JPWO2020066073A1 - トルク発生装置 - Google Patents

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Abstract

磁気粘性流体を確実に保持しつつ解体することが可能であり、解体した構成部材を、装置の仕様に応じて再利用することができる本発明のトルク発生装置は、回転動作可能なロータと、ロータの周囲を封止して封止空間を形成する封止部材と、封止部材とは分離可能に封止部材の外側に配置され、封止空間を通過する、電界又は磁界を発生させるフィールド発生部と、フィールド発生部を制御して、封止空間を通過する電界又は磁界の大きさを制御する制御部と、封止空間内に流動可能に封入されて、封止空間を通過する電界又は磁界の大きさに応じてロータの回転動作のトルクを変化させる機能性材料と、を備え、封止部材は、ロータを回転動作可能に支持する支持部を備え、フィールド発生部とは分離可能に設けられている。

Description

本発明は、磁気粘性流体その他の機能性材料を用いて回転抵抗を変化させることができるトルク発生装置に関する。
特許文献1に記載の回転制動装置は、回転軸と、磁性体からなる円板と、対面部材と、コイルと、磁気粘性流体と、非磁性体からなる球体とを備える。上記円板は、その一方の面の中心部に回転軸の端部が接続され、また、他方の面に対して、微小隙間を介して、磁性体からなる対面部材が平行に対向している。コイルは、電流印加時に、上記微小隙間を貫通する磁路が形成されるように、回転軸の軸線を中心とする同心円状に配設され、微小隙間には磁気粘性流体が充填されている。円板の上記他方の面の中心部に上記球体が嵌め込まれた凹部が形成され、球体が凹部に対して最深位置まで嵌め込まれ、その球体の一部が円板の他方の面から軸線方向に所定量だけ突出して対向面に当接していることによって微小隙間が形成されている。
特許文献2に記載の連結装置は、非磁性体で形成された可動軸と、磁性体で形成された可動部材と、磁気粘性流体と、磁気粘性流体に磁場を与えるための磁場発生手段と、磁性体で形成されたヨークハウジングとを備える。可動部材は、可動軸に結合されて可動軸と一体的に動き、磁気粘性流体は、磁場が加えられることで磁場が加えられる前よりも粘度が高くなる。さらに、ヨークハウジングのうちの磁気粘性流体を間に挟んで可動部材と対向する対向部が、可動部材側に凹んだ凹形状とされている。磁場発生手段の電磁石を挟んでヨークハウジングがカシメ固定されて、電磁石とヨークハウジングとの間のゴムパッキンで磁気粘性流体が電磁石側に漏れないように封止されている。
特開2014−181778号公報 特開2017−172655号公報
特許文献1の回転制動装置と特許文献2の連結装置においては、各構成部材を一体に組み上げることによって、所定の構成部材間に磁気粘性流体が充填可能な領域が形成され、この領域に磁気粘性流体が充填される。ここで、磁気粘性流体を用いて回転抵抗を変化させるトルク発生装置においては、最大トルク、最小トルク、サイズ、必要な電力などの仕様に応じて、構成部材を再構成する必要がある。しかし、再構成のために上記構成部材を解体した場合、仕様変更後にも再利用できる構成部材は少ないことが多い。さらに、構成部材を解体するときに、構成部材間に充填されていた磁気粘性流体をすべて確実に回収することは困難である。また、一般に、トルク発生装置の製品仕様が異なれば、各部品の構成が異なるため、製造コストや設計コストの面で不利である。
そこで本発明は、磁気粘性流体を確実に保持しつつ解体することが可能であり、解体した構成部材を、装置の仕様に応じて再利用することができるトルク発生装置を提供することを目的とする。本発明のさらなる目的は、製品仕様が異なっても部品を共通にすることができるトルク発生装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のトルク発生装置は、回転動作可能なロータと、ロータの周囲を封止して封止空間を形成する封止部材と、封止部材とは分離可能に封止部材の外部に配置され、封止空間を通過する、電界又は磁界を発生させるフィールド発生部と、フィールド発生部を制御して、封止空間を通過する電界又は磁界の大きさを制御する制御部と、封止空間内に流動可能に封入されて、封止空間を通過する電界又は磁界の大きさに応じてロータの回転動作のトルクを変化させる機能性材料と、を備え、封止部材は、ロータを回転動作可能に支持する支持部を備え、フィールド発生部とは分離可能に設けられていることを特徴としている。
これにより、フィールド発生部を組み合わせることなく封止空間内に機能性材料を封入することができ、したがって機能性材料を確実に保持しつつ装置を解体することが可能となり、解体した構成部材を、装置の仕様に応じて再利用することができる。
本発明のトルク発生装置においては、封止部材は複数の部材からなり、これらの複数の部材のうちの第1封止部材が支持部を構成することが好ましい。
これにより、ロータを確実に保持できるとともに、支持部が第1封止部材を兼ねることで構成部材の数を減らすことができる。また、生産性を高めることができ、さらには、各封止部材に機能を分担させることができる。機能の分担により、封止空間内への磁束の通過性を制御しやすくなるとともに、ロータを確実に保持する構成を実現できる。
本発明のトルク発生装置において、封止部材を構成する複数の部材のうちの第2封止部材は、フィールド発生部とロータとの間に位置することが好ましい。
これにより、封止空間内への磁束の透過性を制御して最適な量の磁束をロータへ通過させることができる。
本発明のトルク発生装置において、機能性材料は磁気粘性流体であり、フィールド発生部は、磁気粘性流体を通過する磁界を発生させる磁界発生部であることが好ましい。
