JPWO2020045413A1 - 抗ウイルス用組成物、抗ノロウイルス用組成物、スプレー、ワイパー - Google Patents

抗ウイルス用組成物、抗ノロウイルス用組成物、スプレー、ワイパー Download PDF

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Abstract

本発明の課題は、抗ウイルス活性に優れた抗ウイルス用組成物を提供することである。また、本発明の他の課題は、上記抗ウイルス用組成物を用いた、抗ノロウイルス用組成物、スプレー、及びワイパーを提供することである。本発明の抗ウイルス用組成物は、無機粒子及び溶媒を含み、且つ、pHが9.0〜13.5の抗ウイルス用組成物であって、上記無機粒子として、第1の金属を含む無機粒子と、上記第1の金属とは異なる第2の金属を含む無機粒子とを含む。

Description

本発明は、抗ウイルス用組成物、抗ノロウイルス用組成物、スプレー、及びワイパーに関する。
ウイルスは、細胞構造を有する細菌及び真菌等の微生物と異なり、細胞構造を持たず、ゲノムをカプシドという外殻タンパク質の中に持つ構造体である。ウイルスは、ゲノムがDNA(deoxyribonucleic acid)又はRNA(ribonucleic acid)かによって2種類に大別され、カプシドが脂質二重膜からなるエンベロープで覆われている有膜ウイルスとエンベロープで覆われていない無膜ウイルスかによって更に分類される。具体的には、DNAタイプの有膜ウイルスには、ヒトヘルペスウイルス、及びB型肝炎ウイルス等、DNAタイプの無膜ウイルスには、アデノウイルス、及びB19ウイルス等、RNAタイプの有膜ウイルスには、インフルエンザウイルス、及びSARS(severe acute respiratory syndrome)コロナウイルス等、RNAタイプの無膜ウイルスには、ノロウイルス、ポリオウイルス、及びエンテロウイルス等が含まれる。
例えば、特許文献1には、グレープフルーツ種子抽出物を含む、抗ノロウイルス組成物が開示されている(請求項2)。
特開2009−292736号公報
本発明者らは、特許文献1の実施例欄に記載された抗菌性組成物を調製し、ネコカリシウイルス(ノロウイルスの近縁種であり、ノロウイルスに類似のゲノム組成、カプシド構造及び生化学的特性を有しているので現在最も広く使用されている代用ウイルスである)に対する抗ウイルス活性について検討したところ、抗ウイルス活性を更に改善する余地があることを明らかとした。
そこで、本発明は、抗ウイルス活性に優れた抗ウイルス用組成物を提供することを課題とする。
また、本発明は、上記抗ウイルス用組成物を用いた、抗ノロウイルス用組成物、スプレー、及びワイパーを提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、所定組成の抗ウイルス用組成物によれば上記課題が解決できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、以下の構成により上記課題を解決できることを見出した。
〔1〕 無機粒子及び溶媒を含み、且つ、pHが9.0〜13.5の抗ウイルス用組成物であって、
上記無機粒子として、第1の金属を含む無機粒子と、上記第1の金属とは異なる第2の金属を含む無機粒子とを含む、抗ウイルス用組成物。
〔2〕 上記第1の金属を含む無機粒子が、上記第1の金属の単体、上記第1の金属の酸化物、及び無機担体と上記無機担体に担持された上記第1の金属とを有する金属担持無機担体からなる群から選択される少なくとも1種である、〔1〕に記載の抗ウイルス用組成物。
〔3〕 上記第2の金属を含む無機粒子が、上記第2の金属の単体、上記第2の金属の酸化物、及び無機担体と上記無機担体に担持された上記第2の金属とを有する金属担持無機担体からなる群から選択される少なくとも1種である、〔1〕又は〔2〕に記載の抗ウイルス用組成物。
〔4〕 上記無機担体がガラスである、〔2〕又は〔3〕に記載の抗ウイルス用組成物。
〔5〕 上記第1の金属が銅であり、上記第2の金属が銀である、〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の抗ウイルス用組成物。
〔6〕 上記第1の金属を含む無機粒子が、ケイ酸塩ガラスと、上記ケイ酸塩ガラスに担持された銅とを有する銅担持ケイ酸塩ガラスである、〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の抗ウイルス用組成物。
〔7〕 上記第1の金属を含む無機粒子の平均粒径が0.5μm以下である、〔6〕に記載の抗ウイルス用組成物。
〔8〕 上記第2の金属を含む無機粒子が、リン酸塩ガラスと、上記リン酸塩ガラスに担持された銀とを有する銀担持リン酸塩ガラスである、〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の抗ウイルス用組成物。
〔9〕 上記溶媒がアルコールを含む、〔1〕〜〔8〕のいずれかに記載の抗ウイルス用組成物。
〔10〕 上記アルコールがエタノールを含む、〔9〕に記載の抗ウイルス用組成物。
〔11〕 上記エタノールの含有量が、上記溶媒の全質量に対して、60質量%未満である、〔10〕に記載の抗ウイルス用組成物。
〔12〕 pHが9.0〜11.5である、〔1〕〜〔11〕のいずれかに記載の抗ウイルス用組成物。
〔13〕 液剤である、〔1〕〜〔12〕のいずれかに記載の抗ウイルス用組成物。
〔14〕 ジェル剤である、〔1〕〜〔12〕のいずれかに記載の抗ウイルス用組成物。
〔15〕 〔1〕〜〔14〕のいずれかに記載の抗ウイルス用組成物からなる、抗ノロウイルス用組成物。
〔16〕 スプレー容器と、上記スプレー容器に収容された〔1〕〜〔14〕のいずれかに記載の抗ウイルス用組成物と、を含む、スプレー。
〔17〕 基布と、上記基布に含浸させた〔1〕〜〔14〕のいずれかに記載の抗ウイルス用組成物と、を含むワイパー。
本発明によれば、抗ウイルス活性に優れた抗ウイルス用組成物を提供できる。
また、本発明によれば、上記抗ウイルス用組成物を用いた、抗ノロウイルス用組成物、スプレー、及びワイパーを提供できる。
以下、本発明について詳細に説明する。
以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施態様に基づいてなされることがあるが、本発明はそのような実施態様に制限されるものではない。
なお本明細書における基(原子群)の表記において、置換、及び無置換を記していない表記は、本発明の効果を損ねない範囲で、置換基を有さないものと共に置換基を有するものをも包含するものである。例えば、「アルキル基」とは、置換基を有さないアルキル基(無置換アルキル基)のみならず、置換基を有するアルキル基(置換アルキル基)をも包含するものである。このことは、各化合物についても同義である。
また、本明細書において、「(メタ)アクリレート」はアクリレート、及びメタクリレートの双方、又はいずれかを表し、「(メタ)アクリル」はアクリル、及びメタクリルの双方、又はいずれかを表し、「(メタ)アクリロイル」はアクリロイル、及びメタクリロイルの双方、又はいずれかを表す。
また、本明細書において、「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値を下限値、及び上限値として含む範囲を意味する。
[抗ウイルス用組成物]
上記抗ウイルス用組成物(以下「組成物」ともいう。)は、無機粒子及び溶媒を含み、且つ、pHが9.0〜13.5の抗ウイルス用組成物であって、
上記無機粒子として、第1の金属を含む無機粒子(以下「無機粒子(1)」ともいう。)と、上記第1の金属とは異なる第2の金属を含む無機粒子(以下「無機粒子(2)」ともいう。)を含む。
なお、本明細書において、単に「金属」という時は、金属単体(金属単体粒子)、金属イオン、及び化合物(化合物の定義:化学変化によって2種又はそれ以上の元素の単体に分けることができる純粋物質をいう)中に含有される金属原子を含むものとする。
本発明の組成物は、上記構成により、抗ウイルス活性(特に、ネコカリシウイルス(ノロウイルスの近縁種)に対する抗ウイルス活性)が顕著に優れる。なお、本発明の組成物は、細菌及び真菌等の微生物(微生物としては、例えば、大腸菌、ブドウ球菌、プロテウス属(例えば、P.mirabilis、P.vulgaris等)等の尿素を分解する酵素(ウレターゼ)を産出する微生物等が挙げられる。)に対する抗菌活性にも優れていることも確認している。
本発明の組成物は、ウイルスに作用させてウイルスの活性を減少させるために使用される用途に使用され得る。特に、抗ノロウイルス用組成物として用いられることが好ましい。なお、本発明の組成物は、細菌及び真菌等の微生物(例えば、大腸菌、ブドウ球菌、プロテウス属(例えば、P.mirabilis、P.vulgaris等)等の尿素を分解する酵素(ウレターゼ)を産出する微生物)に作用させて微生物の活性を減少させるために使用される用途にも使用され得る。
本発明の作用機序については、詳細には明らかではないが、本発明者らは以下のように推測している。
本発明の組成物において、無機粒子(1)及び無機粒子(2)は、有効成分(抗ウイルス成分)として機能する。
無機粒子(1)及び無機粒子(2)中の金属は、溶媒存在下にてpHが所定範囲に調整されることにより金属イオンを溶出しやすく、この結果として、上記組成物は抗ウイルス活性に優れると推測される。
特に、第1の金属が銅であり、第2の金属が銀である場合、上記組成物は抗ウイルス活性により優れることを確認している。なかでも、上記組成物が、無機粒子(1)として銅担持ケイ酸塩ガラスを含み、且つ、無機粒子(2)が銀を含む場合、上記組成物は抗ウイルス活性により優れる。
以下において、抗ウイルス用組成物が含む各種成分について説明する。
〔無機粒子(1)〕
無機粒子(1)は第1の金属を含む。
無機粒子(1)の形態としては特に制限されず、第1の金属の単体(金属単体粒子)、及び第1の金属を含む無機化合物等が挙げられる。また、無機粒子(1)は、無機化合物と、第1の金属との複合体であってもよい。複合体としては、例えば、無機担体と、上記無機担体に担持された第1の金属(例えば、第1の金属の単体(金属単体粒子)又は第1の金属のイオンが挙げられる。)又は第1の金属を含む化合物と、を有する金属担持無機担体(以下、「第1金属担持無機担体」ともいう。)が挙げられる。
