JPWO2019213442A5 - - Google Patents

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JPWO2019213442A5
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主題の具体的な実施形態について議論してきたが、上記明細書は例示的であり限定的ではない。この明細書および以下の特許請求の範囲を再考すれば、多くの変更が当業者にとって明らかとなるであろう。本発明の全範囲は、特許請求の範囲を均等の全範囲と共に、および本明細書をこのような変更と共に参照することによって決定されるべきである。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
ActRIIAポリペプチドおよびTβRIIポリペプチドを含むヘテロマルチマー。
(項目2)
前記ActRIIAポリペプチドが、
a.配列番号50の21~30位のいずれか1つで始まり配列番号50の110~135位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号50の21位で始まり配列番号50の135位で終わる配列;
c.配列番号50の30位で始まり配列番号50の110位で終わる配列;
d.配列番号51の配列;または
e.配列番号52の配列
に対して少なくとも75%同一なアミノ酸配列を含む、項目1に記載のヘテロマルチマー。
(項目3)
前記ActRIIAポリペプチドが、
a.配列番号50の21~30位のいずれか1つで始まり配列番号50の110~135位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号50の21位で始まり配列番号50の135位で終わる配列;
c.配列番号50の30位で始まり配列番号50の110位で終わる配列;
d.配列番号51の配列;または
e.配列番号52の配列
に対して少なくとも90%同一なアミノ酸配列を含む、項目2に記載のヘテロマルチマー。
(項目4)
前記ActRIIAポリペプチドが、
a.配列番号50の21~30位のいずれか1つで始まり配列番号50の110~135位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号50の21位で始まり配列番号50の135位で終わる配列;
c.配列番号50の30位で始まり配列番号50の110位で終わる配列;
d.配列番号51の配列;または
e.配列番号52の配列
に対して少なくとも95%同一なアミノ酸配列を含む、項目3に記載のヘテロマルチマー。
(項目5)
前記ActRIIAポリペプチドが、
a.配列番号50の21~30位のいずれか1つで始まり配列番号50の110~135位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号50の21位で始まり配列番号50の135位で終わる配列;
c.配列番号50の30位で始まり配列番号50の110位で終わる配列;
d.配列番号51の配列;または
e.配列番号52の配列
から選択されるアミノ酸配列を含む、項目4に記載のヘテロマルチマー。
(項目6)
前記ActRIIAポリペプチドが、
a.ActRIIAの細胞外ドメインを含むActRIIA部分;および
b.異種部分
を含む融合タンパク質である、項目1に記載のヘテロマルチマー。
(項目7)
前記ActRIIA部分が、
a.配列番号50の21~30位のいずれか1つで始まり配列番号50の110~135位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号50の21位で始まり配列番号50の135位で終わる配列;
c.配列番号50の30位で始まり配列番号50の110位で終わる配列;
d.配列番号51の配列;または
e.配列番号52の配列
に対して少なくとも75%同一なアミノ酸配列を含む、項目6に記載のヘテロダイマー。
(項目8)
前記ActRIIA部分が、
a.配列番号50の21~30位のいずれか1つで始まり配列番号50の110~135位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号50の21位で始まり配列番号50の135位で終わる配列;
c.配列番号50の30位で始まり配列番号50の110位で終わる配列;
d.配列番号51の配列;または
e.配列番号52の配列
に対して少なくとも90%同一なアミノ酸配列を含む、項目7に記載のヘテロマルチマー。
(項目9)
前記ActRIIA部分が、
a.配列番号50の21~30位のいずれか1つで始まり配列番号50の110~135位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号50の21位で始まり配列番号50の135位で終わる配列;
c.配列番号50の30位で始まり配列番号50の110位で終わる配列;
d.配列番号51の配列;または
e.配列番号52の配列
に対して少なくとも95%同一なアミノ酸配列を含む、項目8に記載のヘテロマルチマー。
(項目10)
前記ActRIIA部分が、
a.配列番号50の21~30位のいずれか1つで始まり配列番号50の110~135位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号50の21位で始まり配列番号50の135位で終わる配列;
c.配列番号50の30位で始まり配列番号50の110位で終わる配列;
d.配列番号51の配列;および
e.配列番号52の配列
から選択されるアミノ酸配列を含む、項目9に記載のヘテロマルチマー。
(項目11)
前記異種部分が、相互作用対の第1または第2のメンバーを含む、項目6から10のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
(項目12)
前記異種部分が、ヘテロダイマー形成を促進する1つまたは複数のアミノ酸改変を含む、項目6から11のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
(項目13)
前記異種部分が、免疫グロブリンFcドメインである、項目6から12のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
(項目14)
前記免疫グロブリンFcドメインが、ヒト免疫グロブリンFcドメインである、項目13に記載のヘテロマルチマー。
(項目15)
前記免疫グロブリンFcドメインが、免疫グロブリンG1Fcドメインである、項目13または14に記載のヘテロマルチマー。
(項目16)
前記免疫グロブリンFcドメインが、
a.配列番号68のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、356位にリシン(K)および399位にKを含む、配列;
b.配列番号69のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、392位にアスパラギン酸(D)および409位にDを含む、配列;
c.配列番号72のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、354位にシステイン(C)および366位にトリプトファン(W)を含む、配列;または
d.配列番号73のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、349位にC、366位にセリン(S)、368位にアラニン(A)および407位にバリンを含む、配列
に対して少なくとも75%同一なアミノ酸配列を含む、項目13に記載のヘテロマルチマー。
(項目17)
前記免疫グロブリンFcドメインが、
a.配列番号68のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、356位にリシン(K)および399位にKを含む、配列;
b.配列番号69のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、392位にアスパラギン酸(D)および409位にDを含む、配列;
c.配列番号72のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、354位にシステイン(C)および366位にトリプトファン(W)を含む、配列;または
d.配列番号73のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、349位にC、366位にセリン(S)、368位にアラニン(A)および407位にバリンを含む、配列
に対して少なくとも95%同一なアミノ酸配列を含む、項目16に記載のヘテロマルチマー。
(項目18)
前記免疫グロブリンFcドメインが、
