JPWO2020110301A1 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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伸 中村
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央平 加藤
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翼 丹田
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暁 八柳
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Abstract

冷凍サイクル装置は、圧縮機と、凝縮器と、減圧装置と、蒸発器と、送風ファンとを備えている。蒸発器は、フィン(30)と、伝熱管(20)とを含んでいる。フィン(30)は、伝熱管(20)が挿入された第1領域(30a)と、暖房運転における送風方向と反対方向に伝熱管(20)から突き出した第2領域(30b)とを含んでいる。室外ファンは、暖房運転において第2領域(30b)から第1領域(30a)に向けて送風し、暖房運転で蒸発器に着霜した霜を融解させる除霜運転が行われた後に第1領域(30a)から第2領域(30b)に向けて送風するように構成されている。

Description

本発明は、冷凍サイクル装置に関するものである。
従来、板状の複数のフィンと、複数のフィンが並んだ方向に複数のフィンを貫通する複数の伝熱管とを備えたフィンアンドチューブ型の熱交換器が知られている。フィンアンドチューブ型の熱交換器では、断面が扁平形状の伝熱管が用いられることがある。扁平形状の伝熱管が用いられた熱交換器では、例えば外気温度が氷点下となる環境で、熱交換器が蒸発器として動作する場合(暖房運転時)、送風方向の風上側において伝熱管周囲の蒸発器の部位に着霜が生じやすくなる。このため、フィンに着霜が生じることにより複数のフィンの間に設けられた風路が閉塞されやすくなる。
例えば、特許第3264525号公報(特許文献1)には、フィンの送風方向における風上側端部に着霜が生じることを抑制可能な熱交換器が記載されている。この公報に記載された熱交換器では、風上側端部の幅を大きくすることで、風上側端部の温度を伝熱管の温度よりも高くすることにより、風上側端部に着霜が生じることを抑制することが可能となる。このため、風上側端部に着霜が生じることにより複数のフィンの間に設けられた風路が閉塞されることを抑制することが可能となる。
特許第3264525号公報
しかしながら、上記公報に記載された熱交換器では、風上側端部以外に着霜が生じることを抑制できない。そのため、伝熱管およびフィンの伝熱管周囲の部位に着霜した霜を融解するために除霜運転が必要となる。この霜は除霜運転によって融解されて水滴となる。除霜運転が終了すると、再び着霜運転が開始されるため、熱交換器に空気が送風される。そのため、除霜運転で発生した水滴が扁平形状の伝熱管の表面を伝って送風方向において後方へ移動し、扁平形状の伝熱管の上部または下部に滞留する。したがって、除霜運転で発生した水滴は適切に排出されない。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、暖房運転時に送風方向の風上側での蒸発器の部位に着霜が生じることを抑制することができ、かつ除霜運転で発生した水滴を適切に排出することができる冷凍サイクル装置を提供することである。
本発明の冷凍サイクル装置は、圧縮機と、凝縮器と、減圧装置と、蒸発器と、送風ファンとを備えている。圧縮機は、冷媒を圧縮する。凝縮器は、圧縮機により圧縮された冷媒を凝縮する。減圧装置は、凝縮器により凝縮された冷媒を減圧する。蒸発器は、減圧装置により減圧された冷媒を蒸発させる。送風ファンは、蒸発器に送風する。蒸発器は、フィンと、フィンに挿入され断面が扁平形状の伝熱管とを含んでいる。フィンは、伝熱管が挿入された第1領域と、暖房運転における送風方向と反対方向に伝熱管から突き出した第2領域とを含んでいる。送風ファンは、暖房運転において第2領域から第1領域に向けて送風し、暖房運転で蒸発器に着霜した霜を融解させる除霜運転が行われた後に第1領域から第2領域に向けて送風するように構成されている。
本発明の冷凍サイクル装置によれば、フィンは、暖房運転における送風方向と反対方向に伝熱管から突き出した第2領域を含んでいる。このため、暖房運転時に送風方向の風上側での蒸発器の部位に着霜が生じることを抑制することができる。また、送風ファンは、除霜運転が行われた後に第1領域から第2領域に向けて送風するように構成されている。このため、除霜運転で発生した水滴が第2領域を伝って排出されるため、除霜運転で発生した水滴を適切に排出することができる。
本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路図の一例を示す図である。 図1に示される室外熱交換器の一例を示す斜視図である。 図2に示される室外熱交換器の部分断面図である。 図2に示される室外熱交換器の部分側面図である。 本発明の実施の形態1に係る蒸発器の変形例の部分断面図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の制御を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の制御を示すフローチャートである。 比較例の空気調和機の制御を示すタイムチャートである。 比較例の空気調和機の制御を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機の制御を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態3に係る空気調和機の制御を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態4に係る空気調和機の制御を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態5に係る空気調和機の蒸発器の部分断面図である。 本発明の実施の形態5に係る空気調和機の蒸発器の部分側面図である。 本発明の実施の形態6に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路図の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下において、同一または相当部分には同一符号を付してその説明は原則として繰り返さない。
実施の形態1.
