JP7296993B2 - 通信方法及び通信装置 - Google Patents

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Description

本出願の実施形態は、通信技術の分野に関し、詳細には、通信方法及び通信装置に関する。
第5世代移動通信(5th-generation、5G)システムは、インターネットプロトコル(internet protocol、IP)セッション、イーサネット(登録商標)セッション、及び非構造化セッションの、3タイプのセッションをサポートすることができる。イーサネットセッション確立プロセスは、端末デバイス(たとえば、ユーザ端末(user equipment、UE))が、UEのイーサネットセッションのためにリソースを割り当てるようにネットワークに要求するプロセスであり、より詳細には、UEにより、セッション確立要求メッセージを送信するステップから、UEにより、ネットワークによって送信されたセッション確立応答メッセージを受信するステップまで、のプロセスである。イーサネットセッション変更プロセスは、UEのイーサネットセッションのためのリソースを変更するようにネットワークに要求するプロセスであり、より詳細には、UEにより、セッション変更要求メッセージを送信するステップから、UEにより、ネットワークによって送信されたセッション変更応答メッセージを受信するステップまで、のプロセスである。
イーサネットセッション確立プロセスは、以下のプロセスを含み得、すなわち、1.UEがネットワークにイーサネットセッションを確立するよう要求し、及び、UEが、アクセス及びモビリティ管理機能(access and mobility management function、AMF)を使用してセッション管理機能(session management function、SMF)にイーサネットセッション確立要求を送信する。2.SMFが、イーサネットセッションに対して使用可能なメディアアクセス制御(media access control、MAC)アドレスを、データネットワーク認証・認可・課金(data network-authentication authorization and accounting、DN-AAA)から取得する。3.SMFが、UEのMACアドレスとイーサネットフレーム構造とに基づいてUEのためにサービス品質(quality of service、QoS)ルール(rule)を提供し、ユーザプレーン機能(user plane function、UPF)のために転送ルール(forwarding rule)を提供する。4.SMFが、イーサネットセッションに対して使用可能なMACアドレスに基づいて、UPFのためにフィルタリングルール(filtering rule)を設定する。5.UPFがUEによって送信されたMACアドレスを受信したとき、UPFがUEのMACアドレスをイーサネットセッションに関連付け、UEのMACアドレスとイーサネットセッションとの間の関連付けをUPFに記憶する。
前述のプロセスにおいて、UEは1つのMACアドレスのみを使用するが、UEは同時に複数のイーサネットセッションをサポートすることができ、たとえば、異なるイーサネットセッションが、異なるネットワークスライス、異なるデータネットワーク、異なるアクセスタイプ、又は異なる5Gローカルエリアネットワーク(local area network、LAN)に属し得る場合、UEによって同時にサポートされる複数のイーサネットセッションがUEのMACアドレスを共有するとき、UEのデータが伝送のためにUEのMACアドレスに基づいて既存のイーサネットセッションにバインドされる必要があるので、イーサネットセッションが区別されることができない。したがって、データ伝送中に間違ったイーサネットセッションが選択され得る。
解決されるべき技術的問題を考慮して、本出願の実施形態は、複数のイーサネットセッションが区別されることができないという従来技術の問題を解決するために通信方法及び通信装置を提供し、その結果、データが正しいイーサネットセッションを使用して伝送されることが確実にされることができる。
本出願の実施形態の第1の態様は、通信方法を提供し、方法は、
制御プレーンネットワークエレメントにより、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を決定するステップと、
制御プレーンネットワークエレメントにより、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子をユーザプレーンネットワークエレメントに送信するステップであって、第1のカプセル化識別子は、第1のカプセル化識別子に基づいてイーサネットセッションに対応するデータパケットを処理するようにユーザプレーンネットワークエレメントに指示するために使用される、ステップと
を含む。
本出願の実施形態の第1の態様では、制御プレーンネットワークエレメントがイーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を決定した(第1のカプセル化識別子を決定する方法は以下の内容で説明される)とき、制御プレーンネットワークエレメントは、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子をユーザプレーンネットワークエレメントに送信し、その結果、ユーザプレーンネットワークエレメントは、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を知ることができる。このようにして、イーサネットセッションに対応するデータパケットを受信したとき、ユーザプレーンネットワークエレメントは、第1のカプセル化識別子に基づいてデータパケットを処理し得る。たとえば、アップリンクデータパケットの場合、ユーザプレーンネットワークエレメントは、イーサネットセッションに対応するアップリンクデータパケットで運ばれる第1のカプセル化識別子を削除して、対応するデータネットワークローカルエリアネットワーク識別子を追加し得る。ダウンリンクデータパケットの場合、ユーザプレーンネットワークエレメントは、イーサネットセッションに対応するダウンリンクデータパケットで運ばれるデータネットワークローカルエリアネットワーク識別子を削除し得、第1のカプセル化識別子を追加し得る。このようにして、異なるイーサネットセッションに対応するデータパケットは、正しいイーサネットセッションを使用して伝送され得る。イーサネットセッションはカプセル化識別子にバインドされ、異なるイーサネットセッションは異なるカプセル化識別子にバインドされる。異なるイーサネットセッションは、バインドされた異なるカプセル化識別子を使用して区別され得、その結果、正しいイーサネットセッションを使用してデータが伝送されることが確実にされることができる。
カプセル化識別子は、異なるイーサネットセッションを識別するために使用され、仮想ローカルエリアネットワーク識別子(virtual local area network identification、VLAN ID)、5Gローカルエリアネットワーク識別子(5G local area network identification、5G LAN ID)、又はその他の識別子であり得る。
イーサネットセッションに対応するデータパケットは、イーサネットセッションを使用して伝送されるデータパケットである。たとえば、イーサネットセッションはアプリケーションプログラムにバインドされており、イーサネットセッションに対応するデータパケットは、アプリケーションプログラムによってトリガされるデータパケットである。
可能な一実施態様では、イーサネットセッションを確立又は変更するプロセスにおいて、制御プレーンネットワークエレメントは、端末デバイス上のイーサネットセッションを区別するために、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を決定する。言い換えると、端末デバイスからセッション管理要求メッセージを受信したとき、制御プレーンネットワークエレメントは、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を決定する。セッション管理要求メッセージは、イーサネットセッションを確立又は変更することを要求するために使用される。
制御プレーンネットワークエレメントは、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を以下の方法で決定し得る。
方法1:セッション管理要求メッセージが第2のカプセル化識別子を含み、第2のカプセル化識別子は、端末デバイスによってイーサネットセッションに割り当てられたカプセル化識別子である。制御プレーンネットワークエレメントは、セッション管理要求メッセージで運ばれる第2のカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子として決定する。イーサネットセッションを確立又は変更することを要求するとき、端末デバイスは、セッション管理要求メッセージを使用して、イーサネットセッションに割り当てられたカプセル化識別子を制御プレーンネットワークエレメントに通知し、制御プレーンネットワークエレメントは、端末デバイスによって割り当てられたカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子として使用し得る。
第2のカプセル化識別子は、端末デバイスによって制御プレーンネットワークエレメントに送信されるセッション管理要求メッセージで運ばれることに限定されない。
端末デバイスによって報告された第2のカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子として決定したとき、制御プレーンネットワークエレメントは、セッション管理応答メッセージを端末デバイスに送信し得る。セッション管理応答メッセージを受信したとき、端末デバイスは、制御プレーンネットワークエレメントが、第2のカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子として決定したことを知り得、その結果、イーサネットセッションに対応するアップリンクデータパケットを送信するとき、端末デバイスは、第2のカプセル化識別子に基づいてアップリンクデータパケットを処理する。たとえば、端末デバイスは、第2のカプセル化識別子をアップリンクデータパケットに追加し、イーサネットセッションを使用して、第2のカプセル化識別子が追加されたアップリンクデータパケットを伝送する。
方法2:セッション管理要求メッセージが第2のカプセル化識別子を含み、第2のカプセル化識別子は、端末デバイスによってイーサネットセッションに割り当てられたカプセル化識別子である。制御プレーンネットワークエレメントは、第2のカプセル化識別子が使用可能かどうかを決定し、より詳細には、第2のカプセル化識別子が端末デバイスの別のイーサネットセッションにバインドされているかどうか、又は第2のカプセル化識別子の値が有効範囲、たとえば、1~4094内であるかどうか、又は第2のカプセル化識別子が特別な機能を有しているかどうか、又は第2のカプセル化識別子が、イーサネットセッションが位置している5G LANにバインドされているかどうか、を決定する。
第2のカプセル化識別子が端末デバイスの別のイーサネットセッションにバインドされておらず、第2のカプセル化識別子の値が有効な範囲内にあり、第2のカプセル化識別子が特別な機能を有しておらず、かつ、第2のカプセル化識別子が、イーサネットセッションが位置している5G LANにバインドされている場合、制御プレーンネットワークエレメントは、第2のカプセル化識別子が使用可能であると決定し得、第2のカプセル化識別子を、イーサネットセッションにバインドされた第1のカプセル化識別子、言い換えると、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子として決定し得る。第2のカプセル化識別子を受信したとき、制御プレーンネットワークエレメントは、第2のカプセル化識別子が使用可能かどうかを決定し、その結果、端末デバイスの2つのイーサネットセッションが同じカプセル化識別子にバインドされるケースが回避されることができる。
端末デバイスによって報告された第2のカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子として決定したとき、制御プレーンネットワークエレメントは、セッション管理応答メッセージを端末デバイスに送信し得る。セッション管理応答メッセージを受信したとき、端末デバイスは、制御プレーンネットワークエレメントが、第2のカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子として決定したことを知り得、その結果、イーサネットセッションに対応するアップリンクデータパケットを送信するとき、端末デバイスは、第2のカプセル化識別子に基づいてアップリンクデータパケットを処理する。たとえば、端末デバイスは、第2のカプセル化識別子をアップリンクデータパケットに追加し、イーサネットセッションを使用して、第2のカプセル化識別子が追加されたアップリンクデータパケットを伝送する。
第2のカプセル化識別子が端末デバイスの別のイーサネットセッションにバインドされているか、又は第2のカプセル化識別子の値が有効な範囲内にないか、又は第2のカプセル化識別子が特別な機能を有しているか、又は第2のカプセル化識別子が、イーサネットセッションが位置している5G LANにバインドされていない場合、制御プレーンネットワークエレメントが端末デバイスにメッセージを送信し得、そのメッセージが端末デバイスに第2のカプセル化識別子を再決定して報告するように指示し得るか、又は、制御プレーンネットワークエレメントがイーサネットセッションの確立又は変更をリジェクトして、リジェクトの原因を示し、端末デバイスが、リジェクトの原因に基づいて第2のカプセル化識別子を再決定し得、イーサネットセッションを確立又は変更することを再要求するためにセッション管理要求メッセージを制御プレーンネットワークエレメントに再送信し得るか、又は、制御プレーンネットワークエレメントが、イーサネットセッションのためにカプセル化識別子を自律的に決定して、そのカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子として使用する。
イーサネットセッションのためのカプセル化識別子を自律的に決定したとき、制御プレーンネットワークエレメントは、セッション管理応答メッセージを端末デバイスに送信し得、そのセッション管理応答メッセージは、イーサネットセッションのために制御プレーンネットワークエレメントによって決定された第1のカプセル化識別子を示し得る。セッション管理応答メッセージを受信したとき、端末デバイスは、イーサネットセッションのために制御プレーンネットワークエレメントによって決定された第1のカプセル化識別子を知り得、その結果、イーサネットセッションに対応するアップリンクデータパケットを送信するとき、端末デバイスは、第1のカプセル化識別子に基づいてアップリンクデータパケットを処理する。たとえば、端末デバイスは、第1のカプセル化識別子をアップリンクデータパケットに追加し、イーサネットセッションを使用して、第1のカプセル化識別子が追加されたアップリンクデータパケットを伝送する。
方法3:制御プレーンネットワークエレメントが、カプセル化識別子をイーサネットセッションに割り当て、割り当てられたカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子として決定する。制御プレーンネットワークエレメントは、イーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子を直接決定し、その結果、割り当てられたカプセル化識別子が有効であることが確実にされることができ、さらには、端末デバイスの2つのイーサネットセッションが同じカプセル化識別子にバインドされるケースが回避されることができる。
カプセル化識別子を割り当てたとき、制御プレーンネットワークエレメントは、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を端末デバイスに送信、すなわち、端末デバイスに通知し、その結果、端末デバイスはイーサネットセッションにバインドされた第1のカプセル化識別子を知ることができる。イーサネットセッションに対応するアップリンクデータパケットを送信するとき、端末デバイスは、第1のカプセル化識別子に基づいてアップリンクデータパケットを処理し得る。たとえば、端末デバイスは、第1のカプセル化識別子をアップリンクデータパケットに追加し、イーサネットセッションを使用して、第1のカプセル化識別子が追加されたアップリンクデータパケットを伝送する。
制御プレーンネットワークエレメントは、セッション管理応答メッセージを使用して、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を端末デバイスに送信、言い換えると、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子をセッション管理応答メッセージに追加し得、その結果、端末デバイスは、イーサネットセッションにバインドされた第1のカプセル化識別子を知ることができる。
