JP2018149586A - ろう付け作業支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】経験不足の作業者が手作業によるろう付け作業を実施する場合に、作業中の作業者に対して適切な作業のタイミング,作業継続期間などをその都度に自動的に与えることができるろう付け作業支援装置を提供することを目的とする。【解決手段】本発明のろう付け作業支援装置は、母材材質とろう材材質などのろう付け情報を、入力操作6を介して制御部5に入力することによって、第1,第2検出部7a,7b,8の出力を制御部5が処理して、ろう材の差し込み開始時期,加熱状態,ろう材差し込み終了時期,再加熱終了時期を、出力装置9を介して作業者に提供することが出来るため、熟練していない作業者による手作業であっても、ろう付け品質の維持が期待できる。【選択図】図1

Description

本発明は、第1部材と第2部材の接続箇所を、作業者がバーナによって加熱しながらろう材を手作業で差してろう付けする作業を支援するろう付け作業支援装置に関する。
径が互いに異なる第1部材と第2部材をろう付けする作業は、各種の産業用機械などの製造工程に存在している。具体的には、図26(b)に示すように第1部材としての外管1と第2部材としての内管2をろう付けしてフレア接続する場合を挙げることができる。
この作業は図26(a)のように、端部を拡張した外管1に内管2の端部を差し込み、接続箇所をバーナによって加熱しながら、図26(b)のように、外管1の内周に内管2の外周の間の隙間にろう材4を差して融解したろう材4を流し込み、そして母材を冷まし、ろう材4を凝固させることで接続することが行われている。
このろう付け作業は、専用自動ろう付け装置を採用することによってろう付け品質を一定にできるが、多品種少量生産の場合には、作業者による手作業によって処理することが必要である。
特開2010−247180号公報
手作業によるろう付けの品質は作業者の熟練度によって決まる。経験不足の作業者の場合には、接続箇所ごとの作業時間が不必要に長くかかったり、バーナによって母材を加熱し過ぎて発生する母材の融解、図27(a)のように隙間への周方向のろう材の浸透の不均等やフィレットの一部未形成の発生頻度が多い。また、図27(b)のように作業の初期に差して隙間に流れ込んだろう材4aと作業の終了間際に差したろう材4bとの不連続による隙14が残った不良が発生する。
本発明は、経験不足の作業者が手作業によるろう付け作業を実施する場合に、作業中の作業者に対して適切な作業のタイミング,作業継続期間などをその都度に自動的に与えることによって良好なろう付けに寄与して、ろう付け品質の向上を目的とする。
本発明のろう付け作業支援装置は、第1部材と第2部材の接続箇所を周方向に複数の作業区域に分割して、前記作業区域を順にバーナによって加熱しながら前記第1部材の内周と前記第2部材の外周の間の隙間にろう材を充填する作業を支援するろう付け支援装置であって、前記第1,第2部材および前記ろう材によって決まるろう付け情報の入力操作を受け付ける入力装置と、前記バーナによって加熱されている作業中の前記作業区域の温度を測定する第1検出部と、差し込み中の前記ろう材の消費量から前記作業区域ごとのろう材差込済み量を検出する第2検出部と、前記入力装置の出力と前記第1,第2検出部の出力に基づいて作業の進行を判別する制御部と、前記ろう材の差し込みと前記バーナを操作する作業者に、前記制御部の判定結果を通報する出力装置とを設け、前記制御部は、前記第1,第2部材および前記ろう材によって決まるろう付け情報に応じて前記ろう材の融解温度,前記第1部材の融解温度,前記作業区域ごとのろう材差込必要量と加熱必要時間を出力する第1ステップと、前記第1ステップの出力と前記第1検出部の出力に基づいて前記作業区域ごとの前記ろう材の差込開始の時期と、前記第2検出部の出力と前記第1ステップが出力したろう材差込必要量から作業中の前記作業区域におけるろう材差込終了の時期を出力する第2ステップと、前記バーナによる作業中の前記作業区域の加熱を終了して次の前記作業区域を前記バーナによって加熱を開始する時期を、前記第1,第2ステップの出力に基づいて出力し、前記作業区域の全てに前記ろう材の差込完了を検出した後に、前記作業区域ごとの前記第1検出部の検出温度が前記ろう材の融解温度以上の状態が加熱必要時間に達した加熱終了時期を出力する第4ステップを有している、ことを特徴とする。
この構成によると、母材材質とろう材材質などのろう付け情報を入力操作を介して制御部に入力することによって、第1,第2検出部の出力を前記制御部が処理して、ろう材の差し込み開始時期,加熱状態,ろう材差し込み終了時期,再加熱終了時期を出力装置を介して作業者に提供することが出来るため、熟練していない作業者による手作業であっても、ろう付け品質の維持が期待できる。
