JPWO2020100555A1 - ロウ付け作業支援方法、プログラム及びロウ付け作業支援システム - Google Patents

ロウ付け作業支援方法、プログラム及びロウ付け作業支援システム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2020100555A1
JPWO2020100555A1 JP2020555958A JP2020555958A JPWO2020100555A1 JP WO2020100555 A1 JPWO2020100555 A1 JP WO2020100555A1 JP 2020555958 A JP2020555958 A JP 2020555958A JP 2020555958 A JP2020555958 A JP 2020555958A JP WO2020100555 A1 JPWO2020100555 A1 JP WO2020100555A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reference range
brazing
waveform
range
work support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2020555958A
Other languages
English (en)
Inventor
和彦 國分
和彦 國分
俊輝 熊
俊輝 熊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Publication of JPWO2020100555A1 publication Critical patent/JPWO2020100555A1/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09BEDUCATIONAL OR DEMONSTRATION APPLIANCES; APPLIANCES FOR TEACHING, OR COMMUNICATING WITH, THE BLIND, DEAF OR MUTE; MODELS; PLANETARIA; GLOBES; MAPS; DIAGRAMS
    • G09B19/00Teaching not covered by other main groups of this subclass
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09BEDUCATIONAL OR DEMONSTRATION APPLIANCES; APPLIANCES FOR TEACHING, OR COMMUNICATING WITH, THE BLIND, DEAF OR MUTE; MODELS; PLANETARIA; GLOBES; MAPS; DIAGRAMS
    • G09B19/00Teaching not covered by other main groups of this subclass
    • G09B19/24Use of tools
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K3/00Tools, devices, or special appurtenances for soldering, e.g. brazing, or unsoldering, not specially adapted for particular methods
    • B23K3/02Soldering irons; Bits
    • B23K3/03Soldering irons; Bits electrically heated
    • B23K3/033Soldering irons; Bits electrically heated comprising means for controlling or selecting the temperature or power
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K3/00Tools, devices, or special appurtenances for soldering, e.g. brazing, or unsoldering, not specially adapted for particular methods
    • B23K3/08Auxiliary devices therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K31/00Processes relevant to this subclass, specially adapted for particular articles or purposes, but not covered by only one of the preceding main groups
    • B23K31/006Processes relevant to this subclass, specially adapted for particular articles or purposes, but not covered by only one of the preceding main groups relating to using of neural networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Educational Administration (AREA)
  • Educational Technology (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