これにより、コンパクトな構成で制御しやすい装置を構成することができる。
本発明のトルク発生装置において、封止部材は、フィールド発生部とロータとの間に位置する部分が、磁界発生部が発生した磁界を封止空間へと透過させることができる大きさの磁気抵抗を有する磁気透過部材であることが好ましい。この磁気透過部材は、磁界発生部が発生した磁界を磁気粘性流体に透過させることができる、金属の非磁性部材からなることが好ましい。
これにより、封止空間内への磁束の透過性を制御して最適な量の磁束をロータへ通過させることができる。
本発明のトルク発生装置において、磁界発生部は、ロータの回転の中心軸が延びる方向において封止空間の上側に配置されていることが好ましい。
これにより、径方向におけるサイズを小さく抑えることができる。
本発明のトルク発生装置において、磁界発生部は、ロータの回転の中心軸を中心とする径方向において封止空間の外側に配置されていることが好ましい。
これにより、回転軸が延びる方向におけるサイズを抑えることができる。
本発明のトルク発生装置において、封止空間の容積を調整可能とする調整部を有することが好ましい。調整部は、封止部材が有する可撓性の板状部材であり、板状部材の変形によって封止空間の容積が調整可能とされていることが好ましい。調整部は、封止部材が有する蛇腹構造であり、蛇腹構造の変形によって封止空間の容積が調整可能とされていることが好ましい。磁界発生部は、封止部材に接続される固定部材を備え、固定部材に凹部が設けられており、調整部は、凹部との空間内において封止部材が変形することによって、封止空間の容積が調整可能とされていることが好ましい。
これにより、封止空間内の圧力の変動に応じて封止空間内の容積を変化させることができ、封止空間の内圧が上昇した場合には、封止空間内の容積を増加させることによって圧力を補償させ、上昇した内圧がもとに戻る際には調整部の変形が解除されて元の状態に戻る。
本発明によると、磁気粘性流体を確実に保持しつつ解体することが可能であり、解体した構成部材を、装置の仕様に応じて再利用することができるトルク発生装置を提供することができる。また、封止部材とフィールド発生部が互いに分離可能な構成をとることにより、トルク発生装置の製品仕様が異なっても部品を共通にすることができるため、量産によるコスト低減その他の効果を得ることができる。
第1実施形態に係るトルク発生装置の構成を示す分解斜視図である。 (a)は、図1のA−A’線における断面図、(b)は(a)のトルク発生装置を組み立てた状態を示す断面図である。 図2(b)の一部拡大断面図である。 図2(a)に対応する断面図であって、励磁コイルが発生した磁界に基づく磁路を概念的に示す説明図である。 第1実施形態に係るトルク発生装置の機能ブロック図である。 (a)は第2実施形態に係るトルク発生装置の構成を示す断面図、(b)は第2実施形態におけるカバー部材の構成を示す斜視図である。 (a)は第3実施形態に係るトルク発生装置の構成を示す断面図、(b)は第3実施形態に係るトルク発生装置の構成を示す分解斜視図である。 第4実施形態に係るトルク発生装置の構成を示す断面図である。 図8の一部拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態に係るトルク発生装置について図面を参照しつつ詳しく説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るトルク発生装置10の構成を示す分解斜視図である。図2(a)は、図1のA−A’線における断面図、(b)は図2(a)のトルク発生装置10を組み立てた状態を示す断面図である。図3は図2(b)の一部拡大断面図である。図4は図2(a)に対応する断面図であって、励磁コイル50が発生した磁界に基づく磁路を概念的に示す説明図である。図5はトルク発生装置10の機能ブロック図である。
各図において、説明の便宜上、シャフト部110(回転軸)の中心軸11に沿って上下方向を規定しているが、実際の使用時における方向を制限するものではない。中心軸11から、中心軸11に直交する方向を径方向と称する。以下の説明において、中心軸11に沿って、上側から下側を見た状態を平面視ということがある。
図1に示すように、トルク発生装置10は、分離ユニット20と、操作ユニット100とを備える。
図2(a)、(b)に示すように、操作ユニット100は、回転軸としてのシャフト部110と、ロータとしての磁性ディスク120とを含んでおり、シャフト部110と磁性ディスク120は一体となって、中心軸11を中心として両方向に回転動作可能となるように、分離ユニット20に接続される(図2(b))。さらに、操作ユニット100において、磁性ディスク120の周囲を封止する封止空間60が形成され、この封止空間60内に、機能性材料としての磁気粘性流体140が流動可能に封入されている。
<分離ユニット20>
図2(a)、(b)に示すように、分離ユニット20は、磁界発生部(フィールド発生部)としての励磁コイル50と、固定部材としての第2ヨーク70とを備える。分離ユニット20は、封止空間60を形成する封止部材とは分離可能、すなわち、封止部材を破壊させることなく封止部材から分離することが可能である。したがって、分離ユニット20を構成する励磁コイル50及び第2ヨーク70も封止部材とは分離可能である。
励磁コイル50は、封止空間60の外部であって、より具体的には、中心軸11が延びる方向において封止空間60の上側に配置されており、第2ヨーク70の内部空間71において、中心軸11の周りを回るように巻き付けられた導線を含むコイルである。励磁コイル50には、接続部材(不図示)が電気的に接続され、この接続部材に対して図示しない経路を介して電流が供給される。励磁コイル50に通電されると磁界が発生する。