なかでも、本発明の効果がより優れる観点で、無機粒子(1)は、第1の金属の単体(粒子)、第1の金属の酸化物、及び第1金属担持無機担体からなる群から選択される少なくとも1種が好ましく、第1金属担持無機担体がより好ましい。
第1の金属としては、特に制限されないが、銅、銀、亜鉛、水銀、鉄、鉛、ビスマス、チタン、錫、アルミニウム、ジルコニウム、及びニッケル等が挙げられ、なかでも、銅、銀、亜鉛、アルミニウム、又はジルコニウムが好ましく、銅、銀、亜鉛、又はアルミニウムがより好ましく、銅又は銀が更に好ましく、銅が特に好ましい。
無機粒子(1)としては、例えば、第1の金属の酸化物、窒化物、ハロゲン化物、シアン化物、セレン化物、硫化物、テルル化物、及び第1の金属の塩等であってもよい。
第1の金属の塩としては、例えば、ヒ酸塩、フッ化水素塩、臭素酸塩、塩素酸塩、クロム酸塩、シアン酸塩、ヘキサフルオロアンチモン酸塩、ヘキサフルオロヒ酸塩、ヘキサフルオロリン酸塩、ヨウ素酸塩、イソチオシアン酸塩、モリブデン酸塩、硝酸塩、亜硝酸塩、過塩素酸塩、過マンガン酸塩、過レニウム酸塩、リン酸塩、セレン酸塩、亜セレン酸塩、硫酸塩、亜硫酸塩、テトラフルオロほう酸塩、テトラタングステン酸塩、チオシアン酸塩、及びバナジン酸塩等が挙げられる。
第1金属担持無機担体の無機担体の種類としては特に制限されないが、リン酸亜鉛カルシウム、リン酸カルシウム、リン酸ジルコニウム、リン酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、活性アルミナ、酸化ケイ素、ケイ酸塩、ホウケイ酸塩、リン酸塩、ゼオライト(結晶性アルミノケイサン塩)、アパタイト、ヒドロキシアパタイト、リン酸チタン、チタン酸カリウム、含水酸化ビスマス、含水酸化ジルコニウム、ハイドロタルサイト、活性炭、及び金属等が挙げられる。
なお、本明細書において、第1金属担持無機担体の無機担体を「第1の無機担体」ということがある。
無機担体としては、結晶性であっても、非晶性(アモルファス)であってもよいが、非晶性であることが好ましい。言い換えると、無機担体としてはガラスが好ましい。
ガラスを構成し得る材料としては、例えば、ケイ酸塩、ホウケイ酸塩、及びリン酸塩等(言い換えると、ケイ酸塩ガラス、ホウケイ酸塩ガラス、及びリン酸塩ガラス等)が挙げられる。なかでも、ケイ酸塩が好ましい。
上記ケイ酸塩は、アルカリ金属及びアルカリ土類金属からなる群から選ばれる1種以上の原子を含んでいることが好ましく、ケイ酸アルミニウムがより好ましい。
上記ケイ酸アルミニウムは、天然物又は合成物であってもよい。ケイ酸アルミニウムとしては、下記式(A)で表される化合物が好ましい。
Al・nSiO・mHO (A)
式(A)におけるnは6以上の正数(好ましくは、6〜50)であり、mは1〜20の正数である。なかでも、nが8〜15で、mが3〜15であることが好ましい。
第1金属担持無機担体としては、第1の金属が担持された、金属担持ゼオライト、金属担持アパタイト、金属担持ガラス、金属担持リン酸ジルコニウム、又は金属担持ケイ酸カルシウムが好ましく、金属担持ガラスがより好ましい。
無機粒子(1)の平均粒径としては、特に制限されないが、例えば、2.0μm以下であり、抗ウイルス活性がより優れる点で、1.5μm以下が好ましく、1.0μm以下がより好ましく、0.5μm以下が更に好ましく、0.2μm以下が特に好ましい。また、下限としては、0.01μm以上が好ましく、0.05μm以上がより好ましく、0.1μm以上が特に好ましい。
無機粒子(1)の平均粒径は、電子顕微鏡を用いて観察することにより測定できる。具体的には、上記平均粒径は、無機粒子(1)について、一次粒子及び二次粒子(なお、「二次粒子」とは、一次粒子同士が融合あるいは接触して構成される集合体と定義する。)の直径を電子顕微鏡の画像から計測し、全粒子数の中の最も直径が小さい側の粒子数5%と、最も直径が大きい側の粒子数5%を除いた、90%の範囲の粒子の直径を平均した値である。つまり、平均粒径は、一次粒子及び二次粒子から求められる値である。また、直径とは、粒子の外接円相当直径のことをいう。
なお、無機粒子(1)の粒子形状に大きく違いがない場合、堀場製作所社製のレーザー回折/散乱式粒度分布測定装置を用いて50%体積累積径(D50)を3回測定して、3回測定した値の平均値を平均粒径として代用してもよい。
無機粒子(1)の形成方法としては、ブレークダウン法(例えば、粉砕法)及びビルドアップ法のいずれでもよい。
無機粒子(1)の粉砕方法としては、例えば、乾式粉砕及び湿式粉砕等が挙げられる。乾式粉砕においては、例えば、乳鉢、ジェットミル、ハンマーミル、ピンミル、回転ミル、振動ミル、遊星ミル、及びビーズミル等が適宜用いられる。また、湿式粉砕においては、各種ボールミル、高速回転粉砕機、ジェットミル、ビーズミル、超音波ホモジナイザー、及び高圧ホモジナイザー等が適宜用いられる。例えば、ビーズミルにおいては、メディアとなるビーズの径、種類、及び混合量等を調節することで平均粒径を制御できる。
ビルドアップ法とは、例えば、水酸化物及び有機金属物等の原料成分と任意成分とを混合して反応を実施することにより、無機粒子(1)を直接形成する方法である。
ビルドアップ法としては、ポッド内に原料成分を添加して撹拌混合するバッチ式でもよいし、原料成分を流路中で連続的に混合して反応させる方式(例えば、マイクロリアクター、又は2重管混合方式)でもよいが、後者が好ましい。
無機粒子(1)のアスペクト比は特に制限されないが、1〜10が好ましく、2〜8がより好ましい。
上記アスペクト比は、以下の方法にて算出される。まず、電子顕微鏡を用いて、無機粒子(1)に外接する平行な2つの直線のうち、直線間距離が最大となる平行な2つの直線を選択し、この平行な2つの直線間の距離を無機粒子(1)の長軸とする。次に、長軸に直交し、かつ、無機粒子(1)に外接する平行な2つの直線のうち、直線間距離が最小となる平行な2つの直線を選択し、この平行な2つの直線間の距離を無機粒子(1)の短軸とする。得られた短軸に対する長軸の比(長軸/短軸)を特定アスペクト比とする。この操作を任意の100個以上の無機粒子(1)について行い、得られた特定アスペクト比を算術平均することにより、上記アスペクト比が得られる。
組成物中における無機粒子(1)の含有量としては特に制限されないが、組成物の全質量に対して、0.01〜10質量%が好ましく、0.01〜5.0質量%が好ましく、0.01〜3.0質量%がより好ましい。
〔無機粒子(2)〕
無機粒子(2)は、第2の金属を含む。
第2の金属は、第1の金属とは異なる。ここで、「異なる」とは、金属元素の種類が異なることを意味する。
第2の金属としては、特に制限されないが、銀、銅、亜鉛、水銀、鉄、鉛、ビスマス、チタン、錫、ジルコニウム、アルミニウム、及びニッケル等が挙げられ、銀、銅、亜鉛、アルミニウム、又はジルコニウムが好ましく、銀がより好ましい。
無機粒子(2)の形態としては特に制限されず、第2の金属の単体(粒子)、及び第2の金属を含む無機化合物等が挙げられる。また、無機粒子(2)は、無機化合物と、第2の金属との複合体であってもよい。複合体としては、例えば、無機担体と、上記無機担体に担持された第2の金属(例えば、第2の金属の単体(金属単体粒子)又は第2の金属のイオンが挙げられる。)又は第2の金属を含む化合物と、を有する金属担持無機担体(以下、「第2金属担持無機担体」ともいう。)が挙げられる。
なかでも、本発明の効果がより優れる観点で、無機粒子(2)は、第2の金属の単体(粒子)、第2の金属の酸化物、及び第2金属担持無機担体からなる群から選択される少なくとも1種が好ましく、第2金属担持無機担体がより好ましく、第2の金属のイオンを担持した第2金属担持無機担体が更に好ましい。
第2金属担持無機担体の無機担体としては、第1金属担持無機担体の無機担体として説明したものと同様のものが使用できる。
無機担体としては、結晶性であっても、非晶性(アモルファス)であってもよいが、非晶性であることが好ましい。言い換えると、無機担体としてはガラスがより好ましい。ガラスを構成し得る材料としては、例えば、ケイ酸塩、ホウケイ酸塩、及びリン酸塩等(言い換えると、ケイ酸塩ガラス、ホウケイ酸塩ガラス、及びリン酸塩ガラス等)が挙げられ、なかでも、リン酸塩が好ましい。
第2金属担持無機担体の具体例としては、第2金属が担持された、金属担持ゼオライト、金属担持アパタイト、金属担持ガラス、金属担持リン酸ジルコニウム、又は金属担持ケイ酸カルシウムが好ましく、金属担持ガラスがより好ましい。
第2金属担持無機担体が金属担持ガラスである場合、金属の溶出能に優れる点で、なかでも、銀担持リン酸塩ガラスが好ましい。
特に、抗ウイルス活性により優れる点で、無機粒子(1)が銅担持ケイ酸塩ガラスであり(なお、上記ケイ酸塩ガラスは、ケイ酸アルミニウムガラスが好ましい。)、且つ、無機粒子(2)が銀担持リン酸塩ガラスであることが好ましい。
ケイ酸塩ガラスは、リン酸塩ガラスと比べると銀に対する吸着能に優れる。このため、無機粒子(1)が銅担持ケイ酸塩ガラスであり、無機粒子(2)が銀担持リン酸塩ガラスである場合、銀担持リン酸塩ガラスから溶出した銀が銅担持ケイ酸塩ガラスに移行しやすくなり、ケイ酸塩ガラス担体上に銀と銅とが担持した共存状態を形成できると推測される。この結果として、組成物の抗ウイルス活性がより一層優れると考えられる。
無機物(2)としては、例えば、第2の金属の酸化物、窒化物、ハロゲン化物、シアン化物、セレン化物、硫化物、テルル化物、及び第1の金属の塩等であってもよい。
第2の金属の塩としては、例えば、ヒ酸塩、フッ化水素塩、臭素酸塩、塩素酸塩、クロム酸塩、シアン酸塩、ヘキサフルオロアンチモン酸塩、ヘキサフルオロヒ酸塩、ヘキサフルオロリン酸塩、ヨウ素酸塩、イソチオシアン酸塩、モリブデン酸塩、硝酸塩、亜硝酸塩、過塩素酸塩、過マンガン酸塩、過レニウム酸塩、リン酸塩、セレン酸塩、亜セレン酸塩、硫酸塩、亜硫酸塩、テトラフルオロほう酸塩、テトラタングステン酸塩、チオシアン酸塩、及びバナジン酸塩等が挙げられる。
無機粒子(2)の平均粒径としては、特に制限されないが、一般に、0.01μm以上であり、0.1μm以上が好ましい。また、その上限は特に制限されないが、例えば、3.0μm以下であり、抗ウイルス活性がより優れる点で、1.0μm以下が好ましく、0.6μm以下がより好ましい。
なお、沈降性や組成物の透明性を考慮する場合、無機粒子(2)の平均粒径は小さい方が分散性が向上し、この結果として組成物の透明性が高くなる傾向にある。組成物の透明性がより優れる点で、無機粒子(2)の平均粒径は、0.5μm以下が好ましく、0.4μm以下がより好ましい。
