JPWO2020141579A1 - 制御装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

制御装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2020141579A1
JPWO2020141579A1 JP2020563859A JP2020563859A JPWO2020141579A1 JP WO2020141579 A1 JPWO2020141579 A1 JP WO2020141579A1 JP 2020563859 A JP2020563859 A JP 2020563859A JP 2020563859 A JP2020563859 A JP 2020563859A JP WO2020141579 A1 JPWO2020141579 A1 JP WO2020141579A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
posture
machine element
waypoint
optimum
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020563859A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7400737B2 (ja
Inventor
良 寺澤
康宏 松田
克文 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Sony Group Corp
Original Assignee
Sony Corp
Sony Group Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp, Sony Group Corp filed Critical Sony Corp
Publication of JPWO2020141579A1 publication Critical patent/JPWO2020141579A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7400737B2 publication Critical patent/JP7400737B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/16Programme controls
    • B25J9/1628Programme controls characterised by the control loop
    • B25J9/1633Programme controls characterised by the control loop compliant, force, torque control, e.g. combined with position control
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/16Programme controls
    • B25J9/1656Programme controls characterised by programming, planning systems for manipulators
    • B25J9/1664Programme controls characterised by programming, planning systems for manipulators characterised by motion, path, trajectory planning
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/10Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/41Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by interpolation, e.g. the computation of intermediate points between programmed end points to define the path to be followed and the rate of travel along that path
    • G05B19/4103Digital interpolation
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/34Director, elements to supervisory
    • G05B2219/34083Interpolation general
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/39Robotics, robotics to robotics hand
    • G05B2219/39001Robot, manipulator control

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Numerical Control (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

始点から経由点を介して終点まで到達する軌道を運動する機械要素の前記経由点における補間姿勢を導出する補間姿勢導出部と、前記機械要素の前記経由点における最適姿勢を導出する最適姿勢導出部と、前記補間姿勢及び前記最適姿勢に基づいて、前記経由点にて前記機械要素が制御される姿勢を導出する姿勢導出部と、を備える、制御装置。

Description

本開示は、制御装置、制御方法、及びプログラムに関する。
一般的に、ロボット装置に備えられるマニュピュレータ等(以下では、機械要素とも称する)では、該マニュピュレータ等の位置及び姿勢を指示する動作軌道に基づいて動作が制御される。
このような機械要素の動作を適切に制御するためには、動作の始点から終点までをつなぐ動作軌道において、機械要素の位置及び姿勢を適切に決定することが重要となる。ただし、動作軌道を計画する際に機械要素の位置及び姿勢を同時に探索することは、探索の自由度が高くなり(合計6自由度)、探索に時間が掛かってしまうため、好ましくない。
そこで、まず、動作軌道上に経由点を定めて、経由点における機械要素の位置(3自由度)を探索し、次に、探索した機械要素の位置に基づいて機械要素の姿勢(3自由度)を決定することが検討されている。
例えば、下記の特許文献1には、軌道上の位置データと、マニュピュレータの姿勢データとを対応付けした姿勢データテーブルをあらかじめ記憶し、マニュピュレータの位置データに基づいてマニュピュレータの姿勢を決定することが記載されている。
