JPWO2020066016A1 - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
空気調和機は、水またはブラインを含み、熱を搬送する熱媒体を送出するポンプを有する熱媒体搬送装置と、室内空気と熱媒体との間で熱交換を行う室内熱交換器、および、室内熱交換器を通過する熱媒体の流量を調整する流量調整弁をそれぞれ有し、熱媒体配管によって熱媒体搬送装置と接続される複数の室内機と、流量調整弁の開度を制御する制御装置とを備え、制御装置は、熱媒体搬送装置から複数の室内機までの熱媒体配管の配管長に応じた流路抵抗に基づき、流路抵抗が小さいほど流量調整弁の弁開度制御範囲が狭まるように、弁開度制御範囲を決定する。
Description
本発明は、冷媒循環回路を循環する冷媒と熱媒体循環回路を循環する熱媒体との間で熱交換を行う空気調和機に関するものである。
従来、室外機と室内機とが接続され、室外機と室内機との間で冷媒を循環させることにより、空調対象空間である室内空間の空気を調和する直膨方式の空気調和機が用いられている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された直膨方式の空気調和機における能力制御は、一般に、冷房運転時には過熱度SHを用いて行われ、暖房運転時には過冷却度SCを用いて行われる。そのため、室外機から室内機までの距離に関わらず、予め設計された室内機の熱交換容量に応じて、室内機に対する冷媒の流量を制御している。
これに対して、圧縮機、室外熱交換器、絞り装置および中間熱交換器を有し、蒸気圧縮式冷凍サイクルで熱を生成する一次側サイクルと、中間熱交換器、ポンプ等の二次側サイクルの熱媒体搬送手段および室内熱交換器を有し、水またはブラインなどの熱媒体を用いて熱を搬送する二次側サイクルとで構成される空調システムがある。一例としては、熱源機および室内機で構成されたものがある。他の例としては、熱源機(室外機)、中継機および複数の室内機で構成されたものがある。この空気調和機は、室外機と中継機との間で冷媒を用いて熱を搬送し、中継機において、冷媒と水などの熱媒体との間で熱交換を行い、中継機と複数の室内機との間で熱媒体を用いて熱を搬送する。
ところで、熱媒体を用いた空気調和機では、中継機から複数の室内機のそれぞれまでの配管長が異なると、配管の圧力損失に差が生じる。そのため、それぞれの室内機に対する熱媒体に偏流が生じ、室内機毎の熱媒体の流量が異なってしまう。すなわち、中継機から遠い位置に設けられた室内機の能力は、中継機に近い位置に設けられた室内機の能力よりも大幅に低下する。このように、従来の空気調和機では、複数の室内機までの配管長が異なると、室内機毎に冷えやすさ、あるいは暖まりやすさといった能力に差が生じてしまう。
本発明は、上記従来の技術における課題に鑑みてなされたものであって、室内機毎の配管長が異なる場合でも、室内機の能力差を解消することができる空気調和機を提供することを目的とする。
本発明の空気調和機は、水またはブラインを含み、熱を搬送する熱媒体を送出するポンプを有する熱媒体搬送装置と、室内空気と前記熱媒体との間で熱交換を行う室内熱交換器、および、前記室内熱交換器を通過する前記熱媒体の流量を調整する流量調整弁をそれぞれ有し、熱媒体配管によって前記熱媒体搬送装置と接続される複数の室内機と、前記流量調整弁の開度を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記熱媒体搬送装置から前記複数の室内機までの前記熱媒体配管の配管長に応じた流路抵抗に基づき、前記流路抵抗が小さいほど前記流量調整弁の弁開度制御範囲が狭まるように、前記弁開度制御範囲を決定するものである。
本発明によれば、複数の室内機に接続された熱媒体配管の配管長に応じて、流量調整弁の開度制御範囲を決定することにより、室内機毎の配管長が異なる場合でも、室内機の能力差を解消することができる。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1に係る空気調和機について、図面などを参照しながら説明する。以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、以下に記載する実施の形態の全文において共通することとする。また、図面では、各構成部材の大きさの関係が実際のものと異なる場合がある。そして、明細書全文に表されている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、明細書に記載された形態に限定するものではない。
以下、本発明の実施の形態1に係る空気調和機について、図面などを参照しながら説明する。以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、以下に記載する実施の形態の全文において共通することとする。また、図面では、各構成部材の大きさの関係が実際のものと異なる場合がある。そして、明細書全文に表されている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、明細書に記載された形態に限定するものではない。
[空気調和機100の設置例]