ロウ付け作業支援方法は、作業者によるロウ付け作業を支援する作業支援方法であって、ロウ付け作業におけるロウ付け部分の、模範となる温度波形であって予め取得された第1の温度波形からの上限値および下限値の範囲を示す第1参照範囲(201A)と、作業者によるロウ付け作業中のロウ付け部分の温度波形である実測波形(202)とを表示し(S101、S103)、実測波形が第1参照範囲(201A)から外れた場合(S104でYes)、ロウ付け作業におけるロウ付け部分の、模範となる温度波形であって第1の温度波形とは異なり予め取得された第2の温度波形からの上限値および下限値の範囲を示し、かつ第1参照範囲とは異なる参照範囲であって、実測波形(202)に応じた第2参照範囲(201B)を表示する(S106)。

Description

本開示は、ロウ付け作業支援方法、プログラム及びロウ付け作業支援システムに関する。
ロウ付け等の溶接作業は、作業者の感覚に頼って行う作業であり、作業指示書等により作業内容を指示することが難しい。これに対して、特許文献1には、温度等の測定値の時系列パターンを模範パターンと比較することで、作業者の習熟レベルを評価するシステムについて記載されている。
特開2006−171184号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、作業者の習熟レベルを評価するものであり、実施に行われている作業を支援し、より良品を作成しやすくするものではない。
本開示は、作業者によるロウ付け作業を支援できるロウ付け作業支援方法、プログラム又はロウ付け作業支援システムを提供することを目的とする。
本開示の一態様に係るロウ付け作業支援方法は、作業者によるロウ付け作業を支援するロウ付け作業支援方法であって、前記ロウ付け作業におけるロウ付け部分の、模範となる温度波形であって予め取得された第1の温度波形からの上限値および下限値の範囲を示す第1参照範囲と、前記作業者によるロウ付け作業中の前記ロウ付け部分の温度波形である実測波形とを表示し、前記実測波形が前記第1参照範囲から外れた場合、前記ロウ付け作業におけるロウ付け部分の、模範となる温度波形であって前記第1の温度波形とは異なり予め取得された第2の温度波形からの上限値および下限値の範囲を示し、かつ前記第1参照範囲とは異なる参照範囲であって、前記実測波形に応じた第2参照範囲を表示する。
なお、これらの全般的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示は、作業者によるロウ付け作業を支援できるロウ付け作業支援方法装置、プログラム又はロウ付け作業支援システムを提供できる。
図1は、実施の形態に係るロウ付け作業支援システムの構成を示す図である。 図2は、実施の形態に係るロウ付け作業支援システムによる処理のフローチャートである。 図3は、実施の形態に係る表示部の表示例を示す図である。 図4は、実施の形態に係る複数の参照範囲の例を示す図である。 図5は、実施の形態に係る実測波形が参照範囲を外れた場合の表示例を示す図である。 図6は、実施の形態に係る実測波形が参照範囲を外れた場合の表示例を示す図である。 図7は、実施の形態に係る時間区間の例を示す図である。 図8は、実施の形態に係る複数の熟練度に対応する複数の参照範囲の例を示す図である。 図9は、実施の形態に係る時間区間及び熟練度と品質との関係を示す図である。 図10は、実施の形態に係る実測波形が参照範囲を外れた場合の表示例を示す図である。 図11は、実施の形態に係る実測波形が参照範囲を外れた場合の表示例を示す図である。 図12は、実施の形態に係る参照波形の表示例を示す図である。 図13は、実施の形態に係る機械学習を行うロウ付け作業支援装置のブロック図である。
本開示の一態様に係るロウ付け作業支援方法は、作業者によるロウ付け作業を支援するロウ付け作業支援方法であって、前記ロウ付け作業におけるロウ付け部分の、模範となる温度波形であって予め取得された第1の温度波形からの上限値および下限値の範囲を示す第1参照範囲と、前記作業者によるロウ付け作業中の前記ロウ付け部分の温度波形である実測波形とを表示し、前記実測波形が前記第1参照範囲から外れた場合、前記ロウ付け作業におけるロウ付け部分の、模範となる温度波形であって前記第1の温度波形とは異なり予め取得された第2の温度波形からの上限値および下限値の範囲を示し、かつ前記第1参照範囲とは異なる参照範囲であって、前記実測波形に応じた第2参照範囲を表示する。
これによれば、当該ロウ付け作業支援方法は、第1参照範囲と実測波形とを表示する。これにより、作業者は、作業中の温度が適切であるかを容易に判断し、ロウ付け部分の温度を適切な値に調整することができる。さらに、当該ロウ付け作業支援方法は、実測波形が第1参照範囲から外れた場合には、実測波形に応じた第2参照範囲を表示する。これにより、実測波形が第1参照範囲から外れた場合でも、作業者は、新たな第2参照範囲を参考にして作業を継続することができる。
例えば、複数の参照範囲のうち、前記実測波形との相関が最も高い参照範囲を前記第2参照範囲として表示してもよい。
これによれば、当該ロウ付け作業支援方法は、現在の実測波形に適した第2参照範囲を表示できる。
例えば、前記実測波形が前記第1参照範囲の上限を超えた場合と、前記実測波形が前記第1参照範囲の下限を下回った場合とで、前記第2参照範囲として異なる参照範囲を表示してもよい。
これによれば、当該ロウ付け作業支援方法は、現在の実測波形に適した第2参照範囲を表示できる。
例えば、前記作業者の熟練度に応じて、前記第2参照範囲として異なる参照範囲を表示してもよい。
これによれば、当該ロウ付け作業支援方法は、作業者の熟練度に応じて適切な第2参照範囲を表示できる。
例えば、前記作業者の熟練度が第1熟練度である場合、前記第2参照範囲として第3参照範囲を表示し、前記作業者の熟練度が前記第1熟練度より低い第2熟練度である場合、前記第2参照範囲として第4参照範囲を表示し、前記第3参照範囲は、第1品質のロウ付け作業を行うために模範となる温度波形の範囲を示し、前記第4参照範囲は、前記第1品質より低い第2品質のロウ付け作業を行うために模範となる温度波形の範囲を示してもよい。
これによれば、当該ロウ付け作業支援方法は、作業者の熟練度が低い場合には、作業難易度の低い第2参照範囲を表示できるので、作業者がロウ付け作業を失敗することを抑制できる。
例えば、前記ロウ付け作業の開始からの経過時間が予め定められた基準時間より短い場合、前記作業者の前記熟練度に関わらず、前記第2参照範囲として同一の参照範囲を表示し、前記経過時間が前記基準時間より長い場合、前記作業者の熟練度に応じて、前記第2参照範囲として異なる参照範囲を表示してもよい。