図1に示すように、第2ヨーク70は、中心軸11を中心とする中空円筒状をなす磁性材料である。図2(a)、(b)に示すように、第2ヨーク70は、その内周面70aを形成する筒状の内壁部72と、第2ヨーク70の外周面70bを形成する筒状の外壁部73と、円板状の上壁部74を備える。内壁部72と外壁部73は、これらの上側に位置する上壁部74によって互いに接続される。外壁部73の底部73aは、内壁部72の底面72aよりも下側へ突出している。
内壁部72と上壁部74は、別々に形成されたヨークであり、内壁部72の上面上に上壁部74を載置・固定することによって第2ヨーク70が形成される。励磁コイル50は、上壁部74を載せていない状態の内壁部72の外周面に沿うように配置され、その後、上壁部74を載置することによって、励磁コイル50は第2ヨーク70によって囲まれるようになる。
なお、外壁部73と上壁部74は、一体のヨークでもよいし、別々に形成されたヨークであってもよい。
励磁コイル50が配置される上記内部空間71は、径方向において、内壁部72と外壁部73との間の空間として設けられ、上部は上壁部74によって覆われている。また、内部空間71の下部では、径方向において、内壁部72と外壁部73が互いに離間しており、ギャップ70gが形成されている。
したがって、内部空間71内に配置される励磁コイル50は、径方向において内部空間71と内壁部72に挟まれ、上方は外壁部73に覆われている。このような構成により、励磁コイル50が発生する磁界の磁路(磁気回路)が形成できる。
内壁部72の下部には、内周面70aと同心状に連なるように、中心軸11に沿って内周面70aから離れるほど内径が大きくなる第1開口部90(凹部)が形成されている。別言すると、内壁部72の下部は外周側に広がるような形状を備えており、これにより、底面72aの面積を限定し、ここに磁束を集中させることで磁束密度を高めることができる。
<操作ユニット100>
図2(a)、(b)に示すように、操作ユニット100は、回転軸としてのシャフト部110と、ロータとしての磁性ディスク120と、第1封止部材としての第1ヨーク40と、第2封止部材としてのカバー部材61とを備える。
シャフト部110は、中心軸11に沿って上下に延びる棒状材である。その上部には、同心状に磁性ディスク120が固定されている。磁性ディスク120は、磁性材料で構成され、上下方向に対して直交するように配置される円形平面を有する円板状の部材である。磁性ディスク120の中央には、上下方向(厚み方向)に貫通する孔部121が設けられ、この孔部121にシャフト部110が挿通・固定される。これにより、シャフト部110と磁性ディスク120とが一体化され、中心軸11を中心として回転動作可能となる。
第1ヨーク40は、上下方向に対して直交するように配置される円形平面を有する円板状の磁性材料であって、シャフト部110と同心状に配置される。第1ヨーク40は、磁性ディスク120を回転動作可能に支持する支持部を備える。この支持部として、第1ヨーク40の中央において、上下方向(厚み方向)に貫通する孔部41が設けられ、この孔部41内に配置した軸受及びOリング(ともに不図示)を介して、中心軸11を中心として回転動作可能な状態でシャフト部110が支持される。
第1ヨーク40上には、磁性ディスク120の周囲を囲むようにカバー部材61が配置される。カバー部材61は、平面視で円形状をなしており(図1参照)、励磁コイル50(磁界発生部)と磁性ディスク120(ロータ)との間に位置する。これにより、磁性ディスク120の下方に配置された第1封止部材としての第1ヨーク40と、第2封止部材としてのカバー部材61と、の2つの封止部材によって、封止空間60が形成され、この封止空間60によって磁性ディスク120の全周囲が封止される。また、上述のOリングにより、シャフト部110に対して封止空間60が液密な状態が実現されている。
図3に示すように、封止空間60には、機能性材料としての磁気粘性流体140が流動可能に封入される。磁気粘性流体140は、磁界が印加されると粘度が変化する物質であり、例えば、非磁性の液体(溶媒)中に磁性材料からなる粒子(磁性粒子)が分散された流体である。磁気粘性流体140に含まれる磁性粒子としては、例えば、カーボンを含有した鉄系の粒子やフェライト粒子が好ましい。カーボンを含有した鉄系の粒子としては、例えば、カーボン含有量が0.15%以上であることが好ましい。磁性粒子の直径は、例えば0.5μm以上が好ましく、さらには1μm以上が好ましい。磁気粘性流体140は、磁性粒子が重力で沈殿したり、凝集が起こりにくくなるように、溶媒と磁性粒子を選定することが望ましい。さらに、磁気粘性流体140は、磁性粒子の沈殿や凝集を防ぐカップリング材を含むことが望ましい。
ここで、封止空間60の全てが磁気粘性流体140で埋められていなくてもよい。例えば、磁気粘性流体140は、磁性ディスク120の上面側と下面側とのいずれか一方のみに存在していてもよい。
第1開口部90の下部には、これに同心状に連なるように、第2開口部91が設けられている。図3に示すように、第2開口部91の上側位置は内壁部72の底面72aによって規定される。第2開口部91の径方向の外側位置は、外壁部73において内壁部72よりも下方に突出した、外壁部73の底部73aの内周面73aiによって規定されている。第2開口部91の内径は、第1開口部90の最大内径よりも大きく設定されている。よって、分離ユニット20と操作ユニット100とを互いに組み付けたとき、磁性ディスク120の周囲を封止したカバー部材61(第2封止部材)の上面61aの外側部分が内壁部72の底面72aに当接する。また、カバー部材61のうち、内壁部72の底面72aより外側に位置する外縁部61bは、外壁部73の底部73aの内周面73ai及び底面73abにそれぞれ当接する。ここで、カバー部材61の上面61aのうち、内壁部72の底面72aに当接していない内側の領域61cは、第1開口部90の空間に面している。
