JPWO2020149035A1 - 車両搭載機器の制御装置 - Google Patents

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Abstract

本発明に係る車両搭載機器の制御装置は、第1センサと第2センサ、および、第1マイクロプロセッサと第2マイクロプロセッサを含み、第2マイクロプロセッサは、第2センサが第2センサデータを送信するように要求する第2センサデータ要求信号を生成し、第1マイクロプロセッサは、第2センサデータまたは第2センサデータ要求信号、および第2マイクロプロセッサの第2マイコン間通信部から送信される第2マイクロプロセッサの情報に関する信号に基づき、第2マイクロプロセッサの異常の有無を判断する。

Description

本発明は、マイクロプロセッサ部を有する、車両搭載機器の制御装置に関する。
特許文献1には、相互に通信を行う操舵補助制御用の2つの制御部を備えた電動パワーステアリング装置において、前記2つの制御部の共通の電源と、前記電源の過電圧を検出する手段と、前記2つの制御部に各別に接続され、夫々の制御部の起動後の所定時間だけ制御部の動作をリセットする手段とを備えた、電動パワーステアリング装置が開示されている。
特開平6−56045号公報
ところで、車両搭載機器の制御装置が第1マイクロプロセッサおよび第2マイクロプロセッサを備え、第1マイクロプロセッサが、マイクロプロセッサ間の通信によって第2マイクロプロセッサの情報に関する信号を入手するよう構成される場合、第1マイクロプロセッサは、第2マイクロプロセッサの情報に関する信号を入手できないときに、係る異常が通信異常に因るものであるのか、または、第2マイクロプロセッサの異常に因るものであるかを判断することができない、という問題があった。
本発明は、従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、マイクロプロセッサの異常を精度よく判断できる、車両搭載機器の制御装置を提供することにある。
本発明に係る車両搭載機器の制御装置は、その一態様として、第1マイクロプロセッサと第2マイクロプロセッサとを備え、第2マイクロプロセッサは、第2センサが第2センサデータを送信するように要求する第2センサデータ要求信号を生成し、第1マイクロプロセッサは、第2センサデータまたは第2センサデータ要求信号、および第2マイクロプロセッサの第2マイコン間通信部から送信される第2マイクロプロセッサの情報に関する信号に基づき、第2マイクロプロセッサの異常の有無を判断する。
本発明によれば、マイクロプロセッサの異常を精度よく判断できる。
制御装置の一態様を示す機能ブロック図である。 異常診断処理の手順を示すフローチャートである。 異常判断の確定処理を説明するためのタイムチャートである。 診断結果に基づく操舵補助力、換言すれば、アシスト量の制御手順を示すフローチャートである。 マイコン間通信を2系統とした制御装置の一態様を示す機能ブロック図である。 4個のセンサを有する制御装置の一態様を示す機能ブロック図である。 車両内ネットワークを介した異常情報の送受信の一態様を示す機能ブロック図である。 車両内ネットワークを介した異常情報の送受信の一態様を示す機能ブロック図である。
以下、本発明に係る車両搭載機器の制御装置の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、車両搭載機器の制御装置の一態様を示すブロック図である。
図1の制御装置100は、車両に搭載された電動パワーステアリング装置200を制御する電子制御装置であり、電動パワーステアリング装置200は、操舵力を発生する電動モータ210を備えるステアリング装置である。
つまり、電動パワーステアリング装置200は、アクチュエータとしての電動モータ210を含む車両搭載機器である。
電動パワーステアリング装置200の電動モータ210は、第1巻線組210Aおよび第2巻線組210Bを有する3相ブラシレスモータである。
そして、制御装置100のマイクロプロセッサ部(マイクロコントローラ部)は、電動モータ210の第1巻線組210Aの通電を制御する第1マイクロプロセッサ101A(第1マイクロコントローラ)と、電動モータ210の第2巻線組210Bの通電を制御する第2マイクロプロセッサ101B(第2マイクロコントローラ)とを含む。
ここで、第1プリドライバ301Aおよび第1インバータ302Aは、第1マイクロプロセッサ101Aが生成する指令信号に基づき第1巻線組210Aの通電を制御し、第2プリドライバ301Bおよび第2インバータ302Bは、第2マイクロプロセッサ101Bが生成する指令信号に基づき第2巻線組210Bの通電を制御する。
第1プリドライバ301Aは、第1マイクロプロセッサ101Aからの指令信号に基づき第1インバータ302Aを構成するスイッチング素子のオン、オフを制御し、第1インバータ302Aのスイッチング素子の制御によって第1巻線組210Aの各巻線への通電を制御する。
また、第2プリドライバ301Bは、第2マイクロプロセッサ101Bからの指令信号に基づき第2インバータ302Bを構成するスイッチング素子のオン、オフを制御し、第2インバータ302Bのスイッチング素子の制御によって第2巻線組210Bの各巻線への通電を制御する。
そして、第1巻線組210Aおよび第2巻線組210Bの駆動電流に応じて電動モータ210が駆動され、モータトルク、換言すれば、操舵補助力が発生する。
センサ部は、第1センサとしての第1操舵トルクセンサ401Aと、第2センサとしての第2操舵トルクセンサ401Bとを含む。
第1操舵トルクセンサ401Aおよび第2操舵トルクセンサ401Bは、センサ素子および簡易なマイクロコンピュータを備えて構成される。
第1操舵トルクセンサ401Aは、図示省略したステアリングホイールの操舵トルクを検出し、車両の運転状態としての操舵トルクに応じた信号である第1センサデータTDS1(第1操舵トルクデータ)を出力する。
第2操舵トルクセンサ401Bも、第1操舵トルクセンサ401Aと同じ検出対象である操舵トルクを検出し、操舵トルクに応じた信号である第2センサデータTDS2(第2操舵トルクデータ)を出力する。
