMから得られる。
予測モデル選択部26は、G個の予測結果R~Rの変動幅F~Fの中で、需要データDの変動幅Fと最も近い予測結果Rの変動幅Fを検索する。
予測モデル選択部26は、G個の予測モデルPM~PMの中から、指標データI’が与えられる予測モデルPMとして、検索した変動幅Fに係る予測モデルPMを選択する。
需要予測部27は、指標データ抽出部24から、指標データI’(m=1,・・・,M)を取得する。
需要予測部27は、指標データI’(m=1,・・・,M)を用いて、需要予測処理を行う(図8のステップST5)。
即ち、需要予測部27は、指標データI’~ I’を予測モデル選択部26により選択された予測モデルPMに与えて、予測モデルPMから、製品の将来の需要の予測結果Rを取得する需要予測処理を行う。
需要予測部27は、需要データDが示す過去の需要と関連度が高い指標を示す指標データI’を用いて、需要予測処理を行っているため、高精度な予測結果Rを得ることができる。
一方、需要予測部27は、需要データDが示す過去の需要と関連度が低い指標を示す指標候補データについては、需要予測処理に用いていないため、需要データDが示す過去の需要と関連度が低い指標を示す指標候補データIがデータ取得部21に与えられても、需要の予測精度の低下を防ぐことができる。
需要予測部27は、需要の予測結果Rを表示データ出力部28に出力する。
ここでは、需要予測部27が、指標データI’~ I’を予測モデルPMに与えて、予測モデルPMから、需要の予測結果Rを取得している。しかし、これは一例に過ぎず、需要予測部27が、指標データI’~ I’を回帰分析することで、需要の予測結果Rを得るようにしてもよい。指標データI’~ I’の回帰分析処理自体は、公知の技術であるため詳細な説明を省略する。
表示データ出力部28は、需要予測部27から、需要の予測結果Rを取得する。
表示データ出力部28は、需要の予測結果Rを表示させるための表示データHを生成し、表示データHを表示部12に出力する。
意思決定支援装置2の分析結果出力部11は、データ記憶部22から、データ取得部21により取得された需要データDと、指標データ抽出部24により抽出された、需要予測処理に用いられた指標データI’(m=1,・・・,M)とを取得する。
分析結果出力部11は、指標データI’(m=1,・・・,M)及び需要データDのそれぞれを表示部12に出力する。
表示部12は、表示データ出力部28から出力された表示データHに従って需要の予測結果Rをディスプレイに表示させる。
また、表示部12は、指標データI’~I ’及び需要データDのそれぞれをディスプレイに表示させる。
次に、図5に示す学習装置3の動作について説明する。
図10は、学習装置3の処理手順を示すフローチャートである。
学習データ取得部51は、データ記憶部22から、需要データDを取得する。
また、学習データ取得部51は、データ記憶部22から、N個の指標候補データI~Iを取得する(図10のステップST11)。
学習データ取得部51は、N個の指標候補データI~Iの中から、順番に1つの指標候補データIを取り出し、1つの指標候補データIと需要データDとを含むセットデータをN個用意し、N個のセットデータを学習データ記憶部52に出力する。
それぞれのセットデータに含まれている指標候補データI及び需要データDのそれぞれは、需要予測装置4によって需要予測処理が行われる際に、需要予測装置4に与えられる指標候補データI及び需要データDのそれぞれよりも、過去のデータである。また、それぞれのセットデータに含まれている需要データDは、当該セットデータに含まれている指標候補データIよりも未来のデータである。
学習データ記憶部52は、学習データ取得部51から出力されたN個のセットデータのそれぞれを記憶する。
学習データ分析部53は、学習データ記憶部52に含まれているN個のセットデータの中から、未だ取得していない1つのセットデータを取得する(図10のステップST12)。
学習データ分析部53は、取得したセットデータに含まれている、1つの指標候補データIが示す指標と需要データDが示す需要との間の関連度Cを算出する(図10のステップST13)。
