JPWO2020082184A5 - - Google Patents
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すべての刊行物、特許、および特許出願は、各個々の刊行物、特許、または特許出願が、具体的かつ個々に、参照によりその全体が組み込まれることが示される場合と同じ程度に、参照によりそれら全体が本明細書に組み込まれる。本開示における用語が、参照により本明細書に組み込まれる文書において異なる定義であることが見出される場合、本明細書に提供される定義は、この用語の定義として機能するものとする。
(発明の開示)
(項目1)
熱可塑性ポリマー廃棄物および/または熱可塑性コポリマー廃棄物である廃棄物を再生するためのプロセスであって、
-前記熱可塑性ポリマー廃棄物および/または熱可塑性コポリマー廃棄物を適切な溶剤中に溶解して、液体と固体との混合物を取得することと、
-前記混合物を酸性条件下で加熱し、次いで前記混合物を冷却して、溶解した熱可塑性ポリマーおよび/または溶解した熱可塑性コポリマーを含む上清と固体廃棄物残渣とを取得することであって、任意に、前記混合物を酸性条件下で加熱することが、還元剤の存在下で行われることと、
-溶解熱可塑性ポリマーおよび/または溶解熱可塑性コポリマーを含む前記上清を前記固体廃棄物残渣から分離することと、
-任意に、前記上清を濾過助剤で処理して、不溶性ゲルを除去することと、
-溶解熱可塑性ポリマーおよび/または溶解熱可塑性コポリマーを含む前記上清を非溶剤の第1の部分と接触させて、沈殿熱可塑性ポリマーおよび/または沈殿熱可塑性コポリマーと廃液の第1の部分とを取得することと、
-前記沈殿熱可塑性ポリマーおよび/または沈殿熱可塑性コポリマーを前記廃液の第1の部分から分離することと、
-前記沈殿熱可塑性ポリマーおよび/または沈殿熱可塑性コポリマーを非溶剤の第2の部分で洗浄して、洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄熱可塑性コポリマーと廃液の第2の部分とを取得することと、
-前記洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄熱可塑性コポリマーを前記廃液の第2の部分から分離することと、
-任意に、前記洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄熱可塑性コポリマーを非溶剤の第3の部分で洗浄して、二重洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または二重洗浄熱可塑性コポリマーと廃液の第3の部分とを取得することと、
-任意に、前記二重洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または二重洗浄熱可塑性コポリマーを前記廃液の第3の部分から分離することと、
-任意に、前記洗浄もしくは二重洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄もしくは二重洗浄熱可塑性コポリマーを乾燥させて、乾燥熱可塑性ポリマーおよび/または乾燥熱可塑性コポリマーを取得することと、を含む、プロセス。
(項目2)
熱可塑性物質が、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマー(ABS)、アクリロニトリル-スチレンコポリマー(SAN)、ポリスチレン(PS)、およびポリエチレン(PE)とポリプロピレン(PP)とのブレンドから選択されることを特徴とする、項目1に記載のプロセス。
(項目3)
前記プロセスが、産業用もしくは家庭用ポリマー廃棄物から取得された熱可塑性ポリマー廃棄物および/または熱可塑性コポリマー廃棄物である、産業使用後または消費者使用後熱可塑性ポリマー廃棄物を再生するためのプロセスであることを特徴とする、項目1または2に記載のプロセス。
(項目4)
前記沈殿熱可塑性ポリマーおよび/または沈殿熱可塑性コポリマーを非溶剤の第2の部分で洗浄して、洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄熱可塑性コポリマーと廃液の第2の部分とを取得する前記ステップが、バッチ洗浄および連続洗浄から選択され、任意に、前記ステップが、連続洗浄であることを特徴とする、項目1~3のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目5)
前記混合物を冷却して、溶解した熱可塑性ポリマーおよび/または溶解した熱可塑性コポリマーを含む上清と前記固体廃棄物残渣とを取得する前に、前記プロセスが、塩基を添加することと、中性条件下で前記混合物を加熱することと、をさらに含み、任意に、前記塩基が、水酸化カルシウムであることを特徴とする、項目1~4のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目6)
前記混合物を酸性条件下で加熱する前記ステップが、還元剤の存在下で実施され、塩基を添加し、中性条件下で前記混合物を加熱することを特徴とする、項目1~5のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目7)
前記混合物が、10マイクロメートル以上の粒径を有する不溶性材料を含み、前記プロセスが、前記混合物を酸性条件下で加熱する前に、前記混合物を濾過して、前記不溶性材料を除去することをさらに含み、任意に、前記不溶性材料が、5マイクロメートル以上の粒径を有し、任意に、前記不溶性材料が、1マイクロメートル以上の粒径を有することを特徴とする、項目1~6のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目8)
前記不溶性材料が、粉塵、砂、土、金属、木材、紙、顔料、タンパク質、ステッカー、および前記適切な溶剤中で不溶性であるポリマーから選ばれることを特徴とする、項目7に記載のプロセス。
(項目9)
前記混合物が、金属メッシュフィルター、ポリオレフィンバッグフィルター、ポリエステルバッグフィルター、布フィルター、およびペーパーフィルターから選ばれるフィルターを通して濾過されることを特徴とする、項目7または8に記載のプロセス。
(項目10)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約50重量%以下の量の、任意に、約10重量%~約50重量%、任意に、約20重量%~約40重量%の量の、任意に、約20重量%~約30重量%の量の、および任意に、約25重量%の量の前記熱可塑性ポリマーおよび/または熱可塑性コポリマーを含むことを特徴とする、項目1~9のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目11)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約35重量%~約45重量%の量の、任意に、約40重量%の前記熱可塑性ポリマーおよび/または熱可塑性コポリマーを含むことを特徴とする、項目1~9のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目12)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、前記熱可塑性ポリマーおよび/または熱可塑性コポリマーを含むことを特徴とする、項目1~11のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目13)
前記酸性条件が、5未満または約2~約5の範囲のpHを含むことを特徴とする、項目1~12のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目14)
前記酸性条件が、約3.5~約4.5のpHまたは約4のpHを含むことを特徴とする、項目1~13のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目15)
前記酸性条件が、鉱酸、有機酸、またはそれらの組み合わせを前記混合物に添加することによって、任意に、HCl、H 2 SO 4 、酢酸、ギ酸、およびシュウ酸から選択される1つ以上の酸を添加することによって、任意に、ギ酸を添加することによって取得されることを特徴とする、項目1~14のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目16)
前記酸性条件が、HClを前記混合物に添加することによって取得され、任意に、前記HClが、メタノール中の溶液の形態で前記混合物に添加されることを特徴とする、項目1~15のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目17)
前記混合物が、60℃~160℃、任意に、60~100℃または110~160℃の温度で加熱されることを特徴とする、項目1~16のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目18)
前記混合物が、約60℃~約70℃または約70℃~約90℃の温度で加熱されることを特徴とする、項目1~17のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目19)
前記混合物が、約80℃の温度で加熱されることを特徴とする、項目1~17のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目20)
前記混合物が、1時間~4時間または約2時間の時間にわたって加熱されることを特徴とする、項目1~19のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目21)
前記混合物が、掻き混ぜられながら加熱され、任意に、前記掻き混ぜることが、撹拌を含むことを特徴とする、項目1~20のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目22)
前記還元剤が、二価または三価カチオンに酸化され得る金属であることを特徴とする、項目1~21のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目23)
還元剤の存在下で実行される酸性条件下で前記混合物を加熱することであって、前記還元剤が、亜鉛金属、アルミニウム金属、カルシウム金属、またはマグネシウム金属であり、任意に、前記還元剤が、亜鉛金属であることを特徴とするプロセスである、項目1~22のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目24)
前記還元剤が、粒子の形態で添加され、任意に、前記粒子が、粉末の形態であることを特徴とする、項目23または24のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目25)
前記冷却することが、前記混合物を周囲温度に戻し、前記上清および前記固体廃棄物残渣を取得するための時間にわたって沈降させることを含み、任意に、前記周囲温度が、約15℃~約25℃であり、任意に、前記周囲温度が、約20℃であることを特徴とする、項目1~24のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目26)
前記時間が、約2時間~約24時間であり、任意に、前記時間が、約6時間~約18時間または約12時間であることを特徴とする、項目25に記載のプロセス。
(項目27)
前記上清が、遠心分離によって、または傾瀉によって、または濾過によって、前記固体廃棄物残渣から分離され、任意に、前記上清が、遠心分離によって、前記固体廃棄物残渣から分離されることを特徴とする、項目1~26のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目28)
前記上清が、濾過によって前記固体廃棄物残渣から分離され、前記濾過が、
-フィルターペーパーを、ポリアクリル酸、メタノール、および水を含む溶液で処理して、改良されたフィルターペーパーを取得することと、
-前記上清を前記改良されたフィルターペーパーを通して濾過することと、
を含む、ことを特徴とする、項目1~27のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目29)
前記上清が、濾過助剤で処理され、任意に、前記濾過助剤が、カルシウム、マグネシウム、またはアルミニウムの酸化物、水酸化物、炭酸塩、もしくは硫酸塩であることを特徴とする、項目28に記載のプロセス。
(項目30)
前記濾過助剤が塩基であり、任意に、前記塩基が、水酸化カルシウムである、および/または前記塩基が、固体形態で添加されることを特徴とする、項目29に記載のプロセス。
(項目31)
約9~約10のpHが取得されるまで、前記塩基が、前記上清に添加されることを特徴とする、項目30に記載のプロセス。
(項目32)
前記処理が、前記上清を前記濾過助剤と共に掻き混ぜながら加熱することと、続いて非溶剤を添加することと、前記掻き混ぜることを停止することと、前記混合物を周囲温度に戻し、前記不溶性ゲルを前記上清から沈殿させるための時間にわたって沈降させることと、を含み、任意に、前記非溶剤を添加することが、前記上清および前記非溶剤を含む前記混合物の総重量に基づいて30重量%未満の含有量まで前記非溶剤を添加することを含むことを特徴とする、項目29~31のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目33)
前記掻き混ぜが、撹拌を含むことを特徴とする、項目32に記載のプロセス。
(項目34)
前記上清および前記濾過助剤が、約70℃~約100℃、任意に、約80℃~約90℃、任意に、約85℃の温度で加熱されることを特徴とする、項目32または33に記載のプロセス。
(項目35)
前記上清および前記濾過助剤が、約30分間~約4時間の、任意に、約1時間~約2時間の、任意に、約90分間の時間にわたって加熱されることを特徴とする、項目32~34のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目36)
前記混合物が、約6時間~約24時間、任意に、約12時間~約16時間の時間にわたって沈降されることを特徴とする、項目32~35のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目37)
前記上清が、前記非溶剤の沸点において、前記非溶剤の第1の部分に添加され、前記上清から前記非溶剤へと、前記適切な溶剤の拡散を十分な程度にまで進めるための時間にわたって掻き混ぜられることを特徴とする、項目1~36のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目38)
前記時間が、約5分間~約10分間であること、および/または前記掻き混ぜることが、機械的撹拌機を用いた撹拌を含むことを特徴とする、項目37に記載のプロセス。
(項目39)
前記非溶剤の第1の部分と前記上清との体積比が、約2:1~約4:1であり、任意に、約3:1であることを特徴とする、項目37または38に記載のプロセス。
(項目40)
前記非溶剤の第2の部分が、前記非溶剤の沸点において、前記沈殿熱可塑性ポリマーおよび/または前記沈殿熱可塑性コポリマーに添加され、前記沈殿熱可塑性ポリマーおよび/または沈殿熱可塑性コポリマーから前記非溶剤へと、前記適切な溶剤の拡散を十分な程度にまで進めるための時間にわたって掻き混ぜられることを特徴とする、項目1~39のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目41)
前記時間が、約1分間~約15分間、または約2分間~5分間、または約10分間であることを特徴とする、項目40に記載のプロセス。
(項目42)
前記非溶剤の第2の部分と前記沈殿熱可塑性ポリマーおよび/または沈殿熱可塑性コポリマーとの体積比が、1:2~2:1であり、任意に、前記比が、約1:1であることを特徴とする、項目40または41に記載のプロセス。
(項目43)
前記洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄熱可塑性コポリマーが、非溶剤の第3の部分で洗浄され、前記非溶剤の第3の部分が、前記非溶剤の沸点において、前記洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄熱可塑性コポリマーに添加され、前記洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄熱可塑性コポリマーから前記非溶剤へと、前記適切な溶剤の拡散を十分な程度にまで進めるための時間にわたって掻き混ぜられ、任意に、前記時間が1分間~10分間であることを特徴とする、項目1~42のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目44)
前記非溶剤の第3の部分と前記洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄熱可塑性コポリマーとの体積比が、1:2~2:1であることを特徴とする、項目43に記載のプロセス。
(項目45)
前記洗浄または二重洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または前記洗浄または二重洗浄熱可塑性コポリマーが、残存する非溶剤の除去を十分な程度にまで進めるための温度および時間にわたって乾燥され、任意に、前記乾燥することが、約75℃~約125℃、任意に、約100℃の温度で実施されることを特徴とする、項目1~44のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目46)
ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物である廃棄物を再生するための、項目1~45のいずれか一項に記載のプロセスであって、
-前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物をシメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせ中に溶解して、液体と固体との混合物を取得することと、
-前記混合物を酸性条件下で加熱し、次いで前記混合物を冷却して、溶解したポリスチレンおよび/または溶解したポリスチレンコポリマーを含む上清と固体廃棄物残渣とを取得することであって、任意に、前記混合物を酸性条件下で加熱することが、還元剤の存在下で行われることと、
-溶解ポリスチレンおよび/または溶解ポリスチレンコポリマーを含む前記上清を前記固体廃棄物残渣から分離することと、
-任意に、前記上清を濾過助剤で処理して、不溶性ゲルを除去することと、
-溶解ポリスチレンおよび/または溶解ポリスチレンコポリマーを含む前記上清を炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分と接触させて、沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第1の部分とを取得することと、
-前記沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第1の部分から分離することと、
-前記沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーを炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分で洗浄して、洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第2の部分とを取得することと、
-前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第2の部分から分離することと、
-任意に、前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーを炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分で洗浄して、二重洗浄ポリスチレンおよび/または二重洗浄ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第3の部分とを取得することと、
-任意に、前記二重洗浄ポリスチレンおよび/または二重洗浄ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第3の部分から分離することと、
-任意に、前記洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンコポリマーを乾燥させて、乾燥ポリスチレンおよび/または乾燥ポリスチレンコポリマーを取得することと、
を含む、プロセス。
(項目47)
前記溶解することが、100℃を下回る温度で実行されることと、シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせ中で不溶性である前記ポリマーが、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、およびポリ塩化ビニル(PVC)から選ばれることと、を特徴とし、任意に、前記溶解することが、90℃を下回る温度で実行される、項目8および46に記載のプロセス。
(項目48)
前記プロセスが、産業用もしくは家庭用ポリマー廃棄物プロセスから取得されたポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物である、産業使用後または消費者使用後ポリスチレン廃棄物を再生するためのプロセスであることを特徴とする、項目46または47に記載のプロセス。
(項目49)
前記廃棄物が、ポリスチレンコポリマー廃棄物であることを特徴とする、項目46~48のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目50)
前記廃棄物が、ビーズ法発泡ポリスチレン廃棄物、押出法発泡ポリスチレン廃棄物、またはそれらの組み合わせであることを特徴とする、項目46~48のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目51)
前記ポリスチレンコポリマー廃棄物が、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)廃棄物、スチレン-ブタジエンブロックコポリマー廃棄物、スチレン-ブタジエンランダムコポリマー廃棄物、Kraton(商標)廃棄物、またはそれらの組み合わせであることを特徴とする、項目46または48のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目52)
前記ポリスチレンコポリマー廃棄物が、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)廃棄物であることを特徴とする、項目51に記載のプロセス。
(項目53)
前記ポリスチレンコポリマー廃棄物が、スチレン-ブタジエンブロックコポリマー廃棄物、任意に、スチレン-ブタジエン-スチレン(SBS)トリブロックコポリマー廃棄物であることを特徴とする、項目51に記載のプロセス。
(項目54)
前記ポリスチレンコポリマー廃棄物が、Kraton(商標)廃棄物であることを特徴とする、項目51に記載のプロセス。
(項目55)
前記ポリスチレンコポリマー廃棄物が、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)廃棄物、スチレン-ブタジエンブロックコポリマー廃棄物、スチレン-ブタジエンランダムコポリマー廃棄物、およびKraton(商標)廃棄物のうちの2つ、3つ、または4つ全ての組み合わせであることを特徴とする、項目51に記載のプロセス。
(項目56)
前記溶解することが、約0℃~約100℃の温度で実施されることを特徴とする、項目46~55のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目57)
前記溶解することが、約20℃~約30℃の温度で実施されることを特徴とする、項目46~55のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目58)
前記溶解することが、約60℃~約70℃または約70℃~約90℃の温度で実施されることを特徴とする、項目46~55のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目59)
前記溶解することが、約80℃~約85℃の温度で実施されることを特徴とする、項目46~55のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目60)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約50重量%以下の量の前記ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目46~59のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目61)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約10重量%~約50重量%の量の前記ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目46~60のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目62)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約20重量%~約40重量%の量の前記ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目46~60のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目63)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約20重量%~約30重量%の量の前記ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目46~60のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目64)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約25重量%の量の前記ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目46~60のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目65)
任意に、前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約35重量%~約45重量%の量の前記ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目46~60のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目66)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約40重量%の量の前記熱可塑性ポリマーおよび/または熱可塑性コポリマーを含み、任意に、前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約40重量%の量の前記ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目46~60のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目67)
熱可塑性物質が、ポリスチレンであり、前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物が、シメン中に溶解され、任意に、前記シメンが、p-シメンであることを特徴とする、項目46~66のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目68)
前記熱可塑性樹脂が、ポリスチレンであり、前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物が、キシレン中に溶解され、任意に、前記キシレンが、p-キシレンであることを特徴とする、項目46~66のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目69)
前記熱可塑性樹脂が、ポリスチレンであり、前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物が、トルエン中および/またはベンゼン中に溶解されることを特徴とする、項目46~66のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目70)
前記熱可塑性物質が、ポリスチレンであり、前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物が、エチルベンゼン中に溶解されることを特徴とする、項目46~66のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目71)
前記非溶剤が、炭化水素ポリスチレン非溶剤であり、任意に、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤が、ヘプタンを含む、本質的にヘプタンからなる、またはヘプタンからなることを特徴とする、項目46~70のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目72)
前記上清が、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の沸点において、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分に添加され、前記上清から前記炭化水素ポリスチレン非溶剤へと、前記シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせの拡散を十分な程度にまで進めるための時間にわたって掻き混ぜられ、任意に、前記時間が、約5分間~約10分間であることを特徴とする、項目46~71のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目73)
