JPWO2019240141A1 - セミカルバジド化合物の製造方法 - Google Patents

セミカルバジド化合物の製造方法 Download PDF

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Abstract

簡便な方法にて、高純度、高品質のセミカルバジド化合物を、高収率に製造する方法を提供する。セミカルバジド化合物を、ハロゲン系炭化水素を含有する溶媒で再結晶する。ハロゲン系炭化水素としては、ジクロロメタンが好ましい。

Description

本発明はセミカルバジド化合物の製造方法に関する。さらに詳しくは、簡便な方法で高純度のセミカルバジド化合物を得る製造方法に関する。
1,2,4−トリアゾリン−3,5−ジオンの構造を有する化合物は、クックソン型試薬と呼ばれ、ジエン化合物と迅速かつ定量的にDiels−Alder反応し、対応するエン化合物を生成する性質を有している。このため、1,2,4−トリアゾリン−3,5−ジオンの構造を有する化合物は、合成反応に利用され、有用性が高い化合物である。
また、1,2,4−トリアゾリン−3,5−ジオンの構造を有する化合物は、クックソン型試薬としての高い反応性を有するため、種々の化合物の誘導体化試薬としての利用も提案されている。
例えば、非特許文献1には、4−ジメチルアミノフェニル−1,2,4−トリアゾリン−3,5−ジオン(以下、DAPTADと略す)を、ビタミンD3の誘導体化試薬として用いることが記載されている。非特許文献1には、DAPTADとビタミンD3との反応生成物が、ビタミンD3と比較して、質量分析法において高い感度を示すことが記載されている。
このようなクックソン型試薬の製造方法として、非特許文献2には、下記の合成ルートが開示されている。
Figure 2019240141
通常、クックソン型試薬の前駆体となるウラゾール化合物は、セミカルバジド化合物をアルカリ試薬により環化させることで合成される。また、セミカルバジド化合物は、酸アジド化合物(途中、イソシアネートを経由する)とカルバジン酸エステルとを反応させることで、製造することができる(特許文献1、2、および非特許文献1参照)。
特表2013−518258号公報 国際公開第2004/002996号
S.Mallakpour, et al., Journal of Applied Polymer Science, 103(2)(2007) 947−954 S.Ogawa,et al., Rapid Commun. Mass Spectrom, 27(2013) 2453−2460
DAPTADを代表とする1,2,4−トリアゾリン−3,5−ジオンの構造を有する化合物は、ジエン化合物と非常に高い反応性を示す反面、非常に不安定な化合物であり、その精製方法は未だ確立されていない。
ここで、本発明者らは、非特許文献1に記載された方法で、セミカルバジド化合物を製造し、得られたセミカルバジド化合物につき、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による分析を実施した。その結果、得られたセミカルバジド化合物の化学純度(HPLC純度)は、80〜90%であり、純度の点で改善の余地があることが判った。
また、複数の不純物を含むセミカルバジド化合物を原料として、ウラゾール化合物を合成し、さらに、ウラゾール化合物からクックソン型試薬を製造した場合、得られるクックソン型試薬の純度は低くなることも判った。
したがって、高純度、高品質のクックソン型試薬を製造するためには、その前駆体となるウラゾール化合物、さらには、その前段階のセミカルバジド化合物についても、高純度、高品質とすることが必要である。
本発明は、上記の必要性に鑑みてなされたものであり、簡便な方法にて、高純度、高品質のセミカルバジド化合物を、高収率に製造する方法を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するため、セミカルバジド化合物の精製方法について鋭意検討を行った。その結果、セミカルバジド化合物に含有される不純物は、ハロゲン系炭化水素に可溶であることが判った。そして、セミカルバジド化合物を、ハロゲン系炭化水素を含有する溶媒で再結晶すれば、高純度で高品質のセミカルバジド化合物が効率良く得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、下記式(1)で示されるセミカルバジド化合物を、ハロゲン系炭化水素を含む溶媒で再結晶させる再結晶工程を含む、セミカルバジド化合物の製造方法である。