無機粒子(2)の平均粒径の測定及び調整は、既に説明した無機粒子(1)の平均粒径の測定及び調整方法を使用できる。
無機粒子(2)は1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
上記組成物中における無機粒子(2)の含有量(無機粒子(2)が複数含まれる場合はその合計含有量)は特に制限されないが、組成物の全質量に対して、0.001〜10質量%が好ましく、0.001〜5.0質量%がより好ましく、0.001〜3.0質量%が更に好ましい。
また、無機粒子(2)中における金属の含有量は特に制限されないが、例えば、無機粒子(2)が金属担持無機担体の場合、金属の含有量は、金属担持無機担体全質量に対して、0.001〜30質量%が好ましく、0.01〜10質量%がより好ましい。なお、組成物中に無機粒子(2)が複数含まれる場合、金属の合計含有量が上記数値範囲であることが好ましい。
〔溶媒〕
本発明の組成物は、溶媒を含む。
溶媒としては特に制限されないが、組成物の抗ウイルス活性がより優れる点で、アルコールを含むことが好ましい。
<アルコール>
アルコールとしては特に制限されないが、例えば、炭素数1〜20の直鎖状、分岐鎖状、及び環状のアルコール(エーテルアルコールを含む)が好ましい。具体的には、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、プロピレングリコール酢酸モノエステル、グリセリン、n−ブタノール、2−ブタノール、i−ブタノール、t−ブタノール、ブタン−1,3−ジオール、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコール、n−ペンタノール、2−ペンタノール、3−ペンタノール、t−アミルアルコール、イソアミルアルコール、2−メチルブタノール、3−メチル−2−ブタノール、3−メチル−2−ブテノール、3−メチル−3−ブタノール、1−ペンテン−3−オール、n−ヘキサノール、カプリルアルコール、2−エチル−1−ヘキサノール、デカノール、リナロール、ゲラニオール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコール、シンナミルアルコール、3−メトキシプロパノール、メトキシメトキシエタノール、エチレングリコール、エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、シトロネロール、テルピネオール、ヒドロキシシトロネラール、ヒドロキシシトロネラールジメチルアセタール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジアセトンアルコール、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、及びジエチレングリコールモノメチルエーテル等が挙げられる。
上記アルコールとしては安全性の観点から食品添加物であることが好ましく、なかでも、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、プロピレングリコール酢酸モノエステル、n−ブタノール、2−ブタノール、ブタン−1,3−ジオール、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコール、2−メチル−1−ブタノール、1−デカノール、1−ペンテン−3−オール、2−エチル1−ヘキサノール、2−ペンタノール、3−ペンタノール、3−メチル−2−ブタノール、3−メチル−2−ブテノール、3−メチル−3−ブタノール、イソアミルアルコール、i−ブタノール、ベンジルアルコール、シトロネロール、テルピネオール、ヒドロキシシトロネラール、又はヒドロキシシトロネラールジメチルアセタールが好ましく、エタノール又はイソプロパノールがより好ましく、エタノールが更に好ましい。
<アルコール以外の溶媒>
本発明の組成物の溶媒としては、アルコール以外の溶媒であってもよい。
アルコール以外の溶媒としては、水、又は有機溶媒(アルコールは除く。)が挙げられる。
上記有機溶媒としては特に制限されないが、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサン、酢酸エチル、酢酸イソアミル、酢酸イソプロピル、酢酸ゲラニル、酢酸シクロヘキシル、酢酸シトロネリル、酢酸シンナミル、酢酸テルピニル、酢酸フェニルエチル、酢酸ブチル、酢酸ベンジル、酢酸メンチル、酢酸リナリル、酪酸、酪酸エチル、酪酸ブチル、酪酸イソアミル、酪酸シクロヘキシル、エチレンジクロライド、テトラヒドロフラン、トルエン、エチレングリコールジメチルエーテル、アセチルアセトン、シクロヘキサノン、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、2−メチルプロパナール、2−メチルブチルアルデヒド、3−メチル−2−ブテナール、3−メチルブタナール、L−ペリルアルデヒド、アセトアルデヒド、アセト酢酸エチル、イソアミルアセテート、酪酸イソアミル、イソバレルアルデヒド、イソブタナール、酢酸イソプロピル、イソプロピルミリステレート、イソ吉草酸イソアミル、イソ吉草酸エチル、乳酸エチル、ヘプタン酸エチル、オクタナール、オクタン酸エチル、オクタナール、オクタン酸、オクタン酸エチル、オクチルアルデヒド、ギ酸、ギ酸イソアミル、ギ酸ゲラニル、ギ酸シトロネリル、ケイ皮アルデヒド、ケイ皮酸エチル、ケイ皮酸メチル、シトラール、シトロネラール、ジイソプロピルエーテル、ジイソプロピルジサルファイド、ジイソプロピルジスルフィド、ジエチルエーテル、ジエチルタートレート、ジエチルピロカーボネート、デカナール、デカン酸エチル、トリアセチン、クエン酸三エチル、トルエン、ノナラクトン、バレルアルデヒド、パラメチルアセトフェノン、パラメトキシベンズアルデヒド、ひまし油、フェニル酢酸イソアミル、フェニル酢酸イソブチル、フェニル酢酸エチル、ブタナール、プロピオンアルデヒド、プロピオン酸、プロピオン酸イソアミル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸ベンジル、ヘキサン、ヘプタン、ベンズアルデヒド、ユーカリプトール、イオノン、酢酸テルピニル、α−アミルシンナムアルデヒド、臭素化植物油、酢酸、二炭酸ジメチル、乳酸エチル、熱酸化大豆油、熱酸化大豆油とグリセリンのエステル、及び流動パラフィン等が挙げられる。
上記有機溶媒としては安全性上の観点から食品添加物であることが好ましく、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、酢酸イソアミル、酢酸イソプロピル、酢酸ゲラニル、酢酸シクロヘキシル、酢酸シトロネリル、酢酸シンナミル、酢酸テルピニル、酢酸フェニルエチル、酢酸ブチル、酢酸ベンジル、酢酸メンチル、酢酸リナリル、酪酸、酪酸エチル、酪酸ブチル、酪酸イソアミル、酪酸シクロヘキシル、2−メチルプロパナール、2−メチルブチルアルデヒド、3−メチル−2−ブテナール3−メチルブタナール、l−ペリルアルデヒド、アセトアルデヒド、アセト酢酸エチル、イソアミルアセテート、酪酸イソアミル、イソバレルアルデヒド、イソブタナール、酢酸イソプロピル、イソプロピルミリステレート、イソ吉草酸イソアミル、イソ吉草酸エチル、乳酸エチル、ヘプタン酸エチル、オクタナール、オクタン酸、オクタン酸エチル、オクチルアルデヒド、ギ酸、ギ酸イソアミル、ギ酸ゲラニル、ギ酸シトロネリル、ケイ皮アルデヒド、ケイ皮酸エチル、ケイ皮酸メチル、シトラール、シトロネラール、ジイソプロピルエーテル、ジイソプロピルジサルファイド、ジイソプロピルジスルフィド、ジエチルエーテル、ジエチルタートレート、ジエチルピロカーボネート、デカナール、デカン酸エチル、トリアセチン、クエン酸三エチル、トルエン、ノナラクトン、バレルアルデヒド、パラメチルアセトフェノン、パラメトキシベンズアルデヒド、ひまし油、フェニル酢酸イソアミル、フェニル酢酸イソブチル、フェニル酢酸エチル、ブタナール、プロピオンアルデヒド、プロピオン酸、プロピオン酸イソアミル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸ベンジル、ヘキサン、ヘプタン、ベンズアルデヒド、ユーカリプトール、イオノン、酢酸テルピニル、α−アミルシンナムアルデヒド、臭素化植物油、酢酸、二炭酸ジメチル、乳酸エチル、熱酸化大豆油、熱酸化大豆油とグリセリンのエステル、又は流動パラフィンが好ましい。
アルコール以外の溶媒としては、なかでも、水が好ましい。
本発明の組成物中、溶媒の含有量(複数種存在する場合はその合計)は、組成物の全質量に対して、0.5〜99.9質量%が好ましく、10〜99.8質量%がより好ましく、50〜99.8質量%が更に好ましく、80〜99.8質量%が特に好ましい。
本発明の組成物がアルコールを含む場合、抗ウイルス活性がより優れる点で、アルコールの含有量(複数種存在する場合はその合計)は、溶媒の全質量に対して、例えば、30質量%以上であり、40質量%以上が好ましく、60質量%以上がより好ましい。なお、アルコールの含有量の上限値は特に制限されないが、溶媒の全質量に対して、例えば、100質量%以下であり、80質量%以下が好ましい。
なかでも、溶媒としてエタノールを含む場合、取扱い性の観点から、エタノールの含有量は、溶媒の全質量に対して、80質量%以下が好ましく、60質量%未満がより好ましく、40質量%以下が更に好ましい。
本発明の組成物がアルコール(特に、エタノール)を含み、且つ、上記アルコールの含有量が溶媒の全質量に対して60質量%未満(好ましくは40質量%以下)である場合、上述した無機粒子(1)及び/又は無機粒子(2)の平均粒径をより小さくすることで、上記組成物の抗ウイルス活性を向上させることができる。具体的には、例えば、無機粒子(1)が第1の金属として銅を含み、無機粒子(2)が第2の金属として銀を含む場合においては、上記無機粒子(1)の平均粒径は、抗ウイルス活性により優れる点で、0.5μm以下が好ましく、0.2μm以下がより好ましい。
〔組成物のpH〕
本発明の組成物は、pHが9.0〜13.5である。pHが9.0未満である場合、抗ウイルス活性が劣る場合がある。一方、組成物の金属に対する腐食性がより抑制できる点で、pHの上限値は、11.5以下が好ましい。抗ウイルス性により優れる点で、pHは、10.0以上が好ましい。
より優れた抗ウイルス活性と金属に対する腐食性とを両立する点で、上記組成物のpHは、10.0〜11.5が好ましい。
