JPWO2020021852A1 - 情報収集装置、及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

情報収集の対象者に与える煩わしさを低減する。自車両の現在位置を取得する位置取得部24と、自車両の周辺の施設Qaを検索する周辺検索部51と、対象者の訪問先Aに関する質問を生成する質問生成部と、前記位置取得部24の取得結果と、前記周辺検索部51の検索結果数と、前記対象者の外出時間と、の少なくとも1つに基づいて、前記質問の出力の実行要否を判定する質問出力要否判定部と、前記質問出力要否判定部の判定結果に応じて前記質問を出力する質問出力制御部と、前記質問に対して前記対象者が入力した入力情報に応じて、前記訪問先Aの情報を収集する収集部53と、を備えることを特徴とする情報収集装置。

Description

本発明は、情報収集装置、及び制御方法に関する。
車両に搭載される車載機器において、ユーザが訪問した訪問先を特定するための質問を音声出力し、当該質問に対してユーザが口頭で回答したときの音声を音声認識することで、訪問先を特定する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−198216号公報
特許文献1では、車両が停車するごとに質問が発せられており、ユーザが煩わしさを感じることがある。このため、車載機器からの質問に対してユーザが一切回答しなかったり、車載機器が質問を発する機能自体をユーザが停止してしまったりしてしまい、訪問先の情報が取得できなくなることがあった。
本発明は、情報収集の対象者に与える煩わしさを低減できる情報収集装置、及び制御方法を提供することを目的とする。
この明細書には、2018年7月24日に出願された日本国特許出願・特願2018−138739の全ての内容が含まれる。
本発明は、自車両の現在位置を取得する位置取得部と、自車両の周辺の施設を検索する周辺検索部と、対象者の訪問先に関する質問を生成する質問生成部と、前記位置取得部の取得結果と、前記周辺検索部の検索結果数と、前記対象者の外出時間と、の少なくとも1つに基づいて、前記質問の出力の実行要否を判定する質問出力要否判定部と、前記質問出力要否判定部の判定結果に応じて前記質問を出力する質問出力制御部と、前記質問に対して前記対象者が入力した入力情報に応じて、前記訪問先の情報を収集する収集部と、を備えることを特徴とする情報収集装置を提供する。
本発明は、上記情報収集装置において、前記質問出力要否判定部は、前記位置取得部の取得結果が、前記対象者によって予め設定された除外地点であった場合に、前記質問の出力の実行を不要と判定することを特徴とする。
本発明は、上記情報収集装置において、前記質問出力要否判定部は、前記周辺検索部の検索結果が1つだった場合、前記質問の出力の実行が必要と判定することを特徴とする。
本発明は、上記情報収集装置において、前記質問出力要否判定部は、前記周辺検索部の検索結果が複数存在する場合、前記外出時間が最長閾値を越えているときは、前記質問を含む対話文の出力の実行を不要と判定し、前記外出時間が最長閾値を越えていないときは、前記質問を含む対話文の出力の実行を必要と判定することを特徴とする。
本発明は、上記情報収集装置において、対象者が訪問先から前記自車両に戻ってきたことを、前記自車両の車両状態に基づいて判定する帰還判定部を更に備え、前記質問出力要否判定部は、前記帰還判定部によって前記対象者が前記自車両に戻ってきたと判定された場合に、前記質問の出力の実行要否を判定することを特徴とする。
本発明は、上記情報収集装置において、前記質問出力要否判定部は、前記対象者が自車両を降車してから、帰還判定部によって前記対象者が前記自車両に帰還するまでの経過時間が所定の最低閾値を越えていない場合、前記質問の出力の実行を不要と判定することを特徴とする。
本発明は、上記情報収集装置において、帰還した前記対象者が所持する所持品の撮影像に基づいて、前記訪問先を特定する訪問先特定部と、を備え、前記質問出力要否判定部は、前記質問の出力の実行が不要と判定される場合でも、前記訪問先特定部によって前記訪問先が特定されたときには、前記質問の出力の実行が必要と判定することを特徴とする。
本発明は、情報収集装置の制御方法において、自車両の現在位置を取得する第1ステップと、自車両の周辺の施設を検索する第2ステップと、対象者の訪問先に関する質問を生成する第3ステップと、前記第1ステップにおける現在位置の取得結果と、前記第2ステップにおける検索結果数と、前記対象者の外出時間と、の少なくとも1つに基づいて、前記質問の出力の実行要否を判定する第4ステップと、前記第4ステップにおける判定結果に応じて前記質問を出力する第5ステップと、前記質問に対して前記対象者が入力した入力情報に応じて、前記訪問先の情報を収集する第6ステップと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、情報収集の対象者に与える煩わしさを低減できる。
図1は、本発明の実施形態に係る情報提供システムの構成を示す図である。 図2は、ナビゲーション装置の構成を車載システムとともに示す図である。 図3は、車両が停車した周辺の施設の一例を示す図である。 図4は、ナビゲーション装置の停車時処理を示すフローチャートである。 図5は、ナビゲーション装置の乗員帰還時処理を示すフローチャートである。 図6は、本発明の変形例に係るナビゲーション装置の構成を車載システムとともに示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る情報提供システム1の構成を示す図である。
本実施形態の情報提供システム1は、コンテンツ提供サーバ2と、自車両(以下、車両4と言う)に搭載されたナビゲーション装置6と、を備え、これらが通信ネットワークNWを介して相互に通信可能に構成されている。通信ネットワークNWは、車両4が通信接続される携帯電話網や自動車通信網等の移動体通信網と、コンテンツ提供サーバ2が接続されるインターネット等の固定通信網と、を含む電気通信回線である。
コンテンツ提供サーバ2は、ナビゲーション装置6が備える地図上の場所に紐付くコンテンツDaをナビゲーション装置6に提供するサーバーコンピュータである。地図上の場所とは、例えば飲食店、各種の量販店、複合商業施設、当該複合商業施設の各テナント、遊園地、公園、その他の施設、及び、地図上においてPOI(Point Of Interest)となり得る任意の地点やエリアである。
また、コンテンツDaは、POIに紐付き得る任意の情報を、対象者の一例である乗員8に提供するためのデータである。例えば、その場所で行われるセールス情報やイベント情報、その場所における交通情報、その場所、或いは、その場所の近辺で発生したニュース(出来事)などの情報がコンテンツDaによって提供される。
