JPWO2020170415A1 - 空調システム及び管理装置 - Google Patents

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Abstract

通信装置(110)は、光を受けて発電し、発電された電気を用いて、通信データを無線で送信し、空調機(150)は、空気の調和を行う空調機本体を備え、空調機本体の運転状態が、空調機本体により空気の調和が行われていない状態である停止となっている際に、予め定められた移行時間、通信装置(110)から通信データが送信されない場合に、空調機本体の運転状態を、空調機本体により空気の調和を行い、空調機(150)が設置されている空間における温度が予め定められた限界温度を超えないようにする状態であるセットバックにする。

Description

本発明は、空調システム及び管理装置に関する。
照明と空調機とを連動させる技術が望まれている。
しかしながら、照明と空調機とを連動させることは、容易ではない。通信のプロトコルは、メーカーによってばらばらであるとともに、どの位置の照明と、どの位置の空調機とを連動させるのかを設定するのは困難な作業となっている。
これに対して、例えば、照明が点灯されたことを示す点等情報又は消灯されたことを示す消灯情報を、直接、空調機に伝達することにより、点灯情報又は消灯情報に基づいて空調機の運転開始の要否を判断する技術がある(例えば、特許文献1を参照)。
特開2010−243112号公報
しかし、従来の技術では、空調機に対して、点灯情報又は点等情報を伝達する必要があり、追加の配線工事等が必要となる。
そこで、本発明の一又は複数の態様は、照明と空調機とを容易に連動させることを目的とする。
本発明の一態様に係る空調システムは、通信装置と、空調機と、を備える空調システムであって、前記通信装置は、光を受けて発電する発電部と、前記発電部により発電された電気の供給を受けて、通信データを無線で送信する無線送信部と、を備え、前記空調機は、空気の調和を行う空調機本体と、前記空調機本体を制御する運転制御部と、を備え、前記運転制御部は、前記空調機本体の運転状態が、前記空調機本体により空気の調和が行われていない状態である停止となっている際に、予め定められた移行時間、前記無線送信部から前記通信データが送信されない場合に、前記運転状態を、前記空調機本体により空気の調和を行い、前記空調機が設置されている空間における温度が予め定められた限界温度を超えないようにする状態であるセットバックにすることを特徴とする。
本発明の一態様に係る管理装置は、空調機と通信するユニット通信部と、光を受けて発電し、発電された電気により通信データを無線で送信する通信装置からの前記通信データを無線で受信する無線受信部と、前記空調機の運転状態が、前記空調機により空気の調和が行われていない状態である停止となっている際に、予め定められた移行時間、前記無線受信部が前記通信データを受信しない場合に、前記ユニット通信部を介して、前記運転状態を、前記空調機により空気の調和を行い、前記空調機が設置されている空間における温度が予め定められた限界温度を超えないようにする状態であるセットバックにする運転指令を前記空調機に送る管理制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一又は複数の態様によれば、照明と空調機とを容易に連動させることができる。
実施の形態1及び2に係る空調システムの構成を概略的に示すブロック図である。 空調システムの設置例を示す概略図である。 実施の形態1における通信装置の構成を概略的に示すブロック図である。 (A)及び(B)は、ハードウェア構成例を示すブロック図である。 実施の形態1及び2における管理装置の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1における空調機の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1において、スリープモード及び省電力モードにおける通信装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1において、通常モードでの通信装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1において、通信データを受信した際の管理装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1において、空調機本体の運転状態が停止である場合における管理装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1において、空調機本体の運転状態がセットバックである場合における管理装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2における通信装置の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態2において、通常モードでの通信装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2において、通信データを受信した際の管理装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る空調システムの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態3における空調機の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態3における管理装置の構成を概略的に示すブロック図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る空調システム100の構成を概略的に示すブロック図である。
空調システム100は、通信装置110と、管理装置130と、空調機150とを備える。空調システム100は、照明101と、空調機150とを連動させるシステムである。
図2は、空調システム100の設置例を示す概略図である。
図2に示されているように、オフィス等の大空間のフロアの天井に、照明101及び空調機150が取り付けられている。
空調機150には、空調機150用のリモートコントローラである管理装置130が接続されている。
そのフロアには、通信装置110が配置されている。通信装置110は、照明101から発せられる照明光により発電し、起動電力を確保する仕組みになっている。
通信装置110は、無線通信機能を有しており、識別情報として自身に割り当てられた通信装置識別情報であるIDを送信IDとして含む通信データを定期的に管理装置130に送信する。
