JPWO2019171825A1 - ネットワークアドレス指定方法、管制局及び地球局 - Google Patents

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Abstract

衛星(2)を介した通信回線(22)でルーティングを行なう衛星通信システムにおいて、地球局(3)が衛星通信システムへ参入する際に、管制局(1)が管理する地球局(3)のネットワークアドレスを、衛星を介した制御回線(21)を用いて、管制局(1)から地球局(3)へ通知する。その後に、地球局(3)が衛星(2)を介した通信回線(22)を確立することができる。

Description

この発明は、衛星を介した通信回線でルーティングを行なう衛星通信システムにおけるネットワークアドレス指定方法、管制局及び地球局に関するものである。
従来から複数の地球局が衛星を介して、データ通信(IP通信)を実施する衛星通信システムには、DAMA(Demand Assignment Multiple Access:要求時割当多元接続)方式のシステムがある(例えば、特許文献1及び2参照)。DAMA方式のシステムにおいては、地球局(子局)内のネットワークアドレスを指定又は変更が必要な場合がある。これは、衛星通信システムのネットワークのセキュリティポリシーなどにより、IPアドレスなどのネットワークの変更ができない端末を地球局(子局)内に設置する場合のルーティングに対応するためである。
特許文献2に開示される管制局と地球局(子局)は、IPプロトコルベースのDAMA方式のシステムにおいて、地球局(子局)内に設置された端末のIPアドレスを、管制局と複数の地球局にて管理し、端末へIPアドレスを割り当てるものである。多くのネットワークでは特許文献1に開示されるように、地球局(子局)内の端末がネットワークに合わせたIPアドレスをDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)などの手段により取得し、IP通信を行うが、端末側のIPアドレスが固定であり、ネットワーク側を可変となることを求められるシステムにおいては、ネットワーク管理の手段が複雑となる場合もある。
従来のIPルーティングを行うDAMA方式のシステムにおいては、地球局(子局)内ネットワークアドレス(サブネットワーク構成)は、予めスタティックに設定されており、ユーザが子局内で接続する通信端末設定(IPアドレス、デフォルトゲートウェイアドレスなど)を、地球局(子局)内のネットワークアドレスに合わせて設定変更した上で接続・通信を行っていた。また、衛星通信システムには、スター型通信(スター型ネットワーク構成)やメッシュ型通信(メッシュ型ネットワーク構成)が使用されることがある(例えば、特許文献3参照)。
特開2007−208630号公報 特開2013−5221号公報 特開平9−186640号公報
しかし、従来のIPルーティングを行うDAMA方式のシステムでは、ユーザの端末によってはセキュリティポリシーなどにより、IPアドレスなどのネットワーク設定を変更できない場合に対応が困難であるという課題があった。
従来のIPルーティングを行うDAMA方式のシステムおいて、ある子局のネットワーク設定を変更する場合、管制局及び各子局の設定を変更することで、子局内のネットワークアドレス、すなわち衛星通信システムのネットワーク構成を変更することがある程度は可能である。しかし、ネットワーク構成の変更箇所が複数個所に渡る場合は、変更が難しいか、変更に時間がかかるという課題があった。また、ネットワーク構成の変更ができる場合でも、通信を行う全ての子局の設備の変更が必要で、設定変更のための運用停止が必要となる上に、管理が煩雑であるという課題があった。さらに、従来は、通信端末がIPアドレスの設定を保持したまま、子局Aから子局Bへ移動するときに、子局A、子局Bのみならず、子局A、子局Bと通信が必要な全ての子局に対して、設定をそれぞれ変更する必要があるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解消するためになされたもので、管制局側でネットワークアドレスを管理することができるネットワークアドレス指定方法、管制局及び地球局に関するものである。
この発明に係るネットワークアドレス指定方法は、衛星を介した通信回線で地球局の間のルーティングを行なう衛星通信システムにおける、前記地球局のネットワークアドレスを管理する管制局を用いたネットワークアドレス指定方法であって、前記衛星を介した制御回線を用いて、一の前記地球局から前記管制局へ前記衛星通信システムへの第1の参入メッセージを送信する第1の参入メッセージ送信ステップと、前記第1の参入メッセージを受けて前記管制局が管理する一の前記地球局のネットワークアドレスを第1のネットワークアドレスとして、前記制御回線を用いて、前記管制局から一の前記地球局へ通知する第1のネットワークアドレス通知ステップと、前記制御回線を用いて、二の前記地球局から前記管制局へ前記衛星通信システムへの第2の参入メッセージを送信する第2の参入メッセージ送信ステップと、前記第2の参入メッセージを受けて前記管制局が管理する二の前記地球局のネットワークアドレスを第2のネットワークアドレスとして、前記制御回線を用いて、前記管制局から二の前記地球局へ通知する第2のネットワークアドレス通知ステップとを備えたことを特徴とするものである。
この発明に係る管制局は、ネットワークアドレスの通知を受けた後に、衛星を介した通信回線で地球局の間のルーティングを行なう衛星通信システムにおける、前記地球局のネットワークアドレスを管理する管制局であって、前記地球局ごとのネットワークアドレスを保持したネットワークアドレス管理部と、前記衛星を介した制御回線を用いて、前記地球局から送られた前記衛星通信システムへの参入メッセージを受けて、前記地球局ごとに前記ネットワークアドレス管理部に記憶されているネットワークアドレスを、前記制御回線を用いて、前記地球局へ通知する管制局制御部とを備えたことを特徴とするものである。
この発明に係る地球局は、衛星を介した通信回線でルーティングを行なう衛星通信システムにおける地球局であって、前記管制局から通知されたネットワークアドレスを記憶するネットワークアドレス記憶部と、前記衛星を介した制御回線を用いて、前記管制局へ前記衛星通信システムへの参入メッセージを送信し、前記管制局から少なくとも自局のネットワークアドレスの通知を受ける地球局制御部と、前記管制局から通知されたネットワークアドレスを保持するネットワークアドレス記憶部と、前記管制局から通知されたネットワークアドレスを用いた前記通信回線を確立してデータの送受信をする地球局通信部とを備えたことを特徴とするものである。