図1は、本実施の形態1に係る空気調和機100の設置例を示す概略図である。図1に示すように、空気調和機100は、冷媒が循環する冷媒循環回路Aと、熱の授受および搬送などを行う、利用温度範囲で態変化しない水などの熱媒体が循環する熱媒体循環回路Bとを備えている。そして、冷暖房などにより、空調対象空間である室内空間の空気調和が行われる。
図1は、本実施の形態1に係る空気調和機100の設置例を示す概略図である。図1に示すように、空気調和機100は、冷媒が循環する冷媒循環回路Aと、熱の授受および搬送などを行う、利用温度範囲で態変化しない水などの熱媒体が循環する熱媒体循環回路Bとを備えている。そして、冷暖房などにより、空調対象空間である室内空間の空気調和が行われる。
空気調和機100は、熱源機としての室外機10と、複数の室内機30、30、・・・と、冷媒循環回路Aを循環する冷媒と熱媒体循環回路Bを循環する熱媒体との間の伝熱を中継する中継機20とを備えている。室外機10および中継機20は、冷媒配管1で接続されている。これにより、冷媒配管1内を冷媒が循環する冷媒循環回路Aが形成されている。また、中継機20および複数の室内機30、30、・・・のそれぞれは、熱媒体配管2で接続されている。これにより、熱媒体配管2内を熱媒体が循環する熱媒体循環回路Bが形成されている。
なお、室外機10、中継機20および室内機30、30、・・・の数は、この例に限られない。例えば、室外機10を複数設けるとともに、複数の室外機10と同数の中継機20を設け、それぞれの室外機10がそれぞれの中継機20と接続されてもよい。すなわち、室外機10、中継機20および室内機30、30、・・・の台数は、空気調和機100が設置される建物の規模等に応じて、適宜決定することができる。
冷媒循環回路Aを循環する冷媒として、例えば、R−22またはR−134a等の単一冷媒、R−410AまたはR−404A等の擬似共沸混合冷媒、あるいは、R−407C等の非共沸混合冷媒が用いられる。また、化学式内に二重結合を含む、CF3CF=CH2等の地球温暖化係数が比較的小さい値とされている冷媒またはその混合物、あるいは、CO2、プロパン等の自然冷媒が用いられる。また、熱媒体循環回路Bを循環する熱媒体として、例えば、水、ブライン(不凍液)または水とブラインとの混合液等が用いられる。
[空気調和機100の構成]
図2は、本実施の形態1に係る空気調和機100の構成の一例を示す概略図である。図2に示すように、空気調和機100は、室外機10、熱媒体搬送装置の一例としての中継機20、複数の室内機301、302、303、・・・、30n−1、30nおよび制御装置40で構成されている。この例において、制御装置40は、中継機20内に設けられている。
図2は、本実施の形態1に係る空気調和機100の構成の一例を示す概略図である。図2に示すように、空気調和機100は、室外機10、熱媒体搬送装置の一例としての中継機20、複数の室内機301、302、303、・・・、30n−1、30nおよび制御装置40で構成されている。この例において、制御装置40は、中継機20内に設けられている。
なお、以下の説明において、複数の室内機301、302、303、・・・、30n−1、30nは、総称して「室内機30k」と記載される場合がある。符号kは、1〜nまでの整数である。また、制御装置40は、この例に限られず、室外機10または複数の室内機30kのいずれかに設けられてもよいし、各機器とは別体で設けられてもよい。また、以下では、室外機10と熱媒体搬送装置とが別体で設けられている場合について説明するが、これに限られず、例えば、室外機10と熱媒体搬送装置とが一体に構成されていてもよい。
(熱媒体配管2)
熱媒体配管2は、中継機20に接続された主配管2aと、主配管2aから分岐し、各室内機30kに接続された分岐配管2b1、2b2、2b3、・・・、2bn−1、2bnで形成されている。本実施の形態1では、中継機20から室内機301へ分岐する分岐配管2b1の分岐点までの主配管2aを「主配管2a1」と称する。また、主配管2aのうち、前段の室内機30k−1への分岐点から室内機30kへの分岐点までの主配管2aを「主配管2ak」と称して説明する。
熱媒体配管2は、中継機20に接続された主配管2aと、主配管2aから分岐し、各室内機30kに接続された分岐配管2b1、2b2、2b3、・・・、2bn−1、2bnで形成されている。本実施の形態1では、中継機20から室内機301へ分岐する分岐配管2b1の分岐点までの主配管2aを「主配管2a1」と称する。また、主配管2aのうち、前段の室内機30k−1への分岐点から室内機30kへの分岐点までの主配管2aを「主配管2ak」と称して説明する。
なお、室内機30n−1への分岐点から最後段の室内機30nまでの配管は、分岐配管2bnであるため、主配管2anは存在しない。また、以下の説明において、主配管2a1〜2an−1は、総称して「主配管2ak」と記載される場合がある。
(室外機10)
室外機10は、圧縮機11、冷媒流路切替装置12、室外熱交換器13および絞り装置14を備えている。圧縮機11、冷媒流路切替装置12、室外熱交換器13、後述する中継機20に設けられた熱媒体熱交換器21の冷媒側流路ならびに絞り装置14が冷媒配管1によって環状に接続されることにより、冷媒循環回路Aが形成される。
