JPWO2020059729A1 - コミュニケーションランプ装置 - Google Patents

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直樹 多々良
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Abstract

光源(14)は、車両の運転支援に関連する情報を報知するコミュニケーション光(CL)を出射する。コミュニケーション光(CL)は、可視光である。透光カバー(12)は、コミュニケーション光(CL)の通過を許容する。振動体(15)は、光源(14)の発光動作と協働して透光カバー(12)を振動させる。

Description

本開示は、車両に搭載されるコミュニケーションランプ装置に関連する。本明細書において用いられる「コミュニケーションランプ装置」という語は、車両の運転支援に関連する情報を報知する可視光(コミュニケーション光)を出射する光源を備えているランプ装置を意味する。本明細書において用いられる「運転支援」という語は、運転操作(ハンドル操作、加速、減速)、走行環境の監視、および運転操作のバックアップの少なくとも一つを少なくとも部分的に行なう制御処理を意味する。すなわち、衝突被害軽減ブレーキ機能やレーンキープアシスト機能のような部分的な運転支援から完全自動運転動作までを含む意味である。
特許文献1は、この種のコミュニケーションランプ装置を開示している。光源から出射されるコミュニケーション光により提供される情報は、主として車両の外部に位置する歩行者との意思疎通を図るために用いられる。しかしながら、歩行者が常にコミュニケーション光に注意を払っているとは限らない。また、歩行者が視覚的ハンディキャップを有している場合がある。これらの場合においては、報知すべき情報が十分に伝達されない可能性がある。
日本国特許出願公開2015−174541号公報
上記のようなコミュニケーションランプ装置の大型化やコスト増を抑制しつつ、車両の外部への情報の報知性を高めることが求められている(第一の要求)。
上記のようなコミュニケーションランプ装置による車両の外部への情報の報知性を高めつつも、乗員の快適性の低下を抑制することが求められている(第二の要求)。
特に危険が察知された場合において、上記のようなコミュニケーションランプ装置による車両の外部への情報の報知性を高めることが求められている(第三の要求)。
上記のようなコミュニケーションランプ装置による車両の外部への情報の報知性を高めつつ、光源に動作不良が生じた場合においても、報知性の低下を抑制することが求められている(第四の要求)。
上記のようなコミュニケーションランプ装置に車両の外部の情報を検出する機能を統合しつつ、当該機能の低下を抑制することが求められている(第五の要求)。
少なくとも上記の第一の要求に応えるための一態様は、車両に搭載されるコミュニケーションランプ装置であって、
前記車両の運転支援に関連する情報を報知する可視光を出射する光源と、
前記可視光の通過を許容する透光カバーと、
前記光源の発光動作と協働して前記透光カバーを振動させる振動体と、
を備えている。
このような構成によれば、可視光であるコミュニケーション光と協働する報知音を発生させることによって、車両の外部への情報の報知性を高めることができる。他方、コミュニケーション光の通過を許容しつつ光源を保護するために必須の部材である透光カバーが、そのような報知音を発生させる音源の一部として利用される。したがって、報知音を発生するための独立したスピーカユニットなどを設ける場合と比較して、コミュニケーションランプ装置の大型化やコスト増を抑制できる。
上記のコミュニケーションランプ装置は、以下のように構成されうる。
前記車両の左右方向における中央部に搭載されるように構成されている。
このような構成によれば、必要最低限数のコミュニケーションランプ装置を用いて車両の外部への情報の報知性を高めることができる。
あるいは、上記のコミュニケーションランプ装置は、以下のように構成されうる。
前記車両の左部と右部のいずれかに搭載されるように構成されている。
例えば車両の左部は、歩行者などが存在する可能性がより高い側に位置している。このような領域にコミュニケーションランプ装置を配置することにより、必要最低限数のコミュニケーションランプ装置を用いつつも、車両の外部に位置する歩行者などへ情報を効率的に報知できる。
あるいは、上記のコミュニケーションランプ装置は、以下のように構成されうる。
前記車両の左右方向について対称な二位置の各々に搭載されるように構成されている。
このような構成によれば、コミュニケーション光と組み合わせて発生される報知音を、より広範囲へ効率的に報知できる。
上記のコミュニケーションランプ装置は、以下のように構成されうる。
前記車両の外部に照明光を出射するランプユニットを備えており、
前記透光カバーは、前記照明光の通過も許容する。
このような構成によれば、車両の必須構成要素であるランプユニットから出射される照明光の通過を許容しつつランプユニットを保護する透光カバーを、車両の外部への情報の報知性を高める報知音を発生する音源の一部として共用できる。
上記のコミュニケーションランプ装置は、以下のように構成されうる。
前記光源および前記振動体と電気的に接続された共通のコネクタを備えている。
このような構成によれば、光源および振動体の協働を制御する制御装置との接続を容易化できる。
上記のコミュニケーションランプ装置は、以下のように構成されうる。
前記光源と前記振動体の協働を制御するプロセッサを備えている。
このような構成によれば、車両の本体に搭載されてプロセッサと通信可能に接続される制御装置の処理負荷を軽減できる。
上記のコミュニケーションランプ装置は、以下のように構成されうる。
前記透光カバーは、前記車両の外面の一部を形成している。
このような構成によれば、振動体の振動に伴って発生する報知音を、効率よく車両の外部へ報知できる。
少なくとも上記の第二の要求に応えるための一態様は、車両に搭載されるコミュニケーションランプ装置であって、
前記車両の運転支援動作に関連する情報を報知する可視光を出射する光源と、
前記光源の発光動作と協働して報知音を発生する音源と、
前記車両に乗員が搭乗しているとの判断に基づき、前記報知音の音量を低下させるプロセッサと、
を備えている。
このような構成によれば、可視光であるコミュニケーション光に報知音を組み合わせることにより車両の外部への情報の報知性を高めることを可能にしつつも、当該報知音による車両の乗員の快適性の低下を抑制できる。
上記のコミュニケーションランプ装置は、以下のように構成されうる。
前記プロセッサは、前記乗員が搭乗している車室内の音量に基づいて、前記報知音の音量を変更する。
車両に乗員が搭乗していても、会話や音楽などにより車内の音量が所定値以上であれば、報知音が乗員の快適性低下に及ぼす影響は小さくなる。したがって、車内の音量が所定値以上であると判断されると、例えば報知音の音量の低下が中止もしくは抑制されうる。このような構成によれば、車両の外部への情報の報知性の維持と乗員の快適性低下の抑制とを、より柔軟に両立できる。
上記のコミュニケーションランプ装置は、以下のように構成されうる。
前記可視光の通過を許容する透光カバーと、
前記透光カバーを振動させることにより、前記報知音を発生させる振動体と、
を備えている。
上記のような構成によれば、コミュニケーション光の通過を許容しつつ光源を保護するために必須の部材である透光カバーが、報知音を発生させる音源の一部として利用される。したがって、報知音を発生するための独立したスピーカユニットなどを設ける場合と比較して、コミュニケーションランプ装置の大型化やコスト増を抑制できる。
この場合、上記のコミュニケーションランプ装置は、以下のように構成されうる。
前記透光カバーは、前記車両の外面の一部を形成している。
このような構成によれば、振動体の振動に伴って発生する報知音を、効率よく車両の外部へ報知できる。
少なくとも上記の第三の要求に応えるための一態様は、車両に搭載されるコミュニケーションランプ装置であって、
