JPWO2020084305A5 - - Google Patents

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JPWO2020084305A5
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また、本発明によって提供される化合物は、生物学的および病理学的な現象におけるCAIX、MT1-MMP、CD38、EphA2、またはPBP1A酵素の研究;身体組織内に発生するこれらの酵素の研究;およびin vitroまたはin vivoでの新規のCAIX、MT1-MMP、CD38、EphA2、またはPBP1Aの阻害剤の比較評価に有用である。
本発明の実施形態において、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
式I:
Figure 2020084305000017

(式中、
、L 、およびL はそれぞれ、独立して、共有結合またはC 1~8 二価炭化水素鎖であり、ここで、前記鎖の1個、2個、または3個のメチレン単位は、-Cy -、-S-、-N(R)-、-O-、-C(O)-、-OC(O)-、-C(O)O-、-C(O)N(R)-、-N(R)C(O)-、-OC(O)N(R)-、-N(R)C(O)O-、-S(O)-、-S(O) -、-C(CH )=N-N(R)-、-N(R)N=C(CH )-、-N(R)CH C(O)-、-(CH CH O) 1~10 -、
Figure 2020084305000018

に必要に応じて独立して置き換えられており;
は、共有結合、-O-、-N(R)-、または-N(R)CH CH N(R)-であり;
Rはそれぞれ、独立して、水素またはC 1~4 脂肪族であり;
-Cy -はそれぞれ、独立して、フェニレン、3~7員の飽和もしくは部分不飽和のカルボシクリレン、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~2個のヘテロ原子を有する4~7員の飽和もしくは部分不飽和のヘテロシクリレン、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する10~12員の飽和もしくは部分不飽和の二環式ヘテロシクリレン、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する10~12員の飽和もしくは部分不飽和の三環式ヘテロシクリレン、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する10~12員の部分飽和の二環式ヘテロアリーレン、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する10~12員の部分飽和の三環式ヘテロアリーレン、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する9~12員の二環式ヘテロアリーレン、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する19~20員の部分不飽和の四環式ヘテロアリーレン、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する5~6員のヘテロアリーレンから選択される必要に応じて置換されている二価の環であり;
足場は、環式ペプチドを結合させ方向づける三価の基であり;
ループAは、L に連結したアミノ酸残基およびL に連結したアミノ酸残基に結合した二価の天然または非天然のアミノ酸残基またはペプチドであり;
ループBは、L に連結したアミノ酸残基およびL に連結したアミノ酸残基に結合した二価の天然または非天然のアミノ酸残基またはペプチドであり;
スペーサー は、共有結合、天然または非天然のアミノ酸(ここで、アミノ基はアミド結合を介して二環のC末端に結合されている)、またはペプチド(ここで、前記ペプチドのN末端アミノ基はアミド結合を介して二環のC末端に結合されている)であり;
スペーサー は、共有結合、天然または非天然のアミノ酸(ここで、酸はアミド結合を介して二環のN末端に結合されている)、またはペプチド(ここで、前記ペプチドのC末端の酸はアミド結合を介して二環のN末端に結合されている)であり;
およびR はそれぞれ、独立して、R、
Figure 2020084305000019

Figure 2020084305000020

、または-リンカー-コンジュゲートであり;
リンカーはそれぞれ、独立して、共有結合またはC 1~8 二価炭化水素鎖であり、ここで、前記鎖の1個、2個、または3個のメチレン単位は、-Cy -、-S-、-N(R)-、-O-、-C(O)-、-OC(O)-、-C(O)O-、-C(O)N(R)-、-N(R)C(O)-、-OC(O)N(R)-、-N(R)C(O)O-、-S(O)-、-S(O) -、-C(CH )=N-N(R)-、-N(R)N=C(CH )-、-N(R)CH C(O)-、-(CH CH O) 1~10 -、
Figure 2020084305000021

