JP7002612B2 - 車両用表示システム - Google Patents
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図1と図2は、車両用表示システム7を含む車両Cの車両用灯具1を示している。車両用灯具1は車両Cの前部の左右にそれぞれ設けられる前照灯であり、以下の構成は右側前照灯の一例である。車両用表示システム7は、左前照灯にも、左前照灯の構成に応じて同様に含まれている。以下、車両用灯具1に関する構成について、車両Cに装着された車両用灯具1を正面視した状態(図1の状態)を基準に、上下左右前後を表す。なお、車両用表示システム7は左右の車両用灯具1のどちらか一方に設けられている構成であってもよい。
車両用表示システム7は、情報を描画する描画手段と、自車両の情報を取得する自車両データ取得手段と、上記自車両データ取得手段で得た情報から自車両の走行環境を判定し、上記描画手段による描画を許可する走行環境判定手段と、他の車両の情報を取得する他車両データ取得手段と、上記他車両データ取得手段で得た情報から他車両の状態を判定し、上記描画手段による描画を許可する他車両判定手段と、歩行者の情報を取得する歩行者データ取得手段と、上記歩行者データ取得手段で得た情報から歩行者の状態を判定し、上記描画手段による描画を許可する歩行者判定手段と、交差点の情報を取得する交差点データ取得手段と、上記交差点データ取得手段で得た情報から交差点の状態を判定し、上記描画手段による描画を許可する交差点判定手段と、上記走行環境判定手段、上記他車両判定手段、上記歩行者判定手段、上記交差点判定手段で描画が許可された場合、表示の内容を決定して前記描画手段を制御する描画内容演算手段と、を有し、異なる複数箇所へ情報を表示する。
図3(a)はレーザ光源ユニット10の側面図である。なお、図3(a)では、レーザ光源ユニット10の筐体内部を透視して示している。レーザ光源ユニット10はRGBレーザユニットであり、赤レーザ光を出射する第1光源15,緑レーザ光を出射する第2光源16、および青レーザ光を出射する第3光源17が、それぞれ基板を介して支持台18に固定されている。レーザ光源ユニット10は、光源15,16,17からの各出射光を各集光レンズ20,21,22により平行光として集光し、各ダイクロイックミラー25,26,27に入射して、ダイクロイックミラー27,26,25を通過させることでRGB合成し、そのレーザ光B2は各単色光または混色光あるいは白色光を形成可能である。レーザ光B2は、レーザ光源ユニット10の筐体に設けられた集光レンズ19へ向けて反射され、外部へ出射される。なお、集光レンズ19は必須の構成ではない。レーザ光源ユニット10は、この他に、各光源15,16,17の出力を制御する監視装置28を有しており、照射強度およびレーザ光B2の照射強度は監視されている。なお、レーザ光源ユニット10の光源は、各光源15,16,17によるRGBの3光源を有する構成に限られず、単体の白色光源を備えること、または、RGBに橙色レーザダイオードを追加した4光源を備えること、または、青色レーザダイオ-ドの出射光を黄色の蛍光体に通過させる構成を備えることにより、励起で白色光を発生するものであってもよい。また、各光源15,16,17は、レーザダイオード以外の他のレーザであってもよい。
図3(b)は走査機構11の斜視図である。走査機構11は、多数の微細なミラー角度を電気信号によって個別に制御することができるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーであり、ベース部37,第1回動体38,第2回動体39,第1トーションバー40,第2トーションバー41,永久磁石42,43および端子部44を有する。第1回動体38は、ベース部37の中央開口部に設けられた一対の第1トーションバー40により、ベース部37に対して左右(水平方向)に回動可能に支持されている。第2回動体39は、第1回動体38の中央開口部に設けられた一対の第2トーションバー41により、第1回動体38に対して上下(鉛直方向)に回動可能に支持されている。第2回動体39の前面には、銀蒸着やメッキなど処理等によって反射部36が形成されている。第1回動体38には制御装置9に接続された第1コイル(図示せず)が、第2回動体39には制御装置9に接続された第2コイル(図示せず)が配線されている。ベース部37には、第1トーションバー40が延びる方向と直交する位置に一対の永久磁石42が設けられ、第2トーションバー41が延びる方向と直交する位置に一対の永久磁石43が設けられている。第1コイルおよび第2コイルは、端子部44を介して制御装置9に接続されている。前述の第1コイルと永久磁石42および前述の第2コイルと永久磁石43は、後述する図4の走査用アクチュエータ58を構成する。走査用アクチュエータ58は、第1コイルおよび第2コイルに流れる駆動電流の大きさと向きを個別に変化させることにより、反射部36の向きを第1回動体38および第2回動体39の回動に基づき上下左右に変化させる。なお、走査機構11には、ガルバノミラー、DMD(Digital Micro Mirror Device)等の他のスキャン光学系が採用されてよい。
次に、図4は制御装置9を説明する機能ブロック図である。制御装置9は、灯具ECU51(自車両データ取得手段、走行環境判定手段、他車両データ取得手段、他車両判定手段、歩行者データ取得手段、歩行者判定手段、交差点データ取得手段、交差点判定手段、歩行者危険度判定手段、描画内容演算手段)と、ROM52、RAM53等を有する。ROM52には、各種制御プログラムが記録され、灯具ECU51は、ROM52に記録された各種制御プログラムをRAM53において実行し、各種制御信号を生成する。なお、制御装置9は、ハードウェア的には半導体素子や電気回路で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラムで実現されるが、これらの様々な組み合わせによって他のかたちでも実現可能であることは当業者には容易に想到される事項である。制御装置9は、例えばランプボディ2に固定されている。