かかるコンテンツ提供サーバ2は、図1に示すように、コンテンツ記憶部2Aと、プロセッサ2Bと、を備える。コンテンツ記憶部2Aは、コンテンツDaを記憶するHDDやSSD等のストレージを備える。プロセッサ2Bは、コンテンツ提供サーバ2を中枢的に制御し、ナビゲーション装置6へのコンテンツDaの提供機能を実現する。具体的には、プロセッサ2Bは、対象のPOIをナビゲーション装置6から受信すると、当該POIに紐付くコンテンツDaをコンテンツ記憶部2Aから抽出し、抽出されたコンテンツDaをナビゲーション装置6に送信する。
なお、かかるプロセッサ2Bの機能は、コンテンツ提供サーバ2の任意のストレージに格納されたプログラムを当該プロセッサ2Bが実行することで実現される。
ナビゲーション装置6は、IVI(in-vehicle infotainment:車載情報インフォテイメント)機器の一例であり、地図上に経路を表示して当該経路を乗員8に案内するナビゲーション機能と、その他に情報収集機能、学習機能、及び情報提供機能を備える。
情報収集機能は、車両4の乗員8が車両4から降車して訪問した訪問先Aの情報である訪問先情報Dbを収集する機能である。学習機能は、訪問先情報Dbに基づいて乗員8にとって有用と推定される特定の場所(以下、「有用推定場所Ps」)を学習する機能である。また情報提供機能は、有用推定場所Psに紐付くコンテンツDaを乗員8に提供する機能である。
有用推定場所Psは、例えば、乗員8が日常的に利用する場所、乗員8が興味や関心を持っている場所、及び、乗員8の嗜好に適合した場所などである。
ナビゲーション装置6は、降車した乗員8が車両4に戻ってきたときに、音声による対話を実行し、この対話を通じて、当該乗員8から訪問先情報Dbを取得する。この対話は、少なくとも乗員8の訪問先Aに関する質問を含む。以下では、訪問先情報Dbを収集するための対話を「訪問情報収集対話」と称する。
図2は、ナビゲーション装置6の構成を車載システム9とともに示す図である。
車載システム9は、上記ナビゲーション装置6と、通信部10と、車両状態検出部12と、音声認識部14とを備え、これらが、車両4に敷設された通信バス9Aに所定の通信プロトコルにしたがって互いに通信可能に接続されている。通信プロトコルには、例えばCANや、LIN(Local Interconnect Network)、FlexRay(登録商標)、イーサネット(登録商標)等の適宜のプロトコルが用いられる。
ナビゲーション装置6は、ナビゲーションECU20と、データ記憶部22と、位置取得部24と、操作部26と、表示部28と、音声出力部30と、を備える。
ナビゲーションECU20は、ナビゲーション装置6の全体を制御する電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)である。電子制御ユニットは、CPU等のプロセッサと、ROMやRAM等のメモリデバイスと、各種の機器や回路を接続するI/O回路と、車載システム9を介して通信するための通信トランシーバと、を備える。そして本実施形態のナビゲーションECU20は、プロセッサがROMに記憶されているプログラムや、RAMにロードされたプログラムを実行することで、ナビゲーション装置6を中枢的に制御し、上記ナビゲーション機能や情報収集機能、学習機能、情報提供機能を実現する。
データ記憶部22は、各種のデータを記録するストレージを備える。ストレージには、HDDやSSD、DVD、CD、半導体固体メモリといった任意の記録媒体が用いられ、経路案内に用いられる地図データ32が記録されている。さらに本実施形態では、ユーザプロファイルデータ33と、学習データ34と、対話文生成用データ37とがデータ記憶部22のストレージに記録されている。
ユーザプロファイルデータ33は、乗員8の属性、及び特性を表すデータであり、例えば年齢や性別、趣味、嗜好、関心事、1又は複数の有用推定場所Psの情報が含まれている。
学習データ34は、乗員8から収集した訪問先情報Dbを蓄積したデータであり、この学習データ34には、訪問先情報Dbの訪問先Aに付随する任意の付随情報Dcが含まれている。付随情報Dcには、例えば、訪問先Aに訪問した訪問日時や、その訪問先Aに訪問した訪問目的(用事)や訪問先Aで行った事柄、訪問先Aに滞在した滞在時間、訪問先Aに訪問した乗員8の感想などが挙げられる。
なお、本実施形態において、かかる付随情報Dcは、訪問先Aに対する乗員8の関心度や、お気に入りの度合い、利用頻度などを特定、或いは推定可能な情報を含むことが好ましい。
対話文生成用データ37は、訪問情報収集対話における対話文の生成に用いられる各種のデータである。
位置取得部24は、車両4の現在位置を検出するための各種の位置検出用デバイスを備え、ナビゲーションECU20の要求に応じて、現在位置をナビゲーションECU20に出力する。位置検出用デバイスは、現在の車両4の位置、方位、車両の走行速度等を検出可能なデバイスであり、例えばGPSセンサや、車速センサ、ステアリングセンサ、ジャイロセンサなどが例示される。本実施形態では、位置取得部24は、GPSセンサを備え、当該GPSセンサが受信したGPS信号に基づいて現在時刻を取得し、当該現在時刻をナビゲーションECU20に出力する時刻取得部36としても機能する。
なお、位置取得部24は、現在位置の検出機能を備えた携帯電話機やスマートフォン等の外部機器と通信し、当該外部機器から現在位置を取得してもよい。また日時を計時する時計回路を時刻取得部36として位置取得部24とは別に設けることもできる。
操作部26は、乗員8の操作を受け付けナビゲーションECU20に出力する入力デバイスを備える。入力デバイスには、例えば複数のメカニカルスイッチやタッチパネルなどが含まれる。
表示部28は、ナビゲーションECU20の制御の下、各種情報を表示する表示装置を備える。表示装置には、例えばフラットパネルディスプレイやHUD(ヘッドアップディスプレイ)などが用いられる。本実施形態では、表示装置には、車両4の周辺の地図や、経路案内(車両4が走行予定の経路)、地図上の上記POIに紐付いたコンテンツDa等の情報が表示される。
音声出力部30は、ナビゲーションECU20の制御の下、各種の音声を車室内に出力するスピーカを備える。スピーカからは、経路案内に関する音声ガイダンスや交通情報の案内、コンテンツDaの通知音声などが出力される。さらに本実施形態では、ナビゲーション装置6が乗員8の訪問先Aを特定したり、当該訪問先Aの付随情報Dcを取得したりするための上述した訪問情報収集対話の対話文が音声出力部30から音声出力される。
通信部10は、通信ネットワークNWを介してコンテンツ提供サーバ2と通信する通信モジュールを備える。通信モジュールは、通信ネットワークNWの移動体通信網と通信するための受信回路と送信回路とを備えたモジュールであり、例えばDCM(Data Communication Module)や携帯電話機等である。なお、通信部10は、各種のテレマティクスサービスを提供するテレマティクスサーバとの間の通信にも用いることができる。
車両状態検出部12は、車両4が停車したときの各種の車両状態を検出し、ナビゲーションECU20に出力するものであり、車両状態検出ECU40と、センサ群42とを備える。
車両状態検出ECU40は、ナビゲーションECU20の要求に応じて、車両状態の検出結果を出力する電子制御ユニットである。