図1を参照して、本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置1について説明する。本実施の形態の冷凍サイクル装置1は、たとえば空気調和機である。図1に示されるように、冷凍サイクル装置1は、圧縮機2と、室内熱交換器3と、室内ファン4と、減圧装置5と、室外熱交換器10と、室外ファン6と、四方弁7と、温度センサ8と、制御装置100とを主に備えている。例えば、圧縮機2、室外熱交換器10、減圧装置5、室外ファン6、四方弁7、温度センサ8および制御装置100が室外機1aに収容されており、室内熱交換器3および室内ファン4が室内機1bに収容されている。
圧縮機2、室内熱交換器3、減圧装置5、室外熱交換器10および四方弁7が配管で接続されることにより、冷媒を循環可能な冷媒回路が構成されている。冷凍サイクル装置1では、上記冷媒回路中を冷媒が相変化しながら循環する冷凍サイクルが行われる。
圧縮機2は、冷媒を圧縮する。圧縮機2は、吸入した冷媒を圧縮して、吐出するように構成されている。圧縮機2は、容量可変に構成されている。圧縮機2は、制御装置100からの指示に基づいて周波数が変更されることで回転数が調整されることにより容量が変化するように構成されている。圧縮機2は、例えば、ロータリ圧縮機、スクロール圧縮機、スクリュー圧縮機、又は往復圧縮機等である。
室内熱交換器3は、室内熱交換器3内を流れる冷媒を室内の空気との間で熱交換を行うためのものである。室内熱交換器3は、減圧装置5と、四方弁7とに接続されている。室内熱交換器3は、暖房運転時には圧縮機2により圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器として機能し、冷房運転時には減圧装置5により減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器として機能する。室内熱交換器3は、例えば、フィンアンドチューブ型熱交換器、マイクロチャネル熱交換器、シェルアンドチューブ式熱交換器、ヒートパイプ式熱交換器、二重管式熱交換器、又はプレート熱交換器等である。
減圧装置5は、冷媒を膨張させて減圧させる。減圧装置5は、凝縮器により凝縮された冷媒を減圧するように構成されている。減圧装置5は、例えば冷媒の流量を調整可能な電動膨張弁等である。なお、減圧装置5としては、電動膨張弁だけでなく、受圧部にダイアフラムを採用した機械式膨張弁、又はキャピラリーチューブ等であってもよい。
室内ファン4は、室内熱交換器3に付設されており、室内熱交換器3に対して熱交換流体としての室内の空気を供給する。室内ファン4は、室内熱交換器3に送風する。室内ファン4は、制御装置100からの指示に基づいて室内ファン4の回転数が調整されることにより室内熱交換器3の周囲を流れる空気の量を調整することで室内空気と冷媒との間の熱交換量を調整するように構成されている。
室外熱交換器10は、室外熱交換器10内を流れる冷媒と室外の空気との間で熱交換を行うためのものである。室外熱交換器10は、減圧装置5と、四方弁7とに接続されている。室外熱交換器10は、暖房運転時には減圧装置5により減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器として機能し、冷房運転時には圧縮機2により圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器として機能する。室外熱交換器10は、フィンアンドチューブ型熱交換器である。室外熱交換器10の詳細は、後述する。
室外ファン6は、室外熱交換器10に付設されており、室外熱交換器10に対して室外の空気を供給する。室外ファン6は、室外熱交換器10に送風する。室外ファン6は、制御装置100からの指示に基づいて室外ファン6の回転数が調整されることにより室外熱交換器10の周囲を流れる空気の量を調整することで室外空気と冷媒との間の熱交換量を調整するように構成されている。室外ファン6は軸流ファンである。室外ファン6は、室外ファン6の回転方向を正方向と逆方向とに切換え可能に構成されている。室外ファン6は、暖房運転時に正方向に回転し、冷房運転および除霜運転時に逆方向に回転する。
四方弁7は、冷凍サイクル装置1における冷媒の流路を切り替え可能である。四方弁7は、暖房運転時、圧縮機2の吐出口と室内熱交換器3とを接続し、圧縮機2の吸入口と室外熱交換器10とを接続するように切り替えられる。また、四方弁7は、冷房運転時および除湿運転時、圧縮機2の吐出口と室外熱交換器10とを接続し、圧縮機2の吸入口と室内熱交換器3とを接続するように切り替えられる。
