JPWO2020059764A1 - ブラケット及びステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

ブラケットは、ステアリングコラムに面する第1プレートと、ステアリングコラムを覆うコラムカバーに面する第2プレートと、第1プレート及び第2プレートを接続する第3プレートと、第1プレート及び第3プレートと交差する第4プレートと、を備える。

Description

本開示は、ブラケット及びステアリング装置に関する。
車両には、操作者(運転者)のステアリングホイールに対する操作を車輪に伝えるための装置としてステアリング装置が設けられている。ステアリングホイールの回転を車輪に伝達するステアリングシャフトは、ステアリングコラムに支持される。ステアリング装置は、ステアリングコラムの車室側端部を覆うコラムカバーを備える。特許文献1には、コラムカバーを支持するブラケットの一例が記載されている。
特開2006−44457号公報
ところで、コラムカバーを支持するブラケットには、コラムカバー以外の部材が取り付けられることがある。ブラケットが変形すると、コラムカバーの取付位置がずれる。このため、コラムカバーの取付位置のずれを抑制できるブラケットが望まれる。
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、コラムカバーの取付位置のずれを抑制できるブラケットを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本開示のブラケットは、ステアリングコラムに面する第1プレートと、前記ステアリングコラムを覆うコラムカバーに面する第2プレートと、前記第1プレート及び前記第2プレートを接続する第3プレートと、前記第1プレート及び前記第3プレートと交差する第4プレートと、を備える。
第4プレートが第1プレート及び第3プレートと交差することによって、ブラケットの剛性が高くなる。これにより、ブラケットにコラムカバー以外の部材が取り付けられる場合でも、ブラケットの変形が抑制される。したがって、ブラケットは、コラムカバーの取付位置のずれを抑制できる。
上記のブラケットの望ましい態様として、前記第1プレート及び前記第4プレートに接する溶接ビードを備える。これにより、ブラケットの剛性がより高くなる。したがって、ブラケットは、コラムカバーの取付位置のずれをより抑制できる。
上記のブラケットの望ましい態様として、前記第4プレートは、前記第2プレートと交差する。
第4プレートが第1プレート、第2プレート及び第3プレートと交差することによって、ブラケットの剛性が高くなる。これにより、ブラケットにコラムカバー以外の部材が取り付けられる場合でも、ブラケットの変形が抑制される。したがって、ブラケットは、コラムカバーの取付位置のずれを抑制できる。
上記のブラケットの望ましい態様として、前記第3プレートは、前記第4プレート側の端部に配置される第1端部孔を備え、前記第4プレートは、前記第3プレート側の端部に配置される第2端部孔を備え、前記第2端部孔は、前記第1端部孔と繋がっている。これにより、1枚の板を塑性変形させることによってブラケットを製造する場合に、ブラケットの成形性が改善できる。ブラケットは、容易に製造でき且つ形状精度を向上できる。
上記のブラケットの望ましい態様として、前記第1プレートは、前記第1プレートを前記ステアリングコラムに取り付ける取付部材が貫通する第1取付孔を備え、前記第2プレートは、前記第1取付孔の貫通方向に対して直交する平面視で、前記第1取付孔に対してずれている。これにより、取付部材を第2プレート側から第1取付孔に挿入することが可能である。ブラケットは、ステアリングコラムへの取付作業を容易にできる。
上記のブラケットの望ましい態様として、前記第3プレートは、ワイヤーハーネスを支持するクリップが取り付けられるクリップ孔を備える。これにより、ブラケットは、ワイヤーハーネスの取付作業を容易にできる。
上記の目的を達成するため、本開示のステアリング装置は、上記のブラケットと、前記ステアリングコラムと、を備える。これにより、ステアリング装置は、コラムカバーの取付位置のずれを抑制できる。
上記のステアリング装置の望ましい態様として、前記ステアリングコラム及び前記第1プレートの一方に設けられる凹部と、前記ステアリングコラム及び前記第1プレートの一方に設けられ且つ前記凹部に嵌まる凸部と、を備える。これにより、凹部と凸部によってブラケットが位置決めされる。取付部材が少なくとも1つあれば、ブラケットのステアリングコラムへの取付及びブラケットの位置決めが可能である。ステアリング装置は、ブラケットの取付作業を容易にできる。
上記のステアリング装置の望ましい態様として、前記ブラケットは、前記ステアリングコラムの下側に配置される。これにより、ステアリングコラムを挟んで車体とは反対側からコラムカバーをブラケットに取付できる。ステアリング装置は、コラムカバーの取付作業を容易にできる。
本開示によれば、コラムカバーの取付位置のずれを抑制できるブラケットを提供することができる。