方法4:制御プレーンネットワークエレメントがアクセス管理ネットワークエレメントから第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは第3のカプセル化識別子を含み、及び第3のカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子として決定し、第3のカプセル化識別子はアクセス管理ネットワークエレメントによってイーサネットセッションに割り当てられたカプセル化識別子であり、アクセス管理ネットワークエレメントによってイーサネットセッションに自律的に割り当てられたカプセル化識別子、又はアクセス管理ネットワークエレメントによってポリシー管理ネットワークエレメントから受信されたカプセル化識別子、又はアクセス管理ネットワークエレメントによって端末デバイスから受信されたカプセル化識別子であり得る。アクセス管理ネットワークエレメントは、イーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子を決定して、制御プレーンネットワークエレメントにカプセル化識別子を通知し、制御プレーンネットワークエレメントはカプセル化識別子をユーザプレーンネットワークエレメントに送信し、その結果、制御プレーンネットワークエレメントの処理負荷が、ある程度軽減されることができる。
方法5:制御プレーンネットワークエレメントがポリシー管理ネットワークエレメントから第2のメッセージを受信し、第2のメッセージは第4のカプセル化識別子を含み、及び第4のカプセル化識別子を、イーサネットセッションの第1のカプセル化識別子として決定し、第4のカプセル化識別子はポリシー管理ネットワークエレメントによってイーサネットセッションに割り当てられたカプセル化識別子であり、ポリシー管理ネットワークエレメントによってイーサネットセッションに自律的に割り当てられたカプセル化識別子、又は、コンフィギュレーション情報とイーサネットセッションが位置する5G LANとに基づいてポリシー管理ネットワークエレメントによって決定されたカプセル化識別子であり得る。ポリシー管理ネットワークエレメントは、イーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子を決定して、制御プレーンネットワークエレメントにカプセル化識別子を通知し、制御プレーンネットワークエレメントはカプセル化識別子をユーザプレーンネットワークエレメントに送信し、その結果、制御プレーンネットワークエレメントの処理負荷が、ある程度軽減されることができる。
方法6:制御プレーンネットワークエレメントが端末デバイスから5Gローカルエリアネットワーク識別子を受信し、5Gローカルエリアネットワーク識別子は、イーサネットセッションが属する5Gローカルエリアネットワークの識別子である。制御プレーンネットワークエレメントは、5Gローカルエリアネットワーク識別子に基づいて、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を決定し得る。この場合、制御プレーンネットワークエレメントは、5Gローカルエリアネットワーク識別子を、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子として決定し得る。たとえば、第1の端末デバイスの第1のイーサネットセッションと第2の端末デバイスの第2のイーサネットセッションが、同じ5G LANグループ(group)に属し、同じ5G LAN IDを有する。制御プレーンネットワークエレメントは、第1の端末デバイスによって確立された第1のイーサネットセッションに対応するカプセル化識別子が1であると決定し、第2の端末デバイスは、第2の端末デバイスによって確立された第2のイーサネットセッションに対応するカプセル化識別子が2であると決定し、カプセル化識別子2を制御プレーンネットワークエレメントに報告する。第1の端末デバイスの第1のイーサネットセッションと第2の端末デバイスの第2のイーサネットセッションが同じ5G LAN groupに属するが、第1のイーサネットセッションと第2のイーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子が異なる。この場合、制御プレーンネットワークエレメントは、カプセル化識別子1及び/又はカプセル化識別子2を変更し得、その結果、異なる端末デバイスによって確立された異なるイーサネットセッションが同じ5G LAN groupに属するときに、異なるイーサネットセッションが、同じカプセル化識別子にバインドされ得る。したがって、データパケットを転送するとき、ユーザプレーンネットワークエレメントは、同じカプセル化識別子を有するイーサネットセッション間でデータパケットを転送し得、それによって5G LAN通信を実施し得る。5G LAN IDは、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子を決定するのを支援するために、制御プレーンネットワークエレメントによって使用されるということが理解され得る。
5Gローカルエリアネットワーク識別子は、セッション管理要求メッセージで運ばれる場合があるか、又はセッション管理要求メッセージで運ばれない場合がある。
アクセス管理ネットワークエレメントはまた、制御プレーンネットワークエレメントが、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子を決定し、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子を制御プレーンネットワークエレメントに送信するという、方法1、方法2、方法3、方法5、及び方法6に従って、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子を決定し得る。
可能な一実施態様では、制御プレーンネットワークエレメントは、端末デバイスからアプリケーションプログラム識別子を、又は端末デバイスからリンクされたデバイスの情報を、さらに受信し得、アプリケーションプログラム識別子は、イーサネットセッションを確立又は変更するために端末デバイスをトリガするアプリケーションプログラムの識別子であり、端末デバイスのリンクされたデバイスの情報は、イーサネットセッションを確立又は変更するために端末デバイスをトリガするリンクされたデバイスに関する情報である。リンクされたデバイスの情報は、端末デバイスにリンクされたデバイスの情報を示し、端末デバイスにリンクされた、デバイスMACアドレス、デバイス識別子、及びデバイスIPアドレス、などの情報を含み得る。端末デバイスは、イーサネットセッションがアプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報に関連していること、より詳細には、イーサネットセッションが、アプリケーションプログラム識別子に対応するアプリケーションプログラムによってトリガされたデータパケットを伝送するために使用されるか、又はイーサネットセッションが、端末デバイスにリンクされたデバイスによってトリガされたデータパケットを伝送するために使用される、ということを制御プレーンネットワークエレメントに通知するために、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報を制御プレーンネットワークエレメントに送信する。アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報がイーサネットセッションにバインドされていることが理解され得る。
制御プレーンネットワークエレメントは、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報をポリシー管理ネットワークエレメントに送信し得、ポリシー管理ネットワークエレメントは、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報に基づいてユーザ機器ルート選択ポリシー(user equipment route selection policy、URSP)を更新する。より詳細には、ポリシー管理ネットワークエレメントは、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報に対応するカプセル化識別子をURSPに追加し得る(アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報はイーサネットセッションにバインドされており、イーサネットセッションはカプセル化識別子にバインドされており、その結果、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報に対応するカプセル化識別子が取得される)。
アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報は、イーサネットセッションのセッション管理要求メッセージで運ばれる場合があるか、又はイーサネットセッションのセッション管理要求メッセージで運ばれない場合がある。
可能な一実施態様では、制御プレーンネットワークエレメントは、端末デバイスからデータネットワークローカルエリアネットワーク識別子をさらに受信し得、データネットワークローカルエリアネットワーク識別子は、データネットワークにおいて端末デバイスが属するローカルエリアネットワークの識別子である。
データネットワークローカルエリアネットワーク識別子は、セッション管理要求メッセージで運ばれる場合があるか、又はセッション管理要求メッセージで運ばれない場合がある。
可能な一実施態様では、制御プレーンネットワークエレメントは、データネットワークローカルエリアネットワーク識別子をユーザプレーンネットワークエレメントに送信し得、その結果、ユーザプレーンネットワークエレメントは、イーサネットセッションに対応するデータパケットを受信したときに、対応する処理を実行する。たとえば、アップリンクデータパケットの場合、ユーザプレーンネットワークエレメントは、アップリンクデータパケットを対応するデータネットワークローカルエリアネットワークに伝送するために、アップリンクデータパケットにカプセル化されていて、イーサネットセッションに対応する、カプセル化識別子を、データネットワークローカルエリアネットワーク識別子と置き換え、また、ダウンリンクデータの場合、ユーザプレーンネットワークエレメントは、ダウンリンクデータを対応するイーサネットセッションに伝送するために、ダウンリンクデータ内のデータネットワークローカルエリアネットワーク識別子を、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子と置き換える。
可能な一実施態様では、制御プレーンネットワークエレメントは、5Gローカルエリアネットワーク識別子をポリシー管理ネットワークエレメントに送信し得、その結果、ポリシー管理ネットワークエレメントは、端末デバイスのURSPを更新する。
制御プレーンネットワークエレメントと端末デバイスとの間のインタラクションプロセスでは、アクセス管理ネットワークエレメントが省略されることが留意されるべきである。たとえば、端末デバイスが第2のカプセル化識別子を制御プレーンネットワークエレメントに送信するプロセスは以下のとおりであり、すなわち、端末デバイスは第2のカプセル化識別子をアクセス管理ネットワークエレメントに先ず送信し、次いで、アクセス管理ネットワークエレメントは第2のカプセル化識別子を制御プレーンネットワークエレメントに転送する。
本出願の実施形態の第2の態様は、制御プレーンネットワークエレメントを提供し、制御プレーンネットワークエレメントは、第1の態様で提供される方法を実施するための機能を有する。機能は、ハードウェアによって実装され得るか、又は、対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実施され得る。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1又は複数のモジュールを含む。
可能な一実施態様では、制御プレーンネットワークエレメントは、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を決定するように構成された処理ユニットと、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子をユーザプレーンネットワークエレメントに送信し、第1のカプセル化識別子は、第1のカプセル化識別子に基づいてイーサネットセッションに対応するデータパケットを処理するようにユーザプレーンネットワークエレメントに指示するために使用される、ように構成されたトランシーバユニットと、を含む。
可能な一実施態様では、制御プレーンネットワークエレメントは、プロセッサと、トランシーバと、メモリとを含む。メモリはコンピュータプログラムを記憶する。コンピュータプログラムはプログラム命令を含む。プロセッサは、以下の動作、すなわち、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を決定するステップと、イーサネットセッションに対応する前記第1のカプセル化識別子をユーザプレーンネットワークエレメントに送信するようにトランシーバを制御するステップであって、第1のカプセル化識別子は、第1のカプセル化識別子に基づいてイーサネットセッションに対応するデータパケットを処理するようにユーザプレーンネットワークエレメントに指示するために使用される、ステップと、を実行するプログラムコードを呼び出すように構成される。
同じ発明概念に基づいて、制御プレーンネットワークエレメントの問題解決原理及び有益な効果については、第1の態様における方法及び該方法によってもたらされる有益な効果を参照されたい。したがって、装置の実施態様については、方法の実施態様を参照されたい。繰返し部分は再び記載されない。
本出願の実施形態の第3の態様は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶し、命令がコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータは第1の態様に係る方法を実行することが可能になる。
本出願の実施形態の第4の態様は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータは第1の態様に係る方法を実行することが可能になる。
本出願の実施形態の第5の態様は、通信方法を提供する。方法は、イーサネットセッションを使用して端末デバイスのアップリンクデータパケットを伝送するために使用され、
端末デバイスにより、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を決定するステップと、
端末デバイスにより、第1のカプセル化識別子に基づいてアップリンクデータパケットをカプセル化するステップであって、アップリンクデータパケットは、イーサネットセッションにバインドされたアプリケーションプログラムによってトリガされるデータパケットである、ステップと、
端末デバイスにより、第1のカプセル化識別子に基づいて、カプセル化されたデータパケットを伝送のためにイーサネットセッションにマッピングするステップと
を含む。
本出願の第5の態様によれば、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を決定したとき、端末デバイスは、第1のカプセル化識別子に基づいて、イーサネットセッションにバインドされたアプリケーションプログラムによってトリガされるアップリンクデータパケットをカプセル化する。たとえば、端末デバイスは、第1のカプセル化識別子をアップリンクデータパケットのデータパケットヘッダに追加する。次いで、端末デバイスは、第1のカプセル化識別子に基づいて、カプセル化されたアップリンクデータパケットを伝送のためにイーサネットセッションにマッピングする。第1のカプセル化識別子はアップリンクデータパケットにカプセル化され、第1のカプセル化識別子とイーサネットセッションの間に対応が存在する。したがって、端末デバイスが、イーサネットセッションを使用して、カプセル化されたアップリンクデータパケットを送信し、カプセル化されたアップリンクデータパケットをコアネットワークに伝送したとき、コアネットワークエレメントは、第1のカプセル化識別子に基づいて、アップリンクデータパケットがイーサネットセッションに対応するデータパケットであることを知り得る。このようにして、送信プロセスにおいて正しいイーサネットセッションを使用してデータが伝送されることが確実にされ得る。
たとえば、端末デバイスは、イーサネットセッション1に対応するカプセル化識別子1及びイーサネットセッション2に対応するカプセル化識別子2を決定し得(カプセル化識別子1はカプセル化識別子2とは異なると想定される)、イーサネットセッション1はアプリケーションプログラム1にバインドされており、イーサネットセッション2はアプリケーションプログラム2にバインドされている。アプリケーションプログラム1によってトリガされたアップリンクデータパケット1の場合、端末デバイスは、カプセル化識別子1に基づいてアップリンクデータパケット1をカプセル化し、次いで、カプセル化されたアップリンクデータパケットを伝送のためにイーサネットセッション1にマッピングする。アプリケーションプログラム2によってトリガされたアップリンクデータパケット2の場合、端末デバイスは、カプセル化識別子2に基づいてアップリンクデータパケット2をカプセル化し、次いで、カプセル化されたアップリンクデータパケットを伝送のためにイーサネットセッション2にマッピングする。このようにして、端末デバイス上の異なるアプリケーションプログラムによって生成されたデータパケットは、異なるイーサネットセッションを使用して伝送され得、それによって、正しいイーサネットセッションを使用して異なるデータパケットが伝送されることを確実にする。
可能な一実施態様では、端末デバイスがURSPからアプリケーションプログラムに対応するカプセル化識別子を取得できる場合、端末デバイスは、イーサネットセッションが確立又は変更される必要があると決定したときに、URSPからアプリケーションプログラムに対応する第2のカプセル化識別子を取得し得る。URSPは、1又は複数のアプリケーションプログラム識別子のそれぞれとカプセル化識別子との間の対応を含み得る。端末デバイスは、アプリケーションプログラムの識別子をURSPと照合し得、アプリケーションプログラムの識別子がURSPに存在する場合、端末デバイスは、アプリケーションプログラム識別子に対応するカプセル化識別子を取得し、そのアプリケーションプログラム識別子に対応するカプセル化識別子を、アプリケーションプログラムに対応する第2のカプセル化識別子として使用する。
