JPWO2019213446A5 - - Google Patents

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JPWO2019213446A5
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主題の具体的な実施形態について議論してきたが、上記明細書は例示的であり限定的ではない。この明細書および以下の特許請求の範囲を再考すれば、多くの変更が当業者にとって明らかとなるであろう。本発明の全範囲は、特許請求の範囲を均等の全範囲と共に、および本明細書をこのような変更と共に参照することによって決定されるべきである。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
ActRIIBポリペプチドおよびTβRIIポリペプチドを含むヘテロマルチマー。
(項目2)
前記ActRIIBポリペプチドが、
a.配列番号50の20~29位のいずれか1つで始まり配列番号50の109~134位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号50の20位で始まり配列番号50の134位で終わる配列;
c.配列番号50の29位で始まり配列番号50の109位で終わる配列;
d.配列番号50の25位で始まり配列番号50の131位で終わる配列;
e.配列番号51の配列;
f.配列番号52の配列;
g.配列番号54の配列;
h.配列番号55の配列;または
i.配列番号109の配列に対して少なくとも75%同一なアミノ酸配列を含む、項目1に記載のヘテロマルチマー。
(項目3)
前記ActRIIBポリペプチドが、
a.配列番号50の20~29位のいずれか1つで始まり配列番号50の109~134位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号50の20位で始まり配列番号50の134位で終わる配列;
c.配列番号50の29位で始まり配列番号50の109位で終わる配列;
d.配列番号50の25位で始まり配列番号50の131位で終わる配列;
e.配列番号51の配列;
f.配列番号52の配列;
g.配列番号54の配列;
h.配列番号55の配列;または
i.配列番号109の配列に対して少なくとも90%同一なアミノ酸配列を含む、項目2に記載のヘテロマルチマー。
(項目4)
前記ActRIIBポリペプチドが、
a.配列番号50の20~29位のいずれか1つで始まり配列番号50の109~134位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号50の20位で始まり配列番号50の134位で終わる配列;
c.配列番号50の29位で始まり配列番号50の109位で終わる配列;
d.配列番号50の25位で始まり配列番号50の131位で終わる配列;
e.配列番号51の配列;
f.配列番号52の配列;
g.配列番号54の配列;
h.配列番号55の配列;または
i.配列番号109の配列
に対して少なくとも95%同一なアミノ酸配列を含む、項目3に記載のヘテロマルチマー。
(項目5)
前記ActRIIBポリペプチドが、
a.配列番号50の20~29位のいずれか1つで始まり配列番号50の109~134位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号50の20位で始まり配列番号50の134位で終わる配列;
c.配列番号50の29位で始まり配列番号50の109位で終わる配列;
d.配列番号50の25位で始まり配列番号50の131位で終わる配列;
e.配列番号51の配列;
f.配列番号52の配列;
g.配列番号54の配列;
h.配列番号55の配列;および
i.配列番号109の配列
から選択されるアミノ酸配列を含む、項目4に記載のヘテロマルチマー。
(項目6)
前記ActRIIBポリペプチドが、
a.ActRIIBの細胞外ドメインを含むActRIIB部分;および
b.異種部分
を含む融合タンパク質である、項目1に記載のヘテロマルチマー。
(項目7)
前記ActRIIB部分が、
i)配列番号50の20~29位のいずれか1つで始まり配列番号50の109~134位のいずれか1つで終わる配列;
ii)配列番号50の20位で始まり配列番号50の134位で終わる配列;
iii)配列番号50の29位で始まり配列番号50の109位で終わる配列;
iv)配列番号50の25位で始まり配列番号50の131位で終わる配列;
v)配列番号51の配列;
vi)配列番号52の配列;
vii)配列番号54の配列;
viii)配列番号55の配列;または
ix)配列番号109の配列
に対して少なくとも75%同一なアミノ酸配列を含む、項目6に記載のヘテロダイマー。
(項目8)
前記ActRIIB部分が、
a.配列番号50の20~29位のいずれか1つで始まり配列番号50の109~134位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号50の20位で始まり配列番号50の134位で終わる配列;
c.配列番号50の29位で始まり配列番号50の109位で終わる配列;
d.配列番号50の25位で始まり配列番号50の131位で終わる配列;
e.配列番号51の配列;
f.配列番号52の配列;
g.配列番号54の配列;
h.配列番号55の配列;または
i.配列番号109の配列
に対して少なくとも90%同一なアミノ酸配列を含む、項目7に記載のヘテロマルチマー。
(項目9)
前記ActRIIB部分が、
a.配列番号50の20~29位のいずれか1つで始まり配列番号50の109~134位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号50の20位で始まり配列番号50の134位で終わる配列;
c.配列番号50の29位で始まり配列番号50の109位で終わる配列;
d.配列番号50の25位で始まり配列番号50の131位で終わる配列;
e.配列番号51の配列;
f.配列番号52の配列;
g.配列番号54の配列;
h.配列番号55の配列;または
i.配列番号109の配列
に対して少なくとも95%同一なアミノ酸配列を含む、項目8に記載のヘテロマルチマー。
(項目10)
前記ActRIIB部分が、
a.配列番号50の20~29位のいずれか1つで始まり配列番号50の109~134位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号50の20位で始まり配列番号50の134位で終わる配列;
c.配列番号50の29位で始まり配列番号50の109位で終わる配列;
d.配列番号50の25位で始まり配列番号50の131位で終わる配列;
e.配列番号51の配列;
f.配列番号52の配列;
g.配列番号54の配列;
h.配列番号55の配列;および
i.配列番号109の配列
から選択されるアミノ酸配列を含む、項目9に記載のヘテロマルチマー。
(項目11)
前記異種部分が、相互作用対の第1または第2のメンバーを含む、項目6から10のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
(項目12)
前記異種部分が、ヘテロダイマー形成を促進する1つまたは複数のアミノ酸改変を含む、項目6から11のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
(項目13)
前記異種部分が、免疫グロブリンFcドメインである、項目6から12のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
(項目14)
前記免疫グロブリンFcドメインが、ヒト免疫グロブリンFcドメインである、項目13に記載のヘテロマルチマー。
(項目15)
前記免疫グロブリンFcドメインが、免疫グロブリンG1Fcドメインである、項目13または14に記載のヘテロマルチマー。
(項目16)
前記免疫グロブリンFcドメインが、
a.配列番号68のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、356位にリシン(K)および399位にKを含む、配列;
b.配列番号69のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、392位にアスパラギン酸(D)および409位にDを含む、配列;
c.配列番号72のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、354位にシステイン(C)および366位にトリプトファン(W)を含む、配列;または
d.配列番号73のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、349位にC、366位にセリン(S)、368位にアラニン(A)、および407位にバリンを含む、配列
に対して少なくとも75%同一なアミノ酸配列を含む、項目13に記載のヘテロマルチマー。
(項目17)
前記免疫グロブリンFcドメインが、
a.配列番号68のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、356位にリシン(K)および399位にKを含む、配列;
b.配列番号69のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、392位にアスパラギン酸(D)および409位にDを含む、配列;
