JPWO2020041300A5 - - Google Patents
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Description
本開示の態様または実施形態が、マーカッシュグループまたはその他の代替のグループ分けの観点で説明されている場合、本開示には、列挙されているグループ全体がまとめて含まれるのみならず、そのグループの各構成要素が個々に含まれるとともに、その主要グループのあらゆる考え得るサブグループと、その主要グループから、そのグループの構成要素の1つ以上が欠けたグループも含まれる。本開示では、特許請求する開示内容において、グループの構成要素のうちのいずれかの1つ以上が明示的に除外されることも想定されている。
特定の実施形態では、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、
(a)GYTFTEYTMH(配列番号13)を含む重鎖可変領域CDR1、GINPNNYGAPYNQKFKG(配列番号14)を含む重鎖可変領域CDR2、及びGGYYFDY(配列番号15)を含む重鎖可変領域CDR3、及び/または
(b)KASQDVGTAVA(配列番号16)を含む軽鎖可変領域CDR1、WAFTRHT(配列番号17)を含む軽鎖可変領域CDR2、及びQQHYDTPFT(配列番号18)を含む軽鎖可変領域CDR3、
を含む前記結合剤。
(項目2)
(a)配列番号19もしくは配列番号21との配列同一性が少なくとも80%である重鎖可変領域、及び/または
(b)配列番号20もしくは配列番号22との配列同一性が少なくとも80%である軽鎖可変領域、
を含む、項目1に記載の結合剤。
(項目3)
配列番号19との配列同一性が少なくとも90%である重鎖可変領域を含む、項目1に記載の結合剤。
(項目4)
配列番号20との配列同一性が少なくとも90%である軽鎖可変領域を含む、項目1に記載の結合剤。
(項目5)
配列番号21との配列同一性が少なくとも90%である重鎖可変領域を含む、項目1に記載の結合剤。
(項目6)
配列番号22との配列同一性が少なくとも90%である軽鎖可変領域を含む、項目1に記載の結合剤。
(項目7)
配列番号19との配列同一性が少なくとも90%である重鎖可変領域、及び配列番号20との配列同一性が少なくとも90%である軽鎖可変領域を含む、項目1に記載の結合剤。
(項目8)
配列番号21との配列同一性が少なくとも90%である重鎖可変領域、及び配列番号22との配列同一性が少なくとも90%である軽鎖可変領域を含む、項目1に記載の結合剤。
(項目9)
配列番号19を含む重鎖可変領域、及び配列番号20を含む軽鎖可変領域を含む、項目1に記載の結合剤。
(項目10)
配列番号21を含む重鎖可変領域を含む、項目1に記載の結合剤。
(項目11)
配列番号22を含む軽鎖可変領域を含む、項目1に記載の結合剤。
(項目12)
配列番号21を含む重鎖可変領域、及び配列番号22を含む軽鎖可変領域を含む、項目1に記載の結合剤。
(項目13)
ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、配列番号19のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域に由来するCDR1、CDR2及びCDR3、ならびに配列番号20のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域に由来するCDR1、CDR2及びCDR3を含む前記結合剤。
(項目14)
ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、配列番号21のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域に由来するCDR1、CDR2及びCDR3、ならびに配列番号22のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域に由来するCDR1、CDR2及びCDR3を含む前記結合剤。
(項目15)
抗体である、項目1~14のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目16)
モノクローナル抗体である、項目1~15のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目17)
キメラ抗体である、項目1~16のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目18)
ヒト化抗体である、項目1~8または10~16のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目19)
二重特異性抗体または多特異性抗体である、項目1~18のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目20)
少なくとも1つの抗原結合部位を含む抗体断片である、項目1~19のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目21)
Fab、Fab’、F(ab’) 2 、Fv、scFv、(scFv) 2 、一本鎖抗体、二重可変領域抗体、単一可変領域抗体、ダイアボディまたはナノボディである、項目15に記載の結合剤。
(項目22)
IgG1抗体である、項目15~19のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目23)
IgG2抗体である、項目15~19のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目24)
IgG4抗体である、項目15~19のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目25)
κ軽鎖を含む、項目15~24のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目26)
λ軽鎖を含む、項目15~24のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目27)
ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、配列番号24のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号26のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む前記結合剤。
(項目28)
抗体である、項目27に記載の結合剤。
(項目29)
モノクローナル抗体である、項目27に記載の結合剤。
(項目30)
二重特異性抗体または多特異性抗体である、項目27~29のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目31)
ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、足場タンパク質、配列番号19または配列番号21を含む重鎖可変領域に由来する重鎖可変領域CDR1、CDR2及びCDR3、ならびに配列番号20または配列番号22を含む軽鎖可変領域に由来する軽鎖可変領域CDR1、CDR2及びCDR3を含む前記結合剤。
(項目32)
ヒトB7-H7への結合において、項目1~31のいずれか1項に記載の結合剤と競合する抗体。
(項目33)
B7-H7上のエピトープのうち、項目1~31のいずれか1項に記載の結合剤と同じエピトープと結合する抗体。
(項目34)
B7-H7上のエピトープのうち、項目1~31のいずれか1項に記載の結合剤が結合するエピトープと重複する、B7-H7上のエピトープと結合する抗体。
(項目35)
(a)GYSFTDYIIV(配列番号27)を含む重鎖可変領域CDR1、KINPYYGTTTYNLRFED(配列番号28)を含む重鎖可変領域CDR2、WDYVSTLFAMDY(配列番号29)を含む重鎖可変領域CDR3、KASQDVGTAVA(配列番号16)を含む軽鎖可変領域CDR1、WASTRHT(配列番号30)を含む軽鎖可変領域CDR2、及びQQYKRYYT(配列番号31)を含む軽鎖可変領域CDR3、
(b)GYTFTEYTMH(配列番号13)を含む重鎖可変領域CDR1、GINPNNGGAPYNQKFKG(配列番号34)を含む重鎖可変領域CDR2、GGYYFDY(配列番号15)を含む重鎖可変領域CDR3、KASQDVSTAVA(配列番号35)を含む軽鎖可変領域CDR1、WASTRHT(配列番号30)を含む軽鎖可変領域CDR2、及びQQHYDTPFT(配列番号18)を含む軽鎖可変領域CDR3、
(c)GYTFSSYSMH(配列番号38)を含む重鎖可変領域CDR1、TIYPGNENTSYNQKFKG(配列番号39)を含む重鎖可変領域CDR2、GGYYFDY(配列番号15)を含む重鎖可変領域CDR3、KASQDVSTAVA(配列番号35)を含む軽鎖可変領域CDR1、WASTRHT(配列番号30)を含む軽鎖可変領域CDR2、及びQQHFDIPYW(配列番号40)を含む軽鎖可変領域CDR3、
(d)GYTFTTYTMH(配列番号43)を含む重鎖可変領域CDR1、YINPSRGYSDYSQKFQG(配列番号44)を含む重鎖可変領域CDR2、GGYDFDY(配列番号45)を含む重鎖可変領域CDR3、KASQDVGTAVA(配列番号16)を含む軽鎖可変領域CDR1、WASTRHT(配列番号30)を含む軽鎖可変領域CDR2、及びQQHFITPYT(配列番号46)を含む軽鎖可変領域CDR3、または
(e)GFSLTGYGVN(配列番号49)を含む重鎖可変領域CDR1、VIWGDGSTDYNSVLKS(配列番号50)を含む重鎖可変領域CDR2、EATEYLYWYFDV(配列番号51)を含む重鎖可変領域CDR3、RASESVEYYGSSLMQ(配列番号52)を含む軽鎖可変領域CDR1、AASNVES(配列番号53)を含む軽鎖可変領域CDR2、及びQQGRRVPWT(配列番号54)を含む軽鎖可変領域CDR3、
を含む、項目32~34のいずれか1項に記載の抗体。
(項目36)
(a)配列番号32を含む重鎖可変領域、及び配列番号33を含む軽鎖可変領域、
(b)配列番号36を含む重鎖可変領域、及び配列番号37を含む軽鎖可変領域、
(c)配列番号41を含む重鎖可変領域、及び配列番号42を含む軽鎖可変領域、
(d)配列番号47を含む重鎖可変領域、及び配列番号48を含む軽鎖可変領域、または
(e)配列番号55を含む重鎖可変領域、及び配列番号56を含む軽鎖可変領域、
を含む、項目32~34のいずれか1項に記載の抗体。
(項目37)
ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、
(a)GYSFTDYIIV(配列番号27)を含む重鎖可変領域CDR1、KINPYYGTTTYNLRFED(配列番号28)を含む重鎖可変領域CDR2、及びWDYVSTLFAMDY(配列番号29)を含む重鎖可変領域CDR3、ならびに
(b)KASQDVGTAVA(配列番号16)を含む軽鎖可変領域CDR1、WASTRHT(配列番号30)を含む軽鎖可変領域CDR2、及びQQYKRYYT(配列番号31)を含む軽鎖可変領域CDR3、
を含む前記結合剤。
(項目38)
配列番号32との同一性が少なくとも80%である重鎖可変領域、及び配列番号33との同一性が少なくとも80%である軽鎖可変領域を含む、項目37に記載の結合剤。
(項目39)
ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、
(a)GYTFTEYTMH(配列番号13)を含む重鎖可変領域CDR1、GINPNNGGAPYNQKFKG(配列番号34)を含む重鎖可変領域CDR2、及びGGYYFDY(配列番号15)を含む重鎖可変領域CDR3、ならびに
(b)KASQDVSTAVA(配列番号35)を含む軽鎖可変領域CDR1、WASTRHT(配列番号30)を含む軽鎖可変領域CDR2、及びQQHYDTPFT(配列番号18)を含む軽鎖可変領域CDR3、
