JPWO2020090032A1 - 通信システム、通信装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

通信システム(100)は、互いに接続されることでリング状の通信経路(40)を形成するマスター装置(10)とスレーブ装置(21−25)とを有する。マスター装置(10)は、通信経路(40)に沿うCW方向(31)及び該CW方向(31)とは反対のCCW方向(32)の両方向に、通信を管理するための管理データを送信して両方向から該管理データを受信し、スレーブ装置(21−25)が機器(70)を制御するための制御データを両方向に送信する。スレーブ装置(21−25)は、CW方向(31)及びCCW方向(32)それぞれにおいてマスター装置(10)によって送信されてから自局が受信するまでの管理データが伝送される経過を確認し、確認した経過に基づいて、マスター装置(10)によって両方向に送信された制御データのうちいずれか一方の制御データを処理して機器(70)を制御する。

Description

本発明は、通信システム、通信装置、通信方法及びプログラムに関する。
産業用ネットワークを利用して構成されるFA(Factory Automation)システムには、ケーブルの断線に代表される通信障害が発生した場合においてもFAシステムが継続して稼働することが要求される。この要求に対して、リングネットワークに代表される通信システムを適用して通信経路をリング状に形成することで冗長化することが考えられる(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1には、リングネットワークのルーティング方法に関する技術について記載されている。リングネットワークは、右回りと左回りの2つの経路を有する。上記技術では、リングネットワークを構成するノードが、リングネットワークのトポロジーを示す情報を取得して、2つの経路のうち一方をメインパスとして他方をバックアップパスとして選択する。そして、当該ノードは、通常時にはメインパスにデータを送信し、障害を検出したときにはバックアップパスにデータを送信する。これにより、障害が発生した場合にも通信を継続することができる。
特開2009−284486号公報
特許文献1の技術では、リングネットワークを構成する各ノードが、自ノードと隣接するノードとのリンクに故障が発生したことを検出すると、当該隣接するノードとは反対側のリンクを介してメッセージを送信することで故障の発生を他のノードに通知する。故障を通知するメッセージを受けたノードは、メインパスからバックアップパスに通信方向を切り替えて通信を継続する。
このため、1つのノードが故障を検出してから、他のノードが通信方向を切り替えてバックアップパスを利用した通信を開始するまでには、メッセージを伝送するための時間がかかってしまう。これにより、故障が発生したリンクを経由して伝送されるデータは、通信経路の切替えが完了するまでの間に消失してしまい、一部の経路の通信障害に起因して通信システム全体に障害が発生するおそれがある。したがって、リング状に形成される通信経路を利用する通信システムには、耐障害性に向上の余地がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、リング状に形成される通信経路を利用する通信システムの耐障害性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の通信システムは、互いに接続されることでリング状の通信経路を形成するマスター装置とスレーブ装置とを有する通信システムであって、マスター装置は、通信経路に沿う第1方向及び該第1方向とは反対の第2方向の両方向に、通信を管理するための管理データを送信して両方向から該管理データを受信し、スレーブ装置が機器を制御するための制御データを両方向に送信し、スレーブ装置は、第1方向及び第2方向それぞれにおいてマスター装置によって送信されてから自局が受信するまでの管理データが伝送される経過を確認し、確認した経過に基づいて、マスター装置によって両方向に送信された制御データのうちいずれか一方の制御データを処理して機器を制御する。
本発明によれば、マスター装置は、第1方向及び第2方向の両方向に制御データを送信し、スレーブ装置は、マスター装置によって両方向に送信された制御データのうちいずれか一方の制御データを処理して機器を制御する。これにより、冗長化された通信経路の両方向に、冗長化された制御データが伝送されていずれか一方が処理される。このため、一部の経路に通信障害が発生した際にも、スレーブ装置は、当該経路を経由しない制御データを受信することができる。したがって、リング状に形成される通信経路を利用する通信システムの耐障害性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る通信システムの構成を示す図 実施の形態1に係るマスター装置及びスレーブ装置のハードウェア構成を示す図 実施の形態1に係るマスター装置の機能的な構成を示す図 実施の形態1に係るスレーブ装置の機能的な構成を示す図 実施の形態1に係るマスター処理を示すフローチャート 実施の形態1に係る管理データの構成を示す図 実施の形態1に係る制御データの構成を示す図 実施の形態1に係るスレーブ処理を示すフローチャート 実施の形態1に係る転送処理を示すフローチャート 実施の形態1に係る判別情報の形式を示す図 実施の形態1に係る判別情報の例を示す第1の図 実施の形態1に係る判別情報の例を示す第2の図 実施の形態1に係るCW方向の受信処理を示すフローチャート 実施の形態1に係るCCW方向の受信処理を示すフローチャート 実施の形態1に係る途絶検知処理を示すフローチャート 実施の形態1に係る通信障害が発生した通信システムを示す図 実施の形態1に係る判別情報の例を示す第3の図 実施の形態2に係る管理データの構成を示す図 実施の形態2に係る転送処理を示すフローチャート 実施の形態2に係る判別情報の形式を示す図 実施の形態2に係るCW方向の受信処理を示すフローチャート 実施の形態2に係るCCW方向の受信処理を示すフローチャート 変形例に係る通信システムを示す図
以下、本発明の実施の形態に係る通信システム100について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
実施の形態1.
