JPWO2020039519A1 - 光受信機、光信号受信方法及びデータ再生装置 - Google Patents

光受信機、光信号受信方法及びデータ再生装置 Download PDF

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Abstract

第1の偏波光及び第2の偏波光が多重されている偏波多重光をコヒーレント検波し、偏波多重光を第1の偏波光と第2の偏波光とに分離するコヒーレントレシーバ(12)と、第1のFIRフィルタを用いて、第1の偏波光に重畳されている信号の波形歪を補償し、第2のFIRフィルタを用いて、第2の偏波光に重畳されている信号の波形歪を補償し、波形歪を補償したそれぞれの信号を復号することで、それぞれの復号データを生成する適応等化部(21)と、適応等化部(21)により生成されたそれぞれの復号データの符号誤り率を算出する誤り率算出部(23)と、誤り率算出部(23)により算出されたそれぞれの符号誤り率における誤り訂正限界の符号誤り率からの余裕度を算出する余裕度算出部(24)と、余裕度算出部(24)により算出されたそれぞれの余裕度に基づいて、第1及び第2のFIRフィルタのタップ数を設定するタップ数設定部(25)とを備える。

Description

この発明は、有限インパルス応答フィルタのタップ数を設定する光受信機、光信号受信方法及びデータ再生装置に関するものである。
近年、光通信システムでは、光信号の長距離伝送と、大容量の光信号の伝送とを実現するために、デジタル信号処理とコヒーレント検波とが組み合わされたデジタルコヒーレント技術を用いている。
デジタルコヒーレント技術では、例えば、偏波多重4値位相変調方式(DP−QPSK:Dual−Polarization Quadrature Phase Shift Keying)を用いて、偏波多重光を伝送している。
偏波多重光は、伝送路を伝送されているとき、擾乱などの影響で偏波変動を生じることがある。
偏波多重光の偏波変動は、光受信機での受信符号誤り率(BER:Bit Error Ratio)を改善する性能に影響を与えることが知られている。
以下の特許文献1には、伝送路中の偏波状態(SOP:State Of Polarization)に変動が生じても、受信信号を復調できるデジタルコヒーレント受信機が開示されている。
特許文献1に開示されているデジタルコヒーレント受信機は、SOP変動速度に応じて、適応等化部のFIRフィルタ(Finite Impulse Response)のタップ係数を更新する際に乗じるステップサイズパラメータを適応制御している。
特開2013−223128号公報
特許文献1に開示されているデジタルコヒーレント受信機は、偏波変動が数秒の時間をかけて変動する緩やかな変動であれば、偏波変動の影響に伴う伝送品質の劣化を抑えることができる。
しかし、偏波変動が数十マイクロ秒の時間で変動する急激な変動である場合、ステップサイズパラメータを適応制御するだけでは、偏波変動の影響に伴う伝送品質の劣化を抑えることが困難であるという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、偏波変動が数十マイクロ秒の時間で変動する急激な変動である場合でも、偏波変動の影響に伴う伝送品質の劣化を抑えることができる光受信機、光信号受信方法及びデータ再生装置を得ることを目的とする。
この発明に係る光受信機は、第1の偏波光及び第2の偏波光が多重されている偏波多重光をコヒーレント検波し、偏波多重光を第1の偏波光と第2の偏波光とに分離するコヒーレントレシーバと、第1の有限インパルス応答フィルタを用いて、第1の偏波光に重畳されている信号の波形歪を補償し、第2の有限インパルス応答フィルタを用いて、第2の偏波光に重畳されている信号の波形歪を補償し、波形歪を補償したそれぞれの信号を復号することで、それぞれの復号データを生成する適応等化部と、適応等化部により生成されたそれぞれの復号データの符号誤り率を算出する誤り率算出部と、誤り率算出部により算出されたそれぞれの符号誤り率における誤り訂正限界の符号誤り率からの余裕度を算出する余裕度算出部と、余裕度算出部により算出されたそれぞれの余裕度に基づいて、第1及び第2の有限インパルス応答フィルタのタップ数を設定するタップ数設定部とを備えるようにしたものである。
この発明によれば、余裕度算出部により算出されたそれぞれの余裕度に基づいて、第1及び第2の有限インパルス応答フィルタのタップ数を設定するタップ数設定部を備えるように、光受信機を構成した。したがって、この発明に係る光受信機は、偏波変動が数十マイクロ秒の時間で変動する急激な変動である場合でも、偏波変動の影響に伴う伝送品質の劣化を抑えることができる。
