JP2016096601A - プロテクタ及びプロテクタ付電線 - Google Patents

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浩晃 坂本
Hiroaki Sakamoto
浩晃 坂本
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Abstract

【課題】プロテクタのロック部を受側ロック部に容易に挿入できるようにすることを目的とする。【解決手段】プロテクタ20は、ヒンジ部31を介して開閉可能に連結された第1本体部22及び第2本体部32を備える。第1本体部22にヒンジ部31の軸に対して交差する第1側壁部24bが形成されると共に、第2本体部32に第2側壁部34bが設けられる。第2側壁部34bにロック部36が設けられる。第1側壁部24bに受側ロック部26が設けられる。第1側壁部24bに、受側ロック部26に対するロック部36の挿入方向に向けてヒンジ部31側に順次近づくガイド面28fが設けられる。第2側壁部34bに、第1本体部22に対して第2本体部32が閉じられる途中でガイド面28fに摺接し、ロック部36を受側ロック部26の幅方向中央に向けて案内する案内突部38が設けられている。【選択図】図1

Description

この発明は、電線を保護するプロテクタに関する。
特許文献1に開示のプロテクタは、合体可能な第1本体部と第2本体部とを含む。第1本体部に受側係止部が設けられ、第2本体部に挿入側係止部が設けられる。挿入側係止部は、方形板状の係止本体部を含み、受側係止部は、係止本体部の幅よりも大きな間隔をあけて設けられ、間に係止本体部を配設可能な一対の側部を含む。第2本体部に、第1本体部と第2本体部とが合体した状態で、一対の側部の一方側の外面に当接する当接部が設けられている。
これにより、一対の側部間に係止本体部を容易に配設して、挿入側係止部を受側係止部に容易に挿入係止することができる。また、プロテクタを閉じた状態でのプロテクタのがたつき、ずれを抑制できる。
特開2013−258846号公報
ところで、プロテクタとして、一方の本体部に対して他方の本体部がヒンジ部を介して開閉可能に連結されるタイプのものがある。また、かかるプロテクタにおいて、ヒンジに直交する側壁部に受側係止部及び挿入側係止部が設けられるタイプのものがある。
通常、受側係止部が挿入側係止部内で大きく遊び動かないように、受側係止部の内部幅寸法は、挿入側係止部の幅寸法と同じか僅かに大きい程度に設定される。
しかしながら、上記のようなタイプのプロテクタでは、挿入側係止部は、ヒンジ部を中心として、相対回転して及び受側係止部に挿入される。このため、挿入側係止部を、受側係止部に挿入する際の作業性が悪いという問題があった。
そこで、本発明は、第1本体部と第2本体部とがヒンジ部を介して開閉されるタイプのプロテクタにおいて、ロック部を受側ロック部に容易に挿入できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係るプロテクタは、ヒンジ部を介して開閉可能に連結され、閉じられた状態で電線を収容する空間を形成する第1本体部及び第2本体部を備え、前記第1本体部に、前記ヒンジ部の軸に対して交差する方向に沿って第1側壁部が形成されると共に、前記第2本体部に、前記第1側壁部の延在方向に沿って第2側壁部が設けられ、前記第2側壁部に、前記第1本体部と前記第2本体部とが閉じられた状態で相手側に対して突出するロック部が設けられると共に、前記第1側壁部に、前記ロック部を挿入及び係止可能な受側ロック部が設けられ、前記第1側壁部に、前記受側ロック部に対する前記ロック部の挿入方向に向けて前記ヒンジ部側に順次近づくガイド面が設けられると共に、前記第2側壁部に、前記第1本体部に対して前記第2本体部が閉じられる途中で前記ガイド面に摺接し、前記ロック部を前記受側ロック部の幅方向中央に向けて案内する案内突部が設けられているものである。
第2の態様は、第1の態様に係るプロテクタであって、前記ガイド面及び前記案内突部は、前記ロック部が前記受側ロック部に挿入されて前記受側ロック部の弾性変形を開始させる時点以前に、摺接を開始する位置に形成されているものである。