管理装置130は、通信装置110から送られてきた送信IDが、受信可能IDであるか否かを判断する。通信装置110から送られてきた送信IDが受信可能IDである場合には、管理装置130は、通信装置110から通信データが送られてきている状況に応じて、空調機150を制御する。
空調機150は、管理装置130からの制御に従って動作する。
図3は、通信装置110の構成を概略的に示すブロック図である。
通信装置110は、電源部111と、無線送信部114と、記憶部115と、通信制御部116とを備える。
電源部111は、照明101からの光を受けて発電し、通信装置110に電気を供給する。
電源部111は、発電部112と、蓄電部113とを備える。
発電部112は、光を受けて発電する。例えば、発電部112は、照明101からの光を電気エネルギーに変換することで、発電を行う。
蓄電部113は、発電部112により発電された電気を蓄積し、蓄積された電気を通信装置110の各部に供給する。
無線送信部114は、発電部112で発電された電気の供給を受けて、管理装置130に無線で送信を行う無線通信インターフェースである。例えば、無線送信部114は、通信制御部116から与えられたIDを送信IDとして含む通信データを、無線で管理装置130に送信する。ここで、無線通信では、Bluetooth(登録商標)等が用いられる。
記憶部115は、通信装置110での処理に必要な情報を記憶する。例えば、記憶部115は、通信装置110に割り当てられたIDと、通信データの送信時刻とを記憶する。
通信制御部116は、通信装置110での処理を制御する。ここで、通信装置110は、スリープモード、省電力モード又は通常モードで動作し、通信制御部116は、各モードでの処理を制御する。
通信制御部116は、計時部117と、主制御部118とを備える。
計時部117は、スリープモードにおいて、予め定められた時間である起動時間の計時を行う。スリープモードは、電源部111において、発電部112が発電を行い、蓄電部113に電気を蓄積しているモードである。スリープモードでは、無線送信部114、記憶部115及び主制御部118は、動作を停止し、電力の消費を行わないものとする。
そして、計時部117は、スリープモードにおいて、起動時間の計時が終了すると、主制御部118を省電力モードで起動させる。
主制御部118は、通信装置110における省電力モード及び通常モードでの処理を制御する。
例えば、主制御部118は、スリープモードにおいて、計時部117から起動指示を受けると、起動して、通信装置110を省電力モードにする。省電力モードでは、記憶部115は動作しているが、無線送信部114は動作を停止し、電力の消費を行わないものとする。
省電力モードにおいて、主制御部118は、蓄電部113に蓄積された電気量である蓄電量が予め定められた閾値以上であるか否かを判断する。
具体的には、主制御部118は、蓄電部113の電圧を計測する。そして、主制御部118は、蓄電部113の電圧が予め定められた電圧以上である場合には、蓄電量が閾値以上になったと判断する。蓄電量が閾値以上になったと判断した場合、主制御部118は、無線送信部114を起動させて、通信装置110を通常モードにする。
一方、主制御部118は、蓄電部113の電圧が予め定められた電圧よりも低い場合には、蓄電量が閾値未満であると判断する。蓄電量が閾値未満であると判断した場合、主制御部118は、計時部117に起動時間の計時を開始させて、主制御部118の動作を停止し、電力を消費しないようにして、通信装置110をスリープモードにする。
通常モードにおいて、主制御部118は、記憶部115に記憶されているIDを読み出して、指定されたプロトコルに基づいて、そのIDを送信IDとして含む通信データを生成する。そして、主制御部118は、その通信データを無線送信部114に送り、無線送信部114に管理装置130へ送信させる。無線送信部114より出力される無線電波は、非常に短時間である。これは、蓄電部113で蓄積できる電気が微小であるためである。無線送信部114から送信を行うと、蓄電部113に蓄積された電気はほぼなくなる。このため、主制御部118は、計時部117に起動時間の計時を開始させて、無線送信部114の動作を停止させ、主制御部118の動作を停止し、電力を消費しないようにして、通信装置110をスリープモードにして、再度、電気の蓄積を行わせる。
以上に記載された通信制御部116の一部又は全部は、例えば、図4(A)に示されているように、メモリ10と、メモリ10に格納されているプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ11とにより構成することができる。このようなプログラムは、ネットワークを通じて提供されてもよく、また、記録媒体に記録されて提供されてもよい。即ち、このようなプログラムは、例えば、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
また、通信制御部116の一部又は全部は、例えば、図4(B)に示されているように、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等の処理回路12で構成することもできる。
なお、記憶部115は、不揮発性のメモリにより構成することができる。
図5は、管理装置130の構成を概略的に示すブロック図である。
管理装置130は、無線受信部131と、記憶部132と、ユニット通信部133と、管理制御部134とを備える。
無線受信部131は、通信装置110からの通信データを無線で受信する無線通信インターフェースである。例えば、無線受信部131は、通信装置110からの通信データを受信する。受信された通信データは、管理制御部134に与えられる。
記憶部132は、管理装置130での処理に必要な情報を記憶する。例えば、記憶部132は、管理装置130で受信可能な通信装置110のIDである受信可能IDを記憶する。受信可能IDは、受信可能識別情報ともいう。
ユニット通信部133は、空調機150と通信を行う通信インターフェースである。実施の形態1では、管理装置130と空調機150とは、有線で接続されているものとするが、無線で接続されていてもよい。
管理制御部134は、管理装置130での処理を制御する。
例えば、管理制御部134は、ユニット通信部133を介して、空調機150と通信を行うことで、空調機150を制御する。
また、管理制御部134は、無線受信部131から与えられた通信データに含まれている送信IDが、記憶部132に記憶されている受信可能IDと一致するか否かを判断する。
送信IDと受信可能IDとが一致しなかった場合には、管理制御部134は、無線受信部131で受信された通信データを破棄する。