学習データ分析部53による関連度Cの算出処理としては、例えば、図2に示す関連度算出部23による関連度Cの算出処理と同様の方法を用いることができる。
学習データ分析部53は、未だN個のセットデータを取得していないために、N個の関連度C~Cの算出処理が完了していなければ(図10のステップST14:NOの場合)、ステップST12~ST13の処理を繰り返し実施する。
学習データ分析部53は、N個の関連度C~Cの算出処理が完了していれば(図10のステップST14:YESの場合)、関連度C(n=1,・・・,N)に基づいて、N個の指標候補データI~Iの中から、予測モデルの生成に用いられる指標データI”(j=1,・・・,J)を抽出する(図10のステップST15)。
学習データ分析部53による指標データI”の抽出処理としては、例えば、図2に示す指標データ抽出部24による指標データI”の抽出処理と同様の方法を用いることができる。
学習データ分析部53は、抽出した指標データI”(j=1,・・・,J)と、取得したセットデータに含まれている需要データDとを学習部54に出力する。
学習部54は、学習データ分析部53から、指標データI”(j=1,・・・,J)及び需要データDのそれぞれを取得する。
学習部54は、指標データI”(j=1,・・・,J)及び需要データDのそれぞれを用いて、Q個の予測モデルを生成する(図10のステップST16)。
以下、学習部54による予測モデルの生成処理の一例を具体的に説明する。
図11は、1つの予測モデルの入出力関係を示す説明図である。
学習部54は、説明変数として指標データI”(j=1,・・・,J)を、アルゴリズムが互いに異なるQ個の予測モデルのそれぞれに与え、教師データである目的変数として需要データDをそれぞれの予測モデルに与える。
学習部54は、それぞれの予測モデルから、予測結果Rとして、需要データDに相当するデータが出力されるように、それぞれの予測モデルに対して学習処理を行わせる。学習処理は、予測結果Rとして、需要データDに相当するデータが出力されるように、それぞれの説明変数に対する係数である重み等の調整を行う処理である。
学習部54は、学習済みのQ個の予測モデルを評価部55に出力する。
評価部55は、学習部54から、Q個の予測モデルを取得する。
評価部55は、Q個の予測モデルのそれぞれを評価し、Q個の予測モデルの中で、評価が相対的に高い上位G個の予測モデルPM~PMを特定する(図10のステップST17)。
評価部55は、G個の予測モデルPM~PMを予測モデル記憶部25に出力する。
以下、評価部55によるG個の予測モデルPM~PMの特定処理の一例を具体的に説明する。
評価部55は、需要データDの変動幅Fを算出する。需要データDの変動幅Fは、需要データDの最小値と需要データDの最大値との差分の絶対値である。
また、評価部55は、Q個の予測モデルのそれぞれから出力される需要の予測結果の変動幅を算出する。予測結果の変動幅は、予測結果の最小値と予測結果の最大値との差分の絶対値である。予測結果の最小値と予測結果の最大値とは、それぞれの予測モデルから得られる。
評価部55は、Q個の予測結果の変動幅の中で、需要データDの変動幅Fと近い上位G個の予測結果の変動幅を検索する。
評価部55は、Q個の予測モデルの中から、G個の予測モデルPM~PMとして、上位G個の予測結果の変動幅に係る予測モデルを特定する。
以上の実施の形態1では、需要予測対象の製品における過去の需要の時間的な変化を示す需要データと、過去の需要に関連する指標の候補である複数の指標のそれぞれを示す指標候補データとを取得するデータ取得部21と、データ取得部21により取得されたそれぞれの指標候補データが示す指標とデータ取得部21により取得された需要データが示す需要との間の関連度を算出する関連度算出部23と、関連度算出部23により算出された関連度に基づいて、データ取得部21により取得された複数の指標候補データの中から、製品の将来の需要を予測する需要予測処理に用いられる指標データを抽出する指標データ抽出部24と、指標データ抽出部24により抽出された指標データを用いて、需要予測処理を行う需要予測部27とを備えるように、需要予測装置4を構成した。したがって、需要予測装置4は、与えられる複数の指標候補データの中に、製品の需要との関連度が低い指標を示す指標候補データが含まれていても、需要の予測結果が、製品の将来の需要から乖離してしまうことを防ぐことができる。