第3の態様は、第1又は第2の態様に係るプロテクタであって、前記受側ロック部は、前記第1側壁部の主面に並列状に突設された一対の側部と前記第1側壁部に対して間隔を空けた位置で前記一対の側部と繋ぐ連結部とを含み、前記第1側壁部と前記連結部と前記一対の側部とで囲まれる挿入穴部に、前記ロック部を挿入可能に構成され、前記ロック部は、前記第2側壁部から前記第1側壁部に向けて突出する板状のロック本体部と、前記ロック本体部の幅方向中央部に突設され、前記受側ロック部に係止可能なロック突部とを含み、前記ロック突部が前記挿入穴部内に位置するいずれかの状態で、前記ロック突部が前記連結部の幅方向中央部に位置するように、前記案内突部が前記ガイド面に摺接するものである。
第4の態様は、第1〜第3のいずれか1つの態様に係るプロテクタであって、前記ロック部の先端部は、先端側に向けて順次幅狭になる形状に形成されているものである。
第5の態様に係るプロテクタ付電線は、第1〜第4のいずれか1つの態様に係るプロテクタと、延在方向の少なくとも一部が前記プロテクタに収容された少なくとも1本の電線とを備える。
第1〜第5の態様によると、第1本体部に対して第2本体部が閉じられる途中で、案内突部がガイド面に摺接し、ロック部を受側ロック部の幅方向中央に向けて案内するため、ロック部を受側ロック部に容易に挿入できる。
第2の態様によると、ガイド面及び案内突部の摺接によりロック部が案内された状態で、ロック部が受側ロック部に挿入されるため、ロック部を受側ロック部により容易に挿入できる。
第3の態様によると、前記ロック突部が前記挿入穴部内に位置するいずれかの状態で、ロック突部が連結部の幅方向中央部に位置するように、案内突部がガイド面に摺接する。このため、ロック突部が連結部の幅方向中央部に当接して、連結部が弾性変形し易くなる。これにより、ロック部を受側ロック部に容易に挿入することができる。
第4の態様によると、前記ロック部の先端部は、先端側に向けて順次幅狭になる形状に形成されているため、ロック部が受側ロック部に干渉し難くなる。これにより、ロック部を受側ロック部により容易に挿入することができる。
実施形態に係るプロテクタ付電線を示す概略斜視図である。 プロテクタの部分斜視図である。 プロテクタの部分側面図である。 プロテクタを閉じる途中状態を示す説明図である。 変形例に係るプロテクタの部分側面図である。 同上の変形例に係るプロテクタを閉じる途中状態を示す説明図である。
以下、実施形態に係るプロテクタ付電線及びプロテクタについて説明する。図1はプロテクタ付電線10を示す概略斜視図であり、図2はプロテクタ20の部分概略斜視図であり、図3はプロテクタ20の部分概略側面図である。
このプロテクタ付電線10は、電線12と、プロテクタ20とを備える。
プロテクタ付電線10は、少なくとも1本の電線12を含む。ここでは、複数の電線12が束ねられている。また、複数の電線12は、本プロテクタ20に収容される部分で分岐している。すなわち、複数の電線12は、本プロテクタ20によって収容される部分でT字状に分岐している。複数の電線12は、本プロテクタ20外で分岐していてもよい。また、電線12に対して光ファイバケーブルが束ねられていてもよい。かかる複数の電線12は、ワイヤーハーネスとして、車両等に配索されて各種電気部品同士を電気的に接続する配線材として用いられる。
プロテクタ20は、樹脂等による金型成形部品であり、閉じられた状態で電線12を収容する空間を形成する第1本体部22と、第2本体部32とを備える。ここでは、プロテクタ20は、直線筒状(角筒状)をなす直線部21aと、その直線部21aの延在方向中間部で一方側に向けて分岐する分岐部21bとを有する形状、すなわち、T字状をなしている。
より具体的には、第1本体部22は、第1直線部23と、第1分岐部24とを備える。
第1直線部23は、細長板状の底板部23aの両側部に一対の側壁部23bが立上がる角樋状に形成されており、その両端部及び上方が開口している。
また、一方の側壁部23bに開口が形成され、この開口に第1分岐部24が連なっている。第1分岐部24は、細長板状の底板部24aの両側部に一対の側壁部24bが立上がる角樋状に形成されている。第1分岐分24の底板部24aは、第1直線部23の底板部23aに繋がっており、一対の側壁部24bは、上記開口の両側部で第1直線部23の側壁部23bに連なっている。