実施の形態1に係る光受信機を含むデータ再生装置を示す構成図である。 光受信機1のデジタル信号処理部14を示す構成図である。 デジタル信号処理部14のハードウェアを示すハードウェア構成図である。 デジタル信号処理部14がソフトウェア又はファームウェアなどで実現される場合のコンピュータのハードウェア構成図である。 デジタル信号処理部14がソフトウェア又はファームウェアなどで実現される場合の処理手順である光信号受信方法の一部を示すフローチャートである。 タップ数設定部25におけるタップ数の設定処理を示すフローチャートである。 FIRフィルタのタップ数と、復号データの符号誤り率における余裕度との関係を示す説明図である。 FIRフィルタのタップ数と、復号データの符号誤り率における余裕度との関係を示す説明図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る光受信機1を含むデータ再生装置を示す構成図である。
図2は、光受信機1のデジタル信号処理部14を示す構成図である。
図3は、デジタル信号処理部14のハードウェアを示すハードウェア構成図である。
図1から図3において、光受信機1は、光源11、コヒーレントレシーバ12、アナログデジタル変換器13及びデジタル信号処理部14を備えている。
光受信機1は、第1の偏波光及び第2の偏波光が多重されている偏波多重光を受信し、第1の偏波光及び第2の偏波光のそれぞれに重畳されている信号を復号することで、それぞれの復号データを生成する。
実施の形態1では、例えば、第1の偏波光が水平偏波光であり、第2の偏波光が垂直偏波光であるものとする。
水平偏波光には、伝送対象の情報である信号(以下、「第1の伝送信号」と称する)が重畳されており、垂直偏波光には、伝送対象の情報である信号(以下、「第2の伝送信号」と称する)が重畳されているものとする。伝送対象の情報としては、画像情報又は測定情報などが考えられる。
また、第1及び第2の伝送信号は、DP−QPSKの変調信号であるとする。
光源11は、偏波多重光と同一波長の局発光を発振し、局発光をコヒーレントレシーバ12に出力する。
コヒーレントレシーバ12は、例えば、偏波ビームスプリッタ、90度光ハイブリッド及びフォトダイオードによって実現される。
コヒーレントレシーバ12は、偏波多重光を受信し、光源11から出力された局発光を用いて、偏波多重光をコヒーレント検波する。
コヒーレントレシーバ12は、偏波多重光を水平偏波光と垂直偏波光とに分離して、水平偏波光及び垂直偏波光のそれぞれを電気信号に変換する。
以下、水平偏波光から変換された電気信号を「水平偏波信号」と称し、垂直偏波光から変換された電気信号を「垂直偏波信号」と称する。
コヒーレントレシーバ12は、水平偏波信号及び垂直偏波信号のそれぞれをアナログデジタル変換器13に出力する。
アナログデジタル変換器13は、コヒーレントレシーバ12から出力された水平偏波信号をアナログ信号からデジタル信号に変換し、当該デジタル信号をデジタル水平偏波信号としてデジタル信号処理部14に出力する。
アナログデジタル変換器13は、コヒーレントレシーバ12から出力された垂直偏波信号をアナログ信号からデジタル信号に変換し、当該デジタル信号をデジタル垂直偏波信号としてデジタル信号処理部14に出力する。
デジタル信号処理部14は、適応等化部21、誤り訂正部22、誤り率算出部23、余裕度算出部24及びタップ数設定部25を備えている。
デジタル信号処理部14は、デジタル水平偏波信号に重畳されている第1の伝送信号の波形歪を補償し、波形歪補償後の第1の伝送信号を復号することで、復号データ(以下、「第1の復号データ」と称する)を生成する。
デジタル信号処理部14は、デジタル垂直偏波信号に重畳されている第2の伝送信号の波形歪を補償し、波形歪補償後の第2の伝送信号を復号することで、復号データ(以下、「第2の復号データ」と称する)を生成する。
適応等化部21は、例えば、図3に示す適応等化回路41によって実現される。
適応等化部21は、第1の有限インパルス応答フィルタ及び第2の有限インパルス応答フィルタを備えている。以下、有限インパルス応答フィルタをFIRと称する。
適応等化部21は、第1のFIRフィルタを用いて、デジタル水平偏波信号に重畳されている第1の伝送信号の波形歪を補償し、波形歪補償後の第1の伝送信号を復号することで、第1の復号データを生成する。
適応等化部21は、第2のFIRフィルタを用いて、デジタル垂直偏波信号に重畳されている第2の伝送信号の波形歪を補償し、波形歪補償後の第2の伝送信号を復号することで、第2の復号データを生成する。