c.配列番号72のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、354位にシステイン(C)および366位にトリプトファン(W)を含む、配列;または
d.配列番号73のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、349位にC、366位にセリン(S)、368位にアラニン(A)、および407位にバリンを含む、配列
に対して少なくとも95%同一なアミノ酸配列を含む、項目16に記載のヘテロマルチマー。
(項目18)
前記免疫グロブリンFcドメインが、
a.配列番号68のアミノ酸配列;
b.配列番号69のアミノ酸配列;
c.配列番号72のアミノ酸配列;および
d.配列番号73のアミノ酸配列
から選択されるアミノ酸配列を含む、項目17に記載のヘテロマルチマー。
(項目19)
前記融合タンパク質が、前記ActRIIB部分と前記異種部分との間に配置されたリンカードメイン部分をさらに含む、項目6から18のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
(項目20)
リンカーが、10アミノ酸長から25アミノ酸長の間である、項目19に記載のヘテロマルチマー。
(項目21)
リンカーが、
a.(GGGGS) (式中、nは2以上である);
b.(GGGGS) (式中、nは3以上である);
c.(GGGGS) (式中、nは4以上である);ならびに
d.配列番号4~7、19、21、25、26、40、および63~67のうちのいずれか1つのアミノ酸配列
から選択されるアミノ酸配列を含む、項目19に記載のヘテロマルチマー。
(項目22)
リンカーが、(GGGGS) を含み、式中、nは5以上ではない、項目19に記載のヘテロマルチマー。
(項目23)
ActRIIB融合タンパク質が、配列番号84のアミノ酸配列に対して少なくとも75%、80%、90%、95%、または99%同一なアミノ酸配列を含む、項目6に記載のヘテロマルチマー。
(項目24)
ActRIIB融合タンパク質が、配列番号84のアミノ酸配列を含む、項目6に記載のヘテロマルチマー。
(項目25)
ActRIIB融合タンパク質が、配列番号90のアミノ酸配列に対して少なくとも75%、80%、90%、95%、または99%同一なアミノ酸配列を含む、項目6に記載のヘテロマルチマー。
(項目26)
ActRIIB融合タンパク質が、配列番号90のアミノ酸配列を含む、項目6に記載のヘテロマルチマー。
(項目27)
前記ActRIIBポリペプチドが、
a)配列番号51のアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%、または99%同一なアミノ酸配列、および10、9、8、7、6、5、4、3、2または1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、ActRIIBポリペプチド部分;
b)配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%、または99%同一なアミノ酸配列、および5、4、3、2または1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、リンカー部分;
c)配列番号68、69、72、または73から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%、または99%同一なアミノ酸配列、および25、20、15、10、5、4、3、2、または1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、異種部分;ならびに
d)必要に応じて、リーダー配列(例えば、配列番号23)
からなる、またはそれらから本質的になる、項目6に記載のヘテロマルチマー。
(項目28)
前記ActRIIBポリペプチドが、
a)配列番号51のアミノ酸配列、および10、9、8、7、6、5、4、3、2または1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、ActRIIBポリペプチド部分;
b)配列番号6のアミノ酸配列、および5、4、3、2または1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、リンカー部分;
c)配列番号68、69、72、または73から選択されるアミノ酸配列、および25、20、15、10、5、4、3、2、または1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、異種部分;
d)必要に応じて、リーダー配列(例えば、配列番号23)
からなる、またはそれらから本質的になる、項目6に記載のヘテロマルチマー。
(項目29)
前記ActRIIBポリペプチドが、
a)配列番号51の配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%、または99%同一なアミノ酸配列を含むActRIIBポリペプチド部分;
b)配列番号68、69、72、または73から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%、または99%同一なアミノ酸配列を含む異種部分;および
c)前記ActRIIBポリペプチド部分と前記異種部分とを接続するリンカー部分であって、配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%、または99%同一なアミノ酸配列を含む、リンカー部分
を含む、項目6に記載のヘテロマルチマー。
(項目30)
前記ActRIIBポリペプチドが、
a)配列番号51のアミノ酸配列を含むActRIIBポリペプチド部分;
b)配列番号68、69、72、または73から選択されるアミノ酸配列を含む異種部分;および
c)前記ActRIIBポリペプチド部分と前記異種部分とを接続するリンカー部分であって、配列番号6のアミノ酸配列を含む、リンカー部分
を含む、項目6に記載のヘテロマルチマー。
(項目31)
前記ActRIIBポリペプチドまたはActRIIB融合タンパク質が、配列番号50の79位に対応する残基に酸性アミノ酸を含まない、先行する項目のいずれかに記載のヘテロマルチマー。
(項目32)
前記ActRIIBポリペプチドまたはActRIIB融合タンパク質が、配列番号50の79位に対応する残基にDを含まない、項目27に記載のヘテロマルチマー。
(項目33)
前記TβRIIポリペプチドが、
a.配列番号1の23~35位のいずれか1つで始まり配列番号1の153~159位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号2の23~60位のいずれか1つで始まり配列番号2の178~184位のいずれか1つで終わる配列;
c.配列番号18の配列;
d.配列番号27の配列;または
e.配列番号28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38;および39のうちのいずれか1つの配列
に対して少なくとも75%同一なアミノ酸配列を含む、項目1に記載のヘテロマルチマー。
(項目34)
前記TβRIIポリペプチドが、
a.配列番号1の23~35位のいずれか1つで始まり配列番号1の153~159位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号2の23~60位のいずれか1つで始まり配列番号2の178~184位のいずれか1つで終わる配列;
c.配列番号18の配列;
d.配列番号27の配列;または
e.配列番号28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38;および39のうちのいずれか1つの配列
に対して少なくとも90%同一なアミノ酸配列を含む、項目33に記載のヘテロマルチマー。
(項目35)
前記TβRIIポリペプチドが、
a.配列番号1の23~35位のいずれか1つで始まり配列番号1の153~159位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号2の23~60位のいずれか1つで始まり配列番号2の178~184位のいずれか1つで終わる配列;
c.配列番号18の配列;
d.配列番号27の配列;または
e.配列番号28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38;および39のうちのいずれか1つの配列
に対して少なくとも95%同一なアミノ酸配列を含む、項目34に記載のヘテロマルチマー。
(項目36)
前記TβRIIポリペプチドが、
a.配列番号1の23~35位のいずれか1つで始まり配列番号1の153~159位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号2の23~60位のいずれか1つで始まり配列番号2の178~184位のいずれか1つで終わる配列;
c.配列番号18の配列;
d.配列番号27の配列;または
e.配列番号28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38;および39のうちのいずれか1つの配列
から選択されるアミノ酸配列を含む、項目35に記載のヘテロマルチマー。
(項目37)
前記TβRIIポリペプチドが、配列番号18の配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%、または99%同一なアミノ酸配列を含む、項目1に記載のヘテロマルチマー。
