JPWO2020017379A1 - 測距装置 - Google Patents
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Abstract
透光カバー(12)は、発光素子(41)と受光素子(42)を覆い、車両の外面の一部を形成する。発光素子(41)は、車両の外部に位置する物体(200)までの距離を測定するための検出光(L1)を出射する。受光素子(42)は入射光量に応じた受光信号を出力する。透光カバー(12)の内面(12a)に内側無反射コーティング層(16)が形成されている。透光カバー(12)の外面(12b)に外側無反射コーティング層(17)が形成されている。
Description
本開示は、車両に搭載される測距装置に関する。
特許文献1は、車両に搭載される距離センサの一例としてLiDAR(Light Detecting and Ranging)センサユニットを開示している。当該LiDARセンサユニットは、検出光を出射してから反射光が受光されるまでの時間に基づいて、当該反射光を生じた物体までの距離を検出する。
車両に搭載される測距装置の測定精度を向上させることが求められている。
上記の要求に応えるための一態様は、車両に搭載される測距装置であって、
前記車両の外部に位置する物体までの距離を測定するための検出光を出射する発光素子と、
入射光量に応じた受光信号を出力する受光素子と、
前記発光素子と前記受光素子を覆い、前記車両の外面の一部を形成する透光カバーと、
前記透光カバーの内面と外面の少なくとも一方に形成された無反射コーティング層と、
を備えている。
前記車両の外部に位置する物体までの距離を測定するための検出光を出射する発光素子と、
入射光量に応じた受光信号を出力する受光素子と、
前記発光素子と前記受光素子を覆い、前記車両の外面の一部を形成する透光カバーと、
前記透光カバーの内面と外面の少なくとも一方に形成された無反射コーティング層と、
を備えている。
発光素子より出射された検出光が透光カバーを通過する際に、内面や外面による内方への反射光が生じる。当該反射光が受光素子に入射し、当該反射光に基づく受光信号が受光素子より出力されると、透光カバーの内面や外面の位置に物体が存在すると認識されてしまう可能性がある。
無反射コーティング層は、そのような反射光の発生を抑制する。したがって、透光カバーによる反射光が受光素子に入射する可能性を低減できる。あるいは、受光素子に入射する透光カバーからの反射光の光量を低減できる。これにより、透光カバーによる内方への反射光が物体までの距離測定に与える影響を抑制できる。
他方、物体からの反射光が透光カバーを通過する際に、内面や外面による外方への反射光が生じる。そのような反射光の発生は、受光素子に入射する反射光の光量の低下に繋がる。
無反射コーティング層は、そのような外方への反射光の発生を抑制する。したがって、受光素子に入射する反射光の光量低下を抑制できる。これにより、物体に関連付けられた受光信号のレベル低下が抑制される。
透光カバーによる内方への反射による距離測定への影響が抑制されるとともに、透光カバーによる外方への反射による受光素子への入射光量の低下が抑制されるので、測距装置の検出精度が向上する。
上記の測距装置は、以下のように構成されうる。
前記透光カバーの内面と外面の少なくとも一方は、曲率一定の弧状部分を有しており、
前記弧状部分の曲率中心は、前記距離を測定するための基準位置に一致している。
前記透光カバーの内面と外面の少なくとも一方は、曲率一定の弧状部分を有しており、
前記弧状部分の曲率中心は、前記距離を測定するための基準位置に一致している。
このような構成によれば、発光素子から出射された検出光は、その進行方向に依らず、屈折せずに透光カバーを通過する。したがって、受光素子に入射しうる透光カバーからの反射光の発生をさらに抑制できる。
上記の測距装置は、以下のように構成されうる。
前記検出光を変調することにより識別情報を付与する変調器と、
前記発光素子より前記検出光が出射されてから前記受光素子に反射光が入射するまでの時間と前記識別情報に基づいて、当該反射光を生じた物体までの距離を算出するプロセッサと、
を備えている。
前記検出光を変調することにより識別情報を付与する変調器と、
前記発光素子より前記検出光が出射されてから前記受光素子に反射光が入射するまでの時間と前記識別情報に基づいて、当該反射光を生じた物体までの距離を算出するプロセッサと、
を備えている。
