以下、本発明の一実施形態について図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るエンタテインメントシステム10の全体構成の一例を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係るエンタテインメントシステム10は、エンタテインメント装置12とディスプレイ14とカメラマイクユニット16とコントローラ18とを含んでいる。
本実施形態に係るエンタテインメント装置12は、例えばゲームコンソール、DVDプレイヤ、Blu−ray(登録商標)プレイヤなどといったコンピュータである。本実施形態に係るエンタテインメント装置12は、例えば記憶されている、あるいは、光ディスクに記録された、ゲームプログラムの実行やコンテンツの再生などによって映像や音声を生成する。そして本実施形態に係るエンタテインメント装置12は、生成される映像を表す映像信号や生成される音声を表す音声信号を出力する。
本実施形態に係るエンタテインメント装置12は、例えば図2に示すように、プロセッサ20、記憶部22、通信部24、入出力部26を含んでいる。
プロセッサ20は、例えばエンタテインメント装置12にインストールされるプログラムに従って動作するCPU等のプログラム制御デバイス(制御部)である。本実施形態に係るプロセッサ20には、CPUから供給されるグラフィックスコマンドやデータに基づいてフレームバッファに画像を描画するGPU(Graphics Processing Unit)も含まれている。
記憶部22は、例えばROMやRAM等の記憶素子やハードディスクドライブなどである。記憶部22には、プロセッサ20によって実行されるプログラムなどが記憶される。また、本実施形態に係る記憶部22には、GPUにより画像が描画されるフレームバッファの領域が確保されている。
通信部24は、例えばネットワークボードや無線LANモジュールやブルートゥース(登録商標)モジュールなどの通信インタフェースなどである。
入出力部26は、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)ポート、USBポートなどの入出力ポートである。
本実施形態に係るディスプレイ14は、例えば液晶ディスプレイ等であり、エンタテインメント装置12から出力される映像信号が表す映像などを表示させる。
本実施形態に係るカメラマイクユニット16は、例えば被写体を撮影した画像をエンタテインメント装置12に出力するカメラ16a及び周囲の音声を取得して当該音声を音声データに変換してエンタテインメント装置12に出力するマイク16bを含んでいる。また本実施形態に係るカメラ16aはステレオカメラである。
エンタテインメント装置12とディスプレイ14とは、例えば、AVケーブルや、HDMIケーブル等を介して接続されている。エンタテインメント装置12とカメラマイクユニット16とは、例えば、USBケーブルや、AVケーブルや、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)ケーブル等を介して接続されている。
本実施形態に係るコントローラ18(18a、18b、18c、18d、・・・)は、エンタテインメント装置12に対する操作入力を行うための操作デバイスである。
本実施形態に係るコントローラ18は、例えば図2Bに示すように、制御部30、記憶部32、通信部34、入力部36、センサ部38、発光部40、タッチセンサ42、振動子44、拡張端子46、を含んでいる。
制御部30は、例えばデジタルシグナルプロセッサ(DSP)などの制御デバイスである。記憶部32は、例えばメモリなどの記憶素子である。通信部34は、例えば、無線LANモジュールやブルートゥースモジュールなどの通信インタフェースである。入力部36は、方向キー、ボタン、操作スティック、タッチパッド、キーパッドなどの入力操作部材である。センサ部38は、加速度センサ、モーションセンサ、ジャイロセンサ、GPSモジュールなどのデバイスである。発光部40は、例えば、LEDなどの光源を含むデバイスである。発光部40には、互いに色の異なる複数の光源(例えば、赤、緑、及び、青の光源)が含まれていてもよい。なお発光部40に、アクリルやポリカーボネートなどを材料に含む導光板(光拡散部材)が含まれていてもよい。また、発光部40は、液晶ディスプレイ(LCD)などの表示デバイスであってもよい。タッチセンサ42は、ユーザの指などの物体の位置を検出可能なデバイスである。振動子44は、アクチュエータなどの振動デバイスである。拡張端子46は、USBポートなどの端子である。
図3には、コントローラ18の上面の一例が示されている。以下の説明では、図3における上方向がコントローラ18の前方向であり、図3における下方向がコントローラ18の後方向であることとする。
図3に示すように、本実施形態に係るコントローラ18は、方向キー、ボタン、操作スティックを備える。ユーザは、コントローラ18が備える方向キーやボタンを押下したり、操作スティックを傾けたりすることで、コントローラ18を用いて各種の操作入力を行うことができる。またコントローラ18を動かすことに応じたセンサ部38の出力を用いて、各種の操作入力を行うことができる。そして本実施形態では、コントローラ18は、操作入力に対応付けられる入力データをエンタテインメント装置12に出力する。
また図3に示すように、本実施形態に係るコントローラ18の上面の前側中央には、ユーザの指などの物体の位置を検出可能なタッチセンサ42が設けられている。
そして本実施形態では上から見た際に少なくとも一部がタッチセンサ42と重なる発光領域48が設定されている。ここで上から見た際にタッチセンサ42が占める領域を含む、当該領域よりも広い領域が、発光領域48として設定されている。なお、上から見た際にタッチセンサ42と重なる領域が発光領域48として設定されてもよい。本実施形態に係るコントローラ18には、例えば、タッチセンサ42の下面(裏面)に、LEDなどの光源を含む発光部40が設けられている。当該発光部40には、互いに色の異なる複数の光源(例えば、赤、緑、及び、青の光源)が含まれている。なお当該発光部40に、アクリルやポリカーボネートなどを材料に含む導光板(光拡散部材)が含まれていてもよい。
またタッチセンサ42や発光部40の下方には、タッチセンサ42が押下されたことを検知するためのスイッチが配置されている。そのため、タッチセンサ42はオン/オフ操作が可能なボタンとしても機能する。
ユーザがタッチセンサ42に対して指などによりタッチ操作を行った際には、コントローラ18は、タッチ操作が行われた位置を示す入力データをエンタテインメント装置12に出力する。また、ユーザが上述のスイッチに対するオン/オフ操作を行った際には、コントローラ18は、当該オン/オフ操作が行われたことを示す入力データをエンタテインメント装置12に出力する。なおこの場合、オン/オフ操作が行われた際にタッチセンサ42が検出する位置、及び、当該オン/オフ操作が行われたことを示す入力データがエンタテインメント装置12に出力されてもよい。