温度センサ8は、室外熱交換器10を流れる冷媒の温度を測定するためのものである。温度センサ8は、室外熱交換器10の液管温度を検出するように冷媒回路に設けられている。
制御装置100は、演算、指示等を行って冷凍サイクル装置1の各手段、機器等を制御するように構成されている。制御装置100は、圧縮機2、室内ファン4、減圧装置5、室外ファン6、四方弁7、温度センサ8などに電気的に接続されており、これらの動作を制御するように構成されている。
図2〜図4を参照して、本実施の形態に係る室外熱交換器10の構成について詳しく説明する。図2は、本実施の形態に係る室外熱交換器10の外観を示している。図2以降において、X方向は横方向であり、室外熱交換器10のフィン30の短手方向、すなわち幅方向となる方向を表している。Y方向は横方向であり、同一の熱交換部を構成するフィン30の並設方向となる方向を表している。Z方向は上下方向、すなわち重力方向であり、フィン30の長手方向となる方向を表している。
図2において、白抜き矢印は、暖房運転において、図1に示される室外ファン6によって室外熱交換器10へ供給される空気の流れ方向を表している。本実施の形態に係る室外熱交換器10では、暖房運転において、図1に示される室外ファン6によってX方向に空気が供給される。
図3は、Y方向から室外熱交換器10を見たときの要部を示している。図4は、X方向から室外熱交換器10を見たときの要部を示している。図3および図4では、Z方向に並んで配置された2つの伝熱管20が示されている。
室外熱交換器10は、例えば二列構造の熱交換器であり、風上側熱交換器10a及び風下側熱交換器10bを備えている。風上側熱交換器10aおよび風下側熱交換器10bの各々は、フィンアンドチューブ型熱交換器である。風上側熱交換器10aおよび風下側熱交換器10bは、図1に示される室外ファン6から供給される空気の流れ方向、すなわち送風方向であるX方向に沿って並んで配置されている。風上側熱交換器10aは、図1に示される室外ファン6によって供給される空気の送風方向において風上側に配置され、風下側熱交換器10bは、室外ファン6によって供給される空気の送風方向において風下側に配置されている。
風上側熱交換器10aの伝熱管20の一端は、風上側ヘッダ集合管10cに接続されている。風下側熱交換器10bの伝熱管20の一端は、風下側ヘッダ集合管10dに接続されている。また、風上側熱交換器10aの伝熱管20の他端と、風下側熱交換器10bの伝熱管20の他端とは、列間接続部材10eに接続されている。
本実施の形態に係る室外熱交換器10では、風上側ヘッダ集合管10cおよび風下側ヘッダ集合管10dの一方から、風上側熱交換器10aおよび風下側熱交換器10bの一方の伝熱管20に冷媒が分配される。そして、風上側熱交換器10aおよび風下側熱交換器10bの一方の伝熱管20に分配された冷媒は、列間接続部材10eを経由して、風上側熱交換器10aおよび風下側熱交換器10bの他方の伝熱管20に流入する。その後、風上側熱交換器10aおよび風下側熱交換器10bの他方の伝熱管20に流入した冷媒は、風上側ヘッダ集合管10cおよび風下側ヘッダ集合管10dの他方で合流し、図1に示される圧縮機2の吸入口または減圧装置5へ流れる。
本実施の形態では、風上側熱交換器10aおよび風下側熱交換器10bは、同様の構成を有している。このため、以下では、双方を代表して、風上側熱交換器10aについて説明する。なお、風上側熱交換器10aまたは風下側熱交換器10bの一方で室外熱交換器10の熱交換負荷を賄える場合、風上側熱交換器10aまたは風下側熱交換器10bの一方のみで室外熱交換器10が構成されていてもよい。
図3および図4を参照して、室外熱交換器10は、複数の伝熱管20および複数のフィン30とを備えている。複数の伝熱管20はY方向に管軸を向けるように配置されている。複数の伝熱管20は複数のフィン30を貫通している。複数の伝熱管20はZ方向に並列に配置されている。複数の伝熱管20は互いに間隔をあけて配置されている。
伝熱管20は断面が扁平形状に構成されている。伝熱管20は、管軸に垂直な断面において、長軸と短軸とを有する扁平形状に構成されている。伝熱管20の長軸はX方向に向けられている。伝熱管20はフィン30に挿入されている。
フィン30は板状体である。フィン30の板面が伝熱管20の管軸に交差するように、フィン30が伝熱管20に取り付けられている。フィン30は、複数の伝熱管20が並列されている方向を長手方向とする矩形に構成されている。つまり、フィン30の長手方向はZ方向に沿っており、フィン30の長手方向に対して直交する幅方向はX方向に沿っている。
