JPWO2019239506A1 - 端子台装置 - Google Patents

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Abstract

端子台装置(1)は、内部へ電線の挿入を許容する開口(12)を覆う端子カバー(20)をスライド自在に保持する一対のレール部(13a〜13d)を有する端子台(10)と、端子カバー(20)と、を備える。一対のレール部(13a〜13d)は、一対の上部レール(13a及び13b)及び一対の下部レール部(12c及び13d)として端子カバー(30)のスライド方向に分割されている。端子カバー(20)は、一対の下部レール部(13c及び13d)に保持される状態で一対の上部レール(13a及び13b)のうちの一方に対応する部位に、当該上部レール(13及び13b)の一方よりも大きな第1切欠き(21)を有する。

Description

本発明は、例えば中継装置、分岐装置、インバータ装置等に用いられる端子台装置に関する。
従来、この種の従来技術として、例えば特許文献1に記載の端子台装置が知られている。この端子台装置は、レール上に配置された一組の保持板と、この一組の保持板の間のレール上に配置された複数の端子と、長方形状に形成され複数の端子を覆うように一組の保持板に装着される平板状の端子カバーとを備える。一組の保持板の互いに対向する面には、端子カバーの短手方向の端部が収容される直線状の収容溝と、保持板の側面に開口して差込口を構成するとともに装着溝に連なる円弧状の案内溝と、差込口に形成されるストッパとが設けられている。そして、端子カバーが短手方向の一端から差込口から差し込まれると、当該端子カバーは案内溝の形状に倣って変形して案内され収容溝に収容される。収容溝に収容された端子カバーは、変形する前の平板状に戻り、短手方向の他端がストッパに接することにより、端子カバーが収容溝から抜け出すことを防止できる。
実開平1−63075
従来の端子台装置では、端子カバーを差込口から差し込むだけで装着できるため、端子カバーを容易に取り付けることはできる。しかしながら、例えば端子に電線を接続する接続作業時や保守点検作業時等、端子カバーを端子台から外す必要がある場合、収容溝に収容された端子カバーの短手方向の他端を変形させてストッパから外し、案内溝に沿って短手方向にスライドさせて取り外す必要があり、手間及び時間を要する。
特に、一組の保持板の間隔が長い場合、作業者が片手で端子カバーを端子台から外そうとして、端子カバーの長手方向の中央部を撓ませたとしても、端子カバーは長手方向の端部まで撓まないためストッパから外れない。そのため、作業者は、両手で端子カバーの長手方向の両端部を撓ませてストッパから取り外さなければならないため、やはり、手間及び時間を要する。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、カバーを容易に取り外すことのできる端子台装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の端子台装置は、内部へ電線の挿入を許容する開口を覆うカバーをスライド自在に保持する一対のレール部を有する端子台と、カバーと、を備え、一対のレール部は、少なくとも一方が第1レール部及び第2レール部としてカバーのスライド方向に沿って分割されており、カバーは、当該カバーが前記第2レール部に保持される状態で、前記第1レール部に対応する部位に、第1切欠きを有することで第1レール部との係合を開放することとした。
本発明によれば、カバーは、当該カバーが第2レール部に保持される状態で、第1レール部に対応する部位に、第1切欠きを有することで第1レール部との係合が開放されているため、カバーをスライドさせなくても端子台から取り外すことができるようになり、カバーを容易に外すことがことができる。
本発明に係る端子台装置の実施形態1の斜視図。 実施形態1を構成する端子台に端子カバーが装着された状態を示す正面図。 実施形態1を構成する端子カバーの斜視図。 実施形態1について端子カバーの端子台への装着手順を示す断面図。 実施形態1について端子カバーの端子台への装着手順を示す断面図。 実施形態1について端子カバーの端子台への装着手順を示す断面図。 実施形態1について端子台から端子カバーを取り外す手順を示す斜視図。 実施形態1について端子台から端子カバーを取り外す手順を示す斜視図。 実施形態1について端子台から端子カバーを取り外す手順を示す斜視図。 本発明に係る端子台装置の実施形態2において、端子台の内部の端子に電線が接続された状態を示す斜視図。 実施形態2において、端子台の内部の端子に電線が接続されていない場合の端子カバーの装着状態を示す正面図。 実施形態2において、端子台の内部の端子に電線が接続されている場合の端子カバーの装着状態を示す正面図。 実施形態2を構成する端子カバーの斜視図。 実施形態2について端子カバーの端子台への装着手順を示す斜視図。 実施形態2について端子カバーの端子台への装着手順を示す斜視図。 実施形態2について端子台から端子カバーを取り外す手順を示す斜視図。 実施形態2について端子台から端子カバーを取り外す手順を示す斜視図。 本発明に係る端子台装置の実施形態3について、端子台に端子カバーが装着された状態を示す正面図。 実施形態3を構成する端子カバーの斜視図。
以下、本発明に係る端子台装置の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。本発明に係る端子台装置は、例えば中継装置、分岐装置、インバータ装置等に適用される。例えばインバータ装置に適用される場合、複数の端子台装置が配置されて構成される。すべての端子台装置に対して内部の端子に電線が接続された状態でインバータ装置が使用される場合もあるが、一部の端子台装置には電線が接続され、一部の端子台装置には電線が接続されない状態にて、インバータ装置が使用される場合もあり、この場合、電線が接続されていない端子台装置であっても、内部の端子には高電圧が印加されることになる。そのため、端子台の開口を端子カバーにて覆うことにより、作業者等が誤って内部の端子に指で触れてしまうことが無いようにしている。以下、本発明に係る端子台装置の実施形態について説明するが、本発明は、以下で説明する実施形態に限定されるものではない。
実施形態1.
