JPWO2014141338A1 - 信号受信装置、無線通信システム、歪み補償方法及びプログラム - Google Patents

信号受信装置、無線通信システム、歪み補償方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2014141338A1
JPWO2014141338A1 JP2015505085A JP2015505085A JPWO2014141338A1 JP WO2014141338 A1 JPWO2014141338 A1 JP WO2014141338A1 JP 2015505085 A JP2015505085 A JP 2015505085A JP 2015505085 A JP2015505085 A JP 2015505085A JP WO2014141338 A1 JPWO2014141338 A1 JP WO2014141338A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distortion
signal
interference
compensation
compensation coefficient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2015505085A
Other languages
English (en)
Inventor
陽一 片貝
陽一 片貝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JPWO2014141338A1 publication Critical patent/JPWO2014141338A1/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/03Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
    • H04L25/03006Arrangements for removing intersymbol interference
    • H04L25/03012Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain
    • H04L25/03019Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain adaptive, i.e. capable of adjustment during data reception
    • H04L25/03057Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain adaptive, i.e. capable of adjustment during data reception with a recursive structure
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/32Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion
    • H03F1/3223Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion using feed-forward
    • H03F1/3229Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion using feed-forward using a loop for error extraction and another loop for error subtraction
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/10Means associated with receiver for limiting or suppressing noise or interference
    • H04B1/12Neutralising, balancing, or compensation arrangements
    • H04B1/123Neutralising, balancing, or compensation arrangements using adaptive balancing or compensation means
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/002Reducing depolarization effects

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Abstract

信号送信装置から信号を受信する信号受信装置は、歪み低減部、補償係数算出部及び歪み補償部を備える。歪み低減部は、第1の歪み及び第2の歪みを含む受信信号のうち、前記第1の歪みを残して前記第2の歪みを低減した歪み低減信号を生成する。補償係数算出部は、前記歪み低減信号に基づいて、前記受信信号の前記第1の歪みを補償するための補償係数を算出する。歪み補償部は、前記補償係数を用いて、前記受信信号の前記第1の歪みを補償した補償信号を生成する。

Description

本発明は信号受信装置、無線通信システム及び歪み補償方法に関する。
無線通信において、送信側から受信側に信号を出力する場合に、信号に歪みが生じることがある。この場合、受信側では正しい信号を再現するために、この歪みを除去する必要がある。
特許文献1、2には、増幅器により生じる非線形歪みを解消する復調器が開示されている。
図11及び図12は、特許文献1、2の技術を適用した、関連技術にかかる無線通信装置の実施例を示したものである。無線信号を送信する送信機100(図11に図示)と、送信機100からの無線信号を受信する受信機200(図12に図示)から無線通信システムが構成される。
送信機100内の変調部101は、受信機200に送信される送信信号を出力する。この送信信号は、増幅器等の非線形デバイス102を介して、アンテナ103から出力される。ここで送信信号は、非線形デバイス102により、非線形歪みが生じた状態で出力される。
受信機200においては、アンテナ201にて受信した信号が入力される。受信リニアライザ202は、補償係数制御部212より入力される非線形歪み補償係数を用いて、アンテナ201が受信した信号に対して非線形歪みの補償を行う。
その後、受信リニアライザ202が出力した受信信号は帯域外干渉波除去用のFIR(Finite Impulse Response)フィルタ203に入力されることにより、受信信号中の帯域外干渉波が除去される。さらに、その受信信号に対して、トランスバーサル型の自動等化器204にて符号間干渉が補償される。なお自動等化器204は、補償係数生成部208にて生成される符号間干渉補償係数を用いて符号間干渉を補償する。受信機200は、トランスバーサル型の自動等化器204で符号間干渉を行った後、復調部205にて受信信号を復調して出力する。
また、自動等化器204の出力信号は、誤差検出部206に入力される。誤差検出部206は、出力信号の誤差成分を検出する。
符号間干渉量算出部207は、誤差検出部206で検出した受信信号の誤差情報に基づいて、受信信号における符号間干渉量を算出する。補償係数生成部208は、誤差検出部206が算出した符号間干渉量を用いて、自動等化器204で用いる符号間干渉補償係数を生成する。