室外機10は、圧縮機11、冷媒流路切替装置12、室外熱交換器13および絞り装置14を備えている。圧縮機11、冷媒流路切替装置12、室外熱交換器13、後述する中継機20に設けられた熱媒体熱交換器21の冷媒側流路ならびに絞り装置14が冷媒配管1によって環状に接続されることにより、冷媒循環回路Aが形成される。
圧縮機11は、低温低圧の冷媒を吸入し、吸入した冷媒を圧縮し、高温高圧の冷媒を吐出する。圧縮機11は、例えば、運転周波数を変化させることにより、単位時間あたりの送出量である容量が制御されるインバータ圧縮機等からなる。圧縮機11の運転周波数は、後述する制御装置40によって制御される。
冷媒流路切替装置12は、例えば四方弁であり、冷媒の流れる方向を切り替えることにより、冷房運転および暖房運転の切り替えを行う。冷媒流路切替装置12は、冷房運転時に、図2の実線で示すように、圧縮機11の吐出側と室外熱交換器13とが接続されるように切り替わる。また、冷媒流路切替装置12は、暖房運転時に、図2の破線で示すように、圧縮機11の吐出側と中継機20側とが接続されるように切り替わる。冷媒流路切替装置12における流路の切替は、制御装置40によって制御される。
室外熱交換器13は、図示しないファンによって供給される室外空気と冷媒との間で熱交換を行う。室外熱交換器13は、冷房運転の際に、冷媒の熱を室外空気に放熱して冷媒を凝縮させる凝縮器として機能する。また、室外熱交換器13は、暖房運転の際に、冷媒を蒸発させ、その際の気化熱により室外空気を冷却する蒸発器として機能する。
絞り装置14は、例えば膨張弁であり、冷媒を膨張させる。絞り装置14は、例えば、電子式膨張弁等の開度の制御が可能な弁で構成される。絞り装置14の開度は、制御装置40によって制御される。
(中継機20)
中継機20は、熱媒体熱交換器21およびポンプ22を備えている。熱媒体熱交換器21は、凝縮器または蒸発器として機能し、冷媒側流路に接続された冷媒循環回路Aを流れる冷媒と、熱媒体側流路に接続された熱媒体循環回路Bを流れる熱媒体との間で熱交換を行う。熱媒体熱交換器21は、冷房運転の際に、冷媒を蒸発させ、冷媒が蒸発した際の気化熱により熱媒体を冷却する蒸発器として機能する。また、熱媒体熱交換器21は、暖房運転の際に、冷媒の熱を熱媒体に放熱して冷媒を凝縮させる凝縮器として機能する。
中継機20は、熱媒体熱交換器21およびポンプ22を備えている。熱媒体熱交換器21は、凝縮器または蒸発器として機能し、冷媒側流路に接続された冷媒循環回路Aを流れる冷媒と、熱媒体側流路に接続された熱媒体循環回路Bを流れる熱媒体との間で熱交換を行う。熱媒体熱交換器21は、冷房運転の際に、冷媒を蒸発させ、冷媒が蒸発した際の気化熱により熱媒体を冷却する蒸発器として機能する。また、熱媒体熱交換器21は、暖房運転の際に、冷媒の熱を熱媒体に放熱して冷媒を凝縮させる凝縮器として機能する。
ポンプ22は、図示しないモータによって駆動され、熱媒体配管2を流れる熱媒体を送出して循環させる。ポンプ22は、例えば、容量制御が可能なポンプ等で構成され、複数の室内機30kそれぞれの負荷の大きさによってその流量を調整することができる。ポンプ22の駆動は、制御装置40によって制御される。具体的には、ポンプ22は、負荷が大きいほど熱媒体の流量が多くなり、負荷が小さいほど熱媒体の流量が少なくなるように、制御装置40によって制御される。
また、中継機20は、ポンプ入口圧力センサ23およびポンプ出口圧力センサ24を備えている。ポンプ入口圧力センサ23は、ポンプ22の熱媒体の流入側に設けられ、ポンプ22に流入する熱媒体の圧力Pp1を検知する。ポンプ出口圧力センサ24は、ポンプ22の熱媒体の流出側に設けられ、ポンプ22から流出する熱媒体の圧力Pp2を検知する。
(室内機30k)
複数の室内機30kのそれぞれは、主配管2akから分岐する分岐配管2bkにそれぞれ接続されている。これにより、複数の室内機30kは、中継機20に対して並列に接続されている。複数の室内機30kのそれぞれは、室内熱交換器31および流量調整弁32を備えている。中継機20に設けられたポンプ22および熱媒体熱交換器21の熱媒体側流路、室内熱交換器31ならびに流量調整弁32が熱媒体配管2によって環状に接続されることにより、熱媒体循環回路Bが形成される。
複数の室内機30kのそれぞれは、主配管2akから分岐する分岐配管2bkにそれぞれ接続されている。これにより、複数の室内機30kは、中継機20に対して並列に接続されている。複数の室内機30kのそれぞれは、室内熱交換器31および流量調整弁32を備えている。中継機20に設けられたポンプ22および熱媒体熱交換器21の熱媒体側流路、室内熱交換器31ならびに流量調整弁32が熱媒体配管2によって環状に接続されることにより、熱媒体循環回路Bが形成される。
室内熱交換器31は、図示しないファンによって供給される室内空気と熱媒体との間で熱交換を行う。これにより、室内空間に供給される調和空気である冷房用空気または暖房用空気が生成される。流量調整弁32は、室内熱交換器31を通過する熱媒体の流量を調整する。流量調整弁32の開度制御範囲は、室内機30k毎に設定されており、制御装置40によって制御される。なお、複数の室内機30k毎の流量調整弁32の開度制御範囲の設定については、後述する。