前記上清中で、約90重量%超の前記シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせが、前記上清の総重量に基づいて、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤へと拡散することを特徴とする、項目72に記載のプロセス。
(項目74)
前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分と前記上清との体積比が、約2:1~約4:1であり、任意に、前記比が、約3:1であることを特徴とする、項目72または73のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目75)
前記沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーが、前記沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーから前記炭化水素廃液の第1の部分を傾瀉することを含むプロセスによって、前記炭化水素廃液の第1の部分から分離されることを特徴とする、項目46~74のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目76)
前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分が、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の沸点において、前記沈殿ポリスチレンおよび/または前記沈殿ポリスチレンコポリマーに添加され、前記沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーから前記炭化水素ポリスチレン非溶剤へと、前記シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせの拡散を十分な程度にまで進めるための時間にわたって掻き混ぜられることを特徴とする、項目46~75のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目77)
前記時間が、約1分間~約15分間であることを特徴とする、項目76に記載のプロセス。
(項目78)
前記時間が、約10分間であることを特徴とする、項目76に記載のプロセス。
(項目79)
前記時間が、約2分間~約5分間であることを特徴とする、項目76に記載のプロセス。
(項目80)
前記掻き混ぜることが、機械的撹拌機を用いた撹拌を含むことを特徴とする、項目76~79のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目81)
前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーが、約0.3重量%未満のシメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせを含むことを特徴とする、項目76~80のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目82)
前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーが、約0.1重量%未満のシメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせを含むことを特徴とする、項目76~81のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目83)
前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分と前記沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーとの体積比が、約1:2~約2:1であり、任意に、前記比が、約1:1であることを特徴とする、項目46~82のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目84)
前記洗浄ポリスチレンおよび/または前記洗浄ポリスチレンコポリマーが、前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーから前記炭化水素廃液の第2の部分を傾瀉することを含むプロセスによって、前記炭化水素廃液の第2の部分から分離されることを特徴とする、項目46~83のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目85)
前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーが、炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分で洗浄され、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分が、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の沸点において、前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーに添加され、前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーから前記炭化水素ポリスチレン非溶剤へと、前記シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせの拡散を十分な程度にまで進めるための時間にわたって掻き混ぜられることを特徴とする、項目46~84のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目86)
前記時間が、約1分間~約10分間であるか、または約5分間であることを特徴とする、項目85に記載のプロセス。
(項目87)
前記掻き混ぜることが、機械的撹拌機を用いた撹拌を含むことを特徴とする、項目85または86のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目88)
前記二重洗浄ポリスチレンおよび/または二重洗浄ポリスチレンコポリマーが、約0.1重量%未満のシメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせを含むことを特徴とする、項目46~87のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目89)
前記二重洗浄ポリスチレンおよび/または二重洗浄ポリスチレンコポリマーが、約0.05重量%未満のシメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせを含むことを特徴とする、項目46~87のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目90)
前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分と前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーとの体積比が、約1:2~約2:1であり、任意に、前記比が、約1:1であることを特徴とする、項目46~89のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目91)
前記二重洗浄ポリスチレンおよび/または二重洗浄ポリスチレンコポリマーが、前記二重洗浄ポリスチレンおよび/または二重洗浄ポリスチレンコポリマーから前記炭化水素廃液の第3の部分を傾瀉することを含むプロセスによって、前記炭化水素廃液の第3の部分から分離されることを特徴とする、項目46~90のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目92)
前記洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第2または第3の部分から分離した後であって、かつ、乾燥させる前に、前記プロセスが、前記洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンコポリマーを絞ることによって、および/または圧搾することによって、過剰な炭化水素廃液を除去することをさらに含むことを特徴とする、項目46~91のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目93)
前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分、および前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分のうちの少なくとも1つが、1気圧の圧力下で、約98℃~約110℃の沸点を有する炭化水素ポリスチレン非溶剤を含む、本質的にそのような炭化水素ポリスチレン非溶剤からなる、またはそのような炭化水素ポリスチレン非溶剤からなることを特徴とする、項目46~92のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目94)
前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分、および前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分のうちの少なくとも1つが、1気圧の圧力下で、約105℃~約110℃の沸点を有する炭化水素ポリスチレン非溶剤を含む、本質的にそのような炭化水素ポリスチレン非溶剤からなる、またはそのような炭化水素ポリスチレン非溶剤からなることを特徴とする、項目46~93のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目95)
前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分、および前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分が、C 6 -C 8 アルカンもしくは石油蒸留物を含む、本質的にC 6 -C 8 アルカンもしくは石油蒸留物からなる、またはC 6 -C 8 アルカンもしくは石油蒸留物からなることを特徴とする、項目46~94のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目96)
前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分、および前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分が、C 6 -C 8 アルカンを含む、本質的にC 6 -C 8 アルカンからなる、またはC 6 -C 8 アルカンからなることを特徴とする、項目46~94のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目97)
前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分、および前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分が、石油蒸留物を含む、本質的に石油蒸留物からなる、または石油蒸留物からなることを特徴とする、項目46~94のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目98)
前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分、および前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分が、ヘプタンを含む、本質的にヘプタンからなる、またはヘプタンからなることを特徴とする、項目46~94のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目99)
前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分、および前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分が、すべて、同じ炭化水素ポリスチレン非溶剤であることを特徴とする、項目46~98のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目100)
前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分、および前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分が、すべて、異なる炭化水素ポリスチレン非溶剤であることを特徴とする、項目46~98のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目101)
前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分および前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分が、同じ炭化水素ポリスチレン非溶剤であり、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分が、異なる炭化水素ポリスチレン非溶剤であることを特徴とする、項目46~100のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目102)
前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分および前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分が、ヘプタンを含む、本質的にヘプタンからなる、またはヘプタンからなり、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分が、ヘキサンを含む、本質的にヘキサンからなる、またはヘキサンからなることを特徴とする、項目101に記載のプロセス。
(項目103)
前記洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンおよび/または前記洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンコポリマーが、残存する炭化水素ポリスチレン非溶剤の除去を十分な程度にまで進めるための温度および時間にわたって乾燥させることを特徴とする、項目46~102のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目104)
前記乾燥することが、約75℃~約125℃、任意に、約100℃の温度で実施されることを特徴とする、項目103に記載のプロセス。
(項目105)
前記洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンおよび/または前記洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンコポリマーが、残存する炭化水素ポリスチレン非溶剤除去を十分な程度にまで進めるための時間にわたって、赤外線乾燥機を使用して乾燥させることを特徴とする、項目46~103のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目106)
前記洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンおよび/または前記洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンコポリマーが、残存する炭化水素ポリスチレン非溶剤の除去を十分な程度にまで進めるための時間にわたって、真空下で乾燥させることを特徴とする、項目46~103のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目107)
前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物が、極性不純物および/または約70重量%未満のポリスチレン含有量を有するポリスチレンコポリマーを含み、前記プロセスが、前記ポリスチレン廃棄物および/または前記ポリスチレンコポリマー廃棄物を極性有機溶剤で洗浄して、前記極性不純物および/または約70重量%未満のポリスチレン含有量を有する前記ポリスチレンコポリマーを除去することをさらに含むことを特徴とする、項目46~106のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目108)
前記極性有機溶剤が、メタノールもしくはエタノールを含む、本質的にメタノールもしくはエタノールからなる、またはメタノールもしくはエタノールからなることを特徴とする、項目107に記載のプロセス。
(項目109)
前記極性有機溶剤が、メタノールを含む、本質的にメタノールからなる、またはメタノールからなることを特徴とする、項目107に記載のプロセス。
(項目110)
前記極性有機溶剤が、エタノールを含む、本質的にエタノールからなる、またはエタノールからなる、項目107に記載のプロセス。
(項目111)
ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含む前記上清が、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分に添加されることを特徴とする、項目46~110のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目112)
前記プロセスが、
-極性有機溶剤の第1の部分を前記炭化水素廃液の第1の部分と接触させて、沈殿ポリスチレンコポリマーのさらなる部分および炭化水素廃液の第4の部分を取得することと、
-前記沈殿ポリスチレンコポリマーのさらなる部分を前記炭化水素廃液の第4の部分から分離することと、
-前記沈殿ポリスチレンコポリマーのさらなる部分を極性有機溶剤の第2の部分で洗浄することと、
-任意に、前記洗浄することを繰り返すことと、
-任意に、前記沈殿ポリスチレンコポリマーのさらなる洗浄部分を乾燥させて、乾燥ポリスチレンコポリマーのさらなる部分を取得することと、
をさらに含むことを特徴とする、項目46~111のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目113)
前記極性有機溶剤の第1の部分が、前記炭化水素廃液の第1の部分に添加されることを特徴とする、項目112に記載のプロセス。
(項目114)
前記極性有機溶剤の第1の部分および前記極性有機溶剤の第2の部分が、1~5個の炭素原子を有するアルコールを含む、本質的に1~5個の炭素原子を有するアルコールからなる、または1~5個の炭素原子を有するアルコールからなることを特徴とし、任意に、1~5個の炭素原子を有する前記アルコールが、メタノールまたはエタノールであることを特徴とする、項目112または113に記載のプロセス。
(項目115)
前記極性有機溶剤の第1の部分および前記極性有機溶剤の第2の部分が、メタノールを含む、本質的にメタノールからなる、またはメタノールからなることを特徴とする、項目112または113に記載のプロセス。
(項目116)
前記廃棄物が、ポリスチレンコポリマー廃棄物を含み、前記沈殿ポリスチレンコポリマーのさらなる部分が、前記非ポリスチレンと前記ポリスチレンコポリマー廃棄物のポリスチレンとの比よりも高い前記非ポリスチレン:ポリスチレンの比を含むことを特徴とする、項目112~115のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目117)
前記非ポリスチレンが、ポリブタジエンを含むことを特徴とする、項目116に記載のプロセス。
(項目118)
前記洗浄が、繰り返されることを特徴とする、項目112~117のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目119)
前記ポリスチレンコポリマーのさらなる洗浄部分が、残存する炭化水素ポリスチレン非溶剤および極性有機溶剤の除去を十分な程度にまで進めるための温度および時間にわたって乾燥させることを特徴とする、項目112~118のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目120)
前記乾燥することが、約75℃~約125℃または約80℃の温度で実施されることを特徴とする、項目119に記載のプロセス。
(項目121)
前記ポリスチレンコポリマーのさらなる洗浄部分が、残存する炭化水素ポリスチレン非溶剤および極性有機溶剤の除去を十分な程度にまで進めるための時間にわたって、赤外線乾燥機を使用して乾燥させることを特徴とする、項目112~118のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目122)
前記ポリスチレンコポリマーのさらなる洗浄部分が、残存する炭化水素ポリスチレン非溶剤および極性有機溶剤の除去を十分な程度にまで進めるための時間にわたって、真空下で乾燥させることを特徴とする、項目112~118のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目123)
前記プロセスが、シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、もしくはそれらの任意の組み合わせ、および/または炭化水素ポリスチレン非溶剤を取得するための条件下で、前記炭化水素廃液の第1の部分、前記炭化水素廃液の第2の部分、前記炭化水素廃液の第3の部分、および/または任意に、前記炭化水素廃液の第4の部分を蒸留することをさらに含むことを特徴とする、項目46~122のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目124)
前記プロセスが、前記溶解ステップで使用するために、前記シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせを再生することをさらに含むことを特徴とする、項目123に記載のプロセス。
(項目125)
前記プロセスが、前記接触ステップ、前記第1の洗浄ステップ、および/または前記第2の洗浄ステップで使用するために、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤を再生することをさらに含むことを特徴とする、項目123に記載のプロセス。
(項目126)
前記プロセスが、ポリスチレンペレットおよび/またはポリスチレンコポリマーペレットを取得するための条件下で、前記乾燥ポリスチレンおよび/または乾燥ポリスチレンコポリマーを加工することをさらに含むことを特徴とする、項目46~125のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目127)
前記ポリスチレンペレットおよび/またはポリスチレンコポリマーペレットを取得するための前記条件が、約140℃~約160℃の温度で前記乾燥ポリスチレンおよび/または乾燥ポリスチレンコポリマーを押し出すことを含むことを特徴とする、項目126に記載のプロセス。
(項目128)
前記プロセスが、前記ポリスチレンペレットおよび/またはポリスチレンコポリマーペレットを梱包することをさらに含むことを特徴とする、項目126または127に記載のプロセス。
(項目129)
前記プロセスが、溶解する前に、前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物を粉砕することをさらに含むことを特徴とする、項目46~128のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目130)
前記溶解することおよび加熱することが、逐次的に実施されることを特徴とする、項目1~129のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目131)
濾過が実行されず、前記溶解することおよび加熱することが同時に実施されることを特徴とする、項目1~130のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目132)
前記混合物が、第1の場所で取得され、前記プロセスが、前記プロセスにおける後続のステップが実施される第2の場所へ、前記混合物を輸送することをさらに含むことを特徴とする、項目46~131のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目133)
前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物が、前記シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせ中に、前記シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせを収容するチャンバーと、前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物を前記シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせに添加するための前記チャンバーへの少なくとも1つの開口部と、を有する容器内で溶解され、前記プロセスが、前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物を、前記チャンバーに収容された前記シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせに添加することをさらに含み、任意に、前記容器が排出口をさらに含み、任意に、前記容器が、前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物を前記シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼンまたはそれらの任意の組み合わせへと送り出す手段をさらに含むことを特徴とする、項目46~131のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目134)
前記送り出す手段が、前記容器内部の金属グリッドを含むことを特徴とする、項目133に記載のプロセス。
(項目135)
前記容器が、前記チャンバーの容量にいつ達したかを示す手段をさらに含むことを特徴とする、項目132~134のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目136)
前記容器の容量にいつ達したかを示す前記手段が、表示灯であることを特徴とする、項目135に記載のプロセス。
(項目137)
前記表示灯が、前記チャンバー内のフロートスイッチに接続されていることを特徴とする、項目136に記載のプロセス。
(項目138)
前記接触することおよび洗浄することが、約80℃~約105℃の温度で実施されることを特徴とする、項目46~137のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目139)
前記接触することおよび洗浄することが、約85℃~約100℃の温度で実施されることを特徴とする、項目46~138のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目140)
前記接触することおよび洗浄することが、約80℃~約90℃または約85℃の温度で実施されることを特徴とする、項目139に記載のプロセス。
(項目141)
項目46~140のいずれか一項に記載のポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物を再生するためのプロセスに従って調製された、再生ポリスチレンおよび/または再生ポリスチレンコポリマー。
(項目142)
0.5重量%未満の総含有量の添加剤(複数可)を有する、再生ポリスチレンコポリマー。
(項目143)
前記再生ポリスチレンコポリマーが、0.1重量%未満のまたは約0.07重量%の含有量の添加剤(複数可)を有することを特徴とする、項目142に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目144)
シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせを含むことを特徴とする再生ポリスチレンコポリマーであって、シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせの総含有量が、前記再生ポリスチレンコポリマーの総重量に基づいて、約0.1重量%未満であり、任意に、前記再生ポリスチレンコポリマーが、項目142に記載のものである、再生ポリスチレンコポリマー。
(項目145)
前記再生ポリスチレンコポリマーが、溶剤および非溶剤での処理を伴うことによるポリスチレンコポリマー廃棄物の再生によって取得されたことを特徴とする、項目142~144のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目146)
前記再生ポリスチレンコポリマーが、シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせである溶剤、およびC 6 -C 8 アルカンまたは石油蒸留物である炭化水素ポリスチレン非溶剤での処理を伴うことによるポリスチレンコポリマー廃棄物の再生によって取得されたことを特徴とする、項目142~144のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目147)
前記再生ポリスチレンコポリマーが、シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせである溶剤、およびC 6 -C 8 アルカンである炭化水素ポリスチレン非溶剤、またはそれらの混合物での処理を伴うことによるポリスチレンコポリマー廃棄物の再生によって取得されたことを特徴とする、項目142~144のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目148)