非線形歪み量算出部210は、受信リニアライザ202で用いる非線形歪み補償係数に関して、誤差検出部206で検出した受信信号の誤差情報に基づいて補正量を算出する。言い換えれば、非線形歪み量算出部210は、受信機200における受信信号から、非線形デバイス(ここでは送信機100における非線形デバイス102)により生じた非線形歪み量を推定し、非線形歪みを補償するための補正量を算出する。さらに非線形歪み量算出部210は、電力算出部209にて算出した受信信号の電力に応じた補償係数を補償係数記録部211から読み出す。非線形歪み量算出部210は、算出した補正量及び読み出した補償係数を足し合わせた係数を、新たな非線形歪み補償係数として、以前に記録された補償係数に上書きして補償係数記録部211に記録する。
電力算出部213は、アンテナ201が受信した信号の電力を算出する。補償係数制御部212は、電力算出部213が算出した信号の電力に応じて補償係数記録部211に記録された非線形歪み補償係数を読み出し、受信リニアライザ202に出力する。上述の通り、受信リニアライザ202は、その非線形歪み補償係数を用いて、アンテナ201が受信した信号に対して非線形歪みの補償を行う。
特許第3541890号公報 特許第4019912号公報
図12に示した受信機200のような構成の受信機では、通信路内で干渉性フェージングや隣接する干渉信号などが存在する場合に、電力算出部213に入力される電力に干渉信号の電力が加算されてしまう。そのため、送信機100内の非線形デバイス102への入力信号の電力値と、受信機200の受信信号の電力値が比例しなくなる。従って、補償係数制御部212にて適切な補償係数が選択できず、受信リニアライザ202で不正確な非線形歪み補償(誤補償)を行ってしまうことにより、通信特性劣化が生じるという課題がある。
この課題を解決するために、図12の受信機200において、受信リニアライザ202とFIRフィルタ203の前後関係を変える(即ち受信リニアライザ202をFIRフィルタ203の後段に配置する)ことが考えられる。しかしそのようにすると、非線形歪み補償係数が正確に算出できなくなってしまう。受信リニアライザ202と自動等化器204の前後関係を変えた場合でも同様の問題が生じる。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、正確に信号の歪みの補償を行う信号受信装置、無線通信システム及び歪み補償方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、信号送信装置から信号を受信する信号受信装置を含む。この信号受信装置は、歪み低減部、補償係数算出部及び歪み補償部を備える。歪み低減部は、第1の歪み及び第2の歪みを含む受信信号のうち、前記第1の歪みを残して前記第2の歪みを低減した歪み低減信号を生成する。補償係数算出部は、前記歪み低減信号に基づいて、前記受信信号の前記第1の歪みを補償するための補償係数を算出する。歪み補償部は、前記補償係数を用いて、前記受信信号の前記第1の歪みを補償した補償信号を生成する。
本発明の第2の態様は、信号受信装置の歪み補償方法を含む。この歪み補償方法は、以下のステップ(a)及び(b)を変換装置に実行させる。
(a)第1の歪み及び第2の歪みを含む受信信号に基づいて、前記第2の歪みが低減された受信信号に対して前記第1の歪みを補償するための補償係数を算出すること、及び
(b)前記補償係数を用いて、前記受信信号の前記第1の歪みを補償した補償信号を生成すること。
本発明により、正確に信号の歪みの補償を行う信号受信装置、無線通信システム及び歪み補償方法を提供することができる。
実施の形態1にかかる信号受信装置の構成の一例を示したブロック図である。 実施の形態1にかかる信号受信装置の処理の一例を示したフローチャートである。 実施の形態2にかかる送信機の構成の一例を示したブロック図である。 実施の形態2にかかる受信機の構成の一例を示したブロック図である。 実施の形態2にかかる非線形デバイスにおいて生じる一般的な非線形歪み特性を示したグラフである。 実施の形態2にかかる非線形歪み量算出部の構成の一例を示したブロック図である。 実施の形態2にかかる受信信号の誤差信号ベクトルの一例を示した図である。 実施の形態2にかかる送信機内の非線形デバイスの入力信号のスペクトルの一例を示したグラフである。 実施の形態2にかかる受信機30における受信信号のスペクトルの一例を示したグラフである。 実施の形態3にかかる受信機の構成の一例を示したブロック図である。 関連技術にかかる送信機の構成を示すブロック図である。 関連技術にかかる受信機の構成を示すブロック図である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態1について説明する。図1は、実施の形態1にかかる信号受信装置の一例を示したブロック図である。信号受信装置1は図示しない信号送信装置から信号を受信する。信号受信装置1と信号送信装置は、無線通信システムを構成する。信号受信装置1は、歪み低減部2、補償係数算出部3、歪み補償部4を備える。
歪み低減部2には、第1の歪み及び第2の歪みを含む受信信号が入力される。歪み低減部2は、受信信号において第1の歪みを残して第2の歪みを低減した歪み低減信号を生成する。
ここで、第1の歪み及び第2の歪みは、異なる種類の歪みである。例えば、第1の歪みは、非線形デバイスにより生じる非線形歪みであり、第2の歪みは、信号送信装置と信号受信装置との通信路において生じる歪みであってもよい。第2の歪みが信号送信装置と信号受信装置との通信路において生じる歪みである場合には、第2の歪みは、例えば通信路内で混在した帯域外干渉波の成分であってもよい。あるいは、第2の歪みは、通信路内で生じた符号間干渉成分であってもよいし、通信路内における交差偏波からの干渉成分であってもよい。あるいは、第2の歪みは、それらの歪みを2つ以上含んでいてもよい。
また、第1の歪み又は第2の歪みのうちいずれかは、信号受信装置1が信号を受信後に、信号受信装置1内で生じた歪みであってもよい。例えば、受信信号が通る信号受信装置1内の非線形デバイスにより、第1の歪みが受信信号に生じてもよい。
歪み低減部2は、例えば受信信号の第2の歪みを100%又は100%近く削減(以下「除去」と記載する)してもよいし、50%程度削減してもよいし、30%程度削減してもよい。要するに、歪み低減部2は、受信信号内にある第2の歪みを何らかの程度減らした処理を行えばよい。
補償係数算出部3は、歪み低減部2が生成した歪み低減信号に基づいて、受信信号の第1の歪みを補償するための補償係数を算出する。
歪み補償部4は、補償係数算出部3が算出した補償係数を用いて、受信信号の第1の歪みを補償した補償信号を生成する。
なお、様々な処理を行う機能ブロックとして図1に記載された歪み低減部2、補償係数算出部3及び歪み補償部4の各要素は、ハードウェア的には、メモリやその他のIC(Integrated Circuit)等の回路で構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。
図2は、信号を受信した信号受信装置1が実行する処理の一例を示したフローチャートである。以下、図2を参照して、信号受信装置1が実行する処理について説明する。
歪み低減部2は、受信信号において第1の歪みを残して第2の歪みを低減した歪み低減信号を生成する(ステップS1)。
補償係数算出部3は、歪み低減部2が生成した歪み低減信号に基づいて、受信信号の第1の歪みを補償するための補償係数を算出する(ステップS2)。
歪み補償部4は、補償係数算出部3が算出した補償係数を用いて、受信信号の第1の歪みを補償した補償信号を生成する(ステップS3)。以上の処理の詳細は上述の通りである。
以上の処理により、信号受信装置1は、受信信号の第1の歪みを補償した補償信号を生成することができる。そして、信号受信装置1は、正確に信号の歪みの補償を行うことができる。
この理由は、次の通りである。補償係数算出部3は、第1の歪み及び第2の歪みの両方を含む受信信号ではなく、第2の歪みが低減された歪み低減信号に基づいて算出された補償係数に基づいて、歪み補償を実行している。補償係数算出部3は、受信信号に含まれる第2の歪みの量が低くなるほど、第1の歪みを補償するための正確な補償係数を算出することができる。従って、補償係数算出部3は、歪み低減信号を用いることにより、受信信号を用いる場合に比較してより正確な補償係数を算出することができる。歪み補償部4は、より正確な補償係数に基づいて受信信号の第1の歪みを補償するため、受信信号における第1の歪みの補償をより正確にすることができる。