第1マイクロプロセッサ101Aは、第1操舵トルクセンサ401Aが出力する第1センサデータTDS1を取得し、取得した第1センサデータTDS1などに基づき第1プリドライバ301Aに出力する指令信号を求める。
同様に、第2マイクロプロセッサ101Bは、第2操舵トルクセンサ401Bが出力する第2センサデータTDS2を取得し、取得した第2センサデータTDS2などに基づき第2プリドライバ301Bに出力する指令信号を求める。
第1マイクロプロセッサ101Aは、第1マイクロプロセッサ自己診断部115Aを含み、第2マイクロプロセッサ101Bは、第2マイクロプロセッサ自己診断部115Bを含む。
第1マイクロプロセッサ自己診断部115Aおよび第2マイクロプロセッサ自己診断部115Bは、各種の機能診断、エラー検出などを行って、第1マイクロプロセッサ101A、第2マイクロプロセッサ101Bの異常の有無を診断する。
また、第1マイクロプロセッサ101Aは、第1センサデータ要求信号生成部111Aを有する。
第1センサデータ要求信号生成部111Aは、第1センサデータ要求信号DSR1を生成し、第1操舵トルクセンサ401Aおよび第2マイクロプロセッサ101Bに送信する。
第1センサデータ要求信号DSR1は、第1操舵トルクセンサ401Aがマイクロプロセッサ部に第1センサデータTDS1を送信するように要求する情報を含むデータ信号である。
第1操舵トルクセンサ401Aは、第1センサデータ要求信号DSR1を受信すると第1センサデータTDS1を出力し、第1センサデータTDS1は、第1マイクロプロセッサ101Aおよび第2マイクロプロセッサ101Bに入力される。
また、第2マイクロプロセッサ101Bは、第2センサデータ要求信号生成部111Bを有する。
第2センサデータ要求信号生成部111Bは、第2センサデータ要求信号DSR2を生成し、第2操舵トルクセンサ401Bおよび第1マイクロプロセッサ101Aに送信する。
第2センサデータ要求信号DSR2は、第2操舵トルクセンサ401Bがマイクロプロセッサ部に第2センサデータTDS2を送信するように要求する情報を含むデータ信号である。
第2操舵トルクセンサ401Bは、第2センサデータ要求信号DSR2を受信すると第2センサデータTDS2を出力し、第2センサデータTDS2は、第1マイクロプロセッサ101Aおよび第2マイクロプロセッサ101Bに入力される。
なお、第1センサデータ要求信号生成部111Aおよび第2センサデータ要求信号生成部111Bは、第1周期PT1(第1の周期)で複数の第1センサデータ要求信号DSR1、第2センサデータ要求信号DSR2を生成して出力する。
また、第1マイクロプロセッサ101Aは第1指令信号生成部112Aを含み、第1指令信号生成部112Aは、取得した第1センサデータTDS1などに基づき、電動モータ210を駆動するために第1プリドライバ301Aに出力する第1指令信号CS1を生成する。
また、第2マイクロプロセッサ101Bは第2指令信号生成部112Bを含み、第2指令信号生成部112Bは、取得した第2センサデータTDS2などに基づき電動モータ210を駆動するために第2プリドライバ301Bに出力する第2指令信号CS2を生成する。
つまり、第1指令信号生成部112Aおよび第2指令信号生成部112Bは、センサデータに基づき、アクチュエータを駆動制御する指令信号を生成する機能ブロックである。
更に、第1マイクロプロセッサ101Aは第1マイコン間通信部113Aを含み、第2マイクロプロセッサ101Bは第2マイコン間通信部113Bを含む。
なお、マイコン間通信は、第1マイクロプロセッサ101Aと第2マイクロプロセッサ101Bとの間を専用線で接続して行われるオンボードシリアル通信であり、例えばSPI(Serial Peripheral Interface)などの方式を用いて行われる。
そして、第2マイコン間通信部113Bは、第1マイコン間通信部113Aから通信ライン114を介して第1マイクロプロセッサ101Aの情報を入手し、第1マイコン間通信部113Aは、第2マイコン間通信部113Bから通信ライン114を介して第2マイクロプロセッサ101Bの情報を入手する。
なお、第1マイコン間通信部113Aおよび第2マイコン間通信部113Bは、第2の周期PT2毎に相手のマイクロプロセッサ101A,101Bの情報を入手する。
また、第1マイクロプロセッサ101Aは、第1異常判断部117Aを含む。
第1異常判断部117Aは、第2センサデータTDS2または第2センサデータ要求信号DSR2、および第2マイコン間通信部113Bから送信される第2マイクロプロセッサ101Bの情報に関する信号に基づき、第2マイクロプロセッサ101Bの異常の有無を判断する。
一方、第2マイクロプロセッサ101Bは、第2異常判断部117Bを含む。
第2異常判断部117Bは、第1センサデータTDS1または第1センサデータ要求信号DSR1、および第1マイコン間通信部113Aから送信される第1マイクロプロセッサ101Aの情報に関する信号に基づき、第1マイクロプロセッサ101Aの異常の有無を判断する。
また、第1マイクロプロセッサ101Aは、車両内ネットワーク119と接続可能である車両ネットワーク接続用インターフェースとしての第1CAN通信部118Aを含み、第2マイクロプロセッサ101Bは、車両内ネットワーク119と接続可能である車両ネットワーク接続用インターフェースとしての第2CAN通信部118Bを含む。
車両内ネットワーク119は、車両に設けられ、CAN(Controller Area Network)バスなどのシリアル通信によりマイクロプロセッサ(マイクロコントローラ)が相互に情報信号を伝達できるネットワークである。
第1CAN通信部118Aおよび第2CAN通信部118Bは、CANトランシーバーやCANコントローラなどを含む。
図2は、第1マイクロプロセッサ101Aの第1異常判断部117Aが実施する、第2マイクロプロセッサ101Bの異常診断の手順を示すフローチャートである。
第1異常判断部117Aは、まず、ステップS501で、第2マイクロプロセッサ101Bとの間のマイコン間通信ラインが正常であるか異常であるか、換言すれば、マイコン間通信が正常に行われているか否かを判断する。