これにより、第1本体部22に、上方が開口すると共に、第1直線部23の両端及び第1分岐部24の外側端部で開口する、T字状の収容空間が形成される。
以下では、第1本体部22の第1分岐部24一対の側壁部24bを、第1側壁部24bと称する。
第2本体部32は、第2直線部33と、第2分岐部34とを備える。
第2直線部33は、細長板状の天井部33aの両側部に一対の側壁部33bが垂設された角樋状に形成されており、その両端部及び下方が開口している。
また、一方の側壁部33bに開口が形成され、この開口に第2分岐部34が連なっている。第2分岐部34は、細長板状の天井部34aの両側部に一対の側壁部34bが垂設された角樋状に形成されている。第2分岐分34の天井部34aは、第2直線部33の天井部33aに繋がっており、一対の側壁部34bは、上記開口の両側部で第2直線部33の側壁部33bに連なっている。
これにより、第2本体部32に、下方が開口すると共に、第2直線部33の両端及び第2分岐部34の外側端部で開口する、T字状の収容空間が形成される。
以下では、第2本体部32の第2分岐部34の一対の側壁部34bを、第2側壁部34bと称する。
なお、ここでは、第1本体部22は、第2本体部32よりも深い。もっとも、第1本体部と第2本体部とは同じ深さ寸法であってもよいし、第1本体部が第2本体部よりも浅くてもよい。
上記第1本体部22と第2本体部32とは、ヒンジ部31を介して開閉可能に連結されている。ここでは、第1直線部23の他方の側壁部23bの上端縁部と第2直線部33の他方の側壁部33bの上端縁部とがヒンジ部31を介して連結されている。ここでは、ヒンジ部31は、側壁部23b、33b等よりも薄く形成された直線状部分であり、容易に変形できる部分である。第1本体部22と第2本体部32とは、ヒンジ部31を中心として開閉される。第1本体部22と第2本体部32とが開かれた状態では、第1本体部22の上方開口が開放された状態となり、当該開口を通じて第1本体部22内に複数の電線12を容易に収容できる。また、第1本体部22と第2本体部32とを閉じた状態では、第1本体部22の上方開口が、第2本体部32によって塞がれ、複数の電線12が第1本体部22と第2本体部32との間で収容された状態に保たれる。
上記第1側壁部24bは、上記ヒンジ部31の軸方向に対して交差する方向に沿って延在しており、第2側壁部34bは、第1側壁部24bの延在方向に沿って延在している。ここでは、上記第1側壁部24bと第2側壁部34bとは、上記ヒンジ部31の軸方向に対して直交している。そして、第1本体部22と第2本体部32とが閉じられると、第1側壁部24bと第2側壁部34bとがそれぞれの縁部を突合わせる。
もっとも、第1側壁部24bと第2側壁部34bとは、ヒンジ部31の軸方向に対する直交状態から傾いた姿勢で延在していてもよい。
上記一対の第2側壁部34bのそれぞれにロック部36が設けられると共に、一対の第1側壁部24bのそれぞれに受側ロック部26が設けられている。ロック部36は、第1本体部22と第2本体部32とが閉じられた状態で相手側に対して突出するように形成されている。受側ロック部26は、上記ロック部36を挿入及び係止可能に形成されている。
より具体的には、受側ロック部26は、一対の側部26aと、連結部26bとを備える。
一対の側部26aは、第1側壁部24bの主面である外面に並列状に形成されている。一対の側部26aの延在方向は、第1側壁部24bの上縁部に対して直交する方向である。また、一対の側部26aは、第1側壁部24bの上縁部の延在方向において間隔を空けて形成されている。
連結部26bは、第1側壁部24bの外面に対して間隔を空けた位置で一対の側部26aを繋ぐように形成されている。ここでは、連結部26bは、板状に形成されており、一対の側部26aの間の上部(ロック部36の挿入方向手前側)では、一対の側部26aの上端部よりも突出しており、一対の側部26aの上部(ロック部36の挿入方向先端側)では、一対の側部26aの下縁部よりも凹んでいる。
そして、第1側壁部24bの外面と一対の側部26aと連結部26bとで囲まれる方形孔状の挿入穴部26hが形成される。この挿入穴部26hに、ロック部36が挿入される。
