JP2022080360A - 危険報知装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022080360000001
【課題】大型車の前方を横断しようとする歩行者に対して危険を報知することで、停車中の大型車付近における事故の発生を低減可能にした危険報知装置を提供する。
【解決手段】危険報知装置5は、路線バス1に設けられ、停車中の路線バス1の前方を横断する横断者を検知する前側センサ10R、10C、10Lと、路線バス1に設けられ、停車中の路線バス1を追い越す車両を検出する右側センサ12F、12C、12Rと、停車中の路線バス1の前方を横断する横断者に対し、路線バス1を追い越す車両があることを報知可能な前方発光装置30と、前側センサ10R、10C、10Lが横断者を検知しかつ右側センサ12F、12C、12Rが車両を検知した場合に、前方発光装置30に報知を実行させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、路線バスのような大型車に適用され、大型車付近の歩行者や車両の運転手に危険を報知する危険報知装置に関する。
路線バスの多くは、運転席の側方に運賃箱が設置されているため、料金を支払った乗客はバスの前方から降りていくようになる。ここで、路線バスを降りた乗客が、路線バスが停車している間に道路を渡ろうとして路線バスの前方を横切るおそれがある。この時、停車中の路線バスを追い越そうとする車両があった場合に、その車両の運転手からは路線バスが死角となって道路を横切る人が見えないため、突然、人が飛び出してくることとなり、衝突事故が発生するおそれがある。
そこで、従来、特許文献1に記載されている技術が提案されている。特許文献1には、車両の前後にそれぞれCCDカメラを設置するとともに、車両後部に液晶ディスプレイ及びスピーカを設置し、歩行者が車両の前方を横断した場合に、CCDカメラで撮影した画像が車両後部に液晶ディスプレイに表示させる。これにより、前方の車両の前を歩行者が横断していることを後続の車両に知らせることを可能にした車両の死角報知装置について開示されている。
特開2013-206303号公報
特許文献1に記載された死角報知装置によれば、車両の後方を横断する歩行者に対しては、液晶ディスプレイ及びスピーカを用いて危険を知らせることができる。しかしながら、車両の前側に液晶ディスプレイやスピーカのような報知装置がないため、車両の前方を横断する歩行者に対して危険を知らせることは困難である。また、停車中の車両を追い越そうとする車両が、液晶ディスプレイの表示やスピーカからの音声出力による報知がある前に、停車中の車両の側方まで移動していれば、危険の報知に気付かないおそれがあり、車両の死角から歩行者が現れた場合にブレーキが遅れる可能性がある。
本発明は、このような問題点を解決し、大型車の前方を横断しようとする歩行者に対して危険を報知することで、停車中の大型車付近における事故の発生を低減可能にした危険報知装置を提供することを目的とする。
本発明は、以下のような危険報知装置を提供する。
(1) 大型車(例えば、路線バス1)に設けられ、停車中の前記大型車の前方を横断する横断者を検知する第1検知手段(例えば、前側センサ10R、10C、10L)と、
前記大型車に設けられ、停車中の前記大型車を追い越す車両を検出する第2検知手段(例えば、後側センサ11R、11C、11L)と、
停車中の前記大型車の前方を横断する横断者に対し、前記大型車を追い越す車両があることを報知可能な第1報知手段(例えば、外部スピーカ20、前方発光装置30)と、
前記第1検知手段が横断者を検知しかつ前記第2検知手段が車両を検知した場合に、前記第1報知手段に報知を実行させる報知制御手段(例えば、CPU50a)と、を備えることを特徴とする危険報知装置。
(1)によれば、停車中の大型車の前方を横断する横断者と、停車中の前記大型車を追い越す車両とが同時に検出された場合に、第1報知手段が、停車中の大型車の前方を横断する横断者に対して、大型車を追い越す車両があることの報知を実行することにより、横断者に横断を止めるように促すことが可能になる。これにより、停車中の大型車付近における事故の発生を低減させることが可能になる。