図1は、本発明に係る端子台装置の実施形態1の分解斜視図であり、図2は、実施形態1の端子台装置1の正面図である。なお、以下の説明では、上方向及び下方向(以下、まとめて上下方向とも言う)、前方向及び後方向(以下、まとめて前後方向とも言う)、並びに左方向及び右方向(以下、まとめて左右方向とも言う)を、互いに直交する方向として定義する。すなわち、端子台装置1の上側及び下側をそれぞれ上方向及び下方向とし、端子カバー20の装着側及びその反対側をそれぞれ前方向及び後方向とし、端子台10の開口12に向かって右側及び左側をそれぞれ右方向及び左方向として、定義する。
図1及び図2に示すように、端子台装置1は、端子台10と、端子カバー20と、固定ネジ30と、を備えて構成されている。まず、端子台10の構成について説明する。端子台10は、当該端子台10の内部に設けられ、図示しない電線が接続される1つの端子11と、電線の当該端子台10の内部への挿入を許容する開口12と、開口12を覆う1つの端子カバー20を上下方向にスライド自在に保持する一対の上部レール部13a及び13b並びに一対の下部レール部13c及び13dと、端子カバー20を当該端子台10に固定する固定ネジ30が締結されるネジ孔14と、を有する。端子台10は、図1に示す形状、すなわちほぼ箱状に形成されている。
端子11は、端子台10内の内部に形成されており、図1では図示しない電線が接続される。開口12は、端子台10の前方向の面である前面に、電線の端子台10の内部への挿入を許容する大きさで、上下方向を長辺とし左右方向を短辺とした、ほぼ長方形状に形成されている。電線は、開口12を介して端子台10内に挿入され、端子11と接続される。一対の上部レール部13a及び13bは、端子台10を前方向(すなわち正面)から見て、開口12の右上方の縁部及び開口12の左上方の縁部にそれぞれ形成されている。また、一対の下部レール部13c及び13dは、端子台10を前方向(すなわち正面)から見て、開口12の右下方の縁部及び開口12の左下方の縁部にそれぞれ形成されている。これら上部レール部13a及びレール部13b、並びに、下部レール部13c及びレール部13dは、それぞれ左右対象に形成されており、端子カバー20を上下方向にスライド自在に保持する。なお、一対の上部レール部13a及び13b、並びに、一対の下部レール部13c及び13dの構造及び機能については、図4〜図9等も併せ参照して、後述する。開口12の上方中央にはネジ孔14が形成されており、このネジ孔14は、端子カバー20が、一対の上部レール部13a及び13b、並びに、一対の下部レール部13c及び13dに収容された状態で、端子カバー20に形成されたネジ孔22(図1及び図2では図示略)と対向する位置に形成されている。これらネジ孔14及びネジ孔22に固定ネジ30を挿入し締結することにより、端子台10に端子カバー20を装着することができる。ちなみに、一対の上部レール部13a及び13b、並びに、一対の下部レール部13c及び13dが、請求の範囲に記載した、第1レール部、並びに、第2レール部に、それぞれ相当する。また、上下方向が請求の範囲に記載した、スライド方向に相当する。
図3は、実施形態1の端子台装置1を構成する端子カバー20の斜視図である。端子カバー20は、例えば樹脂材料等にて、上下方向を長辺(例えば「65.5mm」)とし左右方向を短辺(例えば「32.0mm」)としたほぼ長方形状に形成されている。また、端子カバー20は、左右方向のほぼ中央であって上下方向の中央よりも上方の位置にネジ孔22を有する。なお、図3では、固定ネジ30がネジ孔22に挿入された状態を図示しているため、図3ではネジ孔22の図示が省略されている。また、端子カバー20は、右上方、左上方、右下方、左下方の四隅のうち、右上方の隅に、切欠き21を有する。当該切欠き21の左右方向の長さL1(例えば「2.3mm」)は、上部レール部13a及び13bの左右方向の長さl1(例えば「2.0mm」)よりも僅かに長く設定されており、切欠き21の上下方向の長さL2(例えば「22.0mm」)は、上部レール部13a及び13bの上下方向の長さl2(例えば「17.0mm」)よりも長く設定されている。なお、切欠き21が請求の範囲の第1切欠きに相当する。
図4〜図6は、図2におけるA−A線にて端子台装置1を切断した場合の断面図であり、端子カバー20を端子台10に収容及び装着する手順をこの順に示した図である。また、図7〜図9は、端子カバー20が端子台10に装着された状態から当該端子カバー20を端子台10から取り外す手順をこの順に示した斜視図である。これら図4〜図9を併せ参照しつつ、端子台10及び端子カバー20の詳細な構造、端子台10に端子カバー20を装着する手順、及び端子台10から端子カバー20を取り外す手順について説明する。