図2に示す需要予測装置4では、分析結果出力部11が、指標データI’(m=1,・・・,M)及び需要データDのそれぞれを表示部12に出力し、表示部12が、指標データI’及び需要データDのそれぞれをディスプレイに表示させている。しかし、これは一例に過ぎず、関連度算出部23が、指標データI’(m=1,・・・,M)が示す指標と需要データDが示す需要との間の関連度Cを、データ記憶部22を介して、分析結果出力部11に出力する。そして、分析結果出力部11が、指標データI’、需要データD及び関連度Cのそれぞれを表示部12に出力し、表示部12が、指標データI’、需要データD及び関連度Cのそれぞれをディスプレイに表示させるようにしてもよい。
図2に示す需要予測装置4では、データ取得部21が、指標候補データI(n=1,・・・,N)及び需要データDのそれぞれを取得している。しかし、これは一例に過ぎず、データ取得部21が、指標候補データI及び需要データDの他に、関連データを取得するようにしてもよい。関連データとしては、例えば、平日及び祝日等を示すカレンダー情報、製品の販売促進の内容を示す販促情報、製品の製造状況を示す製造情報、又は、製品の流通状況を示す流通情報がある。
データ取得部21により関連データが取得されていれば、学習部54が、指標データI”(j=1,・・・,J)、需要データD及び関連データのそれぞれを用いて、Q個の予測モデルを生成するようにしてもよい。例えば、学習部54が、説明変数として、指標データI”(j=1,・・・,J)及び関連データのそれぞれを、アルゴリズムが互いに異なるQ個の予測モデルのそれぞれに与え、目的変数として需要データDをそれぞれの予測モデルに与える。そして、学習部54が、それぞれの予測モデルから、予測結果Rとして、需要データDに相当するデータが出力されるように、それぞれの予測モデルに対して学習処理を行わせる。
図2に示す需要予測装置4では、指標データ抽出部24が、N個の指標候補データI~Iの中から、例えば、関連度Cの絶対値が大きい上位M個の指標候補データIを、需要予測処理に用いられる指標データI’として抽出している。しかし、これは一例に過ぎず、指標データ抽出部24が、関連度Cに基づいて、複数の経済指標のそれぞれを示す指標候補データの中から、需要予測処理に用いられる指標データを抽出し、経済指標以外の複数の指標のそれぞれを示す指標候補データの中から、需要予測処理に用いられる指標データを抽出するようにしてもよい。経済指標以外の指標としては、例えば、統計指標、又は、気象情報がある。
N個の指標候補データI~Iの中に、例えば、複数の経済指標のそれぞれを示す指標候補データと、複数の統計指標のそれぞれを示す指標候補データと、複数の気象情報のそれぞれを示す指標候補データとが含まれている場合を想定する。この場合、指標データ抽出部24が、関連度Cに基づいて、複数の経済指標のそれぞれを示す指標候補データの中で、最も関連度が高い指標候補データを、需要予測処理に用いられる指標データとして抽出する。また、指標データ抽出部24が、関連度Cに基づいて、複数の統計指標のそれぞれを示す指標候補データの中で、最も関連度が高い指標候補データを、需要予測処理に用いられる指標データとして抽出する。さらに、指標データ抽出部24が、関連度Cに基づいて、複数の気象情報のそれぞれを示す指標候補データの中で、最も関連度が高い指標候補データを、需要予測処理に用いられる指標データとして抽出する。
図2に示す需要予測装置4は、データ記憶部22及び予測モデル記憶部25を備えている。しかし、これは一例に過ぎず、データ記憶部22及び予測モデル記憶部25が、ネットワーク上のストレージ装置に備えられていてもよい。この場合、関連度算出部23及び指標データ抽出部24が、データ記憶部22にアクセスするための通信機能を備え、予測モデル選択部26が、予測モデル記憶部25にアクセスするための通信機能を備えている。
実施の形態2.
