JP2000341329A - 衛星リンクを動的に割り当てるための方法及び装置 - Google Patents

衛星リンクを動的に割り当てるための方法及び装置

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JP2000341329A
JP2000341329A JP14821899A JP14821899A JP2000341329A JP 2000341329 A JP2000341329 A JP 2000341329A JP 14821899 A JP14821899 A JP 14821899A JP 14821899 A JP14821899 A JP 14821899A JP 2000341329 A JP2000341329 A JP 2000341329A
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Hitoshi Asaeda
仁 朝枝
Hidetaka Izumiyama
英孝 泉山
Atsushi Takei
淳 竹井
Shinya Kotani
伸哉 小谷
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NTT Satellite Communications Inc
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IBM Japan Ltd
NTT Satellite Communications Inc
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/185Space-based or airborne stations; Stations for satellite systems
    • H04B7/18578Satellite systems for providing broadband data service to individual earth stations
    • H04B7/18582Arrangements for data linking, i.e. for data framing, for error recovery, for multiple access

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】衛星リンクを動的に割り当てる方法を提供する
こと。 【解決手段】複数のクライアントと、ネットワークを介
して送られてきた要求に応じて衛星通信受信手段にIP
アドレスを割り振る管理サーバとを含む通信システムに
おいて、クライアントの固有情報を格納するステップ
と、管理サーバとの間にリンクを確立するステップと、
格納固有情報に基づき、所与のクライアントに衛星リン
クを動的に割り当てるステップと、割り当てた衛星リン
クに対応するIPアドレスを送信するステップと、を含
む、衛星リンクを動的に割り当てるための方法が提供さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般には衛星リンク
を利用した通信に関するものであり、特にクライアント
からの要求に応じて、そのクライアントに衛星リンクを
動的に割り当てるための方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットの需要は高まる一方であ
りながら、そのネットワークの帯域、特にダイアルアッ
プを用いたインターネット利用者宅への回線の帯域が限
られているために、ユーザは満足なサービスを受けるこ
とが出来なく不満を募らせている。また、専用線接続を
行っているユーザにとっては、回線費用に対する投資を
なるべく抑えたいという要望が強いため、必要な帯域分
の専用線を引けないという問題が生じている。更にコン
テンツ提供者は自らのコンテンツを見栄えの良いものに
するため、あるいは、新しいサービスの提供として、画
像や音声など、従来の情報に比べて大きなデータの送信
を要望する傾向にある。これにより、益々ユーザにとっ
て必要とされるネットワーク帯域が広がりつつある。
【0003】このような状況下において、新たなネット
ワーク基盤として、帯域の大きさ、広域性などを特徴と
した衛星の利用が注目されてきている。しかし、ユーザ
側設備として、通常、ユーザは送信機能のない衛星電波
受信装置(衛星受信アンテナ、アンテナ接続ボード、セ
ットトップ・ボックスなど)だけを装備する。この時、
インターネットのように、オンデマンド型の通信基盤に
おいては、双方向通信が前提となるためこれだけでの利
用は不可能である。従って、衛星リンクを双方向に見立
てるために、ユーザの衛星受信装置を持つクライアント
・マシンに何らかの仕組みを導入しなければならない。
【0004】従来、衛星電波を発信する装置を持たない
端末が衛星通信を行う場合、次のような4種類の方式a
〜dが存在する。
【0005】a.これは、クライアント・マシンが衛星
から流れて来るデータを受信するだけの方式である。こ
のタイプは、TV放送の形態に近く、インターネットな
どで基本となるオンデマンド性は全く無い。ただし、構
成は最も簡単である。これは、たとえば「片方向通信レ
シーバ」と呼ぶことができる。