また、複数の室内機30kのそれぞれは、弁入口圧力センサ33および弁出口圧力センサ34を備えている。弁入口圧力センサ33は、流量調整弁32の熱媒体の流入側に設けられ、流量調整弁32に流入する熱媒体の圧力Pv1を検知する。弁出口圧力センサ34は、流量調整弁32の熱媒体の流出側に設けられ、流量調整弁32から流出する熱媒体の圧力Pv2を検知する。
(制御装置40)
制御装置40は、空気調和機100の各部に設けられた各種センサ類から受け取る各種情報に基づき、室外機10、中継機20および複数の室内機30kを含む空気調和機100全体の動作を制御する。特に、本実施の形態1において、制御装置40は、複数の室内機30k毎に流量調整弁32の開度制御範囲を決定する処理を行う。
制御装置40は、空気調和機100の各部に設けられた各種センサ類から受け取る各種情報に基づき、室外機10、中継機20および複数の室内機30kを含む空気調和機100全体の動作を制御する。特に、本実施の形態1において、制御装置40は、複数の室内機30k毎に流量調整弁32の開度制御範囲を決定する処理を行う。
図3は、図2の制御装置40の構成の一例を示す機能ブロック図である。図3に示すように、制御装置40は、流路抵抗算出部41、圧力損失算出部42、ランク決定部43、弁開度制御範囲決定部44、機器制御部45および記憶部46を備えている。制御装置40は、マイクロコンピュータなどの演算装置上でソフトウェアを実行することにより各種機能が実現され、もしくは各種機能を実現する回路デバイスなどのハードウェア等で構成されている。
流路抵抗算出部41は、ポンプ入口圧力センサ23、ポンプ出口圧力センサ24、弁入口圧力センサ33および弁出口圧力センサ34の検知結果に基づき、各室内機30kの主配管2akの流路抵抗Rakおよび分岐配管2bkの流路抵抗Rbkをそれぞれ算出する。具体的な流路抵抗RakおよびRbkの算出方法は、後述する。
圧力損失算出部42は、流路抵抗算出部41で算出された主配管2akの流路抵抗Rakと熱媒体の流量Vwとに基づき、主配管2akの圧力損失dPakを算出する。また、圧力損失算出部42は、流路抵抗算出部41で算出された分岐配管2bkの流路抵抗Rbkと熱媒体の流量Vwとに基づき、分岐配管2bkの圧力損失dPbkを算出する。具体的な圧力損失dPakおよびdPbkの算出方法は、後述する。
ランク決定部43は、記憶部46に予め記憶された第1ランクテーブルおよび第2ランクテーブルを参照して、圧力損失算出部42で算出された主配管2akの圧力損失dPakと分岐配管2bkの圧力損失dPbkとをそれぞれランク付けする。第1ランクテーブルは、主配管2akの圧力損失dPakと、流路抵抗RakのランクA_rankとが対応付けられたものである。第2ランクテーブルは、分岐配管2bkの圧力損失dPbkと、流路抵抗RbkのランクB_rankとが対応付けられたものである。
弁開度制御範囲決定部44は、ランク決定部43で決定された流路抵抗RakおよびRbkのそれぞれのランク値に基づき、各室内機30kにおける流量調整弁32の弁開度制御範囲を決定する。
機器制御部45は、制御装置40の各部での処理結果に基づき、室外機10、中継機20および室内機30kを制御する。特に、本実施の形態1において、機器制御部45は、流量調整弁32の弁開度制御範囲を決定する際に、流路抵抗算出部41からの指示に応じて、中継機20のポンプ22、ならびに、各室内機30kの流量調整弁32を制御する。また、機器制御部45は、空気調和機100の運転時に、弁開度制御範囲決定部44で決定された弁開度制御範囲で流量調整弁32の弁開度を制御する。
記憶部46は、圧力損失算出部42で用いられる熱媒体の流量Vw、および、ランク決定部43で用いられる第1ランクテーブルおよび第2ランクテーブルを予め記憶する。
図4は、図3の制御装置40の構成の一例を示すハードウェア構成図である。制御装置40の各種機能がハードウェアで実行される場合、図3の制御装置40は、図4に示すように、処理回路51で構成される。図3の流路抵抗算出部41、圧力損失算出部42、ランク決定部43、弁開度制御範囲決定部44、機器制御部45および記憶部46の各機能は、処理回路51により実現される。
各機能がハードウェアで実行される場合、処理回路51は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。流路抵抗算出部41、圧力損失算出部42、ランク決定部43、弁開度制御範囲決定部44、機器制御部45および記憶部46の各部の機能それぞれを処理回路51で実現してもよいし、各部の機能を1つの処理回路51で実現してもよい。
図5は、図3の制御装置40の構成の他の例を示すハードウェア構成図である。制御装置40の各種機能がソフトウェアで実行される場合、図3の制御装置40は、図5に示すように、プロセッサ61およびメモリ62で構成される。図3の流路抵抗算出部41、圧力損失算出部42、ランク決定部43、弁開度制御範囲決定部44、機器制御部45および記憶部46の各機能は、プロセッサ61およびメモリ62により実現される。