本発明の実施の形態のろう付け作業支援装置の構成図 制御部のテーブルの中身の説明図 (a)〜(i)ろう付け作業工程図 制御部の構成を示す大まかな構成を示すフロー図 制御部のステップS2の構成を示すフロー図 制御部のステップS4の構成を示す前半部分のフロー図 制御部のステップS4の構成を示す後半部分のフロー図 制御部のステップS5の構成を示すフロー図 (a)(b)スマートグラスを装着した作業者が作業対象の接続箇所を見ている状態を示す正面図と平面図 作業者が母材材質の設定操作を指示した時にステップS1で制御部がスマートグラスの右眼の視界に表示する母材材質の選択項目とろう材材質の選択項目の説明図 母材径の選択を要求する制御部によってスマートグラスの右眼の視界に表示される選択項目の説明図 ステップS2で制御部が温度計の自動較正前にスマートグラスの右眼の視界に表示する凡例の説明図 ステップS2で制御部が温度計の自動較正後にスマートグラスの右眼の視界に表示する凡例の説明図 ステップS4で制御部が温度計の指示値が母材の融解危険温度:Xを超えている場合にスマートグラスの右眼の視界に表示する「温度超え」表示の説明図 ステップS4で制御部がスマートグラスの右眼の視界に表示する「前面へのろう材の差込開始」表示の説明図 ステップS4で制御部がスマートグラスの右眼の視界に表示する「前面へのろう材の差込終了」表示の説明図 ステップS4で制御部がスマートグラスの右眼の視界に表示する「温度超え」表示の説明図 ステップS4で制御部がスマートグラスの右眼の視界に表示する「後面へのろう材の差込開始」表示の説明図 ステップS4で制御部がスマートグラスの右眼の視界に表示する「後面へのろう材の差込終了」表示の説明図 ステップS5で制御部がスマートグラスの右眼の視界に表示する「後面への加熱継続作業開始」表示の説明図 ステップS5で制御部がスマートグラスの右眼の視界に表示する「後面 加熱終了」表示の説明図 ステップS5で制御部がスマートグラスの右眼の視界に表示する「前面加熱継続作業開始」表示の説明図 ステップS5で制御部がスマートグラスの右眼の視界に表示する「作業完了」表示の説明図 作業区域を8つに分割した別の実施の形態において、制御部がスマートグラスの右眼の視界に表示する温度表示画像表示の説明図 図24の場合の母材と複数の温度計の配置と各温度計の測定範囲を説明する平面図 (a)(b)ろう付け作業の工程を説明する断面図 (a)(b)ろう付け不良の断面図 制御部のテーブル13cの説明図 (a)(b)(c)温度表示画像34に展開する過程の説明図
以下、本発明のろう付け作業支援装置を、具体例に基づいて説明する。
図1は本発明のろう付け作業支援装置を示す。ここでは作業対象が図26(a)に示した第1部材としての外管1と第2部材としての内管2のろう付けの場合を例に挙げて説明する。図1では作業対象の接続箇所が管の長手方向と交差する断面として図示されている。この実施の形態では、作業者が作業対象に向かって手前側の180°範囲を前面F、後ろ側の180°範囲を後面Bの2つの作業区域に分けて手作業でろう付けする場合を例にしている。3は作業者が手操作しているバーナを示す。作業者が手操作で接続箇所に差すろう材4は仮想線で図示されている。
ろう付け作業支援装置は、マイクロコンピュータを要部とした制御部5と、この制御部5に接続された入力装置6と、第1検出部としての赤外線放射温度計7a,7bと、第2検出部としての撮像装置8と、第1出力部としてのスマートグラス9と、第2出力部としてのスピーカ10で構成されている。
赤外線放射温度計7aは作業区域の前面Fを測定し、赤外線放射温度計7bは作業区域の後面Bを測定する。
図9(a)(b)は、両眼・シースルー構造のスマートグラス9を装着した作業者が作業対象の接続箇所を見ている状態を模式的に図示したものである。スマートグラス9の右眼の視界には、制御部5からの情報が表示される。
撮像装置8は、作業者が手差しする棒状のろう材4を撮影している。使用するろう材4には等間隔で目盛り11が記録されており、隣接する目盛り11の色が異なっている。
作業対象の前面Fの一部には、図9(a)に示すように放射率が既知の耐熱塗料の黒体(以降、黒体と称す)で記録されたマーク12が記録されている。マーク12の形状は、中央12sで母材の外管1の表面が直接に露出している。この実施の形態では放射率が0.95の黒体でマーク12が記録されている。
各入力に応じて信号を出力する制御部5には、中央処理装置と処理プログラムの他に、記憶部に第1〜第4テーブル13a,13b,13c,13dが設けられている。各テーブル13a〜13dの中身の一部を図2に示す。
テーブル13aには、各種の母材材質ごとの融解温度が予め書き込まれている。テーブル13bには、各種のろう材材質ごとの融解温度が予め書き込まれている。テーブル13cには、各種の母材材質ごとに溶接径ごとに作業区域へのろう材の必要差し量と加熱必要時間が予め書き込まれている。さらに詳しくは図28に示すように、溶接径とその長さ毎に作業区域へのろう材の必要差し量と加熱必要時間が予め書き込まれている。なお、外管1と内管2の間の隙間を0.05mm〜0.10mmの範囲の実用的な寸法gを決定し、これら基づいて計算している。ここでは溶接径としては内管2の直径dが設定され、d+gを外管1の内径としている。