Figure 2019240141
(式中、Rは、有機基であり、Rは、酸素原子を含んでいてもよい、炭素数1〜20の、アルキル基、アラルキル基、および置換フェニル基からなる群より選ばれる基である。)
上記ハロゲン系炭化水素は、ジクロロメタンであってもよい。
上記式(1)におけるRは、置換基を有していてもよいフェニル基であってもよい。
上記式(1)で示されるセミカルバジド化合物は、下記式(2)で示される酸アジド化合物と、下記式(3)で示されるカルバジン酸エステル化合物と、を反応させて得られるものであってもよい。
Figure 2019240141
(式中、Rは、前記式(1)と同様である。)
Figure 2019240141
(式中、Rは、前記式(1)と同様である。)
本発明のセミカルバジド化合物の製造方法によれば、セミカルバジド化合物が含有する不純物の種類および量を低減することができ、化学純度が高く、品質の安定したセミカルバジド化合物を製造することができる。
<セミカルバジド化合物の製造方法>
本発明は、下記式(1)で示されるセミカルバジド化合物を、ハロゲン系炭化水素を含む溶媒で再結晶させる再結晶工程を含む、セミカルバジド化合物の製造方法である。本発明によれば、高収率で、化学純度の高いセミカルバジド化合物を得ることができる。
Figure 2019240141
(式中、Rは、有機基であり、Rは、酸素原子を含んでいてもよい、炭素数1〜20の、アルキル基、アラルキル基、および置換フェニル基からなる群より選ばれる基である。)
以下、本発明の製造方法を実施する前の上記式(1)で示されるセミカルバジド化合物を、「粗セミカルバジド化合物」と呼ぶ。
本発明の製造方法によって、高純度のセミカルバジド化合物が得られる理由についての詳細は不明であるが、本発明者らは、以下のとおり推測している。すなわち、粗セミカルバジド化合物の製造時に含有される不純物は、主としてアジド化時に副生する不純物であるものと推測される。これらの副生物はハロゲン化炭化水素に可溶であるのに対し、セミカルバジド化合物は、ハロゲン化炭化水素に対する溶解度が低いことから、不純物を含むセミカルバジド化合物を、ハロゲン化炭化水素を含む溶液にて再結晶を行うことで、高純度のセミカルバジド化合物が得られるものと推測している。
[セミカルバジド化合物]
本発明の製造方法にて用いられるセミカルバジド化合物は、上記式(1)で示される構造を有する。
ここで、上記式(1)におけるRは、酸素原子または窒素原子を含んでいてもよい、同一または異なる、アルキル基、アラルキル基、もしくはアリール基で置換されたジ置換アミノ基もしくはジ置換アミノアルキル基、ニトロ基、フェロセニル基、または置換基を有するキノキサリニル基を含んでいてもよい、フェニル基、含窒素複素環基、およびアルキル基からなる群より選ばれるものが好ましい。
さらに好ましくは、上記式(1)におけるRは、置換または非置換の、フェニル基、メチル基、およびエチル基からなる群より選ばれる基である。
特に好ましくは、上記式(1)におけるRは、フェニル基、メチル基、2−(6,7−ジメトキシ−4−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロキノキサリニル)エチル基、4−ニトロフェニル基、フェロセニルメチル基、4−ジメチルアミノフェニル基、および4−ジメチルアミノメチルフェニル基からなる群より選ばれる基である。これらの基を有する上記式(1)のセミカルバジド化合物は、クックソン型誘導体化剤となりうる。
また、上記式(1)におけるRは、炭素数1〜8の、アルキル基、アラルキル基、およびフェニル基からなる群より選ばれるものが好ましい。
特に好ましくは、上記式(1)におけるRは、入手容易性、価格等の観点から、炭素数1〜4のアルキル基である。
本発明の製造方法にて用いられる、上記式(1)で示される構造を有するセミカルバジド化合物としては、DAPTADの原料となる、1−エトキシカルボニル−4−(4’−ジメチルアミノフェニル)セミカルバジドであることが、特に好ましい。
