JPWO2020053992A1 - 磁界遮蔽板付きエンコーダ - Google Patents

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雅史 大熊
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Abstract

エンコーダ(20)は、軸継ぎ手が下端部に設置されたエンコーダシャフト(1)と、エンコーダシャフト(1)が貫通する穴が形成されたエンコーダベース部材(7)と、エンコーダシャフトの(1)上端部に設置された磁石(2)と、磁石(2)の磁界を検出する磁気センサ(3)及び磁気センサ(3)の出力に基づいてエンコーダシャフト(1)の回転角度を算出する演算素子(41)が実装された電気回路基板(4)と、両端が開放された円筒状であり、上端部に電気回路基板(4)が固定された電気回路基板保持部材(5)と、電気回路基板保持部材(5)の筒部と重なる部分を備える磁界遮蔽板(6)とを有し、磁界遮蔽板(6)は、電気回路基板保持部材(5)の中心軸に沿って見た場合に電気回路基板保持部材(5)の筒部と重なる部分の一部に欠損部が形成されており、エンコーダベース部材(7)と電気回路基板保持部材(5)とは、欠損部を通じて当接している。

Description

本発明は、磁気センサを備えた磁界遮蔽板付きエンコーダに関する。
磁気センサを搭載したエンコーダは、一般的にエンコーダシャフトに固定された磁石を備えている。磁石で生じる磁界を磁気センサが読み取ることで、エンコーダシャフトに接続されたモータシャフトの回転角度の検出又は多回転位置の検出といった機能を果たす。モータ又は電磁ブレーキからの漏れ磁束は、磁気センサに検出されるとノイズとなって検出精度が低下する。このため、磁気センサを搭載したエンコーダは、軟磁性体からなる磁界遮蔽部品を設けて、磁気センサで検出されてノイズとなる漏れ磁束の磁気センサへの侵入を低減している。
またエンコーダの検出精度は、シャフトに固定された回転角度検出用スケールと、電気回路基板上に実装された回転角度検出用のセンサとの組立て精度に依存する。したがって、高い検出精度を得るためには回転角度検出用スケールとセンサとを高い位置精度で組立てる必要がある。このため、電気回路基板を支持する部材とブラケットとの接触部には、高精度の部品加工が必要である。
特許文献1には、ブレーキケーシング部材の反負荷側開口全体を磁界遮蔽部品で覆い、電磁ブレーキからの漏れ磁束が磁気センサに与えるノイズを低減した構造が開示されている。
特許第5943694号公報
特許文献1に開示されるエンコーダは、電気回路基板を支持する部材とブラケットとの間に磁界遮蔽部品を挟み込む構造である。したがって、検出精度を高めるためには、磁界遮蔽部品自体の寸法精度を高める必要がある。特許文献1に開示されるエンコーダにおいて磁界遮蔽部品に用いられる軟磁性材料は、ダイキャスト成型又は樹脂成型といった製法を用いることができない。よって、特許文献1に開示されているような複雑な形状の磁界遮蔽部品において高い部品精度を実現するためには切削加工を行う必要がある。したがって、特許文献1に開示されるエンコーダは、磁界遮蔽部品の寸法精度を高める作業が必要であり、製造時の工数が増加してしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、磁界遮蔽部品の寸法精度を高めることなく検出精度を高めることができる磁界遮蔽板付きエンコーダを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、軸継ぎ手が下端部に設置されたエンコーダシャフトと、エンコーダシャフトが貫通する穴が形成されたエンコーダベース部材と、エンコーダシャフトの上端部に設置された磁石と、磁石の磁界を検出する磁気センサ及び該磁気センサの出力に基づいてエンコーダシャフトの回転角度を算出する演算素子が実装された電気回路基板と、両端が開放された円筒状であり、上端部に電気回路基板が固定された電気回路基板保持部材と、電気回路基板保持部材の中心軸に沿って見た場合に電気回路基板保持部材の筒部と重なる部分を備える磁界遮蔽板とを有する。磁界遮蔽板は、電気回路基板保持部材の中心軸に沿って見た場合に電気回路基板保持部材の筒部と重なる部分の一部に欠損部が形成されている。エンコーダベース部材と電気回路基板保持部材とは、欠損部を通じて当接している。
