JPWO2020100744A1 - 弾性波装置 - Google Patents

弾性波装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2020100744A1
JPWO2020100744A1 JP2020555635A JP2020555635A JPWO2020100744A1 JP WO2020100744 A1 JPWO2020100744 A1 JP WO2020100744A1 JP 2020555635 A JP2020555635 A JP 2020555635A JP 2020555635 A JP2020555635 A JP 2020555635A JP WO2020100744 A1 JPWO2020100744 A1 JP WO2020100744A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic wave
dielectric film
gap
wave device
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020555635A
Other languages
English (en)
Inventor
克也 大門
克也 大門
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Publication of JPWO2020100744A1 publication Critical patent/JPWO2020100744A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/125Driving means, e.g. electrodes, coils
    • H03H9/145Driving means, e.g. electrodes, coils for networks using surface acoustic waves
    • H03H9/14544Transducers of particular shape or position
    • H03H9/14558Slanted, tapered or fan shaped transducers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/02535Details of surface acoustic wave devices
    • H03H9/02543Characteristics of substrate, e.g. cutting angles
    • H03H9/02574Characteristics of substrate, e.g. cutting angles of combined substrates, multilayered substrates, piezoelectrical layers on not-piezoelectrical substrate
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/02535Details of surface acoustic wave devices
    • H03H9/02637Details concerning reflective or coupling arrays
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/02535Details of surface acoustic wave devices
    • H03H9/02818Means for compensation or elimination of undesirable effects
    • H03H9/02866Means for compensation or elimination of undesirable effects of bulk wave excitation and reflections
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/02535Details of surface acoustic wave devices
    • H03H9/02992Details of bus bars, contact pads or other electrical connections for finger electrodes
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/125Driving means, e.g. electrodes, coils
    • H03H9/145Driving means, e.g. electrodes, coils for networks using surface acoustic waves
    • H03H9/14538Formation
    • H03H9/14541Multilayer finger or busbar electrode
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/25Constructional features of resonators using surface acoustic waves

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)

Abstract

共振周波数付近のリップルを抑制することができる、弾性波装置を提供する。弾性波装置1は、圧電性基板2と、圧電性基板2上に設けられているIDT電極7とを備える。圧電性基板2は高音速層と、圧電体層6とを有する。IDT電極7は、第1,第2のバスバー14,15と、互いに間挿し合う複数の第1,第2の電極指16,17とを有する。複数の第1,第2の電極指16,17のそれぞれの先端を結ぶことにより形成される仮想線である第1,第2の包絡線A1,A2が、それぞれ弾性波伝搬方向に対して傾斜して延びている。複数の第1の電極指16と第2のバスバー15との間に位置する複数の第1のギャップG1及び複数の第2の電極指17と第1のバスバー14との間に位置する複数の第2のギャップG2のうち少なくとも1つに、第1の誘電体膜9a,9bが設けられており、第1の誘電体膜9a,9bの密度が酸化ケイ素の密度より高い。