以上のように、この発明によれば、管制局が主体となってネットワークアドレスの設定変更を行うことができるネットワークアドレス指定方法、管制局及び地球局を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係る通信システムの機能ブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る通信システムに使用するネットワークアドレスの例示テーブルである。 この発明の実施の形態1に係る通信システムのシーケンス例の図である。 この発明の実施の形態1に係る通信システムのシーケンス例の図である。 この発明の実施の形態2に係る通信システムの機能ブロック図である。 この発明の実施の形態2に係る通信システムのシーケンス例の図である。 この発明の実施の形態1から3に係る通信システムの機能ブロック図である。 この発明の実施の形態1から3に係る通信システムの機能ブロック図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1に係る通信システム、通信方法、ネットワークアドレス指定方法、管制局及び地球局について図1から図4を用いて説明する。図中、同一符号は、同一又は相当部分を示しそれらについての詳細な説明は省略する。図1から図4において、管制局1,地球局301(子局301),地球局302(子局302),通信端末401(IP端末401),通信端末402(IP端末402)は、衛星2を介したIPプロトコルベースのDAMA方式の衛星通信システムを構築するものである。ネットワークアドレステーブル501,ネットワークアドレステーブル502は、それぞれ地球局301(子局301),地球局302(子局302)のネットワークアドレスのテーブルである。実施の形態1に係る通信システム(通信方法)は、地球局301及び地球局302は制御回線21を経由した管制局1からの指示にて通信回線22を確立し、通信回線22上にて双方向データ通信を実現するものである。
図1において、管制局1は、衛星通信システムの管制する親局であって、特に、IPプロトコルベースのDAMA方式の衛星通信システムに好適なものである。詳しくは、管制局1はDAMA方式の衛星通信システムの制御を行うものである。衛星2は、DAMA方式の衛星通信システムの衛星局である。管制局1は、ネットワークアドレスの通知を受けた後に、衛星2を介した通信回線で地球局3の間のルーティングを行なう衛星通信システムにおける、地球局3のネットワークアドレスを管理するものである。地球局3は、衛星通信システムを使った通信回線を利用してIPプロトコルベースの通信を行なう子局である。この子局3は、DAMA方式の衛星通信システムを使ってIPデータ通信を行なうものである。つまり、管制局1と同じく、IPプロトコルベースのDAMA方式の衛星通信システムに好適なものである。地球局3は、衛星2を介した通信回線でルーティングを行なう衛星通信システムにおける複数の「地球局301、地球局302、・・、地球局30n」である。nは、正の整数である。図1では、地球局3が、地球局301及び地球局302の二施設の場合を例示的に図示している。
DAMA方式は、通信回線を複数の地球局3(子局3)により有効に利用することができる。DAMA方式では、適宜、地球局間または地球局/管制局間での通信に使用する通信回線を割り当てるために、通信回線とは異なる制御回線により、地球局は通信回線の割り当て要求を管制局へ発する。通信回線とは異なる制御回線は、通信回線の割り当て要求する回線のため、CSC回線ともいわれる。CSCは、Common Signaling Channelを意味している。管制局は、例えば、特許文献1に開示されているように、地球局から発された回線割当要求を受信し、通信回線を割り当てる。DAMA方式の衛星通信システムや通信方法では、管制局の機能として、地球局の通信状態、衛星回線の使用状況を管理し、地球局の要求に応じて、適切な回線割り当てを行う機能と、回線割り当ての結果の地球局への通知を行うための通信機能が構築されている。
図1において、管制局1は、ネットワークアドレス管理部11,管制局制御部12,DAMA制御部13,制御回線用モデム14を有している。ネットワークアドレス管理部11(NWアドレス管理部11)は、地球局3(地球局301、地球局302、・・、地球局30n)ごとのネットワークアドレス(例えば、図2参照)を記憶及び管理しているものである。制御回線21は、衛星2を経由して管制局1から地球局3(地球局301、地球局302、・・、地球局30n)の監視や回線割当などの回線制御を行うための制御回線(CSC回線)である。図1では、制御回線21(CSC回線21)は矢印付きの実線で仮想的に示している。
図1において、管制局制御部12(親局制御部12,制御部12)は、衛星2を介した制御回線21を用いて、地球局3から送られた衛星通信システムへの参入メッセージを受けるものである。管制局制御部12(親局制御部12,制御部12)は、参入メッセージを受け、地球局3(地球局301、地球局302、・・、地球局30n)ごとにネットワークアドレス管理部11に保持されているネットワークアドレスを、制御回線21を用いて、少なくとも参入メッセージを送った地球局3へ通知するものである。管制局制御部12(親局制御部12,制御部12)は、衛星2への送受信設備ともいえる。衛星2への送受信設備は、管制局アンテナ部や管制局アンテナ部を駆動する管制局アンテナ駆動部を含めてもよいし、管制局アンテナ部及び管制局アンテナ駆動部を送受信設備としてもよい。
図1において、DAMA制御部13は、DAMA方式の制御データを処理するものである。DAMA方式の制御データは、制御回線21を介して管制局1と地球局3との間でやり取りする。制御回線用モデム14は、管制局アンテナ部に接続され、DAMA方式の制御データの衛星2への送受信を行うものである。通信回線22は、衛星2を経由して地球局3(地球局301、地球局302、・・、地球局30n)間で通信を行うための衛星回線であり、制御回線21を介して、地球局3(地球局301、地球局302、・・、地球局30n)ごとに割り当てられる。図1では、通信回線22(衛星回線22)は矢印付きの破線で仮想的に示している。地球局3(地球局301、地球局302、・・、地球局30n)間で、IPデータ通信を行う場合は通信回線22を介して通信を行う。
図1において、地球局3(地球局301、地球局302、・・、地球局30n)は、それぞれ、ネットワークアドレス記憶部31,地球局制御部32,地球局通信部33(子局通信部33,通信部33),通信用モデム34,衛星GW35,通信端末4を有している。通信端末4は、地球局3の外部に設けてもよい。ネットワークアドレス記憶部31(NWアドレス記憶部31)は、管制局1から通知されたネットワークアドレスを記憶するものである。地球局制御部32(子局制御部32,制御部32)は、衛星2を介した制御回線21を用いて、管制局1へ衛星通信システムへの参入メッセージを送信し、管制局1から少なくとも自局のネットワークアドレスの通知を受けるものである。
