JPWO2020090878A1 - 薬液容器アセンブリのクランパ、該クランパを有する薬液注入装置および薬液注入システム - Google Patents
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Abstract
Description
前記薬液容器アセンブリの外周方向の一部を受ける第1受け部を有する第1の保持構造と、
前記薬液容器アセンブリの外周方向の一部を受ける第2受け部を有し、前記第1の保持構造と協働して前記薬液容器アセンブリを保持する第2の保持構造と、
を有し、
前記第2の保持構造は、前記第1の保持構造に対する開放位置と閉止位置との間を移動可能に、かつ、前記開放位置で前記第2受け部が前記薬液容器アセンブリの一部を受けることができるように支持されているクランパが提供される。
本発明のクランパと、
前記クランパに保持された薬液容器アセンブリに収容された薬液を前記薬液容器アセンブリから排出するための駆動機構と、
を有する薬液注入装置が提供される。
本発明の薬液注入装置と、
薬液を収容する薬液容器アセンブリと、
を有するシステムが提供される。
薬液容器アセンブリまたはシリンジアセンブリの「軸方向」とは、薬液容器アセンブリまたはシリンジアセンブリの長手方向をいう。通常の薬液容器アセンブリまたはシリンジアセンブリは、その軸方向の一端に薬液放出用の開口部を有する。薬液容器アセンブリまたはシリンジアセンブリの「半径方向」とは、「軸方向」に垂直な方向をいう。
クランパ140は、協働してシリンジアセンブリ200を保持する第1の保持構造141と、少なくとも1つの第2の保持構造142と、を有する。第1の保持構造141および第2の保持構造は、シリンジアセンブリ200がシリンジ載置部に載せられた状態でシリンジアセンブリ200を保持するように構成される。本形態では、注入ヘッド100a(図2参照)が2本のシリンジアセンブリ200を装着できるように、クランパ140は2つの第2の保持構造142を有している。しかし、第2の保持構造142の数は、注入ヘッド100aに装着されるシリンジアセンブリ200の数に対応して、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。そして、装着できるシリンジアセンブリ200の数に応じて、第1の保持構造142の構成およびシリンジアセンブリ受け120の構成が変更される。例えば、装着できるシリンジアセンブリ200の数が1であれば、第1の保持構造141は、1つのフランジ受け部141a(後述する)を有し、シリンジアセンブリ受け120は、1つの凹部121を有する。
(第2の保持構造のストッパ)
クランパ140は、第2の保持構造142の開放位置でのストッパおよび/または閉止位置でのストッパを有することができる。クランパ140が開放位置でのストッパを有することによって、第2の保持構造142の位置を開放位置で安定させ、第2の保持構造142へのシリンジアセンブリ200の受け入れを容易にすることができる。クランパ140が閉止位置でのストッパ機構を有することによって、第2の保持構造142が閉止位置にあるクランパ140の閉止状態を保つことができる。これらのストッパ機構としては、第2の保持構造142を開放位置および/閉止位置に係脱自在に保持できる任意の機構を用いることができる。
クランパ140は、第1の保持構造141に受け入れられたシリンジアセンブリ200を係脱自在にロックするシリンジロック構造を有することができる。シリンジロック機構としては、第1の保持構造141に設けられた保持フック143(図3等参照)を挙げることができる。保持フック143は、第1の保持構造141のフランジ受け部141aにおいて、フランジ受け部141aに受け入れられたシリンジアセンブリ200のカバーフランジ271の外周面と係合する位置に設けられている。シリンジロック機構を有することにより、クランパ140による保持が不十分であってもシリンジアセンブリ200を良好に定位置に固定できる。クランパ140は、シリンジロック機構および第2の保持構造142の閉止位置でのロック機構の両方を備えることもでき、これにより、シリンジアセンブリ200をより強固に保持することができる。
第2の保持構造142は、ユーザが第2の保持構造142を開放位置と閉止位置との間で移動させる際の操作レバー144を有することができる。第2の保持構造142上での操作レバー144の位置は任意であってよいが、第2の保持構造142の回動中心から離れた端部に操作レバー144を設けることで、より小さい力で第2の保持構造142を移動(回動)させることができる。また、操作レバー144は、第2の保持構造142が閉止位置にあるとき、シリンジアセンブリ200を軸方向から見てシリンジ載置部(シリンジアセンブリ受け120)から最も離れた第2の保持構造142の部分(例えば、図6B参照)に配置されることが好ましい。このような位置に操作レバー144が配置されることによって、第2の保持構造142を閉止位置から開放位置へ移動させる際にユーザが操作しやすくなる。