テーブル13dには、赤外線放射温度計7a,7bにおける測定箇所の放射率ごとの指示温度が予め書き込まれている。具体的には、赤外線放射温度計7a,7bの初期状態が放射率0.95の測定ポイントが500℃になった状態の赤外線を基準として放射率が0.93,0.91,0.89,・・・の場合の正確な指示較正値480℃,460℃,440℃,・・・が書き込まれている。制御部5には、この他にも使用するバーナ3の単位時間の熱量なども設定されている。
図4は制御部5の構成を示す大まかな全体フロー図である。これを図3(a)〜(i)に示すろう付け作業工程に基づいて説明する。
ろう付け作業は、作業者がバーナ3によって作業区域の前面Fを図3(a)〜(e)において手作業で加熱しながら前面Fの隙間に手作業でろう材4を差す作業の後、図3(f)(g)において作業者が手作業でバーナ3によって後面Bを加熱しながら後面Bの隙間に手作業でろう材4を差し、図3(h)(i)で作業者が手作業でバーナ3によって後面B,前面Fを加熱しながらろう材4を手作業で更に差してフィレット形成を実行する。
図3(a)で作業者が前面Fをバーナ3で加熱を開始するに際しては、作業者によって作業内容が入力される。制御部5はこの入力を図4のステップS1で読み込む。ステップS1では、入力装置6を介して入力された母材材質とろう材材質の設定操作と、ろう材の設定操作と、外管1と内管2の間の隙間の長さ設定との受付を実行する。
作業者が母材材質の設定操作を入力装置6に指示すると、スマートグラス9の右眼の視界に図10に示すように母材材質の選択項目とろう材材質の選択項目が文字表示される。ここでは母材材質:アルミA,ろう材材質:アルミ1を作業者が選択すると、制御部5はこの入力を認識すると共にスマートグラス9の右眼の視界に図11に示すように溶接径の設定項目を表示する。ここで溶接径は母材の径の細い方である内管2の径:10〜15mmを選択して入力したとする。
図4のステップS2では、制御部5は赤外線放射温度計7a,7bに対する自動較正を開始する。ステップS2の詳細を図5に示す。図5のステップS2−1において制御部5は、赤外線放射温度計7aから作業区域の前面Fの指示値を読み取り、指示値が350℃以上かをステップS2−2で判別する。バーナ3による加熱開始前の状態では指示値が350℃未満であるため、ステップS1の直後のこの段階ではステップS2では、指示値が350℃以上になったことを検出するまでステップS2−1,S2−2を繰り返して実行する。
バーナ3によって作業区域の前面Fの加熱を開始して赤外線放射温度計7aの測定温度が350℃を超えたことをステップS2−2で検出すると、ステップS2−3,S2−4を実行して赤外線放射温度計7aの測定レンジ内を複数の温度区分に分割して、図12に示すように温度区分ごとに表示色を違えた凡例15と、この凡例15に沿った表示色で溶接箇所の実際の温度分布状態16を、スマートグラス9の右眼の視界にカラー表示する。具体的に凡例15のカラー表示は、660℃から20℃ごとに低温の520℃まで、暖色系の660℃エリアから寒色系の520℃エリアまで複数に色分けして表示されている。
そして赤外線放射温度計7aがマーク12の放射率0.95の黒体部分を測温して指示値が500℃になったことをステップS2−5で検出すると、ステップS2−6で赤外線放射温度計7aが次にマーク12の中央12sで外管1の表面が直接に露出している部分を測温する。
ステップS2−6での指示値が500℃であった場合には、制御部5は今回の作業対象の母材の放射率が0.95であるとステップS2−7で判定する。続いてステップS2−8では、制御部5がテーブル13dに基づいて赤外線放射温度計7a,7bに放射率0.95に再較正して外管1の表面が直接に露出している部分を測温するよう自動制御する。
ステップS2−6での指示値が例えば500℃では無くて480℃であった場合には、制御部5がテーブル13dに基づいて今回の作業対象の母材の放射率が0.93であるとステップS2−7で判定する。続いてステップS2−8では、赤外線放射温度計7a,7bに放射率0.93に再較正して外管1の表面が直接に露出している部分を測温するよう自動制御する。
このように制御部5が赤外線放射温度計7a,7bの自動較正を実行するので、非接触の測温であるにもかかわらず、母材の反射率が既知でなくても正確な温度測定を実施できる。
図4のステップS2に次いで実行されるステップS3では、制御部5はステップS1で認識済みの母材材質:アルミA,ろう材材質:アルミ1,溶接径:10〜15mmなどに基づいてろう材必要量を計算し、入力を認識したろう材材質:アルミ1の目盛り11の情報をテーブル13cから読み出して、ろう材必要量を得るに必要な目盛り11の数と、ろう材必要量を前面Fと後面Bへの適正な分配割合などを計算し、スマートグラス9の右眼の視界に図12に示すようにろう材必要量などの作業準備情報17を表示する。