第1異常判断部117Aは、第1マイコン間通信部113Aが入手する第2マイクロプロセッサ101Bの情報が第3の周期よりも長い時間更新されない場合や、ステータス情報が異常であるときに、マイコン間通信ラインの異常を判断する。
つまり、第1異常判断部117Aは、第1マイコン間通信部113Aが入手する第2マイクロプロセッサ101Bに関する情報が途絶したときだけでなく、第2マイクロプロセッサ101Bに関する情報が一定時間以上同じ情報であって変化しないときも、信号途絶時と同様に異常判断を行うことで、異常判断の精度を向上させることができる。
ここで、第1異常判断部117Aは、マイコン間通信ラインの異常が、マイコン間通信の周期である第2周期PT2(第2の周期)を超える時間にわたって継続していることを条件に、異常判断を確定させる。換言すれば、第1異常判断部117Aは、第2周期PT2よりも長い判断時間をもって、マイコン間通信ラインの異常の有無を判断する。
これにより、第1異常判断部117Aは、第2周期PT2内で第2マイクロプロセッサ101Bに関する情報が更新されない状態で、異常状態を拙速に判断してしまうことを抑制できる。
図3は、第1異常判断部117Aによるマイコン間通信ラインの異常判断の確定処理を説明するためのタイムチャートである。
第1異常判断部117Aは、マイコン間通信ラインの異常を判定すると、判定タイミング(図3の時刻t1)からの経過時間Tを計測し、経過時間Tが第2周期PT2以上である閾値TTHに達した時点(図3の時刻t2)、換言すれば、マイコン間通信ラインの異常状態の継続時間が閾値TTHに達した時点で、異常判断を確定させる。
つまり、第1異常判断部117Aは、経過時間Tが閾値TTHに達するまではマイコン間通信ラインの正常判定状態を維持し、経過時間Tが閾値TTHに達した時点で異常判定状態に切り替える。
したがって、第1マイコン間通信部113Aの受信周期に到達していないために第2マイクロプロセッサ101Bに関する情報が更新されない状態で、第1異常判断部117Aがマイコン間通信ラインの異常を判断してしまうことを抑制できる。
第1異常判断部117Aは、ステップS501で、マイコン間通信ラインが正常であると判断すると、ステップS502に進む。
そして、第1異常判断部117Aは、ステップS502で、制御装置100の正常状態を判断し、係る診断結果を示す情報をメモリに保存する。
一方、第1異常判断部117Aは、ステップS501でマイコン間通信ラインの異常判断を確定させた場合はステップS503に進み、第2センサデータTDS2または第2センサデータ要求信号DSR2に基づいて、第2マイクロプロセッサ101Bが異常であるのか、第2マイクロプロセッサ101Bは正常であってマイコン間通信ラインに異常が発生しているのかを区別する。
第2操舵トルクセンサ401Bは、第2マイクロプロセッサ101Bが生成する第2センサデータ要求信号DSR2に基づき第2センサデータTDS2を出力する。したがって、第2マイクロプロセッサ101Bに異常が生じると、第2マイクロプロセッサ101Bは第2センサデータ要求信号DSR2を正常に生成できなくなり、これによって第2センサデータTDS2の出力に異常が生じることになる。
したがって、第1異常判断部117Aは、第2センサデータTDS2または第2センサデータ要求信号DSR2が正常である場合は、第2マイクロプロセッサ101Bは正常であるがマイコン間通信ラインの異常によって正常にマイコン間通信が行えなくなっていると判断できる。
一方、第1異常判断部117Aは、第2センサデータTDS2または第2センサデータ要求信号DSR2が異常である場合、マイコン間通信ラインの異常判断の要因が第2マイクロプロセッサ101Bの異常であると判断できる。
第1異常判断部117Aは、第2センサデータTDS2または第2センサデータ要求信号DSR2が更新されないときや、第2センサデータTDS2または第2センサデータ要求信号DSR2のステータ情報が異常であるときに、第2センサデータTDS2または第2センサデータ要求信号DSR2の異常判定を行う。
なお、第2センサデータTDS2および第2センサデータ要求信号DSR2は、マイコン間通信を用いずに第1マイクロプロセッサ101Aが入手する情報であって、マイコン間通信ラインの異常に影響されずに入手できる情報である。
したがって、第1異常判断部117Aは、マイコン間通信ラインに異常が生じても、第2センサデータTDS2または第2センサデータ要求信号DSR2が正常であるときは、第2マイクロプロセッサ101Bの正常を判定できる。
ステップS503で、第1異常判断部117Aは、第2センサデータTDS2または第2センサデータ要求信号DSR2の異常が、第2センサデータ要求信号DSR2の生成周期である第1周期PT1(第1の周期)を超える時間にわたって継続していることを条件に、第2センサデータTDS2または第2センサデータ要求信号DSR2の異常判断を確定する。換言すれば、第1異常判断部117Aは、第1周期PT1より長い判断時間をもって、第2センサデータTDS2または第2センサデータ要求信号DSR2の異常の有無を判断する。
これにより、第1異常判断部117Aは、第2センサデータTDS2または第2センサデータ要求信号DSR2が第1周期PT1内において更新されない状態で、異常状態を拙速に判断してしまうことを抑制できる。
なお、第1異常判断部117Aは、第2センサデータ要求信号DSR2が正常であるときに第2センサデータTDS2が異常であれば、第2センサデータTDS2の異常は、第2マイクロプロセッサ101Bの異常に因るものではなく、第2操舵トルクセンサ401Bの異常に因るものであると推定することができる。
これにより、第1異常判断部117Aは、第2操舵トルクセンサ401Bの異常に因る第2センサデータTDS2の異常に基づき、第2マイクロプロセッサ101Bの異常を誤って判定することを抑制できる。
第1異常判断部117Aは、ステップS503で、第2センサデータTDS2または第2センサデータ要求信号DSR2について正常判断を確定した場合、ステップS504に進み、第2マイクロプロセッサ101Bは正常であってマイコン間通信ラインに異常が生じていることを判定し、係る診断結果を示す情報をメモリに保存する。