送信IDと受信可能IDとが一致した場合には、管理制御部134は、無線受信部131で受信された通信データの受信時刻を記憶部132に記憶しておく。
管理制御部134は、記憶部132に記憶されている受信時刻を参照することで、空調機150の後述する空調機本体152の運転状態が停止となっている際に、最後に通信データを受信した時刻からの経過時間が、予め定められた閾値としての移行時間以上となった場合には、空調機150の後述する空調機本体152の運転状態をセットバックに移行させる。言い換えると、管理制御部134は、空調機本体152の運転状態が停止となっている際に、無線受信部131が、移行時間、受信可能IDと一致する送信IDを含んでいる通信データを受信しない場合に、ユニット通信部133を介して、空調機本体152の運転状態をセットバックにする運転指令を空調機150に送る。
以上に記載された管理制御部134の一部又は全部は、例えば、図4(A)に示されているように、メモリ10と、プロセッサ11とにより構成することができる。このようなプログラムは、ネットワークを通じて提供されてもよく、また、記録媒体に記録されて提供されてもよい。即ち、このようなプログラムは、例えば、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
また、管理制御部134の一部又は全部は、例えば、図4(B)に示されているように、処理回路12で構成することもできる。
なお、記憶部132は、不揮発性のメモリにより構成することができる。
図6は、空調機150の構成を概略的に示すブロック図である。
空調機150は、装置通信部151と、空調機本体152と、運転制御部153とを備える。
装置通信部151は、管理装置130と通信を行う通信インターフェースである。
空調機本体152は、空気の調和を行う。空調機本体152は、例えば、モータ、圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器等を備える。また、空調機本体152は、空気の温度を検出する検出部も備えるものとする。
運転制御部153は、空調機150の各部を制御する。例えば、運転制御部153は、装置通信部151を介して、管理装置130からの運転指令を受け取り、受け取られた運転指令に従って、空調機本体152を制御する。具体的には、運転制御部153は、空調機本体152の運転状態、動作モード、設定温度、風量及び風向等を制御する。実施の形態1においては、動作モードは、暖房、冷房、ドライ及び送風である。
実施の形態1においては、運転状態は、運転、停止及びセットバックである。
運転は、空調機本体152により空気の調和を行い、空調機150が設置されている空間における温度が設定された温度となるようにする状態である。
停止は、空調機本体152により空気の調和が行われていない状態である。
セットバックは、空調機本体152により空気の調和を行い、空調機150が設置されている空間における温度が予め定められた限界温度を超えないようにする状態である。
ここで、セットバックは、設備保全を目的として、空調機150の運転を緩める状態である。実施の形態1においては、限界温度として、上限温度及び下限温度が定められており、セットバックでは、空調機本体152が空気の調和を行うことにより、空調機150が設置されている空間の温度である環境温度が、上限温度及び下限温度を超えないように、言い換えると、環境温度が、上限温度と、下限温度との間に収まるようにされる。
通常、上限温度は、空調機本体152の動作モードを冷房にする必要のある温度であり、下限温度は、空調機本体152の動作モードを暖房にする必要のある温度である。このため、運転制御部153は、環境温度が上限温度と下限温度との間に収まるように、環境温度に応じて、空調機本体152の動作モードを変える。
なお、実施の形態1では、限界温度として、上限温度及び下限温度が設定されているが、これらの一方のみが設定されていてもよい。なお、環境温度については、空調機本体152に備えられている検出部(図示せず)で検出されればよい。
運転制御部153は、空調機本体152の運転状態が停止となっている際に、予め定められた移行時間、通信装置110が通信データを送信しない場合に、運転状態をセットバックにする。
また、運転制御部153は、運転状態がセットバックとなっている際に、予め定められた復帰時間内に、通信装置110が複数の通信データを送信した場合に、運転状態を停止にする。
以上に記載された運転制御部153の一部又は全部は、例えば、図4(A)に示されているように、メモリ10と、プロセッサ11とにより構成することができる。このようなプログラムは、ネットワークを通じて提供されてもよく、また、記録媒体に記録されて提供されてもよい。即ち、このようなプログラムは、例えば、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
また、運転制御部153の一部又は全部は、例えば、図4(B)に示されているように、処理回路12で構成することもできる。
図7は、スリープモード及び省電力モードにおける通信装置110の動作を示すフローチャートである。
図7に示されているフローチャートでは、まず、通信装置110はスリープモードであるものとする。
計時部117は、予め定められた起動時間が経過したか否かを判断する(S10)。起動時間が経過した場合には、処理はステップS11に進む。
ステップS11では、主制御部118及び記憶部115が起動して、通信装置110は、省電力モードに移行する。ここで、省電力モードでは、主制御部118は、非常に低いクロックで動作して、無線送信部114の機能をすべて停止するモードである。例えば、省電力モードでは、消費電力を、通常モードの100分の1程度に低下させることが望ましい。
主制御部118は、蓄電部113の蓄電量が通常モードに移行するのに十分かどうかを判断するために、蓄電部113の蓄電量を計測する(S12)。ここでは、主制御部118は、蓄電部113に蓄えられた電気の電圧を計測する。
そして、主制御部118は、蓄電量が閾値以上であるか否かを判断する(S13)。例えば、主制御部118は、ステップS12で計測された電圧が閾値となる電圧以上であるか否かにより、この判断を行えばよい。蓄電量が閾値以上である場合(S13でYes)には、処理はステップS14に進み、蓄電量が閾値未満である場合(S13でNo)には、処理はステップS16に進む。
ステップS14では、主制御部118は、記憶部115に記憶されている通信データの送信時刻を参照することで、前回の通信データの送信時刻から、予め定められた時間である送信時間が経過しているか否かを判断する。送信時間が経過している場合(S14でYes)には、処理はステップS15に進み、送信時間が経過していない場合(S14でNo)には、処理はステップS16に進む。