(2)(1)において、前記第1検知手段は、前記大型車の前面部に複数設けられ、
複数の前記第1検知手段の中に、前記大型車の追い越す車両が通過する側の前方の角部に設けられる第1角部検知手段(例えば、前側センサ10R)が含まれ、
前記報知制御手段は、
前記第1検知手段が横断者を検知しかつ前記第2検知手段が車両を検知し、横断者が前記第1角部検知手段に近付くほど前記第1報知手段に緊急度の高い報知を実行させることを特徴とする危険報知装置。
(2)によれば、大型車を追い越す車両がある場合において、大型車における、追い越す車両が通過する側の前方の角部に横断者が近付くほど第1報知手段に緊急度の高い報知を実行させることにより、横断者が、停車中の大型車を追い越す車両に遭遇する前に、横断者に横断を止めるように強く促すことが可能になる。これにより、停車中の大型車付近における事故の発生を低減させることが可能になる。
(3)(2)において、停車中の前記大型車を追い越す車両の運転者に対し、停車中の前記大型車の前方を横断する横断者がいることを報知可能な第2報知手段(例えば、側方発光装置40)を更に備え、
前記第2検知手段は、追い越す車両が通過する側の前記大型車の側面部に複数設けられ、
複数の前記第2検知手段の中に、前記大型車の前方の角部に設けられる第2角部検知手段(例えば、後側センサ11R)が含まれ、
前記報知制御手段は、
前記第1検知手段が横断者を検知しかつ前記第2検知手段が車両を検知し、横断者が前記第1角部検知手段に近付くとともに、停車中の前記大型車を追い越す車両が前記第2角部検知手段に近付くほど前記第2報知手段に緊急度の高い報知を実行させることを特徴とする危険報知装置。
(3)によれば、停車中の大型車の前方を横断する横断者がいる場合に、停車中の大型車を追い越す車両の運転者に対してその旨を報知することにより、大型車の死角となって見えない大型車の前方に横断者がいることを運転者に認識させることができる。しかも、横断者が第1角部検知手段に近付くとともに、停車中の大型車を追い越す車両が第2角部検知手段に近付くほど第2報知手段に緊急度の高い報知を実行させるため、運転者が横断者に遭遇する前に車両を停めることができる可能性が高くなる。これにより、停車中の大型車付近における事故の発生を低減させることが可能になる。
(4)(3)において、大型車に設けられ、停車中の前記大型車の後方を横断する横断者を検知する第3検知手段を更に備え、
前記第3検知手段が横断者を検知している場合に前記第2報知手段による報知を行うことを特徴とする危険報知装置。
(4)によれば、停車中の大型車の後方を横断する横断者がいる場合に、大型車の後続車の運転者や対向車の運転者に対して大型車の後方を横断する横断者がいる旨を第2報知手段によって報知することが可能になる。これにより、停車中の大型車付近における事故の発生を低減させることが可能になる。
本発明によれば、大型車の前方を横断しようとする歩行者に対して危険を報知することで、停車中の大型車付近における事故の発生を低減することが可能になる。
本発明の一実施形態における危険報知装置5の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における危険報知装置を搭載した路線バス1の概観を示す前面図及び後面図である。 本発明の一実施形態における危険報知装置を搭載した路線バス1の概観を示す左側面図及び右側面である。 前側センサ10R、10C、10Lによる歩行者の検知範囲を示す説明図である。 路線バス1が停車した場合に実行される停車中処理を示すフローチャートである。 報知出力内容を決定する際に参照されるテーブルの一例を示す説明図である。 前方発光装置30及び側方発光装置40の発光例を示す説明図である。 前方発光装置30及び側方発光装置40の発光例を示す説明図である。 本発明の一実施形態における危険報知装置5の変形例の前方発光装置31及び側方発光装置41の発光例を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態における危険報知装置5の概略構成を示すブロック図である。