本発明の製造方法にて用いられる、上記式(1)で示される構造を有するセミカルバジド化合物は、公知の方法にて製造されたものを特に制限なく用いることができる。中でも、不純物の除去効果が高い点から、後記する式(2)で示される酸アジド化合物と式(3)で示されるカルバジン酸エステル化合物とを反応させて得られたセミカルバジド化合物を用いることが好ましい。
[再結晶工程]
本発明のセミカルバジド化合物の製造方法は、ハロゲン系炭化水素を含む溶媒で、セミカルバジド化合物を再結晶させる再結晶工程を含む。
(ハロゲン系炭化水素を含む溶媒)
再結晶工程において用いる溶媒に含まれるハロゲン系炭化水素としては、特に限定されるものではないが、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、トリクロロエタン、1,2−ジクロロエタンを挙げることができる。これらのハロゲン系炭化水素は、1種類のみで用いてもよいし、2種類以上のハロゲン系炭化水素を混合して用いてもよい。これらの中では、ジクロロメタン、またはクロロホルムを、使用することが好ましい。さらには、純度と収率の面から、ジクロロメタンを用いることが特に好ましい。
また、再結晶工程において用いる溶媒には、ハロゲン系炭化水素に、再結晶に一般的に使用される溶媒を混合して用いてもよい。このような溶媒としては、例えば、アルコール系溶媒、アセトン、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、トルエン、ハロゲン系炭化水素以外の炭化水素系溶媒等が挙げられる。
再結晶工程において用いる溶媒における、ハロゲン系炭化水素の割合は、溶媒全体に対して、60~100質量部の範囲とすることが好ましい。
本発明において、再結晶工程に使用する溶媒の量は、特に制限されるものではない。粗セミカルバジド化合物の量、不純物の量、使用する溶媒の種類、温度等の条件に応じて、適宜決定すればよい。
例えば、再結晶工程においてジクロロメタンを用いる場合には、粗セミカルバジド化合物1グラムに対して、ジクロロメタンが50〜120mLの範囲となるよう用いることが好ましい。クロロホルムを用いる場合には、粗セミカルバジド化合物1グラムに対して、クロロホルムが10〜50mLの範囲となるよう用いることが好ましい。
(再結晶の条件)
本発明の再結晶工程において、粗セミカルバジド化合物を溶媒に溶解させる際の温度は、粗セミカルバジド化合物の量および濃度、不純物の量、溶媒の種類等に応じて、適宜決定すればよい。高収率で、高純度のセミカルバジド化合物を得るためには、30〜60℃の範囲とすることが好ましい。さらに、ジクロロメタンを用いる場合には、30〜39℃の範囲とすることが好ましい。
溶媒に粗セミカルバジド化合物を溶解させる方法としては、特に制限されるものではないが、通常、撹拌しながら溶解させる。不純物として不溶分が存在する場合には、不溶分を濾別処理することもできる。また、再結晶溶媒を多く混合し、その後に溶媒の濃縮を行うこともできる。
本発明の再結晶工程において、粗セミカルバジド化合物が溶解した溶液の冷却温度は、不純物の量、セミカルバジド化合物の濃度、溶媒の種類、組成等に応じて、適宜決定すればよい。収率と操作性の点から、−20℃〜10℃の範囲まで冷却することが好ましい。なお、冷却速度は特に制限されるものではない。冷却温度で保持する時間についても、特に制限されるものではないが、通常、3〜40時間程度とする。また、1段階で最終冷却温度まで到達させてもよいし、中間温度にて一度保持し、その後に最終冷却温度まで冷却することもできる。
本発明の再結晶工程を含むセミカルバジド化合物の製造方法は、1回の実施によって、高純度のセミカルバジドを得ることができる。特にハロゲン系炭化水素としてジクロロメタンを使用する場合には、1回の実施で、十分に純度の高いセミカルバジド化合物を得ることができる。ただし、より高純度のセミカルバジドを得ることを目的として、本発明の再結晶工程を繰り返し実施することもできる。
本発明のセミカルバジド化合物の製造方法で析出するセミカルバジド化合物の結晶は、濾過や遠心分離等により固液分離し、自然乾燥、送風乾燥、真空乾燥等により乾燥することにより、単離することができる。