前記車両の運転支援動作に関連する情報を報知する可視光を出射する光源と、
前記光源の発光動作と協働して報知音を発生する音源と、
前記車両に係る危険性の判断に基づき、前記可視光と前記報知音の少なくとも一方の出力態様を変更するプロセッサと、
を備えている。
このような構成によれば、可視光であるコミュニケーション光と協働する報知音を発生させることによって、車両の外部への情報の報知性を高めることができる。また、例えば車両に係る危険性が察知された場合において、コミュニケーション光と報知音の少なくとも一方の出力態様を、周辺への報知性が高まるように変更できる。これにより、報知を受けた者に危険性を回避する行動を促すことができる。他方、そのような報知態様の変更を危険性が回避されるまでの一時的なものとできるので、過剰な報知が運転者や周辺の歩行者などに不快感を与える可能性を抑制できる。
上記のコミュニケーションランプ装置は、以下のように構成されうる。
前記車両の外部の情報を検出するセンサを備えており、
前記危険性の判断は、前記情報に基づいて前記プロセッサが行なう。
このような構成によれば、車両の本体に搭載されている制御装置の処理負荷を抑制し、危険性を回避するためのコミュニケーションランプ装置による報知態様の変更制御を自律的かつ迅速に遂行できる。
上記のコミュニケーションランプ装置は、以下のように構成されうる。
前記可視光の通過を許容する透光カバーと、
前記透光カバーを振動させることにより、前記報知音を発生させる振動体と、
を備えている。
このような構成によれば、コミュニケーション光の通過を許容しつつ光源を保護するために必須の部材である透光カバーが、報知音を発生させる音源の一部として利用される。したがって、報知音を発生するための独立したスピーカユニットなどを設ける場合と比較して、コミュニケーションランプ装置の大型化やコスト増を抑制できる。
この場合、上記のコミュニケーションランプ装置は、以下のように構成されうる。
前記透光カバーは、前記車両の外面の一部を形成している。
このような構成によれば、振動体の振動に伴って発生する報知音を、効率よく車両の外部へ報知できる。
少なくとも上記の第四の要求に応えるための一態様は、車両に搭載されるコミュニケーションランプ装置であって、
前記車両の運転支援動作に関連する情報を報知する可視光を出射する光源と、
前記光源の発光動作と協働して報知音を発生する音源と、
前記光源の動作不良に係る判断に基づき、前記報知音の出力態様を変更するプロセッサと、
を備えている。
このような構成によれば、可視光であるコミュニケーション光と協働する報知音を発生させることによって、車両の外部への情報の報知性を高めることができる。また、光源に動作不良が生じても、例えば運転者および周辺への報知性を高めるように音源による報知音の出力態様を変更することによって、コミュニケーションランプ装置の情報の報知性の低下を抑制できる。また、光源に動作不良が生じた事実が運転者に報知されることにより、光源の保守点検を促すことができる。他方、そのような出力態様の変更を動作不良が解消されるまでの一時的なものとできるので、過剰な報知が運転者や周辺の歩行者などに不快感を与える可能性を抑制できる。
上記のコミュニケーションランプ装置は、以下のように構成されうる。
前記動作不良に係る判断は、前記プロセッサが行なう。
このような構成によれば、光源により近い場所において当該判断がなされることにより、情報の報知性の低下を抑制するための報知音の出力態様の変更制御を、コミュニケーションランプ装置が自律的かつ迅速に遂行できる。また、車両の本体に搭載されている制御装置の処理負荷を抑制できる。
上記のコミュニケーションランプ装置は、以下のように構成されうる。
前記可視光の通過を許容する透光カバーと、
前記透光カバーを振動させることにより、前記報知音を発生させる振動体と、
を備えている。
このような構成によれば、コミュニケーション光の通過を許容しつつ光源を保護するために必須の部材である透光カバーが、報知音を発生させる音源の一部として利用される。したがって、報知音を発生するための独立したスピーカユニットなどを設ける場合と比較して、コミュニケーションランプ装置の大型化やコスト増を抑制できる。
この場合、上記のコミュニケーションランプ装置は、以下のように構成されうる。
前記透光カバーは、前記車両の外面の一部を形成している。
このような構成によれば、振動体の振動に伴って発生する報知音を、効率よく車両の外部へ報知できる。
少なくとも上記の第五の要求に応えるための一態様は、車両に搭載されるコミュニケーションランプ装置であって、
前記車両の運転支援動作に関連する情報を報知する可視光を出射する光源と、
前記車両の外部の情報を検出するセンサと、
前記センサを覆うように前記車両の外面の一部を形成するとともに、前記可視光の通過を許容する透光カバーと、
前記センサの検出能力が低下する可能性に係る判断に基づいて、前記透光カバーを振動させる振動体と、
を備えている。
このような構成によれば、コミュニケーションランプ装置に車両の外部の情報を検出する機能を統合できる。光源を保護するとともに可視光の通過を許容する透光カバーが、センサの保護も兼ねるので、コミュニケーションランプ装置とセンサが個別に車両に搭載される場合と比較して、部品コストの増大や組立て作業性の低下が抑制されうる。他方、透光カバーの表面に付着した異物が、センサの情報検出能力を低下させるおそれがある。しかしながら、上記の構成によれば、そのような事態が生じる可能性があると判断されると振動体が透光カバーを振動させるので、透光カバーからの異物の除去を図ることができる。したがって、コミュニケーションランプ装置に車両の外部の情報を検出する機能を統合しつつ、当該機能の低下を抑制できる。
上記のコミュニケーションランプ装置は、以下のように構成されうる。
前記判断は、前記センサにより検出された情報に基づいてなされる。
このような構成によれば、より確実性の高い情報に基づいて振動体を振動させることができる。したがって、コミュニケーションランプ装置に統合された車両の外部の情報を検出する機能の低下を、効率的に抑制できる。
この場合、上記のコミュニケーションランプ装置は、以下のように構成されうる。
前記情報に基づいて前記判断を行なうプロセッサを備えている。
このような構成によれば、センサの情報検出能力の低下を抑制するための振動体の制御を、コミュニケーションランプ装置が迅速かつ自律的に遂行できる。これにより、車両の本体に搭載されている制御装置の処理負荷を抑制できる。
少なくとも上記の第五の要求に応えるための一態様は、車両に搭載されるコミュニケーションランプ装置であって、
前記車両の運転支援動作に関連する情報を報知する可視光を出射する光源と、
前記車両の外部の情報を検出するセンサと、
前記センサを覆うように前記車両の外面の一部を形成するとともに、前記可視光の通過を許容する透光カバーと、
前記透光カバーに液体を噴射するノズルと、
前記液体の噴射に係る判断に基づいて、前記透光カバーを振動させる振動体と、
を備えている。
このような構成によれば、コミュニケーションランプ装置に車両の外部の情報を検出する機能を統合できる。光源を保護するとともに可視光の通過を許容する透光カバーが、センサの保護も兼ねるので、コミュニケーションランプ装置とセンサが個別に車両に搭載される場合と比較して、部品コストの増大や組立て作業性の低下が抑制されうる。他方、透光カバーの表面に付着した異物が、センサの情報検出能力を低下させるおそれがある。しかしながら、振動する透光カバーに向けて液体が噴射されるので、当該液体による異物除去を促進できる。したがって、コミュニケーションランプ装置に統合された車両の外部の情報を検出する機能の低下を、効率的に抑制できる。
上記の各態様に係るコミュニケーションランプ装置は、以下のように構成されうる。
前記振動体は、前記光源の発光動作と協働して少なくとも第一周波数で前記透光カバーを振動させることにより可聴音を発生させる。