特開平10−315169号公報
しかし、経由点における機械要素の位置に基づいて機械要素の姿勢を決定した場合、決定された機械要素の姿勢は、機械要素の機構的特徴を考慮した適切な姿勢となっていないことがあり得る。そのため、動作軌道の始点から終点までの間に存在する経由点における機械要素の姿勢をより適切に導出することが可能な制御装置、制御方法、及びプログラムが求められていた。
本開示によれば、始点から経由点を介して終点まで到達する軌道を運動する機械要素の前記経由点における補間姿勢を導出する補間姿勢導出部と、前記機械要素の前記経由点における最適姿勢を導出する最適姿勢導出部と、前記補間姿勢及び前記最適姿勢に基づいて、前記経由点にて前記機械要素が制御される姿勢を導出する姿勢導出部と、を備える、制御装置が提供される。
また、本開示によれば、演算装置によって、始点から経由点を介して終点まで到達する軌道を運動する機械要素の前記経由点における補間姿勢を導出することと、前記機械要素の前記経由点における最適姿勢を導出することと、前記補間姿勢及び前記最適姿勢に基づいて、前記経由点にて前記機械要素が制御される姿勢を導出することと、を含む、制御方法が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータを始点から経由点を介して終点まで到達する軌道を運動する機械要素の前記経由点における補間姿勢を導出する補間姿勢導出部と、前記機械要素の前記経由点における最適姿勢を導出する最適姿勢導出部と、前記補間姿勢及び前記最適姿勢に基づいて、前記経由点にて前記機械要素が制御される姿勢を導出する姿勢導出部と、として機能させる、プログラムが提供される。
始点における機械要素の位置及び姿勢の一例を示す模式図である。 終点における機械要素の位置及び姿勢の一例を示す模式図である。 経由点における機械要素の位置及び姿勢の一例を示す模式図である。 経由点における機械要素の位置及び姿勢の他の例を示す模式図である。 本開示の一実施形態に係る制御装置の機能構成を示すブロック図である。 機械要素の姿勢を導出する際の制御装置の動作例を説明するフローチャート図である。 クォータニオンによる球面線形補間を説明する説明図である。 始点及び経由点の間のユークリッド距離と、経由点及び終点の間のユークリッド距離とを説明する説明図である。 クォータニオンの球面線形補正を用いた、経由点における機械要素の補間姿勢の導出を説明する説明図である。 始点、経由点及び終点を通る二次ベジエ曲線を説明する説明図である。 機械要素の機構を考慮した、経由点における機械要素の最適姿勢の導出を説明する説明図である。 補間姿勢及び最適姿勢の内分比を制御する関数の一例を示すグラフ図である。 補間姿勢及び最適姿勢の内分比を制御する関数の他の例を示すグラフ図である。 補間姿勢及び最適姿勢の内分比を制御する関数の他の例を示すグラフ図である。 本開示の一実施形態に係る制御装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.本開示に係る技術の概要
2.制御装置の構成例
3.制御装置の動作例
4.ハードウェア構成例
5.まとめ
<1.本開示に係る技術の概要>
まず、図1A〜図2Bを参照して、本開示に係る技術の概要について説明する。
例えば、始点Pから終点Pまで、経由点Pを介してロボット装置10のロボットアーム等の機械要素200を動作させる場合について考える。具体的には、図1Aに示す始点Pにおける機械要素200の位置及び姿勢から、図1Bに示す終点Pにおける機械要素200の位置及び姿勢までロボット装置10を動作させる場合について考える。なお、説明を簡単にするため、図1A及び図1Bに示すように、始点P及び終点Pにおける機械要素200の姿勢は、同一とした。
このとき、経由点Pにおける機械要素200の姿勢は、例えば、始点P及び終点Pにおける機械要素200の姿勢から導出することができる。具体的には、経由点Pにおける機械要素200の姿勢は、始点P及び終点Pの各々における機械要素200の姿勢を足し合わせることで導出することができる。例えば、図1Aに示す始点Pにおける機械要素200の姿勢は、図1Bに示す終点Pにおける機械要素200の姿勢と同一である。そのため、経由点Pにおける機械要素200の姿勢は、始点P及び終点Pにおける機械要素200の姿勢と同一として導出することができる。
しかしながら、このような方法で経由点Pにおける機械要素200の姿勢を導出する場合、経由点Pの位置によっては、図2Aに示すように、機械要素200の姿勢が適切となる解が存在しないことがあり得る。また、経由点Pの位置によっては、機械要素200の姿勢が不自然又は非効率な姿勢となってしまうことがあり得る。
一方、経由点Pにおける機械要素200の姿勢は、始点P及び終点Pにおける機械要素200の姿勢を考慮せずに、例えば、機械要素200の機械的特徴から導出することもできる。具体的には、経由点Pにおける機械要素200の姿勢は、経由点Pにおける機械要素200の各部位に掛かるトルクが小さくなるように、又は機械要素200の可操作性が高くなるように導出することができる。
しかしながら、このような方法で経由点Pにおける機械要素200の姿勢を導出した場合、図2Bに示すように、機械要素200の姿勢が始点P又は終点Pにおける姿勢から大きく変化したものとなり、機械要素200の動作効率が低下してしまうことがあり得る。
したがって、経由点Pにおける機械要素200の姿勢は、互いに異なる方法にて導出された複数の姿勢を考慮して導出されることが望ましい。本開示に係る技術は、上述した事情を鑑みて想到されたものである。具体的には、本開示に係る技術は、経由点Pにおける機械要素200の姿勢を補間姿勢及び最適姿勢に基づいて導出するものである。
ここで、補間姿勢とは、始点Pにおける機械要素200の姿勢、及び終点Pにおける機械要素200の姿勢の間を補間することで導出される姿勢である。また、最適姿勢とは、機械要素200の機構的特徴に基づいて導出される姿勢である。本開示に係る技術によれば、補間姿勢及び最適姿勢を用いて機械要素200の姿勢を導出することによって、経由点Pにおける機械要素200の姿勢をより適切に制御することが可能である。
以下では、上記で概要を説明した本開示に係る技術を実現する制御装置について詳述する。
<2.制御装置の構成例>
続いて、図3を参照して、本開示の一実施形態に係る制御装置100の具体的な構成例について説明する。図3は、本実施形態に係る制御装置100の機能構成を示すブロック図である。
図3に示すように、制御装置100は、認識部110と、軌道生成部120と、補間姿勢導出部130と、最適姿勢導出部140と、姿勢導出部150と、制御部160と、を備える。
例えば、制御装置100は、センサ部210にて取得された情報に基づいて、機械要素200の駆動部220を制御することで、機械要素200の位置及び姿勢を制御するものである。制御装置100は、機械要素200を備えるロボット装置10の内部に設けられてもよく、機械要素200を備えるロボット装置10の外部に設けられてもよい。