ステップS15では、主制御部118は、無線送信部114を起動することにより、通信装置110は、通常モードに移行する。
一方、ステップS16では、主制御部118は、主制御部118及び記憶部115の機能を停止することで、通信装置110をスリープモードに移行させる。なお、主制御部118は、主制御部118の機能を停止する前に、計時部117に、起動時間を設定して、計時を開始させる。
ここで、ステップS10における起動時間は、ステップS14における送信時間よりも短い時間であることが望ましい。例えば、起動時間は、1秒程度、送信時間は、10秒程度であることが望ましい。
図8は、通常モードでの通信装置110の動作を示すフローチャートである。
まず、通常モードに移行すると、主制御部118は、記憶部115に記憶されているIDを読み出して、指定されたプロトコルに基づいて、そのIDを送信IDとして含む通信データを生成する(S20)。主制御部118は、生成された通信データを無線送信部114に与える。
無線送信部114は、主制御部118から与えられた通信データを、無線で管理装置130へ送信する(S21)。
そして、主制御部118は、主制御部118、記憶部115及び無線送信部114の機能を停止することで、通信装置110をスリープモードに移行させる(S22)。なお、主制御部118は、主制御部118の機能を停止する前に、計時部117に、起動時間を設定して、計時を開始させる。
以上のように、図7及び図8に示されているフローチャートによれば、照明101から光を受けている限り、通信装置110は、定期的に、通信データを管理装置130に送信する。
図9は、通信データを受信した際の管理装置130の動作を示すフローチャートである。
管理装置130では、無線受信部131が、無線で通信データを受信する(S30)。受信された通信データは、管理制御部134に与えられる。なお、無線受信部131は、通信装置110からの通信データであるか否かに拘わらず、通信データを受信する。
管理制御部134は、無線受信部131から通信データを受け取ると、その通信データに含まれている送信IDが、記憶部132に記憶されている受信可能IDと一致するか否かを判断する(S31)。送信IDが受信可能IDと一致する場合(S31でYes)には、処理はステップS32に進み、送信IDが受信可能IDと一致しない場合(S31でNo)には、処理はステップS33に進む。
ステップS32では、管理制御部134は、無線受信部131で受信された通信データの受信時刻を記憶部132に記憶させる。
一方、ステップS33では、管理制御部134は、受け取った通信データを破棄する。
図10は、空調機本体152の運転状態が停止である場合に、管理装置130が行う動作を示すフローチャートである。
図7及び図8に示されているフローチャートにより、通信装置110からは、定期的に無線で通信データが送信される。しかし、照明101が消灯した場合、通信装置110の発電部112は発電しなくなるため、通信装置110からの通信データの送信は途絶える。
ここで、図10に示されているフローチャートは、空調機本体152の運転状態が停止である場合に行われる。
まず、管理装置130の管理制御部134は、予め定められた確認時間が経過したか否かを判断する(S40)。予め定められた確認時間が経過した場合(S40でYes)には、処理はステップS41に進む。
ステップS41では、管理制御部134は、記憶部132に記憶されている、通信データの受信時刻を確認することで、通信データを前回受信した時刻からの経過時間を算出する。
そして、管理制御部134は、算出された経過時間が閾値である移行時間以上であるか否かを判断する(S42)。経過時間が移行時間以上である場合(S42でYes)には、処理はステップS43に進み。経過時間が移行時間未満である場合(S42でNo)には、処理はステップS44に進む。
ステップS43では、管理制御部134は、通信データの受信が途絶えたため、空調機本体152の運転状態をセットバックに切り替える。例えば、管理制御部134は、ユニット通信部133を介して、空調機150にセットバックの運転指令を送ることで、空調機本体152の運転状態をセットバックに切り替えさせる。そして、管理制御部134は、再び確認時間を設定して、確認時間の計時を行う。
ステップS44では、管理制御部134は、通信データの受信は途絶えていないため、空調機本体152の運転状態をそのまま継続する。言い換えると、ここでは、管理制御部134は、空調機150に運転指令を送らない。そして、管理制御部134は、再び確認時間を設定して、確認時間の計時を行う。
ここで、ステップS40の確認時間は、ステップS42における移行時間よりも短い時間であることが望ましい。例えば、確認時間は、1分程度、移行時間は、10分程度であることが望ましい。
図11は、空調機本体152の運転状態がセットバックである場合に、管理装置130が行う動作を示すフローチャートである。
まず、管理装置130の管理制御部134は、予め定められた確認時間が経過したか否かを判断する(S50)。予め定められた確認時間が経過した場合(S50でYes)には、処理はステップS51に進む。
ステップS51では、管理制御部134は、記憶部132に記憶されている、通信データの受信時刻を確認することで、運転状態がセットバックになった後、予め定められた時間である復帰時間内に、複数の通信データを受信しているか否かを判断する(S51)。復帰時間内に複数の通信データが受信されている場合(S51でYes)には、処理はステップS52に進み、復帰時間内に複数の通信データが受信されていない場合(S51でNo)には、処理はステップS53に進む。
ステップS52では、管理制御部134は、通信データの送信が再開されたため、空調機本体152の運転状態を停止に切り替える。具体的には、管理制御部134は、ユニット通信部133を介して、空調機150に停止の運転指令を送ることで、空調機本体152の運転状態を停止に切り替えさせる。そして、管理制御部134は、再び確認時間を設定して、確認時間の計時を行う。
ステップS53では、管理制御部134は、通信データの送信が再開されていないため、空調機本体152の運転状態をセットバックのまま継続する。言い換えると、ここでは、管理制御部134は、空調機150に運転指令を送らない。そして、管理制御部134は、再び確認時間を設定して、確認時間の計時を行う。
なお、ステップS51の復帰時間は、ステップS50の確認時間以下の時間であり、図7のステップS14における送信時間以上の時間であることが望ましい。例えば、確認時間が1分で、送信時間が10秒である場合には、復帰時間は、30秒であることが望ましい。
実施の形態2.