作業者が熟練者でなくてもこの図12の作業準備情報17の表示内容から適正に実行すべき作業の内容を知ることができる。作業者は、作業準備情報17からろう材4の融解温度:580℃,母材の融解温度:660℃,前面Fへのろう材の差し量が目盛り2つ分、後面Bへのろう材の差し量が目盛り1つ分、前面F,後面Bのそれぞれの加熱必要時間4秒であることを確認できる。作業準備情報17にはさらに2つの凡例18a,18bが表示される。凡例18aの温度帯の表示色は、母材の融解危険温度:Xの表示である。凡例18bの温度帯の表示色は、ろう材の融解必要温度:Yの表示である。
母材の融解危険温度:Xは、ステップS1で認識したアルミAの融解温度:660℃をテーブル13aから読み出して、660℃−30℃=630℃によって計算されている。660℃から差し引いた30℃は安全マージ温度である。凡例18aの表示色は凡例15の上から2つ目のエリアの表示色と同じに表示されている。ろう材の融解必要温度:Yは、ステップS1で認識したアルミ1の融解温度:580℃をテーブル13bから読み出して、580℃+30℃=610℃を計算している。580℃に加算した30℃は安全マージ温度である。凡例18bの表示色は凡例15の上から3つ目のエリアの表示色と同じに表示されている。
なお、X,Yのそれぞれの算出に使用した安全マージ温度は、母材材質とろう材材質ごとにテーブル13aに書き込まれており、ステップS1での選択内容に応じて決定されている。
作業者が熟練者でなくてもこの図12の2つの凡例18a,18bの表示色を確認することによって、ろう材4を差す際の適正な温度帯の表示色を事前に確認できる。
なお、図12の凡例15の表示は、ステップS3において図13に示すように最大温度表示が母材の融解危険温度:X=630℃に更新される。言い換えると、凡例15の最上段のエリアの表示色が凡例18aの表示色と同じになるように凡例15の表示色が繰り上げられ、660℃エリアの表示を無くすように切り替えられる。
作業者が熟練者でなくてもこの図13の凡例15の最大温度表示を確認することによって、母材の融解危険温度の温度帯の表示色を確認できる。
図4のステップS3に次いでステップS4では、制御部5はろう材4の差し込み開始の時期とろう材融解情報を、スマートグラス9の右眼の視界に表示する。ステップS4の詳細を図6に示す。
図6のステップS4−1において制御部5は、赤外線放射温度計7aから作業区域の前面Fの指示値を読み取り、ステップS4−2で温度分布に加工し、ステップS4−3では図13における温度分布状態16を更新する。
ステップS4−4では、撮像装置8の画像情報からろう材4の特定位置(具体的には先端)の目盛り11の表示色を読み取る。ステップS4−5では、制御部5の特定のレジスタの内容を確認する。この状態ではろう材4を差し込み前であるため特定のレジスタの内容の記憶1にはゼロが書き込まれている。
ステップS4−5で記憶1=ゼロであると判定されると、ステップS4−6を実行する。ステップS4−6では、記憶1の内容を0からステップS4−4で読み取ったろう材先端の目盛り11の表示色に更新する。さらに、差し込み位置フラグの前面差し込み位置フラグをセットするとともに、差込済み量をリセットする。
ステップS4−7では、赤外線放射温度計7aの指示値が母材の融解危険温度:Xを超えているかを判別し、超えている場合にはステップS4−8で図14に示すようにスマートグラス9の右眼の視界に「温度超えエラー」19を表示する。さらにスピーカ10から警告音を出力する。
作業者が熟練者でなくてもこの図14の「温度超えエラー」19の表示を確認することによって、現状の加熱状態ではX℃を超えていることを確認できる。
ステップS4−7でX℃を超えていないと判定した場合には、ステップS4−9で差込位置フラグを確認する。ここでは前面差込位置フラグがステップS4−6でセットされているため、次いでステップS4−10で赤外線放射温度計7aの指示値がY℃以上かを判別し、赤外線放射温度計7aの指示値がY℃以上の場合にはステップS4−11でスマートグラス9の右眼の視界に、図15に示すように前面Fへのろう材4の「ろう材差し込み開始」20を表示する。
作業者が熟練者でなくてもこの図15の「ろう材差し込み開始」20の表示を確認することによって、図3(b)で前面Fへのろう材4の差込み開始時期を適正に作業できる。
これを確認した作業者が手作業でろう材4を前面Fに差し込んで、融解したろう材4が図3(c)(d)(e)で隙間に流れ込むと、ろう材4の長さが減少する。ステップS4−12では、撮像装置8の画像からろう材4の目盛り11の1つ分が完了したかどうかを、ろう材4の最新の先端の目盛り11の色とステップS4−4で記憶1に書き込んだ表示色とを比較して、最新の目盛り11の色が記憶1の内容と同じであればステップS4−1に戻ってステップS4−1〜ステップS4−5を実行して、ステップS4−6を飛び越してステップS4−7,ステップS4−9,ステップS4−10をステップS4−12で最新の目盛り11の色が記憶1の内容と異なると検出するまで繰り返す。