【0006】b.クライアント・マシンが衛星電波受信
装置以外の安価なモデムと電話回線などを利用して決め
られたサイトにダイアルアップを行って、そのサイトに
あるデータに関してのみ送信要求できる方式である。こ
れは、比較的容易な構成であり、衛星という基盤をイン
トラネットの一部として利用したい時など有効である。
しかし、インターネットのような広域ネットワークでは
使えない。これは、たとえば「サイト・ローカル・レシ
ーバ」と呼ぶことができる。
【0007】c.上記のbと同様、決められたサイトに
ダイアルアップを行い、そのサイトにある仲介代理サー
バ(プロキシ・サーバ)にデータ配信要求を行うと、その
代理サーバがサイト外の目的のサーバ(ターゲット・サ
ーバ)からデータを受け取りこれを衛星経由で配信し、
レシーバは間接的に通信を行うが結果的に双方向の衛星
通信をしているように見せかける方式である。この形態
は、イントラネットなどのように閉じられた環境下で使
えるだけでなく、インターネット・サービスなどでも利
用できる。しかし、クライアントからのリクエストは代
理サーバが処理可能なサービス品目に依存するため、利
用できるサービスには制限がある。その上、サイト・ロ
ーカル・レシーバ同様、決められたサイトに必ずダイア
ルアップしなければならないだけでなく、クライアント
はターゲット・サーバのロケーションに関係なくダイア
ルアップ・サイトのネットワークを必ず通過するため、
ネットワーク構成上無駄が生じることは否めない。これ
は、たとえば、「代理サーバ経由レシーバ」と呼ぶこと
ができる。
【0008】d.前述のb及びcと同様、モデムやター
ミナル・アダプタ(TA)と電話回線などを利用する
が、これは、その地上線を疑似的に衛星電波の送信(上
り)回線として用いることで、クライアントが直接ター
ゲット・サーバに要求を送信する完全な双方向通信をエ
ミュレーションする方式である。このタイプは、たとえ
ば、「双方向通信エミュレーション・レシーバ」と呼ぶ
ことができる。これは本発明でも利用しているため、以
下で詳細に述べる。
【0009】衛星リンクを双方向リンクに見立ててイン
ターネットとも融合できる汎用的な高帯域のリンクの一
部として利用する、つまり衛星通信を完全なIP(イン
ターネット・プロトコル)通信基盤として利用するに
は、上記のd方式を採用する必要がある。
【0010】1.クライアント要件 ユーザが準備するハードウェアは、モデムやTAなどの
通信機器を電話回線と組み合わせることで実現する地上
線用の双方向リンク・インターフェース(以下、BDL
−IFという)と受信専用の衛星受信ボードとを装備し
たクライアント・マシン、又は、BDL−IF及びアン
テナ接続インターフェースを持つ衛星受信装置(以下、
双方をまとめてクライアント・マシンという)である。
クライアント・マシンの設定としては、BDL−IFの
IPアドレスだけでなく、衛星受信ボードや衛星受信装
置のアンテナ接続インターフェースなどの片方向リンク
・インターフェース(以下、UDL−IFという)にB
DL−IFのIPアドレスとは異なるIPアドレスを設
定する。このアドレスは衛星通信事業者や衛星通信シス
テムを構築する担当者などの衛星通信提供者(以下、単
にサービス提供者という。これはいわゆるインターネッ
ト・サービス・プロバイダISPとは異なる)が管理す
るアドレス・プールから割り当てられる。
【0011】クライアント・マシンの経路制御テーブル
に関しては、UDL−IFをIPパケット送信用の優先
(デフォルト)インターフェースにするように設定す
る。これにより、通常のIPパケットはUDL−IFに
向けてIPパケットを送出するようになるが、この目的
は、UDL−IFドライバ上位のTCP/IP層が自ら
の要求パケットをUDL−IFから送出したように見せ
ることにある。この時、当然、受信専用のUDL−IF
はIPパケットの送出はできないため、UDL−IFに
成り代わってこれを送出するためのBDL−IFをユー
ザが静的に、あるいは、何らかの仕組みを用いて動的に
選び設定する。選ばれた地上線からはターゲット・サー
バへの要求パケットが送出されるが、示された送信元ア
ドレスは、UDL−IFのアドレスが使われている。
【0012】クライアント・マシンのソフトウェア要件
としては、上記にある、UDL−IFに成り代わってパ
ケットを送出する仕組みを実現するため、図1に示すよ
うに、送出時、IP層からUDL−IFのデータリンク
層にIPパケットが渡される瞬間に出力IPパケットを
予め選ばれているBDL−IFのデータリンク層に受け
渡し(フックし)、そのインターフェースからパケット
を送出する機能を持たせる。この仕組みはUDL−IF
のデータリンク層の機能の一部としてIP層とUDL−
IFドライバの間に位置する実装となる。
【0013】ネットワーク要件として満たさなければな
らないことは、クライアント・マシンは地上線経由でタ
ーゲット・サーバにIP到達性を確保するということだ
けであり、片方向通信レシーバやサイト・ローカル・レ
シーバなどのように決められたサイトにダイアルアップ
する必要はない。
【0014】以上のシステムは、ユーザが日常用いてい
るTCP/IPアプリケーションの変更を必要とせず、
また、クライアントが装備している地上線用インターフ
ェースのハードウェアやドライバなどの変更も必要とし