Description

本発明は、弾性波装置に関する。
従来、弾性波装置は携帯電話機のフィルタなどに広く用いられている。下記の特許文献1には、弾性波装置の一例が開示されている。この弾性波装置は、高音速支持基板上に、低音速膜、圧電膜がこの順序で積層された積層体と、圧電膜上に設けられたIDT電極とを有する。上記積層体を有する弾性波装置はQ値を高め得るが、横モードリップルが生じるという問題がある。
特許文献1においては、横モードリップルを抑制するために、IDT電極を傾斜型のIDT電極としている。傾斜型のIDT電極とは、一方のバスバーに接続された複数の電極指の先端を結ぶことにより形成される仮想線である包絡線と、他方のバスバーに接続された複数の電極指の先端を結ぶことにより形成される仮想線である包絡線とが、弾性波伝搬方向に対し傾斜して延びるIDT電極である。
国際公開第2016/208236号
しかしながら、傾斜型のIDT電極を用いたとしても、上記積層体と併用すると、共振周波数付近にリップルが生じることがあった。
本発明の目的は、共振周波数付近のリップルを抑制することができる、弾性波装置を提供することにある。
本発明に係る弾性波装置は、圧電性基板と、前記圧電性基板上に設けられているIDT電極とを備え、前記圧電性基板が高音速層と、前記高音速層上に直接的または間接的に設けられている圧電体層とを有し、前記高音速層を伝搬するバルク波の音速が、前記圧電体層を伝搬する弾性波の音速よりも高く、前記IDT電極が、対向し合う第1のバスバー及び第2のバスバーと、前記第1のバスバーに一端が接続された複数の第1の電極指と、前記第2のバスバーに一端が接続されており、かつ前記複数の第1の電極指と間挿し合っている複数の第2の電極指とを有し、前記複数の第1の電極指の先端を結ぶことにより形成される仮想線である第1の包絡線が、弾性波伝搬方向に対して傾斜して延びており、前記複数の第2の電極指の先端を結ぶことにより形成される仮想線である第2の包絡線が、弾性波伝搬方向に対して傾斜して延びており、前記圧電性基板上における、前記複数の第1の電極指と前記第2のバスバーとの間に位置する複数の第1のギャップ及び前記複数の第2の電極指と前記第1のバスバーとの間に位置する複数の第2のギャップのうち少なくとも1つに、第1の誘電体膜が設けられており、前記第1の誘電体膜の密度が酸化ケイ素の密度より高い。
本発明によれば、共振周波数付近のリップルを抑制することができる、弾性波装置を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る弾性波装置の正面断面図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る弾性波装置の平面図である。 図3は、本発明の第1の実施形態におけるIDT電極の第1のギャップ付近を示す、図2中のI−I線に沿う断面を示す断面図である。 図4は、第1の実施形態の弾性波装置のIDT電極の変形例を説明するための平面図である。 図5は、第1の比較例に係る弾性波装置の平面図である。 図6は、本発明の第1の実施形態及び第1の比較例におけるインピーダンス特性を示す図である。 図7は、本発明の第1の実施形態及び第1の比較例における、共振周波数付近のインピーダンス特性を示す図である。 図8は、本発明の第1の実施形態の第1の変形例に係る弾性波装置の正面断面図である。 図9は、本発明の第1の実施形態の第2の変形例に係る弾性波装置の正面断面図である。 図10は、本発明の第2の実施形態に係る弾性波装置の正面断面図である。 図11は、本発明の第2の実施形態におけるIDT電極の第1のギャップ付近を示す断面図である。 図12は、本発明の第3の実施形態に係る弾性波装置の平面図である。 図13は、本発明の第3の実施形態におけるIDT電極の第1のギャップ付近を示す断面図である。 図14は、本発明の第3の実施形態及び第2の比較例におけるインピーダンス特性を示す図である。 図15は、本発明の第3の実施形態及び第2の比較例における、共振周波数付近のインピーダンス特性を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
なお、本明細書に記載の各実施形態は、例示的なものであり、異なる実施形態間において、構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることを指摘しておく。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る弾性波装置の正面断面図である。
弾性波装置1は圧電性基板2を有する。圧電性基板2は、支持基板3と、支持基板3上に設けられている高音速膜4と、高音速膜4上に設けられている低音速膜5と、低音速膜5上に設けられている圧電体層6とを有する。圧電体層6は、本実施形態ではタンタル酸リチウム膜である。より具体的には、圧電体層6は、50°YX−LiTaOからなる。なお、圧電体層6のカット角は上記に限定されず、圧電体層6の材料も上記に限定されない。圧電体層6は、例えば、ニオブ酸リチウムなどの圧電単結晶や、適宜の圧電セラミックを主成分としていてもよい。
圧電性基板2における圧電体層6上にはIDT電極7が設けられている。IDT電極7に交流電圧を印加することにより、弾性波が励振される。圧電体層6上におけるIDT電極7の弾性波伝搬方向両側には、一対の反射器8a及び反射器8bが設けられている。このように、本実施形態の弾性波装置1は弾性波共振子である。もっとも、本発明に係る弾性波装置は、弾性波共振子を含むラダー型フィルタなどのフィルタ装置であってもよい。
低音速膜5は相対的に低音速な膜である。より具体的には、低音速膜5を伝搬するバルク波の音速は、圧電体層6を伝搬するバルク波の音速よりも低い。低音速膜5は、SiOにより表される酸化ケイ素を主成分とする。xは任意の正の値である。本実施形態では、低音速膜5はSiO膜である。なお、低音速膜5の材料は上記に限定されず、例えば、酸化ケイ素、ガラス、酸窒化ケイ素、酸化タンタル、また、酸化ケイ素にフッ素や炭素やホウ素を加えた化合物を主成分とした材料を用いることもできる。
弾性波装置1においては、本発明における高音速層は高音速膜4である。高音速層は相対的に高音速な層である。より具体的には、高音速層を伝搬するバルク波の音速は、圧電体層6を伝搬する弾性波の音速よりも高い。本実施形態では、高音速層としての高音速膜4は窒化ケイ素膜である。なお、高音速膜4の材料は上記に限定されず、例えば、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム、水晶等の圧電体、アルミナ、ジルコニア、コージライト、ムライト、ステアタイト、フォルステライトなどの各種セラミック、窒化アルミニウム、酸化アルミニウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)膜、シリコン、サファイア、ダイヤモンド、マグネシア、または、上記各材料を主成分とする材料、上記各材料の混合物を主成分とする材料を用いることもできる。