に必要に応じて独立して置き換えられており;
コンジュゲートはそれぞれ、独立して、半減期延長モチーフ、可溶化基、トランスポーター認識モチーフ、細胞透過性モチーフ、薬物ペイロード、または検出可能な部分であり;
はそれぞれ、独立して、水素またはC 1~4 脂肪族であり;
mは0または1であり;
nは0または1である)
の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
(項目2)
足場は環Aであり、前記環Aは、18-クラウン-6、1,7,13-トリアザ-18-クラウン-6、および窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0~6個のヘテロ原子を有する3~12員の必要に応じて置換されている、飽和、部分不飽和、架橋二環式、架橋三環式、プロペラン、または芳香族である環からなる群から選択される、項目1に記載の化合物。
(項目3)
足場は環Aであり、前記環Aは、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0~6個のヘテロ原子を有する3~12員の必要に応じて置換されている、飽和、部分不飽和、架橋二環式、架橋三環式、プロペラン、または芳香族である環である、項目1または2に記載の化合物。
(項目4)
足場は環Aであり、前記環Aは、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0~6個のヘテロ原子を有する7員の必要に応じて置換されている、飽和、部分不飽和、架橋二環式、架橋三環式、プロペラン、または芳香族である環である、項目1~3のいずれか1項に記載の化合物。
(項目5)
足場は環Aであり、前記環Aは、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0~3個のヘテロ原子を有する7員の必要に応じて置換されている飽和環である、項目1~4のいずれか1項に記載の化合物。
(項目6)
足場は環Aであり、前記環Aは、
Figure 2020084305000022

である、項目1~5のいずれか1項に記載の化合物。
(項目7)
足場は環Bであり、前記環Bは、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0~9個のヘテロ原子を有する必要に応じて置換されている6~18員のシクロファンである、項目1に記載の化合物。
(項目8)
足場は環Bであり、前記環Bは、1~5個の芳香族または複素芳香族環単位および2個の環単位を架橋する脂肪族鎖を有する必要に応じて置換されているシクロファンであり、ここで、各脂肪族鎖の1個、2個、または3個のメチレン単位は、-S-、-N(R)-、-O-、-C(O)-、-OC(O)-、-C(O)O-、-C(O)N(R)-、-N(R)C(O)-、-OC(O)N(R)-、-N(R)C(O)O-、-S(O)-、または-S(O) -に必要に応じて独立して置き換えられている、項目1に記載の化合物。
(項目9)
環Bは、3個の芳香族または複素芳香族環単位および2個の環単位を架橋する脂肪族鎖を有する必要に応じて置換されているシクロファンであり、ここで、各脂肪族鎖の1個、2個、または3個のメチレン単位は、-S-、-N(R)-、-O-、-C(O)-、-OC(O)-、-C(O)O-、-C(O)N(R)-、-N(R)C(O)-、-OC(O)N(R)-、-N(R)C(O)O-、-S(O)-、または-S(O) -に必要に応じて独立して置き換えられている、項目8に記載の化合物。
(項目10)
環Bは、3個の芳香族または複素芳香族環単位および2個の環単位を架橋する脂肪族鎖を有する必要に応じて置換されているシクロファンであり、ここで、各脂肪族鎖の1個、2個、または3個のメチレン単位は、-N(R)-に必要に応じて独立して置き換えられている、項目9に記載の化合物。
(項目11)
環Bが、
Figure 2020084305000023

である、項目10に記載の化合物。
(項目12)
足場が、
Figure 2020084305000024

Figure 2020084305000025

からなる群から選択される、項目1に記載の化合物。
(項目13)
前記化合物が、表1に図示されているものから選択される、項目1に記載の化合物。
(項目14)
式II:
Figure 2020084305000026

(式中、
、およびL はそれぞれ、独立して、共有結合またはC 1~8 二価炭化水素鎖であり、ここで、前記鎖の1個、2個、または3個のメチレン単位は、-Cy -、-S-、-N(R)-、-O-、-C(O)-、-OC(O)-、-C(O)O-、-C(O)N(R)-、-N(R)C(O)-、-OC(O)N(R)-、-N(R)C(O)O-、-S(O)-、-S(O) -、-C(CH )=N-N(R)-、-N(R)N=C(CH )-、-N(R)CH C(O)-、-(CH CH O) 1~10 -、
Figure 2020084305000027

