JPWO2020105171A1 - ロータリ式圧縮機 - Google Patents

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Abstract

冷媒を圧縮する圧縮機構部を備えたロータリ式圧縮機であって、圧縮機構部は、環状のシリンダと、シリンダ内に形成されたシリンダ室内で回転するピストンと、シリンダを径方向に貫通する貫通穴内を進退するベーンと、ベーンの先端部がピストンの外周面に当接するようにベーンを押圧するスプリングとを備える。スプリングのベーンと反対側の端部であってオネジ部となる座巻部が、貫通穴の内周面に形成されたメネジ部にねじ込まれてスプリングが貫通穴に固定されている。スプリングは、座巻部の端がスプリングの内径方向に折り返された把持部を有する。

Description

この発明は、ロータリ式圧縮機に関し、さらに詳しくは、ベーンをピストンへ押し当てるためのスプリングの固定構造に関するものである。
従来のロータリ式圧縮機は、環状のシリンダと、シリンダ内に形成されたシリンダ室内で回転するピストンと、シリンダを径方向に貫通する貫通穴内を進退するベーンと、ベーンの先端部がピストンの外周面に当接するようにベーンを押圧するスプリングとを備えている。スプリングは、シリンダに径方向に形成された貫通穴に径方向に伸縮自在に収容されており、スプリングの端部が貫通穴の内周面に形成された螺旋状の溝にねじ込まれて保持されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−084575号公報
特許文献1のロータリ式圧縮機では、組立時にスプリングの端部を貫通穴の内周面に形成された螺旋状の溝にねじ込む必要があるが、ねじ込む際の挿入性については明らかにされていない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、スプリングを貫通穴にねじ込む際の挿入性を向上することが可能なロータリ式圧縮機を提供することを目的とする。
この発明に係るロータリ式圧縮機は、冷媒を圧縮する圧縮機構部を備えたロータリ式圧縮機であって、圧縮機構部は、環状のシリンダと、シリンダ内に形成されたシリンダ室内で回転するピストンと、シリンダを径方向に貫通する貫通穴内を進退するベーンと、ベーンの先端部がピストンの外周面に当接するようにベーンを押圧するスプリングとを備え、スプリングのベーンと反対側の端部であってオネジ部となる座巻部が、貫通穴の内周面に形成されたメネジ部にねじ込まれてスプリングが貫通穴に固定されており、スプリングは、座巻部の端がスプリングの内径方向に折り返された把持部を有するものである。
この発明によれば、スプリングに把持部を設けたので、スプリングを貫通穴にねじ込む際の挿入性を向上できる。
この発明の実施の形態1におけるロータリ式圧縮機の模式的な縦断面図である。 この発明の実施の形態1におけるロータリ式圧縮機の圧縮機構部の模式的な横断面図である。 この発明の実施の形態1におけるロータリ式圧縮機のスプリングの固定構造を示す図である。 図3のスプリングを示す図である。 図3のスプリングの座巻部を後端部側から見た図である。 本発明の実施の形態2におけるロータリ式圧縮機のスプリングの固定構造を示す図である。
以下、この発明の実施の形態に係るロータリ式圧縮機について図面を参照しながら説明する。ここで、図1を含め、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、以下に記載する実施の形態の全文において共通することとする。そして、明細書全文に表わされている構成部品の形態は、あくまでも例示であって、明細書に記載された形態に限定するものではない。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1におけるロータリ式圧縮機の模式的な縦断面図である。図2は、この発明の実施の形態1におけるロータリ式圧縮機の圧縮機構部の模式的な横断面図である。
ロータリ式圧縮機は、例えば空調機、冷蔵装置、冷凍装置または給湯機等のヒートポンプ機器に採用される冷媒回路の構成要素の一つとなるものである。ロータリ式圧縮機は密閉型の電動圧縮機であり、密閉容器1内に、圧縮機構部3と、圧縮機構部3を回転軸4を介して駆動する電動機構部2とが配置された構成を有する。圧縮機構部3は密閉容器1内の下部に配置され、電動機構部2は密閉容器1内の上部に配置されている。圧縮機構部3と電動機構部2との間には空間Aを有している。この実施の形態1におけるロータリ式圧縮機は、圧縮機構部3が2つのシリンダを有するツインロータリー形の回転圧縮機を例に説明するが、これに限るものではなく、シリンダが1つまたは3つ以上のものでもよい。