支持基板3は、本実施形態ではシリコン基板である。より具体的には、支持基板3の結晶方位はSi(100)である。支持基板3のオイラー角(φ,θ,ψ)はオイラー角(0°,0°,45°)である。なお、支持基板3の結晶方位及びオイラー角(φ,θ,ψ)は上記に限定されず、支持基板3の材料も上記に限定されない。支持基板3の材料としては、例えば、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム、水晶などの圧電体、アルミナ、マグネシア、窒化ケイ素、窒化アルミニウム、炭化ケイ素、ジルコニア、コージライト、ムライト、ステアタイト、フォルステライトなどの各種セラミック、ガラス、スピネル、窒化アルミニウム、酸化アルミニウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素、DLC膜、シリコン、サファイア、ダイヤモンド、マグネシア、または、上記各材料を主成分とする材料、上記各材料の混合物を主成分とする材料などを用いることもできる。
本実施形態においては、弾性波装置1は、高音速膜4、低音速膜5及び圧電体層6がこの順序で積層された積層体を含む圧電性基板2を有する。それによって、弾性波のエネルギーを圧電体層6側に効果的に閉じ込めることができる。
図2は、第1の実施形態に係る弾性波装置の平面図である。
IDT電極7は、対向し合う第1のバスバー14及び第2のバスバー15を有する。IDT電極7は、第1のバスバー14に一端が接続された複数の第1の電極指16と、第2のバスバー15に一端が接続された複数の第2の電極指17とを有する。複数の第1の電極指16と複数の第2の電極指17とは互いに間挿し合っている。
さらに、IDT電極7は、第1のバスバー14に一端が接続された複数の第1のダミー電極指18を有する。複数の第1のダミー電極指18は、それぞれ第2のギャップG2を介して複数の第2の電極指17に対向している。IDT電極7は、第2のバスバー15に一端が接続された複数の第2のダミー電極指19を有する。複数の第2のダミー電極指19は、それぞれ第1のギャップG1を介して複数の第1の電極指16に対向している。
ここで、複数の第1の電極指16の先端を結ぶことにより形成される仮想線である第1の包絡線A1は、弾性波伝搬方向に対して傾斜して延びている。同様に、複数の第2の電極指17の先端を結ぶことにより形成される仮想線である第2の包絡線A2は、弾性波伝搬方向に対して傾斜して延びている。このように、IDT電極7は傾斜型のIDT電極である。第1の包絡線A1及び第2の包絡線A2が延びる方向が弾性波伝搬方向に対して傾斜している傾斜角度は特に限定されないが、本実施形態では、傾斜角度は7.5°である。
本実施形態においては、複数の第1のギャップG1は、複数の第1の電極指16と複数の第2のダミー電極指19との間に位置している。複数の第2のギャップG2は、複数の第2の電極指17と複数の第1のダミー電極指18との間に位置している。複数の第1のギャップG1は、複数の第1の電極指16と第2のバスバー15との間に位置していればよく、複数の第2のギャップG2は、複数の第2の電極指17と第1のバスバー14との間に位置していればよい。
IDT電極7は、圧電性基板2側から、Ti層、Al層及びTi層がこの順序で積層された積層金属膜からなる。本実施形態では、反射器8a及び反射器8bもIDT電極7と同様の積層金属膜からなる。なお、IDT電極7、反射器8a及び反射器8bの材料及び金属層の層数は上記に限定されない。あるいは、IDT電極7、反射器8a及び反射器8bは単層の金属膜からなっていてもよい。
図3は、第1の実施形態におけるIDT電極の第1のギャップ付近を示す、図2中のI−I線に沿う断面を示す断面図である。
圧電性基板2上における、複数の第1のギャップG1には、第1の誘電体膜9aが設けられている。より具体的には、複数の第1の誘電体膜9aがそれぞれ、複数の第1のギャップG1の全体に至るように設けられている。複数の第1の誘電体膜9aは、第1の電極指16上及び第2のダミー電極指19上に至っている。第1の誘電体膜9aは、第1の電極指16上における先端付近、第1のギャップG1及び第2のダミー電極指19上における先端付近に連続的に設けられている。なお、第1の誘電体膜9aは、第1のギャップG1の少なくとも一部に設けられていればよい。
同様に、複数の第1の誘電体膜9bがそれぞれ、複数の第2のギャップG2の全体に至るように設けられている。複数の第1の誘電体膜9bは、第2の電極指17上及び第1のダミー電極指18上に至っている。より具体的には、第1の誘電体膜9bは、第2の電極指17上における先端付近、第2のギャップG2及び第1のダミー電極指18上における先端付近に連続的に設けられている。なお、第1の誘電体膜9bは、第2のギャップG2の少なくとも一部に設けられていればよい。
なお、第1のダミー電極指18及び第2のダミー電極指19は設けられずともよい。すなわち、図4に示すIDT電極7の変形例のように、第1のダミー電極指18及び第2のダミー電極指19が設けられずともよい。ここでは、複数の第1の誘電体膜9aが、第1の電極指16上から、第1の電極指16と第2のバスバー15との間のギャップを経て、第2のバスバー15上に至るように設けられている。同様に、第2の誘電体膜9bが、第2の電極指17上から、第2の電極指17と第1のバスバー14との間のギャップを経て、第1のバスバー14上に至るように設けられている。
本実施形態では、第1の誘電体膜9aは全ての第1のギャップG1に設けられており、第1の誘電体膜9bは全ての第2のギャップG2に設けられている。なお、第1の誘電体膜9a及び第1の誘電体膜9bは、必ずしも全ての第1のギャップG1及び第2のギャップG2に設けられていなくともよい。第1の誘電体膜9aまたは第1の誘電体膜9bが、複数の第1のギャップG1及び複数の第2のギャップG2のうち少なくとも1つに設けられていればよい。
第1の誘電体膜9a及び第1の誘電体膜9bは、本実施形態では五酸化タンタル膜である。なお、これに限定されず、第1の誘電体膜9a及び第1の誘電体膜9bの密度が酸化ケイ素の密度より高ければよい。なお、本明細書において密度の比較対象としている酸化ケイ素は、SiOである。また、本明細書における酸化ケイ素の密度は、2.21×10[kg/m]である。第1の誘電体膜9a及び第1の誘電体膜9bを構成する誘電体としては、例えば、酸化ハフニウム、酸化トリウム、窒化ニオブを用いることもできる。
本実施形態の特徴は以下の構成を有することにある。1)高音速膜4、低音速膜5及び圧電体層6がこの順序で積層された積層体を含む圧電性基板2と、圧電性基板2上に設けられた傾斜型のIDT電極7とを有する。2)IDT電極7の複数の第1のギャップG1及び複数の第2のギャップG2に、酸化ケイ素よりも密度が高い複数の第1の誘電体膜9a及び複数の第1の誘電体膜9bが設けられている。それによって、共振周波数付近のリップルを抑制することができる。これを、本実施形態と比較例とを比較することにより、以下において説明する。
なお、図5に示すように、第1の比較例の弾性波装置101は、第1の実施形態における第1の誘電体膜9a及び第1の誘電体膜9bを有しない点以外においては、第1の実施形態の弾性波装置1と同様の構成を有する。
第1の実施形態の構成を有する弾性波装置及び第1の比較例の弾性波装置を作製した。ここで、第1の実施形態の構成を有する弾性波装置及び第1の比較例の弾性波装置の条件は以下の通りである。なお、後述する波長は、IDT電極の電極指ピッチにより規定される波長である。IDT電極を弾性波伝搬方向に見たときに、隣り合う電極指が重なり合う領域をIDT電極の交差領域とし、電極指が延びる方向に沿う交差領域の長さを交差幅とする。電極指が延びる方向に沿う第1のギャップの長さを第1のギャップ幅とし、電極指が延びる方向に沿う第2のギャップの長さを第2のギャップ幅とする。