に必要に応じて独立して置き換えられており;
は、共有結合、-O-、-N(R)-、または-N(R)CH CH N(R)-であり;
Rはそれぞれ、独立して、水素またはC 1~4 脂肪族であり;
-Cy -はそれぞれ、独立して、フェニレン、3~7員の飽和もしくは部分不飽和のカルボシクリレン、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~2個のヘテロ原子を有する4~7員の飽和もしくは部分不飽和のヘテロシクリレン、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する10~12員の飽和もしくは部分不飽和の二環式ヘテロシクリレン、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する10~12員の飽和もしくは部分不飽和の三環式ヘテロシクリレン、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する10~12員の部分飽和の二環式ヘテロアリーレン、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する10~12員の部分飽和の三環式ヘテロアリーレン、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する9~12員の二環式ヘテロアリーレン、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する19~20員の部分不飽和の四環式ヘテロアリーレン、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する5~6員のヘテロアリーレンから選択される必要に応じて置換されている二価の環であり;
足場は、環式ペプチドを結合させ方向づける三価の基であり;
ループCは、L に連結したアミノ酸残基およびL に連結したアミノ酸残基に結合した二価の天然または非天然のペプチドであり;
スペーサー は、共有結合、天然または非天然のアミノ酸(ここで、アミノ基はアミド結合を介して二環のC末端に結合されている)、またはペプチド(ここで、前記ペプチドのN末端アミノ基はアミド結合を介して二環のC末端に結合されている)であり;
スペーサー は、共有結合、天然または非天然のアミノ酸(ここで、酸はアミド結合を介して二環のN末端に結合されている)、またはペプチド(ここで、前記ペプチドのC末端の酸はアミド結合を介して二環のN末端に結合されている)であり;
およびR はそれぞれ、独立して、R、
Figure 2020084305000028

Figure 2020084305000029

、または-リンカー-コンジュゲートであり;
リンカーはそれぞれ、独立して、共有結合またはC 1~8 二価炭化水素鎖であり、ここで、前記鎖の1個、2個、または3個のメチレン単位は、-Cy -、-S-、-N(R)-、-O-、-C(O)-、-OC(O)-、-C(O)O-、-C(O)N(R)-、-N(R)C(O)-、-OC(O)N(R)-、-N(R)C(O)O-、-S(O)-、-S(O) -、-C(CH )=N-N(R)-、-N(R)N=C(CH )-、-N(R)CH C(O)-、-(CH CH O) 1~10 -、
Figure 2020084305000030

に必要に応じて独立して置き換えられており;
コンジュゲートはそれぞれ、独立して、半減期延長モチーフ、可溶化基、トランスポーター認識モチーフ、細胞透過性モチーフ、薬物ペイロード、または検出可能な部分であり;
のそれぞれは、独立して、水素またはC 1~4 脂肪族であり;
は、R が結合している原子と一緒になって、L およびL の間に前記ペプチドの1つまたは複数のアミノ酸残基と1つまたは複数の水素結合を形成する水素結合アクセプター(HBA)および/または水素結合ドナー(HBD)を含む部分を形成し;
mは0または1であり;
nは0または1である)
の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
(項目15)
は水素であり、前記水素は、ループCのアミノ酸残基と水素結合を形成する、項目14に記載の化合物。
(項目16)
は水素であり、R が結合している原子は、ループCのアミノ酸残基と水素結合を形成する、項目14に記載の化合物。
(項目17)
は、R が結合している原子と一緒になって、-C(O)-基を形成し、前記Oは、ループCのアミノ酸残基と水素結合を形成する、項目14に記載の化合物。
(項目18)
Figure 2020084305000031