信号受信装置1が受信信号の第1の歪みをより正確に補償するためには、歪み低減部2が受信信号内の第2の歪みをより多く低減すればよい。例えば歪み低減部2が第2の歪みを除去した場合には、歪み低減信号は第2の歪みをほとんど含まない信号となるので、補償係数算出部3の算出する補償係数の精度が高くなる。従って、歪み補償部4は第1の歪みをより正確に補償することができる。
信号受信装置1は、歪み補償部4が出力した補償信号から第2の歪みを低減する第2の歪み低減部をさらに備えてもよい。これにより、信号受信装置1は、第1の歪み及び第2の歪みの影響が緩和された受信信号を生成することができる。そのため、信号受信装置1は、より正確な通信を実行することができる。
実施の形態2
以下、図面を参照して本発明の実施の形態2について説明する。図3及び図4は、実施の形態2にかかる無線通信システム10の送信機及び受信機の構成の一例を示したブロック図である。
まず実施の形態2にかかる送信機(無線通信装置)について説明する。この送信機20は、信号を受信機側に無線送信する。図3に示す通り、送信機20は、変調部21、非線形デバイス22及びアンテナ23を備える。
変調部21は、受信機に送信する送信信号(主信号)の変調を実行して、非線形デバイス22に出力する。非線形デバイス22は、増幅器等のデバイスであり、送信信号に何らかの処理(例えば非線形デバイスが増幅器であれば増幅処理)を実行して、アンテナ23に出力する。
ここで、送信信号が非線形デバイス22を通過することにより、送信信号に非線形歪み(第1の歪み)が生じる。つまり非線形デバイス22は受信信号のノイズ源に相当する。従って、受信機側では、信号を正確に復調するためにその非線形歪みを補償する必要がある。
アンテナ23は、非線形デバイス22から取得した送信信号を、無線により受信機側に送信する。ここで、無線通信における通信路内において、送信信号に帯域外干渉波(干渉信号)が混在するとともに、送信信号内において符号間干渉が生じる。つまり、通信路内において、上述の非線形デバイス22による非線形歪みとは別の種類の歪み(第2の歪み)が、受信信号内に生じる。
なお帯域外干渉波とは、送信信号の周波数帯域以外の帯域からの干渉波のことである。実施の形態2における帯域外干渉波は、その中でも、送信信号の周波数帯域に隣接する隣接周波数帯域内の信号からの干渉波のことを示す。ただし、帯域外干渉波として、送信信号の周波数帯域に隣接した周波数帯域以外の信号からの干渉波が含まれてもよい。
次に実施の形態2にかかる受信機について説明する。この受信機30は、送信機20から受信した信号の非線形歪みを補償して、復調処理を実行する。
図4に示す通り、受信機30(無線通信装置)は、アンテナ31、受信リニアライザ32、FIRフィルタ33、自動等化器34、復調部35、誤差検出部36、符号間干渉量算出部37、補償係数生成部38、電力算出部39、非線形歪み量算出部40、補償係数記録部41、補償係数制御部42、FIRフィルタ43、自動等化器44及び電力算出部45を備える。以下、受信信号を受信機30が受信したときに実行する処理の流れに沿って、受信機30の各部が行う処理について説明する。
アンテナ31は、送信機20から送信された送信信号を受信する。アンテナ31は、受信信号を受信リニアライザ32に出力する。ここで受信信号には、
1:非線形デバイス22により生じた非線形歪み
2:通信路内で混在した帯域外干渉波の成分
3:通信路内で生じた符号間干渉成分
の3つの歪みが含まれる。受信機30は、以下の通り、この3つの歪みを除去する。なお、「除去」の定義は、実施の形態1に記載した通りである。
受信リニアライザ32は、受信信号において、非線形デバイス22により生じた非線形歪み(1)を補償する非線形歪み補償処理を実行して、処理が完了した受信信号(補償信号)をFIRフィルタ33に出力する。ここで受信リニアライザ32は、補償係数制御部42から出力された補償係数を用いて、非線形歪み補償処理を実行する。なお受信リニアライザ32は、実施の形態1にかかる歪み補償部4に対応する。
FIRフィルタ33は、受信リニアライザ32が出力した受信信号においてまだ残っている通信路内で生じた帯域外干渉波成分(2)の除去を実行し、受信信号を自動等化器34に出力する。
自動等化器34(第2の等化器)はトランスバーサル型の自動等化器であり、FIRフィルタ33が出力した受信信号においてまだ残っている通信路内で生じた符号間干渉成分(3)を補償して、受信信号を復調部35に出力する。ここで自動等化器34は、補償係数生成部38から出力された補償係数を用いて、歪み補償処理を実行する。
復調部35は、自動等化器34から出力された受信信号を復調する。このようにして、受信信号の歪みが補償され、受信信号の復調が実行される。
次に、受信リニアライザ32、自動等化器34において用いる補償係数の生成方法について説明する。
誤差検出部36には、自動等化器34から出力された受信信号が入力される。誤差検出部36は、(1)〜(3)の歪みの解消処理が実行された受信信号の誤差成分を検出し、その情報を符号間干渉量算出部37及び非線形歪み量算出部40に出力する。
符号間干渉量算出部37は、誤差検出部36が検出した誤差成分に基づいて、受信信号における符号間干渉量を算出し、その情報を補償係数生成部38に出力する。
補償係数生成部38(干渉補償係数算出部)は、符号間干渉量算出部37が算出した符号間干渉量を用いて、符号間干渉を補償するための所定の符号間干渉補償係数を生成し、その情報を自動等化器34及び44に出力する。自動等化器34は、この符号間干渉補償係数を用いて、歪み補償処理を実行する。
電力算出部39には、自動等化器34から出力された受信信号が入力される。電力算出部39は、その受信信号の電力を算出し、その情報を非線形歪み量算出部40に出力する。
ここで、自動等化器34から出力された受信信号(復調部35への入力信号)においては、通信路内で生じた帯域外干渉波成分(2)がFIRフィルタ33によって除去されるとともに、通信路内で生じた符号間干渉成分(3)が自動等化器34によって除去されている。そのため、復調部35への入力信号の電力は、非線形デバイス22への入力電力と比例した値となる。電力算出部39は、この入力信号の電力を算出する。
非線形歪み量算出部40は、誤差検出部36で検出した受信信号の誤差情報に基づいて、受信信号における非線形デバイス22により生じた非線形歪み(1)の補正量を算出する。非線形歪み量算出部40は、これと同時に、電力算出部39にて算出した電力に応じた補償係数を補償係数記録部41から読み出す。非線形歪み量算出部40は、算出した補正量と読み出した補償係数とを足し合わせた係数を、新たな非線形歪み補償係数として、以前に記録された補償係数に上書きして補償係数記録部41に記録する。このようにして、非線形歪み量算出部40は、非線形デバイス22の非線形歪み量を推定する。
補償係数記録部41には、受信信号における非線形デバイス22により生じた非線形歪み(1)を補償するための補償係数が記録されている。この補償係数は、上述の非線形歪み量算出部40の処理により更新される。また、補償係数記録部41は、補償係数制御部42の処理に応じて、補償係数を補償係数制御部42に出力する。
補償係数制御部42は、電力算出部45が算出した電力に応じて補償係数記録部41から非線形歪み補償係数を読み出し、受信リニアライザ32に出力する。なお、誤差検出部36、電力算出部39、非線形歪み量算出部40、補償係数記録部41及び補償係数制御部42は、実施の形態1にかかる補償係数算出部3に対応する。
FIRフィルタ43は、アンテナ31から入力された受信信号に対して、帯域外干渉波の成分(2)を除去し、自動等化器44に出力する。FIRフィルタ43は、FIRフィルタ33と同様の機能を有する。