適応等化部21は、第1の復号データ及び第2の復号データのそれぞれを誤り訂正部22に出力する。
誤り訂正部22は、例えば、図3に示す誤り訂正回路42によって実現される。
誤り訂正部22は、適応等化部21により生成された第1の復号データの誤り訂正を実施して、第1の復号データの誤り訂正数を算出する。
誤り訂正部22は、適応等化部21により生成された第2の復号データの誤り訂正を実施して、第2の復号データの誤り訂正数を算出する。
誤り訂正部22は、誤り訂正後の第1の復号データ及び誤り訂正後の第2の復号データのそれぞれをデータ再生部30に出力し、第1の復号データの誤り訂正数及び第2の復号データの誤り訂正数のそれぞれを誤り率算出部23に出力する。
誤り率算出部23は、例えば、図3に示す誤り率算出回路43によって実現される。
誤り率算出部23は、誤り訂正部22から出力された誤り訂正後の第1の復号データの符号誤り率を算出し、誤り訂正部22から出力された誤り訂正後の第2の復号データの符号誤り率を算出する。
誤り率算出部23は、例えば、誤り訂正部22により算出された第1の復号データの誤り訂正数から、第1の復号データの符号誤り率を算出し、誤り訂正部22により算出された第2の復号データの誤り訂正数から、第2の復号データの符号誤り率を算出する。
誤り率算出部23は、第1の復号データの符号誤り率及び第2の復号データの符号誤り率のそれぞれを余裕度算出部24に出力する。
誤り率算出部23は、第1及び第2の復号データの符号誤り率を算出することができればよく、第1及び第2の復号データの誤り訂正数から、第1及び第2の復号データの符号誤り率を算出するものに限るものではない。したがって、誤り率算出部23は、適応等化部21から出力された第1及び第2の復号データを入力して、第1及び第2の復号データの符号誤り率を算出するようにしてもよい。この場合、符号誤り率を算出する上で、誤り訂正部22は、不要である。
余裕度算出部24は、例えば、図3に示す余裕度算出回路44によって実現される。
余裕度算出部24は、誤り率算出部23により算出された第1の復号データの符号誤り率における誤り訂正限界の符号誤り率からの余裕度(以下、「第1の余裕度」と称する)を算出する。
余裕度算出部24は、誤り率算出部23により算出された第2の復号データの符号誤り率における誤り訂正限界の符号誤り率からの余裕度(以下、「第2の余裕度」と称する)を算出する。
誤り訂正限界の符号誤り率は、誤り訂正部22において、誤り訂正を実施する構成に応じて決まる値であり、誤り訂正限界の符号誤り率は、余裕度算出部24において、既知である。
余裕度算出部24は、第1の余裕度及び第2の余裕度のそれぞれをタップ数設定部25に出力する。
タップ数設定部25は、例えば、図3に示すタップ数設定回路45によって実現される。
タップ数設定部25は、余裕度算出部24により算出された第1の余裕度に基づいて、適応等化部21が用いる第1のFIRフィルタのタップ数を設定する。
タップ数設定部25は、余裕度算出部24により算出された第2の余裕度に基づいて、適応等化部21が用いる第2のFIRフィルタのタップ数を設定する。
データ再生部30は、誤り訂正部22から出力された誤り訂正後の第1の復号データ及び誤り訂正後の第2の復号データのそれぞれを記録する。
データ再生部30は、記録した第1及び第2の復号データを生成する。データ再生部30は、例えば、第1及び第2の復号データが画像データであれば、第1及び第2の復号データを再生することで、画像の描画を行う。
図2では、デジタル信号処理部14の構成要素である適応等化部21、誤り訂正部22、誤り率算出部23、余裕度算出部24及びタップ数設定部25のそれぞれが、図3に示すような専用のハードウェアで実現されるものを想定している。即ち、デジタル信号処理部14が、適応等化回路41、誤り訂正回路42、誤り率算出回路43、余裕度算出回路44及びタップ数設定回路45で実現されるものを想定している。
ここで、適応等化回路41、誤り訂正回路42、誤り率算出回路43、余裕度算出回路44及びタップ数設定回路45のそれぞれは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、又は、これらを組み合わせたものが該当する。
デジタル信号処理部14の構成要素は、専用のハードウェアで実現されるものに限るものではなく、デジタル信号処理部14がソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせで実現されるものであってもよい。