pHは、pH電極「6337−10D」(株式会社堀場製作所製)を使用した卓上型pH計「F−72S」(株式会社堀場製作所製)を用いて測定できる。具体的な測定方法については、後述の通りである。
なお、本明細書において、pHは、25℃における値を意図する。
〔任意成分〕
本発明の組成物は、本発明の効果を奏する限りにおいて、上記以外の成分が含まれてもよい。任意成分としては特に制限されないが、例えば、界面活性剤、殺菌剤、消毒剤、除菌剤、酸化防止剤、pH調整剤、紫外線吸収剤、キレート剤、保湿剤、増粘剤・ゲル化剤、防腐剤、香料、及び色素等が挙げられる。本発明の組成物は、抗ウイルス活性がより優れる点で、なかでも、界面活性剤、殺菌剤、消毒剤、除菌剤、又は酸化防止剤を含むことが好ましく、界面活性剤、4級アンモニウム塩(例えば、塩化ベンザルコニウム等)、又は酸化防止剤を含むことがより好ましく、界面活性剤、又は4級アンモニウム塩(例えば、塩化ベンザルコニウム等)を含むことが更に好ましい。
<界面活性剤及び乳化剤>
本発明の組成物は、界面活性剤及び/又は乳化剤を含むことが好ましい。界面活性剤及び/又は乳化剤を含む本発明の組成物を基布に含浸させてワイパーとして使用する場合、拭き残しが少なく、洗浄性がより優れる。
界面活性剤、及び乳化剤としては特に限定されないが、例えば、アニオン性界面活性剤及びカチオン性界面活性剤等のイオン性界面活性剤(但し、ここでいうイオン性界面活性剤に、4級アンモニウム塩は含まれない)、並びにノニオン性界面活性剤等が挙げられる。
イオン性界面活性剤としては、アルキル硫酸塩(ドデシル硫酸ナトリウム等)、アルキルベンゼンスルホン酸塩(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等)、アルキルリン酸塩、及び、コール酸塩(デオキシコール酸ナトリウム、リトコール酸ナトリウム、及びコール酸ナトリウム等)等のアニオン性界面活性剤;アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩等のカチオン性界面活性剤;が挙げられる。
ノニオン系界面活性剤としては、炭素数が20超の化合物が好ましく、例えば、モノ−,ジ−,若しくはポリグリセリンの脂肪酸エステル類、プロピレングリコール脂肪酸モノエステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル等のエステル型;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリアルキレンアルキルエーテル、及び、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール等のエーテル型(花王株式会社製、エマルゲンシリーズ等);脂肪酸ポリエチレングリコール、及び、脂肪酸ポリオキシエチレンソルビタン等のエステルエーテル型;脂肪酸アルカノールアミド等のアルカノールアミド型等が挙げられる。
ノニオン性界面活性剤の具体例としては、例えば、ポリエチレングリコールモノラウリルエーテル、ポリエチレングリコールモノステアリルエーテル、ポリエチレングリコールモノセチルエーテル、ポリエチレングリコールモノラウリルエステル、及びポリエチレングリコールモノステアリルエステル等が挙げられる。
乳化剤としては特に制限されないが、非イオン性の乳化剤の場合、炭素数20超が好ましい。乳化剤としては、具体的に、オレイン酸塩(塩の形態としては、カルシウム塩、ナトリウム塩、及びカリウム塩が挙げられる。)、カプリン酸塩(塩の形態としては、カルシウム塩、ナトリウム塩、及びカリウム塩が挙げられる。)、カプリル酸塩(塩の形態としては、カルシウム塩、ナトリウム塩、及びカリウム塩が挙げられる。)、ラウリン酸塩(塩の形態としては、カルシウム塩、ナトリウム塩、及びカリウム塩が挙げられる。)、ガムロジングリセリンエステル、オクテニルコハク酸デンプンナトリウム、クエン酸ステアリル、クエン酸モノグリセリド、グリセリンの乳酸及び脂肪酸エステル類、モノ−,ジ−,若しくはポリグリセリンの脂肪酸エステル類、ステアリン酸塩(塩の形態としては、カルシウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩、アルミニウム塩、カリウム塩、及びナトリウム塩が挙げられる。)、ミリスチン酸塩(塩の形態としては、カルシウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩、アルミニウム塩、カリウム塩、及びナトリウム塩が挙げられる。)、パルミチン酸塩(塩の形態としては、カルシウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩、アルミニウム塩、カリウム塩、及びナトリウム塩が挙げられる。)、ステアロイル乳酸カルシウム、ステアロイル乳酸ナトリウム、ソルビタン脂肪酸エステル、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、レシチン、水酸化レシチン、部分水解レシチン、ヒマワリレシチン、酵素処理レシチン、プロピレングリコール脂肪酸エステル、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、トリステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン、キラヤ抽出物、植物性ステロール、スフィンゴ脂質、ダイズサポニン、胆汁末、動物性ステロール、分別レシチン、ユッカフォーム抽出物、卵黄レシチン、トール油、及びロジングリセリンエステルが挙げられる。
上記界面活性剤及び乳化剤としては、なかでも、安全性の観点から食品添加物であることが好ましく、コール酸塩(塩の形態としては、カルシウム塩、ナトリウム塩、及びカリウム塩が挙げられる。)、デオキシコール酸塩(塩の形態としては、カルシウム塩、ナトリウム塩、及びカリウム塩が挙げられる。)、オレイン酸塩(塩の形態としては、カルシウム塩、ナトリウム塩、及びカリウム塩が挙げられる。)、カプリン酸塩(塩の形態としては、カルシウム塩、ナトリウム塩、及びカリウム塩が挙げられる。)、カプリル酸塩(塩の形態としては、カルシウム塩、ナトリウム塩、及びカリウム塩が挙げられる。)、ラウリン酸塩(塩の形態としては、カルシウム塩、ナトリウム塩、及びカリウム塩が挙げられる。)、ガムロジングリセリンエステル、オクテニルコハク酸デンプンナトリウム、クエン酸三エチル、クエン酸ステアリル、クエン酸モノグリセリド、グリセリンの乳酸及び脂肪酸エステル類、モノ−,ジ−,若しくはポリグリセリンの脂肪酸エステル類、ショ糖脂肪酸エステル、ステアリン酸塩(塩の形態としては、カルシウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩、アルミニウム塩、カリウム塩、及びナトリウム塩が挙げられる。)、ミリスチン酸塩(塩の形態としては、カルシウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩、アルミニウム塩、カリウム塩、及びナトリウム塩が挙げられる。)、パルミチン酸塩(塩の形態としては、カルシウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩、アルミニウム塩、カリウム塩、及びナトリウム塩が挙げられる。)、ステアロイル乳酸カルシウム、ステアロイル乳酸ナトリウム、ソルビタン脂肪酸エステル、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、レシチン、水酸化レシチン、部分水解レシチン、ヒマワリレシチン、酵素処理レシチン、プロピレングリコール脂肪酸エステル、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、トリステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン、キラヤ抽出物、植物性ステロール、スフィンゴ脂質、ダイズサポニン、胆汁末、動物性ステロール、分別レシチン、ユッカフォーム抽出物、卵黄レシチン、トール油、又はロジングリセリンエステルが好ましい。
界面活性剤及び乳化剤は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明の組成物が界面活性剤及び/又は乳化剤を含む場合、界面活性剤及び乳化剤の含有量(複数種存在する場合はその合計)は、組成物の全質量に対して、0.01〜2質量%が好ましく、0.05〜2質量%がより好ましく、0.05〜1質量%が更に好ましい。
<殺菌剤、消毒剤、及び除菌剤>
殺菌剤、消毒剤、及び除菌剤としては特に制限されず、例えば、4級アンモニウム塩、光触媒、アルデヒド系化合物、ヨード系化合物、ピグアニド化合物、及びアクリノール水和物(例えば、乳酸6,9−ジアミノ−2−エトキシアクリジン一水和物)等が挙げられる。本発明の組成物と組み合わせた際に、抗ウイルス活性がより優れる点で、なかでも、4級アンモニウム塩が好ましい。
(4級アンモニウム塩)
4級アンモニウム塩としては特に制限されず、例えば、下記式(2)〜(5)で表される化合物が挙げられる。
Figure 2020045413
Figure 2020045413
式(2)中、R21〜R24は、各々独立に、脂肪族炭化水素基、アリール基、アラルキル基、又はヘテロアリール基を示す。
21〜R24で表される脂肪族炭化水素基としては、直鎖状、分岐鎖状、及び環状のいずれであってもよい。
また、R21〜R24で表される脂肪族炭化水素基は、ヘテロ原子を含んでいてもよい。ヘテロ原子の種類は特に制限されないが、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、セレン原子、又はテルル原子等が挙げられる。なかでも、抗ウイルス活性がより優れる点で、−Y1−、−N(Ra)−、−C(=Y2)−、−CON(Rb)−、−C(=Y3)Y4−、−SOt−、−SO2N(Rc)−、又はこれらを組み合わせた基の態様で含まれることが好ましい。
1〜Y4は、各々独立に、酸素原子、硫黄原子、セレン原子、及びテルル原子からなる群から選択される。なかでも、取り扱いがより簡便である点から、酸素原子、又は硫黄原子が好ましい。tは、1〜3の整数を表す。上記Ra、Rb、及びRcは、各々独立に、水素原子、又は炭素数1〜10のアルキル基を表す。
なお、上記脂肪族炭化水素基がヘテロ原子を含む場合、−CH2−がヘテロ原子で置換される。