自動等化器44(第1の等化器)は、トランスバーサル型の自動等化器であり、FIRフィルタ43が出力した受信信号においてまだ残っている通信路内で生じた符号間干渉成分(3)を補償して、受信信号を電力算出部45に出力する。ここで自動等化器44は、補償係数生成部38から出力された補償係数を用いて、歪み補償処理を実行する。自動等化器44は、自動等化器34と同様の機能を有する。FIRフィルタ43及び自動等化器44は、実施の形態1にかかる歪み低減部2に対応する。
電力算出部45は、アンテナ31から入力された受信信号に対して、帯域外干渉波除去用FIRフィルタ43と自動等化器44を通過した信号(実施の形態1における歪み低減信号に対応)の電力を算出する。換言すれば、電力算出部45は、帯域外干渉波の成分(2)及び符号間干渉成分(3)が除去され、非線形デバイス22により生じた非線形歪み(1)のみが含まれた受信信号の電力を算出している。このため、補償係数制御部42は、適切な電力値に応じた適切な補償係数を選択し、出力することができる。
換言すれば、電力算出部45が帯域外隣接波の干渉や符号間干渉によって誤った電力値を算出することがない。そのため、補償係数制御部42がその誤った電力値に基づいて誤った補償係数を選択し、出力することもない。
以下、非線形デバイスによって生じた非線形歪みの補償処理の詳細について説明する。
図5は、非線形デバイスにおいて生じる一般的な非線形歪み特性を示したグラフである。図5のグラフの横軸は非線形デバイスへの入力信号の入力電力を示しており、横軸は、入力信号に応じて非線形デバイスが出力する出力信号のゲイン/位相の値を示している。
入力信号の入力電力が少ない場合に、非線形デバイスは、理想的なゲイン/位相の値を有する出力信号を出力する。しかし、入力信号の入力電力が増加すると、入力信号のゲイン/位相の値が減少することにより、非線形デバイスの出力信号には、理想的なゲイン/位相の値からのずれである特性劣化量(非線形歪み量)が生じる。この特性劣化量は、入力信号の入力電力の増加に伴い、増加する量である。このように、非線形デバイスにおいては、その入力電力によって非線形歪みの特性が変化する。
実施の形態2にかかる非線形デバイス22でも、図5に示したものと同様の特性劣化が生じる。従って受信機30では、受信信号の電力に基づいて非線形デバイス22への入力電力を推定し、推定した電力によって非線形デバイス22の非線形歪みの補償係数を変化させる必要がある。
なお、入力信号の入力電力が増加して、入力信号のゲイン/位相の値が増加することにより、特性劣化量(非線形歪み量)が生じてもよい。
補償係数制御部42は、電力算出部45が算出した電力に基づいて、非線形デバイス22への入力電力を推定する。ここで、電力算出部45が算出した電力に他の歪み(帯域外干渉波の成分(2)及び符号間干渉成分(3))の影響が大きく現れる場合には、補償係数制御部42は、非線形デバイス22への入力電力を正確に推定できなくなり、非線形デバイス22の非線形歪みの補償係数を正しく選択できなくなる。換言すれば、アンテナ31が受信した信号における電力において、帯域外干渉波の成分(2)及び符号間干渉成分(3)により生じる干渉電力の比率が高い場合に、補償係数制御部42は、非線形デバイス22の非線形歪みの補償係数を正しく選択できなくなる。その課題を解決するために、受信機30では、FIRフィルタ43及び自動等化器44を設けて、受信信号中の他の歪みを除去する処理を実行している。
次に、非線形歪み補償係数の生成処理の詳細について説明する。
図6は、非線形歪み量算出部40の構成の一例を示したブロック図である。非線形歪み量算出部40は、振幅誤差検出部46、位相誤差検出部47、加算部48及びアドレス制御部49を備える。
誤差検出部36からは、誤差検出部36が検出した受信信号の誤差信号ベクトルEの情報が出力される。
図7は、受信信号の誤差信号ベクトルEの一例を示した図である。図7における黒丸の点が理想的な信号を示し、白丸の点が受信信号を示す。白丸の点の最も近傍の黒丸の点が、誤差がない場合の理想的な受信信号を示す。
なお、ここで変調部21は、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)の変調方式による変調を行っている。しかし、他の変調方式においても、誤差検出部36は同様に誤差信号ベクトルEを求めることが可能である。
振幅誤差検出部46は、誤差検出部36から入力された誤差信号ベクトルEに基づいて、振幅誤差ベクトルGを検出する。この振幅誤差ベクトルGは、図7に示した通り、誤差信号ベクトルEの振幅成分に相当する。振幅誤差検出部46は、振幅誤差ベクトルGの情報を加算部48に出力する。
位相誤差検出部47は、誤差検出部36から入力された誤差信号ベクトルEに基づいて、位相誤差ベクトルPを検出する。この位相誤差ベクトルPは、図7に示した通り、誤差信号ベクトルEの位相成分に相当する。位相誤差検出部47は、位相誤差ベクトルPの情報を加算部48に出力する。
アドレス制御部49は、振幅誤差検出部46及び位相誤差検出部47の処理と並行して、電力算出部39が算出した電力に応じた補償係数を補償係数記録部41から読み出し、加算部48に出力する処理を行う。
加算部48は、アドレス制御部49から入力された補償係数に対して振幅誤差検出部46、位相誤差検出部47にて検出された誤差ベクトルを加算し、アドレス制御部49に出力する。
アドレス制御部49は、加算部48から入力された値を新たな補償係数として、補償係数記録部41に出力する。以上の動作により、非線形歪み量算出部40は、復調部35への入力電力に応じた補償係数を適応的に生成することが可能となる。
上述の通り、電力算出部39は、復調部35への入力信号の電力を算出する。この算出した電力は、非線形デバイス22への入力電力と比例した値である。従って、非線形歪み量算出部40は、非線形デバイス22への入力電力に応じた非線形歪み量を算出することができる。
なお、様々な処理を行う機能ブロックとして図4、図6に記載された受信機30内の各要素は、ハードウェア的には、メモリやその他のIC(Integrated Circuit)等の回路で構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。
次に、受信機30が、送信機20内の非線形デバイス22への入力電力を推定する方法について説明する。
図8は、送信機20内の非線形デバイス22の入力信号のスペクトルの一例を示したグラフである。図8のグラフの横軸は周波数、縦軸は強度である(図9も同様である)。入力信号は、周波数ω1〜ω2の部分においてスペクトルが現れている。
図9は、図8に示した入力信号が受信機30に入力したときの、受信機30における受信信号のスペクトルの一例を示したグラフである。図9において、非線形デバイス22の入力信号のスペクトルに対応する受信機30の受信信号のスペクトルでは、周波数ω3〜ω4の範囲に符号間干渉の影響が現れており、その範囲の信号強度が低下している。さらに、送信機20が送信する本来の信号と異なる帯域外干渉波のスペクトルが、周波数ω5〜ω6の部分において現れている。
このように、受信機30の受信信号においては、通信路内の状況によって帯域外干渉波や符号間干渉が生じてしまい、その影響で、受信信号の電力が図9に示したように変化してしまう可能性がある。受信信号と同じスペクトルの帯域外干渉波が本来の信号の他に含まれてしまっている場合、受信機30では同じレベルの信号が2つ入力されていると判定して、受信信号の電力値を本来よりも多く判定してしまう。また、信号の強度を下げるような符号間干渉が生じている場合、受信機30では受信信号の電力値を本来よりも少なく判定してしまう。