図2及び図3は、本発明の一実施形態における危険報知装置を搭載した路線バス1の概観を示す図であり、図2(a)は前面図、図2(b)は後面図、図3(a)は左側面図、図3(b)は右側面である。
危険報知装置5は、路線バス1の搭載される路線バス端末50と、路線バス端末50に接続される前側センサ10R、10C、10L、後側センサ11R、11C、11L、右側センサ12R、12C、12F、外部スピーカ20、21、電光表示装置22、前方発光装置30及び側方発光装置40と、を備えている。また、路線バス端末50には、他にも運転席ディスプレイ51、操作パネル52、マイク53及び内部スピーカ54が接続されている。
前側センサ10R、10C、10L、後側センサ11R、11C、11L、右側センサ12R、12C、12Fは、ソナーセンサからなる。
前側センサ10R、10C、10Lは、図2(a)に示すように、路線バス1の前面における上下方向中央部に対して下方寄りの部位に水平方向に並列配置されており、左側(歩道側)の角部に前側センサ10L、中央部に前側センサ10C、右側の角部に前側センサ10Rが設置されている。前側センサ10R、10C、10Lは前方を向いており、停車中の路線バス1の前方を横断する歩行者を検知するものである。
後側センサ11R、11C、11Lは、図2(b)に示すように、路線バス1の後面における上下方向中央部に対して下方寄りの部位に水平方向に並列配置されており、左側(歩道側)の角部に後側センサ11L、中央部に後側センサ11C、右側の角部に後側センサ11Rが設置されている。後側センサ11R、11C、11Lは後方を向いており、停車中の路線バス1の後方を横断する歩行者を検知するものである。
右側センサ12R、12C、12Fは、図3(b)に示すように、路線バス1の右側面における上下方向中央部に対して下方寄りの部位に水平方向に並列配置されており、前側(運転席側)の角部に右側センサ12F、中央部に右側センサ12C、後側の角部に右側センサ12Rが設置されている。右側センサ12R、12C、12Fは右方を向いており、停車中の路線バス1の右側を通過する車両を検知するものである。なお、停車中の路線バス1の左側面には歩行者或いは車両を検知するセンサは設けられていない。
外部スピーカ20は、図2(a)に示すように、路線バス1の前面の右側(道路側)に設けられており、外部スピーカ21は、図2(b)に示すように、路線バス1の前面の後側(道路側)に設けられている。外部スピーカ20は、停車中の路線バス1の前方を横断しようとする歩行者に対して警告音を発生するものであり、外部スピーカ21は、停車中の路線バス1の後方を横断しようとする歩行者に対して警告音を発生するものである。このため、外部スピーカ20、21は、歩行者に警告音が届く位置に設置されることが望ましい。
電光表示装置22は、図2(b)に示すように、路線バス1の後面に設けられており、路線バス1の後続車に対して各種の情報表示を行うものである。電光表示装置22としては、液晶ディスプレイ、LED電光掲示板、LEDパネル、LED照明等が適用可能である。例えば、次のバス停に停車する場合には「次、停車します。」、客が乗り降りしている場合には「乗降中」といった表示を行う。
前方発光装置30は、図2(a)に示すように、路線バス1の前面の右側(道路側)に固定されている。本実施形態によれば、前方や後方の死角付近を視認可能にするミラーを取り付けるアームに固定されている。前方発光装置30は、歩道側から路線バス1の前方を横断しようとする歩行者に対して発光によって危険を報知するものであり、歩行者が発光を視認できるように、路線バス1の前面よりも前方でかつ左側(歩道側)に向けて配置されている。