を含む前記結合剤。
(項目40)
配列番号36との同一性が少なくとも80%である重鎖可変領域、及び配列番号37との同一性が少なくとも80%である軽鎖可変領域を含む、項目39に記載の結合剤。
(項目41)
ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、
(a)GYTFSSYSMH(配列番号38)を含む重鎖可変領域CDR1、TIYPGNENTSYNQKFKG(配列番号39)を含む重鎖可変領域CDR2、及びGGYYFDY(配列番号15)を含む重鎖可変領域CDR3、ならびに
(b)KASQDVSTAVA(配列番号35)を含む軽鎖可変領域CDR1、WASTRHT(配列番号30)を含む軽鎖可変領域CDR2、及びQQHFDIPYW(配列番号40)を含む軽鎖可変領域CDR3、
を含む前記結合剤。
(項目42)
配列番号41との同一性が少なくとも80%である重鎖可変領域、及び配列番号42との同一性が少なくとも80%である軽鎖可変領域を含む、項目41に記載の結合剤。
(項目43)
ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、
(a)GYTFTTYTMH(配列番号43)を含む重鎖可変領域CDR1、YINPSRGYSDYSQKFQG(配列番号44)を含む重鎖可変領域CDR2、及びGGYDFDY(配列番号45)を含む重鎖可変領域CDR3、ならびに
(b)KASQDVGTAVA(配列番号16)を含む軽鎖可変領域CDR1、WASTRHT(配列番号30)を含む軽鎖可変領域CDR2、及びQQHFITPYT(配列番号46)を含む軽鎖可変領域CDR3、
を含む前記結合剤。
(項目44)
配列番号47との同一性が少なくとも80%である重鎖可変領域、及び配列番号48との同一性が少なくとも80%である軽鎖可変領域を含む、項目43に記載の結合剤。
(項目45)
ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、
(a)GFSLTGYGVN(配列番号49)を含む重鎖可変領域CDR1、VIWGDGSTDYNSVLKS(配列番号50)を含む重鎖可変領域CDR2、及びEATEYLYWYFDV(配列番号51)を含む重鎖可変領域CDR3、ならびに
(b)RASESVEYYGSSLMQ(配列番号52)を含む軽鎖可変領域CDR1、AASNVES(配列番号53)を含む軽鎖可変領域CDR2、及びQQGRRVPWT(配列番号54)を含む軽鎖可変領域CDR3、
を含む前記結合剤。
(項目46)
配列番号55との同一性が少なくとも80%である重鎖可変領域、及び配列番号56との同一性が少なくとも80%である軽鎖可変領域を含む、項目45に記載の結合剤。
(項目47)
ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、
(a)GYSFTGYNMN(配列番号57)を含む重鎖可変領域CDR1、NIDPYSGGSTYNQKFKG(配列番号58)を含む重鎖可変領域CDR2、及びSVYDAPWLAH(配列番号59)を含む重鎖可変領域CDR3、ならびに
(b)RASENIYIYLA(配列番号60)を含む軽鎖可変領域CDR1、NAKTLAE(配列番号61)を含む軽鎖可変領域CDR2、及びQHHYGTPPT(配列番号62)を含む軽鎖可変領域CDR3、
を含む前記結合剤。
(項目48)
配列番号63との同一性が少なくとも80%である重鎖可変領域、及び配列番号64との同一性が少なくとも80%である軽鎖可変領域を含む、項目47に記載の結合剤。
(項目49)
ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、
(a)GYSFTGYNMN(配列番号57)を含む重鎖可変領域CDR1、NIDPYSGGSTYNQKFKG(配列番号58)を含む重鎖可変領域CDR2、及びSFYDAPYLTY(配列番号65)を含む重鎖可変領域CDR3、ならびに
(b)RASENIFIYLA(配列番号66)を含む軽鎖可変領域CDR1、NAKTLAE(配列番号61)を含む軽鎖可変領域CDR2、及びQHHYGTPPT(配列番号62)を含む軽鎖可変領域CDR3、
を含む前記結合剤。
(項目50)
配列番号67との同一性が少なくとも80%である重鎖可変領域、及び配列番号68との同一性が少なくとも80%である軽鎖可変領域を含む、項目49に記載の結合剤。
(項目51)
ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、
(a)GYTFTSFWIH(配列番号69)を含む重鎖可変領域CDR1、YIIPNTDYTEYNQKFKD(配列番号70)を含む重鎖可変領域CDR2、及びGLRGAYYFDY(配列番号71)を含む重鎖可変領域CDR3、ならびに
(b)RSSQSVSTSTNGYMH(配列番号72)を含む軽鎖可変領域CDR1、YASNLES(配列番号73)を含む軽鎖可変領域CDR2、及びQHSWVLPYT(配列番号74)を含む軽鎖可変領域CDR3、
を含む前記結合剤。
(項目52)
配列番号75との同一性が少なくとも80%である重鎖可変領域、及び配列番号76との同一性が少なくとも80%である軽鎖可変領域を含む、項目51に記載の結合剤。
(項目53)
抗体である、項目37~52のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目54)
モノクローナル抗体である、項目37~52のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目55)
キメラ抗体またはヒト化抗体である、項目37~54のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目56)
二重特異性抗体または多特異性抗体である、項目37~55のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目57)
少なくとも1つの抗原結合部位を含む抗体断片である、項目37~54のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目58)
Fab、Fab’、F(ab’) 2 、Fv、scFv、(scFv) 2 、一本鎖抗体、二重可変領域抗体または単一可変領域抗体である、項目37~54のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目59)
IgG1抗体である、項目37~56のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目60)
IgG2抗体である、項目37~56のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目61)
IgG4抗体である、項目37~56のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目62)
κ軽鎖を含む、項目37~61のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目63)
λ軽鎖を含む、項目37~61のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目64)
B7-H7の細胞外ドメインと結合する、項目1~63のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目65)
ヒトB7-H7のIgV型ドメイン1内で結合する、項目1~63のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目66)
配列番号1の61~131番目のアミノ酸を含むIg様ドメイン内で結合する、項目1~63のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目67)
ヒトB7-H7のIgC型ドメイン内で結合する、項目51に記載の結合剤。
(項目68)
配列番号1の138~222番目のアミノ酸を含むIg様ドメイン内で結合する、項目51に記載の結合剤。
(項目69)
B7-H7の、B7-H7受容体への結合を阻害する、項目1~68のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目70)
B7-H7とB7-H7受容体との相互作用を阻害またはブロックする、項目1~68のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目71)
前記B7-H7受容体が、KIR3DL3である、項目69または項目70に記載の結合剤。
(項目72)
前記B7-H7受容体が、CD28Hである、項目69または項目70に記載の結合剤。
(項目73)
免疫応答を誘導及び/または増大させる、項目1~72のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目74)
前記免疫応答が、腫瘍または腫瘍細胞に対するものである、項目73に記載の結合剤。
(項目75)
細胞性免疫を向上させる、項目1~72のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目76)
ナチュラルキラー(NK)細胞の活性を向上させる、項目1~72のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目77)
NK活性の抑制を阻害する、項目1~72のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目78)
前記NK細胞活性が、腫瘍または腫瘍細胞に対するものである、項目76または項目77に記載の結合剤。
(項目79)
項目1~68のいずれか1項に記載の結合剤と、薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物。
(項目80)
項目1~68のいずれか1項に記載の結合剤をコードするヌクレオチド配列を含む単離ポリヌクレオチド分子。
(項目81)
項目80に記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
(項目82)
項目80に記載のポリヌクレオチドを含む単離細胞。
(項目83)
項目81に記載のベクターを含む単離細胞。
(項目84)
項目1~68のいずれか1項に記載の結合剤を産生する単離細胞。
(項目85)
項目16、29または54のいずれか1項に記載のモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ。
(項目86)
対象の免疫応答を誘導、活性化、促進、増大、増強または延長する方法であって、前記対象に、項目1~68のいずれか1項に記載の結合剤を治療有効量投与することを含む前記方法。
(項目87)
前記免疫応答が、腫瘍またはがんに対するものである、項目86に記載の方法。
(項目88)
対象におけるNK細胞活性の増大方法であって、前記対象に、項目1~68のいずれか1項に記載の結合剤を治療有効量投与することを含む前記方法。
(項目89)
対象におけるNK細胞活性の抑制の阻害方法であって、前記対象に、項目1~68のいずれか1項に記載の結合剤を治療有効量投与することを含む前記方法。
(項目90)
腫瘍細胞の成長の阻害方法であって、前記腫瘍細胞と、項目1~68のいずれか1項に記載の結合剤を有効量接触させることを含む前記方法。
(項目91)
対象の腫瘍の成長の阻害方法であって、前記対象に、項目1~68のいずれか1項に記載の結合剤を治療有効量投与することを含む前記方法。
(項目92)
対象のがんの治療方法であって、前記対象に、項目1~68のいずれか1項に記載の結合剤を治療有効量投与することを含む前記方法。
(項目93)
追加の治療剤を少なくとも1つ投与することをさらに含む、項目86~92のいずれか1項に記載の方法。
(項目94)