図1は、第1実施形態のステアリング装置の模式図である。 図2は、第1実施形態のステアリング装置の斜視図である。 図3は、第1実施形態のステアリング装置の斜視図である。 図4は、第1実施形態のステアリング装置の斜視図である。 図5は、第1実施形態のステアリング装置の斜視図である。 図6は、第1実施形態のステアリング装置の正面図である。 図7は、第1実施形態のステアリング装置の背面図である。 図8は、第1実施形態のステアリング装置の右側面図である。 図9は、第1実施形態のステアリング装置の左側面図である。 図10は、第1実施形態のステアリング装置の平面図である。 図11は、第1実施形態のステアリング装置の底面図である。 図12は、図6のA−A断面図である。 図13は、第1実施形態のステアリングコラム及びブラケットの斜視図である。 図14は、第1実施形態のステアリングコラム及びブラケットの斜視図である。 図15は、第1実施形態のステアリングコラム及びブラケットの正面図である。 図16は、第1実施形態のステアリングコラム及びブラケットの底面図である。 図17は、図15のB−B断面図である。 図18は、第1実施形態のブラケットの斜視図である。 図19は、第1実施形態のブラケットの斜視図である。 図20は、第1実施形態のブラケットの斜視図である。 図21は、第1実施形態のブラケットの斜視図である。 図22は、第1実施形態のブラケットの正面図である。 図23は、第1実施形態のブラケットの背面図である。 図24は、第1実施形態のブラケットの右側面図である。 図25は、第1実施形態のブラケットの左側面図である。 図26は、第1実施形態のブラケットの平面図である。 図27は、第1実施形態のブラケットの底面図である。 図28は、第2実施形態のステアリングコラム及びブラケットの斜視図である。 図29は、第2実施形態のステアリングコラム及びブラケットの斜視図である。 図30は、第2実施形態のステアリングコラム及びブラケットの正面図である。 図31は、第2実施形態のステアリングコラム及びブラケットの底面図である。 図32は、図31のC−C断面図である。 図33は、第2実施形態のブラケットの斜視図である。 図34は、第2実施形態のブラケットの斜視図である。 図35は、第2実施形態のブラケットの斜視図である。 図36は、第2実施形態のブラケットの斜視図である。 図37は、第2実施形態のブラケットの正面図である。 図38は、第2実施形態のブラケットの背面図である。 図39は、第2実施形態のブラケットの平面図である。 図40は、第2実施形態のブラケットの底面図である。 図41は、第2実施形態のブラケットの右側面図である。 図42は、第2実施形態のブラケットの左側面図である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の発明を実施するための形態(以下、実施形態という)により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のステアリング装置の模式図である。図1に示すように、ステアリング装置80は、ステアリングホイール81と、ステアリングシャフト82と、操舵力アシスト機構83と、第1ユニバーサルジョイント84と、中間シャフト85と、第2ユニバーサルジョイント86と、を備える。
図1に示すように、ステアリングシャフト82は、入力軸82aと、出力軸82bとを備える。入力軸82aの一端は、ステアリングホイール81に接続される。入力軸82aの他端は、出力軸82bに接続される。また、出力軸82bの一端は、入力軸82aに接続される。出力軸82bの他端は、第1ユニバーサルジョイント84に接続される。
図1に示すように、中間シャフト85は、第1ユニバーサルジョイント84と第2ユニバーサルジョイント86とを接続する。中間シャフト85の一端は、第1ユニバーサルジョイント84に接続される。中間シャフト85の他端は、第2ユニバーサルジョイント86に接続される。ピニオンシャフト87の一端は、第2ユニバーサルジョイント86に接続される。ピニオンシャフト87の他端は、ステアリングギヤ88に接続される。第1ユニバーサルジョイント84及び第2ユニバーサルジョイント86は、例えばカルダンジョイントである。ステアリングシャフト82の回転が中間シャフト85を介してピニオンシャフト87に伝わる。すなわち、中間シャフト85はステアリングシャフト82に伴って回転する。第2ユニバーサルジョイント86は、ピニオンシャフト87に接続される。
図1に示すように、ステアリングギヤ88は、ピニオン88aと、ラック88bとを備える。ピニオン88aは、ピニオンシャフト87に接続される。ラック88bは、ピニオン88aに噛み合う。ステアリングギヤ88は、ピニオン88aに伝達された回転運動をラック88bで直進運動に変換する。ラック88bは、タイロッド89に接続される。ラック88bが移動することで車輪の角度が変化する。
図1に示すように、操舵力アシスト機構83は、減速装置92と、電動モータ93とを備える。減速装置92は、例えばウォーム減速装置である。電動モータ93で生じたトルクは、減速装置92の内部のウォームを介してウォームホイールに伝達され、ウォームホイールを回転させる。減速装置92は、ウォーム及びウォームホイールによって、電動モータ93で生じたトルクを増加させる。減速装置92は、出力軸82bに補助操舵トルクを与える。すなわち、ステアリング装置80は、コラムアシスト方式である。
図1に示すように、ステアリング装置80は、ECU(Electronic Control Unit)90と、トルクセンサ94と、車速センサ95と、を備える。電動モータ93、トルクセンサ94及び車速センサ95は、ECU90と電気的に接続される。トルクセンサ94は、入力軸82aに伝達された操舵トルクをCAN(Controller Area Network)通信によりECU90に出力する。車速センサ95は、ステアリング装置80が搭載される車体の走行速度(車速)を検出する。車速センサ95は、車体に備えられ、車速をCAN通信によりECU90に出力する。
ECU90は、電動モータ93の動作を制御する。ECU90は、トルクセンサ94及び車速センサ95のそれぞれから信号を取得する。ECU90には、イグニッションスイッチ98がオンの状態で、電源装置99(例えば車載のバッテリ)から電力が供給される。ECU90は、操舵トルク及び車速に基づいて補助操舵指令値を算出する。ECU90は、補助操舵指令値に基づいて電動モータ93へ供給する電力値を調節する。ECU90は、電動モータ93から誘起電圧の情報又は電動モータ93に設けられたレゾルバ等から出力される情報を取得する。ECU90が電動モータ93を制御することで、ステアリングホイール81の操作に要する力が小さくなる。