本発明に係る磁界遮蔽板付きエンコーダは、検出精度を高めることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係るエンコーダの斜視図 実施の形態1に係るエンコーダの構成を示す断面図 実施の形態1に係るエンコーダの構成を示す断面図 実施の形態1に係るエンコーダの外部磁界遮蔽カバーによる磁界誘導を模式的に示す図 実施の形態1に係るエンコーダの電気回路基板、電気回路基板保持部材及び磁界遮蔽板の分解斜視図 実施の形態1に係るエンコーダの変形例を示す断面図 本発明の実施の形態2に係るエンコーダの電気回路基板、電気回路基板保持部材及び磁界遮蔽板の分解斜視図 本発明の実施の形態3に係るエンコーダの電気回路基板、電気回路基板保持部材及び磁界遮蔽板の分解斜視図 本発明の実施の形態4に係るエンコーダの電気回路基板、電気回路基板保持部材及び磁界遮蔽板の分解斜視図 実施の形態4に係るエンコーダの分解斜視図
以下に、本発明の実施の形態に係る磁界遮蔽板付きエンコーダを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るエンコーダの斜視図である。図2及び図3は、実施の形態1に係るエンコーダの構成を示す断面図である。実施の形態1に係るエンコーダ20は、エンコーダシャフト1の回転角度を磁気的に検出する磁気エンコーダである。実施の形態1に係るエンコーダ20は、回転可能に支持されたエンコーダシャフト1と、エンコーダシャフト1の上端部に固定された磁石2と、磁石2が発生させる磁界を検出する磁気センサ3とを有する。磁石2とエンコーダシャフト1との固定方法は、接着でも良く、磁石2を中空円筒形状にしてネジ固定しても良い。磁気センサ3は、電気回路基板4に実装されている。磁気センサ3には、ホール素子又は磁気抵抗素子が用いられている。また、電気回路基板4には、磁気センサ3の出力電圧を処理してエンコーダシャフト1の回転角度を算出する演算素子41が実装されている。
また、実施の形態1に係るエンコーダ20は、電気回路基板4を支持する電気回路基板保持部材5と、磁界遮蔽板6とを有する。すなわち、エンコーダ20は、磁界遮蔽板6を備えた磁界遮蔽板付きエンコーダである。実施の形態1に係るエンコーダ20は、外郭をなすエンコーダベース部材7及び樹脂製エンコーダカバー10を有する。磁石2、電気回路基板4、電気回路基板保持部材5及び磁界遮蔽板6は、エンコーダベース部材7及び樹脂製エンコーダカバー10がなす外郭に収容されている。樹脂製エンコーダカバー10は、外部磁界遮蔽カバー11で覆われている。
エンコーダベース部材7は、アルミニウム合金又はフィラー入り合成樹脂で形成されている。磁界遮蔽板6は、軟磁性体で形成されている。
エンコーダシャフト1の下端部には、軸継ぎ手9が設置されている。エンコーダシャフト1は、軸継ぎ手9を介してサーボモータのモータシャフトに接続される。
エンコーダベース部材7に設けられた溝71の平坦な底面72にシール部材12が設置されており、樹脂製エンコーダカバー10の周縁部の平坦な部分がシール部材12に接している。ねじ13は、外部磁界遮蔽カバー11と樹脂製エンコーダカバー10とをエンコーダベース部材7に固定する。外部磁界遮蔽カバー11は、エンコーダベース部材7にねじ13で固定される。ねじ13の締結後は、樹脂製エンコーダカバー10の平坦な部分とエンコーダベース部材7の溝71の平坦な底面72との間でシール部材12が圧縮されており、高い防塵防水効果を得ることができる。なお、ここでの平坦とは、巨視的に平面であることを意味し、微視的な凹凸が存在している場合も平坦に含まれる。シール部材12は、平坦な面同士の間で圧縮されているため、外部磁界遮蔽カバー11及びエンコーダベース部材7を高精度に加工することなく、低コストに防塵防水効果を得ることができる。シール部材12には、ニトリルゴム又はシリコーンゴムからなるOリングが用いられている。
外部磁界遮蔽カバー11は、軟磁性体で形成される。外部磁界遮蔽カバー11の材料には、磁界遮蔽効果が高いパーマロイと呼称されるニッケル−鉄合金を用いることもできるし、磁界遮蔽効果はニッケル−鉄合金よりも劣るが、ニッケル−鉄合金よりも安価な一般構造用圧延鋼材又は冷間圧延鋼板を用いることもできる。