フィン30には、伝熱管20が挿入される挿入部IPが設けられている。挿入部IPは、フィン30の第2端縁32に設けられた切り欠きである。挿入部IPに伝熱管20が挿入されている。フィン30は、X方向における一方の端縁である第1端縁31と、X方向における他方の端縁である第2端縁32とを有している。第1端縁31は暖房運転時の風上側に位置し、第2端縁32は暖房運転時の風下側に位置している。
伝熱管20は、内部に冷媒が流通するように構成されている。室外熱交換器10に送り込まれた空気と伝熱管20の内部を流れる冷媒との間で熱交換が行われる。伝熱管20は、X方向における一方の端部である第1端部20aと、X方向における他方の端部である第2端部20bとを有している。第1端部20aは暖房運転時の風上側に位置し、第2端部20bは暖房運転時の風下側に位置している。複数の伝熱管20の第1端部20a同士を結ぶ仮想線が直線L1と定義される。複数の伝熱管20の第2端部20b同士を結ぶ仮想線が直線L2と定義される。
複数のフィン30は、伝熱管20の管軸方向に沿って並んで設置されている。隣り合うフィン30同士は、隙間FPを空けて配置されている。室外熱交換器10は、隙間FPの間を空気が通過するように構成されている。フィン30は、隙間FPを通過する空気と接触し、伝熱管20の内部を流れる冷媒に熱を伝達する。本実施の形態1において、フィン30の長手方向は、重力方向Gと一致している。
フィン30は、第1領域30aと、第2領域30bと含んでいる。第1領域30aは伝熱管20が挿入された領域である。第1領域30aは、X方向において第2端縁32と直線L1との間に位置する領域である。第2領域30bは、暖房運転における送風方向と反対方向に伝熱管20から突き出している。第2領域30bは、X方向において第1端縁31と直線L1との間に位置する領域である。第2領域30bは伝熱管20が設置されていない領域である。したがって、第2領域30bでは、伝熱管20によって、フィン30の上部から流れる結露水および霜の融解水などの水の流れが阻害されない。
室外ファン6は、暖房運転において第2領域30bから第1領域30aに向けて送風し、暖房運転で蒸発器に着霜した霜を融解させる除霜運転が行われた後に第1領域30aから第2領域30bに向けて送風するように構成されている。つまり、暖房運転においては図3中矢印F1で示されるように第2領域30bから第1領域30aに向けて送風される。そして、除霜運転が行われた後には図3中矢印F2で示されるように第1領域30aから第2領域30bに向けて送風される。
室外ファン6は、暖房運転において第2領域30bから第1領域30aに向けて送風する送風量よりも除霜運転が行われた後に第1領域30aから第2領域30bに向けて送風する送風量が大きくてもよい。これにより、排水を促進することが可能となる。
図5を参照して、フィン30は第3領域30cを含んでいてもよい。第3領域30cは、暖房運転における送風方向に伝熱管20から突き出している。第3領域30cは、X方向において第2端縁32と直線L2との間に位置する領域である。第3領域30cには、挿入部IPに繋がる切り欠きが形成されている。X方向において、第3領域30cの幅は、第2領域30bの幅よりも小さい。
次に、再び図1を参照して、本実施の形態における冷凍サイクル装置1の各運転について説明する。図1では、冷房運転における冷媒の流れが破線矢印で示されており、暖房運転における冷媒の流れが実線矢印で示されている。
まず、再び図1を参照して、冷凍サイクル装置1の冷房運転について説明する。
圧縮機2にて圧縮された高温高圧の蒸気冷媒は、四方弁7を経由し、室外熱交換器10に至り、室外ファン6により送風された室外空気に対して放熱することで凝縮し、高圧の液冷媒となる。高圧の液冷媒は、減圧装置5にて膨張することで減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となる。この低温低圧の気液二相冷媒は、減圧装置5から室内熱交換器3に至り、室内ファン4により送風された室内空気から吸熱することで蒸発し、低圧の蒸気冷媒となる。この低圧の蒸気冷媒は、四方弁7を経由し、圧縮機2に戻り、圧縮機2にて圧縮されることにより、冷媒回路を循環する。
続いて、冷凍サイクル装置1の暖房運転について説明する。
圧縮機2にて圧縮された高温高圧の蒸気冷媒は、四方弁7を経由し、室内熱交換器3に至り、室内ファン4により送風された室内空気に対して放熱することで凝縮し、高圧の液冷媒となる。高圧の液冷媒は、減圧装置5にて、膨張することで減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となる。この低温低圧の気液二相冷媒は、減圧装置5から室外熱交換器10に至り、室外ファン6により送風された室外空気から吸熱することで蒸発し、低圧の蒸気冷媒となる。低圧の蒸気冷媒は、四方弁7を経由し、圧縮機2に戻り、圧縮機2にて圧縮されることにより、冷媒回路を循環する。