これによれば、当該ロウ付け作業支援方法は、第1参照範囲から実測波形が外れた場合に、作業難易度が上がりやすくなる場合に、作業難易度の低い第2参照範囲を表示できるので、作業者がロウ付け作業を失敗することを抑制できる。
例えば、機械学習により前記第1参照範囲及び前記第2参照範囲を生成してもよい。
これによれば、当該ロウ付け作業支援方法は、機械学習により適切な第1参照範囲及び第2参照範囲を生成できる。
例えば、機械学習により前記実測波形から前記第2参照範囲を生成してもよい。
これによれば、当該ロウ付け作業支援方法は、機械学習により、実測波形に応じた適切な第2参照範囲を生成できる。
本開示の一態様に係るプログラムは、前記ロウ付け作業支援方法をコンピュータに実行させる。
本開示の一態様に係るロウ付け作業支援システムは、作業者によるロウ付け作業を支援するロウ付け作業支援システムであって、前記ロウ付け作業におけるロウ付け部分の、模範となる温度波形であって予め取得された第1の温度波形からの上限値および下限値の範囲を示す第1参照範囲と、前記作業者によるロウ付け作業中の前記ロウ付け部分の温度波形である実測波形とを表示し、前記実測波形が前記第1参照範囲から外れた場合、前記ロウ付け作業におけるロウ付け部分の、模範となる温度波形であって前記第1の温度波形とは異なり予め取得された第2の温度波形からの上限値および下限値の範囲を示し、かつ前記第1参照範囲とは異なる参照範囲であって、前記実測波形に応じた第2参照範囲を表示する。
これによれば、当該ロウ付け作業支援システムは、第1参照範囲と実測波形とを表示する。これにより、作業者は、作業中の温度が適切であるかを容易に判断し、ロウ付け部分の温度を適切な値に調整することができる。さらに、当該ロウ付け作業支援システムは、実測波形が第1参照範囲から外れた場合には、実測波形に応じた第2参照範囲を表示する。これにより、実測波形が第1参照範囲から外れた場合でも、作業者は、新たな第2参照範囲を参考にして作業を継続することができる。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
まず、本実施の形態に係るロウ付け作業支援システム100の構成を説明する。図1は、本実施の形態に係るロウ付け作業支援システム100の構成を示すブロック図である。ロウ付け作業支援システム100は、作業者によるロウ付け作業を支援するためのシステムである。このロウ付け作業支援システム100は、温度センサ101と、表示部102と、ロウ付け作業支援装置103と、を備える。
温度センサ101は、ロウ付け作業におけるロウ付け部分の温度を取得するセンサであり、例えば、赤外線カメラ等である。なお、温度センサ101は、単一のセンサであってもよいし、アレイ状に配置された複数のセンサであってもよいし、複数の方向からロウ付け部分の温度を取得する複数のセンサであってもよい。
表示部102は、作業者に情報を表示するディスプレイであり、例えば、液晶ディスプレイ等である。
ロウ付け作業支援装置103は、ロウ付け作業におけるロウ付け部分の、模範となる温度波形であって予め取得された第1の温度波形からの上限値および下限値の範囲を示す第1参照範囲と、作業者によるロウ付け作業中のロウ付け部分の温度波形である実測波形とを、液晶ディスプレイに表示する。また、ロウ付け作業支援装置103は、実測波形が第1参照範囲から外れた場合、ロウ付け作業におけるロウ付け部分の、模範となる温度波形であって第1の温度波形とは異なり予め取得された第2の温度波形からの上限値および下限値の範囲を示し、かつ第1参照範囲とは異なる参照範囲であって、実測波形に応じた第2参照範囲を表示部102に表示する。
このロウ付け作業支援装置103は、温度情報取得部111と、作業者情報取得部112と、参照範囲記憶部113と、制御部114と、出力部115とを備える。なお、ロウ付け作業支援装置103は、例えば、CPU等のプロセッサと、プログラムが記録されているメモリとを備えるコンピュータである。例えば、上記プロセッサが上記プログラムを実行することにより、各処理部の機能が実現される。
温度情報取得部111は、作業者によるロウ付け作業中において、温度センサ101で得られたロウ付け部分の温度波形である実測波形を取得する。つまり、実測波形は、ロウ付け作業中におけるロウ付け部分の時系列の温度変化を示す。
作業者情報取得部112は、ロウ付け作業の作業者の情報を取得する。具体的には、この情報は、作業者のロウ付け作業の熟練度を含む。なお、当該情報の入力手法は特に限定されないが、例えば、作業者がタッチパッド等を介して入力操作を行ってもよいし、作業者が所持するICタグ等から作業者の情報が読み取られてもよい。
参照範囲記憶部113は、ロウ付け作業におけるロウ付け部分の、模範となる温度波形の範囲を示す複数の参照範囲を記憶する。
制御部114は、実測波形及び作業者の熟練度に応じて、複数の参照範囲から一つの参照範囲を選択し、選択した参照範囲を出力部115を介して表示部102に出力する。また、制御部114は、実測波形を出力部115を介して表示部102に出力する。
次に、ロウ付け作業支援システム100の動作を説明する。図2は、ロウ付け作業支援システム100の動作を示すフローチャートである。
まず、制御部114は、参照範囲記憶部113に記憶されている複数の参照範囲のうち、初期設定の参照範囲201A(第1参照範囲)を選択し、当該初期設定の参照範囲201Aを表示部102に出力する。表示部102は、当該初期設定の参照範囲201Aを表示する(S101)。例えば、この初期設定の参照範囲201Aは、複数の参照範囲のうち最も作業難易度が低い参照範囲である。
図3は、表示部102の表示例を示す図である。図3に示すように初期設定の参照範囲201Aが表示される。
次に、温度情報取得部111は、温度センサ101で得られた温度を取得し(S102)、制御部114は、表示部102に表示する実測波形202を更新する(S103)。これにより、所定の時間間隔で、実測波形202がリアルタイムに更新される。