ステップS4−12で最新の目盛り11の色が記憶1の内容と異なることを検出すると、ステップS4−13で前面Fへのろう材4の差込済み量を+1目盛りに更新すると共に、記憶1の内容を最新の目盛り11の色に更新する。
前面Fへのろう材4の差込済み中のステップS4−14では、前面Fへのろう材4の差込終了を判別する。ステップS4−14のルーチンを図7に示す。
図7のステップS4−15では、現在の作業が前面Fか後面Bであるかを判別するために、ろう材差込位置フラグをチェックする。ここではステップS4−6で前面の差込位置フラグがセットされているので前面Fへのろう材差込中と判定する。そしてステップS4−16では、直前のステップS4−13で更新した差込済み量が、ステップS3で計算した前面Fへのろう材4の差込必要量:2目盛になったかを判別する。前面Fへのろう材差込済み量が2目盛りになるまでステップS4−1に戻って作業者による前面Fのバーナ3による加熱とろう材4の差し込みが継続される。
前面Fへのろう材4の差込済み量が2目盛りになったことをステップS4−16で検出すると、制御部5はステップS4−17でスマートグラス9の右眼の視界に、図16に示すように前面Fへのろう材4の「ろう材差し込み終了」21を表示する。
作業者が熟練者でなくてもこの図16の「ろう材差し込み終了」21の表示を確認することによって、前面Fへのろう材4の差し込み終了時期を適正に作業できる。
ステップS4−17に次いでステップS4−18では、ステップS4−6で0にセットしたろう材4の差込済み量を再び0にセットすると共に、ステップS4−6で前面Fにセットした差込位置フラグを後面Bにセットして図6のステップS4−1に戻る。
前面Fへの「ろう材差し込み 終了」の表示を確認した作業者は、バーナ3による加熱位置とろう材4の差し込み位置を作業区域の後面Bに変更する。
ステップS4−1からステップS4−5,ステップS4−7を実行して、制御部5は差込位置フラグが後面Bに設定されているため、赤外線放射温度計7bの指示値がX℃を超えているかを判別する。X℃以上である場合には、ステップS4−8でスマートグラス9の右眼の視界に図17に示すように「温度超えエラー」22を表示する。さらにスピーカ10から警告音を出力する。
作業者が熟練者でなくてもこの図17の「温度超えエラー」22の表示を確認することによって、現状の加熱状態ではX℃を超えていることを確認できる。
ステップS4−7を実行してX℃未満であると判定された場合、差込位置フラグが後面Bにセットされているため、ステップS4−9に次いでステップS4−19が実行される。ステップS4−19では、赤外線放射温度計7bの指示値がY℃以上であるかを判別する。赤外線放射温度計7bの指示値がY℃以上の場合にはステップS4−20でスマートグラス9の右眼の視界に、図18に示すように後面Bへのろう材4の「ろう材差し込み開始」23を表示する。
作業者が熟練者でなくてもこの図18の「ろう材差し込み開始」23の表示を確認することによって、後面Bへのろう材4の差込み開始時期を適正に作業できる。
ステップS4−20に次いでステップS4−12,S4−13,S4−14,S4−15を実行する。ろう材差込位置フラグが後面Bにセットされているため、ステップS4−15の次にステップS4−21で、ステップS4−16と同様に、今度は、直前のステップS4−13で更新した差込済み量が、ステップS3で計算した後面Bへのろう材4の差込必要量:1目盛になったかを判別する。後面Bへのろう材差込済み量が1目盛りになるまでステップS4−1に戻って作業者による後面Bのバーナ3による加熱とろう材4の差込みが継続される。
後面Bへのろう材4の差込済み量が1目盛りになったことをステップS4−21で検出すると、制御部5はステップS4−22でスマートグラス9の右眼の視界に、図19に示すように後面Bへのろう材4の「ろう材差し込み終了」24を表示する。このときの作業工程が図3(g)である。
作業者が熟練者でなくてもこの図19の「ろう材差し込み終了」24の表示を確認することによって、後面Bへのろう材4の差込み終了時期を適正に作業できる。
このように前面F,後面Bへのろう材差し込み終了の指示がステップS4−17,S4−22で制御部5によって出力されるまで実施することによって、作業者が熟練者でなくてもろう材差込量過多によるろう付け作業の不良、ろう材差込量不足によるろう付け作業の不良を回避できる。
ステップS4−22に次いで図4のステップS5を実行する。ステップS5の詳細を図8に示す。
図8のステップS5−1において制御部5は、制御部5のレジスタに記憶されている加熱継続時間をクリアする。先ずここでは、作業区域の後面Bの加熱継続時間のカウントを開始するためにクリアする。