第2封止部材としてのカバー部材61は、トルク発生装置10の励磁コイル50(磁界発生部)が発生した磁界を封止空間60内へ透過させることができる大きさの磁気抵抗を有する磁気透過部材である。このようなカバー部材61としては、金属の非磁性部材や、磁気抵抗が小さな金属材料が挙げられ、例えばステンレス(ステンレス鋼)であって、磁気抵抗が小さい、または透磁率が大きな、フェライト系やマルテンサイト系のものを選択することができる。このようなカバー部材61を用いることにより、封止空間60内の磁気粘性流体140及び磁性ディスク120に対して、励磁コイル50が発生した磁界に基づいて、第2ヨーク70及び第1ヨーク40で構成された磁路を経た磁束を透過させることができる。
カバー部材61は、少なくとも一部が可撓性を有し、封止空間60の容積を調整可能とする調整部として機能する。さらに、カバー部材61において板状をなす上面61aのうち、中心軸11に直交する方向において、内壁部72の底面72aに当接する範囲よりも内側の領域61cは、第1開口部90に面している。このため、磁気粘性流体140における圧力の変動に応じて、少なくともカバー部材61のうちの上記領域61cが第1開口部90(凹部)との空間内へ突出することが可能となる。ここで、第1開口部90との空間は、第1開口部90の内部の空間、及び、第1開口部90と封止空間60の間の空間を含む。よって、封止空間60内の圧力の変動に応じて封止空間60内の容積を変化させることができる。例えば封止空間60の内圧が上昇した場合には、封止空間60内の容積を増加させることによって圧力を補償させ、上昇した内圧がもとに戻る際には調整部の変形が解除されて元の状態に戻る。
ここで、上記内側の領域61cの範囲(平面視における面積)は、トルク発生装置10の仕様、例えば封止空間60内で想定される圧力変動量に応じて設定することができる。また、この領域61cの範囲の調整にともなって、第1開口部90の開口径や、内壁部72の径方向のサイズを変更すると、励磁コイル50が発生する磁界の磁路を任意に設定することができる。
以上の構成において、励磁コイル50に電流を印加すると図4の矢印で概略的に示す方向の流れを有する磁界が形成される。また、励磁コイル50に対して逆向きに電流を印加すると、図4に示す矢印とは逆向きの流れの磁界が形成される。図4に示す例では、中心軸11の方向に沿って内壁部72から、操作ユニット100の第1ヨーク40側へ、磁束が磁性ディスク120上下に横断し、この磁束は第1ヨーク40では中心軸11から遠ざかる方向へ進む。ここで、第1開口部90を設けることによって内壁部72の下部は外周側に広がるような形状を備えているため、底面72aの面積が限定される。これにより、内壁部72から第1ヨーク40側へ向かう磁束を、底面72aに集中させることができる。
第1ヨーク40内において中心軸11から遠ざかる方向へ進んだ磁束は、第1ヨーク40の外縁部42と底部73aが当接する外壁部73において、すなわち励磁コイル50よりも外側の領域において、中心軸11の方向に沿って下から上へ進み、上壁部74では中心軸11へ近づく方向ヘ進む。そして、この磁束は、励磁コイル50の内側に対応する内壁部72において、上から下へ進み、再び磁性ディスク120を横断して第1ヨーク40に至る。
第1ヨーク40の上面のうち、径方向外側の外縁部42は、外壁部73の底部73aの底面73abと対向するように配置され、カバー部材61を介して、外壁部73と互いに固定される。これにより、外壁部73と第1ヨーク40とが磁気的に結ばれ、励磁コイル50が発生する磁界の磁路が分離ユニット20から操作ユニット100まで広がって閉ループ状に形成される。
このような磁路の磁界において、内部空間71の下部にリング状の開口としてギャップ70gが形成されているために、内壁部72と外壁部73との間で磁束が通過することは規制されている。また、内壁部72の底面72aに当接するカバー部材61は、磁気透過部材として、ギャップ70gよりも小さな磁気抵抗を有しているため、内壁部72の底面72aからカバー部材61を上下に通過して封止空間60内へ至る磁路が確保される。
磁性ディスク120においては上下方向に沿った方向のみの磁束が横断し、磁性ディスク120の内部では、径方向に沿った磁束は生じないか生じてもその磁束密度はわずかである。この磁界により、第1ヨーク40においては径方向に沿った磁力線が生じ、第2ヨーク70の外壁部73においては、磁性ディスク120における磁力線とは逆方向で上下方向に沿った方向の磁力線が生じる。さらに、第2ヨーク70の上壁部74においては、第1ヨーク40における磁力線とは逆方向であって径方向に沿った方向の磁力線が生じる。
磁気粘性流体140においては、励磁コイル50に電流を印加して磁界を発生させると、磁気粘性流体140には上下方向に沿った磁界が与えられる。この磁界により、磁気粘性流体140中で分散していた磁性粒子は磁力線に沿って集まり、上下方向に沿って並んだ磁性粒子が磁気的に互いに連結され、クラスタが形成される。この状態において、中心軸11を中心とする方向にシャフト部110を回転させようとする力を与えると、連結された磁性粒子にせん断力がはたらき、これらの磁性粒子による抵抗力(磁性ディスク120による回転動作のトルク)が生じる。このため、磁界を発生させていない状態と比べて操作者に抵抗力を感じさせることができる。