ソフトウェア又はファームウェアは、プログラムとして、コンピュータのメモリに格納される。コンピュータは、プログラムを実行するハードウェアを意味し、例えば、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)が該当する。
図4は、デジタル信号処理部14がソフトウェア又はファームウェアなどで実現される場合のコンピュータのハードウェア構成図である。
デジタル信号処理部14がソフトウェア又はファームウェアなどで実現される場合、適応等化部21、誤り訂正部22、誤り率算出部23、余裕度算出部24及びタップ数設定部25の処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムがメモリ51に格納される。そして、コンピュータのプロセッサ52がメモリ51に格納されているプログラムを実行する。
図5は、デジタル信号処理部14がソフトウェア又はファームウェアなどで実現される場合の処理手順である光信号受信方法の一部を示すフローチャートである。
また、図3では、デジタル信号処理部14の構成要素のそれぞれが専用のハードウェアで実現される例を示し、図4では、デジタル信号処理部14がソフトウェア又はファームウェアなどで実現される例を示している。しかし、これは一例に過ぎず、デジタル信号処理部14における一部の構成要素が専用のハードウェアで実現され、残りの構成要素がソフトウェア又はファームウェアなどで実現されるものであってもよい。
次に、図1に示すデータ再生装置の動作について説明する。
光源11は、水平偏波信号及び垂直偏波信号が多重されている偏波多重光と同一波長の局発光を発振し、局発光をコヒーレントレシーバ12に出力する。
コヒーレントレシーバ12は、偏波多重光を受信し、光源11から出力された局発光を用いて、偏波多重光をコヒーレント検波して、偏波多重光を水平偏波光と垂直偏波光とに分離する。
コヒーレントレシーバ12は、水平偏波光を電気信号に変換し、当該電気信号を水平偏波信号としてアナログデジタル変換器13に出力する。
コヒーレントレシーバ12は、垂直偏波光を電気信号に変換し、当該電気信号を垂直偏波信号としてアナログデジタル変換器13に出力する。
アナログデジタル変換器13は、コヒーレントレシーバ12から水平偏波信号を受けると、水平偏波信号をアナログ信号からデジタル信号に変換し、当該デジタル信号をデジタル水平偏波信号としてデジタル信号処理部14に出力する。
アナログデジタル変換器13は、コヒーレントレシーバ12から垂直偏波信号を受けると、垂直偏波信号をアナログ信号からデジタル信号に変換し、当該デジタル信号をデジタル垂直偏波信号としてデジタル信号処理部14に出力する。
デジタル信号処理部14の適応等化部21は、アナログデジタル変換器13からデジタル水平偏波信号を受けると、第1のFIRフィルタを用いて、デジタル水平偏波信号に重畳されている第1の伝送信号の波形歪を補償する(図5のステップST1)。
適応等化部21は、アナログデジタル変換器13からデジタル垂直偏波信号を受けると、第2のFIRフィルタを用いて、デジタル垂直偏波信号に重畳されている第2の伝送信号の波形歪を補償する(図5のステップST1)。
適応等化部21における波形歪の補償としては、周波数オフセット補償又は波長分散補償などの線形な波形歪の補償が該当する。
また、適応等化部21は、波形歪補償後の第1の伝送信号を復号することで、第1の復号データを生成し、第1の復号データを誤り訂正部22に出力する(図5のステップST2)。
適応等化部27は、波形歪補償後の第2の伝送信号を復号することで、第2の復号データを生成し、第2の復号データを誤り訂正部22に出力する(図5のステップST2)。
適応等化部21における第1及び第2の伝送信号の復号処理としては、例えば、以下に示すシンボル判定処理が考えられる。
適応等化部21は、伝送信号と閾値とを比較し、伝送信号が閾値よりも大きければ、復号データとして“1”のデータを割り当て、伝送信号が閾値以下であれば、復号データとして“0”のデータを割り当てるシンボル判定処理を行う。
閾値は、適応等化部21の内部メモリに格納されているものとする。閾値は、外部から適応等化部21に与えられるものであってもよい。
誤り訂正部22は、適応等化部21から第1の復号データを受けると、第1の復号データの誤り訂正を実施して、第1の復号データの誤り訂正数を算出する(図5のステップST3)。
誤り訂正部22は、適応等化部21から第2の復号データを受けると、第2の復号データの誤り訂正を実施して、第2の復号データの誤り訂正数を算出する(図5のステップST3)。