(項目38)
前記TβRIIポリペプチドが、配列番号18のアミノ酸配列を含む、項目1に記載のヘテロマルチマー。
(項目39)
前記TβRIIポリペプチドが、
a.TβRIIの細胞外ドメインを含むTβRII部分;および
b.異種部分
を含む融合タンパク質である、項目1に記載のヘテロマルチマー。
(項目40)
前記TβRII部分が、
a.配列番号1の23~35位のいずれか1つで始まり配列番号1の153~159位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号2の23~60位のいずれか1つで始まり配列番号2の178~184位のいずれか1つで終わる配列;
c.配列番号18の配列;
d.配列番号27の配列;または
e.配列番号28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38;および39のうちのいずれか1つの配列
に対して少なくとも75%同一なアミノ酸配列を含む、項目39に記載のヘテロダイマー。
(項目41)
前記TβRII部分が、
a.配列番号1の23~35位のいずれか1つで始まり配列番号1の153~159位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号2の23~60位のいずれか1つで始まり配列番号2の178~184位のいずれか1つで終わる配列;
c.配列番号18の配列;
d.配列番号27の配列;または
e.配列番号28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38;および39のうちのいずれか1つの配列
に対して少なくとも90%同一なアミノ酸配列を含む、項目40に記載のヘテロマルチマー。
(項目42)
前記TβRII部分が、
a.配列番号1の23~35位のいずれか1つで始まり配列番号1の153~159位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号2の23~60位のいずれか1つで始まり配列番号2の178~184位のいずれか1つで終わる配列;
c.配列番号18の配列;
d.配列番号27の配列;または
e.配列番号28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38;および39のうちのいずれか1つの配列
に対して少なくとも95%同一なアミノ酸配列を含む、項目41に記載のヘテロマルチマー。
(項目43)
前記TβRII部分が、
a.配列番号1の23~35位のいずれか1つで始まり配列番号1の153~159位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号2の23~60位のいずれか1つで始まり配列番号2の178~184位のいずれか1つで終わる配列;
c.配列番号18の配列;
d.配列番号27の配列;ならびに
e.配列番号28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38;および39のうちのいずれか1つの配列
から選択されるアミノ酸配列を含む、項目42に記載のヘテロマルチマー。
(項目44)
前記異種部分が、相互作用対の第1または第2のメンバーを含む、項目39から43のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
(項目45)
前記異種部分が、ヘテロダイマー形成を促進する1つまたは複数のアミノ酸改変を含む、項目39から44のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
(項目46)
前記異種部分が、免疫グロブリンFcドメインである、項目39から45のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
(項目47)
前記免疫グロブリンFcドメインが、ヒト免疫グロブリンFcドメインである、項目46に記載のヘテロマルチマー。
(項目48)
前記免疫グロブリンFcドメインが、免疫グロブリンG1Fcドメインである、項目46または47に記載のヘテロマルチマー。
(項目49)
前記免疫グロブリンFcドメインが、
a.配列番号68のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、356位にリシン(K)および399位にKを含む、配列;
b.配列番号69のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、392位にアスパラギン酸(D)および409位にDを含む、配列;
c.配列番号72のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、354位にシステイン(C)および366位にトリプトファン(W)を含む、配列;または
d.配列番号73のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、349位にC、366位にセリン(S)、368位にアラニン(A)、および407位にバリンを含む、配列
に対して少なくとも75%同一なアミノ酸配列を含む、項目46に記載のヘテロマルチマー。
(項目50)
前記免疫グロブリンFcドメインが、
a.配列番号68のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、356位にリシン(K)および399位にKを含む、配列;
b.配列番号69のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、392位にアスパラギン酸(D)および409位にDを含む、配列;
c.配列番号72のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、354位にシステイン(C)および366位にトリプトファン(W)を含む、配列;または
d.配列番号73のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、349位にC、366位にセリン(S)、368位にアラニン(A)、および407位にバリンを含む、配列に対して少なくとも95%同一なアミノ酸配列を含む、項目49に記載のヘテロマルチマー。
(項目51)
前記免疫グロブリンFcドメインが、
a.配列番号68のアミノ酸配列;
b.配列番号69のアミノ酸配列;
c.配列番号72のアミノ酸配列;および
d.配列番号73のアミノ酸配列
から選択されるアミノ酸配列を含む、項目50に記載のヘテロマルチマー。
(項目52)
前記融合タンパク質が、前記TβRII部分と前記異種部分との間に配置されたリンカードメイン部分をさらに含む、項目39から51のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
(項目53)
リンカーが、10アミノ酸長から25アミノ酸長の間である、項目52に記載のヘテロマルチマー。
(項目54)
リンカーが、
a.(GGGGS) (式中、nは2以上である);
b.(GGGGS) (式中、nは3以上である);
c.(GGGGS) (式中、nは4以上である);ならびに
d.配列番号4~7、19、21、25、26、40、および63~67のうちのいずれか1つのアミノ酸配列
から選択されるアミノ酸配列を含む、項目52に記載のヘテロマルチマー。
(項目55)
リンカーが、(GGGGS) を含み、式中、nは5以上ではない、項目52に記載のヘテロマルチマー。
(項目56)
TβRII融合タンパク質が、配列番号87のアミノ酸配列に対して少なくとも75%、80%、90%、95%、または99%同一なアミノ酸配列を含む、項目39に記載のヘテロマルチマー。
(項目57)
TβRII融合タンパク質が、配列番号87のアミノ酸配列を含む、項目39に記載のヘテロマルチマー。
(項目58)
TβRII融合タンパク質が、配列番号93のアミノ酸配列に対して少なくとも75%、80%、90%、95%、または99%同一なアミノ酸配列を含む、項目39に記載のヘテロマルチマー。
(項目59)
TβRII融合タンパク質が、配列番号93のアミノ酸配列を含む、項目39に記載のヘテロマルチマー。
(項目60)
前記TβRIIポリペプチドが、
a)配列番号18のアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%、または99%同一なアミノ酸配列、および10、9、8、7、6、5、4、3、2または1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、TβRIIポリペプチド部分;
b)配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%、または99%同一なアミノ酸配列、および5、4、3、2または1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、リンカー部分;
c)配列番号68、69、72、または73から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%、または99%同一なアミノ酸配列、および25、20、15、10、5、4、3、2、または1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、異種部分;ならびに
d)必要に応じて、リーダー配列(例えば、配列番号23)
からなる、またはそれらから本質的になる、項目39に記載のヘテロマルチマー。