上部レール部13aは、前方向側に形成される前面部13a1と、当該前面部13a1よりも後方向側に形成される背面部13a2とを有する。これら前面部13a1と背面部13a2との間には前後方向に隙間が形成されており、当該隙間は、端子カバー20の厚みに所定のクリアランスを持たせた寸法に設定されてレールを構成しており、端子カバー20を上下方向にスライド自在に保持する。また、前面部13a1の上方向の部位にはテーパ15aが形成されており、背面部13a2の上方向の部位には前方向に突出した凸部であるストッパ16aが形成されている。そして、これら前面部13a1のテーパ15a及び背面部13a2のストッパ16aによって、端子カバー20の下方向の端部である一端部26の上部レール部13aへの挿入を許容する挿入口18が構成されている。なお、図4〜図6では、上部レール部13bの図示を省略しているが、上部レール部13bは、上部レール部13aと左右対称の形状にて形成されているため、同様に、前面部及び背面部を有して構成されている。
下部レール部13cは、前方向側に形成される前面部13c1と、当該前面部13c1よりも後方向側に形成される背面部13c2と、これら前面部13c1及び背面部13c2との間を繋ぐ底部13c3とを有する。これら前面部13c1と背面部13c2との間には、前後方向に隙間が形成されており、当該隙間は、端子カバー20の厚みに所定のクリアランスを持たせた寸法に設定されてレールを構成しており、端子カバー20を上下方向にスライド自在に保持する。また、前面部13a1の上方向の部位にはテーパ17cが形成されており、背面部13c2の上方向の部位は後方向側へ屈曲した形状に形成されている。そして、これら前面部13c1のテーパ17cと背面部13c2の屈曲部によって、端子カバー20の一端部26の下部レール部13cへの挿入を許容する挿入口19が構成されている。上部レール部13a及び13b並びに下部レール部13c及び13dに挿入された端子カバー20の一端部26が底部13c3と接触することにより、端子カバー20は、位置決めされ、収容されることになる。なお、図4〜図6では、下部レール部13dの図示を省略しているが、下部レール部13dは、下部レール部13cと左右対称の形状にて形成されているため、同様に、前面部及び背面部を有して構成されている。
ここで、開口12及びレール部の寸法の一例をまとめて記載する。開口12の長辺は、上部レール部13aの前面部13a1の上端から下部レール部13cの底部13c3の上端までであり、およそ「61mm」に形成されている。上部レール部13aの前面部13a1の上下方向の長さは、およそ「17mm」に形成されており、下部レール部13cの前面部13a1の上端から底部13cの上端までの長さは、およそ「8mm」に形成されている。すなわち、上部レール部13aの下端と下部レール部13cの上端との間(およそ「36mm」)には、レール部は設けられておらず、開口12の上下方向の長さに対する上部レール部及び下部レール部の上下方向の長さは、およそ「0.41」となっている。また、上部レール部13aの前面部13a1の上下方向の長さに対する、下部レール部13cの前面部13a1の上端から底部13cの上端までの長さの比率は、およそ「0.5」となっている。また、開口12の短辺は、上部レール部13aの右端から上部レール部13bの左端までであり、およそ「33mm」に形成されている。上部レール部13aの前面部13a1の左右方向の長さ、及び、上部レール部13bの前面部13b1の左右方向の長さは、それぞれ、およそ「2mm」に形成されている。すなわち、上部レール部13aの左端から上部レール部13bの右端との間は、およそ「29mm」に形成されている。
以上のように構成された端子台10に端子カバー20を装着する手順を説明する。なお、上述したように、図4〜図6は、上部レール部13b及び下部レール部13dの図示を省略しているため、以下の手順においても省略して説明する。まず、図4に示すように、端子カバー20のネジ孔22に固定ネジ30を仮止めしておき、端子カバー20を一端部26から挿入口18に挿入する。このとき、ストッパ16aが前方向に突出しているため、端子台10の上方のわずかに前方から端子カバー20を挿入口18に挿入する。挿入する際、端子カバー20の一端部26が上部レール部13aの前面部13a1のテーパ15aに接触し、これらテーパ15aに案内されて、端子カバー20は撓みながら上部レール部13aに挿入される。