実施の形態1に係るエンコーダ20は、外部磁界遮蔽カバー11の固定に用いるねじ13の呼び径を大きくできるため、外部磁界遮蔽カバー11を固定する力が不足することに起因する防塵防水性能の低下を抑制できる。実施の形態1に係るエンコーダ20は、平坦な面同士の間でシール部材12を圧縮しているため、外部磁界遮蔽カバー11及びエンコーダベース部材7を高精度に加工しなくても、防水防塵性を得ることができる。
エンコーダベース部材7のエンコーダシャフト1が貫通する穴の内周には、穴の中心軸に向かってリブ状に張り出す内周突起部73が形成されている。内周突起部73は、ベアリング8の外輪81に当接している。また、エンコーダシャフト1には、フランジ状に外径方向に突出するベアリング抑えリブ1aが形成されている。磁石2側のベアリング8の内輪82は、ベアリング抑えリブ1aに当接している。したがって、磁石2側のベアリング8は、内周突起部73とベアリング抑えリブ1aとに挟まれて固定されている。また、磁石2とは逆側のベアリング8の内輪82は、軸継ぎ手9に当接している。したがって、磁石2とは逆側のベアリング8は、内周突起部73と軸継ぎ手9とに挟まれて固定されている。
図4は、実施の形態1に係るエンコーダの外部磁界遮蔽カバーによる磁界誘導を模式的に示す図である。外部磁界遮蔽カバー11はモータ使用環境における外部磁界を遮断する役割に加え、サーボモータ又は電磁ブレーキから磁界遮蔽板6に誘導された磁界を誘導して磁気センサ3から遠ざける。磁界遮蔽板6の材料である軟磁性体は、エンコーダベース部材7の材料であるアルミニウム合金又はフィラー入り合成樹脂よりも比重が大きいことが一般的である。実施の形態1に係るエンコーダ20は、エンコーダベース部材7全体を軟磁性体で形成する場合よりも軽量化を実現しつつ、磁界遮蔽効果が得られる。
図5は、実施の形態1に係るエンコーダの電気回路基板、電気回路基板保持部材及び磁界遮蔽板の分解斜視図である。電気回路基板保持部材5は、円筒状の筒部である筒体51を有し、両端が開放されている。電気回路基板4は、電気回路基板保持部材5の上端部に接着固定されている。電気回路基板保持部材5の下端部には、凸部52が形成されている。凸部52には、エンコーダベース部材7に電気回路基板保持部材5を固定するねじ14が貫通する穴が形成されている。図5には、エンコーダベース部材7への固定用のねじ14が凸部52の部分を貫通する構造を示したが、ねじ14が電気回路基板保持部材5を貫通する部分は、凸部52以外の部分であってもよい。すなわち、ねじ14が電気回路基板保持部材5を貫通する部分において、電気回路基板保持部材5とエンコーダベース部材7とが接触していなくても良い。
磁界遮蔽板6は、電気回路基板4とエンコーダベース部材7との間に設置され、ねじ15でエンコーダベース部材7に固定される。なお、磁界遮蔽板6をエンコーダベース部材7に固定する方法はねじ止めに限定されることはなく、接着又は凹凸の嵌合といった方法で固定してもよい。
磁界遮蔽板6は、電気回路基板保持部材5の中心軸に沿った方向から見た場合に筒体51と重なる部分の一部に二つの欠損部61が形成されている。欠損部61は、磁界遮蔽板6の縁まで達する切り欠き状又は磁界遮蔽板6の縁まで達しない穴状である。実施の形態1において、欠損部61は、円形の穴状である。ただし、穴の形状は円形に限定されない。また、欠損部61の数は、二つに限定されない。
エンコーダベース部材7と電気回路基板保持部材5とは、磁界遮蔽板6の欠損部61を電気回路基板保持部材5の凸部52が貫通することによって当接している。なお、電気回路基板保持部材5の筒体51と、磁界遮蔽板6とは、非接触である。
モータシャフトが回転すると、軸継ぎ手9を介してエンコーダシャフト1に回転が伝わるため、エンコーダシャフト1に固定されている磁石2が回転する。したがって、磁気センサ3からの出力電圧は、モータシャフトの回転角度の変化に伴って変動する。磁気センサ3の出力電圧を演算素子41が処理することにより、モータシャフトに接続されたエンコーダシャフト1の回転角度が算出される。