前記追加の治療剤が、化学療法剤である、項目93に記載の方法。
(項目95)
前記追加の治療剤が、免疫調節剤である、項目93に記載の方法。
(項目96)
前記追加の治療剤が、免疫チェックポイント阻害剤である、項目93に記載の方法。
(項目97)
前記免疫チェックポイント阻害剤を、抗PD-1抗体、抗PD-L1抗体、抗CTLA4抗体、抗LAG3抗体、抗TIM3抗体、抗GITR抗体、抗OX40抗体、抗4-1-BB抗体及び抗CD28抗体からなる群から選択する、項目96に記載の方法。
(項目98)
前記対象が、ヒトである、項目86~89及び91~97のいずれか1項に記載の方法。
(項目99)
前記結合剤を静脈内投与する、項目98に記載の方法。
特定の実施形態では、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、
(a)GYTFTEYTMH(配列番号13)を含む重鎖可変領域CDR1、GINPNNYGAPYNQKFKG(配列番号14)を含む重鎖可変領域CDR2、及びGGYYFDY(配列番号15)を含む重鎖可変領域CDR3、及び/または
(b)KASQDVGTAVA(配列番号16)を含む軽鎖可変領域CDR1、WAFTRHT(配列番号17)を含む軽鎖可変領域CDR2、及びQQHYDTPFT(配列番号18)を含む軽鎖可変領域CDR3、
を含む前記結合剤。
(項目2)
(a)配列番号19もしくは配列番号21との配列同一性が少なくとも80%である重鎖可変領域、及び/または
(b)配列番号20もしくは配列番号22との配列同一性が少なくとも80%である軽鎖可変領域、
を含む、項目1に記載の結合剤。
(項目3)
配列番号19との配列同一性が少なくとも90%である重鎖可変領域を含む、項目1に記載の結合剤。
(項目4)
配列番号20との配列同一性が少なくとも90%である軽鎖可変領域を含む、項目1に記載の結合剤。
(項目5)
配列番号21との配列同一性が少なくとも90%である重鎖可変領域を含む、項目1に記載の結合剤。
(項目6)
配列番号22との配列同一性が少なくとも90%である軽鎖可変領域を含む、項目1に記載の結合剤。
(項目7)
配列番号19との配列同一性が少なくとも90%である重鎖可変領域、及び配列番号20との配列同一性が少なくとも90%である軽鎖可変領域を含む、項目1に記載の結合剤。
(項目8)
配列番号21との配列同一性が少なくとも90%である重鎖可変領域、及び配列番号22との配列同一性が少なくとも90%である軽鎖可変領域を含む、項目1に記載の結合剤。
(項目9)
配列番号19を含む重鎖可変領域、及び配列番号20を含む軽鎖可変領域を含む、項目1に記載の結合剤。
(項目10)
配列番号21を含む重鎖可変領域を含む、項目1に記載の結合剤。
(項目11)
配列番号22を含む軽鎖可変領域を含む、項目1に記載の結合剤。
(項目12)
配列番号21を含む重鎖可変領域、及び配列番号22を含む軽鎖可変領域を含む、項目1に記載の結合剤。
(項目13)
ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、配列番号19のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域に由来するCDR1、CDR2及びCDR3、ならびに配列番号20のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域に由来するCDR1、CDR2及びCDR3を含む前記結合剤。
(項目14)
ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、配列番号21のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域に由来するCDR1、CDR2及びCDR3、ならびに配列番号22のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域に由来するCDR1、CDR2及びCDR3を含む前記結合剤。
(項目15)
抗体である、項目1~14のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目16)
モノクローナル抗体である、項目1~15のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目17)
キメラ抗体である、項目1~16のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目18)
ヒト化抗体である、項目1~8または10~16のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目19)
二重特異性抗体または多特異性抗体である、項目1~18のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目20)
少なくとも1つの抗原結合部位を含む抗体断片である、項目1~19のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目21)
Fab、Fab’、F(ab’) 2 、Fv、scFv、(scFv) 2 、一本鎖抗体、二重可変領域抗体、単一可変領域抗体、ダイアボディまたはナノボディである、項目15に記載の結合剤。
(項目22)
IgG1抗体である、項目15~19のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目23)
IgG2抗体である、項目15~19のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目24)
IgG4抗体である、項目15~19のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目25)
κ軽鎖を含む、項目15~24のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目26)
λ軽鎖を含む、項目15~24のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目27)
ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、配列番号24のアミノ酸配列を含む重鎖、及び配列番号26のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む前記結合剤。
(項目28)
抗体である、項目27に記載の結合剤。
(項目29)
モノクローナル抗体である、項目27に記載の結合剤。
(項目30)
二重特異性抗体または多特異性抗体である、項目27~29のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目31)
ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、足場タンパク質、配列番号19または配列番号21を含む重鎖可変領域に由来する重鎖可変領域CDR1、CDR2及びCDR3、ならびに配列番号20または配列番号22を含む軽鎖可変領域に由来する軽鎖可変領域CDR1、CDR2及びCDR3を含む前記結合剤。
(項目32)
ヒトB7-H7への結合において、項目1~31のいずれか1項に記載の結合剤と競合する抗体。
(項目33)
B7-H7上のエピトープのうち、項目1~31のいずれか1項に記載の結合剤と同じエピトープと結合する抗体。
(項目34)
B7-H7上のエピトープのうち、項目1~31のいずれか1項に記載の結合剤が結合するエピトープと重複する、B7-H7上のエピトープと結合する抗体。
(項目35)
(a)GYSFTDYIIV(配列番号27)を含む重鎖可変領域CDR1、KINPYYGTTTYNLRFED(配列番号28)を含む重鎖可変領域CDR2、WDYVSTLFAMDY(配列番号29)を含む重鎖可変領域CDR3、KASQDVGTAVA(配列番号16)を含む軽鎖可変領域CDR1、WASTRHT(配列番号30)を含む軽鎖可変領域CDR2、及びQQYKRYYT(配列番号31)を含む軽鎖可変領域CDR3、
(b)GYTFTEYTMH(配列番号13)を含む重鎖可変領域CDR1、GINPNNGGAPYNQKFKG(配列番号34)を含む重鎖可変領域CDR2、GGYYFDY(配列番号15)を含む重鎖可変領域CDR3、KASQDVSTAVA(配列番号35)を含む軽鎖可変領域CDR1、WASTRHT(配列番号30)を含む軽鎖可変領域CDR2、及びQQHYDTPFT(配列番号18)を含む軽鎖可変領域CDR3、
(c)GYTFSSYSMH(配列番号38)を含む重鎖可変領域CDR1、TIYPGNENTSYNQKFKG(配列番号39)を含む重鎖可変領域CDR2、GGYYFDY(配列番号15)を含む重鎖可変領域CDR3、KASQDVSTAVA(配列番号35)を含む軽鎖可変領域CDR1、WASTRHT(配列番号30)を含む軽鎖可変領域CDR2、及びQQHFDIPYW(配列番号40)を含む軽鎖可変領域CDR3、
(d)GYTFTTYTMH(配列番号43)を含む重鎖可変領域CDR1、YINPSRGYSDYSQKFQG(配列番号44)を含む重鎖可変領域CDR2、GGYDFDY(配列番号45)を含む重鎖可変領域CDR3、KASQDVGTAVA(配列番号16)を含む軽鎖可変領域CDR1、WASTRHT(配列番号30)を含む軽鎖可変領域CDR2、及びQQHFITPYT(配列番号46)を含む軽鎖可変領域CDR3、または
(e)GFSLTGYGVN(配列番号49)を含む重鎖可変領域CDR1、VIWGDGSTDYNSVLKS(配列番号50)を含む重鎖可変領域CDR2、EATEYLYWYFDV(配列番号51)を含む重鎖可変領域CDR3、RASESVEYYGSSLMQ(配列番号52)を含む軽鎖可変領域CDR1、AASNVES(配列番号53)を含む軽鎖可変領域CDR2、及びQQGRRVPWT(配列番号54)を含む軽鎖可変領域CDR3、
を含む、項目32~34のいずれか1項に記載の抗体。
(項目36)
(a)配列番号32を含む重鎖可変領域、及び配列番号33を含む軽鎖可変領域、
(b)配列番号36を含む重鎖可変領域、及び配列番号37を含む軽鎖可変領域、
(c)配列番号41を含む重鎖可変領域、及び配列番号42を含む軽鎖可変領域、
(d)配列番号47を含む重鎖可変領域、及び配列番号48を含む軽鎖可変領域、または
(e)配列番号55を含む重鎖可変領域、及び配列番号56を含む軽鎖可変領域、
を含む、項目32~34のいずれか1項に記載の抗体。
(項目37)
ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、
(a)GYSFTDYIIV(配列番号27)を含む重鎖可変領域CDR1、KINPYYGTTTYNLRFED(配列番号28)を含む重鎖可変領域CDR2、及びWDYVSTLFAMDY(配列番号29)を含む重鎖可変領域CDR3、ならびに
(b)KASQDVGTAVA(配列番号16)を含む軽鎖可変領域CDR1、WASTRHT(配列番号30)を含む軽鎖可変領域CDR2、及びQQYKRYYT(配列番号31)を含む軽鎖可変領域CDR3、
を含む前記結合剤。
(項目38)
配列番号32との同一性が少なくとも80%である重鎖可変領域、及び配列番号33との同一性が少なくとも80%である軽鎖可変領域を含む、項目37に記載の結合剤。
(項目39)
ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、
(a)GYTFTEYTMH(配列番号13)を含む重鎖可変領域CDR1、GINPNNGGAPYNQKFKG(配列番号34)を含む重鎖可変領域CDR2、及びGGYYFDY(配列番号15)を含む重鎖可変領域CDR3、ならびに
(b)KASQDVSTAVA(配列番号35)を含む軽鎖可変領域CDR1、WASTRHT(配列番号30)を含む軽鎖可変領域CDR2、及びQQHYDTPFT(配列番号18)を含む軽鎖可変領域CDR3、
を含む前記結合剤。
(項目40)