<セミカルバジド化合物の合成方法>
本発明の製造方法にて用いられる、上記式(1)で示される構造を有するセミカルバジド化合物は、不純物の除去効果が高い点から、下記式(2)で示される酸アジド化合物と、下記式(3)で示されるカルバジン酸エステル化合物と、を反応させて得られるセミカルバジド化合物を用いることが好ましい。
Figure 2019240141
(式中、Rは、前記式(1)と同様である。)
Figure 2019240141
(式中、Rは、前記式(1)と同様である。)
[酸アジド化合物]
上記式(2)で示される酸アジド化合物は、工業的に入手可能なものをそのまま用いることができる。また、公知の方法により製造したものを用いることもできる。酸アジド化合物は、通常、カルボン酸または酸クロライドを、アジ化物と反応させてアジド化することにより製造することができる。
酸アジド化合物の原料となるカルボン酸または酸クロライドは、公知のものであれば、特に制限されるものではない。上記した本発明のセミカルバジド化合物の製造方法の好ましく用いることができるセミカルバジド化合物を得るために、上記式(2)で示される酸アジド化合物の原料となるカルボン酸または酸クロライドとしては、ベンゾイルクロライド、4−ジメチルアミノ安息香酸、4−ジメチルアミノベンゾイルクロライド、4−ジメチルアミノメチルベンゾイルクロライド等とすることが好ましい。
また、酸アジド化合物の原料となるアジ化物としては、公知のものであれば、特に制限されるものではない。アジ化ナトリウムやジフェニルリン酸アジド等が挙げられるが、安全性の観点から、ジフェニルリン酸アジドが好ましい。
酸アジド化合物の製造方法は、特に制限されるものではなく、例えば、アセトン中で、酸クロライドにアジ化ナトリウムを反応させる方法や、トルエン中にてトリエチルアミン存在下で、カルボン酸にジフェニルリン酸アジドを反応させる方法が挙げられる。反応の容易さおよび安全性の観点からは、後者の方がより好ましい。
上記式(2)で示される酸アジド化合物は、単離して固体化して用いてもよいし、製造工程から単離せずに、溶液の状態で用いることもできる。
[カルバジン酸エステル化合物]
上記式(3)で示されるカルバジン酸エステル化合物は、工業的に入手可能なものをそのまま用いることができる。また、公知の方法により製造したものを用いることもできる。カルバジン酸エステル化合物は、一般的に、炭酸ジエチルにヒドラジンを反応させることで合成することができる。
上記式(3)で示されるカルバジン酸エステル化合物としては、公知のものであれば、特に制限なく用いることができる。中では、反応し易さ、および入手のし易さから、カルバジン酸エチルが好ましい。
[反応条件]
(クルチウス転位)
上記式(2)で示される酸アジド化合物は、反応系中でクルチウス転位させた後に、イソシアネート化合物として、カルバジン酸エステル化合物と反応させる。酸アジド化合物からイソシアネート化合物への反応は、公知のものであれば特に制限されるものではない。通常、加熱により窒素を発生しながらクルチウス転位を起こす。
クルチウス転位に用いる反応溶媒としては、酸アジド化合物およびイソシアネート化合物の安定性から、脱水溶媒が好ましく、中でも、脱水したトルエンを用いることが好ましい。反応温度は、反応の進行と制御のし易さから、10〜120℃の範囲で適宜設定すればよい。反応時間は、薄層クロマトグラフィ―(以下、TLCと略す)を確認して、酸アジド化合物の消失を確認することで決定することができる。酸アジド化合物の消失を確認できれば特に制限はないが、通常1時間以上とすれば十分である。
例えば、4−ジメチルアミノベンゾイルアジドをトルエン中90℃で1時間反応させた後、さらに106℃で1時間還流を行うことにより、4−ジメチルアミノベンゾイルイソシアネートを生成させることができる。
(イソシアネート化合物とカルバジン酸エステル化合物との反応)
反応系中でイソシアネート化合物を生成させた後、続いて、イソシアネート化合物とカルバジン酸エステル化合物とを反応させる。イソシアネート化合物として単離が可能であれば、単離して反応に用いてもかまわないが、単離せずそのまま反応に用いることもできる。