密閉容器1は、例えば、円筒形状の中央容器1aと、上容器1bと、下容器1cとで構成されている。中央容器1aの上方の開口部に上容器1bが嵌入され、中央容器1aの下方の開口部に下容器1cが嵌入されており、密閉容器1の内部は密閉状態となっている。上容器1bには、吐出管5が接続されている。吐出管5は、圧縮機構部3によって圧縮された密閉容器1内の高温高圧のガス冷媒を冷媒配管に吐出させるための接続管である。
密閉容器1の下部には潤滑油が蓄えられ、回転軸4の下端部に設けられた給油機構(図示せず)で潤滑油を汲み上げて各部に油を供給することで、圧縮機構部3の潤滑が保たれている。
電動機構部2は、固定子2aと、回転子2bとを備えている。回転子2bは回転軸4に固定されており、回転子2bの回転により回転軸4が回転し、圧縮機構部3に回転動力が伝達される。回転子2bには、回転軸方向に貫通するガス穴21が形成されている。また、回転子2bと固定子2aとの間にはエアギャップ22が設けられている。ガス穴21およびエアギャップ22は冷媒ガスを通過させる流路であり、圧縮機構部3から吐出された冷媒ガスが、この流路を通過して電動機構部2の上方へ移動し、吐出管5から外部に吐出される。
圧縮機構部3は、第1圧縮機構部30Aと、第2圧縮機構部30Bと、第1圧縮機構部30Aの上端面に配置された上軸受40と、第2圧縮機構部30Bの下端面に配置された下軸受50と、中間板60とを備えている。
上軸受40は、回転軸4を回転自在に支持する中空円筒状の軸受部41と、後述のシリンダ31の上端面を閉塞する平板環状の端板42とから構成されている。下軸受50も同様に、回転軸4を回転自在に支持する中空円筒状の軸受部51と、後述のシリンダ31の下端面を閉塞する平板環状の端板52とから構成されている。また、端板42および端板52のそれぞれには、後述の圧縮室内が所定の圧力以上になった際に開く吐出弁を備えた吐出口42aおよび吐出口52aが形成されている。また、端板42および端板52のそれぞれには、吐出口を覆うように消音器43および消音器53が取り付けられている。
次に、圧縮機構部3の第1圧縮機構部30Aと第2圧縮機構部30Bの構成について説明する。第1圧縮機構部30Aと第2圧縮機構部30Bは基本的に同様の構成であるため、以下、第1圧縮機構部30Aを代表して説明する。
第1圧縮機構部30Aは、回転軸方向に貫通する貫通穴を有する環状のシリンダ31と、シリンダ31内に形成された後述のシリンダ室内で回転するピストン32と、ベーン33等を備えている。シリンダ31の回転軸方向の両端面には上軸受40と中間板60とが配置されており、貫通穴が上軸受40の端板42と中間板60とで閉塞されることで、シリンダ31内にシリンダ室44が形成されている。
ピストン32は、回転軸4の偏心部4aに回転可能に嵌合した状態でシリンダ31内のシリンダ室44に収納されている。
シリンダ31には、シリンダ31を径方向に貫通する貫通穴34が形成されている。貫通穴34は、先端側がシリンダ室44に連通し、後端側がシリンダ31の外周面に開口している。貫通穴34内には、ベーン33が径方向に進退自在に配置されている。貫通穴34においてベーン33の径方向外側にはスプリング35が配置されており、スプリング35によって径方向内側に押圧されることで、ベーン33の先端部33bがピストン32に常に当接している。このようにベーン33の先端部33bがピストン32と当接することで、シリンダ室44内が吸入室44aと圧縮室44bとに仕切られている。
また、シリンダ31には、ベーン33を挟んで両側に径方向に貫通する吸入口36と、上軸受40の端板42に形成された吐出口42aに連通する吐出切欠き37とが設けられている。吸入口36には、密閉容器1の中央容器1aの外部からアキュムレータ70の後述の流出管73が接続されている。一方、吐出切欠き37は、上軸受40の端板42に形成された吐出口42aに連通している。
第2圧縮機構部30Bは、第2圧縮機構部30Bのシリンダ31の略中心に形成された貫通穴を閉塞する部材が、中間板60と下軸受50とである点が第1圧縮機構部30Aと異なり、その他の構成は第1圧縮機構部30Aと基本的に同様である。