従って、受信機30の受信信号に図9のような干渉が生じたとき、受信機30はFIRフィルタ43にて受信信号中における帯域外の干渉成分(2)を、自動等化器44によって符号間干渉成分(3)を除去し、図8に相当する信号に復元して電力算出部45に入力する。そのため、電力算出部45は、送信機20内の非線形デバイス22への入力電力に比例した電力を算出することができる。補償係数制御部42は、この電力に基づいて、非線形デバイス22への入力電力を推定する。
まとめると、受信機30は、図12に示した関連技術にかかる受信機200の構成に加え、電力算出部45の前段にFIRフィルタ43と自動等化器44をさらに配置している。これにより、受信機30は、正確に送信機20内の非線形デバイス22の入力電力を推定することが可能となる。これにより、補償係数制御部42にて正確に補償係数を選択でき、通信路内にて干渉が生じた場合においても精度のよい非線形歪み補償を実現することが可能となる。
また、送信機内の非線形デバイス22を介して出力された受信信号は、受信機30内の受信リニアライザ32を通過し、次にFIRフィルタ33と自動等化器34を通過する。このように、受信リニアライザ32はFIRフィルタ33及び自動等化器34の前段に搭載されるため、受信リニアライザ32で不正確な非線形歪み補償が行われないようにすることができる。
無線通信装置においては、その装置内アナログ部の非線形デバイスの特性に依存した非線形歪みが信号に発生し、所望の通信特性が得られなくなることがあるため、デジタル部にてその非線形歪みを補償する必要がある。非線形歪みによる信号の劣化は、送信側装置内の非線形デバイスの影響が支配的となっている。
このような非線形歪みの補償方法として、リニアライザという方法が一般的に用いられている。リニアライザとは、非線形デバイスで生じる非線形歪みの逆特性をデジタル部にて信号に与えることにより、非線形歪みの補償を行う方法である。受信リニアライザはリニアライザによる非線形歪みの補償方法の一例であって、受信装置における受信信号から送信装置内の非線形デバイスの非線形歪み量を推定し、補償係数を生成して非線形歪みを補償するという方法である。
図12に示した関連技術にかかる受信機200の構成では、受信機200への受信信号をそのまま電力算出部213に入力し、その電力を算出していた。そのため、通信路上で図9に示したような干渉が生じた際に、電力算出部213は、その干渉の影響が含まれた信号の電力を算出してしまうことになった。従って、補償係数制御部212は、その算出した受信電力に対応した補償量を選択していたため正確な補償係数を選択できなかった。そのため、受信リニアライザ202は非線形デバイス起因の非線形歪み特性を正確に補償できなかった。
実施の形態2にかかる受信機30においては、図4のように、電力算出部45の前段にFIRフィルタ43と自動等化器44を配置することにより、電力算出部45に入力される受信信号を、図9に示したものから図8に示したもの(送信機20内の非線形デバイス22に入力される入力信号に相当するもの)に復元する。これにより、補償係数制御部42は、電力算出部45が算出した電力に基づいて非線形デバイス22に入力される入力電力を正しく推定することが可能となる。補償係数制御部42は、このようにして、干渉信号等の電力を考慮して非線形歪み補償量を選択する。そのため、受信機30にて、干渉信号等が存在している場合にも精度のよい非線形歪み特性の補償(上述の受信リニアライザ処理)が行われることにより、通信特性を向上させることができる。
さらに、実施の形態2にかかる受信機30では、自動等化器34及び自動等化器44において、補償係数生成部38が生成した同じ補償係数を用いて符号間干渉を補償している。このため、受信機30において補償係数生成部を複数設ける必要がないため、受信機30の部品点数を少なくすることができ、コストを削減することができる。
なお、図4に示す受信機30において、アンテナ31と受信リニアライザ32との間に、アンプ等の非線形デバイスが設けられていてもよい。この非線形デバイスを受信信号が通過することにより、その非線形デバイスの特性に依存した非線形歪みが受信信号に生じても、受信リニアライザ32でその非線形歪みを補償することができる。このように、送信機20内の非線形デバイス22ではなく受信機30内の非線形デバイスにより非線形歪みが生じた場合でも、非線形歪みを補償することができる。この詳細については上述と同様なので省略する。
自動等化器34は、受信リニアライザ32とFIRフィルタ33の間に設けられてもよい。同様に、自動等化器44がFIRフィルタ43の前段に設けられてもよい。
図4に示す受信機30において、FIRフィルタ43と自動等化器44は、一方のみが設けられていてもよい。このようにしても、電力算出部45に入力される信号において、通信路で生じた歪みが一定程度補償される。電力算出部45は、この入力される信号の電力を算出する。従って、関連技術と比較すると、補償係数制御部42が非線形デバイス22に入力される入力電力をより正確に推定し、非線形歪み補償量を選択することができる。そのため、通信特性を向上させることができる。ただし、通信特性をより向上させたい場合には、受信機30において、FIRフィルタ43と自動等化器44を両方設ける構成にするのが望ましい。
実施の形態3
以下、図面を参照して本発明の実施の形態3について説明する。図10は、実施の形態3にかかる受信機の構成の一例を示したブロック図である。この受信機50は、実施の形態2と同様、送信機20が組み合わさることにより無線通信システム10を構成する。受信機50は、送信機20から受信した信号の非線形歪みを補償して、復調処理を実行する。
実施の形態3において、送信機20と受信機50とは、交差偏波を利用した無線通信を実行する。ここで、交差偏波を利用する通信路においては、帯域外干渉、符号間干渉の他、交差偏波からの干渉も受信信号に生じる。換言すれば、通信路において、受信信号と偏波特性が異なる(例えば直交する)他の信号があった場合に、その他の信号からの干渉が受信信号において生じてしまう。例えば、受信信号が送信機20から受信機50に対して水平偏波で無線送信され、他の信号が送信機20から受信機50に対して垂直偏波で無線送信されるような場合に、干渉が生じる。実施の形態3にかかる受信機50は、その干渉の影響を除去して、適切な非線形歪みの補償処理をすることができるものである。
図10に示す通り、受信機50(無線通信装置)は、受信機30と同様、アンテナ31、受信リニアライザ32、FIRフィルタ33、自動等化器34、復調部35、誤差検出部36、符号間干渉量算出部37、補償係数生成部38、電力算出部39、非線形歪み量算出部40、補償係数記録部41、補償係数制御部42、FIRフィルタ43、自動等化器44及び電力算出部45を備える。さらに受信機50は、交差偏波干渉除去部51、交差偏波干渉算出部52、補償係数生成部53及び交差偏波干渉除去部54をさらに備える。以下、受信機30と比較して新たに備えた点について説明する。
交差偏波干渉除去部51(第2の干渉成分低減部)は、自動等化器34と復調部35との間に設けられ、受信信号に含まれる交差偏波からの干渉成分を除去する。受信リニアライザ32、FIRフィルタ33、自動等化器34により、受信信号に含まれる非線形デバイス22起因の非線形歪み(1)、帯域外干渉波の成分(2)及び符号間干渉成分(3)が補償されるものの、交差偏波からの干渉成分はこれらの各構成要素では除去されない。交差偏波干渉除去部51は、この干渉成分を補償して、受信信号を復調部35に出力する。ここで交差偏波干渉除去部51は、補償係数生成部53から出力された補償係数を用いて、歪み補償処理を実行する。
交差偏波干渉算出部52は、誤差検出部36が検出した誤差成分及び交差偏波装置の受信信号に基づいて、受信信号における交差偏波干渉量を算出し、その情報を補償係数生成部53に出力する。なお交差偏波装置の受信信号とは、受信信号と交差偏波の関係にあり受信信号と干渉を起こす信号であって、例えば、受信信号と直交して送信された他の信号である。