検出光と同じか近い波長の外光が外方から透光カバーを通過して受光素子に入射し、外光に基づく受光信号が受光素子より出力されると、プロセッサは、当該外光を生じた物体までの距離を算出してしまう可能性がある。上記のような構成によれば、変調を通じて検出光に付与された識別情報は、反射光にも引き継がれる。したがって、反射光に基づいて受光素子から出力される受光信号にも識別情報が反映される。この識別情報に基づいて物体までの距離を算出するようにプロセッサを構成することにより、識別情報を伴わない外光に基づいて物体までの距離が算出される可能性を排除できる。したがって、測距装置の測定精度が向上する。
上記の測距装置は、以下のように構成されうる。
前記透光カバーにより区画される空間内に配置されており、前記車両の外部に可視光を出射するランプユニットを備えている。
前記透光カバーにより区画される空間内に配置されており、前記車両の外部に可視光を出射するランプユニットを備えている。
ランプユニットは、車両の四隅部に配置されることが一般的である。四隅部は、車両の外部の情報を検出するに際しての障害物が少ない箇所でもある。透光カバーにより区画される空間をランプユニットと共有するように発光素子と受光素子が配置されることにより、車両の外部の情報を効率的に検出できる。他方、ランプユニットから照射された光が透光カバーによって内方へ反射されうる。しかしながら、透光カバーには無反射コーティング層が形成されているので、そのような反射光が物体までの距離の測定に与える影響も抑制できる。
上記の測距装置は、以下のように構成されうる。
前記発光素子と前記受光素子は、LiDARセンサユニット、TOF(Time of Flight)カメラユニット、およびミリ波レーダユニットの少なくとも一つの一部である。
前記発光素子と前記受光素子は、LiDARセンサユニット、TOF(Time of Flight)カメラユニット、およびミリ波レーダユニットの少なくとも一つの一部である。
本明細書において用いられる「センサユニット」という語は、所望の情報検出機能を備えつつ、それ自身が単体で流通可能な部品の構成単位を意味する。
本明細書において用いられる「光」という語は、所望の情報を検出可能な任意の波長を有する電磁波を意味する。例えば、本明細書における「光」という語は、可視光のみならず、紫外光や赤外光、ミリ波やマイクロ波を含む意味で用いられる。
本明細書において用いられる「ランプユニット」という語は、所望の照明機能を備えつつ、それ自身が単体で流通可能な部品の構成単位を意味する。
添付の図面を参照しつつ、実施形態の例について以下詳細に説明する。以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。
添付の図面において、矢印Fは、図示された構造の前方向を示している。矢印Bは、図示された構造の後方向を示している。矢印Uは、図示された構造の上方向を示している。矢印Dは、図示された構造の下方向を示している。矢印Lは、図示された構造の左方向を示している。矢印Rは、図示された構造の右方向を示している。以降の説明に用いる「左」および「右」は、運転席から見た左右の方向を示している。
図1は、一実施形態に係る左前測距装置1の構成を例示している。左前測距装置1は、図2に例示される車両100の左前部LFに配置される。左前部LFは、車両100の左右方向における中央よりも左側、かつ車両100の前後方向における中央よりも前側に位置する領域である。
図1に例示されるように、左前測距装置1は、ハウジング11と透光カバー12を備えている。ハウジング11は、透光カバー12とともに収容室13を区画している。透光カバー12は、車両100の外面の一部を形成している。
左前測距装置1は、LiDARセンサユニット14を備えている。LiDARセンサユニット14は、収容室13内に配置されている。
図3は、左前測距装置1の一構成例を示している。LiDARセンサユニット14は、発光素子41と受光素子42を備えている。透光カバー12は、発光素子41と受光素子42を覆っている。
発光素子41は、車両100の外部へ向けて検出光L1を出射するように構成されている。検出光L1としては、例えば波長905nmの赤外光が使用されうる。発光素子41としては、レーザダイオードや発光ダイオードなどの半導体発光素子が使用されうる。
LiDARセンサユニット14は、検出光L1を所望の方向へ照射するための不図示の光学系を適宜に備えうる。LiDARセンサユニット14は、検出光L1の照射方向を変更して検出領域内を走査するための不図示の走査機構を備えうる。
受光素子42は、入射した光量に応じた受光信号S1を出力するように構成されている。受光素子42としては、フォトダイオード、フォトトランジスタ、フォトレジスタなどが使用されうる。LiDARセンサユニット14は、受光信号S1を増幅するための不図示の増幅回路を備えうる。