実施の形態2では、指標候補データI~I及び需要データDのほかに、指標候補データI(n=1,・・・,N)が示す指標と需要データDが示す需要との間の意味的な類似度を示す設定データを取得するデータ取得部81を備える需要予測装置4について説明する。
図12は、実施の形態2に係る意思決定支援装置2及び需要予測装置4を示す構成図である。図12において、図2と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
図13は、実施の形態2に係る需要予測装置4のハードウェアを示すハードウェア構成図である。図13において、図3と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
意思決定支援装置2は、分析結果出力部11、表示部12及び設定データ受付部13を備えている。
設定データ受付部13は、キーボード、マウス、又は、タッチパネル等のマンマシンインタフェースを備えている。
設定データ受付部13は、指標候補データI(n=1,・・・,N)が示す指標と需要データDが示す需要との間の意味的な類似度C’を示す設定データBの受付処理を実施し、設定データBを需要予測装置4のデータ取得部81に出力する。即ち、ユーザが設定データ受付部13を操作することで、設定データ受付部13が、設定データBの受付処理を実施し、設定データBを需要予測装置4のデータ取得部81に出力する。意味的な類似度C’は、ユーザによって設定される、指標と需要との類似具合を示すものである。
需要予測装置4は、データ取得部81、データ記憶部82、関連度算出部83、指標データ抽出部24、予測モデル記憶部25、予測モデル選択部26、需要予測部27及び表示データ出力部28を備えている。
データ取得部81は、例えば、図13に示すデータ取得回路91によって実現される。
データ取得部81は、図2に示すデータ取得部21と同様に、指標候補データI~I及び需要データDを取得する。
また、データ取得部81は、設定データ受付部13から出力された設定データBを取得する。
データ取得部81は、指標候補データI~I、需要データD及び設定データBのそれぞれをデータ記憶部82に出力する。
データ記憶部82は、例えば、図13に示すデータ記憶回路92によって実現される。
データ記憶部82は、データ取得部81から出力された指標候補データI~I、需要データD及び設定データBのそれぞれを記憶する。
関連度算出部83は、例えば、図13に示す関連度算出回路93によって実現される。
関連度算出部83は、データ記憶部82から、図2に示す関連度算出部23と同様に、指標候補データI~I及び需要データDを取得する。
また、関連度算出部83は、データ記憶部82から、設定データBを取得する。
関連度算出部83は、指標候補データI(n=1,・・・,N)が示す指標と需要データDが示す需要との間の関連度C(n=1,・・・,N)を算出する代わりに、関連度Cとして、設定データBが示す意味的な類似度C’を指標データ抽出部24に出力する。
図12では、需要予測装置4の構成要素であるデータ取得部81、データ記憶部82、関連度算出部83、指標データ抽出部24、予測モデル記憶部25、予測モデル選択部26、需要予測部27及び表示データ出力部28のそれぞれが、図13に示すような専用のハードウェアによって実現されるものを想定している。即ち、需要予測装置4が、データ取得回路91、データ記憶回路92、関連度算出回路93、指標データ抽出回路34、予測モデル記憶回路35、予測モデル選択回路36、需要予測回路37及び表示データ出力回路38によって実現されるものを想定している。
ここで、データ記憶回路92及び予測モデル記憶回路35のそれぞれは、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM等の不揮発性又は揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、あるいは、DVDが該当する。
また、データ取得回路91、関連度算出回路93、指標データ抽出回路34、予測モデル選択回路36、需要予測回路37及び表示データ出力回路38のそれぞれは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又は、これらを組み合わせたものが該当する。
需要予測装置4の構成要素は、専用のハードウェアによって実現されるものに限るものではなく、需要予測装置4が、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現されるものであってもよい。
需要予測装置4が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合、データ記憶部82及び予測モデル記憶部25が図4に示すコンピュータのメモリ41上に構成される。データ取得部81、関連度算出部83、指標データ抽出部24、予測モデル選択部26、需要予測部27及び表示データ出力部28におけるそれぞれの処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムがメモリ41に格納される。そして、コンピュータのプロセッサ42がメモリ41に格納されているプログラムを実行する。
また、図13では、需要予測装置4の構成要素のそれぞれが専用のハードウェアによって実現される例を示し、図4では、需要予測装置4がソフトウェア又はファームウェア等によって実現される例を示している。しかし、これは一例に過ぎず、需要予測装置4における一部の構成要素が専用のハードウェアによって実現され、残りの構成要素がソフトウェア又はファームウェア等によって実現されるものであってもよい。
次に、図12に示す需要予測装置4の動作について説明する。
データ取得部81、データ記憶部82及び関連度算出部83以外は、図2に示す需要予測装置4と同様であるため、ここでは、主に、データ取得部81、データ記憶部82及び関連度算出部83の動作について説明する。
意思決定支援装置2の設定データ受付部13は、指標候補データI(n=1,・・・,N)が示す指標と需要データDが示す需要との間の意味的な類似度C’を示す設定データBの受付処理を実施する。
設定データ受付部13は、設定データBを需要予測装置4のデータ取得部81に出力する。