側方発光装置40は、図2(a)、図3(b)に示すように、路線バス1の前面の右側上部(道路側)に固定されている。側方発光装置40は、後続車或いは対向車に、歩道側から路線バス1の前方或いは後方を横断しようとする歩行者の有無を報知するものであり、後続車の運転手が発光を視認できるように、路線バス1の右側近傍の道路面に所定の画像(例えば、図8に示す「危険」という文字画像)を投影するものである。前方発光装置30及び側方発光装置40は、LED光源を備えている。
運転席ディスプレイ51は、運転手に対して各種の情報表示を行うものである。例えば、前側センサ10R、10C、10L、後側センサ11R、11C、11L、右側センサ12R、12C、12Fの検知結果に基づいて、前方或いは後方を横断する歩行者の位置や、追い越そうとする車両の位置が表示される。操作パネル52は、例えば、行き先表示の変更や、バス会社との無線通信等を行う際に運転手によって操作される。また、前方発光装置30及び側方発光装置40が発光している場合に、運転手に操作パネル52の操作によって消灯させることも可能である。これにより、路線バス1の運転手が前方を横切る歩行者が立ち止まったり途中で引き返したりした場合に、側方発光装置40を消灯させることで、路線バス1を追い越そうとしている車両の運転者に対して発進を促すことが可能になる。マイク53は、運転手の音声を入力するものであり、マイク53に入力された運転手の音声は、操作パネル52の操作に応じて内部スピーカ54或いは外部スピーカ20、21を介して出力される。なお、運転席ディスプレイ51、操作パネル52、マイク53及び内部スピーカ54は、省略してもよい。
路線バス端末50は、CPU50aと、ROM50bとを備えている。CPU50aは、前側センサ10R、10C、10L、後側センサ11R、11C、11L及び右側センサ12R、12C、12Fの検知結果に基づいて、外部スピーカ20、21、電光表示装置22、前方発光装置30及び側方発光装置40の出力制御を行う。ROM50bには、前側センサ10R、10C、10L、後側センサ11R、11C、11L及び右側センサ12R、12C、12Fの検知結果に基づいて、外部スピーカ20、21、電光表示装置22、前方発光装置30及び側方発光装置40を制御するためのプログラムや各種のデータが記憶されている。
図4は、前側センサ10R、10C、10Lによる歩行者の検知範囲を示す説明図である。図4に示すように、前側センサ10Rと前側センサ10Cの検知範囲は一部重なっており、前側センサ10Cと前側センサ10Lの検知範囲は一部重なっている。このため、図4に示すように、歩道から路線バス1の前を横切ろうとした乗客がいた場合、その乗客を前側センサ10R、10C、10Lの少なくとも1つが検知する。
後側センサ11R、11C、11Lも同様であり、後側センサ11Rと後側センサ11Cの検知範囲は一部重なっており、後側センサ11Cと後側センサ11Lの検知範囲は一部重なっている。このため、歩道から路線バス1の後方を横切ろうとした乗客がいた場合、その乗客を後側センサ11R、11C、11Lの少なくとも1つが検知する。なお、本実施形態によれば、前側センサ及び後側センサは3つであるが、センサの数や配置は適宜設定可能である。しかし、少なくとも、前側センサ10R及び後側センサ11Rのように、右側前方の角部に設ける必要がある。
右側センサ12R、12C、12Fについても、隣合う右側センサの検知範囲は一部重なっていることが望ましいが、重なってなくてもよい。本実施形態においては、停車している路線バス1を小型乗用車が追い越した場合に、当該小型乗用車を右側センサ12R、12C、12Fの少なくとも1つが検知する。なお、本実施形態によれば、右側センサは3つであるがそれより多くてもよい。また、右側センサ12R、12C、12Fは、少なくとも停車中の路線バス1の後方から追い越す車両を検知できればよいが、対向車線を通過する車両を検知できるものであるのが望ましい。これにより、後側センサ11R、11C、11Lが歩行者を検知しかつ右側センサ12R、12C、12Fが検知している時、すなわち、停車中の路線バス1の後方を歩行者が横断している時に、路線バス1の死角となって歩行者が見えないところで車両が移動している場合に、外部スピーカ21から警告音を出力することが可能になり、停車中の路線バス1の後方を横断しようとする歩行者に対して警告することが可能になる。
