JPWO2020026582A1 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2020026582A1
JPWO2020026582A1 JP2020534079A JP2020534079A JPWO2020026582A1 JP WO2020026582 A1 JPWO2020026582 A1 JP WO2020026582A1 JP 2020534079 A JP2020534079 A JP 2020534079A JP 2020534079 A JP2020534079 A JP 2020534079A JP WO2020026582 A1 JPWO2020026582 A1 JP WO2020026582A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washing
pressing
film body
cleaned
pressing portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020534079A
Other languages
English (en)
Inventor
西村 誠
誠 西村
裕司 堀端
裕司 堀端
雅弘 河合
雅弘 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Publication of JPWO2020026582A1 publication Critical patent/JPWO2020026582A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F15/00Washing machines having beating, rubbing or squeezing means in receptacles stationary for washing purposes
    • D06F15/02Washing machines having beating, rubbing or squeezing means in receptacles stationary for washing purposes wherein the articles being washed are squeezed by a flexible diaphragm or bag
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F47/00Apparatus of the press type for expelling water from the linen
    • D06F47/06Apparatus of the press type for expelling water from the linen by a flexible diaphragm

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Abstract

本発明に係る洗濯機(1)は、被洗浄物(2)と洗浄水とを収容する洗浄槽(4)と、洗浄槽(4)の開口部を開閉する蓋体(5)と、蓋体(5)に設けられ、伸縮自在な押圧部(8)と、押圧部(8)を覆う膜体(41)と、洗浄槽(4)に収容された被洗浄物に対して押圧部(8)を進退させる加圧減圧部(7)と、加圧減圧部(7)を制御する制御部(39)とを備えている。膜体(41)は、可撓性を有する材料で構成されている。膜体(41)には、押圧部(8)の被洗浄物に対する進退に追従可能に変形する変形吸収部(45)が設けられている。