次に、図5に示すように、端子カバー20を上部レール部13aに押し込むことで下方にスライドさせる。このとき、端子カバー20の上部レール部13aを通過した部位は、弾性によって上下方向にほぼまっすぐな状態に復帰する。端子カバー20を上部レール部13aにさらに押し込むと、一端部26が挿入口19より下部レール部13cに挿入され、底部13c3に接触するまで押し込まれ、端子カバー20が上部レール部13a並びに下部レール部13cに収容されることとなる。なお、端子カバー20の上部レール部13aを通過した部位は、弾性によって上下方向にほぼまっすぐな状態に復帰するものの、完全にまっすぐな状態に復帰しない場合もあり、一端部26が前後方向にずれることがある。しかしながら、一端部26が前方向にずれた場合には、前面部13c1のテーパ17cに接触し案内されることになり、一端部26が後方向にずれた場合には、上方向の部位が後方向側へ屈曲した形状を有する背面部13c2と接触し案内されることになるため、端子カバー20は一端部26が底部13c3に接触するまで押し込まれ、端子カバー20が上部レール部13a並びに下部レール部13cに収容されることとなる。このように、下部レール部13cがテーパ17c及び後方向側への屈曲形状を有することにより、端子カバー20のレール挿入時の前後方向の位置ずれを吸収することができる。
端子カバー20が、上部レール部13a並びに下部レール部13cに収容されると、ネジ孔22に仮止めされた固定ネジ30の先端は、端子台10に形成されたネジ孔14と対向する。そのため、図6に示すように、固定ネジ30を締結することにより、端子カバー20は、端子台10に装着されることとなる。なお、便宜上、端子カバー20が上部レール部13a並びに下部レール部13cに収容されると記載したが、上述したように、端子カバー20は、上部レール部13aの大きさよりも大きい切欠き21を右上方に有するため、上部レール部13aによって保持されない。また、図示の関係上、上部レール部13b及び下部レール部13dについての説明を省略した。しかしながら、実際には、上部レール部13a及び下部レール部13cと同様に作用する。そのため、端子カバー20は、上部レール部13b、下部レール部13c、及び下部レール部13dによって保持される、いわゆる3点止めの状態となる。また、端子カバー20が上部レール部13b、下部レール部13c、及び13dに収容されると、当該端子カバー20はその弾性によってまっすぐな状態に復帰する。上部レール部13bにはストッパ16bが形成されているため、端子カバー20は、上部レール部13b、下部レール部13c、及び下部レール部13dから抜けることを防止することができる。なお、本実施形態では、端子カバー20のネジ孔22に予め固定ネジ30を仮止めした上で端子カバー20を一端部26から挿入口18に挿入していたが、この手順に限らない。端子カバー20を、上部レール部13b、下部レール部13c、及び下部レール部13dによって保持される、いわゆる3点止めの状態にしてから、固定ネジ30を端子カバー20のネジ孔22に挿入し端子台10のネジ孔14に締結してもよい。
次に、端子台10に装着された端子カバー20を取り外す手順を説明する。端子台10に装着された端子カバー20を取り外すにあっては、まず、固定ネジ30を取り外す。固定ネジ30を取り外した後、図7に示すように、端子カバー20の上方向の端部である他端部27のうち左右方向においてほぼ中央の部位を前方向に引く。なお、端子カバー20が有する弾性の大きさにもよるが、他端部27のうち左右方向において中央よりも右側、すなわち上部レール部13a側の部位を前方向に引くことが望ましい。
端子カバー20の他端部27の中央の部位が前方向にひかれると、端子カバー20の上部レール部13bに保持されていた部分、すなわち左上方の隅部が撓み、上部レール部13bから外れる。一方、端子カバー20の右上方の隅部は、上部レール部13aよりも大きな切欠き21が形成されているため、上部レール部13aにそもそも保持されていない。そのため、図8に示すように、端子カバー20の上下方向の中央より上方の部位が前方向に撓むこととなる。そして、端子カバー20の一端部26のうち下部レール部13c及び13dに保持されていた部分、すなわち右上方の隅部及び左下方の隅部が、前方向に撓み、下部レール部13c及び13dから外れることとなる。その結果、図9に示すように、端子カバー20は端子台10から取り外される。
端子カバー20の他端部27の中央の部位を前方に引くと、端子カバー20の右上方の隅部には上部レール部13aよりも大きな切欠き21が形成されているため、端子カバー20の右上方の隅部が前方に引かれる一方、端子カバー20の左上方の隅部は上部レール部13bに保持されている。そのため、他端部27は、図7に示すように、右上方の隅部が左前下方に向けて撓む。他端部27をさらに前方に引くと、他端部27の撓みが増しながら、左上方の隅部が上部レール部13bから外れる。すると、図8に示すように、端子カバー20の上方左右の隅部が上部レール部13a及び13bから外れ、下部レール13c及び13dに保持された状態にて上下方向で撓む。他端部27をさらに前方に引くと、上下方向の撓みが増し、撓んだ端子カバー20が元の真っ直ぐな状態に戻ろうと力が働く。このとき、一端部26の移動が規制されているため、端子カバー20は上方向に移動し、下部レール13c及び13dから引き外される。その結果、図9に示すように、端子カバー20は端子台10から取り外される。