a.配列番号68のアミノ酸配列;
b.配列番号69のアミノ酸配列;
c.配列番号72のアミノ酸配列;および
d.配列番号73のアミノ酸配列
から選択されるアミノ酸配列を含む、項目17に記載のヘテロマルチマー。
(項目19)
前記融合タンパク質が、前記ActRIIA部分と前記異種部分との間に配置されたリンカードメイン部分をさらに含む、項目6から18のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
(項目20)
リンカーが、10アミノ酸長から25アミノ酸長の間である、項目19に記載のヘテロマルチマー。
(項目21)
リンカーが、
a.(GGGGS) (式中、nは2以上である);
b.(GGGGS) (式中、nは3以上である);
c.(GGGGS) (式中、nは4以上である);ならびに
d.配列番号4~7、19、21、25、26、40および63~67のうちいずれか1つのアミノ酸配列
から選択されるアミノ酸配列を含む、項目19に記載のヘテロマルチマー。
(項目22)
リンカーが、(GGGGS) を含み、式中、nは5以上ではない、項目19に記載のヘテロマルチマー。
(項目23)
ActRIIA融合タンパク質が、配列番号84のアミノ酸配列に対して少なくとも75%、80%、90%、95%または99%同一なアミノ酸配列を含む、項目6に記載のヘテロマルチマー。
(項目24)
ActRIIA融合タンパク質が、配列番号84のアミノ酸配列を含む、項目6に記載のヘテロマルチマー。
(項目25)
ActRIIA融合タンパク質が、配列番号90のアミノ酸配列に対して少なくとも75%、80%、90%、95%または99%同一なアミノ酸配列を含む、項目6に記載のヘテロマルチマー。
(項目26)
ActRIIA融合タンパク質が、配列番号90のアミノ酸配列を含む、項目6に記載のヘテロマルチマー。
(項目27)
前記ActRIIAポリペプチドが、
a)配列番号51のアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%または99%同一なアミノ酸配列、および10、9、8、7、6、5、4、3、2または1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、ActRIIAポリペプチド部分;
b)配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%または99%同一なアミノ酸配列、および5、4、3、2または1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、リンカー部分;
c)配列番号68、69、72または73から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%または99%同一なアミノ酸配列、および25、20、15、10、5、4、3、2または1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、異種部分;ならびに
d)必要に応じて、リーダー配列(例えば、配列番号23)
からなる、またはそれらから本質的になる、項目6に記載のヘテロマルチマー。
(項目28)
前記ActRIIAポリペプチドが、
a)配列番号51のアミノ酸配列、および10、9、8、7、6、5、4、3、2または1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、ActRIIAポリペプチド部分;
b)配列番号6のアミノ酸配列、および5、4、3、2または1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、リンカー部分;
c)配列番号68、69、72または73から選択されるアミノ酸配列、および25、20、15、10、5、4、3、2または1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、異種部分;
d)必要に応じて、リーダー配列(例えば、配列番号23)
からなる、またはそれらから本質的になる、項目6に記載のヘテロマルチマー。
(項目29)
前記ActRIIAポリペプチドが、
a)配列番号51の配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%または99%同一なアミノ酸配列を含むActRIIAポリペプチド部分;
b)配列番号68、69、72または73から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%または99%同一なアミノ酸配列を含む異種部分;および
c)前記ActRIIAポリペプチド部分と前記異種部分とを接続するリンカー部分であって、配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%または99%同一なアミノ酸配列を含む、リンカー部分
を含む、項目6に記載のヘテロマルチマー。
(項目30)
前記ActRIIAポリペプチドが、
a)配列番号51のアミノ酸配列を含むActRIIAポリペプチド部分;
b)配列番号68、69、72、または73から選択されるアミノ酸配列を含む異種部分;および
c)前記ActRIIAポリペプチド部分と前記異種部分とを接続するリンカー部分であって、配列番号6のアミノ酸配列を含む、リンカー部分
を含む、項目6に記載のヘテロマルチマー。
(項目31)
可溶性である、先行する項目のいずれかに記載のヘテロマルチマー。
(項目32)
組換えタンパク質である、項目27に記載のヘテロマルチマー。
(項目33)
前記TβRIIポリペプチドが、
a.配列番号1の23~35位のいずれか1つで始まり配列番号1の153~159位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号2の23~60位のいずれか1つで始まり配列番号2の178~184位のいずれか1つで終わる配列;
c.配列番号18の配列;
d.配列番号27の配列;または
e.配列番号28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38および39のうちいずれか1つの配列
に対して少なくとも75%同一なアミノ酸配列を含む、項目1に記載のヘテロマルチマー。
(項目34)
前記TβRIIポリペプチドが、
a.配列番号1の23~35位のいずれか1つで始まり配列番号1の153~159位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号2の23~60位のいずれか1つで始まり配列番号2の178~184位のいずれか1つで終わる配列;
c.配列番号18の配列;
d.配列番号27の配列;または
e.配列番号28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38および39のうちいずれか1つの配列
に対して少なくとも90%同一なアミノ酸配列を含む、項目33に記載のヘテロマルチマー。
(項目35)
前記TβRIIポリペプチドが、
a.配列番号1の23~35位のいずれか1つで始まり配列番号1の153~159位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号2の23~60位のいずれか1つで始まり配列番号2の178~184位のいずれか1つで終わる配列;
c.配列番号18の配列;
d.配列番号27の配列;または
e.配列番号28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38および39のうちいずれか1つの配列
に対して少なくとも95%同一なアミノ酸配列を含む、項目34に記載のヘテロマルチマー。
(項目36)
前記TβRIIポリペプチドが、
a.配列番号1の23~35位のいずれか1つで始まり配列番号1の153~159位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号2の23~60位のいずれか1つで始まり配列番号2の178~184位のいずれか1つで終わる配列;
c.配列番号18の配列;
d.配列番号27の配列;ならびに
e.配列番号28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38および39のうちいずれか1つの配列
から選択されるアミノ酸配列を含む、項目35に記載のヘテロマルチマー。
(項目37)
前記TβRIIポリペプチドが、配列番号18の配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%または99%同一なアミノ酸配列を含む、項目1に記載のヘテロマルチマー。
(項目38)
前記TβRIIポリペプチドが、配列番号18のアミノ酸配列を含む、項目1に記載のヘテロマルチマー。