ない。従って、クライアントの変更を最小限に抑えられ
る事も大きなメリットである。
【0015】2.データの流れ クライアント・マシンは送信元としてUDL−IFのア
ドレスを示したパケットを任意のターゲット・サーバに
BDL−IF経由で送出する。宛先(送信先)となるタ
ーゲット・サーバはこのIPパケットを受け取り、送信
元IPアドレスがサービス提供者が管理するアドレス・
レンジの一部であることを自ら、あるいは上位ルータの
経路制御テーブルから知り、それらへの経路はサービス
提供者のサイトを指し示しているため、返答パケットを
サービス提供者の持つ境界ルータに転送し、それをフィ
ードと呼ばれる衛星電波発信装置が接続されているルー
タ(以下、フィード・ルータという)に送るか、あるい
はフィードがルータのときは直接フィードに送る。フィ
ード・ルータ又はフィードはこれを衛星信号分割機(マ
ルチプレクサ)経由でトランスポンダ(衛星)に向けて
送信し、最終的にリクエストをしたクライアント・マシ
ンのUDL−IFに届けられる。これより、衛星リンク
を双方向性のあるネットワークに見立てることが可能と
なる。
【0016】特開平9−252271号公報は、上述の
ような衛星を利用したIPパケット通信の一手法を開示
している。それによれば、クライアントPCからサーバ
にISDNを介してサービスの要求を示すIPパケット
を送信するとき、データ・リンク層(NDIS層)にお
いて、送信元のIPアドレスをISDNカード(BDL
−IF)のアドレスからSTTHカード(UDL−I
F)のアドレスに書き換える。サーバは、STTHカー
ドのアドレスを送信先アドレスとして、アンテナ及び通
信衛星を介して、要求に応じたIPパケットをクライア
ントPCのSTTHカードに送信する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにして、衛
星リンクを双方向のネットワークに見立てる仕組みを構
築する場合、サービス提供者は全てのクライアント・マ
シンに専用のIPアドレスを準備してそれを各ユーザに
告知し、ユーザは自身でそれを静的に設定しなければな
らない。これはIPアドレスの浪費につながるだけでは
なく、ユーザの設定ミスによるトラブルを引き起こす可
能性も高い。また、ユーザによるIPアドレスの無断使
用/誤使用を防御することも困難である。
【0018】更に、サービス提供者にとっては、新規ユ
ーザの登録だけではなく、ユーザが衛星通信サービスの
契約を解約した際などは、そのIPアドレスを確実に回
収して別のユーザにこのアドレスを割り当てるなど再利
用を正しく行わなければならない。つまり、サービス提
供者は個々のIPアドレスとユーザ情報の管理を常時行
わなければならず、ユーザが増大していくと、膨大な数
のアドレスを予約するだけではなく、これらの管理に多
大な労力が必要となり、きめ細かな運用は現実的なもの
ではなくなる。
【0019】また、これは常時使用され得る衛星リンク
を確保していることに他ならず、効率的に衛星回線資源
を利用できなかったり、あるいは受信拠点数(クライア
ント・マシン数)の増加に迅速に対応できないといった
問題をも引き起こす。つまり、衛星リンクの使用量を完
全に把握する、あるいは、将来の使用率を適切に見積も
ることが困難であるため、不十分な衛星リンク(資源)
をユーザに割り当ててしまったり、逆に、余裕を持ち過
ぎた衛星リンクを割り当ててしまうことで資源の浪費に
つながる可能性もある。
【0020】また、サービスに拡張性を持たせるため、
あるいはセキュリティに考慮するため、全ユーザ(クラ
イアント・マシン)に対して一つの衛星リンクを共有さ
せるのではなく、ユーザの契約や使用するネットワーク
の種類に応じて衛星リンクを分割したいという要望が出
てきたとしても、上記と同様、予め将来的な構想も含め
て全てを把握した最適な衛星リンクを事前に割り振るこ
とは不可能であるため、衛星リンクの分割さえも困難な
ものとなる。
【0021】これらの問題により、衛星通信が既存のネ
ットワークの一部として、またはインターネットの一部
として一般ユーザ(エンドユーザ)にまで広がることは
困難とされていた。
【0022】従って本発明の目的は、衛星リンクを効率
よく管理するために、衛星リンクを動的に割り当てる方
法及び装置を提供することにある。
【0023】本発明の他の目的は、通信衛星を用いてI
P通信を行なう際に、多くのエンドユーザが既存のマシ
ンと廉価な受信専用衛星ボード、又はセットトップ・ボ
ックスのようなアンテナ接続インターフェースを持つ衛
星受信装置を使って広帯域の衛星リンクを最適に利用で
きるようにするとともに、サービス提供者にとっては、
効率的に衛星回線を制御でき、かつ、衛星資源を有効活
用できるようにすることにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】衛星リンクに双方向性を
持たせる事ができても、上記の課題を克服しなければ衛
星通信サービスを一般化することはできない。そこで本
発明は、衛星リンクをインターネットや企業ネットワー
ク(イントラネット)の一部として汎用的に利用するた
めの衛星リンク構成プロトコル(以下、SLCPとい
う)を使用した方法及び装置を提供する。SLCPは、
膨大な数の衛星通信ユーザ(クライアント・マシン)を