CPU50aは、路線バス1が停車した場合に図5に示す停車中処理を行う。
停車中処理において、図5に示すように、CPU50aは、路線バス1が停車した場合(S10のYes)に、前側センサ10R、10C、10L、後側センサ11R、11C、11L及び右側センサ12R、12C、12Fの状態を監視し、検知結果を取得する(S12)。CPU50aは、この検知結果に対応する報知出力内容をROM50bに記憶されているテーブルに基づいて決定する(S14)。そして、CPU50aは、決定した報知出力内容に基づいて、外部スピーカ20、21、電光表示装置22、前方発光装置30及び側方発光装置40を制御して報知出力を行う(S16)。CPU50aは、路線バス1が発射した場合(S10のNo)に停車中処理を終了し、前方発光装置30及び側方発光装置40を消灯させる。
図6は、報知出力内容を決定する際に参照されるテーブルの一例を示す説明図である。図6において、前側センサ10Rがオンとは、前側センサ10R、10C、10Lにおいて少なくとも前側センサ10Rが歩行者を検知している状態を指す。また、前側センサ10Cがオンとは、前側センサ10Rが歩行者を検知しておらず、前側センサ10C、10Lにおいて少なくとも前側センサ10Cが歩行者を検知している状態を指す。また、前側センサ10Lがオンとは、前側センサ10R、10C、10Lにおいて前側センサ10Lのみが歩行者を検知している状態を指す。
同様に、右側センサ12Fがオンとは、右側センサ12R、12C、12Fにおいて少なくとも右側センサ12Fが車両を検知している状態を指す。また、右側センサ12Cがオンとは、右側センサ12Fが車両を検知しておらず、右側センサ12R、12Cにおいて少なくとも右側センサ12Cが車両を検知している状態を指す。また、右側センサ12Rがオンとは、右側センサ12R、12C、12Fにおいて右側センサ12Rのみが車両を検知している状態を指す。
路線バス端末50のCPU50aは、図6に示すように、右側センサ12Fがオンでかつ前側センサ10Rがオンの場合に、前方発光装置30を点滅させ、外部スピーカ20から音量の高い警告音を発生させることにより、路線バス1の前方を横断する歩行者に横断を止めるように強く促す。また、側方発光装置40を点滅させることで、路線バス1を追い越そうとする車両に対して停車を強く促す。右側センサ12Cがオンでかつ前側センサ10Rがオンの場合に、前方発光装置30を点滅させ、外部スピーカ20から警告音を発生させることにより、路線バス1の前方を横断する歩行者に横断を止めるように促す。また、側方発光装置40を点灯させることで、路線バス1を追い越そうとする車両に対して注意を促す。右側センサ12Rがオンでかつ前側センサ10Rがオンの場合に、前方発光装置30を点滅させ、外部スピーカ20から警告音を発生させることにより、路線バス1の前方を横断する歩行者に横断を止めるように促す。また、側方発光装置40を点灯させることで、路線バス1を追い越そうとする車両に対して注意を促す。
CPU50aは、右側センサ12R、12C、12Fのいずれかがオンであり、かつ前側センサ10Cがオンである場合には、前方発光装置30を点滅させ、路線バス1の前方を横断する歩行者に横断を止めるように促す。また、側方発光装置40を点灯させることで、路線バス1を追い越そうとする車両に対して注意を促す。
CPU50aは、右側センサ12R、12C、12Fのいずれかがオンであり、かつ前側センサ10Lがオンである場合に、前方発光装置30を点灯させ、路線バス1の前方を横断する歩行者に注意を促す。また、側方発光装置40を点灯させることで、路線バス1を追い越そうとする車両に対して注意を促す。
なお、CPU50aは、右側センサ12R、12C、12Fがいずれもオフである場合に、前方発光装置30及び側方発光装置40を消灯させ、外部スピーカ20からの音声出力を行わない。