圧電体層:材料50°YX−LiTaO、膜厚600nm
低音速膜:材料酸化ケイ素(SiO)、膜厚673nm
高音速膜:材料窒化ケイ素(SiN)、膜厚900nm
支持基板:材料シリコン(Si)、結晶方位Si(100)、オイラー角(0°,0°,45°)
IDT電極の各金属層の膜厚:圧電体層側のTi層の膜厚12nm、Al層の膜厚100nm、Ti層の膜厚4nm
波長:2μm
交差幅:30μm
IDT電極の電極指の対数:100対
傾斜角度:7.5°
第1のギャップ幅及び第2ギャップ幅:0.27μm
第1の実施形態の構成を有する弾性波装置の第1の誘電体膜の条件は以下の通りである。
第1の誘電体膜:材料;五酸化タンタル(Ta)、密度8.47×10[kg/m]、膜厚30nm
下記の図6及び図7に、各弾性波装置のインピーダンス特性を示す。
図6は、第1の実施形態及び第1の比較例におけるインピーダンス特性を示す図である。図7は、第1の実施形態及び第1の比較例における、共振周波数付近のインピーダンス特性を示す図である。図6及び図7において、実線は第1の実施形態の結果を示し、破線は第1の比較例の結果を示す。
第1の実施形態及び第1の比較例においては傾斜型のIDT電極を用いているため、図6に示すように、共振周波数と反共振周波数との間におけるリップルは抑制されている。しかしながら、図6及び図7の矢印Bに示すように、第1の比較例においては、共振周波数付近においてリップルが生じていることがわかる。これに対して、第1の実施形態においては、共振周波数付近のリップルが生じていないことがわかる。このように、第1の実施形態においては、共振周波数と反共振周波数との間におけるリップルを抑制できることに加え、共振周波数付近のリップルを抑制することができる。
第1の比較例においては、第1の実施形態と同様の圧電性基板2を有することにより、弾性波装置が主モードとして利用する弾性波と共に、リップルの原因となる不要波も圧電体層側に閉じ込められ易くなる。さらに、第1の電極指16と第2のダミー電極指19とは、第1のギャップG1を隔てて不連続となっている。そのため、IDT電極7が設けられている領域における音速は、第1のギャップG1付近において不連続性を有する。同様に、IDT電極7が設けられている領域における音速は、第2のギャップG2付近においても不連続性を有する。第1の比較例のリップルは、傾斜型のIDT電極7の第1のギャップG1付近及び第2のギャップG2付近に閉じ込められるモードに起因するものと考えられる。
これに対して、第1の実施形態においては、図2に示すように、第1のギャップG1に第1の誘電体膜9aが設けられている。加えて、第1の誘電体膜9aの密度は酸化ケイ素の密度よりも高い。これにより、第1の誘電体膜9aの密度をIDT電極7の密度に効果的に近づけることができ、またはIDT電極7の密度よりも大きくすることができる。それによって、第1のギャップG1における質量付加の状態を、第1の電極指16及び第2のダミー電極指19が設けられている部分における質量付加の状態に効果的に近づけることができる。そのため、第1のギャップG1が配置されている領域における音速を、第1の電極指16が設けられている領域及び第2のダミー電極指19が設けられている領域における音速に効果的に近づけることができる。よって、第1のギャップG1における、第1の電極指16と第2のダミー電極指19との不連続性を小さくすることができる。
同様に、第2のギャップG2に第1の誘電体膜9bが設けられていることにより、第2のギャップG2における、第2の電極指17と第1のダミー電極指18との不連続性を小さくすることができる。よって、第1のギャップG1及び第2のギャップG2におけるモードの閉じ込めを抑制することができる。従って、共振周波数付近のリップルを抑制することができる。
第1の誘電体膜9a及び第1の誘電体膜9bの密度は、IDT電極7の材料の密度以上であることが好ましい。この場合には、第1のギャップG1における質量付加の状態を、第1の電極指16及び第2のダミー電極指19が設けられている部分における質量付加の状態に、より確実に近づけることができる。特に、第1の誘電体膜9a及び第1の誘電体膜9bの密度がIDT電極7の密度より大きい場合には、第1の誘電体膜9aの膜厚をIDT電極7の膜厚より薄くしても、第1のギャップG1における質量付加の状態を、第1の電極指16及び第2のダミー電極指19が設けられている部分における質量付加の状態に効果的に近づけることができる。同様に、第2のギャップG2における質量付加の状態を、第2の電極指17及び第1のダミー電極指18が設けられている部分における質量付加の状態に、より確実に近づけることができる。よって、第1のギャップG1及び第2のギャップG2におけるモードの閉じ込めをより確実に抑制することができ、共振周波数付近のリップルをより確実に抑制することができる。
IDT電極7が積層金属膜からなる場合には、積層金属膜の平均密度と、第1の誘電体膜9a及び第1の誘電体膜9bの密度とを比較すればよい。積層金属膜の平均密度は以下のように算出すればよい。積層金属膜の各金属層において、金属層の膜厚を積層金属膜全体の膜厚で割った値である、金属層の膜厚比率を算出する。次に、各金属層において、膜厚比率と密度との積を算出する。次に、全金属層における上記積を足し合わせる。
なお、第1の誘電体膜9a及び第1の誘電体膜9bの密度は、第1の電極指16及び第2の電極指17の密度以上であることが好ましい。これにより、第1の電極指16及び第2の電極指17を構成する金属層と、第1のバスバー14及び第2のバスバー15を構成する金属層とが異なる場合にも、第1のギャップG1及び第2のギャップG2における上記不連続性をより確実に小さくすることができる。
第1の誘電体膜9aは第1のギャップG1の全体に至るように設けられていることが好ましい。それによって、第1の電極指16と第2のダミー電極指19との不連続性をより一層小さくすることができる。同様に、第1の誘電体膜9bは第2のギャップG2の全体に至るように設けられていることが好ましい。それによって、第2の電極指17と第1のダミー電極指18との不連続性をより一層小さくすることができる。従って、共振周波数付近のリップルをより一層抑制することができる。
さらに、第1の誘電体膜9aは、第1のギャップG1の全体に至っており、かつ第1の電極指16上及び第2のダミー電極指19上に至っていることがより好ましい。同様に、第1の誘電体膜9bは、第2のギャップG2の全体に至っており、かつ第2の電極指17上及び第1のダミー電極指18上に至っていることがより好ましい。それによって、弾性波装置1の製造に際し、第1の誘電体膜9aに位置ずれが生じた場合においても、第1の誘電体膜9aを、より確実に第1のギャップG1の全体に至るように配置することができる。同様に、第1の誘電体膜9bを、より確実に第2のギャップG2の全体に至るように配置することができる。従って、共振周波数付近のリップルをより確実に、かつより一層抑制することができる。
第1の実施形態の圧電性基板2は、支持基板3、高音速膜4、低音速膜5及び圧電体層6がこの順序で積層された積層体であるが、これに限定されない。以下において、圧電性基板以外は第1の実施形態と同様の構成を有する、第1の実施形態の第1の変形例及び第2の変形例を示す。第1の変形例及び第2の変形例においても、第1の実施形態と同様に、共振周波数付近のリップルを抑制することができる。