クランパ140は、第2の保持構造142に受け入れられたシリンジアセンブリ200が第2の保持構造142に吸着されるように構成することができる。シリンジアセンブリ200の吸着には磁気を利用することができる。磁気を利用した吸着構造の一例を図7Aに示す。図7Aに示すように、第2の保持構造142およびシリンジアセンブリ200は、それぞれ磁気吸着部材145a、145bを有する。これら磁気吸着部材145a、145bは、図6Bに示すように、シリンジアセンブリ200が第2の保持構造142に受け入れられたときに互いに対向し、一方の磁気吸着部材145aと他方の磁気吸着部材145bとが対となる位置に配置される。図示した形態では、シリンジアセンブリ200側の磁気吸着部材145bは、カバーフランジ271の外周面近傍または内部に配置され、第2の保持構造142側の磁気吸着部材145aはフランジ受け部142aに配置されている。
上述した形態では、第2の保持構造142は、シリンジアセンブリ200の外周方向に沿った長手方向の中間部で支持されており、第2の保持構造142が閉止位置にあるとき、クランパ140はシリンジアセンブリ200の周方向の一部が開放された状態でシリンジアセンブリ200を保持するように構成されている。しかし、クランパ140は、シリンジアセンブリ200を全周にわたって保持するように構成されていてもよい。
注入ヘッド100aは、第2の保持構造142が閉止位置にあることを検出し、検出および非検出の状態変化に応じて出力がONとOFFの間で切り替わる閉止検出センサ111(図1参照)を有していることが好ましい。閉止検出センサ111としては、第2の保持構造142が閉止位置へ移動して検出対象物との距離が所定の距離以下(接触も含む)になることによって検出対象物を検出できる任意のセンサを用いることができる。閉止検出センサ111の例としては、検出領域内での検出対象物の有無を光学的に検出する光学センサ、磁気を検出媒体として検出対象物の有無や位置を検出するホールセンサなどの近接センサ、および検出対象物の接触/非接触に応じてONとOFFが切り替わる機械的スイッチなどが挙げられる。
注入ヘッド100aは、シリンジ載置部にシリンジアセンブリ200が載せられたことを検出し、検出および非検出の状態変化に応じて出力がONとOFFの間で切り替わる薬液容器検出センサであるシリンジ検出センサ112(図1参照)を有することができる。シリンジ検出センサ112としては、閉止検出センサと同様のものを用いることができる。シリンジ検出センサは、シリンジアセンブリ200がシリンジ載置部に載せられることによって、シリンジアセンブリ200との距離が所定の距離以下(接触も含む)となる部位、例えば、シリンジアセンブリ受け120およびクランパ140の第1の保持構造141に配置することができる。一方、シリンジ検出センサ106によって検出される検出対象物は、シリンジアセンブリ200がシリンジ載置部に載せられたときにシリンジ検出センサによって検出され得るシリンジアセンブリ200の部位、例えば、保護カバー270に配置することができる。なお、シリンジ検出センサ112が光学センサである場合、保護カバー270自身を検出対象物とすることもできる。
図10に、上述した閉止検出センサ111およびシリンジ検出センサ112の配置例を示す。なお、図10ではシリンジアセンブリ受けを省略している。
注入制御ユニット101は、上述した閉止検出センサ111および薬液容器検出センサ112の検出結果を利用して薬液注入装置100の動作を制御することができる。以下に、これらのセンサの検出結果を利用した薬液注入装置100の動作を説明する。
薬液注入装置100を起動する(電源をONする)と、注入制御ユニット101は、ピストン駆動機構130の動作の確認のためにプレッサ131を前後に移動させるなどのセルフチェックを行なう。この際、薬液注入装置100の様々な動作においては、クランパ140の第2の保持構造142が閉止位置にあることが重要であり、第2の保持構造142が閉止位置にあることが確実に検出できること、言い換えれば閉止検出センサ111が正常に動作しているかが優先的にチェックされることが好ましい。