(項目39)
前記TβRIIポリペプチドが、
a.TβRIIの細胞外ドメインを含むTβRII部分;および
b.異種部分
を含む融合タンパク質である、項目1に記載のヘテロマルチマー。
(項目40)
前記TβRII部分が、
a.配列番号1の23~35位のいずれか1つで始まり配列番号1の153~159位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号2の23~60位のいずれか1つで始まり配列番号2の178~184位のいずれか1つで終わる配列;
c.配列番号18の配列;
d.配列番号27の配列;または
e.配列番号28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38および39のうちいずれか1つの配列
に対して少なくとも75%同一なアミノ酸配列を含む、項目39に記載のヘテロダイマー。
(項目41)
前記TβRII部分が、
a.配列番号1の23~35位のいずれか1つで始まり配列番号1の153~159位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号2の23~60位のいずれか1つで始まり配列番号2の178~184位のいずれか1つで終わる配列;
c.配列番号18の配列;
d.配列番号27の配列;または
e.配列番号28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38および39のうちいずれか1つの配列
に対して少なくとも90%同一なアミノ酸配列を含む、項目40に記載のヘテロマルチマー。
(項目42)
前記TβRII部分が、
a.配列番号1の23~35位のいずれか1つで始まり配列番号1の153~159位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号2の23~60位のいずれか1つで始まり配列番号2の178~184位のいずれか1つで終わる配列;
c.配列番号18の配列;
d.配列番号27の配列;または
e.配列番号28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38および39のうちいずれか1つの配列
に対して少なくとも95%同一なアミノ酸配列を含む、項目41に記載のヘテロマルチマー。
(項目43)
前記TβRII部分が、
a.配列番号1の23~35位のいずれか1つで始まり配列番号1の153~159位のいずれか1つで終わる配列;
b.配列番号2の23~60位のいずれか1つで始まり配列番号2の178~184位のいずれか1つで終わる配列;
c.配列番号18の配列;
d.配列番号27の配列;ならびに
e.配列番号28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38および39のうちいずれか1つの配列
から選択されるアミノ酸配列を含む、項目42に記載のヘテロマルチマー。
(項目44)
前記異種部分が、相互作用対の第1または第2のメンバーを含む、項目39から43のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
(項目45)
前記異種部分が、ヘテロダイマー形成を促進する1つまたは複数のアミノ酸改変を含む、項目39から44のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
(項目46)
前記異種部分が、免疫グロブリンFcドメインである、項目39から45のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
(項目47)
前記免疫グロブリンFcドメインが、ヒト免疫グロブリンFcドメインである、項目46に記載のヘテロマルチマー。
(項目48)
前記免疫グロブリンFcドメインが、免疫グロブリンG1Fcドメインである、項目46または47に記載のヘテロマルチマー。
(項目49)
前記免疫グロブリンFcドメインが、
a.配列番号68のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、356位にリシン(K)および399位にKを含む、配列;
b.配列番号69のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、392位にアスパラギン酸(D)および409位にDを含む、配列;
c.配列番号72のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、354位にシステイン(C)および366位にトリプトファン(W)を含む、配列;または
d.配列番号73のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、349位にC、366位にセリン(S)、368位にアラニン(A)および407位にバリンを含む、配列
に対して少なくとも75%同一なアミノ酸配列を含む、項目46に記載のヘテロマルチマー。
(項目50)
前記免疫グロブリンFcドメインが、
a.前記配列番号68のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、356位にリシン(K)および399位にKを含む、配列;
b.前記配列番号69のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、392位にアスパラギン酸(D)および409位にDを含む、配列;
c.前記配列番号72のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、354位にシステイン(C)および366位にトリプトファン(W)を含む、配列;または
d.前記配列番号73のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、349位にC、366位にセリン(S)、368位にアラニン(A)および407位にバリンを含む、配列
に対して少なくとも95%同一なアミノ酸配列を含む、項目49に記載のヘテロマルチマー。
(項目51)
前記免疫グロブリンFcドメインが、
a.前記配列番号68のアミノ酸配列;
b.前記配列番号69のアミノ酸配列;
c.前記配列番号72のアミノ酸配列;および
d.前記配列番号73のアミノ酸配列
から選択されるアミノ酸配列を含む、項目50に記載のヘテロマルチマー。
(項目52)
前記融合タンパク質が、前記TβRII部分と前記異種部分との間に配置されたリンカードメイン部分をさらに含む、項目39から51のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
(項目53)
リンカーが、10アミノ酸長から25アミノ酸長の間である、項目52に記載のヘテロマルチマー。
(項目54)
リンカーが、
a.(GGGGS) (式中、nは2以上である);
b.(GGGGS) (式中、nは3以上である);
c.(GGGGS) (式中、nは4以上である);ならびに
d.配列番号4~7、19、21、25、26、40および63~67のうちいずれか1つのアミノ酸配列
から選択されるアミノ酸配列を含む、項目52に記載のヘテロマルチマー。
(項目55)
リンカーが、(GGGGS) を含み、式中、nは5以上ではない、項目52に記載のヘテロマルチマー。
(項目56)
TβRII融合タンパク質が、配列番号87のアミノ酸配列に対して少なくとも75%、80%、90%、95%または99%同一なアミノ酸配列を含む、項目39に記載のヘテロマルチマー。
(項目57)
TβRII融合タンパク質が、配列番号87のアミノ酸配列を含む、項目39に記載のヘテロマルチマー。
(項目58)
TβRII融合タンパク質が、配列番号93のアミノ酸配列に対して少なくとも75%、80%、90%、95%または99%同一なアミノ酸配列を含む、項目39に記載のヘテロマルチマー。
(項目59)
TβRII融合タンパク質が、配列番号93のアミノ酸配列を含む、項目39に記載のヘテロマルチマー。
(項目60)
前記TβRIIポリペプチドが、
a)配列番号18のアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%または99%同一なアミノ酸配列、および10、9、8、7、6、5、4、3、2または1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、TβRIIポリペプチド部分;
b)配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%または99%同一なアミノ酸配列、および5、4、3、2または1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、リンカー部分;