このような構成によれば、可視光であるコミュニケーション光と協働する可聴音を発生させることによって、車両の外部への情報の報知性を高めることができる。他方、コミュニケーション光の通過を許容しつつ光源を保護するために必須の部材である透光カバーが、そのような可聴音を発生させる音源の一部として利用される。したがって、可聴音を発生するための独立したスピーカユニットなどを設ける場合と比較して、コミュニケーションランプ装置の大型化やコスト増を抑制できる。
この場合、上記のコミュニケーションランプ装置は、以下のように構成されうる。
前記振動体は、前記判断に基づいて、前記第一周波数よりも高い第二周波数で前記透光カバーを振動させる。
このような構成によれば、表面に付着した異物を除去するために発生される透光カバーの振動音を、周囲の歩行者や車両の乗員などに聴こえ難くできる。したがって、センサの情報検出機能を抑制するための動作が周囲の歩行者や車両の乗員に煩わしさを与えることがない。また、当該動作が、報知音による車両の外部への情報報知を妨げることもない。さらに、ノズルから噴射された液体により透光カバーに付着した異物の除去が行なわれる場合、超音波によるキャビテーション効果が生じるので、液体による異物除去効果をさらに向上できる。
一実施形態に係るコミュニケーションランプ装置の構成を例示している。 コミュニケーションランプ装置の車両への搭載位置を例示している。 コミュニケーションランプ装置と制御装置の接続態様の一例を示している。 コミュニケーションランプ装置と制御装置の接続態様の別例を示している。 コミュニケーションランプ装置と制御装置の接続態様の別例を示している。 制御装置の構成を例示している。 コミュニケーションランプ装置の車両への搭載位置の別例を示している。 コミュニケーションランプ装置の構成の別例を示している。 コミュニケーションランプ装置と制御装置の接続態様の別例を示している。 コミュニケーションランプ装置と制御装置の接続態様の別例を示している。 コミュニケーションランプ装置と制御装置の接続態様の別例を示している。 コミュニケーションランプ装置と制御装置の接続態様の別例を示している。 コミュニケーションランプ装置と制御装置の接続態様の別例を示している。 コミュニケーションランプ装置と制御装置の接続態様の別例を示している。 コミュニケーションランプ装置と制御装置の接続態様の別例を示している。 制御装置のプロセッサにより実行される処理の一例を示している。 制御装置のプロセッサにより実行される処理の別例を示している。 図10Aに例示される処理を実行するためのコミュニケーションランプ装置の構成を例示している。 制御装置のプロセッサにより実行される処理の別例を示している。 コミュニケーションランプ装置の構成の別例を示している。 コミュニケーションランプ装置の構成の別例を示している。
添付の図面を参照しつつ、実施形態の例について以下詳細に説明する。以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。
添付の図面において、矢印Fは、図示された構造の前方向を示している。矢印Bは、図示された構造の後方向を示している。矢印Uは、図示された構造の上方向を示している。矢印Dは、図示された構造の下方向を示している。矢印Lは、図示された構造の左方向を示している。矢印Rは、図示された構造の右方向を示している。以降の説明に用いられる「左」および「右」は、運転席から見た左右の方向を示している。
図1は、一実施形態に係るコミュニケーションランプ装置1の構成を例示している。コミュニケーションランプ装置1は、図2に例示される車両100に搭載される。図1における符号101は、車両100の本体の一部を示している。
コミュニケーションランプ装置1は、ハウジング11と透光カバー12を備えている。ハウジング11は、透光カバー12とともに収容室13を区画している。
コミュニケーションランプ装置1は、光源14を備えている。光源14は、可視光であるコミュニケーション光CLを出射する半導体発光素子である。半導体発光素子としては、発光ダイオード(LED)、レーザダイオード(LD)、エレクトロルミネッセンス(EL)素子などが例示されうる。
コミュニケーション光CLは、車両100の運転支援に関連する情報を報知する光である。コミュニケーション光CLは、発光、点滅、変色、路面への文字、シンボル、パターンなどの描画を通じて、車両100の外部に位置する歩行者などに情報を報知する。報知される情報としては、運転支援動作が作動中であること、歩行者や交差点に車両100が接近中であることなどが例示されうる。
光源14は、収容室13内に配置されている。透光カバー12は、コミュニケーション光CLの通過を許容している。
コミュニケーションランプ装置1は、振動体15を備えている。振動体15は、電気信号の入力に伴って振動を発生する素子である。振動体15としては、電磁振動子や圧電振動子が例示されうる。振動体15は、透光カバー12を振動させることができる位置に配置される。例えば、振動体15は、透光カバー12と接触するように配置されうる。
振動体15は、光源14の発光と協働して透光カバー12を振動させる。例えば、光源14がコミュニケーション光CLを出射している間、振動体15は断続的に透光カバー12を振動させる。この振動によって報知音が発生し、車両100の外部に位置する歩行者などの注意を引き付けることができる。報知音は、単音、メロディ、言語メッセージなどを含みうる。
このような光源14と振動体15の協働は、図3Aに例示されるような車両100の本体101に搭載された制御装置200によって制御されうる。制御装置200としては、ECUなどが例示されうる。図4に例示されるように、制御装置200は、制御インターフェース201とプロセッサ202を備えている。プロセッサ202は、制御インターフェース201および信号線SLを介して光源14と振動体15に制御信号を入力する。制御信号がアナログ信号である場合、制御インターフェース201は、D/Aコンバータなどの信号変換回路を適宜に備えうる。制御装置200は、通信インターフェース203を備えている。プロセッサ202は、通信インターフェース203を介して他の制御装置と通信可能である。
プロセッサ202は、汎用メモリと協働して動作する汎用マイクロプロセッサでありうる。汎用マイクロプロセッサとしては、CPUやMPUが例示されうる。汎用メモリとしては、ROMやRAMが例示されうる。あるいは、プロセッサ202は、専用集積回路の一部として実現されうる。専用集積回路としては、マイクロコントローラ、ASIC、FPGAなどが例示されうる。
上記のような構成によれば、コミュニケーション光CLと協働する報知音を発生させることによって、車両100の外部への情報の報知性を高めることができる。他方、コミュニケーション光CLの通過を許容しつつ光源14を保護するために必須の部材である透光カバー12が、そのような報知音を発生させる音源の一部として利用される。したがって、報知音を発生するための独立したスピーカユニットなどを設ける場合と比較して、コミュニケーションランプ装置1の大型化やコスト増を抑制できる。
図2に例示されるように、上記のようなコミュニケーションランプ装置1は、車両100の左右方向における中央部CPに搭載されうる。
例えば、コミュニケーションランプ装置1は、フロントグリル103、フロントバンパー104、ボンネットフード105、フロントガラス106、ルーフ107、リアガラス108、リアバンパー109の少なくとも一つにおける中央部CPに含まれる一部に搭載されるように構成されうる。
このような構成によれば、必要最低限数のコミュニケーションランプ装置1を用いて車両100の外部への情報の報知性を高めることができる。
あるいは、図5に例示されるように、上記のようなコミュニケーションランプ装置1は、車両100の左部LPに搭載されうる。車両100の左部LPは、車両100の左右方向における中央よりも左側に位置する領域である。左部LPは、車両100が走行する地域の法律で定められる対向車線とは逆側の路肩に近い領域としても定義されうる。
例えば、コミュニケーションランプ装置1は、フロントグリル103、フロントバンパー104、ボンネットフード105、フロントガラス106、ルーフ107、リアガラス108、リアバンパー109、フロントフェンダー110、ドアミラー111、リアフェンダー112、ヘッドランプモジュール113、およびリアランプモジュール114の少なくとも一つにおける左部LPに含まれる一部に搭載されるように構成されうる。