補償係数生成部53(干渉量算出部)は、交差偏波干渉算出部52が算出した交差偏波干渉量を用いて、交差偏波干渉を補償するための所定の交差偏波干渉補償係数(干渉低減係数)を生成し、その情報を交差偏波干渉除去部51及び54に出力する。交差偏波干渉除去部51は、この交差偏波干渉補償係数を用いて、歪み補償処理を実行する。
交差偏波干渉除去部54(第1の干渉成分低減部)は、FIRフィルタ43の前段に設けられており、補償係数生成部53が生成した交差偏波干渉補償係数を用いて、アンテナ31が受信した受信信号の歪み補償処理を実行する。交差偏波干渉除去部54は、この処理を実行した受信信号をFIRフィルタ43に出力する。
受信機50の他の各部の処理については、実施の形態2にて上述した通りであるため、説明を省略する。
なお、交差偏波干渉除去部51〜交差偏波干渉除去部54の各要素は、ハードウェア的には、メモリやその他のIC等の回路で構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。例えば、交差偏波干渉除去部51は、XPIC(Cross Polarization Interference Canceller)の回路により構成することができる。
無線通信において交差偏波を利用した通信の場合、通信路において交差偏波からの干渉成分によっても受信信号電力が変化することにより、正確な非線形歪み特性の補償ができなくなる可能性がある。
この課題を解決するため、実施の形態3にかかる受信機50では、電力算出部45の前段に交差偏波干渉除去部54を配置している。これにより、電力算出部45は、交差偏波の干渉を除去した受信信号の電力を算出する。補償係数制御部42は、その算出した電力に基づいて、補償係数を選択して受信リニアライザ32に供給する。このようにして、受信機30では、交差偏波の干渉を除去した受信信号に基づいて、非線形デバイス22による非線形歪みを補償するための非線形歪み補償を実行する。これにより、交差偏波干渉が生じた際でも受信機30において正確な非線形歪み補償が実現でき、通信特性を向上させることが可能となる。
さらに、実施の形態3にかかる受信機50では、交差偏波干渉除去部51及び交差偏波干渉除去部54において、補償係数生成部53が生成した同じ補償係数を用いて交差偏波干渉を除去している。このため、受信機50において交差偏波干渉除去部を複数設ける必要がないため、受信機50の部品点数を少なくすることができ、コストを削減することができる。
FIRフィルタ33、自動等化器34及び交差偏波干渉除去部51の前後関係は変更することが可能である。例えば、交差偏波干渉除去部51は、FIRフィルタ33と自動等化器34との間に設けられてもよいし、受信リニアライザ32とFIRフィルタ33の間に設けられてもよい。同様に、交差偏波干渉除去部54、FIRフィルタ43及び自動等化器44の前後関係は変更することが可能である。例えば、交差偏波干渉除去部54がFIRフィルタ43と自動等化器44との間に設けられてもよいし、自動等化器44と電力算出部45との間に設けられてもよい。
図10に示す受信機50において、FIRフィルタ43と自動等化器44とは設けられていなくともよい。このようにしても、関連技術と比較して、補償係数制御部42が、非線形デバイス22に入力される入力電力をより正確に推定し、非線形歪み補償量を選択することができる。そのため、通信特性を向上させることができる。ただし、通信特性をより向上させたい場合には、受信機50において、FIRフィルタ43と自動等化器44の少なくとも一方を設ける構成にするのが望ましい(FIRフィルタ43と自動等化器44を両方設ける構成にすれば、通信特性を最も向上させることができる。)。
幹線系や携帯電話の基地局間通信等に用いるデジタルマイクロ波通信装置において、伝送特性を劣化させる要因のひとつに、通信装置内におけるアナログ部分(非線形デバイス)における非線形歪みの影響がある。近年、デジタルマイクロ波通信装置に対して、大容量の伝送を実現するため、信号の多値化(256QAM、512QAMなど)が進んでいる。信号の多値化に伴い、通信装置内におけるアナログ部分による伝送特性の劣化が無視できないものとなり、伝送特性をより精度よく補償する方法の検討がなされていた。実施の形態1〜3にかかる装置は、この課題を解決するものであり、例えばデジタルマイクロ波通信に適用することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。換言すれば、本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。例えば、通信路における歪みが帯域外干渉波の成分、符号間干渉成分及び交差偏波からの干渉成分である例を上記実施の形態で説明した。しかし、通信路において他の歪みが受信信号に生じた場合であっても、受信機は上記実施の形態と同様にして、非線形デバイスによる非線形歪みを正確に補償することができる。
信号受信装置は、さらに次のように構成することもできる。第1の歪み及び第2の歪みを含む受信信号に基づいて、第2の歪みが低減された受信信号に対して第1の歪みを補償するための補償係数を算出する算出部と、算出された補償係数を用いて、受信信号の第1の歪みを補償した補償信号を生成する生成部とを備えるように信号受信装置を構成することができる。ここで算出部は、実施の形態1のように、第2の歪みが低減された受信信号を生成して、その受信信号を用いて補償係数を算出してもよい。あるいは、算出部は、第1の歪み及び第2の歪みを含む受信信号に基づいて補償係数を算出し、その補償係数及び所定の補正量を用いて、第2の歪みが低減された受信信号に対して第1の歪みを補償するための補償係数を算出してもよい。この補正量は、第1の歪み及び第2の歪みを含む受信信号における補償係数と、第2の歪みが低減された受信信号における補償係数との差分である。
実施の形態2、3にかかるFIRフィルタ43は、干渉波成分を除去せずに、例えば50%程度に低減するようにしても、上述の効果を奏する。ただし、正確な非線形歪みの補償処理を実行するには、FIRフィルタ43で干渉波成分を除去するようにするのが望ましい。自動等化器44、交差偏波干渉除去部54についても同様である。
実施の形態1〜3及び上述のなお書きに示した装置の処理は、制御方法の1つとして、コンピュータに備えられた電源回路に実行させることができる。例えば、制御プログラムとして、実施の形態1に示した処理のフローを、信号送信装置から信号を受信するコンピュータに実行させてもよい。その他の処理フローについても同様である。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
この出願は、2013年3月13日に出願された日本出願特願2013−050400を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 信号受信装置
2 歪み低減部
3 補償係数算出部
4 歪み補償部
10 無線通信システム
20 送信機
21 変調部
22 非線形デバイス
23 アンテナ
30 受信機
31 アンテナ
32 受信リニアライザ
33 FIRフィルタ
34 自動等化器
35 復調部
36 誤差検出部
37 符号間干渉量算出部
38 補償係数生成部
39 電力算出部
40 非線形歪み量算出部
41 補償係数記録部
42 補償係数制御部
43 FIRフィルタ
44 自動等化器
45 電力算出部
46 振幅誤差検出部
47 位相誤差検出部
48 加算部
49 アドレス制御部
50 受信機
51 交差偏波干渉除去部
52 交差偏波干渉算出部
53 補償係数生成部
54 交差偏波干渉除去部

Claims (19)

  1. 信号送信装置から信号を受信する信号受信装置であって、
    第1の歪み及び第2の歪みを含む受信信号のうち、前記第1の歪みを残して前記第2の歪みを低減した歪み低減信号を生成する歪み低減手段と、
    前記歪み低減信号に基づいて、前記受信信号の前記第1の歪みを補償するための補償係数を算出する補償係数算出手段と、
    前記補償係数を用いて、前記受信信号の前記第1の歪みを補償した補償信号を生成する歪み補償手段と、