c)配列番号68、69、72または73から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%または99%同一なアミノ酸配列、および25、20、15、10、5、4、3、2または1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、異種部分;ならびに
d)必要に応じて、リーダー配列(例えば、配列番号23)
からなる、またはそれらから本質的になる、項目39に記載のヘテロマルチマー。
(項目61)
前記TβRIIポリペプチドが、
a)配列番号18のアミノ酸配列、および10、9、8、7、6、5、4、3、2または1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、TβRIIポリペプチド部分;
b)配列番号6のアミノ酸配列、および5、4、3、2または1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、リンカー部分;
c)配列番号68、69、72または73から選択されるアミノ酸配列、および25、20、15、10、5、4、3、2または1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、異種部分;ならびに
d)必要に応じて、リーダー配列(例えば、配列番号23)
からなる、またはそれらから本質的になる、項目39に記載のヘテロマルチマー。
(項目62)
前記TβRIIポリペプチドが、
a)配列番号18の配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%または99%同一なアミノ酸配列を含むTβRIIポリペプチド部分;
b)配列番号68、69、72または73から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%または99%同一なアミノ酸配列を含む異種部分;および
c)前記TβRIIポリペプチド部分と前記異種部分とを接続するリンカー部分であって、配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%または99%同一なアミノ酸配列を含む、リンカー部分
を含む、項目39に記載のヘテロマルチマー。
(項目63)
前記TβRIIポリペプチドが、
a)配列番号18のアミノ酸配列を含むTβRIIポリペプチド部分;
b)配列番号68、69、72または73から選択されるアミノ酸配列を含む異種部分;および
c)前記TβRIIポリペプチド部分と前記異種部分とを接続するリンカー部分であって、配列番号6のアミノ酸配列を含む、リンカー部分
を含む、項目39に記載のヘテロマルチマー。
(項目64)
グリコシル化されたアミノ酸、PEG化されたアミノ酸、ファルネシル化されたアミノ酸、アセチル化されたアミノ酸、ビオチン化されたアミノ酸、および脂質部分にコンジュゲートされたアミノ酸から選択される1つまたは複数の改変されたアミノ酸残基を含む、項目1から63のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
(項目65)
グリコシル化されている、項目64に記載のヘテロマルチマー。
(項目66)
CHO細胞における前記ポリペプチドの発現に特徴的なグリコシル化パターンを有する、項目65に記載のヘテロマルチマー。
(項目67)
CHO細胞における前記ポリペプチドの発現に特徴的なグリコシル化パターンを有する、項目66に記載のヘテロマルチマー。
(項目68)
GDF11、アクチビンA、アクチビンB、TGFβ1およびTGFβ3のうち1つまたは複数に結合する、項目1から67のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
(項目69)
レポーター遺伝子アッセイを使用して決定される、GDF11、アクチビンA、アクチビンB、TGFβ1およびTGFβ3シグナル伝達のうち1つまたは複数を阻害する、項目1から68のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
(項目70)
ヘテロダイマーである、項目1から69のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
(項目71)
単離されている、項目1から70のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
(項目72)
組換えである、項目1から70のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
(項目73)
先行する項目のいずれかの前記ActRIIAポリペプチドまたは融合タンパク質のコード配列を含む単離されたポリヌクレオチド。
(項目74)
先行する項目のいずれかの前記TβRIIポリペプチドまたは融合タンパク質のコード配列を含む単離されたポリヌクレオチド。
(項目75)
先行する項目のいずれかの前記TβRIIポリペプチドまたは融合タンパク質および前記ActRIIAポリペプチドまたは融合タンパク質のコード配列を含む単離されたポリヌクレオチド。
(項目76)
項目73から75のいずれか一項に記載のポリヌクレオチドに作動可能に連結されたプロモーター配列を含む組換えポリヌクレオチド。
(項目77)
項目73から76のいずれか一項に記載のポリヌクレオチドを含む細胞。
(項目78)
CHO細胞である、項目95に記載の細胞。
(項目79)
項目1から72のいずれか一項に記載のポリペプチドおよび薬学的に許容される賦形剤を含む医薬調製物。
(項目80)
ActRIIAポリペプチドおよびTβRIIポリペプチドを含むヘテロマルチマーを作製する方法であって、ActRIIAポリペプチドおよびTβRIIポリペプチドの発現に適切な条件下で細胞を培養するステップを含み、前記細胞が、項目73に記載の組換えポリヌクレオチドおよび項目74に記載の組換えポリヌクレオチドを含む、方法。
(項目81)
ActRIIAポリペプチドおよびTβRIIポリペプチドを含むヘテロマルチマーを作製する方法であって、ActRIIAポリペプチドおよびTβRIIポリペプチドの発現に適切な条件下で細胞を培養するステップを含み、前記細胞が、項目75に記載の組換えポリヌクレオチドを含む、方法。
(項目82)
TβRIIポリペプチドおよびActRIIAポリペプチドを含むヘテロマルチマーを作製する方法であって、
a)TβRIIポリペプチドの発現に適切な条件下で第1の細胞を培養するステップであって、前記第1の細胞が、項目74に記載の組換えポリヌクレオチドを含む、ステップ;
b)そうして発現された前記TβRIIポリペプチドを回収するステップ;
c)ActRIIAポリペプチドの発現に適切な条件下で第2の細胞を培養するステップであって、前記第2の細胞が、項目73に記載の組換えポリヌクレオチドを含む、ステップ;
d)そうして発現された前記ActRIIAポリペプチドを回収するステップ;
e)ActRIIA:TβRIIヘテロマルチマー形成に適切な条件下で、回収されたTβRIIポリペプチドおよび回収されたActRIIAポリペプチドを組み合わせるステップ
を含む、方法。
(項目83)
TGFβスーパーファミリーメンバーに対する細胞の応答をモジュレートする方法であって、前記細胞を、項目1から72のいずれか一項に記載のヘテロマルチマーに曝露させるステップを含む、方法。
(項目84)
それを必要とする患者においてTGFβスーパーファミリーメンバーと関連する疾患または状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の項目1から72のいずれか一項に記載のヘテロマルチマーまたは項目79に記載の医薬調製物を投与するステップを含む、方法。
(項目85)
それを必要とする患者において肺関連疾患または状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の項目1から72のいずれか一項に記載のヘテロマルチマーまたは項目79に記載の医薬調製物を投与するステップを含む、方法。
(項目86)
前記肺関連疾患または状態が、肺高血圧症、肺動脈性肺高血圧症および特発性肺線維症から選択される、項目85に記載の方法。
(項目87)
それを必要とする患者においてがんを処置する方法であって、前記患者に、有効量の項目1から72のいずれか一項に記載のヘテロマルチマーまたは項目79に記載の医薬調製物を投与するステップを含む、方法。
(項目88)
それを必要とする患者において腎臓関連疾患または状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の項目1から72のいずれか一項に記載のヘテロマルチマーまたは項目79に記載の医薬調製物を投与するステップを含む、方法。
(項目89)