センサ群42は、車両が停車したときの車両状態を検出する複数のセンサを有する。具体的には、センサ群42は、パーキングブレーキの作動状態を検出するパーキングブレーキセンサ、アクセサリスイッチ(イグニッションスイッチ)のオン・オフ状態を検出するアクセサリスイッチセンサ、車両4の各ドアの開閉を検出するドア開閉センサ、車両4の各シートにおける乗員8の着座の有無を検出する着座センサなどを備える。
音声認識部14は、乗員8が発話した音声を音声認識し、認識結果をナビゲーションECU20に出力するものであり、音声認識ECU44と、音声入力部46と、を備える。
音声入力部46は、乗員8が発話した音声を取得するマイクを備える。この音声入力部46によって、訪問情報収集対話において乗員8が発話によって回答した音声が取得される。なお、乗員8が発話した音声を、以下、「発話音声」と言う。
音声認識ECU44は、発話音声に基づく音声信号を音声認識処理することで、発話音声に含まれている1又は複数の単語を抽出し、抽出単語を音声認識結果としてナビゲーションECU20に出力する電子制御ユニットである。音声認識ECU44による抽出では、乗員8の訪問先Aの訪問先情報Dbや付随情報Dcに係る単語が抽出される。なお、音声認識ECU44は、プログラムを実行することで上記音声認識処理をソフトウェア的に実現してもよいし、音声認識処理を実行するLSI等の回路部品を実装することでハードウェア的に当該音声認識処理を実現してもよい。また、訪問先情報Dbや付随情報Dcに係る単語を抽出する音声認識処理には、既存の任意のアルゴリズムを用いることができる。
ナビゲーション装置6において、ナビゲーションECU20は、ナビゲーション制御部50を備え、ナビゲーション制御部50がナビゲーション装置6の各部を制御してナビゲーション機能を実現する。このナビゲーション制御部50が実現する機能には、目的地までの経路探索や、表示部28への地図表示、当該地図での経路表示、音声ガイダンスといった既存のカーナビゲーション装置が備える機能が含まれる。さらに、ナビゲーション制御部50は、現在位置の周辺のPOIを検索する周辺検索部51を備える。本実施形態では、周辺検索部51は、POIの中でも訪問先Aと成り得る施設Qaを検索する。
さらに、本実施形態では、ナビゲーションECU20は、対話制御部52と、収集部53と、学習部54と、ユーザプロファイル更新部55と、コンテンツ提供制御部56と、して機能する。これらの機能は、上述の通り、ROMに格納されたプログラムやRAMにロードされたプログラムをプロセッサが実行することで実現される。
対話制御部52は、上述の訪問情報収集対話を制御するものであり、特に、降車した乗員8が車両4に戻って来たときに訪問情報収集対話を実行する。この対話制御部52は、帰還判定部60と、対話文生成部61と、対話要否判定部62とを備える。
帰還判定部60は、乗員8が戻って来たことを、車両状態に基づいて判定する。具体的には、車両4が停車状態の下、車両状態検出部12の検出結果に基づいて、アクセサリスイッチ(イグニッションスイッチ)がオフ状態からオン状態に遷移したことが検出されたときや、着座センサにより乗員8が着座したことが検出されたときなどに、乗員8が戻って来たと判定される。
対話文生成部61は、訪問情報収集対話における対話文、及び、この対話文を音声出力するための音声信号を生成し、当該音声信号を音声出力部30に出力する。かかる対話文は、訪問先Aに関する質問を少なくとも含み、当該訪問先Aは周辺検索部51の検索結果に基づいて特定される。かかる質問を含む対話文の生成手法には、周知の任意の技術を用いることができる。
対話要否判定部62は、訪問先Aから乗員8が戻って来たと帰還判定部60により判定された場合に、訪問情報収集対話を実行するか否かを判定する。本実施形態では、この判定には、車両4の現在位置(車両4の停車時の位置)と、乗員8が車両4から出かけた時刻(以下、「出発時刻」と言う)と、乗員8が車両4から外出している時間(すなわち、出発時刻からの経過時間)と、周辺検索部51の検索結果数(検索にヒットした施設Qaの数)と、が用いられる。かかる判定を実施するために、対話要否判定部62は、除外地点判定部63と、出発判定部64と、出発時刻取得部65と、帰還時刻取得部66と、外出時間計算部67と、を備える。
除外地点判定部63は、現在位置が除外地点であるか否かを判定する。この除外地点は、有用推定場所Psとして登録されない場合、すなわちナビゲーション装置6からコンテンツDaの提供が自動では行われない場所である。除外地点は乗員8によって予め設定されてユーザプロファイルデータ33に記録されている。すなわち、除外地点判定部63は、位置取得部24によって取得された現在位置と、ユーザプロファイルデータ33に記録された除外地点とを対比して、現在位置が除外地点であるか否かを判定する。そして現在位置が除外地点である場合、対話要否判定部62は、訪問情報収集対話の実行は不要と判定する。
出発判定部64は、乗員8が車両4から出かけたか(出発したか)否かを判定する。具体的には、出発判定部64は、車両状態検出部12の検出結果に基づいて、アクセサリスイッチ(イグニッションスイッチ)がオン状態からオフ状態に遷移したことが検出されたときや、着座センサにより乗員8がシートから離れたことが検出されたときなどに、乗員8が出かけたと判定する。
出発時刻取得部65は、出発判定部64によって乗員8が出かけたと判定された場合、そのときの時刻を時刻取得部36から取得し、データ記憶部22やRAMなどに出発時刻として記録する。
帰還時刻取得部66は、乗員8が車両4に帰還したことが帰還判定部60によって判定されたときに、そのときの時刻を時刻取得部36から取得し、データ記憶部22やRAMなどに帰還時刻として記録する。
外出時間計算部67は、出発時刻と帰還時刻とに基づいて、乗員8が訪問先Aに出かけていた外出時間を計算する。
そして、外出時間が最低閾値Tmin以下である場合、対話要否判定部62は、訪問情報収集対話の実行を不要と判定する。この最低閾値Tminは、乗員8がどこかの訪問先Aで何らかの用事(訪問の目的)をすませてきたと推定される最小の時間であり、例えば「10分」や「数分」などのなどの適宜の長さが設定される。
さらに、対話要否判定部62は、乗員8が複数の訪問先Aのそれぞれで用事をすませてきたと推定される場合、すなわち、乗員8が訪問した訪問先Aが1箇所ではないと推定される場合も、訪問情報収集対話の実行を不要と判定する。かかる推定は、車両4の現在位置の周囲に存在する訪問先Aの候補の数と、外出時間とに基づいて行われる。具体的には、車両4の現在位置の周囲に複数の訪問先Aの候補が存在し、かつ外出時間が最長閾値Tmax以上である場合、乗員8が複数の訪問先Aのそれぞれで用事をすませてきたと推定される。
最長閾値Tmaxは、乗員8が複数の訪問先Aを回り、それぞれの訪問先Aで用事をすませてきたと推定される時間である。