左前測距装置1は、プロセッサ15を備えている。プロセッサ15は、収容室13内に配置されている。プロセッサ15は、LiDARセンサユニット14に内蔵されてもよい。プロセッサ15は、所望のタイミングで発光素子41に検出光L1を出射させる制御信号S0を出力する。プロセッサ15は、受光素子42から出力された受光信号S1を受信する。
プロセッサ15は、発光素子41より検出光L1が出射されてから受光素子42に反射光L2が入射するまでの時間に基づいて、反射光L2を生じた物体200までの距離を算出する。LiDARセンサユニット14は、そのように算出された距離に係るデータを検出光L1の照射方向と関連付けて集積することにより、反射光L2に関連付けられた物体200の形状に係る情報を取得できる。
左前測距装置1は、内側無反射コーティング層16を備えている。内側無反射コーティング層16は、透光カバー12の内面12aに形成されている。内側無反射コーティング層16は、例えばフッ化マグネシウムを含有している。内側無反射コーティング層16は、単層でも多層でもよい。内側無反射コーティング層16は、真空蒸着やスパッタリングなどにより、内面12a上に形成される。
発光素子41より出射された検出光L1が透光カバー12を通過する際に、内面12aによる内方への反射光L3が生じる。反射光L3が受光素子42に入射し、反射光L3に基づく受光信号S1が受光素子42より出力されると、プロセッサ15は、透光カバー12の内面12aの位置に物体が存在すると認識してしまう可能性がある。
内側無反射コーティング層16は、反射光L3の発生を抑制する。したがって、反射光L3が受光素子42に入射する可能性を低減できる。あるいは、受光素子42に入射する反射光L3の光量を低減できる。これにより、反射光L3がLiDARセンサユニット14による物体200までの距離測定に与える影響を抑制できる。
他方、物体200からの反射光L2が透光カバー12を通過する際に、内面12aによる外方への反射光L4が生じる。反射光L4の発生は、受光素子42に入射する反射光L2の光量の低下に繋がる。
内側無反射コーティング層16は、反射光L4の発生を抑制する。したがって、受光素子42に入射する反射光L2の光量低下を抑制できる。これにより、物体200に関連付けられた受光信号S1のレベル低下が抑制される。
透光カバー12の内面12aによる内方への反射による距離測定への影響が抑制されるとともに、内面12aによる外方への反射による受光素子42への入射光量の低下が抑制されるので、左前測距装置1の検出精度が向上する。
左前測距装置1は、外側無反射コーティング層17を備えている。外側無反射コーティング層17は、透光カバー12の外面12bに形成されている。外側無反射コーティング層17は、例えばフッ化マグネシウムを含有している。外側無反射コーティング層17は、単層でも多層でもよい。外側無反射コーティング層17は、真空蒸着やスパッタリングなどにより、外面12b上に形成される。
発光素子41より出射された検出光L1が透光カバー12を通過する際に、外面12bによる内方への反射光L5が生じる。反射光L5が受光素子42に入射し、反射光L5に基づく受光信号S1が受光素子42より出力されると、プロセッサ15は、透光カバー12の外面12bの位置に物体が存在すると認識してしまう可能性がある。
外側無反射コーティング層17は、反射光L5の発生を抑制する。したがって、反射光L5が受光素子42に入射する可能性を低減できる。あるいは、受光素子42に入射する反射光L5の光量を低減できる。これにより、反射光L5がLiDARセンサユニット14による物体200までの距離測定に与える影響を抑制できる。
他方、物体200からの反射光L2が透光カバー12を通過する際に、外面12bによる外方への反射光L6が生じる。反射光L6の発生は、受光素子42に入射する反射光L2の光量の低下に繋がる。
外側無反射コーティング層17は、反射光L6の発生を抑制する。したがって、受光素子42に入射する反射光L2の光量低下を抑制できる。これにより、物体200に関連付けられた受光信号S1のレベル低下が抑制される。
透光カバー12の外面12bによる内方への反射による距離測定への影響が抑制されるとともに、外面12bによる外方への反射による受光素子42への入射光量の低下が抑制されるので、左前測距装置1の検出精度が向上する。
図4は、透光カバー12の別構成例を示している。本例における透光カバー12の内面12aは、内側弧状部分12cを有している。内側弧状部分12cは、透光カバー12の内方から見て凹面として形成されている。当該凹面の曲率は一定とされている。内側弧状部分12cは、その曲率中心がLiDARセンサユニット14の検出基準位置Pに一致するように配置されている。