効率良く収容することを可能とするプロトコルであり、
サービス提供者により準備された衛星回線を、それぞれ
のクライアント・マシンに応じた適切な衛星リンク用I
Pアドレスとして、サービス提供者が衛星ボードなどの
衛星通信受信手段に動的に割り振るというものである。
更に、クライアント・マシンは管理サーバによりステー
タス管理を行われるため、クライアント自身が使用を中
断する意向を示すか、又は管理サーバが使用していない
と判断すると、割り振られたIPアドレスを解放して衛
星回線の資源の回収を行なうことができ、必要とするク
ライアントだけが衛星回線を利用するといった効率性を
実現する。
【0025】従って本発明の1態様によれば、それぞれ
が衛星通信受信手段及びネットワーク通信手段を有する
複数のクライアントと、所与のクライアントからネット
ワークを介して送られてきた要求に応じて該所与のクラ
イアントの衛星通信受信手段にIPアドレスを割り振る
管理サーバとを含む通信システムにおいて、前記複数の
クライアントの固有情報を格納するステップと、所与の
クライアントの要求に応じて該所与のクライアントと前
記管理サーバとの間に前記ネットワークを介するリンク
を確立するステップと、前記要求に応じて、前記所与の
クライアントの格納されている固有情報に基づき、前記
管理サーバにより前記所与のクライアントに衛星リンク
を動的に割り当てるステップと、割り当てた衛星リンク
に対応するIPアドレスを前記管理サーバから前記ネッ
トワークを介して前記所与のクライアントに送信するス
テップと、を含む、衛星リンクを動的に割り当てるため
の方法が提供される。
【0026】更に本発明の別の態様によれば、それぞれ
が衛星通信受信手段及びネットワーク通信手段を有する
複数のクライアントを含む通信システムにおいて、所与
のクライアントからネットワークを介して送られてきた
要求に応じて該所与のクライアントに衛星リンクを動的
に割り当てるための装置であって、前記複数のクライア
ントの固有情報を格納する手段と、所与のクライアント
の要求に応じて該所与のクライアントとの間に前記ネッ
トワークを介するリンクを確立する手段と、前記要求に
応じて、前記所与のクライアントの格納されている固有
情報に基づき、前記所与のクライアントに衛星リンクを
動的に割り当て、該割り当てた衛星リンクに対応するI
Pアドレスを前記所与のクライアントに送信する手段
と、を含む、衛星リンクを動的に割り当てるための装置
が提供される。
【0027】このように、本発明では、衛星回線という
資源の割当てが最良の形で行え、管理サーバによる資源
の中央集中管理によって運用も効率良く行えるため、サ
ービス提供者が必要としていたコストも大幅に削減で
き、ユーザにも多大に還元されることが可能となる。こ
のようなメリットも、クライアント・マシンの変更が大
幅に必要となるものでは一般に受け入れられない恐れが
ある。しかし、本発明によるSLCPは衛星受信専用イ
ンターフェースのデータリンク層の機能として実現でき
るため、クライアントの変更は最小限に抑えられる点も
特筆すべきことである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下で説明するSLCPの通信方
法としては、インターネットの標準規格であるRFC1
661に定義されている2地点間プロトコル(PPP)
の概念を元に、個々のユーザが使う衛星リンクを、必要
な時に動的に確立する仕組み、及び、その使用が終了し
た時には自動的に資源の回収を行う仕組みを基本とす
る。RFC(Request for Comment
s)は、URL「ftp://ftp.isi.edu/in-notes/rfcXXX
X.txt」で見ることができる。「XXXX」はRFCの番号
を示す。まず図2を参照しながら、本発明を適用可能な
通信システムの概略構成について説明する。
【0029】図2において、通信システム1は、広域ネ
ットワーク(WAN)、インターネットなどのネットワ
ーク10を介して相互に通信するサーバ12、14及び
クライアント・マシン(以下、単にクライアントとい
う)16、18と、通信衛星20とを含む。サーバ12
は、SLCPのサーバ・モジュールSLCPSが導入さ
れている管理サーバないしSLCPサーバ(SLCPS
1)である。これに対して、クライアント16、18
は、SLCPのクライアント・モジュールSLCPCが
導入されているSLCPクライアント(SLCPC1、
SLCPC2)である。SLCPS及びSLCPCの詳
細については後で説明する。サーバ14は、たとえばク
ライアント16、18からの要求に応じるウェブ・サー
バである。
【0030】クライアント16は、公衆回線網22に接
続するための、モデムやTAなどのデータ通信装置(D
CE)24と、通信衛星20からの電波を受信するため
の受信アンテナ26とを備えている。DCE24はクラ
イアント16のネットワーク通信部28に接続され、ア
ンテナ26は衛星通信受信部30に接続される。同様
に、クライアント18も、DCE32、受信アンテナ3
4、ネットワーク通信部36及び衛星通信受信部38を
備えている。ネットワーク通信部28及び36は、いず
れも双方向リンク・インターフェースであり、従ってそ
れぞれ「BDL−IF1」及び「BDL−IF2」で示