URSPは、アプリケーションプログラム識別子とカプセル化識別子との間の対応を含み、アプリケーションプログラムはイーサネットセッションにバインドされており、その結果、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子が取得され得ることが理解され得る。
アプリケーションプログラムに対応する第2のカプセル化識別子を取得したとき、端末デバイスは、第2のカプセル化識別子を運ぶセッション管理要求メッセージを制御プレーンネットワークエレメントに送信し、制御プレーンネットワークエレメントによって送信されるセッション管理応答メッセージを受信し、セッション管理応答メッセージは第2のカプセル化識別子を運ぶ。セッション管理応答メッセージを受信したとき、端末デバイスは、第2のカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子として決定し、その結果、端末デバイスは、第1のカプセル化識別子に基づいて、アプリケーションプログラムによってトリガされたアップリンクデータパケットをカプセル化、たとえば、第1のカプセル化識別子をアップリンクデータパケットのデータパケットヘッダに追加、することができる。
可能な一実施態様では、端末デバイスがURSPからアプリケーションプログラムに対応するカプセル化識別子を取得できない場合、言い換えると、アプリケーションプログラムの識別子とカプセル化識別子との間の対応がURSPに存在しない場合、イーサネットセッションが確立又は変更される必要があると端末デバイスが決定したとき、端末デバイスは、カプセル化識別子をイーサネットセッションに自律的に割り当て得、割り当てられたカプセル化識別子をイーサネットセッションに対応する第2のカプセル化識別子として決定し得、第2のカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子として決定し得る。
イーサネットセッションに対応する第2のカプセル化識別子を決定したとき、端末デバイスは、第2のカプセル化識別子を運ぶセッション管理要求メッセージを制御プレーンネットワークエレメントに送信し得、制御プレーンネットワークエレメントによって送信されるセッション管理応答メッセージを受信し得、セッション管理応答メッセージは第2のカプセル化識別子を運ぶ。制御プレーンネットワークエレメントからセッション管理応答メッセージを受信したとき、端末デバイスは、第2のカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子として決定し、その結果、端末デバイスは、イーサネットセッションに対応するデータパケットを第1のカプセル化識別子に基づいてカプセル化、たとえば、第1のカプセル化識別子をアップリンクデータパケットのデータパケットヘッダに追加、することができる。
可能な一実施態様では、イーサネットセッションに対応する第2のカプセル化識別子又は第3のカプセル化識別子を決定したとき、端末デバイスは、第2のカプセル化識別子又は第3のカプセル化識別子を制御プレーンネットワークエレメントに送信し得、制御プレーンネットワークエレメントは、第2のカプセル化識別子が使用可能かどうか決定する。これによって、端末デバイスの2つのイーサネットセッションが同じカプセル化識別子にバインドされるケースを回避できる。
可能な一実施態様では、イーサネットセッションに対応する第2のカプセル化識別子を決定したとき、端末デバイスは、第2のカプセル化識別子をアクセス管理ネットワークエレメントに送信し得、アクセス管理ネットワークエレメントは、第2のカプセル化識別子が使用可能かどうか決定する。これによって、端末デバイスの2つのイーサネットセッションが同じカプセル化識別子にバインドされるケースを回避できる。
可能な一実施態様では、端末デバイスがイーサネットセッションに対応する第2のカプセル化識別子を制御プレーンネットワークエレメント又はアクセス管理ネットワークエレメントに送信した後、端末デバイスが制御プレーンネットワークエレメントからセッション管理応答メッセージを受信した場合、端末デバイスは、第2のカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子として決定するか、又はセッション管理応答メッセージで運ばれるカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子として決定する。
可能な一実施態様では、端末デバイスは、コアネットワーク側のネットワークエレメントから第3のカプセル化識別子を受信し、第3のカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子として決定する。言い換えると、端末デバイスは、コアネットワーク側のネットワークエレメントによって送信されたカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子としてそのまま決定する。
コアネットワーク側のネットワークエレメントは、制御プレーンネットワークエレメントであり得る。第3のカプセル化識別子は、制御プレーンネットワークエレメントによって自律的に割り当てられたカプセル化識別子、又は制御プレーンネットワークエレメントによってアクセス管理ネットワークエレメントから受信されたカプセル化識別子、又は制御プレーンネットワークエレメントによってポリシー管理ネットワークエレメントから受信されたカプセル化識別子であり得る。第3のカプセル化識別子は、制御プレーンネットワークエレメントによって端末デバイスに送信されるセッション管理応答メッセージで運ばれ得、その結果、端末デバイスは、イーサネットセッションにバインドされている第4のカプセル化識別子を知り得る。
コアネットワーク側のネットワークエレメントは、アクセス管理ネットワークエレメントであり得る。第3のカプセル化識別子は、アクセス管理ネットワークエレメントによって自律的に割り当てられたカプセル化識別子、又はアクセス管理ネットワークエレメントによってポリシー管理ネットワークエレメントから受信されたカプセル化識別子であり得る。
可能な一実施態様では、イーサネットセッションの確立又は変更が完了し、アプリケーションプログラムがアップリンクデータパケットを送信する準備ができているとき、端末デバイスは、アプリケーションプログラムに対応するカプセル化識別子をURSP又は予め設定されたコンフィギュレーション情報から取得し得、アプリケーションプログラムに対応するカプセル化識別子に基づいてアップリンクデータパケットをカプセル化し得、次いで、アプリケーションプログラムに対応するイーサネットセッションを使用して、カプセル化されたアップリンクデータパケットを送信し得、その結果、正しいイーサネットセッションを使用してデータが伝送されることが確実にされることができる。URSP又は予め設定されたコンフィギュレーション情報は、1又は複数のアプリケーションプログラム識別子のそれぞれとカプセル化識別子との間の対応を含み得る。端末デバイスは、アプリケーションプログラムの識別子をURSP又は予め設定されたコンフィギュレーション情報と照合し得、アプリケーションプログラム識別子の識別子がURSP又は予め設定されたコンフィギュレーション情報に存在する場合、端末デバイスは、アプリケーションプログラム識別子に対応するカプセル化識別子を取得する。
可能な一実施態様では、アップリンクデータパケットは、代替的に、イーサネットセッションにバインドされたリンクされたデバイスによってトリガされたデータパケットであり得、URSPは、リンクされたデバイスの情報とカプセル化識別子との間の対応をさらに含み得、その結果、端末デバイスは、リンクされたデバイスに対応するカプセル化識別子をURSPから取得し得る。
可能な一実施態様では、アップリンクデータパケットは、イーサネットセッションにバインドされたアプリケーションプログラムによってトリガされたデータパケット、又はイーサネットセッションにバインドされていて、端末デバイスにリンクされたリンクされたデバイス上にある、アプリケーションプログラムによってトリガされたデータパケットであり得る。
可能な一実施態様では、端末デバイスは、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報を、制御プレーンネットワークエレメントに送信し、アプリケーションプログラム識別子は、イーサネットセッションを確立又は変更するために端末デバイスをトリガするアプリケーションプログラムの識別子であり、端末デバイスのリンクされたデバイスの情報は、イーサネットセッションを確立又は変更するために端末デバイスをトリガするリンクされたデバイスに関する情報である。端末デバイスは、イーサネットセッションがアプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報に関連しているということを制御プレーンネットワークエレメントに通知するために、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報を制御プレーンネットワークエレメントに送信する。より詳細には、イーサネットセッションは、アプリケーションプログラム識別子に対応するアプリケーションプログラムのデータパケットを伝送するために使用されるか、又はイーサネットセッションは、端末デバイスにリンクされたデバイスに関連するデータパケットを伝送するために使用される。
アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報は、セッション管理要求メッセージで運ばれる場合があるか、又はセッション管理要求メッセージで運ばれない場合がある。
可能な一実施態様では、端末デバイスは、データネットワークローカルエリアネットワーク識別子を制御プレーンネットワークエレメントに送信し、データネットワークローカルエリアネットワーク識別子は、データネットワークにおいて端末デバイスが属するローカルエリアネットワークの識別子であり、データネットワークローカルエリアネットワーク識別子は、セッション管理要求メッセージで運ばれる場合があるか、又はセッション管理要求メッセージで運ばれない場合がある。
制御プレーンネットワークエレメントは、データネットワークローカルエリアネットワーク識別子をユーザプレーンネットワークエレメントに送信し得、その結果、ユーザプレーンネットワークエレメントは、イーサネットセッションに対応するデータパケットを受信したときに、対応する処理をデータパケットに実行し得る。たとえば、アップリンクデータパケットの場合、ユーザプレーンネットワークエレメントは、アップリンクデータパケットを対応するデータネットワークローカルエリアネットワークに伝送するために、アップリンクデータパケットにカプセル化されていて、イーサネットセッションに対応する、カプセル化識別子を、データネットワークローカルエリアネットワーク識別子と置き換え、また、ダウンリンクデータの場合、ユーザプレーンネットワークエレメントは、ダウンリンクデータを対応するイーサネットセッションに伝送するために、ダウンリンクデータ内のデータネットワークローカルエリアネットワーク識別子を、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子と置き換える。
可能な一実施態様では、端末デバイスは、5Gローカルエリアネットワーク識別子を制御プレーンネットワークエレメントに送信し、5Gローカルエリアネットワーク識別子は、イーサネットセッションが属する5Gローカルエリアネットワークの識別子であり、その結果、制御プレーンネットワークエレメントは、5Gローカルエリアネットワーク識別子に基づいて、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子を決定することができる。
本出願の実施形態の第6の態様は、端末デバイスを提供し、端末デバイスは、第5の態様で提供される方法を実施するための機能を有する。機能は、ハードウェアによって実装され得るか、又は、対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実施され得る。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1又は複数のモジュールを含む。
可能な一実施態様では、端末デバイスは、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を決定するように構成され、第1のカプセル化識別子に基づいてアップリンクデータパケットをカプセル化し、アップリンクデータパケットは、イーサネットセッションにバインドされたアプリケーションプログラムによってトリガされるデータパケットである、ようにさらに構成された、処理ユニットと、第1のカプセル化識別子に基づいて、カプセル化されたデータパケットを伝送のためにイーサネットセッションにマッピングするように構成されたトランシーバユニットと、を含む。
可能な一実施態様では、端末デバイスは、プロセッサと、トランシーバと、メモリとを含む。メモリはコンピュータプログラムを記憶し、コンピュータプログラムはプログラム命令を含む。プロセッサは、以下の動作、すなわち、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を決定するステップと、第1のカプセル化識別子に基づいてアップリンクデータパケットをカプセル化するステップであって、アップリンクデータパケットは、イーサネットセッションにバインドされたアプリケーションプログラムによってトリガされるデータパケットである、ステップと、第1のカプセル化識別子に基づいて、カプセル化されたデータパケットを伝送のためにイーサネットセッションにマッピングするようにトランシーバを制御するステップと、を実行するためにプログラムコードを呼び出すように構成される。
同じ発明概念に基づいて、端末デバイスの問題解決原理及び有益な効果については、第5の態様における方法及び該方法によってもたらされる有益な効果を参照されたい。したがって、装置の実施態様については、方法の実施態様を参照されたい。繰返し部分は再び記載されない。
本出願の実施形態の第7の態様は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶し、命令がコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータは第5の態様に係る方法を実行することが可能になる。
本出願の実施形態の第8の態様は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。命令がコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータは、第5の態様による方法を実行することが可能である。
本出願の実施形態の第9の態様は、通信方法を提供し、方法は、
イーサネットセッションを確立又は変更するプロセスにおいて、アクセス管理ネットワークエレメントにより、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子を決定するステップと、
アクセス管理ネットワークエレメントにより、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子を制御プレーンネットワークエレメントに送信するステップと
を含む。
本出願の第9の態様によれば、イーサネットセッションを確立又は変更するプロセスにおいて、アクセス管理ネットワークエレメントはイーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子を決定し、イーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子を制御プレーンネットワークエレメントに通知し、その結果、制御プレーンネットワークエレメントはイーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子を決定するか、又は制御プレーンネットワークエレメントはイーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子をユーザプレーンネットワークエレメントに送信し、それによって、正しいイーサネットセッションを使用してデータが伝送されることを確実にする。
可能な一実施態様では、アクセス管理ネットワークエレメントは、カプセル化識別子をイーサネットセッションに自律的に割り当て得、その結果、アクセス管理ネットワークエレメントの自律性及び柔軟性が改善されることができる。
可能な一実施態様では、アクセス管理ネットワークエレメントは、端末デバイスからカプセル化識別子を受信し、そのカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子として決定する。イーサネットセッションを確立又は変更することを要求するとき、端末デバイスは、端末デバイスによってイーサネットセッションに割り当てられたカプセル化識別子をアクセス管理ネットワークエレメントに通知し、アクセス管理ネットワークエレメントは、端末デバイスによって割り当てられたカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子として使用し得る。端末デバイスによってイーサネットセッションに割り当てられたカプセル化識別子は、セッション管理要求メッセージで運ばれ得る。
