JP4788995B2 - 車両のステアリングギヤケース取付構造 - Google Patents

車両のステアリングギヤケース取付構造 Download PDF

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本発明は、ステアリングホイールからの回転操作力を、ステアリングギヤケースのピニオン収納部内に収納されたピニオンに伝達し、該ピニオンとステアリングギヤケースのラック収納部内に収納されたラックとの噛み合いによって該ラックの往復動に変換し、該ラックの往復動により車両を操向するように構成された車両のステアリングギヤケース取付構造に関する。
ドライバーによるステアリングホイールからの回転操作力を、ステアリングコラムを介して、ステアリングギヤケースのピニオン収納部内に収納されたピニオンに伝達し、該ピニオンと前記ステアリングギヤケースのラック収納部内に収納されたラックとの噛み合いによって該ラックの往復動に変換し、該ラックの往復動によりタイロッド等の伝達部材を介して車両を操向するように構成されたステアリング装置の一つに、下記の特許文献1にて提供された技術がある。
かかる技術では、ステアリングホイールからの回転操作力を、ステアリングコラムを介して、ステアリングギヤケース内に収納されたピニオンに伝達し、該ピニオンとステアリングギヤケース内に収納されたラックとの噛み合いによって該ラックの往復動に変換し、該ラックの往復動によりタイロッド等の伝達部材を介して車両を操向するように構成されたステアリング装置において、ダッシュパネルの貫通穴にピニオンを貫通させるとともに、該貫通穴にピニオンケースから延びる嵌合突起を嵌合させることにより、ステアリングギヤケースをエンジンルーム側からダッシュパネルに取付ける際に、誤った位置に取付けるのを防止している。
特開平9−263249公報
上述したような従来技術においては、ステアリングホイールからの回転操作力を、ステアリングギヤケースのピニオン収納部内に収納されたピニオンに伝達し、該ピニオンとステアリングギヤケースのラック収納部内に収納されたラックとの噛み合いによって該ラックの往復動に変換するように構成されたステアリング装置において、ステアリングギヤケースのダッシュパネルへの取付けは、ステアリングギヤケースの軸方向2箇所をダッシュパネルに設けられたステアリングブラケットに当てて、ボルトにより締着して行われている。
そして、上記ステアリングギヤケースのダッシュパネルへの取付けの際には、ステアリングギヤケースのラック収納部をステアリングブラケットに形成された凹部に嵌め込み、凹部に形成されている平面部とラック収納部の外周に形成されている平面部を合わせることで、ステアリングギヤケースの位置決めが行われている。
しかし、上述した従来技術にあっては、ステアリングブラケットの製作時の成形上、ステアリングブラケットの凹部形状の隅R(形状変更点にて形状を連続させるためのつなぎ半径)が大きくならざるを得ないので、前記平面部の面積が減少し、ステアリングギヤケースをダッシュパネルのステアリングブラケットに取付ける際に、ステアリングブラケットとステアリングギヤケースとの間の位置決めができず、ボルトによる締着時にダッシュパネルの貫通穴に対してピニオンの位置がずれて固定されるおそれがある。そして、ピニオンの軸が倒れて取付けられることとなるので、ステアリングホイール側のジョイントとの結合角度に狂いが生じることになる。
したがって、ピニオンのジョイント側への連結が困難となり、ステアリング装置の組立、調整が煩雑となって、組立工数が増加するとともに、ドライバーによるステアリングの操作性が低下したり、車室内へ水や埃が侵入する、等の問題が生じるため、その修正等に多大な時間を要していた。また、位置決めが目視できない位置に設定され、さらに、正規の位置に取付けられているのか確認できる部材が当該部位に存在しないので、ステアリングギヤケースの取付作業者が正確な位置に取付けることが困難であった。