前記腎臓関連疾患または状態が、アルポート症候群、慢性腎臓疾患、多発性嚢胞腎疾患および腎線維症から選択される、項目88に記載の方法。
(項目90)
それを必要とする患者において貧血または貧血関連疾患もしくは状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の項目1から72のいずれか一項に記載のヘテロマルチマーまたは項目79に記載の医薬調製物を投与するステップを含む、方法。
(項目91)
前記貧血関連疾患または状態が、サラセミア、骨髄異形成症候群、骨髄線維症および鎌状赤血球症から選択される、項目90に記載の方法。
(項目92)
TβRIIポリペプチドおよびフォリスタチンポリペプチドを含む多特異性バインダータンパク質。
(項目93)
前記TβRIIポリペプチドが、配列番号170のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%もしくは100%同一なアミノ酸配列、またはその生物学的に活性な断片を含む、項目92に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目94)
前記フォリスタチンポリペプチドが、配列番号111のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%もしくは100%同一なアミノ酸配列、またはその生物学的に活性な断片を含む、項目92または93に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目95)
異種部分をさらに含む、項目92から94のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目96)
前記異種部分が、Fcドメインである、項目95に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目97)
前記Fcドメインが、配列番号163のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目96に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目98)
前記異種部分が、前記フォリスタチンポリペプチドと前記TβRIIポリペプチドとの間にある、項目95から97のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目99)
前記異種部分が、前記フォリスタチンポリペプチドに直接コンジュゲートされている、項目98に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目100)
前記異種部分が、リンカーによって前記フォリスタチンポリペプチドにコンジュゲートされている、項目98に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目101)
前記リンカーが、配列番号3のアミノ酸配列を含む、項目100に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目102)
前記異種部分が、前記TβRIIポリペプチドに直接コンジュゲートされている、項目98から101のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目103)
前記異種部分が、リンカーによって前記TβRIIポリペプチドにコンジュゲートされている、項目98から101のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目104)
前記異種部分を前記TβRIIポリペプチドにコンジュゲートしている前記リンカーが、配列番号165のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目103に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目105)
N末端からC末端へと、前記フォリスタチンポリペプチド、異種ドメインおよび前記TβRIIポリペプチドを含む、項目95から104のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目106)
リーダー配列を含む、項目92から105のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目107)
前記リーダー配列が、配列番号23のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目106に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目108)
配列番号164のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目92から107のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目109)
配列番号180または181のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目92から108のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目110)
TβRIIポリペプチドと、GDF8に結合することが可能な抗体または抗原結合性断片とを含む多特異性バインダータンパク質。
(項目111)
前記TβRIIポリペプチドが、配列番号170のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%もしくは100%同一なアミノ酸配列、またはその生物学的に活性な断片を含む、項目110に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目112)
前記抗体または抗原結合性断片が、可変重鎖および可変軽鎖を含む、項目110または111に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目113)
前記可変重鎖が、配列番号151~153のアミノ酸配列を有するCDRを含む、項目112に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目114)
前記可変軽鎖が、配列番号154~156のアミノ酸配列を有するCDRを含む、項目112または113に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目115)
前記可変重鎖が、配列番号167のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目112から114のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目116)
前記可変軽鎖が、配列番号174のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目112から115のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目117)
前記抗体または抗原結合性断片が、配列番号168のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%もしくは100%同一なアミノ酸配列、またはその生物学的に活性な断片を含む、項目110から116のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目118)
前記抗体または抗原結合性断片が、配列番号167のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%もしくは100%同一なアミノ酸配列、またはその生物学的に活性な断片を含む、項目110から117のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目119)
前記抗体または抗原結合性断片が、配列番号171のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%もしくは100%同一なアミノ酸配列、またはその生物学的に活性な断片を含む、項目110から118のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目120)
配列番号172のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目110から119のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目121)