制御プレーンネットワークエレメントが、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子を決定するという方法2と同様に、端末デバイスからカプセル化識別子を受信したとき、アクセス管理ネットワークエレメントは、端末デバイスの2つのイーサネットセッションが同じカプセル化識別子にバインドされるケースを回避するために、カプセル化識別子が使用可能であるかどうかを決定し得る。
アクセス管理ネットワークエレメントが、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子を決定する、方法は、制御プレーンネットワークエレメントが、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子を決定する、方法1、方法2、方法3、又は方法5と同様である。違いは、アクセス管理ネットワークエレメントが、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子を決定した後、アクセス管理ネットワークエレメントが、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子を制御プレーンネットワークエレメントに通知する必要がある、ということにある。
可能な一実施態様では、アクセス管理ネットワークエレメントは、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報を制御プレーンネットワークエレメントに送信するために、代替的に、端末デバイスからアプリケーションプログラム識別子を、又は端末デバイスからリンクされたデバイスの情報を受信し得る。
可能な一実施態様では、アクセス管理ネットワークエレメントは、データネットワークローカルエリアネットワーク識別子を制御プレーンネットワークエレメントに送信するために、代替的に、端末デバイスからデータネットワークローカルエリアネットワーク識別子を受信し得る。
可能な一実施態様では、アクセス管理ネットワークエレメントは、代替的に、端末デバイスから5Gローカルエリアネットワーク識別子を受信し得、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子を決定し得、5Gローカルエリアネットワーク識別子及びカプセル化識別子を制御プレーンネットワークエレメントに送信し得る。
本出願の実施形態の第10の態様は、アクセス管理ネットワークエレメントを提供する。アクセス管理ネットワークエレメントは、第9の態様で提供される方法を実施するための機能を有する。機能は、ハードウェアによって実装され得るか、又は、対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実施され得る。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1又は複数のモジュールを含む。
可能な一実施態様では、アクセス管理ネットワークエレメントは、イーサネットセッションを確立又は変更するプロセスにおいて、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子を決定するように構成された処理ユニットと、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子を制御プレーンネットワークエレメントに送信するように構成されたトランシーバユニットと、を含む。
可能な一実施態様では、アクセス管理ネットワークエレメントは、プロセッサと、トランシーバと、メモリとを含む。メモリはコンピュータプログラムを記憶し、コンピュータプログラムはプログラム命令を含む。プロセッサは、以下の動作、すなわち、イーサネットセッションを確立又は変更するプロセスにおいて、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子を決定するステップと、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子を制御プレーンネットワークエレメントに送信するようにトランシーバを制御するステップと、を実行するためにプログラムコードを呼び出すように構成される。
同じ発明概念に基づいて、アクセス管理ネットワークエレメントの問題解決原理及び有益な効果については、第9の態様における方法及び該方法によってもたらされる有益な効果を参照されたい。したがって、装置の実施態様については、方法の実施態様を参照されたい。繰返し部分は再び記載されない。
本出願の実施形態の第11の態様は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶し、命令がコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータは第9の態様に係る方法を実行することが可能になる。
本出願の実施形態の第12の態様は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータは第9の態様に係る方法を実行することが可能になる。
本出願の実施形態の第13の態様は、通信方法を提供し、方法は、
イーサネットセッションを確立又は変更するプロセスにおいて、ポリシー管理ネットワークエレメントにより、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子を決定するステップと、
ポリシー管理ネットワークエレメントにより、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子を制御プレーンネットワークエレメントに送信するステップと
を含む。
本出願の第13の態様によれば、イーサネットセッションを確立又は変更するプロセスにおいて、ポリシー管理ネットワークエレメントは、イーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子を決定し、イーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子を制御プレーンネットワークエレメント又はアクセス管理ネットワークエレメントに通知し、その結果、制御プレーンネットワークエレメント又はアクセス管理ネットワークエレメントはイーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子を決定するか、又は制御プレーンネットワークエレメントはイーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子をユーザプレーンネットワークエレメントに送信し、それによって、正しいイーサネットセッションを使用してデータが伝送されることを確実にする。
可能な一実施態様では、ポリシー管理ネットワークエレメントは、カプセル化識別子をイーサネットセッションに自律的かつ動的に割り当て得、その結果、ポリシー管理ネットワークエレメントの自律性及び柔軟性が改善されることができる。
可能な一実施態様では、ポリシー管理ネットワークエレメントは、制御プレーンネットワークエレメント又はアクセス管理ネットワークエレメントからカプセル化識別子を受信し、そのカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子として決定する。
可能な一実施態様では、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子を決定したとき、ポリシー管理ネットワークエレメントは、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子に基づいて端末デバイスのURSPを更新し得、更新されたURSPを端末デバイスに送信し得、その結果、端末デバイスは、更新されたURSPに基づいて、イーサネットセッションの確立又は変更をトリガするアプリケーションプログラムに対応するカプセル化識別子を知り得る。
可能な一実施態様では、ポリシー管理ネットワークエレメントは、端末デバイスのURSPを更新するために、制御プレーンネットワークエレメント又はアクセス管理ネットワークエレメントからアプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報を受信する。ポリシー管理ネットワークエレメントは、代替的に、他の方法でアプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報を取得し得、たとえば、アプリケーション機能(application function、AF)ネットワークエレメントからアプリケーションプログラム識別子を取得し得る。
可能な一実施態様では、ポリシー管理ネットワークエレメントは、制御プレーンネットワークエレメント又はアクセス管理ネットワークエレメントから5Gローカルエリアネットワーク識別子を受信し、5Gローカルエリアネットワーク識別子及びコンフィギュレーション情報に基づいてイーサネットセッションに対応するカプセル化識別子を決定し、端末デバイスのURSPを更新する。
本出願の実施形態の第14の態様は、ポリシー管理ネットワークエレメントを提供する。ポリシー管理ネットワークエレメントは、第13の態様で提供される方法を実施するための機能を有する。機能は、ハードウェアによって実装され得るか、又は、対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実施され得る。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1又は複数のモジュールを含む。
可能な一実施態様では、ポリシー管理ネットワークエレメントは、イーサネットセッションを確立又は変更するプロセスにおいて、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子を決定するように構成された処理ユニットと、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子を制御プレーンネットワークエレメントに送信するように構成されたトランシーバユニットと、を含む。
可能な一実施態様では、ポリシー管理ネットワークエレメントは、プロセッサと、トランシーバと、メモリとを含む。メモリはコンピュータプログラムを記憶し、コンピュータプログラムはプログラム命令を含む。プロセッサは、以下の動作、すなわち、イーサネットセッションを確立又は変更するプロセスにおいて、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子を決定するステップと、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子を制御プレーンネットワークエレメントに送信するようにトランシーバを制御するステップと、を実行するためにプログラムコードを呼び出すように構成される。
同じ発明概念に基づいて、ポリシー管理ネットワークエレメントの問題解決原理及び有益な効果については、第13の態様における方法及び該方法によってもたらされる有益な効果を参照されたい。したがって、装置の実施態様については、方法の実施態様を参照されたい。繰返し部分は再び記載されない。
本出願の実施形態の第15の態様は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶し、命令がコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータは第9の態様に係る方法を実行することが可能になる。
本出願の実施形態の第16の態様は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータは第13の態様に係る方法を実行することが可能になる。
本出願の実施形態又は背景技術における技術的ソリューションをより明確に説明するために、以下では、本出願の実施形態又は背景技術を説明するために必要な添付の図面について簡単に説明する。
本出願の一実施形態が適用されるネットワークアーキテクチャの概略図である。 第5世代移動通信システムのネットワークアーキテクチャの概略図である。 本出願の実施形態1に係る通信方法の概略フローチャートである。 本出願の実施形態2に係る通信方法の概略フローチャートである。 本出願の一実施形態に係る端末デバイスによる処理の一例図である。 本出願の実施形態3に係る通信方法の概略フローチャートである。 本出願の実施形態4に係る通信方法の概略フローチャートである。 本出願の実施形態5に係る通信方法の概略フローチャートである。 本出願の実施形態6に係る通信方法の概略フローチャートである。 本出願の実施形態7に係る通信方法の概略フローチャートである。 本出願の一実施形態に係る通信装置の概略論理構造図である。 本出願の一実施形態に係る通信装置の物理的構造の簡略化された概略図である。
本出願の実施形態に含まれる用語又は名称を以下に説明する。
カプセル化識別子は、異なるイーサネットセッションで伝送されるデータパケットをカプセル化するために使用される。イーサネットセッションは、端末デバイス上のアプリケーションプログラム(Application、APP)又はリンクされたデバイスの情報のトリガのもとで確立され得る。
カプセル化識別子は、仮想ローカルエリアネットワーク(virtual local area network、VLAN)識別子(identification、ID)であり得、1つのVLANはブロードキャストドメインに相当し、1つのブロードキャストドメインは1つの特定のグループに対応し、異なるVLANは互いに分離されている。本出願の実施形態に適用されると、VLAN IDはイーサネットセッションにバインドされ得、1つのイーサネットセッションは少なくとも1つのVLAN IDにバインドされ得、イーサネットセッションにバインドされたVLAN IDは第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd-generation partnership project、3GPP)ネットワークにおいて有効であり、3GPPネットワークの外では無効である。本出願の実施形態では、VLAN IDは、イーサネットセッションにバインドされたVLANを識別するために使用され得る。
カプセル化識別子は、5Gローカルエリアネットワーク(5G local area network、5G LAN)識別子であり得、端末デバイスのイーサネットセッションが属する5Gローカルエリアネットワークを動的に識別するために使用され得る。たとえば、端末デバイス1は、ある時点では5G LAN ID1に属し、別の時点では5G LAN ID2に属する。
あるいは、カプセル化識別子は別の識別子であり得る。たとえば、識別子は、送信元MACアドレス、宛先MACアドレス、VLANタグ(tag)、VLANタイプ(type)などに基づいて決定され得、識別子は、カプセル化識別子として使用され得る。端末デバイスは、アップリンクデータパケットのパケットヘッダ内の対応するフィールドを識別子で置き換え、より詳細には、アップリンクデータパケットのパケットヘッダ内の送信元MACアドレス、宛先MACアドレス、VLANタグ又はVLANタイプなどのフィールドを識別子で置き換え得る。
本出願の実施形態では、カプセル化識別子は、一例としてVLAN IDを使用して記載される。
データネットワークローカルエリアネットワーク識別子は、データネットワークにおいて端末デバイスが属するローカルエリアネットワークの識別子を識別するために使用され、データネットワーク内で有効である。
リンクされたデバイスの情報は、端末デバイスにリンクされたデバイス情報、言い換えると、端末デバイスにリンクされたデバイスに関する情報を示すために使用される。たとえば、端末デバイス1は携帯電話1であり、携帯電話1は4G又は5Gのデータトラフィックを使用してネットワークアクセスを実行する。携帯電話1はパーソナルホットスポットを開設し、携帯電話2は、ネットワークアクセスを実行するために携帯電話1のパーソナルホットスポットに接続する。この場合、リンクされたデバイスの情報は、携帯電話2のデバイス情報であり、携帯電話2の識別子、MACアドレス、又はIPアドレスなどの情報を含み得るが、これらには限定されない。
ユーザ機器ルート選択ポリシー(user equipment route selection policy、URSP)は、端末デバイスがルーティングポリシーを選択する方法を示すために使用される。本出願の実施形態に適用されると、URSPは、1又は複数のアプリケーションプログラム識別子、又は1又は複数のリンクされたデバイスの情報を含み得る。URSPは、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報にバインドされたカプセル化識別子をさらに含み得る。URSPは、5G LAN IDをさらに含み得る。たとえば、URSPは以下の表1に示される。
Figure 0007296993000001
図1は、本出願の一実施形態が適用されるネットワークアーキテクチャの概略図である。ネットワークアーキテクチャは、端末デバイス100と、制御プレーンネットワークエレメント101と、アクセス管理ネットワークエレメント102と、ユーザプレーンネットワークエレメント103とを含み、データネットワーク104をさらに含み得る。
端末デバイス100は、UE、移動局(mobile station、MS)、移動端末(mobile terminal、MT)などであり得、ユーザに音声及び/又はデータ接続性を提供するデバイス、たとえば、無線接続機能を有するハンドヘルドデバイス又は車載デバイスである。現在、端末の中には、たとえば、携帯電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パームトップコンピュータ、モバイルインターネットデバイス(mobile internet device、MID)、ウェアラブルデバイス、仮想現実(virtual reality、VR)デバイス、拡張現実(augmented reality、AR)デバイス、工業制御(industrial control)における無線端末、自動運転(self driving)における無線端末、遠隔医療手術(remote medical surgery)における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、運輸安全(transportation safety)における無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、及びスマートホーム(smart home)における無線端末がある。