ここで、機械要素200とは、ロボット装置10に備えられる部位のうち機械的機構によって位置及び姿勢を制御可能な部位を表す。例えば、機械要素200は、ロボット装置10のロボットアーム又は該ロボットアームの先端のエンドエフェクタであってもよく、ロボット装置10の脚部又は該脚部の先端の接地部であってもよい。
センサ部210は、ロボット装置10の周囲の環境情報を取得するセンサと、ロボット装置10の自機情報を取得するセンサと、を備える。例えば、センサ部210は、ロボット装置10の周囲の環境情報を取得するセンサとして、RGBカメラ、グレースケールカメラ、ステレオカメラ、デプスカメラ、赤外線カメラ又はToF(Time of Flight)カメラ等の各種カメラを備えてもよい。センサ部210は、LIDAR(Laser Imaging Detection and Ranging)センサ又はRADAR(Radio Detecting and Ranging)センサなどの各種測距センサを備えてもよい。センサ部210は、マイクロフォン、照度計、温度計又は湿度計などの環境センサを備えてもよい。また、センサ部210は、ロボット装置10の自機情報を取得するセンサとして、例えば、エンコーダ、電圧計、電流計、歪みゲージ、圧力計、又はIMU(Inertial Measurement Unit)等を備えてもよい。
ただし、センサ部210は、ロボット装置10の周囲の環境情報、又はロボット装置10の自機情報を取得することができれば、上述したセンサ以外の公知のセンサを備えてもよいことは言うまでもない。
認識部110は、センサ部210が取得した情報に基づいて、ロボット装置10の周囲の環境状態、又はロボット装置10の自機状態を認識する。具体的には、認識部110は、センサ部210が取得した環境情報に基づいて、障害物認識、形状認識、物体認識、マーカ認識、文字認識、白線認識、車線認識、又は音声認識を行うことで、ロボット装置10の周囲の環境状態を認識してもよい。また、認識部110は、センサ部210が取得した自機情報に基づいて、位置認識、運動状態(速度、加速度又はジャーク等)認識、又は機体状態(電源残量、温度又は関節角等)認識を行うことで、ロボット装置10の自機状態を認識してもよい。
認識部110による上記の認識は、いずれも公知の認識技術を用いることで行うことができる。認識部110による認識は、例えば、所定のルールに基づいて行われてもよく、機械学習アルゴリズムに基づいて行われてもよい。
軌道生成部120は、認識部110による認識結果に基づいて、ロボット装置10の機械要素200を動作させる軌道を生成する。具体的には、まず、軌道生成部120は、認識部110にて認識されたロボット装置10の周囲の環境状態、及びロボット装置10の自機状態に基づいて、機械要素200を動作させる始点P及び終点Pを決定する。次に、軌道生成部120は、決定した始点P及び終点Pを結ぶ機械要素200の軌道を生成し、軌道上の機械要素200の位置と、該位置における機械要素200の姿勢とを決定する。制御装置100は、生成された軌道に基づいて駆動部220の駆動を制御することで、機械要素200を生成された軌道に沿って動作させることができる。
また、軌道生成部120は、軌道を生成する際に、始点Pから終点Pまでを結ぶ軌道が通過する経由点Pを設定し、経由点Pにおける機械要素200の位置を決定する。軌道生成部120は、例えば、軌道の探索を容易にするための中間点として経由点Pを設定してもよく、障害物を回避するために経由点Pを設定してもよく、ユーザからの指示によって経由点Pを設定してもよい。また、軌道生成部120は、軌道上に複数の経由点Pを設定してもよい。なお、軌道生成部120によって経由点Pが設定される場合、軌道生成部120は、公知の探索アルゴリズムを用いて経由点Pにおける機械要素200の位置を設定してもよい。
ここで、本実施形態に係る制御装置100では、経由点Pにおける機械要素200の姿勢は、後述する姿勢導出部150にて導出される。具体的には、経由点Pにおける機械要素200の姿勢は、補間姿勢導出部130にて導出される補間姿勢と、最適姿勢導出部140にて導出される最適姿勢とに基づいて導出される。
これによれば、制御装置100は、始点Pから終点Pまでの経路を探索する際に、経由点Pにおける機械要素200の位置及び姿勢の両方ではなく、機械要素200の位置だけを探索すればよくなる。したがって、制御装置100は、探索アルゴリズムを用いて経由点Pを設定する際に、機械要素200の位置及び姿勢の6自由度ではなく、機械要素200の位置の3自由度で探索を行えばよいため、探索の負荷及び時間を低減することができる。
補間姿勢導出部130は、始点Pにおける機械要素200の姿勢、及び終点Pにおける機械要素200の姿勢に基づいて、経由点Pにおける補間姿勢を導出する。
具体的には、補間姿勢導出部130は、始点Pにおける機械要素200の姿勢、及び終点Pにおける機械要素200の姿勢の線形補間によって、経由点Pにおける補間姿勢を導出してもよい。例えば、補間姿勢導出部130は、始点Pから経由点Pまでの距離と、終点Pから経由点Pまでの距離との比を用いて、始点Pにおける姿勢と、終点Pにおける姿勢との間を線形補間することで、経由点Pにおける補間姿勢を導出してもよい。すなわち、補間姿勢導出部130は、始点Pから終点Pまでの機械要素200の姿勢遷移の途中段階の一姿勢を補間姿勢として導出してもよい。
経由点Pにおける補間姿勢は、後述する姿勢導出部150にて、経由点Pにおいて機械要素200が実際に制御される姿勢を導出するために用いられる。制御装置100は、補間姿勢を用いて、機械要素200が実際に制御される姿勢を導出することによって、経由点Pにおける機械要素200の姿勢を始点P又は終点Pにおける機械要素200の姿勢から大きく変化しないようにすることができる。
最適姿勢導出部140は、機械要素200の機構的特徴に基づいて、経由点Pにおける最適姿勢を導出する。具体的には、最適姿勢導出部140は、機械要素200の可操作度、機械要素200に掛かるトルク、又は機械要素200の特異点の少なくともいずれかに基づいて、経由点Pにおける最適姿勢を導出してもよい。例えば、最適姿勢導出部140は、機械要素200の可操作度が高くなるように最適姿勢を導出してもよく、機械要素200に掛かるトルクが小さくなるように最適姿勢を導出してもよく、機械要素200の特異点を避けるように最適姿勢を導出してもよい。すなわち、最適姿勢導出部140は、経由点Pにおいて機械要素200の機構が最適となる姿勢を最適姿勢として導出してもよい。
または、最適姿勢導出部140は、経由点Pを通過する軌道の接線方向と、経由点Pにおける機械要素200の進入方向とが略一致するように、経由点Pにおける最適姿勢を導出してもよい。