Description

本発明は、衣類等の洗濯物を洗う洗濯機に関する。
一般的に、洗濯機には、衣類等の洗濯物を回転槽内で撹拌して洗う縦型洗濯機、および、洗濯物を回転槽内で回転槽の回転方向へ持ち上げて上方から落下させて叩き洗いするドラム式洗濯機がある。いずれの洗濯機も洗剤の化学力に加えて、洗濯物に機械力を作用させて洗うように構成される。また、洗った洗濯物を脱水する構成としては、回転槽の高速回転による遠心力により、洗濯物から水分を分離する遠心力脱水が一般的である。
洗濯物に機械力を作用させて洗うこれらの洗濯機は、以下のような洗濯物の洗濯には不向きである。すなわち、布傷みが生じ易い洗濯物、洗濯物が絡んで引っ張られることにより型崩れしやすい洗濯物、または風合いが劣化し易い洗濯物である。風合いが劣化し易い洗濯物としては、一般的に手洗いされる、例えば、セーター、カーディガン等の毛糸の編み物や毛織物、極細の繊維で作られたデリケートな素材のスカーフ等がある。また、洗濯後の脱水においても上述した洗濯物には遠心力脱水は不向きである。そこで、上述したような、一般的に手洗いされる洗濯物に対し、洗濯物に押圧力を作用させて、脱水を行う洗濯機が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された脱水装置は、図9に示されるように、洗濯槽51の下方空間52を減圧装置53により減圧した後、圧力応動体54の蛇腹形状の伸縮部55の下端に設けられた押圧部56を下動させる。これにより、押圧部56によって、洗濯物を押圧して圧縮し、脱水が行われる。
ここで、洗濯槽51の上面開口を開閉する蓋57は、洗濯機外枠58の上端に軸59にて回動自在に枢支されている。そして、伸縮部55の上端が蓋57の内面に取り付けられている。このような構成により、最終の脱水工程(本発明の実施の形態において脱水ステップに相当する)後においては、圧力応動体54の押圧部56が上方位置に引き上げられ、伸縮部55が折り畳まれた状態で全工程が終了する。
また、加圧体をベローズ等の可撓性を有する伸縮部材で構成し、その加圧体の往復運動させる洗濯機が考えられている(例えば、特許文献2参照)。この洗濯機は、加圧体によって洗濯物および洗濯液を繰り返し加圧して、押し洗いを行う構成である。
特開昭63−21097号公報 特開昭52−62970号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来の構成では、圧力応動体54に設けられた押圧部56を下動させて洗濯物を押圧圧縮して脱水するときに、洗濯物から脱水される水の殆どは、減圧装置53により吸引されて機外に排水される。一方、蛇腹形状の伸縮部55に付着した水は減圧装置53によって吸引されず、すなわち排水されない。したがって、この水は、圧力応動体54が上方位置に引き上げられたときに、折り畳まれた状態の伸縮部55に付着したまま残る。
特に、洗い工程(本発明の実施の形態において洗いステップに相当する)後の中間脱水工程(本発明の実施の形態において中間脱水動作に相当する)では、洗濯槽51内の水に、洗濯物に付着していた汚れ、または洗剤成分などが多く含まれるため、長期の使用により伸縮部55に汚れが堆積するおそれがある。さらに、不使用時は、伸縮部55が折り畳まれているため、使用者は、伸縮部55の汚れ等が拭き取り難く、清潔に保つことが困難となるおそれがある。
本発明は、機械力を作用させて洗うことが不向きな被洗浄物の洗濯に、伸縮自在な押圧部によって被洗浄物に押圧力を作用させるものにおいて、押圧部を膜体で覆って押圧部への汚れの付着を防止する。さらに、押圧部の動きに膜体を追従させて被洗浄物に押圧力を作用させることができる洗濯機を提供することを目的とする。
本発明の洗濯機は、被洗浄物と洗浄水とを収容する洗浄槽と、洗浄槽の開口部を開閉する蓋体と、蓋体に設けられ、伸縮自在な押圧部と、前記押圧部を覆う膜体と、洗浄槽に収容された被洗浄物に対して押圧部を進退させる加圧減圧部と、加圧減圧部を制御する制御部とを備え、膜体は、可撓性を有する材料で構成され、膜体には押圧部の被洗浄物に対する進退に追従可能に変形する変形吸収部が設けられたものである。
これによって、押圧部が膜体で覆われて押圧部への汚れの付着が防止できる。さらに、押圧部の動きに膜体の変形吸収部が応動し、押圧部の進退動作に膜体が無理なく追従して被洗浄物に押圧力を作用させることができる。また、膜体が押圧部の動きに追従するときの抵抗を少なくして、加圧減圧部にかかる負荷を低く抑えることができる。
本発明の実施の形態1における洗濯機の要部断面図 本発明の実施の形態1における洗濯機の蓋体を開いた状態の要部断面図 本発明の実施の形態1における洗濯機の洗い時の動作を示す模式図 本発明の実施の形態1における洗濯機の洗い時の動作を示す模式図 本発明の実施の形態1における洗濯機の脱水動作時の要部断面図 本発明の実施の形態1における洗濯機の膜体の作用を示す模式図 本発明の実施の形態1における洗濯機の膜体の作用を示す模式図 本発明の実施の形態1における洗濯機の蓋体を開いて押圧部により膜体を伸張させた状態の要部断面図 本発明の実施の形態2における洗濯機の膜体の模式図 本発明の実施の形態3における洗濯機の膜体の模式図 従来の脱水装置の構成図
第1の発明の洗濯機は、被洗浄物と洗浄水とを収容する洗浄槽と、洗浄槽の開口部を開閉する蓋体と、蓋体に設けられ、伸縮自在な押圧部と、押圧部を覆う膜体と、洗浄槽に収容された被洗浄物に対して押圧部を進退させる加圧減圧部と、加圧減圧部を制御する制御部とを備え、膜体は、可撓性を有する材料で構成され、膜体には押圧部の被洗浄物に対する進退に追従可能に変形する変形吸収部が設けられたものである。
これによって、押圧部は膜体で覆われ、蛇腹状の伸縮部が洗浄槽に対して露出することなく、押圧部を保護することができる。したがって、洗浄水に含まれる洗剤成分、または被洗浄物から洗い落とされた汚れ等が押圧部に付着することなく、清潔に保つことができる。また、押圧部の動きに膜体の変形吸収部が応動し、押圧部の進退動作に膜体が無理なく追従して被洗浄物に押圧力を作用させることができる。また、膜体が押圧部の動きに追従するときの抵抗を少なくすることができ、押圧部の伸縮動作を行う加圧減圧部にかかる負荷を低く抑えることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、押圧部は、蓋体が開かれた状態で伸長可能に設けられ、膜体においては、押圧部の伸長にともなって変形吸収部が変形するものである。
これによって、洗濯が行われていない非使用時においては、蓋体を開いた状態で押圧部を伸長させることができる。また、膜体は、押圧部の伸長により付勢されて伸張する。これにより、使用者は、変形吸収部を伸びた状態にして、膜体に付着した水滴または汚れを容易に拭き取ることができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、膜体は、開口を有する袋状に構成され、膜体の底部が押圧部の押圧面と対向するように押圧部に被せられ、膜体は洗浄槽の開口部の周縁と対向する蓋部に保持される周縁部を有し、変形吸収部は、膜体の底部と周縁部との間に位置し、押圧部の周囲を取り囲むように環状に構成されたものである。
これによって、膜体は、押圧部の進退動作に無理なく追従して、被洗浄物に押圧力を作用させることができる。また、膜体が押圧部の動きに追従するときの抵抗を少なくすることができる。その結果、加圧減圧部にかかる負荷を低く抑えることができる。また、変形吸収部は、膜体の周縁部より内側に設けられることにより、変形時の抵抗を一層少なくすることができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明において、洗浄槽は、側壁部が洗浄槽の底部の周縁に連設され、開口部に向けて広がるように傾斜して設けられ、変形吸収部は、蓋体が閉じられたときに側壁部の上部と対向する位置に設けられたものである。
これによって、洗浄槽の底部に収容された被洗浄物の広い範囲に膜体を接触させることができ、被洗浄物をむらなく押圧することができる。
第5の発明は、特に、第3または第4の発明において、膜体は、周縁部において、洗浄槽と気密かつ水密にシールされたものである。
これによって、洗浄槽の開口部と、押圧部および膜体が設けられた蓋体とを確実にシール結合することができる。したがって、構成が簡略化される。
第6の発明は、特に、第1〜第5のいずれか1つの発明において、押圧部を複数有し、膜体は、複数の押圧部を内包するように構成されたものである。
これによって、洗濯が行われていない非使用時において、膜体は、複数の押圧部により支持されて、安定した状態となる。これにより、使用者は膜体に付着した汚れ等を容易に拭き取ることができる。また、交互に伸縮する押圧部間への被洗浄物の噛み込みを防止することができる。
第7の発明は、特に、第1〜第6のいずれか1つの発明において、膜体には、押圧部の押圧面と対向して凸部が設けられたものである。
これによって、押圧部と接触することによって膜体が摩耗し、膜体の厚みが薄くなることが防止できる。したがって、膜体の耐久性を向上することができる。
第8の発明は、特に、第1〜第7のいずれか1つの発明において、膜体には、押圧部の押圧面と連結する連結部が設けられたものである。
これによって、押圧部が収縮する際に、膜体も押圧部の動きに追従して被洗浄物から離れる方向に移動する。このため、洗いステップ中の被洗浄物である衣類の膨張、収縮が容易になり、洗浄性能を向上させることができる。
第9の発明は、特に、第1〜第8のいずれか1つの発明において、被洗浄物から洗浄水を吸引する吸引部と、洗浄槽の内部に外気を導入する外気導入部とをさらに有し、制御部は、押圧部による被洗浄物の押圧と押圧解除により、被洗浄物を収縮膨張させて押し洗いを行う洗濯運転と、吸引部により洗浄水と導入された外気とを吸引して脱水を行う脱水運転と、の少なくともいずれか一方を実行するものである。