ロック部36は、ロック本体部36aと、ロック突部36bとを備える。
ロック本体部36aは、第2側壁部34bから第2側壁部24b側に向けて突出する板状に形成されている。より具体的には、ロック本体部36aは、第2側壁部34bの下側縁部から突出する細長い板状に形成されている。ロック本体部36aの幅寸法は、挿入穴部26hの幅寸法と同じか小さい(僅かに小さい)程度に設定され、ロック本体部36aの厚み寸法は、挿入穴部26hの開口幅寸法(第2側壁部34bに対して直交する方向における寸法)と同じか小さい(僅かに小さい)程度に設定されている。また、ロック本体部36aの突出寸法は、第1壁部24bと第2壁部34bとを突合わせた状態で、上記受側ロック部26の連結部26bの下縁部を越える寸法に設定されている。
これにより、ロック本体部36aが挿入穴部26h内に奥まで挿入された状態で、ロック本体部36aの先端部が挿入穴部26hを越えて下側に突出する。
また、ロック部36の先端部は、先端側に向けて徐々に幅狭になる形状に形成されている。ここでは、ロック本体部36aの先端部が、角取りされた形状に形成されており、これにより、先端側に向けて徐々に幅狭になる形状に形成されている。ロック本体部36aの先端部は、丸められていてもよい。
これにより、ロック部36を受側ロック部26に容易に挿入できる。すなわち、第1本体部22と第2本体部32とはヒンジ部31を介して開閉されるため、受側ロック部26に対してロック部36が挿入される初期段階においては、ロック部36は、受側ロック部26に対して傾いている。このため、ロック部36の先端側角部と受側ロック部26の挿入側開口部とが干渉し易い。そこで、上記のように、ロック部36の先端部を、先端側に向けて徐々に幅狭になる形状に形成しておけば、ロック部36の先端部と受側ロック部26の挿入側開口部との干渉を抑制でき、ロック部36を受側ロック部26に対して容易に挿入できる。
もっとも、ロック本体部36aの先端部が上記形状に形成されていることは必須ではない。
ロック突部36bは、ロック本体部36aの先端部の幅方向中央部に、外向きに突出するように形成されている。ロック突部36bは、ロック本体部36aの先端側に向けて徐々に高さ寸法が小さくなる形状に形成されている。これにより、ロック部36を挿入穴部26hに挿入する際に、ロック突部36bが連結部26bを徐々に外向き弾性変形させることができるようになっている。また、ロック突部36bが連結部26bを越えると、連結部26bが元の形状に復帰し、これにより、ロック突部36bのうちロック本体部36aの基端側向きの面が連結部26bに抜止め係止するようになる。
なお、連結部にその表裏に貫通する孔部が形成され、ロック突部が当該孔部に係止する構成であってもよい。この場合、挿入穴部は、貫通している孔である必要はない。
なお、このようなロック部36及び受側ロック部26は、好ましくは、上記直線部23、33の側壁部にも設けられる。
また、上記第1側壁部24bにガイド面28fが設けられると共に、第2側壁部34bに案内突部38が設けられている。
すなわち、第1側壁部24bの主面である外面であって、上記受側ロック部26に対してヒンジ部31から遠い側の隣の位置にガイド突部28が突設されている。ガイド突部28は、挿入穴部26hの軸方向に沿って細長い突起形状に形成されており、その受側ロック部26側の面がガイド面28fに形成されている。ガイド面28fは、受側ロック部26に対するロック部36の挿入方向(下方向)に向けてヒンジ部31側に順次近づく形状に形成されている。ここでは、ガイド面28fは、平面状に形成されているが、その他弧状を描く面に形成されていてもよい。
また、第2側壁部34bに、ロック部36が受側ロック部26に挿入され係止する前に、ガイド面28fに摺接可能な案内突部38が設けられている。より具体的には、第2側壁部34bの下縁部であってロック部36に対してヒンジ部31から遠い側の隣の位置に、案内突部38が突設されている。ここでは、案内突部38のうちロック部36から遠い側の面が、上記ガイド面28fの傾斜角度に合わせて傾斜する面に形成されているが、これは必須ではない。