例えば図3に示すように、飲食店やショップ等の多種のテナントと称される施設Qaが集まった複合商業施設Qの駐車場Qbに車両4が停車している場合、車両4の周囲には、複数の施設Qaが訪問先Aの候補の施設Qaとして存在する。そして、この場合において、上記最長閾値Tmax以上を外出時間が越えているときには、乗員8が複数の施設Qaを訪問し、各々で買い物や食事などの用事をすませてきたと推定される。
本実施形態では、乗員8が用事を済ませるために必要な所要時間が施設Qaの種類や業種に応じて予め地図データ32等に施設Qaごとに設定されており、対話要否判定部62は、周囲の訪問先Aの候補の中で最長の所要時間を最長閾値Tmaxに設定して外出時間と対比する。例えば、訪問先Aがファーストフードや喫茶店、レストランなどの飲食店であれば所要時間に概ね1時間〜2時間程度の時間が設定される。なお、1回あたりの利用時間(飲食店にあっては飲食時間)が定められている訪問先Aにあっては、当該利用時間を所要時間としてもよい。また混雑する時間帯や曜日などに基づいて各訪問先Aの所要時間が適宜に変更されてもよい。
収集部53は、訪問情報収集対話の結果に基づいて、乗員8の訪問先情報Db、及び付随情報Dcを収集する。具体的には、収集部53は、訪問情報収集対話における乗員8の発話音声を音声認識部14によって音声認識する。音声認識結果は、当該乗員8が発話音声によって入力した入力情報であり、収集部53は、音声認識結果に基づいて、訪問先情報Db、及び付随情報Dcの少なくともいずれかを生成する。なお、付随情報Dcの生成には、発話音声から得られる単語の他にも、日時や現在位置情報などの適宜の情報が用いられる。
学習部54は乗員8の訪問先情報Db、及び付随情報Dcを学習するものであり、学習データ蓄積制御部68を備える。学習データ蓄積制御部68は、収集部53によって訪問先情報Db、及び付随情報Dcが収集されるごとに、これら訪問先情報Db、及び付随情報Dcを学習データ34としてデータ記憶部22に蓄積する。そして、学習部54は、訪問先情報Db、及び付随情報Dcの蓄積結果に基づいて、乗員8にとっての有用推定場所Psを学習する。
具体的には、学習部54は、各訪問先情報Dbで示される訪問先Aごとに、その訪問先Aへの訪問履歴(訪問回数や訪問頻度など)や、その訪問先Aに付随した付随情報Dcの内容(満足度や関心度など)に基づいて、訪問先Aが有用推定場所Psであるか否かを判定する。この場合において、学習部54は、訪問先Aごとに、有用推定場所Psに相当する度合いを判定してもよい。
ユーザプロファイル更新部55は、学習部54による学習結果に基づいて、ユーザプロファイルデータ33における有用推定場所Psを更新する。
コンテンツ提供制御部56は、ユーザプロファイルデータ33に基づいたコンテンツDaを乗員8に提供する。具体的には、コンテンツ提供制御部56は、ユーザプロファイルデータ33の有用推定場所Psに紐付いたコンテンツDaをコンテンツ提供サーバ2から取得し、表示部28や音声出力部30から出力することで乗員8に通知する。コンテンツDaの提供タイミングは任意であるが、例えば、そのコンテンツDaに紐付いた有用推定場所Psに乗員8が車両4で移動する蓋然性が高いタイミングが好ましい。このタイミングは、例えば、車両4が有用推定場所Psの近くを走行している場合、乗員8が有用推定場所Psに過去に訪問した日時に基づき、その有用推定場所Psに近々訪問すると予測される場合などが挙げられる。
次いで、本実施形態の動作として、乗員8への情報提供にかかる動作を説明する。
図4は、ナビゲーション装置6の停車時処理を示すフローチャートである。
この停車時処理は、車両4が停車するときに行われる処理である。
すなわち、走行していた車両4が停車した場合(ステップSa1)、出発判定部64は、乗員8が降車して出かけたか(出発したか)否かを判定する(ステップSa2)。そして、乗員8が訪問先Aに出かけている場合(ステップSa2:Yes)、出発時刻取得部65は、時刻取得部36から時刻を取得し、データ記憶部22やRAM等の適宜の記録媒体に、その時刻を出発時刻として記録し(ステップSa3)、ナビゲーションECU20は本処理を終了する。
図5は、ナビゲーション装置6の乗員帰還時処理を示すフローチャートである。
乗員帰還時処理は、停車中の車両4に乗員8が帰還したときに行われる処理であり、訪問情報収集対話を通じた訪問先情報Dbの収集も本処理の中で実行される。
車両4が停車中である場合(ステップSb1:Yes)、乗員8が車両4に帰還したか否かを帰還判定部60が判定する(ステップSb2)。なお、車両4の停車は、車両状態検出部12の検出結果(例えば、アクセサリスイッチやイグニッションスイッチの状態、エンジン等の車両動力源の駆動状態、パーキングブレーキの作動状態など)に基づいてナビゲーションECU20によって判定される。
そして乗員8が車両4に帰還した場合(ステップSb2:Yes)、対話要否判定部62は、訪問情報収集対話を実行するか否か(すなわち、少なくとも上記質問を含む対話文を出力するか否か)を、次のようにして判定する。すなわち、先ず、除外地点判定部63が位置取得部24から自車両の現在位置を取得し(ステップSb3)、現在位置が除外地点以外であるか否かを判定する(ステップSb4)。現在位置が除外地点である場合(ステップSb4:No)、現在位置での訪問先情報Dbの収集は不要なため、訪問情報収集対話の実行は不要と対話要否判定部62によって判定され、ナビゲーションECU20は本処理を終了する。
一方、現在位置が除外地点以外である場合(ステップSb4:Yes)、帰還時刻取得部66が時刻取得部36から時刻を帰還時刻として取得し(ステップSb5)、出発時刻と帰還時刻とに基づいて外出時間計算部67が外出時間を算出する(ステップSb6)。
そして、対話要否判定部62は、外出時間が上記最低閾値Tmin以上であるか否かを判定する(ステップSb7)。最低閾値Tminを外出時間が越えていない場合(ステップSb7:No)、乗員8がどこかの訪問先Aに行って何らかの用事をすませてきた蓋然性は低いため、訪問情報収集対話の実行は不要と対話要否判定部62によって判定され、ナビゲーションECU20は本処理を終了する。
一方、最低閾値Tminを外出時間が越えている場合には(ステップSb7:Yes)、対話要否判定部62は、乗員8が複数の訪問先Aで用事をすませてきたか否か、すなわち訪問先Aが1箇所であるか否かを判定するために、次の処理を実行する。
すなわち、対話要否判定部62は、ナビゲーション制御部50のナビゲーション機能により、車両4の現在位置の周辺に存在する施設Qaを検索し(ステップSb8)、現在位置から一定距離以内(例えば50メートル)に存在する施設Qaの数が1件か否かを判定する(ステップSb9)。
施設Qaの数が1件である場合(ステップSb9:Yes)、乗員8の訪問先Aは当該施設Qaに絞られるため、対話要否判定部62によって訪問情報収集対話が必要と判定され、対話制御部52が訪問情報収集対話を実行する(ステップSb10)。この訪問情報収集対話においては、訪問先Aが1つの施設Qaに絞られているため、対話文生成部61は、どの施設Qaに乗員8が行って来たかを問い合わせる質問の対話文ではなく、当該施設Qaに乗員8が行った事を確認する質問の対話文、すなわち「はい」/「いいえ」で乗員8が回答可能な疑問文形式の質問の対話文を生成する。かかる対話文は、例えば、「○○施設に行って来たのですか?」という質問である。かかる対話文により、乗員8は、訪問先Aを発話する必要がなく、「はい」/「いいえ」だけを回答すれば良いので、乗員8にとって訪問情報収集対話の負担が軽減される。