前記再生ポリスチレンコポリマーが、シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせである溶剤、およびヘキサンである炭化水素ポリスチレン非溶剤での処理を伴うことによるポリスチレンコポリマー廃棄物の再生によって取得されたことを特徴とする、項目142~144のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目149)
前記再生ポリスチレンコポリマーが、シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせである溶剤、およびヘプタンである炭化水素ポリスチレン非溶剤での処理を伴うことによるポリスチレンコポリマー廃棄物の再生によって取得されたことを特徴とする、項目142~144のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目150)
前記再生ポリスチレンコポリマーが、シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせである溶剤、およびオクタンである炭化水素ポリスチレン非溶剤での処理を伴うことによるポリスチレンコポリマー廃棄物の再生によって取得されたことを特徴とする、項目142~144のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目151)
前記溶剤が、シメンであり、任意に、シメンが、p-シメンであることを特徴とする、項目145~150のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目152)
前記溶剤が、キシレンであり、任意に、前記キシレンが、p-キシレンであることを特徴とする、項目145~150のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目153)
前記溶剤が、トルエンおよび/またはベンゼンであることを特徴とする、項目145~150のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目154)
前記溶剤が、エチルベンゼンであることを特徴とする、項目145~150のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目155)
前記再生ポリスチレンコポリマーが、白色、透明、または澄明であることを特徴とする、項目142~154のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目156)
前記再生ポリスチレンコポリマーが、少なくとも実質的に透明であることを特徴とする、項目142~154のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目157)
前記再生ポリスチレンコポリマーが、白色であることを特徴とする、項目142~154のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目158)
前記再生ポリスチレンコポリマーが、
-ポリスチレンコポリマー廃棄物をシメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、およびそれらの任意の組み合わせ中に溶解して、混合物を取得することと、
-還元剤の存在下で、酸性条件下の前記混合物を加熱し、次いで前記混合物を冷却して、ポリスチレンコポリマーを含む上清と固体廃棄物残渣とを取得することと、
-ポリスチレンコポリマーを含む前記上清を前記固体廃棄物残渣から分離することと、
-任意に、ポリスチレンコポリマーを含む前記上清を濾過助剤で処理して、不溶性ゲルを除去することと、
-ポリスチレンコポリマーを含む前記上清を炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分と接触させて、沈殿ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第1の部分とを取得することと、
-前記沈殿ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第1の部分から分離することと、
-前記沈殿ポリスチレンコポリマーを炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分で洗浄して、洗浄ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第2の部分とを取得することと、
-前記洗浄ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第2の部分から分離することと、
-前記洗浄ポリスチレンコポリマーを炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分で洗浄して、二重洗浄ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第3の部分とを取得することと、
-任意に、前記二重洗浄ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第3の部分から
分離することと、
-任意に、前記洗浄または二重洗浄ポリスチレンコポリマーを乾燥させて、乾燥ポリスチレンコポリマーを取得することと、
によって取得されたことを特徴とする、項目142~157のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目159)
前記再生ポリスチレンコポリマーが、
-前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物をシメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせ中に溶解して、混合物を取得することと、
-還元剤の存在下で、酸性条件下の前記混合物を加熱し、塩基を添加し、中性条件下で前記混合物を加熱し、次いで前記混合物を冷却して、ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含む上清と固体廃棄物残渣とを取得することと、
-ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含む前記上清を前記固体廃棄物残渣から分離することと、
-任意に、前記上清を濾過助剤で処理して、不溶性ゲルを除去することと、
-ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含む前記上清を炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分と接触させて、沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第1の部分とを取得することと、
-前記沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第1の部分から分離することと、
-前記沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーを炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分で洗浄して、洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第2の部分とを取得することと、
-前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第2の部分から分離することと、
-任意に、前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーを炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分で洗浄して、二重洗浄ポリスチレンおよび/または二重洗浄ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第3の部分とを取得することと、
-任意に、前記二重洗浄ポリスチレンおよび/または二重洗浄ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第3の部分から分離することと、
-任意に、前記洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンコポリマーを乾燥させて、乾燥ポリスチレンおよび/または乾燥ポリスチレンコポリマーを取得することと、
によって取得されたことを特徴とする、項目142~157のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目160)
ポリスチレンコポリマーを含む前記上清が、炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分に添加されることを特徴とする、項目158または159に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目161)
前記再生ポリスチレンコポリマーとバージンポリスチレンおよび/またはバージンポリスチレンコポリマーとを含む混合物を調製するための、項目141~160のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマーの使用。
(項目162)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、少なくとも約10重量%、任意に、少なくとも15重量%、任意に、少なくとも20重量%;任意に、少なくとも25重量%、任意に、少なくとも30重量%;および任意に、少なくとも40重量%もしくは少なくとも50重量%、または少なくとも60重量%、または少なくとも70重量%、または少なくとも80重量%の前記再生ポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目161に記載の使用。
(項目163)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約1重量%~約99重量%、任意に、約10重量%~約95重量%;任意に、約20重量%~約90重量%、任意に、約25重量%~約85重量%、および任意に、約30重量%~約80重量%の前記再生ポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目161に記載の使用。
(項目164)
前記混合物が、前記再生ポリスチレンコポリマーおよびバージンポリスチレンを含むことを特徴とする、項目161~163のいずれか一項に記載の使用。
(項目165)
前記混合物が、前記再生ポリスチレンコポリマーおよびバージンポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目161~163のいずれか一項に記載の使用。
(項目166)
前記混合物が、前記再生ポリスチレンコポリマー、バージンポリスチレン、およびバージンポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目161~163のいずれか一項に記載の使用。
(項目167)
前記再生ポリスチレンコポリマーをバージンポリスチレンおよび/またはバージンポリスチレンコポリマーと混合することを含む、項目141~166のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマーを使用する方法。
(項目168)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、少なくとも約10重量%、任意に、少なくとも15重量%、任意に、少なくとも20重量%;任意に、少なくとも25重量%、任意に、少なくとも30重量%;および任意に、少なくとも40重量%もしくは少なくとも50重量%、または少なくとも60重量%、または少なくとも70重量%、または少なくとも80重量%の前記再生ポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目167に記載の方法。
(項目169)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約1重量%~約99重量%、任意に、約10重量%~約95重量%;任意に、約20重量%~約90重量%、任意に、約25重量%~約85重量%、および任意に、約30重量%~約80重量%の前記再生ポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目167に記載の方法。
(項目170)
前記混合物が、前記再生ポリスチレンコポリマーおよびバージンポリスチレンを含むことを特徴とする、項目167~169のいずれか一項に記載の方法。
(項目171)
前記混合物が、前記再生ポリスチレンコポリマーおよびバージンポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目167~169のいずれか一項に記載の方法。
(項目172)
前記混合物が、前記再生ポリスチレンコポリマー、バージンポリスチレン、およびバージンポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目167~169のいずれか一項に記載の方法。
(項目173)
再生ポリスチレンおよび/または再生ポリスチレンコポリマーであって、80~99%の範囲の透過率であって、前記透過率が、シメン中で希釈された前記再生ポリスチレンおよび/または再生ポリスチレンコポリマーを含む溶液に対して、20℃で600nmのUV-VISスペクトルにおいて測定され、20℃で600nmのUV-VISスペクトルにおける透過率100%の参照溶液が、シメン中で希釈されたバージンポリスチレンホモポリマーの溶液であり、バージンポリスチレンの含有量が、前記参照溶液の総重量の20重量%である、透過率、を有し、再生ポリスチレンおよび/または再生ポリスチレンコポリマーの含有量が、前記溶液の総重量の20重量%であり、任意に、前記ポリスチレンおよび/または再生ポリスチレンコポリマーが、項目141~160のいずれか一項に記載されているものであることを特徴とする、再生ポリスチレンおよび/または再生ポリスチレンコポリマー。
(項目174)
前記再生ポリスチレンコポリマーとバージンポリスチレンおよび/またはバージンポリスチレンコポリマーとを含む混合物を調製するための、項目173に記載の再生ポリスチレンコポリマーの使用。
(項目175)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、少なくとも約10重量%、任意に、少なくとも15重量%、任意に、少なくとも20重量%;任意に、少なくとも25重量%、任意に、少なくとも30重量%;および任意に、少なくとも40重量%もしくは少なくとも50重量%、または少なくとも60重量%、または少なくとも70重量%、または少なくとも80重量%の前記再生ポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目174に記載の使用。
(項目176)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約1重量%~約99重量%、任意に、約10重量%~約95重量%;任意に、約20重量%~約90重量%、任意に、約25重量%~約85重量%、および任意に、約30重量%~約80重量%の前記再生ポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目174または175に記載の使用。
(項目177)
熱可塑性ポリマー廃棄物および/または熱可塑性コポリマー廃棄物である廃棄物を再生するための、項目1~45のいずれか一項に記載のプロセスであって、熱可塑性物質が、ポリエチレン(PE)および/またはポリプロピレン(PP)から選択され、
-前記熱可塑性ポリマー廃棄物および/または熱可塑性コポリマー廃棄物を、シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせ中に溶解して、液体と固体との混合物を取得することと、
-前記混合物を酸性条件下で加熱し、次いで前記混合物を冷却して、溶解した熱可塑性ポリマーおよび/または溶解した熱可塑性コポリマーを含む上清と固体廃棄物残渣とを取得することであって、任意に、前記混合物を酸性条件下で加熱することが、還元剤の存在下で行われることと、
-溶解熱可塑性ポリマーおよび/または溶解熱可塑性コポリマーを含む前記上清を前記固体廃棄物残渣から分離することと、
-任意に、前記上清を濾過助剤で処理して、不溶性ゲルを除去することと、
-溶解熱可塑性ポリマーおよび/または溶解熱可塑性コポリマーを含む前記上清をアルコール非溶剤の第1の部分と接触させて、沈殿熱可塑性ポリマーおよび/または沈殿熱可塑性コポリマーとアルコール廃液の第1の部分とを取得することと、
-前記沈殿熱可塑性ポリマーおよび/または沈殿熱可塑性コポリマーを前記アルコール廃液の第1の部分から分離することと、
-前記沈殿熱可塑性ポリマーおよび/または沈殿熱可塑性コポリマーをアルコール非溶剤の第2の部分で洗浄して、洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄熱可塑性コポリマーとアルコール廃液の第2の部分とを取得することと、
-前記洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄熱可塑性コポリマーを前記アルコール廃液の第2の部分から分離することと、
-任意に、前記洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄熱可塑性コポリマーをアルコール非溶剤の第3の部分で洗浄して、二重洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または二重洗浄熱可塑性コポリマーとアルコール廃液の第3の部分とを取得することと、
-任意に、前記二重洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または二重洗浄熱可塑性コポリマーを前記アルコール廃液の第3の部分から分離することと、
-任意に、前記洗浄もしくは二重洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄もしくは二重洗浄熱可塑性コポリマーを乾燥させて、乾燥熱可塑性ポリマーおよび/または乾燥熱可塑性コポリマーを取得することと、を含む、プロセス。
(項目178)
前記プロセスが、産業用もしくは家庭用ポリマー廃棄物プロセスから取得されたポリエチレン廃棄物および/またはポリエチレンコポリマー廃棄物である、産業使用後または消費者使用後ポリエチレン廃棄物を再生するためのプロセスであることを特徴とする、項目177に記載のプロセス。
(項目179)
前記プロセスが、産業用もしくは家庭用ポリマー廃棄物プロセスから取得されたポリプロピレン廃棄物および/またはポリプロピレンコポリマー廃棄物である、産業使用後または消費者使用後ポリプロピレン廃棄物を再生するためのプロセスであることを特徴とする、項目177に記載のプロセス。
(項目180)
前記プロセスが、ポリエチレン廃棄物とポリプロピレン廃棄物とのブレンドであるポリエチレン廃棄物とポリプロピレン廃棄物との産業使用後または消費者使用後ブレンドを再生するためのプロセスであり、前記ポリエチレンおよび/または前記ポリプロピレンが、ホモポリマーまたはコポリマーのいずれかであり得、前記ポリエチレン廃棄物とポリプロピレン廃棄物とのブレンドが、産業用または家庭用ポリマー廃棄物から取得されることを特徴とする、項目177に記載のプロセス。
(項目181)
前記プロセスが、産業用または家庭用ポリマー廃棄物から取得されたポリエチレンとポリプロピレン廃棄物とのブレンドである、産業使用後または消費者使用後廃棄物を再生するためのプロセスであることを特徴とする、項目177に記載のプロセス。
(項目182)
前記熱可塑性廃棄物および/または熱可塑性コポリマー廃棄物を溶解するステップが、シメン、キシレン、エチルベンゼン、もしくはそれらの任意の組み合わせ中で、任意に、シメン、キシレン、もしくはエチルベンゼン中で、任意に、キシレンおよび/もしくはエチルベンゼン中で、またはベンゼン、トルエン、およびキシレンの混合物中で実行されることを特徴とする、項目177~181のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目183)
前記溶解することが、少なくとも130℃、任意に、約130℃~約160℃の範囲の温度で実施されることを特徴とする、項目177~182のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目184)
沈殿熱可塑性ポリマーおよび/または沈殿熱可塑性コポリマーを取得するための前記アルコール非溶剤が、1つ以上のアルコールであり、任意に、前記1つ以上のアルコールが、メタノールおよび/またはエタノールから選択され、任意に、前記1つ以上のアルコールが、メタノールであることを特徴とする、項目177~183のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目185)
前記洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄熱可塑性コポリマーが、約0.3重量%未満のシメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、もしくはそれらの任意の組み合わせを含む、ならびに/または前記二重洗浄熱可塑性ポリマーおよび/もしくは二重洗浄熱可塑性コポリマーが、約0.1重量%未満のシメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、もしくはそれらの任意の組み合わせを含むことを特徴とする、項目177~184のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目186)
前記アルコール非溶剤の第1の部分、前記アルコール非溶剤の第2の部分、および前記アルコール非溶剤の第3の部分のうちの少なくとも1つが、1気圧の圧力下で、約55℃~約95℃の沸点を有し、任意に、1気圧の圧力下で、約60℃~約80℃の沸点を有するアルコール非溶剤を含む、本質的にそのようなアルコール非溶剤からなる、またはそのようなアルコール非溶剤からなることを特徴とする、項目177~185のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目187)
アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマー(ABS)廃棄物またはアクリロニトリル-スチレンコポリマー(SAN)廃棄物である廃棄物を再生するための、項目1~45のいずれか一項に記載のプロセスであって、
-前記アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマー(ABS)廃棄物またはアクリロニトリルスチレンコポリマー(SAN)廃棄物を1つ以上の塩素化溶剤中に溶解して、液体と固体との混合物を取得することであって、任意に、前記1つ以上の塩素化溶剤が、塩素化メタンおよび/または塩素化エタンから選択され、任意に、前記1つ以上の塩素化溶剤が、ジクロロエタンであることと、
-前記混合物を酸性条件下で加熱し、次いで混合物を冷却して、溶解したアクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは溶解したアクリロニトリルスチレンコポリマーを含む上清と固体廃棄物残渣とを取得することであって、任意に、酸性条件下で前記混合物を加熱することが、還元剤の存在下で行われることと、
-溶解アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは溶解アクリロニトリル-スチレンコポリマーを含む前記上清を前記固体廃棄物残渣から分離することと、
-任意に、前記上清を濾過助剤で処理して、不溶性ゲルを除去することと、
-溶解アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは溶解アクリロニトリル-スチレンコポリマーを含む前記上清をアルコール非溶剤の第1の部分と接触させて、沈殿アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは沈殿アクリロニトリル-スチレンコポリマーとアルコール廃液の第1の部分とを取得することと、
-前記沈殿アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは沈殿アクリロニトリル-スチレンコポリマーを前記アルコール廃液の第1の部分から分離することと、
-前記沈殿アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは沈殿アクリロニトリル-スチレンコポリマーをアルコール非溶剤の第2の部分で洗浄して、洗浄アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは洗浄アクリロニトリル-スチレンコポリマーとアルコール廃液の第2の部分とを取得することと、
-前記洗浄アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは洗浄アクリロニトリル-スチレンコポリマーを前記アルコール廃液の第2の部分から分離することと、
任意に、前記洗浄アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは洗浄アクリロニトリル-スチレンコポリマーをアルコール非溶剤の第3の部分で洗浄して、二重洗浄アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは二重洗浄アクリロニトリル-スチレンコポリマーとアルコール廃液の第3の部分とを取得することと、
任意に、前記二重洗浄アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは二重洗浄アクリロニトリル-スチレンコポリマーを前記アルコール廃液の第3の部分から分離することと、
任意に、前記洗浄もしくは二重洗浄アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは洗浄もしくは二重洗浄アクリロニトリル-スチレンコポリマーを乾燥させて、乾燥アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは乾燥アクリロニトリル-スチレンコポリマーを取得することと、を含む、プロセス。
(項目188)
前記プロセスが、産業用もしくは家庭用ポリマー廃棄物から取得されたアクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマー廃棄物またはアクリロニトリル-スチレンコポリマー廃棄物である、産業使用後もしくは消費者使用後アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマー廃棄物またはアクリロニトリル-スチレンコポリマー廃棄物を再生するためのプロセスであることを特徴とする、項目187に記載のプロセス。
(項目189)
前記溶解することが、少なくとも60℃、任意に、約60℃~100℃、任意に、約60℃~約90℃の範囲の温度で実施されることを特徴とする、項目187または188に記載のプロセス。
(項目190)
沈殿アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーポリマーまたは沈殿アクリロニトリル-スチレンコポリマーを取得するための前記アルコール非溶剤が、1つ以上のアルコールであり、任意に、前記1つ以上のアルコールが、メタノールおよび/またはエタノールから選択され、任意に、前記1つ以上のアルコールが、メタノールであることを特徴とする、項目187~189のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目191)
前記混合物を冷却して、アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたはアクリロニトリル-スチレンコポリマーを含む上清と前記固体廃棄物残渣とを取得する前に、前記プロセスが、塩基を添加することと、中性条件下で前記混合物を加熱することと、をさらに含み、任意に、前記塩基が、水酸化カルシウムであることを特徴とする、項目187~190のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目192)
前記混合物を加熱するステップが、酸性条件下で前記混合物を加熱することであって、還元剤の存在下で実施されることと、塩基を添加することと、中性条件下で前記混合物を加熱することと、を含む、ことを特徴とする、項目187~191のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目193)
ポリ塩化ビニル(PVC)廃棄物であり、ポリ塩化ビニルホモポリマー廃棄物および/またはポリ塩化ビニルコポリマー廃棄物から選択される廃棄物を再生するための、項目1~45のいずれか一項に記載のプロセスであって、
-前記ポリ塩化ビニルホモポリマー廃棄物および/またはポリ塩化ビニルコポリマー廃棄物を1つ以上の塩素化溶剤中に溶解して、液体と固体との混合物を取得することであって、任意に、前記1つ以上の塩素化溶剤が、塩素化芳香族溶剤から選択され、任意に、前記1つ以上の塩素化溶剤が、クロロベンゼンであることと、
-前記混合物を酸性条件下で加熱し、次いで前記混合物を冷却して、溶解したポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または溶解したポリ塩化ビニルコポリマーを含む上清と固体廃棄物残渣とを取得することであって、任意に、前記混合物を酸性条件下で加熱することが、還元剤の存在下で行われることと、
-溶解ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/またはポリ塩化ビニルコポリマーを含む前記上清を前記固体廃棄物残渣から分離することと、
-任意に、前記上清を濾過助剤で処理して、不溶性ゲルを除去することと、
-溶解ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または溶解ポリ塩化ビニルコポリマーを含む前記上清をアルコール非溶剤の第1の部分と接触させて、沈殿ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または沈殿ポリ塩化ビニルコポリマーとアルコール廃液の第1の部分とを取得することと、