車両100の左部LPは、歩行者などが存在する可能性がより高い側に位置している。このような領域にコミュニケーションランプ装置1を配置することにより、必要最低限数のコミュニケーションランプ装置1を用いつつも、車両100の外部に位置する歩行者などへ情報を効率的に報知できる。
コミュニケーションランプ装置1は、車両100が走行する地域によっては、車両100の右部RPに搭載されうることは勿論である。
あるいは、コミュニケーションランプ装置1は、車両100の左右方向について対称な二位置の各々に搭載されうる。
例えば、一方のコミュニケーションランプ装置1は、フロントグリル103、フロントバンパー104、ボンネットフード105、フロントガラス106、ルーフ107、リアガラス108、リアバンパー109、フロントフェンダー110、ドアミラー111、リアフェンダー112、ヘッドランプモジュール113、およびリアランプモジュール114の少なくとも一つにおける左部LPに含まれる一部に搭載されるように構成されうる。その場合、他方のコミュニケーションランプ装置1は、車両100の右部RPにおける上記一方のコミュニケーションランプ装置1と車両100の左右方向について対称な位置に搭載されるように構成されうる。
このような構成によれば、コミュニケーション光CLと組み合わせて発生される報知音を、より広範囲へ効率的に報知できる。
ヘッドランプモジュール113やリアランプモジュール114に搭載される場合、図6に例示されるように、コミュニケーションランプ装置1は、ランプユニット16を備えうる。ランプユニット16は、収容室13内に配置される。ランプユニット16は、車両100の外方へ可視光を照射する装置である。ランプユニット16としては、前照灯ユニット、車幅灯ユニット、方向指示灯ユニット、霧灯ユニットなどが例示されうる。本明細書で用いられる「ランプユニット」という語は、所望の照明機能を備えつつ、それ自身が単体で流通可能な部品の構成単位を意味する。
このような構成によれば、車両100の必須構成要素であるランプユニット16から出射される照明光の通過を許容しつつランプユニット16を保護する透光カバー12を、車両100の外部への情報の報知性を高める報知音を発生するための音源の一部として共用できる。
図1に例示されるように、コミュニケーションランプ装置1は、共通のコネクタ17を備えうる。コネクタ17は、信号線SLを介して光源14および振動体15と電気的に接続される。図6に例示される例の場合、共通のコネクタ17は、ランプユニット16とも電気的に接続されうる。
このような構成によれば、光源14および振動体15の協働を制御する制御装置との接続を容易化できる。
次に、図3Aから図3C、図7Aから図7C、および図8Aから図8Dを参照しつつ、コミュニケーションランプ装置1と制御装置の接続態様の例について説明する。
図3Aは、車両100の本体101に制御装置200が搭載されている例を示している。制御装置200は、通信インターフェース203および車載ネットワークバスNBを介して車両100の本体101に搭載された他の制御装置と接続されている。本例においては、上記のコネクタ17が制御装置200の制御インターフェース201と接続されている。
図3Bは、コミュニケーションランプ装置1が制御装置18を備えている例を示している。図4に例示されるように、制御装置18は、制御インターフェース181とプロセッサ182を備えている。プロセッサ182は、制御インターフェース181および信号線SLを介して光源14と振動体15に制御信号を入力する。制御信号がアナログ信号である場合、制御インターフェース181は、D/Aコンバータなどの信号変換回路を適宜に備えうる。制御装置18は、通信インターフェース183を備えている。プロセッサ182は、通信インターフェース183を介して他の制御装置と通信可能である。
プロセッサ182は、汎用メモリと協働して動作する汎用マイクロプロセッサでありうる。汎用マイクロプロセッサとしては、CPUやMPUが例示されうる。汎用メモリとしては、ROMやRAMが例示されうる。あるいは、プロセッサ182は、専用集積回路の一部として実現されうる。専用集積回路としては、マイクロコントローラ、ASIC、FPGAなどが例示されうる。
本例においては、上記のコネクタ17が制御装置18の制御インターフェース181と接続されている。制御装置18は、通信インターフェース183および信号線SLを介して制御装置200の通信インターフェース203と接続されている。この場合、通信インターフェース203は、D/Aコンバータなどの信号変換回路を適宜に備えうる。通信インターフェース183は、A/Dコンバータなどの信号変換回路を適宜に備えうる。
図3Cに示される例のように、制御装置18の通信インターフェース183と制御装置200の通信インターフェース203は、車載ネットワークバスNBを介してデータ通信可能に接続されてもよい。
図7Aは、図6に例示されるコミュニケーションランプ装置1が車両100の本体101に搭載された制御装置200に接続されている例を示している。本例においては、光源14、振動体15、およびランプユニット16と電気的に接続された共通のコネクタ17が、制御装置200の制御インターフェース201と接続されている。
図7Bは、図6に例示されるコミュニケーションランプ装置1が制御装置18をさらに備えている例を示している。本例においては、共通のコネクタ17が制御装置18の制御インターフェース181と接続されている。制御装置18は、通信インターフェース183および信号線SLを介して制御装置200の通信インターフェース203と接続されている。
図7Cに示される例のように、制御装置18の通信インターフェース183と制御装置200の通信インターフェース203は、車載ネットワークバスNBを介してデータ通信可能に接続されてもよい。
図8Aは、光源14と振動体15の協働を制御する制御装置200に加え、ランプユニット16の動作を制御する制御装置300が、車両100の本体101に搭載されている例を示している。図4に例示されるように、制御装置300は、制御インターフェース301とプロセッサ302を備えている。プロセッサ302は、制御インターフェース301および信号線SLを介してランプユニット16に制御信号を入力する。制御信号がアナログ信号である場合、制御インターフェース301は、D/Aコンバータなどの信号変換回路を適宜に備えうる。制御装置300は、通信インターフェース303を備えている。プロセッサ302は、通信インターフェース303を介して他の制御装置と通信可能である。
プロセッサ302は、汎用メモリと協働して動作する汎用マイクロプロセッサでありうる。汎用マイクロプロセッサとしては、CPUやMPUが例示されうる。汎用メモリとしては、ROMやRAMが例示されうる。あるいは、プロセッサ302は、専用集積回路の一部として実現されうる。専用集積回路としては、マイクロコントローラ、ASIC、FPGAなどが例示されうる。
図8Bは、光源14と振動体15の協働を制御する制御装置18が接続された制御装置200に加え、ランプユニット16の動作を制御する制御装置300が、車両100の本体101に搭載されている例を示している。
図3Cを参照して説明したように、制御装置18と制御装置200を接続している信号線SLは、車載ネットワークバスNBで置き換えられうる。
図8Cは、光源14と振動体15の協働を制御する制御装置18に加えて、ランプユニット16の動作を制御する制御装置19をコミュニケーションランプ装置1が備えている例を示している。図4に例示されるように、制御装置19は、制御インターフェース191とプロセッサ192を備えている。プロセッサ192は、制御インターフェース191および信号線SLを介してランプユニット16に制御信号を入力する。制御信号がアナログ信号である場合、制御インターフェース191は、D/Aコンバータなどの信号変換回路を適宜に備えうる。制御装置19は、通信インターフェース193を備えている。プロセッサ192は、通信インターフェース193を介して他の制御装置と通信可能である。