暖房運転中に外気温度が低い場合、室外熱交換器10の温度は、0℃を下回るため、室外熱交換器10に着霜が生じる。つまり、外気中の水蒸気が室外熱交換器10によって冷却され、霜となって室外熱交換器10に付着する。この霜は、暖房運転の継続と共に増加し、室外熱交換器10の風路を閉塞する。この霜が室外熱交換器10の風路を閉塞すると、熱交換性能の低下の原因となる。このため、暖房運転中は定期的に(例えば数十分に一度)、室外熱交換器10の霜を融解させる、除霜運転が行われる。
続いて、冷凍サイクル装置1の除霜運転について説明する。暖房運転中に、室外熱交換器10にて計測された配管温度が一定値以下となった場合または暖房運転がある一定時間以上継続した場合などに、制御装置100は室外熱交換器10の着霜が多いと判断する。この制御装置100の判断に基づいて、冷凍サイクル装置1では除霜運転が行われる。
除霜運転は、たとえばリバース回路方式で行われる。リバース回路方式では、四方弁7が暖房運転の位置から冷房運転の位置に切替えられることで除霜運転が実施される。リバース回路方式では、冷媒の流動方向、気液相変化、伝熱様式は、除霜運転と冷房運転とで同じである。室外熱交換器10に高温高圧の蒸気冷媒を供給することで、室外熱交換器10に付着した霜を融解することができる。このとき、室外熱交換器10の熱量が外気に逃げないよう、除霜運転中は室外ファン6を停止することが望ましい。また、室内熱交換器3には、低温低圧の気液二相冷媒が流れる。室内空間への冷風吹出しを防止するために、除霜運転中は室内ファン4を停止することが望ましい。
除霜運転中に、室外熱交換器10にて計測された配管温度が一定値以上となった場合、または除霜運転がある一定時間以上継続した場合などに、制御装置100は、室外熱交換器10の除霜が完了したと判断する。この制御装置100の判断に基づいて、冷凍サイクル装置1では、四方弁7が暖房運転の位置に切替えられ、暖房運転が再開される。
次に、図6および図7を参照して、室外熱交換器10に霜が付着する場合の、制御装置100による、冷凍サイクル装置1の制御について説明する。
図6は、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置1の制御タイムチャートである。図6(a)は、各運転と圧縮機周波数との関係を示している。図6(b)は、各運転と室外ファンの正回転および逆回転との関係を示している。図6(c)は、各運転と四方弁の開閉(ON−OFF)との関係を示している。また、図6中において、時間t1〜t5は、各運転が切り替わる時間を示している。以降の制御タイムチャートは図6と同様である。図7は、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置1の制御フローチャートである。なお、これらのフローチャートは暖房運転中に周期的に繰り返し実行される。
制御装置100に暖房運転の要求があった場合に、暖房運転が行われる。室外の空気条件が低温である場合、暖房運転中に室外熱交換器10に霜が付着する可能性が有る。ここで、室外熱交換器10に霜が付着する状態での暖房運転をフロスト運転(着霜運転)と定義する。
着霜運転が一定時間行われると、室外熱交換器10が霜で閉塞され、熱交換量が低下する。そこで制御装置100は、一時的に暖房運転からデフロスト運転(除霜運転)に切り替える。このときに、着霜運転から除霜運転に切り替えされる際の運転を、フロストデフロスト切替運転(FD運転)と定義する。
FD運転の後に、除霜運転が行われる。一般に除霜運転が行われている間、熱交換器は蒸発器としての機能を停止するため、暖房運転も停止する。除霜運転が完了すると、制御装置100は、再び着霜運転に切り替える。このときに、除霜運転から着霜運転に切り替えされる際の運転を、デフロストフロスト切替運転(DF運転)と定義する。
以下、着霜運転、FD運転、除霜運転およびDF運転の内容について詳しく説明する。
(着霜運転)
上述のとおり暖房運転時に、室外の空気条件が低温である場合、暖房運転中に室外熱交換器10に霜が付着する。着霜運転が開始され(S10)、一定時間行われると、室外熱交換器10が霜で閉塞され、熱交換量が低下する。ここで、除霜運転を開始するか否かが判定される(S11)。制御装置100は、温度センサ8の検出温度(室外熱交換器10の液管温度)が、しきい温度未満になった場合に、室外熱交換器10に熱交換量が低下するほどの霜による閉塞が起きていると判定する。