これによって、被洗浄物に機械力を作用させて洗ったり、絞ったりすることが不向きな被洗浄物に対して、洗いステップでは、被洗浄物を押圧して押し洗いを行うことができる。脱水ステップでは、被洗浄物から洗浄水を吸引して吸引脱水を行うことができる。これにより、被洗浄物を痛めることなく、洗いと脱水との少なくともいずれか一方を効果的に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1の洗濯機について、図1から図6を参照しながら、説明する。洗濯機1は、洗いステップ、すすぎステップおよび脱水ステップなどからなる洗濯運転を実行する。
図1は、本発明の実施の形態1における洗濯機1の要部断面図である。図2は、本実施の形態1における洗濯機1の蓋体を開いた状態の要部断面図である。図3Aおよび図3Bは、本実施の形態1における洗濯機1の洗い時の動作を示す模式図である。図4は、本実施の形態1における洗濯機1の脱水動作時の要部断面図である。図5Aおよび図5Bは、本実施の形態1における洗濯機1の膜体の作用を示したものである。図5Aは、被洗浄物が押圧されていない状態の模式図である。図5Bは、押圧部が加圧されて被洗浄物を押圧した状態の模式図である。図6は、本実施の形態1における洗濯機1の蓋体を開いて押圧部により膜体を押圧し伸張させた状態の要部断面図である。なお、図3Aおよび図3Bにおいては、後述する水位検知部17などを省略している。また、図3Aおよび図3Bにおいて、洗浄水の水位をWで示す。
図1〜図6において、洗濯機1は、下部の水槽部6と、上部の蓋体5とで構成されている。水槽部6は、所定の深さを有する四角形状の洗浄槽4を備えている。洗浄槽4は、上面に開口部3が形成され、使用者は開口部3を介して被洗浄物2を出し入れする。蓋体5は、水槽部6の上辺の後縁にヒンジ部6aによって回動自在に取り付けられている。蓋体5は、洗浄槽4の開口部3を開閉する蓋部5bを有している。
洗浄槽4の底部4aには、使用者によって被洗浄物2が形を整えて収容される。本実施の形態において、被洗浄物2は、洗濯物を指し、例えば、セーター、カーディガン等の毛織物、極細の繊維で作られたデリケートな素材のスカーフ等が有効である。これらの被洗浄物2は、一般的な洗濯機で洗うと、被洗浄物2に機械力が作用して、型崩れしたり痛みやすいものである。洗浄槽4の底部4aの周縁に連接された側壁部4bは、洗浄槽4の底部4aから開口部3に向けて広がるように傾斜して設けられている。
蓋体5の前面には、ハンドル5aが設けられている。使用者がハンドル5aを持って蓋体5を図2の矢印R1方向へ回動させることによって、蓋体5は開口部3を開閉する。また、蓋体5は、所定の角度に開いた状態で保持されるように構成されている。蓋体5は、使用者によって、開口部3が閉じられるとロック装置(図示せず)により施錠されて閉じた状態に保持される。また、使用者によって、蓋体5が開かれるときは、ハンドル5aの操作と連携してロック装置が解錠されるように構成されている(図示せず)。
蓋体5の内側には、加圧減圧部7が設けられている。本実施の形態において、加圧減圧部7は、第1の加圧減圧部7aと第2の加圧減圧部7bとで構成されている。具体的には、第1の加圧減圧部7aは、押圧部8aと加圧ポンプ10aと開閉弁11aとを含む。
すなわち、加圧減圧部7aは、押圧部8aと、加圧ポンプ10aと、開閉弁11aとを含む。ここで、押圧部8aは、例えば、ゴム、合成樹脂等で蛇腹状に形成された可撓性を有する袋状である。加圧ポンプ10aは、押圧部8aにホース9aを通して連通しており、押圧部8aの内部に気体(例えば、空気など)、または液体(例えば、水、水溶液、またはオイル)などの流体を供給する。開閉弁11aは、開閉動作により、押圧部8aに供給された流体の排出と停止を行う。
また、上記加圧減圧部7aと同様に、第2の加圧減圧部7bは、押圧部8bと、加圧ポンプ10bと、開閉弁11bとを含む。ここで、押圧部8bは、ゴム、合成樹脂等で蛇腹状に形成された可撓性を有する袋状である。加圧ポンプ10bは、押圧部8bにホース9bを通して連通しており、押圧部8bの内部に気体または液体などの流体を供給する。開閉弁11bは、開閉動作により、押圧部8bに供給された流体の排出と停止を行う。なお、本実施の形態では、洗濯機は2つの加圧減圧部の構成で説明するが、1つの加圧減圧部で構成してもよいし3つ以上の加圧減圧部で構成してもよい。
以降、複数を示すa、bの符号については、特に区別の必要がない限りは省略して表記することもある。例えば、加圧減圧部7は、加圧減圧部7aおよび加圧減圧部7bを示す。同様に、後述する、押圧部8、ホース9、加圧ポンプ10、開閉弁11、押圧面80、伸縮部90は、それぞれ、押圧部8aおよび押圧部8b、ホース9aおよびホース9b、加圧ポンプ10aおよび加圧ポンプ10b、開閉弁11aおよび開閉弁11b、押圧面80aおよび押圧面80b、伸縮部90aおよび伸縮部90bを示す。
加圧減圧部7は蓋体5の内側に並べて設けられている。押圧部8は、蓋体5の洗浄槽4側に取り付けられており、膨張および収縮する。すなわち、押圧部8は伸縮自在に設けられており、洗浄槽4の底部4aに収容された被洗浄物2に対して進退自在に構成されている。押圧部8aと押圧部8bの各々は、図3Aおよび図3Bに示すように、被洗浄物2を押圧する押圧面80a、80bと、蛇腹状の伸縮部90a、90bとを有する。また、押圧部8a、8bにおいては、押圧面80a、80bが洗浄槽4の底部4aに届く程度まで伸長する。
加圧減圧部7には、定圧開放弁(図示せず)が設けられている。定圧開放弁は、押圧部8の内部が所定の圧力になると開放して外部へ流体を排出する。これにより、押圧部8が所定の圧力を超えて加圧されることを防ぐ。なお、本実施の形態では、押圧部8の内部に供給される流体を、空気として説明する。
押圧部8は、ゴム等の可撓性を有する材料で構成された膜体41で覆われている。膜体41は、被洗浄物2に押圧を繰り返し作用させるのに耐えうる十分な強度を確保した厚み(例えば、2〜3mm)に設定されている。図5Aに示されるように、膜体41は、開口を有する袋状に形成されている。そして、膜体41の底部42が押圧部8の押圧面80と対向するように、膜体41は押圧部8に被せられている。さらに、押圧部8の押圧面80と被洗浄物2との間に膜体41の底部42が位置するように、膜体41は設けられている。ここで、膜体41の開口に設けられた環状の周縁部43においては、膜体41は、外向きに開いた断面がコ字状(C字状)に形成されている。これにより、膜体41は、周縁部43が洗浄槽4の開口部3の周縁と対向する蓋部5bに嵌合されて、保持されている。
さらに、開口部3においては、膜体41の周縁部43に密閉部44が設けられている。蓋体5が閉じられると、密閉部44によって、洗浄槽4と蓋部5bとが気密かつ水密にシールされる。したがって、蓋部5bが閉じられた際に、洗浄槽4の内部は気密かつ水密の密閉された空間になる。これにより、洗い、すすぎ、および脱水の各ステップが実行される際に、水や空気が開口部3から外部に漏れることが防止される。
膜体41には、押圧部8が被洗浄物2に対して進退する方向へ伸縮する変形吸収部45が設けられている。すわなち、変形吸収部45は、押圧部8の進退動作に追従可能に変形する。また、変形吸収部45は、膜体41の底部42と周縁部43の間に位置し、蓋体5が閉じられたときに洗浄槽4の傾斜した側壁部4bの上方と対向する位置に設けられている。すなわち、変形吸収部45は、押圧部8の周囲を取り囲むように環状に形成されており、押圧部8の伸縮にともなって変形する。
ここで、変形吸収部45は、上方へ円弧状に膨らむように形成されている。また、膜体41の周縁部43より内側に位置するように、変形吸収部45の断面形状がS字状(略S字状を含む)に設けられている。これにより、押圧部8の伸縮に追従して膜体41が変形するときの抵抗を少なくすることができる。これに伴い、押圧部8a、8bを膨張収縮させる加圧減圧部7にかかる負荷が低く抑えられる。また、蓋体5には、解放穴46が設けられ、膜体41が形状変化した際に、蓋体5と膜体41で囲われた内部の空気を外部に逃がすことができる。
また、蓋体5には、洗浄槽4に洗浄水を供給する給水経路16が設けられている。給水経路16には給水弁14が設けられ、洗剤ケース15を介して洗浄槽4の内部に連通している。したがって、給水弁14が開閉されることにより、洗浄槽4の内部への水道水(洗浄水)の給水と停止が行われる。
水位検知部17は、洗浄槽4内に溜められた洗浄水の水位W(図3Aおよび図3B参照)を検知する。水位検知部17は、洗浄槽4の内部に連通して設けられている。例えば、水位検知部17は、水位検知槽18と、フロート19と、水位スイッチ20とを有している。水位検知槽18は上方に開口部を有する槽である。フロート19は、水位検知槽18内の水位の変動に応じて上下動する。水位スイッチ20は、フロート19が所定の位置まで上昇したときに水位を検知する。
洗浄槽4の底部4aには、洗いステップ等で使用された洗浄水を排出する排水孔21が形成されている。排水孔21は、排水弁22が設けられた排水経路23に連通している。排水弁22が開閉されることにより、洗浄槽4の内部の洗浄水の排水と停止が行われる。
水槽部6には、溢水経路24が設けられ、洗浄槽4内の水位が所定以上になったときに、洗浄槽4内の洗浄水を外部に排水する。溢水経路24は、例えば、洗浄槽4の上部に溢水孔24aを有し、排水弁22の下流側で排水経路23と接続されている。