上記の説明において、エンコーダ20は磁気式エンコーダであったが、エンコーダシャフト1の回転角度を光学的に検出する光学式エンコーダとすることもできる。図6は、実施の形態1に係るエンコーダの変形例を示す断面図である。電気回路基板4には、発光素子42及び受光素子43が設けられている。また、磁石2には反射式光学スケール21が取りつけられている。発光素子42から出た光は反射式光学スケール21で反射する際にエンコーダシャフト1の回転により光強度が変調されてから受光素子43に入射する。受光素子43からの出力電圧を電気回路基板4上に実装された演算素子41で処理することで、サーボモータのモータシャフトに接続されたエンコーダシャフト1の回転角度を検出することができる。
また、実施の形態1の変形例に係るエンコーダ20では、磁気センサ3には、バルクハウゼン効果が得られる複合磁気ワイヤが用いられている。磁石2が固定されたエンコーダシャフト1の回転角度の変化に伴って磁界の向きが変化すると、バルクハウゼン効果により複合磁気ワイヤである磁気センサ3から発電パルスが出力される。磁気センサ3から出力された発電パルスを演算することで、演算素子41は、エンコーダシャフト1の回転方向及び回転回数を計測できる。
実施の形態1に係るエンコーダ20は、磁界遮蔽板6の欠損部61を通じて、エンコーダベース部材7に電気回路基板保持部材5が固定されるため、磁界遮蔽板6を高精度に加工しなくても磁気センサ3の設置位置精度を高めることができる。したがって、エンコーダ20は、外部の磁界の影響を受けにくく、かつ検出精度を高くできる。
また、実施の形態1に係るエンコーダ20は、磁界遮蔽板6を間に挟まずにエンコーダベース部材7と電気回路基板保持部材5とを固定するため、エンコーダシャフト1の軸方向におけるエンコーダ20の寸法が磁界遮蔽板6の厚さによって増加することがない。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係るエンコーダ20は、電気回路基板保持部材5、磁界遮蔽板6及びエンコーダベース部材7の形状が相違することを除き、実施の形態1に係るエンコーダ20と同様である。図7は、本発明の実施の形態2に係るエンコーダの電気回路基板、電気回路基板保持部材及び磁界遮蔽板の分解斜視図である。磁界遮蔽板6に形成された欠損部61は、磁界遮蔽板6の縁まで達する切り欠き状である。エンコーダベース部材7の上面には凸部74が設けられている。エンコーダベース部材7の凸部74が欠損部61を貫通し、電気回路基板保持部材5とエンコーダベース部材7とが当接している。エンコーダベース部材7と電気回路基板保持部材5とは、凸部74を貫通するねじ14で固定される。なお、電気回路基板保持部材5の筒体51と、磁界遮蔽板6とは、非接触である。
エンコーダベース部材7は、アルミダイキャストで概略形状を成形した後に、高い寸法精度が必要な箇所に切削加工が施される。エンコーダベース部材7の電気回路基板保持部材5と当接する部分は切削加工を施す必要があるが、実施の形態2に係るエンコーダ20では凸部74のみ切削加工すれば良いため、エンコーダベース部材7の製造コストを低減できる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3に係るエンコーダ20は、電気回路基板保持部材5、磁界遮蔽板6及びエンコーダベース部材7の形状が相違することを除き、実施の形態1に係るエンコーダ20と同様である。図8は、本発明の実施の形態3に係るエンコーダの電気回路基板、電気回路基板保持部材及び磁界遮蔽板の分解斜視図である。実施の形態3に係るエンコーダ20は、磁界遮蔽板6に欠損部61が三つ形成されている。実施の形態3に係るエンコーダ20の磁界遮蔽板6の欠損部61は、円環の外周側が部分的に除去された円弧状の切り欠きである。したがって、磁界遮蔽板6は、電気回路基板保持部材5の端面よりも小さい円環部62と、円環部62の外縁から電気回路基板保持部材5の中心軸から遠ざかる方向に放射状に突出する複数の突出片63とを備えた形状となっている。
電気回路基板保持部材5の下端部には、筒体51を下方に延長した形状の凸部52が設けられている。電気回路基板保持部材5の凸部52は、磁界遮蔽板6の欠損部61を貫通してエンコーダベース部材7に当接する。なお、電気回路基板保持部材5の筒体51と、磁界遮蔽板6とは、非接触である。電気回路基板保持部材5の凸部52同士の間は、磁界遮蔽板6の突出片63の厚さよりも大きい凹部53となっている。したがって、エンコーダベース部材7と電気回路基板保持部材5とを当接させる際に磁界遮蔽板6が電気回路基板保持部材5又はエンコーダベース部材7と干渉することは防止される。