次に、制御部114は、更新された実測波形202(つまり現在の温度)が、現在表示されている参照範囲(この場合、参照範囲201A)を外れたかを判定する(S104)。更新された実測波形202が、現在表示されている参照範囲を外れていない場合(S104でNo)、制御部114は、ロウ付け作業が終了したかを判定する(S105)。例えば、制御部114は、ロウ付け作業の開始から予め定められた時間が経過した場合、ロウ付け作業が終了したと判定し、ロウ付け作業の開始から予め定められた時間が経過していない場合、ロウ付け作業が終了していないと判定する。なお、作業が終了したことを示す操作が作業者により行われてもよい。
ロウ付け作業が終了していない場合(S105でNo)、ロウ付け作業支援装置103は、は、再度、ステップS102以降の処理を行う。つまり、ステップS102〜S104の処理が所定の時間間隔で繰り返し行われる。
一方、ロウ付け作業が終了した場合(S105でYes)、ロウ付け作業支援装置103は、処理を終了する。
また、ステップS104において、更新された実測波形202が、現在表示されている参照範囲を外れた場合(S104でYes)、制御部114は、表示する参照範囲を更新する(S106)。具体的には、制御部114は、参照範囲記憶部113に記憶されている複数の参照範囲のうち、現在の実測波形202に応じた参照範囲を選択する。
図4は、参照範囲記憶部113に記憶されている複数の参照範囲の例を示す図である。なお、図4では、3つの参照範囲201A、201B及び201Cのみを記載しているが、複数の参照範囲には、参照範囲201A、201B及び201C以外が含まれてもよい。ここで、複数の参照範囲は、予め定め取得された、それぞれ異なる模範となる温度波形からの上限値および下限値の範囲を示す。例えば、参照範囲201Aは、模範となる温度波形であって予め取得された第1の温度波形からの上限値および下限値の範囲を示し、参照範囲201Bは、模範となる温度波形であって第1の温度波形とは異なり予め取得された第2の温度波形からの上限値および下限値の範囲を示す。
図5は、実測波形202が参照範囲201Aの上限を超えた場合の表示部102の表示例を示す図である。図5に示すように、実測波形202が参照範囲201Aの上限を超えた場合には、表示部102は、参照範囲201Bを表示する。
図6は、実測波形202が参照範囲201Aの下限を下回った場合の表示部102の表示例を示す図である。図6に示すように、実測波形202が参照範囲201Aの下限を下回った場合には、表示部102は、参照範囲201Cを表示する。このように、表示部102は、実測波形202が参照範囲201Aの上限を超えた場合と、実測波形202が参照範囲201Aの下限を下回った場合とで、異なる参照範囲を表示する。
例えば、制御部114は、参照範囲記憶部113に記憶されている複数の参照範囲のうち、実測波形202との相関が最も高い参照範囲を表示部102に表示する。具体的には、現在時刻までの実測波形202と、現在時刻までの参照範囲との相関が算出される。
また、参照範囲と実測波形202との相関とは、例えば、参照範囲の中心線である参照波形と実測波形202との相関である。また、例えば、各時刻における参照波形と実測波形202と温度差の和が小さいほど相関が高いと判定されてもよいし、温度の時間積分の差が小さいほど相関が高いと判定されてもよい。
また、制御部114は、実測波形202が全て含まれる参照範囲を更新後の参照範囲として選択してもよいし、現在の温度が含まれる参照範囲を更新後の参照範囲として選択してもよいし、実測波形202が含まれる時間範囲が最も多い参照範囲を更新後の参照範囲として選択してもよい。
さらに、制御部114は、作業者の熟練度と、ロウ付け作業の開始からの経過時間とに基づき、更新後の参照範囲を選択してもよい。図7は、ロウ付け作業の開始からの経過時間により分類される時間区間の一例を示す図である。図7に示す例では、経過時間が時間区間T1〜T4のいずれかに分類される。
例えば、制御部114は、実測波形202が参照範囲201Aから外れた時刻が含まれる時間区間に応じて、異なる参照範囲を表示部102に表示する。また、制御部114は、作業者の熟練度に応じて、異なる参照範囲を表示部102に表示する。
例えば、各時間区間に対して、複数の参照範囲が対応付けられている。図8は、参照範囲記憶部113に記憶されている、複数の熟練度に対応する複数の参照範囲の例を示す図である。図9は、時間区間と作業者の熟練度と、参照範囲に従い作業を完了した場合の当該作業の品質との関係の例を示す図である。なお、ここでは、作業者の熟練度として、新人、中堅、ベテランの3つが用いられる例を示す。
図8に示す参照範囲201Dは、時間区間T3の高品質の参照範囲であり、参照範囲201Eは、時間区間T3の中品質の参照範囲である。ここで、高品質の参照範囲は、中品質の参照範囲に比べて、品質は高いものの、作業の難易度が高い。よって、作業者の熟練度が低い場合には、作業難易度が低い中品質の参照範囲を表示することで、作業者がロウ付け作業を失敗する(不良品が生成される)ことを抑制できる。例えば、作業難易度が高い参照範囲とは、温度変化が急峻である、又は、温度幅が狭い参照範囲である。
また、実測波形202が参照範囲201Aを外れる時刻が遅いほど、別の参照範囲を用いてロウ付け作業を補正することが難しくなる。よって、制御部114は、図8に示すように、前半の時間区間T1及びT2では、熟練度に関わらず、同一の参照範囲を選択する。一方、制御部114は、後半の時間区間T3及びT4では、熟練度に応じて、異なる参照範囲を選択する。具体的には、制御部114は、作業者の熟練度が高いほど、より品質が高くなる参照範囲を選択する。言い換えると、制御部114は、作業者の熟練度が低いほど、より作業難易度が低い参照範囲を選択する。
例えば、時間区間T3において実測波形202が参照範囲201Aから外れた場合であって、作業者が中堅又はベテランである場合には、図10に示すように、高品質に対応付けられた参照範囲201Dが表示される。一方、作業者が新人である場合には、図11に示すように、中品質に対応付けられた参照範囲201Dが表示される。
具体的には、制御部114は、時間区間T3において実測波形202が参照範囲201Aから外れた場合、例えば、実測波形202と複数の参照範囲とを比較し、相関が高い参照範囲201Dと参照範囲201Eとを選択する。さらに、制御部114は、作業者の熟練度に応じて、参照範囲201Dと参照範囲201Eとの一方を選択する。