(項目61)
前記TβRIIポリペプチドが、
a)配列番号18のアミノ酸配列、および10、9、8、7、6、5、4、3、2または1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、TβRIIポリペプチド部分;
b)配列番号6のアミノ酸配列、および5、4、3、2または1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、リンカー部分;
c)配列番号68、69、72、または73から選択されるアミノ酸配列、および25、20、15、10、5、4、3、2、または1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、異種部分;
d)必要に応じて、リーダー配列(例えば、配列番号23)
からなる、またはそれらから本質的になる、項目39に記載のヘテロマルチマー。
(項目62)
前記TβRIIポリペプチドが、
a)配列番号18の配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%、または99%同一なアミノ酸配列を含むTβRIIポリペプチド部分;
b)配列番号68、69、72、または73から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%、または99%同一なアミノ酸配列を含む異種部分;および
c)前記TβRIIポリペプチド部分と前記異種部分とを接続するリンカー部分であって、配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%、または99%同一なアミノ酸配列を含む、リンカー部分
を含む、項目39に記載のヘテロマルチマー。
(項目63)
前記TβRIIポリペプチドが、
a)配列番号18のアミノ酸配列を含むTβRIIポリペプチド部分;
b)配列番号68、69、72、または73から選択されるアミノ酸配列を含む異種部分;および
c)前記TβRIIポリペプチド部分と前記異種部分とを接続するリンカー部分であって、配列番号6のアミノ酸配列を含む、リンカー部分
を含む、項目39に記載のヘテロマルチマー。
(項目64)
グリコシル化されたアミノ酸、PEG化されたアミノ酸、ファルネシル化されたアミノ酸、アセチル化されたアミノ酸、ビオチン化されたアミノ酸、および脂質部分にコンジュゲートされたアミノ酸から選択される1つまたは複数の改変されたアミノ酸残基を含む、項目1から63のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
(項目65)
グリコシル化されている、項目64に記載のヘテロマルチマー。
(項目66)
CHO細胞における前記ポリペプチドの発現に特徴的なグリコシル化パターンを有する、項目65に記載のヘテロマルチマー。
(項目67)
CHO細胞における前記ポリペプチドの発現に特徴的なグリコシル化パターンを有する、項目66に記載のヘテロマルチマー。
(項目68)
GDF11、GDF8、アクチビンA、アクチビンB、BMP10、TGFβ1、およびTGFβ3のうちの1つまたは複数に結合する、項目1から67のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
(項目69)
レポーター遺伝子アッセイを使用して決定される、GDF11、GDF8、アクチビンA、アクチビンB、BMP10、TGFβ1、およびTGFβ3シグナル伝達のうちの1つまたは複数を阻害する、項目1から68のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
(項目70)
ヘテロダイマーである、項目1から69のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
(項目71)
単離されている、項目1から70のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
(項目72)
単離されている、項目1から70のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
(項目73)
先行する項目のいずれかの前記ActRIIBポリペプチドまたは融合タンパク質のコード配列を含む単離されたポリヌクレオチド。
(項目74)
先行する項目のいずれかの前記TβRIIポリペプチドまたは融合タンパク質のコード配列を含む単離されたポリヌクレオチド。
(項目75)
先行する項目のいずれかの前記TβRIIポリペプチドまたは融合タンパク質および前記ActRIIBポリペプチドまたは融合タンパク質のコード配列を含む単離されたポリヌクレオチド。
(項目76)
項目73から75のいずれか一項に記載のポリヌクレオチドに作動可能に連結されたプロモーター配列を含む組換えポリヌクレオチド。
(項目77)
項目73から76のいずれか一項に記載のポリヌクレオチドを含む細胞。
(項目78)
CHO細胞である、項目95に記載の細胞。
(項目79)
項目1から72のいずれか一項に記載のポリペプチドおよび薬学的に許容される賦形剤を含む医薬調製物。
(項目80)
ActRIIBポリペプチドおよびTβRIIポリペプチドを含むヘテロマルチマーを作製する方法であって、ActRIIBポリペプチドおよびTβRIIポリペプチドの発現に好適な条件下で細胞を培養するステップを含み、前記細胞が、項目73に記載の組換えポリヌクレオチドおよび項目74に記載の組換えポリヌクレオチドを含む、方法。
(項目81)
ActRIIBポリペプチドおよびTβRIIポリペプチドを含むヘテロマルチマーを作製する方法であって、ActRIIBポリペプチドおよびTβRIIポリペプチドの発現に好適な条件下で細胞を培養するステップを含み、前記細胞が、項目75に記載の組換えポリヌクレオチドを含む、方法。
(項目82)
TβRIIポリペプチドおよびActRIIBポリペプチドを含むヘテロマルチマーを作製する方法であって、
a)TβRIIポリペプチドの発現に好適な条件下で第1の細胞を培養するステップであって、前記第1の細胞が、項目74に記載の組換えポリヌクレオチドを含む、ステップと;
b)そうして発現された前記TβRIIポリペプチドを回収するステップと;
c)ActRIIBポリペプチドの発現に好適な条件下で第2の細胞を培養するステップであって、前記第2の細胞が、項目73に記載の組換えポリヌクレオチドを含む、ステップと;
d)そうして発現された前記ActRIIBポリペプチドを回収するステップと;
e)ActRIIB:TβRIIヘテロマルチマー形成に好適な条件下で、前記回収されたTβRIIポリペプチドおよび前記回収されたActRIIBポリペプチドを合わせるステップとを含む、方法。
(項目83)
TGFβスーパーファミリーメンバーに対する細胞の応答をモジュレートする方法であって、前記細胞を、項目1から72のいずれか一項に記載のヘテロマルチマーに曝露させるステップを含む、方法。
(項目84)
それを必要とする患者においてTGFβスーパーファミリーメンバーと関連する疾患または状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の項目1から72のいずれか一項に記載のヘテロマルチマーまたは項目79に記載の医薬調製物を投与するステップを含む、方法。
(項目85)
それを必要とする患者において筋肉関連疾患または状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の項目1から72のいずれか一項に記載のヘテロマルチマーまたは項目79に記載の医薬調製物を投与するステップを含む、方法。
(項目86)
前記筋肉関連疾患または状態が、筋ジストロフィー、デュシェンヌ型筋ジストロフィー、ベッカー型筋ジストロフィー、シャルコー・マリー・トゥース病、顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー、筋萎縮性側索硬化症、および筋肉減少症から選択される、項目85に記載の方法。
(項目87)
それを必要とする患者において肺関連疾患または状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の項目1から72のいずれか一項に記載のヘテロマルチマーまたは項目79に記載の医薬調製物を投与するステップを含む、方法。
(項目88)
前記肺関連疾患または状態が、肺高血圧症、肺動脈性肺高血圧症、および特発性肺線維症から選択される、項目87に記載の方法。
(項目89)
それを必要とする患者においてがんを処置する方法であって、前記患者に、有効量の項目1から72のいずれか一項に記載のヘテロマルチマーまたは項目79に記載の医薬調製物を投与するステップを含む、方法。
(項目90)
それを必要とする患者において腎臓関連疾患または状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の項目1から72のいずれか一項に記載のヘテロマルチマーまたは項目79に記載の医薬調製物を投与するステップを含む、方法。
(項目91)
前記腎臓関連疾患または状態が、アルポート症候群、慢性腎臓疾患、多発性嚢胞腎疾患および腎線維症から選択される、項目90に記載の方法。
(項目92)
それを必要とする患者において貧血または貧血関連疾患もしくは状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の項目1から72のいずれか一項に記載のヘテロマルチマーまたは項目79に記載の医薬調製物を投与するステップを含む、方法。