本実施の形態に係る通信システム100は、工場に設置されるFAシステムの一部に相当する。通信システム100は、FAシステムとしての生産システム、検査システム、加工システム、その他のシステムを構成する機器同士を、通信路を介して接続することで形成されるリングネットワークである。図1に示されるように、通信システム100は、通信装置として、マスター装置10と、スレーブ装置21,22,23,24,25を有する。
マスター装置10及びスレーブ装置21〜25は、例えば、PLC(Programmable Logic Controller)、PLCと連動するデバイス、又はIPC(Industrial Personal Computer)である。マスター装置10及びスレーブ装置21〜25は、互いに接続されることでリング状の通信経路40を形成する。詳細には、マスター装置10及びスレーブ装置21〜25はそれぞれ、2つのポートを有する。マスター装置10及びスレーブ装置21〜25は、通信線を介してポート同士が接続されることで互いに通信する。通信線は、ネットワークケーブルである。
より詳細には、図1に示されるように、マスター装置10は、通信線を介してスレーブ装置21に接続するためのポート10aと、通信線を介してスレーブ装置25に接続するためのポート10bと、を有する。また、スレーブ装置21は、通信線を介してスレーブ装置22に接続するためのポート21aと、通信線を介してマスター装置10に接続するためのポート21bと、を有する。スレーブ装置22は、通信線を介してスレーブ装置23に接続するためのポート22aと、通信線を介してスレーブ装置21に接続するためのポート22bと、を有する。スレーブ装置23は、通信線を介してスレーブ装置24に接続するためのポート23aと、通信線を介してスレーブ装置22に接続するためのポート23bと、を有する。スレーブ装置24は、通信線を介してスレーブ装置25に接続するためのポート24aと、通信線を介してスレーブ装置23に接続するためのポート24bと、を有する。スレーブ装置25は、通信線を介してマスター装置10に接続するためのポート25aと、通信線を介してスレーブ装置24に接続するためのポート25bと、を有する。このようにマスター装置10及びスレーブ装置21〜25がリング状に接続されることで、リングネットワークが構築される。
リングネットワークとしての通信システム100は、冗長化された2つの通信経路40を有する。詳細には、通信システム100は、マスター装置10からスレーブ装置21,22,23,24,25をこの順で経由してマスター装置10に戻るCW(Clockwise)方向31の経路と、マスター装置10からスレーブ装置25,24,23,22,21をこの順で経由してマスター装置10に戻るCCW(Counter Clockwise)方向32の経路と、を有する。CW方向31及びCCW方向32は、通信経路40に沿う方向であって、CCW方向32は、CW方向31とは反対の方向である。
マスター装置10は、リングネットワークのマスターノードに相当し、スレーブ装置21〜25はいずれも、リングネットワークのスレーブノードに相当する。マスター装置10は、スレーブ装置21〜25に対する制御指示の通信経路をCW方向31及びCCW方向32に冗長化して送信し、スレーブ装置21〜25は、制御指示に従って、スレーブ装置21〜25に接続された機器70を制御する。これらの機器70は、例えば、センサ装置、アクチュエータ又はロボットである。
続いて、マスター装置10及びスレーブ装置21〜25のハードウェア構成について説明する。なお、以下ではスレーブ装置21〜25を総称してスレーブ装置20と適宜表記する。マスター装置10及びスレーブ装置20はそれぞれ、図2に示されるように、プロセッサ51、主記憶部52、補助記憶部53、入力部54、出力部55、及び通信部56を有するコンピュータ装置として構成される。主記憶部52、補助記憶部53、入力部54、出力部55及び通信部56はいずれも、内部バス57を介してプロセッサ51に接続される。
プロセッサ51は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)を含む。プロセッサ51は、補助記憶部53に記憶されるプログラム58を実行することにより、マスター装置10及びスレーブ装置20の種々の機能を実現して、後述の処理を実行する。
主記憶部52は、RAM(Random Access Memory)を含む。主記憶部52には、補助記憶部53からプログラム58がロードされる。そして、主記憶部52は、プロセッサ51の作業領域として用いられる。
補助記憶部53は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)に代表される不揮発性メモリを含む。補助記憶部53は、プログラム58の他に、プロセッサ51の処理に用いられる種々のデータを記憶する。補助記憶部53は、プロセッサ51の指示に従って、プロセッサ51によって利用されるデータをプロセッサ51に供給し、プロセッサ51から供給されたデータを記憶する。
入力部54は、スイッチ、入力キー、ポインティングデバイス及びカメラに代表される入力デバイスを含む。入力部54は、ユーザによって入力された情報を取得して、取得した情報をプロセッサ51に通知する。
出力部55は、LED、LCD(Liquid Crystal Display)及びスピーカに代表される出力デバイスを含む。出力部55は、プロセッサ51の指示に従って、種々の情報をユーザに提示する。
通信部56は、外部の装置と通信するための通信インタフェース回路を含む。通信部56は、外部から信号を受信して、この信号により示されるデータをプロセッサ51へ出力する。また、通信部56は、プロセッサ51から出力されたデータを示す信号を外部の装置へ送信する。
続いて、マスター装置10及びスレーブ装置20の機能的な構成について説明する。マスター装置10及びスレーブ装置20は、上述のハードウェア構成が協働することにより、種々の機能を発揮する。
マスター装置10は、マスターノードとして2種のデータをそれぞれ冗長化された通信経路40に送信する。詳細には、マスター装置10は、2種のうちの第1データとして、リングネットワークの通信を管理するための管理データを、CW方向31及びCCW方向32の両方向に送信することで、リングネットワークを周回する管理データをCW方向31及びCCW方向32の両方向から受信する。また、マスター装置10は、第2データとして、スレーブ装置20が機器70を制御するための制御データをCW方向31及びCCW方向32の両方向に送信する。なお、制御データは、マスター装置10によって送信される制御指示の内容を示すデータに限られず、マスター装置10によって受信されるデータであってもよい。マスター装置10によって受信される制御データは、例えば、制御指示を受けたスレーブノードの応答に相当する。
マスター装置10は、図3に示されるように、その機能として、ポート10a,10bと、データを受信する受信部11と、制御データと管理データとを識別する識別部12と、管理データを処理する管理データ処理部13と、制御データを処理する制御データ処理部14と、データを送信する送信部15と、を有する。