各機能がソフトウェアで実行される場合、流路抵抗算出部41、圧力損失算出部42、ランク決定部43、弁開度制御範囲決定部44および機器制御部45の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアおよびファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ62に格納される。プロセッサ61は、メモリ62に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。
メモリ62として、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable and Programmable ROM)およびEEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等の不揮発性または揮発性の半導体メモリ等が用いられる。また、メモリ62として、例えば、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、CD(Compact Disc)、MD(Mini Disc)およびDVD(Digital Versatile Disc)等の着脱可能な記録媒体が用いられてもよい。
[空気調和機100の動作]
本実施の形態1に係る空気調和機100の動作について説明する。ここでは、熱媒体循環回路Bを流れる熱媒体の流れと、複数の室内機30kの流量調整弁32に対する弁開度制御範囲決定処理とについて説明する。
本実施の形態1に係る空気調和機100の動作について説明する。ここでは、熱媒体循環回路Bを流れる熱媒体の流れと、複数の室内機30kの流量調整弁32に対する弁開度制御範囲決定処理とについて説明する。
(熱媒体の流れ)
空気調和機100における熱媒体の流れについて、図1を参照しながら説明する。中継機20において、ポンプ22から送出された熱媒体は、熱媒体熱交換器21に流入する。熱媒体熱交換器21に流入した熱媒体は、冷媒側流路を流れる冷媒と熱交換することにより、冷媒に放熱あるいは冷媒から吸熱し、熱媒体熱交換器21から流出する。熱媒体熱交換器21から流出した熱媒体は、中継機20から流出し、熱媒体配管2の主配管2akおよび分岐配管2bkを介して複数の室内機30kのそれぞれに流入する。
空気調和機100における熱媒体の流れについて、図1を参照しながら説明する。中継機20において、ポンプ22から送出された熱媒体は、熱媒体熱交換器21に流入する。熱媒体熱交換器21に流入した熱媒体は、冷媒側流路を流れる冷媒と熱交換することにより、冷媒に放熱あるいは冷媒から吸熱し、熱媒体熱交換器21から流出する。熱媒体熱交換器21から流出した熱媒体は、中継機20から流出し、熱媒体配管2の主配管2akおよび分岐配管2bkを介して複数の室内機30kのそれぞれに流入する。
各室内機30kに流入した熱媒体は、室内熱交換器31に流入する。室内熱交換器31に流入した熱媒体は、室内空気と熱交換して吸熱または放熱して室内空気を冷却または加熱し、室内熱交換器31から流出する。室内熱交換器31から流出した熱媒体は、流量調整弁32によって流量が調整された状態で室内機30kから流出する。
各室内機30kから流出した熱媒体は、熱媒体配管2によって合流し、中継機20に流入する。中継機20に流入した熱媒体は、ポンプ22に流入する。そして、熱媒体は、上述した中継機20と各室内機30kとの間で循環を繰り返す。
(配管長による流路抵抗)
複数の室内機30kのそれぞれは、設置位置等によって中継機20に接続される熱媒体配管2の配管長が異なる。配管長が異なると、熱媒体配管2の流路抵抗によって熱媒体配管2の圧力損失に差が生じるため、各室内機30kの能力にも差が生じる。
複数の室内機30kのそれぞれは、設置位置等によって中継機20に接続される熱媒体配管2の配管長が異なる。配管長が異なると、熱媒体配管2の流路抵抗によって熱媒体配管2の圧力損失に差が生じるため、各室内機30kの能力にも差が生じる。
このような場合に、それぞれの室内機30kの流量調整弁32の開度制御範囲を同一とした状態で各室内機30kを運転させると、それぞれの室内機30kが同等の能力で運転することが困難である。具体的には、中継機20から離れた位置に設置された室内機30は、中継機20の近傍に設置された室内機30よりも熱媒体配管2の配管長が長くなるため、室内機30の能力が低下する。
そこで、本実施の形態1では、各室内機30kに接続される熱媒体配管2の配管長が異なる場合でも各室内機30kの能力差が解消されるように、配管長による圧力損失の大きさに応じて、各室内機30kにおける流量調整弁32の開度制御範囲を決定する。
(弁開度制御範囲決定処理)
図6は、本実施の形態1に係る空気調和機100による弁開度制御範囲決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。図6に示すフローチャートの処理は、熱媒体配管2の配管長を考慮して、空気調和機100を設置する際に事前に行われるものである。なお、ストレーナ等にゴミが詰まるなど、流路抵抗が経時的に変化する場合に備えて、週末または深夜など空気調和機が停止している際に、定期的に弁開度制御範囲決定処理を行い、補正できるようにしてもよい。