また、本実施形態に係るコントローラ18は、USBケーブルでエンタテインメント装置12と接続することで、有線で入力データをエンタテインメント装置12に出力することができる。また、本実施形態に係るコントローラ18は、無線で入力データをエンタテインメント装置12に出力することができるようにもなっている。
本実施形態に係るコントローラ18は、エンタテインメント装置12から送信される発光制御信号を受信する。当該発光制御信号には、例えば、発光させる色や発光させるべき領域などを示す情報が含まれている。そしてコントローラ18は、当該発光制御信号が示す情報に従って、発光領域48の少なくとも一部を発光させる。
また本実施形態では、コントローラ18に対して図3に示す接続ボタン50を押下する操作などといった所定の接続操作を行うことで、当該コントローラ18とエンタテインメント装置12が接続されて、当該コントローラ18による操作入力が可能となる。また本実施形態に係るエンタテインメント装置12は、複数のコントローラ18と接続することができるようになっている。そして、本実施形態では、エンタテインメント装置12に接続されたコントローラ18には、当該コントローラ18に対応付けられる識別情報が割り当てられる。以下、コントローラ18に対応付けられる識別情報を、当該コントローラ18のデバイスIDと呼ぶこととする。ここで例えば、エンタテインメント装置12に接続されたコントローラ18には、エンタテインメント装置12に接続された順序に対応付けられるデバイスIDが設定されてもよい。
以下の説明では、コントローラ18a、コントローラ18b、コントローラ18c、コントローラ18dの順に、4個のコントローラ18がエンタテインメント装置12に接続されることとする。そして、コントローラ18aにはデバイスIDとして1が、コントローラ18bにはデバイスIDとして2が、コントローラ18cにはデバイスIDとして3が、コントローラ18dにはデバイスIDとして4が設定されることとする。なお、デバイスIDが、番号ではなく、例えば、色を示す情報であってもよい。
図4は、本実施形態に係る部分発光領域52の一例を模式的に示す図である。図4の例では、発光領域48に、4個の部分発光領域52a、52b、52c、及び、52dが含まれている。部分発光領域52a、52b、52c、及び、52dは、それぞれ、発光領域48を縦横2×2の4個の領域に分割した際の左上の領域、右上の領域、左下の領域、及び、右下の領域に相当する。
そして本実施形態では例えば、デバイスIDが1であるコントローラ18aについては、部分発光領域52aが青色で発光するよう制御される。そしてデバイスIDが2であるコントローラ18bについては、部分発光領域52bが赤色で発光するよう制御される。そしてデバイスIDが3であるコントローラ18cについては、部分発光領域52cが緑色で発光するよう制御される。そしてデバイスIDが4であるコントローラ18dについては、部分発光領域52dがマゼンダ色で発光するよう制御される。
従来のコントローラ18のなかには、それぞれデバイスIDに対応付けられる複数の発光部が設けられており、当該コントローラ18のデバイスIDに対応する発光部が発光するものがある。また、従来のコントローラ18のなかには、複数の発光部が設けられており、当該コントローラ18のデバイスIDに対応付けられる数の発光部が発光するものがある。また、従来のコントローラ18のなかには、互いに色の異なる複数の光源などといった複数の色の光を発光可能な発光部が設けられており、当該コントローラ18のデバイスIDに対応する色で当該発光部が発光するものがある。
本実施形態では、以上で説明したように、発光している領域と発光色との両方をユーザが視認することによって、当該ユーザはコントローラ18のデバイスIDを把握できるようになっている。そのため、本実施形態に係るエンタテインメントシステム10によれば、上述したような従来のコントローラ18よりも、ユーザは、コントローラ18に対応付けられる識別情報をより容易に把握できることとなる。
以下、発光領域48の発光制御を中心に、本実施形態に係るエンタテインメント装置12の機能についてさらに説明する。
図5は、本実施形態に係るエンタテインメント装置12で実装される機能の一例を示す機能ブロック図である。なお、本実施形態に係るエンタテインメント装置12で、図5に示す機能のすべてが実装される必要はなく、また、図5に示す機能以外の機能が実装されていても構わない。
図5に示すように、本実施形態に係るエンタテインメント装置12には、機能的には例えば、識別情報特定部60、発光表現特定部62、発光制御部64、設定変更部66、表示制御部68、が含まれる。また、発光表現特定部62には、特定発光領域特定部62a、色特定部62b、が含まれる。
識別情報特定部60、発光表現特定部62は、プロセッサ20を主として実装される。発光制御部64、設定変更部66は、プロセッサ20及び通信部24を主として実装される。表示制御部68は、プロセッサ20及び入出力部26を主として実装される。
そして以上の機能は、コンピュータであるエンタテインメント装置12にインストールされた、以上の機能に対応する指令を含むプログラムをプロセッサ20で実行することにより実装されている。このプログラムは、例えば、光ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等のコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体を介して、あるいは、インターネットなどを介してエンタテインメント装置12に供給される。
図5Bは、本実施形態に係るコントローラ18で実装される機能の一例を示す機能ブロック図である。なお、本実施形態に係るエンタテインメント装置12で、図5Bに示す機能のすべてが実装される必要はなく、また、図5Bに示す機能以外の機能が実装されていても構わない。
図5Bに示すように、本実施形態に係るコントローラ18には、機能的には例えば、入力データ出力部70、制御信号受信部72、発光制御部74が含まれる。
入力データ出力部70、制御信号受信部72は、通信部34を主として実装される。発光制御部74は、制御部30及び発光部40を主として実装される。