以上説明したように、実施形態1の端子台装置1では、端子台10は、上部レール部13a及び13b、並びに、下部レール部13c及び13dとして、スライド方向に分割された一対のレール部を有し、端子カバー20は、上部レール部13aよりも大きな切欠き21を右上方の隅に有することにより、端子カバー20と第1レール部13aとの係合を開放し、端子カバー20を3点によって保持するようにした。そのため、従来技術のように、端子カバー20を、ストッパ16aから外す必要もなく、上部レール部13a及び13b、並びに、下部レール部13c及び13dをスライドさせる必要もなく、端子カバー20を前方向に引くだけで、端子カバー20の3隅が上部レール部13b、下部レール部13c、及び下部レール部13dからそれぞれ外れ、端子台10から端子カバー20を取り外すことができる。このようにして、端子台10から端子カバー20を容易に取り外すことができるようになる。
また、実施形態1の端子台装置1では、端子カバー20を開口12ごとに個別に備える。一列に配列された端子に対し1つの端子カバーを備える従来技術では、例えば一列に配列された端子のうちの1つの結線作業を行う際に、端子カバーを取り外さなければならなかったが、端子台装置1では、結線作業を行う端子毎に端子カバー20を取り外すことで済むようになる。
実施形態2.
図10は、本発明に係る端子台装置の実施形態2において、端子台装置1Aの内部の端子11に電線40が接続された状態を示す斜視図である。図11及び図12は、実施形態2の端子台装置1Aの正面図であり、図13は、実施形態2の端子台装置1Aを構成する端子カバー20Aの斜視図である。これら図10〜13を参照して、実施形態2の端子台装置1Aについて説明する。なお、以下の説明において、実施形態1の端子台装置1と重複する説明は割愛する。
図10〜図13に示すように、実施形態2の端子台装置1Aも、実施形態1の端子台装置1に準じた構造となっており、端子台10と、端子カバー20Aと、固定ネジ30と、を備えて構成されている。なお、端子台10及び固定ネジ30については端子台装置1と同一の構造であるため、ここでの説明を割愛する。ただし、端子台装置1Aは、図13に示すように、端子カバー20Aが、他端部27の左右方向ほぼ中央を中心とした円弧状に形成された切欠き23と、一対の長辺の上下方向ほぼ中央に位置した矩形状に形成された切欠き24a及び24bとを有する点で相違する。なお、切欠き23が請求の範囲の第3切欠きに相当し、切欠き24a及び24bが請求の範囲の第2切欠きに相当する。
上述した実施形態1の端子台装置1では、端子11に電線が接続される場合には、端子カバー20を端子台10から取り外し、端子11に電線が接続されない場合には、端子カバー20を端子台10に装着することとしていた。しかしながら、端子11に電線が接続される場合であっても、端子台10の開口12と電線の表面との間には隙間があることから、作業者等が誤ってその隙間に指を入れてしまうことも起こり得る。そのため、本実施形態2の端子台装置1Aでは、端子11に電線が接続される場合であっても、端子カバー20が、切欠き23、切欠き24a及び24bを有することで、端子カバー20Aを端子台10に装着することができるようにしている。
以下、詳述する。図11は、端子11に電線が接続されない場合の状態を示しており、端子カバー20Aが上部レール部13b、下部レール部13c、及び下部レール部13dによって3点保持された状態にて端子台10に装着された状態を示している。一方、図12は、端子11に電線が接続される場合の状態を示しており、端子カバー20Aが、図11の状態から180度回転して、上部レール部13aによって1点保持された状態にて端子台10に装着された状態を示している。なお、図12では、説明の便宜上、電線の図示を割愛している。
すなわち、円弧状の切欠き23は、図12に示された状態において、端子台10の開口12と電線の表面との間に生じる隙間を覆うべく、電線の外形に倣った形状である例えば円弧状等に形成されている。また、矩形状の切欠き24a及び24bは、図12に示された状態、すなわち、端子カバー20Aが、上部レール部13aによって1点保持された状態において、上部レール部13bのストッパ16b及び上部レール部13bのストッパ16aにそれぞれ接触可能な位置に形成されている。