復号データの誤り訂正の方法としては、例えば、低密度パリティ検査符号(LDPC:Low Density Parity Check)によって復号データの誤りを訂正する方法を用いることができる。
誤り訂正部22は、誤り訂正後の第1の復号データ及び誤り訂正後の第2の復号データのそれぞれをデータ再生部30に出力する。
誤り訂正部22は、第1の復号データの誤り訂正数及び第2の復号データの誤り訂正数のそれぞれを誤り率算出部23に出力する。
誤り率算出部23は、誤り訂正部22から第1の復号データの誤り訂正数を受けると、第1の復号データの誤り訂正数を第1の復号データの総ビット数で除算することで、第1の復号データの符号誤り率を算出する(図5のステップST4)。
誤り率算出部23は、誤り訂正部22から第2の復号データの誤り訂正数を受けると、第2の復号データの誤り訂正数を第2の復号データの総ビット数で除算することで、第2の復号データの符号誤り率を算出する(図5のステップST4)。
誤り率算出部23は、第1の復号データの符号誤り率及び第2の復号データの符号誤り率のそれぞれを余裕度算出部24に出力する。
余裕度算出部24は、誤り率算出部23から第1の復号データの符号誤り率を受けると、以下の式(1)に示すように、第1の復号データの符号誤り率における誤り訂正限界の符号誤り率からの第1の余裕度を算出する(図5のステップST5)。
第1の余裕度=誤り訂正限界の符号誤り率−第1の復号データの符号誤り率
(1)
余裕度算出部24は、誤り率算出部23から第2の復号データの符号誤り率を受けると、以下の式(2)に示すように、第2の復号データの符号誤り率における誤り訂正限界の符号誤り率からの第2の余裕度を算出する(図5のステップST5)。
第2の余裕度=誤り訂正限界の符号誤り率−第2の復号データの符号誤り率
(2)
誤り訂正限界の符号誤り率は、誤り訂正部22において、符号の誤りを訂正できる最大限の誤り率であり、誤り訂正を実施する構成等に応じて決まる値である。誤り訂正限界の符号誤り率は、余裕度算出部24において、既知である。
余裕度算出部24は、第1の余裕度及び第2の余裕度のそれぞれをタップ数設定部25に出力する。
タップ数設定部25は、余裕度算出部24から第1の余裕度を受けると、第1の余裕度に基づいて、適応等化部21が用いる第1のFIRフィルタのタップ数を設定する(図5のステップST6)。
タップ数設定部25は、余裕度算出部24から第2の余裕度を受けると、第2の余裕度に基づいて、適応等化部21が用いる第2のFIRフィルタのタップ数を設定する(図5のステップST6)。
図6は、タップ数設定部25におけるタップ数の設定処理を示すフローチャートである。
以下、図6を参照しながら、タップ数設定部25におけるタップ数の設定処理を具体的に説明する。
タップ数設定部25の内部メモリには、余裕度の大小を判定するための閾値Thが記憶されているものとする。閾値Thは、外部からタップ数設定部25に与えられるものであってもよい。
また、タップ数設定部25の内部メモリには、第1のタップ数として“Tc1”が記憶され、第2のタップ数として“Tc2”が記憶されているものとする。Tc1<Tc2である。第1及び第2のタップ数は、外部からタップ数設定部25に与えられるものであってもよい。
タップ数設定部25は、余裕度算出部24から第1の余裕度を受けると、第1の余裕度と閾値Thを比較する(図6のステップST11)。
タップ数設定部25は、第1の余裕度が閾値Thよりも大きければ(図6のステップST11:YESの場合)、適応等化部21が用いる第1のFIRフィルタのタップ数を“Tc1”に設定する(図6のステップST12)。
第1のFIRフィルタのタップ数が、“Tc2”よりも少ない“Tc1”に設定されることで、水平偏波の変動耐性性能が向上するため、水平偏波の変動が数十マイクロ秒の時間で変動する急激な変動である場合でも、水平偏波の変動による影響を低減することができる。
タップ数設定部25は、第1の余裕度が閾値Th以下であれば(図6のステップST11:NOの場合)、適応等化部21が用いる第1のFIRフィルタのタップ数を“Tc2”に設定する(図6のステップST13)。
第1のFIRフィルタのタップ数が、“Tc1”よりも多い“Tc2”に設定されることで、符号誤り率を改善する性能を高めることができる。水平偏波の変動耐性性能と、符号誤り率を改善する性能とは、トレードオフの関係がある。
タップ数設定部25は、余裕度算出部24から第2の余裕度を受けると、第2の余裕度と閾値Thを比較する(図6のステップST11)。