されている。これに対して、各クライアントの衛星通信
受信部30及び38は、通信衛星20からの電波を受信
するだけの片方向リンク・インターフェースであり、従
ってそれぞれ「UDL−IF1」及び「UDL−IF
2」で示されている。衛星通信受信部30及び38は、
たとえば衛星ボードにより実現され、その内部には、セ
キュリティの観点から、ユーザがアクセスできない固有
の衛星ボードIDがハードウェア的に埋め込まれてい
る。これについては後で説明する。
【0031】SLCPサーバ12は、ポリシーの異なる
ネットワークをつなぐための境界ルータ40を介してネ
ットワーク10に接続され、ウェブ・サーバ14はルー
タ42を介してネットワーク10に接続される。44
は、「フィード」と呼ばれる衛星電波発信装置で、たと
えば境界ルータ40から受け取ったIPパケットを衛星
信号多重器(MUX)46経由で通信衛星20に向けて
送信する。このIPパケットは、最終的には、リクエス
トをしたクライアントのUDL−IFに届けられる。S
LCPサーバ12、境界ルータ40、フィード44、M
UX46及び送信アンテナ48は「サービス提供者」を
構成している。それらの間の接続は、たとえばLANの
形態をとってもよい。なお図2には示していないが、通
信システム1は、クライアント16及び18の固有情報
(後で説明する)を格納したユーザ・データベースを備
えている。このユーザ・データベースは、SLCPサー
バ12又はそれに関連した認証サーバに実装される。
【0032】次に、図3のフローチャートを参照しなが
ら、図2に示した通信システム1の動作について詳しく
説明する。図3に示されている「認証サーバ」は、以下
で説明する認証手続きを実行するサーバで、図2には示
されていないが、これはSLCPサーバ12と同じでも
よく、またそれとは別のサーバであってもよい。
【0033】クライアント16及び18は、図3のフロ
ーを開始する前に初期設定しておく必要があるので、ま
ずこの初期設定について説明する。各SLCPクライア
ントは、予めユーザに告知されている「ユーザ情報(ユ
ーザID、パスワード等)」及び「SLCPサーバ」を
自身の記憶装置(図示せず)内のSLCPC定義ファイ
ルに記述して記憶させておく。複数のBDL−IF(地
上線用インターフェース)を持つSLCPクライアント
の場合、SLCPサーバ(SLCPS1)12と通信す
るBDL−IFも一つ選んでおく。また、必要に応じ
て、常時BDL−IFを送受信に使うような送信先の一
覧もクライアントに定義しておき、特定の通信相手に対
してはSLCPの使用如何に限らず衛星リンクを経由し
ない通信を実現できる状態にしておく。これは、経路制
御テーブルで実現できる。SLCPサーバ12への経路
は必ずBDL−IFを用いるように自動設定される。
【0034】この後、各クライアントは任意のサイトに
ダイアルアップを行って各BDL−IFにIPアドレス
を割り当てる。この時共に地上線を用いた双方向性リン
クBDLが確立されたことになる。この状態は、地上線
を用いてSLCPのサーバー・モジュールであるSLC
PSを起動しているSLCPサーバー(SLCPS1)
12とIP通信到達性を確立したことに他ならない。
【0035】上記の環境が整った後、サービスを要求す
るクライアント(SLCPC1、SLCPC2)はSL
CPCモジュールを起動して、最初のステップ100で
SLCPC接続要求を出し、次のステップ101でBD
Lが確立されているかどうかを見る。上述の初期設定で
BDLが確立されていると、ステップ102へ進んでS
LCP接続を開始し、さもなければ、ステップ110に
ジャンプしてSLCPCを終了する。SLCP接続を開
始すると、TCP上でのPPP(PPP over T
CP)を用い、RFC1661に書かれたフェーズ・ダ
イアグラムに従って状態遷移を行う。具体的には、正常
な場合の一連の状態としては、リンク確立フェーズによ
ってSLCPCとSLCPSのリンク確立を行い(ステ
ップ103及び200)、次に認証フェーズによってS
LCPCの認証が行われ(ステップ104、201、2
02及び203)、最後にRFC1332のIPCPに
準拠したネットワーク層プロトコル・フェーズによって
IPアドレス情報がSLCPCに渡される。本発明に従
う衛星リンクの動的割り当ては、認証フェーズとネット
ワーク層プロトコル・フェーズとの間で行われる。
【0036】SLCPCのリンク確立要求ステップ10
3でリンク・デッドが検出された場合は、リンクを確立
できないので、終了ステップ110に進む。また、SL
CPSのステップ200でリンク確立が不可の場合は、
SLCPC終了処理ステップ208に進む。SLCPC
のクライアント認証開始要求ステップ104は、当該ク
ライアントの固有情報である認証データをSLCPSに
送る。この認証データとしては、前述のユーザ情報及び
衛星ボードIDの他に、ユーザとサービス提供者との間
の契約情報を表すID(契約サービスID)を定義する
こともできる。認証データを受け取ったSLCPSは、
SLCPサーバ又はSLCPサーバとともに稼働する別
の認証サーバのユーザ・データベースに蓄積されている
認証データを用いて認証手続に入る。ここでもし認証に
失敗するとステップ202から208に進む。この認証
フェーズの通信方法はRFC1994のCHAPに準拠