配列番号175のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目110から120のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目122)
配列番号182のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目110から120のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目123)
配列番号172のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含み、配列番号182のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列をさらに含む、項目110から120のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目124)
リーダー配列を含む、項目110から123のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目125)
前記リーダー配列が、配列番号176のアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目124に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目126)
前記抗体または抗原結合性断片が、GDF11および/またはアクチビンにも結合することが可能である、項目110から125のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質。
(項目127)
項目92から126に記載の多特異性バインダータンパク質のいずれかを発現することが可能なポリヌクレオチドまたはポリヌクレオチドのコレクション。
(項目128)
項目127に記載のポリヌクレオチドを含むベクターまたはベクターのコレクション。
(項目129)
項目127に記載のポリヌクレオチドまたは項目128に記載のベクターを含み、それを発現させることが可能な宿主細胞。
(項目130)
項目92から126のいずれか一項に記載の多特異性バインダーおよび薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
(項目131)
筋肉障害を有する対象を、項目92から126のいずれか一項に記載の多特異性バインダータンパク質で処置する方法。
(項目132)
前記対象が、筋ジストロフィーを有する、項目131に記載の方法。
(項目133)
前記対象が、デュシェンヌ型筋ジストロフィーを有する、項目132に記載の方法。
(項目134)
前記対象が、ベッカー型筋ジストロフィーを有する、項目132に記載の方法
(項目135)
前記障害が、筋線維症と関連する、項目131から134のいずれか一項に記載の方法。
(項目136)
前記障害が、筋喪失または筋消耗と関連する、項目131から135のいずれか一項に記載の方法。
(項目137)
ActRIIAポリペプチドおよびTβRIIポリペプチドを含む融合タンパク質。
(項目138)
前記ActRIIAポリペプチドが、配列番号51または52のアミノ酸配列に対して少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目137に記載の融合タンパク質。
(項目139)
前記TβRIIポリペプチドが、配列番号170のアミノ酸配列に対して少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目137または138に記載の融合タンパク質。
(項目140)
ActRIIAポリペプチド部分が、TβRIIポリペプチド部分のN末端側にある、項目137から139のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目141)
ActRIIAポリペプチド部分が、TβRIIポリペプチド部分のC末端側にある、項目137から140のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目142)
前記融合タンパク質におけるActRIIAポリペプチド部分とTβRIIポリペプチド部分とを異種部分および/または1つもしくは複数のリンカー部分が分離している、項目137から141のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目143)
前記異種部分が、配列番号163のアミノ酸配列に対して少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含むFcポリペプチド部分である、項目142に記載の融合タンパク質。
(項目144)
前記異種部分が、配列番号72または73のアミノ酸配列に対して少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含むFcポリペプチド部分(必要に応じて、C末端リシン残基を欠いてもよい)である、項目142に記載の融合タンパク質。
(項目145)
前記TβRIIポリペプチド部分が、リンカーによってFc部分に融合されている、項目142から144のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目146)
前記TβRIIポリペプチド部分が、グリシン-セリンリッチリンカーによってFc部分に融合されている、項目142から144のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目147)
前記リンカーが、配列番号165のアミノ酸配列に対して少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目146に記載の融合タンパク質。
(項目148)
前記ActRIIAポリペプチド部分が、リンカーによって前記Fc部分に融合されている、項目142から147のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目149)
前記ActRIIAポリペプチド部分が、GGGリンカーを含むリンカーによって前記Fc部分に融合されている、項目148に記載の融合タンパク質。
(項目150)
シグナル配列を含む、項目137から149のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目151)
前記シグナル配列が、配列番号23のアミノ酸配列に対して少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目150に記載の融合タンパク質。
(項目152)
配列番号183または195のアミノ酸配列に対して少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目137から149のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目153)
マルチマーのユニットである、項目137から149のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目154)
前記マルチマーが、ホモダイマーである、項目153に記載の融合タンパク質。
(項目155)
前記マルチマーがヘテロマルチマーであり、前記融合タンパク質が前記ヘテロマルチマーの1つのユニットであり、前記ヘテロマルチマーが第2のタンパク質ユニットを含む、項目153に記載の融合タンパク質。
(項目156)
前記第2のタンパク質ユニットが、ActRIIAポリペプチド部分を含むが、TβRIIポリペプチド部分を欠く、項目155に記載の融合タンパク質。
(項目157)
前記第2のタンパク質ユニットが、TβRIIポリペプチド部分を含むが、ActRIIAポリペプチド部分を欠く、項目155に記載の融合タンパク質。
(項目158)
前記ヘテロマルチマーの各ユニットが、相互作用対のメンバーを含む、項目155から157のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目159)
前記相互作用対の前記メンバーが、Fcドメインを含む、項目158に記載の融合タンパク質。
(項目160)
前記Fcドメインが、ヘテロマルチマー形成を促進するおよび/またはホモマルチマー形成を阻害するアミノ酸改変を含む、項目159に記載の融合タンパク質。
(項目161)
前記Fcドメインが、1つまたは複数の「ノブ-イン-ホール」変異を含むように改変されている、項目160に記載の融合タンパク質。
(項目162)
