JPWO2020050247A1 - 文房具、化粧料容器及び化粧品 - Google Patents

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Abstract

一実施形態のシャープペンシルは、軸筒と、該軸筒の外周に組み付けられるグリップであって、実質的に弾性変形しないグリップと、該グリップの軸線方向への移動を制限するOリングと、を備え、径方向における該軸筒と該グリップとの間には空間が形成され、該Oリングは該軸筒と該グリップとに当接する。

Description

本願は、軸筒に組み付けられたグリップを備える手道具に関し、本発明の複数の実施形態は筆記具を含む文房具に関する。また、本発明の他の複数の実施形態は化粧料容器及びこれに化粧料を充填した化粧品(Cosmetic Device)に関する。
従来、把持部に弾性材料からなる弾性グリップが設けられた筆記軸体と、筆記軸体の先端部に螺着によって連結され筆記媒体の為の先端開口が設けられる先具と、を有する筆記具において、先具の後端部が弾性グリップの先端部に接触しており、該弾性グリップの先端部に接触する先具の後端部の最大外径が、先具の後端部に接触する弾性グリップの先端部の最大外径よりも小さく設定され、且つ、その弾性グリップの先端部に接触する先具の後端部の後端面が、弾性グリップの先端部の外周面よりも内方で且つ弾性グリップの先端部の最先端面よりも後方に位置づけられる筆記具が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような構成の筆記具では、筆記具の先端部の見栄えが良くなり、且つ先具と筆記軸体との螺着の緩みも防止することができる。
日本国特許出願公開第2003−112497号公報(例えば、段落0007及び段落0008参照。)
しかしながら、従来、軸筒にグリップを従来よりも容易に組み付けることができ、且つ、組み付けられたグリップが軸筒から脱落しにくい文房具、化粧料容器及び化粧品を提供することが求められていた。
本発明の一態様に係る文房具は、軸筒と、該軸筒の外周に組み付けられるグリップであって、実質的に弾性変形しないグリップと、該グリップの軸線方向への移動を制限するOリングと、を備え、径方向における該軸筒と該グリップとの間には空間が形成され、該Oリングは該軸筒と該グリップとに当接する。
また、本発明の他の態様に係る化粧料容器は、軸筒と、該軸筒の外周に組み付けられるグリップであって、実質的に弾性変形しないグリップと、該グリップの軸線方向への移動を制限するOリングと、を備え、径方向における該軸筒と該グリップとの間には空間が形成され、該Oリングは該軸筒と該グリップとに当接する。
また、本発明のさらに他の態様に係る化粧品は、前述の他の態様に係る化粧料容器と、化粧料とを備える。
本発明の複数の実施形態では、軸筒にグリップを従来よりも容易に組み付けることができ、且つ、組み付けられたグリップが軸筒から脱落しにくい文房具、化粧料容器及び化粧品を提供することができる。
一実施形態に係る文房具(シャープペンシル)の構成を示す断面図 一実施形態に係る文房具の前方部分の構成を示す断面図 一実施形態に係る文房具の前方部分を分解して示す断面図 一実施形態に係る文房具の前方部分の構成を拡大して示す拡大断面図 一実施形態に係る文房具が備えるOリングが配置された部分を拡大して示す拡大断面図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化する際の一形態であって、本発明をその範囲内に限定するものではない。
図1は、本発明に係る実施形態の文房具(筆記具)であるシャープペンシル1の構成を示す断面図であり、図2はシャープペンシル1の前方部分を示した断面図である。以降の実施形態中の説明においては、シャープペンシル1の軸筒12の長手方向に延在する中心軸線を単に軸線と呼び、その延在方向を単に軸線方向と呼ぶ。また、筆記を行う先端側を軸線方向における前方と呼び、反対側を後方と呼ぶ。
シャープペンシル1は、略円錐状の外形を有する先具11と、略円筒状の軸筒12と、略円筒状の握り部であるグリップ13と、後端部に配置されるノック部材18及びクリップ19を有する。
また、その内部機構として、シャープペンシル1は、筆記芯を入れる筆記芯タンクと、筆記芯の把持及び送り出しをおこなうチャックユニットと、チャックユニットを作動させるための弾性部材とを有する。シャープペンシル1の内部機構は周知の任意の内部機構とすることができるため、その説明を省略する。また、他の文房具(筆記具)の実施形態では、内部機構はボールペンその他の任意の文房具(筆記具)の内部機構であってもよい。さらに他の化粧品の実施形態では、内部機構は任意の化粧料を収容した化粧品容器の内部機構であってもよい。