ステップS5−2では赤外線放射温度計7bから作業区域の後面Bの指示値を読み取り、ステップS5−3で温度分布に加工し、ステップS5−4で温度分布状態16を更新するとともに、図20のように「加熱継続作業開始」25,「フィレット形成開始」26をスマートグラス9の右眼の視界に表示する。
作業者が熟練者でなくてもこの図20の「加熱継続作業開始」25の表示を確認することによって、バーナ3による後面Bの加熱を継続とともに、「フィレット形成開始」26の表示を確認することによって、外管1の端部の周囲に沿ってろう材4の差し込み位置を図3(h)のように回しながら差し続けてフレットの形成を開始するタイミングであることを適正に認識して作業できる。また、このときには、作業準備情報17の「加熱時間:4秒」27の表示から必要な加熱継続時間が4秒であることを作業者が認識できる。また、作業準備情報の2つの凡例18a,18bの表示色から加熱継続時間の間の加熱温度がX℃を超えてはいけないことを再認識できる。
ステップS5−4に次いでステップS5−5では、最初は後面Bの加熱継続時間時間の達成検出した後か前かを判別する。ここでは後面Bの加熱継続時間時間の達成前であるためステップS5−6を実行する。ステップS5−6ではステップS5−4の表示を更新して作業者に最新情報を提供する。
ステップS5−7では、ステップS5−6で読み取った指示値がY℃以上X℃未満であるか判別する。
ステップS5−7でY℃以上X℃未満の適正であると判定された場合には、ステップS5−1でクリアした内容をそれからの加熱継続時間にステップS5−8で加算して更新する。ステップS5−8に次いでステップS5−9では、ステップS5−8で更新した加算継続時間が4秒に達したかを判別する。加算継続時間が4秒に達していない場合には、ステップS5−2に戻る。ステップS5−7においてY℃以上X℃未満の適正であると判定されるたびにステップS5−8で加熱継続時間を加算して、ステップS5−9においてステップS5−1でクリアしてからの継続時間が適正な加熱継続時間:4秒に達したと判定した場合には、後面Bの再加熱時間をステップS5−8でカウントしていたレジスタの内容をクリアして前面Fの再加熱作業に備えて、次いでステップS5−10を実行する。
ステップS5−10では、スマートグラス9の右眼の視界に図21のように「後面加熱終了」28,「前面加熱継続作業開始」29,「フィレット形成開始」30を表示する。
作業者が熟練者でなくてもこの「後面 加熱終了」の表示を確認することによって、作業者はバーナ3による後面Bの加熱を終了して、前面Fの再加熱を開始するタイミングであることを適正に認識して作業できる。また、作業者はフィレット形成を続けるようにろう材4を差し続けることが必要であることを認識できる。
なお、ステップS5−7でY℃以上X℃未満でないと判定された場合には、制御部5はステップS5−11で最新の指示値がX℃以上であるかを判別する。ステップS5−11で最新の指示値がX℃以上であると判定した場合には、ステップS5−12において
「温度超えエラー」をスマートグラス9の右眼の視界に表示するとともに、スピーカ10から警告を発生する。さらに、ステップS5−1でクリアした内容またはステップS5−8で加算した内容をステップS5−13で一旦クリアしてステップS5−9を実行する。
作業者が熟練者でなくてもこの「温度超えエラー」の表示を確認することによって、作業者はバーナ3による後面Bの加熱を弱くすることが必要であることを認識できる。
後面Bに対する加熱継続時間が規定の4秒に達したことをステップS5−9で検出すると、ステップS5−14では全ての作業区間について加熱作業時間を達成しているか判別する。ここでは後面Bに対する再加熱を完了して前面Fの再加熱前の状態であるため、ステップS5−2に戻る。
後面Bの再加熱完了後のステップS5−2では赤外線放射温度計7aから作業区域の前面Fの指示値を読み取り、ステップS5−3で温度分布に加工し、ステップS5−4で温度分布状態16を更新するとともに、スマートグラス9の右眼の視界に図22のように「前面加熱継続作業開始」31,「フィレット形成継続」32を表示する。
作業者が熟練者でなくてもこの「前面加熱継続作業開始」31,「フィレット形成継続」32の表示を確認することによって、作業者はバーナ3による前面Fの再加熱を開始するタイミングであることを適正に認識して作業できる。また、作業者はフィレット形成を続けるようにろう材4を差し続けることが必要であることを認識できる。
後面Bの再加熱完了後のステップS5−8では、後面Bの再加熱完了を検出したステップS5−9でクリアしたレジスタの内容を加算して更新する。前面Fの再加熱作業中に赤外線放射温度計7aの指示値がX℃以上であると判定した場合には、後面Bの再加熱の場合と同様にステップS5−12を実行してスマートグラス9の右眼の視界に「温度超えエラー」を表示するとともに、スピーカ10から警告を発生する。さらに、カウント中の加熱継続時間をステップS5−13で一旦クリアしてステップS5−9を実行する。