さらに、溢水経路24には、逆止弁(図示せず)が設けられている。逆止弁は、洗浄槽4内の洗浄水の排出方向では溢水経路24を開放し、流入方向では溢水経路24を封止するように構成されている。すなわち、逆止弁は、洗いステップおよびすすぎステップにおいては、溢水孔24aから流出した洗浄水を通過させて外部へ排出する。一方、逆止弁は、すすぎステップおよび脱水ステップでの脱水動作時においては、後述する吸引ポンプ27で洗浄槽4内の空気が吸引された場合に、外気が洗浄槽4の内部へ流入することを防止するように構成されている。
洗浄槽4の底部4aの中央部(略中央部を含む)には、吸引口25が設けられている。吸引口25は、洗浄槽4の内部に被洗浄物2がセットされたときに、被洗浄物2によって覆われる。吸引口25に連通して脱水経路26が設けられている。さらに、吸引ポンプ27が脱水経路26に連通して設けられている。吸引ポンプ27によって被洗浄物2から洗浄水が吸引されると、洗浄槽4内の空気も吸引される。
そのため、外気導入部28によって、洗浄槽4内の空気の吸引時に、洗浄槽4の外部から洗浄槽4内に外気を導入する。外気導入部28は、洗浄槽4の内部に溜められる洗浄水位より上方に開口が設けられていればよい。例えば、図1、図2、および、図4では、外気導入部28は、洗浄槽4の内部と連通している水位検知部17の上方側に設けられている。また、図3Aおよび図3Bでは、外気導入部28は、洗浄槽4の上方側に配設している。外気導入部28には、導入される風量が調節可能な風量調整部である風量調整弁29が設けられている。風量調整弁29は、例えば、ニードルバルブのように流路に狭小な風路面積部を有し、吸引ポンプ27が吸引する風量を調整することができる。なお、外気導入部28によって、洗浄槽4内に導入される外気は、洗濯機1の外部から直接導入されてもよく、また、洗濯機1の内部空間を経由して導入されてもよい。
脱水経路26には、気液分離部30が設けられている。気液分離部30は、洗浄槽4内の空気と被洗浄物2から吸引した洗浄水とを分離し、吸引した洗浄水を貯水する。気液分離部30は、例えば、耐圧容器で構成され、一次側通風口33と、二次側通風口31とを備えている。一次側通風口33は、吸引経路32を通して吸引ポンプ27と連通する。二次側通風口31は、上方に脱水経路26と連通する。さらに、一次側通風口33と二次側通風口31との間に障壁34が設けられている。障壁34は、気液分離部30の天面から下方へ突出して形成する。これにより、二次側通風口31から気液分離部30内に吸引された洗浄水が、一次側通風口33に侵入することを防止する。
脱水排水口35は、気液分離部30の底部に設けられている。脱水排水口35は、開閉自在な脱水排水弁36を有する脱水排水経路37に連通している。
溢水検知部38は、気液分離部30の内壁の所定の高さに設けられている。具体的には、溢水検知部38が設けられる高さ位置は、気液分離部30に貯水可能な最大水位に対して1/2から4/5の範囲内が望ましい。
溢水検知部38は、例えば、1対の電極等で構成される。溢水検知部38が、気液分離部30の内部に貯水された洗浄水が所定量に達したことを検知すると脱水排水弁36が開かれる。これにより、洗浄水は脱水排水経路37を通して洗濯機1の外部へ排水される。
ここで、洗浄水に泡が含まれる場合、泡が障壁34に付着して残ると臭いの要因になる。この泡残りを防ぐために、溢水検知部38は、洗浄水が検知されたときに、障壁34の下端と洗浄水面との間に一定空間が存在するように設けられている。すわなち、溢水検知部38は、洗浄水に含まれる泡の量を考慮した所定量を検知する。
制御部39は、蓋体5の内部の側面部に配設されている。また、操作表示部40が制御部39の上面に設けられている。制御部39は、入力される情報に基づいて、各種構成要素を制御して、洗濯運転を実行する。
具体的には、制御部39には、水位検知部17で検知した洗浄槽4内の洗浄水の水位、溢水検知部38で検知した気液分離部30内の洗浄水の量などの情報が入力される。
そして、制御部39は、それらの入力情報に基づいて、加圧ポンプ10、開閉弁11、給水弁14、排水弁22、吸引ポンプ27、風量調整弁29、脱水排水弁36等を制御し、洗いステップ、すすぎステップおよび脱水ステップを制御して洗濯運転を実行する。なお、後述するように、本実施の形態においては、洗濯コースは、洗いステップ、すすぎステップおよび脱水ステップの少なくとも一つから構成されている。
ここで、押圧部8は、蓋体5が開かれた状態で伸長可能に構成されている。そのため、押圧部8には、押圧部8の伸長動作を設定する伸長設定部(図示せず)が設けられている。伸長設定部は、蓋体5が開かれた状態において、使用者の手動操作により押圧部8を加圧する。これにより、蛇腹状の伸縮部8dが伸びた状態となり、押圧部8が伸長する。伸長設定部は、洗濯運転時に各種の設定を行う操作表示部40に設けられている。なお、伸長設定部は、操作表示部40とは別に設けられてもよい。
以上のように構成された洗濯機1について、以下、その動作、作用を説明する。
最初に、使用者は、蓋体5の上面前部に設けられた操作表示部40から、洗濯コースの選択や各ステップの時間等の設定内容を入力する。制御部39は、設定内容に基づいて、洗いステップ、すすぎステップ、脱水ステップの各ステップの動作を洗濯コースとして実行する。このとき、使用者は、洗いステップのみを実行するなど、洗濯コースを任意に選択することができる。なお、使用者は、この設定作業を、後述する被洗浄物2をセットした後に行ってもよい。
使用者は、ハンドル5aを操作してロック装置を解錠した後、蓋体5を開いて洗浄槽4の底部4aに被洗浄物2の形を整えてセットする。なお、使用者は、被洗浄物2の大きさによっては、折り畳んで被洗浄物2をセットしてもよい。被洗浄物2のセットが完了し、蓋体5が閉じられ、ロック装置が施錠されると、膜体41の周縁部43に設けられた密閉部44によって洗浄槽4が密閉された状態となる。そして、制御部39は、操作表示部40で設定された運転コースに応じて運転を開始する。
なお、蓋体5が閉じられるとき、膜体41が洗浄槽4の開口部3を通過する過程において、押圧部8が加圧されない状態で、膜体41は洗浄槽4の底部4aにセットされた被洗浄物2に接触する。そして、蓋体5が閉まるにつれて、被洗浄物2との接触度合いが増え、膜体41は押し戻されるように変形する。このとき、膜体41には変形吸収部45が設けられているので、膜体41が外側に膨らんで、蓋体5と開口部3とでできる隙間に噛み込んだりすることが防止される。すなわち、変形吸収部45の形状が変化することにより、蓋体5を無理なく確実に閉じることができる。
はじめに、洗濯コースとして、洗いステップのみが設定された場合の洗濯機1の動作および作用について、説明する。
制御部39は、洗いステップを実行する。洗いステップは、給水動作および洗い動作から構成される。制御部39は、初めに給水弁14を開放して給水動作を行う。これにより、洗浄水として水道水と、洗剤ケース15に投入されている洗剤とが、給水経路16から洗浄槽4の内部に供給される。このとき、洗浄水は徐々に被洗浄物2に浸透し、被洗浄物2の繊維の間に含まれた状態となる。
そして、制御部39は、水位検知部17の水位スイッチ20により、洗浄水が洗浄槽4の内部に所定水位まで供給されたことを検知して、給水弁14を閉止する。
制御部39は、給水動作が終わると、洗い動作を実行する。洗い動作においては、制御部39は、まず、第1の加圧減圧部7aの開閉弁11aを閉じて加圧ポンプ10aを所定時間、又は、押圧部8aが所定圧に到達するまで駆動する。これにより、押圧部8aの内部に空気が供給されて、押圧部8aは膨張する。図3Aに示されるように、伸縮部90aが伸長し、押圧部8aが被洗浄物2に向かって伸びる。その結果、押圧部8aの下方の被洗浄物2は、膜体41を介して押圧面80aで押圧された部分が圧縮され、厚みが薄くなる。
押圧部8aの膨張により被洗浄物2が圧縮されて体積変化することに伴い、被洗浄物2の内部に含まれる洗浄水は、被洗浄物2から押し出される。これによって、被洗浄物2の内部で水流が発生し、被洗浄物2に付着していた汚れがその水流により繊維から離れて除去される。
このとき、制御部39は、第2の加圧減圧部7bの開閉弁11bを開放し、押圧部8bを収縮可能にする。したがって、被洗浄物2の内部に含まれる洗浄水は、被洗浄物2の内部で押圧部8aの下方から押圧部8bの下方へ矢印A(図3A参照)で示される方向へ移動する。そして、このように移動する洗浄水は、押圧部8bの下方の被洗浄物2を膨張させながら押圧部8bの押圧面80bを上方へ押し上げる。これにより、開放されている開閉弁11bから空気が排出されて、押圧部8bが収縮する。
次に、制御部39は、第2の加圧減圧部7bの開閉弁11bを閉じて加圧ポンプ10bを所定時間、又は、押圧部8bが所定圧に到達するまで駆動する。これにより、押圧部8bの内部に空気が供給されて、押圧部8bが膨張する。
図3Bに示されるように、伸縮部90bが伸長し、押圧部8bが被洗浄物2に向かって伸びると、押圧部8bの下方の被洗浄物2は、膜体41を介して押圧面80bで押圧された部分が圧縮され、厚みが薄くなる。
押圧部8bの膨張により被洗浄物2が圧縮されて体積変化することに伴い、被洗浄物2の内部に含まれる洗浄水は、被洗浄物2から押し出される。これによって、被洗浄物2の内部で水流が発生し、被洗浄物2に付着していた汚れがその水流により繊維から離れて除去される。
このとき、制御部39は、第1の加圧減圧部7aの開閉弁11aを開放し、押圧部8aを収縮可能にする。したがって、被洗浄物2の内部に含まれる洗浄水は、被洗浄物2の内部で押圧部8bの下方から押圧部8aの下方へ矢印B(図3B参照)で示される方向へ移動する。そして、このように移動する洗浄水は、押圧部8aの下方の被洗浄物2を膨張させながら押圧部8aの押圧面80aを上方へ押し上げる。これにより、開放されている開閉弁11aから空気が排出されて、押圧部8aが収縮する。