一方、第1異常判断部117Aは、ステップS503で、第2センサデータTDS2または第2センサデータ要求信号DSR2について異常判断を確定した場合、ステップS505に進み、第2マイクロプロセッサ101Bの異常、換言すれば、第2マイクロプロセッサ101Bのリセット状態を判定し、係る診断結果を示す情報をメモリに保存する。
第1異常判断部117Aは、マイコン間通信の異常のみでは第2マイクロプロセッサ101Bの異常を誤判定する可能性があるが、第2センサデータTDS2または第2センサデータ要求信号DSR2についての診断を行うことで、第2マイクロプロセッサ101Bの異常の有無を精度よく診断できる。
なお、第2マイクロプロセッサ101Bの第2異常判断部117Bは、第1異常判断部117Aと同様に、図2のフローチャートに示した手順にしたがって第1マイクロプロセッサ101Aの異常の有無を診断する。
つまり、第2異常判断部117Bは、ステップS501で、第2マイクロプロセッサ101Bの情報の診断に代えて、マイコン間通信で入手した第1マイクロプロセッサ101Aの情報に基づいてマイコン間通信ラインの診断を行い、また、ステップS503で、第2センサデータTDS2または第2センサデータ要求信号DSR2についての異常診断に代えて、第1センサデータTDS1または第1センサデータ要求信号DSR1についての異常診断を実施することで、第1マイクロプロセッサ101Aの異常の有無を判断する。
図4は、第1指令信号生成部112Aが実施する、第1異常判断部117Aでの診断結果に基づく電動モータ210の駆動制御、詳細には、操舵補助力、換言すれば、アシスト量の分担の変更処理を示すフローチャートである。
第1指令信号生成部112Aは、まず、ステップS601で、第1マイクロプロセッサ101Aおよび第2マイクロプロセッサ101B、更に、マイコン間通信が正常である制御装置100の正常状態であるか否かを判断する。
制御装置100の正常状態である場合、第1指令信号生成部112Aは、ステップS602に進み、第1巻線組210Aの通電で発生させる操舵補助力と第2巻線組210Bの通電で発生させる操舵補助力との比率を、通常値(例えば、50:50)に設定する。
つまり、制御装置100が正常状態であるとき、操舵補助力の分担比率が例えば50:50であると、操舵補助力の要求値の半分を第1マイクロプロセッサ101Aによる第1巻線組210Aの通電制御で発生させ、残る半分の操舵補助力を第2マイクロプロセッサ101Bによる第2巻線組210Bの通電制御で発生させる。
一方、第2マイクロプロセッサ101Bの異常またはマイコン間通信の異常がある場合、第1指令信号生成部112Aは、ステップS603に進み、第2マイクロプロセッサ101Bが異常(リセット状態)であるか否かを判断する。
ここで、第2マイクロプロセッサ101Bが正常でマイコン間通信に異常が生じている状態である場合、第1指令信号生成部112Aは、ステップS604に進み、操舵補助力の比率を通常値に維持する。
つまり、マイコン間通信ラインに異常が発生しているものの、第2マイクロプロセッサ101Bが正常であれば、第1指令信号生成部112Aは、第2マイクロプロセッサ101Bが通常の設定比率に応じた操舵補助力を発生させているものと推定し、自身も通常の設定比率に応じた操舵補助力を第1巻線組210Aの通電制御で発生させる。
また、第1指令信号生成部112Aは、ステップS603で、第2マイクロプロセッサ101Bの異常を判定すると、ステップS605に進み、通常の設定比率に応じた操舵補助力よりも大きな操舵補助力を第1巻線組210Aの通電制御で発生させる。
換言すれば、第1マイクロプロセッサ101Aは、第1プリドライバ301Aに出力する操舵補助力の指令信号(第1指令信号)を、第2マイクロプロセッサ101Bが異常であるときは正常であるときに比べて増大するように補正する。
つまり、第2マイクロプロセッサ101Bに異常が生じたことで、第2マイクロプロセッサ101Bによる第2巻線組210Bの通電制御が停止し、第2巻線組210Bへの通電で発生させていた操舵補助力が無くなるため、電動モータ210が発生させる操舵補助力が所期値よりも目減りし、運転者による操舵負荷が増加する。
そこで、第1マイクロプロセッサ101Aは、電動モータ210が発生させる操舵補助力の目減り、換言すれば、操舵補助力の不足を抑制するために、第1巻線組210Aの通電制御で発生させる操舵補助力、換言すれば、第1巻線組210Aにおける操舵補助力の分担を増やす。
ここで、第1指令信号生成部112AによるステップS605の処理として、第1巻線組210Aの通電で発生させる操舵補助力の比率を100%とし、操舵補助力の要求値の全てを第1巻線組210Aの通電制御で発生させることができる。
但し、通常の設定比率での操舵補助力よりも大きな操舵補助力を第1巻線組210Aの通電制御で発生させることで、第2マイクロプロセッサ101Bの異常に伴う操舵補助力の減少を抑制することができる。したがって、第1指令信号生成部112AによるステップS605の処理は、第2巻線組210Bへの通電で発生させていた操舵補助力を全て肩代わりする処理に限定されない。
つまり、第1指令信号生成部112Aは、第2マイクロプロセッサ101Bの異常が発生すると、分担比率、換言すれば、発生させる操舵補助力を正常状態よりも増やす処理を実施して、第2マイクロプロセッサ101Bの異常に伴う操舵補助力の減少を抑制する。
図1に示した制御装置100は、第1マイクロプロセッサ101Aと第2マイクロプロセッサ101Bとの間におけるマイコン間通信ラインを1系統だけ備えるが、マイコン間通信ラインを複数系統備え、マイコン間通信ラインを冗長化することができる。
図5は、第1マイクロプロセッサ101Aと第2マイクロプロセッサ101Bとの間におけるマイコン間通信ラインを2系統とした制御装置100の一態様を示す。
図5の制御装置100は、図1の制御装置100の構成に加え、第1マイクロプロセッサ101Aは第3マイコン間通信部121Aを有し、第2マイクロプロセッサ101Bは第4マイコン間通信部121Bを有する。