そして、図4に示すように、第1本体部22と第2本体部32とを閉じる途中で、案内突部38の先端部がガイド面28fに接触する。そして、第1本体部22と第2本体部32とをさらに閉じると、案内突部38の先端部がガイド面28fに接触しつつガイド面28f上を移動する。これにより、ロック部36が受側ロック部26の幅方向中央に向けて案内される(図4の矢符P参照)。
ここでは、ロック突部36bが挿入穴部26h内に挿入され、ロック突部36bが連結部26bに接触して当該連結部26bを外向きに弾性変形させている状態で、案内突部38の先端部がガイド面28fに接触し、ロック突部36bを連結部26bの幅方向中央部に向けて案内する。これにより、ロック突部36bが連結部26bの幅方向中央部に摺接した状態で、当該連結部26bを外向きに弾性変形させることができるため、比較的小さい力でロック部36を挿入することが可能となる。
なお、上記ガイド面28f及び案内突部38が無い場合を想定すると、ロック部36は、ヒンジ部31を中心とする弧状軌跡を描きつつ、受側ロック部26に挿入される。通常は、第1本体部22と第2本体部32とを完全に閉じた状態で、受側ロック部26の幅方向中央部とロック部36の幅方向中央部とが一致するように、設計される。このため、ロック部36を受側ロック部26に完全に挿入及び係止した状態となる前の状態では、ロック部36の中心部は、受側ロック部26の中心部に対してヒンジ部31から遠い側にずれた位置に配設される。すると、ロック突部36bは、連結部26bのいずれかの側方部分に偏った位置で連結部26bを外向き弾性変形させる必要があるため、その弾性変形を起させるための力が大きくなり、結果、ロック部36の挿入力も大きくなってしまう。
これに対して、本実施形態では、ロック突部36bが連結部26bの幅方向中央部に摺接した状態で、当該連結部26bを外向きに弾性変形させることができるため、比較的小さい力で連結部26bを弾性変形させることができ、結果、ロック部36の挿入力を小さくできる。
以上のように構成されたプロテクタ付電線10及びプロテクタ20によると、第1本体部22に対して第2本体部32が閉じられる途中で、案内突部38がガイド面28fに摺接し、ロック部36を受側ロック部26の幅方向中央に向けて案内するため、ロック部36を受側ロック部26に容易に挿入できる。
ここでは、ロック突部36bが挿入穴部26h内に位置するいずれかの状態(換言すれば、ロック突部36bが連結部26bに摺接しているいずれかの状態)で、ロック突部36bが連結部26bの幅方向中央部に位置するように、案内突部38がガイド面28fに摺接するため、ロック突部36bが連結部26bの幅方向中央部に当接して、連結部26bが外向きに弾性変形し易くなる。これにより、ロック部36を受側ロック部26に比較的小さい力で容易に挿入することができる。
なお、上記実施形態において、ガイド面28f及び案内突部38は、第1側壁部24b及び第2側壁部34bの内面側に設けられていてもよい。また、ガイド面28f及び案内突部38は、ロック部36及び受側ロック部26に対してヒンジ部31に近い側に設けられていてもよい。
図5及び図6は変形例に係るガイド面128f及び案内突部138を示す図である。
この変形例では、ガイド面128f及び案内突部138は、ロック部36が受側ロック部26に挿入されて受側ロック部26の弾性変形を開始させる時点以前に、摺接を開始する位置に形成されている。また、ガイド面128fは、案内突部138の突出寸法の大きさに応じて、受側ロック部26の下方にも延在するように形成されている。
この変形例では、案内突部138がロック部36の先端部よりも突出する(大きく突出する)ように形成されている。そして、ロック部36が受側ロック部26に挿入されるよりも前(或は挿入と同時)に、案内突部138の先端部がガイド面128fに摺接する。これにより、ロック部36の先端部が、受側ロック部26の幅方向中央に位置するように案内される。このため、ロック部36の挿入初期状態からロック部36の幅方向中央部が受側ロック部26の幅方向中央に位置するように案内でき(図6の矢符P参照)、これにより、ロック突部36bを連結部26bの幅方向中央部に当接させて、連結部26bを容易に外向きに弾性変形させることができる。結果、ロック部36の挿入力を小さくできる。また、ロック部36の先端部と受側ロック部26の挿入側開口との干渉を抑制できるという利点もある。