先具11は、略円錐状の外形を有する先細筒状の部材である。先具11の先端部には筆記芯2や、筆記芯2を保持する先端パイプ21が貫通する開口が形成される。
先具11の内周面上には、軸筒12の前端部の外周面上に形成された雄ネジ1231と螺合する雌ネジ112が形成され(図3参照)、それらの螺合によって先具11が軸筒12に組み付けられる。
先具11は、その略円錐状である外形の底面(後面)115(図3参照)から更に後方に突出する突出部111を有する。突出部111は、先具11の後面115の外径よりも小さな外径を有する円筒状に形成され、後述するグリップ13の前端の内周面に形成されたザグリ131の内部に挿入される。
軸筒12は、略円筒状に形成される。軸筒12の前部には、後述するグリップ13が組み付けられるグリップ挿通部121が形成される。グリップ挿通部121の外径は、軸筒12の他の部分の外径よりも小さく形成される。グリップ挿通部121は、その後端における外径が、グリップ13の内径と略同一であるかあるいはグリップ13の内径よりもわずかに小さくなるように形成される。これにより、グリップ挿通部121の後端において、グリップ13と軸筒12(グリップ挿通部121)の間に隙間が生じないように構成される。
グリップ挿通部121の外周面は、後方に向かうに従ってその外径が大きくなるように形成される。言い換えれば、グリップ挿通部121の外周面は先細形状に形成される。このように構成すると、グリップ13を軸筒のグリップ挿通部121の外周に組み付けたときに、グリップ挿通部121の前部におけるグリップ13とグリップ挿通部121との間に後方に向かうに従って小さくなる空間15(隙間)が形成される。この点は、グリップ13の前端の内周面に形成されたザグリ131と、グリップ挿通部121の間でも同様であり、ザグリ131とグリップ挿通部121との間に後方に向かうに従って小さくなる空間が形成される。このため、後述するOリング14を空間15内の後方へ向けて押し込んだときに、後方へ向かうに従ってOリング14をグリップ13と軸筒12(グリップ挿通部121)の双方に強く接触させることができる。グリップ挿通部121の前方側には、径方向外側に突出する環状の突起122が形成される。環状の突起122の外径は、先具の突出部111の内径よりも僅かに小さく形成され、軸筒12に先具11が組み付けられたときに、環状の突起122を突出部111の内側に挿入可能である。軸筒12に突起122を形成することにより、後述するOリング14及びグリップ13が軸筒12の前方へ脱落してしまうことを防止することができる。
軸筒12のグリップ挿通部121の外周には、円筒状に形成された握り部であるグリップ13が組み付けられる。グリップ13は、軸筒12を形成する素材とは異なる素材で、軸筒12とは別体に形成される。本実施形態では、グリップ13は実質的に弾性変形しない素材で形成される。このように構成すると、軸筒が、例えば、樹脂などの弾性変形可能な比較的弾性率の低い素材で形成された場合にも、グリップの触感によって、例えば、より弾性率の高い金属素材で形成されたシャープペンシルであるような改善された触感を得ることができる。「実質的に弾性変形しない素材」とは、シャープペンシル1の通常の組み立て及び使用の際にグリップ13に付加される外力によってグリップ13が弾性変形しない剛性を有する素材のことをいう。さらに、グリップ13は軸筒12を形成する素材よりも硬度が高い素材で形成される。このように構成すると、軸筒が、例えば、樹脂などの比較的柔らかい素材で形成された場合にも、グリップの触感によって、例えば、より硬度の高い金属素材で形成されたシャープペンシルであるような改善された触感を得ることができる。さらに、グリップ13は軸筒12を形成する素材よりも熱伝達率が高い素材で形成される。このように構成すると、軸筒が、例えば、樹脂などの比較的熱伝達率が低い素材で形成された場合にも、グリップの触感によって、例えば、より熱伝達率の高い金属素材で形成されたシャープペンシルであるような改善された触感を得ることができる。本実施形態では、グリップ13は金属フィラーを充填した樹脂材料で形成される。なお、他の実施形態では、例えば、樹脂、木材等の比較的比重の小さい材料で形成された軸筒に、軸筒を構成する材料よりも比重の大きい、例えば、金属、ガラス、セラミック等の材料で形成されたグリップを組み付けるものとしてもよい。このように軸筒の材料よりも比重の大きい材料で形成されたグリップを用いる場合には、シャープペンシルに重量を与え、改善された重量感を得ることができる。