このように、洗い動作では、押圧部8aと押圧部8bを交互となる異なるタイミングで膨張と収縮(例えば、押圧部8aの膨張による加圧1秒間、押圧部8bの収縮による減圧1秒間)を所定時間(例えば、10分間)繰り返すことにより、被洗浄物2に対して押し洗い効果を発揮させることができる。すなわち、被洗浄物2に撹拌または叩き洗い等による機械力が作用することなく、被洗浄物2の内部に多方向の水流を発生させて汚れを除去することができる。
この際、押圧部8a、8bを内包するように膜体41が設けられているため、2つの押圧部8a、8bの間に被洗浄物2を噛みこむことを防ぐことができる。また、押圧部8a、8bにおいては、蛇腹状の伸縮部90a、90bが膜体41によって覆われているため、伸縮部90a、90bが洗浄槽4内の汚れを含む洗浄水に触れることなく、清潔に保つことができる。さらに、膜体41に付着する水滴または汚れも、使用者によって容易に拭き取ることができて清潔に保つことができる。
以上のように、洗濯コースとして、洗いステップのみが実行される場合について説明した。
次に、洗いステップから脱水ステップまでを一貫して実行する洗濯コースが設定された場合について説明する。制御部39は、上述の洗いステップに続いて、以下に説明する、すすぎステップ、および脱水ステップを実行する。
すすぎステップでは、例えば、脱水動作の後、ためすすぎ動作が行われる。以下、すすぎステップにおける脱水動作を中間脱水動作と記す。後述するように、脱水ステップにおいても脱水動作が行われる。この脱水ステップにおける脱水動作を最終脱水動作と称し、すすぎステップにおける中間脱水動作と区別する。
なお、すすぎステップは、複数回繰り返しても構わない。中間脱水動作は、複数回繰り返されるすすぎステップの間に行われてもよい。
中間脱水動作は、排水、圧縮、吸引を含む。まず、制御部39によって排水が行われる。つまり、制御部39によって、排水弁22が開放され、洗浄槽4の内部の洗浄水が排水孔21から排水経路23を通して洗濯機1の外部に排水される。
排水が終わると、制御部39によって圧縮が行われる。つまり、制御部39によって、排水弁22が開放された状態で、開閉弁11a、11bが閉じられて加圧ポンプ10a、10bが駆動される。これにより、押圧部8a、8bの膨張により被洗浄物2が押圧されて圧縮され、被洗浄物2が含んでいる洗浄水の一部が強制的に排出される。
圧縮が終わると、制御部39によって吸引が行われる。つまり、制御部39によって、被洗浄物2が押圧された状態で、排水弁22が閉じられて、吸引ポンプ27が駆動される。これにより、風量調整弁29を介して、外気導入部28から洗浄槽4の内部に外気が導入される。導入された外気により、洗浄槽4内の洗浄水と空気が、吸引口25から吸引され、脱水経路26を通して、気液分離部30に運ばれる。さらに、吸引された空気は、吸引ポンプ27によって、洗濯機1の外部へ排出される。一方、洗浄水は、気液分離部30に溜められる。これにより、被洗浄物2の脱水が進行する。
すすぎステップにおいて、中間脱水動作のつぎに、制御部39によって溜めすすぎ動作が行われる。まず、制御部39は給水を行う。制御部39によって、給水弁14が開放され、洗浄槽4の内部に所定量の洗浄水が供給される。このとき、洗剤ケース15内の洗剤は、上述の洗いステップですべて使用済みである。したがって、溜めすすぎ動作時の洗浄水は、水道水である。
その後、洗い動作と同様に、加圧ポンプ10a、10bが駆動され、押圧部8a、8bの膨張と収縮が交互に繰り返される。これにより、被洗浄物2の内部の洗浄水の洗剤濃度が希釈される。以上で、すすぎステップが終了する。
このすすぎステップが複数回(例えば、2回)繰り返される。このとき、1回目のすすぎステップと、2回目のすすぎステップの間においても、上記と同様の中間脱水動作が実行される。
つぎに、制御部39は、上記のすすぎステップを実行した後、脱水ステップを実行する。
脱水ステップでは、脱水動作が行われる。以下、脱水ステップにおける脱水動作を最終脱水動作と記す。最終脱水動作は、排水、圧縮、吸引を含む。
まず、制御部39は、すすぎステップで使用した洗浄水の排水を行う。つまり、制御部39によって、排水弁22が開放され、洗浄槽4の内部の洗浄水が排水孔21から排水経路23を通して洗濯機1の外部に排水される。このとき、制御部39によって、外気導入部28が開放されて洗浄槽4の内部が外部と連通される。その結果、洗浄水は円滑に排出される。なお、制御部39によって、風量調整弁29は開かれており、開閉弁11a、11bは両方とも閉じられており、脱水排水弁36は閉じられている。
制御部39は、排水の完了後、圧縮を行う。つまり、制御部39によって、排水弁22が開放され、開閉弁11a、11bが両方とも閉じられた状態で、加圧ポンプ10a、10bが両方ともほぼ同時(同時を含む)に駆動される。これにより、押圧部8a、8bの内部に空気が供給され、押圧部8a、8bの膨張により被洗浄物2が押圧されて圧縮される。したがって、被洗浄物2が含んでいる洗浄水の一部が強制的に排出され、排水孔21から排水経路23を通して洗濯機1の外部に排水される。このような押圧部8の構成および作用により、膜体41を介して、被洗浄物2に押圧面80を密着させて均一に押圧することができる。すなわち、被洗浄物2の内部に含まれた洗浄水を強制的に押し出すことができる。
圧縮が終わると、制御部39は、吸引を行う。つまり、制御部39によって、加圧ポンプ10a、10bを停止させてから所定時間T1(例えば、1分)後、被洗浄物2が押圧された状態で排水弁22が閉じられ、吸引ポンプ27が駆動される。これにより、洗浄槽4内部の空気と水が気液分離部30内に吸引される。この際、図4に示されるように、洗浄槽4は大気より減圧され、膜体41は圧力差によって被洗浄物2を押圧する。外気導入部28から洗浄槽4の内部に外気が導入され、膜体41を介して押圧された被洗浄物2の内部に外気が侵入する。洗浄槽4内部の圧力は、例えば、定圧開放弁等によって所定の圧力に保たれ、被洗浄物2は一定の圧力で加圧された状態が維持される。
外気導入部28から洗浄槽4の内部に導入された外気は、被洗浄物2の繊維の間に留まっている洗浄水を押し出す。そして、外気は洗浄水と一緒に吸引され、吸引口25へ移動する。外気によって吸引口25まで運ばれた洗浄水は、表面張力により繊維に留まろうとする。しかし、洗浄水は気流によるせん断力によって繊維から分離し、吸引口25から脱水経路26を通して気液分離部30へ運ばれる。
洗浄水とともに吸引された空気は、二次側通風口31から気液分離部30へ入り、気液分離部30の上部に設けられた一次側通風口33から吸引ポンプ27により排出される。また、洗浄水は、二次側通風口31から重力により落下し、一次側通風口33と二次側通風口31との間に設けられた障壁34によって一次側通風口33に侵入することなく、気液分離部30に貯水される。
ここで、洗浄槽4の内部の洗浄水と空気とが吸引されると、これらは最も抵抗の少ない経路を通過する。したがって、脱水動作が進行すると、被洗浄物2に洗浄水を含まない短絡経路ができ、この短絡経路に空気の流れが集中する場合がある。その結果、洗浄水の吸引が進まなくなる。しかしながら、本実施の形態では、被洗浄物2は、押圧部8a、8bにより膜体41を介して常時一定の圧力で均一に加圧されているため、短絡風路ができることが抑制される。その結果、洗浄槽4の内部に導入される外気とともに、洗浄水の吸引脱水が停滞することなく進行する。
このようにして、吸引ポンプ27により押圧部8を膨張させることができる。そして膜体41には、洗浄槽4の側壁部4bの傾斜部の上方に変形吸収部45が設けられている。これにより、変形吸収部45は、押圧部8の進退する方向へ伸縮するように形状変化し、押圧部8の動きに無理なく追従することができる。また、被洗浄物2と接触する膜体41の面は平滑に構成されている。したがって、膜体41を介して押圧部8の押圧面80を被洗浄物2に密着させて均一に押圧することができる。これにより、被洗浄物2の内部に外気が導入されて所定の脱水性能を得ることができる。
なお、脱水ステップ中に、気液分離部30に設定量を超えて洗浄水が溜まる場合がある。制御部39は、溢水検知部38によりこれを検知すると、吸引ポンプ27の駆動を停止する。その後、脱水排水弁36を開いて、気液分離部30に溜まった洗浄水を洗濯機1の外部に排水する。そして、制御部39は、洗浄水が排水された後、脱水排水弁36を再び閉じて、吸引ポンプ27を駆動する。これにより、制御部39は、洗浄槽4に導入された外気とともに洗浄水を吸引する。
制御部39は、上記の吸引が所定時間T2(例えば、4分)経過すると、開閉弁11を開く。さらに、制御部39は、加圧ポンプ10および吸引ポンプ27の駆動を停止する。
これによって、押圧部8内の空気は開閉弁11から排出され、洗浄槽4内部の圧力は大気圧に戻る。被洗浄物2は、押圧部8による押圧が解除されて脱水ステップが終了する。
上記一連の動作により、脱水ステップが終わると、制御部39は、気液分離部30に溜まった洗浄水を、脱水排水経路37を通して排出し、洗濯コースを終了する。
なお、上記の最終脱水動作は中間脱水動作と同様の動作である。ここで、中間脱水動作には、すすぎステップにて行われる中間脱水動作、および、複数回繰り返し実行するすすぎステップ間で行われる中間脱水動作を含む。なお、所定時間T1、T2は、各々の中間脱水動作においても最適に設定される。
脱水ステップが終了すると、使用者により蓋体5が開かれ、被洗浄物2は洗浄槽4から取り出される。なお、洗濯が行われていない非使用時には、蓋体5を開いた状態に保持できるように構成されている。この状態で使用者は、伸長設定部を操作し、押圧部8を伸長させて膜体41を伸張させた状態に保持する。これにより、膜体41は押圧部8により押圧された安定した状態となる。使用者は、膜体41に付着した水滴や汚れを容易に拭き取ることができる。これにより、被洗浄物2に押圧を作用させる膜体41を清潔に保つことができる。