これに対して、励磁コイル50による磁界が生じていないときには、磁性粒子はクラスタを形成せずに溶媒内で分散されている。したがって、操作者がシャフト部110を操作すると、操作ユニット100は、大きな抵抗力を受けずに、分離ユニット20に対して相対的に回転する。
磁性ディスク120として、シャフト部110から径方向外側に円板状に広がった形状を採用しているため、シャフト部110だけの場合に比べると広い範囲に磁気粘性流体140を配置できる。シャフト部110の操作によって磁性ディスク120を回転させたときの磁気粘性流体140による抵抗力の大きさは、その回転方向に直交する面の磁気粘性流体140の面積に関係する。よって、磁気粘性流体140の配置範囲が広くなるほど、抵抗力(トルク)の制御幅を広くすることができる。
図5に示すように、トルク発生装置10は、上述の励磁コイル50と、励磁コイル50に電気的に接続された制御部130とを備える。制御部130は、励磁コイル50に与える電流を制御することによって、励磁コイル50が生成する磁束、及び、この磁束に対する磁路を制御する。これにより、磁気粘性流体140及び磁性ディスク120を通過する磁束が制御され、制御された磁束の作用によって、磁気粘性流体140中で分散していた磁性粒子が磁力線に沿って集まり、上下方向に沿って並んだ磁性粒子が磁気的に互いに連結され、クラスタが形成される。この状態において、中心軸11を中心とする方向にシャフト部110を回転させようとする力を与えると、連結された磁性粒子にせん断力がはたらき、これらの磁性粒子による抵抗力が生じるため、シャフト部110の操作者が感じる抵抗力をコントロールすることができる。
分離ユニット20と操作ユニット100は、接着、嵌合、ねじ止めなどの各種の方法で互いに固定することができる。トルク発生装置10においては、封止空間60が分離ユニット20と独立した構成となっているため、封止空間60を維持し、かつ、その内部に磁気粘性流体140を保持したまま、分離ユニット20と操作ユニット100を互いに分離して解体することができる。このように分離することができるため、標準化した、分離ユニットと操作ユニットを用意すれば、多様な構成のトルク発生装置に容易に対応することができる。また、分離ユニットと操作ユニットとで、製造工程を分離できるため、製造ラインの構築の自由度が向上する。
以下に変形例について説明する。
上記第1実施形態においては、フィールド発生部としての励磁コイル50(磁界発生部)、及び、機能性材料としての磁気粘性流体140を用いたが、フィールド発生部と機能性材料の組合せはこれに限定されない。例えば、封止空間60内で流動可能な磁性粉を用いることもできる。
また、フィールド発生部として、電界を発生し、かつ、電界を制御可能な電界発生部を用い、機能性材料として電気粘性流体を用いても良い。この場合、封止部材としては、トルク発生装置10の電界発生部が発生した電界を封止空間へ透過させることができる大きさの電気抵抗を有する電気透過材料を用いることが好ましい。
上記第1実施形態では、第1ヨーク40とカバー部材61の2つの封止部材によって、磁性ディスク120の周囲を封止する封止空間60を形成していたが、封止部材の数、配置、及び構成材料はこれに限定されない。特に、磁路に配置される封止部材が磁気透過部材であれば、それ以外の位置の封止部材は磁気透過性が低い、すなわち磁気抵抗が大きな材料で構成してもよい。
上記第1実施形態では、第1ヨーク40と第2ヨーク70とで磁路を形成したが、磁路を構成するヨークはこれに限定されない。例えば、第2ヨーク70を構成する複数のヨークの組み合わせは、上述の内壁部72と上壁部74の組み合わせに限定されない。
封止空間60内の圧力変動に対応できる範囲で第2開口部91の下部の開口面積を確保できれば、内壁部72の底面72aの平面形状を調整することが可能である。上述の構成では、内壁部72の下部を外側に広げて第1開口部90を設け、これによって底面72aの面積を限定して磁束を集中させることで磁束密度を高めていたが、底面72aの面積をより広く設定することも可能である。
<第2実施形態>
図6(a)は、第2実施形態に係るトルク発生装置の構成を示す断面図、図6(b)は第2実施形態におけるカバー部材261の構成を示す斜視図である。図6(a)は、図2(a)に対応する位置における断面図であり、図6(b)はカバー部材261を上側から見た斜視図である。
第2実施形態においては、第1実施形態における第2封止部材及び調整部としてのカバー部材61に代えて、蛇腹部262(蛇腹構造)を有するカバー部材261(第2封止部材及び調整部)を備えている。その他の構成は第1実施形態と同様であって、同じ部材については同じ参照符号を使用する。
図6(b)に示すように、カバー部材261は、平面視で円形状をなしており、励磁コイル50(磁界発生部)と磁性ディスク120(ロータ)との間に配置される。これにより、磁性ディスク120の下方に配置された第1封止部材としての第1ヨーク40と、第2封止部材としてのカバー部材261と、の2つの封止部材によって、封止空間260が形成され、この封止空間260によって磁性ディスク120の全周囲が封止される。この封止空間260には磁気粘性流体140が封入される。
カバー部材261は、トルク発生装置10の励磁コイル50(磁界発生部)が発生した磁界を封止空間260内へ透過させることができる大きさの磁気抵抗を有する磁気透過部材であり、第1実施形態のカバー部材61と同様に、金属で磁気抵抗が小さな材料で構成することが好ましい。