配列番号36との同一性が少なくとも80%である重鎖可変領域、及び配列番号37との同一性が少なくとも80%である軽鎖可変領域を含む、項目39に記載の結合剤。
(項目41)
ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、
(a)GYTFSSYSMH(配列番号38)を含む重鎖可変領域CDR1、TIYPGNENTSYNQKFKG(配列番号39)を含む重鎖可変領域CDR2、及びGGYYFDY(配列番号15)を含む重鎖可変領域CDR3、ならびに
(b)KASQDVSTAVA(配列番号35)を含む軽鎖可変領域CDR1、WASTRHT(配列番号30)を含む軽鎖可変領域CDR2、及びQQHFDIPYW(配列番号40)を含む軽鎖可変領域CDR3、
を含む前記結合剤。
(項目42)
配列番号41との同一性が少なくとも80%である重鎖可変領域、及び配列番号42との同一性が少なくとも80%である軽鎖可変領域を含む、項目41に記載の結合剤。
(項目43)
ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、
(a)GYTFTTYTMH(配列番号43)を含む重鎖可変領域CDR1、YINPSRGYSDYSQKFQG(配列番号44)を含む重鎖可変領域CDR2、及びGGYDFDY(配列番号45)を含む重鎖可変領域CDR3、ならびに
(b)KASQDVGTAVA(配列番号16)を含む軽鎖可変領域CDR1、WASTRHT(配列番号30)を含む軽鎖可変領域CDR2、及びQQHFITPYT(配列番号46)を含む軽鎖可変領域CDR3、
を含む前記結合剤。
(項目44)
配列番号47との同一性が少なくとも80%である重鎖可変領域、及び配列番号48との同一性が少なくとも80%である軽鎖可変領域を含む、項目43に記載の結合剤。
(項目45)
ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、
(a)GFSLTGYGVN(配列番号49)を含む重鎖可変領域CDR1、VIWGDGSTDYNSVLKS(配列番号50)を含む重鎖可変領域CDR2、及びEATEYLYWYFDV(配列番号51)を含む重鎖可変領域CDR3、ならびに
(b)RASESVEYYGSSLMQ(配列番号52)を含む軽鎖可変領域CDR1、AASNVES(配列番号53)を含む軽鎖可変領域CDR2、及びQQGRRVPWT(配列番号54)を含む軽鎖可変領域CDR3、
を含む前記結合剤。
(項目46)
配列番号55との同一性が少なくとも80%である重鎖可変領域、及び配列番号56との同一性が少なくとも80%である軽鎖可変領域を含む、項目45に記載の結合剤。
(項目47)
ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、
(a)GYSFTGYNMN(配列番号57)を含む重鎖可変領域CDR1、NIDPYSGGSTYNQKFKG(配列番号58)を含む重鎖可変領域CDR2、及びSVYDAPWLAH(配列番号59)を含む重鎖可変領域CDR3、ならびに
(b)RASENIYIYLA(配列番号60)を含む軽鎖可変領域CDR1、NAKTLAE(配列番号61)を含む軽鎖可変領域CDR2、及びQHHYGTPPT(配列番号62)を含む軽鎖可変領域CDR3、
を含む前記結合剤。
(項目48)
配列番号63との同一性が少なくとも80%である重鎖可変領域、及び配列番号64との同一性が少なくとも80%である軽鎖可変領域を含む、項目47に記載の結合剤。
(項目49)
ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、
(a)GYSFTGYNMN(配列番号57)を含む重鎖可変領域CDR1、NIDPYSGGSTYNQKFKG(配列番号58)を含む重鎖可変領域CDR2、及びSFYDAPYLTY(配列番号65)を含む重鎖可変領域CDR3、ならびに
(b)RASENIFIYLA(配列番号66)を含む軽鎖可変領域CDR1、NAKTLAE(配列番号61)を含む軽鎖可変領域CDR2、及びQHHYGTPPT(配列番号62)を含む軽鎖可変領域CDR3、
を含む前記結合剤。
(項目50)
配列番号67との同一性が少なくとも80%である重鎖可変領域、及び配列番号68との同一性が少なくとも80%である軽鎖可変領域を含む、項目49に記載の結合剤。
(項目51)
ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、
(a)GYTFTSFWIH(配列番号69)を含む重鎖可変領域CDR1、YIIPNTDYTEYNQKFKD(配列番号70)を含む重鎖可変領域CDR2、及びGLRGAYYFDY(配列番号71)を含む重鎖可変領域CDR3、ならびに
(b)RSSQSVSTSTNGYMH(配列番号72)を含む軽鎖可変領域CDR1、YASNLES(配列番号73)を含む軽鎖可変領域CDR2、及びQHSWVLPYT(配列番号74)を含む軽鎖可変領域CDR3、
を含む前記結合剤。
(項目52)
配列番号75との同一性が少なくとも80%である重鎖可変領域、及び配列番号76との同一性が少なくとも80%である軽鎖可変領域を含む、項目51に記載の結合剤。
(項目53)
抗体である、項目37~52のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目54)
モノクローナル抗体である、項目37~52のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目55)
キメラ抗体またはヒト化抗体である、項目37~54のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目56)
二重特異性抗体または多特異性抗体である、項目37~55のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目57)
少なくとも1つの抗原結合部位を含む抗体断片である、項目37~54のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目58)
Fab、Fab’、F(ab’) 2 、Fv、scFv、(scFv) 2 、一本鎖抗体、二重可変領域抗体または単一可変領域抗体である、項目37~54のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目59)
IgG1抗体である、項目37~56のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目60)
IgG2抗体である、項目37~56のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目61)
IgG4抗体である、項目37~56のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目62)
κ軽鎖を含む、項目37~61のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目63)
λ軽鎖を含む、項目37~61のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目64)
B7-H7の細胞外ドメインと結合する、項目1~63のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目65)
ヒトB7-H7のIgV型ドメイン1内で結合する、項目1~63のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目66)
配列番号1の61~131番目のアミノ酸を含むIg様ドメイン内で結合する、項目1~63のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目67)
ヒトB7-H7のIgC型ドメイン内で結合する、項目51に記載の結合剤。
(項目68)
配列番号1の138~222番目のアミノ酸を含むIg様ドメイン内で結合する、項目51に記載の結合剤。
(項目69)
B7-H7の、B7-H7受容体への結合を阻害する、項目1~68のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目70)
B7-H7とB7-H7受容体との相互作用を阻害またはブロックする、項目1~68のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目71)
前記B7-H7受容体が、KIR3DL3である、項目69または項目70に記載の結合剤。
(項目72)
前記B7-H7受容体が、CD28Hである、項目69または項目70に記載の結合剤。
(項目73)
免疫応答を誘導及び/または増大させる、項目1~72のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目74)
前記免疫応答が、腫瘍または腫瘍細胞に対するものである、項目73に記載の結合剤。
(項目75)
細胞性免疫を向上させる、項目1~72のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目76)
ナチュラルキラー(NK)細胞の活性を向上させる、項目1~72のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目77)
NK活性の抑制を阻害する、項目1~72のいずれか1項に記載の結合剤。
(項目78)
前記NK細胞活性が、腫瘍または腫瘍細胞に対するものである、項目76または項目77に記載の結合剤。
(項目79)
項目1~68のいずれか1項に記載の結合剤と、薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物。
(項目80)
項目1~68のいずれか1項に記載の結合剤をコードするヌクレオチド配列を含む単離ポリヌクレオチド分子。
(項目81)
項目80に記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
(項目82)
項目80に記載のポリヌクレオチドを含む単離細胞。
(項目83)
項目81に記載のベクターを含む単離細胞。
(項目84)
項目1~68のいずれか1項に記載の結合剤を産生する単離細胞。
(項目85)
項目16、29または54のいずれか1項に記載のモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ。
(項目86)
対象の免疫応答を誘導、活性化、促進、増大、増強または延長する方法であって、前記対象に、項目1~68のいずれか1項に記載の結合剤を治療有効量投与することを含む前記方法。
(項目87)
前記免疫応答が、腫瘍またはがんに対するものである、項目86に記載の方法。
(項目88)
対象におけるNK細胞活性の増大方法であって、前記対象に、項目1~68のいずれか1項に記載の結合剤を治療有効量投与することを含む前記方法。
(項目89)
対象におけるNK細胞活性の抑制の阻害方法であって、前記対象に、項目1~68のいずれか1項に記載の結合剤を治療有効量投与することを含む前記方法。
(項目90)
腫瘍細胞の成長の阻害方法であって、前記腫瘍細胞と、項目1~68のいずれか1項に記載の結合剤を有効量接触させることを含む前記方法。
(項目91)
対象の腫瘍の成長の阻害方法であって、前記対象に、項目1~68のいずれか1項に記載の結合剤を治療有効量投与することを含む前記方法。
(項目92)
対象のがんの治療方法であって、前記対象に、項目1~68のいずれか1項に記載の結合剤を治療有効量投与することを含む前記方法。
(項目93)
追加の治療剤を少なくとも1つ投与することをさらに含む、項目86~92のいずれか1項に記載の方法。
(項目94)
前記追加の治療剤が、化学療法剤である、項目93に記載の方法。
(項目95)
前記追加の治療剤が、免疫調節剤である、項目93に記載の方法。
(項目96)
前記追加の治療剤が、免疫チェックポイント阻害剤である、項目93に記載の方法。
(項目97)