ポート10a,10bは、通信部56に相当する。ポート10a,10bはそれぞれ、通信線を差し込むための差し込み口と端子とを有する。なお、ポート10a,10bは、別個に構成されるハードウェアとして実現されてもよいし、ソフトウェア上の通信インタフェースとして実現されてもよい。ポート10aには、CCW方向32からデータが入力され、ポート10aからは、CW方向31にデータが出力される。また、ポート10bには、CW方向31からデータが入力され、ポート10bからは、CCW方向32にデータが出力される。
受信部11は、プロセッサ51及び通信部56の協働により実現される。受信部11は、通信線を介して伝送されたデータを、ポート10a,10bを介して受信する。受信部11は、受信したデータを、当該データを受信したポート10a,10bいずれかを示す番号とともに識別部12に送出する。識別部12は、主としてプロセッサ51によって実現される。識別部12は、受信部11から送出されたデータが管理データであるか制御データであるかを識別して、当該データを受信したポート10a,10bいずれかの番号とともに、管理データを管理データ処理部13に送出し、制御データを制御データ処理部14に送出する。
管理データ処理部13は、主としてプロセッサ51によって実現される。管理データ処理部13は、受信された管理データを破棄する。詳細には、管理データ処理部13は、受信された管理データの送信元がマスター装置10のアドレスである場合に、当該管理データがリングネットワーク内を回り続けることを回避するために破棄する。また、管理データ処理部13は、新たな管理データを定期的に生成して送信部15に送出する。
制御データ処理部14は、主としてプロセッサ51によって実現される。制御データ処理部14は、受信された制御データを処理する。詳細には、制御データ処理部14は、受信された制御データの送信元がマスター装置10のアドレスである場合に、当該制御データがリングネットワーク内を回り続けることを回避するために破棄する。また、制御データ処理部14は、スレーブ装置20から送信された制御データを必要に応じて処理する。例えば、マスター装置10がスレーブ装置20に対して稼働準備を指示した後にこの準備が完了した旨の制御データをスレーブ装置20から受信した場合に、制御データ処理部14は、稼働の開始を指示するための制御データを生成する処理を実行する。また、制御データ処理部14は、新たな制御指示をスレーブ装置20へ与える際に、この制御指示を示す制御データを生成する処理を実行する。そして、制御データ処理部14は、生成した制御データを送信部15に送出する。
送信部15は、プロセッサ51及び通信部56の協働により実現される。送信部15は、管理データ処理部13から送出された管理データを複製して、CW方向31及びCCW方向32の両方向に送信する。両方向に送信された管理データは、リングネットワークが正常である場合には周回して受信部11によって受信されるが、リングネットワークに障害が発生した場合には受信部11によって受信されることがない。また、送信部15は、制御データ処理部14から送出された制御データを複製して、CW方向31及びCCW方向32の両方向に送信する。両方向に送信された制御データは、CW方向31及びCCW方向32に沿った2つの経路で送信先であるスレーブ装置20に到達する。
スレーブ装置20は、図4に示されるように、その機能として、ポート20a,20bと、データを受信する受信部210と、制御データと管理データとを識別する識別部220と、管理データを処理する管理データ処理部230と、制御データを処理する制御データ処理部240と、CW方向31及びCCW方向32それぞれに沿って伝送された制御データのいずれを優先するかを判別するための判別情報251を記憶する記憶部250と、データを送信する送信部260と、を有する。
ポート20a,20bは、通信部56に相当する。ここで、ポート20aは、図1に示されるポート21a,22a,23a,24a,25aの総称であって、ポート20bは、ポート21b、22b、23b、24b、25bの総称である。ポート20a,20bはそれぞれ、通信線を差し込むための差し込み口と端子とを有する。なお、ポート20a,20bは、別個に構成されるハードウェアとして実現されてもよいし、ソフトウェア上の通信インタフェースとして実現されてもよい。ポート20aには、CCW方向32からデータが入力され、ポート20aからは、CW方向31にデータが出力される。また、ポート20bには、CW方向31からデータが入力され、ポート20bからは、CCW方向32にデータが出力される。
受信部210は、プロセッサ51及び通信部56の協働により実現される。受信部210は、通信線を介して伝送されたデータを、ポート20a,20bを介して受信する。受信部210は、受信したデータを、当該データを受信したポート20a,20bいずれかを示す番号とともに識別部220に送出する。識別部220は、主としてプロセッサ51によって実現される。識別部220は、受信部210から送出されたデータが管理データであるか制御データであるかを識別して、当該データを受信したポート20a,20bいずれかの番号とともに、管理データを管理データ処理部230に送出し、制御データを制御データ処理部240に送出する。
管理データ処理部230は、主としてプロセッサ51によって実現される。管理データ処理部230は、CW方向31から受信した管理データをCW方向31に沿って転送し、CCW方向32から受信した管理データをCCW方向32に沿って転送する。
管理データ処理部230は、受信された管理データに基づいて記憶部250の判別情報251を更新する。詳細には、管理データ処理部230は、管理データの受信状況に基づいて、CW方向31及びCCW方向32のいずれの経路で受信した制御データが受信対象として有効かを判別するための情報を判別情報251として記憶部250に書き込む。そして、管理データ処理部230は、管理データを送信部260に送出して転送させる。
また、管理データ処理部230は、定期的に受信されるべき管理データの受信状況を監視することで、リングネットワークにおける通信障害を検出する。例えば、CW方向31から受信されるべき管理データが途絶すると、管理データ処理部230は、マスター装置10からCW方向31に沿った通信路の障害を検出して、CCW方向32から受信した制御データが優先されることを示す判別情報251を、途絶の検出後即座に記憶部250に書き込む。また、CCW方向32から受信されるべき管理データが途絶すると、管理データ処理部230は、マスター装置10からCCW方向32に沿った通信路の障害を検出して、CW方向31から受信した制御データが優先されることを示す判別情報251を、途絶の検出後即座に記憶部250に書き込む。
制御データ処理部240は、主としてプロセッサ51によって実現される。制御データ処理部240は、自局を送信先とする制御データが受信されると、判別情報251に基づいてCW方向31及びCCW方向32のいずれか一方から受信された制御データを有効と判別し、他方から受信された制御データを無効と判別する。そして、制御データ処理部240は、有効と判別した制御データを処理して制御指示に従う機器70の制御を開始し、無効と判別した制御データを破棄する。