カバー部材261は、調整部としての蛇腹部262を備える。蛇腹部262は、中心軸11を中心とした周方向に沿って環状に設けられ、かつ、中心軸11を中心とした径方向に沿って上下に屈曲された蛇腹構造を有している。図6(a)に示すように、蛇腹部262は、径方向において、第1開口部90に対応する範囲内に位置する。蛇腹部262は、その蛇腹構造に基づく弾性力を有しており、封止空間260内の圧力が上昇した場合に、伸張可能であり、この伸張によって、カバー部材261のうち蛇腹部262で囲まれた領域263が第1開口部90(凹部)の空間内へ突出するため、封止空間260内の容積が増大する。一方、上昇した圧力がもとに戻ると、蛇腹部262の弾性力によって伸張が解除されてもとの状態に戻る。したがって、封止空間260内の圧力の変動に応じて封止空間260内の容積を変化させることができる。蛇腹部262を備える構成によって、封止空間260内の容積の調整量をより大きくとることが可能となる。
なお、その他の作用、効果、変形例は第1実施形態と同様である。
<第3実施形態>
図7(a)は、第3実施形態に係るトルク発生装置の構成を示す断面図、図7(b)は第3実施形態に係るトルク発生装置の構成を示す分解斜視図である。図7(a)は、図2(a)に対応する位置における断面図であり、図7(b)は第2封止部材としてのカバー部材361を上側から見た斜視図である。
第3実施形態においては、第1実施形態における第2封止部材及び調整部としてのカバー部材61に代えて、可撓性の変形板部362を有するカバー部材361(第2封止部材及び調整部)を備えている。その他の構成は第1実施形態と同様であって、同じ部材については同じ参照符号を使用する。
図7(b)に示すようにカバー部材361は、平面視で円形状をなしており、励磁コイル50(磁界発生部)と磁性ディスク120(ロータ)との間に配置される。これにより、磁性ディスク120の下方に配置された第1封止部材としての第1ヨーク40と、第2封止部材としてのカバー部材361と、の2つの封止部材によって、封止空間360が形成され、この封止空間360によって磁性ディスク120の全周囲が封止される。この封止空間360には磁気粘性流体140が封入される。
カバー部材361は、トルク発生装置10の励磁コイル50(磁界発生部)が発生した磁界を封止空間360内へ透過させることができる大きさの磁気抵抗を有する磁気透過部材であり、第1実施形態のカバー部材61と同様に、金属で磁気抵抗が小さな材料で構成することが好ましい。
カバー部材361は、調整部としての変形板部362を備える。変形板部362は、可撓性を有する板状部材であり、中心軸11を中心とする径方向においてカバー部材361の中央部分に設けられている。変形板部362は、中心軸11を中心とする平面視円形状をなしており、第1開口部90に対応する範囲内に位置している。変形板部362は、例えば、カバー部材361の中央部に上下に貫通する孔部を設け、この孔部を上側から閉じるように貼り付けることによって、カバー部材361に設ける。
変形板部362は、封止空間360内の圧力が上昇した場合に、第1開口部90(凹部)の空間内へ、上向きに凸となるように変形するため、封止空間360内の容積が増大する。一方、上昇した圧力がもとに戻ると、変形板部362の復元力によって変形が解除されてもとの状態に戻る。したがって、封止空間360内の圧力の変動に応じて封止空間360内の容積を変化させることができる。変形板部362は、その面積や厚みを任意に設定できるため、トルク発生装置の仕様に合わせた最適な調整部を簡便に実現することができる。
なお、その他の作用、効果、変形例は第1実施形態と同様である。
<第4実施形態>
図8は、第4実施形態に係るトルク発生装置の構成を示す断面図であり、図9は図8の一部拡大断面図である。図8は、図2(a)に対応する位置における断面図である。
第1実施形態においては、シャフト部110が延びる方向(中心軸11が延びる方向)において、磁界発生部としての励磁コイル50が封止空間60の上側に配置されていたが、封止空間の外側であれば、磁界発生部の位置はこれに限定されない。この一例として、第4実施形態においては、磁界発生部としての励磁コイル450が、封止空間460の外側、より具体的には、中心軸11を中心とする径方向において、封止空間460の外側に配置されている。
また、第1実施形態ではロータとして磁性ディスク120を用いていたが、ロータの形態はこれに限定されず、例えば第4実施形態に示すような円柱状のロータ(磁性円柱体420)も可能である。
第4実施形態のトルク発生装置は、分離ユニット401と操作ユニット400とを備える。
分離ユニット401は、磁界発生部(フィールド発生部)としての励磁コイル450と、固定部材としての第2ヨーク470とを備える。
励磁コイル450は、中心軸11を中心とする径方向において封止空間460の外側に配置されており、第2ヨーク470の内部空間471において、中心軸11の周りを回るように巻き付けられた導線を含むコイルである。励磁コイル450には、接続部材(不図示)が電気的に接続され、この接続部材に対して図示しない経路を介して電流が供給される。励磁コイル450に通電されると磁界が発生する。
図8に示すように、第2ヨーク470は、中心軸11を中心とする中空円筒状をなす磁性材料である。第2ヨーク470は、内部に操作ユニット400が挿通される内周面470aを有し、円板状をなす、底壁部473及び上壁部474と、これらに上下から挟まれた筒状の外壁部472とを備える。内周面470aに囲まれた開口部490は上下方向に第2ヨーク470を貫通する。さらに、第2ヨーク470は、中心軸11の方向に沿った上下方向の中央において、内周面470aから径方向外側へ凹むように形成された内部空間471を備える。
外壁部472と上壁部474は、別々に形成されたヨークであり、底壁部473に固定された外壁部472の上面上に上壁部474を載置・固定することによって第2ヨーク470が形成される。励磁コイル450は、上壁部474を載せていない状態の外壁部472の外周面に沿うように配置され、その後上壁部474を載置することによって、励磁コイル450は第2ヨーク470によって囲まれるようになる。