図2は、第1実施形態のステアリング装置の斜視図である。図3は、第1実施形態のステアリング装置の斜視図である。図4は、第1実施形態のステアリング装置の斜視図である。図5は、第1実施形態のステアリング装置の斜視図である。図6は、第1実施形態のステアリング装置の正面図である。図7は、第1実施形態のステアリング装置の背面図である。図8は、第1実施形態のステアリング装置の右側面図である。図9は、第1実施形態のステアリング装置の左側面図である。図10は、第1実施形態のステアリング装置の平面図である。図11は、第1実施形態のステアリング装置の底面図である。図12は、図6のA−A断面図である。
以下の説明においては、XYZ直交座標軸が用いられる。X軸は、車両における左右方向と平行なである。Z軸は、回転軸Zと平行である。Z軸と平行な方向のうち車両における前方を+Z方向とする。Y軸と平行な方向のうち車両における上方を+Y方向とする。+Y方向を上として+Z方向を向いた場合の右方向を+X方向とする。
図2から図11に示すように、ステアリング装置80は、ステアリングコラム50を備える。ステアリングコラム50は、アッパーコラム51と、ロアコラム52と、第1支持部材53と、第2支持部材54と、締付機構60と、ブラケット20と、を備える。
アッパーコラム51及びロアコラム52は、筒状の部材である。アッパーコラム51及びロアコラム52は、例えば機械構造用炭素鋼鋼管(いわゆるSTKM材)等の一般的な鋼材等から形成される。アッパーコラム51は、ロアコラム52よりも−Z方向に配置されている。アッパーコラム51の少なくとも一部は、ロアコラム52の内側に挿入される。アッパーコラム51の外周面は、ロアコラム52の内周面に接する。アッパーコラム51及びロアコラム52は、ステアリングシャフト82を回転軸Zを中心に回転できるように支持する。アッパーコラム51は、軸受を介して入力軸82aを支持する。ロアコラム52は、軸受を介して出力軸82bを支持する。
図6に示すように、第1支持部材53は、車体に固定された車体側部材101に取り付けられる。第1支持部材53は、X方向に沿う回転軸を中心として回転できるようにロアコラム52を支持する。第1支持部材53は、ピボットブラケットとも呼ばれる。ロアコラム52は、第1支持部材53を支点としてY方向に移動できる。
図6に示すように、第2支持部材54は、車体に固定された車体側部材102に取り付けられる。第2支持部材54は、第1支持部材53よりも−Z方向でロアコラム52を支持する。第2支持部材54は、上板541と、側板542と、側板543と、を備える。上板541は、ボルト等の固定部材によって車体側部材102に固定される。側板542及び側板543は、ロアコラム52を挟むように配置される。側板542及び側板543は、ロアコラム52を締め付ける。側板542は、Y方向に長い長穴542aを備える。側板543は、Y方向に長い長穴543aを備える。
図13及び図14は、第1実施形態のステアリングコラム及びブラケットの斜視図である。図15は、第1実施形態のステアリングコラム及びブラケットの正面図である。図16は、第1実施形態のステアリングコラム及びブラケットの底面図である。図17は、図15のB−B断面図である。
図13に示すように、ロアコラム52は、本体部520と、2つの可動部521と、2つのスリット523と、台座525と、凸部526と、を備える。本体部520は、筒状であって、側板542及び側板543に接する。可動部521は、本体部520と一体である。可動部521は、スリット523で囲まれており、X方向に動ける。スリット523は、本体部520に設けられる切欠きである。スリット523は、図15に示すように、Y−Z平面視で略U字状である。1組の可動部521及びスリット523は、側板542に面する。もう一組の可動部521及びスリット523は、側板543に面する。台座525は、本体部520の底面に配置される。台座525は、本体部520の底面から−Y方向に突出する。凸部526は、台座525の−Y方向側の表面に配置される。凸部526の長手方向は、X軸に沿う。
締付機構60は、側板542及び側板543がロアコラム52を締め付ける力を調節するための装置である。図12に示すように、締付機構60は、ロッド61と、固定カム62と、回転カム63と、レバー64と、ナット66と、スラストベアリング67と、スペーサー68と、を備える。
図12に示すように、ロッド61は、スリット523を貫通する。固定カム62は、側板543の長穴543aに嵌まる略円盤状の部材である。ロッド61は、固定カム62を貫通している。固定カム62は、ロッド61と供回りしない。回転カム63は、固定カム62に隣接する略円盤状の部材である。レバー64は、ロッド61及び回転カム63と接続される。レバー64は、車室内まで延びる。レバー64が回転すると、ロッド61及び回転カム63が回転する一方で、固定カム62は回転しない。例えば、固定カム62の回転カム63に対向する表面には、傾斜面が設けられている。回転カム63が固定カム62の傾斜面に乗り上げることで、回転カム63と固定カム62との間の距離が変化する。
ナット66は、ロッド61の先端に取り付けられる。スペーサー68は、側板542の長穴542aに面するように位置に配置される。スラストベアリング67は、ナット66とスペーサー68との間に配置される。ロッド61は、軸方向に移動しないが、レバー64の回転に連動して回転する。
回転カム63から固定カム62まで距離が大きくなるようにレバー64が回転させられると、固定カム62が側板543に押し付けられると共にスペーサー68が側板542に押し付けられる。固定カム62と側板543との間の摩擦、及びスペーサー68と側板542との間の摩擦が大きくなる。これにより、アッパーコラム51及びロアコラム52のY方向の位置が固定される。また、可動部521が側板542及び側板543によって押されることによって、アッパーコラム51とロアコラム52との間の摩擦が大きくなる。これにより、ロアコラム52に対するアッパーコラム51のZ方向の位置が固定される。なお、回転カム63から固定カム62まで距離が大きくなるようにレバー64が回転させられる時、可動部521が動くが、本体部520は動かない。