室外熱交換器10に熱交換量が低下するほどの霜による閉塞が起きていない場合(S11にてNO)、制御装置100は処理を終了する。この結果、着霜運転が継続される。室外熱交換器10に熱交換量が低下するほどの霜による閉塞が起きている場合(S11にてYES)、着霜運転から除霜運転に切替えるFD運転に移行する(S20)。FD運転では、室外ファン回転数(N)が0まで低下する。FD運転では、圧縮機周波数(CompHz)が除霜運転開始周波数(除霜運転開始Hz)まで低下する。除霜運転開始周波数は、例えば四方弁7を切り替えることが可能な周波数である。
(FD運転)
続いて、制御装置100は、除霜運転に移行すべきか否かを判断する(S21)。ここで、例えば、除霜運転の方式として、冷房条件での冷媒回路における運転によるリバース回路方式を採用した場合を説明する。リバース回路方式では、室外熱交換器は凝縮器として作用するため、高温高圧の冷媒は、熱交換器の伝熱管内に流入し、伝熱管の内部から霜を融解するための熱量を提供する。このときに、室外ファン回転数が着霜運転時と同状態に維持された場合、熱交換器の伝熱管外を流動する低温の空気により冷媒の熱が奪われることで十分に霜を融解することができない恐れがある。そこで、室外ファン回転数を0にして、除霜運転に移行する。この説明内容は一例であるが、このように着霜運転から除霜運転に移行する際に、アクチュエータの挙動を変更する必要があり、そのための一定時間が必要となる。この時間内の運転をFD運転と定義する。FD運転中の他のアクチュエータ挙動の一例としては、リバース回路方式に切り替える際に、四方弁の開閉を切り替えることがある。そのときに、冷媒の圧力差が大きいと四方弁の開閉の切り替えが困難であるため、圧縮機周波数を除霜運転開始周波数(除霜運転開始Hz)まで低下させる制御が行われる。
例えば、圧縮機周波数が除霜運転開始周波数を超える場合(S21にてNO)、制御装置100は処理をS20に戻す。この結果、FD運転が継続される。圧縮機周波数が除霜運転開始周波数以下である場合(S21にてYES)、FD運転から除霜運転に移行する(S30)。
(除霜運転)
除霜運転では、例えばリバース回路方式で着霜した室外熱交換器10に熱量が提供される。除霜運転では四方弁7は冷房サイクル状態と同じ状態となる。そして、除霜運転による除霜が完了したか否かが判定される(S31)。ここで、例えば、制御装置100は、温度センサ8の検出温度(室外熱交換器10の液管温度)が、しきい温度以上になった場合に、室外熱交換器10に付着した霜の融解が完了したと判定する。
除霜運転による室外熱交換器10の除霜が完了していない場合(S31にてNO)、制御装置100は、処理をS30に戻す。この結果、除霜運転が継続される。除霜運転による室外熱交換器10の除霜が完了した場合(S31にてYES)、除霜運転から着霜運転に切替えるDF運転に移行する(S40)。
(DF運転)
ここで、除霜運転から着霜運転に切替するDF運転の一例として、FD運転と同様にリバース回路方式を採用した場合を説明する。再び四方弁7を切替するため、圧縮機周波数を着霜運転開始周波数まで低下させる制御が行われる(S40)。ここで圧縮機周波数が着霜運転開始周波数まで低下する前に、室外ファン6を暖房運転時に対して逆方向に回転させる制御が行われる(S41)。
続いて、DF運転を継続するか否かが判定される(S42)。圧縮機周波数が着霜運転開始周波数を超える場合(S42にてNO)、制御装置100は処理をS40に戻す。この結果、DF運転が継続される。圧縮機周波数が着霜運転開始周波数以下である場合(S42にてYES)、DF運転から着霜運転に移行する(S50)。
着霜運転が開始されると、四方弁7は暖房サイクル状態と同じ状態となる。圧縮機周波数は増加する。室外ファン回転数は正回転に変更される。このようにして、運転がスタートの状態に戻る(S60)。
次に、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置1の作用効果について比較例と対比して説明する。
図8および図9を参照して、比較例の冷凍サイクル装置では、室外ファンが逆回転に変更されない点で、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置1と異なっている。比較例の冷凍サイクル装置では除霜運転で発生した水滴は、再び着霜運転が開始されると、扁平形状の伝熱管の表面を伝って送風方向において後方に移動し、扁平形状の伝熱管の上部または下部に滞留する。したがって、除霜運転で発生した水は適切に排出されない。そのため、排水性能を向上することができない。