薬液注入装置100は、プレッサ131を支持するシャフトを清掃するための清掃モードを有することが多い。シャフトを清掃するためには、注入ヘッド100aにシリンジアセンブリ200が装着されていない状態でプレッサ131を前進させる必要がある。シャフトを清掃する際は、第2の保持構造142が自由に動くことができる状態にあるのではなく、定まった位置に固定されている方が、清掃がやりやすい。
注入制御ユニット101の制御による、プレッサ131を前進させるためのピストン駆動機構130の動作は、閉止検出センサ111によって第2の保持構造142が閉止位置にあることが検出され、かつ、シリンジ検出センサ112によってシリンジアセンブリ200の装着が検出されていること、すなわち、閉止検出センサ111およびシリンジ検出センサ112の両方がONであるが条件とされる。言い換えれば、注入制御ユニット101は、プレッサ131を前進させるためのピストン駆動機構130の動作時および動作中に閉止検出センサ111およびピストン検出センサ112の少なくとも一方がOFFである場合は、プレッサ131を前進させるピストン駆動機構130の動作を禁止する(動作中の場合は、ピストン駆動機構130の動作を停止する)。このことは、注入プロトコルに従ったプレッサ131の前進動作だけでなく、操作ボタン群103aのボタン操作による前進動作およびマニュアルノブ103bの操作による前進動作の何れの場合も同様である。また、注入制御ユニット101は、ピストン駆動機構130の動作の禁止または停止とともに、動作が禁止または停止されたことを、例えば表示ユニット104へメッセージおよび/またはピクトグラムを表示させることによって操作者へ報知してもよい。
注入制御ユニット101は、注入ヘッド100aのボタン群103aの操作およびマニュアルノブ103bの操作に応じて、プレッサ131が後退するようにピストン駆動機構130を制御することができる。プレッサ131の後退動作は、薬液の注入動作とは無関係であり、また、シリンジアセンブリ200が注入ヘッド100aに装着された状態で行なわれることが多いことから、注入制御ユニット101は、閉止検出センサ111の検出結果およびシリンジ検出センサ112の検出結果によらず、プレッサ131を後退させるピストン駆動機構130の動作を許可することができる。
薬液注入装置100は、薬液が充填されていない空のシリンジアセンブリ200に対して薬液を充填する機能を有することができる。シリンジアセンブリ200への薬液の充填は、シリンジアセンブリ200よりも大容量の薬液バッグおよび薬液ボトルなどの大容量容器から行なうことができる。この場合、空のシリンジアセンブリ200を注入ヘッド101aに装着した後、シリンジアセンブリ200と大容量容器とをチューブで接続し、この状態で、プレッサ131を後退させることによってシリンジアセンブリ200内に薬液を充填することができる。ただし、シリンジアセンブリ200がロッドレスタイプのシリンジ220を有する場合、ピストン222が最後端位置にないと、シリンジアセンブリ200を注入ヘッド100aに装着したときにプレッサ131をピストン222に係合させることができない。
例えば、シリンジアセンブリ200を載せた第2の保持構造142を閉止位置に移動させることで、閉止検出センサ111およびシリンジ検出センサ112がOFFからONに変化する構造において、シリンジ検出センサ112の検出可能範囲が閉止検出センサ111の検出可能範囲より大きい場合は、シリンジアセンブリ200を装着すると、シリンジ検出センサ112がOFFからONに変化した後、閉止検出センサ111がOFFからONに変化する。また、開放位置にある第2の保持構造142にシリンジアセンブリ200を載置することによってシリンジ検出センサ112がシリンジアセンブリ200を検出するようにシリンジ検出センサ112が配置されている場合も同様である。
閉止検出センサ111の検出可能範囲とシリンジ検出センサ112の検出可能範囲がパターン(i)と逆の場合は、シリンジアセンブリ200を装着すると、閉止検出センサ111がOFFからONに変化した後、シリンジ検出センサ112がOFFからONに変化する。
パターン(i)およびパターン(ii)以外の場合は、閉止検出センサ111がOFFからONに変化した後にシリンジ検出センサ112がOFFからONに変化することもあるし、シリンジ検出センサ112がOFFからONに変化した後に閉止検出センサ111がOFFからONに変化することもある。このような場合は、閉止検出センサ111およびシリンジ検出センサ112がOFFからONになる順番にかかわらず、閉止検出センサ111およびシリンジ検出センサ112がOFFからONに変化することが、プレッサ131の自動前進の条件とされる。