カルバジン酸エステル化合物の使用量は、特に制限されるものではないが、精製の効率の面から、酸アジド化合物1モル(すなわちイソシアネート化合物1モル)に対して、カルバジン酸エステル0.7〜1.3モルの範囲とすることが好ましい。
イソシアネート化合物とカルバジン酸エステル化合物との反応は、両者を混合することにより実施することができる。例えば、反応溶媒中、窒素フロー下で、両者を撹拌混合することが好ましい。
反応溶媒としては、イソシアネート化合物の安定性から、脱水溶媒が好ましく、中では、脱水したトルエンを用いることが好ましい。また、酸アジド化合物からイソシアネート化合物を発生させる反応と、共通の溶媒を用いることが、操作性の面から好ましい。
イソシアネート化合物とカルバジン酸エステル化合物との反応温度は、反応の進行と制御のし易さから、10〜120℃の範囲で適宜設定すればよい。反応時間は、TLCを確認して、イソシアネート化合物の消失を確認することで決定することができる。イソシアネート化合物の消失を確認できれば特に制限はないが、通常1時間以上とすれば十分である。
イソシアネート化合物とカルバジン酸エステル化合物との反応の停止は、冷却、および溶媒や水の添加により行う。加える溶媒や水の量は、特に制限されるものではなく、加える溶媒の種類、反応条件、その後の操作性等により、適宜決定することができる。通常、セミカルバジド化合物1グラムに対し5mL以上とすることが好ましい。析出した粗セミカルバジド化合物は、濾過や遠心分離等により固液分離し、自然乾燥、送風乾燥、真空乾燥等により乾燥することにより、単離することができる。
こうして得られた粗セミカルバジド化合物は、使用する酸アジド化合物およびイソシアネート化合物への反応状態、カルバジン酸エステル化合物の純度、精製の度合い、反応溶媒に影響を受けるが、通常、薄黄色〜白色をした固体である。HPLC測定によると、化学純度(HPLC純度)は、通常、75〜95%程度である。
以下、実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって制限されるものではない。
<化学純度測定(HPLC純度)>
本発明におけるセミカルバジド化合物の純度測定は、HPLCを用いて、以下の条件で行った。HPLC純度は、HPLC測定におけるセミカルバジド化合物の面積%として算出した。
(測定条件)
装置: 高速液体クロマトグラフ(ウォーターズ社製2695)
検出器: 紫外可視分光検出器(ウォーターズ社製2489)
検出波長: 210nm
カラム: Inertsil ODS−3(5μm、4.6×250mm)(GLサイエンス社製)
移動相A: リン酸緩衝溶液(200mM リン酸二水素カリウム、100mM 1−ペンタンスルホン酸ナトリウム(イオンペア剤)、塩酸にてpH=2.0に調整)
移動相B: アセトニトリル
移動相の送液: 移動相A、移動相Bを表1のように変えて濃度勾配制御した。
カラム温度: 40℃付近の一定温度
注入量: 10μL
サンプル濃度: 0.75mg/mL
Figure 2019240141
<実施例1>
[4−ジメチルアミノベンゾイルアジドの合成]
アセトン75mLに、4−ジメチルアミノベンゾイルクロリド1.0gを加え、氷冷した。次いで、アジ化ナトリウム0.50gを水2.5mLに溶解した水溶液を加え、氷冷下で1時間反応を行った。TLCにより4−ジメチルアミノベンゾイルクロリドの消失を確認した後、酢酸エチル120mLを加えた。
得られた反応液を、飽和食塩水120mLで、3回洗浄した。有機層を回収し、硫酸マグネシウムで乾燥を行った。硫酸マグネシウムを濾別した後、有機層の減圧濃縮を行い、淡黄色の固体1.84gを得た。
展開溶媒としてヘキサン/酢酸エチル=4/1、充填剤としてワコーシルC−300(富士フイルム和光純薬社製)を用いて、得られた淡黄色の固体につき、カラム精製を行った。カラム精製の後、目的物のフラクションを減圧濃縮し、続いて真空乾燥を行い、淡黄色の4−ジメチルアミノベンゾイルアジド0.89gを得た。収率は86.6%であった。
[1−エトキシカルボニル−4−(4’−ジメチルアミノフェニル)セミカルバジドの合成]