本実施の形態に係る冷凍サイクル装置1によれば、フィン30は、暖房運転における送風方向と反対方向に伝熱管20から突き出した第2領域30bを含んでいる。このため、第2領域30bの温度を第1領域30aの温度よりも高くすることにより第2領域30bに着霜が生じることを抑制することができる。したがって、暖房運転時に送風方向の風上側での蒸発器として機能する室外熱交換器10の部位に着霜が生じることを抑制することができる。また、室外ファン6は、除霜運転が行われた後に第1領域30aから第2領域30bに向けて送風するように構成されている。このため、除霜運転で発生した水滴を第2領域30bに押し出すことができる。したがって、除霜運転で発生した水滴が第2領域30bを伝って排出されるため、除霜運転で発生した水滴を適切に排出することができる。
また、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置1では、DF運転において室外ファン6を逆回転させる制御が行われるため、圧縮機周波数が低減された暖房能力が発揮されにくい状態で排水が行われる。そのため、圧縮機周波数が増加されて暖房能力が十分に発揮される状態で暖房運転を行うことができる。したがって、全ての運転状態における合計の暖房能力を向上させることができる。
また、第3領域30cが暖房運転において伝熱管20に滞留した水が第3領域30cを伝って排出されないように構成されている場合、第3領域30cの幅が第2領域30bの幅よりも小さいため、除霜運転で発生した水滴を第2領域30bに流すことが容易となる。
実施の形態2.
図10を参照して、本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置1について説明する。なお、本発明の実施の形態2〜5に係る冷凍サイクル装置1は、特に説明しない限り、上記の本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置1と同一の構成、動作および効果を有している。
図10に示されるように、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置1では、室外ファン6の逆回転は、DF運転中に開始され、圧縮機周波数が目標値に到達するまで継続される。この目標値は、暖房能力が十分に発揮される状態での圧縮機周波数である。この目標値は、例えば、圧縮機2の最大周波数以下の所定の周波数である。室外ファン6は、除霜運転が行われた後に再び暖房運転が開始されてから圧縮機2の周波数が目標値に到達するまで、第1領域30aから第2領域30bに向けて送風するように構成されている。
本実施の形態に係る冷凍サイクル装置1によれば、室外ファン6は、再び暖房運転が開始されてから圧縮機2の周波数が目標値に到達するまで、第1領域30aから第2領域30bに向けて送風するように構成されている。再び暖房運転が開始されてから圧縮機2の周波数が目標値に達するまでは、暖房能力が小さいため、室外ファン6の送風方向の変更は暖房能力に影響を与えにくい。したがって、室外ファン6の送風方向の変更のよる暖房能力への影響を抑制することが可能となる。
実施の形態3.
図11を参照して、本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置1について説明する。図11に示されるように、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置1では、室外ファン6の逆回転は、DF運転中に開始され、DF運転中に正回転に移行する。室外ファン6は、除霜運転が行われた後に再び暖房運転が開始される前に、第2領域30bから第1領域30aに向けて送風するように構成されている。
本実施の形態に係る冷凍サイクル装置1によれば、室外ファン6は、再び暖房運転が開始される前に、第2領域30bから第1領域30aに向けて送風するように構成されている。このため、暖房運転時に送風方向の風下側で室外熱交換器に着霜が生じることを抑制することができる。つまり、仮に、室外ファン6が、再び暖房運転が開始されたときに、第1領域30aから第2領域30bに向けて送風すると、暖房運転時の送風方向の風下側に配置される第1領域30aに着霜が生じる。本実施の形態に係る冷凍サイクル装置1によれば、室外ファン6は、再び暖房運転が開始される前に、第2領域30bから第1領域30aに向けて送風するため、第1領域30aに着霜が生じることを抑制することができる。
実施の形態4.