-前記沈殿ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または沈殿ポリ塩化ビニルコポリマーを前記アルコール廃液の第1の部分から分離することと、
-前記沈殿ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または沈殿ポリ塩化ビニルコポリマーをアルコール非溶剤の第2の部分で洗浄して、洗浄ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または洗浄ポリ塩化ビニルコポリマーとアルコール廃液の第2の部分とを取得することと、
-前記洗浄ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または洗浄ポリ塩化ビニルコポリマーを前記アルコール廃液の第2の部分から分離することと、
-任意に、前記洗浄ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または洗浄ポリ塩化ビニルコポリマーをアルコール非溶剤の第3の部分で洗浄して、二重洗浄ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または二重洗浄ポリ塩化ビニルコポリマーとアルコール廃液の第3の部分とを取得することと、
-任意に、前記二重洗浄ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または二重洗浄ポリ塩化ビニルコポリマーを前記アルコール廃液の第3の部分から分離することと、
-任意に、前記洗浄もしくは二重洗浄ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または洗浄もしくは二重洗浄ポリ塩化ビニルコポリマーを乾燥させて、乾燥ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または乾燥ポリ塩化ビニルコポリマーを取得することと、を含む、プロセス。
(項目194)
ポリ塩化ビニル(PVC)廃棄物であり、ポリ塩化ビニルホモポリマー廃棄物およびポリ塩化ビニルコポリマー廃棄物から選択される廃棄物を再生するための、項目1~45のいずれか一項に記載のプロセスであって、
-前記ポリ塩化ビニルホモポリマー廃棄物および/またはポリ塩化ビニルコポリマー廃棄物を1つ以上の環状エーテル溶剤中に溶解して、液体と固体との混合物を取得することであって、任意に、前記1つ以上の環状エーテル溶剤が、テトラヒドロフランおよびテトラヒドロピランから選択され、任意に、前記1つ以上の塩素化溶剤が、テトラヒドロフランであることと、
-前記混合物を酸性条件下で加熱し、次いで前記混合物を冷却して、溶解したポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または溶解したポリ塩化ビニルコポリマーを含む上清と固体廃棄物残渣とを取得することであって、いくつかの実施形態では、前記混合物を酸性条件下で加熱することが、還元剤の存在下で行われることと、
-溶解ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/またはポリ塩化ビニルコポリマーを含む前記上清を前記固体廃棄物残渣から分離することと、
-任意に、前記上清を濾過助剤で処理して、不溶性ゲルを除去することと、
-溶解ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または溶解ポリ塩化ビニルコポリマーを含む前記上清をアルコール非溶剤の第1の部分と接触させて、沈殿ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または沈殿ポリ塩化ビニルコポリマーとアルコール廃液の第1の部分とを取得することと、
-前記沈殿ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または沈殿ポリ塩化ビニルコポリマーを前記アルコール廃液の第1の部分から分離することと、
-前記沈殿ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または沈殿ポリ塩化ビニルコポリマーをアルコール非溶剤の第2の部分で洗浄して、洗浄ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または洗浄ポリ塩化ビニルコポリマーとアルコール廃液の第2の部分とを取得することと、
-前記洗浄ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または洗浄ポリ塩化ビニルコポリマーを前記アルコール廃液の第2の部分から分離することと、
-任意に、前記洗浄ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または洗浄ポリ塩化ビニルコポリマーをアルコール非溶剤の第3の部分で洗浄して、二重洗浄ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または二重洗浄ポリ塩化ビニルコポリマーとアルコール廃液の第3の部分とを取得することと、
-任意に、前記二重洗浄ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または二重洗浄ポリ塩化ビニルコポリマーを前記アルコール廃液の第3の部分から分離することと、
-任意に、前記洗浄もしくは二重洗浄ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または洗浄もしくは二重洗浄ポリ塩化ビニルコポリマーを乾燥させて、乾燥ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または乾燥ポリ塩化ビニルコポリマーを取得することと、
を含む、プロセス。
(項目195)
前記プロセスが、産業用もしくは家庭用ポリマー廃棄物から取得されたポリ塩化ビニルホモポリマー廃棄物および/またはポリ塩化ビニルコポリマー廃棄物である、産業使用後もしくは消費者使用後ポリ塩化ビニルホモポリマー廃棄物またはポリ塩化ビニルコポリマー廃棄物を再生するためのプロセスであることを特徴とする、項目193または194に記載のプロセス。
(項目196)
前記溶解することが、少なくとも70℃、任意に、約70℃~130℃、任意に、約80℃~約120℃の範囲の温度で実施されることを特徴とする、項目193または194に記載のプロセス。
(項目197)
前記溶解することが、少なくとも50℃、任意に、約50℃~100℃、任意に、約60℃~約90℃の範囲の温度で実施されることを特徴とする、項目194に記載のプロセス。
(項目198)
沈殿ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または沈殿ポリ塩化ビニルコポリマーを取得するための前記アルコール非溶剤が、1つ以上のアルコールであり、任意に、前記1つ以上のアルコールが、メタノールおよび/またはエタノールから選択され、任意に、前記1つ以上のアルコールが、メタノールであることを特徴とする、項目193~197のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目199)
前記混合物を冷却して、ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/またはポリ塩化ビニルコポリマーを含む上清と前記固体廃棄物残渣とを取得する前に、前記プロセスが、塩基を添加することと、中性条件下で前記混合物を加熱することと、をさらに含み、任意に、前記塩基が、水酸化カルシウムであることを特徴とする、項目193~198のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目200)
前記混合物を加熱するステップが、酸性条件下で前記混合物を加熱することであって、還元剤の存在下で実施されることと、塩基を添加することと、中性条件下で前記混合物を加熱することと、を含む、ことを特徴とする、項目193~199のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目201)
項目1~45または177~200に記載のプロセスに従って調製された再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマー、熱可塑性ポリマー廃棄物および/または熱可塑性コポリマー廃棄物を再生するためのプロセス。
(項目202)
再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマーであって、熱可塑性物質が、ポリエチレン(PE)および/またはポリプロピレン(PP)から選択され、
-80~99%の範囲の透過率であって、前記透過率が、シメン中で希釈された前記再生ポリエチレンおよび/または再生ポリプロピレンを含む溶液に対して、130℃で600nmのUV-VISスペクトルにおいて測定され、前記再生ポリエチレンおよび再生ポリプロピレンの含有量が、前記溶液の総重量の5または10重量%であり、130℃で600nmのUV-VISスペクトルにおける透過率100%の参照溶液が、シメン中で希釈されたバージンエチレンホモポリマーおよび/またはバージンプロピレンホモポリマーの溶液であり、バージンエチレンホモポリマーおよびバージンプロピレンホモポリマーの総含有量が、前記参照溶液の総重量の5または10重量%である、透過率、を有する、および/または
-シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせの総含有量が、再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマーの総重量に基づいて、約0.1重量%未満である、シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせを含む、および/または
-前記再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマーの総重量に基づいて、0.5重量%未満、任意に、0.1重量%未満の総含有量の不純物を有する、および/または
-項目177~186のいずれか一項に記載のプロセスによって生成される、再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマー。
(項目203)
再生熱可塑性コポリマーであって、熱可塑性物質が、アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマー(ABS)またはアクリロニトリル-スチレンコポリマー(SAN)から選択され、
-80~99%の範囲の透過率であって、前記透過率が、ジクロロエタン中で希釈された前記再生アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは再生アクリロニトリル-スチレンコポリマーを含む溶液に対して、20℃で600nmのUV-VISスペクトルにおいて測定され、前記再生アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは再生アクリロニトリル-スチレンコポリマーの含有量が、前記溶液の総重量の20重量%であり、20℃で600nmのUV-VISスペクトルにおける透過率100%の参照溶液が、ジクロロエタン中で希釈されたバージンアクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたはバージンアクリロニトリル-スチレンコポリマーの溶液であり、バージンアクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたはアクリロニトリル-スチレンコポリマーの総含有量が、前記参照溶液の総重量の20重量%である、透過率、を有する、および/または
-塩素化メタンおよび塩素化エタンの総含有量が、前記再生熱可塑性コポリマーの総重量に基づいて、より低い約0.1重量%であり、任意に、ジクロロエタンを含み、ジクロロエタンの総含有量が、前記再生熱可塑性コポリマーの総重量に基づいて、約0.1重量%未満である、塩素化メタンおよび/または塩素化エタンを含む、および/または
-前記再生熱可塑性コポリマーの総重量に基づいて、0.5重量%未満の、任意に、0.1重量%未満の総含有量の不純物を有する、および/または
-項目187~192のいずれか一項に記載のプロセスによって生成される、再生熱可塑性コポリマー。
(項目204)
再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマーであって、熱可塑性物質が、ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/またはポリ塩化ビニルコポリマーから選択されるポリ塩化ビニル(PVC)であり、
-80~99%の範囲の透過率であって、前記透過率が、クロロベンゼン中で希釈された前記再生ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または前記再生ポリ塩化ビニルコポリマーを含む溶液に対して、30℃で600nmのUV-VISスペクトルにおいて測定され、前記再生ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび再生ポリ塩化ビニルコポリマーの含有量が、前記溶液の総重量の10重量%であり、30℃で600nmのUV-VISスペクトルにおける透過率100%の参照溶液が、クロロベンゼン中で希釈されたバージンポリ塩化ビニルホモポリマーの溶液であり、バージンポリ塩化ビニルホモポリマーの総含有量が、前記参照溶液の総重量の10重量%である、透過率、を有する、および/または
-塩素化芳香族溶剤の総含有量が、前記再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマーの総重量に基づいて、約0.1重量%未満であり、任意に、クロロベンゼンを含み、クロロベンゼンの総含有量が、前記再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマーの総重量に基づいて、より低い約0.1重量%である、塩素化芳香族溶剤、を含む、および/または
-前記再生熱可塑性コポリマーの総重量に基づいて、0.5重量%未満の、任意に、0.1重量%未満の総含有量の不純物を有する、および/または
-項目193~200の最初および/またはいずれか一項に記載のプロセスによって生成される、再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマー。
(項目205)
再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマーであって、熱可塑性物質が、ポリ塩化ビニルホモポリマーおよびポリ塩化ビニルコポリマーから選択されるポリ塩化ビニル(PVC)であり、
-80~99%の範囲の透過率であって、透過率が、テトラヒドロフラン中で希釈された再生ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または再生ポリ塩化ビニルコポリマーを含む溶液に対して、圧力下の20℃で600nmのUV-VISスペクトルにおいて測定され、再生ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび再生ポリ塩化ビニルコポリマーの含有量が、溶液の総重量の10重量%であり、圧力下の20℃で600nmのUV-VISスペクトルにおける透過率100%の参照溶液が、テトラヒドロフラン中で希釈されたバージンポリ塩化ビニルホモポリマーの溶液であり、バージンポリ塩化ビニルホモポリマーの総含有量が、参照溶液の総重量の10重量%である、透過率、を有する、および/または
-テトラヒドロフランおよび/またはテトラヒドロピランであって、テトラヒドロフランおよび/またはテトラヒドロピランの総含有量が、前記再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマーの総重量に基づいて、約0.1重量%未満であり、任意に、テトラヒドロフラン含み、テトラヒドロフランの総含有量が、前記再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマーの総重量に基づいて、約0.1重量%未満である、テトラヒドロフランおよび/またはテトラヒドロピラン、を含む、および/または
-前記再生熱可塑性コポリマーの総重量に基づいて、0.5重量%未満の、任意に、0.1重量%未満の総含有量の不純物を有する、および/または
-実施形態193~200の最初および/またはいずれか1つに記載のプロセスによって生成される、再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマー。
(項目206)
前記再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマーと、同じ性質のバージン熱可塑性ポリマーおよび/またはバージン熱可塑性コポリマーとを含む混合物を調製するための、項目201~205のいずれか一項に記載の前記再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマーの使用。
(項目207)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、少なくとも約10重量%、任意に、少なくとも15重量%、任意に、少なくとも20重量%;任意に、少なくとも25重量%、任意に、少なくとも30重量%;および任意に、少なくとも40重量%もしくは少なくとも50重量%、または少なくとも60重量%、または少なくとも70重量%、または少なくとも80重量%の前記再生された再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマーを含むことを特徴とする、項目206に記載の使用。
(項目208)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約1重量%~約99重量%、任意に、約10重量%~約95重量%;任意に、約20重量%~約90重量%、任意に、約25重量%~約85重量%、および任意に、約30重量%~約80重量%の前記再生熱可塑性コポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマーを含むことを特徴とする、項目206または207に記載の使用。
(項目209)
ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物である廃棄物を再生するためのプロセスであって、
前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物をシメン、キシレン、またはエチルベンゼン中に溶解して、混合物を取得することと、
還元剤の存在下で、酸性条件下の前記混合物を加熱し、次いで前記混合物を冷却して、ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含む上清と固体廃棄物残渣とを取得することと、
前記ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含む上清を前記固体廃棄物残渣から分離することと、
任意に、前記上清を濾過助剤で処理して、不溶性ゲルを除去することと、
ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含む前記上清を炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分と接触させて、沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第1の部分とを取得することと、
前記沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第1の部分から分離することと、
前記沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーを炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分で洗浄して、洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第2の部分とを取得することと、
前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第2の部分から分離することと、
任意に、前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーを炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分で洗浄して、二重洗浄ポリスチレンおよび/または二重洗浄ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第3の部分とを取得することと、
任意に、前記二重洗浄ポリスチレンおよび/または二重洗浄ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第3の部分から分離することと、
任意に、前記洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンコポリマーを乾燥させて、乾燥ポリスチレンおよび/または乾燥ポリスチレンコポリマーを取得することと、
を含む、プロセス。
(項目210)
ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物である廃棄物を再生するためのプロセスであって、
前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物をシメン、キシレン、またはエチルベンゼン中に溶解して、混合物を取得することと、
還元剤の存在下で、酸性条件下の前記混合物を加熱し、塩基を添加し、中性条件下で前記混合物を加熱し、次いで前記混合物を冷却して、ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含む上清と固体廃棄物残渣とを取得することと、
前記ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含む上清を前記固体廃棄物残渣から分離することと、
任意に、前記上清を濾過助剤で処理して、不溶性ゲルを除去することと、
ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含む前記上清を炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分と接触させて、沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第1の部分とを取得することと、
前記沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第1の部分から分離することと、
前記沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーを炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分で洗浄して、洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第2の部分とを取得することと、
前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第2の部分から分離することと、
任意に、前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーを炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分で洗浄して、二重洗浄ポリスチレンおよび/または二重洗浄ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第3の部分とを取得することと、
任意に、前記二重洗浄ポリスチレンおよび/または二重洗浄ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第3の部分から分離することと、
任意に、前記洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンコポリマーを乾燥させて、乾燥ポリスチレンおよび/または乾燥ポリスチレンコポリマーを取得することと、
を含む、プロセス。
(項目211)
項目209または210に記載のポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物を再生するためのプロセスに従って調製された、再生ポリスチレンおよび/または再生ポリスチレンコポリマー。
(項目212)
0.5重量%未満の総含有量の添加剤(複数可)を有する、再生ポリスチレンコポリマー。
(項目213)
前記再生ポリスチレンコポリマーとバージンポリスチレンおよび/またはバージンポリスチレンコポリマーとを含む混合物を調製するための、項目212に記載の再生ポリスチレンコポリマーの使用。
(項目214)
前記再生ポリスチレンコポリマーをバージンポリスチレンおよび/またはバージンポリスチレンコポリマーと混合することを含む、項目211に記載の再生ポリスチレンコポリマーを使用する方法。
(発明の開示)
(項目1)
熱可塑性ポリマー廃棄物および/または熱可塑性コポリマー廃棄物である廃棄物を再生するためのプロセスであって、
-前記熱可塑性ポリマー廃棄物および/または熱可塑性コポリマー廃棄物を適切な溶剤中に溶解して、液体と固体との混合物を取得することと、
-前記混合物を酸性条件下で加熱し、次いで前記混合物を冷却して、溶解した熱可塑性ポリマーおよび/または溶解した熱可塑性コポリマーを含む上清と固体廃棄物残渣とを取得することであって、任意に、前記混合物を酸性条件下で加熱することが、還元剤の存在下で行われることと、
-溶解熱可塑性ポリマーおよび/または溶解熱可塑性コポリマーを含む前記上清を前記固体廃棄物残渣から分離することと、
-任意に、前記上清を濾過助剤で処理して、不溶性ゲルを除去することと、
-溶解熱可塑性ポリマーおよび/または溶解熱可塑性コポリマーを含む前記上清を非溶剤の第1の部分と接触させて、沈殿熱可塑性ポリマーおよび/または沈殿熱可塑性コポリマーと廃液の第1の部分とを取得することと、
-前記沈殿熱可塑性ポリマーおよび/または沈殿熱可塑性コポリマーを前記廃液の第1の部分から分離することと、
-前記沈殿熱可塑性ポリマーおよび/または沈殿熱可塑性コポリマーを非溶剤の第2の部分で洗浄して、洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄熱可塑性コポリマーと廃液の第2の部分とを取得することと、
-前記洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄熱可塑性コポリマーを前記廃液の第2の部分から分離することと、
-任意に、前記洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄熱可塑性コポリマーを非溶剤の第3の部分で洗浄して、二重洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または二重洗浄熱可塑性コポリマーと廃液の第3の部分とを取得することと、
-任意に、前記二重洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または二重洗浄熱可塑性コポリマーを前記廃液の第3の部分から分離することと、
-任意に、前記洗浄もしくは二重洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄もしくは二重洗浄熱可塑性コポリマーを乾燥させて、乾燥熱可塑性ポリマーおよび/または乾燥熱可塑性コポリマーを取得することと、を含む、プロセス。
(項目2)
熱可塑性物質が、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマー(ABS)、アクリロニトリル-スチレンコポリマー(SAN)、ポリスチレン(PS)、およびポリエチレン(PE)とポリプロピレン(PP)とのブレンドから選択されることを特徴とする、項目1に記載のプロセス。
(項目3)
前記プロセスが、産業用もしくは家庭用ポリマー廃棄物から取得された熱可塑性ポリマー廃棄物および/または熱可塑性コポリマー廃棄物である、産業使用後または消費者使用後熱可塑性ポリマー廃棄物を再生するためのプロセスであることを特徴とする、項目1または2に記載のプロセス。
(項目4)
前記沈殿熱可塑性ポリマーおよび/または沈殿熱可塑性コポリマーを非溶剤の第2の部分で洗浄して、洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄熱可塑性コポリマーと廃液の第2の部分とを取得する前記ステップが、バッチ洗浄および連続洗浄から選択され、任意に、前記ステップが、連続洗浄であることを特徴とする、項目1~3のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目5)
前記混合物を冷却して、溶解した熱可塑性ポリマーおよび/または溶解した熱可塑性コポリマーを含む上清と前記固体廃棄物残渣とを取得する前に、前記プロセスが、塩基を添加することと、中性条件下で前記混合物を加熱することと、をさらに含み、任意に、前記塩基が、水酸化カルシウムであることを特徴とする、項目1~4のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目6)
前記混合物を酸性条件下で加熱する前記ステップが、還元剤の存在下で実施され、塩基を添加し、中性条件下で前記混合物を加熱することを特徴とする、項目1~5のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目7)
前記混合物が、10マイクロメートル以上の粒径を有する不溶性材料を含み、前記プロセスが、前記混合物を酸性条件下で加熱する前に、前記混合物を濾過して、前記不溶性材料を除去することをさらに含み、任意に、前記不溶性材料が、5マイクロメートル以上の粒径を有し、任意に、前記不溶性材料が、1マイクロメートル以上の粒径を有することを特徴とする、項目1~6のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目8)