注入制御ユニット101は、プレッサ131の前進距離に基づいて、注入した薬液の積算量をシリンジアセンブリ200ごとにカウントし、カウントした積算量を注入制御ユニット101内のメモリに記憶することができる。積算量は、シリンジアセンブリ200が交換されると自動的にリセットされることが好ましい。そこで、注入制御ユニット101は、シリンジ検出センサ112がOFFからONに変化する(すなわち、シリンジアセンブリ200が装着される)とメモリ内の積算量をリセットするようにすることができる。または、注入ヘッド100aが後端リミットセンサ113を有する場合、注入制御ユニット101は、リミットセンサ113がONであり(すなわちプレッサ131が最後端に位置する)、かつ、閉止検出センサ11がOFFからONに変化すると、メモリ内の積算量をリセットするようにすることもできる。
シリンジアセンブリ200を第2の保持構造142に載せた後、第2の保持構造142を移動させるという、シリンジアセンブリ100を注入ヘッド100aに装着する一連の動作において、閉止検出センサ111およびシリンジ検出センサ112の配置や種類などによっては、決められた手順でシリンジアセンブリ200を装着したとき、閉止検出センサ111およびシリンジ検出センサ112による検出の順番が定まることが多い。このようにセンサによる検出の順番が定まっている場合、決められた手順でシリンジアセンブリ200が装着される限り、先に検出すべきセンサがONになる前に、後に検出すべきセンサがONになることは起こり得ない。
図11に、薬液注入装置を備えたシステムの他の形態のブロック図を示す。図11に示すシステムは、RFIDシステムを有する点が図1に示したシステムと異なっており、図1に示した薬液注入装置100およびシリンジアセンブリ200と置き換えて用いられることができる。また、薬液注入装置100の機械的な構成、例えば、注入ヘッド100aのクランパ等についてはこれまで説明した構成と同様であってよい。したがって、以下では、機械的な説明は省略し、主としてRFIDシステムについて説明する。
上述した実施形態では、薬液容器アセンブリとして、シリンジ220と保護カバー270とを有するシリンジアセンブリ200を例示した。しかし、保護カバー270が不要な場合は、シリンジアセンブリ200はシリンジ220のみで構成されてもよい。また、薬液容器アセンブリは、シリンジ以外の形態、例えば薬液バッグの形態であってもよい。薬液バッグは、柔軟な袋と、袋内に充填されている薬液を袋の外部へ排出するために袋に取り付けられた導出具とを有することができる。
以上、本発明について詳細に説明したが、本明細書は、以下の付記に記載された発明を開示する。ただし、本明細書の開示事項は以下の付記に限定されない。
薬液容器アセンブリを着脱自在に保持するクランパであって、
前記薬液容器アセンブリの外周方向の一部を受ける第1受け部を有する第1の保持構造と、
前記薬液容器アセンブリの外周方向の一部を受ける第2受け部を有し、前記第1の保持構造と協働して前記薬液容器アセンブリを保持する第2の保持構造と、
を有し、
前記第2の保持構造は、前記第1の保持構造に対する開放位置と閉止位置との間を移動可能に、かつ、前記開放位置で前記第2受け部が前記薬液容器アセンブリの一部を受けることができるように支持されているクランパ。
前記第1受け部および前記第2受け部は、前記開放位置では前記第1受け部および前記第2受け部のそれぞれが前記薬液容器アセンブリをその軸方向には移動不能であるが半径方向には移動可能に受け、前記閉止位置では、前記第1受け部と前記第2受け部とが協働して前記薬液容器アセンブリを前記軸方向にも前記半径方向にも移動不能に保持するように構成されている付記1に記載のクランパ。
前記第1受け部および前記第2受け部は、前記薬液容器アセンブリの外周面に形成されたフランジを受ける凹部として形成されている付記2に記載のクランパ。
前記第2の保持構造が前記閉止位置から前記開放位置へ向かって移動することによって、前記薬液容器アセンブリが前記第1受け部から解放されるように構成されている付記1から3のいずれかに記載のクランパ。
前記第2の保持構造は、前記薬液容器アセンブリの外周に沿った長さを有しており、前記閉止位置で前記第2受け部の一部が第1受け部の中に位置するように、前記長さの中間部で回動支持されている付記4に記載のクランパ。
前記第2の保持構造は、前記開放位置にあるとき、前記第1受け部への前記薬液容器アセンブリの受け入れを遮る位置に存在する付記1から5のいずれかに記載のクランパ。
前記第2の保持構造が前記閉止位置から前記開放位置へ向かって移動することによって前記薬液容器アセンブリを前記第1受け部から解放させる開放機構を有する付記4に記載のクランパ。
前記開放機構は、前記第1受け部に配置された少なくとも1つのスプリングプランジャである付記7に記載のクランパ。