CPU50aは、後側センサ11R、11C、11Lのいずれかがオンである場合に、側方発光装置40を点灯させることで、反対車線を走行する車両の運転手に注意を促す。
また、CPU50aは、前側センサ10R、10C、10Lのいずれかがオンである場合に、電光表示装置22に路線バス1の前方を横断する歩行者がいる旨を表示させることにより、後続の車両の運転手に注意を促す。
このように、CPU50aは、右側センサ12F、12C、12Rのいずれかがオンの場合に、路線バス1の前方を横断する歩行者が前側センサ10Rに近付くほど前方発光装置30及び外部スピーカ20を用いて緊急度の高い報知を実行させる。また、前側センサ10R、10C、10Lのいずれかがオンである場合に、停車中の路線バス1を追い越す車両が右側センサ12Fに近付くほど側方発光装置40に緊急度の高い報知を実行させる。
なお、図6を用いて、前側センサ10R、10C、10Lと右側センサ12F、12C、12Rとの検知結果による報知態様について説明したが、例えば、前方発光装置30と同様の発光装置を、路線バス1の後方に設け、後側センサ11R、11C、11Lと右側センサ12F、12C、12Rとの検知結果により、図6を用いて説明した例と同様に、当該発光装置と外部スピーカ21とを用いた報知を行ってもよい。
これにより、路線バス1の後方を横断する歩行者に、反対車線を走行する車両があることを報知できるとともに、反対車線を走行する車両に、路線バス1の後方を横断する歩行者がいることを報知することが可能となる。
図7、図8は、前方発光装置30及び側方発光装置40の発光例を示す説明図である。
図7は、図6における右側センサ12Fがオンでかつ前側センサ10Rがオンの場合の一例であり、前方発光装置30が発光すると路線バス1の前方付近全体が照らされる。ここで、前側センサ10Rがオンであり、歩行者は、前方発光装置30の近傍まで到達しており、更に前方発光装置30が点灯から点滅に変化するため、横断中の歩行者はその変化に気付きやすく、しかも外部スピーカ20から大音量で、例えば「危険、危険」と連呼されるため、横断中の歩行者に緊急性が高いことを認識させるとともに歩みを停止させることで、事故を回避する可能性を高くすることができる。
また、側方発光装置40が発光すると、道路における路線バス1の運転席の右側付近に、例えば「危険」という文字の映像が浮かび上がり、路線バス1を追い越そうとする後続の車両の運転者は、この文字を見ることによって注意しながら追い越そうとする意識する。更に、右側センサ12Fがオンであり、運転者は、側方発光装置40の近傍まで到達しており、更に側方発光装置40が点灯から点滅に変化するため、運転者はその変化に気付きやすくなり、路線バス1を追い越す前に車両を停止させる可能性を高くすることができる。その結果、停車中の路線バス1の前方を横断する歩行者がいる場合に、その歩行者が事故に遭遇する可能性を低減することが可能になる。
図8は、後側センサ11R、11C、11Lのいずれかがオンである場合の一例であり、停車中の路線バス1の後方を歩行者が横断すると、側方発光装置40が発光し、道路に例えば「危険」という文字の映像が浮かび上がる。停車中の路線バス1の対向車の運転手は、少なくとも路線バス1の側方が光っていることを認識する可能性が高くなり、路線バス1の側方を通過する際に注意する。その結果、停車中の路線バス1の後方を横断する歩行者がいる場合に、その歩行者が事故に遭遇する可能性を低減することが可能になる。
このように構成された本実施形態によれば、停車中の路線バス1の前方を横断する歩行者を前側センサ10R、10C、10Lが検知し、停車中の路線バス1を追い越そうとする車両を右側センサ12R、12C、12Fが検知し、停車中の路線バス1の前方を横断する歩行者と停車中の路線バス1を追い越そうとする車両とが同時に検知された場合に、前方発光装置30及び外部スピーカ20を用いて歩行者に危険を報知し、側方発光装置40を用いて車両の運転手に危険を報知することができる。これにより、停車中の路線バス1付近における事故の発生を低減させることが可能になる。特に、本実施形態によれば、側方発光装置40からの光が道路に向けて照射されるため、夕方或いは夜間において、追い越そうとする車両の運転手或いは対向車の運転手が側方発光装置40の発光に気付きやすくなり、停車中の路線バス1を通過する際に注意を喚起させることが可能になる。