図1に示されているように、実施の形態2に係る空調システム200は、通信装置210と、管理装置230と、空調機250とを備える。
実施の形態2に係る空調システム200も、照明101と、空調機250とを連動させるシステムである。
図12は、実施の形態2における通信装置210の構成を概略的に示すブロック図である。
通信装置210は、電源部111と、無線送信部114と、記憶部115と、通信制御部216と、検出部219とを備える。
実施の形態2における電源部111、無線送信部114及び記憶部115は、実施の形態1における電源部111、無線送信部114及び記憶部115と同様である。
検出部219は、物理量を検出する。
例えば、検出部219は、通信制御部216からの指示に応じて、通信装置210が設置されている空間に関する物理量を検出する。実施の形態2では、検出部219は、温度を検出する温度検出部としての温度センサであるものとする。具体的には、検出部219には、空気の対流を作るための空気穴が設けられており、空気が少しずつ流れるようになっている。このため、検出部219は、通信装置210が配置された場所における温度を検出することができる。
通信制御部216は、通信装置210での処理を制御する。ここで、実施の形態2においても、通信装置210は、スリープモード、省電力モード又は通常モードで動作し、通信制御部216は、各モードでの処理を制御する。
通信制御部216は、計時部117と、主制御部218とを備える。
実施の形態2における計時部117は、実施の形態1における計時部117と同様である。
主制御部218は、通信装置210における省電力モード及び通常モードでの処理を制御する。
例えば、主制御部218は、スリープモードにおいて、計時部117から起動指示を受けると、起動して、通信装置210を省電力モードにする。省電力モードでは、記憶部115は動作しているが、無線送信部114及び検出部219は動作を停止し、電力を消費しないものとする。
省電力モードにおいて、主制御部218は、実施の形態1と同様に、蓄電部113の蓄電量を計測する。そして、主制御部218は、蓄電部113の蓄電量が閾値以上であると判断し、かつ、前回の通信データの送信時刻から予め定められた送信時間が経過している場合に、無線送信部114及び検出部219を起動させて、通信装置210を通常モードにする。
一方、主制御部218は、蓄電部113の蓄電量が閾値未満である場合、又は、前回の通信データの送信時刻から予め定められた送信時間が経過していない場合には、計時部117に起動時間の計時を開始させるとともに、主制御部218の動作を停止し、電力を消費しないようにして、通信装置210をスリープモードにする。
通常モードにおいて、主制御部218は、検出部219に指示することで、温度を検出させる。そして、主制御部218は、記憶部115に記憶されているIDを読み出して、指定されたプロトコルに基づいて、検出部219で検出された温度を示す温度情報と、読み出されたIDである送信IDとを含む通信データを生成する。温度情報は、検出部219で検出された物理量を示す情報である。
主制御部218は、生成された通信データを無線送信部114に送り、無線送信部114に管理装置130へ送信させる。そして、主制御部218は、計時部117に起動時間の計時を開始させて、無線送信部114及び検出部219の動作を停止させ、主制御部218の動作を停止し、電力を消費しないようにして、通信装置210をスリープモードにして、再度、電気の蓄積を行わせる。
図5に示されているように、実施の形態2における管理装置230は、無線受信部131と、記憶部132と、ユニット通信部133と、管理制御部234とを備える。
実施の形態2における無線受信部131、記憶部132及びユニット通信部133は、実施の形態1における無線受信部131、記憶部132及びユニット通信部133と同様である。
管理制御部234は、管理装置230での処理を制御する。
実施の形態2における管理制御部234は、実施の形態1における管理制御部134と同様の処理を行うほか、無線受信部131が受信した通信データに含まれている温度情報を読み出して、読み出された温度情報を、ユニット通信部133に、空調機250へ送信させる。
図6に示されているように、実施の形態2における空調機250は、装置通信部151と、空調機本体152と、運転制御部253とを備える。
実施の形態2における装置通信部151及び空調機本体152は、実施の形態1における装置通信部151及び空調機本体152と同様である。
運転制御部253は、空調機250での処理を制御する。
実施の形態2における運転制御部253は、実施の形態1における運転制御部153と同様の処理を行うほか、装置通信部151が受信した温度情報で示される温度に基づいて、空調機本体152を制御する。例えば、運転制御部253は、空調機本体152の運転状態が運転である場合に、温度情報で示される温度が設定温度となるように、空調機本体152を制御する。
図13は、通常モードでの通信装置210の動作を示すフローチャートである。
なお、通信装置210が省電力モードから通常モードに移行する際に、主制御部218は、無線送信部114とともに検出部219についても起動させるものとする。
まず、通常モードに移行すると、主制御部218は、検出部219に温度の検出を指示する(S60)。
このような指示を受けて、検出部219は、温度を検出する(S61)。具体的には、検出部219は、電圧計測回路を有効化し、温度素子の出力する電圧を高精度に計測することで、温度を計測する。そして、検出部219は、そのような計測を複数回実施して、計測された温度の平均値を、検出された温度として、主制御部218に通知する。
主制御部218は、記憶部115に記憶されているIDを読み出して、指定されたプロトコルに基づいて、読み出されたIDである送信IDと、検出部219からの温度を示す温度情報とを含む通信データを生成する(S62)。主制御部218は、生成された通信データを無線送信部114に与える。