なお、上記説明では、制御部114は、例えば、実測波形202と複数の参照範囲との相関に基づき、新たな参照範囲を決定しているが、新たな参照範囲を決定する手法はこれに限らない。例えば、上記時間区間ごとに、参照範囲201Aの上限値を実測波形202が超えた場合に選択する参照範囲と、参照範囲201Aの下限値を実測波形202が下回った場合に選択する参照範囲とが予め設定されていてもよい。なお、この時間区間は、図9で示した時間区間とは異なる時間区間であってもよい。
また、上記で示した熟練度及び品質の種別は一例であり、熟練度の種別の数、及び品質の種別の数は任意でよい。
また、上記説明では、初期設定の参照範囲201Aを実測波形202が外れた場合の動作を説明したが、同様の手法により、更新後の参照範囲を実測波形202が外れた場合に、さらに、新たな参照範囲が表示されてもよい。
また、上記説明では、参照範囲として温度幅を有する範囲が表示される例を示したが、制御部114は、温度範囲を有さない模範となる温度波形である参照波形203を表示部102に表示してもよい。図12は、この場合の表示部102の表示例を示す図である。参照波形203は、上述した参照範囲の中心線であってもよい。この場合、制御部114は、表示している参照波形203に対応する参照範囲から実測波形202が外れた場合に、表示する参照波形203を更新する。または、制御部114は、参照波形203と実測波形202との温度差が予め定められた閾値以上である場合に、表示する参照波形203を更新してもよい。または、制御部114は、参照波形203と実測波形202との相関が予め定められた閾値より低くなった場合に、表示する参照波形203を更新してもよい。
また、上記説明では、参照範囲から実測波形202が外れた場合に、表示する参照範囲を更新する例を示したが、制御部114は、表示中の参照範囲から実測波形202が外れていない場合でも、表示中の参照範囲よりも現在の実測波形202との相関が高い参照範囲が存在する場合には、その参照範囲を新たな参照範囲として表示してもよい。
また、図5等において、参照範囲201Aから実測波形202が外れた後も、更新前の参照範囲201Aが表示されているが、当該参照範囲201Aは表示されてなくてもよい。また、図5等において、更新後の参照範囲201Bとして、参照範囲201Aから実測波形202が外れた時刻より後の時刻の参照範囲201Bのみが表示されているが、全時刻の参照範囲201Bが表示されてもよい。
また、例えば、実測波形202がいずれの参照範囲からも大きく外れた場合等、更新可能な参照範囲が存在しない場合には、作業者にその旨が通知されてもよい。例えば、作業者への通知は、文字、画像、音、色及び振動のうち少なくとも一つを用いて行われる。
また、上記説明では、表示部102による情報の表示により作業者への情報の提供が行われているが、さらに音又は振動等が用いられてもよい。また、実測波形202が参照範囲から外れそうな場合(つまり、実測波形202が参照範囲の境界領域に含まれた場合)、又は、実測波形202が参照範囲から外れた場合に、文字、画像、音、色及び振動のうち少なくとも一つを用いて、その旨が作業者に通知されてもよい。
すなわち、本開示に係る作業者によるロウ付け作業を支援するロウ付け作業支援方法は、ロウ付け作業におけるロウ付け部分の、模範となる温度波形であって予め取得された第1の温度波形からの上限値および下限値の範囲を示す第1参照範囲に、作業者によるロウ付け作業中の前記ロウ付け部分の温度波形である実測波形が含まれているか否かの情報を作業者に対して通知するための情報を出力する。そして、実測波形が第1参照範囲から外れた場合、ロウ付け作業におけるロウ付け部分の、模範となる温度波形であって第1の温度波形とは異なり予め取得された第2の温度波形からの上限値および下限値の範囲を示し、かつ第1参照範囲とは異なる参照範囲であって、実測波形に応じた第2参照範囲に実測波形が含まれているか否かの情報を作業者に対して通知するための情報を出力する。
また、作業終了後に、ロウ付け作業支援装置103は、実測波形202に基づき作業結果を予測し、予測した作業結果が作業者に通知してもよい。ここで作業結果とは、ロウ付け作業結果が良品であるか、不良品であるか、及び、良品である場合の品質(例えば、高品質、中品質及び低品質等)である。例えば、ロウ付け作業支援装置103は、実測波形202と最も相関が高い参照範囲に対応付けられている品質を、作業結果の品質と予測する。また、例えば、ロウ付け作業支援装置103は、実測波形202と複数の参照範囲との相関がいずれも予め定められた閾値より低い場合には、作業結果が不良品であると予測する。
また、機械学習により複数の参照範囲が生成されてもよい。図13は、この場合のロウ付け作業支援装置103Aの構成例を示すブロック図である。図13に示すロウ付け作業支援装置103Aは、図1に示すロウ付け作業支援装置103の構成に加え、作業結果取得部121と、学習部122とを備える。また、ロウ付け作業支援装置103Aは、参照範囲記憶部113の代わりに、学習結果記憶部123を備える。
作業結果取得部121は、ロウ付け作業の作業結果を取得する。この作業結果は、ロウ付け作業結果が良品であるか、不良品であるかを示す情報と、良品である場合の品質(例えば、高品質、中品質及び低品質等)を示す情報とを含む。
学習部122は、温度情報取得部111が取得した実測波形と、作業者情報取得部112が取得した作業者の熟練度と、作業結果取得部121が取得した作業結果との組複数を入力として機械学習を行うことで、複数の参照範囲を生成する。具体的には、各熟練度に対応する複数の参照範囲が生成される。
学習結果記憶部123は、生成された複数の参照範囲を記憶する。
制御部114は、学習結果記憶部123に記憶されている複数の参照範囲を用いて、上記と同様の処理を行う。
なお、機械学習により実測波形202から更新後の参照範囲が生成されてもよい。つまり、機械学習により、実測波形202から更新後の参照範囲が生成する手法が学習されてもよい。この場合、さらに、この手法により生成された参照範囲を用いて作業者が作業を行った場合の作業結果が機械学習に用いられてもよい。