図1において、地球局通信部33(子局通信部33,通信部33)は、管制局1から通知されたネットワークアドレスを用いた通信回線を確立してデータの送受信(IPデータ通信)をするものである。地球局通信部33(子局通信部33,通信部33)は、衛星2への送受信設備ともいえる。衛星2への送受信設備は、地球局アンテナ部や地球局アンテナ部を駆動する地球局アンテナ駆動部を含めてもよいし、地球局アンテナ部及び地球局アンテナ駆動部を送受信設備としてもよい。通信用モデム34(地球局通信用モデム34,子局通信用モデム34)は、地球局アンテナ部に接続され、地球局3間でデータ送受信を行うものである。衛星GW35(地球局衛星GW35,子局衛星GW35)は、通信回線22(衛星回線22)へのゲートウェイとして機能するものである。
図1において、通信端末4は、衛星GW35に接続され、通信回線22を使ったIP通信が可能な端末である。通信端末4が、通信回線22を使ったIP通信を行う場合、衛星GW35が通信端末4のゲートウェイとなり、地球局通信部33(子局通信部33,通信部33)を介して衛星通信の対向局(他の地球局3、又は、管制局1)へIPデータを送信する。通信端末4(IP端末4)は、複数の「地球局301、地球局302、・・、地球局30n」ごとに少なくとも一台ずつ設けられている。つまり、通信端末4は「通信端末401、通信端末402、・・、通信端末40n」といえる。nは、地球局3の場合と同じく、正の整数である。図1では、通信端末4は、通信端末401及び通信端末402の二台の場合を例示的に図示している。
図2は、ネットワークアドレス管理部11に登録されているネットワークアドレス5を模式的に表現したものである。ネットワークアドレス5は「ネットワークアドレステーブル501、ネットワークアドレステーブル502、・・、ネットワークアドレステーブル50n」として図示している。nは、正の整数である。ネットワークアドレステーブル501,ネットワークアドレステーブル502・・ネットワークアドレステーブル50nは、それぞれ地球局301(子局301),地球局302(子局302)・・地球局30n(子局30n)のネットワークアドレスのテーブルである。つまり、ネットワークアドレステーブル5とは、地球局3ごとに管理(記憶)するネットワークアドレスのテーブルである。ネットワークアドレステーブル5は地球局3ごとに少なくとも一つ以上のネットワークアドレスから構成されている。地球局3は、少なくとも自局のネットワークアドレステーブルを管制局1から通知を受けて管理(記憶)することで、地球局3は通信回線22へのゲートウェイとなることができる。
実施の形態1に係る衛星通信システムのネットワークアドレス指定の動作を説明する。つまり、実施の形態1に係るネットワークアドレス指定方法を説明する。これは、衛星2を介した通信回線22で地球局3の間のルーティングを行なう衛星通信システムにおける、地球局3のネットワークアドレスを管理する管制局1を用いたものである。
実施の形態1に係るネットワークアドレス指定方法は、制御回線21を用いて、地球局301から管制局1へ衛星通信システムへの第1の参入メッセージを送信する(第1の参入メッセージ送信ステップ)。詳しくは、地球局301の地球局制御部32が、制御回線21を用いて、管制局1へ衛星通信システムへの参入メッセージを送信する。第1の参入メッセージを受けて管制局1が管理する地球局301のネットワークアドレスを第1のネットワークアドレスとして、制御回線21を用いて、管制局1から地球局301へ通知する(第1のネットワークアドレス通知ステップ)。第1のネットワークアドレスの通知は、管制局1から地球局301へ第1の参入応答メッセージとして「地球局3のネットワークアドレス」を送信することになる。詳しくは、管制局制御部12が、制御回線21を用いて、地球局301から送られた衛星通信システムへの参入メッセージを受けて、地球局3ごとにネットワークアドレス管理部11に保持されているネットワークアドレスを、制御回線21を用いて、地球局301へ通知する。地球局301の地球局制御部32は、管制局1から少なくとも自局のネットワークアドレスの通知を受ける。
実施の形態1に係るネットワークアドレス指定方法は、制御回線21を用いて、地球局302から管制局1へ衛星通信システムへの第2の参入メッセージを送信する(第2の参入メッセージ送信ステップ)。詳しくは、地球局302の地球局制御部32が、制御回線21を用いて、管制局1へ衛星通信システムへの参入メッセージを送信する。第2の参入メッセージを受けて管制局1が管理する地球局302のネットワークアドレスを第2のネットワークアドレスとして、制御回線21を用いて、管制局1から地球局302へ通知する(第2のネットワークアドレス通知ステップ)。第2のネットワークアドレスの通知は、管制局1から地球局302へ第2の参入応答メッセージとして「地球局3のネットワークアドレス」を送信することになる。詳しくは、管制局制御部12が、制御回線21を用いて、地球局302から送られた衛星通信システムへの参入メッセージを受けて、地球局3ごとにネットワークアドレス管理部11に保持されているネットワークアドレスを、制御回線21を用いて、地球局302へ通知する。地球局302の地球局制御部32は、管制局1から少なくとも自局のネットワークアドレスの通知を受ける。
実施の形態1に係るネットワークアドレス指定方法では、第1のネットワークアドレス通知ステップ及び第2のネットワークアドレス通知ステップの少なくとも一方の後に、地球局3が通信回線22を確立するステップ(通信回線確立ステップ)を含んでいてもよい。詳しくは、地球局301及び地球局302は、管制局1から通知されたネットワークアドレスをネットワークアドレス記憶部31に記憶させて、通信回線確立ステップにてネットワークアドレスを使用することで、通信端末401,通信端末402がデータ通信を介することができる。これは、実施の形態2で説明する管制局1(HUB局1)を介した通信も含んでいる。よって、実施の形態2に係る通信システム(通信方法)は、地球局301及び地球局302は、制御回線21を経由した管制局1からの指示にて制御回線21とは異なる通信回線22を管制局1(HUB局1)と確立し、通信回線22上にてそれぞれ双方向データ通信を実現するといえる。
実施の形態1に係るネットワークアドレス指定方法をさらに具体的に図3を用いて説明する。図3では、地球局3が、地球局301及び地球局302の二施設が、管制局1と接続されてIP通信を行なう場合の例である。図3に示すシーケンス例のように、予め、管制局1は、IP端末4(通信端末4)のネットワークアドレスをネットワークアドレス管理部11に登録する。このような、管制局1が管理する地球局3それぞれのネットワークアドレスを、事前に管制局1へ登録するステップ(ネットワークアドレス登録ステップ)を、実施の形態1に係るネットワークアドレス指定方法に含めてもよい。IP端末4(通信端末4)は、衛星回線22(通信回線22)を使ってIP通信を行う端末である。ネットワークアドレス管理部11に登録するネットワークアドレスは、通信端末401,通信端末402だけでなく、通信端末403〜通信端末40nのネットワークアドレスも登録しておいてよい。