以上のように構成された端子台10に端子カバー20Aを装着する手順について図14及び図15を併せ参照して説明する。図11に示すような、端子カバー20Aが上部レール部13b、下部レール部13c、及び下部レール部13dによって3点保持された状態にて端子台10に装着する手順については、実施形態1と同様であるため、ここでの説明を省略する。図10あるいは図12に示すような、端子カバー20Aが、図11の状態から180度回転して、上部レール部13aによって1点保持された状態にて端子台10に装着する手順について説明する。
まず、図14に示すように、端子カバー20Aのネジ孔22に固定ネジ30を仮止めしておき、端子カバー20Aを他端部27から挿入口18に挿入する。このとき、ストッパ16a及び16bが前方向に突出しているため、端子台10の上方のわずかに前方から端子カバー20Aを挿入する。挿入する際、端子カバー20Aの他端部27が前面部13a1のテーパ及び前面部13b1のテーパ(いずれも図示略)に接触し、テーパに案内されて、端子カバー20Aは撓みながら上部レール部13a及び13bに挿入される。
次に、端子カバー20Aを上部レール部13a及び13bに押し込むことで下方にスライドさせる。このとき、端子カバー20Aの上部レール部13a及び13bを通過した部位は、弾性によって上下方向にほぼまっすぐな状態に復帰する。端子カバー20Aを上部レール部13a及び13bにさらに押し込むと、図15に示すように、端子カバー20Aの切欠き24a及び24bが上部レール部13bのストッパ16b及び上部レール部13aのストッパ16aにそれぞれ到達し、端子カバー20Aが上部レール13a及び13bに収容されることになる。このとき、端子カバー20Aは、弾性によってほぼまっすぐな状態に復帰し、位置決めされる。
端子カバー20Aが、上部レール部13a及び13bに収容されると、ネジ孔22に仮止めされた固定ネジ30の先端は、端子台10に形成されたネジ孔14と対向するため、図15に示すように、固定ネジ30を締結することにより、端子カバー20Aは、端子台10に装着されることとなる。なお、便宜上、端子カバー20Aが上部レール部13a及び13bに収容されると記載したが、端子カバー20Aは、上部レール部13bの大きさよりも大きい切欠き21を左下方に有するため、上部レール部13bによって保持されず、上部レール部13aによって保持される、いわゆる1点止めの状態となる。なお、本実施形態では、端子カバー20Aのネジ孔22に予め固定ネジ30を仮止めした上で端子カバー20Aを他端部27から挿入口18に挿入していたが、この手順に限らない。端子カバー20Aを、上部レール部13bによって保持される、いわゆる1点止めの状態にしてから、固定ネジ30を端子カバー20Aのネジ孔22に挿入し端子台10のネジ孔14に締結してもよい。
次に、端子台10に装着された端子カバー20Aを取り外す手順を説明する。端子台10に装着された端子カバー20Aを取り外すにあっては、まず、固定ネジ30を取り外す。固定ネジ30を取り外した後、図16に示すように、端子カバー20Aの上方向の端部である一端部26のうち左右方向においてほぼ中央の部位を前方向に引く。なお、端子カバー20Aが有する弾性の大きさにもよるが、一端部26のうち左右方向において中央よりも左側、すなわち上部レール部13b側の部位を前方向に引くことが望ましい。
端子カバー20Aの一端部26の中央の部位が前方向に引かれると、端子カバー20Aの左下方の隅部は、上部レール部13bよりも大きな切欠き21が形成されているため、上部レール部13bから外れ、端子カバー20Aは上部レール部13aにのみ保持された状態で斜めに傾く。端子カバー20Aをさらに前方向に引くと、当該端子カバー20Aは斜めに傾いた状態で上部レール13aから外れる。その結果、図17に示すように、端子カバー20Aは端子台10から取り外される。
以上説明したように、実施形態2の端子台装置1Aでは、端子カバー20Aは、上部レール部13aに保持される状態でストッパ16a及び16bに対応する部位に当該ストッパ16a及び16bよりも大きな切欠き24b及び24aを有することにより、端子カバー20Aと第1レール部13bとの係合を開放し、端子カバー20Aを1点によって保持するようにした。そのため、従来技術のように、端子カバー20Aを、上部レール部13a及び13bをスライドさせる必要もなく、前方向に引くだけで、端子台10から端子カバー20Aを取り外すことができる。このようにして、端子台10から端子カバー20Aを容易に取り外すことができる。
また、実施形態2の端子台装置1Aでは、端子カバー20Aは、円弧状の切欠き23を有することから、端子11に電線が接続される場合であっても、端子カバー20Aを端子台10に装着することができ、端子台10の開口12と電線との隙間を塞ぐことにより、作業者等が誤って指を入れてしまうことを防止することができる。
実施形態3.