アキュムレータ70は、容器71と、流入管72と、流出管73と、容器71の内部において流出管73に連通する内管74とを備えている。アキュムレータ70は、流入管72から容器71内に流入した冷媒を、液冷媒とガス冷媒とに分離する。分離されたガス媒は、内管74を介して容器71から流出し、流出管73を通ってシリンダ31の吸入口36からシリンダ室44の吸入室44aに流入する。
次に、この実施の形態1のロータリ式圧縮機の動作について説明する。
第1圧縮機構部30Aでは、電動機構部2に電力が供給されると、電動機構部2によって回転軸4が回転する。回転軸4が回転することにより回転軸4の偏心部4aがシリンダ室44内で偏心的に回転し、ピストン32がシリンダ室44内で偏心的に回転する。ピストン32の回転に伴い、アキュムレータ70から吸入口36を介してシリンダ室44の吸入室44aにガス冷媒が吸入される。吸入されたガス冷媒は、ピストン32の回転に伴い、圧縮室44bの容積が徐々に縮小されることで圧縮される。
圧縮されたガス冷媒は、所定の圧力になると、シリンダ31の吐出切欠き37を介して、上軸受40に設けられた吐出口42aから消音器43の内部空間Bへ吐出される。消音器43の内部空間Bに吐出されたガス冷媒は、消音器43に設けられた吐出口(図示せず)から密閉容器1内の空間Aへ吐出される。
第2圧縮機構部30Bにおいても同様に、アキュムレータ70から吸入したガス冷媒が圧縮され、密閉容器1内の空間へ吐出される。
そして、第1圧縮機構部30Aおよび第2圧縮機構部30Bでは、回転軸4が回転することで、冷媒ガスの吸入および圧縮が繰り返される。そして、第1圧縮機構部30Aおよび第2圧縮機構部30Bのそれぞれで圧縮されて密閉容器内の空間へ吐出されたガス冷媒は、電動機構部2に形成された隙間、すなわちガス穴21およびエアギャップ22を通って密閉容器1内の上部に達し、吐出管5から冷媒回路へと吐出される。なお、このロータリ式圧縮機では、冷媒として例えばR290等の可燃性冷媒が使用されるが、冷媒の種類はこれに限定されるものではない。
そして、この実施の形態1の特徴とする構成としては、スプリング35の固定構造にある。以下、スプリング35の固定構造について説明する。なお、第1圧縮機構部30Aと第2圧縮機構部30Bにおいてスプリングの固定構造は同じである。よって、本明細書では第1圧縮機構部30Aを代表してスプリング35の固定構造を説明する。
図3は、この発明の実施の形態1におけるロータリ式圧縮機のスプリングの固定構造を示す図である。図4は、図3のスプリングを示す図である。図5は、図3のスプリングの座巻部を後端部側から見た図である。
スプリング35は、弾性線材を螺旋状に巻回して構成されている。スプリング35の後端側の端部である座巻部35aは、先端部35bよりも大径に構成されている。座巻部35aの端部には把持部35cが形成されている。把持部35cは、座巻部35aの端をスプリング35の内径方向に折り返した折り返し部で構成されている。スプリング35が配置される貫通穴34の径方向外側の内周面にはメネジ部34aが形成されており、オネジ部となる座巻部35aが、メネジ部34aにねじ込まれてスプリング35が貫通穴34に固定されている。貫通穴34のメネジ部34aの深さHは、スプリング35の線径Jよりも大きい。また、メネジ部34aの径Kは、スプリング35の座巻部35aの径Dよりも小さい。
次に、把持部35cの作用について説明する。
組立時にスプリング35を貫通穴34に固定する際、作業者は、スプリング35の外周を把持してスプリング35を貫通穴34に径方向外側から挿入する。そして、座巻部35aが貫通穴34の径方向外側の端部に位置したところで、例えば親指と人差し指とをスプリング35の内側に差し込んで把持部35cを把持する。そして、作業者は、把持部35cを把持した状態で把持部分を回転させることで、スプリング35を回転させて座巻部35aをメネジ部34aにねじ込む。これによりスプリング35が貫通穴34に固定される。このように、スプリング35に把持部35cを設けたことで、座巻部35aをメネジ部34aに回転挿入する際の挿入性を向上できる。
以上説明したように、この実施の形態1によれば、スプリング35の座巻部35aに把持部35cを設けたので、スプリング35をメネジ部34aにねじ込む際の挿入性を向上できる。
実施の形態2.