図12を参照して、本発明の実施の形態4に係る冷凍サイクル装置1について説明する。図12に示されるように、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置1では、室外ファン6の逆回転は、DF運転中に開始され、DF運転中に圧縮機周波数が着霜運転開始周波数以下になった後も継続される。室外ファン6は、圧縮機2の周波数が再び暖房運転が開始されるときの値(着霜運転開始周波数)以下となる状態が継続している間、第1領域30aから第2領域30bに向けて送風するように構成されている。
本実施の形態に係る冷凍サイクル装置1によれば、室外ファン6は、圧縮機2の周波数が再び暖房運転が開始されるときの値以下となる状態が継続している間、第1領域30aから第2領域30bに向けて送風するように構成されている。このため、圧縮機2の周波数が再び暖房運転が開始されるときの値となったときに、室外ファン6は直ちに正回転に変更されずに逆回転を継続する。室外熱交換器10に滞留する残水量が多い場合、室外ファン6が逆回転を継続することで、より多くの残水を排出することができる。DF運転の増加時間よりも除霜運転の短縮時間を大きくすることで、トータルの非着霜運転時間を削減することが可能となる。
実施の形態5.
図13および図14を参照して、本発明の実施の形態5に係る冷凍サイクル装置1は、室外熱交換器10の伝熱管20が傾斜している点で、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置1と異なっている。図13および図14に示されるように、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置1では、室外熱交換器10の伝熱管20の第1端部20aは、第2端部20bよりも重力方向Gにおいて下方に位置している。つまり、伝熱管20は、第1領域30aから第2領域30bに向けて重力方向Gにおいて下方に傾斜している。
本実施の形態に係る冷凍サイクル装置1によれば、第2領域30b側に伝熱管20が傾斜しているため、伝熱管20が水平に配置されている場合に比べて、排水を促進することができる。また、伝熱管20の下端に水滴が集まるため、集められた水滴に送風することができる。このため、水滴を排出することが容易となる。
実施の形態6.
図15を参照して、本発明の実施形態6に係る冷凍サイクル装置1は、ホットガス回路を備えている点で、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置1と異なっている。図15に示されるように、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置1は、ホットガス回路40を備えている。
本実施の形態に係る冷凍サイクル装置1では、除霜運転はホットガス回路方式で行われる。ホットガス回路方式では、除霜運転時に高温高圧のガス冷媒(ホットガス)が室外熱交換器10に送られる。本実施の形態に係る冷凍サイクル装置1では、暖房運転時および冷房運転時にはホットガス回路40に設けられた弁41が閉じられ、除霜運転時には弁41が開かれる。これにより、除霜運転時には、ホットガス回路40を通って室外熱交換器10に流入したホットガスにより室外熱交換器10に着霜した霜が融解される。
上記の各実施の形態は適宜組み合わせることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 冷凍サイクル装置、2 圧縮機、3 室内熱交換器、4 室内ファン、5 減圧装置、6 室外ファン、7 四方弁、8 温度センサ、10 室外熱交換器、20 伝熱管、20a 第1端部、20b 第2端部、30 フィン、30a 第1領域、30b 第2領域、30c 第3領域、31 第1端縁、32 第2端縁、40 ホットガス回路、100 制御装置。

Claims (4)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機により圧縮された前記冷媒を凝縮する凝縮器と、
    前記凝縮器により凝縮された前記冷媒を減圧する減圧装置と、
    前記減圧装置により減圧された前記冷媒を蒸発させる蒸発器と、
    前記蒸発器に送風する送風ファンとを備え、
    前記蒸発器は、フィンと、前記フィンに挿入され断面が扁平形状の伝熱管とを含み、
    前記フィンは、前記伝熱管が挿入された第1領域と、暖房運転における送風方向と反対方向に前記伝熱管から突き出した第2領域とを含み、
    前記送風ファンは、前記暖房運転において前記第2領域から前記第1領域に向けて送風し、前記暖房運転で前記蒸発器に着霜した霜を融解させる除霜運転が行われた後に前記第1領域から前記第2領域に向けて送風するように構成されている、冷凍サイクル装置。
  2. 前記送風ファンは、再び前記暖房運転が開始されてから前記圧縮機の周波数が目標値に到達するまで、前記第1領域から前記第2領域に向けて送風するように構成されている、請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記送風ファンは、再び前記暖房運転が開始される前に、前記第2領域から前記第1領域に向けて送風するように構成されている、請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記送風ファンは、前記圧縮機の周波数が再び前記暖房運転が開始されるときの値以下となる状態が継続している間、前記第1領域から前記第2領域に向けて送風するように構成されている、請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
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