図3に示すシーケンス例のように、地球局301,地球局302が衛星通信システムに参入する際には、地球局301,地球局302の地球局制御部32は、それぞれ参入メッセージを管制局1へ送る。管制局1は、地球局301,地球局302から送られてきた参入メッセージを管制局制御部12が受ける。管制局制御部12は、参入応答メッセージを通知するために、ネットワークアドレス管理部11に登録(保持)されたネットワークアドレスのうち、ネットワークアドレステーブル501,ネットワークアドレステーブル502を、それぞれの地球局制御部32へ送信する。これは、管制局1が地球局301,地球局302に対してそれぞれが管理するネットワークアドレスを通知するといえる。地球局301の地球局制御部32は、ネットワークアドレステーブル501を、地球局301のネットワークアドレス記憶部31が記憶する。地球局302の地球局制御部32は、ネットワークアドレステーブル502を、地球局302のネットワークアドレス記憶部31が記憶する。これらをネットワークアドレス設定反映と呼ぶ。
ネットワークアドレス設定反映が完了し、地球局301と地球局302との間に通信回線が確立すると、地球局301と地球局302との地球局通信部33は、管制局1から通知されたネットワークアドレスを用いて通信回線22を確立してデータの送受信をすることができる。よって、通信端末401と通信端末402との間でIP通信によるユーザデータ通信ができる。このような通信回線22を確立してデータの送受信をするときは、IP通信の開始を契機に回線割当を要求するDAMA方式のシステムを用いればよい(通信回線確立ステップ)。
衛星通信システムがDAMA方式のシステムである場合の管制局1と地球局3の動作は次のとおりである。管制局1の管制局制御部12は、制御回線21を介して、地球局3(地球局制御部32)から衛星通信システムの回線割当の要求を受けて、割り当てを行った通信回線22を、制御回線21を介して、地球局3へ通知する。地球局3の地球局制御部32は、制御回線21を介して、管制局1へ衛星通信システムの回線割当を要求し、制御回線21を介して、管制局1(管制局制御部12)から割り当てた通信回線22の通知を受け、地球局通信部33は、管制局1(管制局制御部12)から割り当てられた通信回線22によりデータの送受信をする。厳密には、この場合の管制局制御部12は、DAMA制御部13である。
図3に示すシーケンス例のように、ネットワークアドレスの通知を受けることで、地球局301及び地球局302は衛星回線22(通信回線22)へのゲートウェイとなることができる。地球局301内の通信端末401が地球局301に通知されたネットワーク(ネットワークアドレステーブル501に含まれるネットワーク)以外へのIP通信を行う場合、IPパケットはデフォルトゲートウェイとなる衛星GW35へ送信され、衛星GW35から衛星2を経由した通信回線22へ送出される。逆に、衛星回線22から受信したIPパケットは、衛星GW35(地球局制御部32)が管理するネットワークのアドレス宛(ネットワークアドレステーブル501に含まれるネットワークアドレス宛)であれば、自局内の当該ネットワークへ当てて送信され、IP端末4間の通信が成立する。
実施の形態1に係るネットワークアドレス指定方法、管制局及び地球局において、通信回線22の確立後に、通信が不安定になるなどして通信回線22を切断、又は管制局1との通信が不安定になった場合、管制局1側では、地球局3が離脱と判定されることがある。この場合は地球局3から再度参入メッセージを送信し、管制局1から再度ネットワークアドレスを送信することで、ネットワークアドレスを更新することができる。また、地球局3が一旦運用停止(本願では、通信が不通になったと称する)となったあと、再度参入する場合も同じ手順でネットワークアドレスを設定することができる。
このような場合の管制局1と地球局3の動作は次のとおりである。管制局1の管制局制御部12は、地球局3へ割り当てた通信回線22が、切断したとき又は通信が不安定・不通になったあと、制御回線21を用いて、地球局3から送られた衛星通信システムへの再参入メッセージを受けて、地球局3ごとにネットワークアドレス管理部11に記憶されているネットワークアドレスを、制御回線21を用いて、再度、地球局3へ通知する。地球局3の地球局制御部32は、管制局1(管制局制御部12(DAMA制御部13))から割り当てられた通信回線22が、切断したとき又は通信が不安定・不通になったあと、制御回線21を用いて、管制局1へ衛星通信システムへの再参入メッセージを送信し、再度、管制局1(管制局制御部12)から少なくとも自局のネットワークアドレスの通知を受け、地球局通信部33は、再度、管制局1(管制局制御部12)から通知されたネットワークアドレスを用いて通信回線22を確立してデータの送受信をする。
実施の形態1に係るネットワークアドレス指定方法の別の具体例に関して図4を用いて説明する。図4では、図3と同様に地球局3が、地球局301及び地球局302の二施設が、管制局1と接続されてIP通信を行なう場合の例である。図3に示すシーケンス例では、地球局301へは自局のネットワークアドレスであるネットワークアドレステーブル501を通知し、地球局302へは自局のネットワークアドレスであるネットワークアドレステーブル502を通知していた。実施の形態1に係るネットワークアドレス指定方法は、地球局制御部32が、自局以外の他の地球局3のネットワークアドレスの通知を受けるものとしてもよい。この場合、管制局制御部12は、参入メッセージを送信した地球局3のネットワークアドレスと、参入メッセージを送信した地球局3以外の地球局3のネットワークアドレスとを、参入メッセージを送信した地球局3へ通知する。また、実施の形態1に係るネットワークアドレス指定方法は、地球局制御部32が、自局以外の全ての他の地球局3のネットワークアドレスの通知を受けるものとしてもよい。この場合、管制局制御部12は、全ての地球局3のネットワークアドレスを、参入メッセージを送信した地球局3へ通知する。このような図4に示すシーケンス例は、全ての地球局3のネットワークアドレスについて設定反映するものであることから、メッシュ型通信に好適である。
図4に示すシーケンス例は、地球局制御部32が、自局以外の全ての他の地球局3のネットワークアドレスの通知を受けるものである。図3に示すシーケンス例との違いを中心に説明を行なう。ネットワークアドレス管理部11に登録するネットワークアドレスは、通信端末401〜通信端末40nの全てのネットワークアドレスである。図4に示すシーケンス例のように、地球局301,地球局302が衛星通信システムに参入する際には、地球局301,地球局302の地球局制御部32は、それぞれ参入メッセージを管制局1へ送る。管制局1は、地球局301,地球局302から送られてきた参入メッセージを管制局制御部12が受ける。
図4に示すシーケンス例のように、管制局制御部12は、参入応答メッセージを通知するために、ネットワークアドレス管理部11に登録(保持)されたネットワークアドレスを、それぞれの地球局制御部32へ送信する。これは、管制局1が地球局301,地球局302に対してそれぞれが管理するネットワークアドレスに加え、地球局303〜地球局30nが管理するネットワークアドレスも通知するといえる。つまり、全ての地球局3のネットワークアドレスを通知するといえる。地球局301の地球局制御部32は、ネットワークアドレスを、地球局301のネットワークアドレス記憶部31が記憶する。地球局302の地球局制御部32は、ネットワークアドレスを、地球局302のネットワークアドレス記憶部31が記憶する。これらをネットワークアドレス設定反映と呼ぶ。