前記不溶性材料が、粉塵、砂、土、金属、木材、紙、顔料、タンパク質、ステッカー、および前記適切な溶剤中で不溶性であるポリマーから選ばれることを特徴とする、項目7に記載のプロセス。
(項目9)
前記混合物が、金属メッシュフィルター、ポリオレフィンバッグフィルター、ポリエステルバッグフィルター、布フィルター、およびペーパーフィルターから選ばれるフィルターを通して濾過されることを特徴とする、項目7または8に記載のプロセス。
(項目10)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約50重量%以下の量の、任意に、約10重量%~約50重量%、任意に、約20重量%~約40重量%の量の、任意に、約20重量%~約30重量%の量の、および任意に、約25重量%の量の前記熱可塑性ポリマーおよび/または熱可塑性コポリマーを含むことを特徴とする、項目1~9のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目11)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約35重量%~約45重量%の量の、任意に、約40重量%の前記熱可塑性ポリマーおよび/または熱可塑性コポリマーを含むことを特徴とする、項目1~9のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目12)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、前記熱可塑性ポリマーおよび/または熱可塑性コポリマーを含むことを特徴とする、項目1~11のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目13)
前記酸性条件が、5未満または約2~約5の範囲のpHを含むことを特徴とする、項目1~12のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目14)
前記酸性条件が、約3.5~約4.5のpHまたは約4のpHを含むことを特徴とする、項目1~13のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目15)
前記酸性条件が、鉱酸、有機酸、またはそれらの組み合わせを前記混合物に添加することによって、任意に、HCl、H 2 SO 4 、酢酸、ギ酸、およびシュウ酸から選択される1つ以上の酸を添加することによって、任意に、ギ酸を添加することによって取得されることを特徴とする、項目1~14のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目16)
前記酸性条件が、HClを前記混合物に添加することによって取得され、任意に、前記HClが、メタノール中の溶液の形態で前記混合物に添加されることを特徴とする、項目1~15のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目17)
前記混合物が、60℃~160℃、任意に、60~100℃または110~160℃の温度で加熱されることを特徴とする、項目1~16のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目18)
前記混合物が、約60℃~約70℃または約70℃~約90℃の温度で加熱されることを特徴とする、項目1~17のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目19)
前記混合物が、約80℃の温度で加熱されることを特徴とする、項目1~17のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目20)
前記混合物が、1時間~4時間または約2時間の時間にわたって加熱されることを特徴とする、項目1~19のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目21)
前記混合物が、掻き混ぜられながら加熱され、任意に、前記掻き混ぜることが、撹拌を含むことを特徴とする、項目1~20のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目22)
前記還元剤が、二価または三価カチオンに酸化され得る金属であることを特徴とする、項目1~21のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目23)
還元剤の存在下で実行される酸性条件下で前記混合物を加熱することであって、前記還元剤が、亜鉛金属、アルミニウム金属、カルシウム金属、またはマグネシウム金属であり、任意に、前記還元剤が、亜鉛金属であることを特徴とするプロセスである、項目1~22のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目24)
前記還元剤が、粒子の形態で添加され、任意に、前記粒子が、粉末の形態であることを特徴とする、項目23または24のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目25)
前記冷却することが、前記混合物を周囲温度に戻し、前記上清および前記固体廃棄物残渣を取得するための時間にわたって沈降させることを含み、任意に、前記周囲温度が、約15℃~約25℃であり、任意に、前記周囲温度が、約20℃であることを特徴とする、項目1~24のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目26)
前記時間が、約2時間~約24時間であり、任意に、前記時間が、約6時間~約18時間または約12時間であることを特徴とする、項目25に記載のプロセス。
(項目27)
前記上清が、遠心分離によって、または傾瀉によって、または濾過によって、前記固体廃棄物残渣から分離され、任意に、前記上清が、遠心分離によって、前記固体廃棄物残渣から分離されることを特徴とする、項目1~26のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目28)
前記上清が、濾過によって前記固体廃棄物残渣から分離され、前記濾過が、
-フィルターペーパーを、ポリアクリル酸、メタノール、および水を含む溶液で処理して、改良されたフィルターペーパーを取得することと、
-前記上清を前記改良されたフィルターペーパーを通して濾過することと、
を含む、ことを特徴とする、項目1~27のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目29)
前記上清が、濾過助剤で処理され、任意に、前記濾過助剤が、カルシウム、マグネシウム、またはアルミニウムの酸化物、水酸化物、炭酸塩、もしくは硫酸塩であることを特徴とする、項目28に記載のプロセス。
(項目30)
前記濾過助剤が塩基であり、任意に、前記塩基が、水酸化カルシウムである、および/または前記塩基が、固体形態で添加されることを特徴とする、項目29に記載のプロセス。
(項目31)
約9~約10のpHが取得されるまで、前記塩基が、前記上清に添加されることを特徴とする、項目30に記載のプロセス。
(項目32)
前記処理が、前記上清を前記濾過助剤と共に掻き混ぜながら加熱することと、続いて非溶剤を添加することと、前記掻き混ぜることを停止することと、前記混合物を周囲温度に戻し、前記不溶性ゲルを前記上清から沈殿させるための時間にわたって沈降させることと、を含み、任意に、前記非溶剤を添加することが、前記上清および前記非溶剤を含む前記混合物の総重量に基づいて30重量%未満の含有量まで前記非溶剤を添加することを含むことを特徴とする、項目29~31のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目33)
前記掻き混ぜが、撹拌を含むことを特徴とする、項目32に記載のプロセス。
(項目34)
前記上清および前記濾過助剤が、約70℃~約100℃、任意に、約80℃~約90℃、任意に、約85℃の温度で加熱されることを特徴とする、項目32または33に記載のプロセス。
(項目35)
前記上清および前記濾過助剤が、約30分間~約4時間の、任意に、約1時間~約2時間の、任意に、約90分間の時間にわたって加熱されることを特徴とする、項目32~34のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目36)
前記混合物が、約6時間~約24時間、任意に、約12時間~約16時間の時間にわたって沈降されることを特徴とする、項目32~35のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目37)
前記上清が、前記非溶剤の沸点において、前記非溶剤の第1の部分に添加され、前記上清から前記非溶剤へと、前記適切な溶剤の拡散を十分な程度にまで進めるための時間にわたって掻き混ぜられることを特徴とする、項目1~36のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目38)
前記時間が、約5分間~約10分間であること、および/または前記掻き混ぜることが、機械的撹拌機を用いた撹拌を含むことを特徴とする、項目37に記載のプロセス。
(項目39)
前記非溶剤の第1の部分と前記上清との体積比が、約2:1~約4:1であり、任意に、約3:1であることを特徴とする、項目37または38に記載のプロセス。
(項目40)
前記非溶剤の第2の部分が、前記非溶剤の沸点において、前記沈殿熱可塑性ポリマーおよび/または前記沈殿熱可塑性コポリマーに添加され、前記沈殿熱可塑性ポリマーおよび/または沈殿熱可塑性コポリマーから前記非溶剤へと、前記適切な溶剤の拡散を十分な程度にまで進めるための時間にわたって掻き混ぜられることを特徴とする、項目1~39のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目41)
前記時間が、約1分間~約15分間、または約2分間~5分間、または約10分間であることを特徴とする、項目40に記載のプロセス。
(項目42)
前記非溶剤の第2の部分と前記沈殿熱可塑性ポリマーおよび/または沈殿熱可塑性コポリマーとの体積比が、1:2~2:1であり、任意に、前記比が、約1:1であることを特徴とする、項目40または41に記載のプロセス。
(項目43)
前記洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄熱可塑性コポリマーが、非溶剤の第3の部分で洗浄され、前記非溶剤の第3の部分が、前記非溶剤の沸点において、前記洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄熱可塑性コポリマーに添加され、前記洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄熱可塑性コポリマーから前記非溶剤へと、前記適切な溶剤の拡散を十分な程度にまで進めるための時間にわたって掻き混ぜられ、任意に、前記時間が1分間~10分間であることを特徴とする、項目1~42のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目44)
前記非溶剤の第3の部分と前記洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄熱可塑性コポリマーとの体積比が、1:2~2:1であることを特徴とする、項目43に記載のプロセス。
(項目45)
前記洗浄または二重洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または前記洗浄または二重洗浄熱可塑性コポリマーが、残存する非溶剤の除去を十分な程度にまで進めるための温度および時間にわたって乾燥され、任意に、前記乾燥することが、約75℃~約125℃、任意に、約100℃の温度で実施されることを特徴とする、項目1~44のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目46)
ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物である廃棄物を再生するための、項目1~45のいずれか一項に記載のプロセスであって、
-前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物をシメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせ中に溶解して、液体と固体との混合物を取得することと、
-前記混合物を酸性条件下で加熱し、次いで前記混合物を冷却して、溶解したポリスチレンおよび/または溶解したポリスチレンコポリマーを含む上清と固体廃棄物残渣とを取得することであって、任意に、前記混合物を酸性条件下で加熱することが、還元剤の存在下で行われることと、
-溶解ポリスチレンおよび/または溶解ポリスチレンコポリマーを含む前記上清を前記固体廃棄物残渣から分離することと、
-任意に、前記上清を濾過助剤で処理して、不溶性ゲルを除去することと、
-溶解ポリスチレンおよび/または溶解ポリスチレンコポリマーを含む前記上清を炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分と接触させて、沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第1の部分とを取得することと、
-前記沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第1の部分から分離することと、
-前記沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーを炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分で洗浄して、洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第2の部分とを取得することと、
-前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第2の部分から分離することと、
-任意に、前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーを炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分で洗浄して、二重洗浄ポリスチレンおよび/または二重洗浄ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第3の部分とを取得することと、
-任意に、前記二重洗浄ポリスチレンおよび/または二重洗浄ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第3の部分から分離することと、
-任意に、前記洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンコポリマーを乾燥させて、乾燥ポリスチレンおよび/または乾燥ポリスチレンコポリマーを取得することと、
を含む、プロセス。
(項目47)
前記溶解することが、100℃を下回る温度で実行されることと、シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせ中で不溶性である前記ポリマーが、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、およびポリ塩化ビニル(PVC)から選ばれることと、を特徴とし、任意に、前記溶解することが、90℃を下回る温度で実行される、項目8および46に記載のプロセス。
(項目48)
前記プロセスが、産業用もしくは家庭用ポリマー廃棄物プロセスから取得されたポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物である、産業使用後または消費者使用後ポリスチレン廃棄物を再生するためのプロセスであることを特徴とする、項目46または47に記載のプロセス。
(項目49)
前記廃棄物が、ポリスチレンコポリマー廃棄物であることを特徴とする、項目46~48のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目50)
前記廃棄物が、ビーズ法発泡ポリスチレン廃棄物、押出法発泡ポリスチレン廃棄物、またはそれらの組み合わせであることを特徴とする、項目46~48のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目51)
前記ポリスチレンコポリマー廃棄物が、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)廃棄物、スチレン-ブタジエンブロックコポリマー廃棄物、スチレン-ブタジエンランダムコポリマー廃棄物、Kraton(商標)廃棄物、またはそれらの組み合わせであることを特徴とする、項目46または48のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目52)
前記ポリスチレンコポリマー廃棄物が、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)廃棄物であることを特徴とする、項目51に記載のプロセス。
(項目53)
前記ポリスチレンコポリマー廃棄物が、スチレン-ブタジエンブロックコポリマー廃棄物、任意に、スチレン-ブタジエン-スチレン(SBS)トリブロックコポリマー廃棄物であることを特徴とする、項目51に記載のプロセス。
(項目54)
前記ポリスチレンコポリマー廃棄物が、Kraton(商標)廃棄物であることを特徴とする、項目51に記載のプロセス。
(項目55)
前記ポリスチレンコポリマー廃棄物が、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)廃棄物、スチレン-ブタジエンブロックコポリマー廃棄物、スチレン-ブタジエンランダムコポリマー廃棄物、およびKraton(商標)廃棄物のうちの2つ、3つ、または4つ全ての組み合わせであることを特徴とする、項目51に記載のプロセス。
(項目56)
前記溶解することが、約0℃~約100℃の温度で実施されることを特徴とする、項目46~55のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目57)
前記溶解することが、約20℃~約30℃の温度で実施されることを特徴とする、項目46~55のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目58)
前記溶解することが、約60℃~約70℃または約70℃~約90℃の温度で実施されることを特徴とする、項目46~55のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目59)
前記溶解することが、約80℃~約85℃の温度で実施されることを特徴とする、項目46~55のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目60)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約50重量%以下の量の前記ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目46~59のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目61)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約10重量%~約50重量%の量の前記ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目46~60のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目62)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約20重量%~約40重量%の量の前記ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目46~60のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目63)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約20重量%~約30重量%の量の前記ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目46~60のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目64)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約25重量%の量の前記ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目46~60のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目65)
任意に、前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約35重量%~約45重量%の量の前記ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目46~60のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目66)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約40重量%の量の前記熱可塑性ポリマーおよび/または熱可塑性コポリマーを含み、任意に、前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約40重量%の量の前記ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目46~60のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目67)
熱可塑性物質が、ポリスチレンであり、前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物が、シメン中に溶解され、任意に、前記シメンが、p-シメンであることを特徴とする、項目46~66のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目68)
前記熱可塑性樹脂が、ポリスチレンであり、前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物が、キシレン中に溶解され、任意に、前記キシレンが、p-キシレンであることを特徴とする、項目46~66のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目69)
前記熱可塑性樹脂が、ポリスチレンであり、前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物が、トルエン中および/またはベンゼン中に溶解されることを特徴とする、項目46~66のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目70)
前記熱可塑性物質が、ポリスチレンであり、前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物が、エチルベンゼン中に溶解されることを特徴とする、項目46~66のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目71)
前記非溶剤が、炭化水素ポリスチレン非溶剤であり、任意に、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤が、ヘプタンを含む、本質的にヘプタンからなる、またはヘプタンからなることを特徴とする、項目46~70のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目72)
前記上清が、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の沸点において、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分に添加され、前記上清から前記炭化水素ポリスチレン非溶剤へと、前記シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせの拡散を十分な程度にまで進めるための時間にわたって掻き混ぜられ、任意に、前記時間が、約5分間~約10分間であることを特徴とする、項目46~71のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目73)
前記上清中で、約90重量%超の前記シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせが、前記上清の総重量に基づいて、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤へと拡散することを特徴とする、項目72に記載のプロセス。
(項目74)
前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分と前記上清との体積比が、約2:1~約4:1であり、任意に、前記比が、約3:1であることを特徴とする、項目72または73のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目75)
前記沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーが、前記沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーから前記炭化水素廃液の第1の部分を傾瀉することを含むプロセスによって、前記炭化水素廃液の第1の部分から分離されることを特徴とする、項目46~74のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目76)
前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分が、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の沸点において、前記沈殿ポリスチレンおよび/または前記沈殿ポリスチレンコポリマーに添加され、前記沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーから前記炭化水素ポリスチレン非溶剤へと、前記シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせの拡散を十分な程度にまで進めるための時間にわたって掻き混ぜられることを特徴とする、項目46~75のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目77)
前記時間が、約1分間~約15分間であることを特徴とする、項目76に記載のプロセス。
(項目78)
前記時間が、約10分間であることを特徴とする、項目76に記載のプロセス。
(項目79)
前記時間が、約2分間~約5分間であることを特徴とする、項目76に記載のプロセス。
(項目80)
前記掻き混ぜることが、機械的撹拌機を用いた撹拌を含むことを特徴とする、項目76~79のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目81)
前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーが、約0.3重量%未満のシメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせを含むことを特徴とする、項目76~80のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目82)
前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーが、約0.1重量%未満のシメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせを含むことを特徴とする、項目76~81のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目83)
前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分と前記沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーとの体積比が、約1:2~約2:1であり、任意に、前記比が、約1:1であることを特徴とする、項目46~82のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目84)
前記洗浄ポリスチレンおよび/または前記洗浄ポリスチレンコポリマーが、前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーから前記炭化水素廃液の第2の部分を傾瀉することを含むプロセスによって、前記炭化水素廃液の第2の部分から分離されることを特徴とする、項目46~83のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目85)
前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーが、炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分で洗浄され、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分が、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の沸点において、前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーに添加され、前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーから前記炭化水素ポリスチレン非溶剤へと、前記シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせの拡散を十分な程度にまで進めるための時間にわたって掻き混ぜられることを特徴とする、項目46~84のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目86)