脱水トルエン50mLに、4−ジメチルアミノベンゾイルアジド0.81gを加え、窒素フロー下にて、室温(20℃)で30分撹拌を行い、溶解させた。得られた溶液を90℃に昇温して1時間反応させ、さらに、106℃で1時間還流を行った。TLCにて4−ジメチルアミノベンゾイルアジドの消失を確認した後、40℃まで放冷した。
反応溶液が40℃に冷えた後、カルバジン酸エチル0.52gを加え、30分撹拌を行うと、白色固体が析出した。さらに、室温(20℃)で1時間撹拌した後、106℃まで昇温して1時間還流を行った。その後、室温(20℃)まで放冷すると、淡黄白色の固体が析出した。
析出した固体を桐山ロートで濾過した後に回収し、淡黄色の粗セミカルバジド化合物0.89gを得た。化学純度(HPLC純度)は92.8%、収率は78.8%であった。
[1−エトキシカルボニル−4−(4’−ジメチルアミノフェニル)セミカルバジドの再結晶]
得られた粗セミカルバジド化合物0.89gを、ジクロロメタン100mLに加え、温度を35℃まで昇温して粗セミカルバジド化合物を溶解した。次いで、得られた溶液を0〜4℃の温度範囲に保持し、24時間攪拌した。
析出した固体を濾過して回収し、ジクロロメタンで洗浄した。続いて、室温で真空乾燥を行い、白色固体のセミカルバジド化合物0.81gを得た。化学純度(HPLC純度)は99.0%、収率は91.0%であった。得られた結果を、表2に示す。
Figure 2019240141
<実施例2>
[4−ジメチルアミノベンゾイルアジドの合成]
脱水トルエンに、4−ジメチルアミノ安息香酸1.0gを加え、窒素フロー下、室温(20℃)で攪拌を行った。続いて、トリエチルアミン0.74gを加えた後、ジフェニルリン酸アジド2.0gを加えたところ、発熱が起こり、温度が40℃まで上昇した。反応溶液を90℃まで昇温し、2時間攪拌した。TLCにより、4−ジメチルアミノ安息香酸の消失を確認した後、40℃まで放冷した。4−ジメチルアミノベンゾイルアジドは単離せず、そのまま、次段階の粗セミカルバジド化合物の合成に用いた。
[1−エトキシカルボニル−4−(4’−ジメチルアミノフェニル)セミカルバジドの合成]
得られた4−ジメチルアミノベンゾイルアジドを含む反応溶液に、カルバジン酸エチル0.75gを加え、室温(20℃)で1時間攪拌した。反応溶液に水20mLを加え、さらに30分間攪拌を行い、反応を停止した。
析出した固体を桐山ロートで濾過した後に回収し、回収した淡黄色固体を水5mLで洗浄し、淡黄色の粗セミカルバジド化合物1.24gを得た。化学純度(HPLC純度)は90.3%、収率は77.1%であった。
[1−エトキシカルボニル−4−(4’−ジメチルアミノフェニル)セミカルバジドの再結晶]
得られた粗セミカルバジド化合物1.0gを、ジクロロメタン110mLに加え、温度を35℃まで昇温して粗セミカルバジド化合物を溶解した。次いで、得られた溶液を0〜4℃の温度範囲に保持し、24時間攪拌した。
析出した固体を濾過して回収し、ジクロロメタンで洗浄した。続いて、室温で真空乾燥を行い、白色固体のセミカルバジド化合物0.95gを得た。化学純度(HPLC純度)は98.8%、収率は95.0%であった。得られた結果を、表2に示す。
<実施例3>
[1−エトキシカルボニル−4−(4’−ジメチルアミノフェニル)セミカルバジドの再結晶]
実施例2と同様の方法で合成した粗セミカルバジド化合物1.0gを、クロロホルム23mLに加え、温度を60℃まで昇温して粗セミカルバジド化合物を溶解した。次いで、得られた溶液を0〜4℃の温度範囲に保持し、24時間攪拌した。
析出した固体を濾過して回収し、クロロホルムで洗浄した。続いて、室温で真空乾燥を行い、白色固体のセミカルバジド化合物0.85gを得た。化学純度(HPLC純度)は97.0%、収率は85%であった。得られた結果を、表2に示す。
<実施例4>
[1−エトキシカルボニル−4−フェニルセミカルバジドの合成]
脱水トルエン10mLに、カルバジン酸エチル1.0gを溶解し、氷冷した。窒素フロー下、滴下ロートを用いて、フェニルイソシアネート(東京化成工業株式会社製)1.2gを加え、室温(20℃)で2時間攪拌を行い、反応させた。さらに、反応溶液を90℃に昇温して2時間反応させ、その後、室温まで放冷すると、淡黄色の固体が析出した。
析出した固体を桐山ロートで濾過した後にトルエンで洗浄して回収し、淡黄色の粗セミカルバジド化合物2.0gを得た。化学純度(HPLC純度)は92.3%、収率は95%であった。