回転カム63から固定カム62まで距離が小さくなるようにレバー64が回転させられると、固定カム62と側板543との間に隙間が生じやすくなると共にスペーサー68と側板542との間に隙間が生じやすくなる。これにより、固定カム62と側板543との間の摩擦、及びスペーサー68と側板542との間の摩擦が小さくなる又はなくなる。これにより、アッパーコラム51及びロアコラム52のY方向の位置調整が可能となる。また、可動部521が側板542及び側板543によって押されなくなるので、アッパーコラム51とロアコラム52との間の摩擦が小さくなる又はなくなる。これにより、ロアコラム52に対するアッパーコラム51のZ方向の位置調整が可能となる。
図6に示すように、アッパーコラム51には、キーロック12及びスイッチ13が取り付けられる。キーロック12は、盗難防止等のためにステアリングホイール81の回転を規制するための装置である。例えば、イグニッションスイッチ98がオフになった時に、キーロック12のロックピンが作動する。ロックピンは、アッパーコラム51に設けられた穴を介してアッパーコラム51の内部に入り、ステアリングシャフト82に噛み合う。スイッチ13は、例えばウィンカーを操作するためのスイッチ、又はワイパーを操作するためのスイッチ等である。キーロック12及びスイッチ13は、車両に設けられた制御装置にワイヤーハーネス15を介して電気的に接続されている。制御装置は、ECU90であってもよいし、ECU90とは異なる装置であってもよい。ワイヤーハーネス15は、クリップ16及びクリップ17に支持される。クリップ16及びクリップ17は、ブラケット20に取り付けられる。
図6に示すように、ステアリングコラム50には、コラムカバー18が取り付けられる。コラムカバー18は、ステアリングコラム50を覆う。コラムカバー18は、ステアリングコラム50を、車室内から見えないようにするための部材である。コラムカバー18は、ブラケット20に取り付けられる。
図18から図21は、第1実施形態のブラケットの斜視図である。図22は、第1実施形態のブラケットの正面図である。図23は、第1実施形態のブラケットの背面図である。図24は、第1実施形態のブラケットの右側面図である。図25は、第1実施形態のブラケットの左側面図である。図26は、第1実施形態のブラケットの平面図である。図27は、第1実施形態のブラケットの底面図である。
図6に示すように、ブラケット20は、コラムカバー18を支持する部材であって、ワイヤーハーネス15を支持する部材である。図18から図27に示すように、ブラケット20は、第1プレート21と、第2プレート22と、第3プレート23と、第4プレート24と、第5プレート25と、を備える。
図15に示すように、第1プレート21は、ステアリングコラム50に面する。第1プレート21は、ロアコラム52の本体部520の底面に面する。第1プレート21は、平板である。第1プレート21は、本体部520の底面と平行である。図13に示すように、第1プレート21のX方向における幅は、本体部520のX方向における幅(側板542と側板543との間の距離)よりも大きい。これにより、アッパーコラム51及びロアコラム52がY方向に移動する時に、第1プレート21が、側板542及び側板543と干渉しない。図18に示すように、第1プレート21は、第1取付孔211と、位置決め孔215と、を備える。図17に示すように、取付部材29は、第1取付孔211を貫通する。取付部材29は、第1プレート21をロアコラム52に取り付けるための部材である。取付部材29は、例えばボルトである。位置決め孔215は、長穴である。図16に示すように、ロアコラム52の凸部526は、位置決め孔215に嵌まる。これにより、第1プレート21の回転が規制される。
図15に示すように、第2プレート22は、コラムカバー18に面する。第2プレート22は、平板である。図19に示すように、第2プレート22は、第1プレート21と平行である。第2プレート22は、第2取付孔221と、切欠き229と、を備える。コラムカバー18をブラケット20に取り付けるための取付部材は、第2取付孔221を貫通する。取付部材は、例えばボルトである。図27に示すように、第2プレート22は、第1取付孔211の貫通方向に対して直交する平面視(第1プレート21に対して直交する平面視)で、第1取付孔211に対してずれている。すなわち、切欠き229は、第1取付孔211の貫通方向に対して直交する平面視で、第1取付孔211と重なる位置に配置される。これにより、取付部材29を第2プレート22側から第1取付孔211に挿入することが可能である。
図19に示すように、第3プレート23は、第1プレート21及び第2プレート22を接続する。第3プレート23は、平板である。第3プレート23は、第1プレート21及び第2プレート22と交差する。例えば、第3プレート23は、第1プレート21及び第2プレート22に対して直交する。第3プレート23は、クリップ孔231と、クリップ孔232と、位置決め孔235と、第1端部孔236と、を備える。クリップ孔231には、ワイヤーハーネス15を支持するクリップ16(図6参照)が取り付けられる。クリップ孔232には、ワイヤーハーネス15を支持するクリップ17(図6参照)が取り付けられる。例えば、第3プレート23に取り付けられたワイヤーハーネス15に力が加わると、ブラケット20が変形する可能性がある。このため、ブラケット20には高い剛性が求められる。位置決め孔235は、第1プレート21側の端部に配置される。位置決め孔235は、第1プレート21の位置決め孔215と繋がっている。これにより、ロアコラム52の凸部526を位置決め孔215に容易に挿入できる。第1端部孔236は、第4プレート24側の端部に配置される。