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、きわめて簡単な構造でステアリングギヤケースのダッシュパネルへの組付け時における位置決めが容易にかつ確実に行われて、ステアリングギヤケースの組付工数が低減され、ステアリング装置の操作性が良好となる車両のステアリングギヤケース取付構造を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、ステアリングホイールからの回転操作力を、ステアリングコラムを介して、ステアリングギヤケースのピニオン収納部内に収納されたピニオンに伝達し、該ピニオンと前記ステアリングギヤケースのラック収納部内に収納されたラックとの噛み合いによって該ラックの往復動に変換し、前記ラックの往復動により伝達部材を介して車両を操向するように構成されたステアリング装置を備えた車両において、前記ピニオン収納部を前記ステアリングギヤケースの本体部から突出させて形成するとともに、前記ピニオンを前記ダッシュパネルの貫通穴を貫通して前記ピニオン収納部に収納し、前記ピニオン収納部の外周に当接して前記ステアリングギヤケースの位置決めを行うガイドブラケットを前記ダッシュパネルの貫通穴の周囲に設けている。
また、本発明において、前記ステアリングギヤケースのピニオン収納部には、前記ダッシュパネルの貫通穴の周囲に当接するパッキンが設けられ、前記ガイドブラケットは前記パッキンの外周面に当接して設置されていることが好ましい。
また、前記ガイドブラケットは、具体的には次のように構成されているのが好ましい。
(1)前記ガイドブラケットは、前記ダッシュパネルの前記貫通穴よりも上方部位に取付けられている。
(2)前記ガイドブラケットの前記ピニオン収納部との当接部は、前記パッキンの形状と対応した円弧状に形成されている。
(3)前記ガイドブラケットには、先端部を前記ピニオン収納部への当接部から外側に折り曲げて形成した折り返し部が設けられている。
上述の如く、本発明に係る車両のステアリングギヤケース取付構造では、ピニオンをダッシュパネルの貫通穴を貫通してステアリングギヤケースのピニオン収納部に収納し、前記ピニオン収納部を前記ステアリングギヤケースの本体部から突出させて形成するとともに、ダッシュパネルの貫通穴の周囲に設けたガイドブラケットを前記ピニオン収納部の外周に当接して前記ステアリングギヤケースの位置決めを行うように構成したので、ピニオンを収納したピニオン収納部を容易にかつ精度良くダッシュパネルに取付けることができ、ステアリングギヤケースの位置決めを容易に行うことができる。
また、ダッシュパネルに取付けたガイドブラケットをステアリングギヤケースのピニオン収納部の外周に当接させるのみで、ステアリングギヤケースの位置決めが可能となるので、簡単な構造でステアリングギヤケースの位置決め構造を構成できるとともに、従来技術に比べてステアリングギヤケースの組立工数を低減できる。
これにより、ステアリング装置の操作性が良好になるとともに、ダッシュパネルの貫通穴の周囲にガイドブラケットを設けたことにより、水分や埃が当該貫通穴を通して車室内に侵入するのを防止できる。
また、本発明において、前記ステアリングギヤケースのピニオン収納部には、ダッシュパネルの貫通穴の周囲に当接するパッキンが設けられ、前記ガイドブラケットは前記パッキンの外周面に当接して設置されているので、ガイドブラケットをピニオン収納部のパッキンに当接することによりステアリングギヤケースの位置決めを行うこととなり、ガイドブラケットとピニオン収納部の金属部分とが直接接触することなく位置決めができ、ガイドブラケットとピニオン収納部との当接音の発生を防止できる。
また、車両使用時にタイヤ側からの反力を受けるステアリングギヤケースの動きに対する規制をパッキンによって緩和でき、当該反力がステアリングホイールでのハンドリング等に及ぼす悪影響を回避できる。
さらに、本発明において、前記ガイドブラケットは、前記ダッシュパネルの前記貫通穴よりも上方部位に取付けられているので、ステアリングギヤケースのピニオン収納部の特にパッキン部分とダッシュパネルとの当接部のシール部上方を覆うように、ガイドブラケットがダッシュパネルに配置されることになり、ダッシュパネルを伝って流下してくる水分等がピニオン収納部(特にパッキン部分)とダッシュパネルとの当接部に到達するのを防止でき、当該当接部のシール性が向上する。
また、本発明において、前記ガイドブラケットの前記ピニオン収納部との当接部は、前記パッキンの形状と対応した円弧状に形成されているので、車両の左右方向の軸に対する回転方向の位置決めだけでなく、車両の左右方向の位置決めも可能となる。
そして、前記当接部が当接の範囲が狭い円弧状であるので、車両の左右方向の位置決めに伴う拘束力は僅かであり、車両使用時にタイヤ側からの反力を受けるステアリングギヤケースの動きを規制することがなく、ステアリングホイールでのハンドリング等に影響を及ぼすことはない。