実施の形態3に係るエンコーダ20は、上下方向の寸法が大きくなることを抑制しつつ、外部磁界による磁気センサ3による検出精度の低下を抑えることができる。また、電気回路基板保持部材5とエンコーダベース部材7との接触面積を拡大できるため、耐振動性及び耐衝撃耐性を高めることができる。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4に係るエンコーダ20は、電気回路基板保持部材5、磁界遮蔽板6及びエンコーダベース部材7の形状が相違することを除き、実施の形態1に係るエンコーダ20と同様である。図9は、本発明の実施の形態4に係るエンコーダの電気回路基板、電気回路基板保持部材及び磁界遮蔽板の分解斜視図である。実施の形態4に係るエンコーダ20は、磁界遮蔽板6に欠損部61が三つ形成されている。実施の形態4に係るエンコーダ20の磁界遮蔽板6の欠損部61は、円環の外周側が部分的に除去された円弧状の切り欠きである。したがって、磁界遮蔽板6は、電気回路基板支持部材の端面よりも小さい円環部62と、円環部62の外縁から電気回路基板保持部材5の中心軸から遠ざかる方向に放射状に突出する複数の突出片63とを備えた形状である。
図10は、実施の形態4に係るエンコーダの分解斜視図である。エンコーダベース部材7は、磁界遮蔽板6を収容する凹部75が形成されている。凹部75の深さは、磁界遮蔽板6の厚さ以上となっている。したがって、凹部75に磁界遮蔽板6を収容した状態では、磁界遮蔽板6の上面は、エンコーダベース部材7の上面よりも下方に位置する。このため、電気回路基板保持部材5の筒体51と、磁界遮蔽板6とは、非接触である。したがって、エンコーダベース部材7と電気回路基板保持部材5とを当接させる際に磁界遮蔽板6が電気回路基板保持部材5又はエンコーダベース部材7と干渉することは防止される。
上記の実施の形態3では電気回路基板保持部材5側の凹部53に磁界遮蔽板6が収容される構造を示し、実施の形態4ではエンコーダベース部材7の凹部75に磁界遮蔽板6が収容される構造を示したが、電気回路基板保持部材5及びエンコーダベース部材7の両方に凹部を設けて磁界遮蔽板6が電気回路基板保持部材5又はエンコーダベース部材7と干渉することを防止してもよい。
実施の形態4に係るエンコーダ20は、上下方向の寸法が大きくなることを抑制しつつ、外部磁界による磁気センサ3による検出精度の低下を抑えることができる。また、電気回路基板保持部材5とエンコーダベース部材7との接触面積を拡大できるため、耐振動性及び耐衝撃耐性を高めることができる。
実施の形態4に係るエンコーダ20の電気回路基板保持部材5の下端部は、凹凸の無い形状であり、電気回路基板保持部材5の強度を損なうことがない。したがって、実施の形態4に係るエンコーダ20は、実施の形態3に係るエンコーダ20よりも耐振動性及び耐衝撃性を高めやすい。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 エンコーダシャフト、1a ベアリング抑えリブ、2 磁石、3 磁気センサ、4 電気回路基板、5 電気回路基板保持部材、6 磁界遮蔽板、7 エンコーダベース部材、8 ベアリング、9 軸継ぎ手、10 樹脂製エンコーダカバー、11 外部磁界遮蔽カバー、12 シール部材、13,14,15 ねじ、20 エンコーダ、21 反射式光学スケール、41 演算素子、42 発光素子、43 受光素子、51 筒体、52,74 凸部、53,75 凹部、61 欠損部、62 円環部、63 突出片、71 溝、72 底面、73 内周突起部、81 外輪、82 内輪。
実施の形態1に係るエンコーダ20は、外部磁界遮蔽カバー11の固定に用いるねじ13の径を大きくできるため、外部磁界遮蔽カバー11を固定する力が不足することに起因する防塵防水性能の低下を抑制できる。実施の形態1に係るエンコーダ20は、平坦な面同士の間でシール部材12を圧縮しているため、外部磁界遮蔽カバー11及びエンコーダベース部材7を高精度に加工しなくても、防水防塵性を得ることができる。