制御プレーンネットワークエレメント101は、コアネットワーク内の制御プレーンネットワークエレメントであり、端末デバイスのイーサネットセッションを管理するように構成される。本出願のこの実施形態に適用されると、制御プレーンネットワークエレメント101は、イーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子を決定し、イーサネットセッションにバインドされた決定されたカプセル化識別子をユーザプレーンネットワークエレメント103に通知するように構成される。
アクセス管理ネットワークエレメント102は、コアネットワーク内のアクセス管理ネットワークエレメントであり、端末デバイスについてアクセス管理及びモビリティ管理を実行するように構成される。本出願のこの実施形態に適用されると、アクセス管理ネットワークエレメント102は、カプセル化識別子をイーサネットセッションに割り当てるように構成され得、端末デバイス100からセッション管理要求を受信するようにさらに構成され得、セッション管理要求を制御プレーンネットワークエレメント101に送信するようにさらに構成され得る。
ユーザプレーンネットワークエレメント103は、コアネットワーク内のユーザプレーンネットワークエレメントであり、サービスデータを伝送するように構成される。本出願のこの実施形態に適用されると、ユーザプレーンネットワークエレメント103は、制御プレーンネットワークエレメント101からイーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子を受信するように構成され、イーサネットセッションに対応するデータパケットを受信したとき、イーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子に基づいてデータパケットを処理するようにさらに構成される。たとえば、アップリンクデータパケットの場合、ユーザプレーンネットワークエレメント103は、イーサネットセッションにバインドされていて、アップリンクデータパケットにカプセル化されている、カプセル化識別子を、アップリンクデータパケットから削除し、ダウンリンクデータパケットの場合、ユーザプレーンネットワークエレメント103は、イーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子をダウンリンクデータパケットに追加する。5G LAN通信に使用される場合、ユーザプレーンネットワークエレメント103は、イーサネットセッション間でデータパケットを転送するために、カプセル化識別子に基づいて5G LAN内の他のイーサネットセッションを決定し得る。
データネットワーク104は、ユーザにビジネスサービスを提供するデータネットワークである。一般に、クライアントは端末デバイスに位置しており、サーバはデータネットワークに位置している。データネットワークは、ローカルエリアネットワークなどのプライベートネットワーク、又はオペレータによって管理及び制御されない外部ネットワーク、たとえばインターネット(Internet)、又はオペレータによって共同で展開された専用ネットワーク、たとえば、IPマルチメディアネットワークサブシステム(IP multimedia core network subsystem、IMS)サービスを構成するために展開された専用ネットワーク、であり得る。
前述のコアネットワークは、モバイルネットワークのサブスクリプションデータを維持すること、モバイルネットワークのネットワークエレメントを管理すること、並びに、セッション管理、モビリティ管理、ポリシー管理、及びセキュリティ認証などの機能を端末100に提供することを担う。端末デバイス100が接続しているとき、コアネットワークは端末デバイス100にネットワークエントリ認証を提供し、端末デバイス100がサービス要求を有するとき、コアネットワークはネットワークリソースを端末デバイス100に割り当て、端末デバイス100が移動するとき、コアネットワークは端末デバイス100のためのネットワークリソースを更新し、端末デバイス100がアイドル状態であるとき、コアネットワークは端末デバイス100に高速復帰メカニズムを提供し、端末デバイス100が切り離されたとき、コアネットワークは端末デバイス100のためのネットワークリソースを解放し、端末デバイス100がサービスデータを有しているとき、コアネットワークは端末デバイス100にデータルーティング機能を提供、たとえば、コアネットワークは、アップリンクデータをデータネットワークに転送するか、又は、ダウンリンクデータを端末デバイス100に送信するためにデータネットワークからダウンリンクデータを受信してダウンリンクデータをアクセスネットワークに転送する。コアネットワークは、5Gシステムのコアネットワーク、又は将来の通信システムのコアネットワークであり得る。
図2は、5Gシステムのネットワークアーキテクチャの概略図である。ネットワークアーキテクチャの概略図は、認証サーバ機能(authentication server function、AUSF)と、統合データ管理(UDM)機能と、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)と、セッション管理機能(SMF)と、ポリシー制御機能(PCF)と、アプリケーション機能(application function、AF)と、端末デバイスと、アクセスネットワーク(access network、AN)と、ユーザプレーン機能(UPF)と、データネットワーク(data network、DN)とを含む。アクセスネットワークは、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)であり得る。
端末デバイスとAMFとの間のインタフェースはN1インタフェースであり、(R)ANとAMFとの間のインタフェースはN2インタフェースであり、(R)ANとUPFとの間のインタフェースはN3インタフェースであり、UPFとSMFとの間のインタフェースはN4インタフェースであり、PCFとAFとの間のインタフェースはN5インタフェースであり、UPFとDNとの間のインタフェースはN6インタフェースであり、SMFとPCFとの間のインタフェースはN7インタフェースであり、AMFとUDMとの間のインタフェースはN8インタフェースであり、UPF間のインタフェースはN9インタフェースであり、UDMとSMFとの間のインタフェースはN10インタフェースであり、SMFとAMFとの間のインタフェースはN11インタフェースであり、AMFとAUSFとの間のインタフェースはN12インタフェースであり、AUSFとUDMとの間のインタフェースはN13インタフェースであり、AMF間のインタフェースはN14インタフェースであり、AMFとPCFとの間のインタフェースはN15インタフェースである。
端末デバイスは、モバイルユーザとネットワークとの間のインタラクションのための入口であり、基本的なコンピューティング機能とストレージ機能とを提供し、ユーザにサービスウィンドウを表示し、ユーザの操作入力を受信することができる。端末デバイスは、制御信号及びサービスデータをモバイルネットワークに伝送するために、(R)ANへの信号接続及びデータ接続を確立する。
(R)ANは、従来のネットワークにおける基地局に似ており、端末デバイスの近くに配備され、特定のエリア内の許可されたユーザにネットワークアクセス機能を提供し、ユーザレベルとサービス要件とに基づいて、異なる品質の伝送トンネルを使用してユーザデータを伝送することができる。(R)ANは、(R)ANのリソースを管理し、リソースを適切に使用し、要件に基づいて端末デバイスにアクセスサービスを提供し、端末とコアネットワークとの間で制御信号とユーザデータとを転送することができる。
図2に示される、UPF、AUSF、AMF、SMF、UDM、PCF、及びAFは、コアネットワーク側のネットワークエレメントである。UPFは、コアネットワーク側のユーザプレーンネットワークエレメントである。
UPFは、SMFのルーティングルールに基づいてユーザデータパケットを転送する。AUSFは、端末のセキュリティ認証を担う。AMFは、端末のアクセス管理及びモビリティ管理を担う。SMFは、端末のセッション管理を担う。UDMは、加入者のサブスクリプション情報管理を担う。PCFは、ユーザポリシー管理を担う。AFは、ユーザアプリケーション管理を担う。
図1に示される制御プレーンネットワークエレメント101は、図2に示されるSMFを含むか、又は将来のコアネットワークにおけるSMFの機能と同じ機能を有するネットワークエレメントである。図1に示されるアクセス管理ネットワークエレメント102は、図2に示されるAMFであり得るか、又は将来のコアネットワークにおけるAMFの機能と同じ機能を有するネットワークエレメントである。図1に示されるユーザプレーンネットワークエレメント103は、図2に示されるUPFであり得るか、又は将来のコアネットワークにおけるUPFの機能と同じ機能を有するネットワークエレメントである。
本出願の実施形態は、ポリシー管理ネットワークエレメントをさらに含む。ポリシー管理ネットワークエレメントは、図2に示されるPCFであり得るか、又は将来のコアネットワークにおけるPCFの機能と同じ機能を有するネットワークエレメントであり得る。
制御プレーンネットワークエレメント、ユーザプレーンネットワークエレメント、アクセス管理ネットワークエレメント、及びポリシー管理ネットワークエレメントなどの用語は、本出願の実施形態に対する制限を構成しないことが留意されるべきである。
本出願の実施形態は、制御プレーンネットワークエレメント101がSMFであり、アクセス管理ネットワークエレメントがAMFであり、ユーザプレーンネットワークエレメント103がUPFであり、ポリシー管理ネットワークエレメントがPCFである一例を使用して説明される。
複数のイーサネットセッションが端末デバイスのMACアドレスを共有するシナリオでは、異なるアプリケーションプログラム又はリンクされたデバイスによって生成されたデータパケットが、伝送のために異なるイーサネットセッションに正確にバインドされることができない。欠点を考慮して、本出願の実施形態は、通信方法及び通信装置を提供する。シナリオでは、異なるデータパケットが正しいイーサネットセッションを使用して伝送されることが確実にされることができる。
複数のイーサネットセッションが端末デバイスのMACアドレスを共有するシナリオでは、たとえば、セッションサービスコネクション(session service connection、SSC)モード3において、同じ属性を有する新しいイーサネットセッションと古いイーサネットセッションとが端末デバイス上に同時に存在し得、したがって、複数のイーサネットセッションがMACアドレスを共有する。別の例では、端末デバイスが複数の5G LANに属し、分離のために、5G LANごとに少なくとも1つのイーサネットセッションが確立される必要がある。この場合、複数のイーサネットセッションがMACアドレスを共有する。
以下では、本出願の一実施形態に係る通信方法を詳細に説明する。
図3は、本出願の実施形態1に係る通信方法の概略フローチャートである。実施形態1は、主に、制御プレーンネットワークエレメントの観点から説明され、以下のステップを含み得るが、これらには限定されない。
ステップS301:制御プレーンネットワークエレメントが、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を決定する。
イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子は、イーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子である。イーサネットセッションは、端末デバイス又はコアネットワーク側のネットワークエレメントによって開始される任意のイーサネットセッションであり得る。本出願のこの実施形態は、一例として1つのイーサネットセッションを使用して説明される。イーサネットセッションは、端末デバイス上のアプリケーションプログラムのトリガのもとで確立又は変更され得るか、又は端末デバイスにリンクされたデバイス上のアプリケーションプログラムのトリガのもとで確立又は変更される。
イーサネットセッションを確立又は変更するプロセスにおいて、制御プレーンネットワークエレメントは、端末デバイス上でイーサネットセッションを区別するために、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を決定する。言い換えると、端末デバイスからセッション管理要求メッセージを受信したとき、制御プレーンネットワークエレメントは、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を決定する。セッション管理要求メッセージは、イーサネットセッションを確立又は変更することを要求するために使用される。
制御プレーンネットワークエレメントは、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を以下の方法で決定し得る。
方法1:制御プレーンネットワークエレメントが、端末デバイスによって送信された第2のカプセル化識別子に基づいて、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を決定し得る。制御プレーンネットワークエレメントは、端末デバイスから第2のカプセル化識別子を受信する。第2のカプセル化識別子は、端末デバイスによってイーサネットセッションに割り当てられたカプセル化識別子である。1又は複数の第2のカプセル化識別子が存在し得る。第2のカプセル化識別子は、イーサネットセッションのセッション管理要求メッセージで運ばれ得る。
第2のカプセル化識別子が1つある場合、制御プレーンネットワークエレメントは、第2のカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子としてそのまま決定し得るか、又は、第2のカプセル化識別子が使用可能かどうかを決定し得、第2のカプセル化識別子が使用可能なときには、第2のカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子として決定し得る。第2のカプセル化識別子が使用可能かどうかを制御プレーンネットワークエレメントが決定することは、第2のカプセル化識別子が端末デバイスの別のイーサネットセッションにバインドされているかどうか、又は第2のカプセル化識別子の値が有効範囲、たとえば、1~4094内であるかどうか、又は第2のカプセル化識別子が特別な機能を有しているかどうか、又は第2のカプセル化識別子が、イーサネットセッションが位置している5G LANにバインドされているかどうか、を決定するステップを含む。第2のカプセル化識別子が端末デバイスの別のイーサネットセッションにバインドされておらず、第2のカプセル化識別子の値が有効な範囲内にあり、第2のカプセル化識別子が特別な機能を有しておらず、かつ、第2のカプセル化識別子が、イーサネットセッションが位置している5G LANにバインドされている場合、制御プレーンネットワークエレメントは、第2のカプセル化識別子が使用可能であると決定し得る。
第2のカプセル化識別子が複数ある場合、制御プレーンネットワークエレメントは、複数の第2のカプセル化識別子から使用可能な1つの第2のカプセル化識別子を選択し得、選択された第2のカプセル化識別子は端末デバイスの別のイーサネットセッションにバインドされておらず、選択された第2のカプセル化識別子の値は有効な範囲内にあり、選択された第2のカプセル化識別子は特別な機能を有しておらず、かつ、第2のカプセル化識別は、イーサネットセッションが位置している5G LANにバインドされている。制御プレーンネットワークエレメントは、選択された第2のカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子として決定する。
イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を決定した後、制御プレーンネットワークエレメントは、セッション管理応答メッセージを端末デバイスに送信し得、セッション管理応答メッセージは、第2のカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子として決定するように制御プレーンネットワークエレメントに指示するために使用される。第2のカプセル化識別子が1つある場合、制御プレーンネットワークエレメントは、セッション管理応答メッセージを使用して、第2のカプセル化識別子が、イーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子であることを端末デバイスに通知する。この場合、セッション管理応答メッセージは、制御プレーンネットワークエレメントによって決定されたカプセル化識別子を運ばなくてもよい。第2のカプセル化識別子が複数ある場合、制御プレーンネットワークエレメントは、セッション管理応答メッセージを使用して、イーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子を端末デバイスに通知する。この場合、イーサネットセッションのセッション管理応答メッセージは、制御プレーンネットワークエレメントによって決定されたカプセル化識別子を運び得る。制御プレーンネットワークエレメントが、イーサネットセッションのセッション管理応答メッセージを使用して、イーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子を端末デバイスに通知することが理解され得る。