なお、外壁部472と底壁部473は、一体のヨークでもよいし、別々に形成されたヨークであってもよい。
内部空間471内には、励磁コイル450が配置される。したがって励磁コイル450は、上下方向において第2ヨーク470によって挟まれ、径方向外側も第2ヨーク470によって囲まれている。このような構成により、励磁コイル450が発生する磁界を閉ループにする磁路(磁気回路)が形成できる。
以上の構成において、第1実施形態の制御部130と同様の制御部の制御によって、励磁コイル450に電流を印加すると図8の矢印で概略的に示す方向の流れを有する磁界が形成される。また、励磁コイル450に対して逆向きに電流を印加すると、図8に示す矢印とは逆向きの流れの磁界が形成される。図8に示す例では、中心軸11の方向に沿って磁束が上から下へ磁性円柱体420を横断し、この磁束は、第2ヨーク470の励磁コイル450よりも下側の部分において、中心軸11から遠ざかる方向へ進む。さらに、この磁束は、第2ヨーク470の励磁コイル450より外側の部分において、下から上へ進み、励磁コイル450よりも上側の部分において中心軸11へ近づく方向ヘ進む。
操作ユニット400は、回転軸としてのシャフト部410と、ロータとしての磁性円柱体420と、第1封止部材としての第1ヨーク440と、第2封止部材としてのカバー部材461とを備える。
シャフト部410は、中心軸11に沿って上下に延びる棒状材である。その上部には、同心状に磁性円柱体420が固定されている。磁性円柱体420は、磁性材料で構成され、上下方向に直交するように配置される円形平面を有する円板状の部材である。磁性円柱体420の中央には、上下方向(厚み方向)に貫通する孔部421が設けられ、この孔部421にシャフト部410が挿通・固定される。これにより、シャフト部410と磁性円柱体420とが一体化され、中心軸11を中心として回転動作可能となる。
第1ヨーク440は、上下方向に直交するように配置される円形平面を有する円板状の磁性材料であって、上下方向において磁性円柱体420の下方において、シャフト部410と同心状に配置される。第1ヨーク440は、磁性円柱体420を回転動作可能に支持する支持部を備える。この支持部として、第1ヨーク440の中央において、上下方向(厚み方向)に貫通する孔部441が設けられ、この孔部441内に配置した軸受及びOリング(ともに不図示)を介して、中心軸11を中心として回転動作可能な状態でシャフト部410が支持される。
第1ヨーク440上には、磁性円柱体420の周囲を囲むようにカバー部材461が配置される。カバー部材461は、平面視で円形状をなしており、径方向において励磁コイル450(磁界発生部)と磁性円柱体420(ロータ)との間に位置し、上部461aは外部へ露出している。これにより、磁性円柱体420の下方に配置された第1封止部材としての第1ヨーク440と、第2封止部材としてのカバー部材461と、の2つの封止部材によって、封止空間460が形成され、この封止空間460によって磁性円柱体420の全周囲が封止される。
封止空間460には、機能性材料として、第1実施形態の磁気粘性流体140と同様の磁気粘性流体480が流動可能に封入される。
第2封止部材としてのカバー部材461は、第1実施形態のカバー部材61と同様に、トルク発生装置の励磁コイル450(磁界発生部)が発生した磁界を封止空間460内へ透過させることができる大きさの磁気抵抗を有する磁気透過部材である。このようなカバー部材461を用いることにより、封止空間460内の磁気粘性流体480及び磁性円柱体420に対して、励磁コイル450が発生した磁界に基づいた磁束を透過させることができる。
カバー部材461は、可撓性を有する材料で構成されており、封止空間460の容積を調整可能とする調整部として機能する。さらに、カバー部材461の上部461aは外部へ露出しているため、封止空間460における圧力の変動に応じて、調整部としての上部461aは外側へ突出することが可能となる。よって、封止空間460内の圧力の変動に応じて封止空間460内の容積を変化させることができる。例えば封止空間460の内圧が上昇した場合には、封止空間460内の容積を増加させることによって圧力を補償させ、上昇した内圧がもとに戻る際には上部461aの変形が解除されて元の状態に戻る。
磁気粘性流体480においては、励磁コイル450に電流を印加して磁界を発生させると、磁気粘性流体480には磁界が与えられる。この磁界により、磁気粘性流体480中で分散していた磁性粒子は磁力線に沿って集まり、集まった磁性粒子が磁気的に互いに連結され、クラスタが形成される。この状態において、中心軸11を中心とする方向にシャフト部410を回転させようとする力を与えると、連結された磁性粒子にせん断力がはたらき、これらの磁性粒子による抵抗力(トルク)が生じる。このため、磁界を発生させていない状態と比べて操作者に抵抗力を感じさせることができる。
これに対して、励磁コイル450による磁界が生じていないときには、磁性粒子はクラスタを形成せずに溶媒内で分散されている。したがって、操作者がシャフト部410を操作すると、操作ユニット400は、大きな抵抗力を受けずに、分離ユニット401に対して相対的に回転する。あるいは、励磁コイル450に通電されていない状態で、ヨーク内に残留磁束があるときは、その残留磁束の密度に応じてシャフト部410に抵抗トルクが残留する。
以上述べたように、磁界発生部としての励磁コイル450を封止空間460の外側に配置し、ロータとしてディスク状以外の形態を用いても、操作者に感じさせる抵抗力を制御することができる。