無線送信部114は、主制御部218から与えられた通信データを、無線で管理装置230へ送信する(S63)。
そして、主制御部218は、主制御部218、記憶部115、無線送信部114及び検出部219の機能を停止することで、通信装置210をスリープモードに移行させる(S64)。なお、主制御部218は、主制御部218の機能を停止にする前に、計時部117に、起動時間を設定して、計時を開始させる。
以上のように、実施の形態2では、照明101から光を受けている限り、通信装置210は、定期的に、温度情報を含む通信データを管理装置230に送信する。
図14は、実施の形態2において、通信データを受信した際の管理装置230の動作を示すフローチャートである。
管理装置230では、無線受信部131が、無線で通信データを受信する(S70)。受信された通信データは、管理制御部234に与えられる。なお、無線受信部131は、通信装置210からの通信データであるか否かに拘わらず、通信データを受信する。
管理制御部234は、無線受信部131から通信データを受け取ると、その通信データに含まれている送信IDが、記憶部132に記憶されている受信可能IDと一致するか否かを判断する(S71)。送信IDが受信可能IDと一致する場合(S71でYes)には、処理はステップS72に進み、送信IDが受信可能IDと一致しない場合(S71でNo)には、処理はステップS74に進む。
ステップS72では、管理制御部234は、無線受信部131で受信された通信データの受信時刻を記憶部132に記憶させる。
そして、管理制御部234は、通信データに含まれている温度情報を読み出して、読み出された温度情報をユニット通信部133に与え、ユニット通信部133にそれを空調機250へ送信させる(S73)。
一方、ステップS74では、管理制御部234は、受け取った通信データを破棄する。
以上のように、実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、通信装置210が設置された環境に応じて、空調機250を制御することができる。
なお、通信装置210から温度情報が送られてきていない場合には、空調機250は、例えば、空調機本体152に備えられている検出部(図示せず)で検出された温度に基づいて、動作すればよい。
実施の形態3.
図15は、実施の形態3に係る空調システム300の構成を概略的に示すブロック図である。
空調システム300は、通信装置210と、管理装置330と、空調機350とを備える。実施の形態3においても、空調システム300は、照明101と、空調機350とを連動させるシステムである。
なお、実施の形態3における通信装置210は、実施の形態2における通信装置210と同様である。
図15に示されているように、実施の形態3に係る空調システム300では、通信装置210から送信された通信データは、空調機350で受信されて、受信された通信データは、空調機350から管理装置330に転送される。以下、詳述する。
図16は、実施の形態3における空調機350の構成を概略的に示すブロック図である。
空調機350は、装置通信部151と、空調機本体152と、運転制御部353と、無線受信部354とを備える。
実施の形態3における装置通信部151及び空調機本体152は、実施の形態1における装置通信部151及び空調機本体152と同様である。
無線受信部354は、通信装置210からの通信データを無線で受信する無線通信インターフェースである。なお、無線受信部354は、受信した通信データを運転制御部353に与える。
運転制御部353は、空調機350での処理を制御する。
実施の形態3における運転制御部353は、実施の形態2における運転制御部253と同様の処理を行う他、無線受信部354から与えられた通信データを装置通信部151に与え、装置通信部151に、それを管理装置330へ送信させる。
なお、実施の形態2では、運転制御部253は、装置通信部151から温度情報を取得しているが、実施の形態3では、運転制御部353は、無線受信部354から与えられた通信データに含まれている温度情報を取得して、空調機本体152の制御に利用する。
図17は、管理装置330の構成を概略的に示すブロック図である。
管理装置330は、記憶部132と、ユニット通信部133と、管理制御部334とを備える。
実施の形態3における記憶部132及びユニット通信部133は、実施の形態1における記憶部132及びユニット通信部133と同様である。
管理制御部334は、管理装置330での処理を制御する。
実施の形態3における管理制御部334は、実施の形態2における管理制御部234と同様の処理を行う。但し、実施の形態2における管理制御部234は、図5に示されている無線受信部131から与えられる通信データに含まれている温度情報を取得しているが、実施の形態3における管理制御部334は、ユニット通信部133から与えられる通信データに含まれている温度情報を取得する。このため、実施の形態3では、図5に示されている無線受信部131は備えられておらず、管理制御部334は、ユニット通信部133を介して、温度情報を空調機350に送らなくてよい。
以上のように、実施の形態3では、通信装置210が空調機350と通信を行うため、空調機350と管理装置330とが離れて配置されていても、空調機350に近い位置に通信装置210を配置することができる。このため、通信装置210で、空調機350に近い環境における物理量を検出することができる。
なお、実施の形態3における通信装置210は、実施の形態2における通信装置210と同様であるが、実施の形態3は、このような例に限定されない。例えば、実施の形態3における空調システム300において、実施の形態1における通信装置110が用いられてもよい。このような場合、空調機350の運転制御部353及び管理装置330の管理制御部334は、通信装置210からの温度情報に関する処理を行わなくてよくなる。