(項目93)
前記貧血関連疾患または状態が、サラセミア、骨髄異形成症候群、骨髄線維症、および鎌状赤血球症から選択される、項目92に記載の方法。
(項目94)
TβRIIポリペプチドおよびフォリスタチンポリペプチドを含む多特異性バインダータンパク質。
(項目95)
前記TβRIIポリペプチドが、配列番号170のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、もしくは100%同一なアミノ酸配列、またはその生物学的に活性な断片を含む、項目94に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目96)
前記フォリスタチンポリペプチドが、配列番号111のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、もしくは100%同一なアミノ酸配列、またはその生物学的に活性な断片を含む、項目94または95に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目97)
異種部分をさらに含む、項目94から96のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目98)
前記異種部分が、Fcドメインである、項目97に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目99)
前記Fcドメインが、配列番号163のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目98に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目100)
前記異種部分が、前記フォリスタチンポリペプチドと前記TβRIIポリペプチドとの間にある、項目97から99のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目101)
前記異種部分が、前記フォリスタチンポリペプチドに直接コンジュゲートされている、項目100に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目102)
前記異種部分が、リンカーによって前記フォリスタチンポリペプチドにコンジュゲートされている、項目100に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目103)
前記リンカーが、配列番号3のアミノ酸配列を含む、項目102に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目104)
前記異種部分が、前記TβRIIポリペプチドに直接コンジュゲートされている、項目100から103のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目105)
前記異種部分が、リンカーによって前記TβRIIポリペプチドにコンジュゲートされている、項目100から103のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目106)
前記異種部分を前記TβRIIポリペプチドにコンジュゲートしている前記リンカーが、配列番号165のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目105に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目107)
N末端からC末端へと、前記フォリスタチンポリペプチド、異種ドメイン、および前記TβRIIポリペプチドを含む、項目97から106のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目108)
リーダー配列を含む、項目94から107のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目109)
前記リーダー配列が、配列番号23のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目108に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目110)
配列番号164のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目94から109のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目111)
配列番号180または181のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目94から110のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目112)
TβRIIポリペプチドと、GDF8に結合することが可能な抗体または抗原結合性断片とを含む多特異性バインダータンパク質。
(項目113)
前記TβRIIポリペプチドが、配列番号170のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、もしくは100%同一なアミノ酸配列、またはその生物学的に活性な断片を含む、項目112に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目114)
前記抗体または抗原結合性断片が、可変重鎖および可変軽鎖を含む、項目112または113に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目115)
前記可変重鎖が、配列番号151から153のアミノ酸配列を有するCDRを含む、項目114に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目116)
前記可変軽鎖が、配列番号154から156のアミノ酸配列を有するCDRを含む、項目114または115に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目117)
前記可変重鎖が、配列番号167のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目114から116のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目118)
前記可変軽鎖が、配列番号174のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目114から117のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目119)
前記抗体または抗原結合性断片が、配列番号168のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、もしくは100%同一なアミノ酸配列、またはその生物学的に活性な断片を含む、項目112から118のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目120)
前記抗体または抗原結合性断片が、配列番号167のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、もしくは100%同一なアミノ酸配列、またはその生物学的に活性な断片を含む、項目112から119のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目121)
前記抗体または抗原結合性断片が、配列番号171のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、もしくは100%同一なアミノ酸配列、またはその生物学的に活性な断片を含む、項目112から120のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目122)
配列番号172のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目112から121のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目123)
配列番号175のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目112から122のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目124)
配列番号182のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目112から122のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目125)
配列番号172のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一なアミノ酸配列を含み、配列番号182のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一なアミノ酸配列をさらに含む、項目112から122のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目126)