は、
Figure 2020084305000032

である、項目14に記載の化合物。
(項目19)
前記化合物が、表2に図示されているものから選択される、項目14~18のいずれかに記載の化合物。
(項目20)
項目1~19のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩と、薬学的に許容され得る担体、アジュバントまたはビヒクルとを含む、医薬組成物。
(項目21)
患者または生物学的試料においてCAIXを阻害する方法であって、項目1~19のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を前記患者に投与する工程、あるいは前記化合物またはその医薬組成物と前記生物学的試料を接触させる工程を含む、方法。
(項目22)
患者または生物学的試料においてMT1-MMPを阻害する方法であって、項目1~19のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を前記患者に投与する工程、あるいは前記化合物またはその医薬組成物と前記生物学的試料を接触させる工程を含む、方法。
(項目23)
患者において、CAIX媒介性障害、疾患または状態を治療する方法であって、項目20に記載の医薬組成物を前記患者に投与する工程を含む、方法。
(項目24)
患者において、MT1-MMP媒介性障害、疾患または状態を治療する方法であって、項目20に記載の医薬組成物を前記患者に投与する工程を含む、方法。
(項目25)
前記CAIX媒介性の障害、疾患、または状態が、がんまたは増殖性障害からなる群から選択される、項目23に記載の方法。
(項目26)
前記MT1-MMP媒介性障害、疾患または状態が、がんまたは増殖性障害からなる群から選択される、項目24に記載の方法。
(項目27)
前記がんまたは増殖性障害が、上皮起源の腫瘍(腺癌、扁平上皮癌、移行上皮癌および他の癌腫を含む種々の種類の腺腫および癌腫)、例えば、膀胱および尿路の癌腫、乳房の癌腫、消化管(食道、胃(stomach、gastric)、小腸、結腸、直腸および肛門を含む)の癌腫、肝臓の癌腫(肝細胞癌)、胆嚢および胆道系の癌腫、膵臓外分泌腺の癌腫、腎臓の癌腫、肺の癌腫(例えば、腺癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、細気管支肺胞癌および中皮腫)、頭頸部の癌腫(例えば、舌、口腔、喉頭、咽頭、鼻咽頭、扁桃腺、唾液腺、鼻腔および副鼻腔のがん)、卵巣の癌腫、卵管の癌腫、腹膜の癌腫、膣の癌腫、外陰部の癌腫、陰茎の癌腫、頸部の癌腫、子宮筋層の癌腫、子宮内膜の癌腫、甲状腺の癌腫(例えば、甲状腺濾胞癌)、副腎の癌腫、前立腺の癌腫、皮膚の癌腫および付属器の癌腫(例えば、黒色腫、基底細胞癌、扁平上皮細胞癌、角化棘細胞腫、異形成母斑);リンパ球系の血液悪性腫瘍および関連状態(例えば、急性リンパ性白血病[ALL]、慢性リンパ球性白血病[CLL]、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫[DLBCL]等のB細胞リンパ腫、濾胞性リンパ腫、バーキットリンパ腫、マントル細胞リンパ腫、T細胞リンパ腫および白血病、ナチュラルキラー[NK]細胞リンパ腫、ホジキンリンパ腫、有毛細胞白血病、意義不明の単クローン性免疫グロブリン血症、形質細胞腫、多発性骨髄腫および移植後リンパ増殖性障害)ならびに骨髄球系の血液悪性腫瘍および関連状態(例えば、急性骨髄性白血病[AML]、慢性骨髄性白血病[CML]、慢性骨髄単球性白血病[CMML]、好酸球増多症候群、骨髄増殖性障害、例えば真性多血症、本態性血小板血症および原発性骨髄線維症、骨髄増殖性症候群、骨髄異形成症候群および前骨髄球性白血病)を含む、血液悪性腫瘍(すなわち、白血病、リンパ腫)ならびに前悪性血液障害および境界悪性腫瘍の障害;間葉起源の腫瘍、例えば、骨肉腫、線維肉腫、軟骨肉腫、横紋筋肉腫、平滑筋肉腫、脂肪肉腫、血管肉腫、カポジ肉腫、ユーイング肉腫、滑膜肉腫、類上皮肉腫、消化管間質腫瘍、良性および悪性組織球腫ならびに隆起性皮膚線維肉腫等の、軟組織、骨または軟骨の肉腫;中枢神経系または末梢神経系の腫瘍(例えば、星状細胞腫、神経膠腫および神経膠芽細胞腫、髄膜腫、上衣腫、松果体腫瘍およびシュワン細胞腫);内分泌腫瘍(例えば、下垂体腫瘍、副腎腫瘍、島細胞腫瘍、副甲状腺腫瘍、カルチノイド腫瘍および甲状腺の髄様癌);眼および付属器腫瘍(例えば、網膜芽細胞腫);胚細胞腫瘍および絨毛性腫瘍(例えば、奇形腫、精上皮腫、未分化胚細胞腫、胞状奇胎および絨毛癌);ならびに小児腫瘍および胎児性腫瘍(例えば、髄芽腫、神経芽細胞腫、ウィルムス腫瘍および原始神経外胚葉性腫瘍);あるいは、患者を悪性腫瘍に対して感受性のままにしておく、先天性または別様の症候群(例えば、色素性乾皮症)からなる群から選択される、項目25または26に記載の方法。
(項目28)
患者または生物学試料におけるCD38を阻害する方法であって、項目1~19のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を、前記患者に投与する工程、または前記生物学試料と接触させる工程を含む、方法。
(項目29)
患者または生物学試料におけるEphA2を阻害する方法であって、項目1~19のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を、前記患者に投与する工程、または前記生物学試料と接触させる工程を含む、方法。
(項目30)
患者または生物学試料におけるPBP1Aを阻害する方法であって、項目1~19のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を、前記患者に投与する工程、または前記生物学試料と接触させる工程を含む、方法。
(項目31)
患者においてCD38媒介性の障害、疾患、または状態を処置する方法であって、項目20に記載の医薬組成物を前記患者に投与する工程を含む、方法。
(項目32)
患者においてEphA2媒介性の障害、疾患、または状態を処置する方法であって、項目20に記載の医薬組成物を前記患者に投与する工程を含む、方法。
(項目33)
患者においてPBP1A媒介性の障害、疾患、または状態を処置する方法であって、項目20に記載の医薬組成物を前記患者に投与する工程を含む、方法。