指標候補データIが示す指標と需要データDが示す需要との間の意味的な類似度C’が高くなる態様として、以下の(1)~(2)に示すような態様がある。
(1)需要データDに係る製品が、指標候補データIに係る製品に含まれる関係である場合、あるいは、指標候補データIに係る製品が、需要データDに係る製品に含まれる関係である場合、指標候補データIが示す指標と需要データDが示す需要との間の意味的な類似度C’が高くなる。
例えば、需要データDに係る製品がエレベータに実装される制御装置であって、指標候補データIに係る製品がエレベータである場合、あるいは、需要データDに係る製品がエレベータであって、指標候補データIに係る製品がエレベータに実装される制御装置である場合、指標候補データIが示す指標と需要データDが示す需要との間の意味的な類似度C’が高くなる。
(2)需要データDに係る製品と、指標候補データIに係る製品との間で物理的な関連がある場合、指標候補データIが示す指標と需要データDが示す需要との間の意味的な類似度C’が高くなる。
例えば、需要データDに係る製品が電圧計であって、指標候補データIに係る製品が電力計である場合、指標候補データIが示す指標と需要データDが示す需要との間の意味的な類似度C’が高くなる。
(1)~(2)に示す態様は、あくまでも一例であり、類似度C’が高くなる態様が、(1)~(2)以外の態様であってもよい。
ここでは、説明の簡単のため、(1)~(2)に示す態様以外は、指標候補データIが示す指標と需要データDが示す需要との間の意味的な類似度C’が低くなるものとする。
図14は、設定データBの一例を示す説明図である。
図14の例では、9つの需要データDが示されている。図14では、9つの需要データDが、需要データ(AA)、需要データ(AB)、需要データ(AC)、需要データ(BA)、需要データ(BB)、需要データ(BC)、需要データ(CA)、需要データ(CB)、需要データ(CC)のように区別されている。
また、図14の例では、9つの指標候補データI(n=1,・・・,9)が示されている。図14の例では、指標候補データIは、経済指標(1)に係る指標候補データ、指標候補データIは、経済指標(2)に係る指標候補データ、指標候補データIは、経済指標(3)に係る指標候補データである。
指標候補データIは、業界団体統計(1)に係る指標候補データ、指標候補データIは、業界団体統計(2)に係る指標候補データ、指標候補データIは、業界団体統計(3)に係る指標候補データである。
指標候補データIは、政府公表値(1)に係る指標候補データ、指標候補データIは、政府公表値(2)に係る指標候補データ、指標候補データIは、政府公表値(3)に係る指標候補データである。
図14において、○は、指標候補データが示す指標と需要データが示す需要との間の意味的な類似度が閾値Th以上であることを表している。したがって、例えば、経済指標(1)に係る指標候補データIが示す指標と需要データ(AA)が示す需要との間の意味的な類似度C1-AA’を示す設定データBは、閾値Th以上に設定されている。
×は、指標候補データが示す指標と需要データが示す需要との間の意味的な類似度が閾値Thよりも低いことを表している。したがって、例えば、政府公表値(1)に係る指標候補データIが示す指標と需要データ(BA)が示す需要との間の意味的な類似度C7-BA’を示す設定データBは、閾値Th未満に設定されている。
図14の例では、それぞれの指標候補データについて、類似度を示す設定データBが設定されている。しかし、これは一例に過ぎず、1つ以上の指標候補データを含むグループ毎に、類似度を示す設定データBが設定されていてもよい。また、類似度は、○又は×のいずれかを示す離散値、2値又は3値を示す離散値、あるいは、0-1の間の連続値であってもよい。
データ取得部81は、図2に示すデータ取得部21と同様に、指標候補データI~I及び需要データDを取得する。
また、データ取得部81は、設定データ受付部13から、設定データBを取得する。
データ取得部81は、指標候補データI~I、需要データD及び設定データBのそれぞれをデータ記憶部82に出力する。
データ記憶部82は、指標候補データI~I、需要データD及び設定データBのそれぞれを記憶する。
関連度算出部83は、データ記憶部82から、指標候補データI~I、需要データD及び設定データBのそれぞれを取得する。
関連度算出部83は、指標候補データI(n=1,・・・,N)が示す指標と需要データDが示す需要との間の関連度C(n=1,・・・,N)を算出する代わりに、関連度Cとして、設定データBが示す意味的な類似度C’を指標データ抽出部24に出力する。
また、関連度算出部83は、指標候補データI及び需要データDのそれぞれを指標データ抽出部24に出力する。
設定データBが示す意味的な類似度C’は、指標候補データIと需要データDとの間の相関係数、又は、指標候補データIと需要データDとの間の距離に相当する。
以上の実施の形態2では、データ取得部81が、複数の指標候補データ及び需要データのほかに、それぞれの指標候補データが示す指標と需要データが示す需要との間の意味的な類似度を示す設定データを取得する。また、関連度算出部83が、データ取得部81により取得されたそれぞれの指標候補データが示す指標とデータ取得部81により取得された需要データが示す需要との間の関連度を算出する代わりに、関連度として、設定データが示す意味的な類似度を指標データ抽出部24に出力するように、図12に示す需要予測装置4を構成した。したがって、図12に示す需要予測装置4は、図2に示す需要予測装置4と同様に、与えられる複数の指標候補データの中に、製品の需要との関連度が低い指標を示す指標候補データが含まれていても、需要の予測結果が、製品の将来の需要から乖離してしまうことを防ぐことができる。
図5に示す学習装置3では、学習データ分析部53が、指標候補データI(n=1,・・・,N)が示す指標と需要データDが示す需要との間の関連度Cを算出し、関連度Cに基づいて、N個の指標候補データI~Iの中から、予測モデルの生成に用いられる指標データI”(j=1,・・・,J)を抽出している。しかし、これは一例に過ぎず、学習データ分析部53が、設定データBが示す類似度C’を関連度Cとし、関連度Cに基づいて、N個の指標候補データI~Iの中から、予測モデルの生成に用いられる指標データI”を抽出するようにしてもよい。
実施の形態3.