イーサネットセッションのセッション管理応答メッセージを受信したとき、端末デバイスは、イーサネットセッションのために制御プレーンネットワークエレメントによって決定された第1のカプセル化識別子を知り得、その結果、イーサネットセッションのアップリンクデータパケットを送信するとき、端末デバイスは、第1のカプセル化識別子に基づいてアップリンクデータパケットをカプセル化する。たとえば、端末デバイスは、アップリンクデータパケットのデータパケットヘッダにフィールドを追加し、フィールドの内容は第1のカプセル化識別子であり、フィールドの位置は、送信元MACアドレスフィールドの位置と宛先MACアドレスフィールドの位置との後ろであり得る。
セッション管理応答メッセージは、端末デバイスによって送信されるセッション管理要求メッセージに応じて、セッション確立応答メッセージ、又はセッション変更応答メッセージであり得る。セッション管理要求メッセージがセッション確立要求メッセージである場合、セッション管理応答メッセージはセッション確立応答メッセージである。セッション管理要求メッセージがセッション変更要求メッセージである場合、セッション管理応答メッセージはセッション変更応答メッセージである。イーサネットセッションのセッション管理要求メッセージは、端末デバイスによって決定された第2のカプセル化識別子を含む。
方法2:制御プレーンネットワークエレメントが、カプセル化識別子をイーサネットセッションに割り当て、割り当てられたカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子として決定する。イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を決定した後、制御プレーンネットワークエレメントは、イーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子を端末デバイスに通知するために、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を端末デバイスに送信し得る。制御プレーンネットワークエレメントは、イーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子を直接決定し、その結果、割り当てられたカプセル化識別子が有効であることが確実にされることができ、さらには、端末デバイスの2つのイーサネットセッションが同じカプセル化識別子にバインドされるケースが回避されることができる。
端末デバイスは、セッション管理応答メッセージを使用して、制御プレーンネットワークエレメントによってイーサネットセッションに割り当てられたカプセル化識別子を通知され得る。この場合、セッション管理応答メッセージは、制御プレーンネットワークエレメントによって割り当てられたカプセル化識別子を運び得る。
方法3:制御プレーンネットワークエレメントは、アクセス管理ネットワークエレメントによって送信された第1のメッセージを受信し得、第1のメッセージは第3のカプセル化識別子を含み、第3のカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子として決定し得る。第3のカプセル化識別子は、イーサネットセッションのためにアクセス管理ネットワークエレメントによって決定されたカプセル化識別子であり、アクセス管理ネットワークエレメントによってイーサネットセッションに自律的に割り当てられたカプセル化識別子、又はアクセス管理ネットワークエレメントによってポリシー管理ネットワークエレメントから受信されたカプセル化識別子、又はアクセス管理ネットワークエレメントによって端末デバイスから受信されたカプセル化識別子であり得る。アクセス管理ネットワークエレメントは、イーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子を決定して、カプセル化識別子を制御プレーンネットワークエレメントに通知し、その結果、制御プレーンネットワークエレメントの処理負荷が、ある程度軽減されることができる。
第1のメッセージは、Nsmf_PDUSession_CreateSMContext Requestであり得る。第1のメッセージは、イーサネットセッションのセッション識別子をさらに含み得る。
第1のメッセージは、Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext Requestであり得る。第1のメッセージは、イーサネットセッションのセッション識別子をさらに含み得る。
方法4:制御プレーンネットワークエレメントが、ポリシー管理ネットワークエレメントによって送信された第2のメッセージを受信し得、第2のメッセージは第4のカプセル化識別子を含み、第4のカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子として決定し得る。第4のカプセル化識別子は、イーサネットセッションのためにポリシー管理ネットワークエレメントによって決定されたカプセル化識別子であり、ポリシー管理ネットワークエレメントによってイーサネットセッションに自律的に割り当てられたカプセル化識別子であり得る。ポリシー管理ネットワークエレメントは、イーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子を決定して、カプセル化識別子を制御プレーンネットワークエレメントに通知し、その結果、制御プレーンネットワークエレメントの処理負荷が、ある程度軽減されることができる。
第2のメッセージは、Npcf_SMPolicyControl_Create Responseであり得る。第2のメッセージは、イーサネットセッションのセッション識別子をさらに含み得る。
第2のメッセージは、Npcf_SMPolicyControl_Update Responseであり得る。第2のメッセージは、イーサネットセッションのセッション識別子をさらに含み得る。
方法3及び方法4では、制御プレーンネットワークエレメントは、セッション管理応答メッセージを使用して、制御プレーンネットワークエレメントによって決定されたカプセル化識別子を端末デバイスに通知し得る。この場合、セッション管理応答メッセージは、制御プレーンネットワークエレメントによって決定されたカプセル化識別子を運び得る。
方法5:制御プレーンネットワークエレメントが、端末デバイスによって送信された5Gローカルエリアネットワーク識別子に基づいて、イーサネットセッションの第1のカプセル化識別子を決定し得る。
たとえば、第1の端末デバイスの第1のイーサネットセッションと第2の端末デバイスの第2のイーサネットセッションが、同じ5G LANグループ(group)に属し、同じ5G LAN IDを有する。制御プレーンネットワークエレメントは、第1の端末デバイスによって確立された第1のイーサネットセッションに対応するカプセル化識別子が1であると決定し、第2の端末デバイスは、第2の端末デバイスによって確立された第2のイーサネットセッションに対応するカプセル化識別子が2であると決定し、カプセル化識別子2を制御プレーンネットワークエレメントに報告する。第1の端末デバイスの第1のイーサネットセッションと第2の端末デバイスの第2のイーサネットセッションは同じ5G LAN groupに属するが、セッションにバインドされたカプセル化識別子は異なる。この場合、制御プレーンネットワークエレメントは、カプセル化識別子1及び/又はカプセル化識別子2を変更し得、その結果、異なる端末デバイスによって確立された異なるイーサネットセッションが同じ5G LAN groupに属するときに、異なるイーサネットセッションが、同じカプセル化識別子にバインドされ得る。したがって、データパケットを転送するとき、ユーザプレーンネットワークエレメントは、同じカプセル化識別子を有するイーサネットセッション間でデータパケットを転送し得、それによって5G LAN通信を実施し得る。5G LAN IDは、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子を決定するのを支援するために、制御プレーンネットワークエレメントによって使用されることが理解され得る。
イーサネットセッションのために同じ5G LAN group内の端末デバイスによって報告されたカプセル化識別子が、制御プレーンネットワークエレメントによって最終的に決定されたカプセル化識別子と異なる場合、制御プレーンネットワークエレメントは、セッション管理応答メッセージを使用して端末デバイスに通知し得る。この場合、セッション管理応答メッセージは、端末デバイスのイーサネットセッションのために制御プレーンネットワークエレメントによって最終的に決定されたカプセル化識別子を伝送し、その結果、端末デバイスはカプセル化識別子に基づいてアップリンクデータパケットを処理する。
前述の5つの方法を使用して、端末デバイスはイーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子、すなわち、第1のカプセル化識別子を知り得る。端末デバイスは、第1のカプセル化識別子を使用してアップリンクデータパケットをカプセル化し、アップリンクデータパケットは、イーサネットセッションにバインドされた、アプリケーションプログラム又はリンクされたデバイスによってトリガされるデータパケットである。アップリンクデータパケットが、第1のカプセル化識別子を使用してカプセル化されるとき、端末デバイスのMACアドレスはさらにカプセル化され得る。端末デバイスは、イーサネットセッションを使用して、カプセル化されたデータパケットを送信する。より詳細には、端末デバイスは、アップリンクデータパケットをユーザプレーンネットワークエレメントに送信するために、アップリンクデータパケットを、アップリンクデータパケット内にカプセル化されたカプセル化識別子に対応するイーサネットセッションにマッピングし、ユーザプレーンネットワークエレメントは、アップリンクデータパケットを処理し、次いで、処理されたアップリンクデータパケットをデータネットワークに送信する。このようにして、端末デバイスは、アップリンクデータパケットを、アップリンクデータパケット内にカプセル化されたカプセル化識別子に対応するイーサネットセッションにマッピングし、その結果、異なるカプセル化識別子がカプセル化されたアップリンクデータパケットは異なるイーサネットセッションを使用して送信され得、その結果、複数のイーサネットセッションが区別され、正しいイーサネットセッションを使用してデータが伝送されることが確実にされることができる。
ステップS302:制御プレーンネットワークエレメントが、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子をユーザプレーンネットワークエレメントに送信する。それに対応して、ユーザプレーンネットワークエレメントは、制御プレーンネットワークエレメントからイーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を受信する。
イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を決定したとき、制御プレーンネットワークエレメントは、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子をユーザプレーンネットワークエレメントに送信する。
可能な一実施態様では、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を決定したとき、制御プレーンネットワークエレメントは、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子をポリシー管理ネットワークエレメントに送信し得、その結果、ポリシー管理ネットワークエレメントは、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子に基づいてURSPを更新する。より詳細には、ポリシー管理ネットワークエレメントは、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報に対応するカプセル化識別子をURSPに追加し得る(アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報はイーサネットセッションにバインドされており、イーサネットセッションはカプセル化識別子にバインドされており、その結果、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報に対応するカプセル化識別子が取得される)。
ステップS303:ユーザプレーンネットワークエレメントが、第1のカプセル化識別子に基づいて、イーサネットセッションに対応するデータパケットを処理する。
イーサネットセッションに対応するデータパケットを受信したとき、ユーザプレーンネットワークエレメントは、第1のカプセル化識別子に基づいてデータパケットを処理する。イーサネットセッションに対応するデータパケットは、イーサネットセッションを使用して伝送されるデータパケットである。
イーサネットセッションに対応するアップリンクデータパケット、より詳細には、コアネットワーク側のネットワークエレメントを使用して端末デバイスによってデータネットワークに送信されるデータパケットの場合、アップリンクデータパケットは、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を運ぶ。アップリンクデータパケットを受信したとき、ユーザプレーンネットワークエレメントは、アップリンクデータパケットで運ばれた第1のカプセル化識別子をアップリンクデータパケットから削除するか、又はアップリンクデータパケットで運ばれた第1のカプセル化識別子をデータネットワークローカルエリアネットワーク識別子で置き換える。
イーサネットセッションに対応するダウンリンクデータパケット、より詳細には、コアネットワークエレメントを使用してデータネットワークによって端末デバイスに送信されるデータパケットの場合、ダウンリンクデータパケットは、データネットワークローカルエリアネットワーク識別子を運ぶ。ダウンリンクデータパケットを受信したとき、ユーザプレーンネットワークエレメントは、ダウンリンクデータパケットで運ばれたデータネットワークローカルエリアネットワーク識別子をイーサネットセッションの第1のカプセル化識別子で置き換えるか、又はイーサネットセッションの第1のカプセル化識別子をダウンリンクデータパケットに追加する。
5G LANに属するイーサネットセッション上のデータパケットの場合、転送中に、同じカプセル化識別子を有するイーサネットセッション間でデータパケットが転送され得る。
図3に示される実施形態では、制御プレーンネットワークエレメントは、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を決定して、イーサネットセッションに対応する決定された第1のカプセル化識別子をユーザプレーンネットワークエレメントに送信する。このようにして、データパケットを受信したとき、ユーザプレーンネットワークエレメントがデータパケットを処理し得る。第1のカプセル化識別子はイーサネットセッションにバインドされており、その結果、バインドされた異なるカプセル化識別子を使用して異なるイーサネットセッションが区別され得、さらには、正しいイーサネットセッションを使用してデータが伝送されることが確実にされることができる。
図4は、本出願の実施形態2に係る通信方法の概略フローチャートである。実施形態2は、主に端末デバイスの観点から説明され、以下のステップを含み得るが、これらに限定されない。
ステップS401:端末デバイスが、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を決定する。
端末デバイスは、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を以下の方法で決定し得る。
方法1:イーサネットセッションが確立又は変更される必要があると決定したとき、端末デバイスは、アプリケーションプログラムに対応するカプセル化識別子をURSPから取得し得、アプリケーションプログラムは、イーサネットセッションの確立又は変更をトリガするアプリケーションプログラムであり、URSPは、1又は複数のアプリケーションプログラム識別子のそれぞれとカプセル化識別子との間の対応を含み得る。端末デバイスは、アプリケーションプログラムの識別子をURSPと照合し、アプリケーションプログラムの識別子がURSPに存在する場合、端末デバイスは、アプリケーションプログラム識別子に対応するカプセル化識別子を取得し、そのアプリケーションプログラム識別子に対応するカプセル化識別子を、アプリケーションプログラムに対応する第2のカプセル化識別子として使用する。端末デバイスは、セッション管理要求メッセージを使用して第2のカプセル化識別子を制御プレーンネットワークエレメントに送信し得る。制御プレーンネットワークエレメントは、第2のカプセル化識別子を、イーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子としてそのまま決定し得るか、又は、第2のカプセル化識別子が使用可能かどうかを決定し得、第2のカプセル化識別子が使用可能なときには、第2のカプセル化識別子を、イーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子として決定し得る。
イーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子を決定したとき、制御プレーンネットワークエレメントは、セッション管理応答メッセージを端末デバイスに送信し得る。セッション管理応答メッセージを受信したとき、端末デバイスは、報告された第2のカプセル化識別子が、イーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子であると決定し得る。
URSPは、アプリケーションプログラム識別子とカプセル化識別子との間の対応を含み、アプリケーションプログラムはイーサネットセッションにバインドされており、その結果、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子が取得され得ることが理解され得る。
方法2:端末デバイスが、カプセル化識別子をイーサネットセッションに割り当てる。カプセル化識別子は、端末デバイスの別のイーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子とは異なる。説明を容易にするために、カプセル化識別子は、第2のカプセル化識別子と称される。端末デバイスは、セッション管理要求メッセージを使用して第2のカプセル化識別子を制御プレーンネットワークエレメントに送信し得る。制御プレーンネットワークエレメントは、第2のカプセル化識別子を、イーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子としてそのまま決定し得るか、又は、第2のカプセル化識別子が使用可能かどうかを決定し得、第2のカプセル化識別子が使用可能なときには、第2のカプセル化識別子を、イーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子として決定し得る。
イーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子を決定したとき、制御プレーンネットワークエレメントは、セッション管理応答メッセージを端末デバイスに送信し得る。セッション管理応答メッセージを受信したとき、端末デバイスは、報告された第2のカプセル化識別子が、イーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子であると決定し得る。
方法3:端末デバイスによって制御プレーンネットワークエレメントに送信されるセッション管理要求メッセージは、第2のカプセル化識別子を運ばない。端末デバイスは、コアネットワーク側のネットワークエレメントから第3のカプセル化識別子を受信し、第3のカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子として決定する。言い換えると、端末デバイスは、コアネットワーク側のネットワークエレメントによって送信されたカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応する第2のカプセル化識別子としてそのまま決定する。
コアネットワーク側のネットワークエレメントは、制御プレーンネットワークエレメントであり得る。第3のカプセル化識別子は、制御プレーンネットワークエレメントによって自律的に割り当てられたカプセル化識別子、又は制御プレーンネットワークエレメントによってアクセス管理ネットワークエレメントから受信されたカプセル化識別子、又は制御プレーンネットワークエレメントによってポリシー管理ネットワークエレメントから受信されたカプセル化識別子であり得る。第3のカプセル化識別子は、制御プレーンネットワークエレメントによって端末デバイスに送信されるセッション管理応答メッセージで運ばれ得、その結果、端末デバイスは、イーサネットセッションにバインドされている第4のカプセル化識別子を知り得る。
コアネットワーク側のネットワークエレメントは、アクセス管理ネットワークエレメントであり得る。第3のカプセル化識別子は、アクセス管理ネットワークエレメントによって自律的に割り当てられたカプセル化識別子、又はアクセス管理ネットワークエレメントによってポリシー管理ネットワークエレメントから受信されたカプセル化識別子であり得る。
ステップS402:端末デバイスが、第1のカプセル化識別子に基づいてアップリンクデータパケットをカプセル化する。
端末デバイスは、第1のカプセル化識別子をアップリンクデータパケットのデータパケットヘッダに追加し、端末デバイスのMACアドレスをアップリンクデータパケットのデータパケットヘッダに追加する。
可能な一実施態様では、アップリンクデータパケットは、イーサネットセッションにバインドされたアプリケーションプログラムによってトリガされたデータパケットであり、イーサネットセッションにバインドされたアプリケーションプログラムは、イーサネットセッションの確立又は変更をトリガするアプリケーションプログラムである。あるいは、アップリンクデータパケットは、イーサネットセッションにバインドされたリンクされたデバイスによってトリガされたデータパケットであり得る。URSPは、リンクされたデバイスの情報とカプセル化識別子との間の対応をさらに含み得、その結果、端末デバイスは、リンクされたデバイスに対応するカプセル化識別子をURSPから取得し得る。
可能な一実施態様では、アップリンクデータパケットは、イーサネットセッションにバインドされたアプリケーションプログラムによってトリガされたデータパケット、又はイーサネットセッションにバインドされていて、端末デバイスにリンクされた、リンクされたデバイス上にある、アプリケーションプログラムによってトリガされたデータパケットであり得る。
ステップS403:端末デバイスが、第1のカプセル化識別子に基づいて、カプセル化されたデータパケットを、伝送のためにイーサネットセッションにマッピングする。
端末デバイスは、第1のカプセル化識別子とイーサネットセッションとの間の対応に基づいて、カプセル化されたデータパケットを、伝送のためにイーサネットセッションにマッピングする。
図5は、本出願の一実施形態に係る端末デバイスによる処理の一例図である。端末デバイスNは、端末デバイス1にリンクされたデバイス、言い換えると、端末デバイス1の、リンクされたデバイスを示し、APP1、APP2、及びAPP3は、端末デバイス1上の3つのアプリケーションプログラムである。端末デバイス1は、リンクされたデバイスをVLANの仮想ネットワークインタフェースカード0にバインドし、VLANのIDは0である、と仮定される。言い換えると、リンクされたデバイスはVLAN ID0にバインドされる。リンクされたデバイスはイーサネットセッション0に対応する。この場合、イーサネットセッション0にバインドされたカプセル化識別子はVLAN ID0である。端末デバイス1は、APP1をVLANの仮想ネットワークインタフェースカード1にバインドし、VLANのIDは1である。言い換えると、APP1はVLAN ID1にバインドされる。APP1は、イーサネットセッション1に対応する。この場合、イーサネットセッション1にバインドされたカプセル化識別子はVLAN ID1である。端末デバイス1は、APP2をVLANの仮想ネットワークインタフェースカード2にバインドし、VLANのIDは2である。言い換えると、APP2はVLAN ID2にバインドされる。APP2は、イーサネットセッション2に対応する。この場合、イーサネットセッション2にバインドされたカプセル化識別子はVLAN ID2である。端末デバイス1は、APP3をVLANの仮想ネットワークインタフェースカード3にバインドし、VLANのIDは3である。言い換えると、APP3はVLAN ID3にバインドされる。APP3は、イーサネットセッション2に対応する。この場合、イーサネットセッション2にバインドされたカプセル化識別子はVLAN ID3である。イーサネットセッション2は、2つのカプセル化識別子にバインドされる。
リンクされたデバイスによってトリガされたアップリンクデータパケットが存在する場合、端末デバイス1は、アップリンクデータパケットが仮想ネットワークインタフェースカード0を通過するときにVLAN ID0をアップリンクデータパケットにカプセル化し、端末デバイス1は、アップリンクデータパケットが物理ネットワークインタフェースカードを通過するときに、端末デバイス1のMACアドレスをアップリンクデータパケットにカプセル化し、次いで、端末デバイス1は、VLAN ID0とイーサネットセッション0との間の対応に基づいて、アップリンクデータパケットをイーサネットセッション0にマッピングし、イーサネットセッション0を使用してアップリンクデータパケットを伝送する。
APP1によってトリガされたアップリンクデータパケットが存在する場合、端末デバイス1は、アップリンクデータパケットが仮想ネットワークインタフェースカード1を通過するときにVLAN ID1をアップリンクデータパケットにカプセル化し、端末デバイス1は、アップリンクデータパケットが物理ネットワークインタフェースカードを通過するときに、端末デバイス1のMACアドレスをアップリンクデータパケットにカプセル化し、次いで、端末デバイス1は、VLAN ID1とイーサネットセッション1との間の対応に基づいて、アップリンクデータパケットをイーサネットセッション1にマッピングし、イーサネットセッション1を使用してアップリンクデータパケットを伝送する。
APP2によってトリガされたアップリンクデータパケットが存在する場合、端末デバイス1は、アップリンクデータパケットが仮想ネットワークインタフェースカード2を通過するときにVLAN ID2をアップリンクデータパケットにカプセル化し、端末デバイス1は、アップリンクデータパケットが物理ネットワークインタフェースカードを通過するときに、端末デバイス1のMACアドレスをアップリンクデータパケットにカプセル化し、次いで、端末デバイス1は、VLAN ID2とイーサネットセッション2との間の対応に基づいて、アップリンクデータパケットをイーサネットセッション2にマッピングし、イーサネットセッション2を使用してアップリンクデータパケットを伝送する。
APP3によってトリガされたアップリンクデータパケットが存在する場合、端末デバイス1は、アップリンクデータパケットが仮想ネットワークインタフェースカード2を通過するときにVLAN ID3をアップリンクデータパケットにカプセル化し、端末デバイス1は、アップリンクデータパケットが物理ネットワークインタフェースカードを通過するときに、端末デバイス1のMACアドレスをアップリンクデータパケットにカプセル化し、次いで、端末デバイス1は、VLAN ID3とイーサネットセッション2との間の対応に基づいて、アップリンクデータパケットをイーサネットセッション2にマッピングし、イーサネットセッション2を使用してアップリンクデータパケットを伝送する。
1つのイーサネットセッションが少なくとも1つのカプセル化識別子にバインドされ得、たとえば、少なくとも1つのVLAN IDにバインドされ得ることが理解され得る。この場合、第1のカプセル化識別子の量及び第2のカプセル化識別子の量は1つに限定されない。
可能な一実施態様では、イーサネットセッションの確立又は変更が完了し、アプリケーションプログラムがアップリンクデータパケットを送信する準備ができたとき、端末デバイスは、アプリケーションプログラム又はリンクされたデバイスに対応するカプセル化識別子をURSP又は予め設定されたコンフィギュレーション情報から取得、言い換えると、イーサネットセッションの確立又は変更をトリガする、アプリケーションプログラム又はリンクされたデバイスの、カプセル化識別子を決定し、URSP又は予め設定されたコンフィギュレーション情報は、1又は複数のアプリケーションプログラム識別子のそれぞれとカプセル化識別子との間の対応を含み得るか、又は1又は複数のリンクされたデバイスのそれぞれとカプセル化識別子との間の対応を含み得る。端末デバイスは、アプリケーションプログラム又はリンクされたデバイスに対応するカプセル化識別子に基づいてアップリンクデータパケットをカプセル化、より詳細には、アプリケーションプログラム又はリンクされたデバイスに対応するカプセル化識別子をアプリケーションプログラム又はリンクされたデバイスに対応するアップリンクデータパケットにカプセル化する。次いで、端末デバイスは、アプリケーションプログラム又はリンクされたデバイスに対応するイーサネットセッションを使用して、カプセル化されたアップリンクデータパケットを送信する。
アプリケーションプログラムがイーサネットセッションの確立をトリガし、アプリケーションプログラムがカプセル化識別子にバインドされ、アプリケーションプログラムによって伝送される必要のあるデータパケットがカプセル化識別子を使用してカプセル化され、カプセル化されたデータパケットがイーサネットセッションを使用して伝送される、ということが理解され得る。
図4に示される実施形態では、端末デバイスは、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を決定し、その結果、端末デバイスは、イーサネットセッションを使用して、第1のカプセル化識別子がカプセル化されているデータパケットを伝送することができ、その結果、異なるイーサネットセッションが区別され、さらには、正しいイーサネットセッションを使用してアップリンクデータが伝送されることが確実にされることができる。
図6は、本出願の実施形態3に係る通信方法の概略フローチャートである。実施形態3は、UE、AMF、SMF、UPF、及びPCFの間のインタラクションの観点から説明され、以下のステップを含み得るが、これらに限定されない。
ステップS601:UEが、イーサネットセッションに対応する第2のカプセル化識別子を決定する。
UEは、第2のカプセル化識別子をイーサネットセッションに自律的に割り当て得るか、又はイーサネットセッションに対応する第2のカプセル化識別子をURSPから取得し得る。あるいは、UEが第2のカプセル化識別子をURSPから取得できない場合、UEは、第2のカプセル化識別子をイーサネットセッションに割り当てる。
ステップS602:UEがセッション管理要求メッセージをAMFに送信し、セッション管理要求メッセージは第2のカプセル化識別子を含む。それに対応して、AMFは、UEからセッション管理要求メッセージを受信する。
セッション管理要求メッセージは、セッション確立要求メッセージ、又はセッション変更要求メッセージであり得る。セッション管理要求メッセージは、イーサネットセッションのセッション識別子を含み得る。
可能な一実施態様では、セッション管理要求メッセージは、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報をさらに含み得、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報は、イーサネットセッションを確立又は変更するためにUEをトリガするアプリケーションプログラムの識別子であるか、又はイーサネットセッションを確立又は変更するためにUEをトリガするリンクされたデバイスに関する情報である。UEは、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報に対応するイーサネットセッションを確立又は変更することを要求し、イーサネットセッションは、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報にバインドされる、ということが理解され得る。たとえば、UEは、APP1に対応するイーサネットセッションを確立することを要求し、セッション管理要求メッセージは、APP1のアプリケーションプログラム識別子を運ぶ。
あるいは、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報は、第2のカプセル化識別子と一緒に送信され得、より詳細には、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報、及び第2のカプセル化識別子が、セッション管理要求メッセージ内で一緒に運ばれるか、又は、第2のカプセル化識別子と独立して送信され得る。
可能な一実施態様では、セッション管理要求メッセージは、データネットワークローカルエリアネットワーク識別子をさらに含み得る。データネットワークローカルエリアネットワーク識別子は、データネットワークにおいて端末デバイスが属するローカルエリアネットワークの識別子を識別するために使用される。データネットワークローカルエリアネットワーク識別子はイーサネットセッションにバインドされ、その結果、UPFは、イーサネットセッションに対応するデータネットワークローカルエリアネットワーク識別子に基づいて、イーサネットセッションのアップリンクデータパケットを、対応するデータネットワークに送信し得る。
あるいは、データネットワークローカルエリアネットワーク識別子は、第2のカプセル化識別子と一緒に送信され得、言い換えると、データネットワークローカルエリアネットワーク識別子及び第2のカプセル化識別子が、セッション管理要求メッセージ内で一緒に運ばれるか、又は、第2のカプセル化識別子と独立して送信され得る。
可能な一実施態様では、セッション管理要求メッセージは、5Gローカルエリアネットワーク識別子をさらに含み得る。5Gローカルエリアネットワーク識別子は、ローカルコンフィギュレーション情報に基づいてUEによって決定され得るか、又はURSPから取得され得、UEのイーサネットセッションが属する5G LANを示すため、及び、イーサネットセッションが、5G LAN用に確立されていて、5G LAN groupに属していることを示すために使用される。
あるいは、5Gローカルエリアネットワーク識別子は、第2のカプセル化識別子と一緒に送信され得、言い換えると、5Gローカルエリアネットワーク識別子及び第2のカプセル化識別子が、セッション管理要求メッセージ内で一緒に運ばれるか、又は、第2のカプセル化識別子と独立して送信され得る。