また、制御データ処理部240は、自局とは異なる他のスレーブ装置20を送信先とする制御データが受信されると、この制御データをそのまま送信部260に送出して転送させる。例えば、スレーブ装置22の制御データ処理部240は、スレーブ装置23を送信先とする制御データがCW方向31から受信された場合に、この制御データをCW方向31に沿って転送させる。また、スレーブ装置22の制御データ処理部240は、スレーブ装置21を送信先とする制御データがCCW方向32から受信された場合に、この制御データをCCW方向32に沿って転送させる。
記憶部250は、主として補助記憶部53によって実現される。記憶部250に記憶される判別情報251の詳細については、後述する。
送信部260は、プロセッサ51及び通信部56の協働により実現される。送信部260は、管理データ処理部230から送出される管理データを転送し、制御データ処理部240から送出される制御データを転送する。
続いて、マスター装置10によって実行されるマスター処理について、図5〜7を参照して説明する。図5に示されるマスター処理は、マスター装置10の電源が投入されることで開始する。
マスター処理では、管理データ処理部13が管理データを生成する(ステップS11)。管理データは、図6に示されるように、管理データの送信元611及び送信先612を規定するネットワークヘッダ61と、当該データが管理データであることを示す種別情報621が格納される種別情報格納領域62と、いわゆるペイロードに相当し、経過情報631が格納されるデータ格納領域63と、を有する。管理データの送信元611は、及び送信先612はいずれも、マスター装置10のアドレスを示す。管理データの送信先612は、全スレーブ装置20が受信可能なアドレスを示し、管理データはブロードキャストされる。なお、管理データの送信先612は、全スレーブ装置20に加えてマスター装置10が受信可能なアドレスを示してもよいし、マスター装置10のアドレスを示してもよい。管理データの送信元611及び送信先612は、管理データが通信経路40を周回して破棄されるアドレスであればよい。
管理データの種別情報621は、例えば、管理データであることを示す「M」と、管理データを識別するための識別子「1234」とを組み合わせた「M−1234」という情報である。また、経過情報631は、管理データがリングネットワーク上で伝送される経過を示す情報である。換言すると、経過情報631は、CW方向31及びCCW方向32それぞれにおいてマスター装置10によって送信されてからスレーブ装置20が受信するまでの管理データが伝送される経過を示す。詳細には、経過情報631は、マスター装置10から送信された以降に管理データを中継したスレーブ装置20の数である中継数を示す。管理データ処理部13は、中継数がゼロである管理データを生成する。
図5に戻り、送信部15は、CW方向31及びCCW方向32の両方向に、ステップS11で生成された管理データを送信する(ステップS12)。具体的には、送信部15が、ポート10aからスレーブ装置21へ管理データを送信するとともに、この管理データと同等の管理データを、ポート10bからスレーブ装置25へ送信する。なお、管理データを両方向に送信するタイミングは、一致していることが好ましいが、タイミングがずれていてもよい。このようにして送信された管理データは、通信経路40に障害がない場合には、周回して受信部11によって受信される。
次に、制御データ処理部14は、制御データを生成する(ステップS13)。制御データは、図7に示されるように、ネットワークヘッダ61と、種別情報格納領域62と、データ格納領域63と、を有する。制御データの送信元611及び送信先612は、互いに異なる。例えば、マスター装置10が発する制御指令を示す制御データについては、送信先612がスレーブ装置20のアドレスを示し、送信元611がマスター装置10のアドレスを示す。また、制御データの種別情報621は、例えば、管理データであることを示す「C」と、制御データを識別するための識別子「5678」とを組み合わせた「C−5678」という情報である。さらに、制御データのデータ格納領域63には、制御に関する内容を示す制御情報632が格納される。
図5に戻り、送信部15は、CW方向31及びCCW方向32の両方向に、ステップS13にて生成された制御データを送信する(ステップS14)。具体的には、送信部15が、ポート10aからスレーブ装置21へ制御データを送信するとともに、この制御データと同等の制御データを、ポート10bからスレーブ装置25へ送信する。なお、制御データを両方向に送信するタイミングは、一致していることが好ましいが、タイミングがずれていてもよい。
次に、マスター装置10は、ステップS11以降の処理を繰り返す。これにより、管理データ及び制御データが定期的に送信される。これらデータの送信周期は、予め規定された周期であって、例えば、10マイクロ秒、100マイクロ秒、1ミリ秒又は10ミリ秒である。
続いて、スレーブ装置20によって実行されるスレーブ処理について、図8〜17を用いて説明する。図8に示されるスレーブ処理は、スレーブ装置20の電源が投入されることで開始する。
スレーブ処理では、受信部210が、データを受信したか否かを判定する(ステップS21)。具体的には、受信部210が、ポート20a,20bのいずれか一方を介してデータを受信したか否かを判定する。
データを受信していないと判定された場合(ステップS21;No)、スレーブ装置20による処理は、ステップS27へ移行する。一方、データを受信したと判定された場合(ステップS21;Yes)、スレーブ装置20は、ステップS21にて受信したと判定されたデータが管理データであるか否かを判定する(ステップS22)。具体的には、識別部220が、データの種別情報621を読み出すことで、当該データが管理データであるか制御データであるかを特定する。
管理データであると判定された場合(ステップS22;Yes)、管理データ処理部230が、転送処理を実行する(ステップS23)。図9には、この転送処理の詳細が示されている。図9に示されるように、転送処理では、管理データ処理部230が、転送処理の対象となる管理データが伝送された経過を確認して、記憶部250に記憶されている判別情報251を更新する(ステップS231)。具体的には、管理データ処理部230が、管理データに含まれる経過情報631を読み出して、読み出した経過情報631に基づいて判別情報251を更新する。
ここで、判別情報251は、図10に示されるように、管理データを受信したポート番号と、この管理データを受信した通信経路の方向と、この管理データに含まれる経過情報631と、を関連付けるテーブル形式のデータである。図10において、ポート番号は、ポート20a,20bの符号に等しく、通信経路は、CW方向31及びCCW方向32の符号に等しく、経過情報631は、中継数を示す。判別情報251に含まれる中継数の初期値は、−1に設定される。
管理データ処理部230は、受信された管理フレームのデータ格納領域63に格納されている経過情報631を取り出して、この経過情報631により示される中継数を確認し、当該管理データを受信したポートの番号と確認した中継数とを関連付けて判別情報251を更新する。
例えば、スレーブ装置22がCW方向31からポート22aを介して管理データを受信した場合においては、この管理データはスレーブ装置21によって1回だけ中継されているため、中継数は1である。そこで、管理データ処理部230は、図11に示されるように、ポート番号「22a」と通信経路「31」とに関連付けられる中継数を1に更新する。なお、図11中のポート番号「22b」に関連付けられる中継数は、初期値である−1となっている。