実施の形態3では、関連度算出部84が、指標候補データI(n=1,・・・,N)と需要データDとの間の相関係数又は指標候補データIと需要データDとの間の距離と、設定データBが示す意味的な類似度C’とから、指標候補データIが示す指標と需要データDが示す需要との間の関連度Cを算出する需要予測装置4について説明する。
図15は、実施の形態3に係る意思決定支援装置2及び需要予測装置4を示す構成図である。図15において、図2及び図12と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
図16は、実施の形態3に係る需要予測装置4のハードウェアを示すハードウェア構成図である。図16において、図3及び図13と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
需要予測装置4は、データ取得部81、データ記憶部82、関連度算出部84、指標データ抽出部24、予測モデル記憶部25、予測モデル選択部26、需要予測部27及び表示データ出力部28を備えている。
関連度算出部84は、例えば、図16に示す関連度算出回路94によって実現される。
関連度算出部84は、データ記憶部82から、図12に示す関連度算出部83と同様に、指標候補データI~I、需要データD及び設定データBのそれぞれを取得する。
関連度算出部84は、図2に示す関連度算出部23と同様に、指標候補データI(n=1,・・・,N)と需要データDとの間の相関係数、又は、指標候補データIと需要データDとの間の距離を算出する。
関連度算出部84は、相関係数又は距離と、設定データBが示す意味的な類似度C’とから、指標候補データIが示す指標と需要データDが示す需要との間の関連度Cを算出する。
図15では、需要予測装置4の構成要素であるデータ取得部81、データ記憶部82、関連度算出部84、指標データ抽出部24、予測モデル記憶部25、予測モデル選択部26、需要予測部27及び表示データ出力部28のそれぞれが、図16に示すような専用のハードウェアによって実現されるものを想定している。即ち、需要予測装置4が、データ取得回路91、データ記憶回路92、関連度算出回路94、指標データ抽出回路34、予測モデル記憶回路35、予測モデル選択回路36、需要予測回路37及び表示データ出力回路38によって実現されるものを想定している。
データ取得回路91、関連度算出回路94、指標データ抽出回路34、予測モデル選択回路36、需要予測回路37及び表示データ出力回路38のそれぞれは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又は、これらを組み合わせたものが該当する。
需要予測装置4の構成要素は、専用のハードウェアによって実現されるものに限るものではなく、需要予測装置4が、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現されるものであってもよい。
需要予測装置4が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合、データ記憶部82及び予測モデル記憶部25が図4に示すコンピュータのメモリ41上に構成される。データ取得部81、関連度算出部84、指標データ抽出部24、予測モデル選択部26、需要予測部27及び表示データ出力部28におけるそれぞれの処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムがメモリ41に格納される。そして、コンピュータのプロセッサ42がメモリ41に格納されているプログラムを実行する。
また、図16では、需要予測装置4の構成要素のそれぞれが専用のハードウェアによって実現される例を示し、図4では、需要予測装置4がソフトウェア又はファームウェア等によって実現される例を示している。しかし、これは一例に過ぎず、需要予測装置4における一部の構成要素が専用のハードウェアによって実現され、残りの構成要素がソフトウェア又はファームウェア等によって実現されるものであってもよい。
次に、図15に示す需要予測装置4の動作について説明する。
関連度算出部84以外は、図12に示す需要予測装置4と同様であるため、ここでは、関連度算出部84の動作のみを説明する。
関連度算出部84は、データ記憶部82から、図12に示す関連度算出部83と同様に、指標候補データI~I、需要データD及び設定データBのそれぞれを取得する。
関連度算出部84は、図2に示す関連度算出部23と同様に、指標候補データI(n=1,・・・,N)と需要データDとの間の相関係数cc、又は、指標候補データIと需要データDとの間の距離Lを算出する。