図18は、本発明に係る端子台装置の実施形態3の正面図であり、図19は、実施形態3の端子台装置1Bを構成する端子カバー20Bの斜視図である。これら図18及び図19を参照して、実施形態3の端子台装置1Bについて説明する。なお、以下の説明において、実施形態1の端子台装置1及び実施形態2の端子台装置1Aと重複する説明は割愛する。
図18及び図19に示すように、実施形態3の端子台装置1Bも、実施形態1の端子台装置1に準じた構造となっており、端子台10と、端子カバー20Bと、固定ネジ30と、を備えて構成されている。なお、端子台10及び固定ネジ30については端子台装置1と同一の構造であるため、ここでの説明を割愛する。ただし、端子台装置1Bは、図19に示すように、端子カバー20Bが、右上方、左上方、右下方、及び左下方の四隅のうち、右上方の隅に、切欠き21aを有する点、及び、下部レール部13c及び13dに保持される状態で上部レール部13aに保持される第1係合爪28を有する点で相違する。なお、切欠き21aが請求の範囲の第1切欠きに相当する。
以下、詳述する。図18は、端子11に電線が接続されない場合の状態を示しており、端子カバー20Bが上部レール部13a及び上部レール部13b、並びに、下部レール部13c及び下部レール部13dによって4点保持された状態にて端子台10に装着された状態を示している。端子カバー20Bは、右上方、左上方、右下方、左下方の四隅のうち、右上方の隅に、切欠き21aを有する。当該切欠き21aの左右方向の長さL1(例えば「2.3mm」)は、実施形態1及び実施形態2と同様に、上部レール部13a及び13bの左右方向の長さl1(例えば「2.0mm」)よりも僅かに長く設定されており、切欠き21aの上下方向の長さL3(例えば「18.5mm」)は、上部レール部13a及び13bの上下方向の長さl2(例えば「17.0mm」)よりも長く設定されているものの、実施形態1及び実施形態2の切欠き21の上下方向の長さL2(例えば「22.0mm」)より第2係止爪29の上下方向の長さ(例えば「3.5mm」)分だけ短く設定されている。端子カバー20Bは、切欠き21aの上下方向の上方の位置に、左右方向に突出する第1係止爪28を有する。当該第1係止爪28は、端子カバー20Bが上部レール部13a及び上部レール部13b、並びに、下部レール部13c及び13dに4点保持された状態で、上部レール部13aに接触することで、端子カバー20Bの前後方向への抜け止めとして機能する。ただし、弾性を有していることから、端子カバー20Bを端子台10から取り外す際にその作業性には影響することはない。また、第2係止爪29は、端子カバー20Bが上部レール部13a及び上部レール部13b、並びに下部レール部13c及び13dに4点保持された状態で、ストッパ16aに当接することで、端子カバー20Bの上下方向への抜け止めとして機能する。
以上のように構成された端子台10に端子カバー20Bを装着する手順は、第1実施形態の装着手順と同様であるため、ここでの重複する説明を割愛する。ただし、上述したように、端子カバー20Bの第1係止爪28は、端子カバー20Bが上部レール部13a及び上部レール部13b、並びに下部レール部13c及び13dに4点保持された状態で、上部レール部13aに接触することで、端子カバー20Bの前後方向への抜け止めとして機能する。また、第2係止爪29は、端子カバー20Bが上部レール部13a及び上部レール部13b、並びに下部レール部13c及び13dに4点保持された状態で、ストッパ16aに当接することで、端子カバー20Bの上下方向への抜け止めとして機能する。そのため、第1実施形態の端子台装置1よりも確実に、端子カバー20Bを端子台10に装着することができる。
また、端子台10に装着された端子カバー20Bを取り外す手順も、第1実施形態の取外手順と同様であるため、ここでの重複する説明を割愛する。ただし、上述したように、端子カバー20Bの第1係止爪28は、弾性を有していることから、端子カバー20Bを端子台10から取り外す際にその作業性には影響することはない。そのため、第1実施形態の端子台装置1と同様に、端子台10から端子カバー20Bを容易に取り外すことができる。
以上の実施形態1〜3に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
具体的には、実施形態1〜3では、端子台装置1〜1Bは、固定ネジ30を備え、端子台10は、ネジ孔14を有し、端子カバー20〜20Aは、ネジ孔22を有し、固定ネジ30をネジ孔14及び22に締結することにより、端子カバー20〜20Aを端子台10に装着していたが、この固定ネジ30の締結については割愛してもよい。すなわち、固定ネジ30、ネジ孔14及び22、ネジ孔20〜20Aについては割愛してもよい。また、上記実施形態1〜3では、端子台装置1〜1Bは、端子台10の開口12の上下方向の長さに対する、上部レール部13a及び下部レール部13cの上下方向の長さの第1比率がおよそ「0.4」となるように構成するとともに、上部レール部13a(詳しくは前面部13a1)の上下方向の長さに対する、下部レール部13c(詳しくは前面部13a1の上端から底部13cの上端まで)の長さの第2比率がおよそ「2.1」となるように構成することにより、端子台10から端子カバー20〜20Bを容易に取り外すことができるが、第1比率「0.4」および第2比率「2.1」には限らない。