図6は、本実施の形態1に係る空気調和機100による弁開度制御範囲決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。図6に示すフローチャートの処理は、熱媒体配管2の配管長を考慮して、空気調和機100を設置する際に事前に行われるものである。なお、ストレーナ等にゴミが詰まるなど、流路抵抗が経時的に変化する場合に備えて、週末または深夜など空気調和機が停止している際に、定期的に弁開度制御範囲決定処理を行い、補正できるようにしてもよい。
まず、ステップS1において、流路抵抗算出部41は、熱媒体配管2における各主配管2akの流路抵抗Rakおよび各分岐配管2bkの流路抵抗Rbkを算出する。流路抵抗RakおよびRbkは、中継機20におけるポンプ22の出口から、各室内機30kにおける流量調整弁32の入口までの主配管2akおよび分岐配管2bkによる流路抵抗である。
一般に、熱媒体配管2の流路抵抗Rは、当該熱媒体配管2の圧力差dPと熱媒体の流量Vwとを用いて、式(1)に基づき算出することができる。
dP=R×Vw2 ・・・(1)
dP=R×Vw2 ・・・(1)
圧力差dPは、ポンプ出口圧力センサ24の検知結果Pp2と弁入口圧力センサ33の検知結果Pv1との差分である。また、熱媒体の流量Vwは、例えば流量計を用いて計測することができる。計測された流量Vwは、記憶部46に記憶される。なお、流量Vwは、上記の例に限られず、例えばポンプ22に対する指示値、ポンプ22の出入口の差圧、および、予め計測したポンプ22に関するデータに基づき算出されてもよい。
ところで、圧力を検知する各種センサによる検知結果には、計測器に固有の誤差、ならびに、機器を設置した際の高低差による誤差等が含まれている可能性がある。そのため、圧力差dPを算出する際には、これらの誤差を排除する必要がある。そこで、本実施の形態1では、ある圧力センサの値を基準として、圧力センサの校正が行われる。ここでは、ポンプ入口圧力センサ23の検知結果である圧力Pp1を基準として、各圧力センサの校正が行われる。
この場合、ステップS1において、機器制御部45は、ポンプ22を停止するとともに、すべての室内機30kの流量調整弁32を開状態とする。そして、流路抵抗算出部41は、圧力差dPを算出するために用いられる弁入口圧力センサ33の検知結果Pv1とポンプ入口圧力センサ23の検知結果Pp1との差分である校正値ΔP(=Pv1−Pp1)を算出する。
次に、流路抵抗算出部41は、ポンプ出口圧力センサ24の検知結果Pp2と弁入口圧力センサ33の検知結果Pv1との圧力差dPを算出し、算出した圧力差dPから上記のようにして算出した校正値ΔPを差し引く。これにより、誤差等が排除された圧力差dPが算出される。
なお、各室内機30kのそれぞれに接続された主配管2akおよび分岐配管2bkそれぞれの流路抵抗RakおよびRbkを算出する際に、機器制御部45は、すべての室内機30kが停止した状態から、室内機30kを1台ずつ順次運転させる。また、機器制御部45は、その後、すべての室内機30kを運転させた状態から、室内機30kを1台ずつ順次停止させる。そして、流路抵抗算出部41は、2つの状態における室内機30k毎の圧力差dPを算出する。これにより、室内機30k毎の熱媒体配管2の主配管2akおよび分岐配管2bkによる流路抵抗RakおよびRbkを取得することができる。
次に、ステップS2において、圧力損失算出部42は、流路抵抗Rakと熱媒体の流量Vwとに基づき、主配管2akの圧力損失dPakを算出する。また、圧力損失算出部42は、流路抵抗Rbkと熱媒体の流量Vwとに基づき、分岐配管2bkの圧力損失dPbkを算出する。
主配管2akの圧力損失dPakは、ステップS1で算出された主配管2akの流路抵抗Rakと、予め取得した流量Vwとを用いて、式(2)に基づき算出される。また、分岐配管2bkの圧力損失dPbkは、ステップS1で算出された分岐配管2bkの流路抵抗Rbkと流量Vwとを用いて、式(3)に基づき算出される。
dPak=Rak×Vw2 ・・・(2)
dPbk=Rbk×Vw2 ・・・(3)
dPak=Rak×Vw2 ・・・(2)
dPbk=Rbk×Vw2 ・・・(3)
なお、式(2)および式(3)による圧力損失dPakおよびdPbkは、流量Vwに応じた値であるが、流量Vwに対する測定誤差が含まれていることが考えられる。そのため、圧力損失dPakおよびdPbkは、定格流量が流れた場合の値に換算して正規化してもよい。
次に、ステップS3において、ランク決定部43は、主配管2akの圧力損失dPakと分岐配管2bkの圧力損失dPbkとをそれぞれランク付けする。ランク付けは、記憶部46に予め記憶された第1ランクテーブルおよび第2ランクテーブルを用いて行われる。
図7は、第1ランクテーブルの一例を示す概略図である。図8は、第2ランクテーブルの一例を示す概略図である。第1ランクテーブルは、図7に示すように、主配管2akの圧力損失dPakと、流路抵抗Rakの値の大きさを示すランクA_rankとが対応付けられたものである。第1ランクテーブルでは、一定の圧力損失dPakの範囲に対して、ランクA_rankが対応付けられる。第2ランクテーブルは、図8に示すように、分岐配管2bkの圧力損失dPbkと、流路抵抗Rbkの値の大きさを示すランクB_rankとが対応付けられたものである。第2ランクテーブルでは、一定の圧力損失dPbkの範囲に対して、ランクB_rankが対応付けられる。なお、この例における第1ランクテーブルおよび第2ランクテーブルは、ステップS2で圧力損失dPakおよびdPbkが定格流量に正規化されたものを用いている。