関連度算出部84は、以下の式(2)に示すように、相関係数ccと設定データBが示す意味的な類似度C’とから、指標候補データIが示す指標と需要データDが示す需要との間の関連度Cを算出する。
あるいは、関連度算出部84は、以下の式(3)に示すように、距離Lと設定データBが示す意味的な類似度C’とから、指標候補データIが示す指標と需要データDが示す需要との間の関連度Cを算出する。

Figure 0007162774000002
関連度算出部84は、指標候補データI(n=1,・・・,N)、需要データD及び関連度Cのそれぞれを指標データ抽出部24に出力する。
ここでは、関連度算出部84が、関連度Cとして、相関係数cc又は距離Lと、設定データBが示す意味的な類似度C’との平均を算出している。しかし、これは一例に過ぎず、関連度算出部84が、以下に示すように、相関係数cc又は距離Lと、類似度C’とをスコア化して、スコアに基づいて、関連度Cを算出するようにしてもよい。
関連度算出部84は、相関係数cc及び距離Lのうち、相関係数ccを用いる場合、N個の相関係数cc~ccについて、絶対値が大きい順にソートして、順番が早い相関係数ccほど、大きなスコアSccを設定する。
関連度算出部84は、相関係数cc及び距離Lのうち、距離Lを用いる場合、N個の距離L~Lについて、絶対値が小さい順にソートして、順番が早い距離Lほど、大きなスコアSLを設定する。
関連度算出部84は、N個の類似度C’~ C’について、絶対値が大きい順にソートして、順番が早い類似度C’ほど、大きなスコアSC’を設定する。
関連度算出部84は、以下の式(4)又は式(5)に示すように、関連度Cとして、相関係数ccのスコアScc又距離LのスコアSLと、類似度C’のスコアSC’との合計値を算出する。

Figure 0007162774000003
以上の実施の形態3では、データ取得部81が、複数の指標候補データ及び需要データのほかに、それぞれの指標候補データが示す指標と需要データが示す需要との間の意味的な類似度を示す設定データを取得し、関連度算出部84が、それぞれの指標候補データと需要データとの間の相関係数、又は、それぞれの指標候補データと需要データとの間の距離を算出し、それぞれの相関係数又はそれぞれの距離と、設定データが示す意味的な類似度とから、それぞれの指標候補データが示す指標と需要データが示す需要との間の関連度を算出するように、図15に示す需要予測装置4を構成した。したがって、図15に示す需要予測装置4は、図2に示す需要予測装置4又は図12に示す需要予測装置4よりも、需要の予測精度を高めることができる。
なお、本開示は、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
本開示は、需要予測装置及び需要予測方法に適している。
1 需要予測システム、2 意思決定支援装置、3 学習装置、4 需要予測装置、11 分析結果出力部、12 表示部、13 設定データ受付部、21 データ取得部、22 データ記憶部、23 関連度算出部、24 指標データ抽出部、25 予測モデル記憶部、26 予測モデル選択部、27 需要予測部、28 表示データ出力部、31 データ取得回路、32 データ記憶回路、33 関連度算出回路、34 指標データ抽出回路、35 予測モデル記憶回路、36 予測モデル選択回路、37 需要予測回路、38 表示データ出力回路、41 メモリ、42 プロセッサ、51 学習データ取得部、52 学習データ記憶部、53 学習データ分析部、54 学習部、55 評価部、61 学習データ取得回路、62 学習データ記憶回路、63 学習データ分析回路、64 学習回路、65 評価回路、71 メモリ、72 プロセッサ、81 データ取得部、82 データ記憶部、83,84 関連度算出部、91 データ取得回路、92 データ記憶回路、93,94 関連度算出回路。

Claims (8)

  1. 需要予測対象の製品における過去の需要の時間的な変化を示す需要データと、前記過去の需要に関連する指標の候補である複数の指標のそれぞれを示す指標候補データとを取得するデータ取得部と、
    前記データ取得部により取得されたそれぞれの指標候補データが示す指標と前記データ取得部により取得された需要データが示す需要との間の関連度を算出する関連度算出部と、
    前記関連度算出部により算出された関連度に基づいて、前記データ取得部により取得された複数の指標候補データの中から、前記製品の将来の需要を予測する需要予測処理に用いられる指標データを抽出する指標データ抽出部と、
    前記指標データ抽出部により抽出された指標データを用いて、前記需要予測処理を行う需要予測部と、
    を備え、
    前記データ取得部は、