そして、第4マイコン間通信部121Bは、第3マイコン間通信部121Aから通信ライン122を介して第1マイクロプロセッサ101Aの情報を入手し、第3マイコン間通信部121Aは、第4マイコン間通信部121Bから通信ライン122を介して第2マイクロプロセッサ101Bの情報を入手する。
つまり、図5に示した制御装置100は、第1マイコン間通信部113Aおよび第2マイコン間通信部113Bによる第1のマイコン間通信ライン(第1のマイコン間通信系統)と、第3マイコン間通信部121Aおよび第4マイコン間通信部121Bによる第2のマイコン間通信ライン(第2のマイコン間通信系統)とを備える。
したがって、例えば、2系統のマイコン間通信ラインのうちの一方に異常が生じても他方が正常であれば、第1マイクロプロセッサ101Aおよび第2マイクロプロセッサ101Bは、相互に相手の情報を取得することができる。
図5に示した、マイコン間通信ラインを2系統備えた制御装置100において、図2のフローチャートに示した異常診断処理を実施する場合、第1異常判断部117Aは、2系統のマイコン間通信ラインのうちの少なくとも一方に異常が生じたときに、ステップS501からステップS503に進んで、マイコン間通信ラインの異常が第2マイクロプロセッサ101Bの異常に因るものであるか否かを、第2センサデータTDS2または第2センサデータ要求信号DSR2に基づいて判断することができる。
また、第1異常判断部117Aは、2系統のマイコン間通信ラインの一方に異常が生じても他方が正常であれば、第2マイクロプロセッサ101Bの正常を判定し、2系統のマイコン間通信ラインの双方に異常が生じたときに、第2センサデータTDS2または第2センサデータ要求信号DSR2に基づいて第2マイクロプロセッサ101Bの異常の有無を診断することができる。
つまり、第1異常判断部117Aは、第2センサデータTDS2または第2センサデータ要求信号DSR2、および、第2マイコン間通信部113Bから送信される第2マイクロプロセッサ101Bの情報に関する信号または第4マイコン間通信部121Bから送信される第2マイクロプロセッサ101Bの情報に関する信号に基づき、第2マイクロプロセッサ101Bの異常の有無を判断する。
なお、図5に示した制御装置100において、第2マイクロプロセッサ101Bの第2異常判断部117Bも、第1異常判断部117Aと同様にして、第1マイクロプロセッサ101Aの異常の有無を判断することができる。
また、第1マイコン間通信部113Aと第2マイコン間通信部113Bとの間での通信方式と、第3マイコン間通信部121Aと第4マイコン間通信部121Bとの間での通信方式とを互いに異なる通信方式とすることができる。例えば、第1マイコン間通信部113Aと第2マイコン間通信部113Bとの間での通信方式をLFASTとし、第3マイコン間通信部121Aと第4マイコン間通信部121Bとの間での通信方式をSPIとすることができる。
2系統のマイコン間通信ラインの通信方式が互いに同じであると、共通原因で両系統が同時に故障する可能性がある。これに対し、両系統の通信方式が異なれば、共通原因で両系統が同時に失陥するリスクを低減することができる。
また、図6は、第1マイクロプロセッサ101Aからのセンサデータ要求信号に基づきセンサデータを送信するセンサを多重化し、同様に、第2マイクロプロセッサ101Bからのセンサデータ要求信号に基づきセンサデータを送信するセンサを多重化した制御装置100の一態様を示す。
図6の制御装置100は、図5の制御装置100のセンサ部に加えて、第3操舵トルクセンサ403A(第3センサ)および第4操舵トルクセンサ403B(第4センサ)を備える。
ここで、第3操舵トルクセンサ403Aは、第1操舵トルクセンサ401Aと同じ検出対象である操舵トルクを検出するセンサであって、第1操舵トルクセンサ401Aと対をなしてセンサ部の第1系統を構成する。同様に、第4操舵トルクセンサ403Bは、第2操舵トルクセンサ401Bと同じ検出対象である操舵トルクを検出するセンサであって、第2操舵トルクセンサ401Bと対をなしてセンサ部の第2系統を構成する。
また、第1マイクロプロセッサ101Aは、第1センサデータ要求信号生成部111Aに加えて第3センサデータ要求信号生成部123Aを備え、第2マイクロプロセッサ101Bは、第2センサデータ要求信号生成部111Bに加えて第4センサデータ要求信号生成部123Bを備える。
そして、第3操舵トルクセンサ403Aは、第3センサデータ要求信号生成部123Aが生成した第3センサデータ要求信号DSR3に基づき、第3センサデータTDS3(第3の操舵トルク検出データ)を第1マイクロプロセッサ101Aおよび第2マイクロプロセッサ101Bに送信する。
また、第4操舵トルクセンサ403Aは、第4センサデータ要求信号生成部123Bが生成した第4センサデータ要求信号DSR4に基づき、第4センサデータTDS4(第4の操舵トルク検出データ)を第1マイクロプロセッサ101Aおよび第2マイクロプロセッサ101Bに送信する。
更に、第1マイクロプロセッサ101Aの第3センサデータ要求信号生成部123Aが生成した第3センサデータ要求信号DSR3は、第3操舵トルクセンサ403Aに送信されるとともに第2マイクロプロセッサ101Bに送信される。
また、第2マイクロプロセッサ101Bの第4センサデータ要求信号生成部123Bが生成した第4センサデータ要求信号DSR4は、第4操舵トルクセンサ403Aに送信されるとともに第1マイクロプロセッサ101Aに送信される。
そして、第1異常判断部117Aは、マイコン間通信ラインに異常が生じたときに、第2センサデータTDS2、第4センサデータTDS4、第2センサデータ要求信号DSR2、または第4センサデータ要求信号DSR4に基づき、第2マイクロプロセッサ101Bの異常であるのか、第2マイクロプロセッサ101Bは正常でマイコン間通信ラインが異常であるのかを区別する。