また、加圧ポンプ10a、10bの両方を駆動して押圧部8a、8bの内部に空気を供給し、押圧部8a、8bの両方を伸長させる。その結果、膜体41が伸張して変形吸収部45が延伸することにより、膜体41を安定状態に押し出すことができる。これにより、使用者は、膜体41に付着した汚れ等を容易に拭き取ることができる。
なお、本実施の形態では、加圧減圧部7は、可撓性を有する押圧部8と、押圧部8の内部に空気を供給して膨張させる加圧ポンプ10と、押圧部8の内部の空気を排出して収縮させる開閉弁11とで構成されている。しかし、これに限られるものではなく、例えば、押圧部8を収縮させるための減圧が開閉弁11に代えて減圧ポンプ(図示せず)により行われてもよい。また、加圧ポンプ10が逆転されて減圧ポンプとして利用されてもよい。
なお、本実施の形態では、押圧部8の内部に供給されて押圧部8を膨張させる流体を空気としたが、これに限られるものではなく、その他の気体でも液体でもよい。気体の場合は、本実施の形態のように周囲の空気を加圧ポンプ等で吸気すればよく、排気するときも制約が少なくて都合がよい。一方、液体の場合は、水または水溶液またはオイルなどを使用することができる。さらに、液体を溜める貯留部があると望ましい。液体は、空気より密度が高く気体のように弾性が大きくないため、押圧部8を確実に膨張させることができる。
以上のように、本実施の形態1の洗濯機1は、被洗浄物2と洗浄水とを収容する洗浄槽4と、洗浄槽4の開口部3を開閉する蓋体5と、蓋体5に設けられ、伸縮自在な押圧部8と、押圧部8を覆う膜体41と、洗浄槽4に収容された被洗浄物2に対して押圧部8を進退させる加圧減圧部7と、加圧減圧部7を制御する制御部39とを備え、膜体41は、可撓性を有する材料で構成され、膜体41には押圧部8の被洗浄物2に対する進退に追従可能に変形する変形吸収部45を設けたものである。
この構成により、押圧部8は膜体41で覆われ、蛇腹状の伸縮部8dが洗浄槽4に対して露出することなく、押圧部8を保護することができる。したがって、洗浄水に含まれる洗剤成分、または被洗浄物2から洗い落とされた汚れ等が押圧部8に付着することなく、清潔に保つことができる。また、押圧部8の動きに膜体41の変形吸収部45が応動し、押圧部8の進退動作に膜体41が無理なく追従して被洗浄物2に押圧力を作用させることができる。また、膜体41が押圧部8の動きに追従するときの抵抗を少なくすることができ、押圧部8の伸縮動作を行う加圧減圧部7にかかる負荷を低く抑えることができる。
また、押圧部8は、蓋体5が開かれた状態で伸長可能に設けられ、膜体41においては、押圧部8の伸長にともなって変形吸収部45が変形するものである。
この構成により、洗濯が行われていない非使用時においては、蓋体5を開いた状態で押圧部8を伸長させることができる。また、膜体41は、押圧部8の伸長により付勢されて伸張する。これにより、使用者は、変形吸収部45を伸びた状態にして膜体41に付着した水滴または汚れを容易に拭き取ることができる。
また、膜体41は、開口を有する袋状に構成され、膜体41の底部42が押圧部8の押圧面80と対向するように押圧部8に被せられ、膜体41は洗浄槽4の開口部3の周縁と対向する蓋部5bに保持される周縁部43を有し、変形吸収部45は、膜体41の底部42と周縁部43の間に位置し、押圧部8の周囲を取り囲むように環状に構成されたものである。
この構成により、膜体41は、押圧部8の進退動作に無理なく追従して、被洗浄物2に押圧力を作用させることができる。また、膜体41が押圧部8の動きに追従するときの抵抗を少なくすることができる。その結果、加圧減圧部7にかかる負荷を低く抑えることができる。また、変形吸収部45は、膜体41の周縁部43より内側に設けられることにより、変形時の抵抗を一層少なくすることができる。
また、洗浄槽4は、側壁部4bが洗浄槽4の底部4aの周縁に連設され、開口部3に向けて広がるように傾斜して設けられ、変形吸収部45は、側壁部4bの上部と対向する位置に設けられたものである。この構成により、洗浄槽4の底部4aに収容された被洗浄物2の広い範囲に膜体41を接触させることができる。したがって、被洗浄物2をむらなく押圧することができる。
また、膜体41は、周縁部43において、洗浄槽4と気密かつ水密にシールされたものである。この構成により、洗浄槽4の開口部3と、押圧部8および膜体41が設けられた蓋体5とを確実にシール結合することができ、構成を簡略にすることができる。
また、押圧部8を複数有し、膜体41は、複数の押圧部8を内包するものである。この構成により、洗濯が行われていない非使用時において、膜体41は、複数の押圧部8により支持されて安定した状態となる。これにより、使用者は、膜体41に付着した汚れ等を容易に拭き取ることができる。また、交互に伸縮する押圧部8間への被洗浄物2の噛み込みを防止することができる。
また、被洗浄物2から洗浄水を吸引する吸引ポンプ27と、洗浄槽4の内部に外気を導入する外気導入部28とをさらに有し、制御部39は、押圧部8による被洗浄物2の押圧と押圧解除により、被洗浄物2を収縮膨張させて押し洗いを行う洗いステップ(洗濯運転)と、吸引ポンプ27により洗浄水と導入された外気とを吸引して脱水を行う脱水ステップ(脱水運転)と、の少なくともいずれか一方を実行するものである。
この構成により、被洗浄物2に機械力を作用させて洗ったり、絞ったりすることが不向きな被洗浄物2に対して、洗いステップでは、被洗浄物2を押圧して押し洗いを行う。脱水ステップでは、被洗浄物2から洗浄水を吸引して吸引脱水を行うことができる。これにより、被洗浄物2を痛めることなく、洗いと脱水との少なくともいずれか一方を効果的に行うことができる。
すなわち、洗いステップやすすぎステップにおいては、押圧部8による被洗浄物2の押圧と押圧解除によって被洗浄物2を収縮膨張させることにより、被洗浄物2を撹拌することなく、被洗浄物2の内部で多方向の水流を発生させることができる。これにより、被洗浄物2に機械力を作用させて洗うことが不向きな被洗浄物2の布傷みや型崩れを抑えて、良好に洗浄を行うことができる。
また、脱水ステップにおいては、複数の押圧部8を同時に膨張させて被洗浄物2を押圧する。さらに、吸引ポンプ27により洗浄水と導入された外気とを吸引することにより、被洗浄物2に機械力を作用させて絞ることが不向きな被洗浄物2の布傷みまたは型崩れを抑えて、良好に脱水を行うことができる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2における洗濯機の膜体の模式図である。本実施の形態2の特徴は、膜体41の内面に、押圧部8の押圧面80と対向して凸部47が設けられたものである。他の構成は、実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
図7において、膜体41の底部42の内面に、押圧部8の押圧面80側へ突出した凸部47が設けられている。凸部47は、底部42の厚さ(例えば、2〜3mm)の、例えば2倍の厚さに形成されている。凸部47は、底部42の柔軟性が損なわれないように、比較的小さな面積とし、間隔を有して複数設けられている。
以上のように、本実施の形態の膜体41は、押圧部8の押圧面80と対向する内面に凸部47が設けられたものである。
この構成により、押圧部8と接触することによって膜体41が摩耗し、膜体41の厚みが薄くなることを防止し、膜体41の耐久性を向上することができる。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3における洗濯機の膜体の模式図である。本実施の形態3の特徴は、膜体41の底部42と、押圧部8の押圧面80が連結されたものである。他の構成は、実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
図8において、膜体41の底部42の内面に固定部48が設けられている。固定部48は、押圧部8に設けられた押圧面80の外周部に固定されている。さらに、固定部48(連結部とも称する)によって押圧部8と膜体41の底部42とが連結されている。ここで、固定部48は、押圧面80の外周の全周に設けられてもよいし、外周の一部に設けられてもよい。
以上のように、本実施の形態の膜体41においては、押圧部8の押圧面80と膜体41の底部42が連結されている。
この構成により、押圧部8が収縮する際に、膜体41も押圧部8の動きに追従して被洗浄物2から離れる方向へ移動するため、洗い工程中の被洗浄物2である衣類の膨張、収縮が容易になる。これにより、洗浄性能が向上する。
なお、本実施の形態では、固定部48は1つとして説明したがこれに限られない。固定部48は、複数であってもよい。
なお、膜体41の底部42と、押圧部8の押圧面80との連結は、固定部48と別の形態でも構わない。例えば、底部42と押圧面80とを面接合してもよい。
なお、上述した各実施の形態は、他の実施の形態と組み合わせて実施することができる。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、押圧部の動きに膜体を追従させて被洗浄物に押圧力を作用させることができるので、洗濯機として有用である。
1 洗濯機
2 被洗浄物
3 開口部
4 洗浄槽
4a 洗浄槽の底部
4b 側壁部
5 蓋体
5b 蓋部
7、7a、7b 加圧減圧部
8、8a、8b 押圧部
80a、80b 押圧面
27 吸引ポンプ(吸引部)
28 外気導入部
39 制御部
41 膜体
42 膜体の底部
43 周縁部
45 変形吸収部
47 凸部
48 固定部(連結部)