Claims (33)

  1. 式I:
    Figure 2020084305000001

    (式中、
    、L、およびLはそれぞれ、独立して、共有結合またはC1~8二価炭化水素鎖であり、ここで、前記鎖の1個、2個、または3個のメチレン単位は、-Cy-、-S-、-N(R)-、-O-、-C(O)-、-OC(O)-、-C(O)O-、-C(O)N(R)-、-N(R)C(O)-、-OC(O)N(R)-、-N(R)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-C(CH)=N-N(R)-、-N(R)N=C(CH)-、-N(R)CHC(O)-、-(CHCHO)1~10-、
    Figure 2020084305000002

    に必要に応じて独立して置き換えられており;
    は、共有結合、-O-、-N(R)-、または-N(R)CHCHN(R)-であり;
    Rはそれぞれ、独立して、水素またはC1~4脂肪族であり;
    -Cy-はそれぞれ、独立して、フェニレン、3~7員の飽和もしくは部分不飽和のカルボシクリレン、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~2個のヘテロ原子を有する4~7員の飽和もしくは部分不飽和のヘテロシクリレン、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する10~12員の飽和もしくは部分不飽和の二環式ヘテロシクリレン、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する10~12員の飽和もしくは部分不飽和の三環式ヘテロシクリレン、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する10~12員の部分飽和の二環式ヘテロアリーレン、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する10~12員の部分飽和の三環式ヘテロアリーレン、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する9~12員の二環式ヘテロアリーレン、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する19~20員の部分不飽和の四環式ヘテロアリーレン、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する5~6員のヘテロアリーレンから選択される必要に応じて置換されている二価の環であり;
    足場は、環式ペプチドを結合させ方向づける三価の基であり;
    ループAは、Lに連結したアミノ酸残基およびLに連結したアミノ酸残基に結合した二価の天然または非天然のアミノ酸残基またはペプチドであり;
    ループBは、Lに連結したアミノ酸残基およびLに連結したアミノ酸残基に結合した二価の天然または非天然のアミノ酸残基またはペプチドであり;
    スペーサーは、共有結合、天然または非天然のアミノ酸(ここで、アミノ基はアミド結合を介して二環のC末端に結合されている)、またはペプチド(ここで、前記ペプチドのN末端アミノ基はアミド結合を介して二環のC末端に結合されている)であり;
    スペーサーは、共有結合、天然または非天然のアミノ酸(ここで、酸はアミド結合を介して二環のN末端に結合されている)、またはペプチド(ここで、前記ペプチドのC末端の酸はアミド結合を介して二環のN末端に結合されている)であり;
    およびRはそれぞれ、独立して、R、
    Figure 2020084305000003

    Figure 2020084305000004

    、または-リンカー-コンジュゲートであり;
    リンカーはそれぞれ、独立して、共有結合またはC1~8二価炭化水素鎖であり、ここで、前記鎖の1個、2個、または3個のメチレン単位は、-Cy-、-S-、-N(R)-、-O-、-C(O)-、-OC(O)-、-C(O)O-、-C(O)N(R)-、-N(R)C(O)-、-OC(O)N(R)-、-N(R)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-C(CH)=N-N(R)-、-N(R)N=C(CH)-、-N(R)CHC(O)-、-(CHCHO)1~10-、
    Figure 2020084305000005

    に必要に応じて独立して置き換えられており;
    コンジュゲートはそれぞれ、独立して、半減期延長モチーフ、可溶化基、トランスポーター認識モチーフ、細胞透過性モチーフ、薬物ペイロード、または検出可能な部分であり;
    はそれぞれ、独立して、水素またはC1~4脂肪族であり;
    mは0または1であり;
    nは0または1である)
    の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
  2. 足場は環Aであり、前記環Aは、18-クラウン-6、1,7,13-トリアザ-18-クラウン-6、および窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0~6個のヘテロ原子を有する3~12員の必要に応じて置換されている、飽和、部分不飽和、架橋二環式、架橋三環式、プロペラン、または芳香族である環からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  3. 足場は環Aであり、前記環Aは、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0~6個のヘテロ原子を有する3~12員の必要に応じて置換されている、飽和、部分不飽和、架橋二環式、架橋三環式、プロペラン、または芳香族である環である、請求項1または2に記載の化合物。
  4. 足場は環Aであり、前記環Aは、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0~6個のヘテロ原子を有する7員の必要に応じて置換されている、飽和、部分不飽和、架橋二環式、架橋三環式、プロペラン、または芳香族である環である、請求項1~3のいずれか1項に記載の化合物。
  5. 足場は環Aであり、前記環Aは、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0~3個のヘテロ原子を有する7員の必要に応じて置換されている飽和環である、請求項1~4のいずれか1項に記載の化合物。
  6. 足場は環Aであり、前記環Aは、
    Figure 2020084305000006