図8に示す第1の変形例における圧電性基板22は、高音速支持基板23と、高音速支持基板23上に設けられている低音速膜5と、低音速膜5上に設けられている圧電体層6とを有する。本変形例においては、本発明における高音速層は高音速支持基板23である。圧電体層6は、高音速支持基板23上に、低音速膜5を介して間接的に設けられている。
高音速支持基板23はシリコン基板である。なお、高音速支持基板23の材料は上記に限定されず、酸化アルミニウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素、シリコン、サファイア、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム、水晶、アルミナ、ジルコニア、コージライト、ムライト、ステアタイト、フォルステライト、マグネシア、DLCまたはダイヤモンドなど、上記材料を主成分とする媒質を用いることもできる。
本変形例の弾性波装置は、高音速支持基板23、低音速膜5及び圧電体層6がこの順序で積層された積層体である圧電性基板22を有するため、第1の実施形態と同様に、弾性波のエネルギーを圧電体層6側に閉じ込めることができる。
図9に示す第2の変形例における圧電性基板24は、高音速支持基板23と、高音速支持基板23上に直接的に設けられている圧電体層6とを有する。本変形例においても、第1の実施形態と同様に、弾性波のエネルギーを圧電体層6側に閉じ込めることができる。
図10は、第2の実施形態に係る弾性波装置の正面断面図である。図11は、第2の実施形態におけるIDT電極の第1のギャップ付近を示す断面図である。なお、図11は、図2中のI−I線に沿う部分に相当する断面を示す。
図10及び図11に示すように、本実施形態は、圧電性基板2上に、IDT電極7、第1の誘電体膜9a及び第1の誘電体膜9bを覆うように第2の誘電体膜39が設けられている点において、第1の実施形態と異なる。上記の点以外においては、本実施形態の弾性波装置は第1の実施形態の弾性波装置1と同様の構成を有する。
第2の誘電体膜39は、特に限定されないが、本実施形態では酸化ケイ素膜である。より具体的には、第2の誘電体膜39はSiO膜である。第2の誘電体膜39は、例えば、保護膜として用いることができる。これにより、IDT電極7が破損し難い。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、第1のギャップG1に第1の誘電体膜9aが設けられており、第2のギャップG2に第1の誘電体膜9bが設けられている。それによって、共振周波数付近のリップルを抑制することができる。
図12は、第3の実施形態に係る弾性波装置の平面図である。図13は、第3の実施形態におけるIDT電極の第1のギャップ付近を示す断面図である。なお、図12においては、第2の誘電体膜を省略している。図13は、図2中のI−I線に沿う部分に相当する断面を示す。
図12及び図13に示すように、本実施形態は、第1の誘電体膜9aが第1の電極指16及び第2のダミー電極指19と、圧電性基板2との間に至っている点において、第1の実施形態と異なる。より具体的には、第1の誘電体膜9aは、第1の電極指16と圧電性基板2との間に至っており、かつ第2のダミー電極指19と圧電性基板2との間に至っている。さらに、本実施形態は、第1の誘電体膜9bが第2の電極指17及び第1のダミー電極指18と、圧電性基板2との間に至っている点においても、第1の実施形態と異なる。上記の点以外においては、本実施形態の弾性波装置は第2の実施形態の弾性波装置と同様の構成を有する。
図13に示すように、本実施形態においても、圧電性基板2上に、IDT電極7、第1の誘電体膜9a及び第1の誘電体膜9bを覆うように第2の誘電体膜39が設けられている。
ここで、第3の実施形態の構成を有する弾性波装置及び第2の比較例の弾性波装置を作製した。なお、第2の比較例の弾性波装置は、第1の誘電体膜9a及び第1の誘電体膜9bが設けられていない点以外においては、第3の実施形態と同様の構成を有する。
第3の実施形態の構成を有する弾性波装置及び第2の比較例の弾性波装置の条件は以下の通りである。
圧電体層:材料50°YX−LiTaO、膜厚600nm
低音速膜:材料酸化ケイ素(SiO)、膜厚673nm
高音速膜:材料窒化ケイ素(SiN)、膜厚900nm
支持基板:材料シリコン(Si)、結晶方位Si(100)、オイラー角(0°,0°,45°)
IDT電極の各金属層の膜厚:圧電体層側のTi層の膜厚12nm、Al層の膜厚100nm、Ti層の膜厚4nm
波長:2μm
交差幅:30μm
IDT電極の電極指の対数:100対
傾斜角度:7.5°
第1のギャップ幅及び第2ギャップ幅:0.27μm
第2の誘電体膜:材料SiO、膜厚35nm
第3の実施形態の構成を有する弾性波装置の第1の誘電体膜の条件は以下の通りである。
第1の誘電体膜:材料五酸化タンタル(Ta)、膜厚30nm
下記の図14及び図15に、各弾性波装置のインピーダンス特性を示す。
図14は、第3の実施形態及び第2の比較例におけるインピーダンス特性を示す図である。図15は、第3の実施形態及び第2の比較例における、共振周波数付近のインピーダンス特性を示す図である。図14及び図15において、実線は第3の実施形態の結果を示し、破線は第2の比較例の結果を示す。
図14及び図15の矢印Cに示すように、第2の比較例においては、共振周波数付近にリップルが生じていることがわかる。これに対して、第3の実施形態においては、共振周波数付近のリップルが生じていないことがわかる。このように、第3の実施形態においては、共振周波数付近のリップルを抑制することができる。また、第3の実施形態の弾性波装置の製造に際し、第1の誘電体膜9aに位置ずれが生じた場合においても、第1の誘電体膜9aを、より確実に第1のギャップG1の全体に至るように配置することができる。同様に、第1の誘電体膜9bを、より確実に第2のギャップG2の全体に至るように配置することができる。従って、共振周波数付近のリップルをより確実に、かつ効果的に抑制することができる。
加えて、図14に示すように、第3の実施形態及び第2の比較例において、共振周波数は同程度である。他方、第3の実施形態の反共振周波数は、第2の比較例の反共振周波数よりも高域側に位置していることがわかる。第3の実施形態においては、図12に示す第1の誘電体膜9aが、第1の電極指16及び第2のダミー電極指19と圧電性基板2との間に至っており、第1の誘電体膜9bが、第2の電極指17及び第1のダミー電極指18と圧電性基板2との間に至っている。それによって、比帯域を広くすることができる。
1…弾性波装置
2…圧電性基板
3…支持基板
4…高音速膜
5…低音速膜
6…圧電体層
7…IDT電極
8a,8b…反射器
9a,9b…第1の誘電体膜
14,15…第1,第2のバスバー
16,17…第1,第2の電極指
18,19…第1,第2のダミー電極指
22…圧電性基板
23…高音速支持基板
24…圧電性基板
39…第2の誘電体膜
101…弾性波装置
なお、第1のダミー電極指18及び第2のダミー電極指19は設けられずともよい。すなわち、図4に示すIDT電極7の変形例のように、第1のダミー電極指18及び第2のダミー電極指19が設けられずともよい。ここでは、複数の第1の誘電体膜9aが、第1の電極指16上から、第1の電極指16と第2のバスバー15との間のギャップを経て、第2のバスバー15上に至るように設けられている。同様に、第の誘電体膜9bが、第2の電極指17上から、第2の電極指17と第1のバスバー14との間のギャップを経て、第1のバスバー14上に至るように設けられている。