21〜R24で表される脂肪族炭化水素基としては、具体的には、アルキル基(炭素数1〜30が好ましく、炭素数1〜20がより好ましい)、アルケニル基(炭素数2〜30が好ましく、炭素数2〜20がより好ましい)、又はアルキニル基(炭素数2〜30が好ましく、炭素数2〜20がより好ましい)等が挙げられる。なかでも、アルキル基が好ましい。
21〜R24で表されるアリール基としては、特に制限されず、例えば、炭素数6〜18のアリール基が好ましく、具体的には、フェニル基、及びナフチル基が挙げられる。
21〜R24で表されるアラルキル基としては特に制限されないが、例えば、炭素数7〜15のアラルキル基が好ましく、具体的には、ベンジル基、フェネチル基、1−ナフチルメチル基、1−(1−ナフチル)エチル基、トリフェニルメチル基、及びピレニルメチル基等が挙げられる。
21〜R24で表されるヘテロアリール基としては、例えば、炭素数3〜12のヘテロアリール基が好ましく、例えば、フリル基、チオフリル基、ピリジル基、ピラゾール基、イミダゾリル基、ベンゾイミダゾリル基、インドリル基、キノリル基、イソキノリル基、プリン基、ピリミジル基、ピラジル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、トリアジル基、カルバゾリル基、キノキサリル基、及びチアジン基等が挙げられる。
21〜R24で表される脂肪族炭化水素基、アリール基、アラルキル基、及びヘテロアリール基は、更に置換基を有していてもよい。置換基としては、上述した置換基群Wに例示されるものが挙げられる。
は、水酸化物イオン以外の1価のアニオンを表す。
としては、具体的には、ハロゲン化物イオン(例えば、F、Cl、Br、I、Br3 、Br2Cl、I3 、IBr2 、Cl2Br、HF2 、H23 、AuBr2 、AuCl2 、AuI2 、及びFeCl4 が挙げられる。)、カルボキシレートアニオン、シアン化物アニオン、スルホンイミドアニオン(N(SO2R)2:Rは、フッ素原子、炭化水素基(例えば、炭素数1〜20のアルキル基が挙げられる。)、又はパーフルオロ炭化水素基(例えば、炭素数1〜20のパーフルオロアルキル基が挙げられる。)である。)、ボロヒドリドアニオン、ジクロロヨウ素酸アニオン、テトラフルオロボレートアニオン、ヘキサフルオロホスファートアニオン、過塩素酸アニオン、硫酸アニオン、硫酸水素アニオン、硝酸アニオン、ジシアナミドアニオン[N(CN)2]、アジ化物アニオン(N3 )、アルカン又はアリールスルホン酸アニオン、パーフルオロアルカン又はアリールスルホン酸アニオン、アルキル又はアリール硫酸エステルアニオン(ROSO3 :Rは、炭素数1〜20のアルキル基、又は炭素数6〜18のアリール基を表す。)、アルキル又はアリールリン酸エステルアニオン((RO)2PO2 :Rは、各々独立に、炭素数1〜20のアルキル基、又は炭素数6〜18のアリール基を表す。)、チオシアン化物アニオン(SCN)、トリアセトキシボロヒドリドアニオン、ペルルテナートアニオン(RuO4 )、Cu(CF34 、C(CN)3 、及びCF3BF3 が挙げられる。
以下に、式(2)で表される化合物を例示するが、本発明はこれに制限されない。
Figure 2020045413
Figure 2020045413
式(3)中、Xは、式(2)中のXと同義であり、好適態様も同じである。
また、R31及びR32は、式(2)中のR21〜R24と同義であり、好適態様も同じである。
31及びY32は、各々独立に、−C(R332−、−NR34−、−O−、−CO−、−CO2−、−S−、−SO−、又は−SO2−を表す。なお、式(2)中、Y32が複数ある場合、複数のY32は同一であっても、異なっていてもよい。
33は、水素原子、又は、脂肪族炭化水素基、アリール基、アラルキル基、へテロアリール基、及びハロゲン原子からなる群より選ばれる1価の有機基を表す。
34は、水素原子、又は、脂肪族炭化水素基、アリール基、アラルキル基、及びへテロアリール基からなる群より選ばれる1価の有機基を表す。
33及びR34で表される脂肪族炭化水素基、アリール基、アラルキル基、及びヘテロアリール基は、式(2)中のR21〜R24で表される脂肪族炭化水素基、アリール基、アラルキル基、又はヘテロアリール基と同義であり、好適態様も同じである。
33及びR34で表されるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、及びヨウ素原子が挙げられる。
33及びR34で表される脂肪族炭化水素基、アリール基、アラルキル基、又はヘテロアリール基は、更に置換基を有していてもよい。置換基としては、上述した置換基群Wに例示されるものが挙げられる。
なお、Y31、又はY32が、−C(R332−又は−NR34−を表す場合、R31で表される1価の有機基は、R33又はR34と互いに連結して芳香族性又は非芳香族性の環を形成してもよい。
また、R31及びR32は、互いに連結して芳香族性又は非芳香族性の環を形成してもよい。
nは、1〜18の整数を表す。
以下に、式(3)で表される化合物を例示するが、本発明はこれに制限されない。
Figure 2020045413
式(4)中、Xは、式(2)中のXと同義であり、好適態様も同じである。
また、R41は、式(2)中のR21〜R24と同義であり、好適態様も同じである。
41〜Y45は、各々独立に、窒素原子、又は=CR42−を表す。R42は、水素原子、又は、1価の置換基を示す。
42で表される1価の置換基としては特に制限されないが、例えば、上述した置換基群Wに例示されるものが挙げられる。
なお、Y41〜Y45のうちの2以上が=CR42−を表す場合、隣接する炭素原子に置換するR42同士は、互いに連結して芳香族性又は非芳香族性の環を形成してもよい。
また、Y41〜Y45が=CR42−を表す場合、R42で表される1価の置換基は、R41と互いに連結して芳香族性又は非芳香族性の環を形成してもよい。
以下に、式(4)で表される化合物を例示するが、本発明はこれに制限されない。
Figure 2020045413
Figure 2020045413
式(5)中、Xは、式(2)中のXと同義であり、好適態様も同じである。
51〜Y53は、式(4)のY41〜Y45と同義であり、好適態様も同じである。
54は、>NR51、硫黄原子、又は酸素原子を表す。
51及びR52は、式(2)中のR21〜R24と同義であり、好適態様も同じである。
以下に、式(5)で表される化合物を例示するが、本発明はこれに制限されない。
Figure 2020045413
Figure 2020045413
(光触媒)
光触媒としては、光触媒作用を示すことが知られている物質であれば特に制限されず、例えば、TiO2、SrTiO2、ZnO、CdS、SnO2、及びWO3等が挙げられる。
(アルデヒド系化合物)
アルデヒド系化合物としては特に制限されないが、例えば、グルタラール、フタラール、及びホルマリン等が挙げられる。
(ヨード系化合物)
ヨード系化合物としては特に制限されないが、例えば、ポピドンヨード、及びヨードチンキ等が挙げられる。
(ピグアニド化合物)
ピグアニド化合物としては特に制限されないが、例えば、クロルヘキシジングルコン酸塩、クロルヘキシジン塩酸塩、及びクロルヘキシジン酢酸塩等が挙げられる。
殺菌剤、消毒剤、及び除菌剤は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明の組成物が殺菌剤、消毒剤、及び/又は除菌剤を含む場合、殺菌剤、消毒剤、及び除菌剤の含有量(複数種存在する場合はその合計)は、組成物の全質量に対して、0.001〜10質量%が好ましく、0.01〜3質量%がより好ましく、0.01〜1質量%が更に好ましい。
<酸化防止剤>
本発明の組成物は、酸化防止剤を含むことが好ましい。本発明の組成物が酸化防止剤を含む場合、抗ウイルス活性がより優れる。
酸化防止剤としては特に制限されず、例えば、「抗酸化剤の理論と実際」(梶本著、三書房 1984)、及び「酸化防止剤ハンドブック」(猿渡、西野、田端著、大成社 1976)に記載の各種酸化防止剤を使用できる。
酸化防止剤としては、アスコルビン酸、アスコルビン酸誘導体、及びそれらの塩;エリソルビン酸、エリソルビン酸誘導体、及びそれらの塩;フェノール性水酸基を有する化合物;フェニレンジアミン等のアミン系化合物;が挙げられる。
上記アスコルビン酸、アスコルビン酸誘導体、及びそれらの塩としては、例えば、L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸ナトリウム、L−アスコルビン酸カリウム、L−アスコルビン酸カルシウム、L−アスコルビン酸リン酸エステル、L−アスコルビン酸リン酸エステルのマグネシウム塩、L−アスコルビン酸硫酸エステル、L−アスコルビン酸硫酸エステル2ナトリウム塩、L−アスコルビン酸ステアリン酸エステル、L−アスコルビン酸2−グルコシド、L−アスコルビル酸パルミチン酸エステル、及びテトライソパルミチン酸L−アスコルビル等が挙げられる。
上記エリソルビン酸、エリソルビン酸誘導体、及びそれらの塩としては、例えば、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム、エリソルビン酸カリウム、エリソルビン酸カルシウム、エリソルビン酸リン酸エステル、及びエリソルビン酸硫酸エステル等が挙げられる。
上記フェノール性水酸基を有する化合物としては、ポリフェノール類(例えば、茶抽出物に含まれるカテキン)、ノルジヒドログアヤレチック酸(NDGA)、没食子酸エステル類(例えば、没食子酸プロピル、没食子酸ブチル、及び没食子酸オクチル等)、BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)、BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、カルシノン酸類(ローズマリー抽出物等)、フェルラ酸、ビタミンE類、及びビスフェノール類等が挙げられる。
なお、上記ビタミンE類としては、例えば、トコフェロール(ビタミンE)及びその誘導体、並びに、トコトリエノール及びその誘導体等が挙げられる。
上記トコフェロール及びその誘導体としては、例えば、dl−α−トコフェロール、dl−β−トコフェロール、dl−γ−トコフェロール、dl−δ−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸−dl−α−トコフェロール、リノール酸−dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロール、及びこれらの酢酸エステル等が挙げられる。