前記第2の保持構造は、前記薬液容器アセンブリを磁気的に吸着する吸着構造を有する付記1から8のいずれかに記載のクランパ。
付記1から9のいずれかに記載のクランパと、
前記クランパに保持された薬液容器アセンブリに収容された薬液を前記薬液容器アセンブリから排出するための駆動機構と、
を有する薬液注入装置。
データを記録したデータキャリアを有する前記薬液容器アセンブリから前記データを読み出す読み出しシステムをさらに有する付記10に記載の薬液注入装置。
付記10または11に記載の薬液注入装置と、
薬液を収容する薬液容器アセンブリと、
を有するシステム。
前記薬液容器アセンブリは薬液シリンジを含む付記12に記載のシステム。
前記薬液シリンジは、プレフィルドタイプの薬液シリンジである付記13に記載のシステム。
100a 注入ヘッド
101 注入制御ユニット
111 閉止検出センサ
112 シリンジ検出センサ
113 後端リミットセンサ
120 シリンジアセンブリ受け
130 ピストン駆動機構
131 プレッサ
140 クランパ
141 第1の保持構造
141a フランジ受け部
142 第2の保持構造
142a フランジ受け部
143 保持フック
144 操作レバー
145 スプリングプランジャ
150aセンターシャフト
150b クランパシャフト
164 RFID制御回路
165 アンテナ
166 RFIDモジュール
200 シリンジアセンブリ
220 シリンジ
223 RFIDタグ
270 保護カバー
271 カバーフランジ
500 医用画像撮像装置
Claims (14)
- 薬液容器アセンブリを着脱自在に保持するクランパであって、
前記薬液容器アセンブリの外周方向の一部を受ける第1受け部を有する第1の保持構造と、
前記薬液容器アセンブリの外周方向の一部を受ける第2受け部を有し、前記第1の保持構造と協働して前記薬液容器アセンブリを保持する第2の保持構造と、
を有し、
前記第2の保持構造は、前記第1の保持構造に対する開放位置と閉止位置との間を移動可能に、かつ、前記開放位置で前記第2受け部が前記薬液容器アセンブリの一部を受けることができるように支持されているクランパ。 - 前記第1受け部および前記第2受け部は、前記開放位置では前記第1受け部および前記第2受け部のそれぞれが前記薬液容器アセンブリをその軸方向には移動不能であるが半径方向には移動可能に受け、前記閉止位置では、前記第1受け部と前記第2受け部とが協働して前記薬液容器アセンブリを前記軸方向にも前記半径方向にも移動不能に保持するように構成されている請求項1に記載のクランパ。
- 前記第1受け部および前記第2受け部は、前記薬液容器アセンブリの外周面に形成されたフランジを受ける凹部として形成されている請求項2に記載のクランパ。
- 前記第2の保持構造が前記閉止位置から前記開放位置へ向かって移動することによって、前記薬液容器アセンブリが前記第1受け部から解放されるように構成されている請求項1から3のいずれかに記載のクランパ。
- 前記第2の保持構造は、前記薬液容器アセンブリの外周に沿った長さを有しており、前記閉止位置で前記第2受け部の一部が第1受け部の中に位置するように、前記長さの中間部で回動支持されている請求項4に記載のクランパ。
- 前記第2の保持構造は、前記開放位置にあるとき、前記第1受け部への前記薬液容器アセンブリの受け入れを遮る位置に存在する請求項1から5のいずれかに記載のクランパ。
- 前記第2の保持構造が前記閉止位置から前記開放位置へ向かって移動することによって前記薬液容器アセンブリを前記第1受け部から解放させる開放機構を有する請求項4に記載のクランパ。
- 前記開放機構は、前記第1受け部に配置された少なくとも1つのスプリングプランジャである請求項7に記載のクランパ。
- 前記第2の保持構造は、前記薬液容器アセンブリを磁気的に吸着する吸着構造を有する請求項1から8のいずれかに記載のクランパ。
- 請求項1から9のいずれかに記載のクランパと、
前記クランパに保持された薬液容器アセンブリに収容された薬液を前記薬液容器アセンブリから排出するための駆動機構と、
を有する薬液注入装置。 - データを記録したデータキャリアを有する前記薬液容器アセンブリから前記データを読み出す読み出しシステムをさらに有する請求項10に記載の薬液注入装置。
- 請求項10または11に記載の薬液注入装置と、
薬液を収容する薬液容器アセンブリと、
を有するシステム。 - 前記薬液容器アセンブリは薬液シリンジを含む請求項12に記載のシステム。
- 前記薬液シリンジは、プレフィルドタイプの薬液シリンジである請求項13に記載のシステム。
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