Claims (9)

  1. 被洗浄物と洗浄水とを収容する洗浄槽と、
    前記洗浄槽の開口部を開閉する蓋体と、
    前記蓋体に設けられ、伸縮自在な押圧部と、
    前記押圧部を覆う膜体と、
    前記洗浄槽に収容された前記被洗浄物に対して前記押圧部を進退させる加圧減圧部と、
    前記加圧減圧部を制御する制御部とを備え、
    前記膜体は、可撓性を有する材料で構成され、
    前記膜体には、前記押圧部の前記被洗浄物に対する進退に追従可能に変形する変形吸収部が設けられた、洗濯機。
  2. 前記押圧部は、前記蓋体が開かれた状態で伸長可能に設けられ、
    前記膜体においては、前記押圧部の伸長にともなって前記変形吸収部が変形する請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記膜体は、開口を有する袋状に構成され、
    前記膜体の底部が前記押圧部の押圧面と対向するように前記押圧部に被せられ、
    前記膜体は、前記洗浄槽の前記開口部の周縁と対向する蓋部に保持される周縁部を有し、
    前記変形吸収部は、前記膜体の前記底部と前記周縁部との間に位置し、前記押圧部の周囲を取り囲むように環状に構成されている請求項1または2に記載の洗濯機。
  4. 前記洗浄槽は、側壁部が前記洗浄槽の底部の周縁に連設され、前記開口部に向けて広がるように傾斜して設けられ、
    前記変形吸収部は、前記蓋体が閉じられたときに前記側壁部の上部と対向する位置に設けられた請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯機。
  5. 前記膜体は、前記周縁部において、前記洗浄槽と気密かつ水密にシールされた請求項3または4に記載の洗濯機。
  6. 前記押圧部を複数有し、
    前記膜体は、前記複数の押圧部を内包する請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗濯機。
  7. 前記膜体には、前記押圧部の押圧面と対向して凸部が設けられた請求項1〜6のいずれか1項に記載の洗濯機。
  8. 前記膜体には、前記押圧部の押圧面と連結する連結部が設けられた請求項1〜7のいずれか1項に記載の洗濯機。
  9. 前記被洗浄物から前記洗浄水を吸引する吸引部と、
    前記洗浄槽の内部に外気を導入する外気導入部とをさらに有し、
    前記制御部は、前記押圧部による被洗浄物の押圧と押圧解除により、前記被洗浄物を収縮膨張させて押し洗いを行う洗濯運転と、前記吸引部により前記洗浄水と導入された前記外気とを吸引して脱水を行う脱水運転と、の少なくともいずれか一方を実行する請求項1〜8のいずれか1項に記載の洗濯機。
JP2020534079A 2018-07-31 2019-06-04 洗濯機 Pending JPWO2020026582A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018143142 2018-07-31
JP2018143142 2018-07-31
PCT/JP2019/022061 WO2020026582A1 (ja) 2018-07-31 2019-06-04 洗濯機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2020026582A1 true JPWO2020026582A1 (ja) 2021-08-02