プロセッサ192は、汎用メモリと協働して動作する汎用マイクロプロセッサでありうる。汎用マイクロプロセッサとしては、CPUやMPUが例示されうる。汎用メモリとしては、ROMやRAMが例示されうる。あるいは、プロセッサ192は、専用集積回路の一部として実現されうる。専用集積回路としては、マイクロコントローラ、ASIC、FPGAなどが例示されうる。
本例においては、制御装置18と制御装置19が、車両100の本体101に搭載された共通の制御装置200に接続されている。制御装置19は、通信インターフェース193および信号線SLを介して制御装置200の通信インターフェース203と接続されている。
図3Cを参照して説明したように、制御装置18と制御装置200を接続している信号線SLは、車載ネットワークバスNBで置き換えられうる。同様に、制御装置19と制御装置200を接続している信号線SLは、車載ネットワークバスNBで置き換えられうる。
図8Dは、ランプユニット16の動作を制御する制御装置19が、車両100の本体101に搭載された制御装置300に接続されている例を示している。制御装置19は、通信インターフェース193および信号線SLを介して制御装置300の通信インターフェース303と接続されている。この場合、通信インターフェース303は、D/Aコンバータなどの信号変換回路を適宜に備えうる。通信インターフェース193は、A/Dコンバータなどの信号変換回路を適宜に備えうる。
図3Cを参照して説明したように、制御装置18と制御装置200を接続している信号線SLは、車載ネットワークバスNBで置き換えられうる。同様に、制御装置19と制御装置300を接続している信号線SLは、車載ネットワークバスNBで置き換えられうる。
図3B、図3C、図7B、図7C、図8B、図8C、および図8Dに例示されるように、光源14と振動体15の協働を制御するプロセッサ182をコミュニケーションランプ装置1が備えている場合、車両100の本体101に搭載されてプロセッサ182と通信可能に接続される制御装置の処理負荷を軽減できる。
図9は、制御装置18のプロセッサ182によって実行される処理の一例を示している。なお、以下に説明される処理は、制御装置200のプロセッサ202によって実行されてもよい。
プロセッサ182は、車両100の乗員が搭乗しているかを判断する(STEP11)。プロセッサ182は、車両100に搭載されている不図示のセンサから出力される信号またはデータに基づいて、乗員が搭乗しているかを判断する。プロセッサ182は、車両100の本体101側でなされた判断結果を示す信号またはデータを受け付けてもよい。センサとしては、車室内の画像を取得するカメラ、座席に埋設された感圧センサ、乗員の体温を検出する温度センサなどが例示されうる。
乗員が搭乗していないと判断されると(STEP11においてN)、振動体15による報知音の発生機能が維持される(STEP12)。すなわち、報知音の音量は変化しない。この状況においては乗員の快適性を考慮する必要がないので、コミュニケーション光CLと協働して発生される報知音による車両100の外部への情報の報知性維持が優先される。
乗員が搭乗していると判断されると(STEP11においてY)、振動体15により発生する報知音の音量が低下される(STEP13)。本明細書で用いられる「報知音の音量が低下される」という表現は、音量がゼロになる場合、すなわち報知音の出力が停止される場合を含む意味である。音量の低下は、振動体15の振動振幅を低減することによりなされうる。音量の低下は、単位時間あたりの報知音の発生回数を低減することによってもなされうる。
報知音の音量が低下されることにより、車両100の乗員の快適性の低下が抑制されうる。他方、報知音の音量が低下される場合においても、コミュニケーション光CLの出射機能は、維持される。したがって、コミュニケーションランプ装置1による必要最低限の情報報知性は確保されうる。
上記のような構成によれば、コミュニケーション光CLに報知音を組み合わせることにより車両100の外部への情報の報知性を高めることを可能にしつつも、車両100の乗員の快適性の低下を抑制できる。
乗員が搭乗していると判断された場合(STEP11においてY)、プロセッサ182は、さらに車内の音量が所定値以上であるかを判断しうる(STEP14)。プロセッサ182は、車両100に搭載されている不図示の音センサから出力される信号またはデータに基づいて、車内の音量を判断する。プロセッサ182は、車両100の本体101側でなされた音量の判断結果を示す信号またはデータを受け付けてもよい。
車内の音量が所定値以上であると判断されると(STEP14においてY)、プロセッサ182は、振動体15による報知音の発生機能を維持する(STEP12)。車両100に乗員が搭乗していても、会話や音楽などにより車内の音量が所定値以上であれば、報知音が乗員の快適性低下に及ぼす影響は小さくなる。したがって、報知音により高まる車両100の外部への情報の報知性の維持が優先される。
他方、車内の音量が所定値未満であると判断されると(STEP14においてN)、振動体15により発生する報知音の音量が低下される(STEP13)。すなわち、乗員の快適性低下の抑制が優先される。
したがって、車両100の外部への情報の報知性の維持と乗員の快適性低下の抑制とをより柔軟に両立できる。
車内の音量が所定値以上であると判断された場合(STEP14においてY)、プロセッサ182は、報知音の音量の低下を実行しないことに代えて、報知音の音量を調節してもよい(STEP15)。すなわち、プロセッサ182は、STEP13において設定される音量よりも高い音量の報知音が出力されるように振動体15を制御しうる。
本例においては、プロセッサ182は、車内の音量が所定値以上であるか否かの二値的な判断に基づいて報知音の音量を変更している。しかしながら、プロセッサ182は、検出される車内の音量に基づいて、報知音の音量を連続的に変更してもよい。
図10Aは、制御装置18のプロセッサ182によって実行される処理の別例を示している。図10Bは、当該処理を実行しうるコミュニケーションランプ装置1の構成を例示している。
本例に係るコミュニケーションランプ装置1は、センサユニット20を備えている。本明細書で用いられる「センサユニット」という語は、所望の情報検出機能を備えつつ、それ自身が単体で流通可能な部品の構成単位を意味する。センサユニット20は、図1および図6に例示される収容室13内に配置されてもよいし、車両100における収容室13外の適宜の位置に配置されてもよい。
センサユニット20は、車両100の外部の情報を検出する。センサユニット20は、検出された情報に対応する信号またはデータを出力する。センサユニット20としては、LiDAR(Light Detection and Ranging)センサユニット、カメラユニット、ミリ波レーダユニットなどが例示されうる。コミュニケーションランプ装置1は、複数のセンサユニット20を備えうる。コミュニケーションランプ装置1は、複数種のセンサユニット20を備えうる。これらのセンサユニットによる情報検出原理は周知であるので、詳細な説明は省略する。
センサユニット20から出力された信号またはデータは、制御装置18の通信インターフェース183に入力される。プロセッサ182は、当該信号またはデータに基づいて、車両100が置かれている状況の危険性の有無を判断する(STEP21)。
本明細書で用いられる「危険性」という語は、車両100が関与する事故が生じる可能性を意味している。事故としては、車両100と歩行者の接触または衝突、車両100と他車両との接触または衝突、車両100と周辺静止物体との接触または衝突などが例示されうる。周辺静止物体としては、建築物、交通設備、樹木などが例示されうる。危険性は、運転者の有無、車両100の速度、接触または衝突の対象までの距離、周囲の交通状況、時刻、天候などの少なくとも一つに基づいて判断されうる。