また、路線バス1を追い越す車両がある場合において、横断者が前側センサ10Rに近付くほど外部スピーカ20、前方発光装置30に緊急度の高い報知を実行させることにより、横断者が、停車中の路線バス1を追い越す車両に遭遇する前に、横断者に横断を止めるように強く促すことが可能になる。これにより、停車中の路線バス1付近における事故の発生を低減させることが可能になる。
また、停車中の路線バス1の前方を横断する横断者がいる場合に、停車中の路線バス1を追い越す車両の運転者に対してその旨を報知することにより、路線バス1の死角となって見えなくなっている路線バス1の前方に横断者がいることを運転者に認識させることができる。しかも、横断者が前側センサ10Rに近付くとともに、停車中の路線バス1を追い越す車両が右側センサ12Fに近付くほど側方発光装置40に緊急度の高い報知を実行させるため、運転者が横断者に遭遇する前に車両を停めることができる可能性が高くなる。これにより、停車中の路線バス1付近における事故の発生を低減させることが可能になる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態は上述した構成に限るものではない。例えば、上述した実施形態によれば、大型車として路線バスを一例に説明したが、路線バスに限るものではなく、大型トラックやタンクローリー等、大型自動車に区分される車両であれば本発明を適用することが可能である。また、本実施形態によれば、前側センサ10R、10C、10L、後側センサ11R、11C、11L及び右側センサ12R、12C、12Fはソナーセンサからなるが、それに限るものではなく、歩行者や車両を検知できるものであれば他のセンサを用いてもよい。例えば、CCDカメラを設け、その撮影画像から画像処理によって歩行者や車両を検知してもよい。
また、本実施形態によれば、前側センサ10Rが停車中の路線バス1の前方を横断する歩行者を検知した場合に、前方発光装置30の発光態様が点灯から点滅に切り替えられるが、それに限らず、発光色を変更したり、歩行者が眩しく感じるくらいに発光量を増加させたりしてもよく、要するに、歩行者に横断を止めさせることが可能であれば、警告方法は問わない。
また、前方発光装置30及び側方発光装置40を複数の発光色による発光が可能に構成し、緊急度に応じて発光色を切り替えるようにしてもよい。例えば、側方発光装置40は黄色と赤色に発行可能であり、前側センサ10Lが歩行者を検知した場合には黄色に発光させ、前側センサ10C、10Rが歩行者を検知した場合には黄色に発光させてもよい。
また、歩行者が停車中の路線バス1の前方を横断する際の、前側センサ10R、10C、10Lによる検知結果の変化に応じて、前方発光装置30及び側方発光装置40の発光態様を切り替えてもよい。例えば、前側センサ10Rがオンになった後に前側センサ10Rがオフでかつ前側センサ10C又は前側センサ10Rになった場合は、歩行者が横断を止めて歩道に引き返したとして、前方発光装置30及び側方発光装置40を消灯にしてもよい。これにより、停車中の路線バス1を追い越そうとする車両がある場合に、円滑に追い越させることが可能になる。
また、図2、図3に示す危険報知装置5においては、側方発光装置40が路線バス1の前方右側上部にのみ設置されているが、路線バス1の後方右側上部に設置して、後続車の運転手に路線バス1の前に歩行者がいるか否かを報知してもよい。更に、停車中或いは停車前において、電光表示装置22に、側方発光装置40の発光についての案内を表示させてもよい。例えば、「右上にあるランプの点灯中は路線バス前に歩行者がいます。追い越しに注意してください。」といった文字情報を表示してもよい。これにより、停車中の路線バス1の前方を横断する歩行者がいる場合に、停車中の路線バス1の後続車の運転手に対して路線バス1を追い越さないように促すことが可能となり、事故を未然に防ぐことが可能になる。