前記免疫チェックポイント阻害剤を、抗PD-1抗体、抗PD-L1抗体、抗CTLA4抗体、抗LAG3抗体、抗TIM3抗体、抗GITR抗体、抗OX40抗体、抗4-1-BB抗体及び抗CD28抗体からなる群から選択する、項目96に記載の方法。
(項目98)
前記対象が、ヒトである、項目86~89及び91~97のいずれか1項に記載の方法。
(項目99)
前記結合剤を静脈内投与する、項目98に記載の方法。
Claims (28)
- ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、
(a)配列番号19のアミノ酸配列に由来する重鎖可変領域(VH)相補性決定領域(CDR)1、VH CDR2及びVH CDR3を含むVH、ならびに配列番号20のアミノ酸配列に由来する軽鎖可変領域(VL) CDR1、VL CDR2及びVL CDR3を含むVL;または
(b)配列番号21のアミノ酸配列に由来するVH CDR1、VH CDR2及びVH CDR3を含むVH、ならびに配列番号22のアミノ酸配列に由来するVL CDR1、VL CDR2及びVL CDR3を含むVL
を含む、結合剤。 - (i)前記VH CDR1が配列番号88のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号14のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号15のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号16のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号17のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号18のアミノ酸配列を含む;
(ii)前記VH CDR1が配列番号89のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号90のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号91のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号92のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号93のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号94のアミノ酸配列を含む;
(iii)前記VH CDR1が配列番号13のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号14のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号15のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号16のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号17のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号18のアミノ酸配列を含む;
(iv)前記VH CDR1が配列番号85のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号86のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号15のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号16のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号17のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号18のアミノ酸配列を含む;
(v)前記VH CDR1が配列番号13のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号87のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号15のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号16のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号17のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号18のアミノ酸配列を含む;または
(vi)前記VH CDR1が配列番号89のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号95のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号91のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号92のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号96のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号94のアミノ酸配列を含む、
請求項1に記載の結合剤。 - 前記VH CDR1が配列番号13のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号87のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号15のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号16のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号17のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号18のアミノ酸配列を含む、請求項1に記載の結合剤。
- (a)前記VHが、配列番号19のアミノ酸配列に対して少なくとも80%の配列同一性を有する、
(b)前記VHが、配列番号21のアミノ酸配列に対して少なくとも80%の配列同一性を有する;
(c)前記VLが、配列番号20のアミノ酸配列に対して少なくとも80%の配列同一性を有する;
(d)前記VLが、配列番号22のアミノ酸配列に対して少なくとも80%の配列同一性を有する;
(e)前記VHが、配列番号19のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する;
(f)前記VHが、配列番号21のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する;
(g)前記VLが、配列番号20のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する;
(h)前記VLが、配列番号22のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する;
(i)前記VHが、配列番号19のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有し、前記VLが、配列番号20のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する;または
(j)前記VHが、配列番号21のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有し、前記VLが、配列番号22のアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する、
請求項1~3のいずれか1項に記載の結合剤。 - 前記VHが配列番号19のアミノ酸配列を含み、前記VLが配列番号20のアミノ酸配列を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の結合剤。
- 配列番号21のアミノ酸配列を含むVH、および配列番号22のアミノ酸配列を含むVLを含む、ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤。
- (a)配列番号24のアミノ酸配列に対して少なくとも80%または少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖;
(b)配列番号26のアミノ酸配列に対して少なくとも80%または少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖;または
(c)配列番号24のアミノ酸配列に対して少なくとも80%または少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖、および配列番号26のアミノ酸配列に対して少なくとも80%または少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖
を含む、請求項1~6のいずれか1項に記載の結合剤。 - 配列番号24のアミノ酸配列を含む重鎖、および配列番号26のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤。
- ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、
(a)ヒトB7-H7への結合において、請求項1~8のいずれか1項に記載の結合剤と競合する抗体;
(b)B7-H7上のエピトープのうち、請求項1~8のいずれか1項に記載の結合剤と同じエピトープと結合する抗体;
(c)B7-H7上のエピトープのうち、請求項1~8のいずれか1項に記載の結合剤が結合するエピトープと重複する、B7-H7上のエピトープと結合する抗体;または
(d)配列番号1の138~222番目のアミノ酸を含むIg様ドメイン内で結合する抗体
である、結合剤。 - ヒトB7-H7と特異的に結合する結合剤であって、
(a)配列番号32のアミノ酸配列に由来するVH CDR1、VH CDR2及びVH CDR3を含むVH;ならびに配列番号33のアミノ酸配列に由来するVL CDR1、VL CDR2及びVL CDR3を含むVL;
(b)配列番号36のアミノ酸配列に由来するVH CDR1、VH CDR2及びVH CDR3を含むVH;ならびに配列番号37のアミノ酸配列に由来するVL CDR1、VL CDR2及びVL CDR3を含むVL;
(c)配列番号41のアミノ酸配列に由来するVH CDR1、VH CDR2及びVH CDR3を含むVH;ならびに配列番号42のアミノ酸配列に由来するVL CDR1、VL CDR2及びVL CDR3を含むVL;
(d)配列番号47のアミノ酸配列に由来するVH CDR1、VH CDR2及びVH CDR3を含むVH;ならびに配列番号48のアミノ酸配列に由来するVL CDR1、VL CDR2及びVL CDR3を含むVL;
(e)配列番号55のアミノ酸配列に由来するVH CDR1、VH CDR2及びVH CDR3を含むVH;ならびに配列番号56のアミノ酸配列に由来するVL CDR1、VL CDR2及びVL CDR3を含むVL;
(f)配列番号63のアミノ酸配列に由来するVH CDR1、VH CDR2及びVH CDR3を含むVH;ならびに配列番号64のアミノ酸配列に由来するVL CDR1、VL CDR2及びVL CDR3を含むVL;または
(g)配列番号67のアミノ酸配列に由来するVH CDR1、VH CDR2及びVH CDR3を含むVH;ならびに配列番号68のアミノ酸配列に由来するVL CDR1、VL CDR2及びVL CDR3を含むVL;または
(h)配列番号75のアミノ酸配列に由来するVH CDR1、VH CDR2及びVH CDR3を含むVH;ならびに配列番号76のアミノ酸配列に由来するVL CDR1、VL CDR2及びVL CDR3を含むVL