前記時間が、約1分間~約10分間であるか、または約5分間であることを特徴とする、項目85に記載のプロセス。
(項目87)
前記掻き混ぜることが、機械的撹拌機を用いた撹拌を含むことを特徴とする、項目85または86のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目88)
前記二重洗浄ポリスチレンおよび/または二重洗浄ポリスチレンコポリマーが、約0.1重量%未満のシメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせを含むことを特徴とする、項目46~87のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目89)
前記二重洗浄ポリスチレンおよび/または二重洗浄ポリスチレンコポリマーが、約0.05重量%未満のシメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせを含むことを特徴とする、項目46~87のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目90)
前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分と前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーとの体積比が、約1:2~約2:1であり、任意に、前記比が、約1:1であることを特徴とする、項目46~89のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目91)
前記二重洗浄ポリスチレンおよび/または二重洗浄ポリスチレンコポリマーが、前記二重洗浄ポリスチレンおよび/または二重洗浄ポリスチレンコポリマーから前記炭化水素廃液の第3の部分を傾瀉することを含むプロセスによって、前記炭化水素廃液の第3の部分から分離されることを特徴とする、項目46~90のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目92)
前記洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第2または第3の部分から分離した後であって、かつ、乾燥させる前に、前記プロセスが、前記洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンコポリマーを絞ることによって、および/または圧搾することによって、過剰な炭化水素廃液を除去することをさらに含むことを特徴とする、項目46~91のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目93)
前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分、および前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分のうちの少なくとも1つが、1気圧の圧力下で、約98℃~約110℃の沸点を有する炭化水素ポリスチレン非溶剤を含む、本質的にそのような炭化水素ポリスチレン非溶剤からなる、またはそのような炭化水素ポリスチレン非溶剤からなることを特徴とする、項目46~92のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目94)
前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分、および前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分のうちの少なくとも1つが、1気圧の圧力下で、約105℃~約110℃の沸点を有する炭化水素ポリスチレン非溶剤を含む、本質的にそのような炭化水素ポリスチレン非溶剤からなる、またはそのような炭化水素ポリスチレン非溶剤からなることを特徴とする、項目46~93のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目95)
前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分、および前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分が、C 6 -C 8 アルカンもしくは石油蒸留物を含む、本質的にC 6 -C 8 アルカンもしくは石油蒸留物からなる、またはC 6 -C 8 アルカンもしくは石油蒸留物からなることを特徴とする、項目46~94のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目96)
前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分、および前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分が、C 6 -C 8 アルカンを含む、本質的にC 6 -C 8 アルカンからなる、またはC 6 -C 8 アルカンからなることを特徴とする、項目46~94のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目97)
前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分、および前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分が、石油蒸留物を含む、本質的に石油蒸留物からなる、または石油蒸留物からなることを特徴とする、項目46~94のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目98)
前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分、および前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分が、ヘプタンを含む、本質的にヘプタンからなる、またはヘプタンからなることを特徴とする、項目46~94のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目99)
前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分、および前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分が、すべて、同じ炭化水素ポリスチレン非溶剤であることを特徴とする、項目46~98のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目100)
前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分、および前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分が、すべて、異なる炭化水素ポリスチレン非溶剤であることを特徴とする、項目46~98のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目101)
前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分および前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分が、同じ炭化水素ポリスチレン非溶剤であり、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分が、異なる炭化水素ポリスチレン非溶剤であることを特徴とする、項目46~100のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目102)
前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分および前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分が、ヘプタンを含む、本質的にヘプタンからなる、またはヘプタンからなり、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分が、ヘキサンを含む、本質的にヘキサンからなる、またはヘキサンからなることを特徴とする、項目101に記載のプロセス。
(項目103)
前記洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンおよび/または前記洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンコポリマーが、残存する炭化水素ポリスチレン非溶剤の除去を十分な程度にまで進めるための温度および時間にわたって乾燥させることを特徴とする、項目46~102のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目104)
前記乾燥することが、約75℃~約125℃、任意に、約100℃の温度で実施されることを特徴とする、項目103に記載のプロセス。
(項目105)
前記洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンおよび/または前記洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンコポリマーが、残存する炭化水素ポリスチレン非溶剤除去を十分な程度にまで進めるための時間にわたって、赤外線乾燥機を使用して乾燥させることを特徴とする、項目46~103のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目106)
前記洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンおよび/または前記洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンコポリマーが、残存する炭化水素ポリスチレン非溶剤の除去を十分な程度にまで進めるための時間にわたって、真空下で乾燥させることを特徴とする、項目46~103のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目107)
前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物が、極性不純物および/または約70重量%未満のポリスチレン含有量を有するポリスチレンコポリマーを含み、前記プロセスが、前記ポリスチレン廃棄物および/または前記ポリスチレンコポリマー廃棄物を極性有機溶剤で洗浄して、前記極性不純物および/または約70重量%未満のポリスチレン含有量を有する前記ポリスチレンコポリマーを除去することをさらに含むことを特徴とする、項目46~106のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目108)
前記極性有機溶剤が、メタノールもしくはエタノールを含む、本質的にメタノールもしくはエタノールからなる、またはメタノールもしくはエタノールからなることを特徴とする、項目107に記載のプロセス。
(項目109)
前記極性有機溶剤が、メタノールを含む、本質的にメタノールからなる、またはメタノールからなることを特徴とする、項目107に記載のプロセス。
(項目110)
前記極性有機溶剤が、エタノールを含む、本質的にエタノールからなる、またはエタノールからなる、項目107に記載のプロセス。
(項目111)
ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含む前記上清が、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分に添加されることを特徴とする、項目46~110のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目112)
前記プロセスが、
-極性有機溶剤の第1の部分を前記炭化水素廃液の第1の部分と接触させて、沈殿ポリスチレンコポリマーのさらなる部分および炭化水素廃液の第4の部分を取得することと、
-前記沈殿ポリスチレンコポリマーのさらなる部分を前記炭化水素廃液の第4の部分から分離することと、
-前記沈殿ポリスチレンコポリマーのさらなる部分を極性有機溶剤の第2の部分で洗浄することと、
-任意に、前記洗浄することを繰り返すことと、
-任意に、前記沈殿ポリスチレンコポリマーのさらなる洗浄部分を乾燥させて、乾燥ポリスチレンコポリマーのさらなる部分を取得することと、
をさらに含むことを特徴とする、項目46~111のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目113)
前記極性有機溶剤の第1の部分が、前記炭化水素廃液の第1の部分に添加されることを特徴とする、項目112に記載のプロセス。
(項目114)
前記極性有機溶剤の第1の部分および前記極性有機溶剤の第2の部分が、1~5個の炭素原子を有するアルコールを含む、本質的に1~5個の炭素原子を有するアルコールからなる、または1~5個の炭素原子を有するアルコールからなることを特徴とし、任意に、1~5個の炭素原子を有する前記アルコールが、メタノールまたはエタノールであることを特徴とする、項目112または113に記載のプロセス。
(項目115)
前記極性有機溶剤の第1の部分および前記極性有機溶剤の第2の部分が、メタノールを含む、本質的にメタノールからなる、またはメタノールからなることを特徴とする、項目112または113に記載のプロセス。
(項目116)
前記廃棄物が、ポリスチレンコポリマー廃棄物を含み、前記沈殿ポリスチレンコポリマーのさらなる部分が、前記非ポリスチレンと前記ポリスチレンコポリマー廃棄物のポリスチレンとの比よりも高い前記非ポリスチレン:ポリスチレンの比を含むことを特徴とする、項目112~115のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目117)
前記非ポリスチレンが、ポリブタジエンを含むことを特徴とする、項目116に記載のプロセス。
(項目118)
前記洗浄が、繰り返されることを特徴とする、項目112~117のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目119)
前記ポリスチレンコポリマーのさらなる洗浄部分が、残存する炭化水素ポリスチレン非溶剤および極性有機溶剤の除去を十分な程度にまで進めるための温度および時間にわたって乾燥させることを特徴とする、項目112~118のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目120)
前記乾燥することが、約75℃~約125℃または約80℃の温度で実施されることを特徴とする、項目119に記載のプロセス。
(項目121)
前記ポリスチレンコポリマーのさらなる洗浄部分が、残存する炭化水素ポリスチレン非溶剤および極性有機溶剤の除去を十分な程度にまで進めるための時間にわたって、赤外線乾燥機を使用して乾燥させることを特徴とする、項目112~118のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目122)
前記ポリスチレンコポリマーのさらなる洗浄部分が、残存する炭化水素ポリスチレン非溶剤および極性有機溶剤の除去を十分な程度にまで進めるための時間にわたって、真空下で乾燥させることを特徴とする、項目112~118のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目123)
前記プロセスが、シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、もしくはそれらの任意の組み合わせ、および/または炭化水素ポリスチレン非溶剤を取得するための条件下で、前記炭化水素廃液の第1の部分、前記炭化水素廃液の第2の部分、前記炭化水素廃液の第3の部分、および/または任意に、前記炭化水素廃液の第4の部分を蒸留することをさらに含むことを特徴とする、項目46~122のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目124)
前記プロセスが、前記溶解ステップで使用するために、前記シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせを再生することをさらに含むことを特徴とする、項目123に記載のプロセス。
(項目125)
前記プロセスが、前記接触ステップ、前記第1の洗浄ステップ、および/または前記第2の洗浄ステップで使用するために、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤を再生することをさらに含むことを特徴とする、項目123に記載のプロセス。
(項目126)
前記プロセスが、ポリスチレンペレットおよび/またはポリスチレンコポリマーペレットを取得するための条件下で、前記乾燥ポリスチレンおよび/または乾燥ポリスチレンコポリマーを加工することをさらに含むことを特徴とする、項目46~125のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目127)
前記ポリスチレンペレットおよび/またはポリスチレンコポリマーペレットを取得するための前記条件が、約140℃~約160℃の温度で前記乾燥ポリスチレンおよび/または乾燥ポリスチレンコポリマーを押し出すことを含むことを特徴とする、項目126に記載のプロセス。
(項目128)
前記プロセスが、前記ポリスチレンペレットおよび/またはポリスチレンコポリマーペレットを梱包することをさらに含むことを特徴とする、項目126または127に記載のプロセス。
(項目129)
前記プロセスが、溶解する前に、前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物を粉砕することをさらに含むことを特徴とする、項目46~128のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目130)
前記溶解することおよび加熱することが、逐次的に実施されることを特徴とする、項目1~129のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目131)
濾過が実行されず、前記溶解することおよび加熱することが同時に実施されることを特徴とする、項目1~130のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目132)
前記混合物が、第1の場所で取得され、前記プロセスが、前記プロセスにおける後続のステップが実施される第2の場所へ、前記混合物を輸送することをさらに含むことを特徴とする、項目46~131のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目133)
前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物が、前記シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせ中に、前記シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせを収容するチャンバーと、前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物を前記シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせに添加するための前記チャンバーへの少なくとも1つの開口部と、を有する容器内で溶解され、前記プロセスが、前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物を、前記チャンバーに収容された前記シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせに添加することをさらに含み、任意に、前記容器が排出口をさらに含み、任意に、前記容器が、前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物を前記シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼンまたはそれらの任意の組み合わせへと送り出す手段をさらに含むことを特徴とする、項目46~131のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目134)
前記送り出す手段が、前記容器内部の金属グリッドを含むことを特徴とする、項目133に記載のプロセス。
(項目135)
前記容器が、前記チャンバーの容量にいつ達したかを示す手段をさらに含むことを特徴とする、項目132~134のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目136)
前記容器の容量にいつ達したかを示す前記手段が、表示灯であることを特徴とする、項目135に記載のプロセス。
(項目137)
前記表示灯が、前記チャンバー内のフロートスイッチに接続されていることを特徴とする、項目136に記載のプロセス。
(項目138)
前記接触することおよび洗浄することが、約80℃~約105℃の温度で実施されることを特徴とする、項目46~137のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目139)
前記接触することおよび洗浄することが、約85℃~約100℃の温度で実施されることを特徴とする、項目46~138のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目140)
前記接触することおよび洗浄することが、約80℃~約90℃または約85℃の温度で実施されることを特徴とする、項目139に記載のプロセス。
(項目141)
項目46~140のいずれか一項に記載のポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物を再生するためのプロセスに従って調製された、再生ポリスチレンおよび/または再生ポリスチレンコポリマー。
(項目142)
0.5重量%未満の総含有量の添加剤(複数可)を有する、再生ポリスチレンコポリマー。
(項目143)
前記再生ポリスチレンコポリマーが、0.1重量%未満のまたは約0.07重量%の含有量の添加剤(複数可)を有することを特徴とする、項目142に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目144)
シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせを含むことを特徴とする再生ポリスチレンコポリマーであって、シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせの総含有量が、前記再生ポリスチレンコポリマーの総重量に基づいて、約0.1重量%未満であり、任意に、前記再生ポリスチレンコポリマーが、項目142に記載のものである、再生ポリスチレンコポリマー。
(項目145)
前記再生ポリスチレンコポリマーが、溶剤および非溶剤での処理を伴うことによるポリスチレンコポリマー廃棄物の再生によって取得されたことを特徴とする、項目142~144のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目146)
前記再生ポリスチレンコポリマーが、シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせである溶剤、およびC 6 -C 8 アルカンまたは石油蒸留物である炭化水素ポリスチレン非溶剤での処理を伴うことによるポリスチレンコポリマー廃棄物の再生によって取得されたことを特徴とする、項目142~144のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目147)
前記再生ポリスチレンコポリマーが、シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせである溶剤、およびC 6 -C 8 アルカンである炭化水素ポリスチレン非溶剤、またはそれらの混合物での処理を伴うことによるポリスチレンコポリマー廃棄物の再生によって取得されたことを特徴とする、項目142~144のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目148)
前記再生ポリスチレンコポリマーが、シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせである溶剤、およびヘキサンである炭化水素ポリスチレン非溶剤での処理を伴うことによるポリスチレンコポリマー廃棄物の再生によって取得されたことを特徴とする、項目142~144のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目149)
前記再生ポリスチレンコポリマーが、シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせである溶剤、およびヘプタンである炭化水素ポリスチレン非溶剤での処理を伴うことによるポリスチレンコポリマー廃棄物の再生によって取得されたことを特徴とする、項目142~144のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目150)
前記再生ポリスチレンコポリマーが、シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせである溶剤、およびオクタンである炭化水素ポリスチレン非溶剤での処理を伴うことによるポリスチレンコポリマー廃棄物の再生によって取得されたことを特徴とする、項目142~144のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目151)
前記溶剤が、シメンであり、任意に、シメンが、p-シメンであることを特徴とする、項目145~150のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目152)
前記溶剤が、キシレンであり、任意に、前記キシレンが、p-キシレンであることを特徴とする、項目145~150のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目153)
前記溶剤が、トルエンおよび/またはベンゼンであることを特徴とする、項目145~150のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目154)
前記溶剤が、エチルベンゼンであることを特徴とする、項目145~150のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目155)
前記再生ポリスチレンコポリマーが、白色、透明、または澄明であることを特徴とする、項目142~154のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目156)
前記再生ポリスチレンコポリマーが、少なくとも実質的に透明であることを特徴とする、項目142~154のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目157)
前記再生ポリスチレンコポリマーが、白色であることを特徴とする、項目142~154のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目158)
前記再生ポリスチレンコポリマーが、
-ポリスチレンコポリマー廃棄物をシメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、およびそれらの任意の組み合わせ中に溶解して、混合物を取得することと、
-還元剤の存在下で、酸性条件下の前記混合物を加熱し、次いで前記混合物を冷却して、ポリスチレンコポリマーを含む上清と固体廃棄物残渣とを取得することと、
-ポリスチレンコポリマーを含む前記上清を前記固体廃棄物残渣から分離することと、
-任意に、ポリスチレンコポリマーを含む前記上清を濾過助剤で処理して、不溶性ゲルを除去することと、
-ポリスチレンコポリマーを含む前記上清を炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分と接触させて、沈殿ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第1の部分とを取得することと、
-前記沈殿ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第1の部分から分離することと、
-前記沈殿ポリスチレンコポリマーを炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分で洗浄して、洗浄ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第2の部分とを取得することと、
-前記洗浄ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第2の部分から分離することと、
-前記洗浄ポリスチレンコポリマーを炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分で洗浄して、二重洗浄ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第3の部分とを取得することと、
-任意に、前記二重洗浄ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第3の部分から
分離することと、
-任意に、前記洗浄または二重洗浄ポリスチレンコポリマーを乾燥させて、乾燥ポリスチレンコポリマーを取得することと、
によって取得されたことを特徴とする、項目142~157のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目159)
前記再生ポリスチレンコポリマーが、
-前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物をシメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせ中に溶解して、混合物を取得することと、