図19に示すように、第4プレート24は、第1プレート21、第2プレート22及び第3プレート23に接続される。第4プレート24は、平板である。第4プレート24は、第1プレート21、第2プレート22及び第3プレート23と交差する。例えば、第4プレート24は、第1プレート21、第2プレート22及び第3プレート23に対して直交する。第4プレート24は、第2端部孔246を備える。第2端部孔246は、第3プレート23側の端部に配置される。第2端部孔246は、第3プレート23の第1端部孔236と繋がっている。
図19に示すように、第5プレート25は、第4プレート24に接続される。第5プレート25は、平板である。第5プレート25は、第4プレート24と交差する。例えば、第5プレート25が第4プレート24となす角度は、鈍角である。図16に示すように、第5プレート25は、Z軸に対して直交する。第5プレート25は、取付部251を備える。取付部251は、孔である。
第5プレート25の取付部251は、例えばステアリング装置80を吊り上げる時に用いられる。ステアリング装置80が車両に取り付けられる時、作業を容易にするためにステアリング装置80が吊り上げられる。例えば、アッパーコラム51がロアコラム52に対して鉛直方向で上側に位置するように、ステアリング装置80が吊り上げられる。ステアリング装置80が吊り上げられた状態で、第1支持部材53及び第2支持部材54が車両に固定される。
第5プレート25の取付部251には、ステアリング装置80を吊り上げるための治具が取り付けられる。治具は、例えば、巻上装置(ホイスト)のフックである。治具によってステアリング装置80が吊り上げられると、ブラケット20に荷重が加わる。第4プレート24の第1プレート21との接続部分に応力が生じやすい。このため、ブラケット20が変形する可能性がある。これに対して、第1実施形態のブラケット20は、第1プレート21と、第2プレート22と、第3プレート23と、第4プレート24と、を備える。第4プレート24が第1プレート21、第2プレート22及び第3プレート23と交差することによって、ブラケット20の剛性が高くなる。このため、第5プレート25に荷重が加わった場合でも、ブラケット20の変形が抑制される。
ブラケット20は、例えば1枚の板を塑性変形させることによって製造される。1枚の板の厚さは、例えば2.0mm程度である。ブラケット20は、例えば深絞りによって製造される。第2端部孔246が第1端部孔236と繋がっていることによって、深絞りの時における成形性が改善される。ブラケット20の形状精度が向上する。例えば、第3プレート23及び第4プレート24の平面度が向上する。また、位置決め孔235が位置決め孔215と繋がっていることによって、深絞りの時における成形性が改善される。ブラケット20の形状精度が向上する。例えば、第1プレート21及び第3プレート23の平面度が向上する。位置決め孔215及び位置決め孔235は、ブラケット20の位置決めのための孔と、深絞りの時における成形性の改善のための孔とを兼ねている。
なお、ブラケット20は、必ずしも深絞りによって製造されなくてもよい。ブラケット20の製造方法は特に限定されない。ブラケット20は、1つ又は複数の板を溶接等で接続することによって製造されてもよい。ブラケット20の形状は、上述した形状に限定されない。第4プレート24が第1プレート21、第2プレート22及び第3プレート23となす角度は90°でなくてもよく、鋭角であってもよいし、鈍角であってもよい。第1プレート21、第2プレート22、第3プレート23、第4プレート24及び第5プレート25は、必ずしも平板でなくてもよく、例えば曲面状の表面を有していてもよい。
第5プレート25の取付部251は、必ずしも孔でなくてもよい。例えば、第5プレート25の取付部251は、フック等であってもよい。また、ブラケット20は、必ずしも第5プレート25を備えていなくてもよい。
第1プレート21は、位置決め孔215を備えていなくてもよい。例えば、ステアリングコラム50が凹部を備え、第1プレート21がステアリングコラム50の凹部に嵌まる凸部を備えてもよい。すなわち、ステアリングコラム50及び第1プレート21の一方に凹部が設けられ、且つステアリングコラム50及び第1プレート21の他方に凹部に嵌まる凸部が設けられていればよい。
以上で説明したように、ブラケット20は、ステアリングコラム50に面する第1プレート21と、ステアリングコラム50を覆うコラムカバー18に面する第2プレート22と、第1プレート21及び第2プレート22を接続する第3プレート23と、第1プレート21及び第3プレート23と交差する第4プレート24と、を備える。
第4プレート24が第1プレート21及び第3プレート23と交差することによって、ブラケット20の剛性が高くなる。これにより、ブラケット20にコラムカバー18以外の部材(例えば、ワイヤーハーネス15又は治具)が取り付けられる場合でも、ブラケット20の変形が抑制される。したがって、ブラケット20は、コラムカバー18の取付位置のずれを抑制できる。
ブラケット20においては、第4プレート24は、第1プレート21、第2プレート22及び第3プレート23と交差する。これにより、ブラケット20の剛性がより高くなる。したがって、ブラケット20は、コラムカバー18の取付位置のずれをより抑制できる。
ブラケット20においては、第3プレート23は、第4プレート24側の端部に配置される第1端部孔236を備える。第4プレート24は、第3プレート23側の端部に配置される第2端部孔246を備える。第2端部孔246は、第1端部孔236と繋がっている。これにより、1枚の板を塑性変形させることによってブラケット20を製造する場合に、ブラケット20の成形性が改善できる。ブラケット20は、容易に製造でき且つ形状精度を向上できる。