また、スレーブ装置22がCCW方向32からポート22bを介して管理データをさらに受信した場合においては、この管理データはスレーブ装置25,24,23によってこの順に計3回中継されているため、中継数は3である。そこで、管理データ処理部230は、図12に示されるように、ポート番号「22b」と通信経路「32」とに関連付けられる中継数を3に更新する。
図9に戻り、ステップS231に続いて、管理データ処理部230は、管理データを受信したポート番号に基づいて、当該管理データがCW方向31から受信されたか否かを判定する(ステップS232)。管理データがCW方向31から受信されたと判定した場合(ステップS232;Yes)、管理データ処理部230は、経過情報631により示される中継数を1だけ増加させて管理データをCW方向31に転送する(ステップS233)。例えば、スレーブ装置22は、中継数が1である管理データをスレーブ装置21から受信した場合に、中継数を2に増加させて管理データをスレーブ装置23に転送する。これにより、スレーブ装置23には、中継数が2である管理データがスレーブ装置22から伝送される。その後、スレーブ装置20による処理は、転送処理から図8に示されるスレーブ処理に戻る。
一方、管理データがCW方向31から受信されたものでないと判定した場合(ステップS232;No)、管理データ処理部230は、当該管理データがCCW方向32から受信したものであると判断して、経過情報631により示される中継数を1だけ増加させて管理データをCCW方向32に転送する(ステップS234)。例えば、スレーブ装置22は、中継数が3である管理データをスレーブ装置23から受信した場合に、中継数を4に増加させて管理データをスレーブ装置21に転送する。これにより、スレーブ装置21には、中継数が4である管理データがスレーブ装置22から伝送される。その後、スレーブ装置20による処理は、転送処理から図8に示されるスレーブ処理に戻る。
図8のステップS22にて、受信されたデータが管理データでないと判定された場合(ステップS22;No)、制御データ処理部240は、当該データが制御データであると判断し、制御データを受信したポート番号に基づいて、制御データがCW方向31から受信されたか否かを判定する(ステップS24)。
制御データがCW方向31から受信されたと判定された場合(ステップS24;Yes)、制御データ処理部240が、CW方向31の受信処理を実行する(ステップS25)。図13には、CW方向31の受信処理の詳細が示されている。
図13に示されるように、CW方向31の受信処理では、制御データ処理部240は、受信された制御データの送信先が自局であるか否かを判定する(ステップS251)。具体的には、制御データ処理部240は、制御データの送信先612を読み出して、この送信先612が、制御データ処理部240自体を有するスレーブ装置20のアドレスに等しいか否かを判定する。
送信先が自局ではないと判定した場合(ステップS251;No)、制御データ処理部240は、受信した制御データを、CW方向31に沿ってそのまま転送する(ステップS252)。その後、スレーブ装置20による処理は、CW方向31の受信処理から図8に示されるスレーブ処理に戻る。
一方、送信先が自局であると判定した場合(ステップS251;Yes)、制御データ処理部240は、CCW方向32からのデータが途絶しているか否かを判定する(ステップS253)。具体的には、制御データ処理部240は、判別情報251を読み出して、CCW方向32の経路に関連付けられている中継数の値が−1であるか否かを判定する。CCW方向32から受信される管理データが途絶すると、後述するように、この中継数の値が−1に設定されるため、制御データ処理部240は、判別情報251を参照することで通信障害の有無を判別することができる。
CCW方向32からのデータが途絶していると判定した場合(ステップS253;Yes)、制御データ処理部240は、受信された制御データが有効であると判断して処理する(ステップS254)。具体的には、制御データに含まれる制御情報632に従った制御を開始して機器70を制御する。これにより、CCW方向32からのデータが途絶したときには、CW方向31からの制御データが処理される。
一方、CCW方向32からのデータが途絶していないと判定した場合(ステップS253;No)、制御データ処理部240は、CW方向31の方が、中継数が少ないか否かを判定する(ステップS255)。具体的には、制御データ処理部240は、判別情報251を読み出して、CW方向31に関連付けられている中継数の方が、CCW方向32に関連付けられている中継数より少ないか否かを判定する。これにより、マスターノードであるマスター装置10からのホップ数について、CW方向31の方がCCW方向32より小さいかが判定される。例えば、図12に示される例では、CW方向31の中継数の方が少ないと判定される。なお、CW方向31の中継数とCCW方向32の中継数とが等しい場合には、CW方向31及びCCW方向32のうち予め定められた方を優先すればよい。
CW方向31の方が中継数が少ないと判定した場合(ステップS255;Yes)、制御データ処理部240は、ステップS254へ処理を移行する。これにより、ホップ数が少ない経路を優先して制御データが処理される。
一方、CW方向31の方が中継数が少ないわけではないと判定した場合(ステップS255;No)、制御データ処理部240は、制御データを無効と判断して破棄する(ステップS256)。これにより、CCW方向32からのデータが途絶していない場合において、ホップ数が多いCW方向31からのデータが処理されることはなく、破棄される。その後、スレーブ装置20による処理は、CW方向31の受信処理から図8に示されるスレーブ処理に戻る。
図8のステップS24にて、制御データがCW方向31から受信されたものでないと判定された場合(ステップS24;No)、制御データ処理部240は、CCW方向32の受信処理を実行する(ステップS26)。CCW方向32の受信処理は、上述したCW方向31の受信処理においてCW方向31をCCW方向32に置き換えた処理に相当する。図14には、CCW方向32の受信処理の詳細が示されている。
図14に示されるように、CCW方向32の受信処理では、制御データ処理部240が、制御データの送信先が自局であるか否かを判定し(ステップS261)、送信先が自局でないと判定した場合(ステップS261;No)、当該制御データをそのままCCW方向32に沿って転送する(ステップS262)。その後、スレーブ装置20による処理は、CCW方向32の受信処理から図8に示されるスレーブ処理に戻る。
一方、送信先が自局であると判定した場合(ステップS261;Yes)、制御データ処理部240は、CW方向31からのデータが途絶しているか否かを判定する(ステップS263)。CW方向31からのデータが途絶していると判定した場合(ステップS263;Yes)、制御データ処理部240は、制御データが有効であると判断して処理する(ステップS264)。その後、スレーブ装置20による処理は、CCW方向32の受信処理から図8に示されるスレーブ処理に戻る。
一方、CW方向31からのデータが途絶していないと判定した場合(ステップS263;No)、制御データ処理部240は、CCW方向32の方が中継数が少ないか否かを判定する(ステップS265)。CCW方向32の方が中継数が少ないと判定した場合(ステップS265;Yes)、制御データ処理部240は、ステップS264に処理を移行する。