LiDARセンサユニット14の検出基準位置Pは、物体200までの距離を測定する上での基準となる位置として適宜に定められうる。例えば、検出基準位置Pは、発光素子41の光源(発光中心)の位置とされうる。あるいは、検出光L1が適宜の光学系により走査される場合、検出基準位置Pは、走査中心の位置とされうる。
このような構成によれば、発光素子41から出射された検出光L1は、その進行方向に依らず、屈折せずに透光カバー12の内面12aを通過する。したがって、受光素子42に入射しうる内面12aからの反射光の発生をさらに抑制できる。
本例における透光カバー12の外面12bは、外側弧状部分12dを有している。外側弧状部分12dは、透光カバー12の外方から見て凸面として形成されている。当該凸面の曲率は一定とされている。外側弧状部分12dは、その曲率中心がLiDARセンサユニット14の検出基準位置Pに一致するように配置されている。
このような構成によれば、発光素子41から出射された検出光L1は、その方向に依らず、屈折せずに透光カバー12の外面12bを通過する。したがって、受光素子42に入射しうる外面12bからの反射光の発生をさらに抑制できる。
図3に例示されるように、左前測距装置1は、変調器18を備えうる。変調器18は、発光素子41から出射される検出光L1を変調することにより、検出光L1に識別情報を付与する。変調は、振幅変調、周波数変調、位相変調の少なくとも一つを通じて行なわれうる。変調器18による変調動作は、プロセッサ15によって制御されうる。
変調を通じて検出光L1に付与された識別情報は、反射光L2にも引き継がれる。したがって、反射光L2に基づいて受光素子42から出力される受光信号S1にも識別情報が反映される。プロセッサ15は、識別情報に基づいて反射光L2を生じた物体200までの距離を算出するように構成されうる。具体的には、プロセッサ15は、識別情報の反映が認められる受光信号S1を受信した場合に、発光素子41より検出光L1が出射されてから受光素子42に反射光L2が入射するまでの時間に基づいて、物体200までの距離を算出する。
検出光L1と同じか近い波長の外光Eが外方から透光カバー12を通過して受光素子42に入射し、外光Eに基づく受光信号S1が受光素子42より出力されると、プロセッサ15は、当該外光Eを生じた物体までの距離を算出してしまう可能性がある。上記のような構成によれば、識別情報を伴わない外光Eに基づいて物体までの距離が算出される可能性を排除できる。したがって、左前測距装置1の測定精度が向上する。
図1に例示されるように、左前測距装置1は、ランプユニット20を備えうる。ランプユニット20は、収容室13内に配置される。ランプユニット20は、車両100の外方へ可視光を照射する装置である。ランプユニット20としては、前照灯ユニット、車幅灯ユニット、方向指示灯ユニット、霧灯ユニットなどが例示されうる。
ランプユニット20は、車両100の四隅部に配置されることが一般的である。四隅部は、車両100の外部の情報を検出するに際しての障害物が少ない箇所でもある。ランプユニット20と収容室13を共有するようにLiDARセンサユニット14が配置されることにより、車両100の外部の情報を効率的に検出できる。他方、ランプユニット20から照射された光が透光カバー12の内面12aや外面12bによって内方へ反射されうる。しかしながら、透光カバー12には内側無反射コーティング層16と外側無反射コーティング層17が形成されているので、そのような反射光がプロセッサ15による物体までの距離の測定に与える影響も抑制できる。
これまで説明したプロセッサ15の機能は、メモリと協働して動作する汎用マイクロプロセッサにより実現されてもよいし、マイクロコントローラ、FPGA、ASICなどの専用集積回路によって実現されてもよい。
上記の実施形態は、本開示の理解を容易にするための例示にすぎない。上記の実施形態に係る構成は、本開示の趣旨を逸脱しなければ、適宜に変更・改良されうる。
上記の実施形態においては、内側無反射コーティング層16と外側無反射コーティング層17が、それぞれ透光カバー12の内面12aと外面12b上に形成されている。しかしながら、内側無反射コーティング層16と外側無反射コーティング層17の一方のみが透光カバー12上に形成された構成も採用されうる。
図4に示された例においては、内側弧状部分12cと外側弧状部分12dが、それぞれ透光カバー12の内面12aと外面12bに形成されている。しかしながら、内側弧状部分12cと外側弧状部分12dの一方のみが透光カバー12に形成された構成も採用されうる。