    である、請求項1~5のいずれか1項に記載の化合物。
  7. 足場は環Bであり、前記環Bは、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0~9個のヘテロ原子を有する必要に応じて置換されている6~18員のシクロファンである、請求項1に記載の化合物。
  8. 足場は環Bであり、前記環Bは、1~5個の芳香族または複素芳香族環単位および2個の環単位を架橋する脂肪族鎖を有する必要に応じて置換されているシクロファンであり、ここで、各脂肪族鎖の1個、2個、または3個のメチレン単位は、-S-、-N(R)-、-O-、-C(O)-、-OC(O)-、-C(O)O-、-C(O)N(R)-、-N(R)C(O)-、-OC(O)N(R)-、-N(R)C(O)O-、-S(O)-、または-S(O)-に必要に応じて独立して置き換えられている、請求項1に記載の化合物。
  9. 環Bは、3個の芳香族または複素芳香族環単位および2個の環単位を架橋する脂肪族鎖を有する必要に応じて置換されているシクロファンであり、ここで、各脂肪族鎖の1個、2個、または3個のメチレン単位は、-S-、-N(R)-、-O-、-C(O)-、-OC(O)-、-C(O)O-、-C(O)N(R)-、-N(R)C(O)-、-OC(O)N(R)-、-N(R)C(O)O-、-S(O)-、または-S(O)-に必要に応じて独立して置き換えられている、請求項8に記載の化合物。
  10. 環Bは、3個の芳香族または複素芳香族環単位および2個の環単位を架橋する脂肪族鎖を有する必要に応じて置換されているシクロファンであり、ここで、各脂肪族鎖の1個、2個、または3個のメチレン単位は、-N(R)-に必要に応じて独立して置き換えられている、請求項9に記載の化合物。
  11. 環Bが、
    Figure 2020084305000007

    である、請求項10に記載の化合物。
  12. 足場が、
    Figure 2020084305000008

    Figure 2020084305000009

    からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  13. 前記化合物が、表1に図示されているものから選択される、請求項1に記載の化合物。
  14. 式II:
    Figure 2020084305000010

    (式中、
    、およびLはそれぞれ、独立して、共有結合またはC1~8二価炭化水素鎖であり、ここで、前記鎖の1個、2個、または3個のメチレン単位は、-Cy-、-S-、-N(R)-、-O-、-C(O)-、-OC(O)-、-C(O)O-、-C(O)N(R)-、-N(R)C(O)-、-OC(O)N(R)-、-N(R)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-C(CH)=N-N(R)-、-N(R)N=C(CH)-、-N(R)CHC(O)-、-(CHCHO)1~10-、
    Figure 2020084305000011

    に必要に応じて独立して置き換えられており;
    は、共有結合、-O-、-N(R)-、または-N(R)CHCHN(R)-であり;
    Rはそれぞれ、独立して、水素またはC1~4脂肪族であり;
    -Cy-はそれぞれ、独立して、フェニレン、3~7員の飽和もしくは部分不飽和のカルボシクリレン、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~2個のヘテロ原子を有する4~7員の飽和もしくは部分不飽和のヘテロシクリレン、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する10~12員の飽和もしくは部分不飽和の二環式ヘテロシクリレン、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する10~12員の飽和もしくは部分不飽和の三環式ヘテロシクリレン、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する10~12員の部分飽和の二環式ヘテロアリーレン、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する10~12員の部分飽和の三環式ヘテロアリーレン、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する9~12員の二環式ヘテロアリーレン、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する19~20員の部分不飽和の四環式ヘテロアリーレン、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する5~6員のヘテロアリーレンから選択される必要に応じて置換されている二価の環であり;
    足場は、環式ペプチドを結合させ方向づける三価の基であり;
    ループCは、Lに連結したアミノ酸残基およびLに連結したアミノ酸残基に結合した二価の天然または非天然のペプチドであり;
    スペーサーは、共有結合、天然または非天然のアミノ酸(ここで、アミノ基はアミド結合を介して二環のC末端に結合されている)、またはペプチド(ここで、前記ペプチドのN末端アミノ基はアミド結合を介して二環のC末端に結合されている)であり;
    スペーサーは、共有結合、天然または非天然のアミノ酸(ここで、酸はアミド結合を介して二環のN末端に結合されている)、またはペプチド(ここで、前記ペプチドのC末端の酸はアミド結合を介して二環のN末端に結合されている)であり;
    およびRはそれぞれ、独立して、R、
    Figure 2020084305000012