また、図2、図3に示す危険報知装置5においては、前方発光装置30及び側方発光装置40が路線バス1の前方右側角部にのみ設置されているが、前方発光装置30及び側方発光装置40に加えて、図9に示すように、路線バス1の後方右側角部に後方発光装置31及び側方発光装置41を設置してもよい。
この構成において、後側センサ11R、11C、11Lは、停車中の路線バス1の後方を横断する歩行者を検知し、右側センサ12R、12C、12Fは、停車中の路線バス1の右側を通過する対向車を検知する。そして、停車中の路線バス1の後方を横断する歩行者と停車中の路線バス1の右側を通過する対向車とが同時に検知された場合に、後方発光装置31及び外部スピーカ21(図2参照)を用いて歩行者に危険を報知し、側方発光装置41を用いて、停車中の路線バス1の後部右側に例えば「危険」という映像を投影することにより、対向車の運転手に危険を報知することができる。また、前方発光装置30と同様に、停車中の路線バス1の後方を横断する歩行者が路線バス1の右側に近付く一方で、対向車が路線バス1の右側後部に近付くほど、歩行者により強い態様で危険を報知してもよい。これにより、停車中の路線バス1付近における事故の発生を低減させることが可能になる。
1 路線バス
5 危険報知装置
10R、10C、10L 前側センサ
11R、11C、11L 後側センサ
12F、12C、12R 右側センサ
20、21 外部スピーカ
22 電光表示装置
30 前方発光装置
40 側方発光装置
50 路線バス端末
50a CPU
50b ROM

Claims (4)

  1. 大型車に設けられ、停車中の前記大型車の前方を横断する横断者を検知する第1検知手段と、
    前記大型車に設けられ、停車中の前記大型車を追い越す車両を検出する第2検知手段と、
    停車中の前記大型車の前方を横断する横断者に対し、前記大型車を追い越す車両があることを報知可能な第1報知手段と、
    前記第1検知手段が横断者を検知しかつ前記第2検知手段が車両を検知した場合に、前記第1報知手段に報知を実行させる報知制御手段と、を備えることを特徴とする危険報知装置。
  2. 前記第1検知手段は、前記大型車の前面部に複数設けられ、
    複数の前記第1検知手段の中に、前記大型車の追い越す車両が通過する側の前方の角部に設けられる第1角部検知手段が含まれ、
    前記報知制御手段は、
    前記第1検知手段が横断者を検知しかつ前記第2検知手段が車両を検知し、横断者が前記第1角部検知手段に近付くほど前記第1報知手段に緊急度の高い報知を実行させることを特徴とする請求項1記載の危険報知装置。
  3. 停車中の前記大型車を追い越す車両の運転者に対し、停車中の前記大型車の前方を横断する横断者がいることを報知可能な第2報知手段を更に備え、
    前記第2検知手段は、追い越す車両が通過する側の前記大型車の側面部に複数設けられ、
    複数の前記第2検知手段の中に、前記大型車の前方の角部に設けられる第2角部検知手段が含まれ、
    前記報知制御手段は、
    前記第1検知手段が横断者を検知しかつ前記第2検知手段が車両を検知し、横断者が前記第1角部検知手段に近付くとともに、停車中の前記大型車を追い越す車両が前記第2角部検知手段に近付くほど前記第2報知手段に緊急度の高い報知を実行させることを特徴とする請求項2記載の危険報知装置。
  4. 大型車に設けられ、停車中の前記大型車の後方を横断する横断者を検知する第3検知手段を更に備え、
    前記第3検知手段が横断者を検知している場合に前記第2報知手段による報知を行うことを特徴とする請求項3記載の危険報知装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024157795A1 (ja) * 2023-01-23 2024-08-02 株式会社小糸製作所 車両用灯具

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