グリップ13の前端の径方向内側には、環状のザグリ131が形成される(図3参照)。グリップ13に環状のザグリ131を形成し、後述するように、Oリング14が先具11の突出部111によって後方に押圧されるように構成することにより、先具の突出部111の後端面116(図3参照)とグリップ13の環状のザグリ131の底面(後端面)136(図3参照)との間でOリング14を圧縮して径方向に弾性変形させることができる。Oリング14が径方向に弾性変形すると、Oリング14は軸筒12とグリップ13の両方にさらに強く接触して、グリップ13の軸筒12に対する軸線方向前方への移動を防止する。ザグリ131の深さ(軸線方向の長さ)は、Oリング14の断面の円形の直径d(Oリング14の軸線方向の長さ)よりも深くなるように構成される。このように構成すると、後述するようにOリング14が軸筒12に組み付けられたときに、Oリング14の外周をグリップ13で径方向外側から覆って組み付けられたOリング14を隠すことができる。このため、意匠として優れると共に、シャープペンシル1のユーザーの取り扱いによって、組み付けられたグリップ13が軸筒12から外れてしまうことを防止することができる。グリップ13の外周面は、溝加工等の任意の滑り止め形状を有することができる。
軸筒12とグリップ13との間には、弾性体で形成された断面が円形のリング形状のOリング14が配置される。Oリング14は、軸筒12とグリップ13の双方に接触して、グリップ13が軸筒12に対して軸線方向へ移動することを防止するために配置される。Oリング14を配置することによって、特に、先具11を軸筒12から取り外したときにも、グリップ13が軸筒12に対して前方へ移動して、前方へ抜け落ちたり、軸線方向と直交する方向へ移動したりすることを防止することができる。また、Oリング14を軸筒12とグリップ13の双方に接触するように配置することによって、グリップ13が軸筒12に対して周方向に回転してしまうことを防止することができる。さらに、グリップ13が軸筒12に組み付けられた状態で、ユーザーによる筆記によって軸線方向と直交する方向に外力が加えられたときに、グリップ13が軸筒12に対して軸線方向と直交する方向に移動する感触をユーザーに与えてしまうことを防止することができる。Oリング14は、弾性を有する材料で形成され、本実施形態では、エラストマー材料で形成される。Oリング14の内径D1は、グリップ挿通部121の先端部(突起122の後方近傍)の外径と略同一か、これよりも少し小さく形成される。
図3及び図4を参照して、先具11、軸筒12、グリップ13、Oリング14の組み立てや、組み立て後の各部材相互の関係についてさらに説明する。図3はシャープペンシル1の前方部分を分解して示す断面図であり、図4はシャープペンシル1の前方部分の構成を拡大して示す断面図である。シャープペンシル1の内部機構の図示は省略されている。
図3に示すように、軸筒12の先端部(グリップ挿通部121及び環状の突起122)を円筒状のグリップ13の中心孔内に挿入して貫通させる。グリップ挿通部121及び環状の突起122の外径は、グリップ13の中心孔の内径よりも小さく形成される。このため、軸筒12にグリップ13を組み付けることは容易である。
グリップ13を軸筒12に組みつけた後に、Oリング14を軸筒12とグリップ13との間の空間15内に前方から挿入して組み付ける。まず、Oリング14を軸筒12のグリップ挿通部121の先端部の外周面上に組み付ける。エラストマーで形成されたOリング14の中心孔を径方向外側に拡大してグリップ挿通部121の前方に形成された軸筒12の突起122の径方向外側を後方へ通過させた後に、Oリング14を元の形状に復元させてグリップ挿通部121の外周面上に取り付ける。この状態では、Oリング14は、グリップ13の前端面135よりも前方の軸筒のグリップ挿通部121の外周面上に組み付けられる。