    Figure 2020084305000013

    、または-リンカー-コンジュゲートであり;
    リンカーはそれぞれ、独立して、共有結合またはC1~8二価炭化水素鎖であり、ここで、前記鎖の1個、2個、または3個のメチレン単位は、-Cy-、-S-、-N(R)-、-O-、-C(O)-、-OC(O)-、-C(O)O-、-C(O)N(R)-、-N(R)C(O)-、-OC(O)N(R)-、-N(R)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)-、-C(CH)=N-N(R)-、-N(R)N=C(CH)-、-N(R)CHC(O)-、-(CHCHO)1~10-、
    Figure 2020084305000014

    に必要に応じて独立して置き換えられており;
    コンジュゲートはそれぞれ、独立して、半減期延長モチーフ、可溶化基、トランスポーター認識モチーフ、細胞透過性モチーフ、薬物ペイロード、または検出可能な部分であり;
    のそれぞれは、独立して、水素またはC1~4脂肪族であり;
    は、Rが結合している原子と一緒になって、LおよびLの間に前記ペプチドの1つまたは複数のアミノ酸残基と1つまたは複数の水素結合を形成する水素結合アクセプター(HBA)および/または水素結合ドナー(HBD)を含む部分を形成し;
    mは0または1であり;
    nは0または1である)
    の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
  15. は水素であり、前記水素は、ループCのアミノ酸残基と水素結合を形成する、請求項14に記載の化合物。
  16. は水素であり、Rが結合している原子は、ループCのアミノ酸残基と水素結合を形成する、請求項14に記載の化合物。
  17. は、Rが結合している原子と一緒になって、-C(O)-基を形成し、前記Oは、ループCのアミノ酸残基と水素結合を形成する、請求項14に記載の化合物。
  18. Figure 2020084305000015