この例では、第1ランクテーブルおよび第2ランクテーブルにおいて、各ランクは、圧力損失dPakおよびdPbkのそれぞれが10[kPa]毎の範囲に設定されている。例えば、ステップS2で算出された主配管2akの圧力損失dPakが10[kPa]である場合、流路抵抗Rakは、第1ランクテーブルの対応付けに基づき「ランク1」とされる。また、分岐配管2bkの圧力損失dPbkが35[kPa]である場合、流路抵抗Rbkは、第2ランクテーブルの対応付けに基づき「ランク4」とされる。なお、第1ランクテーブルおよび第2ランクテーブルにおける圧力損失の範囲は、例えば、熱媒体配管2の配管長、および空気調和機100の規模等に応じて予め決定される。具体的には、熱媒体配管2の配管長に応じて取り得る圧力損失の範囲を予め決められたランク数で均等に分割し、分割されたそれぞれの圧力損失の範囲がそれぞれのランクに対応付けられるようにしてもよい。
ランク決定部43は、記憶部46に記憶された第1ランクテーブルを参照して、ステップS3で算出された圧力損失dPakのランクA_rankを決定する。また、ランク決定部43は、記憶部46に記憶された第2ランクテーブルを参照して、ステップS3で算出された圧力損失dPbkのランクB_rankを決定する。
次に、図6のステップS4において、弁開度制御範囲決定部44は、各室内機30kにおける流量調整弁32の弁開度制御範囲を決定する。ここで、例えば、流量調整弁32の弁開度最大値は、室内機30kの容量に比例して設定されており、これによって弁開度制御範囲が各室内機30k毎に予め設定されている。
ステップS4において、弁開度制御範囲決定部44は、予め設定された弁開度制御範囲に対して、ステップS3でランク付けされた流路抵抗RakおよびRbkそれぞれのランク値A_rankおよびB_rankに基づく補正を行う。
具体的には、弁開度制御範囲決定部44は、各室内機30kに接続された主配管2akについてのランク値A_rankと、分岐配管2bkについてのランク値B_rankとの合計が小さいほど、流量調整弁32の弁開度制御範囲が狭まるように、弁開度最大値を小さくする方向に補正する。これにより、機器制御部45は、空気調和機100を運転する際に、補正された弁開度制御範囲で各室内機30kの流量調整弁32の開度を制御することができる。
ここで、流路抵抗を詳細に算出し、得られた流路抵抗に基づいて弁開度制御範囲を決定した場合、流路抵抗の算出に必要な負荷が大きくなり、制御が複雑化する可能性がある。また、算出された流路抵抗に誤差が含まれた場合、最終的に誤差が積み重なって大きな誤差が生じる可能性がある。これに対して、本実施の形態1では、圧力損失の大きさに応じて流路抵抗をランク付けし、ランク値に基づいて弁開度制御範囲を決定するため、制御の複雑化を抑制するとともに、誤差が積み重なることを防ぐことができる。
以上のように、本実施の形態1に係る空気調和機100では、複数の室内機30kに接続された熱媒体配管2の配管長に応じた流路抵抗に基づき、流路抵抗が小さいほど流量調整弁32の弁開度制御範囲が狭まるように、弁開度制御範囲を決定する。これにより、室内機30kの配管長が異なる場合でも、それぞれの室内熱交換器31を流れる熱媒体の流量が均一化されるため、室内機30kの能力差を解消することができる。
空気調和機100において、流路抵抗算出部41は、ポンプ出口圧力センサ24および弁入口圧力センサ33のそれぞれで検知された圧力Pp2およびPv1の差分に基づき、複数の室内機30kに接続されたそれぞれの熱媒体配管2の流路抵抗を算出する。このようにして算出された流路抵抗を用いることにより、中継機20に接続された室内機30k毎に対応するそれぞれの熱媒体配管2の圧力損失を取得することができる。
空気調和機100において、流路抵抗算出部41は、ポンプ入口圧力センサ23の検知結果を基準として校正された弁入口圧力センサ33の検知結果を用いて、差圧を算出する。これにより、センサが校正されるため、算出された差圧に含まれる誤差等を排除することができる。
空気調和機100において、流量調整弁32の弁開度制御範囲は、算出された圧力損失に基づき、記憶部46に記憶されたテーブルを参照して決定された流路抵抗のランクに基づき決定される。これにより、弁開度制御範囲を決定する際の処理の複雑化を抑制するとともに、流路抵抗を詳細に算出した際に誤差が積み重なることを防ぐことができる。なお、圧力損失を算出する際には、熱媒体の流量に対する測定誤差の影響を小さくするために、定格流量の熱媒体が流れた場合の値に正規化するとよい。
空気調和機100において、弁開度制御範囲が決定される際には、ランクに基づき、ランクが小さいほど弁開度制御範囲が狭まるように、流量調整弁32の弁開度最大値を小さくする。これにより、室内機30kが中継機20に近く、熱媒体配管2が短いほど、流量調整弁32の弁開度最大値が小さくなるため、中継機20に接続された複数の室内機30kの能力を均一化することができる。