経由点Pにおける補間姿勢は、後述する姿勢導出部150にて、経由点Pにおいて機械要素200が実際に制御される姿勢を導出するために用いられる。制御装置100は、最適姿勢を用いて、機械要素200が実際に制御される姿勢を導出することによって、経由点Pにおける機械要素200の姿勢をより負荷の小さい姿勢にすることができる。また、制御装置100は、最適姿勢を用いて、機械要素200が実際に制御される姿勢を導出することによって、経由点Pにおける機械要素200の姿勢を機械要素200の動作がより適切となる姿勢にすることができる。
姿勢導出部150は、補間姿勢及び最適姿勢に基づいて、経由点Pにおいて機械要素200が実際に制御される姿勢を導出する。具体的には、姿勢導出部150は、補間姿勢及び最適姿勢の内分によって、経由点Pにおいて機械要素200が実際に制御される姿勢を導出してもよい。なお、補間姿勢及び最適姿勢の内分は、例えば、始点P及び終点Pにおいて補間姿勢の割合が100%となるような連続関数に基づいて行うことができる。これによれば、姿勢導出部150は、経由点Pにおける機械要素200の姿勢をより適切に導出することができる。
制御部160は、軌道生成部120にて生成された軌道に基づいて、駆動部220の駆動を制御する。具体的には、まず、制御部160は、認識部110にて認識されたロボット装置10の自機状態から機械要素200の位置及び姿勢を把握する。次に、制御部160は、機械要素200の位置及び姿勢と、軌道生成部120にて生成された軌道の位置及び姿勢との差が縮小するように、機械要素200の駆動部220の駆動を制御する。これによれば、制御装置100は、軌道生成部120にて生成された軌道に基づいて、機械要素200を始点Pから終点Pまで動作させることができる。
駆動部220は、制御部160からの制御に基づいて、ロボット装置10の機械要素200の各部を駆動させる。例えば、駆動部220は、機械要素200の関節を駆動させるアクチュエータ等であってもよい。
<3.制御装置の動作例>
続いて、図4〜図10Cを参照して、機械要素200の姿勢を導出する際の制御装置100の動作例について説明する。図4は、機械要素200の姿勢を導出する際の制御装置100の動作例を説明するフローチャート図である。
まず、制御装置100は、始点P及び経由点Pの間のユークリッド距離dと、経由点P及び終点Pの間のユークリッド距離dとを算出する(S100)。次に、補間姿勢導出部130は、機械要素200の姿勢を表すクォータニオンを球面線形補正することによって補間姿勢を導出する(S110)。
球面線形補間は、2つの独立したクォータニオンq、qを補間する方法であり、パラメータt(ただし、0≦t≦1)を用いた以下の式1にて行うことができる。これにより、図5に示すように、クォータニオンq、qから補間クォータニオンq(t)を導出することができる。
Figure 2020141579
なお、クォータニオンでは、共役なクォータニオンは、同じ姿勢を表す。したがって、式1において、θの絶対値がπ/2を超える場合には、q又はqのいずれかを、符号が反転した共役クォータニオンに置き換えて演算すればよい。
また、機械要素200の姿勢がクォータニオンではなくオイラー角で表される場合、補間姿勢導出部130は、オイラー角のロール角φ、ピッチ角θ及びヨー角ψの各成分についてそれぞれ線形補間を行うことで、補間姿勢を導出することができる。例えば、ロール角φの線形補間は、パラメータt(ただし、0≦t≦1)を用いて、以下の式2にて行うことができる。なお、ピッチ角θ、及びヨー角ψについても同様に線形補間を行うことができる。
Figure 2020141579
このように、補間姿勢導出部130は、クォータニオンの球面線形補正を用いて、図6及び図7に示すように経由点Pにおける機械要素200の補間姿勢を導出することができる。具体的には、まず、補間姿勢導出部130は、図6に示すように、始点P及び経由点Pの間のユークリッド距離dと、経由点P及び終点Pの間のユークリッド距離dとを算出する。次に、以下の式3に示すように、算出したユークリッド距離d、dの比を計算することで、球面線形補正のパラメータtを決定する。これにより、補間姿勢導出部130は、図7に示すように、経由点Pにおける機械要素200の補間姿勢を以下の式4にて導出することができる。
Figure 2020141579
続いて、最適姿勢導出部140は、始点P、経由点P、及び終点Pを滑らかに結ぶ曲線を導出し、該曲線の経由点Pでの接線ベクトルLを導出する(S120)。始点P、経由点P、及び終点Pを滑らかに結ぶ曲線としては、例えば、ベジエ曲線、スプライン曲線、B−スプライン曲線、又はラグランジュ補間による曲線を例示することができる。
図8に示すように、ベジエ曲線の一例である二次ベジエ曲線は、3つの制御点P、P、及びPによって定義される曲線である。二次ベジエ曲線上の点Pは、3つの制御点P、P、及びPの位置、及びパラメータs(ただし、0≦s≦1)を用いて、以下の式5にて表すことができる。
Figure 2020141579
したがって、最適姿勢導出部140は、Pを始点Pとし、Pを終点Pとし、Pを適切に制御することで、始点P、経由点P、及び終点Pを滑らかに結ぶ曲線を導出することができる。Pは、例えば、始点P及び経由点Pの間のユークリッド距離dと、経由点P及び終点Pの間のユークリッド距離dとの比sをパラメータsに代入した際の点が経由点Pとなるように決定すればよい。これにより、最終的に導出される経由点Pにおける接線ベクトルLは、以下の式6のようになる。
Figure 2020141579
次に、最適姿勢導出部140は、曲線の経由点Pでの接線ベクトルLと、機械要素200の経由点Pへの進入方向とが略一致するように機械要素200の最適姿勢を導出する(S130)。
ただし、この方法では、機械要素200の経由点Pへの進入方向の軸方向の姿勢は定まらない。軸方向の機械要素200の姿勢については、補間姿勢導出部130と同様に、始点P及び終点Pの機械要素200の姿勢を線形補間することで導出することができる。
なお、上記の変形例として、最適姿勢導出部140は、曲線の経由点Pでの接線ベクトルLに替えて、始点Pと経由点Pとを通る直線ベクトル、及び経由点Pと終点Pとを通る直線ベクトルの二等分線方向ベクトルを用いることも可能である。このような場合、最適姿勢導出部140は、該二等分線方向ベクトルと、機械要素200の経由点Pへの進入方向とが略一致するように機械要素200の最適姿勢を導出することができる。二等分線方向Lは、例えば、以下の式7で表すことができる。
Figure 2020141579
また、最適姿勢導出部140は、図9に示すように、機械要素200の機構を考慮することで、最適姿勢qを導出してもよい。例えば、最適姿勢導出部140は、機械要素200が取り得る位置の各々について最適姿勢を導出したルックアップテーブルをあらかじめ用意していてもよい。ルックアップテーブルに記憶された最適姿勢は、例えば、可操作度が最大となる機械要素200の姿勢、機械要素200の各関節に掛かるトルク二乗和が最小となる機械要素200の姿勢、又は特定のタスクに対応した機械要素200の所定の姿勢であってもよい。