-還元剤の存在下で、酸性条件下の前記混合物を加熱し、塩基を添加し、中性条件下で前記混合物を加熱し、次いで前記混合物を冷却して、ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含む上清と固体廃棄物残渣とを取得することと、
-ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含む前記上清を前記固体廃棄物残渣から分離することと、
-任意に、前記上清を濾過助剤で処理して、不溶性ゲルを除去することと、
-ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含む前記上清を炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分と接触させて、沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第1の部分とを取得することと、
-前記沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第1の部分から分離することと、
-前記沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーを炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分で洗浄して、洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第2の部分とを取得することと、
-前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第2の部分から分離することと、
-任意に、前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーを炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分で洗浄して、二重洗浄ポリスチレンおよび/または二重洗浄ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第3の部分とを取得することと、
-任意に、前記二重洗浄ポリスチレンおよび/または二重洗浄ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第3の部分から分離することと、
-任意に、前記洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンコポリマーを乾燥させて、乾燥ポリスチレンおよび/または乾燥ポリスチレンコポリマーを取得することと、
によって取得されたことを特徴とする、項目142~157のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目160)
ポリスチレンコポリマーを含む前記上清が、炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分に添加されることを特徴とする、項目158または159に記載の再生ポリスチレンコポリマー。
(項目161)
前記再生ポリスチレンコポリマーとバージンポリスチレンおよび/またはバージンポリスチレンコポリマーとを含む混合物を調製するための、項目141~160のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマーの使用。
(項目162)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、少なくとも約10重量%、任意に、少なくとも15重量%、任意に、少なくとも20重量%;任意に、少なくとも25重量%、任意に、少なくとも30重量%;および任意に、少なくとも40重量%もしくは少なくとも50重量%、または少なくとも60重量%、または少なくとも70重量%、または少なくとも80重量%の前記再生ポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目161に記載の使用。
(項目163)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約1重量%~約99重量%、任意に、約10重量%~約95重量%;任意に、約20重量%~約90重量%、任意に、約25重量%~約85重量%、および任意に、約30重量%~約80重量%の前記再生ポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目161に記載の使用。
(項目164)
前記混合物が、前記再生ポリスチレンコポリマーおよびバージンポリスチレンを含むことを特徴とする、項目161~163のいずれか一項に記載の使用。
(項目165)
前記混合物が、前記再生ポリスチレンコポリマーおよびバージンポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目161~163のいずれか一項に記載の使用。
(項目166)
前記混合物が、前記再生ポリスチレンコポリマー、バージンポリスチレン、およびバージンポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目161~163のいずれか一項に記載の使用。
(項目167)
前記再生ポリスチレンコポリマーをバージンポリスチレンおよび/またはバージンポリスチレンコポリマーと混合することを含む、項目141~166のいずれか一項に記載の再生ポリスチレンコポリマーを使用する方法。
(項目168)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、少なくとも約10重量%、任意に、少なくとも15重量%、任意に、少なくとも20重量%;任意に、少なくとも25重量%、任意に、少なくとも30重量%;および任意に、少なくとも40重量%もしくは少なくとも50重量%、または少なくとも60重量%、または少なくとも70重量%、または少なくとも80重量%の前記再生ポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目167に記載の方法。
(項目169)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約1重量%~約99重量%、任意に、約10重量%~約95重量%;任意に、約20重量%~約90重量%、任意に、約25重量%~約85重量%、および任意に、約30重量%~約80重量%の前記再生ポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目167に記載の方法。
(項目170)
前記混合物が、前記再生ポリスチレンコポリマーおよびバージンポリスチレンを含むことを特徴とする、項目167~169のいずれか一項に記載の方法。
(項目171)
前記混合物が、前記再生ポリスチレンコポリマーおよびバージンポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目167~169のいずれか一項に記載の方法。
(項目172)
前記混合物が、前記再生ポリスチレンコポリマー、バージンポリスチレン、およびバージンポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目167~169のいずれか一項に記載の方法。
(項目173)
再生ポリスチレンおよび/または再生ポリスチレンコポリマーであって、80~99%の範囲の透過率であって、前記透過率が、シメン中で希釈された前記再生ポリスチレンおよび/または再生ポリスチレンコポリマーを含む溶液に対して、20℃で600nmのUV-VISスペクトルにおいて測定され、20℃で600nmのUV-VISスペクトルにおける透過率100%の参照溶液が、シメン中で希釈されたバージンポリスチレンホモポリマーの溶液であり、バージンポリスチレンの含有量が、前記参照溶液の総重量の20重量%である、透過率、を有し、再生ポリスチレンおよび/または再生ポリスチレンコポリマーの含有量が、前記溶液の総重量の20重量%であり、任意に、前記ポリスチレンおよび/または再生ポリスチレンコポリマーが、項目141~160のいずれか一項に記載されているものであることを特徴とする、再生ポリスチレンおよび/または再生ポリスチレンコポリマー。
(項目174)
前記再生ポリスチレンコポリマーとバージンポリスチレンおよび/またはバージンポリスチレンコポリマーとを含む混合物を調製するための、項目173に記載の再生ポリスチレンコポリマーの使用。
(項目175)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、少なくとも約10重量%、任意に、少なくとも15重量%、任意に、少なくとも20重量%;任意に、少なくとも25重量%、任意に、少なくとも30重量%;および任意に、少なくとも40重量%もしくは少なくとも50重量%、または少なくとも60重量%、または少なくとも70重量%、または少なくとも80重量%の前記再生ポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目174に記載の使用。
(項目176)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約1重量%~約99重量%、任意に、約10重量%~約95重量%;任意に、約20重量%~約90重量%、任意に、約25重量%~約85重量%、および任意に、約30重量%~約80重量%の前記再生ポリスチレンコポリマーを含むことを特徴とする、項目174または175に記載の使用。
(項目177)
熱可塑性ポリマー廃棄物および/または熱可塑性コポリマー廃棄物である廃棄物を再生するための、項目1~45のいずれか一項に記載のプロセスであって、熱可塑性物質が、ポリエチレン(PE)および/またはポリプロピレン(PP)から選択され、
-前記熱可塑性ポリマー廃棄物および/または熱可塑性コポリマー廃棄物を、シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせ中に溶解して、液体と固体との混合物を取得することと、
-前記混合物を酸性条件下で加熱し、次いで前記混合物を冷却して、溶解した熱可塑性ポリマーおよび/または溶解した熱可塑性コポリマーを含む上清と固体廃棄物残渣とを取得することであって、任意に、前記混合物を酸性条件下で加熱することが、還元剤の存在下で行われることと、
-溶解熱可塑性ポリマーおよび/または溶解熱可塑性コポリマーを含む前記上清を前記固体廃棄物残渣から分離することと、
-任意に、前記上清を濾過助剤で処理して、不溶性ゲルを除去することと、
-溶解熱可塑性ポリマーおよび/または溶解熱可塑性コポリマーを含む前記上清をアルコール非溶剤の第1の部分と接触させて、沈殿熱可塑性ポリマーおよび/または沈殿熱可塑性コポリマーとアルコール廃液の第1の部分とを取得することと、
-前記沈殿熱可塑性ポリマーおよび/または沈殿熱可塑性コポリマーを前記アルコール廃液の第1の部分から分離することと、
-前記沈殿熱可塑性ポリマーおよび/または沈殿熱可塑性コポリマーをアルコール非溶剤の第2の部分で洗浄して、洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄熱可塑性コポリマーとアルコール廃液の第2の部分とを取得することと、
-前記洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄熱可塑性コポリマーを前記アルコール廃液の第2の部分から分離することと、
-任意に、前記洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄熱可塑性コポリマーをアルコール非溶剤の第3の部分で洗浄して、二重洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または二重洗浄熱可塑性コポリマーとアルコール廃液の第3の部分とを取得することと、
-任意に、前記二重洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または二重洗浄熱可塑性コポリマーを前記アルコール廃液の第3の部分から分離することと、
-任意に、前記洗浄もしくは二重洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄もしくは二重洗浄熱可塑性コポリマーを乾燥させて、乾燥熱可塑性ポリマーおよび/または乾燥熱可塑性コポリマーを取得することと、を含む、プロセス。
(項目178)
前記プロセスが、産業用もしくは家庭用ポリマー廃棄物プロセスから取得されたポリエチレン廃棄物および/またはポリエチレンコポリマー廃棄物である、産業使用後または消費者使用後ポリエチレン廃棄物を再生するためのプロセスであることを特徴とする、項目177に記載のプロセス。
(項目179)
前記プロセスが、産業用もしくは家庭用ポリマー廃棄物プロセスから取得されたポリプロピレン廃棄物および/またはポリプロピレンコポリマー廃棄物である、産業使用後または消費者使用後ポリプロピレン廃棄物を再生するためのプロセスであることを特徴とする、項目177に記載のプロセス。
(項目180)
前記プロセスが、ポリエチレン廃棄物とポリプロピレン廃棄物とのブレンドであるポリエチレン廃棄物とポリプロピレン廃棄物との産業使用後または消費者使用後ブレンドを再生するためのプロセスであり、前記ポリエチレンおよび/または前記ポリプロピレンが、ホモポリマーまたはコポリマーのいずれかであり得、前記ポリエチレン廃棄物とポリプロピレン廃棄物とのブレンドが、産業用または家庭用ポリマー廃棄物から取得されることを特徴とする、項目177に記載のプロセス。
(項目181)
前記プロセスが、産業用または家庭用ポリマー廃棄物から取得されたポリエチレンとポリプロピレン廃棄物とのブレンドである、産業使用後または消費者使用後廃棄物を再生するためのプロセスであることを特徴とする、項目177に記載のプロセス。
(項目182)
前記熱可塑性廃棄物および/または熱可塑性コポリマー廃棄物を溶解するステップが、シメン、キシレン、エチルベンゼン、もしくはそれらの任意の組み合わせ中で、任意に、シメン、キシレン、もしくはエチルベンゼン中で、任意に、キシレンおよび/もしくはエチルベンゼン中で、またはベンゼン、トルエン、およびキシレンの混合物中で実行されることを特徴とする、項目177~181のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目183)
前記溶解することが、少なくとも130℃、任意に、約130℃~約160℃の範囲の温度で実施されることを特徴とする、項目177~182のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目184)
沈殿熱可塑性ポリマーおよび/または沈殿熱可塑性コポリマーを取得するための前記アルコール非溶剤が、1つ以上のアルコールであり、任意に、前記1つ以上のアルコールが、メタノールおよび/またはエタノールから選択され、任意に、前記1つ以上のアルコールが、メタノールであることを特徴とする、項目177~183のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目185)
前記洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄熱可塑性コポリマーが、約0.3重量%未満のシメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、もしくはそれらの任意の組み合わせを含む、ならびに/または前記二重洗浄熱可塑性ポリマーおよび/もしくは二重洗浄熱可塑性コポリマーが、約0.1重量%未満のシメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、もしくはそれらの任意の組み合わせを含むことを特徴とする、項目177~184のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目186)
前記アルコール非溶剤の第1の部分、前記アルコール非溶剤の第2の部分、および前記アルコール非溶剤の第3の部分のうちの少なくとも1つが、1気圧の圧力下で、約55℃~約95℃の沸点を有し、任意に、1気圧の圧力下で、約60℃~約80℃の沸点を有するアルコール非溶剤を含む、本質的にそのようなアルコール非溶剤からなる、またはそのようなアルコール非溶剤からなることを特徴とする、項目177~185のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目187)
アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマー(ABS)廃棄物またはアクリロニトリル-スチレンコポリマー(SAN)廃棄物である廃棄物を再生するための、項目1~45のいずれか一項に記載のプロセスであって、
-前記アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマー(ABS)廃棄物またはアクリロニトリルスチレンコポリマー(SAN)廃棄物を1つ以上の塩素化溶剤中に溶解して、液体と固体との混合物を取得することであって、任意に、前記1つ以上の塩素化溶剤が、塩素化メタンおよび/または塩素化エタンから選択され、任意に、前記1つ以上の塩素化溶剤が、ジクロロエタンであることと、
-前記混合物を酸性条件下で加熱し、次いで混合物を冷却して、溶解したアクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは溶解したアクリロニトリルスチレンコポリマーを含む上清と固体廃棄物残渣とを取得することであって、任意に、酸性条件下で前記混合物を加熱することが、還元剤の存在下で行われることと、
-溶解アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは溶解アクリロニトリル-スチレンコポリマーを含む前記上清を前記固体廃棄物残渣から分離することと、
-任意に、前記上清を濾過助剤で処理して、不溶性ゲルを除去することと、
-溶解アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは溶解アクリロニトリル-スチレンコポリマーを含む前記上清をアルコール非溶剤の第1の部分と接触させて、沈殿アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは沈殿アクリロニトリル-スチレンコポリマーとアルコール廃液の第1の部分とを取得することと、
-前記沈殿アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは沈殿アクリロニトリル-スチレンコポリマーを前記アルコール廃液の第1の部分から分離することと、
-前記沈殿アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは沈殿アクリロニトリル-スチレンコポリマーをアルコール非溶剤の第2の部分で洗浄して、洗浄アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは洗浄アクリロニトリル-スチレンコポリマーとアルコール廃液の第2の部分とを取得することと、
-前記洗浄アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは洗浄アクリロニトリル-スチレンコポリマーを前記アルコール廃液の第2の部分から分離することと、
任意に、前記洗浄アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは洗浄アクリロニトリル-スチレンコポリマーをアルコール非溶剤の第3の部分で洗浄して、二重洗浄アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは二重洗浄アクリロニトリル-スチレンコポリマーとアルコール廃液の第3の部分とを取得することと、
任意に、前記二重洗浄アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは二重洗浄アクリロニトリル-スチレンコポリマーを前記アルコール廃液の第3の部分から分離することと、
任意に、前記洗浄もしくは二重洗浄アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは洗浄もしくは二重洗浄アクリロニトリル-スチレンコポリマーを乾燥させて、乾燥アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは乾燥アクリロニトリル-スチレンコポリマーを取得することと、を含む、プロセス。
(項目188)
前記プロセスが、産業用もしくは家庭用ポリマー廃棄物から取得されたアクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマー廃棄物またはアクリロニトリル-スチレンコポリマー廃棄物である、産業使用後もしくは消費者使用後アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマー廃棄物またはアクリロニトリル-スチレンコポリマー廃棄物を再生するためのプロセスであることを特徴とする、項目187に記載のプロセス。
(項目189)
前記溶解することが、少なくとも60℃、任意に、約60℃~100℃、任意に、約60℃~約90℃の範囲の温度で実施されることを特徴とする、項目187または188に記載のプロセス。
(項目190)
沈殿アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーポリマーまたは沈殿アクリロニトリル-スチレンコポリマーを取得するための前記アルコール非溶剤が、1つ以上のアルコールであり、任意に、前記1つ以上のアルコールが、メタノールおよび/またはエタノールから選択され、任意に、前記1つ以上のアルコールが、メタノールであることを特徴とする、項目187~189のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目191)
前記混合物を冷却して、アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたはアクリロニトリル-スチレンコポリマーを含む上清と前記固体廃棄物残渣とを取得する前に、前記プロセスが、塩基を添加することと、中性条件下で前記混合物を加熱することと、をさらに含み、任意に、前記塩基が、水酸化カルシウムであることを特徴とする、項目187~190のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目192)
前記混合物を加熱するステップが、酸性条件下で前記混合物を加熱することであって、還元剤の存在下で実施されることと、塩基を添加することと、中性条件下で前記混合物を加熱することと、を含む、ことを特徴とする、項目187~191のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目193)
ポリ塩化ビニル(PVC)廃棄物であり、ポリ塩化ビニルホモポリマー廃棄物および/またはポリ塩化ビニルコポリマー廃棄物から選択される廃棄物を再生するための、項目1~45のいずれか一項に記載のプロセスであって、
-前記ポリ塩化ビニルホモポリマー廃棄物および/またはポリ塩化ビニルコポリマー廃棄物を1つ以上の塩素化溶剤中に溶解して、液体と固体との混合物を取得することであって、任意に、前記1つ以上の塩素化溶剤が、塩素化芳香族溶剤から選択され、任意に、前記1つ以上の塩素化溶剤が、クロロベンゼンであることと、
-前記混合物を酸性条件下で加熱し、次いで前記混合物を冷却して、溶解したポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または溶解したポリ塩化ビニルコポリマーを含む上清と固体廃棄物残渣とを取得することであって、任意に、前記混合物を酸性条件下で加熱することが、還元剤の存在下で行われることと、
-溶解ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/またはポリ塩化ビニルコポリマーを含む前記上清を前記固体廃棄物残渣から分離することと、
-任意に、前記上清を濾過助剤で処理して、不溶性ゲルを除去することと、
-溶解ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または溶解ポリ塩化ビニルコポリマーを含む前記上清をアルコール非溶剤の第1の部分と接触させて、沈殿ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または沈殿ポリ塩化ビニルコポリマーとアルコール廃液の第1の部分とを取得することと、
-前記沈殿ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または沈殿ポリ塩化ビニルコポリマーを前記アルコール廃液の第1の部分から分離することと、
-前記沈殿ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または沈殿ポリ塩化ビニルコポリマーをアルコール非溶剤の第2の部分で洗浄して、洗浄ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または洗浄ポリ塩化ビニルコポリマーとアルコール廃液の第2の部分とを取得することと、
-前記洗浄ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または洗浄ポリ塩化ビニルコポリマーを前記アルコール廃液の第2の部分から分離することと、
-任意に、前記洗浄ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または洗浄ポリ塩化ビニルコポリマーをアルコール非溶剤の第3の部分で洗浄して、二重洗浄ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または二重洗浄ポリ塩化ビニルコポリマーとアルコール廃液の第3の部分とを取得することと、
-任意に、前記二重洗浄ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または二重洗浄ポリ塩化ビニルコポリマーを前記アルコール廃液の第3の部分から分離することと、
-任意に、前記洗浄もしくは二重洗浄ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または洗浄もしくは二重洗浄ポリ塩化ビニルコポリマーを乾燥させて、乾燥ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または乾燥ポリ塩化ビニルコポリマーを取得することと、を含む、プロセス。
(項目194)
ポリ塩化ビニル(PVC)廃棄物であり、ポリ塩化ビニルホモポリマー廃棄物およびポリ塩化ビニルコポリマー廃棄物から選択される廃棄物を再生するための、項目1~45のいずれか一項に記載のプロセスであって、
-前記ポリ塩化ビニルホモポリマー廃棄物および/またはポリ塩化ビニルコポリマー廃棄物を1つ以上の環状エーテル溶剤中に溶解して、液体と固体との混合物を取得することであって、任意に、前記1つ以上の環状エーテル溶剤が、テトラヒドロフランおよびテトラヒドロピランから選択され、任意に、前記1つ以上の塩素化溶剤が、テトラヒドロフランであることと、
-前記混合物を酸性条件下で加熱し、次いで前記混合物を冷却して、溶解したポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または溶解したポリ塩化ビニルコポリマーを含む上清と固体廃棄物残渣とを取得することであって、いくつかの実施形態では、前記混合物を酸性条件下で加熱することが、還元剤の存在下で行われることと、
-溶解ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/またはポリ塩化ビニルコポリマーを含む前記上清を前記固体廃棄物残渣から分離することと、
-任意に、前記上清を濾過助剤で処理して、不溶性ゲルを除去することと、
-溶解ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または溶解ポリ塩化ビニルコポリマーを含む前記上清をアルコール非溶剤の第1の部分と接触させて、沈殿ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または沈殿ポリ塩化ビニルコポリマーとアルコール廃液の第1の部分とを取得することと、
-前記沈殿ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または沈殿ポリ塩化ビニルコポリマーを前記アルコール廃液の第1の部分から分離することと、
-前記沈殿ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または沈殿ポリ塩化ビニルコポリマーをアルコール非溶剤の第2の部分で洗浄して、洗浄ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または洗浄ポリ塩化ビニルコポリマーとアルコール廃液の第2の部分とを取得することと、
-前記洗浄ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または洗浄ポリ塩化ビニルコポリマーを前記アルコール廃液の第2の部分から分離することと、
-任意に、前記洗浄ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または洗浄ポリ塩化ビニルコポリマーをアルコール非溶剤の第3の部分で洗浄して、二重洗浄ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または二重洗浄ポリ塩化ビニルコポリマーとアルコール廃液の第3の部分とを取得することと、
-任意に、前記二重洗浄ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または二重洗浄ポリ塩化ビニルコポリマーを前記アルコール廃液の第3の部分から分離することと、
-任意に、前記洗浄もしくは二重洗浄ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または洗浄もしくは二重洗浄ポリ塩化ビニルコポリマーを乾燥させて、乾燥ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または乾燥ポリ塩化ビニルコポリマーを取得することと、
を含む、プロセス。
(項目195)