ブラケット20においては、第1プレート21は、第1プレート21をステアリングコラム50に取り付ける取付部材29が貫通する第1取付孔211を備える。第2プレート22は、第1取付孔211の貫通方向に対して直交する平面視で、第1取付孔211に対してずれている。これにより、取付部材29を第2プレート22側から第1取付孔211に挿入することが可能である。ブラケット20は、ステアリングコラム50への取付作業を容易にできる。
ブラケット20においては、第3プレート23は、ワイヤーハーネス15を支持するクリップ(クリップ16又はクリップ17)が取り付けられるクリップ孔(クリップ孔231、クリップ孔232)を備える。これにより、ブラケット20は、ワイヤーハーネス15の取付作業を容易にできる。
ステアリング装置80は、ブラケット20と、ステアリングコラム50と、を備える。これにより、ステアリング装置80は、コラムカバー18の取付位置のずれを抑制できる。
ステアリング装置80においては、ステアリングコラム50及び第1プレート21の一方に設けられる凹部(例えば位置決め孔215)と、ステアリングコラム50及び第1プレート21の一方に設けられ且つ凹部に嵌まる凸部526と、を備える。これにより、凹部と凸部526によってブラケット20が位置決めされる。取付部材29が少なくとも1つあれば、ブラケット20のステアリングコラム50への取付及びブラケット20の位置決めが可能である。ステアリング装置80は、ブラケット20の取付作業を容易にできる。
ステアリング装置80においては、ブラケット20は、ステアリングコラム50の下側(−Y方向)に配置される。これにより、ステアリングコラム50を挟んで車体とは反対側からコラムカバー18をブラケット20に取付できる。ステアリング装置80は、コラムカバー18の取付作業を容易にできる。
(第2実施形態)
図28は、第2実施形態のステアリングコラム及びブラケットの斜視図である。図29は、第2実施形態のステアリングコラム及びブラケットの斜視図である。図30は、第2実施形態のステアリングコラム及びブラケットの正面図である。図31は、第2実施形態のステアリングコラム及びブラケットの底面図である。図32は、図31のC−C断面図である。図33は、第2実施形態のブラケットの斜視図である。図34は、第2実施形態のブラケットの斜視図である。図35は、第2実施形態のブラケットの斜視図である。図36は、第2実施形態のブラケットの斜視図である。図37は、第2実施形態のブラケットの正面図である。図38は、第2実施形態のブラケットの背面図である。図39は、第2実施形態のブラケットの平面図である。図40は、第2実施形態のブラケットの底面図である。図41は、第2実施形態のブラケットの右側面図である。図42は、第2実施形態のブラケットの左側面図である。なお、上述した第1実施形態で説明したものと同じ構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
図28に示すように、第2実施形態のステアリング装置80Aは、ステアリングコラム50Aと、ブラケット30と、を備える。ステアリングコラム50Aは、ロアコラム52Aを備える。
図28に示すように、ロアコラム52Aは、台座527と、凸部528と、を備える。台座527は、本体部520の底面に配置される。台座527は、本体部520の底面から−Y方向に突出する。凸部528は、台座527の−Y方向側の表面に配置される。凸部528の長手方向は、Z軸に沿う。
ブラケット30は、コラムカバー18を支持する部材であって、ワイヤーハーネス15を支持する部材である。図33から図42に示すように、ブラケット30は、第1プレート31と、第2プレート32と、第3プレート33と、第4プレート34と、第5プレート35と、溶接ビード37と、を備える。
図30に示すように、第1プレート31は、ステアリングコラム50Aに面する。第1プレート31は、ロアコラム52Aの本体部520の底面に面する。第1プレート31は、平板である。第1プレート31は、本体部520の底面と平行である。図39に示すように、第1プレート31のX方向における幅は、本体部520のX方向における幅(側板542と側板543との間の距離)よりも大きい。これにより、アッパーコラム51及びロアコラム52AがY方向に移動する時に、第1プレート31が、側板542及び側板543と干渉しない。図33に示すように、第1プレート31は、第1取付孔311と、位置決め孔315と、を備える。図32に示すように、取付部材39は、第1取付孔311を貫通する。取付部材39は、第1プレート31をロアコラム52Aに取り付けるための部材である。取付部材39は、例えばボルトである。位置決め孔315は、長穴である。図31に示すように、ロアコラム52Aの凸部528は、位置決め孔315に嵌まる。これにより、第1プレート31の回転が規制される。
図30に示すように、第2プレート32は、コラムカバー18に面する。第2プレート32は、平板である。図34に示すように、第2プレート32は、第1プレート31と平行である。第2プレート32は、第2取付孔321と、切欠き329と、を備える。コラムカバー18をブラケット30に取り付けるための取付部材は、第2取付孔321を貫通する。取付部材は、例えばボルトである。図40に示すように、第2プレート32は、第1取付孔311の貫通方向に対して直交する平面視(第1プレート31に対して直交する平面視)で、第1取付孔311に対してずれている。すなわち、切欠き329は、第1取付孔311の貫通方向に対して直交する平面視で、第1取付孔311と重なる位置に配置される。これにより、取付部材39を第2プレート32側から第1取付孔311に挿入することが可能である。