続いて、姿勢導出部150は、補間姿勢及び最適姿勢を内分する関数を決定する(S140)。その後、姿勢導出部150は、決定された関数f(p)に基づいて、補間姿勢及び最適姿勢を内分することで、経由点Pにおいて機械要素200が実際に制御される姿勢を導出する(S150)。
例えば、経由点Pにおいて機械要素200が実際に制御される姿勢qは、補間姿勢q及び最適姿勢qを上述した関数に基づくu:1−u(ただし、0≦u≦1)にて内分することで、以下の式8に基づいて導出されてもよい。なお、姿勢q、補間姿勢q及び最適姿勢qは、それぞれクォータニオンである。
Figure 2020141579
ここで、経由点Pが始点P又は終点Pと一致する場合、機械要素200が実際に制御される姿勢qは、補間姿勢q(すなわち、始点P又は終点Pにおける機械要素200の姿勢)となるため、内分比uは、0に制御されることが望ましい。また、機械要素200の姿勢の連続性を考慮すると、内分比uは連続的に変化することが望ましい。したがって、補間姿勢及び最適姿勢の内分比uは、経由点Pの位置pの関数f(p)であり、以下の条件(1)〜(3)を満たすように決定されてもよい。なお、pは、始点Pの位置を表し、pは、終点Pの位置を表す。
(1)0≦f(p)≦1
(2)f(p)=f(p)=0
(3)pの定義域において、f(p)は連続
例えば、始点P及び経由点Pの間のユークリッド距離dと、経由点P及び終点Pの間のユークリッド距離dとの比rを以下の式9で定義する場合、uを制御する関数f(p)は、図10A〜図10Cにてグラフを示す関数g(r)となってもよい。図10Aにてグラフを示す関数g(r)は、B−スプライン基底関数であり、図10Bにてグラフを示す関数g(r)は、放物線を描く二次関数であり、図10Cにてグラフを示す関数g(r)は、上記の条件(1)〜(3)を満たす任意の関数である。
Figure 2020141579
以上の動作によれば、補間姿勢導出部130、最適姿勢導出部140、及び姿勢導出部150は、経由点Pにおける機械要素200の適切な姿勢を導出することができる。これにより、制御装置100は、導出された姿勢に基づいて、機械要素200の経由点Pにおける姿勢を制御することができる(S160)。
なお、上記で説明した姿勢導出の方法は、あくまで一例であり、本開示に係る技術は、上記で説明した姿勢導出の方法に限定されるわけではない。
例えば、最適姿勢導出部140は、姿勢導出部150にて用いられる最適姿勢として、複数の観点からそれぞれ導出した複数の最適姿勢を重み付けして足し合わせたものを導出してもよい。また、姿勢導出部150は、補間姿勢及び最適姿勢の内分比をロボット装置10の周囲の環境情報(例えば、障害物情報)、又は機械要素200の可操作度若しくは特異点に関する情報に基づいて動的に制御してもよい。さらに、機械要素200が取り得る姿勢に拘束条件が存在する場合、最適姿勢導出部140は、拘束条件を満たすように最適姿勢を制御してもよく、姿勢導出部150は、拘束条件を満たすように補間姿勢と最適姿勢との内分比を制御してもよい。
<4.ハードウェア構成例>
続いて、図11を参照して、本実施形態に係る制御装置100のハードウェア構成の一例について説明する。図11は、本実施形態に係る制御装置100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図11に示すように、制御装置100は、CPU(Central Processing Unit)901、ROM(Read Only Memory)902、RAM(Random Access Memory)903、ホストバス905、ブリッジ907、外部バス906、インタフェース908、入力装置911、出力装置912、ストレージ装置913、ドライブ914、接続ポート915、及び通信装置916を備える。制御装置100は、CPU901に替えて、又はこれと共に、電気回路、DSP若しくはASIC等の処理回路を備えてもよい。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って制御装置100内の動作全般を制御する。また、CPU901は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM902は、CPU901が使用するプログラム及び演算パラメータ等を記憶する。RAM903は、CPU901の実行において使用するプログラム、及びその実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。CPU901は、例えば、認識部110、軌道生成部120、補間姿勢導出部130、最適姿勢導出部140、姿勢導出部150、及び制御部160の機能を実行してもよい。
CPU901、ROM902及びRAM903は、CPUバスなどを含むホストバス905により相互に接続されている。ホストバス905は、ブリッジ907を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス906に接続されている。なお、ホストバス905、ブリッジ907、及び外部バス906は、必ずしも分離構成されなくともよく、1つのバスにこれらの機能が実装されてもよい。
入力装置911は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチ又はレバー等のユーザによって情報が入力される装置である。または、入力装置911は、赤外線又はその他の電波を利用したリモートコントロール装置であってもよく、制御装置100の操作に対応した携帯電話又はPDA等の外部接続機器であってもよい。さらに、入力装置911は、例えば、上記の入力手段を用いてユーザにより入力された情報に基づいて入力信号を生成する入力制御回路などを含んでもよい。
出力装置912は、情報をユーザに対して視覚的又は聴覚的に通知することが可能な装置である。出力装置912は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、EL(ElectroLuminescence)ディスプレイ装置、レーザープロジェクタ、LED(Light Emitting Diode)プロジェクタ又はランプ等の表示装置であってもよく、スピーカ又はヘッドホン等の音声出力装置等であってもよい。
出力装置912は、例えば、制御装置100による各種処理にて得られた結果を出力してもよい。具体的には、出力装置912は、制御装置100による各種処理にて得られた結果を、テキスト、イメージ、表、又はグラフ等の様々な形式で視覚的に表示してもよい。または、出力装置912は、音声データ又は音響データ等のオーディオ信号をアナログ信号に変換して聴覚的に出力してもよい。