を含む、結合剤。 - (i)(a)前記VH CDR1が配列番号27のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号28のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号29のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号16のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号30のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号31のアミノ酸配列を含む;
(b)前記VH CDR1が配列番号97のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号98のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号29のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号16のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号30のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号31のアミノ酸配列を含む;
(c)前記VH CDR1が配列番号27のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号99のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号29のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号16のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号30のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号31のアミノ酸配列を含む;
(d)前記VH CDR1が配列番号100のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号28のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号29のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号16のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号30のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号31のアミノ酸配列を含む;もしくは
(e)前記VH CDR1が配列番号101のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号102のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号103のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号92のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号104のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号105のアミノ酸配列を含む;
(ii)(a)前記VH CDR1が配列番号13のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号34のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号15のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号35のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号30のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号18のアミノ酸配列を含む;
(b)前記VH CDR1が配列番号85のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号106のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号15のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号35のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号30のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号18のアミノ酸配列を含む;
(c)前記VH CDR1が配列番号13のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号107のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号15のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号35のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号30のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号18のアミノ酸配列を含む;
(d)前記VH CDR1が配列番号88のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号34のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号15のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号35のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号30のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号18のアミノ酸配列を含む;もしくは
(e)前記VH CDR1が配列番号89のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号108のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号109のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号110のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号111のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号94のアミノ酸配列を含む;
(iii)(a)前記VH CDR1が配列番号38のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号39のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号15のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号35のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号30のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号40のアミノ酸配列を含む;
(b)前記VH CDR1が配列番号112のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号113のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号15のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号35のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号30のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号40のアミノ酸配列を含む;
(c)前記VH CDR1が配列番号38のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号114のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号15のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号35のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号30のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号40のアミノ酸配列を含む;
(d)前記VH CDR1が配列番号115のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号39のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号15のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号35のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号30のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号40のアミノ酸配列を含む;もしくは
(e)前記VH CDR1が配列番号116のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号117のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号109のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号110のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号111のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号118のアミノ酸配列を含む;
(iv)(a)前記VH CDR1が配列番号43のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号44のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号45のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号16のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号30のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号46のアミノ酸配列を含む;
(b)前記VH CDR1が配列番号119のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号120のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号45のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号16のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号30のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号46のアミノ酸配列を含む;