タップ数設定部25は、第2の余裕度が閾値Thよりも大きければ(図6のステップST11:YESの場合)、適応等化部21が用いる第2のFIRフィルタのタップ数を“Tc1”に設定する(図6のステップST12)。
第2のFIRフィルタのタップ数が、“Tc2”よりも少ない“Tc1”に設定されることで、垂直偏波の変動耐性性能が向上するため、垂直偏波の変動が数十マイクロ秒の時間で変動する急激な変動である場合でも、垂直偏波の変動による影響を低減することができる。
タップ数設定部25は、第2の余裕度が閾値Th以下であれば(図6のステップST11:NOの場合)、適応等化部21が用いる第2のFIRフィルタのタップ数を“Tc2”に設定する(図6のステップST13)。
第2のFIRフィルタのタップ数が、“Tc1”よりも多い“Tc2”に設定されることで、符号誤り率を改善する性能を高めることができる。垂直偏波の変動耐性性能と、符号誤り率を改善する性能とは、トレードオフの関係がある。
データ再生部30は、誤り訂正部22から誤り訂正後の第1の復号データ及び誤り訂正後の第2の復号データを受けると、第1の復号データが“0”のデータであり、第2の復号データが“0”のデータであれば、“00”のデータを記録する。
データ再生部30は、第1の復号データが“1”のデータであり、第2の復号データが“0”のデータであれば、“10”のデータを記録する。
データ再生部30は、第1の復号データが“0”のデータであり、第2の復号データが“1”のデータであれば、“01”のデータを記録する。
データ再生部30は、第1の復号データが“1”のデータであり、第2の復号データが“1”のデータであれば、“11”のデータを記録する。
データ再生部30は、記録したデータを再生することで、例えば、画像の描画を行う。
ここで、図7は、FIRフィルタのタップ数と、復号データの符号誤り率における余裕度との関係を示す説明図である。
図7において、横軸は、FIRフィルタのタップ数を示し、縦軸は、復号データの符号誤り率における余裕度を示している。
図7では、偏波変動が生じていない場合(偏波変動が0kHzである場合)の実験結果と、高速な偏波変動が生じている場合(偏波変動が150kHzである場合)の実験結果とを示している。
◇は、偏波変動が0kHzである場合の瞬時の余裕度を示し、□は、偏波変動が0kHzである場合の平均の余裕度を示している。
△は、偏波変動が150kHzである場合の瞬時の余裕度を示し、〇は、偏波変動が150kHzである場合の平均の余裕度を示している。
(1)は、特許文献1に記載の方法で、ステップサイズパラメータが適応制御されているが、FIRフィルタのタップ数が一定である場合において、高速な偏波変動が生じたときの余裕度の変化を示している。図7では、FIRフィルタのタップ数が17に固定されている。
(2)は、タップ数設定部25によって、FIRフィルタのタップ数が設定される場合において、高速な偏波変動が生じたときの余裕度の変化を示している。
図7では、余裕度が閾値Thよりも大きいために、FIRフィルタのタップ数がTc1=11に設定されている。
特許文献1に記載の方法を用いた場合、偏波変動が0kHzであれば、(1)に示すように、瞬時の余裕度及び平均の余裕度の双方が0.0よりも大きいため、偏波変動に伴う伝送品質の劣化がなく、光通信断が引き起こされる可能性が低くなる。
特許文献1に記載の方法を用いた場合、偏波変動が150kHzであるときには、(1)に示すように、瞬時の余裕度が0.0よりも小さくなるため、偏波変動に伴う伝送品質の劣化が大きくなり、光通信断が引き起こされる可能性が高くなる。
タップ数設定部25によって、FIRフィルタのタップ数が設定される場合、偏波変動が0kHzであれば、(2)に示すように、瞬時の余裕度及び平均の余裕度の双方が0.0よりも大きいため、偏波変動に伴う伝送品質の劣化がなく、光通信断が引き起こされる可能性が低くなる。
タップ数設定部25によって、FIRフィルタのタップ数が設定される場合でも、偏波変動が150kHzであれば、(2)に示すように、瞬時の余裕度及び平均の余裕度の双方が低下する。
しかし、(2)に示すように、瞬時の余裕度及び平均の余裕度の双方が0.0よりも大きいため、偏波変動に伴う伝送品質の劣化が少なく、光通信断が引き起こされる可能性が低くなる。
図8は、FIRフィルタのタップ数と、復号データの符号誤り率における余裕度との関係を示す説明図である。
図8において、横軸は、FIRフィルタのタップ数を示し、縦軸は、復号データの符号誤り率における余裕度を示している。
図8では、偏波変動が生じていない場合(偏波変動が0kHzである場合)の実験結果と、高速な偏波変動が生じている場合(偏波変動が150kHzである場合)の実験結果とを示している。