一方、CCW方向32の方が中継数が少ないわけではないと判定した場合(ステップS265;No)、制御データ処理部240は、制御データが無効であると判断して破棄する(ステップS266)。その後、スレーブ装置20による処理は、CCW方向32の受信処理から図8に示されるスレーブ処理に戻る。
図8に戻り、ステップS23,S25,S26に続いて、管理データ処理部230は、途絶検知処理を実行する(ステップS27)。途絶検知処理は、管理データの受信の有無からスレーブ装置20が両方向における通信の状況を判断することでリングネットワークにおける通信障害を検知する処理である。図15には、途絶検知処理の詳細が示されている。
図15に示されるように、途絶検知処理では、管理データ処理部230は、CW方向31及びCCW方向32の少なくとも一方に沿って定期的に受信されるべき管理データが一定時間にわたり途絶しているか否かを判定する(ステップS271)。具体的には、管理データ処理部230は、CW方向31から管理データを最後に受信してから新たな管理データを受信しないまま一定時間が経過したか否かを判定し、CCW方向32から管理データを最後に受信してから新たな管理データを受信しないまま一定時間が経過したか否かを判定する。一定時間は、例えば、管理データの送信周期の1.5倍、2倍、又は5倍に相当する。この一定時間は、通信障害が発生してから検知するまでの時間といえるため、短い方が好ましい。
例えば、図16に示されるように、スレーブ装置21とスレーブ装置22との間で通信障害が発生してリンクが切断された場合を想定する。この場合には、スレーブ装置21は、CCW方向32から定期的に受信されるべき管理データが途絶したと判定することで、マスター装置10からCCW方向32に沿って自局に至る通信路における通信障害の発生を検知する。また、スレーブ装置22〜25は、CW方向31から定期的に受信されるべき管理データが途絶されたと判定することで、マスター装置10からCW方向31に沿って自局に至る通信路における通信障害の発生を検知する。また、マスター装置10は、CW方向31及びCCW方向32に沿って定期的に受信されるべき管理データが途絶したことで、リングネットワークにおける通信障害の発生を検知する。なお、マスター装置10及びスレーブ装置20はいずれも、リングネットワークにおける通信障害の発生位置を特定することはない。
図15に戻り、ステップS271にて管理データが途絶していないと判定された場合(ステップS271;No)、スレーブ装置20による処理は、途絶検知処理から図8に示されるスレーブ処理に戻る。一方、管理データが途絶していると判定した場合(ステップS271;Yes)、管理データ処理部230は、途絶を示す情報を書き込むことで判別情報251を更新する(ステップS272)。具体的には、管理データ処理部230は、管理データが途絶した通信経路に関連付けられた中継数を初期値である−1に設定する。例えば、図16のような通信障害が発生した場合において、スレーブ装置22は、判別情報251を図17に示されるように更新する。その後、スレーブ装置20による処理は、途絶検知処理から図8に示されるスレーブ処理に戻る。
なお、マスター装置10とスレーブ装置20の少なくとも1つが、スレーブ装置20各々が有する判別情報251を比較することで、障害位置を特定してもよい。具体的には、図16の例では、スレーブ装置21,22の判別情報251を比較すると、途絶を示す「−1」に関連付けられた経路が異なる。このため、スレーブ装置21,22間の通信路において障害が発生していることがわかる。例えば、マスター装置10は、通信障害が発生した際に、スレーブ装置20各々に判別情報251の提供を要求し、提供された判別情報251を比較してもよい。
図8に戻り、ステップS27に続いて、スレーブ装置20は、ステップS21以降の処理を繰り返す。これにより、管理データの転送、判別情報251の更新、及び制御データの受信処理が繰り返し実行される。例えば、図16のように発生した通信障害からリングネットワークが復旧すると、スレーブ装置20は、両方向からの管理データを再度受信して判別情報251を更新し、この判別情報251に基づいて制御データ処理部240による受信処理が実行される。
以上、説明したように、マスター装置10は、CW方向31及びCCW方向32の両方向に管理データを送信して、スレーブ装置20は、CW方向31及びCCW方向32それぞれにおいてマスター装置10によって送信されてから自局が受信するまでの管理データが伝送される経過を確認する。また、マスター装置10は、両方向に制御データを送信し、スレーブ装置20は、確認した管理データの伝送経過に基づいて、マスター装置10によって両方向に送信された制御データのうちいずれか一方の制御データを処理して機器を制御する。これにより、冗長化された通信経路の両方向に、冗長化された制御データが伝送されていずれか一方が処理される。このため、一部の経路に通信障害が発生した際にも、スレーブ装置は、当該経路を経由しない制御データを受信することができる。したがって、リング状に形成される通信経路を利用する通信システムの耐障害性を向上させることができる。
また、マスター装置10は、両方向に管理データを繰り返し送信し、スレーブ装置20を宛先とする制御データをCW方向31及びCCW方向32の両方向に送信する。スレーブ装置20は、CW方向31及びCCW方向32それぞれからの管理データの受信の有無から両方向における通信の状況を判断し、いずれか一方の方向から受信される管理データが途絶すると、他方の方向に送信された制御データを受信して処理する。このため、通信障害が発生して管理データが途絶したときに、スレーブ装置20は、通信障害の発生が通知されるのを待機することなく、上記他方の方向に送信された制御データを、長い遅延を伴わずに受信して処理することができる。これにより、通信障害が発生したときに通信を継続する際のデータのリアルタイム性を向上させることができる。
また、管理データは、経過情報631を含み、制御データ処理部240は、CW方向31から受信した管理データに含まれる経過情報631と、CCW方向32から受信した管理データに含まれる経過情報631と、の比較に基づいて、CW方向31及びCCW方向32のうち一方の方向に送信された制御データを受信して処理した。これにより、マスター装置10からスレーブ装置20へ至る2つの経路それぞれの状況に応じて適当な制御データを処理対象とすることができる。
また、経過情報631は、いわゆるホップ数に相当する中継数を示す。スレーブ装置20は、CW方向31及びCCW方向32それぞれから管理データを受信すると、該管理データにより示される中継数を確認して、中継数が少ない経路で受信した制御データを受信して処理した。換言すると、スレーブ装置20は、マスター装置10によって両方向に送信された制御データのうち、中継数が少ない管理データを受信した方向から受信した制御データを処理した。これにより、ホップ数が少ない経路で伝送された制御データが処理対象とされる。ホップ数が少ないと、通常は制御データの伝送時間が短いことから、スレーブ装置20は、冗長化された経路で伝送される制御データのうち、早く到達する制御データを処理対象とすることができる。
実施の形態2.