    前記複数の指標候補データ及び前記需要データのほかに、それぞれの指標候補データが示す指標と前記需要データが示す需要との間の類似具合に相当する意味的な類似度を示す設定データを取得し、
    前記関連度算出部は、
    それぞれの指標候補データと前記需要データとの間の相関係数、又は、それぞれの指標候補データと前記需要データとの間の距離を算出し、それぞれの相関係数又はそれぞれの距離と、前記設定データが示す意味的な類似度とから、それぞれの指標候補データが示す指標と前記需要データが示す需要との間の関連度を算出することを特徴とする需要予測装置。
  2. 前記需要予測部は、
    前記指標データ抽出部により抽出された指標データを予測モデルに与えて、前記予測モデルから、前記製品の将来の需要の予測結果を取得する需要予測処理を行うことを特徴とする請求項1記載の需要予測装置。
  3. 前記データ取得部により取得された需要データに基づいて、学習装置により生成された複数の予測モデルの中から、指標データが与えられる予測モデルを選択する予測モデル選択部を備え、
    前記需要予測部は、
    前記指標データ抽出部により抽出された指標データを前記予測モデル選択部により選択された予測モデルに与えて、当該予測モデルから、前記製品の将来の需要の予測結果を取得する需要予測処理を行うことを特徴とする請求項1記載の需要予測装置。
  4. 前記需要予測部による需要の予測結果を表示させるための表示データを生成し、前記表示データを出力する表示データ出力部を備えたことを特徴とする請求項1記載の需要予測装置。
  5. 前記指標データ抽出部は、前記データ取得部により取得された複数の指標候補データの中から、前記需要予測処理に用いられる指標データとして、前記関連度算出部により算出された関連度が高い上位M(Mは、1以上の整数)個の指標候補データを抽出することを特徴とする請求項1記載の需要予測装置。
  6. 前記データ取得部は、
    前記複数の指標候補データとして、経済指標を示す指標候補データのほかに、経済指標以外の指標を示す指標候補データを取得することを特徴とする請求項1記載の需要予測装置。
  7. 前記複数の指標候補データの中に、複数の経済指標のそれぞれを示す指標候補データと、経済指標以外の複数の指標のそれぞれを示す指標候補データとが含まれており、
    前記指標データ抽出部は、
    前記関連度算出部により算出された関連度に基づいて、前記複数の経済指標のそれぞれを示す指標候補データの中から、前記需要予測処理に用いられる指標データを抽出し、前記経済指標以外の複数の指標のそれぞれを示す指標候補データの中から、前記需要予測処理に用いられる指標データを抽出することを特徴とする請求項6記載の需要予測装置。
  8. データ取得部が、需要予測対象の製品における過去の需要の時間的な変化を示す需要データと、前記過去の需要に関連する指標の候補である複数の指標のそれぞれを示す指標候補データとを取得し、
    関連度算出部が、前記データ取得部により取得されたそれぞれの指標候補データが示す指標と前記データ取得部により取得された需要データが示す需要との間の関連度を算出し、
    指標データ抽出部が、前記関連度算出部により算出された関連度に基づいて、前記データ取得部により取得された複数の指標候補データの中から、前記製品の将来の需要を予測する需要予測処理に用いられる指標データを抽出し、
    需要予測部が、前記指標データ抽出部により抽出された指標データを用いて、前記需要予測処理を行い、
    前記データ取得部は、
    前記複数の指標候補データ及び前記需要データのほかに、それぞれの指標候補データが示す指標と前記需要データが示す需要との間の類似具合に相当する意味的な類似度を示す設定データを取得し、
    前記関連度算出部は、
    それぞれの指標候補データと前記需要データとの間の相関係数、又は、それぞれの指標候補データと前記需要データとの間の距離を算出し、それぞれの相関係数又はそれぞれの距離と、前記設定データが示す意味的な類似度とから、それぞれの指標候補データが示す指標と前記需要データが示す需要との間の関連度を算出することを特徴とする需要予測方法。
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浜本 紘希,ほか: ""LCD製造工程における製造情報オントロジーとベイジアンネットワークを用いた不良原因探索支援システム", システム/制御/情報, vol. 第62巻,第3号, JPN6021046247, 15 March 2018 (2018-03-15), JP, pages 1 - 8, ISSN: 0004769373 *

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