以上のように、実施の形態1〜3によれば、照明101からの光に連動して、空調機150の空調機本体152の運転状態を切り替えることができる。ここで、照明101が消灯した場合に、空調機本体152の運転状態をセットバックとすることで、空調機150〜350の設置されている空間における設備を保全することができる。
運転状態がセットバックになっている場合に、空調機本体152が冷房を行う必要のある温度を上限温度とし、空調機本体152が暖房を行う必要のある温度を下限温度としておくことで、空調機150〜350の設置されている空間における設備を確実に保全することができる。
照明101が点灯された場合に、空調機本体152の運転状態をセットバックから停止に切り替えることで、ユーザの判断により空調機150〜350を運転することができるようになる。
通信装置110、210からの通信データを管理装置130、230で受信することで、その通信データに応じて、管理装置130、230が空調機150、250を容易に管理することができる。
通信装置210をユーザの近くに配置し、通信装置210から、物理量を検出して、その検出された物理量を、管理装置230を介して空調機250に送ることで、空調機250のユーザに近い空間における物理量に応じて、空調機本体152を制御することができる。
通信装置210で検出される物理量を温度とすることで、ユーザに近い空間の温度に応じて、空調機本体152を制御することができるようになる。
通信装置110、210から送信される通信データに含まれている送信IDが、管理装置130〜330に予め記憶されている受信可能IDと一致するか否かを判断することで、対応する通信装置110、210とは異なる通信装置110、210からの通信データを、管理装置130〜330で無視することができる。
通信装置210からの通信データを空調機350で受信することで、管理装置130、230が、通信装置210と離れた位置に配置されていたとしても、その通信データに応じて、管理装置130、230が空調機350を容易に管理することができる。また、通信装置210で、ユーザ及び空調機350に近い位置において、物理用を検出することができる。
発電部112で発電された電気を蓄積する蓄電部113を設けることで、発電部112の発電量が微小であっても、長い時間をかけて蓄電し、通信装置110を通常モードで起動するに足る電力を得ることができる。
以上に記載された実施の形態1〜3では、管理装置130〜330は、通信データに含まれている送信IDが受信可能IDと一致するか否かを判断しているが、実施の形態1〜3は、このような例に限定されない。通信データに送信IDが含まれていなくてもよい。この場合には、管理制御部123〜323は、送信IDと受信可能IDとが一致するか否かを判断する必要がない。このため、管理制御部123〜323は、空調機150〜350の運転状態が停止となっている際に、無線受信部131又はユニット通信部133が、移行時間、通信データを受信しない場合に、ユニット通信部133を介して、空調機150〜350の運転状態をセットバックにする運転指令を空調機150〜350に送る。
100,200,300 空調システム、 110,210 通信装置、 111 電源部、 112 発電部、 113 蓄電部、 114 無線送信部、 115 記憶部、 116,216 通信制御部、 117 計時部、 118,218 主制御部、 219 検出部、 130,230,330 管理装置、 131 無線受信部、 132 記憶部、 133 ユニット通信部、 134,234,334 管理制御部、 150,250,350 空調機、 151 装置通信部、 152 空調機本体、 153,253,353 運転制御部、 354 無線受信部。

Claims (13)

  1. 通信装置と、空調機と、を備える空調システムであって、
    前記通信装置は、
    光を受けて発電する発電部と、
    前記発電部により発電された電気の供給を受けて、通信データを無線で送信する無線送信部と、を備え、
    前記空調機は、
    空気の調和を行う空調機本体と、
    前記空調機本体を制御する運転制御部と、を備え、
    前記運転制御部は、前記空調機本体の運転状態が、前記空調機本体により空気の調和が行われていない状態である停止となっている際に、予め定められた移行時間、前記無線送信部から前記通信データが送信されない場合に、前記運転状態を、前記空調機本体により空気の調和を行い、前記空調機が設置されている空間における温度が予め定められた限界温度を超えないようにする状態であるセットバックにすること
    を特徴とする空調システム。
  2. 前記限界温度は、上限温度及び下限温度の少なくとも1つであり、
    前記上限温度は、前記空調機本体が冷房を行う必要のある温度であり、
    前記下限温度は、前記空調機本体が暖房を行う必要のある温度であること、
    を特徴とする請求項1に記載の空調システム。
  3. 前記運転制御部は、前記運転状態が前記セットバックとなっている際に、予め定められた復帰時間内に、前記無線送信部から複数の前記通信データが送信された場合に、前記運転状態を前記停止にすること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の空調システム。
  4. 管理装置をさらに備え、
    前記管理装置は、
    前記通信データを無線で受信する無線受信部と、
    前記空調機と通信するユニット通信部と、
    前記運転状態が前記停止となっている際に、前記無線受信部が、前記移行時間、前記通信データを受信しない場合に、前記ユニット通信部を介して、前記運転状態を前記セットバックにする運転指令を前記空調機に送る管理制御部と、を備え、
    前記空調機は、前記管理装置と通信する装置通信部をさらに備え、
    前記運転制御部は、前記装置通信部で受信された前記運転指令に従って、前記運転状態を前記セットバックにすること