配列番号184または196のアミノ酸配列に対して少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目157から161のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目163)
前記ヘテロマルチマーの第2のユニットが、TβRIIポリペプチド部分を含むがActRIIAポリペプチド部分を欠き、前記第2のタンパク質ユニットが、配列番号185または197のアミノ酸配列に対して少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、項目157から161のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目164)
前記融合タンパク質が、配列番号184または196のアミノ酸配列を含み、前記第2のタンパク質ユニットが、配列番号185または197のアミノ酸配列を含む、項目157から161のいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目165)
項目137から164のいずれか一項に記載の融合タンパク質をコードする単離されたポリヌクレオチド。
(項目166)
項目165に記載のポリヌクレオチドに作動可能に連結されたプロモーター配列を含む組換えポリヌクレオチド。
(項目167)
項目165または166に記載のポリヌクレオチドを含む細胞。
(項目168)
CHO細胞である、項目167に記載の細胞。
(項目169)
項目137から164のいずれか一項に記載の融合タンパク質および薬学的に許容される賦形剤を含む医薬調製物。
(項目170)
TGFβスーパーファミリーメンバーに対する細胞の応答をモジュレートする方法であって、前記細胞を、項目137から164のいずれか一項に記載の融合タンパク質に曝露させるステップを含む、方法。
(項目171)
それを必要とする患者においてTGFβスーパーファミリーメンバーと関連する疾患または状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の項目137から164のいずれか一項に記載の融合タンパク質を投与するステップを含む、方法。
(項目172)
それを必要とする患者において筋肉関連疾患または状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の項目137から164のいずれか一項に記載の融合タンパク質を投与するステップを含む、方法。
(項目173)
前記筋肉関連疾患または状態が、筋ジストロフィー、デュシェンヌ型筋ジストロフィー、ベッカー型筋ジストロフィー、シャルコー・マリー・トゥース病、顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー、筋萎縮性側索硬化症および筋肉減少症から選択される、項目172に記載の方法。
(項目174)
それを必要とする患者において肺関連疾患または状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の項目137から164のいずれか一項に記載の融合タンパク質を投与するステップを含む、方法。
(項目175)
前記肺関連疾患または状態が、間質性肺疾患、肺高血圧症、肺動脈性肺高血圧症および特発性肺線維症から選択される、項目174に記載の方法。
(項目176)
それを必要とする患者においてがんを処置する方法であって、前記患者に、有効量の項目137から164のいずれか一項に記載の融合タンパク質を投与するステップを含む、方法。
(項目177)
それを必要とする患者において腎臓関連疾患または状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の項目137から164のいずれか一項に記載の融合タンパク質を投与するステップを含む、方法。
(項目178)
前記腎臓関連疾患または状態が、アルポート症候群、慢性腎臓疾患、多発性嚢胞腎疾患および腎線維症から選択される、項目177に記載の方法。
(項目179)
それを必要とする患者において貧血または貧血関連疾患もしくは状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の項目137から164のいずれか一項に記載の融合タンパク質を投与するステップを含む、方法。
(項目180)
前記貧血関連疾患または状態が、サラセミア、骨髄異形成症候群、骨髄線維症および鎌状赤血球症から選択される、項目179に記載の方法。
(項目181)
それを必要とする患者において線維性または硬化性の疾患または状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の項目137から164のいずれか一項に記載の融合タンパク質を投与するステップを含む、方法。
(項目182)
前記線維性または硬化性の疾患または状態が、全身性硬化症、びまん性全身性硬化症、全身性硬化症-間質性肺疾患、骨髄線維症、進行性全身性硬化症(PSS)または特発性肺線維症のうちいずれか1つまたは複数である、項目181に記載の方法。

Claims (24)

  1. ActRIIAポリペプチドおよびTβRIIポリペプチドを含むヘテロマルチマー。
  2. 前記ActRIIAポリペプチドが、
    a.配列番号50の21~30位のいずれか1つで始まり配列番号50の110~135位のいずれか1つで終わる配列;
    b.配列番号50の21位で始まり配列番号50の135位で終わる配列;
    c.配列番号50の30位で始まり配列番号50の110位で終わる配列;
    d.配列番号51の配列;または
    e.配列番号52の配列
    に対して少なくとも85%、90%、95%または100%同一なアミノ酸配列を含む、請求項1に記載のヘテロマルチマー。
  3. 前記ActRIIAポリペプチドが、
    a.ActRIIAの細胞外ドメインを含むActRIIA部分;および
    b.異種部分
    を含む融合タンパク質である、請求項1に記載のヘテロマルチマー。
  4. 前記融合タンパク質が、前記ActRIIA部分と前記異種部分との間に配置されたリンカードメイン部分をさらに含み、前記リンカーが、10アミノ酸長から25アミノ酸長の間である、ならびに/または
    a.(GGGGS) (式中、nは2以上である);
    b.(GGGGS) (式中、nは3以上である);
    c.(GGGGS) (式中、nは4以上である);
    d.(GGGGS) (式中、nは5以上ではない);もしくは
    e.配列番号4~7、19、21、25、26、40および63~67のうちいずれか1つのアミノ酸配列
    から選択されるアミノ酸配列を含む、
    請求項に記載のヘテロマルチマー。
  5. ActRIIA融合タンパク質が、配列番号84または90のアミノ酸配列に対して少なくとも75%、80%、90%、95%99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、請求項に記載のヘテロマルチマー。
  6. A.前記ActRIIAポリペプチドが、
    a)配列番号51のアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%99%もしくは100%を含アミノ酸配列、および10、9、8、7、6、5、4、3、2または1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、ActRIIAポリペプチド部分;
    b)配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%99%もしくは100%を含アミノ酸配列、および5、4、3、2または1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、リンカー部分;
    c)配列番号68、69、72または73から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%99%もしくは100%を含アミノ酸配列、および25、20、15、10、5、4、3、2または1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、異種部分;ならびに
    d)必要に応じて、リーダー配
    からなるか、または
    B.前記ActRIIAポリペプチドが、
    a)配列番号51の配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%、99%もしくは100%同一なアミノ酸配列を含むActRIIAポリペプチド部分;