図34に示すように、第3プレート33は、第1プレート31及び第2プレート32を接続する。第3プレート33は、平板である。第3プレート33は、第1プレート31及び第2プレート32と交差する。例えば、第3プレート33は、第1プレート31及び第2プレート32に対して直交する。第3プレート33は、クリップ孔331と、クリップ孔332と、軽減孔337と、軽減孔338と、を備える。クリップ孔331には、ワイヤーハーネス15を支持するクリップ16(図6参照)が取り付けられる。クリップ孔332には、ワイヤーハーネス15を支持するクリップ17(図6参照)が取り付けられる。軽減孔337及び軽減孔338は、ブラケット30を軽くするための孔である。
図34に示すように、第4プレート34は、第1プレート31及び第3プレート33に接続される。第4プレート34は、平板である。第4プレート34は、第1プレート31及び第3プレート33と交差する。例えば、第4プレート34は、第1プレート31及び第3プレート33に対して直交する。
図34に示すように、第5プレート35は、第4プレート34に接続される。第5プレート35は、平板である。第5プレート35は、第4プレート34と交差する。例えば、第5プレート35が第4プレート34となす角度は、鈍角である。図31に示すように、第5プレート35は、Z軸に対して直交する。第5プレート35は、取付部351を備える。取付部351は、孔である。
第5プレート35の取付部351には、ステアリング装置80Aを吊り上げるための治具が取り付けられる。治具は、例えば、巻上装置(ホイスト)のフックである。治具によってステアリング装置80Aが吊り上げられると、ブラケット30に荷重が加わる。第4プレート34の第1プレート31との接続部分に応力が生じやすい。このため、ブラケット30が変形する可能性がある。これに対して、第2実施形態のブラケット30は、第1プレート31と、第2プレート32と、第3プレート33と、第4プレート34と、を備える。第4プレート34が第1プレート31及び第3プレート33と交差することによって、ブラケット30の剛性が高くなる。このため、第5プレート35に荷重が加わった場合でも、ブラケット30の変形が抑制される。
図36に示すように、溶接ビード37は、第1プレート31及び第4プレート34に接するように配置される。溶接ビード37は、第1プレート31と第4プレート34との間の境界部分に配置される。溶接ビード37は、第4プレート34を挟んで第1取付孔311とは反対側に配置される。すなわち、第1プレート31に平行な平面内において、第1取付孔311、第4プレート34、溶接ビード37が、この順で配置される。溶接ビード37は、第1プレート31及び第4プレート34によって形成される隅角に沿って配置される。第1プレート31及び第4プレート34の両方に対して直交する平面で溶接ビード37を切った断面の形状は、略三角形である。
第5プレート35の取付部351に取り付けられた治具によってステアリング装置80Aが吊り上げる場合、第4プレート34には第1プレート31から離れる方向に曲げる力が作用する。第1取付孔311、第4プレート34、溶接ビード37がこの順で配置されることによって、ステアリング装置80Aが吊り上げられた時に溶接ビード37には圧縮力が作用する。溶接ビード37は、圧縮力に対して容易に変形しない。溶接ビード37によって、ステアリング装置80Aが吊り上げられた時のブラケット20の変形が抑制される。
ブラケット30は、例えば1枚の板を塑性変形させ且つ溶接することによって製造される。ブラケット30の材料である1枚の板は、第1実施形態のブラケット20の材料である1枚の板よりも薄い。ブラケット30の材料である1枚の板の厚さは、例えば2.3mm程度である。ブラケット30を製造する時、まず1枚の板が折り曲げられる。これにより、互いに接続される第1プレート31、第2プレート32及び第3プレート33と、第3プレート33に接続され且つ第1プレート31には接続されない第4プレート34と、が形成される。そして、第1プレート31と第4プレート34とが溶接される。これにより、溶接ビード37が形成される。溶接ビード37によって、第1プレート31と第4プレート34とが接続される。
なお、ブラケット30は、必ずしも折り曲げ及び溶接によって製造されなくてもよい。ブラケット30の製造方法は特に限定されない。ブラケット30の形状は、上述した形状に限定されない。第4プレート34が第1プレート31及び第3プレート33となす角度は90°でなくてもよく、鋭角であってもよいし、鈍角であってもよい。第1プレート31、第2プレート32、第3プレート33、第4プレート34及び第5プレート35は、必ずしも平板でなくてもよく、例えば曲面状の表面を有していてもよい。
第5プレート35の取付部351は、必ずしも孔でなくてもよい。例えば、第5プレート35の取付部351は、フック等であってもよい。また、ブラケット30は、必ずしも第5プレート35を備えていなくてもよい。
第1プレート31は、位置決め孔315を備えていなくてもよい。例えば、ステアリングコラム50Aが凹部を備え、第1プレート31がステアリングコラム50Aの凹部に嵌まる凸部を備えてもよい。すなわち、ステアリングコラム50A及び第1プレート31の一方に凹部が設けられ、且つステアリングコラム50A及び第1プレート31の他方に凹部に嵌まる凸部が設けられていればよい。
以上で説明したように、ブラケット30は、ステアリングコラム50Aに面する第1プレート31と、ステアリングコラム50Aを覆うコラムカバー18に面する第2プレート32と、第1プレート31及び第2プレート32を接続する第3プレート33と、第1プレート31及び第3プレート33と交差する第4プレート34と、を備える。
第4プレート34が第1プレート31及び第3プレート33と交差することによって、ブラケット30の剛性が高くなる。これにより、ブラケット30にコラムカバー18以外の部材(例えば、ワイヤーハーネス15又は治具)が取り付けられる場合でも、ブラケット30の変形が抑制される。したがって、ブラケット30は、コラムカバー18の取付位置のずれを抑制できる。