識別情報特定部60は、本実施形態では例えば、コントローラ18に対応付けられる識別情報(ここでは例えばデバイスID)を特定する。例えば、コントローラ18に対する接続操作が実行されることで、当該コントローラ18は、接続要求をエンタテインメント装置12に送信する。そしてその後、当該コントローラ18とエンタテインメント装置12とを接続する処理が実行される。その際に、識別情報特定部60は、エンタテインメント装置12に既に接続されているコントローラ18のデバイスIDとは異なるデバイスIDを、当該コントローラ18のデバイスIDとして特定する。
発光表現特定部62は、本実施形態では例えば、発光させる領域、長さ、面積などといった、発光領域48の発光パターンや、発光色などを特定する。また、発光表現特定部62は、コントローラ18のデバイスIDごとに、当該デバイスIDに対応した発光パターンを特定してもよい。また、発光表現特定部62は、どの部分発光領域52を発光させるかを特定してもよい。
図6は、特定発光領域80の一例を模式的に示す図である。後述するように、本実施形態に係る特定発光領域80は、ユーザが認識可能となるよう制御される領域である。図6の例では、発光領域48を縦横2×2の4個の領域に分割した際の左上、右上、左下、及び、右下の領域が、それぞれ、特定発光領域80a、80b、80c、及び、80dと示されている。
図6の例では、特定発光領域80と部分発光領域52とは1対1で対応付けられる。例えば、図6に示されている特定発光領域80a、80b、80c、及び、80dは、それぞれ、図4に示す部分発光領域52a、52b、52c、及び、52dに対応付けられる。なお、図6に示されている特定発光領域80a、80b、80c、及び、80dは、それぞれ、図4に示す部分発光領域52a、52b、52c、及び、52dと、位置、形状、及び、大きさが同じである。
発光表現特定部62に含まれる特定発光領域特定部62aは、本実施形態では例えば、コントローラ18に設定された発光領域48のうちの、当該コントローラ18のデバイスIDに応じた一部である特定発光領域80を特定する。例えば、デバイスIDが1であるコントローラ18aに対応付けられる特定発光領域80としては、特定発光領域80aが特定される。また例えば、デバイスIDが2であるコントローラ18bに対応付けられる特定発光領域80としては、特定発光領域80bが特定される。また例えば、デバイスIDが3であるコントローラ18cに対応付けられる特定発光領域80としては、特定発光領域80cが特定される。また例えば、デバイスIDが4であるコントローラ18dに対応付けられる特定発光領域80としては、特定発光領域80dが特定される。
発光表現特定部62に含まれる色特定部62bは、本実施形態では例えば、コントローラ18のデバイスIDに応じた色を特定する。色特定部62bは、コントローラ18のデバイスIDに対応した発光色を特定してもよい。
本実施形態ではデバイスIDと色との対応については予め定められていることとする。例えば、デバイスIDの値1、2、3、及び、4のそれぞれには、青色、赤色、緑色、及び、マゼンダ色が対応付けられることとする。そのためデバイスIDが1であるコントローラ18aについてはデバイスIDに応じた色として青色が特定される。また、デバイスIDが2であるコントローラ18bについてはデバイスIDに応じた色として赤色が特定される。また、デバイスIDが3であるコントローラ18cについてはデバイスIDに応じた色として緑色が特定される。また、デバイスIDが4であるコントローラ18dについてはデバイスIDに応じた色としてマゼンダ色が特定される。
また本実施形態において、発光表現特定部62は、予め定められた第1設定、又は、第2設定のうちのいずれかの設定で動作してもよい。この場合、第1設定では、特定発光領域特定部62aが、発光領域48の全部を特定発光領域80として特定してもよい。そして第2設定では、特定発光領域特定部62aが、上述したように、コントローラ18に設定された発光領域48のうちの、当該コントローラ18のデバイスIDに応じた一部である特定発光領域80を特定してもよい。
発光制御部64は、本実施形態では例えば、デバイスIDに応じた色、及び、特定発光領域80が認識可能となるよう発光領域48の少なくとも一部を発光させる。ここで発光制御部64は、複数の部分発光領域52のうち、特定発光領域80に対応付けられる少なくとも1つの部分発光領域52を発光させてもよい。また発光制御部64は、特定発光領域80に対応付けられる少なくとも1つの部分発光領域52を、コントローラ18のデバイスIDに応じた色で発光させてもよい。またこの場合、特定発光領域80に対応付けられる少なくとも1つの部分発光領域52以外の部分発光領域52は発光しないよう制御されてもよい。
発光制御部64は、特定発光領域特定部62aが特定する特定発光領域80に基づいて、当該特定発光領域80に対応付けられる少なくとも1つの部分発光領域52を特定してもよい。そして発光制御部64は、色特定部62bが特定する色、及び、特定される部分発光領域52を示す発光制御信号をコントローラ18に送信してもよい。そしてコントローラ18は、当該発光制御信号を受け付けてもよい。そして、当該発光制御信号の受付に応じて、コントローラ18の発光部40は、当該コントローラ18のデバイスIDに応じた色、及び、特定発光領域80が認識可能となるよう発光してもよい。例えば、発光制御信号が示す部分発光領域52を発光制御信号が示す色で発光するようコントローラ18の発光部40が制御されてもよい。
例えば、発光制御部64は、第1設定では、コントローラ18aに、青色、及び、発光領域48の全部を示す発光制御信号を送信してもよい。そしてコントローラ18aは、当該発光制御信号の受信に応じて、発光領域48の全部を青色で発光させてもよい。また例えば、発光制御部64は、第2設定では、特定発光領域80aに対応付けられる部分発光領域52として、部分発光領域52aを特定してもよい。そして、発光制御部64は、コントローラ18aに、青色、及び、部分発光領域52aを示す発光制御信号を送信してもよい。そしてコントローラ18aは、当該発光制御信号の受信に応じて、部分発光領域52aを青色で発光させてもよい。
また、発光制御部64は、第1設定では、コントローラ18bに、赤色、及び、発光領域48の全部を示す発光制御信号を送信してもよい。そしてコントローラ18bは、当該発光制御信号の受信に応じて、発光領域48の全部を赤色で発光させてもよい。また例えば、発光制御部64は、第2設定では、特定発光領域80bに対応付けられる部分発光領域52として、部分発光領域52bを特定してもよい。そして、発光制御部64は、コントローラ18bに、赤色、及び、部分発光領域52bを示す発光制御信号を送信してもよい。そしてコントローラ18bは、当該発光制御信号の受信に応じて、部分発光領域52bを赤色で発光させてもよい。
同様にして、発光制御部64は、第1設定では、コントローラ18cに、緑色、及び、発光領域48の全部を示す発光制御信号を送信してもよい。そしてコントローラ18cは、発光領域48の全部を緑色で発光させてもよい。また、発光制御部64は、第2設定では、緑色、及び、部分発光領域52cを示す発光制御信号を送信してもよい。そしてコントローラ18cは、部分発光領域52cを緑色で発光させてもよい。