リーダー配列を含む、項目112から125のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目127)
前記リーダー配列が、配列番号176のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目126に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目128)
前記抗体または抗原結合性断片が、GDF11および/またはアクチビンにも結合することが可能である、項目112から127のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目129)
項目94から128に記載の多特異性バインダータンパク質のいずれかを発現することが可能なポリヌクレオチドまたはポリヌクレオチドのコレクション。
(項目130)
項目129に記載のポリヌクレオチドを含むベクターまたはベクターのコレクション。
(項目131)
項目129に記載のポリヌクレオチドまたは項目130に記載のベクターを含み、それを発現させることが可能な宿主細胞。
(項目132)
項目94から128のいずれか一項に記載の多特異性バインダーおよび薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
(項目133)
筋肉障害を有する対象を、項目94から128のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質で処置する方法。
(項目134)
前記対象が、筋ジストロフィーを有する、項目133に記載の方法。
(項目135)
前記対象が、デュシェンヌ型筋ジストロフィーを有する、項目134に記載の方法。
(項目136)
前記対象が、ベッカー型筋ジストロフィーを有する、項目134に記載の方法。
(項目137)
前記障害が、筋線維症と関連する、項目133から136のいずれか一項に記載の方法。
(項目138)
前記障害が、筋喪失または筋消耗と関連する、項目133から137のいずれか一項に記載の方法。
(項目139)
ActRIIBポリペプチドおよびTβRIIポリペプチドを含む融合タンパク質。
(項目140)
前記ActRIIBポリペプチドが、配列番号51または52のアミノ酸配列に対して少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目139に記載の融合タンパク質。
(項目141)
前記TβRIIポリペプチドが、配列番号170のアミノ酸配列に対して少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目139または140に記載の融合タンパク質。
(項目142)
ActRIIBポリペプチド部分が、TβRIIポリペプチド部分のN末端側にある、項目139から141のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目143)
ActRIIBポリペプチド部分が、TβRIIポリペプチド部分のC末端側にある、項目139から141のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目144)
前記融合タンパク質における前記ActRIIBポリペプチド部分と前記TβRIIポリペプチド部分とを異種部分および/または1つもしくは複数のリンカー部分が分離している、項目139から143のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目145)
前記異種部分が、配列番号163のアミノ酸配列に対して少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含むFcポリペプチド部分である、項目144に記載の融合タンパク質。
(項目146)
前記異種部分が、配列番号72または73のアミノ酸配列に対して少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列(必要に応じて、C末端リシン残基を欠いていてもよい)を含むFcポリペプチド部分である、項目144に記載の融合タンパク質。
(項目147)
前記TβRIIポリペプチド部分が、リンカーによってFc部分に融合されている、項目144から146のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目148)
前記TβRIIポリペプチド部分が、グリシン-セリンリッチリンカーによってFc部分に融合されている、項目144から146のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目149)
前記リンカーが、配列番号165のアミノ酸配列に対して少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目148に記載の融合タンパク質。
(項目150)
前記ActRIIBポリペプチド部分が、リンカーによって前記Fc部分に融合されている、項目144から149のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目151)
前記ActRIIBポリペプチド部分が、GGGリンカーを含むリンカーによって前記Fc部分に融合されている、項目150に記載の融合タンパク質。
(項目152)
シグナル配列を含む、項目139から151のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目153)
前記シグナル配列が、配列番号23のアミノ酸配列に対して少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目152に記載の融合タンパク質。
(項目154)
配列番号183または195のアミノ酸配列に対して少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目139から151のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目155)
マルチマーのユニットである、項目139から151のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目156)
前記マルチマーが、ホモダイマーである、項目155に記載の融合タンパク質。
(項目157)
前記マルチマーがヘテロマルチマーであり、前記融合タンパク質が前記ヘテロマルチマーの1つのユニットであり、前記ヘテロマルチマーが第2のタンパク質ユニットを含む、項目155に記載の融合タンパク質。
(項目158)
前記第2のタンパク質ユニットが、ActRIIBポリペプチド部分を含むが、TβRIIポリペプチド部分を欠く、項目157に記載の融合タンパク質。
(項目159)
前記第2のタンパク質ユニットが、TβRIIポリペプチド部分を含むが、ActRIIBポリペプチド部分を欠く、項目157に記載の融合タンパク質。
(項目160)
前記ヘテロマルチマーの各ユニットが、相互作用対のメンバーを含む、項目157から159のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目161)
前記相互作用対の前記メンバーが、Fcドメインを含む、項目160に記載の融合タンパク質。
(項目162)
前記Fcドメインが、ヘテロマルチマー形成を促進するおよび/またはホモマルチマー形成を阻害するためのアミノ酸改変を含む、項目161に記載の融合タンパク質。
(項目163)
前記Fcドメインが、1つまたは複数の「ノブ-イン-ホール」変異を含むように改変されている、項目162に記載の融合タンパク質。
(項目164)
配列番号184または196のアミノ酸配列に対して少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目159から163のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目165)
前記ヘテロマルチマーの第2のユニットが、TβRIIポリペプチド部分を含むがActRIIBポリペプチド部分を欠き、前記第2のタンパク質ユニットが、配列番号185または197のアミノ酸配列に対して少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目159から163のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目166)
前記融合タンパク質が、配列番号184または196のアミノ酸配列を含み、前記第2のタンパク質ユニットが、配列番号185または197のアミノ酸配列を含む、項目159から163のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目167)
TβRIIポリペプチド部分および異種部分を含む融合タンパク質であって、TβRIIポリペプチドが異種部分のC末端側にある、融合タンパク質。
(項目168)
リンカーが、TβRII部分を前記異種部分に接続する、項目167に記載の融合タンパク質。
(項目169)
前記リンカー、配列番号165のアミノ酸配列に対して少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目167または168に記載の融合タンパク質。
(項目170)
前記異種部分が、Fc部分である、項目167から169のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目171)