危険性は、上記の判断に基づいて様々な態様で定義されうる。例えば、危険性は、「危険性あり」と「危険性なし」にそれぞれ対応する二つの値として定義されうる。「危険性あり」という判断結果は、例えば「要緊急回避」、「要警告」、「要注意」といった複数のレベルにさらに区分されうる。各レベルへの分類は、判断に用いられた複数の要素の各々の内容の組合せに基づいてなされてもよいし、数値化された判断結果と各レベルに割り当てられた数値範囲との比較に基づいてなされてもよい。
危険性なしと判断されると(STEP21においてN)、光源14によるコミュニケーション光CLの出力態様と振動体15による報知音の出力態様は、それぞれ初期設定が維持される。
危険性ありと判断されると(STEP21においてY)、プロセッサ182は、コミュニケーション光CLと報知音の少なくとも一方の出力態様を変更するように、光源14と振動体15の少なくとも一方を制御する(STEP22)。
コミュニケーション光CLの出力態様の変更は、連続的発光と断続的発光の切り替え、光量の増大、発光色の変更、照射方向や照射範囲の変更、特定のシンボルや言語的メッセージの表示などの少なくとも一つが行なわれることによりなされる。コミュニケーション光CLの出力態様の変更は、初期設定よりも周辺への報知性が高まるようになされる。
報知音の出力態様の変更は、音量の増大、単位時間当たりの報知音の出力回数の増大、周波数の変更、特定のメロディや言語的メッセージの出力などの少なくとも一つが行なわれることによりなされる。報知音の出力態様の変更は、初期設定よりも周辺への報知性が高まるようになされる。
危険性ありと判断される状態がさらに複数のレベルに区分される場合、報知態様もまた各レベルに応じて異なる態様とされうる。そのような例を表1に示す。
Figure 2020059729
報知態様の変更がなされた場合、プロセッサ182は、所定時間の経過後に再び車両100が置かれている状況の危険性の有無を判断する(STEP23)。当該判断は、STEP21と同様に行なわれる。
危険性ありと判断されると(STEP23においてN)、コミュニケーション光CLと報知音の少なくとも一方について変更された報知態様が維持される。
危険性なしと判断されると(STEP23においてY)、すなわち、STEP21において判断された危険性が回避されたと判断されると、プロセッサ182は、コミュニケーション光CLと報知音の少なくとも一方について変更された報知態様をリセットする(STEP24)。すなわち、コミュニケーション光CLと報知音の少なくとも一方について変更された報知態様が、初期設定に戻される。その後、処理はSTEP21に戻る。
上記のような構成によれば、例えば車両100に係る危険性が察知された場合において、コミュニケーション光CLと報知音の少なくとも一方の出力態様を、周辺への報知性が高まるように変更できる。これにより、報知を受けた者に危険性を回避する行動を促すことができる。他方、そのような報知態様の変更を危険性が回避されるまでの一時的なものとできるので、過剰な報知が運転者や周辺の歩行者などに不快感を与える可能性を抑制できる。
本例においては、コミュニケーションランプ装置1が備えているセンサユニット20が検出した車両100の外部の情報に基づいて、コミュニケーションランプ装置1が備えているプロセッサ182が、車両100に係る危険性の判断を行なっている。このような構成によれば、車両100の本体101に搭載されている制御装置の処理負荷を抑制し、危険性を回避するためのコミュニケーションランプ装置1による報知態様の変更制御を自律的かつ迅速に遂行できる。
しかしながら、図10Aを参照して説明した処理は、車両100の本体101に搭載されたセンサユニットが検出した車両100の外部の情報に基づいて、車両100の本体101に搭載された制御装置200のプロセッサ202によって実行されてもよい。この場合、コミュニケーションランプ装置1の制御装置18のセンサユニット20は、省略されうる。あるいは、制御装置200のプロセッサ202が危険性の判断を行ない、その判断結果を示すデータが制御装置18へ送信されてもよい。この場合、制御装置18のプロセッサ182は、当該データに基づいてコミュニケーション光CLと報知音の少なくとも一方の報知態様を変更する。
図11は、制御装置18のプロセッサ182によって実行される処理の別例を示している。プロセッサ182は、光源14に動作不良が生じているかを判断する(STEP31)。本明細書において用いられる「動作不良」という語は、一時的な正常動作からの逸脱および永続的な故障(動作不能)を含む意味である。
プロセッサ182は、制御インターフェース181を介して光源14へ制御信号を出力するとともに、当該制御信号に基づく光源14の挙動をモニタしている。光源14の挙動は、例えば光源14を構成している発光素子の動作電圧をモニタすることによって把握されうる。プロセッサ182は、出力された制御信号に対応付けられた光源14の動作とモニタされた動作電圧が示す動作が一致していない場合、光源14に動作不良が生じていると判断する。
動作不良なしと判断されると(STEP31においてN)、振動体15による報知音の出力態様は、初期設定が維持される。
動作不良ありと判断されると(STEP31においてY)、プロセッサ182は、報知音の出力態様を変更するように、振動体15を制御する(STEP32)。
報知音の出力態様の変更は、音量の増大、単位時間当たりの報知音の出力回数の増大、周波数の変更、特定のメロディや言語的メッセージの出力などの少なくとも一つが行なわれることによりなされる。報知音の出力態様の変更は、初期設定よりも運転者および周辺への報知性が高まるようになされる。初期設定では報知音が出力されないような条件下で報知音を出力させることも、報知音の出力態様の変更の一例である。例えば、車両100に運転者が搭乗している状態では報知音を出力しないように初期設定されている場合、同状態で報知音が出力されれば、運転者は報知音の出力態様が変化したことに気づく。
出力態様の変更がなされた場合、プロセッサ182は、所定時間の経過後に再び光源14に動作不良が生じているかを判断する(STEP33)。当該判断は、STEP31と同様に行なわれる。
動作不良ありと判断されると(STEP33においてN)、報知音について変更された出力態様が維持される。
動作不良なしと判断されると(STEP33においてY)、すなわち、STEP31において判断された動作不良が解消されたと判断されると、プロセッサ182は、報知音について変更された出力態様をリセットする(STEP34)。すなわち、報知音について変更された出力態様が、初期設定に戻される。その後、処理はSTEP31に戻る。
上記のような構成によれば、光源14に動作不良が生じても、例えば運転者および周辺への報知性を高めるように振動体15による報知音の出力態様を変更することによって、コミュニケーションランプ装置1の情報の報知性の低下を抑制できる。また、光源14に動作不良が生じた事実が運転者に報知されることにより、光源14の保守点検を促すことができる。他方、そのような出力態様の変更を動作不良が解消されるまでの一時的なものとできるので、過剰な報知が運転者や周辺の歩行者などに不快感を与える可能性を抑制できる。
本例においては、コミュニケーションランプ装置1が備えているプロセッサ182が、光源14の動作不良に係る判断を行なっている。光源14により近い場所において当該判断がなされることにより、情報の報知性の低下を抑制するための報知音の出力態様の変更制御を、コミュニケーションランプ装置1が自律的かつ迅速に遂行できる。また、車両100の本体101に搭載されている制御装置の処理負荷を抑制できる。
しかしながら、図11を参照して説明した処理は、車両100の本体101に搭載された制御装置200のプロセッサ202によって実行されてもよい。この場合、コミュニケーションランプ装置1の制御装置18は、省略されうる。あるいは、制御装置200のプロセッサ202が光源14の動作不良に係る判断を行ない、その判断結果を示すデータが制御装置18へ送信されてもよい。この場合、制御装置18のプロセッサ182は、当該データに基づいて報知音の出力態様を変更する。