前記プロセスが、産業用もしくは家庭用ポリマー廃棄物から取得されたポリ塩化ビニルホモポリマー廃棄物および/またはポリ塩化ビニルコポリマー廃棄物である、産業使用後もしくは消費者使用後ポリ塩化ビニルホモポリマー廃棄物またはポリ塩化ビニルコポリマー廃棄物を再生するためのプロセスであることを特徴とする、項目193または194に記載のプロセス。
(項目196)
前記溶解することが、少なくとも70℃、任意に、約70℃~130℃、任意に、約80℃~約120℃の範囲の温度で実施されることを特徴とする、項目193または194に記載のプロセス。
(項目197)
前記溶解することが、少なくとも50℃、任意に、約50℃~100℃、任意に、約60℃~約90℃の範囲の温度で実施されることを特徴とする、項目194に記載のプロセス。
(項目198)
沈殿ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または沈殿ポリ塩化ビニルコポリマーを取得するための前記アルコール非溶剤が、1つ以上のアルコールであり、任意に、前記1つ以上のアルコールが、メタノールおよび/またはエタノールから選択され、任意に、前記1つ以上のアルコールが、メタノールであることを特徴とする、項目193~197のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目199)
前記混合物を冷却して、ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/またはポリ塩化ビニルコポリマーを含む上清と前記固体廃棄物残渣とを取得する前に、前記プロセスが、塩基を添加することと、中性条件下で前記混合物を加熱することと、をさらに含み、任意に、前記塩基が、水酸化カルシウムであることを特徴とする、項目193~198のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目200)
前記混合物を加熱するステップが、酸性条件下で前記混合物を加熱することであって、還元剤の存在下で実施されることと、塩基を添加することと、中性条件下で前記混合物を加熱することと、を含む、ことを特徴とする、項目193~199のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目201)
項目1~45または177~200に記載のプロセスに従って調製された再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマー、熱可塑性ポリマー廃棄物および/または熱可塑性コポリマー廃棄物を再生するためのプロセス。
(項目202)
再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマーであって、熱可塑性物質が、ポリエチレン(PE)および/またはポリプロピレン(PP)から選択され、
-80~99%の範囲の透過率であって、前記透過率が、シメン中で希釈された前記再生ポリエチレンおよび/または再生ポリプロピレンを含む溶液に対して、130℃で600nmのUV-VISスペクトルにおいて測定され、前記再生ポリエチレンおよび再生ポリプロピレンの含有量が、前記溶液の総重量の5または10重量%であり、130℃で600nmのUV-VISスペクトルにおける透過率100%の参照溶液が、シメン中で希釈されたバージンエチレンホモポリマーおよび/またはバージンプロピレンホモポリマーの溶液であり、バージンエチレンホモポリマーおよびバージンプロピレンホモポリマーの総含有量が、前記参照溶液の総重量の5または10重量%である、透過率、を有する、および/または
-シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせの総含有量が、再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマーの総重量に基づいて、約0.1重量%未満である、シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせを含む、および/または
-前記再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマーの総重量に基づいて、0.5重量%未満、任意に、0.1重量%未満の総含有量の不純物を有する、および/または
-項目177~186のいずれか一項に記載のプロセスによって生成される、再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマー。
(項目203)
再生熱可塑性コポリマーであって、熱可塑性物質が、アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマー(ABS)またはアクリロニトリル-スチレンコポリマー(SAN)から選択され、
-80~99%の範囲の透過率であって、前記透過率が、ジクロロエタン中で希釈された前記再生アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは再生アクリロニトリル-スチレンコポリマーを含む溶液に対して、20℃で600nmのUV-VISスペクトルにおいて測定され、前記再生アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたは再生アクリロニトリル-スチレンコポリマーの含有量が、前記溶液の総重量の20重量%であり、20℃で600nmのUV-VISスペクトルにおける透過率100%の参照溶液が、ジクロロエタン中で希釈されたバージンアクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたはバージンアクリロニトリル-スチレンコポリマーの溶液であり、バージンアクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーまたはアクリロニトリル-スチレンコポリマーの総含有量が、前記参照溶液の総重量の20重量%である、透過率、を有する、および/または
-塩素化メタンおよび塩素化エタンの総含有量が、前記再生熱可塑性コポリマーの総重量に基づいて、より低い約0.1重量%であり、任意に、ジクロロエタンを含み、ジクロロエタンの総含有量が、前記再生熱可塑性コポリマーの総重量に基づいて、約0.1重量%未満である、塩素化メタンおよび/または塩素化エタンを含む、および/または
-前記再生熱可塑性コポリマーの総重量に基づいて、0.5重量%未満の、任意に、0.1重量%未満の総含有量の不純物を有する、および/または
-項目187~192のいずれか一項に記載のプロセスによって生成される、再生熱可塑性コポリマー。
(項目204)
再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマーであって、熱可塑性物質が、ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/またはポリ塩化ビニルコポリマーから選択されるポリ塩化ビニル(PVC)であり、
-80~99%の範囲の透過率であって、前記透過率が、クロロベンゼン中で希釈された前記再生ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または前記再生ポリ塩化ビニルコポリマーを含む溶液に対して、30℃で600nmのUV-VISスペクトルにおいて測定され、前記再生ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび再生ポリ塩化ビニルコポリマーの含有量が、前記溶液の総重量の10重量%であり、30℃で600nmのUV-VISスペクトルにおける透過率100%の参照溶液が、クロロベンゼン中で希釈されたバージンポリ塩化ビニルホモポリマーの溶液であり、バージンポリ塩化ビニルホモポリマーの総含有量が、前記参照溶液の総重量の10重量%である、透過率、を有する、および/または
-塩素化芳香族溶剤の総含有量が、前記再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマーの総重量に基づいて、約0.1重量%未満であり、任意に、クロロベンゼンを含み、クロロベンゼンの総含有量が、前記再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマーの総重量に基づいて、より低い約0.1重量%である、塩素化芳香族溶剤、を含む、および/または
-前記再生熱可塑性コポリマーの総重量に基づいて、0.5重量%未満の、任意に、0.1重量%未満の総含有量の不純物を有する、および/または
-項目193~200の最初および/またはいずれか一項に記載のプロセスによって生成される、再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマー。
(項目205)
再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマーであって、熱可塑性物質が、ポリ塩化ビニルホモポリマーおよびポリ塩化ビニルコポリマーから選択されるポリ塩化ビニル(PVC)であり、
-80~99%の範囲の透過率であって、透過率が、テトラヒドロフラン中で希釈された再生ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび/または再生ポリ塩化ビニルコポリマーを含む溶液に対して、圧力下の20℃で600nmのUV-VISスペクトルにおいて測定され、再生ポリ塩化ビニルホモポリマーおよび再生ポリ塩化ビニルコポリマーの含有量が、溶液の総重量の10重量%であり、圧力下の20℃で600nmのUV-VISスペクトルにおける透過率100%の参照溶液が、テトラヒドロフラン中で希釈されたバージンポリ塩化ビニルホモポリマーの溶液であり、バージンポリ塩化ビニルホモポリマーの総含有量が、参照溶液の総重量の10重量%である、透過率、を有する、および/または
-テトラヒドロフランおよび/またはテトラヒドロピランであって、テトラヒドロフランおよび/またはテトラヒドロピランの総含有量が、前記再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマーの総重量に基づいて、約0.1重量%未満であり、任意に、テトラヒドロフラン含み、テトラヒドロフランの総含有量が、前記再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマーの総重量に基づいて、約0.1重量%未満である、テトラヒドロフランおよび/またはテトラヒドロピラン、を含む、および/または
-前記再生熱可塑性コポリマーの総重量に基づいて、0.5重量%未満の、任意に、0.1重量%未満の総含有量の不純物を有する、および/または
-実施形態193~200の最初および/またはいずれか1つに記載のプロセスによって生成される、再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマー。
(項目206)
前記再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマーと、同じ性質のバージン熱可塑性ポリマーおよび/またはバージン熱可塑性コポリマーとを含む混合物を調製するための、項目201~205のいずれか一項に記載の前記再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマーの使用。
(項目207)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、少なくとも約10重量%、任意に、少なくとも15重量%、任意に、少なくとも20重量%;任意に、少なくとも25重量%、任意に、少なくとも30重量%;および任意に、少なくとも40重量%もしくは少なくとも50重量%、または少なくとも60重量%、または少なくとも70重量%、または少なくとも80重量%の前記再生された再生熱可塑性ポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマーを含むことを特徴とする、項目206に記載の使用。
(項目208)
前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約1重量%~約99重量%、任意に、約10重量%~約95重量%;任意に、約20重量%~約90重量%、任意に、約25重量%~約85重量%、および任意に、約30重量%~約80重量%の前記再生熱可塑性コポリマーおよび/または再生熱可塑性コポリマーを含むことを特徴とする、項目206または207に記載の使用。
(項目209)
ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物である廃棄物を再生するためのプロセスであって、
前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物をシメン、キシレン、またはエチルベンゼン中に溶解して、混合物を取得することと、
還元剤の存在下で、酸性条件下の前記混合物を加熱し、次いで前記混合物を冷却して、ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含む上清と固体廃棄物残渣とを取得することと、
前記ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含む上清を前記固体廃棄物残渣から分離することと、
任意に、前記上清を濾過助剤で処理して、不溶性ゲルを除去することと、
ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含む前記上清を炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分と接触させて、沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第1の部分とを取得することと、
前記沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第1の部分から分離することと、
前記沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーを炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分で洗浄して、洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第2の部分とを取得することと、
前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第2の部分から分離することと、
任意に、前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーを炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分で洗浄して、二重洗浄ポリスチレンおよび/または二重洗浄ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第3の部分とを取得することと、
任意に、前記二重洗浄ポリスチレンおよび/または二重洗浄ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第3の部分から分離することと、
任意に、前記洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンコポリマーを乾燥させて、乾燥ポリスチレンおよび/または乾燥ポリスチレンコポリマーを取得することと、
を含む、プロセス。
(項目210)
ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物である廃棄物を再生するためのプロセスであって、
前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物をシメン、キシレン、またはエチルベンゼン中に溶解して、混合物を取得することと、
還元剤の存在下で、酸性条件下の前記混合物を加熱し、塩基を添加し、中性条件下で前記混合物を加熱し、次いで前記混合物を冷却して、ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含む上清と固体廃棄物残渣とを取得することと、
前記ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含む上清を前記固体廃棄物残渣から分離することと、
任意に、前記上清を濾過助剤で処理して、不溶性ゲルを除去することと、
ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含む前記上清を炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分と接触させて、沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第1の部分とを取得することと、
前記沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第1の部分から分離することと、
前記沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーを炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分で洗浄して、洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第2の部分とを取得することと、
前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第2の部分から分離することと、
任意に、前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーを炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分で洗浄して、二重洗浄ポリスチレンおよび/または二重洗浄ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第3の部分とを取得することと、
任意に、前記二重洗浄ポリスチレンおよび/または二重洗浄ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第3の部分から分離することと、
任意に、前記洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンコポリマーを乾燥させて、乾燥ポリスチレンおよび/または乾燥ポリスチレンコポリマーを取得することと、
を含む、プロセス。
(項目211)
項目209または210に記載のポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物を再生するためのプロセスに従って調製された、再生ポリスチレンおよび/または再生ポリスチレンコポリマー。
(項目212)
0.5重量%未満の総含有量の添加剤(複数可)を有する、再生ポリスチレンコポリマー。
(項目213)
前記再生ポリスチレンコポリマーとバージンポリスチレンおよび/またはバージンポリスチレンコポリマーとを含む混合物を調製するための、項目212に記載の再生ポリスチレンコポリマーの使用。
(項目214)
前記再生ポリスチレンコポリマーをバージンポリスチレンおよび/またはバージンポリスチレンコポリマーと混合することを含む、項目211に記載の再生ポリスチレンコポリマーを使用する方法。
Claims (24)
- 熱可塑性ポリマー廃棄物および/または熱可塑性コポリマー廃棄物である廃棄物を再生するためのプロセスであって、
-前記熱可塑性ポリマー廃棄物および/または熱可塑性コポリマー廃棄物を適切な溶剤中に溶解して、液体と固体との混合物を取得することと、
-前記混合物を酸性条件下で還元剤の存在下で加熱し、塩基を添加し、中性条件下で前記混合物を加熱し、次いで前記混合物を冷却して、溶解した熱可塑性ポリマーおよび/または溶解した熱可塑性コポリマーを含む上清と固体廃棄物残渣とを取得することであって、任意に、前記混合物を酸性条件下で加熱することが、還元剤の存在下で行われることと、
-溶解熱可塑性ポリマーおよび/または溶解熱可塑性コポリマーを含む前記上清を前記固体廃棄物残渣から分離することと、
-任意に、前記上清を濾過助剤で処理して、不溶性ゲルを除去することと、
-溶解熱可塑性ポリマーおよび/または溶解熱可塑性コポリマーを含む前記上清を非溶剤の第1の部分と接触させて、沈殿熱可塑性ポリマーおよび/または沈殿熱可塑性コポリマーと廃液の第1の部分とを取得することと、
-前記沈殿熱可塑性ポリマーおよび/または沈殿熱可塑性コポリマーを前記廃液の第1の部分から分離することと、
-前記沈殿熱可塑性ポリマーおよび/または沈殿熱可塑性コポリマーを非溶剤の第2の部分で洗浄して、洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄熱可塑性コポリマーと廃液の第2の部分とを取得することと、
-前記洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄熱可塑性コポリマーを前記廃液の第2の部分から分離することと、
-任意に、前記洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄熱可塑性コポリマーを非溶剤の第3の部分で洗浄して、二重洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または二重洗浄熱可塑性コポリマーと廃液の第3の部分とを取得することと、
-任意に、前記二重洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または二重洗浄熱可塑性コポリマーを前記廃液の第3の部分から分離することと、
-任意に、前記洗浄もしくは二重洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄もしくは二重洗浄熱可塑性コポリマーを乾燥させて、乾燥熱可塑性ポリマーおよび/または乾燥熱可塑性コポリマーを取得することと、を含む、プロセス。 - 熱可塑性物質が、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマー(ABS)、アクリロニトリル-スチレンコポリマー(SAN)、ポリスチレン(PS)、およびポリエチレン(PE)とポリプロピレン(PP)とのブレンドから成る群から選択される、請求項1に記載のプロセス。
- 前記プロセスが、産業用もしくは家庭用ポリマー廃棄物から取得された熱可塑性ポリマー廃棄物および/または熱可塑性コポリマー廃棄物である、産業使用後または消費者使用後熱可塑性ポリマー廃棄物を再生するためのプロセスである、請求項1に記載のプロセス。
- 前記沈殿熱可塑性ポリマーおよび/または沈殿熱可塑性コポリマーを非溶剤の第2の部分で洗浄して、洗浄熱可塑性ポリマーおよび/または洗浄熱可塑性コポリマーと廃液の第2の部分とを取得する前記ステップが、バッチ洗浄および連続洗浄から選択され、任意に、前記ステップが、連続洗浄である、請求項1に記載のプロセス。
- 前記塩基が、水酸化カルシウムである、請求項1に記載のプロセス。
- 前記混合物が、10マイクロメートル以上の粒径を有する不溶性材料を含み、前記プロセスが、前記混合物を酸性条件下で加熱する前に、前記混合物を濾過して、前記不溶性材料を除去することをさらに含む、請求項1に記載のプロセス。
- 前記混合物が、約10重量%~約50重量%の前記熱可塑性ポリマーおよび/または熱可塑性物質を含む、請求項1に記載のプロセス。
- 前記酸性条件が、5未満または約2~約5の範囲のpHを含む、請求項1に記載のプロセス。
- 前記酸性条件が、鉱酸、有機酸、またはそれらの組み合わせを前記混合物に添加することによって、任意に、HCl、H2SO4、酢酸、ギ酸、およびシュウ酸から成る群から選択される1つ以上の酸を添加することによって、任意に、ギ酸を添加することによって取得される、請求項1に記載のプロセス。
- 前記酸性条件が、HClを前記混合物に添加することによって取得され、任意に、前記HClが、メタノール中の溶液の形態で前記混合物に添加される、請求項1に記載のプロセス。
- 前記混合物が、60℃~160℃の温度で加熱される、請求項1に記載のプロセス。
- 前記還元剤が、二価または三価カチオンに酸化される金属である、請求項1に記載のプロセス。
- 前記還元剤が、亜鉛金属、アルミニウム金属、カルシウム金属、またはマグネシウム金属である、請求項1に記載のプロセス。
- 前記上清が、遠心分離によって、または傾瀉によって、または濾過によって、前記固体廃棄物残渣から分離される、請求項1に記載のプロセス。
- 前記上清が、濾過によって前記固体廃棄物残渣から分離され、前記濾過が、
-フィルターペーパーを、ポリアクリル酸、メタノール、および水を含む溶液で処理して、改良されたフィルターペーパーを取得することと、
-前記上清を前記改良されたフィルターペーパーを通して濾過することと、
を含む、請求項1に記載のプロセス。 - 前記上清が、濾過助剤で処理され、前記濾過助剤が、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウムおよび硫酸アルミニウムから成る群から選択される、請求項15に記載のプロセス。
- ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物である廃棄物を再生するための、請求項1に記載のプロセスであって、
-前記ポリスチレン廃棄物および/またはポリスチレンコポリマー廃棄物を、シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせ中に溶解して、液体と固体との混合物を取得することと、
-前記混合物を酸性条件下で加熱し、次いで前記混合物を冷却して、溶解したポリスチレンおよび/または溶解したポリスチレンコポリマーを含む上清と固体廃棄物残渣とを取得することであって、任意に、前記混合物を酸性条件下で加熱することが、還元剤の存在下で行われることと、
-溶解ポリスチレンおよび/または溶解ポリスチレンコポリマーを含む前記上清を前記固体廃棄物残渣から分離することと、
-任意に、前記上清を濾過助剤で処理して、不溶性ゲルを除去することと、
-溶解ポリスチレンおよび/または溶解ポリスチレンコポリマーを含む前記上清を炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分と接触させて、沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第1の部分とを取得することと、
-前記沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第1の部分から分離することと、
-前記沈殿ポリスチレンおよび/または沈殿ポリスチレンコポリマーを炭化水素ポリスチレン非溶剤の第2の部分で洗浄して、洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第2の部分とを取得することと、
-前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第2の部分から分離することと、
-任意に、前記洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄ポリスチレンコポリマーを炭化水素ポリスチレン非溶剤の第3の部分で洗浄して、二重洗浄ポリスチレンおよび/または二重洗浄ポリスチレンコポリマーと炭化水素廃液の第3の部分とを取得することと、
-任意に、前記二重洗浄ポリスチレンおよび/または二重洗浄ポリスチレンコポリマーを前記炭化水素廃液の第3の部分から分離することと、
-任意に、前記洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンおよび/または洗浄もしくは二重洗浄ポリスチレンコポリマーを乾燥させて、乾燥ポリスチレンおよび/または乾燥ポリスチレンコポリマーを取得することと、
を含む、プロセス。 - 前記溶解することが、100℃を下回る温度で実行され、シメン、キシレン、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、またはそれらの任意の組み合わせ中で不溶性である前記ポリマーが、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、およびポリ塩化ビニル(PVC)から成る群から選択され、任意に、前記溶解することが、90℃を下回る温度で実行される、請求項17に記載のプロセス。
- 前記ポリスチレンコポリマー廃棄物が、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)廃棄物、スチレン-ブタジエンブロックコポリマー廃棄物、スチレン-ブタジエンランダムコポリマー廃棄物、スチレンとゴムブロックとのコポリマーの廃棄物、またはそれらの組み合わせである、請求項17に記載のプロセス。
- 前記ポリスチレンコポリマー廃棄物が、スチレン-ブタジエン-スチレン(SBS)トリブロックコポリマー廃棄物である、請求項19に記載のプロセス。
- 前記混合物が、前記混合物の総重量に基づいて、約20重量%~約40重量%の量の前記ポリスチレンおよび/またはポリスチレンコポリマーを含む、請求項17に記載のプロセス。
- 前記上清が、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の沸点において、前記炭化水素ポリスチレン非溶剤の第1の部分に添加され、約5分間~約10分間掻き混ぜられる、請求項17に記載のプロセス。
- 前記プロセスが、前記ポリスチレン廃棄物および/または前記ポリスチレンコポリマー廃棄物を極性有機溶剤で洗浄して、前記極性不純物および/または約70重量%未満のポリスチレン含有量を有する前記ポリスチレンコポリマーを除去することをさらに含む、請求項17に記載のプロセス。
- 前記プロセスが、
-極性有機溶剤の第1の部分を前記炭化水素廃液の第1の部分と接触させて、沈殿ポリスチレンコポリマーのさらなる部分および炭化水素廃液の第4の部分を取得することと、
-前記沈殿ポリスチレンコポリマーのさらなる部分を前記炭化水素廃液の第4の部分から分離することと、
-前記沈殿ポリスチレンコポリマーのさらなる部分を極性有機溶剤の第2の部分で洗浄することと、
-任意に、前記洗浄することを繰り返すことと、
-任意に、前記沈殿ポリスチレンコポリマーのさらなる洗浄部分を乾燥させて、乾燥ポリスチレンコポリマーのさらなる部分を取得することと、
をさらに含む、請求項17に記載のプロセス。
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