図2に例示される車両100の右前部RFには、図1に例示される左前測距装置1と左右対称の構成を有する右前測距装置が搭載されうる。右前部RFは、車両100の左右方向における中央よりも右側、かつ車両100の前後方向における中央よりも前側に位置する領域である。
左前測距装置1の構成は、左後測距装置にも適用可能である。左後測距装置は、図2に例示される車両100の左後部LBに搭載される。左後部LBは、車両100の左右方向における中央よりも左側、かつ車両100の前後方向における中央よりも後側に位置する領域である。左後測距装置の基本的な構成は、左前測距装置1と前後対称でありうる。
左前測距装置1の構成は、右後測距装置にも適用可能である。右後測距装置は、図2に例示される車両100の右後部RBに搭載される。右後部RBは、車両100の左右方向における中央よりも右側、かつ車両100の前後方向における中央よりも後側に位置する領域である。右後測距装置の基本的な構成は、上述の左後測距装置と左右対称でありうる。
左後測距装置や右後測距装置に搭載されるランプユニット20の例としては、ブレーキランプユニット、ストップランプユニット、方向指示灯ユニット、車幅灯ユニットなどが挙げられる。
LiDARセンサユニット14は、車両100の外部に位置する物体200までの測距に用いられうる適宜のセンサユニットで置き換えられうる。そのようなセンサユニットとしては、TOFカメラユニットやミリ波レーダユニットが例示されうる。複数種の測定手法を用いる構成が単一のセンサユニットに内蔵されていてもよい。発光素子41により出射される検出光L1の波長、および受光素子42が感度を有する波長は、使用される測定手法に応じて適宜に定められうる。
本出願の記載の一部を構成するものとして、2018年7月18日に提出された日本国特許出願2018−134896号の内容が援用される。
Claims (5)
- 車両に搭載される測距装置であって、
前記車両の外部に位置する物体までの距離を測定するための検出光を出射する発光素子と、
入射光量に応じた受光信号を出力する受光素子と、
前記発光素子と前記受光素子を覆い、前記車両の外面の一部を形成する透光カバーと、
前記透光カバーの内面と外面の少なくとも一方に形成された無反射コーティング層と、
を備えている、
測距装置。 - 前記透光カバーの内面と外面の少なくとも一方は、曲率一定の弧状部分を有しており、
前記弧状部分の曲率中心は、前記距離を測定するための基準位置に一致している、
請求項1に記載の測距装置。 - 前記検出光を変調することにより識別情報を付与する変調器と、
前記発光素子より前記検出光が出射されてから前記受光素子に反射光が入射するまでの時間と前記識別情報に基づいて、当該反射光を生じた物体までの距離を算出するプロセッサと、
を備えている、
請求項1または2に記載の測距装置。 - 前記透光カバーにより区画される空間内に配置されており、前記車両の外部に可視光を出射するランプユニットを備えている、
請求項1から3のいずれか一項に記載の測距装置。 - 前記発光素子と前記受光素子は、LiDARセンサユニット、TOFカメラユニット、およびミリ波レーダユニットの少なくとも一つの一部である、
請求項1から4のいずれか一項に記載の測距装置。
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JPS59164973A (ja) * | 1983-03-10 | 1984-09-18 | Nippon Tsushin Gijutsu Kk | ロボツト用ペア形計測ヘツド |
JPH0875844A (ja) * | 1994-09-07 | 1996-03-22 | Nishimatsu Constr Co Ltd | 防塵機構 |
JP2002243446A (ja) * | 2001-02-20 | 2002-08-28 | Minolta Co Ltd | 位置情報設定装置および環境情報獲得装置 |
JP2015025770A (ja) * | 2013-07-29 | 2015-02-05 | 株式会社リコー | 検知装置、車両 |
-
2019
- 2019-07-08 JP JP2020531251A patent/JPWO2020017379A1/ja active Pending
- 2019-07-08 WO PCT/JP2019/027000 patent/WO2020017379A1/ja active Application Filing
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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