して行われ、認証手段としてはRFC2138のRAD
IUSに準拠している。また、必要に応じてアカウンテ
ィングの機能を持たせてもよいが、これはRFC213
9に準拠する。
【0037】クライアント認証が首尾よく終了すると
(ステップ203)、SLCPCは、UDL−IF用の
IPアドレスを割り当ててもらうため、ステップ105
でUDL確立要求を出す。SLCPSはそれに応答し
て、ステップ204でIPアドレスの割り当てを開始
し、次のステップ205で、要求元のクライアントにI
Pアドレスを割り当てることができるかどうかを判断す
る。SLCPサーバは、そのために、それぞれ所定数の
IPアドレスをリストした複数のアドレス・プール(図
4参照)と、割り当て済みのIPアドレスが記録される
割り当て済みアドレス・テーブル(図示せず)とを備え
ており、要求元クライアントからの認証データ応じたア
ドレス・プール及び割り当て済みアドレス・テーブルか
ら、利用可能なIPアドレスがあるかどうかを決める。
もしなければ、終了処理ステップ208に進む。IPア
ドレスが割り当て可能であれば、SLCPSは、要求元
クライアントに関連するアドレス・プールから、そのク
ライアントに割り当てるIPアドレスを選び、それを割
り当て済みアドレス・テーブルに記録する。そして割り
当てたIPアドレス(UDL−IP1/UDL−IP
2)と、サービスID(SID)及び新規デフォルト・
ゲートウェイ・アドレス(UDL−IP3)とをクライ
アントに通知して、IPアドレス割り当てを終了する
(ステップ206)。この通信方法は前述のようにRF
C1332記載のIPCPに準拠している。
【0038】クライアントに返されるSIDは衛星リン
クを識別するもので、そのクライアントのユーザ情報及
び改竄不可能な衛星ボードIDに基づいて認証が行われ
た結果割り当てられるため、ユーザが誤って、あるいは
故意に偽りの衛星リンクを使用することはできない。こ
れはセキュリティ的な利点がある。更にこれは、単一の
アドレス・プールからIPアドレスを振り分けるのでは
なく、ユーザに提供するサービスの形態や使用ネットワ
ークの種類に応じて衛星リンクを分けることができるよ
う配慮されている。つまり、サービス提供者は任意に複
数のアドレス・プールを使い分けてサービスできる。こ
れにより、サービス提供者は、ユーザに応じてサービス
品目を区別することができ、顧客や環境に応じて柔軟
に、かつ、動的にサービスや衛星リンクの帯域分割が行
える。
【0039】前述のように、SLCPクライアントがS
LCPサーバから受け取る情報には、自らの衛星通信受
信部(UDL−IF1又はUDL−IF2)のIPアド
レス(UDL−IP1又はUDL−IP2)の他に、新
規デフォルト・ゲートウェイとなるフィード44(フィ
ード44がルータ機能を持っていない場合は、図示しな
いフィード・ルータ)のUDL側IPアドレス(UDL
−IP3)が含まれる。これら様々なデータをやり取り
するSLCP通信はLAN/WAN/インターネットを
通って行われるため、セキュリティの点では、暗号化さ
れたストリームを用いるのが好ましい。
【0040】これにより全てのフェーズが成功すると、
クライアントの衛星通信受信部に対して利用可能な衛星
リンク(サービスID)用のIPアドレスが動的に割り
振られたことになり、ステップ106でクライアントの
経路制御テーブルが変更されて、デフォルト・インター
フェースがUDL−IFになる。ただし、SLCPサー
バ12(SLCPS1)に対する経路は常にBDL−I
Fが使われるように自動設定されている。同様に、クラ
イアントの初期設定でBDL−IFを使うように静的に
設定した送信先へは意図的に地上線を送受信に使うよ
う、ホスト・ルート又はネットワーク・ルートが設定さ
れる。
【0041】以上によりUDLが確立されると(ステッ
プ107)、TCP/IPスタックとしては、BDL−
IFから送出されるべく設定した宛先以外へは、UDL
−IFに向けてIPパケットを送出する。そして、ウェ
ブ・サーバ14のようなターゲット・サーバに対してリ
クエスト・パケットをUDL−IFに送出しようとする
が、この時、IP層からUDL−IFのデータリンク層
にIPパケットが渡される瞬間に出力IPパケットを予
め選ばれているBDL−IFのデータリンク層にフック
し、そのBDL−IFからDCE(たとえば24)を介
してIPパケットを送出する。こうして、UDL−IP
を送信元アドレスとして含むIPパケットが地上線経由
でウェブ・サーバ14に送られる。
【0042】ウェブ・サーバ14はこのIPパケットを
受け取り、送信元IPアドレスがUDL−IP1又はU
DL−IP2であることを知り、それらへの経路はサー
ビス提供者が管理するアドレス・レンジの一部であるこ
とを自らあるいは上位ルータの経路制御テーブルから認
識し、返答パケットをサービス提供者の持つ境界ルータ
40に転送する。境界ルータ40はそれをフィード44
が接続されているルータ(図示せず)に送るか、あるい
はフィード44がルータの時は直接フィード44に送
る。フィード44(又はフィード・ルータ)はこれを衛
星信号多重器(MUX)46経由でトランスポンダ(通
信衛星20)に向けて送信し、最終的にリクエストをし
たクライアントのUDL−IFに届けられる。