また、発光制御部64は、第1設定では、コントローラ18dに、マゼンダ色、及び、発光領域48の全部を示す発光制御信号を送信してもよい。そしてコントローラ18dは、発光領域48の全部をマゼンダ色で発光させてもよい。また、発光制御部64は、第2設定では、マゼンダ色、及び、部分発光領域52dを示す発光制御信号を送信してもよい。そしてコントローラ18dは、部分発光領域52dをマゼンダ色で発光させてもよい。
設定変更部66は、本実施形態では例えば、発光制御部64に、発光領域48の全部を1つの色で発光させるか、発光領域48のうちの特定発光領域80と当該特定発光領域80以外の領域とを識別可能に発光領域48の少なくとも一部を発光させるか、を変更する。ここで設定変更部66は、発光表現特定部62を上述の第1設定で動作させるか上述の第2設定で動作させるかを変更してもよい。また、いずれかのコントローラ18に対する所定の設定変更操作に応じて、当該変更が行われてもよい。
上述の第1設定では、発光している領域はすべてのコントローラ18において同じであるが発光色がコントローラ18によって異なっている。上述の第2設定では、発光している領域と発光色との両方がコントローラ18によって異なっている。そしてコントローラ18のデバイスIDを容易に把握するためには、第1設定による発光表現がよいのか第2設定による発光表現がよいのかは、ユーザによって異なる可能性がある。上述した設定変更部66の機能によれば、ユーザは自分の好みに応じた発光表現を選択できることとなる。
なお、部分発光領域52の配置は、図4に示すものに限定されない。図7は、本実施形態に係る部分発光領域52の別の一例を示す図である。図7に示すように、発光領域48の境界線に沿って、部分発光領域52a、52b、52c、及び、52dが設けられていてもよい。また、図7に示すように、部分発光領域52が、発光領域48の辺に沿ったL字形状の領域であってもよい。図7に示す、部分発光領域52a、52b、52c、及び、52dは、それぞれ、発光領域48を縦横2×2の4個の領域に分割した際の左上、右上、左下、及び、右下の領域に配置されている。そのため、図7に示す部分発光領域52a、52b、52c、及び、52dは、それぞれ、図6に示す特定発光領域80a、80b、80c、及び、80dに対応付けられる部分発光領域52である。図7の例でも図4の例と同様、部分発光領域52が発光することによって、当該部分発光領域52に対応付けられる特定発光領域80が認識可能となる。
また図8及び図9に示すように、発光領域48が、第1発光領域48aと第2発光領域48bとを含んでいてもよい。図8及び図9に示す第1発光領域48aは、図4に示す発光領域48と位置、形状、及び、大きさが同じである。そして図8及び図9の例では、図8及び図9における第1発光領域48aの下(コントローラ18における第1発光領域48aの後ろ)に第2発光領域48bが設けられている。
図8に示す部分発光領域52a、52b、52c、及び、52dは、それぞれ、図4に示す部分発光領域52a、52b、52c、及び、52dと、位置、形状、及び、大きさが同じである。図9に示す部分発光領域52a、52b、52c、及び、52dは、それぞれ、図7に示す部分発光領域52a、52b、52c、及び、52dと、位置、形状、及び、大きさが同じである。図8及び図9に示す第2発光領域48bには、部分発光領域52eが含まれている。
そして図8及び図9の例において、特定発光領域特定部62aは、第1発光領域48aのうちの、コントローラ18のデバイスIDに応じた一部である特定発光領域80を特定してもよい。
そして、発光制御部64は、特定された特定発光領域80が認識可能となるようコントローラ18のデバイスIDによらない共通の色(例えば白色)で第1発光領域48aの少なくとも一部を発光させてもよい。例えば、コントローラ18aについては、部分発光領域52aが白色で発光するよう制御されてもよい。また、コントローラ18bについては、部分発光領域52bが白色で発光するよう制御されてもよい。また、コントローラ18cについては、部分発光領域52cが白色で発光するよう制御されてもよい。また、コントローラ18dについては、部分発光領域52dが白色で発光するよう制御されてもよい。
そして、発光制御部64は、コントローラ18のデバイスIDに応じた色で第2発光領域48bの少なくとも一部を発光させてもよい。例えば、コントローラ18aについては、部分発光領域52eが青色で発光するよう制御されてもよい。また、コントローラ18bについては、部分発光領域52eが赤色で発光するよう制御されてもよい。また、コントローラ18cについては、部分発光領域52eが緑色で発光するよう制御されてもよい。また、コントローラ18dについては、部分発光領域52eがマゼンダ色で発光するよう制御されてもよい。
なお、図8及び図9の例において、第2設定では、上述のように制御され、第1設定では、第1発光領域48aが発光しないよう制御されてもよい。
なお、上から見た際にタッチセンサ42が占める領域や、当該領域を含む当該領域よりも広い領域が、発光領域48として設定されている必要はない。図10は、本実施形態に係る部分発光領域52の別の一例を模式的に示す図である。図10の例では、発光領域48は、タッチセンサ42の後ろ(図10における下)に設定されている。そして発光領域48内に、4個の部分発光領域52(36a、52b、52c、及び、52d)が、左から順に一列に並んで配置されている。
そしてこの場合に、図11に示すように、特定発光領域80aが、発光領域48の左辺を含む、横の長さがL1である領域であってもよい。そしてこの場合に、コントローラ18aについては、特定発光領域80aに対応付けられる部分発光領域52である部分発光領域52aが発光するよう制御されてもよい。
そして図12に示すように、特定発光領域80bが、発光領域48の左辺を含む、横の長さがL2である領域であってもよい。ここで長さL2は長さL1より長い。なお長さL2は長さL1の2倍であってもよい。そしてこの場合に、コントローラ18bについては、特定発光領域80bに対応付けられる部分発光領域52である部分発光領域52a、及び、部分発光領域52bが発光するよう制御されてもよい。
そして図13に示すように、特定発光領域80cが、発光領域48の左辺を含む、横の長さがL3である領域であってもよい。ここで長さL3は長さL2より長い。なお長さL3は長さL1の3倍であってもよい。そしてこの場合に、コントローラ18cについては、特定発光領域80cに対応付けられる部分発光領域52である部分発光領域52a、部分発光領域52b、及び、特定発光領域80cが発光するよう制御されてもよい。