ブラケット30は、第1プレート31及び第4プレート34に接する溶接ビード37を備える。これにより、ブラケット30の剛性がより高くなる。したがって、ブラケット30は、コラムカバー18の取付位置のずれをより抑制できる。
ブラケット30においては、第1プレート31は、第1プレート31をステアリングコラム50Aに取り付ける取付部材39が貫通する第1取付孔311を備える。第2プレート32は、第1取付孔311の貫通方向に対して直交する平面視で、第1取付孔311に対してずれている。これにより、取付部材39を第2プレート32側から第1取付孔311に挿入することが可能である。ブラケット30は、ステアリングコラム50Aへの取付作業を容易にできる。
ブラケット30においては、第3プレート33は、ワイヤーハーネス15を支持するクリップ(クリップ16又はクリップ17)が取り付けられるクリップ孔(クリップ孔331、クリップ孔332)を備える。これにより、ブラケット30は、ワイヤーハーネス15の取付作業を容易にできる。
ステアリング装置80Aは、ブラケット30と、ステアリングコラム50Aと、を備える。これにより、ステアリング装置80Aは、コラムカバー18の取付位置のずれを抑制できる。
ステアリング装置80Aにおいては、ステアリングコラム50A及び第1プレート31の一方に設けられる凹部(例えば位置決め孔315)と、ステアリングコラム50A及び第1プレート31の一方に設けられ且つ凹部に嵌まる凸部528と、を備える。これにより、凹部と凸部528によってブラケット30が位置決めされる。取付部材39が少なくとも1つあれば、ブラケット30のステアリングコラム50Aへの取付及びブラケット30の位置決めが可能である。ステアリング装置80Aは、ブラケット30の取付作業を容易にできる。
ステアリング装置80Aにおいては、ブラケット30は、ステアリングコラム50Aの下側(−Y方向)に配置される。これにより、ステアリングコラム50Aを挟んで車体とは反対側からコラムカバー18をブラケット30に取付できる。ステアリング装置80Aは、コラムカバー18の取付作業を容易にできる。
12 キーロック
13 スイッチ
15 ワイヤーハーネス
16、17 クリップ
18 コラムカバー
20 ブラケット
21 第1プレート
215 位置決め孔
22 第2プレート
229 切欠き
23 第3プレート
231、232 クリップ孔
235 位置決め孔
24 第4プレート
25 第5プレート
251 取付部
29 取付部材
30 ブラケット
31 第1プレート
315 位置決め孔
32 第2プレート
329 切欠き
33 第3プレート
331、332 クリップ孔
337、338 軽減孔
34 第4プレート
35 第5プレート
351 取付部
37 溶接ビード
39 取付部材
50、50A ステアリングコラム
51 アッパーコラム
52、52A ロアコラム
520 本体部
521 可動部
523 スリット
525、527 台座
526、528 凸部
53 第1支持部材
54 第2支持部材
541 上板
542、543 側板
542a、543a 長穴
60 締付機構
61 ロッド
62 固定カム
63 回転カム
64 レバー
66 ナット
67 スラストベアリング
68 スペーサー
80、80A ステアリング装置
81 ステアリングホイール
82 ステアリングシャフト
82a 入力軸
82b 出力軸
83 操舵力アシスト機構
85 中間シャフト
87 ピニオンシャフト
88 ステアリングギヤ
88a ピニオン
88b ラック
89 タイロッド
90 ECU
92 減速装置
93 電動モータ
94 トルクセンサ
95 車速センサ
98 イグニッションスイッチ
99 電源装置
101、102 車体側部材
Z 回転軸

Claims (9)

  1. ステアリングコラムに面する第1プレートと、
    前記ステアリングコラムを覆うコラムカバーに面する第2プレートと、
    前記第1プレート及び前記第2プレートを接続する第3プレートと、
    前記第1プレート及び前記第3プレートと交差する第4プレートと、
    を備えるブラケット。
  2. 前記第1プレート及び前記第4プレートに接する溶接ビードを備える
    請求項1に記載のブラケット。
  3. 前記第4プレートは、前記第2プレートと交差する
    請求項1に記載のブラケット。
  4. 前記第3プレートは、前記第4プレート側の端部に配置される第1端部孔を備え、
    前記第4プレートは、前記第3プレート側の端部に配置される第2端部孔を備え、
    前記第2端部孔は、前記第1端部孔と繋がっている
    請求項3に記載のブラケット。
  5. 前記第1プレートは、前記第1プレートを前記ステアリングコラムに取り付ける取付部材が貫通する第1取付孔を備え、
    前記第2プレートは、前記第1取付孔の貫通方向に対して直交する平面視で、前記第1取付孔に対してずれている
    請求項1から4のいずれか1項に記載のブラケット。
  6. 前記第3プレートは、ワイヤーハーネスを支持するクリップが取り付けられるクリップ孔を備える
    請求項1から5のいずれか1項に記載のブラケット。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のブラケットと、
    前記ステアリングコラムと、
    を備えるステアリング装置。
  8. 前記ステアリングコラム及び前記第1プレートの一方に設けられる凹部と、
    前記ステアリングコラム及び前記第1プレートの一方に設けられ且つ前記凹部に嵌まる凸部と、
    を備える請求項7に記載のステアリング装置。
  9. 前記ブラケットは、前記ステアリングコラムの下側に配置される
    請求項7又は8に記載のステアリング装置。
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