上記トコトリエノール及びその誘導体としては、α−トコトリエノール、β−トコトリエノール、γ−トコトリエノール、δ−トコトリエノール、及びこれらの酢酸エステル等が挙げられる。
上記アミン系化合物としては、フェニレンジアミン、ジフェニル−p−フェニレンジアミン、及び4−アミノ−p−ジフェニルアミン等が挙げられる。
上記酸化防止剤としては、なかでも、安全性の観点から食品添加物であることが好ましく、4−ヘキシルレゾルシン、BHT、ブチルヒドロキシアニソール、エチレンジアミン四酢酸カルシウムニナトリウム、L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸カルシウム、L−アスコルビン酸ステアリン酸エステル、L−アスコルビン酸ナトリウム、L−アスコルビン酸パルミチン酸エステル、tert−ブチルヒドロキノン、d−α−トコフェロール濃縮物、dl−α−トコフェロール、アノクソマー、イソアスコルビン酸、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム、クエン酸イソプロピル、グアヤク脂、グアヤク樹脂、ジラウリルチオジプロピオネート、チオジプロピオン酸、チオジプロピオン酸ジステアリルエステル、チオ硫酸ナトリウム、ノルジヒドログアヤレチック酸、ピロ亜硫酸カリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、プロトカテキュ酸エチル、フェルラ酸、没食子酸プロピル、没食子酸イソアミル、没食子酸ドデシル、亜硫酸カリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素カリウム、亜硫酸水素ナトリウム、又は塩化第一錫が好ましい。
酸化防止剤は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明の組成物が酸化防止剤を含む場合、酸化防止剤の含有量(複数種存在する場合はその合計)は、組成物の全質量に対して、0.001〜2質量%が好ましく、0.01〜1質量%がより好ましく、0.01〜0.5質量%が更に好ましい。
<pH調整剤>
pH調整剤としては特に制限されないが、金属アルコキシド(例えば、ナトリウムメトキシド、及びナトリウムエトキシド等)、金属酸化物(例えば、酸化カルシウム、及び酸化マグネシウム等)、炭酸水素塩(炭酸水素アンモニウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、及び炭酸水素カルシウム等)、金属水酸化物(水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化アルミニウム、水酸化ルビジウム、水酸化セシウム、水酸化ストロンチウム、水酸化バリウム、水酸化ユウロピリウム(II)、及び水酸化タリウム(I)等)、炭酸塩(炭酸アンモニウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸マグネシウム、及び炭酸セシウム等)、水酸化4級アンモニウム、有機塩基(グアニジン誘導体、ジアザビシクロウンデセン、及びジアザビシクロノネン等)、フォスファゼン塩基、及びプロアザフォスファトラン塩基等が挙げられる。
pH調整剤としては、安全性の観点から食品添加物として使用されるものが好ましく、ナトリウムメトキシド、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素カルシウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸アンモニウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、又は炭酸マグネシウムが好ましい。
pH調整剤は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明の組成物がpH調整剤を含む場合、pH調整剤の含有量(複数種存在する場合はその合計)は、特定化合物の含有量等によって適宜変更されるため、限定することはできないが、組成物のpHが9.5超となるように、組成物の全質量に対して、0.001〜30質量%が好ましく、0.005〜20質量%がより好ましく、0.01〜10質量%が更に好ましい。
<紫外線吸収剤>
紫外線吸収剤としては特に制限されないが、例えば、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸オクチル、及びサリチル酸トリエタノールアミン等のサリチル酸系化合物;パラアミノ安息香酸、エチルジヒドロキシプロピルパラアミノ安息香酸、グリセリルパラアミノ安息香酸、オクチルジメチルパラアミノ安息香酸、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、及びパラジメチルアミノ安息香酸2−エチルへキシル等のパラアミノ安息香酸系化合物;4−(2−β−グルコピラノシロキシ)プロポキシ−2−ヒドロキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンジスルホン酸ナトリウム、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、及びヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸及びその三水塩、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2、2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、及び2−ヒドロキシ−4−N−オクトキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系化合物;パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル(別名;パラメトキシケイ皮酸オクチル)、ジパラメトキシケイ皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、2,5−ジイソプロピルケイ皮酸メチル、2,4,6−トリス[4−(2−エチルへキシルオキシカルボニル)アニリノ]−1,3,5−トリアジン、トリメトキシケイ皮酸メチルビス(トリメチルシロキシ)シリルイソペンチル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル・ジイソプロピルケイ皮酸エステル混合物、及びp−メトキシハイドロケイ皮酸ジエタノールアミン塩等のケイ皮酸系化合物;2−フェニル−ベンズイミダゾール−5−硫酸、4−イソプロピルジベンゾイルメタン、及び4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン等のベンゾイルメタン系化合物;2−シアノ−3,3−ジフェニルプロパ−2−エン酸−2−エチルヘキシルエステル(別名;オクトクリレン)、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸2−エチルへキシル、1−(3,4−ジメトキシフェニル)−4,4−ジメチル−1,3−ペンタンジオン、シノキサート、メチル−O−アミノベンゾエート、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、3−(4−メチルベンジリデン)カンフル、オクチルトリアゾン、4−(3,4−ジメトキシフェニルメチレン)−2,5−ジオキソ−1−イミダゾリジンプロピオン酸2−エチルヘキシル、これらの高分子誘導体、並びにシラン誘導体等が挙げられる。
紫外線吸収剤は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明の組成物が紫外線吸収剤を含む場合、紫外線吸収剤の含有量(複数種存在する場合はその合計)は、組成物の全質量に対して、0.001〜3質量%が好ましく、0.001〜2質量%がより好ましく、0.001〜1質量%が更に好ましい。
<キレート剤>
キレート剤としては特に制限されないが、例えば、アミノポリカルボン酸系キレート剤、芳香族又は脂肪族カルボン酸系キレート剤、アミノ酸系キレート剤、ホスホン酸系キレート剤、リン酸系キレート剤、ヒドロキシカルボン酸系キレート剤、高分子電解質(オリゴマー電解質を含む)系キレート剤、ジメチルグリオキシム、チオグリコール酸、フィチン酸、グリオキシル酸、及びグリオキサール酸等が挙げられる。これらのキレート剤は、それぞれフリーの酸型であっても、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等の塩の形であってもよい。
アミノポリカルボン酸系キレート剤としては、例えば、エチレンジアミンテトラ酢酸、エチレンジアミンジ酢酸、シクロヘキサンジアミンテトラ酢酸、ニトリロトリ酢酸、イミノジ酢酸、N−(2−ヒドロキシエチル)イミノジ酢酸、ジエチレントリアミンペンタ酢酸、N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミントリ酢酸、グリコールエーテルジアミンテトラ酢酸、グルタミン酸ジ酢酸、アスパラギン酸ジ酢酸、及びこれらの塩類等が挙げられる。
芳香族又は脂肪族カルボン酸系キレート剤としては、例えば、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、セバシン酸、アゼライン酸、イタコン酸、アコニット酸、ピルビン酸、サリチル酸、アセチルサリチル酸、ヒドロキシ安息香酸、アミノ安息香酸(アントラニル酸を含む)、フタル酸、フマル酸、トリメリット酸、没食子酸、ヘキサヒドロフタル酸、及びこれらの塩類等が挙げられる。
アミノ酸系キレート剤としては、例えば、グリシン、セリン、アラニン、リジン、シスチン、システイン、エチオニン、チロシン、メチオニン、及びこれらの塩類等が挙げられる。
ホスホン酸系キレート剤としては、例えば、イミノジメチルホスホン酸、アルキルジホスホン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、及びこれらの塩類等が挙げられる。
リン酸系キレート剤としては、例えば、オルトリン酸、ピロリン酸、トリリン酸、及びポリリン酸等が挙げられる。