そして、特定発光領域80dが、発光領域48の全体を占める領域であってもよい。ここで発光領域48の横の長さは長さL3よりも長い。なお発光領域48の横の長さは長さL1の4倍であってもよい。そしてこの場合に、コントローラ18dについては、特定発光領域80dに対応付けられる部分発光領域52である部分発光領域52a、部分発光領域52b、特定発光領域80c、及び、特定発光領域80dが発光するよう制御されてもよい。
以上のようにして、コントローラ18のデバイスIDに応じた数の部分発光領域52が発光するよう制御されてもよい。
なお図10の例において、コントローラ18のデバイスIDに応じた色で、当該コントローラ18について特定される特定発光領域80に対応付けられる少なくとも1つの部分発光領域52が発光するよう制御されてもよい。また、コントローラ18のデバイスIDによらず共通の色(例えば白色)で、当該コントローラ18について特定される特定発光領域80に対応付けられる少なくとも1つの部分発光領域52が発光するよう制御されてもよい。
また図14に示すように、発光領域48に、図10における発光領域48に相当する第1発光領域48aと、タッチセンサ42の前(図14における上)に位置する第2発光領域48bとが含まれてもよい。そして特定発光領域80が認識可能となるようコントローラ18のデバイスIDによらない共通の色(例えば白色)で第1発光領域48aの少なくとも一部が発光するよう制御されてもよい。ここで図10の例と同様に、コントローラ18のデバイスIDに応じた数の部分発光領域52が発光するよう制御されてもよい。そしてコントローラ18のデバイスIDに応じた色で第2発光領域48bの少なくとも一部が発光するよう制御されてもよい。
また図10及び図14の例において、コントローラ18のデバイスIDに応じた位置の部分発光領域52が発光するよう制御されてもよい。例えば、コントローラ18aについては、部分発光領域52aが発光するよう制御されてもよい。また、コントローラ18bについては、部分発光領域52bが発光するよう制御されてもよい。また、コントローラ18cについては、部分発光領域52cが発光するよう制御されてもよい。また、コントローラ18dについては、部分発光領域52dが発光するよう制御されてもよい。またこの場合、部分発光領域52のそばに、当該部分発光領域52に対応付けられるデバイスIDを表す数字が記載されていてもよい。
また図15に示すように、図4に示されている発光領域48と、位置、形状、及び、大きさが同じである発光領域48内に、4個の部分発光領域52(36a、52b、52c、及び、52d)が、左から順に一列に並んで配置されていてもよい。
そしてこの場合に、図16に示すように、特定発光領域80aが、発光領域48の左辺を含む、横の長さがL4である領域であってもよい。そしてこの場合に、コントローラ18aについては、特定発光領域80aに対応付けられる部分発光領域52である部分発光領域52aが発光するよう制御されてもよい。
そして図17に示すように、特定発光領域80bが、発光領域48の左辺を含む、横の長さがL5である領域であってもよい。ここで長さL5は長さL4より長い。なお長さL5は長さL4の2倍であってもよい。そしてこの場合に、コントローラ18bについては、特定発光領域80bに対応付けられる部分発光領域52である部分発光領域52a、及び、部分発光領域52bが発光するよう制御されてもよい。
そして図18に示すように、特定発光領域80cが、発光領域48の左辺を含む、横の長さがL6である領域であってもよい。ここで長さL6は長さL5より長い。なお長さL6は長さL4の3倍であってもよい。そしてこの場合に、コントローラ18cについては、特定発光領域80cに対応付けられる部分発光領域52である部分発光領域52a、部分発光領域52b、及び、特定発光領域80cが発光するよう制御されてもよい。
そして、特定発光領域80dが、発光領域48の全体を占める領域であってもよい。ここで発光領域48の横の長さは長さL6よりも長い。なお発光領域48の横の長さは長さL4の4倍であってもよい。そしてこの場合に、コントローラ18dについては、特定発光領域80dに対応付けられる部分発光領域52である部分発光領域52a、部分発光領域52b、特定発光領域80c、及び、特定発光領域80dが発光するよう制御されてもよい。
また、発光領域48の左端、右端、上端、及び、下端のそれぞれに、部分発光領域52a、52b、52c、及び、52dが設けられていてもよい。具体的には例えば、図19に示すように、発光領域48の境界線に沿って、部分発光領域52a、52b、52c、及び、52dが設けられていてもよい。ここで部分発光領域52a、52b、52c、及び、52dは、上から見た際におけるタッチセンサ42の外の領域に、タッチセンサ42の辺に沿って設けられていてもよい。また部分発光領域52a、52b、52c、及び、52dは、上から見た際におけるタッチセンサ42の辺上に設けられていてもよい。
そしてコントローラ18aについては、部分発光領域52aが青色で発光するよう制御されてもよい。そしてコントローラ18bについては、部分発光領域52a、及び、部分発光領域52bが赤色で発光するよう制御されてもよい。そしてコントローラ18cについては、部分発光領域52a、部分発光領域52b、及び、部分発光領域52cが緑色で発光するよう制御されてもよい。そしてコントローラ18dについては、部分発光領域52a、部分発光領域52b、部分発光領域52c、及び、部分発光領域52dがマゼンダ色で発光するよう制御されてもよい。
また例えば、部分発光領域52の位置と当該部分発光領域52の発光色とが対応していてもよい。例えば、コントローラ18aについては、図19に示す部分発光領域52aが青色で発光するよう制御されてもよい。そしてコントローラ18bについては、図19に示す部分発光領域52bが赤色で発光するよう制御されてもよい。そしてコントローラ18cについては、図19に示す部分発光領域52cが緑色で発光するよう制御されてもよい。そしてコントローラ18dについては、図19に示す部分発光領域52dがマゼンダ色で発光するよう制御されてもよい。
また、図20に示すように、発光領域48の左端、及び、右端のそれぞれに、5個ずつ、縦に並んで一列に部分発光領域52が配置されていてもよい。図20に示す発光領域48の左端には、上から順に、部分発光領域52a、52b、52c、52d、及び、36eが配置されている。図20に示す発光領域48の右端には、上から順に、部分発光領域52f、36g、36h、36i、及び、36jが配置されている。
そして図21に示すように、この場合における、特定発光領域80aが、発光領域48の右端下側に配置された縦の長さがL7である領域であってもよい。特定発光領域80aに対応付けられる部分発光領域52は、部分発光領域52jである。この場合に、コントローラ18aについては、部分発光領域52jが青色で発光するよう制御されてもよい。