なお、上記の流路抵抗の算出の結果、ポンプ22で賄える揚程および流量が確保できないと判断された場合には、現地配管が長すぎる、配管が誤接続されている、あるいは、配管が接続されていないなどの可能性が考えられる。このような場合には、警報を出力することにより、よりよい試運転を行うことができる。
以上、本発明の実施の形態1について説明したが、本発明は、上述した本発明の実施の形態1に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。本実施の形態1において、流路抵抗RakおよびRbkは、ポンプ22の出口から流量調整弁32の入口までの熱媒体配管2の配管長に基づき取得しているが、これに限られず、例えば、流量調整弁32の出口からポンプ22の入口までの熱媒体配管2の配管長に基づき取得してもよい。これは、それぞれの室内機30kの流量調整弁32の出口からポンプ22の入口までの熱媒体配管2の配管長の関係が、ポンプ22の出口からそれぞれの流量調整弁32の入口までの熱媒体配管2の配管長の関係と同等であると考えることができるからである。
1 冷媒配管、2 熱媒体配管、2a、2a1、2a2、2a3、・・・、2an−1、2ak 主配管、2b1、2b2、2b3、・・・、2bn−1、2bn、2bk 分岐配管、10 室外機、11 圧縮機、12 冷媒流路切替装置、13 室外熱交換器、14 絞り装置、20 中継機、21 熱媒体熱交換器、22 ポンプ、23 ポンプ入口圧力センサ、24 ポンプ出口圧力センサ、30、301、302、303、・・・、30n−1、30n、30k 室内機、31 室内熱交換器、32 流量調整弁、33 弁入口圧力センサ、34 弁出口圧力センサ、40 制御装置、41 流路抵抗算出部、42 圧力損失算出部、43 ランク決定部、44 弁開度制御範囲決定部、45 機器制御部、46 記憶部、51 処理回路、61 プロセッサ、62 メモリ、100 空気調和機。
Claims (8)
- 水またはブラインを含み、熱を搬送する熱媒体を送出するポンプを有する熱媒体搬送装置と、
室内空気と前記熱媒体との間で熱交換を行う室内熱交換器、および、前記室内熱交換器を通過する前記熱媒体の流量を調整する流量調整弁をそれぞれ有し、熱媒体配管によって前記熱媒体搬送装置と接続される複数の室内機と、
前記流量調整弁の開度を制御する制御装置と
を備え、
前記制御装置は、
前記熱媒体搬送装置から前記複数の室内機までの前記熱媒体配管の配管長に応じた流路抵抗に基づき、前記流路抵抗が小さいほど前記流量調整弁の弁開度制御範囲が狭まるように、前記弁開度制御範囲を決定する空気調和機。 - 前記熱媒体搬送装置は、
前記ポンプにおける前記熱媒体の流出側の圧力を検知するポンプ出口圧力センサを有し、
前記複数の室内機のそれぞれは、
前記流量調整弁における前記熱媒体の流入側の圧力を検知する弁入口圧力センサを有し、
前記制御装置は、
前記ポンプ出口圧力センサおよび前記弁入口圧力センサのそれぞれで検知された圧力の差分を示す差圧に基づき、前記複数の室内機のそれぞれに接続された前記熱媒体配管の前記流路抵抗を算出する流路抵抗算出部を有する請求項1に記載の空気調和機。 - 前記熱媒体搬送装置は、
前記ポンプにおける前記熱媒体の流入側の圧力を検知するポンプ入口圧力センサをさらに有し、
前記流路抵抗算出部は、
前記ポンプ入口圧力センサの検知結果を基準として校正された前記弁入口圧力センサの検知結果を用いて、前記差圧を算出する請求項2に記載の空気調和機。 - 前記制御装置は、
前記流路抵抗に基づき、前記複数の室内機のそれぞれに接続された前記熱媒体配管の圧力損失を算出する圧力損失算出部と、
前記圧力損失の範囲と前記流路抵抗の値の大きさを示すランクとが対応付けられたテーブルを記憶する記憶部と、
前記圧力損失算出部で算出された前記圧力損失に基づき、前記記憶部に記憶された前記テーブルを参照して、前記熱媒体配管の前記流路抵抗をそれぞれランク付けするランク決定部と、
前記ランク決定部で決定されたそれぞれの前記流路抵抗のランクに基づき、前記流量調整弁の前記弁開度制御範囲を決定する弁開度制御範囲決定部と
を有する請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気調和機。 - 前記弁開度制御範囲決定部は、
前記ランクに基づき、前記ランクが小さいほど前記弁開度制御範囲が狭まるように、前記流量調整弁の弁開度最大値を小さくする請求項4に記載の空気調和機。 - 前記熱媒体配管は、
前記熱媒体搬送装置に接続された主配管と、
前記主配管から分岐し、前記複数の室内機のそれぞれに接続された分岐配管と
で形成されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の空気調和機。 - 前記制御装置は、
定期的に前記流路抵抗を算出し、算出した前記流路抵抗に基づき、前記弁開度制御範囲を補正する請求項1〜6のいずれか一項に記載の空気調和機。 - 前記制御装置は、
前記ポンプが発揮する揚程以上の前記流路抵抗が算出された場合に、警報を発報する請求項1〜7のいずれか一項に記載の空気調和機。
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