(c)前記VH CDR1が配列番号43のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号121のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号45のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号16のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号30のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号46のアミノ酸配列を含む;
(d)前記VH CDR1が配列番号122のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号44のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号45のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号16のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号30のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号46のアミノ酸配列を含む;もしくは
(e)前記VH CDR1が配列番号123のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号124のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号125のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号92のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号126のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号127のアミノ酸配列を含む;
(v)(a)前記VH CDR1が配列番号49のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号50のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号51のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号52のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号53のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号54のアミノ酸配列を含む;
(b)前記VH CDR1が配列番号128のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号129のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号51のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号52のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号53のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号54のアミノ酸配列を含む;
(c)前記VH CDR1が配列番号49のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号130のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号51のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号52のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号53のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号54のアミノ酸配列を含む;
(d)前記VH CDR1が配列番号131のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号50のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号51のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号52のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号53のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号54のアミノ酸配列を含む;もしくは
(e)前記VH CDR1が配列番号132のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号133のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号134のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号135のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号136のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号137のアミノ酸配列を含む;
(vi)(a)前記VH CDR1が配列番号57のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号58のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号59のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号60のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号61のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号62のアミノ酸配列を含む;
(b)前記VH CDR1が配列番号138のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号139のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号59のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号60のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号61のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号62のアミノ酸配列を含む;
(c)前記VH CDR1が配列番号57のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号140のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号59のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号60のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号61のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号62のアミノ酸配列を含む;
(d)前記VH CDR1が配列番号141のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号58のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号59のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号60のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号61のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号62のアミノ酸配列を含む;もしくは
(e)前記VH CDR1が配列番号142のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号143のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号144のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号145のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号146のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号147のアミノ酸配列を含む;または
(vii)(a)前記VH CDR1が配列番号57のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号58のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号65のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号66のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号61のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号62のアミノ酸配列を含む;
(b)前記VH CDR1が配列番号138のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号139のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号65のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号66のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号61のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号62のアミノ酸配列を含む;
(c)前記VH CDR1が配列番号57のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号140のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号65のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号66のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号61のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号62のアミノ酸配列を含む;