訪問情報収集対話が実行されると、乗員8の発話音声の音声認識結果に基づいて、訪問先情報Db、及び付随情報Dcが収集部53によって収集される(ステップSb11)。そして、収集された訪問先情報Db、及び付随情報Dcを学習部54が学習データ34に蓄積し、蓄積結果に基づいて、乗員8にとっての有用推定場所Psを学習し(ステップSb12)、この学習結果に基づいて、ユーザプロファイル更新部55がユーザプロファイルデータ33の有用推定場所Psを更新する(ステップSb13)。
一方、ステップSb9の判定において、施設Qaの数が複数であった場合(ステップSb9:No)、対話要否判定部62は、外出時間が上述の最長閾値Tmax以下であるか否かを判定する(ステップSb14)。最長閾値Tmaxを外出時間が越えている場合(ステップSb14:No)、複数の訪問先Aを乗員8が訪問して用事をすませてきたと推定され、対話要否判定部62は、訪問情報収集対話を不要と判定する。
この結果、乗員8が複数の訪問先Aを訪問した状況下においては、それらの訪問先Aを特定するために多くの質問を含む対話文がナビゲーション装置6から発せられるといった事が無く、また乗員8がそれらの対話文の質問に逐一回答せずに済むようになる。これにより、複数箇所を訪問した乗員8に対して訪問情報収集対話が実行されることで、当該乗員8が感じる煩わしさを無くすことができる。
ただし、本実施形態では、乗員8が複数の訪問先Aを訪問したと推定される場合であっても、乗員8がどこかに訪問していたという行動履歴を収集すべく、収集部53は、現在位置を訪問先Aの代わりとした訪問先情報Db、及び付随情報Dcを生成し、学習データ34として蓄積する(ステップSb15)。そして、学習部54が、かかる訪問先情報Db、及び付随情報Dcの蓄積結果に基づいて、乗員8にとっての有用推定場所Psを学習し(ステップSb16)、この学習結果に基づいて、ユーザプロファイル更新部55がユーザプロファイルデータ33の有用推定場所Psを更新する(ステップSb17)。
これにより、訪問情報収集対話が実行されない場合でも、乗員8が訪問した行動履歴が蓄積され、この蓄積結果に応じて、当該場所が有用推定場所Psとして学習されるようになる。
なお、ステップSb15において、訪問先情報Dbには、現在位置に代えて、当該現在位置(位置座標)を含むエリアや地名、施設名を用いてもよい。これにより、乗員8が訪問した箇所の行動履歴を、より適切に収集し蓄積できる。
さて、ステップSb14において、外出時間が上述の最長閾値Tmax以下である場合(ステップSb14:Yes)、乗員8が訪問した訪問先Aは1箇所と推定される。したがって、この場合は、対話要否判定部62によって訪問情報収集対話が必要と判定される。
本実施形態では、対話制御部52は、訪問情報収集対話の実行に先立って、出発時刻及び外出時間に基づいて、自車両の現在位置の周囲の複数の施設Qaの中から乗員8が訪問した訪問先Aの候補を予め絞り込む(ステップSb18)。そして、対話制御部52は、その候補の中から訪問先Aを特定するための質問事項を乗員8に尋ねる対話文を生成して、訪問情報収集対話を開始する(ステップSb19)。
訪問情報収集対話が実行されると、乗員8の発話音声の音声認識結果に基づいて、訪問先情報Db、及び付随情報Dcが収集部53によって収集される(ステップSb20)。そして、学習部54が訪問先情報Db、及び付随情報Dcの蓄積結果に基づいて、乗員8にとっての有用推定場所Psを学習し(ステップSb21)、この学習結果に基づいて、ユーザプロファイル更新部55がユーザプロファイルデータ33の有用推定場所Psを更新する(ステップSb22)。
ステップSb18からステップSb22の動作について、より具体的には、乗員8の用事(訪問の目的)が出発時刻の時間帯に基づいて推定される場合、対話制御部52は、当該用事をすますことができる1又は複数の施設Qaを候補として抽出する。
例えば、出発時刻が正午であり、停車の継続時間が1時間である場合、乗員8の用事は昼食であったと推定されるので、ステップSb18では、周囲の飲食店が候補として抽出される。
この場合、ステップSb19では、飲食店の中から訪問先Aを特定する質問事項の対話文として、「おかえりなさいませ。昼食でしたか?」といったように、先ずは、推定された用事が合っているかを確認する質問の対話文が生成され、当該対話文が音声出力される。この対話文の質問に対して、乗員8が「そう」といったように肯定的な回答をした場合には、「何を食べられたのですか?」といったように、訪問先Aを絞り込むための質問を含む対話文が生成され、当該対話文が音声出力される。
複数の候補の中から訪問先Aを絞り込むための質問には、典型的には、Yes/No疑問文ではなく、訪問先Aに関する具体的な単語を乗員8から得るために、「どんな(How)」、「いつ(When)」、「どこ(Where)」、又は「なに(What)」を尋ねる、いわゆるWH疑問文形式が用いられる。
そして、乗員が「味噌ラーメン、おいしかったよ」といった回答をした場合には、「味噌ラーメン」を提供する飲食店が訪問先Aとして特定されるので、ステップSb20では、この訪問先Aが訪問先情報Dbとして生成され、また訪問日時や、乗員8がオーダーしたメニューである「味噌ラーメン」、その感想である「おいしかった」といった情報を含む付随情報Dcが生成されて収集される。そして、ステップSb21において、これら訪問先情報Db、及び付随情報Dcが学習データ34として蓄積されて学習される。
また例えば、出発時刻が午後15時であり、外出時間が20分程度であった場合に、この20分程度の所要時間で用事をすませることができる複数業種の施設Qaが周囲に存在するときには、複数業種の各々の施設Qaが訪問先Aの候補として抽出される。なお、業種が1つに絞られるときには、飲食店を訪問先Aの候補として抽出した上述の例示と同様である。
そして、ステップSb19では、先ずは、複数の用事又は複数の訪問先Aの中から特定の用事又は訪問先Aを絞り込むための質問を含む対話文として、「おかえりなさいませ。どちらにいかれたのですか?」といった対話文が生成され、当該対話文が音声出力される。かかる対話文の質問も、絞り込みに必要な具体的な単語を乗員8から得るために、いわゆるWH疑問文形式が用いられる。
この対話文の質問に対して、乗員8が「ちょっとクリーニングを出しに」といったような回答をした場合、訪問先Aとしてクリーニング店が特定されるので、ステップSb20では、この訪問先Aが訪問先情報Dbとして生成され、また訪問日時が付随情報Dcとして生成されて収集される。そして、ステップSb21において、これら訪問先情報Db、及び付随情報Dcが学習データ34として蓄積される。