まず、車両用表示システム7による描画の動作について説明する。図5は車両用表示システムによる描画の動作を説明する図である。図5は、車両用灯具1の前方25mの位置に仮想的にたてられた仮想鉛直スクリーンを表しており、符号CRは車両Cの走行車線である。
図6は車両用表示システム7の動作を説明するフロー図、図7は描画内容演算部92の動作の詳細を説明するフロー図である。
図8、図9は車両用表示システム7による実施例を説明する図である。図8の状況では、車両用表示システム7は、描画可能な走行状態および周囲環境であると判定し(S11)、前方車102はいるが描画可能な距離(例:50m)と判定し(S13)、歩行者101はなしと判定(S15)したが、車両Cの前方(例:30m)に交差点103を検出したため、通常表示の指示が出された(S16))。よって、車両用表示システム7は、他者用表示MOには、車両Cが交差点103を直進することを他者に通知するための「直進矢印」を、交差点103を描画領域として表示することを決定し、運転者用表示MMには、他者用表示MOと同一の情報を運転者に通知するための「直進矢印」を、交差点103と車両Cの間の道路104を描画領域として表示することを決定した(S21)。
次に、図8の状況から進行して、図9の状況では、車両用表示システム7は、同交差点103の左側に交差点103に進入しようとする歩行者101を検出したが(S15)、歩行者距離(この場合交差点103との距離、例:20m)と制動距離(例:13m)であることから緊急ではないと判定し(S17)、通常表示で、この状況に応じた「表示の内容」に切り替えた(S21)。
図9の状況から進行して、歩行者が他者用表示MO4を看過して、歩行者距離(この場合交差点103との距離、例:10m)と制動距離(例:13m)になった場合、緊急表示とする指示が出され(S17)、他者用表示MO4および運転者用表示MM2は緊急点滅を開始する(S24、S25)。このとき、他者用表示MO4および運転者用表示MM2をより警告性の上がる文字または図形に変更してもよい。そして、緊急点滅を所定時間(例えば1秒)以上継続してもなお緊急点滅指示が継続している場合は(S26)、点滅を速めて警告性を高める(S27)。なお、このような緊急表示において、危険度に応じた図形や文字等の表示形態の変更は、点滅の速さの変更以外にも、描画の光度を徐々に増す、または描画の色味を白色から緑や青等の有色に変更していくなどが採られてもよい。
図10は車両用表示システムによる変形例の一を説明する図である。図10に示すように、車両用表示システム7は、ヘッドアップディスプレイ(HUD)装置73を用いて、運転者用表示MMを車両CのフロントガラスW上に投影してもよい。この場合、HUD装置73は描画手段8の一を構成する。HUD装置73は、図4にも示すように、灯具ECU51に接続されている。これにより、運転者用表示MMは前方の風景に重畳させて視認することができるため、運転者にとっては運転中の煩わしさが低減される。
7 車両用表示システム
8 描画手段
9 制御装置
101 歩行者
102 他車両
103 交差点
104 交差点と車両の間の道路
MO 他者用表示
MM 運転者用表示
Claims (5)
- 車両(C)に搭載される車両用表示システムであって、
第1位置に前記車両(C)の運転者に視認される第1表示を描画し、前記第1位置と異なる第2位置に、前記運転者以外の者に視認される第2表示を描画するように、描画を実行する描画手段(8)と、
前記第1位置と前記運転者との位置関係に応じて前記第1表示の形状を補正し、前記第2位置と前記運転者以外の者との位置関係に応じて前記第2表示の形状を補正する制御装置(9)と、
を備え、
前記制御装置(9)は、歩行者(101)から前記車両(C)までの距離である歩行者距離と、前記車両の制動距離に基づいて危険度を判定する歩行者危険度判定手段(91)を有し、
前記歩行者距離が、前記制動距離以上である場合、前記歩行者危険度判定手段(91)は通常表示による描画を許可し、
前記歩行者距離が、前記制動距離未満である場合、前記歩行者危険度判定手段(91)は緊急表示による描画を許可し、
前記通常表示は、常時または点滅により表示され、
前記緊急表示は、前記通常表示の点滅周波数より早い点滅周波数で表示され、
前記緊急表示が所定時間以上継続した場合には、点滅周波数を徐々に上げて表示される、
ことを特徴とする車両用表示システム(7)。 - 前記第1位置および前記第2位置は、道路上である、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用表示システム。 - 前記第1位置は、交差点と前記車両(C)の間に位置する道路上であり、
前記第2位置は、前記交差点上である、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用表示システム。 - 前記第1位置は、前記車両(C)のフロントガラス上であり、
前記第2位置は、道路上である、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用表示システム。 - 前記第1表示に含まれる情報と、前記第2表示に含まれる情報は、関連性を有している、
ことを特徴とする請求項1~請求項4のいずれかの請求項に記載の車両用表示システム。
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