ストレージ装置913は、制御装置100の記憶部の一例として形成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置913は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス又は光磁気記憶デバイス等により実現されてもよい。例えば、ストレージ装置913は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置、及び記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。ストレージ装置913は、CPU901が実行するプログラム、各種データ及び外部から取得した各種のデータ等を格納してもよい。
ドライブ914は、記憶媒体用リーダライタであり、制御装置100に内蔵又は外付けされる。ドライブ914は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体に記録されている情報を読み出して、RAM903に出力する。また、ドライブ914は、リムーバブル記憶媒体に情報を書き込むことも可能である。
接続ポート915は、外部機器と接続されるインタフェースである。接続ポート915は、外部機器とのデータ伝送可能な接続口であり、例えばUSB(Universal Serial Bus)であってもよい。
通信装置916は、例えば、ネットワーク920に接続するための通信デバイス等で形成されたインタフェースである。通信装置916は、例えば、有線若しくは無線LAN(Local Area Network)、LTE(Long Term Evolution)、Bluetooth(登録商標)又はWUSB(Wireless USB)用の通信カード等であってもよい。また、通信装置916は、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ又は各種通信用のモデム等であってもよい。通信装置916は、例えば、インターネット又は他の通信機器との間で、例えばTCP/IP等の所定のプロトコルに則して信号等を送受信することができる。
なお、ネットワーク920は、情報の有線又は無線の伝送路である。例えば、ネットワーク920は、インターネット、電話回線網若しくは衛星通信網などの公衆回線網、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、又はWAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、ネットワーク920は、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。
なお、制御装置100に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアに対して、上述した本実施形態に係る制御装置の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供することが可能である。
<5.まとめ>
以上にて説明した本実施形態に係る制御装置100は、経由点Pにおける機械要素200の姿勢を、始点P及び終点Pにおける機械要素200の姿勢の単純補間のみではなく、経由点Pにおける機械要素200の最適姿勢を考慮して導出することができる。
これによれば、制御装置100は、経由点Pにおける機械要素200の姿勢をより適切な姿勢とすることができるため、機械要素200の到達可能範囲を広げることができる。
また、制御装置100は、機械要素200に対する要求又は拘束条件を満たすように最適姿勢を設定することで、経由点Pにおける機械要素200の姿勢を要求又は拘束条件に対応して制御することができる。
さらに、制御装置100は、経由点Pにおける機械要素200の姿勢を位置から導出することができるため、教示によって軌道生成する場合に、機械要素200の姿勢を教示せずとも、機械要素200の位置のみを教示すればよくなる。これによれば、制御装置100は、教示の効率を向上させることができる。
加えて、制御装置100は、軌道の探索時に探索空間を機械要素200の位置及び姿勢の6次元空間から機械要素200の位置のみの3次元空間に次元数を減少させることができるため、より効率的に探索を行うことができる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
始点から経由点を介して終点まで到達する軌道を運動する機械要素の前記経由点における補間姿勢を導出する補間姿勢導出部と、
前記機械要素の前記経由点における最適姿勢を導出する最適姿勢導出部と、
前記補間姿勢及び前記最適姿勢に基づいて、前記経由点にて前記機械要素が制御される姿勢を導出する姿勢導出部と、
を備える、制御装置。
(2)
前記補間姿勢導出部は、前記始点における前記機械要素の姿勢、及び前記終点における前記機械要素の姿勢に基づいて、前記補間姿勢を導出する、前記(1)に記載の制御装置。
(3)
前記補間姿勢導出部は、前記始点における前記機械要素の姿勢、及び前記終点における前記機械要素の姿勢の線形補間によって、前記補間姿勢を導出する、前記(2)に記載の制御装置。
(4)
前記線形補間は、前記始点から前記経由点までの距離と、前記終点から前記経由点までの距離との比に基づいて行われる、前記(3)に記載の制御装置。
(5)
前記最適姿勢導出部は、前記機械要素の機構的特徴に基づいて、前記最適姿勢を導出する、前記(1)〜(4)のいずれか一項に記載の制御装置。
(6)
前記最適姿勢導出部は、前記機械要素の可操作度、前記機械要素に掛かるトルク、又は前記機械要素の特異点の少なくともいずれか1つ以上に基づいて、前記最適姿勢を導出する、前記(5)に記載の制御装置。
(7)
前記最適姿勢導出部は、前記始点、前記経由点、及び前記終点を順に通過する連続した曲線の接線ベクトルと、前記経由点への前記機械要素の接近方向とを略一致させる前記最適姿勢を導出する、前記(5)に記載の制御装置。
(8)
前記曲線は、ベジエ曲線、スプライン曲線、B−スプライン曲線、又はラグランジュ補間による曲線のいずれかである、前記(7)に記載の制御装置。
(9)
前記最適姿勢導出部は、複数の姿勢を重み付けして重ね合わせることで、前記最適姿勢を導出する、前記(5)〜(8)のいずれか一項に記載の制御装置。
(10)
前記姿勢導出部は、前記補間姿勢及び前記最適姿勢の内分によって、前記経由点にて前記機械要素が制御される姿勢を導出する、前記(1)〜(9)のいずれか一項に記載の制御装置。
(11)
前記内分の割合は、前記始点から前記経由点までの距離と、前記終点から前記経由点までの距離との比に基づく関数に基づいて決定される、前記(10)に記載の制御装置。
(12)
前記関数は、連続関数である、前記(11)に記載の制御装置。
(13)
前記関数は、前記経由点が前記始点又は前記終点に一致する場合、前記経由点にて前記機械要素が制御される姿を前記補間姿勢とする関数である、前記(11)又は(12)に記載の制御装置。
(14)
前記関数は、環境情報、又は前記機械要素の自機情報に基づいて変更される、前記(11)〜(13)のいずれか一項に記載の制御装置。
(15)
演算装置によって、
始点から経由点を介して終点まで到達する軌道を運動する機械要素の前記経由点における補間姿勢を導出することと、