図9から図11を参照して説明した各処理例においては、振動体15が透光カバー12を振動させることによって報知音を発生させている。しかしながら、プロセッサ182の制御により光源14の発光と協働して報知音を出力可能であれば、音源の構成は適宜に選択されうる。例えば、独立したスピーカユニットが音源として使用されうる。
図12に例示されるように、図10Bを参照して説明したセンサユニット20は、光源14とともに収容室13内に配置されうる。
図4に例示される制御装置200のプロセッサ202は、通信インターフェース203を介して、センサユニット20と通信可能である。センサユニット20から出力された車両100の外部の情報に対応する信号またはデータは、直接的に制御装置200へ入力されてもよいし、他の制御装置を経由して制御装置200へ入力されてもよい。
プロセッサ202は、センサユニット20の検出能力が低下する可能性に係る判断に基づいて、振動体15に透光カバー12を振動させる。具体的には、透光カバー12の表面12aに付着する雨滴、雪片、泥などの異物に起因してセンサユニット20の検出能力が低下する可能性が判断に供される。
一例として、車両100において不図示のワイパーが操作された事実を示す信号またはデータが、車載ネットワークバスNBを通じて通信インターフェース203に入力されうる。ワイパーは、雨や雪などの悪天候時に操作されることが一般的である。したがって、プロセッサ202は、当該信号またはデータを受け付けることにより、悪天候下で透光カバー12に付着しうる異物に起因してセンサユニット20の検出能力が低下する可能性があると判断する。
別例として、車両100が情報ネットワークを介して外部より天候情報を取得可能である場合、悪天候を示す信号またはデータが、車載ネットワークバスNBを通じて通信インターフェース203に入力されうる。プロセッサ202は、当該信号またはデータを受け付けることにより、悪天候下で透光カバー12に付着しうる異物に起因してセンサユニット20の検出能力が低下する可能性があると判断する。
プロセッサ202は、この判断に基づいて振動体15を振動させる。振動体15の振動は、透光カバー12に伝達される。透光カバー12が振動することにより、表面12aに付着した雨滴、雪片、泥などの異物を落下させることが可能である。
センサユニット20が収容室13内に配置されることにより、コミュニケーションランプ装置1に車両100の外部の情報を検出する機能を統合できる。光源14を保護するとともにコミュニケーション光CLの通過を許容する透光カバー12が、センサユニット20の保護も兼ねるので、コミュニケーションランプ装置1とセンサユニット20が個別に車両100に搭載される場合と比較して、部品コストの増大や組立て作業性の低下が抑制されうる。他方、透光カバー12の表面12aに付着した異物が、センサユニット20の情報検出能力を低下させるおそれがある。しかしながら、本実施形態においては、そのような事態が生じる可能性があると判断されると振動体15が透光カバー12を振動させるので、透光カバー12からの異物の除去を図ることができる。したがって、コミュニケーションランプ装置1に車両100の外部の情報を検出する機能を統合しつつ、当該機能の低下を抑制できる。
上記の例に加えてあるいは代えて、透光カバー12の表面12aに付着した異物の存在がセンサユニット20によって直接的に検出されうる(カメラユニットによる異物の画像の取得、LiDARセンサユニットによる透光カバー12の位置にある物体の検出など)。この場合、異物の検出結果を示す信号またはデータが、信号線SLまたは車載ネットワークバスNBを介して通信インターフェース203に入力されうる。プロセッサ202は、当該信号またはデータを受け付けることにより、透光カバー12に付着した異物に起因してセンサユニット20の検出能力が低下する可能性があると判断する。
上記の例に加えてあるいは代えて、センサユニット20による検出能力の低下が実際に検出されうる。例えば、透光カバー12の表面12aに異物が付着することにより、センサユニット20による車両100の外部の情報の検出結果が異常に変化することがありうる。センサユニット20から入力される信号またはデータの経時的変化が異常である場合、プロセッサ202は、透光カバー12に付着した異物に起因してセンサユニット20の検出能力が低下した可能性があると判断する。
これらの場合においても、プロセッサ202は、振動体15を振動させる。振動体15の振動は、透光カバー12に伝達される。透光カバー12が振動することにより、表面12aに付着した異物を落下させることが可能である。
これらの例においては、センサユニット20により検出された情報に基づいて、センサユニット20の検出能力が低下する可能性に係る判断を行なっている。このような構成によれば、より確実性の高い情報に基づいて振動体15を振動させることができる。したがって、コミュニケーションランプ装置1に統合された車両100の外部の情報を検出する機能の低下を、効率的に抑制できる。
図12に例示されるように、コミュニケーションランプ装置1は、ノズル装置21を備えうる。ノズル装置21は、透光カバー12に向けて液体を噴射可能に構成されている。液体としては、水や洗浄液などが例示されうる。液体は、透光カバー12の表面12aに付着した異物を除去するために噴射される。
ノズル装置21の動作は、制御装置200によって制御されうる。プロセッサ202は、所定の条件が満足されたとの判断に基づいて、ノズル装置21に液体を噴射させる。所定の条件としては、運転者による指示の入力、前回の液体噴射からの所定時間の経過、センサユニット20による透光カバー12に付着した異物の検出などが例示されうる。その場合、プロセッサ202は、制御インターフェース201および不図示の信号線を介して、ノズル装置21に制御信号を入力する。
プロセッサ202は、ノズル装置21からの液体の噴射と協働して振動体15を振動させる制御を行なう。すなわち、振動体15は、ノズル装置21からの液体の噴射に係る判断に基づいて、透光カバー12を振動させる。
このような構成によれば、振動する透光カバー12に向けて液体が噴射されるので、当該液体による異物除去を促進できる。したがって、コミュニケーションランプ装置1に統合された車両100の外部の情報を検出する機能の低下を、効率的に抑制できる。
制御装置200のプロセッサ202は、光源14の発光と協働して振動体15を振動させうる。すなわち、振動体15は、光源14の発光と協働して透光カバー12を振動させうる。例えば、光源14がコミュニケーション光CLを出射している間、振動体15は断続的に透光カバー12を振動させうる。この振動によって報知音が発生し、車両100の外部に位置する歩行者などの注意を引き付けることができる。報知音は、単音、メロディ、言語メッセージなどを含みうる。
上記のような構成によれば、コミュニケーション光CLと協働する報知音を発生させることによって、車両100の外部への情報の報知性を高めることができる。他方、コミュニケーション光CLの通過を許容しつつ光源14を保護するために必須の部材である透光カバー12が、そのような報知音を発生させる音源の一部として利用される。したがって、報知音を発生するための独立したスピーカユニットなどを設ける場合と比較して、コミュニケーションランプ装置1の大型化やコスト増を抑制できる。
上記の報知音は、その目的ゆえに可聴音であることを要する。すなわち、振動体15は、光源14の発光動作と協働して可聴音を発生させることができる第一周波数で透光カバー12を振動させる。当該振動は、少なくとも第一周波数を含んでいればよい。この場合、センサユニット20の情報検出機能が低下する可能性に係る判断に基づいて作動される振動体15は、第一周波数よりも高い第二周波数で透光カバー12を振動させることが好ましい。すなわち、第二周波数による振動は、超音波を生じうる。