前記Fc部分が、配列番号73に対して少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列(必要に応じて、C末端のリシン残基を欠いていてもよい)、またはその機能的断片を含む、項目170に記載の融合タンパク質。
(項目172)
前記TβRII部分が、配列番号170に対して少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列、またはその機能的断片を含む、項目167から171のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目173)
前記融合タンパク質が、配列番号193または198に対して少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目167から172のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目174)
ホモダイマーの一部である、項目167から173のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目175)
前記ホモダイマーが、それぞれ配列番号193または198のアミノ酸配列を含む2つの融合タンパク質を含む、項目174に記載の融合タンパク質。
(項目176)
モノマーである、項目167から173のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目177)
配列番号193または198のアミノ酸配列を含む、項目176に記載の融合タンパク質。
(項目178)
追加のリガンド結合ドメインを何も含まない、項目167から177のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目179)
ActRIIB部分、抗体部分、抗原結合性部分、またはフォリスタチン部分を含まない、項目167から177のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目180)
項目139から179のいずれか一項に記載の融合タンパク質をコードする単離されたポリヌクレオチド。
(項目181)
項目180に記載のポリヌクレオチドに作動可能に連結されたプロモーター配列を含む組換えポリヌクレオチド。
(項目182)
項目180または181に記載のポリヌクレオチドを含む細胞。
(項目183)
CHO細胞である、項目182に記載の細胞。
(項目184)
項目139から179のいずれか一項に記載の融合タンパク質および薬学的に許容される賦形剤を含む医薬調製物。
(項目185)
TGFβスーパーファミリーメンバーに対する細胞の応答をモジュレートする方法であって、前記細胞を、項目139から179のいずれか一項に記載の融合タンパク質に曝露させるステップを含む、方法。
(項目186)
それを必要とする患者においてTGFβスーパーファミリーメンバーと関連する疾患または状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の項目139から179のいずれか一項に記載の融合タンパク質を投与するステップを含む、方法。
(項目187)
それを必要とする患者において筋肉関連疾患または状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の項目139から179のいずれか一項に記載の融合タンパク質を投与するステップを含む、方法。
(項目188)
前記筋肉関連疾患または状態が、筋ジストロフィー、デュシェンヌ型筋ジストロフィー、ベッカー型筋ジストロフィー、シャルコー・マリー・トゥース病、顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー、筋萎縮性側索硬化症、および筋肉減少症から選択される、項目187に記載の方法。
(項目189)
それを必要とする患者において肺関連疾患または状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の項目139から179のいずれか一項に記載の融合タンパク質を投与するステップを含む、方法。
(項目190)
前記肺関連疾患または状態が、間質性肺疾患、肺高血圧症、肺動脈性肺高血圧症、および特発性肺線維症から選択される、項目189に記載の方法。
(項目191)
それを必要とする患者においてがんを処置する方法であって、前記患者に、有効量の項目139から179のいずれか一項に記載の融合タンパク質を投与するステップを含む、方法。
(項目192)
それを必要とする患者において腎臓関連疾患または状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の項目139から179のいずれか一項に記載の融合タンパク質を投与するステップを含む、方法。
(項目193)
前記腎臓関連疾患または状態が、アルポート症候群、慢性腎臓疾患、多発性嚢胞腎疾患および腎線維症から選択される、項目192に記載の方法。
(項目194)
それを必要とする患者において貧血または貧血関連疾患もしくは状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の項目139から179のいずれか一項に記載の融合タンパク質を投与するステップを含む、方法。
(項目195)
前記貧血関連疾患または状態が、サラセミア、骨髄異形成症候群、骨髄線維症、および鎌状赤血球症から選択される、項目194に記載の方法。
(項目196)
それを必要とする患者において線維性または硬化性の疾患または状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の項目139から179のいずれか一項に記載の融合タンパク質を投与するステップを含む、方法。
(項目197)
前記線維性または硬化性の疾患または状態が、全身性硬化症、びまん性全身性硬化症、全身性硬化症-間質性肺疾患、骨髄線維症、進行性全身性硬化症(PSS)、または特発性肺線維症のうちのいずれか1つまたは複数である、項目196に記載の方法。

Claims (23)

  1. ActRIIBポリペプチドおよびTβRIIポリペプチドを含むヘテロマルチマー。
  2. 前記ActRIIBポリペプチドが、
    a.配列番号50の20~29位のいずれか1つで始まり配列番号50の109~134位のいずれか1つで終わる配列;
    b.配列番号50の20位で始まり配列番号50の134位で終わる配列;
    c.配列番号50の29位で始まり配列番号50の109位で終わる配列;
    d.配列番号50の25位で始まり配列番号50の131位で終わる配列;
    e.配列番号51の配列;
    f.配列番号52の配列;
    g.配列番号54の配列;
    h.配列番号55の配列;または
    i.配列番号109の配列
    に対して少なくとも85%、90%、95%または100%同一なアミノ酸配列を含む、請求項1に記載のヘテロマルチマー。
  3. 前記ActRIIBポリペプチドが、
    a.ActRIIBの細胞外ドメインを含むActRIIB部分;および
    b.異種部分
    を含む融合タンパク質である、請求項1に記載のヘテロマルチマー。
  4. 前記融合タンパク質が、前記ActRIIB部分と前記異種部分との間に配置されたリンカードメイン部分をさらに含前記リンカーが、10アミノ酸長から25アミノ酸長の間である、ならびに/または
    a.(GGGGS) (式中、nは2以上である);
    b.(GGGGS) (式中、nは3以上である);
    c.(GGGGS) (式中、nは4以上である);
    d.(GGGGS) (式中、nは5以上ではない);または
    e.配列番号4~7、19、21、25、26、40、および63~67のうちのいずれか1つのアミノ酸配列
    から選択されるアミノ酸配列を含む
    請求項に記載のヘテロマルチマー。
  5. ActRIIB融合タンパク質が、配列番号84または90のアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、請求項に記載のヘテロマルチマー。
  6. A.前記ActRIIBポリペプチドが、
    a)配列番号51のアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%99%もしくは100%同一なアミノ酸配列、および10、9、8、7、6、5、4、3、2もしくは1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、ActRIIBポリペプチド部分;
    b)配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%、99%もしくは100%同一なアミノ酸配列、および5、4、3、2もしくは1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、リンカー部分;
    c)配列番号68、69、72、もしくは73から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%、99%もしくは100%同一なアミノ酸配列、および25、20、15、10、5、4、3、2、もしくは1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、異種部分;ならびに