つまり、図6の制御装置100において、第1異常判断部117Aは、図2のフローチャートに示した異常診断処理のステップS503で、例えば、第2センサデータTDS2または第2センサデータ要求信号DSR2に異常があっても、第4センサデータTDS4または第4センサデータ要求信号DSR4を受信できた場合に、第2マイクロプロセッサ101Bは正常であると判断することができる。
同様に、第2マイクロプロセッサ101Bの第2異常判断部117Bは、図2のフローチャートに示した異常診断処理のステップS503で、例えば、第1センサデータTDS1または第1センサデータ要求信号DSR1に異常があっても、第3センサデータTDS3または第3センサデータ要求信号DSR3を受信できた場合に、第1マイクロプロセッサ101Aは正常であると判断することができる。
したがって、図6の制御装置100は、マイクロプロセッサ部の異常診断の信頼性を向上させることができる。
また、図6に示した制御装置100においては、第1マイクロプロセッサ101Aおよび第2マイクロプロセッサ101Bは、マイコン間通信ラインを用いずに他系統のセンサデータを入手でき、マイコン間通信ラインに異常が生じた場合においても、4つのセンサそれぞれが検出した操舵トルク(第1センサデータTDS1−第4センサデータTDS4)を比較することが可能となる。
そこで、第1マイクロプロセッサ101Aの第1異常判断部117Aは、第2マイクロプロセッサ101Bの情報がマイコン間通信ラインによって入手できないときに、第1センサデータTDS1と、第3センサデータTDS3と、第2センサデータTDS2または第4センサデータTDS4とを比較して、これらセンサデータのうちの多数決判断で、正しいセンサデータと異常なセンサデータとを区別し、引いては、センサ部(操舵トルクセンサ401A、401B、403A、403B)における異常箇所を特定することができる。
つまり、正常な操舵トルクセンサのセンサデータTDSは略一致する値になるから、例えば、第1操舵トルクセンサ401Aに異常が生じると、第1センサデータTDS1の値だけが他の複数のセンサデータTDSに対して特異な値になる。
したがって、第1異常判断部117Aは、多数を占めるセンサデータは正しく、特異な値のセンサデータは誤りであると判断することができ、以って、特異な値のセンサデータを出力した操舵トルクセンサが異常であると判断できる。
そして、第1指令信号生成部112Aは、第1異常判断部117Aが例えば第1操舵トルクセンサ401Aの異常を判断した場合、第3操舵トルクセンサ403Aの第3センサデータTDS3を用いて電動モータ210を駆動するために第1プリドライバ301Aに出力する第1指令信号CS1を求め、操舵補助力を発生させる制御を継続することができる。
また、第1異常判断部117Aは、異常と判断した操舵トルクセンサの情報をメモリに保存することができる。
同様に、第2異常判断部117Bは、異常な操舵トルクセンサ、換言すれば、センサ部の異常箇所を多数決判断によって特定することができ、第2指令信号生成部112Bは、第2異常判断部117Bによって正常と判断された操舵トルクセンサの出力に基づき、操舵補助力を発生させる制御を継続することができる。
また、第1マイクロプロセッサ自己診断部115A,第2マイクロプロセッサ自己診断部115Bとともに第1CAN通信部118A,第2CAN通信部118Bを備える上記の制御装置100において、第1マイクロプロセッサ自己診断部115A,第2マイクロプロセッサ自己診断部115Bは、自系統のマイクロプロセッサに異常有りと判断するときに、車両内ネットワーク119を介した通信によって自系統のマイクロプロセッサの異常に関する信号を他系統のマイクロプロセッサに送信することができる。
図7は、第1CAN通信部118A,第2CAN通信部118Bと車両内ネットワーク119との接続形態の一態様を示す。
図7の接続形態では、制御装置100と車両内ネットワーク119とが1系統の通信線(2本の通信線)で接続され、制御装置100の内部で通信線を2系統に分岐させて第1CAN通信部118Aと第2CAN通信部118Bとにそれぞれ接続させてある。つまり、図7の接続形態では、第1CAN通信部118Aと第2CAN通信部118Bとが通信線を共用する。
そして、例えば、第1マイクロプロセッサ自己診断部115Aが第1マイクロプロセッサ101Aに異常有りと判断したとき、第1CAN通信部118Aは、第1マイクロプロセッサ101Aに異常有りの情報を、第2マイクロプロセッサ101Bに向けた情報であることを示す識別子を付加して車両内ネットワーク119に送信する。第2マイクロプロセッサ101Bは、係る送信データを第2CAN通信部118Bが受信することで、第1マイクロプロセッサ101Aの異常に関する情報を取得することができる。
また、第2マイクロプロセッサ自己診断部115Bが第2マイクロプロセッサ101Bに異常有りと判断したときは、第2CAN通信部118Bは、第2マイクロプロセッサ101Bの異常に関する情報を、第1マイクロプロセッサ101Aに向けた情報であることを示す識別子を付加して車両内ネットワーク119に送信する。第1マイクロプロセッサ101Aは、係る送信データを第1CAN通信部118Aが受信することで、第2マイクロプロセッサ101Bの異常に関する情報を取得することができる。
図8は、第1CAN通信部118A,第2CAN通信部118Bと車両内ネットワーク119との接続形態の別の態様を示す。
図8の接続形態では、第1CAN通信部118Aと車両内ネットワーク119とを接続する通信線と、第2CAN通信部118Bと車両内ネットワーク119とを接続する通信線とを個別に備える。つまり、図8の接続形態は、制御装置100と車両内ネットワーク119とを、マイクロプロセッサ毎に2系統の通信線で個別に接続する。
この場合、例えば、第1マイクロプロセッサ自己診断部115Aが第1マイクロプロセッサ101Aに異常有りと判断したとき、第1CAN通信部118Aは、第1マイクロプロセッサ101Aに異常有りの情報に第2マイクロプロセッサ101Bに向けた情報であることを示す識別子を付加し、専用線を介して車両内ネットワーク119に送信する。
そして、第2マイクロプロセッサ101Bの第2CAN通信部118Bは、専用の通信線を介して車両内ネットワーク119から第1マイクロプロセッサ101Aの異常に関する情報を受信する。