図4に示すシーケンス例のように、ネットワークアドレス設定反映が完了すると、地球局301と地球局302との地球局通信部33は、管制局1から通知されたネットワークアドレスを用いて通信回線22を確立してデータの送受信をすることができる。よって、通信端末4間でIP通信によるユーザデータ通信ができる。このような通信回線22を確立してデータの送受信をするとき、IP通信の開始を契機に回線割当を要求するDAMA方式のシステムである場合の一例は、次のような回線割当の手順及び通信回線の確立の手順(通信回線確立ステップ)となる。
ネットワークアドレステーブル501からネットワークアドレステーブル50nが配布される場合、図4に示すシーケンス例のように、地球局301では、管制局1から通知されたネットワークアドレスに基づいて、IP通信が自局宛か、他の地球局3宛かの判定を行う(宛先IPアドレスの判定)。管制局1から通知されたネットワークアドレスからどの地球局3宛の通信であるかが判明すれば、その地球局3宛の通信回線22の割り当てを、制御回線21を介して、地球局制御部32からDAMA制御部13へ要求する。DAMA制御部13は、制御回線21を介して、割り当てた通信回線22を地球局制御部32へ通知する。地球局通信部33は、割当てられた衛星回線を用いて、IP通信を実施する。別のIP通信が発生した場合、通信回線22が既に割り当てられているか、未割当かを判定し、割り当て済みであれば、割り当て済みの通信回線22を使ってIP通信を実施する。未割当であれば、前述のとおり通信回線22を要求して、割り当てを受ける。
図4に示すシーケンス例のように、ネットワークアドレスの通知を受けることで、地球局301及び地球局302は衛星回線22(通信回線22)へのゲートウェイとなることができる。地球局301と地球局302とが接続された際、地球局302宛の通信回線22に宛てて、地球局302内のネットワークアドレス(ネットワークアドレステーブル502)に宛てたIPパケットを地球局301から送出する。また、衛星回線22から受信したIPパケットは、衛星GW35(地球局制御部32)が管理するネットワークのアドレス宛(ネットワークアドレステーブル501に含まれるネットワークアドレス宛)であれば、自局内の当該ネットワークへ当てて送信され、IP端末4間の通信が成立する。
よって、実施の形態1に係るネットワークアドレス指定方法は、第1のネットワークアドレス通知ステップが、全ての地球局3のネットワークアドレステーブル5を地球局301へ通知する場合を含む。同じく、第2のネットワークアドレス通知ステップが、全ての地球局3のネットワークアドレス5を地球局302へ通知する場合を含む。また、実施の形態1に係るネットワークアドレス指定方法は、第1のネットワークアドレス通知ステップが、ネットワークアドレステーブル501に加えて、少なくともネットワークアドレステーブル502を地球局301へ通知する場合を含む。同じく、第2のネットワークアドレス通知ステップが、ネットワークアドレステーブル502に加えて、少なくともネットワークアドレステーブル501を地球局302へ通知する場合を含む。よって、通信回線確立ステップにて、地球局301と地球局302との間で通信回線22を確立するものである。
このように実施の形態1に係るネットワークアドレス指定方法、管制局及び地球局は、地球局3(子局3)内のネットワークアドレス側を変更するものである。つまり、通信端末4側のIPアドレスの変更が必須ではなくなる。よって、地球局3(子局3)内のネットワークアドレスを固定設定にした場合と比較すると、通信端末4が、そのネットワークに合わせてIPアドレスを変更する必要がないという利点がある。換言すると、IPルーティングを行うDAMA方式のシステムにおいて、IPアドレスが変更できない端末に対応することができるといえる。
また、実施の形態1に係るネットワークアドレス指定方法、管制局及び地球局は、局ごとに作業が必要であったネットワークアドレスの設定変更を管制局1が主体となって行うことができる。よって、地球局3(子局3)内のネットワークアドレスを遠隔で管理する手段(管制局1)により、各地に分散する衛星通信局のネットワークを一元管理又は集中的に管理することが可能となる。局ごとに作業が必要であったネットワークアドレスの設定変更が不要となるため、衛星通信システムの地上網側の都合によるネットワークの組み換えが容易となるという利点がある。
実施の形態1に係る通信システムは、実施の形態1に係る管制局及び地球局を用いた通信システムを意味している。特に、DAMA方式のシステムに好適である。実施の形態1に係る通信方法は、実施の形態1に係るネットワークアドレス指定方法を用いた通信方法を意味している。特に、DAMA方式のシステムに好適である。詳しくは、実施の形態1に係るネットワークアドレス指定方法によって、ネットワークアドレスを指定された地球局による通信方法である。
実施の形態2.
以下、この発明の実施の形態2に係る通信システム、通信方法、ネットワークアドレス指定方法、管制局及び地球局について図5及び図6を用いて説明する。図中、同一符号は、同一又は相当部分を示しそれらについての詳細な説明は省略する。実施の形態1と共通する部分の説明は省略する場合がある。実施の形態2と実施の形態1との違いは、実施の形態2に係る管制局が、HUB局1としても機能する点である。つまり、実施の形態2に係るネットワークアドレス指定方法は、通信回線確立ステップが、管制局1をHUB局1をとして、地球局3との間で通信回線を確立するものである。HUB局1を介して、地球局301と地球局302との間で通信回線を確立してもよい。なお、HUB局1を管制局1の外部に設けてもよい。
図5及び図6において、管制局1は、ネットワークアドレス管理部11,管制局制御部12,DAMA制御部13,制御回線用モデム14,管制局通信部15(親局通信部15,通信部15),通信用モデム16,衛星GW17,通信端末410を有している。通信端末410は、管制局1の外部に設けてもよい。管制局1,地球局301(子局301),地球局302(子局302),通信端末401(IP端末401),通信端末402(IP端末402),通信端末410(IP端末410)は、衛星2を介したIPプロトコルベースのDAMA方式の衛星通信システムを構築するものである。なお、通信端末410(IP端末410)は、通信端末4(IP端末4)と同様の構成でよい。地球局3は、制御回線21を経由した管制局1からの指示にて通信回線22を確立し、HUB局1を介して通信回線22上にて双方向データ通信を実現するものである。