第4実施形態では円柱状のロータを用いていたが、第1実施形態と同様の、ディスク状のロータを用いた操作ユニットに対して、中心軸11を中心とする径方向において、操作ユニットの外側に磁界発生部としての励磁コイルを配置してもよい。この場合は、ディスク状のロータを上下のヨークで挟むことで、ディスク状のロータを上下方向(中心軸11に沿った方向)に通過する磁界を印加することができる。
なお、その他の作用、効果、変形例は第1実施形態と同様である。
本発明について上記実施形態を参照しつつ説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、改良の目的又は本発明の思想の範囲内において改良又は変更が可能である。
以上のように、本発明に係るトルク発生装置は、磁気粘性流体を確実に保持しつつ解体することが可能であり、解体した構成部材を、装置の仕様に応じて再利用することができる点で有用である。また、トルク発生装置の製品仕様が異なっても部品を共通にすることができる。
10 トルク発生装置
11 中心軸
20 分離ユニット
40 第1ヨーク(第1封止部材)
41 孔部(支持部)
42 外縁部
50 励磁コイル(磁界発生部(フィールド発生部))
60 封止空間
61 カバー部材(第2封止部材、調整部)
61a 上面
61b 外縁部
61c 内側の領域
70 第2ヨーク(固定部材)
70a 内周面
70b 外周面
70g ギャップ
71 内部空間
72 内壁部
72a 底面
73 外壁部
73a 底部
73ab 底面
73ai 内周面
74 上壁部
90 第1開口部(凹部)
91 第2開口部
100 操作ユニット
110 シャフト部(回転軸)
120 磁性ディスク(ロータ)
121 孔部
130 制御部
140 磁気粘性流体(機能性材料)
260 封止空間
261 カバー部材(第2封止部材、調整部)
262 蛇腹部(蛇腹構造、調整部)
360 封止空間
361 カバー部材(第2封止部材、調整部)
362 変形板部(調整部)
400 操作ユニット
401 分離ユニット
410 シャフト部(回転軸)
420 磁性円柱体(ロータ)
440 第1ヨーク(第1封止部材)
441 孔部(支持部)
450 励磁コイル(磁界発生部(フィールド発生部))
460 封止空間
461 カバー部材(第2封止部材、調整部)
461a 上部(調整部)
470 第2ヨーク(固定部材)
470a 内周面
471 内部空間
480 磁気粘性流体(機能性材料)
490 開口部

Claims (12)

  1. 回転動作が可能なロータと、
    前記ロータの周囲を封止して封止空間を形成する封止部材と、
    前記封止部材とは分離可能に前記封止部材の外部に配置され、前記封止空間を通過する、電界又は磁界を発生させるフィールド発生部と、
    前記フィールド発生部を制御して、前記封止空間を通過する電界又は磁界の大きさを制御する制御部と、
    前記封止空間内に流動可能に封入されて、前記封止空間を通過する電界又は磁界の大きさに応じて前記ロータの前記回転動作のトルクを変化させる機能性材料と、を備え、
    前記封止部材は、前記ロータを回転動作可能に支持する支持部を備え、前記フィールド発生部とは分離可能に設けられていることを特徴とするトルク発生装置。
  2. 前記封止部材は複数の部材からなり、複数の前記部材のうちの第1封止部材が前記支持部を備える請求項1に記載のトルク発生装置。
  3. 複数の前記部材のうちの第2封止部材は、前記フィールド発生部と前記ロータとの間に位置する請求項2に記載のトルク発生装置。
  4. 前記機能性材料は磁気粘性流体であり、
    前記フィールド発生部は、前記磁気粘性流体を通過する磁界を発生させる磁界発生部である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のトルク発生装置。
  5. 前記封止部材は、前記フィールド発生部と前記ロータとの間に位置する部分が、前記磁界発生部が発生した磁界を前記封止空間へと透過させることができる大きさの磁気抵抗を有する磁気透過部材である請求項4に記載のトルク発生装置。
  6. 前記磁気透過部材は、前記磁界発生部が発生した磁界を前記磁気粘性流体に透過させることができる、金属の非磁性部材からなる請求項5に記載のトルク発生装置。
  7. 前記磁界発生部は、前記ロータの回転の中心軸が延びる方向において前記封止空間の上側に配置されている請求項4から請求項6のいずれか1項に記載のトルク発生装置。
  8. 前記磁界発生部は、前記ロータの回転の中心軸を中心とする径方向において前記封止空間の外側に配置されている請求項4から請求項6のいずれか1項に記載のトルク発生装置。
  9. 前記封止空間の容積を調整可能とする調整部を有する請求項4から請求項8のいずれか1項に記載のトルク発生装置。
  10. 前記調整部は、前記封止部材が有する可撓性の板状部材であり、前記板状部材の変形によって前記封止空間の容積が調整可能とされている請求項9に記載のトルク発生装置。
  11. 前記調整部は、前記封止部材が有する蛇腹構造であり、前記蛇腹構造の変形によって前記封止空間の容積が調整可能とされている請求項9に記載のトルク発生装置。
  12. 前記磁界発生部は、前記封止部材に接続される固定部材を備え、
    前記固定部材に凹部が設けられており、
    前記調整部は、前記凹部との空間内において前記封止部材が変形することによって、前記封止空間の容積が調整可能とされている請求項9から請求項11のいずれか1項に記載のトルク発生装置。
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