前記機械要素の前記経由点における最適姿勢を導出することと、
前記補間姿勢及び前記最適姿勢に基づいて、前記経由点にて前記機械要素が制御される姿勢を導出することと、
を含む、制御方法。
(16)
コンピュータを
始点から経由点を介して終点まで到達する軌道を運動する機械要素の前記経由点における補間姿勢を導出する補間姿勢導出部と、
前記機械要素の前記経由点における最適姿勢を導出する最適姿勢導出部と、
前記補間姿勢及び前記最適姿勢に基づいて、前記経由点にて前記機械要素が制御される姿勢を導出する姿勢導出部と、
として機能させる、プログラム。
10 ロボット装置
100 制御装置
110 認識部
120 軌道生成部
130 補間姿勢導出部
140 最適姿勢導出部
150 姿勢導出部
160 制御部
200 機械要素
210 センサ部
220 駆動部

Claims (16)

  1. 始点から経由点を介して終点まで到達する軌道を運動する機械要素の前記経由点における補間姿勢を導出する補間姿勢導出部と、
    前記機械要素の前記経由点における最適姿勢を導出する最適姿勢導出部と、
    前記補間姿勢及び前記最適姿勢に基づいて、前記経由点にて前記機械要素が制御される姿勢を導出する姿勢導出部と、
    を備える、制御装置。
  2. 前記補間姿勢導出部は、前記始点における前記機械要素の姿勢、及び前記終点における前記機械要素の姿勢に基づいて、前記補間姿勢を導出する、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記補間姿勢導出部は、前記始点における前記機械要素の姿勢、及び前記終点における前記機械要素の姿勢の線形補間によって、前記補間姿勢を導出する、請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記線形補間は、前記始点から前記経由点までの距離と、前記終点から前記経由点までの距離との比に基づいて行われる、請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記最適姿勢導出部は、前記機械要素の機構的特徴に基づいて、前記最適姿勢を導出する、請求項1に記載の制御装置。
  6. 前記最適姿勢導出部は、前記機械要素の可操作度、前記機械要素に掛かるトルク、又は前記機械要素の特異点の少なくともいずれか1つ以上に基づいて、前記最適姿勢を導出する、請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記最適姿勢導出部は、前記始点、前記経由点、及び前記終点を順に通過する連続した曲線の接線ベクトルと、前記経由点への前記機械要素の接近方向とを略一致させる前記最適姿勢を導出する、請求項5に記載の制御装置。
  8. 前記曲線は、ベジエ曲線、スプライン曲線、B−スプライン曲線、又はラグランジュ補間による曲線のいずれかである、請求項7に記載の制御装置。
  9. 前記最適姿勢導出部は、複数の姿勢を重み付けして重ね合わせることで、前記最適姿勢を導出する、請求項5に記載の制御装置。
  10. 前記姿勢導出部は、前記補間姿勢及び前記最適姿勢の内分によって、前記経由点にて前記機械要素が制御される姿勢を導出する、請求項1に記載の制御装置。
  11. 前記内分の割合は、前記始点から前記経由点までの距離と、前記終点から前記経由点までの距離との比に基づく関数に基づいて決定される、請求項10に記載の制御装置。
  12. 前記関数は、連続関数である、請求項11に記載の制御装置。
  13. 前記関数は、前記経由点が前記始点又は前記終点に一致する場合、前記経由点にて前記機械要素が制御される姿を前記補間姿勢とする関数である、請求項11に記載の制御装置。
  14. 前記関数は、環境情報、又は前記機械要素の自機情報に基づいて変更される、請求項11に記載の制御装置。
  15. 演算装置によって、
    始点から経由点を介して終点まで到達する軌道を運動する機械要素の前記経由点における補間姿勢を導出することと、
    前記機械要素の前記経由点における最適姿勢を導出することと、
    前記補間姿勢及び前記最適姿勢に基づいて、前記経由点にて前記機械要素が制御される姿勢を導出することと、
    を含む、制御方法。
  16. コンピュータを
    始点から経由点を介して終点まで到達する軌道を運動する機械要素の前記経由点における補間姿勢を導出する補間姿勢導出部と、
    前記機械要素の前記経由点における最適姿勢を導出する最適姿勢導出部と、
    前記補間姿勢及び前記最適姿勢に基づいて、前記経由点にて前記機械要素が制御される姿勢を導出する姿勢導出部と、
    として機能させる、プログラム。
JP2020563859A 2019-01-04 2019-11-18 制御装置、制御方法、及びプログラム Active JP7400737B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019000180 2019-01-04
JP2019000180 2019-01-04
PCT/JP2019/044987 WO2020141579A1 (ja) 2019-01-04 2019-11-18 制御装置、制御方法、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020141579A1 true JPWO2020141579A1 (ja) 2021-11-18
JP7400737B2 JP7400737B2 (ja) 2023-12-19

Family

ID=71407305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020563859A Active JP7400737B2 (ja) 2019-01-04 2019-11-18 制御装置、制御方法、及びプログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20220063092A1 (ja)
JP (1) JP7400737B2 (ja)
CN (1) CN113226663B (ja)
WO (1) WO2020141579A1 (ja)

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3709979A (en) * 1970-04-23 1973-01-09 Mobil Oil Corp Crystalline zeolite zsm-11
JP3207409B2 (ja) * 1988-03-10 2001-09-10 ファナック株式会社 ロボットのツール姿勢制御方法
JPH0651824A (ja) * 1992-07-28 1994-02-25 Meidensha Corp 工具姿勢制御方法
JPH07334228A (ja) * 1994-06-10 1995-12-22 Komatsu Ltd ロボットの教示データ補正装置