ヒドロキシカルボン酸系キレート剤としては、例えば、リンゴ酸、クエン酸、グリコール酸、グルコン酸、ヘプトン酸、酒石酸、乳酸、及びこれらの塩類等が挙げられる。
高分子電解質(オリゴマー電解質を含む)系キレート剤としては、例えば、アクリル酸重合体、無水マレイン酸重合体、α−ヒドロキシアクリル酸重合体、イタコン酸重合体、及びこれらの重合体の構成モノマー2種以上からなる共重合体、並びにエポキシコハク酸重合体等が挙げられる。
キレート剤は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明の組成物がキレート剤を含む場合、キレート剤の含有量(複数種存在する場合はその合計)は、組成物の全質量に対して、0.001〜3質量%が好ましく、0.001〜2質量%がより好ましく、0.001〜1質量%が更に好ましい。
<保湿剤>
保湿剤としては特に制限されず、例えば、デオキシリボ核酸、ムコ多糖類、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、アロエエキス、ゼラチン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、ポリオキシプロピレンメチルグルコシド、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、及びホエイ等が挙げられる。
保湿剤は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明の組成物が保湿剤を含む場合、保湿剤の含有量(複数種存在する場合はその合計)は、組成物の全質量に対して、0.001〜3質量%が好ましく、0.001〜2質量%がより好ましく、0.001〜1質量%が更に好ましい。
<増粘剤及びゲル化剤>
増粘剤及びゲル化剤としては、例えば、無水マレイン酸・メチルビニルエーテル共重合体、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体、セルロース又はその誘導体、ケラチン及びコラーゲン又はそれらの誘導体、アルギン酸カルシウム、プルラン、寒天、タマリンド種子多糖類、キサンタンガム、カラギーナン、ハイメトキシルペクチン、ローメトキシルペクチン、グアーガム、アラビアゴム、えん麦ガム、アカシアガム、結晶セルロース、アラビノガラクタン、カラヤガム、トラガカントガム、カロブビーンガム、ガティガム、アルギン酸及びその塩(塩の形態としては、アンモニウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、及びナトリウム塩が挙げられる。)、アルギン酸プロピレングリコールエステル、アルブミン、カゼイン、カードラン、βグルカン及びβグルカン誘導体、ローカストビーンガム、ジェランガム、カッシアガム、マンナン、タラガム、トラガントガム、タマリンドガム、デキストラン、ポリデキストロース、α−グルコース、エチルヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース及びその塩(塩の形態としては、カルシウム塩、及びナトリウム塩が挙げられる。)、酵素分解カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルデンプン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルエチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピル化エピ架橋デンプン、ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプン、アミロペクチン、ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプン、アセチル化アジピン酸架橋デンプン、酸化ヒドロキシプロピル化エピ架橋デンプン、アセチル化リン酸架橋デンプン、アセチル化酸化デンプン、アルカリ処理デンプン、酸化ヒドロキシプロピル化エピ架橋デンプン、グリセロール架橋デンプン、酸処理デンプン、リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン、リン酸化デンプン、酢酸デンプン、漂白デンプン、酵素処理デンプン、酸化デンプン、デンプングリコール酸ナトリウム、デンプンコハク酸ナトリウム、グルコマンナン、シクロデキストリン、デキストリン、プルラン、ペクチン、ポリアクリル酸ナトリウム、ユーケマ、β−1,3−グルカン寒天、並びにα−グルコースの誘導体等が挙げられる。
増粘剤及びゲル化剤は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明の組成物が増粘剤及び/又はゲル化剤を含む場合、増粘剤及びゲル化剤の含有量(複数種存在する場合はその合計)は、組成物の全質量に対して、0.001〜3質量%が好ましく、0.001〜2質量%がより好ましく、0.001〜1質量%が更に好ましい。
<防腐剤>
防腐剤としては特に制限されないが、例えば、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、ソルビン酸ナトリウム、ソルビン酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、過酸化水素、ギ酸、ギ酸エチル、ジ亜塩素酸ナトリウム、プロピオン酸、プロピオン酸ナトリウム、プロピオン酸カルシウム、ペクチン分解物、ポリリジン、フェノキシエタノール、チラム、チアベンダゾール、イマザリル、ジフェニル、ナタマイシン、フルジオキソニル、アゾキシストロビン、及びティートリー油が挙げられる。
防腐剤は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明の組成物が防腐剤を含む場合、防腐剤の含有量(複数種存在する場合はその合計)は、組成物の全質量に対して、0.001〜3質量%が好ましく、0.001〜2質量%がより好ましく、0.001〜1質量%が更に好ましい。
<香料>
香料としては特に制限されないが、例えば、ジャコウ、アカシア油、アニス油、イランイラン油、ジャスミン油、スウィートオレンジ油、スペアミント油、ゼラニウム油、ネロリ油、ハッカ油、ヒノキ油、フェンネル油、ペパーミント油、ベルガモット油、ライム油、ラベンダー油、レモン油、レモングラス油、ローズ油、ローズウッド油、アニスアルデヒド、シベトン、ムスコン、及びリモネン等が挙げられる。
香料は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明の組成物が香料を含む場合、香料の含有量(複数種存在する場合はその合計)は、組成物の全質量に対して、0.001〜3質量%が好ましく、0.001〜2質量%がより好ましく、0.001〜1質量%が更に好ましい。
<色素>
色素としては特に制限されないが、例えば、オキアミ色素、オレンジ色素、カオリン、グンジョウ、酸化クロム、酸化鉄、二酸化チタン、及びクロロフィル等が挙げられる。
色素は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明の組成物が色素を含む場合、香料の含有量(複数種存在する場合はその合計)は、組成物の全質量に対して、0.001〜3質量%が好ましく、0.001〜2質量%がより好ましく、0.001〜1質量%が更に好ましい。
〔組成物の製造方法〕
本発明の組成物は、上述した必須成分及び任意成分を、適宜混合することによって調製できる。なお、上記成分の混合の順番は特に制限されない。
〔剤型〕
本発明の組成物の剤型は特に制限されないが、例えば、液剤、ジェル剤、エアゾールスプレー剤、及び非エアゾールスプレー剤等が挙げられる。
〔用途〕
本発明の組成物は、抗ウイルス用組成物として使用されることが好ましく、例えば、カリシウイルス科、オルトミクソウイルス科、コロナウイルス科、及びヘルペスウイルス科等に属するウイルスを不活化する作用を有するため、上記のウイルスに作用させて上記のウイルスの活性を減少させる用途が好ましい。なお、カリシウイルス科に属するウイルスとしては、ノロウイルス属、サポウイルス属、ラゴウイルス属、ネボウイルス属、及びベシウイルス属に属するウイルス等が挙げられる。本発明の組成物は、なかでも、ノロウイルス属に属するウイルス及びベシウイルス属に属するウイルスに対して良好な不活化効果を発揮する。
また、本発明の組成物は、細菌及び真菌等の微生物(特に、プロテウス属(例えば、P.mirabilis、P.vulgaris等)等の尿素を分解する酵素(ウレターゼ)を産出する微生物)に対して良好な不活化効果を発揮する。
組成物は、なかでも、抗ノロウイルス用組成物として用いられるのが好ましい。
上記組成物の使用方法としては特に制限されないが、ノロウイルスが付着、又は、付着するおそれがある箇所に、塗布する、又は、予め塗布しておくことができる。組成物を塗布する方法としては特に制限されないが、例えば組成物を上記箇所に噴霧する方法、組成物を含む基布等によって上記箇所を拭く方法、及び、液体洗浄料である組成物で手指を洗浄する方法等が挙げられる。
[スプレー]
本発明のスプレーは、スプレー容器と、上記スプレー容器に収容された抗ウイルス用組成物と、を含む。なお、抗ウイルス用組成物としては、既に説明したとおりである。
上記スプレー容器は、エアゾールスプレー容器であっても、非エアゾールスプレー容器であってもよい。上記スプレー容器としては、なかでも、非エアゾールスプレー容器が好ましい。
上記スプレー容器がエアゾールスプレー容器である場合とは、例えば、スプレー容器が抗ウイルス用組成物以外に液体ガス及び圧縮ガス等のガスを含む形態を意図する。エアゾールスプレー容器としては、具体的には、液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル(DME)、炭酸ガス、窒素ガス、及びイソペンタン等のガスを含むスプレー容器が挙げられる。
上記スプレー容器が非エアゾールスプレー容器である場合とは、スプレー容器が、液体ガス及び圧縮ガス等のガスを実質的に含まずに、容器中に収容される液体を霧状及び泡状等の形態で容器外へ噴出させる機構を備えている形態を意図する。非エアゾールスプレー容器としては、例えば、ポンプ式、及びトリガー式等の蓄圧式のスプレー容器が挙げられる。
[ワイパー]
本発明のワイパーは、基布と、上記基布に含浸させた抗ウイルス用組成物と、を含む。
なお、抗ウイルス用組成物としては、既に説明したとおりである。