(d)前記VH CDR1が配列番号141のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号58のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号65のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号66のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号61のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号62のアミノ酸配列を含む;もしくは
(e)前記VH CDR1が配列番号142のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号143のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号148のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号149のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号150のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号147のアミノ酸配列を含む;または
(viii)(a)前記VH CDR1が配列番号69のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号70のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号71のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号72のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号73のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号74のアミノ酸配列を含む;
(b)前記VH CDR1が配列番号151のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号152のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号71のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号72のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号73のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号74のアミノ酸配列を含む;
(c)前記VH CDR1が配列番号69のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号153のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号71のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号72のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号73のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号74のアミノ酸配列を含む;
(d)前記VH CDR1が配列番号154のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号70のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号71のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号72のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号73のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号74のアミノ酸配列を含む;もしくは
(e)前記VH CDR1が配列番号155のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR2が配列番号156のアミノ酸配列を含み、前記VH CDR3が配列番号157のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR1が配列番号158のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR2が配列番号159のアミノ酸配列を含み、前記VL CDR3が配列番号160のアミノ酸配列を含む、
請求項10に記載の結合剤。 - (i)前記VHが、配列番号32のアミノ酸配列に対して少なくとも80%または少なくとも90%の配列同一性を有し、前記VLが、配列番号33のアミノ酸配列に対して少なくとも80%または少なくとも90%の配列同一性を有する;
(ii)前記VHが、配列番号36のアミノ酸配列に対して少なくとも80%または少なくとも90%の配列同一性を有し、前記VLが、配列番号37のアミノ酸配列に対して少なくとも80%または少なくとも90%の配列同一性を有する;
(iii)前記VHが、配列番号41のアミノ酸配列に対して少なくとも80%または少なくとも90%の配列同一性を有し、前記VLが、配列番号42のアミノ酸配列に対して少なくとも80%または少なくとも90%の配列同一性を有する;
(iv)前記VHが、配列番号47のアミノ酸配列に対して少なくとも80%または少なくとも90%の配列同一性を有し、前記VLが、配列番号48のアミノ酸配列に対して少なくとも80%または少なくとも90%の配列同一性を有する;
(v)前記VHが、配列番号55のアミノ酸配列に対して少なくとも80%または少なくとも90%の配列同一性を有し、前記VLが、配列番号56のアミノ酸配列に対して少なくとも80%または少なくとも90%の配列同一性を有する;
(vi)前記VHが、配列番号63のアミノ酸配列に対して少なくとも80%または少なくとも90%の配列同一性を有し、前記VLが、配列番号64のアミノ酸配列に対して少なくとも80%または少なくとも90%の配列同一性を有する;
(vii)前記VHが、配列番号67のアミノ酸配列に対して少なくとも80%または少なくとも90%の配列同一性を有し、前記VLが、配列番号68のアミノ酸配列に対して少なくとも80%または少なくとも90%の配列同一性を有する;または
(viii)前記VHが、配列番号75のアミノ酸配列に対して少なくとも80%または少なくとも90%の配列同一性を有し、前記VLが、配列番号76のアミノ酸配列に対して少なくとも80%または少なくとも90%の配列同一性を有する、
請求項10または11に記載の結合剤。 - (i)前記VHが配列番号32のアミノ酸配列を含み、前記VLが配列番号33のアミノ酸配列を含む;
(ii)前記VHが配列番号36のアミノ酸配列を含み、前記VLが配列番号37のアミノ酸配列を含む;
(iii)前記VHが配列番号41のアミノ酸配列を含み、前記VLが配列番号42のアミノ酸配列を含む;
(iv)前記VHが配列番号47のアミノ酸配列を含み、前記VLが配列番号48のアミノ酸配列を含む;
(v)前記VHが配列番号55のアミノ酸配列を含み、軽鎖可変領域が配列番号56のアミノ酸配列を含む;
(vi)前記VHが配列番号63のアミノ酸配列を含み、前記VLが配列番号64のアミノ酸配列を含む;
(vii)前記VHが配列番号67のアミノ酸配列を含み、前記VLが配列番号68のアミノ酸配列を含む;または
(viii)前記VHが配列番号75のアミノ酸配列を含み、前記VLが配列番号76のアミノ酸配列を含む、
請求項10または11に記載の結合剤。 - (a)前記結合剤が、抗体、モノクローナル抗体、キメラ抗体またはヒト化抗体であり、必要に応じて前記結合剤が、二重特異性抗体または多特異性抗体である;
(b)前記結合剤が、少なくとも1つの抗原結合部位を含む抗体断片である;または
(c)前記結合剤が、Fab、Fab’、F(ab’) 2 、Fv、scFv、(scFv) 2 、一本鎖抗体、二重可変領域抗体または単一可変領域抗体である、
請求項1~6または10~13のいずれか1項に記載の結合剤。 - 前記結合剤または抗体が、IgG1抗体、IgG2抗体またはIgG4抗体であり、必要に応じて前記結合剤または抗体が、κ軽鎖またはλ軽鎖を含む、請求項1~6または10~13のいずれか1項に記載の結合剤。
- 前記結合剤が、
(a)(i)B7-H7の細胞外ドメインと結合する;
(ii)ヒトB7-H7のIgV型ドメイン1内で結合する;もしくは
(iii)配列番号1の61~131番目のアミノ酸を含むIg様ドメイン内で結合する;
(b)B7-H7とB7-H7受容体との結合を阻害、低減またはブロックし、必要に応じて前記B7-H7受容体が、KIR3DL3またはCD28Hである;かつ/または
(c)(i)免疫応答を誘導及び/または増大させ、必要に応じて前記免疫応答が、腫瘍または腫瘍細胞に対するものである;
(ii)細胞性免疫を向上させる;もしくは
(iii)ナチュラルキラー(NK)細胞の活性を向上させる、またはNK細胞活性の抑制を阻害し、必要に応じて前記NK細胞活性が、腫瘍または腫瘍細胞に対するものである、
請求項1~15のいずれか1項に記載の結合剤。 - 請求項1~16のいずれか1項に記載の結合剤と、薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物。
- 請求項1~16のいずれか1項に記載の結合剤をコードする1つ以上のポリヌクレオチド。
- 請求項18に記載の1つ以上のポリヌクレオチドを含む、1つ以上のベクター。
- 請求項18に記載の1つ以上のポリヌクレオチドもしくは請求項19に記載の1つ以上のベクターを含む細胞、または請求項1~16のいずれか1項に記載の結合剤を産生する細胞。
- 対象における免疫応答の誘導または延長において使用するための、請求項1~16のいずれか1項に記載の結合剤を含む組成物であって、必要に応じて前記免疫応答が、腫瘍またはがんに対するものである、組成物。
- 対象におけるNK細胞活性の増大、または対象におけるNK細胞活性の抑制の阻害において使用するための、請求項1~16のいずれか1項に記載の結合剤を含む組成物。
- 対象における腫瘍またはがんの成長の阻害において使用するための、請求項1~16のいずれか1項に記載の結合剤を含む組成物。
- 対象における腫瘍またはがんの治療において使用するための、請求項1~16のいずれか1項に記載の結合剤を含む組成物。
- 前記対象がヒトであり、必要に応じて前記組成物が静脈内投与されることを特徴とする、請求項21~24のいずれか1項に記載の使用のための、請求項1~16のいずれか1項に記載の結合剤を含む組成物。
- 腫瘍またはがん細胞の成長の阻害方法において使用するための、請求項1~16のいずれか1項に記載の結合剤を含む組成物であって、前記方法は、前記腫瘍またはがん細胞と、前記結合剤を接触させることを含む、組成物。
- 少なくとも1つの追加の治療剤と組み合わせて投与されることを特徴とし、必要に応じて前記追加の治療剤が、化学療法剤、免疫調節剤または免疫チェックポイント阻害剤であり、必要に応じて前記免疫チェックポイント阻害剤が、抗PD-1抗体、抗PD-L1抗体、抗CTLA4抗体、抗LAG3抗体、抗TIM3抗体、抗GITR抗体、抗OX40抗体、抗4-1-BB抗体及び抗CD28抗体からなる群から選択される、請求項21~26のいずれか1項に記載の使用のための、請求項1~16のいずれか1項に記載の結合剤を含む組成物。
- 請求項1~16のいずれか1項に記載の結合剤の産生方法であって、請求項20に記載の細胞を培養することと、前記結合剤を単離することとを含み、必要に応じて単離された結合剤が、滅菌医薬組成物として製剤化される、方法。
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