学習で得られた学習結果(学習係数等)は学習結果記憶部123に記憶される。制御部114は、学習結果を用いて演算を行うことで、実測波形202及び熟練度等から更新後の参照範囲が生成する。
なお、ここでは、ロウ付け作業支援装置103Aが学習機能を備える例を示したが、他の装置において学習が行われ、その学習結果をロウ付け作業支援装置103Aが取得してもよい。
以上、本開示の実施の形態に係るロウ付け作業支援システムについて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、ロウ付け作業を支援するシステムについて説明したが、ロウ付け作業以外の溶接作業に対しても同様の手法を用いてもよい。つまり、上記説明における「ロウ付け」を「溶接」に置き換えてもよい。
例えば、本開示に係る溶接作業支援方法は、作業者による溶接作業を支援する溶接作業支援方法であって、前記溶接作業における溶接部分の、模範となる温度波形であって予め取得された第1の温度波形からの上限値および下限値の範囲を示す第1参照範囲と、前記作業者による溶接作業中の前記溶接部分の温度波形である実測波形とを表示し、前記実測波形が前記第1参照範囲から外れた場合、前記溶接作業における溶接部分の、模範となる温度波形であって前記第1の温度波形とは異なり予め取得された第2の温度波形からの上限値および下限値の範囲を示し、かつ前記第1参照範囲とは異なる参照範囲であって、前記実測波形に応じた第2参照範囲を表示する。
例えば、複数の参照範囲のうち、前記実測波形との相関が最も高い参照範囲を前記第2参照範囲として表示してもよい。
例えば、前記実測波形が前記第1参照範囲の上限を超えた場合と、前記実測波形が前記第1参照範囲の下限を下回った場合とで、前記第2参照範囲として異なる参照範囲を表示してもよい。
例えば、前記作業者の熟練度に応じて、前記第2参照範囲として異なる参照範囲を表示してもよい。
例えば、前記作業者の熟練度が第1熟練度である場合、前記第2参照範囲として第3参照範囲を表示し、前記作業者の熟練度が前記第1熟練度より低い第2熟練度である場合、前記第2参照範囲として第4参照範囲を表示し、前記第3参照範囲は、第1品質の溶接作業を行うために模範となる温度波形の範囲を示し、前記第4参照範囲は、前記第1品質より低い第2品質の溶接作業を行うために模範となる温度波形の範囲を示してもよい。
例えば、前記溶接作業の開始からの経過時間が予め定められた基準時間より短い場合、前記作業者の前記熟練度に関わらず、前記第2参照範囲として同一の参照範囲を表示し、前記経過時間が前記基準時間より長い場合、前記作業者の熟練度に応じて、前記第2参照範囲として異なる参照範囲を表示してもよい。
例えば、機械学習により前記第1参照範囲及び前記第2参照範囲を生成してもよい。
例えば、機械学習により前記実測波形から前記第2参照範囲を生成してもよい。
例えば、本開示に係る溶接作業支援システムは、作業者による溶接作業を支援する溶接作業支援システムであって、前記溶接作業における溶接部分の、模範となる温度波形であって予め取得された第1の温度波形からの上限値および下限値の範囲を示す第1参照範囲と、前記作業者による溶接作業中の前記溶接部分の温度波形である実測波形とを表示し、前記実測波形が前記第1参照範囲から外れた場合、前記溶接作業における溶接部分の、模範となる温度波形であって前記第1の温度波形とは異なり予め取得された第2の温度波形からの上限値および下限値の範囲を示し、かつ前記第1参照範囲とは異なる参照範囲であって、前記実測波形に応じた第2参照範囲を表示する。
また、上記実施の形態に係るロウ付け作業支援装置に含まれる各処理部は典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。
また、集積回路化はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又はLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
なお、上記各実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、本開示は、ロウ付け作業支援システム又はロウ付け作業支援装置により実行されるロウ付け作業支援方法として実現されてもよい。
また、ブロック図における機能ブロックの分割は一例であり、複数の機能ブロックを一つの機能ブロックとして実現したり、一つの機能ブロックを複数に分割したり、一部の機能を他の機能ブロックに移してもよい。また、類似する機能を有する複数の機能ブロックの機能を単一のハードウェア又はソフトウェアが並列又は時分割に処理してもよい。
また、ロウ付け作業支援システムに含まれる各装置の構成は一例であり、一つの装置で実行される複数の処理を複数の装置で分割して処理してもよいし、複数の装置で実行される複数の処理を単一の装置で実行してもよい。
また、フローチャートにおける各ステップが実行される順序は、本開示を具体的に説明するために例示するためのものであり、上記以外の順序であってもよい。また、上記ステップの一部が、他のステップと同時(並列)に実行されてもよい。
以上、一つまたは複数の態様に係るロウ付け作業支援システムについて、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
本開示は、ロウ付け作業支援システムに適用できる。
100 ロウ付け作業支援システム
101 温度センサ
102 表示部
103、103A ロウ付け作業支援装置
111 温度情報取得部
112 作業者情報取得部
113 参照範囲記憶部
114 制御部
115 出力部
121 作業結果取得部
122 学習部
123 学習結果記憶部
201A、201B、201C、201D、201E 参照範囲
202 実測波形
203 参照波形

Claims (10)

  1. 作業者によるロウ付け作業を支援するロウ付け作業支援方法であって、
    前記ロウ付け作業におけるロウ付け部分の、模範となる温度波形であって予め取得された第1の温度波形からの上限値および下限値の範囲を示す第1参照範囲と、前記作業者によるロウ付け作業中の前記ロウ付け部分の温度波形である実測波形とを表示し、