【0043】この間、SLCPサーバはPPPの機能を
利用してSCLPクライアントの状態を監視している。
これは、クライアントの状態を照会するキープ・アライ
ブ(KA)パケットを地上線経由で定期的に交換するこ
とで行われる(ステップ108及び207)。所定の時
間間隔を越えて応答がないクライアントは、定常終了し
なかった、あるいは、予期しない停止を行ったと判断さ
れ、SLCPSはSLCPCの終了処理を行い(ステッ
プ208)、当該クライアントに割り当てていた資源
(衛星リンク、IPアドレス)の回収を行う。これは、
前述の割り当て済み資源テーブルから対応する資源情報
を削除することにより行われる。クライアントの状態に
異常がなく、衛星通信が首尾よく終了した場合には、S
LCPCのステップ109でSLCPC終了要求をSL
CPSに送ることにより、同様の終了処理が行われる。
かくして、割り当てられていたIPアドレス及び衛星リ
ンクを再利用できるようになる。
【0044】最後に、図4を参照しながら、SLCPを
用いたサービス形態の一例を説明する。図4は、一般消
費者に対してサービスされている共有インターネット・
セグメントとしての第1ネットワークNW1、ある特定
のISPが所有するネットワークの一部として使用され
る第2ネットワークNW2、及びある企業が自社内LA
N(イントラネット)の一部として使用する第3ネット
ワークNW3が各々構成されている衛星リンクを示して
いる。各クライアントの地上線インターフェース(BD
L−IF)は、前述のように、SLCP接続を開始する
前にダイアルアップ接続によって固有のIPアドレスが
割り当てられている。
【0045】図4では、NW1〜3が太いリング50で
束ねられている。この束ねているものが衛星(1トラン
スポンダ)である。トランスポンダは図示の細いリング
52及び54のように、セキュリティ要件などに基づい
て任意に複数のキャリア(搬送波)に分割もできる。S
LCPを用いることで、NW1に収容されるべきクライ
アントは自動的にSLCPサーバ56の認証手続きによ
ってNW1のリンクとそれに適したIPアドレスが割り
当てられる。NW2も同様である。そのため、SLCP
サーバ56は図示のような2つのアドレス・プールを備
えており、それを用いて、NW1及びNW2のクライア
ントにIPアドレスを割り当てる。NW3のクライアン
トは、NW3用のアドレス・プールを備えた別のSLC
Pサーバ58によってIPアドレスを割り当てられる。
60、62及び66はそれぞれのネットワーク用のルー
タである。図4の例では、インターネット用ルータ60
及びイントラネット用ルータ62は共通のフィード64
に接続されているが、それらを別々のフィードに接続す
るようにしてもよい。
【0046】前述のように、SLCPCによって渡され
るクライアントの情報に従ってSLCPSが適切な衛星
リンクを割り当てることが可能であるため、インターネ
ットの支線やバックボーンとして、あるいは、企業内ネ
ットワーク(イントラネット)の一部として衛星を自由
度高く使うことができるようになる。なお、SLCPサ
ーバを一台で上記構成を組むことは可能であるが、運用
及びセキュリティの観点から、図4のようにSLCPサ
ーバは分離した方が望ましい。また、フィードに関して
も、サービス提供者のポリシーに応じて分離できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クライアント・マシンのネットワーク層構造を
示す図。
【図2】本発明を適用可能な通信システムの概略構成を
示す図。
【図3】図2の通信システムにおいてSLCPCの接続
要求から終了までの流れを示すフローチャート。
【図4】通信システムのサービス形態の一例を示す図。
【符号の説明】
1 通信システム 10 ネットワーク 12 SLCPサーバ(管理サーバ) 14 ウェブ・サーバ 16、18 SLCPクライアント 20 通信衛星 22 公衆回線網 24、32 データ通信装置(DCE) 26、34 受信アンテナ 28、36 ネットワーク通信部(BDL−IF) 30、38 衛星通信受信部(UDL−IF) 40 境界ルータ 42 ルータ 44 フィード 46 衛星信号多重器(MUX) 48 送信アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 泉山 英孝 東京都千代田区丸の内二丁目2番2号 エ ヌ・ティ・ティ サテライトコミュニケー ションズ株式会社内 (72)発明者 竹井 淳 東京都千代田区丸の内二丁目2番2号 エ ヌ・ティ・ティ サテライトコミュニケー ションズ株式会社内 (72)発明者 小谷 伸哉 東京都小金井市東町5丁目28番24号、カサ グランデエラン303号 Fターム(参考) 5K030 GA11 GA20 HA08 HC01 HC13 HD09 JL02 KA01 KA05 LB01 LB05 LE17 5K072 BB15 BB22 BB25 BB27 DD16 DD17 FF03 FF05 FF27 9A001 CC05 CC06 CC07 EE01 JJ25 JJ27 KK56

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれが衛星通信受信手段及びネットワ
    ーク通信手段を有する複数のクライアントと、所与のク