なお、この例においては、クリーニング店への訪問に関する付随情報Dcとして、クリーニングの引き取り予定日といった乗員8の今後の行動予定の情報を収集してもよい。具体的には、対話制御部52は、訪問情報収集対話において、「クリーニングの引き取りはいつ行かれるのですか?」といった今後の行動予定を尋ねる質問を含む対話文を生成し、当該対話文を音声出力する。この対話文の質問に対して、乗員8が「明日の15時ぐらいかな」といったような回答をした場合、「明日の15時」という日時、及び「クリーニングの引き取り」という行動内容からなる行動予定が付随情報Dcとして収集される。この場合において、ナビゲーション装置6が乗員8のスケジュールデータにアクセス可能に構成し、或いは、スケジュールデータを管理し、当該行動予定をスケジュールに登録してもよい。
このように、乗員帰還時処理において、訪問情報収集対話を通じて乗員8から訪問先情報Dbが収集され、この乗員8にとっての有用推定場所Psが学習され、ユーザプロファイルデータ33が更新される。
そして、車両4が有用推定場所Psの近くを通過するときや、有用推定場所Psが目的地に設定されたときなどの適宜のタイミングで、コンテンツ提供制御部56が有用推定場所Psに紐付くコンテンツDaをコンテンツ提供サーバ2から取得し、当該コンテンツDaが乗員8に提供される。
本実施形態によれば、次の効果を奏する。
本実施形態において、ナビゲーション装置6は、車両4の現在位置を取得する位置取得部24と、車両4の周辺の施設Qaを検索する周辺検索部51と、乗員8の訪問先Aに関する質問を少なくとも含む対話文を生成する対話文生成部61と、位置取得部24の取得結果(すなわち現在位置)と、周辺検索部51の検索結果数と、乗員8の外出時間と、に基づいて、上記質問を含む対話文の出力の実行要否を判定する対話要否判定部62と、前記対話要否判定部62の判定結果に応じて、上記質問を含む対話文を出力する対話制御部52と、対話文の質問に対して乗員8が発話音声によって入力した入力情報に応じて、訪問先Aの訪問先情報Dbを収集する収集部53と、を備える。
この構成によれば、位置取得部24の取得結果と、周辺検索部51の検索結果数と、乗員8の外出時間と、から特定される状況に応じて、訪問先Aに関する質問が出力されるので、乗員8が感じる煩わしさが低減される。
本実施形態において、対話要否判定部62は、位置取得部24の取得結果が、乗員8によって予め設定された除外地点であった場合に、上記質問を含む対話文の出力の実行を不要と判定するので、煩わしさをより低減できる。
本実施形態において、対話要否判定部62は、周辺検索部51の検索結果が1つだった場合、質問を含む対話文の出力の実行が必要と判定するので、検索結果(の施設Qa)に基づく訪問先Aに関連した質問が違和感なくスムーズに出力される。
本実施形態において、対話要否判定部62は、周辺検索部51の検索結果が複数存在する場合(図5のステップSb9:No)、外出時間が最長閾値Tmaxを越えているときは、上記質問を含む対話文の出力の実行を不要と判定し、外出時間が最長閾値Tmaxを越えていないときは、上記質問を含む対話文の出力の実行を必要と判定する。
これにより、対話要否判定部62は、複数の訪問先Aを乗員8が訪問してきたと推定されるとき(すなわち、外出時間が最長閾値Tmaxを越えているとき)には、対話文の出力を不要と判定するので、煩わしさをより低減できる。
本実施形態において、ナビゲーション装置6は、乗員8が訪問先Aから車両4に戻ってきたことを、車両4の車両状態に基づいて判定する帰還判定部60を備える。そして、対話要否判定部62は、帰還判定部60によって乗員8が車両4に戻ってきたと判定された場合に、上記質問を含む対話文の出力の実行要否を判定する。
これにより、乗員8が訪問先Aから車両4に戻ってきたタイミングに併せて、上記質問を含む対話文を判定できる。
本実施形態において、対話要否判定部62は、乗員8が車両4を降車してから、帰還判定部60によって乗員8が車両4に帰還するまでの経過時間が所定の最低閾値Tminを越えていない場合、上記質問を含む対話文の出力の実行を不要と判定する。
これにより、対話要否判定部62は、乗員8がどこかの訪問先Aに行って何らかの用事をすませてきた蓋然性が低い場合(すなわち、経過時間が所定の最低閾値Tminを越えていない場合)には、対話文の出力の実行を不要と判定するので、煩わしさをより低減できる。
本実施形態において、ナビゲーション装置6は、車両4に戻ってきた乗員8に対して情報収集対話を実行する際に、訪問先Aの候補となる複数の施設Qaが周辺に存在する場合には、乗員8が複数の施設Qaのそれぞれで用事をすませてきたとか否かを判定し、当該判定の結果に基づいて、前記対話の実行の要否を判定する。
したがって、乗員8が複数の訪問先Aを訪問した状況下において、それらの訪問先Aを特定するために多くの質問等の対話文がナビゲーション装置6から発せられるといった事が無く、また乗員8がそれらの対話文に逐一回答せずに済むようになる。
これにより、複数箇所を訪問した乗員8に対して訪問情報収集対話が実行されることで、当該乗員8が感じる煩わしさを無くすことができる。
本実施形態において、ナビゲーション装置6は、乗員8が出かけた出発時刻からの経過時間である外出時間が、複数の施設Qaのそれぞれで用事をすませるのに必要な時間(すなわち、上記最長閾値Tmax)を越えている場合に、乗員8が複数の施設Qaのそれぞれで用事をすませてきたと判定する。この結果、ナビゲーション装置6では、乗員8に対する訪問情報収集対話が実行されなくなる。
これにより、複数の訪問先Aを乗員8が訪問したにもかかわらず、訪問情報収集対話によって、いずれか1箇所の訪問先Aの情報だけが収集されて学習されてしまう、といった事がない。この場合において、現在位置(位置座標)を含むエリアや、地図上の地名、施設名などを訪問先Aとして学習することで、有用推定場所Psを適切に学習することができる。
本実施形態において、ナビゲーション装置6には、乗員8が用事を済ませるために必要な所要時間が施設Qaの種類や業種に応じて予め地図データ32等に施設Qaごとに設定されており、周囲の訪問先Aの候補の中で最長の所要時間が最長閾値Tmaxに設定されて判定が行われる。これにより、判定精度を高めることができる。
本実施形態において、ナビゲーション装置6は、乗員8が出かけた出発時刻からの経過時間である外出時間が最低閾値Tminを越えていない場合、訪問情報収集対話の実行を不要と判定する。
これにより、乗員8がどこにも訪問していないにもかかわらず、訪問情報収集対話が開始されてしまう、といった事態を回避できる。
本実施形態において、ナビゲーション装置6は、訪問先Aの候補となる複数の施設Qaが周辺に存在する場合において、乗員8がいずれか1つの施設Qaで用事をすませてきたと判定したときには、乗員8が出かけた出発時刻の時間帯から推定される用事に基づいて訪問先Aの候補を絞り込んだ後に、訪問情報収集対話を実行する。
これにより、訪問情報収集対話において、訪問先Aを特定するために乗員8に問いかける質問回数を減らすことができる。