そして、特定発光領域80bが、発光領域48の左端下側に配置された縦の長さがL8である領域であってもよい。ここで長さL8は長さL7よりも長い。特定発光領域80bに対応付けられる部分発光領域52は、部分発光領域52d、及び、部分発光領域52eである。この場合に、コントローラ18bについては、部分発光領域52d、及び、部分発光領域52eが赤色で発光するよう制御されてもよい。
そして、特定発光領域80cが、発光領域48の左端上側に配置された縦の長さがL9である領域であってもよい。ここで長さL9は長さL8よりも長い。特定発光領域80cに対応付けられる部分発光領域52は、部分発光領域52a、部分発光領域52b、及び、部分発光領域52cである。この場合に、コントローラ18cについては、部分発光領域52a、部分発光領域52b、及び、部分発光領域52cが緑色で発光するよう制御されてもよい。
そして、特定発光領域80dが、発光領域48の右端上側に配置された縦の長さがL10である領域であってもよい。ここで長さL10は長さL9よりも長い。特定発光領域80dに対応付けられる部分発光領域52は、部分発光領域52f、部分発光領域52g、部分発光領域52h、及び、部分発光領域52iである。この場合に、コントローラ18dについては、部分発光領域52f、部分発光領域52g、部分発光領域52h、及び、部分発光領域52iがマゼンダ色で発光するよう制御されてもよい。
図10〜図21を参照して説明したように、本実施形態において、発光制御部64は、コントローラ18のデバイスIDに応じた数の部分発光領域52を発光させてもよい。ここでコントローラ18のデバイスIDに応じた数の部分発光領域52が、当該デバイスIDに応じた色で発光するよう制御されてもよい。
また図10〜図18、図20、図21を参照して説明したように、本実施形態において、特定発光領域特定部62aは、コントローラ18のデバイスIDに応じた長さの特定発光領域80を特定してもよい。
また図10〜図21の例では、特定発光領域80bの面積は、特定発光領域80aの面積よりも大きい。また、特定発光領域80cの面積は、特定発光領域80bの面積よりも大きい。また、特定発光領域80dの面積は、特定発光領域80cの面積よりも大きい。このように、特定発光領域特定部62aは、コントローラ18のデバイスIDに応じた面積の特定発光領域80を特定してもよい。
また、特定発光領域特定部62aは、エンタテインメント装置12に接続されたコントローラ18の数を特定してもよい。そして特定発光領域特定部62aは、エンタテインメント装置12に接続されたコントローラ18の数に応じた特定発光領域80を特定してもよい。例えば、特定発光領域特定部62aは、エンタテインメント装置12に接続されたコントローラ18の数に応じた面積の特定発光領域80を特定してもよい。
例えば、エンタテインメント装置12にコントローラ18aだけが接続されており、エンタテインメント装置12に接続されたコントローラ18の数が1であることとする。この場合、図22に示すように、発光領域48の全部が特定発光領域80aとして特定されてもよい。この場合は、コントローラ18aは、発光領域48の全部が青色で発光するよう制御される。
そして例えば、エンタテインメント装置12にコントローラ18bが接続され、エンタテインメント装置12に接続されたコントローラ18の数が2になったとする。この場合、図23に示すように、発光領域48の左半分の領域が特定発光領域80aとして特定され、発光領域48の右半分の領域が特定発光領域80bとして特定されてもよい。この場合、コントローラ18aは、発光領域48の全部が青色で発光している状態から、発光領域48の左半分が青色で発光している状態に変化する。ここで例えば、図4に示す部分発光領域52a、及び、部分発光領域52cが発光するよう制御されてもよい。また、コントローラ18bには、発光領域48の右半分の領域が赤色で発光するよう制御される。ここで例えば、図4に示す部分発光領域52b、及び、部分発光領域52dが発光するよう制御されてもよい。この場合は、接続されたコントローラ18の数が2個である場合に発光するよう制御される領域の面積は、接続されたコントローラ18の数が1個である場合に発光するよう制御される領域の面積の半分となる。
なおここで、図24に示すように、発光領域48の上半分の領域が特定発光領域80aとして特定され、発光領域48の下半分の領域が特定発光領域80bとして特定されてもよい。この場合に、コントローラ18aについては、図4に示す部分発光領域52a、及び、部分発光領域52cが発光するよう制御されてもよい。そしてコントローラ18bについては、図4に示す部分発光領域52b、及び、部分発光領域52dが発光するよう制御されてもよい。この場合も、接続されたコントローラ18の数が2個である場合に発光するよう制御される領域の面積は、接続されたコントローラ18の数が1個である場合に発光するよう制御される領域の面積の半分となる。
そして例えば、エンタテインメント装置12にコントローラ18cが接続され、エンタテインメント装置12に接続されたコントローラ18の数が3になったとする。この場合、図6の例と同様、発光領域48の左上の領域が特定発光領域80aとして特定され、発光領域48の右上の領域が特定発光領域80bとして特定され、発光領域48の左下の領域が特定発光領域80cとして特定されてもよい。この場合は、図6を参照して説明した例と同様の発光表現がされることとなる。ここでエンタテインメント装置12にさらにコントローラ18dが接続された場合も、図6を参照して説明した例と同様の発光表現がされることとなる。この場合は、接続されたコントローラ18の数が3個である場合に発光するよう制御される領域の面積は、接続されたコントローラ18の数が2個である場合に発光するよう制御される領域の面積の半分となる。
なお、エンタテインメント装置12にコントローラ18a及びコントローラ18bが接続された際に、発光領域48の左上の領域が特定発光領域80aとして特定され、発光領域48の右上の領域が特定発光領域80bとして特定されてもよい。この場合に、コントローラ18aについては、図4に示す部分発光領域52aが発光するよう制御されてもよい。そしてコントローラ18bについては、図4に示す部分発光領域52bが発光するよう制御されてもよい。この場合は、接続されたコントローラ18の数が2個である場合に発光するよう制御される領域の面積は、接続されたコントローラ18の数が1個である場合に発光するよう制御される領域の面積の1/4となる。