Claims (10)

  1. 圧電性基板と、
    前記圧電性基板上に設けられているIDT電極と、
    を備え、
    前記圧電性基板が高音速層と、前記高音速層上に直接的または間接的に設けられている圧電体層と、を有し、
    前記高音速層を伝搬するバルク波の音速が、前記圧電体層を伝搬する弾性波の音速よりも高く、
    前記IDT電極が、対向し合う第1のバスバー及び第2のバスバーと、前記第1のバスバーに一端が接続された複数の第1の電極指と、前記第2のバスバーに一端が接続されており、かつ前記複数の第1の電極指と間挿し合っている複数の第2の電極指と、を有し、
    前記複数の第1の電極指の先端を結ぶことにより形成される仮想線である第1の包絡線が、弾性波伝搬方向に対して傾斜して延びており、前記複数の第2の電極指の先端を結ぶことにより形成される仮想線である第2の包絡線が、弾性波伝搬方向に対して傾斜して延びており、
    前記圧電性基板上における、前記複数の第1の電極指と前記第2のバスバーとの間に位置する複数の第1のギャップ及び前記複数の第2の電極指と前記第1のバスバーとの間に位置する複数の第2のギャップのうち少なくとも1つに、第1の誘電体膜が設けられており、
    前記第1の誘電体膜の密度が酸化ケイ素の密度より高い、弾性波装置。
  2. 前記第1の誘電体膜の密度が、前記IDT電極の密度以上である、請求項1に記載の弾性波装置。
  3. 前記IDT電極が、前記第1のバスバーに一端が接続された複数の第1のダミー電極指と、前記第2のバスバーに一端が接続された複数の第2のダミー電極指と、を有し、
    前記複数の第1のギャップが前記複数の第1の電極指と前記複数の第2のダミー電極指との間にそれぞれ位置し、前記複数の第2のギャップが前記複数の第2の電極指と前記複数の第1のダミー電極指との間にそれぞれ位置する、請求項1または2に記載の弾性波装置。
  4. 前記第1の誘電体膜が、前記第1の誘電体膜が設けられている前記第1のギャップまたは前記第2のギャップの全体に至っている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の弾性波装置。
  5. 前記第1のギャップに設けられている前記第1の誘電体膜が、前記第1のギャップの全体に至っており、かつ前記第1の電極指上及び前記第2のダミー電極指上に至っており、
    前記第2のギャップに設けられている前記第1の誘電体膜が、前記第2のギャップの全体に至っており、かつ前記第2の電極指上及び前記第1のダミー電極指上に至っている、請求項3に記載の弾性波装置。
  6. 前記第1のギャップに設けられている前記第1の誘電体膜が、前記第1のギャップの全体に至っており、かつ前記第1の電極指及び前記第2のダミー電極指と、前記圧電性基板との間に至っており、
    前記第2のギャップに設けられている前記第1の誘電体膜が、前記第2のギャップの全体に至っており、かつ前記第2の電極指及び前記第1のダミー電極指と、前記圧電性基板との間に至っている、請求項3に記載の弾性波装置。
  7. 前記圧電性基板上に、前記IDT電極及び前記第1の誘電体膜を覆うように第2の誘電体膜が設けられている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の弾性波装置。
  8. 前記圧電性基板が、前記高音速層と前記圧電体層との間に設けられている低音速膜を有し、
    前記低音速膜を伝搬するバルク波の音速が、前記圧電体層を伝搬するバルク波の音速よりも低い、請求項1〜7のいずれか1項に記載の弾性波装置。
  9. 前記高音速層が高音速支持基板である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の弾性波装置。
  10. 前記圧電性基板が、支持基板をさらに有し、
    前記高音速層が、前記支持基板上に設けられている高音速膜である、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の弾性波装置。
JP2020555635A 2018-11-16 2019-11-08 弾性波装置 Pending JPWO2020100744A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018215573 2018-11-16
JP2018215573 2018-11-16
PCT/JP2019/043906 WO2020100744A1 (ja) 2018-11-16 2019-11-08 弾性波装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2020100744A1 true JPWO2020100744A1 (ja) 2021-09-27