本実施形態において、ナビゲーション装置6は、乗員8から収集した訪問先情報Dbに基づいて、ユーザプロファイルデータ33に記録されている有用推定場所Psを更新する。
これにより、訪問先情報Dbが収集されるごとに、ユーザプロファイルデータ33が自動で更新されるので、乗員8が手動でユーザプロファイルデータ33を入力したり、更新したりする手間を省くことができる。
本実施形態において、ナビゲーション装置6は、訪問先情報Dbの学習結果に基づいて、有用推定場所Psを更新するので、有用推定場所Psとして記録される訪問先Aの精度が高められる。
本実施形態において、ナビゲーション装置6は、有用推定場所Psに紐付くコンテンツDaを乗員8に提供するコンテンツ提供制御部56を備える。
これにより、乗員8にとって有用と推定される場所に紐付くコンテンツDaを、乗員8が場所の指示入力等をせずとも、自動で乗員8に提供することができる。
上述した実施形態はあくまでも本発明の一態様を例示したものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において任意に変形、及び応用が可能である。
上述した実施形態において、対話要否判定部62は、複数の施設Qaを乗員8が訪問してきたと推定されため訪問情報収集対話を不要と判定した場合であっても、車両4に戻ってきた乗員8の所持品に基づいて訪問先Aが特定できるときには、その訪問先Aの訪問先情報Dbを得るために訪問情報収集対話を実行してもよい。
図6は、本変形例に係るナビゲーション装置106の構成を車載システム109とともに示す図である。なお、同図において、上述した実施形態で説明したものについては同一の符号を付し、以下では、その説明を省略する。
本変形例では、乗員8の所持品は、乗員8を撮影した画像を画像認識することで特定される。
具体的には、図6に示すように、車載システム109には、撮影部116が設けられる。撮影部116は、車室内の乗員8を撮影するカメラ116Aと、カメラ116Aを制御し、当該カメラ116Aの撮影像をナビゲーションECU20に出力するカメラECU116Bとを備える。
またナビゲーションECU20の対話要否判定部62には、訪問先特定部169が設けられる。訪問先特定部169は、乗員8が戻ってきたと帰還判定部60によって判定された場合に、撮影部116の撮影像を画像認識処理し、撮影像に写った乗員8の所持品を認識する。そして、訪問先特定部169は、画像認識処理により、所持品に付されている文字やマーク等の記号を認識し、それらの記号に基づいて、周辺の施設Qaのいずれかが特定できるかを特定する。例えば、乗員8が買い物袋を所持品として所持していた場合、訪問先特定部169は、その買い物袋に付されているショップ名を認識し、そのショップ名に該当する施設Qaが周辺に存在するかを判定する。該当の施設Qaが周辺に存在する場合には、その施設Qaが訪問先Aとして訪問先特定部169によって特定される。
本変形例によれば、訪問先特定部169によって訪問先Aが特定されるので、訪問情報収集対話における訪問先Aを特定するための対話文を省略することができ、短い対話で、訪問先情報Db及び付随情報Dcを乗員8から効率良く収集できる。
上述した実施形態、及び変形例において、学習部54の学習に人工知能(AI:Artificial Intelligence)技術を用いてもよい。
上述した実施形態、及び変形例において、対話要否判定部62は、訪問情報収集対話を実行するか否かを、車両4の現在位置と、乗員8の出発時刻と、乗員8の外出時間と、周辺検索部51の検索結果数と、を用いて判定した。しかしながら、これに限らず、対話要否判定部62は、車両4の現在位置と、乗員8の外出時間と、周辺検索部51の検索結果数と、のいずれか1つを用いて判定してもよい。
上述した実施形態、及び変形例において、訪問情報収集対話の対話文は、訪問先Aに関する質問だけで構成されてもよい。
上述した実施形態、及び変形例において、訪問先Aに関する質問を少なくとも含む対話文の出力は、音声による出力に限らず、表示部28への表示であってもよい。また、ナビゲーション装置6は、当該質問に対する乗員8の回答を、乗員8の発話音声ではなく、操作部26の操作によって取得してもよい。
上述した実施形態、及び変形例において、図2、及び図6に示す機能ブロックは、本願発明の理解を容易にするために、ナビゲーション装置6、106の構成要素を主な処理内容に応じて分類して示した概略図であり、ナビゲーション装置6の構成要素は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
また、図2、及び図6において、ナビゲーション装置6、106に、車載システム9、109に接続されている各部の機能を一体に設けてもよいし、これとは逆に、ナビゲーション装置6、106が備える機能部を、車載システム9、109の側に設けてもよい。
さらに、図2、及び図6において、通信ネットワークNWに接続された、いわゆるクラウドコンピュータが音声認識部14や学習部54の機能を実行する構成としてもよい。
上述した実施形態、及び変形例において、車載機器の一例としてナビゲーション装置6、106を例示したが、これに限らず、任意の車載機器に、本発明の情報収集装置を適用することができる。
上述した実施形態、及び変形例において、情報収集装置として車載機器を例示したが、これに限らない。すなわち、プロセッサやメモリデバイス、ストレージ、通信回路を有するコンピュータを搭載した任意の情報処理装置に、本発明の情報収集装置を適用することができる。
例えば、ホテル等の宿泊施設において、客室に設置された情報処理装置を本発明の情報収集装置として構成してもよい。この場合、情報収集の対象者は、客室の利用客である。そして、情報処理装置は、客室から出かけた利用客が当該客室に戻ってきた場合に、ナビゲーション装置6、106と同様にして、訪問情報収集対話を実行する。
これにより、多くの利用客から収集した訪問先情報Dbや付随情報Dcに基づいて、利用客に人気の訪問先Aを特定することができ、また、その訪問先AのコンテンツDaを利用客に提供することもできる。なお、利用客がでかけたか否か、及び、戻ってきたか否かは、例えば客室の入口の開閉や、客室内に設けた人感センサ、客室内を撮影した撮影像などに基づいて特定可能である。
本明細書には、次の内容も示されている。
対象者が訪問した訪問先の訪問先情報を当該対象者から収集するための対話の対話文を音声出力する音声出力部と、前記対話文に対して前記対象者が発話した発話音声の音声認識結果に基づいて、前記訪問先情報を収集する収集部と、を有した情報収集装置であって、周辺の施設を検索する周辺検索部と、出かけていた前記対象者が戻ってきた場合に前記対話を実行する対話制御部と、を備え、前記対話制御部は、前記対象者の訪問先の候補となる複数の施設が周辺に存在する場合、前記対象者が複数の施設のそれぞれで用事をすませてきたとか否かを判定し、当該判定の結果に基づいて、前記対話の実行の要否を判定する対話要否判定部を備えることを特徴とする情報収集装置。