作業者が熟練者でなくてもこの「温度超えエラー」の表示を確認することによって、作業者はバーナ3による前面Fの加熱を弱くすることが必要であることを認識できる。
前面Fの再加熱実行中にステップS5−9で前面Fの再加熱時間が規定時間の4秒に達したことを検出すると、ステップS5−10では「前面加熱終了」「フィレット形成完了」をスマートグラス9の右眼の視界に表示する。さらに、ステップS5−14において、後面B,前面Fの全部の作業区間について規定の継続時間の再加熱が完了したことを検出して、スマートグラス9の右眼の視界に図23のように「作業完了」33を表示する。この作業状態が図3(i)である。
後面B,前面Fへの再加熱がこの「作業完了」33の表示を確認することによって、作業者はバーナ3による前面Fの加熱の終了とろう材4を差す作業を終了するタイミングを適切に認識できる。
図4のステップS5が完了すると、次いでステップS6を実行する。ステップS6では入力装置6を介して機種切替指示が入力されたかを判別する。作業者による機種切替指示の入力を検出しない場合には、制御部5はステップS2に戻って次の母材のろう付け作業の動作を繰り返す。機種切替指示の入力を検出した場合には、同じ状態のろう付け作業が終了したと判定して作業を終了する。
後面B,前面Fへの再加熱が不足している場合には、図27(b)のようにろう材4とろう材4との不連続による隙14が残った不良が発生するが、この実施の形態では制御部5が後面B,前面Fへの再加熱がそれぞれ継続して規定時間だけ実施した時にステップS5−14で検出してステップS5−15で作業完了の指示が出力されるまで再加熱を続けることによって、作業者が熟練者でなくてもろう付け作業の不良を回避できる。
なお、上記の実施の形態では作業区域が前面Fと後面Bの2つで、前面Fの温度を検出する赤外線放射温度計7aと後面Bの温度を検出する赤外線放射温度計7bとの2つの赤外線放射温度計を使用した場合を例に挙げて説明したが、各作業区域を複数に分割し、分割した各作業を別々の温度計で測定する場合にも、各温度計の指示値に基づいて作業者に適切な作業指示をその都度に提供することができる。例えば、母材の径が大きくなって、前面F,後面Bをそれぞれ周方向に4つの温度検出区間に分割し、各温度検出区間を別々の赤外線放射温度計で測定する場合には、図24に示す温度表示画像34を、図12〜図22における温度分布状態16に代わってスマートグラス9の右眼の視界に表示するように制御部5を構成することもできる。この場合には、図25に示すように8つの赤外線放射温度計7a1〜7a4,7b1〜7b4が母材の周囲を取り囲むように配置し、赤外線放射温度計7a1が前面Fの作業区域F1の温度を検出し、以下同様に赤外線放射温度計7a2〜7a4,7b1〜7b4が前面Fの作業区域F2〜F4,後面Bの作業区域B1〜B4の温度を検出させる。ステップS2で自動温度補正に必要なマーク12は、前面Fの作業区域F1〜F4の少なくとも1つの例えば作業区域F1に記録する。ステップS2ではこのマーク12での赤外線放射温度計7a1の指示値に基づいて全ての赤外線放射温度計7a1〜7a4,7b1〜7b4を自動較正するように制御部5を構成する。テーブル13cには、各種の母材材質ごとに溶接径ごとに作業区域F1〜F4,B1〜B4へのろう材の必要差し量と加熱必要時間が予め書き込まれている。そしてろう材4の必要差し量が必要となる都度に制御部5がスマートグラス9の右眼の視界に表示するように構成する。
図24に示した温度表示画像34への展開の内容を、図29(a)(b)(c)によって説明する。
図29(a)は溶接箇所の正面図である。母材の外管1の端部を中心に矢印42で示すように外管1の表面を仮想線41で示すように回転させるとともに、溶接箇所を矢印D−DD方向から見た上面図に展開し、さらに赤外線放射温度計7a1〜7a4,7b1〜7b4の指示値を表示したものが図29(b)である。43は内管2の内側の空洞を示している。この図29(b)の展開表示を、見易く加工して真円表示にしたものが図29(c)の温度表示画像34である。
上記の各実施の形態では、複数の作業区域のうちの1つにマーク12を記録し、このマーク12の側温に基づいて母材の放射率を検出して全ての赤外線放射温度計を自動較正したが、それぞれの作業区域ごとにマーク12を記録し、各マーク12の側温に基づいて各作業区域における母材の放射率をそれぞれ検出して、各赤外線放射温度計を作業区域ごとに検出した放射率で自動較正することによってより側温の精度向上が期待できる。
上記の実施の形態では外管と内管のフレア接続のろう付けの場合を例に挙げて説明したが、2つの管を継手を介して接続する場合のろう付け作業支援や、管にフランジを接続する場合のろう付け作業支援も同様に実現できる。