また、第2マイクロプロセッサ自己診断部115Bが第2マイクロプロセッサ101Bに異常有りと判断したとき、第2CAN通信部118Bは、第2マイクロプロセッサ101Bの異常に関する情報に第1マイクロプロセッサ101Aに向けた情報であることを示す識別子を付加し、専用線を介して車両内ネットワーク119に送信する。
そして、第1マイクロプロセッサ101Aの第1CAN通信部118Aは、専用の通信線を介して車両内ネットワーク119から第2マイクロプロセッサ101Bの異常に関する情報を受信する。
上記のように、第1マイクロプロセッサ101A,第2マイクロプロセッサ101Bは、車両内ネットワーク119を介して自身の異常に関する信号を相手に送信することが可能であり、マイコン間通信ラインに異常が生じた場合でも、お互いの動作状態を把握することができる。
したがって、第1マイクロプロセッサ101A,第2マイクロプロセッサ101Bのうちの一方に異常が生じたときに、正常なマイクロプロセッサが操舵補助力の低下を抑制する制御を実施できる。
上記実施形態で説明した各技術的思想は、矛盾が生じない限りにおいて、適宜組み合わせて使用することができる。
また、好ましい実施形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想および教示に基づいて、当業者であれば、種々の変形態様を採り得ることは自明である。
アクチュエータを含む車両搭載機器は、電動パワーステアリング装置200に限定されず、例えば、液圧ポンプをアクチュエータとして備える液圧式制動装置を制御対象としての車両搭載機器とすることができる。
また、電動パワーステアリング装置200を制御対象とする制御装置100において、車両の運転状態を検出するセンサは、操舵トルクを検出する操舵トルクセンサに限定されず、例えば、舵角を検出するセンサなどであってもよい。
100…制御装置、101A…第1マイクロプロセッサ、101B…第2マイクロプロセッサ、111A…第1センサデータ要求信号生成部、111B…第2センサデータ要求信号生成部、112A…第1指令信号生成部、113A…第1マイコン間通信部、113B…第2マイコン間通信部、117A…第1異常判断部、117B…第2異常判断部、200…電動パワーステアリング装置(車両搭載機器)、401A…第1操舵トルクセンサ(第1センサ)、401B…第2操舵トルクセンサ(第2センサ)

Claims (10)

  1. アクチュエータを含む車両搭載機器の制御装置であって、
    センサ部であって、第1センサと、第2センサを含み、
    前記第1センサは、車両の運転状態を検出し、第1センサデータを出力し、
    前記第2センサは、前記第1センサと同じ検出対象である前記車両の運転状態を検出し、第2センサデータを出力する、
    前記センサ部と、
    マイクロプロセッサ部であって、第1マイクロプロセッサと、第2マイクロプロセッサを含み、
    前記第2マイクロプロセッサは、第2センサデータ要求信号生成部と、第2マイコン間通信部を含み、
    前記第2センサデータ要求信号生成部は、第2センサデータ要求信号を生成し、
    前記第2センサデータ要求信号は、前記第2センサが前記マイクロプロセッサ部に前記第2センサデータを送信するように要求する情報を含み、前記第2マイクロプロセッサから前記第2センサおよび前記第1マイクロプロセッサに対し送信されるデータ信号であり、
    前記第2マイコン間通信部は、第1マイコン間通信部から前記第1マイクロプロセッサの情報を入手し、
    前記第1マイクロプロセッサは、第1センサデータ要求信号生成部と、前記第1マイコン間通信部と、第1異常判断部と、第1指令信号生成部を含み、
    前記第1センサデータ要求信号生成部は、第1センサデータ要求信号を生成し、
    前記第1センサデータ要求信号は、前記第1センサが前記マイクロプロセッサ部に前記第1センサデータを送信するように要求する情報を含み、前記第1マイクロプロセッサから前記第1センサに対し送信されるデータ信号であって、
    前記第1マイコン間通信部は、前記第2マイコン間通信部から前記第2マイクロプロセッサの情報を入手し、
    前記第1異常判断部は、前記第2センサデータまたは前記第2センサデータ要求信号、および前記第2マイコン間通信部から送信される前記第2マイクロプロセッサの情報に関する信号に基づき、前記第2マイクロプロセッサの異常の有無を判断し、
    前記第1指令信号生成部は、前記第1センサデータに基づき、前記アクチュエータを駆動制御する第1指令信号を生成する、
    前記マイクロプロセッサ部と、
    を有することを特徴とする車両搭載機器の制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両搭載機器の制御装置であって、
    前記第2センサデータ要求信号生成部は、第1の周期で複数の前記第2センサデータ要求信号を出力し、
    前記第1異常判断部は、前記第1の周期より長い判断時間をもって、前記第2マイクロプロセッサの異常の有無を判断することを特徴とする車両搭載機器の制御装置。
  3. 請求項1に記載の車両搭載機器の制御装置であって、
    前記第1マイコン間通信部は、第2の周期で前記第2マイコン間通信部から前記第2マイクロプロセッサの情報を入手し、
    前記第1異常判断部は、前記第2の周期よりも長い判断時間をもって、前記第2マイクロプロセッサの異常の有無を判断することを特徴とする車両搭載機器の制御装置。
  4. 請求項1に記載の車両搭載機器の制御装置であって、
    前記第1マイクロプロセッサは、更に、第3マイコン間通信部を備え、
    前記第3マイコン間通信部は、第4マイコン間通信部から前記第2マイクロプロセッサの情報を入手し、
    前記第2マイクロプロセッサは、更に前記第4マイコン間通信部を備え、
    前記第4マイコン間通信部は、前記第3マイコン間通信部から前記第1マイクロプロセッサの情報を入手し、