さらには、前記当接部が円弧状の面であるので、車両使用時に無理な力がパッキンに掛かるのを回避でき、パッキンの耐久性を向上させることができる。
また、本発明において、前記ガイドブラケットには、先端部を前記ピニオン収納部への当接部から外側に折り曲げて形成した折り返し部が設けられているので、パッキンがガイドブラケットの端部に当接して損傷するのを回避でき、パッキンの耐久性が向上する。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態のステアリングギヤケース取付構造が適用される車両のステアリング装置の側面図である。
図1において、1は車両のダッシュパネル、10はステアリングホイール、12はステアリングコラム、11,18はステアリングコラム12を車体側に支持するブラケット、13はジョイントシャフト、14aはステアリングコラム12とジョイントシャフト13とを連結するアッパジョイント、15はピニオン、14はジョイントシャフト13とピニオンとを連結するロアジョイントである。
上記ダッシュパネル1にはステアリングギヤケース2が取付けられており、該ステアリングギヤケース2のピニオン収納部2a内にはピニオン15が収納されている。また、ステアリングギヤケース2のラック収納部2b内には、ピニオン15と噛み合うラック9が収納されている。
かかるステアリング装置において、ドライバーの操作によるステアリングホイール10からの回転操作力は、ステアリングコラム12、アッパジョイント14a、ジョイントシャフト13、及びロアジョイント14を介してピニオン15に伝達され、該ピニオン15とラック9との噛み合いによって該ラック9の往復動に変換され、該ラック9の往復動によってラック9に連結されるタイロッド、ピローボール(いずれも図示省略)等の伝達部材を介して前輪の向きを変更し、車両を操向するようになっている。
本発明は、以上のように構成された車両のステアリング装置におけるステアリングギヤケース取付構造の改良に関するものである。
図2は本発明の実施形態に係るステアリングギヤケースの取付構造を示す正面図(図1におけるZ矢視図)、図3は図2におけるA−A矢視断面図、図4は図2におけるB−B矢視断面図である。
図2〜図4において、上記ステアリングギヤケース2は、ラック9の軸方向(車両の左右幅方向)2箇所で、ダッシュパネル1に設けられたステアリングブラケット3に固定されている。
すなわち、図4に示すように、ダッシュパネル1に設けたステアリングブラケット3の内面は一部平面となった略半円形状に形成されており、内面が半円形状に形成されたピニオン側マウントブラケット4(あるいはラックブッシュ側マウントブラケット5)とステアリングブラケット3との間にステアリングギヤケース2の本体部である円筒状のラック収納部2b及びゴムマウントを挟み込み、上下2本のボルト6でマウントブラケット4,5とステアリングブラケット3とをそれぞれ締め付けることによって、ステアリングギヤケース2がダッシュパネル1に取付けられている。
図2のように、上記ステアリングギヤケース2のピニオン収納部2aは、ステアリングギヤケース2の本体部である車両の左右方向に沿って設けられるラック収納部2bから略上方に突出して設けられている。そして、図3に示すように、ピニオン15は、その軸部をダッシュパネル1に開設された貫通穴1aを貫通させてその一部が車室内に突出した形態でピニオン収納部2aに収納されている。
また、上記ダッシュパネル1の貫通穴1a形成面と上記ピニオン収納部2aの上面との間には、パッキン20が介装されている。該パッキン20は、上記ピニオン収納部2aの上面にピニオン15に対して位置決めされた状態で取付けられており、上記ステアリングギヤケース2の組付け後、ダッシュパネル1の貫通穴1aの周囲に流体密に当接して、貫通穴1aから車室内へ水や埃の侵入を防止すべく設けられている。
一方、本発明の実施形態のステアリングギヤケース取付構造においては、図2及び図3に示すように、板状のガイドブラケット8がダッシュパネル1の貫通穴1aの近傍で車両の前側に設けられている。ガイドブラケット8は、ステアリングギヤケース2の組付け時に車両前側から見ることができる(組付け作業者が見ることができる)ガイドとなり、当該ガイドブラケット8を狙って仮締めすることによってステアリングギヤケース2の位置を確認して取付作業が行えるようになっている。しかも、ガイドブラケット8は、ダッシュパネル1の貫通穴1aの周囲に配置されており、上部がダッシュパネル1の前面側に溶接接合され、下部がパッキン20の外周面に当接する位置に設けられている。