JP3207728B2 (ja) * 1995-10-11 2001-09-10 三菱重工業株式会社 冗長マニピュレータの制御方法
JPH10315169A (ja) * 1997-05-14 1998-12-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd マニピュレータ制御装置
JP2000006067A (ja) * 1998-06-23 2000-01-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> マニピュレータ用教示データ作成方法及び装置並びにプログラムを記録した記録媒体
JP4199103B2 (ja) * 2003-12-19 2008-12-17 ファナック株式会社 数値制御装置及び数値制御方法
JP2006099474A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Fanuc Ltd ロボットの軌跡制御方法
JP2006309645A (ja) * 2005-05-02 2006-11-09 Fanuc Ltd 曲線補間方法
JP5426153B2 (ja) * 2008-12-17 2014-02-26 ファナック株式会社 回転軸を有する工作機械用の数値制御装置
US9089966B2 (en) * 2010-11-17 2015-07-28 Mitsubishi Electric Corporation Workpiece pick-up apparatus
JP5565302B2 (ja) * 2010-12-27 2014-08-06 株式会社デンソーウェーブ ロボットの制御装置及びロボットの姿勢補間方法
JP5323280B1 (ja) * 2012-07-26 2013-10-23 三菱電機株式会社 数値制御装置
CN104317251A (zh) * 2014-11-07 2015-01-28 东北林业大学 基于Obrechkoff算法的三次NURBS曲线实时插补方法
JP6706777B2 (ja) * 2016-02-25 2020-06-10 セイコーエプソン株式会社 制御装置、ロボット、及びロボットシステム
CN108189038A (zh) * 2018-01-18 2018-06-22 广东工业大学 一种实用的工业六轴机械臂直线运动轨迹规划方法及系统
JP2023041200A (ja) * 2021-09-13 2023-03-24 トヨタ自動車株式会社 ワーク保持装置、ワーク保持方法、プログラム、及び制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20220063092A1 (en) 2022-03-03
WO2020141579A1 (ja) 2020-07-09
CN113226663B (zh) 2024-04-26
JP7400737B2 (ja) 2023-12-19
CN113226663A (zh) 2021-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102590841B1 (ko) 가상 오브젝트 구동 방법, 장치, 전자기기 및 판독 가능 저장매체
US8280574B2 (en) Path planning device and method, cost evaluation device, and moving body
TWI694904B (zh) 機器人語音操控系統及方法
JP6476358B1 (ja) 制御装置、ロボット制御方法及びロボット制御システム
JP2022544007A (ja) 移動操作システムの視覚的教示と繰り返し
WO2019047415A1 (zh) 轨迹跟踪方法和装置、存储介质、处理器
JP2016068169A (ja) ロボット、ロボットシステム、制御装置、及び制御方法
JP2013180380A (ja) 制御装置、制御方法及びロボット装置
WO2020246482A1 (ja) 制御装置、システム、学習装置および制御方法
US20230249346A1 (en) Global arm path planning with roadmaps and precomputed domains
JP2012187697A (ja) ロボットの軌道計画システム及び軌道計画方法
WO2022199059A1 (zh) 机械臂控制方法、装置、作业控制设备及可读存储介质
US10935386B2 (en) Self-propelled device, and method and travel control computer program of controlling traveling of self-propelled device
US20110264265A1 (en) Robot, control system, and recording medium for control program
JP2017148909A (ja) 制御装置、ロボット、及びロボットシステム
JPWO2020141579A1 (ja) 制御装置、制御方法、及びプログラム
US11577391B2 (en) Trajectory generation device, trajectory generation method, and robot system
WO2021033509A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP2021081758A (ja) 制御装置、制御方法及びプログラム
WO2022249226A1 (ja) ロボット教示装置、ロボット制御システム、ロボット教示方法、及びロボット教示プログラム
Li et al. GMM-based Heuristic Decision Framework for Safe Automated Laparoscope Control
JPS63289606A (ja) 冗長自由度形ロボット
Pande et al. From AI to AGI-The Evolution of Real-Time Systems with GPT Integration
JP6651707B2 (ja) ロボット、制御装置、及び制御方法
US20220258338A1 (en) Data generation apparatus and data generation system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230815

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231120

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7400737

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151