    を特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の空調システム。
  5. 管理装置をさらに備え、
    前記通信データは、前記通信装置を識別するための識別情報である通信装置識別情報を含み、
    前記管理装置は、
    前記通信データを無線で受信する無線受信部と、
    前記空調機と通信するユニット通信部と、
    前記無線受信部が受信した前記通信データに含まれている前記通信装置識別情報が、予め定められている受信可能識別情報と一致するか否かを判断し、前記運転状態が前記停止となっている際に、前記無線受信部が、前記移行時間、前記受信可能識別情報と一致する前記通信装置識別情報を含んでいる前記通信データを受信しない場合に、前記ユニット通信部を介して、前記運転状態を前記セットバックにする運転指令を前記空調機に送る管理制御部と、を備え、
    前記空調機は、前記管理装置と通信する装置通信部をさらに備え、
    前記運転制御部は、前記装置通信部で受信された前記運転指令に従って、前記運転状態を前記セットバックにすること
    を特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の空調システム。
  6. 前記通信装置は、物理量を検出する検出部をさらに備え、
    前記通信データは、前記検出部で検出された前記物理量を示す情報を含み、
    前記管理制御部は、前記無線受信部で受信された前記通信データに含まれている前記情報を、前記ユニット通信部を介して前記空調機に送り、
    前記運転制御部は、前記装置通信部で受信された前記情報で示される前記物理量に応じて、前記空調機本体を制御すること
    を特徴とする請求項4又は5に記載の空調システム。
  7. 前記物理量は、温度であること
    を特徴とする請求項6に記載の空調システム。
  8. 管理装置をさらに備え、
    前記管理装置は、
    前記空調機と通信するユニット通信部と、
    前記空調機を管理する管理制御部と、を備え、
    前記空調機は、
    前記通信データを無線で受信する無線受信部と、
    前記管理装置と通信する装置通信部と、をさらに備え、
    前記装置通信部は、前記無線受信部で受信された前記通信データを、前記管理装置に送信し、
    前記管理制御部は、前記運転状態が前記停止となっている際に、前記ユニット通信部が、前記移行時間、前記通信データを受信しない場合に、前記ユニット通信部を介して、前記運転状態を前記セットバックにする運転指令を前記空調機に送り、
    前記運転制御部は、前記装置通信部で受信された前記運転指令に従って、前記運転状態を前記セットバックにすること
    を特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の空調システム。
  9. 前記通信装置は、物理量を検出する検出部をさらに備え、
    前記通信データは、前記検出部で検出された前記物理量を示す情報を含み、
    前記運転制御部は、前記無線受信部で受信された前記通信データに含まれている前記情報で示される前記物理量に応じて、前記空調機本体を制御すること
    を特徴とする請求項8に記載の空調システム。
  10. 前記物理量は、温度であること
    を特徴とする請求項9に記載の空調システム。
  11. 管理装置をさらに備え、
    前記通信データは、前記通信装置を識別するための識別情報である通信装置識別情報を含み、
    前記管理装置は、
    前記空調機と通信するユニット通信部と、
    前記空調機を管理する管理制御部と、を備え、
    前記空調機は、
    前記通信データを無線で受信する無線受信部と、
    前記管理装置と通信する装置通信部と、をさらに備え、
    前記装置通信部は、前記無線受信部で受信された通信データを、前記管理装置に送信し、
    前記管理制御部は、前記無線受信部が受信した前記通信データに含まれている前記通信装置識別情報が、予め定められている受信可能識別情報と一致するか否かを判断し、前記運転状態が前記停止となっている際に、前記無線受信部が、前記移行時間、前記受信可能識別情報と一致する前記通信装置識別情報を含んでいる前記通信データを受信しない場合に、前記ユニット通信部を介して、前記運転状態を前記セットバックにする運転指令を前記空調機に送り、
    前記運転制御部は、前記装置通信部で受信された前記運転指令に従って、前記運転状態を前記セットバックにすること
    を特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の空調システム。
  12. 前記通信装置は、
    前記発電部により発電された電気を蓄積する蓄電部と、
    前記蓄電部に蓄積された電気量が閾値以上となった場合に、前記無線送信部に前記通信データを送信させる通信制御部と、をさらに備えること
    を特徴とする請求項1から11の何れか一項に記載の空調システム。
  13. 空調機と通信するユニット通信部と、
    光を受けて発電し、発電された電気により通信データを無線で送信する通信装置からの前記通信データを無線で受信する無線受信部と、
    前記空調機の運転状態が、前記空調機により空気の調和が行われていない状態である停止となっている際に、予め定められた移行時間、前記無線受信部が前記通信データを受信しない場合に、前記ユニット通信部を介して、前記運転状態を、前記空調機により空気の調和を行い、前記空調機が設置されている空間における温度が予め定められた限界温度を超えないようにする状態であるセットバックにする運転指令を前記空調機に送る管理制御部と、を備えること
    を特徴とする管理装置。
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