Family

ID=70731067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020555635A Pending JPWO2020100744A1 (ja) 2018-11-16 2019-11-08 弾性波装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20210265972A1 (ja)
JP (1) JPWO2020100744A1 (ja)
CN (1) CN112997403A (ja)
WO (1) WO2020100744A1 (ja)

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11323090B2 (en) 2018-06-15 2022-05-03 Resonant Inc. Transversely-excited film bulk acoustic resonator using Y-X-cut lithium niobate for high power applications
US10790802B2 (en) 2018-06-15 2020-09-29 Resonant Inc. Transversely excited film bulk acoustic resonator using rotated Y-X cut lithium niobate
US11929731B2 (en) 2018-02-18 2024-03-12 Murata Manufacturing Co., Ltd. Transversely-excited film bulk acoustic resonator with optimized electrode mark, and pitch
US11206009B2 (en) 2019-08-28 2021-12-21 Resonant Inc. Transversely-excited film bulk acoustic resonator with interdigital transducer with varied mark and pitch
US10911023B2 (en) 2018-06-15 2021-02-02 Resonant Inc. Transversely-excited film bulk acoustic resonator with etch-stop layer
US11936358B2 (en) 2020-11-11 2024-03-19 Murata Manufacturing Co., Ltd. Transversely-excited film bulk acoustic resonator with low thermal impedance
US11323089B2 (en) 2018-06-15 2022-05-03 Resonant Inc. Filter using piezoelectric film bonded to high resistivity silicon substrate with trap-rich layer
US20220116015A1 (en) 2018-06-15 2022-04-14 Resonant Inc. Transversely-excited film bulk acoustic resonator with optimized electrode thickness, mark, and pitch
US11146232B2 (en) 2018-06-15 2021-10-12 Resonant Inc. Transversely-excited film bulk acoustic resonator with reduced spurious modes
US10826462B2 (en) 2018-06-15 2020-11-03 Resonant Inc. Transversely-excited film bulk acoustic resonators with molybdenum conductors
US11901878B2 (en) 2018-06-15 2024-02-13 Murata Manufacturing Co., Ltd. Transversely-excited film bulk acoustic resonators with two-layer electrodes with a wider top layer
US10797675B2 (en) 2018-06-15 2020-10-06 Resonant Inc. Transversely excited film bulk acoustic resonator using rotated z-cut lithium niobate
US10998882B2 (en) 2018-06-15 2021-05-04 Resonant Inc. XBAR resonators with non-rectangular diaphragms
US11967945B2 (en) 2018-06-15 2024-04-23 Murata Manufacturing Co., Ltd. Transversly-excited film bulk acoustic resonators and filters
US11146238B2 (en) 2018-06-15 2021-10-12 Resonant Inc. Film bulk acoustic resonator fabrication method
US11374549B2 (en) 2018-06-15 2022-06-28 Resonant Inc. Filter using transversely-excited film bulk acoustic resonators with divided frequency-setting dielectric layers
US11909381B2 (en) 2018-06-15 2024-02-20 Murata Manufacturing Co., Ltd. Transversely-excited film bulk acoustic resonators with two-layer electrodes having a narrower top layer
US11870423B2 (en) 2018-06-15 2024-01-09 Murata Manufacturing Co., Ltd. Wide bandwidth temperature-compensated transversely-excited film bulk acoustic resonator
US11888463B2 (en) 2018-06-15 2024-01-30 Murata Manufacturing Co., Ltd. Multi-port filter using transversely-excited film bulk acoustic resonators
US11264966B2 (en) 2018-06-15 2022-03-01 Resonant Inc. Solidly-mounted transversely-excited film bulk acoustic resonator with diamond layers in Bragg reflector stack
US11876498B2 (en) 2018-06-15 2024-01-16 Murata Manufacturing Co., Ltd. Transversely-excited film bulk acoustic resonator with multiple diaphragm thicknesses and fabrication method
DE102018131952A1 (de) * 2018-12-12 2020-06-18 RF360 Europe GmbH Elektroakustischer Resonator mit unterdrückter Anregungtransversaler Spaltmoden und verringerten transversalen Moden
DE112020001227T5 (de) 2019-03-14 2022-02-10 Resonant Inc. Transversal angeregter akustischer Filmresonator mit Lambda-Halbe-Dielektrikumschicht
CN116545405A (zh) * 2019-09-23 2023-08-04 株式会社村田制作所 用于大功率应用的横向激励薄膜体声波谐振器
CN115668768A (zh) * 2020-05-27 2023-01-31 株式会社村田制作所 弹性波装置
WO2023013741A1 (ja) * 2021-08-04 2023-02-09 株式会社村田製作所 弾性波装置
WO2023085210A1 (ja) * 2021-11-09 2023-05-19 京セラ株式会社 弾性波装置、フィルタ、分波器及び通信装置
WO2023085362A1 (ja) * 2021-11-11 2023-05-19 株式会社村田製作所 弾性波装置
WO2024027920A1 (en) * 2022-08-05 2024-02-08 Huawei Technologies Co., Ltd. Method for producing a surface acoustic wave resonator