また、ガイドブラケット8は、ダッシュパネル1に形成された貫通穴1aよりも上方部位に取付けられている。
図5は上記ガイドブラケットの詳細を示し、(A)は正面図、(B)は平面図((A)におけるD矢視図)、Cは側面図((A)におけるE矢視図)、(D)は(A)におけるC−C線断面図である。
図5(D)のように、ガイドブラケット8の下端には、これをピニオン収納部2aへ向けて横向きの略U字状に屈曲させて、ピニオン収納部2aのパッキン20との当接部8aがパッキン20の外周と対応した円弧状の曲面に形成されている。また、ガイドブラケット8の下端には、先端部を当接部8aから外側(ピニオン15と反対側)に折り曲げて形成した折り返し部8cが設けられている。
このように構成することにより、ガイドブラケット8の先端部の尖鋭部分がパッキン20に当たるのを回避でき、パッキン20の耐久性が向上する。また、当接部8aのパッキン20の外周と対応した曲面形状を保持しつつ折り曲げの曲率半径を小さくすることにより、パッキン20の厚さを薄くして、パッキン20の生産性向上を図ることができるとともに、折り返し部8cの斜面によってパッキン20のガイドブラケット8の先端部への乗り上げを防止できる。
また、図5(B)のように、上記ガイドブラケット8は、ピニオン収納部2aのパッキン20との当接部8aの平面形状をパッキン20の外周と対応した円弧状に形成して、該円弧状面からなる当接部8aがパッキン20に当接するように構成されている。
このように構成することにより、車両の左右方向の軸に対する回転方向の位置決めだけでなく、車両の左右方向の位置決めも可能となる。また、ガイドブラケット8の当接部8aは当接の範囲が狭い円弧状の面であるので、車両の左右方向の位置決めに伴う拘束力は僅かであり、車両使用時にタイヤ側からの反力を受けるステアリングギヤケース2の動きを規制することがなく、ステアリングホイール10でのハンドリング等に影響を及ぼすことはない。
さらには、ガイドブラケット8の当接部8aが円弧状の面であるので、車両使用時に無理な力がパッキン20に掛かるのを回避でき、パッキン20の耐久性が向上する。
そして、上記のように構成されたガイドブラケット8を備えているダッシュパネル1のステアリングブラケット3に、ステアリングギヤケース2を上記のようにして取付ける際においては、貫通穴1aにピニオン15を挿入し、ステアリングギヤケース2のラック収納部2bをステアリングブラケット3に形成された凹部に嵌め込み、この時、図3のように、ガイドブラケット8の下端の当接部8aの円弧状面にパッキン20の外周面を当接させて、ステアリングギヤケース2のラック9軸(車両の左右方向)回りの回転方向の位置決めを行うとともに、ラック軸方向の位置決めを行う。その後、上下2本のボルト6でマウントブラケット4,5とステアリングブラケット3とをそれぞれ締付けることによって、ステアリングギヤケース2がダッシュパネル1に取付けられている。
以上、本発明の実施形態によれば、ピニオン収納部2aをステアリングギヤケース2の本体部(ラック収納部2b)から突出形成し、ダッシュパネル1の貫通穴1aの周囲に設けたガイドブラケット8をピニオン収納部2aのパッキン20の外周に当接してステアリングギヤケース2の位置決めを行うように構成しているため、ピニオン15を収納したステアリングギヤケース2のピニオン収納部2aを容易にかつ精度良くダッシュパネル1に取付けることができ、ステアリングギヤケース2の位置決めが容易となる。
また、ダッシュパネル1に取付けたガイドブラケット8をピニオン収納部2aのパッキン20の外周に当接させるのみで、ステアリングギヤケース2の位置決めが可能となるので、簡単な構造でステアリングギヤケース2の位置決め構造を構成できるとともに、従来技術に比べてステアリングギヤケース2の組付工数を低減できる。
これにより、ステアリング装置の操作性が良好になるとともに、ダッシュパネル1の貫通穴1aの周囲にガイドブラケット8を設けたことにより、水分や埃が該貫通穴1aを通して車室内に侵入するのを防止できる。