図5において、ネットワークアドレス管理部11は、HUB局1(管制局通信部15)におけるネットワークアドレス記憶部31として機能させてもよい。管制局通信部15(親局通信部15,通信部15)は、ネットワークアドレスを通知した地球局3が通信回線22で送受信をするデータのルーティングを行うものである。管制局制御部12(親局制御部12,制御部12)に加え、管制局通信部15(親局通信部15,通信部15)は、衛星2への送受信設備ともいえる。管制局通信部15(親局通信部15,通信部15)のみを送受信設備としてもよい。衛星2への送受信設備は、管制局アンテナ部や管制局アンテナ部を駆動する管制局アンテナ駆動部を含めてもよいし、管制局アンテナ部及び管制局アンテナ駆動部を送受信設備としてもよい。
図5において、通信用モデム16(管制局通信用モデム16,親局通信用モデム16)は、管制局アンテナ部に接続され、地球局3との間でデータ送受信を行うものである。衛星GW17(地球局衛星GW17,子局衛星GW17)は、通信回線22(衛星回線22)へのゲートウェイとして機能するものである。通信端末410は、衛星GW17に接続され、通信回線22を使ったIP通信が可能な端末である。通信端末410が、通信回線22を使ったIP通信を行う場合、衛星GW17が通信端末4のゲートウェイとなり、管制局通信部15(親局通信部15,通信部15)を介して衛星通信の対向局(他の地球局3、又は、管制局1)へIPデータを送信する。通信端末410(IP端末410)は、HUB局1に少なくとも一台設けられている。図5では、通信端末410は、一台の場合を例示的に図示している。
図5において、通信回線22(衛星回線22)は、便宜上、通信回線221(衛星回線221)と通信回線222(衛星回線222)とに分けて図示している。通信回線221は、矢印付きの点線で仮想的に示しており、HUB局1と地球局301との間に確立した通信回線22を意味している。通信回線222は、矢印付きの破線で仮想的に示しており、HUB局1と地球局302との間に確立した通信回線22を意味している。よって、地球局301及び地球局302の間でIPデータ通信を行う場合は、通信回線221と通信回線222との2つの通信回線22を介して通信を行うことになる。
図6に示すシーケンス例は、地球局制御部32が、自局以外の全ての他の地球局3のネットワークアドレスの通知を受けるものである。実施の形態1の説明でした図3又は図4に示すシーケンス例との違いを中心に説明を行なう。ネットワークアドレス管理部11に登録するネットワークアドレスは、通信端末410,通信端末401,通信端末402だけでなく、通信端末403〜通信端末40nのネットワークアドレスも登録しておいてよい。図6に示すシーケンス例のように、地球局301,地球局302が衛星通信システムに参入する際には、地球局301,地球局302の地球局制御部32は、それぞれ参入メッセージを管制局1へ送る。管制局1は、地球局301,地球局302から送られてきた参入メッセージを管制局制御部12が受ける。管制局制御部12は、参入応答メッセージを通知するために、ネットワークアドレス管理部11に登録(保持)されたネットワークアドレスのうち、ネットワークアドレステーブル501,ネットワークアドレステーブル502を、それぞれの地球局制御部32へ送信する。地球局301及び地球局302は、それぞれネットワークアドレス設定反映と呼ぶ。
図6に示すシーケンス例のように、ネットワークアドレス設定反映が完了し、HUB局1と地球局301との間に通信回線が確立する。つまり、HUB局1の通信部15と地球局301の通信部33は、HUB局1(管制局1)から通知されたネットワークアドレスを用いて通信回線221を確立してデータの送受信をすることができる。同じく、ネットワークアドレス設定反映が完了し、HUB局1と地球局302との間に通信回線が確立する。つまり、HUB局1の通信部15と地球局302の通信部33は、HUB局1(管制局1)から通知されたネットワークアドレスを用いて通信回線222を確立してデータの送受信をすることができる。また、地球局301と地球局302とは、HUB局1を介して、通信回線221及び通信回線222(通信回線22)を確立してデータの送受信をすることができる。よって、通信端末401と通信端末402との間でIP通信によるユーザデータ通信ができる。ネットワークアドレスの通知を受けることで、地球局301及び地球局302は衛星回線22(通信回線22)へのゲートウェイとなることができる。
図6に示すシーケンス例のように、このような通信回線22を確立してデータの送受信をするとき、IP通信の開始を契機に回線割当を要求するDAMA方式のシステムである場合の一例は、次のような回線割当の手順及び通信回線の確立の手順(通信回線確立ステップ)となる。地球局301及び地球局302では、管制局1から通知されたネットワークアドレスに基づいて、HUB局1宛の通信回線22を、それぞれ、制御回線21を介して、地球局制御部32からDAMA制御部13へ要求する。DAMA制御部13は、制御回線21を介して、割り当てた通信回線22を地球局301及び地球局302それぞれの地球局制御部32へ通知する。通信回線22を地球局301及び地球局302それぞれの地球局通信部33は、割当てられた衛星回線を用いて、IP通信を実施する。別のIP通信が発生した場合、通信回線22が既に割り当てられているか、未割当かを判定し、割り当て済みであれば、割り当て済みの通信回線22を使ってIP通信を実施する。未割当であれば、前述のとおり通信回線22を要求して、割り当てを受ける。
地球局301内の通信端末401が地球局301に通知されたネットワーク(ネットワークアドレステーブル501に含まれるネットワーク)以外へのIP通信を行う場合、IPパケットはデフォルトゲートウェイとなる衛星GW35へ送信され、衛星GW35から衛星2を経由した通信回線221へ送出される。一旦、HUB局1へ送信されたIPパケットは、HUB局1内でルーティングを判断し、HUB局1内のネットワークへルーティングされるか、地球局301以外の別の地球局3へ再度送信されるかが判定され、IP端末4間の通信が成立する。つまり、地球局通信部33は、HUB局1を介して、他の地球局3とデータの送受信をすることができる。なお、図6のシーケンス例の下部は、地球局302宛にルーティングされる例を示している。
このように、実施の形態2に係るネットワークアドレス指定方法、管制局及び地球局は、地球局3の通信システムへの参入時、それぞれ自局のネットワークアドレス通知は必要だが、他の局のネットワークアドレス通知は不要となる。各地球局3は、自局ネットワーク以外のデフォルトゲートウェイとして衛星回線22を定義することができるため、HUB局1にてルーティングを判断することができる。実施の形態2に係る通信システムは、実施の形態2に係る管制局及び地球局を用いた通信システムを意味している。特に、DAMA方式のシステムに好適である。実施の形態2に係る通信方法は、実施の形態2に係るネットワークアドレス指定方法を用いた通信方法を意味している。特に、DAMA方式のシステムに好適である。詳しくは、実施の形態2に係るネットワークアドレス指定方法によって、ネットワークアドレスを指定された地球局による通信方法である。
実施の形態3.