    を備える信号受信装置。
  2. 前記第1の歪みは、非線形デバイスにより生じる非線形歪みであり、前記第2の歪みは、前記信号送信装置と前記信号受信装置との通信路において生じる歪みである、
    請求項1に記載の信号受信装置。
  3. 前記第2の歪みは、前記受信信号の符号間干渉を含み、
    前記歪み低減手段は、符号間干渉を補償するための所定の符号間干渉補償係数を用いて、前記受信信号の符号間干渉を補償する第1の等化器を有する、
    請求項2に記載の信号受信装置。
  4. 前記信号受信装置は、前記補償信号の前記符号間干渉を前記所定の符号間干渉補償係数を用いて補償する第2の等化器と、
    前記所定の符号間干渉補償係数を算出し、前記第1の等化器及び前記第2の等化器に出力する干渉補償係数算出手段と、をさらに備える
    請求項3に記載の信号受信装置。
  5. 前記第2の歪みは、前記受信信号の周波数帯域に隣接する隣接周波数帯域内の信号からの干渉波を含み、
    前記歪み低減手段は、前記受信信号から前記干渉波の成分を低減するフィルタを有する、
    請求項2ないし4のいずれか一項に記載の信号受信装置。
  6. 前記第2の歪みは、前記受信信号と偏波特性が異なる他の信号からの干渉により生じた干渉成分を含み、
    前記歪み低減手段は、干渉を低減するための所定の干渉低減係数を用いて、前記受信信号から前記干渉成分を低減する第1の干渉成分低減手段を有する、
    請求項2ないし5のいずれか一項に記載の信号受信装置。
  7. 前記信号受信装置は、前記補償信号の前記干渉成分を前記所定の干渉低減係数を用いて低減する第2の干渉成分低減手段と、
    前記所定の干渉低減係数を算出し、前記第1の干渉成分低減手段及び前記第2の干渉成分低減手段に出力する干渉量算出手段と、をさらに備える
    請求項6に記載の信号受信装置。
  8. 前記補償係数算出手段は、前記歪み低減信号の電力に応じて補償係数を算出する、
    請求項1ないし7のいずれか一項に記載の信号受信装置。
  9. 前記受信信号を送信する信号送信装置と、
    前記受信信号を受信する請求項1〜8のいずれか一項に記載の信号受信装置と、
    を備える無線通信システム。
  10. 信号送信装置から信号を受信する信号受信装置の歪み補償方法であって、
    第1の歪み及び第2の歪みを含む受信信号に基づいて、前記第2の歪みが低減された受信信号に対して前記第1の歪みを補償するための補償係数を算出し、
    前記補償係数を用いて、前記受信信号の前記第1の歪みを補償した補償信号を生成する、
    歪み補償方法。
  11. 前記補償係数の算出においては、
    前記受信信号のうち、前記第1の歪みを残して前記第2の歪みを低減した歪み低減信号を生成すること、及び
    前記歪み低減信号に基づいて、前記補償係数を算出すること、を有する
    請求項10に記載の歪み補償方法。
  12. 前記第1の歪みは、非線形デバイスにより生じる非線形歪みであり、前記第2の歪みは、前記信号送信装置と前記信号受信装置との通信路において生じる歪みである、
    請求項11に記載の歪み補償方法。
  13. 前記第2の歪みは、前記受信信号の符号間干渉を含み、
    前記歪み低減信号の生成においては、符号間干渉を補償するための所定の符号間干渉補償係数を用いて、前記受信信号の符号間干渉を補償する、
    請求項12に記載の歪み補償方法。
  14. 前記歪み補償方法は、前記所定の符号間干渉係数を用いて、前記補償信号の前記符号間干渉を補償することをさらに備える、
    請求項13に記載の歪み補償方法。
  15. 前記第2の歪みは、前記受信信号の周波数帯域に隣接する隣接周波数帯域内の信号からの干渉波を含み、
    前記歪み低減信号の生成においては、前記受信信号から前記干渉波の成分を低減する、
    請求項12ないし14のいずれか一項に記載の歪み補償方法。
  16. 前記第2の歪みは、前記受信信号と偏波特性が異なる他の信号からの干渉により生じた干渉成分を含み、
    前記歪み低減信号の生成においては、干渉を低減するための所定の干渉低減係数を用いて、前記受信信号から前記干渉成分を低減する、
    請求項12ないし15のいずれか一項に記載の歪み補償方法。
  17. 前記所定の干渉低減係数を用いて前記補償信号の前記干渉成分を低減することをさらに備える、
    請求項16に記載の歪み補償方法。
  18. 前記補償係数の算出においては、前記歪み低減信号の電力に応じて補償係数を算出する、
    請求項11ないし17のいずれか一項に記載の歪み補償方法。
  19. 信号送信装置から信号を受信するコンピュータに実行させるプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体であって、
    第1の歪み及び第2の歪みを含む受信信号に基づいて、前記第2の歪みが低減された受信信号に対して前記第1の歪みを補償するための補償係数を算出し、
    前記補償係数を用いて、前記受信信号の前記第1の歪みを補償した補償信号を生成すること、
    をコンピュータに実行させるプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
JP2015505085A 2013-03-13 2013-11-26 信号受信装置、無線通信システム、歪み補償方法及びプログラム Ceased JPWO2014141338A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013050400 2013-03-13
JP2013050400 2013-03-13
PCT/JP2013/006930 WO2014141338A1 (ja) 2013-03-13 2013-11-26 信号受信装置、無線通信システム、歪み補償方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2014141338A1 true JPWO2014141338A1 (ja) 2017-02-16

Family

ID=51536041

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015505085A Ceased JPWO2014141338A1 (ja) 2013-03-13 2013-11-26 信号受信装置、無線通信システム、歪み補償方法及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2014141338A1 (ja)
WO (1) WO2014141338A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3404880B1 (en) * 2016-03-18 2023-01-25 Huawei Technologies Co., Ltd. Signal processing method and related device

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59107656A (ja) * 1982-12-10 1984-06-21 Nec Corp 直交偏波デイジタル無線通信方式
JPH09307488A (ja) * 1996-05-10 1997-11-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 受信装置
JPH11150574A (ja) * 1997-11-18 1999-06-02 Nec Corp ディジタル無線装置
JP2000315968A (ja) * 1999-04-30 2000-11-14 Nec Corp 適応型信号推定器