    前記実測波形が前記第1参照範囲から外れた場合、前記ロウ付け作業におけるロウ付け部分の、模範となる温度波形であって前記第1の温度波形とは異なり予め取得された第2の温度波形からの上限値および下限値の範囲を示し、かつ前記第1参照範囲とは異なる参照範囲であって、前記実測波形に応じた第2参照範囲を表示する
    ロウ付け作業支援方法。
  2. 複数の参照範囲のうち、前記実測波形との相関が最も高い参照範囲を前記第2参照範囲として表示する
    請求項1記載のロウ付け作業支援方法。
  3. 前記実測波形が前記第1参照範囲の上限を超えた場合と、前記実測波形が前記第1参照範囲の下限を下回った場合とで、前記第2参照範囲として異なる参照範囲を表示する
    請求項1又は2記載のロウ付け作業支援方法。
  4. 前記作業者の熟練度に応じて、前記第2参照範囲として異なる参照範囲を表示する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のロウ付け作業支援方法。
  5. 前記作業者の熟練度が第1熟練度である場合、前記第2参照範囲として第3参照範囲を表示し、
    前記作業者の熟練度が前記第1熟練度より低い第2熟練度である場合、前記第2参照範囲として第4参照範囲を表示し、
    前記第3参照範囲は、第1品質のロウ付け作業を行うために模範となる温度波形の範囲を示し、
    前記第4参照範囲は、前記第1品質より低い第2品質のロウ付け作業を行うために模範となる温度波形の範囲を示す
    請求項4記載のロウ付け作業支援方法。
  6. 前記ロウ付け作業の開始からの経過時間が予め定められた基準時間より短い場合、前記作業者の前記熟練度に関わらず、前記第2参照範囲として同一の参照範囲を表示し、
    前記経過時間が前記基準時間より長い場合、前記作業者の熟練度に応じて、前記第2参照範囲として異なる参照範囲を表示する
    請求項4又は5記載のロウ付け作業支援方法。
  7. 機械学習により前記第1参照範囲及び前記第2参照範囲を生成する
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のロウ付け作業支援方法。
  8. 機械学習により前記実測波形から前記第2参照範囲を生成する
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のロウ付け作業支援方法。
  9. 請求項1記載のロウ付け作業支援方法をコンピュータに実行させるための
    プログラム。
  10. 作業者によるロウ付け作業を支援するロウ付け作業支援システムであって、
    前記ロウ付け作業におけるロウ付け部分の、模範となる温度波形であって予め取得された第1の温度波形からの上限値および下限値の範囲を示す第1参照範囲と、前記作業者によるロウ付け作業中の前記ロウ付け部分の温度波形である実測波形とを表示し、
    前記実測波形が前記第1参照範囲から外れた場合、前記ロウ付け作業におけるロウ付け部分の、模範となる温度波形であって前記第1の温度波形とは異なり予め取得された第2の温度波形からの上限値および下限値の範囲を示し、かつ前記第1参照範囲とは異なる参照範囲であって、前記実測波形に応じた第2参照範囲を表示する
    ロウ付け作業支援システム。
JP2020555958A 2018-11-16 2019-10-25 ロウ付け作業支援方法、プログラム及びロウ付け作業支援システム Withdrawn JPWO2020100555A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018215746 2018-11-16
JP2018215746 2018-11-16
PCT/JP2019/041931 WO2020100555A1 (ja) 2018-11-16 2019-10-25 ロウ付け作業支援方法、プログラム及びロウ付け作業支援システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2020100555A1 true JPWO2020100555A1 (ja) 2021-10-07

Family

ID=70730484

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020555958A Withdrawn JPWO2020100555A1 (ja) 2018-11-16 2019-10-25 ロウ付け作業支援方法、プログラム及びロウ付け作業支援システム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20210398447A1 (ja)
JP (1) JPWO2020100555A1 (ja)
CN (1) CN112997231A (ja)
WO (1) WO2020100555A1 (ja)

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4224744A (en) * 1978-05-12 1980-09-30 Pace Incorporated Circuitry for teaching soldering and practice circuit board for use therewith
US5439160A (en) * 1993-03-31 1995-08-08 Siemens Corporate Research, Inc. Method and apparatus for obtaining reflow oven settings for soldering a PCB
JP2000349431A (ja) * 1999-06-09 2000-12-15 Marcom:Kk 被加熱回路基板の温度管理方法および温度管理装置
US6506997B2 (en) * 2000-09-21 2003-01-14 Massachusetts Institute Of Technology Spot welding system and method for sensing welding conditions in real time