以下、この発明の実施の形態3に係る通信システム、通信方法、ネットワークアドレス指定方法、管制局及び地球局について図1から図8を用いて説明する。図中、同一符号は、同一又は相当部分を示しそれらについての詳細な説明は省略する。実施の形態1及び2と共通する部分の説明は省略する(図1から図6)。実施の形態3に係るネットワークアドレス指定方法は、ネットワークアドレス更新ステップをさらに備えている。ネットワークアドレス更新ステップは、第1のネットワークアドレス通知ステップの後に地球局301へ通知したネットワークアドレスが更新されたときに、少なくとも更新された部分を、地球局301へ通知するものである。同じく、第2のネットワークアドレス通知ステップの後に地球局302へ通知したネットワークアドレスが更新されたときに、少なくとも更新された部分を、地球局302へ通知するものである。
つまり、実施の形態3に係るネットワークアドレス指定方法と実施の形態1及び実施の形態2に係るネットワークアドレス指定方法との違いは、ネットワークの変更を行う場合の動作を有している点である。実施の形態3では、管制局1にて登録した地球局301及び地球局302のネットワークアドレスを変更、削除することができる。このような処理は、例えば、図7に示す通信システムの機能ブロック図のように、地球局30n(子局30n)が新たに衛星通信システムへの参入しようしている場合、かつ、地球局30n用のネットワークアドレステーブル5が予め準備していない場合に必要となる。なお、図7に示す通信システムの機能ブロック図は、地球局3の増設時ともいえる。また、図8に示す通信システムの機能ブロック図のように、通信端末401の接続先が、地球局301(子局301)から地球局302(子局302)に変わったときに必要となる。ネットワークアドレステーブル5からネットワークアドレスを変更、削除する場合の処理は、次の三つが代表的である。
管制局1より、地球局301及び地球局302へのネットワークアドレスの更新を通知し、地球局301及び地球局302は、通信中であるかどうかに関わらず、管制局1から通知されるネットワークアドレスを即時適用する。すなわち、追加されたネットワークアドレスについてはルーティングを追加し、削除されたネットワークアドレスについてはルーティングを停止する。この場合、実施の形態3に係る管制局は、管制局制御部12が、地球局3へ通知したネットワークアドレスが更新されたときに、少なくとも更新された部分を、地球局3へ通知する。実施の形態3に係る地球局は、地球局通信部33が、ネットワークアドレス記憶部31に記憶されたネットワークアドレスが更新されたとき、追加されたネットワークアドレスのルーティングを追加し、削除されたネットワークアドレスのルーティングを停止する。
地球局3のうち通信が完了したものから、ネットワークアドレスを管制局1より通知する。通信中はルーティングが有効であるが、ルーティングの変更は次回の回線割当から有効となる。この場合、実施の形態3に係る管制局は、管制局制御部12が、地球局3へ通知したネットワークアドレスが更新されたときに、少なくとも更新された部分を、地球局3のうち、通信回線22によるデータの送受信を行っているもの以外へ、通知する。
管制局1がネットワークアドレスを変更するため、一旦全ての通信を停止し、ネットワークアドレスの配信を再度行う。例えば、管制局1からの制御回線21にて一旦停止、再開することにより、衛星通信の停止、再開を示す。この場合、実施の形態3に係る管制局は、管制局制御部12が、地球局3へ通知したネットワークアドレスが更新されたときに、少なくとも更新された部分を、通信回線22によるデータの送受信を行っている地球局3にデータの送受信を停止させてから、通知する。実施の形態3に係る地球局は、地球局通信部33が、ネットワークアドレス記憶部31に記憶されたネットワークアドレスが更新されたとき、追加されたネットワークアドレスのルーティングを追加する。
実施の形態3に係る通信システムは、実施の形態3に係る管制局及び地球局を用いた通信システムを意味している。特に、DAMA方式のシステムに好適である。実施の形態3に係る通信方法は、実施の形態3に係るネットワークアドレス指定方法を用いた通信方法を意味している。特に、DAMA方式のシステムに好適である。詳しくは、実施の形態3に係るネットワークアドレス指定方法によって、ネットワークアドレスを指定された地球局による通信方法である。
よって、本願は、衛星2を介した通信回線22でルーティングを行なう衛星通信システムにおいて、管制局1側でネットワークアドレスを管理することができるネットワークアドレス指定方法、管制局及び地球局を得るものである。通信を行う地球局3ごとに異なるネットワークアドレスを付与し、各地球局3間でIPルーティングを行うシステムにおいて、衛星回線22を介して各地球局3の衛星通信設備のIPアドレス、ネットワーク設定・変更を行うことができる。
詳しくは、衛星2を介した通信回線22でルーティングを行なう衛星通信システムにおいて、地球局3が衛星通信システムへ参入する際に、管制局1が管理する地球局3のネットワークアドレスを、衛星2を介した制御回線21を用いて、管制局1から地球局3へ通知する。その後に、地球局3が衛星2を介した通信回線22を確立する。地球局3がDAMA方式のシステムに参入する際に、ネットワークを設定する方式とし、通信する各地球局3での変更が不要とできる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1・・管制局(親局、HUB局)、11・・ネットワークアドレス管理部(NWアドレス管理部11,ネットワークアドレス管理装置,NWアドレス管理装置)、12・・管制局制御部(親局制御部,制御部,管制局制御装置,制御装置)、13・・DAMA制御部(DAMA制御装置)、14・・制御回線用モデム、15・・管制局通信部(親局通信部,通信部,管制局通信装置,親局通信装置、通信装置)、16・・通信用モデム(管制局通信用モデム,親局通信用モデム)、17・・衛星GW(管制局衛星GW,親局衛星GW)、2・・衛星(衛星局)、21・・制御回線(CSC回線)、22・・通信回線(衛星回線)、221・・通信回線(衛星回線)、222・・通信回線(衛星回線)、3・・地球局(子局)、301〜30n・・地球局(子局)、31・・ネットワークアドレス記憶部(NWアドレス記憶部,ネットワークアドレス記憶装置,NWアドレス記憶装置)、32・・地球局制御部(子局制御部、制御部,地球局制御装置,子局制御装置、制御装置)、33・・地球局通信部(子局通信部,通信部,地球局通信装置,子局通信装置,通信装置)、34・・通信用モデム(地球局通信用モデム,子局通信用モデム)、35・・衛星GW(地球局衛星GW,子局衛星GW)、4・・通信端末(IP端末)、401・・通信端末(IP端末)、402・・通信端末(IP端末)、410・・通信端末(IP端末)、5・・ネットワークアドレステーブル(NWアドレステーブル)。

Claims (23)

  1. 衛星を介した通信回線で地球局の間のルーティングを行なう衛星通信システムにおける、前記地球局のネットワークアドレスを管理する管制局を用いたネットワークアドレス指定方法であって、
    前記衛星を介した制御回線を用いて、一の前記地球局から前記管制局へ前記衛星通信システムへの第1の参入メッセージを送信する第1の参入メッセージ送信ステップと、
    前記第1の参入メッセージを受けて前記管制局が管理する一の前記地球局のネットワークアドレスを第1のネットワークアドレスとして、前記制御回線を用いて、前記管制局から一の前記地球局へ通知する第1のネットワークアドレス通知ステップと、
    前記制御回線を用いて、二の前記地球局から前記管制局へ前記衛星通信システムへの第2の参入メッセージを送信する第2の参入メッセージ送信ステップと、
    前記第2の参入メッセージを受けて前記管制局が管理する二の前記地球局のネットワークアドレスを第2のネットワークアドレスとして、前記制御回線を用いて、前記管制局から二の前記地球局へ通知する第2のネットワークアドレス通知ステップとを備えことを特徴とする、ネットワークアドレス指定方法。
  2. 前記第1のネットワークアドレス通知ステップ及び前記第2のネットワークアドレス通知ステップの少なくとも一方の後に、前記地球局が前記通信回線を確立する通信回線確立ステップをさらに備え、