    は、
    Figure 2020084305000016

    である、請求項14に記載の化合物。
  19. 前記化合物が、表2に図示されているものから選択される、請求項14~18のいずれかに記載の化合物。
  20. 請求項1~19のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩と、薬学的に許容され得る担体、アジュバントまたはビヒクルとを含む、医薬組成物。
  21. 求項1~19のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を含む、患者または生物学的試料においてCAIXを阻害する方法における使用のための組成物であって、前記方法は、前記化合物またはその薬学的に許容され得る塩を前記患者に投与する工程、あるいは前記生物学的試料接触させる工程を含む、組成物
  22. 求項1~19のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を含む、患者または生物学的試料においてMT1-MMPを阻害する方法における使用のための組成物であって、前記方法は、前記化合物またはその薬学的に許容され得る塩を前記患者に投与する工程、あるいは前記生物学的試料接触させる工程を含む、組成物
  23. 患者において、CAIX媒介性障害、疾患または状態を治療するための、請求項20に記載の医薬組成物。
  24. 患者において、MT1-MMP媒介性障害、疾患または状態を治療するための、請求項20に記載の医薬組成物。
  25. 前記CAIX媒介性の障害、疾患、または状態が、がんまたは増殖性障害からなる群から選択される、請求項23に記載の医薬組成物
  26. 前記MT1-MMP媒介性障害、疾患または状態が、がんまたは増殖性障害からなる群から選択される、請求項24に記載の医薬組成物
  27. 前記がんまたは増殖性障害が、上皮起源の腫瘍(腺癌、扁平上皮癌、移行上皮癌および他の癌腫を含む種々の種類の腺腫および癌腫)、例えば、膀胱および尿路の癌腫、乳房の癌腫、消化管(食道、胃(stomach、gastric)、小腸、結腸、直腸および肛門を含む)の癌腫、肝臓の癌腫(肝細胞癌)、胆嚢および胆道系の癌腫、膵臓外分泌腺の癌腫、腎臓の癌腫、肺の癌腫(例えば、腺癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、細気管支肺胞癌および中皮腫)、頭頸部の癌腫(例えば、舌、口腔、喉頭、咽頭、鼻咽頭、扁桃腺、唾液腺、鼻腔および副鼻腔のがん)、卵巣の癌腫、卵管の癌腫、腹膜の癌腫、膣の癌腫、外陰部の癌腫、陰茎の癌腫、頸部の癌腫、子宮筋層の癌腫、子宮内膜の癌腫、甲状腺の癌腫(例えば、甲状腺濾胞癌)、副腎の癌腫、前立腺の癌腫、皮膚の癌腫および付属器の癌腫(例えば、黒色腫、基底細胞癌、扁平上皮細胞癌、角化棘細胞腫、異形成母斑);リンパ球系の血液悪性腫瘍および関連状態(例えば、急性リンパ性白血病[ALL]、慢性リンパ球性白血病[CLL]、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫[DLBCL]等のB細胞リンパ腫、濾胞性リンパ腫、バーキットリンパ腫、マントル細胞リンパ腫、T細胞リンパ腫および白血病、ナチュラルキラー[NK]細胞リンパ腫、ホジキンリンパ腫、有毛細胞白血病、意義不明の単クローン性免疫グロブリン血症、形質細胞腫、多発性骨髄腫および移植後リンパ増殖性障害)ならびに骨髄球系の血液悪性腫瘍および関連状態(例えば、急性骨髄性白血病[AML]、慢性骨髄性白血病[CML]、慢性骨髄単球性白血病[CMML]、好酸球増多症候群、骨髄増殖性障害、例えば真性多血症、本態性血小板血症および原発性骨髄線維症、骨髄増殖性症候群、骨髄異形成症候群および前骨髄球性白血病)を含む、血液悪性腫瘍(すなわち、白血病、リンパ腫)ならびに前悪性血液障害および境界悪性腫瘍の障害;間葉起源の腫瘍、例えば、骨肉腫、線維肉腫、軟骨肉腫、横紋筋肉腫、平滑筋肉腫、脂肪肉腫、血管肉腫、カポジ肉腫、ユーイング肉腫、滑膜肉腫、類上皮肉腫、消化管間質腫瘍、良性および悪性組織球腫ならびに隆起性皮膚線維肉腫等の、軟組織、骨または軟骨の肉腫;中枢神経系または末梢神経系の腫瘍(例えば、星状細胞腫、神経膠腫および神経膠芽細胞腫、髄膜腫、上衣腫、松果体腫瘍およびシュワン細胞腫);内分泌腫瘍(例えば、下垂体腫瘍、副腎腫瘍、島細胞腫瘍、副甲状腺腫瘍、カルチノイド腫瘍および甲状腺の髄様癌);眼および付属器腫瘍(例えば、網膜芽細胞腫);胚細胞腫瘍および絨毛性腫瘍(例えば、奇形腫、精上皮腫、未分化胚細胞腫、胞状奇胎および絨毛癌);ならびに小児腫瘍および胎児性腫瘍(例えば、髄芽腫、神経芽細胞腫、ウィルムス腫瘍および原始神経外胚葉性腫瘍);あるいは、患者を悪性腫瘍に対して感受性のままにしておく、先天性または別様の症候群(例えば、色素性乾皮症)からなる群から選択される、請求項25または26に記載の医薬組成物
  28. 請求項1~19のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を含む、患者または生物学試料におけるCD38を阻害する方法における使用のための組成物であって、前記方法は、前記化合物またはその薬学的に許容され得る塩を前記患者に投与する工程、または前記生物学試料と接触させる工程を含む、組成物
  29. 求項1~19のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を含む、患者または生物学試料におけるEphA2を阻害する方法における使用のための組成物であって、前記方法は、前記化合物またはその薬学的に許容され得る塩を前記患者に投与する工程、または前記生物学試料と接触させる工程を含む、組成物
  30. 求項1~19のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を含む、患者または生物学試料におけるPBP1Aを阻害する方法における使用のための組成物であって、前記方法は、前記化合物またはその薬学的に許容され得る塩を前記患者に投与する工程、または前記生物学試料と接触させる工程を含む、組成物
  31. 患者においてCD38媒介性の障害、疾患、または状態を処置するための、請求項20に記載の医薬組成物。
  32. 患者においてEphA2媒介性の障害、疾患、または状態を処置するための、請求項20に記載の医薬組成物。
  33. 患者においてPBP1A媒介性の障害、疾患、または状態を処置するための、請求項20に記載の医薬組成物。


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