以上のように、特定発光領域特定部62aは、エンタテインメント装置12に接続されたコントローラ18の数が多くなるほど面積が小さな特定発光領域80を特定してもよい。また発光制御部64が、エンタテインメント装置12に接続されたコントローラ18の数に応じた数の部分発光領域52を発光させてもよい。ここでコントローラ18の数が多くなるほど少ない数の特定発光領域80を発光させてもよい。
以上のようにすれば、ユーザは、コントローラ18の発光(例えば発光している領域の大きさ)を視認することによって、エンタテインメント装置12に接続されているコントローラ18の数を把握することができる。
表示制御部68は、本実施形態では例えば、コントローラ18を操作するユーザに関する情報、及び、コントローラ18の発光が表現された情報が配置された画面をディスプレイ14などの表示部に表示させる。
図25は、コントローラ18aを操作するユーザのメニュー画面82aの一例を示す図である。図26は、コントローラ18bを操作するユーザのメニュー画面82bの一例を示す図である。メニュー画面82aは、コントローラ18aを操作するユーザに関する情報、及び、コントローラ18aの発光が表現された情報が配置された画面の一例である。メニュー画面82bは、コントローラ18bを操作するユーザに関する情報、及び、コントローラ18bの発光が表現された情報が配置された画面の一例である。
本実施形態において例えば、コントローラ18aがエンタテインメント装置12に接続された後に、当該コントローラ18aを操作するユーザが当該ユーザのユーザIDを指定する操作を行ったとする。すると、当該ユーザが実行可能なプログラムの情報などが配置されたメニュー画面82aがディスプレイ14に表示される。その後、コントローラ18bがエンタテインメント装置12に接続された後に、当該コントローラ18bを操作するユーザが当該ユーザのユーザIDを指定する操作を行ったとする。すると、当該ユーザが実行可能なプログラムの情報などが配置されたメニュー画面82bがディスプレイ14に表示される。
そして本実施形態では、メニュー画面82aに、コントローラ18aの発光が表現された発光表現画像84aが配置されている。また、メニュー画面82bに、コントローラ18bの発光が表現された発光表現画像84bが配置されている。
ここで例えば、発光表現画像84aが、コントローラ18aの発光領域48の少なくとも一部の発光色である青色の画像であってもよい。そして、発光表現画像84bが、コントローラ18bの発光領域48の少なくとも一部の発光色である赤色の画像であってもよい。
図27は、コントローラ18aを操作するユーザのメニュー画面82aの別の一例を示す図である。例えばコントローラ18aの発光領域48の全体が青色で発光している際に、図27に示すように、全領域が青色である発光表現画像84cがメニュー画面82aに配置されるようにしてもよい。
図28は、コントローラ18aを操作するユーザのメニュー画面82aのさらに別の一例を示す図である。例えばコントローラ18aの発光領域48の左上の領域が青色で発光している際に、図27に示すように、左上の領域が青色でありその他の領域が白色である発光表現画像84dがメニュー画面82aに配置されるようにしてもよい。例えば図4に示す部分発光領域52aが青色で発光している際に、図27に示す発光表現画像84dがメニュー画面82aに配置されるようにしてもよい。
図29は、コントローラ18bを操作するユーザのメニュー画面82bの別の一例を示す図である。例えばコントローラ18bの発光領域48の右上の領域が赤色で発光している際に、図29に示すように、右上の領域が赤色でありその他の領域が白色である発光表現画像84eがメニュー画面82bに配置されるようにしてもよい。例えば図4に示す部分発光領域52bが赤色で発光している際に、図29に示す発光表現画像84eがメニュー画面82bに配置されるようにしてもよい。
このようにすれば、ユーザは、コントローラ18の発光とディスプレイ14とを見ることで、自分に関する情報が表示されているか否か、また、どのユーザに関する情報がディスプレイ14に表示されているのかを、容易に把握することができることとなる。
入力データ出力部70は、本実施形態では例えば、上述の入力データをエンタテインメント装置12に出力する。
制御信号受信部72は、本実施形態では例えば、上述の発光制御信号を受信する。
発光制御部74は、本実施形態では例えば、制御信号受信部72が受信した発光制御信号に応じて、発光領域48の少なくとも一部を発光させる。
以下、本実施形態におけるデバイスIDの割り当てについてさらに説明する。
図30は、本実施形態に係るエンタテインメント装置12の記憶部22に記憶されているユーザ管理データの一例を示す図である。
図30に示すように、ユーザ管理データには、デバイスID、発光色データ、発光パターンデータ、コントローラID、ユーザIDが含まれる。以下、ユーザ管理データに含まれる、デバイスID、発光色データ、発光パターンデータ、及び、ユーザIDを、ユーザ識別情報と呼ぶこととする。
デバイスIDは上述したように、コントローラ18に対応付けられる識別情報であり、図30の例では番号である。
発光色データは、発光部40に対する発光色を示すデータである。なお、デバイスIDが発光色を示すデータであってもよい。そしてこの場合に、ユーザ管理データに発光色データが含まれていなくてもよい。
発光パターンデータは、発光させる領域、長さ、面積などといった発光パターンを示すデータである。ここで図30に示すように、発光パターンデータは、どの部分発光領域52を発光させるかを示すデータであってもよい。
コントローラIDは、例えば、ブルートゥースIDなどといった、コントローラ18に固有の識別情報である。
ユーザIDは、例えば、コントローラ18を操作するユーザの識別情報である。
図30には、デバイスIDの値が1であるユーザ管理データに、コントローラIDの値とユーザIDの値が設定されていることが示されている。また、デバイスIDの値が2であるユーザ管理データに、コントローラIDの値が設定されていることが示されている。
ここでは、すべてのユーザ管理データについて、コントローラIDの値とユーザIDの値が設定されていないこととする。そしてこの状態でコントローラ18の接続ボタン50が押下されると、接続要求がエンタテインメント装置12に送信される。ここではコントローラ18aの接続ボタン50が押下されたとする。当該接続要求にはコントローラIDの値が含まれている。ここでエンタテインメント装置12が起動していない状態であればエンタテインメント装置12が起動する。
そしてエンタテインメント装置12は、コントローラIDの値もユーザIDの値も設定されていないユーザ管理データを特定する。ここでは例えばデバイスIDの値が1であるユーザ管理データが特定されたとする。