◇、□、△及び〇は、図7と同様に、余裕度を示している。
図8に示す余裕度は、図7に示す余裕度よりも小さくなっている。
特許文献1に記載の方法が用いられる場合、図8においても、図7と同様に、FIRフィルタのタップ数が17に固定されている。
図8では、余裕度が閾値Th以下であるため、タップ数設定部25によって、FIRフィルタのタップ数がTc2=17に設定されている。
タップ数設定部25によって、FIRフィルタのタップ数が設定される場合でも、特許文献1に記載の方法が用いられる場合でも、偏波変動が150kHzであれば、瞬時の余裕度及び平均の余裕度の双方が0.0よりも小さくなっている。したがって、偏波変動に伴う伝送品質の劣化が大きくなり、光通信断が引き起こされる可能性が高くなる。
タップ数設定部25によって、仮に、FIRフィルタのタップ数がTc1=11に設定されても、偏波変動が0kHzであるときの余裕度が小さいため、高速な偏波変動が生じると、瞬時の余裕度及び平均の余裕度の双方が0.0よりも小さくなる。よって、符号誤り率を改善する性能を高めることを優先して、FIRフィルタのタップ数がTc2=17に設定されている。
タップ数設定部25によって、FIRフィルタのタップ数が設定される場合でも、特許文献1に記載の方法が用いられる場合でも、偏波変動が0kHzであれば、瞬時の余裕度及び平均の余裕度の双方が0.0よりも大きくなっている。したがって、偏波変動に伴う伝送品質の劣化が少なく、光通信断が引き起こされる可能性が低くなる。
以上の実施の形態1は、余裕度算出部24により算出されたそれぞれの余裕度に基づいて、第1及び第2のFIRフィルタのタップ数を設定するタップ数設定部25を備えるように、光受信機1を構成した。したがって、光受信機1は、偏波変動が数十マイクロ秒の時間で変動する急激な変動である場合でも、偏波変動の影響に伴う伝送品質の劣化を抑えることができる。
実施の形態2.
実施の形態1の光受信機1では、誤り率算出部23が、第1及び第2の復号データの符号誤り率を算出するものを示している。
実施の形態2では、誤り率算出部23が、第1の復号データの符号誤り率を複数回繰り返し算出し、複数回算出したそれぞれの符号誤り率を比較して、余裕度算出部24に出力する符号誤り率を決定する。また、誤り率算出部23が、第2の復号データの符号誤り率を複数回繰り返し算出し、複数回算出したそれぞれの符号誤り率を比較して、余裕度算出部24に出力する符号誤り率を決定する光受信機1について説明する。
以下、誤り率算出部23における符号誤り率の算出処理を具体的に説明する。
誤り率算出部23の内部メモリには、符号誤り率の算出処理を実施する期間である算出期間が記憶されている。算出期間は、例えば、1分である。
また、誤り率算出部23の内部メモリには、符号誤り率を繰り返し算出する間隔である算出間隔が記憶されている。算出間隔は、例えば、1ミリ秒である。
算出期間及び算出間隔は、外部から誤り率算出部23に与えられるものであってもよい。
誤り率算出部23は、算出期間中、第1の復号データの符号誤り率を算出間隔毎に繰り返し算出する。
誤り率算出部23は、算出期間中に繰り返し算出した複数の第1の復号データの符号誤り率を比較する。
誤り率算出部23は、複数の第1の復号データの符号誤り率の中から、最も大きな符号誤り率を選択し、選択した符号誤り率を余裕度算出部24に出力する。
また、誤り率算出部23は、算出期間中、第2の復号データの符号誤り率を算出間隔毎に繰り返し算出する。
誤り率算出部23は、算出期間中に繰り返し算出した複数の第2の復号データの符号誤り率を比較する。
誤り率算出部23は、複数の第2の復号データの符号誤り率の中から、最も大きな符号誤り率を選択し、選択した符号誤り率を余裕度算出部24に出力する。
以上の実施の形態2は、誤り率算出部23が、それぞれの復号データの符号誤り率を複数回繰り返し算出し、複数回算出したそれぞれの符号誤り率を比較して、余裕度算出部24に出力するそれぞれの符号誤り率を決定している。
したがって、符号誤り率を繰り返し算出する間隔が、偏波変動の変動時間よりも短ければ、偏波変動に適応している復号データの符号誤り率を算出することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
この発明は、有限インパルス応答フィルタのタップ数を設定する光受信機、光信号受信方法及びデータ再生装置に適している。