上記情報収集装置において、前記対話要否判定部は、前記対象者が出かけた出発時刻からの経過時間が、複数の前記施設のそれぞれで用事をすませるのに必要な時間を越えている場合に、前記対象者が複数の施設のそれぞれで用事をすませてきたと判定することを特徴とする情報収集装置。
上記情報収集装置において、前記対話要否判定部は、前記対象者が出かけた出発時刻からの経過時間が所定の最低閾値を越えていない場合、前記対話の実行を不要と判定することを特徴とする情報収集装置。
上記情報収集装置において、前記対話制御部は、前記対象者の訪問先の候補となる複数の施設が周辺に存在する場合、前記対象者が1つの施設で用事をすませてきたと前記対話要否判定部によって判定されたときには、前記対象者が出かけた出発時刻の時間帯から推定される用事に基づいて、前記訪問先の候補を絞り込んだ後に、前記対話を実行することを特徴とする情報収集装置。
上記情報収集装置において、前記対象者の属性又は特性を示すユーザプロファイルデータを記憶する記憶部と、前記ユーザプロファイルデータを更新するユーザプロファイル更新部と、を備え、前記ユーザプロファイルデータには、前記対象者にとって有用な場所に関する情報が記録されており、前記ユーザプロファイル更新部は、前記収集部によって収集された前記訪問先情報に基づいて、前記有用な場所に関する情報を更新することを特徴とする情報収集装置。
上記情報収集装置において、前記収集部によって収集された前記訪問先情報を学習する学習部を備え、前記ユーザプロファイル更新部は、前記学習部による学習結果に基づいて、前記有用な場所に関する情報を更新することを特徴とする情報収集装置。
上記情報収集装置において、前記有用な場所に紐付くコンテンツを前記対象者に提供するコンテンツ提供制御部を備えることを特徴とする情報収集装置。
上記情報収集装置において、戻ってきた前記対象者が所持する所持品の撮影像に基づいて、前記訪問先を特定する訪問先特定部と、を備え、前記対話要否判定部は、前記対話の実行が不要と判定される場合でも、前記訪問先特定部によって前記訪問先が特定されたときには、前記対話の実行を必要と判定することを特徴とする情報収集装置。
上記情報収集装置において、車両に搭載される車載機器であり、前記対象者は、停車中の前記車両から降車した後、当該車両に戻ってきた乗員であり、前記周辺の施設は、前記車両が停車した位置の周辺に存在する施設であることを特徴とする情報収集装置。
1 情報提供システム
2 コンテンツ提供サーバ
4 車両
6、106 ナビゲーション装置(情報収集装置)
8 乗員
9、109 車載システム
14 音声認識部
24 位置取得部
30 音声出力部
33 ユーザプロファイルデータ
51 周辺検索部
52 対話制御部(質問出力制御部)
53 収集部
54 学習部
55 ユーザプロファイル更新部
56 コンテンツ提供制御部
61 対話文生成部(質問生成部)
62 対話要否判定部(質問出力要否判定部)
63 除外地点判定部
64 出発判定部
65 出発時刻取得部
66 帰還時刻取得部
67 外出時間計算部
116 撮影部
169 訪問先特定部
A 訪問先
Da コンテンツ
Db 訪問先情報
Dc 付随情報
20 ナビゲーションECU
Ps 有用推定場所
Q 複合商業施設
Qa 施設
Tmax 最長閾値
Tmin 最低閾値

Claims (8)

  1. 自車両の現在位置を取得する位置取得部と、
    自車両の周辺の施設を検索する周辺検索部と、
    対象者の訪問先に関する質問を生成する質問生成部と、
    前記位置取得部の取得結果と、前記周辺検索部の検索結果数と、前記対象者の外出時間と、の少なくとも1つに基づいて、前記質問の出力の実行要否を判定する質問出力要否判定部と、
    前記質問出力要否判定部の判定結果に応じて前記質問を出力する質問出力制御部と、
    前記質問に対して前記対象者が入力した入力情報に応じて、前記訪問先の情報を収集する収集部と、
    を備えることを特徴とする情報収集装置。
  2. 前記質問出力要否判定部は、
    前記位置取得部の取得結果が、前記対象者によって予め設定された除外地点であった場合に、前記質問の出力の実行を不要と判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報収集装置。
  3. 前記質問出力要否判定部は、
    前記周辺検索部の検索結果が1つだった場合、前記質問の出力の実行が必要と判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報収集装置。
  4. 前記質問出力要否判定部は、
    前記周辺検索部の検索結果が複数存在する場合、
    前記外出時間が最長閾値を越えているときは、前記質問を含む対話文の出力の実行を不要と判定し、
    前記外出時間が最長閾値を越えていないときは、前記質問を含む対話文の出力の実行を必要と判定する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報収集装置。
  5. 対象者が訪問先から前記自車両に戻ってきたことを、前記自車両の車両状態に基づいて判定する帰還判定部を更に備え、
    前記質問出力要否判定部は、
    前記帰還判定部によって前記対象者が前記自車両に戻ってきたと判定された場合に、前記質問の出力の実行要否を判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報収集装置。
  6. 前記質問出力要否判定部は、
    前記対象者が自車両を降車してから、帰還判定部によって前記対象者が前記自車両に帰還するまでの経過時間が所定の最低閾値を越えていない場合、前記質問の出力の実行を不要と判定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報収集装置。
  7. 帰還した前記対象者が所持する所持品の撮影像に基づいて、前記訪問先を特定する訪問先特定部と、を備え、
    前記質問出力要否判定部は、
    前記質問の出力の実行が不要と判定される場合でも、前記訪問先特定部によって前記訪問先が特定されたときには、前記質問の出力の実行が必要と判定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の情報収集装置。
  8. 情報収集装置の制御方法において、
    自車両の現在位置を取得する第1ステップと、
    自車両の周辺の施設を検索する第2ステップと、
    対象者の訪問先に関する質問を生成する第3ステップと、
    前記第1ステップにおける現在位置の取得結果と、前記第2ステップにおける検索結果数と、前記対象者の外出時間と、の少なくとも1つに基づいて、前記質問の出力の実行要否を判定する第4ステップと、
    前記第4ステップにおける判定結果に応じて前記質問を出力する第5ステップと、
    前記質問に対して前記対象者が入力した入力情報に応じて、前記訪問先の情報を収集する第6ステップと、
    を備えることを特徴とする制御方法。
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