JP2000349694A (ja) * 1999-06-08 2000-12-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 等化処理装置および等化処理方法
JP2002111621A (ja) * 2000-09-28 2002-04-12 Sanyo Electric Co Ltd デジタル信号受信装置
JP2003258685A (ja) * 2001-04-09 2003-09-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非線形歪等化回路、非線形歪等化方法、及び非線形歪等化プログラム
WO2006090438A1 (ja) * 2005-02-23 2006-08-31 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 受信装置
JP4019912B2 (ja) * 2002-11-20 2007-12-12 日本電気株式会社 ディジタル無線通信システム及びそれに用いる復調器
JP2009253849A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Mitsubishi Electric Corp 受信装置
JP2011250007A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Fujitsu Ltd 受信装置、リニアライザおよび歪み補償方法

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59107656A (ja) * 1982-12-10 1984-06-21 Nec Corp 直交偏波デイジタル無線通信方式
JPH09307488A (ja) * 1996-05-10 1997-11-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 受信装置
JPH11150574A (ja) * 1997-11-18 1999-06-02 Nec Corp ディジタル無線装置
JP2000315968A (ja) * 1999-04-30 2000-11-14 Nec Corp 適応型信号推定器
JP2000349694A (ja) * 1999-06-08 2000-12-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 等化処理装置および等化処理方法
JP2002111621A (ja) * 2000-09-28 2002-04-12 Sanyo Electric Co Ltd デジタル信号受信装置
JP2003258685A (ja) * 2001-04-09 2003-09-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非線形歪等化回路、非線形歪等化方法、及び非線形歪等化プログラム
JP4019912B2 (ja) * 2002-11-20 2007-12-12 日本電気株式会社 ディジタル無線通信システム及びそれに用いる復調器
WO2006090438A1 (ja) * 2005-02-23 2006-08-31 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 受信装置
JP2009253849A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Mitsubishi Electric Corp 受信装置
JP2011250007A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Fujitsu Ltd 受信装置、リニアライザおよび歪み補償方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2014141338A1 (ja) 2014-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11558114B2 (en) Optical transmission characteristics compensating method and optical transmission characteristics compensating system
JP4661870B2 (ja) ディジタル通信システム、屋内装置及び屋外装置
US9614634B2 (en) Method and device for cancelling a narrow band interference in a single carrier signal and computer program
US9906389B2 (en) Receiver, receiving method, and non-transitory computer readable medium
US9178825B2 (en) Data processing method and apparatus
US8718209B2 (en) Receiving device, linearizer, and distortion compensation method
US7564921B2 (en) DC offset correction apparatus and method
WO2014141338A1 (ja) 信号受信装置、無線通信システム、歪み補償方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体
US20190199556A1 (en) Receiving device, equalization processing program, and signal receiving method
US8094756B2 (en) Portable communications device with demodulation correction and related methods
CN106664269B (zh) 一种模拟预失真apd校正系统及方法
US20130272365A1 (en) Frequency-domain equalizing device and receiving device
JP2007096382A (ja) 無線通信システムとその送信装置及び受信装置
JP2010252249A (ja) 受信装置及びノイズ除去方法
JP2017147667A (ja) 信号補償用システム、信号補償実行システムおよび信号補償用係数算出方法
JP6156603B1 (ja) 復調装置
JP2019213088A (ja) 無線通信システム、非線形歪み補償方法および受信装置
US20150280760A1 (en) Method and device for cancelling a narrow band interference in a single carrier signal and computer program
JP2016019023A (ja) 受信機、復調方法、及び復調プログラム
JP2014150500A (ja) キャリアリーク調整装置及びキャリアリーク調整方法
JP5068230B2 (ja) Ofdmデジタル信号等化装置、等化方法及び中継装置
WO2012169554A1 (ja) 無線通信システム、受信機
JP6682765B2 (ja) 無線通信システム、送信機、受信機、送信機の通信方法、プログラム
KR20240103660A (ko) 무선 통신 장치 및 이의 동작 방법
JP6051700B2 (ja) 等化装置、受信装置及び等化方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170613

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20171031