続いて、実施の形態2について、上述の実施の形態1との相違点を中心に説明する。なお、上記実施の形態1と同一又は同等の構成については、同等の符号を用いるとともに、その説明を省略又は簡略する。上記実施の形態1では、2つの通信経路のうち優先される経路が、経過情報631により示される中継数に基づいて判別されていたが、データの伝送時間に基づいて判別することも考えられる。以下、伝送時間に基づいて優先すべき経路を選択する形態について説明する。
図18には、本実施の形態に係る管理データの構成が示されている。図18に示されるように、管理データのデータ格納領域63には、この管理データの送信時刻を示す経過情報631が格納される。マスター装置10は、管理データを送信する際に、当該管理データが送信される送信時刻を示す経過情報631を生成し、生成した経過情報631を含む管理データを送信する。
図19には、スレーブ装置20の管理データ処理部230によって実行される転送処理が示されている。この転送処理では、図9に示されたステップS231,232と同等の処理が実行される。ただし、ステップS231において、判別情報251を更新する際に、管理データ処理部230は、管理データがマスター装置10から送信されてからスレーブ装置20に到達するまでの到達時間を得る。具体的には、管理データ処理部230は、管理データに含まれる送信時刻を確認し、この送信時刻から当該管理データを受信した時刻までに経過した時間を算出する。そして、管理データ処理部230は、図20に示されるように、管理フレームを受信したポート番号及び通信経路と関連付けて到達時間を書き込むことで判別情報251を更新する。なお、到達時間の初期値は、−1である。
図19に戻り、ステップS232の判定が肯定された場合(ステップS232;Yes)、管理データ処理部230は、管理データをそのままCW方向31に転送する(ステップS235)。一方、ステップS232の判定が否定された場合(ステップS232;No)、管理データ処理部230は、管理データをそのままCCW方向32に転送する(ステップS236)。その後、スレーブ装置20による処理は、転送処理から図8に示されるスレーブ処理に戻る。
図21には、CW方向31の受信処理の詳細が示されている。このCW方向31の受信処理では、ステップS253の判定が否定された場合(ステップS253;No)、制御データ処理部240は、CW方向31の方が到達時間が短いか否かを判定する(ステップS257)。具体的には、制御データ処理部240は、判別情報251を読み出して、CW方向31に関連付けられている到達時間が、CCW方向32に関連付けられている到達時間より短いか否かを判定する。
CW方向31の方が到達時間が短いと判定した場合(ステップS257;Yes)、制御データ処理部240は、ステップS254へ処理を移行する。一方、CW方向31の方が到達時間が短くはないと判定した場合(ステップS257;No)、制御データ処理部240は、ステップS256へ処理を移行する。
図22には、CCW方向32の受信処理の詳細が示されている。このCCW方向32の受信処理では、ステップS263の判定が否定された場合(ステップS263;No)、制御データ処理部240は、CCW方向32の方が到達時間が短いか否かを判定する(ステップS267)。具体的には、制御データ処理部240は、判別情報251を読み出して、CCW方向32に関連付けられている到達時間が、CW方向31に関連付けられている到達時間より短いか否かを判定する。
CCW方向32の方が到達時間が短いと判定した場合(ステップS267;Yes)、制御データ処理部240は、ステップS264へ処理を移行する。一方、CCW方向32の方が到達時間が短くはないと判定した場合(ステップS267;No)、制御データ処理部240は、ステップS266へ処理を移行する。
また、スレーブ装置20は、図15に示された途絶検知処理と同等の処理を実行する。ただし、途絶検知処理のうちステップS272では、管理データ処理部230は、途絶を示す情報として、到達時間を初期値である−1に書き換える。
以上、説明したように、経過情報631は、送信時刻を示し、制御データ処理部240は、到達時間が短い経路で伝送された制御データを受信して処理する。詳細には、制御データ処理部240は、マスター装置10によって両方向に送信された制御データのうち、確認した送信時刻から受信した時刻までに経過した時間の長さが短い管理データを受信した方向から受信した制御データを処理する。これにより、2つの経路のうち、データの伝送時間が短い経路を確実に優先させることができる。例えば、ホップ数が多いにも関わらず到達時間が短い経路を選択することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態によって限定されるものではない。
例えば、通信システム100がリングネットワークに相当する例について説明したが、これには限定されない。例えば、通信システム100は、図23に示されるようなメッシュ型のネットワークであってもよい。このようなネットワークにおいても、マスターノードからスレーブノードを経由してマスターノードに戻るCW方向31の通信経路40と、CW方向31とは反対のCCW方向32に沿ってマスターノードからスレーブノードを経由してマスターノードに戻る通信経路40とを、管理データ及び制御データそれぞれの冗長化された通信経路として規定すれば、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、CW方向31の経路及びCCW方向32の経路の始点及び終点は、マスター装置10に限らない。始点及び終点を有しないCW方向31の周回経路と、始点及び終点を有しないCCW方向32の周回経路と、を想定してもよい。また、マスターノードとスレーブノードとを区別して設けなくてもよい。対等に制御データを送受信する複数のノードから、管理データを送信する1つのノードを規定してもよい。
また、通信障害が発生しておらず制御データの通信経路が冗長化されている状況において、CW方向31及びCCW方向32のうち、中継数が少ない方を優先する例と、到達時間が短い方を優先する例について説明したが、優先すべき経路を選択する手法は任意である。例えば、中継数が多い方を優先してもよいし、到達時間が長い方を優先してもよい。また、中継数が等しいときに到達時間の長短に応じて優先すべき経路を決定してもよいし、到達時間が等しいときに中継数の大小に応じて優先すべき経路を決定してもよい。
また、判別情報251とは異なる基準により優先すべき経路を決定してもよい。例えば、スレーブ装置20は、過去に受信した制御データを記憶部250に蓄積しておいて、制御データを受信するたびに、蓄積されたデータと同一であるか否かを判定してもよい。そして、同一である場合には、制御データを破棄し、同一の制御データが蓄積されていない場合には、制御データを有効であると判断して処理対象としてもよい。
また、判別情報251を更新する際に、2つの経路のうち優先される経路を示すフラグを判別情報251に含めてもよい。これにより、制御データ処理部240が中継数及び到達時間を比較することなく、フラグを参照するだけで制御データが有効か無効かを判断することができる。
また、上記実施の形態では、マスター装置10は、制御データと管理データとを等しい周期で送信したが、これには限定されない。これらの送信周期が異なってもよいし、マスター装置10は、制御データを定期的に送信することなく、必要に応じて送信してもよい。
また、マスター装置10及びスレーブ装置20の機能は、専用のハードウェアによっても、また、通常のコンピュータシステムによっても実現することができる。