上記の実施の形態では第2出力部がスピーカ10であったが、作業者が装着するスマートグラス9に一体に取り付けられたイヤーフォンであっても同様である。
上記の実施の形態では、作業対象の機種を設定してろう付け作業を開始する初期状態を溶接作業の開始として説明したため、入力装置6を介して各種の設定操作などが必要であったが、1台のろう付けが完了して繰り返し同じ機種をろう付けする連続生産の場合には、図4のステップS2から次の溶接作業を繰り返すように制御部5が作業者に指示を与えるように構成されており、1台のろう付けが完了するたびに次のろう付け開始に際して入力装置6を介して制御部5に設定操作が必要ではない。さらに具体的には、入力装置6に設定操作した直後には、作業者が作業開始を入力する必要があったが、繰り返し同じ機種をろう付けする連続生産の場合には、制御部5は次の作業対象が規定温度に上昇したことを前記赤外放射温度計の指示値から検出したことをトリガとしてステップS2とこれ以降の要部の制御プログラムを実行することによって、入力装置6の操作を必要としない。
本発明はろう付け加工が必要な各種装置の生産性の向上に寄与する。
1 外管
2 内管
3 バーナ
4 ろう材
5 制御部
6 入力装置
7a,7b 赤外線放射温度計
8 撮像装置
9 スマートグラス
10 スピーカ
11 目盛り
12 マーク
13a,13b,13c,13d テーブル
15 作業準備情報
16 温度分布状態
17 作業準備情報
18a 母材の融解危険温度:Xの表示色を示す凡例
18b ろう材の融解必要温度:Yの表示色を示す凡例
19 「温度超えエラー」表示
20 「ろう材差し込み開始」表示
21 「ろう材差し込み終了」表示
22 「温度超えエラー」表示
23 「ろう材差し込み開始」表示
24 「ろう材差し込み終了」表示
25 「加熱継続作業開始」表示
26 「フィレット形成開始」表示
27 「再加熱時間」表示
28 「後面加熱終了」表示
29 「前面加熱継続作業開始」表示
30 「フィレット形成開始」表示
31 「前面加熱継続作業開始」表示
32 「フィレット形成継続」表示
33 「作業完了」表示

Claims (3)

  1. 第1部材と第2部材の接続箇所を周方向に複数の作業区域に分割して、前記作業区域を順にバーナによって加熱しながら前記第1部材の内周と前記第2部材の外周の間の隙間にろう材を充填する作業を支援するろう付け支援装置であって、
    前記第1,第2部材および前記ろう材によって決まるろう付け情報の入力操作を受け付ける入力装置と、
    前記バーナによって加熱されている作業中の前記作業区域の温度を測定する第1検出部と、
    差し込み中の前記ろう材の消費量から前記作業区域ごとのろう材差込済み量を検出する第2検出部と、
    前記入力装置の出力と前記第1,第2検出部の出力に基づいて作業の進行を判別する制御部と、
    前記ろう材の差し込みと前記バーナを操作する作業者に、前記制御部の判定結果を通報する出力装置とを設け、
    前記制御部は、
    前記第1,第2部材および前記ろう材によって決まるろう付け情報に応じて前記ろう材の融解温度,前記第1部材の融解温度,前記作業区域ごとのろう材差込必要量と加熱必要時間を出力する第1ステップと、
    前記第1ステップの出力と前記第1検出部の出力に基づいて前記作業区域ごとの前記ろう材の差込開始の時期と、前記第2検出部の出力と前記第1ステップが出力したろう材差込必要量から作業中の前記作業区域におけるろう材差込終了の時期を出力する第2ステップと、
    前記バーナによる作業中の前記作業区域の加熱を終了して次の前記作業区域を前記バーナによって加熱を開始する時期を、前記第1,第2ステップの出力に基づいて出力し、前記作業区域の全てに前記ろう材の差込完了を検出した後に、前記作業区域ごとの前記第1検出部の検出温度が前記ろう材の融解温度以上の状態が加熱必要時間に達した加熱終了時期を出力する第4ステップを有している、ろう付け作業支援装置。
  2. 前記第1ステップは、第1検出部によって検出された温度を、前記出力装置を介して温度帯毎に色表示するとともに、前記検出された時々の温度にかかわらず前記第1検出部によって検出された温度がろう材差込の開始温度に上昇した状態を同じ特定色で表示するよう指示する、請求項1記載のろう付け作業支援装置。
  3. 前記出力装置が、スマートグラスである、請求項1記載のろう付け作業支援装置。
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WO2020100555A1 (ja) * 2018-11-16 2020-05-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 ロウ付け作業支援方法、プログラム及びロウ付け作業支援システム
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