Oリング14を軸筒12のグリップ挿通部121の外周面上に組みつけた後に、先具11を軸筒12の前端部に螺合させて組み付ける。先具11が軸筒12に螺合されて組み付けられると、先具11の後端の突出部111が軸筒のグリップ挿通部121とグリップ13のザグリ131との間の空間15内に挿入される。これにより、軸筒12のグリップ挿通部121の前端部に組み付けられたOリング14が突出部111によって後方へと押圧され、軸筒12のグリップ挿通部121とグリップ13のザグリ131との間の空間15内に圧入される。前述の通り、先細に形成された軸筒12のグリップ挿通部121とグリップ13との間の空間15は後方に向かうに従って狭くなるように形成されているので、Oリング14が後方に移動するに従って、Oリング14は軸筒12及びグリップ13の両方に強く接触する。さらに、先具11の突出部111の後端とグリップ13のザグリ131の底面(後端面)との間で軸線方向に圧縮されたOリング14は、径方向の内側及び外側に向けて弾性変形して軸筒12とグリップ13の両方にさらに強く接触する。本実施形態のOリング14は、その断面の円形の直径dが、突起122の突出高さ(グリップ挿通部121の外周面から径方向外側への突出量)よりも、大きく形成される。また、環状に形成された突出部111の内径D3は、少なくともOリング14の外径D2よりも小さく形成される。このように構成すると、組み付けられたOリング14が軸筒12とグリップ13の両方に好適に接触する。Oリング14の断面の円形の直径dは、例えば、突起122の突出高さの2倍以上であることが望ましい。本実施形態のシャープペンシル1の構成によれば、先具11を軸筒12の先端部に螺合して取り付ける容易な組立作業によって、グリップ13とOリング14を軸筒12の所定の位置に容易且つ正確に取り付けることができる。また、Oリング14は、軸筒12と接触すると共に、軸筒12に組み付けられた先具11にも接触することとなるため、軸筒12に螺合された先具11が軸筒12に対して回転することを防止することができる。このため、組み立てられた先具11と軸筒12との螺合が緩んで先具11が軸筒12から脱落してしまうことを防止することができる。
図4は、先具11を軸筒12に組み付けた状態における、シャープペンシル1の前方部分の構成を拡大して示す図である。また、図5は、Oリング14が配置された部分を拡大して示す断面図である。
図4及び図5に示すように、先具11を軸筒12に組み付けた状態では、先具11の円錐状の外形の底面(後面)115と、グリップ13の前端面135が、当接する。これにより、先具11は、グリップ13を後方に向けて押圧する。
Oリング14が軸筒12(グリップ挿通部121)とグリップ13(ザグリ131)との間の空間15内に挿入されると、Oリング14は軸筒12とグリップ13との間で径方向に圧縮される。軸筒12とグリップ13との間の間隔がOリング14の断面の円形の直径dよりも小さくなるように構成されているため、Oリング14は軸筒12とグリップ13とに接触してグリップ13を軸筒12の軸線方向における所定の位置に係止する。
先具11の突出部111の後端面116によってOリング14がグリップのザグリ131の最深部まで押し込まれると、ザグリ131の底面136と、突出部111の後端面116との間で、Oリング14が軸線方向に圧縮される。この状態では、グリップのザグリ131の底面136と先具の突出部111の後端面116との間の間隔が、Oリング14の断面の円形の直径dよりも小さくなるように構成される。このため、Oリング14は径方向の外側及び内側に向けて弾性変形してグリップの内周面(ザグリ131の側面)及び軸筒のグリップ挿通部121の外周面をさらに強く押圧して接触する。このため、ユーザーによる筆記によって軸線方向と直交する方向に外力が加えられたときに、グリップ13が軸筒12に対して軸線方向と直交する方向に移動する感触をユーザーに与えてしまうことを防止することができる。
前述の通り、本実施形態では、グリップ挿通部121の前方に突起122がさらに形成されている。このため、Oリング14を用いてグリップ13を軸筒12に組み付けた後は、Oリング14を径方向外側に弾性変形させた状態で突起122の径方向外側を前方に通過させるステップによって、意図的に軸筒12からOリング14を取り外さない限り、グリップ13が軸筒12から前方に不意に脱落してしまうことがない。このため、先具11を軸筒12から取り外した状態であっても、グリップ13が軸筒12から前方に不意に脱落してしまうことを防止することができる。
以上のごとく、本実施形態のシャープペンシル1によれば、軸筒12にグリップ13を容易に組み付けることができ、且つ、組み付けられたグリップ13が軸筒12から脱落しにくい。