{変形例}
なお、本実施形態では、プロテクタ20がT字状をなす例で説明したが、プロテクタ20の形状は上記例に限られない。直線部の側方に設けられた分岐部が直線部に沿って延在し、直線部のいずれかの開口と同方向に開口するものであってもよい。また、本ガイド面及び案内突部に係る構成は、プロテクタがL字状に形成され、その一方側の辺に沿ってヒンジ部が形成され、他方側の辺に沿って第1側壁部、第2側壁部が設けられた構成においても適用可能である。
すなわち、ガイド面及び案内突部に係る構成は、ヒンジ部を介して開閉可能に連結され、閉じられた状態で電線を収容する空間を形成する第1本体部及び第2本体部を備えたプロテクタにおいて、第1本体部に、ヒンジ部の軸に対して交差する方向に沿って第1側壁部が形成されると共に、第2本体部に、第1側壁部の延在方向に沿って第2側壁部が設けられた構成に対して、適用可能である。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 プロテクタ付電線
12 電線
20 プロテクタ
22 第1本体部
24b 第1側壁部
26 受側ロック部
26a 側部
26b 連結部
26h 挿入穴部
28 ガイド突部
28f,128f ガイド面
31 ヒンジ部
32 第2本体部
34b 第2側壁部
36 ロック部
36a ロック本体部
36b ロック突部
38,138 案内突部

Claims (5)

  1. ヒンジ部を介して開閉可能に連結され、閉じられた状態で電線を収容する空間を形成する第1本体部及び第2本体部を備え、
    前記第1本体部に、前記ヒンジ部の軸に対して交差する方向に沿って第1側壁部が形成されると共に、
    前記第2本体部に、前記第1側壁部の延在方向に沿って第2側壁部が設けられ、
    前記第2側壁部に、前記第1本体部と前記第2本体部とが閉じられた状態で相手側に対して突出するロック部が設けられると共に、前記第1側壁部に、前記ロック部を挿入及び係止可能な受側ロック部が設けられ、
    前記第1側壁部に、前記受側ロック部に対する前記ロック部の挿入方向に向けて前記ヒンジ部側に順次近づくガイド面が設けられると共に、前記第2側壁部に、前記第1本体部に対して前記第2本体部が閉じられる途中で前記ガイド面に摺接し、前記ロック部を前記受側ロック部の幅方向中央に向けて案内する案内突部が設けられている、プロテクタ。
  2. 請求項1記載のプロテクタであって、
    前記ガイド面及び前記案内突部は、前記ロック部が前記受側ロック部に挿入されて前記受側ロック部の弾性変形を開始させる時点以前に、摺接を開始する位置に形成されている、プロテクタ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のプロテクタであって、
    前記受側ロック部は、前記第1側壁部の主面に並列状に突設された一対の側部と前記第1側壁部に対して間隔を空けた位置で前記一対の側部と繋ぐ連結部とを含み、前記第1側壁部と前記連結部と前記一対の側部とで囲まれる挿入穴部に、前記ロック部を挿入可能に構成され、
    前記ロック部は、前記第2側壁部から前記第1側壁部に向けて突出する板状のロック本体部と、前記ロック本体部の幅方向中央部に突設され、前記受側ロック部に係止可能なロック突部とを含み、
    前記ロック突部が前記挿入穴部内に位置するいずれかの状態で、前記ロック突部が前記連結部の幅方向中央部に位置するように、前記案内突部が前記ガイド面に摺接する、プロテクタ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のプロテクタであって、
    前記ロック部の先端部は、先端側に向けて順次幅狭になる形状に形成されている、プロテクタ。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のプロテクタと、
    延在方向の少なくとも一部が前記プロテクタに収容された少なくとも1本の電線と、
    を備えるプロテクタ付電線。
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