Family

ID=69231126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020534079A Pending JPWO2020026582A1 (ja) 2018-07-31 2019-06-04 洗濯機

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JPWO2020026582A1 (ja)
CN (1) CN112105773B (ja)
TW (1) TWI825105B (ja)
WO (1) WO2020026582A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112011943B (zh) * 2019-05-28 2022-08-30 青岛海尔洗衣机有限公司 一种洗涤装置
KR20210012460A (ko) * 2019-07-25 2021-02-03 삼성전자주식회사 의류 관리기 및 그 제어 방법
JP2022002629A (ja) * 2020-06-23 2022-01-11 青島海爾洗衣机有限公司QingDao Haier Washing Machine Co., Ltd. 押し洗い式洗濯機
DE102020208732A1 (de) * 2020-07-13 2022-01-13 BSH Hausgeräte GmbH Wäschepflegegerät mit einer Wäschekammer
CN115012167B (zh) * 2021-03-05 2023-12-22 松下家电(中国)有限公司 洗衣机及洗衣机关闭机门的控制方法
CN113388997B (zh) * 2021-06-17 2022-03-29 珠海格力电器股份有限公司 一种洗衣机及控制方法
CN115637566A (zh) * 2021-07-19 2023-01-24 青岛海尔洗衣机有限公司 衣物处理设备
CN114703626B (zh) * 2022-04-18 2023-11-03 海信冰箱有限公司 洗衣机

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3503085A (en) * 1967-06-30 1970-03-31 Rene Groebli Linen washing machine
JPS51133968A (en) * 1975-05-16 1976-11-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd Single tank dehydrating and washing machine
JPH0287984U (ja) * 1988-12-23 1990-07-12
WO2018016332A1 (ja) * 2016-07-22 2018-01-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE660964C (de) * 1936-04-29 1938-06-07 Heinrich Robert Hochstrasser Wasch- und Wringmaschine mit nachgiebigem Deckel und Pumpe fuer den Fluessigkeitsumlauf
JPS5231094B2 (ja) * 1973-09-25 1977-08-12
JPS5262970A (en) * 1975-11-20 1977-05-24 Hirozou Tanimura Washing machine
JPS56131178U (ja) * 1980-03-06 1981-10-05
FR2787572B1 (fr) * 1998-12-17 2001-02-02 Franck Courtray Dispositif pour la realisation de tests sur des substrats absorbants
CN2693800Y (zh) * 2004-04-10 2005-04-20 王澎 揉搓式洗衣机

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3503085A (en) * 1967-06-30 1970-03-31 Rene Groebli Linen washing machine
JPS51133968A (en) * 1975-05-16 1976-11-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd Single tank dehydrating and washing machine
JPH0287984U (ja) * 1988-12-23 1990-07-12
WO2018016332A1 (ja) * 2016-07-22 2018-01-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機

Also Published As

Publication number Publication date
TWI825105B (zh) 2023-12-11
CN112105773A (zh) 2020-12-18
TW202012734A (zh) 2020-04-01
WO2020026582A1 (ja) 2020-02-06
CN112105773B (zh) 2023-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2020026582A1 (ja) 洗濯機
JPWO2019230748A1 (ja) 洗濯機
JP7029582B2 (ja) 洗濯機
CN108884621B (zh) 洗衣机
WO2018016332A1 (ja) 洗濯機
JP7261961B2 (ja) 洗濯機
JP6906136B2 (ja) 洗濯機
JP7213434B2 (ja) 洗濯機
JP6990824B2 (ja) 洗濯機
CN111511971B (zh) 洗衣机以及清洗方法
JP7029583B2 (ja) 洗濯機
CN109790671B (zh) 洗衣机
JP6986660B2 (ja) 洗濯機
WO2018066369A1 (ja) 洗濯機
JP6782397B2 (ja) 洗濯機
WO2018221365A1 (ja) 押し洗い機、洗濯機および洗濯装置
JP2021035485A (ja) 洗濯機
CN116121998A (zh) 衣物处理装置以及衣物处理装置中的控制方法
CN116121995A (zh) 衣物处理装置以及衣物处理装置中的控制方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220510

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20221021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230808

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20240213