    b)配列番号68、69、72または73から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%、99%もしくは100%同一なアミノ酸配列を含む異種部分;および
    c)前記ActRIIAポリペプチド部分と前記異種部分とを接続するリンカー部分であって、配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%、99%もしくは100%同一なアミノ酸配列を含む、リンカー部分
    を含む、
    請求項に記載のヘテロマルチマー。
  7. 前記TβRIIポリペプチドが、
    a.配列番号1の23~35位のいずれか1つで始まり配列番号1の153~159位のいずれか1つで終わる配列;
    b.配列番号2の23~60位のいずれか1つで始まり配列番号2の178~184位のいずれか1つで終わる配列;
    c.配列番号18の配列;
    d.配列番号27の配列;または
    e.配列番号28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38および39のうちいずれか1つの配列
    に対して少なくとも85%、90%、95%または100%同一なアミノ酸配列を含む、請求項1に記載のヘテロマルチマー。
  8. 前記TβRIIポリペプチドが、配列番号18の配列に対して少なくとも90%、95%、97%99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、請求項1に記載のヘテロマルチマー。
  9. 前記TβRIIポリペプチドが、
    a.TβRIIの細胞外ドメインを含むTβRII部分;および
    b.異種部分
    を含む融合タンパク質である、請求項1に記載のヘテロマルチマー。
  10. 前記融合タンパク質が、前記TβRII部分と前記異種部分との間に配置されたリンカードメイン部分をさらに含前記リンカーが、10アミノ酸長から25アミノ酸長の間である、ならびに/または
    a.(GGGGS) (式中、nは2以上である);
    b.(GGGGS) (式中、nは3以上である);
    c.(GGGGS) (式中、nは4以上である);
    d.(GGGGS) (式中、nは5以上ではない);もしくは
    e.配列番号4~7、19、21、25、26、40および63~67のうちいずれか1つのアミノ酸配列
    から選択されるアミノ酸配列を含む、
    請求項に記載のヘテロマルチマー。
  11. TβRII融合タンパク質が、配列番号87または93のアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%99%または100%同一なアミノ酸配列を含む、請求項に記載のヘテロマルチマー。
  12. A.前記TβRIIポリペプチドが、
    a)配列番号18のアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%99%もしくは100%同一なアミノ酸配列、および10、9、8、7、6、5、4、3、2もしくは1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、TβRIIポリペプチド部分;
    b)配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%もしくは99%同一なアミノ酸配列、および5、4、3、2もしくは1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、リンカー部分;
    c)配列番号68、69、72もしくは73から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%もしくは99%同一なアミノ酸配列、および25、20、15、10、5、4、3、2もしくは1つ以下のさらなるアミノ酸を含む、異種部分;ならびに
    d)必要に応じて、リーダー配
    からなる、または
    B.前記TβRIIポリペプチドが、
    a)配列番号18の配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%、99%もしくは100%同一なアミノ酸配列を含むTβRII部分;
    b)配列番号68、69、72もしくは73から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%、99%もしくは100%同一なアミノ酸配列を含む異種部分;および
    c)前記TβRIIポリペプチド部分と前記異種部分とを接続するリンカー部分であって、配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、95%、97%、99%、100%同一なアミノ酸配列を含む、リンカー部分
    を含む、
    請求項に記載のヘテロマルチマー。
  13. 前記異種部分が、1)相互作用対の第1もしくは第2のメンバー、および/または2)ヘテロダイマー形成を促進する1つもしくは複数のアミノ酸改変を含む、請求項3~6および9~12のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
  14. 前記異種部分が、免疫グロブリンFcドメインである、請求項3~6および9~12のいずれか一項に記載のヘテロマルチマー。
  15. 前記免疫グロブリンFcドメインが、
    a.配列番号68のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、356位にリシン(K)および399位にKを含む、配列;
    b.配列番号69のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、392位にアスパラギン酸(D)および409位にDを含む、配列;
    c.配列番号72のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、354位にシステイン(C)および366位にトリプトファン(W)を含む、配列;または
    d.配列番号73のアミノ酸配列であって、KabatのEU番号付けスキームのアミノ酸位置決めに基づいて、349位にC、366位にセリン(S)、368位にアラニン(A)および407位にバリンを含む、配列
    に対して少なくとも75%、95%または100%同一なアミノ酸配列を含む、
    請求項14に記載のヘテロマルチマー。
  16. TGFβスーパーファミリーメンバーに対する細胞の応答をモジュレートする方法であって、前記細胞を、請求項1から15のいずれか一項に記載のヘテロマルチマーに曝露させるステップを含む、方法。
  17. TGFβスーパーファミリーメンバーと関連する疾患または状態の処置を必要とする患者においてTGFβスーパーファミリーメンバーと関連する疾患または状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の請求項1から15のいずれか一項に記載のヘテロマルチマーを投与するステップを含む、方法。
  18. 肺関連疾患または状態の処置を必要とする患者において肺関連疾患または状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の請求項1から15のいずれか一項に記載のヘテロマルチマーを投与するステップを含む、方法。
  19. 前記肺関連疾患または状態が、肺高血圧症、肺動脈性肺高血圧症および特発性肺線維症から選択される、請求項18に記載の方法。
  20. がんの置を必要とする患者においてがんを処置する方法であって、前記患者に、有効量の請求項1から15のいずれか一項に記載のヘテロマルチマーを投与するステップを含む、方法。
  21. 腎臓関連疾患または状態の処置を必要とする患者において腎臓関連疾患または状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の請求項1から15のいずれか一項に記載のヘテロマルチマーを投与するステップを含む、方法。
  22. 前記腎臓関連疾患または状態が、アルポート症候群、慢性腎臓疾患、多発性嚢胞腎疾患および腎線維症から選択される、請求項21に記載の方法。
  23. 貧血または貧血関連疾患もしくは状態の処置を必要とする患者において貧血または貧血関連疾患もしくは状態を処置する方法であって、前記患者に、有効量の請求項1から15のいずれか一項に記載のヘテロマルチマーを投与するステップを含む、方法。
  24. 前記貧血関連疾患または状態が、サラセミア、骨髄異形成症候群、骨髄線維症および鎌状赤血球症から選択される、請求項23に記載の方法。
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