また、上記ステアリングギヤケース2のピニオン収納部2aで、ダッシュパネル1の貫通穴1aの周囲の面に流体密に当接するパッキン20を設け、ガイドブラケット8をパッキン20の外周面に当接せしめて設置したので、ガイドブラケット8をピニオン収納部2aのパッキン20に当接することによってステアリングギヤケース2の位置決めを行うこととなって、ガイドブラケット8とピニオン収納部2aの金属部分とが直接接触することなく位置決めができ、ガイドブラケット8とピニオン収納部2aとの当接音の発生を防止できる。
さらに、車両使用時にタイヤ側からの反力を受けるステアリングギヤケース2の動きに対する規制をパッキン20によって緩和でき、上記反力がステアリングホイール10でのハンドリング等に及ぼす悪影響を回避できる。
また、上記ガイドブラケット8を、ダッシュパネル1の貫通穴1aよりも上方部位に取付け、ステアリングギヤケース2のピニオン収納部2aのパッキン20とダッシュパネル1との当接部のシール部上方を覆うように、ガイドブラケット8をダッシュパネル1に取付けているので、ダッシュパネル1を伝って流下してくる水分等がピニオン収納部2aのパッキン20とダッシュパネル1との当接部に到達するのを防止でき、当該当接部のシール性が向上する。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
本発明の実施の形態のステアリングギヤケース取付構造が適用される車両のステアリング装置を示す側面図である。 本発明の実施形態に係るステアリングギヤケースの取付構造を示す正面図(図1におけるZ矢視図)である。 図2におけるA−A矢視断面図である。 図2におけるB−B矢視断面図である。 上記実施形態におけるガイドブラケットの詳細を示し、(A)は正面図、(B)は平面図((A)におけるD矢視図)、Cは側面図((A)におけるE矢視図)、(D)は(A)におけるC−C線断面図である。
符号の説明
1 ダッシュパネル
1a 貫通穴
2 ステアリングギヤケース
2a ピニオン収納部
2b ラック収納部
3 ステアリングブラケット
4,5 マウントブラケット
6 ボルト
8 ガイドブラケット
8a 当接部
8c 折り返し部
9 ラック
10 ステアリングホイール
15 ピニオン
20 パッキン


Claims (5)

  1. ステアリングホイールからの回転操作力を、ステアリングコラムを介して、ステアリングギヤケースのピニオン収納部内に収納されたピニオンに伝達し、該ピニオンと前記ステアリングギヤケースのラック収納部内に収納されたラックとの噛み合いによって該ラックの往復動に変換し、前記ラックの往復動により伝達部材を介して車両を操向するように構成されたステアリング装置を備えた車両において、前記ピニオン収納部を前記ステアリングギヤケースの本体部から突出させて形成するとともに、前記ピニオンを前記ダッシュパネルの貫通穴を貫通して前記ピニオン収納部に収納し、前記ピニオン収納部の外周に当接して前記ステアリングギヤケースの位置決めを行うガイドブラケットを前記ダッシュパネルの貫通穴の周囲に設けたことを特徴とする車両のステアリングギヤケース取付構造。
  2. 前記ステアリングギヤケースのピニオン収納部には、前記ダッシュパネルの貫通穴の周囲に当接するパッキンが設けられ、前記ガイドブラケットは前記パッキンの外周面に当接して設置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両のステアリングギヤケース取付構造。
  3. 前記ガイドブラケットは、前記ダッシュパネルの前記貫通穴よりも上方部位に取付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両のステアリングギヤケース取付構造。
  4. 前記ガイドブラケットの前記ピニオン収納部との当接部は、前記パッキンの外周と対応した円弧状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の車両のステアリングギヤケース取付構造。
  5. 前記ガイドブラケットには、先端部を前記ピニオン収納部への当接部から外側に折り曲げて形成した折り返し部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両のステアリングギヤケース取付構造。

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