このような構成によれば、表面12aに付着した異物を除去するために発生される透光カバー12の振動音を、周囲の歩行者や車両100の乗員などに聴こえ難くできる。したがって、センサユニット20の情報検出機能を抑制するための動作が周囲の歩行者や車両100の乗員に煩わしさを与えることがない。また、当該動作が、報知音による車両100の外部への情報報知を妨げることもない。さらに、ノズル装置21から噴射された液体により透光カバー12に付着した異物の除去が行なわれる場合、超音波によるキャビテーション効果が生じるので、液体による異物除去効果をさらに向上できる。
図13に例示されるように、図12を参照して説明したセンサユニット20およびノズル装置21に係る構成は、図6を参照して説明したランプユニット16を備える構成にも適用可能である。
上記の実施形態は、本開示の理解を容易にするための例示にすぎない。上記の実施形態に係る構成は、本開示の趣旨を逸脱しなければ、適宜に変更・改良されうる。
上記の実施形態においては、透光カバー12は、車両100の外面の一部を形成している。このような構成によれば、振動体15の振動に伴って発生する報知音を、効率よく車両100の外部へ報知できる。しかしながら、振動体15が振動させる透光カバー12よりも外方に別の透光カバーが配置されてもよい。
本開示の一部を構成するものとして、2018年9月20日に提出された日本国特許出願2018−176003号、2018年9月20日に提出された日本国特許出願2018−176004号、2018年9月20日に提出された日本国特許出願2018−176005号、2018年9月20日に提出された日本国特許出願2018−176006号、および2018年9月20日に提出された日本国特許出願2018−176007号の内容が援用される。

Claims (26)

  1. 車両に搭載されるコミュニケーションランプ装置であって、
    前記車両の運転支援に関連する情報を報知する可視光を出射する光源と、
    前記可視光の通過を許容する透光カバーと、
    前記光源の発光動作と協働して前記透光カバーを振動させる振動体と、
    を備えている、
    コミュニケーションランプ装置。
  2. 前記車両の左右方向における中央部に搭載されるように構成されている、
    請求項1に記載のコミュニケーションランプ装置。
  3. 前記車両の左部と右部のいずれかに搭載されるように構成されている、
    請求項1に記載のコミュニケーションランプ装置。
  4. 前記車両の左右方向について対称な二位置の各々に搭載されるように構成されている、
    請求項1に記載のコミュニケーションランプ装置。
  5. 前記車両の外部に照明光を出射するランプユニットを備えており、
    前記透光カバーは、前記照明光の通過も許容する、
    請求項3または4に記載のコミュニケーションランプ装置。
  6. 前記光源および前記振動体と電気的に接続された共通のコネクタを備えている、
    請求項1から5のいずれか一項に記載のコミュニケーションランプ装置。
  7. 前記光源と前記振動体の協働を制御するプロセッサを備えている、
    請求項1から6のいずれか一項に記載のコミュニケーションランプ装置。
  8. 前記透光カバーは、前記車両の外面の一部を形成している、
    請求項1から7のいずれか一項に記載のコミュニケーションランプ装置。
  9. 車両に搭載されるコミュニケーションランプ装置であって、
    前記車両の運転支援動作に関連する情報を報知する可視光を出射する光源と、
    前記光源の発光動作と協働して報知音を発生する音源と、
    前記車両に乗員が搭乗しているとの判断に基づき、前記報知音の音量を低下させるプロセッサと、
    を備えている、
    コミュニケーションランプ装置。
  10. 前記プロセッサは、前記乗員が搭乗している車室内の音量に基づいて、前記報知音の音量を変更する、
    請求項9に記載のコミュニケーションランプ装置。
  11. 前記可視光の通過を許容する透光カバーと、
    前記透光カバーを振動させることにより、前記報知音を発生させる振動体と、
    を備えている、
    請求項9または10に記載のコミュニケーションランプ装置。
  12. 前記透光カバーは、前記車両の外面の一部を形成している、
    請求項11に記載のコミュニケーションランプ装置。
  13. 車両に搭載されるコミュニケーションランプ装置であって、
    前記車両の運転支援動作に関連する情報を報知する可視光を出射する光源と、
    前記光源の発光動作と協働して報知音を発生する音源と、
    前記車両に係る危険性の判断に基づき、前記可視光と前記報知音の少なくとも一方の出力態様を変更するプロセッサと、
    を備えている、
    コミュニケーションランプ装置。
  14. 前記車両の外部の情報を検出するセンサを備えており、
    前記危険性の判断は、前記情報に基づいて前記プロセッサが行なう、
    請求項13に記載のコミュニケーションランプ装置。
  15. 前記可視光の通過を許容する透光カバーと、
    前記透光カバーを振動させることにより、前記報知音を発生させる振動体と、
    を備えている、
    請求項13または14に記載のコミュニケーションランプ装置。
  16. 前記透光カバーは、前記車両の外面の一部を形成している、
    請求項15に記載のコミュニケーションランプ装置。
  17. 車両に搭載されるコミュニケーションランプ装置であって、
    前記車両の運転支援動作に関連する情報を報知する可視光を出射する光源と、
    前記光源の発光動作と協働して報知音を発生する音源と、
    前記光源の動作不良に係る判断に基づき、前記報知音の出力態様を変更するプロセッサと、
    を備えている、
    コミュニケーションランプ装置。
  18. 前記動作不良に係る判断は、前記プロセッサが行なう、
    請求項17に記載のコミュニケーションランプ装置。
  19. 前記可視光の通過を許容する透光カバーと、
    前記透光カバーを振動させることにより、前記報知音を発生させる振動体と、
    を備えている、
    請求項17または18に記載のコミュニケーションランプ装置。
  20. 前記透光カバーは、前記車両の外面の一部を形成している、
    請求項19に記載のコミュニケーションランプ装置。
  21. 車両に搭載されるコミュニケーションランプ装置であって、
    前記車両の運転支援動作に関連する情報を報知する可視光を出射する光源と、
    前記車両の外部の情報を検出するセンサと、
    前記センサを覆うように前記車両の外面の一部を形成するとともに、前記可視光の通過を許容する透光カバーと、
    前記センサの検出能力が低下する可能性に係る判断に基づいて、前記透光カバーを振動させる振動体と、
    を備えている、
    コミュニケーションランプ装置。
  22. 前記判断は、前記センサにより検出された情報に基づいてなされる、
    請求項21に記載のコミュニケーションランプ装置。
  23. 前記情報に基づいて前記判断を行なうプロセッサを備えている、
    請求項22に記載のコミュニケーションランプ装置。
  24. 車両に搭載されるコミュニケーションランプ装置であって、
    前記車両の運転支援動作に関連する情報を報知する可視光を出射する光源と、
    前記車両の外部の情報を検出するセンサと、
    前記センサを覆うように前記車両の外面の一部を形成するとともに、前記可視光の通過を許容する透光カバーと、
    前記透光カバーに液体を噴射するノズルと、
    前記液体の噴射に係る判断に基づいて、前記透光カバーを振動させる振動体と、
    を備えている、
    コミュニケーションランプ装置。
  25. 前記振動体は、前記光源の発光動作と協働して少なくとも第一周波数で前記透光カバーを振動させることにより可聴音を発生させる、
    請求項21から24のいずれか一項に記載のコミュニケーションランプ装置。
  26. 前記振動体は、前記判断に基づいて、前記第一周波数よりも高い第二周波数で前記透光カバーを振動させる、
    請求項25に記載のコミュニケーションランプ装置。
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