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008126614A1 (ja) * 2007-03-27 2008-10-23 Murata Manufacturing Co., Ltd. 弾性波素子
JP2009290472A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Fujitsu Ltd 弾性波デバイス、フィルタ、通信モジュール、および通信装置
WO2011142183A1 (ja) * 2010-05-10 2011-11-17 株式会社村田製作所 弾性表面波装置
WO2012090873A1 (ja) * 2010-12-28 2012-07-05 京セラ株式会社 弾性波素子およびそれを用いた弾性波装置
WO2012127793A1 (ja) * 2011-03-22 2012-09-27 パナソニック株式会社 弾性波素子
JP2015109574A (ja) * 2013-12-05 2015-06-11 株式会社村田製作所 縦結合共振子型弾性表面波フィルタおよび通信機
WO2016208446A1 (ja) * 2015-06-24 2016-12-29 株式会社村田製作所 フィルタ装置
WO2018003273A1 (ja) * 2016-06-28 2018-01-04 株式会社村田製作所 マルチプレクサ、高周波フロントエンド回路及び通信装置
WO2018117060A1 (ja) * 2016-12-19 2018-06-28 株式会社村田製作所 弾性波共振器、フィルタ装置およびマルチプレクサ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010005596B4 (de) * 2010-01-25 2015-11-05 Epcos Ag Elektroakustischer Wandler mit verringerten Verlusten durch transversale Emission und verbesserter Performance durch Unterdrückung transversaler Moden
JP2011182220A (ja) * 2010-03-02 2011-09-15 Panasonic Corp 弾性波共振器及びこれを用いた縦結合二重モードフィルタ、ラダー型フィルタ
WO2013172251A1 (ja) * 2012-05-17 2013-11-21 株式会社村田製作所 弾性表面波装置
DE102016118124B4 (de) * 2016-09-26 2023-11-30 Snaptrack, Inc. Elektroakustischer Wandler mit verbesserter ESD Festigkeit

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008126614A1 (ja) * 2007-03-27 2008-10-23 Murata Manufacturing Co., Ltd. 弾性波素子
JP2009290472A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Fujitsu Ltd 弾性波デバイス、フィルタ、通信モジュール、および通信装置
WO2011142183A1 (ja) * 2010-05-10 2011-11-17 株式会社村田製作所 弾性表面波装置
WO2012090873A1 (ja) * 2010-12-28 2012-07-05 京セラ株式会社 弾性波素子およびそれを用いた弾性波装置
WO2012127793A1 (ja) * 2011-03-22 2012-09-27 パナソニック株式会社 弾性波素子
JP2015109574A (ja) * 2013-12-05 2015-06-11 株式会社村田製作所 縦結合共振子型弾性表面波フィルタおよび通信機
WO2016208446A1 (ja) * 2015-06-24 2016-12-29 株式会社村田製作所 フィルタ装置
WO2018003273A1 (ja) * 2016-06-28 2018-01-04 株式会社村田製作所 マルチプレクサ、高周波フロントエンド回路及び通信装置
WO2018117060A1 (ja) * 2016-12-19 2018-06-28 株式会社村田製作所 弾性波共振器、フィルタ装置およびマルチプレクサ

Also Published As

Publication number Publication date
CN112997403A (zh) 2021-06-18
WO2020100744A1 (ja) 2020-05-22
US20210265972A1 (en) 2021-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2020100744A1 (ja) 弾性波装置
JP6819834B1 (ja) 弾性波装置
US11444601B2 (en) Acoustic wave device
JP7231015B2 (ja) 弾性波装置
US20220224311A1 (en) Acoustic wave device
JP7268747B2 (ja) 弾性波装置
US11456719B2 (en) Acoustic wave device
CN111446942B (zh) 弹性波装置
JP6874861B2 (ja) 弾性波装置
JPWO2019123811A1 (ja) 弾性波装置
WO2020250572A1 (ja) 弾性波装置
JPWO2020209190A1 (ja) 弾性波装置及びマルチプレクサ
US20240154595A1 (en) Acoustic wave device
WO2021241364A1 (ja) 弾性波装置
WO2019172374A1 (ja) 弾性波装置
WO2020184621A1 (ja) 弾性波装置
WO2021220936A1 (ja) 弾性波装置
WO2021220887A1 (ja) 弾性波装置
WO2022025039A1 (ja) 弾性波装置
WO2020262388A1 (ja) フィルタ装置
WO2022019169A1 (ja) ラダー型フィルタ
JP7095745B2 (ja) 弾性波装置、帯域通過型フィルタ、デュプレクサ及びマルチプレクサ
WO2022025040A1 (ja) 弾性波装置
WO2020241776A1 (ja) 弾性波装置
WO2021241681A1 (ja) 弾性波装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210331

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220531

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20221122