    ライアントからネットワークを介して送られてきた要求
    に応じて該所与のクライアントの衛星通信受信手段にI
    Pアドレスを割り振る管理サーバとを含む通信システム
    において、 前記複数のクライアントの固有情報を格納するステップ
    と、 所与のクライアントの要求に応じて該所与のクライアン
    トと前記管理サーバとの間に前記ネットワークを介する
    リンクを確立するステップと、 前記要求に応じて、前記所与のクライアントの格納され
    ている固有情報に基づき、前記管理サーバにより前記所
    与のクライアントに衛星リンクを動的に割り当てるステ
    ップと、 割り当てた衛星リンクに対応するIPアドレスを前記管
    理サーバから前記ネットワークを介して前記所与のクラ
    イアントに送信するステップと、 を含む、衛星リンクを動的に割り当てるための方法。
  2. 【請求項2】前記所与のクライアントは、受け取ったI
    Pアドレスを自身の衛星通信受信手段のための送信元ア
    ドレスとして使用し、該送信元アドレスを含むIPパケ
    ットを前記ネットワークを介して目的とするサーバに送
    る、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記所与のクライアントの衛星通信受信手
    段をIPパケット送受信用のデフォルト・インターフェ
    ースに設定するステップと、 特定の宛先以外へは、前記衛星通信受信手段に向けてI
    Pパケットを送出するステップと、 前記IPパケットを前記所与のクライアントのネットワ
    ーク通信手段に取り込んで、前記ネットワークに送出す
    るステップと、 を更に含む、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】前記ネットワークはそれぞれ異なる衛星リ
    ンクに対応する複数の異なるネットワークを含み、前記
    管理サーバはネットワーク毎のIPアドレス・プールを
    備えており、前記衛星リンクを動的に割り当てるステッ
    プは、前記所与のクライアントが属するネットワークに
    応じて対応する衛星リンクを割り当てる、請求項1〜3
    のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】前記複数のネットワークはインターネット
    およびイントラネットを含み、前記管理サーバがインタ
    ーネット用及びイントラネット用に別々に設けられてい
    る、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】それぞれが衛星通信受信手段及びネットワ
    ーク通信手段を有する複数のクライアントを含む通信シ
    ステムにおいて、所与のクライアントからネットワーク
    を介して送られてきた要求に応じて該所与のクライアン
    トに衛星リンクを動的に割り当てるための装置であっ
    て、 前記複数のクライアントの固有情報を格納する手段と、 所与のクライアントの要求に応じて該所与のクライアン
    トとの間に前記ネットワークを介するリンクを確立する
    手段と、 前記要求に応じて、前記所与のクライアントの格納され
    ている固有情報に基づき、前記所与のクライアントに衛
    星リンクを動的に割り当て、該割り当てた衛星リンクに
    対応するIPアドレスを前記所与のクライアントに送信
    する手段と、 を含む、衛星リンクを動的に割り当てるための装置。
  7. 【請求項7】前記所与のクライアントは、受け取ったI
    Pアドレスを自身の衛星通信受信手段のための送信元ア
    ドレスとして使用し、該送信元アドレスを含むIPパケ
    ットを前記ネットワークを介して目的とするサーバに送
    る手段を含む、請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】前記所与のクライアントは、前記衛星通信
    受信手段をIPパケット送受信用のデフォルト・インタ
    ーフェースに設定して、特定の宛先以外へは、前記衛星
    通信受信手段に向けてIPパケットを送出する手段と、
    前記IPパケットを自身のネットワーク通信手段に取り
    込んで、前記ネットワークに送出する手段とを更に含
    む、請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】前記ネットワークはそれぞれ異なる衛星リ
    ンクに対応する複数の異なるネットワークを含み、前記
    管理サーバはネットワーク毎のIPアドレス・プールを
    備えており、前記送信する手段は、前記所与のクライア
    ントが属するネットワークに応じて対応する衛星リンク
    を割り当てる、請求項6〜8のいずれかに記載の装置。
  10. 【請求項10】前記複数のネットワークはインターネッ
    トおよびイントラネットを含み、前記管理サーバがイン
    ターネット用及びイントラネット用に別々に設けられて
    いる、請求項9に記載の装置。
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