[粗フェニルセミカルバジドの再結晶]
得られた粗セミカルバジド化合物1.0gを、クロロホルム25mLに加え、温度を60℃まで昇温して粗セミカルバジド化合物を溶解した。次いで、得られた溶液を0〜4℃の温度範囲に保持し、24時間攪拌した。
析出した固体を濾過により回収し、クロロホルムで洗浄した。続いて、室温で真空乾燥を行い、白色固体のセミカルバジド化合物0.90gを得た。化学純度(HPLC純度)は96.2%、収率は90%であった。得られた結果を、表2に示す。
<実施例5>
[1−エトキシカルボニル−4−ブチルセミカルバジドの合成]
脱水トルエン10mLに、カルバジン酸エチル1.0gを溶かし、氷冷した。窒素フロー下、滴下ロートを用いて、ブチルイソシアネート(東京化成工業株式会社製)1.0gを加え、室温(20℃)で2時間攪拌を行い、反応させた。さらに、反応溶液を90℃に昇温して2時間反応を行い、その後、室温まで放冷すると、淡黄色の固体が析出した。
析出した固体を桐山ロートで濾過した後にトルエンで洗浄して回収し、淡黄色の粗セミカルバジド化合物1.87gを得た。化学純度(HPLC純度)は91.8%、収率は96%であった。
[粗ブチルセミカルバジドの再結晶]
得られた粗セミカルバジド化合物1.0gを、ジクロロメタン100mLに加え、温度を35℃まで昇温して粗セミカルバジド化合物を溶解した。次いで、得られた溶液を0〜4℃の温度範囲に保持し、24時間攪拌した。
析出した固体を濾過により回収し、ジクロロメタンで洗浄した。続いて、室温で真空乾燥を行い、白色固体のセミカルバジド化合物を0.87g得た。化学純度(HPLC純度)は95%、収率は87%であった。得られた結果を、表2に示す。
<比較例1>
[粗セミカルバジドの再結晶]
実施例2と同様の方法で合成した粗セミカルバジド化合物1.0gを、トルエン200mLに加え、温度を100℃まで昇温して粗セミカルバジド化合物を溶解した。次いで、得られた溶液を0〜4℃の温度範囲に保持し、24時間攪拌した。
析出した固体を濾過により回収し、トルエンで洗浄した。続いて、室温で真空乾燥を行い、淡黄色固体のセミカルバジド化合物0.84gを得た。化学純度(HPLC純度)は92.2%、収率は84%であった。得られた結果を、表3に示す。
Figure 2019240141
<比較例2>
[粗セミカルバジドの再結晶]
実施例2と同様の方法で合成した粗セミカルバジド化合物1.0gを、酢酸エチル160mLに加え、温度を75℃まで昇温して粗セミカルバジド化合物を溶解した。次いで、得られた溶液を0〜4℃の温度範囲に保持し、24時間攪拌した。
析出した固体を濾過により回収し、酢酸エチルで洗浄した。続いて、室温で真空乾燥を行い、淡黄色固体のセミカルバジド化合物0.80gを得た。化学純度(HPLC純度)は91.5%、収率は80%であった。得られた結果を、表3に示す。

Claims (4)

  1. 下記式(1)で示されるセミカルバジド化合物を、ハロゲン系炭化水素を含む溶媒で再結晶させる再結晶工程を含む、セミカルバジド化合物の製造方法。
    Figure 2019240141
    (式中、Rは、有機基であり、Rは、酸素原子を含んでいてもよい、炭素数1〜20の、アルキル基、アラルキル基、および置換フェニル基からなる群より選ばれる基である。)
  2. 前記ハロゲン系炭化水素は、ジクロロメタンである、請求項1記載のセミカルバジド化合物の製造方法。
  3. 前記式(1)におけるRは、置換基を有していてもよいフェニル基である、請求項1又は2に記載のセミカルバジド化合物の製造方法。
  4. 前記式(1)で示されるセミカルバジド化合物は、下記式(2)で示される酸アジド化合物と、下記式(3)で示されるカルバジン酸エステル化合物と、を反応させて得られるものである、請求項1〜3のいずれかに記載のセミカルバジド化合物の製造方法。
    Figure 2019240141
    (式中、Rは、前記式(1)と同様である。)
    Figure 2019240141
    (式中、Rは、前記式(1)と同様である。)
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