一般的に、シャープペンシルは、その整備や修理のために、先具を軸筒から取り外すことができることが知られている。しかし、本実施形態のシャープペンシル1のように、グリップ13が実質的に弾性変形しない素材で形成され、且つ、グリップ13の軸筒12への組み付けが容易である場合には、グリップが軸筒から脱落する場合にも、容易に脱落しやすくなる可能性があるということについては、容易に想到することができない。このため、特に、ユーザーが子どもである場合など、先具を軸筒から取り外した状態で、例えば、修理をしようとして、シャープペンシルを強く振った場合に、意図せず、そのグリップが勢いよく飛んでいってしまうこととなる可能性もある。この場合には、勢いよく飛んでいった実質的に弾性変形しない素材で形成されたグリップが周囲の人や物に損害を与える可能性もあるため、そのようにグリップが軸筒から脱落してしまうことを防止することが望まれる。本実施形態のシャープペンシル1の構成は、先具11を軸筒12から取り外した状態で軸筒12を強く振った場合にも、上述のように、グリップ13が軸筒12から脱落してしまうことを好適に防止することができるという格別の効果を奏する。
なお、本実施形態では、文房具(筆記具)の具体例としてシャープペンシルを例として説明したが、本発明の態様はこれに限られるものではなく、他の実施形態では、例えばボールペン等の任意の文房具等、筒状の部材にグリップが組み付けられる構成を有する任意の手道具に対して、同様の構成を適用することができる。例えば、化粧料容器においては、下記のように構成することができる。
「筒体と、該筒体の外周に組み付けられるグリップであって、実質的に弾性変形しないグリップと、該筒体と該グリップの境界において形成された先端側に開口する環状の凹部内に配されており、該筒体と該グリップの双方に当接するOリングと、を備える化粧料容器。」
このような実施形態では、Oリングを配置するための“先端側に開口する環状の凹部”は、筒体とグリップの境界となる箇所において形成されるものとしてもよい。例えば、“先端側に開口する環状の凹部”が、筒体側に形成された凹部によって構成されてもよいし、筒体及びグリップの両方に形成された凹部によって構成されるものとしてもよい。また、軸筒とグリップとの間に形成される空間が後方に向かうに従ってさらに狭くなるように構成するために、ザグリの側面を軸線に対して所定の角度を有する斜面としたテーパー形状のザグリとするものとしてもよい。
1...シャープペンシル
11...先具
111...突出部
12...軸筒
121...グリップ挿通部
122...突起
13...グリップ
131...ザグリ
14...Oリング
15...空間
2...筆記芯

Claims (7)

  1. 軸筒と、
    前記軸筒の外周に組み付けられるグリップであって、実質的に弾性変形しないグリップと、
    前記グリップの軸線方向への移動を制限するOリングと、を備え、
    径方向における前記軸筒と前記グリップとの間には空間が形成され、該Oリングは該軸筒と該グリップとに当接する、
    ことを特徴とする、文房具。
  2. 前記グリップの前端の径方向内側には前記Oリングを径方向外側から覆うザグリが形成され、該グリップを後方に向けて押圧する先具を更に備え、該先具は後方に突出する突出部を有し、該突出部は前記軸筒と前記グリップのザグリとの間に挿入され、該Oリングを後方に向けて押圧する、請求項1に記載の文房具。
  3. 前記グリップのザグリの軸線方向の深さは前記Oリングの軸線方向の長さよりも深く構成され、該Oリングは該ザグリの前方に面する平面と前記先具の突出部の後端面との間で軸線方向に圧縮される、請求項2に記載の文房具。
  4. 前記Oリングは前記軸筒と前記グリップとの間で径方向に圧縮される、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の文房具。
  5. 前記軸筒は前記Oリングの配置位置の前方に径方向外側に突出する突起を有する、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の文房具。
  6. 軸筒と、
    前記軸筒の外周に組み付けられるグリップであって、実質的に弾性変形しないグリップと、
    前記グリップの軸線方向への移動を制限するOリングと、を備え、
    径方向における前記軸筒と前記グリップとの間には空間が形成され、該Oリングは該軸筒と該グリップとに当接する、
    ことを特徴とする化粧料容器。
  7. 請求項6に記載の化粧料容器と、化粧料とを備える、化粧品。
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