1 光受信機、11 光源、12 コヒーレントレシーバ、13 アナログデジタル変換器、14 デジタル信号処理部、21 適応等化部、22 誤り訂正部、23 誤り率算出部、24 余裕度算出部、25 タップ数設定部、30 データ再生部、41 適応等化回路、42 誤り訂正回路、43 誤り率算出回路、44 余裕度算出回路、45 タップ数設定回路、51 メモリ、52 プロセッサ。

Claims (6)

  1. 第1の偏波光及び第2の偏波光が多重されている偏波多重光をコヒーレント検波し、前記偏波多重光を前記第1の偏波光と前記第2の偏波光とに分離するコヒーレントレシーバと、
    第1の有限インパルス応答フィルタを用いて、前記第1の偏波光に重畳されている信号の波形歪を補償し、第2の有限インパルス応答フィルタを用いて、前記第2の偏波光に重畳されている信号の波形歪を補償し、波形歪を補償したそれぞれの信号を復号することで、それぞれの復号データを生成する適応等化部と、
    前記適応等化部により生成されたそれぞれの復号データの符号誤り率を算出する誤り率算出部と、
    前記誤り率算出部により算出されたそれぞれの符号誤り率における誤り訂正限界の符号誤り率からの余裕度を算出する余裕度算出部と、
    前記余裕度算出部により算出されたそれぞれの余裕度に基づいて、前記第1及び第2の有限インパルス応答フィルタのタップ数を設定するタップ数設定部と
    を備えた光受信機。
  2. 前記適応等化部により生成されたそれぞれの復号データの誤り訂正を実施して、それぞれの復号データの誤り訂正数を算出する誤り訂正部を備え、
    前記誤り率算出部は、前記誤り訂正部により算出されたそれぞれの復号データの誤り訂正数から、それぞれの復号データの符号誤り率を算出することを特徴とする請求項1記載の光受信機。
  3. 前記誤り率算出部は、それぞれの復号データの符号誤り率を複数回繰り返し算出し、複数回算出したそれぞれの符号誤り率を比較して、前記余裕度算出部に出力するそれぞれの符号誤り率を決定することを特徴とする請求項1記載の光受信機。
  4. 前記タップ数設定部は、前記余裕度算出部により算出されたそれぞれの余裕度が閾値よりも大きければ、前記第1及び第2の有限インパルス応答フィルタのタップ数を第1のタップ数に設定し、それぞれの余裕度が前記閾値以下であれば、前記第1及び第2の有限インパルス応答フィルタのタップ数を前記第1のタップ数よりも多い第2のタップ数に設定することを特徴とする請求項1記載の光受信機。
  5. コヒーレントレシーバが、第1の偏波光及び第2の偏波光が多重されている偏波多重光をコヒーレント検波し、前記偏波多重光を前記第1の偏波光と前記第2の偏波光とに分離し、
    適応等化部が、第1の有限インパルス応答フィルタを用いて、前記第1の偏波光に重畳されている信号の波形歪を補償し、第2の有限インパルス応答フィルタを用いて、前記第2の偏波光に重畳されている信号の波形歪を補償し、波形歪を補償したそれぞれの信号を復号することで、それぞれの復号データを生成し、
    誤り率算出部が、前記適応等化部により生成されたそれぞれの復号データの符号誤り率を算出し、
    余裕度算出部が、前記誤り率算出部により算出されたそれぞれの符号誤り率における誤り訂正限界の符号誤り率からの余裕度を算出し、
    タップ数設定部が、前記余裕度算出部により算出されたそれぞれの余裕度に基づいて、前記第1及び第2の有限インパルス応答フィルタのタップ数を設定する
    光信号受信方法。
  6. 第1の偏波光及び第2の偏波光が多重されている偏波多重光をコヒーレント検波し、前記偏波多重光を前記第1の偏波光と前記第2の偏波光とに分離するコヒーレントレシーバと、
    第1の有限インパルス応答フィルタを用いて、前記第1の偏波光に重畳されている信号の波形歪を補償し、第2の有限インパルス応答フィルタを用いて、前記第2の偏波光に重畳されている信号の波形歪を補償し、波形歪を補償したそれぞれの信号を復号することで、それぞれの復号データを生成する適応等化部と、
    前記適応等化部により生成されたそれぞれの復号データの符号誤り率を算出する誤り率算出部と、
    前記誤り率算出部により算出されたそれぞれの符号誤り率における誤り訂正限界の符号誤り率からの余裕度を算出する余裕度算出部と、
    前記余裕度算出部により算出されたそれぞれの余裕度に基づいて、前記第1及び第2の有限インパルス応答フィルタのタップ数を設定するタップ数設定部と、
    前記適応等化部により生成されたそれぞれの復号データを再生するデータ再生部と
    を備えたデータ再生装置。
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