JPWO2020120656A5

JPWO2020120656A5 -

Info

Publication number: JPWO2020120656A5
Application number: JP2021534294A
Authority: JP
Publication date: 2022-12-20

Claims

神経膠腫の治療および／または予防のための、β_２－アドレナリン受容体の選択的拮抗剤を含んでなる医薬組成物。
前記神経膠腫が参照値に比べてβ_２－アドレナリン受容体の発現が上昇していたことを特徴とする、請求項１に記載の医薬組成物。
β _２－アドレナリン受容体の選択的拮抗剤が式：

（式中、Ｒ^１は、α－炭素原子で分岐している最大６個の炭素原子のアルキル基であり、
Ｒ^２は、最大３個の炭素原子のアルキルであり、
Ｒ^３は、水素、ハロゲンまたは最大３個の炭素原子のアルキルであり、かつ、
ｎは１または２である）
のアルカノールアミン誘導体またはその薬学上許容可能な酸付加塩である、請求項１または２に記載の医薬組成物。
テモゾロミド、レプトマイシンＢ、カペシタビンおよびアルキル化剤、インターカレート剤またはＤＮＡ傷害剤から選択される抗腫瘍化合物とともに投与される、請求項１～３のいずれか一項に記載の医薬組成物。
前記抗腫瘍化合物がプロプラノロールである、請求項４に記載の医薬組成物。
神経膠腫が癌幹細胞の亜集団を含んでなる、請求項１～５のいずれか一項に記載の医薬組成物。
前記神経膠腫が高悪性度神経膠腫である、請求項１～６のいずれか一項に記載の医薬組成物。
前記神経膠腫が非再発性神経膠腫である、請求項１～７のいずれか一項に記載の医薬組成物。
前記神経膠腫が星状細胞腫である、請求項１～８のいずれか一項に記載の医薬組成物。
前記星状細胞腫が膠芽腫である、請求項９に記載の医薬組成物。
ｎが１である、請求項３～１０のいずれか一項に記載の医薬組成物。
Ｒ^１がイソプロピルであり、Ｒ^２がメチルであり、かつ／またはＲ^３がメチルである、請求項３～１１のいずれか一項に記載の医薬組成物。
前記アルカノールアミン誘導体が式：

を有する、請求項１２に記載の医薬組成物。
前記薬学上許容可能な酸付加塩が塩酸塩である、請求項３～１３のいずれか一項に記載の医薬組成物。
前記アルカノールアミン誘導体またはその薬学上許容可能な酸付加塩が１ｍｇ／Ｋｇ体重／日～４，５ｍｇ／ｋｇ体重／日の用量で投与される、請求項１～１４のいずれか一項に記載の医薬組成物。
前記アルカノールアミン誘導体またはその薬学上許容可能な酸付加塩が２ｍｇ／Ｋｇ体重／日～３ｍｇ／ｋｇ体重／日の用量で投与される、請求項１５に記載の医薬組成物。
前記アルカノールアミン誘導体またはその薬学上許容可能な酸付加塩が２．４ｍｇ／ｋｇ体重／日の用量で投与される、請求項１６に記載の医薬組成物。
第一選択治療としてまたは第一選択治療の後に患者に投与される、請求項１～１７のいずれか一項に記載の医薬組成物。