上記基布としては特に制限されず、天然繊維で形成されたものであっても、化学繊維で形成されたものであってもよい。
天然繊維としては、例えば、パルプ、綿、麻、亜麻、羊毛、キヤメル、カシミヤ、モヘヤ、及び絹等が挙げられる。
化学繊維としては、ポリエチレンテレフタレート、レーヨン、ポリノジック、アセテート、トリアセテート、ナイロン、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリアルキレンパラオキシベンゾエート、及びポリクラール等が挙げられる。
これらの基布のうち、組成物を含浸させやすい点で、親水性の基布が好ましい。親水性の基布とは、例えば、水酸基、アミノ基、カルボキシ基、アミド基、及びスルホニル基等の親水性基を有する繊維を含む基布である。親水性の基布としては、具体的には、植物性繊維、綿、パルプ、動物性繊維、レーヨン、ナイロン、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、及びポリビニルアルコール等が挙げられる。
また、基布としては、不織布、布、タオル、ガーゼ、及び脱脂綿等も使用でき、不織布が好ましい。
また、基布の目付(単位面積当たりの質量)は、100g/m2以下が好ましい。上記組成物を基布に含浸させる際の含浸量は、基布の質量に対して1倍以上の量が好ましい。
以下に実施例に基づいて本発明をさらに詳細に説明する。以下の実施例に示す材料、使用量、割合、処理内容、及び処理手順等は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更できる。したがって、本発明の範囲は以下に示す実施例により限定的に解釈されるべきものではない。
[組成物の調製]
〔実施例1:組成物1の調製〕
表1に示す成分配合に基づいて、容器中でエタノールを攪拌しながら、純水、平均粒径を1.0μmに調整した銅担持ケイ酸塩ガラス(無機粒子(1)に該当する。東亞合成製「NS−20C」:固形分濃度100質量%)、平均粒径を0.5μmに調整した銀担持リン酸塩ガラス(無機粒子(2)に該当する。富士ケミカル社製「バクテライト」、エタノール希釈:固形分濃度25質量%)を加え、且つ、調液後の組成物のpHが11.5となるようにpH調整剤を加えて組成物を得た。なお、pHの測定は、下記方法により実施した。
<pHの測定法>
pH計(製品名「pH・水質分析計 LAQUA F−72S」、(株)堀場製作所製)、及び、pH電極(製品名「6377−10D」、(株)堀場製作所製)を用い、pH標準液にてpHを校正後に測定を行った。サンプル液を液温25℃に調製後、電極をサンプル液に浸漬し、1〜2分程度放置し、数値が安定化したときのpHの値を読み取った。
〔実施例2〜13、比較例1〜8の組成物の調製〕
実施例1の組成物の調製方法に準じて、表1に示す成分配合及びpHにて、実施例2〜13及び比較例1〜8の組成物を調製した。
[評価]
調製した実施例1〜13及び比較例1〜8の組成物について、以下に示す方法により、抗ウイルス活性の評価を実施した。なお、抗ウイルス活性の評価は、組成物の調液直後、及び6か月保存後(25℃にて保存)の時点で実施した。
〔抗ネコカリシウイルス活性の評価〕
MEM(Minimum Essential Media)培地中でネコカリシウイルス(Feline calicivirus:ATCC VR−782)を培養して得たウイルス液を、上記で作製した組成物に接種した後に、10秒間撹拌した後、約25℃にて1分間静置した。次に、ウイルス液接種後の組成物の液0.1mLを回収し、9.9mLのSCDLP培地(Soybean. Casein Digest Agar with Lecithin and Polysorbate 80、血清を終濃度10%となるように添加したもの)に入れてよく混合し、試験液を得た。次に、寒天培地上で培養したCRFK細胞(猫腎由来株化細胞、ATCC CCL−94)に、上記試験液を0.1mL接種し、37℃で1時間吸着させた。次に、CRFK細胞上の試験液を洗い流し、寒天培地を重層して、2〜3日間培養した。培養後、形成されたプラーク数を計数し、感染価を算出し、これを「組成物の感染価」とした。また、組成物に代えて滅菌済精製水を用いた以外は上記と同様にして作製した検体についても感染価を算出し、これを「対照の感染価」とした。
組成物の抗ウイルス性(抗ウイルス活性値)は下記式1を用いて算出し、計算結果を下記基準を用いて評価した。
なお、評価に用いた組成物は、それぞれ調製した直後の組成物である。
式1: 抗ウイルス活性値=A−B
上記Aは、対照の感染価の常用対数値を表す。
上記Bは、組成物の感染価の常用対数値を表す。
<評価基準>
「A」:抗ウイルス活性値が4.0以上
「B」:抗ウイルス活性値が3.5以上4.0未満
「C」:抗ウイルス活性値が3.0以上3.5未満
「D」:抗ウイルス活性値が2.0以上3.0未満
「E」:抗ウイルス活性値が2.0未満
以下に、表1を示す。
表1中、抗ウイルス剤欄に記載される各成分の含有量(質量%)は、組成物の全質量に対する含有量を表す。
表1中の「銅担持ケイ酸塩ガラス」は、東亞合成製「NS−20C」(固形分濃度100質量%)であり、無機粒子(1)に該当する。銅担持ケイ酸塩ガラスは、平均粒径を調整した上で使用した。
表1中の「銀担持リン酸塩ガラス」は、富士ケミカル社製「バクテライト」(エタノール希釈:固形分濃度25質量%)であり、無機粒子(2)に該当する。銀担持リン酸塩ガラスは、平均粒径を調整した上で使用した。なお、第2の抗ウイルス成分欄に記載する「銀担持リン酸塩ガラス」の含有量(質量%)は、希釈溶剤であるエタノールを含まない、固形分としての含有量である。
表1中の「溶媒」欄の「残量部」とは、抗ウイルス用組成物の全組成(質量%)から、抗ウイルス成分欄に記載される第1の抗ウイルス成分及び第2の抗ウイルス成分の各固形分の含有量(質量%)、並びにpH調整剤の含有量(質量%)を差引いた量を意図する。
Figure 2020045413
表1の結果から、実施例の抗ウイルス用組成物は、ネコカリシウイルスに対して優れた抗ウイルス活性を示すことが確認された。
また、組成物のpHが10.0〜11.5の場合、ネコカリシウイルスに対する抗ウイルス活性を向上できることが確認された(実施例1〜3の対比、実施例4〜6の対比)。
また、第1の金属として銅を含む無機粒子(1)と、第2の金属として銀を含む無機粒子(2)とを含み、且つ、上記無機粒子(1)の平均粒径が0.5μm以下である場合、ネコカリシウイルスに対する抗ウイルス活性をより向上できることが確認された(実施例7と実施例9〜11の対比)。
また、組成物が無機粒子(1)として銅担持ケイ酸塩ガラスを含み、無機粒子(2)として銀担持ケイ酸リン酸塩ガラスを含む場合、ネコカリシウイルスに対する抗ウイルス活性をより向上できることが確認された(実施例2と実施例13の対比)。
また、組成物が溶媒としてアルコールを含む場合、ネコカリシウイルスに対する抗ウイルス活性(6か月保存後)をより向上できることが確認された(実施例2、実施例5、実施例7、実施例8、及び実施例12の対比)。
また、表1の結果から、比較例の抗ウイルス用組成物は、所望の抗ウイルス活性を示さないことが確認された。

Claims (17)

  1. 無機粒子及び溶媒を含み、且つ、pHが9.0〜13.5の抗ウイルス用組成物であって、
    前記無機粒子として、第1の金属を含む無機粒子と、前記第1の金属とは異なる第2の金属を含む無機粒子とを含む、抗ウイルス用組成物。
  2. 前記第1の金属を含む無機粒子が、前記第1の金属の単体、前記第1の金属の酸化物、及び無機担体と前記無機担体に担持された前記第1の金属とを有する金属担持無機担体からなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の抗ウイルス用組成物。
  3. 前記第2の金属を含む無機粒子が、前記第2の金属の単体、前記第2の金属の酸化物、及び無機担体と前記無機担体に担持された前記第2の金属とを有する金属担持無機担体からなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1又は2に記載の抗ウイルス用組成物。
  4. 前記無機担体がガラスである、請求項2又は3に記載の抗ウイルス用組成物。
  5. 前記第1の金属が銅であり、前記第2の金属が銀である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の抗ウイルス用組成物。
  6. 前記第1の金属を含む無機粒子が、ケイ酸塩ガラスと、前記ケイ酸塩ガラスに担持された銅とを有する銅担持ケイ酸塩ガラスである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の抗ウイルス用組成物。
  7. 前記第1の金属を含む無機粒子の平均粒径が0.5μm以下である、請求項6に記載の抗ウイルス用組成物。
  8. 前記第2の金属を含む無機粒子が、リン酸塩ガラスと、前記リン酸塩ガラスに担持された銀とを有する銀担持リン酸塩ガラスである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の抗ウイルス用組成物。
  9. 前記溶媒がアルコールを含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の抗ウイルス用組成物。
  10. 前記アルコールがエタノールを含む、請求項9に記載の抗ウイルス用組成物。
  11. 前記エタノールの含有量が、前記溶媒の全質量に対して、60質量%未満である、請求項10に記載の抗ウイルス用組成物。
  12. pHが9.0〜11.5である、請求項1〜11のいずれか1項に記載の抗ウイルス用組成物。
  13. 液剤である、請求項1〜12のいずれか1項に記載の抗ウイルス用組成物。
  14. ジェル剤である、請求項1〜12のいずれか1項に記載の抗ウイルス用組成物。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の抗ウイルス用組成物からなる、抗ノロウイルス用組成物。
  16. スプレー容器と、前記スプレー容器に収容された請求項1〜14のいずれか1項に記載の抗ウイルス用組成物と、を含む、スプレー。
  17. 基布と、前記基布に含浸させた請求項1〜14のいずれか1項に記載の抗ウイルス用組成物と、を含むワイパー。
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