端子カバー20〜20Bの形成材質にもよるが、例えば第1比率が「0.30」から「0.80」までの範囲であり、第2比率が「0.30」から「1.0」までの範囲であれば、同様の効果を奏することができる。また、実施形態1〜3では、端子カバー20〜20Bは、右上方、左上方、右下方、左下方の四隅のうち、右上方の隅に、切欠き21、21aを1つ有することとしたが、切欠き21、21bを、右上方の隅ではなく、他の三隅のいずれか1つに形成することとしてもよい。また、切欠き21、21aを形成する数も1か所には限られず、四隅のうちの2か所あるいは3か所に形成することとしてもよい。また、上記実施形態1〜3では、一対のレール部の両方が、上部レール部13a及び下部レール部13c、並びに、上部レール部13b及び下部レール部13dのように、端子カバー20〜20Bのスライド方向に沿って分割されていたが、この構成に限らず、一対のレール部の少なくとも一方が、上部レール部及び下部レール部として端子カバーのスライド方向に沿って分割されていればよい。要は、カバーが第2レール部に保持される状態で、第1レール部に対応する部位に、第1切欠きを有することにより、カバーと第1レール部との係合を開放するようにすれば、所期の目的を達成することはできる。また、実施形態1〜3では、上部レール部13a及び13bにそれぞれストッパ16a及び16bがそれぞれ形成されていたが、このストッパ16a及び16bを形成しなくてもよい。実施形態1〜3では、インバータ装置に適用されていたが、他に例えば、中継装置、分岐装置、配電盤、制御装置等、他の電気装置に適用してもよく、適用先は限定されない。
1,1A,1B 端子台装置、10 端子台、11 端子、12 開口、13a,13b 上部レール部、13c,13d 下部レール部、13a1,13b1,13c1 前面部、13a2,13c2 背面部、13c3 底部、14 ネジ孔、15a テーパ、16a,16b ストッパ、17c テーパ、18,19 挿入口、20,20A,20B 端子カバー、21 切欠き(第1切欠き)、22 ネジ孔、23 切欠き(第3切欠き)、24a,24b 切欠き(第2切欠き)、26 一端部、27 他端部、28 第1係合爪、29 第2係合爪、30 固定ネジ、40 電線。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の記載の端子台装置は、 内部へ電線の挿入を許容する開口を覆うカバーをスライド自在に保持する一対のレール部を有する端子台と、カバーと、を備え、一対のレール部は、それぞれ、第1レール部及び第2レール部としてカバーのスライド方向に沿って分割されており、カバーは、当該カバーが第2レール部の双方に保持される状態で、第1レール部の一方と係合し、第1レール部の他方に対応する部位に、第1切欠きを有することで第1レール部の他方との係合を開放することとした。
本発明によれば、カバーは、当該カバーが第2レール部の双方に保持される状態で、第1レール部の一方と係合し、第1レール部の他方に対応する部位に、第1切欠きを有することで第1レール部の他方との係合が開放されているため、カバーをスライドさせなくても端子台から取り外すことができるようになり、カバーを容易に外すことができる。

Claims (7)

  1. 内部へ電線の挿入を許容する開口を覆うカバーをスライド自在に保持する一対のレール部を有する端子台と、前記カバーと、を備え、
    前記一対のレール部は、少なくとも一方が第1レール部及び第2レール部として前記カバーのスライド方向に沿って分割されており、
    前記カバーは、当該カバーが前記第2レール部に保持される状態で、前記第1レール部に対応する部位に、第1切欠きを有することで前記第1レール部との係合を開放する
    ことを特徴とする端子台装置。
  2. 前記開口の前記スライド方向の長さに対する前記第1レール部の前記スライド方向の長さ及び前記第2レール部の前記スライド方向の長さを加えた長さの第1比率が「0.30」〜「0.80」に設定されている
    請求項1に記載の端子台装置。
  3. 前記第1レール部の前記スライド方向の長さに対する前記第2レール部の前記スライド方向の長さの第2比率が「0.30」〜「1.00」に設定されている
    請求項2に記載の端子台装置。
  4. 前記第1レール部は、前記カバーが前記第2レール部に保持される状態から抜け出ることを防止するストッパを有する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の端子台装置。
  5. 前記カバーは、当該カバーが前記第1レール部によって保持される状態で、前記ストッパに対応する部位に、第2切欠きを有することで位置決めされる
    請求項4に記載の端子台装置。
  6. 前記カバーは、円弧状の第3切欠きを有することで前記電線の前記内部への挿入を許容する
    請求項2〜5のいずれか一項に記載の端子台装置。
  7. 前記カバーは、当該カバーが前記第2レール部に保持される状態で、前記第1レール部に保持される第一係止爪を前記第1切欠きに有する
    請求項1に記載の端子台装置。
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