例えば、プロセッサ51によって実行されるプログラム58を、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体に格納して配布し、そのプログラム58をコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行する装置を構成することができる。このような記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read−Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto−Optical Disc)が考えられる。
また、プログラム58をインターネットに代表される通信ネットワーク上のサーバ装置が有するディスク装置に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロードさせてもよい。
また、通信ネットワークを介してプログラム58を転送しながら起動実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
さらに、プログラム58の全部又は一部をサーバ装置上で実行させ、その処理に関する情報をコンピュータが通信ネットワークを介して送受信しながらプログラムを実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
なお、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、コンピュータにダウンロードしてもよい。
また、マスター装置10及びスレーブ装置20の機能を実現する手段は、ソフトウェアに限られず、その一部又は全部を、回路を含む専用のハードウェアによって実現してもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本発明は、通信障害に耐性のある頑健なネットワークの構築に適している。
100 通信システム、 10 マスター装置、 10a,10b,20a,20b,21a,21b,22a,22b,23a,23b,24a,24b,25a,25b ポート、 11 受信部、 12 識別部、 13 管理データ処理部、 14 制御データ処理部、 15 送信部、 20〜25 スレーブ装置、 210 受信部、 220 識別部、 230 管理データ処理部、 232 ステップ、 240 制御データ処理部、 250 記憶部、 251 判別情報、 260 送信部、 31 CW方向、 32 CCW方向、 40 通信経路、 51 プロセッサ、 52 主記憶部、 53 補助記憶部、 54 入力部、 55 出力部、 56 通信部、 57 内部バス、 58 プログラム、 61 ネットワークヘッダ、 62 種別情報格納領域、 63 データ格納領域、 611 送信元、 612 送信先、 621 種別情報、 631 経過情報、 632 制御情報、 70 機器。
本発明は、通信システム、通信装置及びプログラムに関する。

Claims (8)

  1. 互いに接続されることでリング状の通信経路を形成するマスター装置とスレーブ装置とを有する通信システムであって、
    前記マスター装置は、
    前記通信経路に沿う第1方向及び該第1方向とは反対の第2方向の両方向に、通信を管理するための管理データを送信して前記両方向から該管理データを受信し、
    前記スレーブ装置が機器を制御するための制御データを前記両方向に送信し、
    前記スレーブ装置は、
    前記第1方向及び前記第2方向それぞれにおいて前記マスター装置によって送信されてから自局が受信するまでの前記管理データが伝送される経過を確認し、
    確認した前記経過に基づいて、前記マスター装置によって前記両方向に送信された前記制御データのうちいずれか一方の前記制御データを処理して前記機器を制御する、通信システム。
  2. 複数の前記スレーブ装置を有する通信システムであって、
    前記管理データは、該管理データを中継した前記スレーブ装置の数である中継数を示す経過情報を含み、
    前記スレーブ装置は、
    前記第1方向及び前記第2方向それぞれから前記管理データを受信すると、該管理データに含まれる前記経過情報により示される前記中継数を確認して、前記中継数を増加させて該第1データを転送し、
    前記マスター装置によって前記両方向に送信された前記制御データのうち、前記中継数が少ない前記管理データを受信した方向から受信した前記制御データを処理する、
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記管理データは、該管理データが前記マスター装置から送信された送信時刻を示す経過情報を含み、
    前記スレーブ装置は、
    前記第1方向及び前記第2方向それぞれにおいて伝送される前記管理データに含まれる前記経過情報により示される前記送信時刻を確認し、
    前記マスター装置によって前記両方向に送信された前記制御データのうち、確認した前記送信時刻から受信した時刻までに経過した時間の長さが短い前記管理データを受信した方向から受信した前記制御データを処理する、
    請求項1に記載の通信システム。
  4. 前記マスター装置は、前記管理データと前記制御データとを予め規定された周期で送信する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の通信システム。
  5. 前記スレーブ装置は、
    前記第1方向及び前記第2方向それぞれからの前記管理データの受信の有無から前記両方向における通信の状況を判断し、
    前記第1方向及び前記第2方向のうちいずれか一方からの前記管理データが途絶すると、他方から受信した前記制御データを処理する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の通信システム。
  6. 他の通信装置と接続されることでリング状の通信経路を形成する通信装置であって、
    前記通信経路に沿う第1方向及び該第1方向とは反対の第2方向それぞれにおいて前記他の通信装置によって送信されてから自局が受信するまでの、通信を管理するための管理データが伝送される経過を確認し、
    確認した前記経過に基づいて、前記他の通信装置によって前記第1方向及び前記第2方向の両方向に送信された制御データのうちいずれか一方の前記制御データを処理して機器を制御する、通信装置。
  7. 互いに接続されることでリング状の通信経路を形成するマスター装置及びスレーブ装置による通信方法であって、
    前記マスター装置が、前記通信経路に沿う第1方向及び該第1方向とは反対の第2方向の両方向に、通信を管理するための管理データを送信して前記両方向から該管理データを受信するステップと、
    前記マスター装置が、前記スレーブ装置が機器を制御するための制御データを前記両方向に送信するステップと、
    前記スレーブ装置が、前記第1方向及び前記第2方向それぞれにおいて前記マスター装置によって送信されてから自局が受信するまでの前記管理データが伝送される経過を確認するステップと、
    前記スレーブ装置が、確認した前記経過に基づいて、前記マスター装置によって前記両方向に送信された前記制御データのうちいずれか一方の前記制御データを処理して前記機器を制御するステップと、
    を含む通信方法。
  8. 通信装置と接続されることでリング状の通信経路を形成するコンピュータに、
    前記通信経路に沿う第1方向及び該第1方向とは反対の第2方向それぞれにおいて前記通信装置によって送信されて前記コンピュータが受信するまでの、通信を管理するための管理データが伝送される経過を確認し、
    確認した前記経過に基づいて、前記通信装置によって前記第1方向及び前記第2方向の両方向に送信された制御データのうちいずれか一方の前記制御データを処理して機器を制御する、
    ことを実行させるためのプログラム。
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