実施の形態2は、スプリング35の挿入位置の位置決めに関する。以下、実施の形態2が実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
図6は、本発明の実施の形態2におけるロータリ式圧縮機のスプリングの固定構造を示す図である。
スプリング35は、座巻部35aがメネジ部34aにねじ込まれることによって固定されるため、スプリング35の座巻部35aの貫通穴34への挿入深さL1は、メネジ部34aの径方向の深さL2によって制限される。つまり、挿入深さL1の最大値は、メネジ部34aの深さL2に等しくなる。よって、メネジ部34aの深さL2を制限することで、スプリング35の挿入深さL1を制限できる。
運転時のスプリング35の変形量は、「シリンダの内径」、「ピストンの外径」および「ベーンの長さ」によって決まる。このように、運転時のスプリング35の変形量は決まっているため、スプリング35には、変形量を考慮した長さおよびバネ定数のスプリングが選定されている。よって、スプリング35が貫通穴34に必要以上に深く挿入されていると、つまり挿入深さL1が長すぎると、スプリング35が必要以上に縮んだ状態で貫通穴34内に設置されることになる。運転時には、その状態に加えてさらに変形量が加わるため、スプリング35に対して過大な応力が発生して破壊する可能性が高くなる。
この実施の形態2では、上述したようにメネジ部34aの深さL2を制限することで、スプリング35の挿入深さL1を制限できる。このため、スプリング35に対する過大な応力の発生を避けられる深さ範囲にメネジ部34aを設ける。具体的には、メネジ部34aの深さL2は、メネジ部34aの径方向内側の端部までスプリング35が挿入された状態において、運転時のスプリング35の変形量を許容する長さに設定されている。これにより、スプリング35の疲労耐力設計のマージンを小さくできる。
以上説明したように、この実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、メネジ部34aの深さL2によってスプリング35の挿入深さL1を制限できる。よって、メネジ部34aの深さL2を、メネジ部34aの径方向内側の端部までスプリング35が挿入された状態において、運転時のスプリング35の変形量を許容する長さに設定することで、スプリング35の疲労耐力設計のマージンを小さくできる。
1 密閉容器、1a 中央容器、1b 上容器、1c 下容器、2 電動機構部、2a 固定子、2b 回転子、3 圧縮機構部、4 回転軸、4a 偏心部、5 吐出管、21 ガス穴、22 エアギャップ、30A 第1圧縮機構部、30B 第2圧縮機構部、31 シリンダ、32 ピストン、33 ベーン、33a 後端部、33b 先端部、33c 凹部、34 貫通穴、34a メネジ部、35 スプリング、35a 座巻部、35b 先端部、35c 把持部、36 吸入口、37 吐出切欠き、40 上軸受、41 軸受部、42 端板、42a 吐出口、43 消音器、44 シリンダ室、44a 吸入室、44b 圧縮室、50 下軸受、51 軸受部、52 端板、53 消音器、60 中間板、70 アキュムレータ、71 容器、72 流入管、73 流出管、74 内管、A 空間、B 内部空間、D 座巻部の径、J スプリングの線径、K メネジ部の径。
この発明に係るロータリ式圧縮機は、冷媒を圧縮する圧縮機構部を備えたロータリ式圧縮機であって、圧縮機構部は、環状のシリンダと、シリンダ内に形成されたシリンダ室内で回転するピストンと、シリンダを径方向に貫通する貫通穴内を進退するベーンと、ベーンの先端部がピストンの外周面に当接するようにベーンを押圧するスプリングとを備え、スプリングは、ベーン側に位置し、運転時に変形する変形部と、ベーンと反対側の端部であってオネジ部となる座巻部とを有し、座巻部が、貫通穴の内周面に形成されたメネジ部にねじ込まれることによってスプリングが貫通穴に固定されており、座巻部は、変形部よりも大径に構成され、座巻部の端には、スプリングの内径方向に折り返された把持部が形成されているものである。

Claims (2)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機構部を備えたロータリ式圧縮機であって、
    前記圧縮機構部は、
    環状のシリンダと、
    前記シリンダ内に形成されたシリンダ室内で回転するピストンと、
    前記シリンダを径方向に貫通する貫通穴内を進退するベーンと、
    前記ベーンの先端部が前記ピストンの外周面に当接するように前記ベーンを押圧するスプリングとを備え、
    前記スプリングの前記ベーンと反対側の端部であってオネジ部となる座巻部が、前記貫通穴の内周面に形成されたメネジ部にねじ込まれて前記スプリングが前記貫通穴に固定されており、
    前記スプリングは、前記座巻部の端が前記スプリングの内径方向に折り返された把持部を有するロータリ式圧縮機。
  2. 前記メネジ部の前記径方向の深さは、前記スプリングが前記メネジ部の前記径方向の内側の端部まで挿入された状態において、運転時の前記スプリングの変形量を許容する長さを有する請求項1記載のロータリ式圧縮機。
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