電気回路基板保持部材5の下端部には、筒体51を下方に延長した形状の凸部52が設けられている。電気回路基板保持部材5の凸部52は、磁界遮蔽板6の欠損部61を貫通してエンコーダベース部材7に当接する。なお、電気回路基板保持部材5の筒体51と、磁界遮蔽板6とは、非接触である。電気回路基板保持部材5の凸部52同士の間は、磁界遮蔽板6の突出片63の厚さよりも大きい凹部53となっている。したがって、エンコーダベース部材7と電気回路基板保持部材5とを当接させる際に磁界遮蔽板6が電気回路基板保持部材5及びエンコーダベース部材7と干渉することは防止される。
実施の形態3に係るエンコーダ20は、上下方向の寸法が大きくなることを抑制しつつ、外部磁界による磁気センサ3による検出精度の低下を抑えることができる。また、電気回路基板保持部材5とエンコーダベース部材7との接触面積を拡大できるため、耐振動性及び耐衝撃性を高めることができる。

Claims (7)

  1. 軸継ぎ手が下端部に設置されたエンコーダシャフトと、
    前記エンコーダシャフトが貫通する穴が形成されたエンコーダベース部材と、
    前記エンコーダシャフトの上端部に設置された磁石と、
    前記磁石の磁界を検出する磁気センサ及び該磁気センサの出力に基づいて前記エンコーダシャフトの回転角度を算出する演算素子が実装された電気回路基板と、
    両端が開放された円筒状であり、上端部に前記電気回路基板が固定された電気回路基板保持部材と、
    前記電気回路基板保持部材の中心軸に沿って見た場合に前記電気回路基板保持部材の筒部と重なる部分を備える磁界遮蔽板とを有し、
    前記磁界遮蔽板は、前記電気回路基板保持部材の中心軸に沿って見た場合に前記電気回路基板保持部材の筒部と重なる部分の一部に欠損部が形成されており、
    前記エンコーダベース部材と前記電気回路基板保持部材とは、前記欠損部を通じて当接していることを特徴とする磁界遮蔽板付きエンコーダ。
  2. 前記電気回路基板保持部材の下端部及び前記エンコーダベース部材の上面の少なくとも一方に凸部を備え、前記凸部が前記欠損部を貫通することにより、前記エンコーダベース部材と前記電気回路基板保持部材とが当接することを特徴とする請求項1に記載の磁界遮蔽板付きエンコーダ。
  3. 前記エンコーダベース部材及び前記電気回路基板保持部材の少なくとも一方は、前記磁界遮蔽板を収容する凹部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の磁界遮蔽板付きエンコーダ。
  4. 前記電気回路基板保持部材の筒部と、前記磁界遮蔽板とは、非接触であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の磁界遮蔽板付きエンコーダ。
  5. 内輪及び外輪を備えたベアリングを有し、
    前記エンコーダベース部材の前記穴の内周には中心軸に向かってリブ状に張り出す内周突起部が形成されており、
    前記エンコーダシャフトには、フランジ状に外径方向に突出するベアリング抑えリブが形成されており、
    前記外輪は、前記内周突起部に固定されており、
    前記内輪は、前記ベアリング抑えリブに固定されており、
    前記エンコーダベース部材は、前記ベアリングを介して前記エンコーダシャフトを回転可能に支持していることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の磁界遮蔽板付きエンコーダ。
  6. 前記磁石の回転を光学的に検出する光センサを備え、
    前記磁気センサは、バルクハウゼン効果を有する複合磁気ワイヤであり、前記演算素子は、前記光センサの出力に基づいて、前記エンコーダシャフトの1回転内での回転角度を算出し、前記磁気センサの出力に基づいて、前記エンコーダシャフトが回転した回数を算出することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の磁界遮蔽板付きエンコーダ。
  7. 前記演算素子は、前記磁気センサの出力に基づいて、前記エンコーダシャフトの1回転内での回転角度を算出することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の磁界遮蔽板付きエンコーダ。
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