    前記第1のネットワークアドレス通知ステップは、前記第1のネットワークアドレスに加えて、少なくとも前記第2のネットワークアドレスを一の前記地球局へ通知し、
    前記第2のネットワークアドレス通知ステップは、前記第2のネットワークアドレスに加えて、少なくとも前記第1のネットワークアドレスを二の前記地球局へ通知し、
    前記通信回線確立ステップは、一の前記地球局と二の前記地球局との間で通信回線を確立するものであることを特徴とする、請求項1に記載のネットワークアドレス指定方法。
  3. 前記第1のネットワークアドレス通知ステップは、全ての前記地球局のネットワークアドレスを一の前記地球局へ通知するものであることを特徴とする、請求項1に記載のネットワークアドレス指定方法。
  4. 前記第2のネットワークアドレス通知ステップは、全ての前記地球局のネットワークアドレスを二の前記地球局へ通知するものであることを特徴とする、請求項1又は請求項3に記載のネットワークアドレス指定方法。
  5. 前記第1のネットワークアドレス通知ステップ及び前記第2のネットワークアドレス通知ステップの少なくとも一方の後に、前記地球局が前記通信回線を確立する通信回線確立ステップをさらに備え、
    前記通信回線確立ステップは、前記管制局をHUB局をとして、一の前記地球局と二の前記地球局との間で通信回線を確立するものであることを特徴とする、請求項1に記載のネットワークアドレス指定方法。
  6. ネットワークアドレス更新ステップをさらに備え、
    前記ネットワークアドレス更新ステップは、前記第1のネットワークアドレス通知ステップの後に一の前記地球局へ通知したネットワークアドレスが更新されたときに、少なくとも更新された部分を、一の前記地球局へ通知することを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のネットワークアドレス指定方法。
  7. ネットワークアドレス更新ステップをさらに備え、
    前記ネットワークアドレス更新ステップは、前記第2のネットワークアドレス通知ステップの後に二の前記地球局へ通知したネットワークアドレスが更新されたときに、少なくとも更新された部分を、二の前記地球局へ通知することを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のネットワークアドレス指定方法。
  8. ネットワークアドレスの通知を受けた後に、衛星を介した通信回線で地球局の間のルーティングを行なう衛星通信システムにおける、前記地球局のネットワークアドレスを管理する管制局であって、
    前記地球局ごとのネットワークアドレスを保持したネットワークアドレス管理部と、
    前記衛星を介した制御回線を用いて、前記地球局から送られた前記衛星通信システムへの参入メッセージを受けて、前記地球局ごとに前記ネットワークアドレス管理部に記憶されているネットワークアドレスを、前記制御回線を用いて、前記地球局へ通知する管制局制御部とを備えたことを特徴とする、管制局。
  9. 前記管制局制御部は、前記参入メッセージを送信した前記地球局のネットワークアドレスと、前記参入メッセージを送信した前記地球局以外の前記地球局のネットワークアドレスとを、前記参入メッセージを送信した前記地球局へ通知することを特徴とする、請求項8に記載の管制局。
  10. 前記管制局制御部は、全ての前記地球局のネットワークアドレスを、前記参入メッセージを送信した前記地球局へ通知することを特徴とする、請求項8に記載の管制局。
  11. 前記管制局制御部は、前記地球局へ通知したネットワークアドレスが更新されたときに、少なくとも更新された部分を、前記地球局へ通知することを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の管制局。
  12. 前記管制局制御部は、前記地球局へ通知したネットワークアドレスが更新されたときに、少なくとも更新された部分を、前記地球局のうち、前記通信回線によるデータの送受信を行っているもの以外へ、通知することを特徴とすることを特徴とする、請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の管制局。
  13. 前記管制局制御部は、前記地球局へ通知したネットワークアドレスが更新されたときに、少なくとも更新された部分を、前記通信回線によるデータの送受信を行っている前記地球局にデータの送受信を停止させてから、通知することを特徴とする、請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の管制局。
  14. 管制局通信部をさらに備え、前記管制局通信部は、ネットワークアドレスを通知した前記地球局が前記通信回線で送受信をするデータのルーティングを行うことを特徴とする請求項8に記載の管制局。
  15. 前記衛星通信システムがDAMA方式のシステムであって、
    前記管制局制御部は、前記制御回線を介して、前記地球局から前記衛星通信システムの回線割当の要求を受けて、割り当てを行った前記通信回線を、前記制御回線を介して、前記地球局へ通知することを特徴とする、請求項14に記載の管制局。
  16. 前記管制局制御部は、前記地球局へ割り当てた前記通信回線が切断したとき又は当該通信回線による通信が不安定あるいは不通になったあと、前記制御回線を用いて、前記地球局から送られた前記衛星通信システムへの再参入メッセージを受けて、前記地球局ごとに前記ネットワークアドレス管理部に記憶されているネットワークアドレスを、前記制御回線を用いて、再度、前記地球局へ通知することを特徴とする、請求項15に記載の管制局。
  17. 衛星を介した通信回線でルーティングを行なう衛星通信システムにおける地球局であって、管制局から通知されたネットワークアドレスを記憶するネットワークアドレス記憶部と、
    前記衛星を介した制御回線を用いて、前記管制局へ前記衛星通信システムへの参入メッセージを送信し、前記管制局から少なくとも自局のネットワークアドレスの通知を受ける地球局制御部と、
    前記管制局から通知されたネットワークアドレスを保持するネットワークアドレス記憶部と、前記管制局から通知されたネットワークアドレスを用いて前記通信回線を確立してデータの送受信をする地球局通信部とを備えたことを特徴とする、地球局。
  18. 前記地球局制御部は、自局以外の他の地球局のネットワークアドレスの通知を受けることを特徴とする、請求項17に記載の地球局。
  19. 前記地球局制御部は、自局以外の全ての他の地球局のネットワークアドレスの通知を受けることを特徴とする、請求項17に記載の地球局。
  20. 前記地球局通信部は、前記管制局であるHUB局を介して、他の地球局とデータの送受信をすることを特徴とする、請求項17に記載の地球局。
  21. 前記地球局通信部は、前記ネットワークアドレス記憶部に記憶されたネットワークアドレスが更新されたとき、追加されたネットワークアドレスのルーティングを追加し、削除されたネットワークアドレスのルーティングを停止することを特徴とする、請求項17から請求項20のいずれか1項に記載の地球局。
  22. 前記衛星通信システムがDAMA方式のシステムであって、
    前記地球局制御部は、前記制御回線を介して、前記管制局へ前記衛星通信システムの回線割当を要求し、前記制御回線を介して、前記管制局から割り当てた前記通信回線の通知を受け、前記地球局通信部は、前記管制局から割り当てられた前記通信回線によりデータの送受信をすることを特徴とする、請求項17から請求項21のいずれか1項に記載の地球局。
  23. 前記地球局制御部は、前記管制局から割り当てられた前記通信回線が切断したとき又は当該通信回線による通信が不安定あるいは不通になったあと、前記制御回線を用いて、前記管制局へ前記衛星通信システムへの再参入メッセージを送信し、再度、前記管制局から少なくとも自局のネットワークアドレスの通知を受け、前記地球局通信部は、再度、前記管制局から通知されたネットワークアドレスを用いて前記通信回線を確立してデータの送受信をすることを特徴とする、請求項22に記載の地球局。
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