JP2006171184A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Toshiba Corp 技能評価システムおよび技能評価方法
JP4421528B2 (ja) * 2005-07-28 2010-02-24 シャープ株式会社 半田付け実装構造およびその製造方法、並びにその利用
FR2910621B1 (fr) * 2006-12-21 2009-02-06 Renault Sas Procede et dispositif de controle de la qualite d'un cordon de soudure
JP4685992B2 (ja) * 2007-01-23 2011-05-18 株式会社タムラ製作所 はんだ付け装置及びはんだ付け方法並びにはんだ付け用プログラム
JP5134460B2 (ja) * 2008-07-11 2013-01-30 北海製罐株式会社 缶胴溶接部の検査方法
JP5934890B2 (ja) * 2012-10-01 2016-06-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 アーク溶接制御方法
CN103034266A (zh) * 2012-12-31 2013-04-10 北京中科同志科技有限公司 回流焊机控温系统及方法
CN103264244B (zh) * 2013-05-22 2014-12-17 广州市精源电子设备有限公司 热压焊电源
US11090753B2 (en) * 2013-06-21 2021-08-17 Illinois Tool Works Inc. System and method for determining weld travel speed
CN203509280U (zh) * 2013-10-22 2014-04-02 仲伟国 用于教学的电路板焊接实验台
US10105782B2 (en) * 2014-01-07 2018-10-23 Illinois Tool Works Inc. Feedback from a welding torch of a welding system
US9724787B2 (en) * 2014-08-07 2017-08-08 Illinois Tool Works Inc. System and method of monitoring a welding environment
JP2018149586A (ja) * 2017-03-15 2018-09-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 ろう付け作業支援装置
CN107309515A (zh) * 2017-05-23 2017-11-03 合肥圣达电子科技实业有限公司 一种高温链式炉钎焊温度曲线评价方法
CN107717169A (zh) * 2017-11-16 2018-02-23 大连交通大学 一种电阻钎焊焊接温度的高速采集装置及测试方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN112997231A (zh) 2021-06-18
WO2020100555A1 (ja) 2020-05-22
US20210398447A1 (en) 2021-12-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6519656B2 (ja) 製造工程管理システム、製造工程管理方法および製造工程管理プログラム
JP5303420B2 (ja) 光学的情報読取装置の撮像条件設定装置及び撮像条件設定方法
JP6457586B2 (ja) 誤選定時に誤り箇所を明示する機能を有するアンプ選定装置、アンプ選定方法、及びアンプ選定プログラム
JP6360002B2 (ja) 加工データと加工結果を管理する数値制御装置
JPWO2020100555A1 (ja) ロウ付け作業支援方法、プログラム及びロウ付け作業支援システム
JP6362637B2 (ja) 寸法公差解析システム、寸法公差解析方法、3次元モデル生成プログラム及び記録媒体
JP2018197969A (ja) 半導体装置の設計検証支援装置、半導体装置の設計検証支援プログラム及び半導体装置の設計検証支援方法
JP7036128B2 (ja) 制御装置、制御方法およびプログラム
JP2007293409A (ja) シミュレーション方法およびその装置
JP2021081843A (ja) 設計支援装置、設計支援方法、および設計支援プログラム
JP2009223718A (ja) 数値解析レベルの評価方法
JP4512009B2 (ja) 板金ネスティング装置およびプログラム
JP2012203567A (ja) 消費電力検証支援装置
JP2009301410A (ja) 設計支援システムおよびコンピュータ・プログラム
JP2018073317A (ja) グラフィカルユーザインターフェース処理装置
JP2006222714A (ja) テストパターン発生装置
JP6199813B2 (ja) フォーマル検証装置およびプログラム
JP7247422B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP5249123B2 (ja) 診断機能を備える装置、診断方法、およびプログラム
JP2017162108A (ja) I/oモジュール管理装置、i/oモジュール管理方法
JP6197733B2 (ja) Ecu評価装置
JP6586841B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成プログラム
JP2010002187A (ja) 半導体試験装置
JP4888308B2 (ja) 検査信号生成装置及び半導体検査装置
JP2021135736A (ja) 開発支援装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220922

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20230329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230427