    前記第1異常判断部は、前記第2センサデータまたは前記第2センサデータ要求信号、および前記第2マイコン間通信部から送信される前記第2マイクロプロセッサの情報に関する信号、または前記第4マイコン間通信部から送信される前記第2マイクロプロセッサの情報に関する信号に基づき、前記第2マイクロプロセッサの異常の有無を判断することを特徴とする車両搭載機器の制御装置。
  5. 請求項4に記載の車両搭載機器の制御装置であって、
    前記第1マイコン間通信部と前記第2マイコン間通信部の間の通信方式と、前記第3マイコン間通信部と前記第4マイコン間通信部の間の通信方式とは、互いに異なる通信方式であることを特徴とする車両搭載機器の制御装置。
  6. 請求項1に記載の車両搭載機器の制御装置であって、
    前記第1異常判断部は、前記第2マイコン間通信部から送信される前記第2マイクロプロセッサの情報に関する信号が、第3の周期よりも長い時間、更新されないとき、前記第2マイクロプロセッサまたは前記第2マイコン間通信部の異常であると判断することを特徴とする車両搭載機器の制御装置。
  7. 請求項1に記載の車両搭載機器の制御装置であって、
    前記センサ部は、更に、第3センサと、第4センサを含み、
    前記第3センサは、前記第1センサと同じ検出対象である前記車両の運転状態を検出し、第3センサデータを出力し、
    前記第4センサは、前記第2センサと同じ検出対象である前記車両の運転状態を検出し、第4センサデータを出力し、
    前記第1マイクロプロセッサは、更に、第3センサデータ要求信号生成部を含み、
    前記第3センサデータ要求信号生成部は、第3センサデータ要求信号を生成し、
    前記第3センサデータ要求信号は、前記第3センサが前記マイクロプロセッサ部に前記第3センサデータを送信するように要求する情報を含み、前記第1マイクロプロセッサから前記第3センサに対し送信されるデータ信号であって、
    前記第2マイクロプロセッサは、更に、第4センサデータ要求信号生成部を含み、
    前記第4センサデータ要求信号生成部は、第4センサデータ要求信号を生成し、
    前記第4センサデータ要求信号は、前記第4センサが前記マイクロプロセッサ部に前記第4センサデータを送信するように要求する信号を含み、前記第2マイクロプロセッサから前記第4センサに対し送信されるデータ信号であって、
    前記第1異常判断部は、前記第2センサデータ、前記第2センサデータ要求信号、前記第4センサデータ、または前記第4センサデータ要求信号、および前記第2マイコン間通信部から送信される前記第2マイクロプロセッサの情報に関する信号に基づき、前記第2マイクロプロセッサの異常の有無を判断することを特徴とする車両搭載機器の制御装置。
  8. 請求項1に記載の車両搭載機器の制御装置であって、
    前記第2マイクロプロセッサは、第2指令信号生成部を含み、
    前記第2指令信号生成部は、前記第2センサデータに基づき、前記アクチュエータを駆動制御する第2指令信号を生成し、
    前記第1指令信号生成部は、前記第1異常判断部が前記第2マイクロプロセッサに異常有りと判断するとき、前記第1指令信号の値が増大するように前記第1指令信号を補正することを特徴とする車両搭載機器の制御装置。
  9. 請求項1に記載の車両搭載機器の制御装置であって、
    前記センサ部は、更に、第3センサと、第4センサを含み、
    前記第3センサは、前記第1センサと同じ検出対象である前記車両の運転状態を検出し、第3センサデータを出力し、
    前記第4センサは、前記第2センサと同じ検出対象である前記車両の運転状態を検出し、第4センサデータを出力し、
    前記第1マイクロプロセッサは、更に、第3センサデータ要求信号生成部を含み、
    前記第3センサデータ要求信号生成部は、第3センサデータ要求信号を生成し、
    前記第3センサデータ要求信号は、前記第3センサが前記第1マイクロプロセッサおよび前記第2マイクロプロセッサに前記第3センサデータを送信するように要求する情報を含み、前記第1マイクロプロセッサから前記第3センサに対し送信されるデータ信号であって、
    前記第2マイクロプロセッサは、更に、第4センサデータ要求信号生成部を含み、
    前記第4センサデータ要求信号生成部は、第4センサデータ要求信号を生成し、
    前記第4センサデータ要求信号は、前記第4センサが前記第1マイクロプロセッサおよび前記第2マイクロプロセッサに前記第4センサデータを送信するように要求する情報を含み、前記第2マイクロプロセッサから前記第4センサに対し送信されるデータ信号であって、
    前記第1異常判断部は、前記第2マイクロプロセッサの情報に関する信号が前記第2マイコン間通信部から送信されないとき、前記第1センサデータ、前記第3センサデータ、および前記第4センサデータを多数決判断することにより、前記センサ部における異常箇所を特定することを特徴とする車両搭載機器の制御装置。
  10. 請求項1に記載の車両搭載機器の制御装置において、
    前記マイクロプロセッサ部は、車両内ネットワークと接続可能である車両ネットワーク接続用インターフェースを含み、
    前記車両内ネットワークは、車両に設けられ、シリアル通信により情報信号を伝達するネットワークであり、
    前記第1マイクロプロセッサは、第1マイクロプロセッサ自己診断部を含み、
    前記第1マイクロプロセッサ自己診断部は、前記第1マイクロプロセッサの異常の有無を判断し、前記第1マイクロプロセッサに異常有りと判断するとき、前記車両内ネットワークを介して前記第1マイクロプロセッサの異常に関する信号を前記第2マイクロプロセッサに送信し、
    前記第2マイクロプロセッサは、第2マイクロプロセッサ自己診断部を含み、
    前記第2マイクロプロセッサ自己診断部は、前記第2マイクロプロセッサの異常の有無を判断し、前記第2マイクロプロセッサに異常有りと判断するとき、前記車両内ネットワークを介して前記第2マイクロプロセッサの異常に関する信号を前記第1マイクロプロセッサに送信することを特徴とする車両搭載機器の制御装置。
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