    d)必要に応じて、リーダー配
    からなる、または
    B.前記ActRIIBポリペプチドが、
    a)配列番号51の配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%、99%もしくは100%同一なアミノ酸配列を含むActRIIBポリペプチド部分;
    b)配列番号68、69、72、もしくは73から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%、99%もしくは100%同一なアミノ酸配列を含む異種部分;および
    c)前記ActRIIBポリペプチド部分と前記異種部分とを接続するリンカー部分であって、配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%、99%もしくは100%同一なアミノ酸配列を含む、リンカー部分
    を含む、
    請求項に記載のヘテロマルチマー。
  7. 前記ActRIIBポリペプチドまたはActRIIB融合タンパク質が、配列番号50の79位に対応する残基に酸性アミノ酸を含まない、請求項1~6のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
  8. 前記TβRIIポリペプチドが、
    a.配列番号1の23~35位のいずれか1つで始まり配列番号1の153~159位のいずれか1つで終わる配列;
    b.配列番号2の23~60位のいずれか1つで始まり配列番号2の178~184位のいずれか1つで終わる配列;
    c.配列番号18の配列;
    d.配列番号27の配列;または
    e.配列番号28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38;および39のうちのいずれか1つの配列
    に対して少なくとも85%、90%、95%または100%同一なアミノ酸配列を含む、請求項1に記載のヘテロマルチマー。
  9. 前記TβRIIポリペプチドが、配列番号18の配列に対して少なくとも0%、95%、97%99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、請求項1に記載のヘテロマルチマー。
  10. 前記TβRIIポリペプチドが、
    a.TβRIIの細胞外ドメインを含むTβRII部分;および
    b.異種部分
    を含む融合タンパク質である、請求項1に記載のヘテロマルチマー。
  11. 前記融合タンパク質が、前記TβRII部分と前記異種部分との間に配置されたリンカードメイン部分をさらに含前記リンカーが、10アミノ酸長から25アミノ酸長の間である、ならびに/または
    a.(GGGGS) (式中、nは2以上である);
    b.(GGGGS) (式中、nは3以上である);
    c.(GGGGS) (式中、nは4以上である);
    c.(GGGGS) (式中、nは5以上ではない);もしくは
    e.配列番号4~7、19、21、25、26、40、および63~67のうちのいずれか1つのアミノ酸配列
    から選択されるアミノ酸配列を含む、
    請求項10に記載のヘテロマルチマー。
  12. TβRII融合タンパク質が、配列番号87または93のアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、請求項10に記載のヘテロマルチマー。
  13. A.前記TβRIIポリペプチドが、
    a)配列番号18のアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%99%もしくは100%同一なアミノ酸配列、および10、9、8、7、6、5、4、3、2もしくは1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、TβRIIポリペプチド部分;
    b)配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%99%もしくは100%同一なアミノ酸配列、および5、4、3、2もしくは1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、リンカー部分;
    c)配列番号68、69、72、または73から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%、99%もしくは100%同一なアミノ酸配列、および25、20、15、10、5、4、3、2、もしくは1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、異種部分;ならびに
    d)必要に応じて、リーダー配
    からなる、または
    B.前記TβRIIポリペプチドが、
    a)配列番号18の配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%、99%もしくは100%同一なアミノ酸配列を含むTβRIIポリペプチド部分;
    b)配列番号68、69、72、もしくは73から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%、99%もしくは100%同一なアミノ酸配列を含む異種部分;および
    c)前記TβRIIポリペプチド部分と前記異種部分とを接続するリンカー部分であって、配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%、99%もしくは100%同一なアミノ酸配列を含む、リンカー部分
    を含む、
    請求項10に記載のヘテロマルチマー。
  14. 前記異種部分が、1)相互作用対の第1もしくは第2のメンバー、および/または2)ヘテロダイマー形成を促進する1つもしくは複数のアミノ酸改変を含む、請求項3に記載のヘテロマルチマー。
  15. 前記異種部分が、免疫グロブリンFcドメインである、請求項3に記載のヘテロマルチマー。
  16. 前記免疫グロブリンFcドメインが、
    a.配列番号68のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、356位にリシン(K)および399位にKを含む、配列;
    b.配列番号69のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、392位にアスパラギン酸(D)および409位にDを含む、配列;
    c.配列番号72のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、354位にシステイン(C)および366位にトリプトファン(W)を含む、配列;または
    d.配列番号73のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、349位にC、366位にセリン(S)、368位にアラニン(A)、および407位にバリンを含む、配列
    に対して少なくとも75%、95%および100%同一なアミノ酸配列を含む、請求項15に記載のヘテロマルチマー。
  17. TGFβスーパーファミリーメンバーに対する細胞の応答をモジュレートする方法であって、前記細胞を、請求項1から16のいずれか一項に記載のヘテロマルチマーに曝露させるステップを含む、方法。
  18. TGFβスーパーファミリーメンバーと関連する疾患または状態の処置を必要とする患者においてTGFβスーパーファミリーメンバーと関連する疾患または状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の請求項1から16のいずれか一項に記載のヘテロマルチマーを投与するステップを含む、方法。
  19. 筋肉関連疾患または状態の処置を必要とする患者において筋肉関連疾患または状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の請求項1から16のいずれか一項に記載のヘテロマルチマーを投与するステップを含む、方法。
  20. 肺関連疾患または状態の処置を必要とする患者において肺関連疾患または状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の請求項1から16のいずれか一項に記載のヘテロマルチマーを投与するステップを含む、方法。
  21. がんの処置を必要とする患者においてがんを処置する方法であって、前記患者に、有効量の請求項1から16のいずれか一項に記載のヘテロマルチマーを投与するステップを含む、方法。
  22. 腎臓関連疾患または状態の処置必要とする患者において腎臓関連疾患または状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の請求項1から16のいずれか一項に記載のヘテロマルチマーを投与するステップを含む、方法。
  23. 貧血または貧血関連疾患もしくは状態の処置を必要とする患者において貧血または貧血関連疾患もしくは状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の請求項1から16のいずれか一項に記載のヘテロマルチマーを投与するステップを含む、方法。
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