そして当該ユーザ管理データのコントローラIDの値として、コントローラ18aのコントローラIDの値を設定する。そして発光表現特定部62が、コントローラIDが設定されたユーザ管理データに含まれる発光色データの値と、発光パターンデータの値を特定する。そして、発光制御部64が、当該発光色データの値と、当該発光パターンデータの値に対応付けられる発光制御信号を当該コントローラ18に送信する。そして、コントローラ18aは、以上で説明した発光制御を実行する。
その後、コントローラ18aから、コントローラ18aを操作するユーザのユーザIDがエンタテインメント装置12に送信される。すると、エンタテインメント装置12は、デバイスIDが1であるユーザ管理データのユーザIDの値として、コントローラ18aから送信されたユーザIDの値を設定する。このようにして図30に示すように、デバイスIDの値が1であるユーザ管理データのコントローラIDの値、及び、ユーザIDの値が設定される。
そして、コントローラ18bから、上述の接続要求、及び、コントローラ18bを操作するユーザのユーザIDがエンタテインメント装置12に送信されたとする。すると同様にして、デバイスIDの値が2であるユーザ管理データのコントローラIDの値、及び、ユーザIDの値が設定される。
そして、コントローラ18cから、上述の接続要求、及び、コントローラ18cを操作するユーザのユーザIDがエンタテインメント装置12に送信されたとする。すると同様にして、デバイスIDの値が3であるユーザ管理データのコントローラIDの値、及び、ユーザIDの値が設定される。
その後、コントローラ18bからログアウト要求が送信されたとする。当該ログアウト要求には、コントローラ18bのコントローラIDの値が含まれている。すると、エンタテインメント装置12は、デバイスIDの値が2であるユーザ管理データのコントローラIDの値、及び、ユーザIDの値を消去する。そして発光制御部64は、発光しないことを示す発光制御信号をコントローラ18bに送信する。すると、コントローラ18bは、発光部40を消灯する。
そして、コントローラ18dの接続ボタン50が押下され、コントローラ18dを操作するユーザのユーザIDがコントローラ18dからエンタテインメント装置12に送信されたとする。この場合は、コントローラIDの値、及び、ユーザIDの値が消去されている、デバイスIDの値が2であるユーザ管理データに、コントローラ18dのコントローラIDの値、及び、コントローラ18dを操作するユーザのユーザIDの値が設定される。
その後、コントローラ18aからユーザ切り替え要求が送信されたとする。当該ユーザ切り替え要求には、コントローラ18aのコントローラIDの値が含まれている。するとデバイスIDの値が1であるユーザ管理データのコントローラIDの値が消去される。この場合、デバイスIDの値が1であるユーザ管理データのユーザIDの値は消去されない。
その後、コントローラ18aから接続要求が送信されたとする。ここでは、上述のように、デバイスIDの値が1であるユーザ管理データにはユーザIDの値が含まれている。そのためこの場合は、デバイスIDの値が1であるユーザ管理データではなく、デバイスIDの値が4であるユーザ管理データに、コントローラ18aのコントローラIDの値が一旦設定される。そしてデバイスIDの値が4であるユーザ管理データに含まれる発光色データ及び発光パターンデータに基づく発光制御が実行される。
その後、コントローラ18aを操作するユーザのユーザIDの値が送信されたとする。この場合は、エンタテインメント装置12は、送信されたユーザIDの値を含むユーザ管理データがあるか否かを確認する。
送信されたユーザIDの値を含むユーザ管理データがあることが確認された場合は、当該ユーザ管理データに、当該コントローラIDの値が設定される。すなわち、送信されたユーザIDが図30に示すMikeである場合は、デバイスIDの値が1であるユーザ管理データには、コントローラ18aのコントローラIDの値が設定される。また、一旦設定されたコントローラIDの値が消去される。ここではデバイスIDの値が4であるユーザ管理データのコントローラIDの値が消去される。そしてデバイスIDの値が1であるユーザ管理データに含まれる発光色データ及び発光パターンデータに基づく発光制御が実行される。
一方、送信されたユーザIDの値を含むユーザ管理データがないことが確認された場合は、上述のようにして、一旦コントローラIDの値が設定されたユーザ管理データに、送信されたユーザIDの値が設定される。ここでは例えば、デバイスIDの値が4であるユーザ管理データに、当該ユーザIDの値が設定される。
本実施形態に係るエンタテインメント装置12で実行されるアプリケーションプログラムが、コントローラIDの値を参照することなく、各種の処理を実行してもよい。
また、例えばコントローラ18の記憶部32に、上述のユーザ管理データに含まれる、デバイスID、発光色データ、及び、発光パターンデータに相当するデータが記憶されていてもよい。
そしてコントローラ18によるエンタテインメント装置12への接続要求の送信に応じて、エンタテインメント装置12が、当該コントローラ18に設定されたデバイスIDを当該コントローラ18に送信してもよい。そして、コントローラ18が、当該デバイスIDに関連付けられている発光色データ及び発光パターンデータに基づいて、以上で説明したような発光制御を実行してもよい。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
例えばコントローラ18に含まれるタッチセンサ42及び発光部40の機能が、タッチパネルによって実装されてもよい。この場合、発光領域48内の特定発光領域80以外の領域については、コントローラ18のデバイスIDに応じた色とは異なる色で発光するよう制御されてもよい。例えば発光領域48内の特定発光領域80以外の領域については白色で発光するよう制御されてもよい。
また、部分発光領域52の位置、形状、又は、大きさは上述のものに限定されない。例えば、図10に示す発光領域48が、タッチセンサ42の前(図10における上)に配置されていてもよい。また例えば、図14に示す第1発光領域48aが、タッチセンサ42の前(図14における上)に配置され、第2発光領域48bが、タッチセンサ42の後ろ(図14における下)に配置されていてもよい。
また例えば、コントローラ18の上面の右側に設けられたボタンや、左側に設けられた方向キーが発光するようにしてもよい。この場合は、発光領域48は、ボタンが配置されている領域や方向キーが配置されている領域であることとなる。
また、発光領域48がコントローラ18の上面に設定されている必要はない。例えば発光領域48の一部又は全部がコントローラ18の前面に設定されていてもよい。
また、上記の具体的な文字列や数値及び図面中の具体的な文字列や数値は例示であり、これらの文字列や数値には限定されない。