可能な一実施態様では、セッション管理要求メッセージはイーサネットセッションのセッション識別子をさらに含み、その結果、AMFは第1のカプセル化識別子がバインドされているイーサネットセッションを知る。
ステップS603:AMFがセッション管理要求メッセージをSMFに送信し、セッション管理要求メッセージは第2のカプセル化識別子を含む。それに対応して、SMFはAMFからセッション管理要求メッセージを受信する。
実際は、ステップS602及びステップS603において、UEが、AMFを使用して、セッション管理要求メッセージをSMFに送信する。
ステップS604:SMFが、イーサネットセッションの第1のカプセル化識別子を決定する。
可能な一実施態様では、SMFは、UEによって送信された第2のカプセル化識別子を、イーサネットセッションの第1のカプセル化識別子としてそのまま決定する。
可能な一実施態様では、SMFがUEから第2のカプセル化識別子を受信したとき、SMFは、第2のカプセル化識別子が使用可能であるかどうかを決定する。第2のカプセル化識別子が使用可能である場合、SMFは第2のカプセル化識別子をイーサネットセッションの第1のカプセル化識別子として決定する。第2のカプセル化識別子が使用可能ではない場合、SMFはUEにメッセージを送信して、そのメッセージは、第2のカプセル化識別子を再決定して報告するようにUEに指示し得るか、又は、SMFがイーサネットセッションの確立又は変更をリジェクトして、そのリジェクトの原因を示し、UEが、リジェクトの原因に基づいて第2のカプセル化識別子を再決定して、イーサネットセッションを確立又は変更することを要求するためにセッション管理要求メッセージをSMFに再送信し得るか、又は、SMFが、イーサネットセッションのためにカプセル化識別子を自律的に決定して、そのカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子として使用する。
ステップS605:SMFが、ポリシー制御メッセージをPCFに送信し、ポリシー制御メッセージは、第1のカプセル化識別子を含む。それに対応して、PCFはSMFからポリシー制御メッセージを受信する。
ポリシー制御メッセージは、Npcf_SMPolicyControl_Create Requestメッセージ、又はNpcf_SMPolicyControl_Update Requestメッセージであり得る。
可能な一実施態様では、ポリシー制御メッセージは、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報をさらに含み得、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報は、イーサネットセッションを確立又は変更するためにUEをトリガするアプリケーションプログラムの識別子であるか、又はイーサネットセッションを確立又は変更するためにUEをトリガするリンクされたデバイスに関する情報である。
可能な一実施態様では、ポリシー制御メッセージは、データネットワークローカルエリアネットワーク識別子をさらに含み得る。
可能な一実施態様では、ポリシー制御メッセージは、5Gローカルエリアネットワーク識別子をさらに含み得る。
可能な一実施態様では、ポリシー制御メッセージはイーサネットセッションのセッション識別子をさらに含み、その結果、PCFは第1のカプセル化識別子がバインドされているイーサネットセッションを知る。
ステップS605の後に、通信方法は、ステップS605aからステップS605cまでをさらに含み得る。
ステップS605a:PCFが、UE上のURSPを更新すべきかどうかを決定する。
ポリシー制御メッセージを受信したとき、PCFはUE上のURSPを更新すべきかどうかを決定する。
UE上のURSPが第1のカプセル化識別子を含んでいない場合、PCFは、URSPを更新するために第1のカプセル化識別子をURSPに追加し、より詳細には、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報と第1のカプセル化識別子との間の対応をURSPに追加する。たとえば、アプリケーションプログラム識別子と第1のカプセル化識別子との間の対応が表1に追加され、すなわち、表1に1行追加され、対応する5G LAN IDが表1にさらに追加され得る。アプリケーションプログラム識別子に対応していて、UE上のURSPに含まれている、カプセル化識別子が、ステップS605におけるものと異なる場合、PCFは、ステップS605に含まれる第1のカプセル化識別子を使用してUE上のURSPを更新、たとえば、表1のアプリケーションプログラム識別子に対応するカプセル化識別子を更新する。
ステップS605b:決定結果が「はい」の場合、PCFが、ポリシー制御更新通知をAMFに送信し、ポリシー制御更新通知は、更新されたURSPを含む。それに対応して、AMFはPCFからポリシー制御更新通知を受信する。
決定結果が「はい」の場合、PCFは、オペレータによってコンフィギュレーションされたローカルポリシーに基づいて、ポリシー制御更新通知をAMFに送信すべきかどうかを選択し得る。オペレータによってコンフィギュレーションされたローカルポリシーが、URSPをリアルタイムで更新することをPCFに推奨している場合、PCFはポリシー制御更新通知をAMFに送信する。オペレータによってコンフィギュレーションされたローカルポリシーが、URSPを更新することをPCFに禁止している場合、PCFはポリシー制御更新通知をAMFに送信しない。
ポリシー制御更新通知は、pcf_AMPolicyControl_UpdateNotificationであり得る。
ポリシー制御更新通知は、イーサネットセッションのセッション識別子をさらに含み得る。
ステップS605c:AMFが、更新メッセージをUEに送信し、更新メッセージは、更新されたURSPを報告する。それに対応して、UEは、AMFから更新メッセージを受信する。
更新メッセージは、非アクセス層(non-access stratum、NAS)トランスポート(Transport)メッセージであり得る。更新メッセージは、イーサネットセッションのセッション識別子をさらに含む。
更新メッセージを受信したとき、UEはURSPを更新する。
ステップS606:SMFが、N4メッセージをUPFに送信し、N4メッセージは、第1のカプセル化識別子を含む。それに対応して、UPFはSMFからN4メッセージを受信する。
N4メッセージは、データネットワークローカルエリアネットワーク識別子をさらに含み得、その結果、UPFは、イーサネットセッションに対応するデータネットワークローカルエリアネットワーク識別子に基づいてイーサネットセッションのアップリンクデータパケットを処理し得、データネットワークローカルエリアネットワークに対応するイーサネットセッションのアップリンクデータパケットを送信し得る。
ステップS607:SMFが、セッション管理応答メッセージをAMFに送信する。それに対応して、AMFはSMFからセッション管理応答メッセージを受信する。
ステップS608:AMFが、セッション管理応答メッセージをUEに送信する。それに対応して、UEは、AMFからセッション管理応答メッセージを受信する。
実際は、ステップS607及びステップS608において、SMFは、AMFを使用して、セッション管理応答メッセージをUEに送信する。セッション管理応答メッセージは、セッション管理要求メッセージに応答するために使用され得るか、又はイーサネットセッションにバインドされたカプセル化識別子、すなわち、第1のカプセル化識別子をUEに通知するために使用され得る。
ステップS606及びステップS607を実行する順序は本出願のこの実施形態で限定されないことが留意されるべきである。ステップS606及びステップS607は同時に実行され得るか、又はステップS606がステップS607の前に実行され得るか、又はステップS607がステップS606の前に実行され得る。
ステップS609:UEが、第1のカプセル化識別子に基づいてアップリンクデータパケットをカプセル化する。
アップリンクデータパケットは、イーサネットセッションの確立又は変更をトリガするアプリケーションプログラム又はリンクされたデバイスに対応するデータパケットである。
ステップS610:UEが、カプセル化されたアップリンクデータパケットを、イーサネットセッションを使用して送信する。
ステップS609及びステップS610の詳細な実施プロセスについては、図4に示される実施形態におけるステップS402及びステップS403の詳細な説明を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
ステップS611:イーサネットセッションに対応するデータパケットを受信したとき、UPFがデータパケットを処理する。
UPFは、N4メッセージを使用して、イーサネットセッションにバインドされている第1のカプセル化識別子及びデータネットワークローカルエリアネットワーク識別子を知り得る。このようにして、イーサネットセッションに対応するデータパケットを受信したとき、UPFは、データパケットに対してパケットヘッダカプセル化処理を実行し得る。
アップリンクデータパケットの場合、UPFは、アップリンクデータパケットから、アップリンクデータパケットで運ばれるイーサネットセッションの第1のカプセル化識別子を削除するか、又はアップリンクデータパケットで運ばれるイーサネットセッションの第1のカプセル化識別子を、データネットワークローカルエリアネットワーク識別子で置き換える。
ダウンリンクデータパケットの場合、UPFは、ダウンリンクデータパケットで運ばれたデータネットワークローカルエリアネットワーク識別子をイーサネットセッションの第1のカプセル化識別子で置き換えるか、又はイーサネットセッションの第1のカプセル化識別子をダウンリンクデータパケットに追加する。たとえダウンリンクデータパケットがデータネットワークローカルエリアネットワーク識別子を運んだとしても、データネットワークローカルエリアネットワーク識別子はデータネットワークでのみ有効であるため、本出願のこの実施形態は影響されない。
UPFが5G LANセッションでデータパケットを受信した場合、転送の間、UPFは、同じカプセル化識別子を有するイーサネットセッション間でデータパケットを転送し得る。
イーサネットセッションの確立又は変更が完了して、イーサネットセッションに対応するダウンリンクデータパケットをUPFが最初に受信した場合、ステップS611が、ステップS609及びステップS610の前に実行され得る。
図6に示される実施形態では、SMFは、イーサネットセッションにバインドされた第1のカプセル化識別子を決定し、その結果、バインドされた異なるカプセル化識別子を使用して異なるイーサネットセッションが区別され得、さらには、正しいイーサネットセッションを使用してデータが伝送されることが確実にされることができる。
図7は、本出願の実施形態4に係る通信方法の概略フローチャートである。実施形態4は、UE、AMF、SMF、UPF、及びPCFの間のインタラクションの観点から説明され、以下のステップを含み得るが、これらに限定されない。
ステップS701:UEが、イーサネットセッションに対応する第2のカプセル化識別子を決定する。
ステップS701の詳細な実施プロセスについては、図6に示される実施形態におけるステップS601の詳細な説明を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
ステップS702:UEは、第1のメッセージをAMFに送信し、第1のメッセージは、第2のカプセル化識別子を含む。それに対応して、AMFはUEから第1のメッセージを受信する。
第1のメッセージはNASメッセージであり得る。
可能な一実施態様では、第1のメッセージは、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報をさらに含み得、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報は、イーサネットセッションを確立又は変更するためにUEをトリガするアプリケーションプログラムの識別子であるか、又はイーサネットセッションを確立又は変更するためにUEをトリガするリンクされたデバイスに関する情報である。UEは、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報に対応するイーサネットセッションを確立又は変更することを要求し、イーサネットセッションは、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報にバインドされる、ということが理解され得る。たとえば、UEは、APP1に対応するイーサネットセッションを確立することを要求し、セッション管理要求メッセージは、APP1のアプリケーション識別子を運ぶ。
あるいは、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報は、第2のカプセル化識別子と一緒に送信され得、より詳細には、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報、及び第2のカプセル化識別子が、第1のメッセージ内で一緒に運ばれるか、又は、第2のカプセル化識別子と独立して送信され得る。
可能な一実施態様では、第1のメッセージは、5Gローカルエリアネットワーク識別子をさらに含み得る。5Gローカルエリアネットワーク識別子は、ローカルコンフィギュレーション情報に基づいてUEによって決定され得るか、又はURSPから取得され得、UEのイーサネットセッションが属する5G LANを示すため、及び、イーサネットセッションが、5G LAN用に確立されていて、5G LAN groupに属していることを示すために使用される。
あるいは、5Gローカルエリアネットワーク識別子は、第2のカプセル化識別子と一緒に送信され得、より詳細には、5Gローカルエリアネットワーク識別子及び第2のカプセル化識別子が、第1のメッセージ内で一緒に運ばれるか、又は、第2のカプセル化識別子と独立して送信され得る。
可能な一実施態様では、第1のメッセージはイーサネットセッションのセッション識別子をさらに含み、その結果、AMFは第1のカプセル化識別子がバインドされているイーサネットセッションを知る。
可能な一実施態様では、第1のメッセージは、セッション管理要求メッセージをさらに含み、セッション管理要求メッセージは、データネットワークローカルエリアネットワーク識別子を含む。
ステップ703:AMFが、イーサネットセッションの第1のカプセル化識別子を決定する。
可能な一実施態様ではAMFは、UEによって送信された第2のカプセル化識別子を、イーサネットセッションの第1のカプセル化識別子としてそのまま決定する。
可能な一実施態様では、AMFがUEから第2のカプセル化識別子を受信したとき、AMFは、第2のカプセル化識別子が使用可能であるかどうかを決定する。第2のカプセル化識別子が使用可能である場合、AMFは第2のカプセル化識別子をイーサネットセッションの第1のカプセル化識別子として決定する。第2のカプセル化識別子が使用可能ではない場合、AMFはUEにメッセージを送信して、そのメッセージは、第2のカプセル化識別子を再決定して報告するようにUEに指示し得るか、又は、AMFがイーサネットセッションの確立又は変更をリジェクトして、そのリジェクトの原因を示し、UEが、リジェクトの原因に基づいて第2のカプセル化識別子を再決定して、イーサネットセッションを確立又は変更することを要求するためにセッション管理要求メッセージをAMFに再送信し得るか、又は、AMFが、イーサネットセッションのためにカプセル化識別子を自律的に決定して、そのカプセル化識別子を、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子として使用する。
ステップS704:AMFが、ポリシー制御メッセージをPCFに送信し、ポリシー制御メッセージは、第1のカプセル化識別子を含む。それに対応して、PCFはAMFからポリシー制御メッセージを受信する。
ポリシー制御メッセージは、Npcf_AMPolicyControl_Createメッセージであり得る。
可能な一実施態様では、ポリシー制御メッセージは、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報をさらに含み得、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報は、イーサネットセッションを確立又は変更するためにUEをトリガするアプリケーションプログラムの識別子であるか、又はイーサネットセッションを確立又は変更するためにUEをトリガするリンクされたデバイスに関する情報である。
可能な一実施態様では、ポリシー制御メッセージは、データネットワークローカルエリアネットワーク識別子をさらに含み得る。
可能な一実施態様では、ポリシー制御メッセージは、5Gローカルエリアネットワーク識別子をさらに含み得る。
可能な一実施態様では、ポリシー制御メッセージはイーサネットセッションのセッション識別子をさらに含み、その結果、PCFは第1のカプセル化識別子がバインドされているイーサネットセッションを知る。
ステップS704の後に、通信方法は、ステップS704aからステップS704cまでをさらに含み得る。ステップS704aからステップS704cまでの詳細な実施プロセスについては、図6に示される実施形態におけるステップS605aからステップS605cまでの詳細な説明を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
ステップS704a:PCFが、UE上のURSPを更新すべきかどうかを決定する。
ステップS704b:決定結果が「はい」の場合、PCFが、ポリシー制御更新通知をAMFに送信し、ポリシー制御更新通知は、更新されたURSPを含む。それに対応して、AMFはPCFからポリシー制御更新通知を受信する。
ステップS704c:AMFが、更新メッセージをUEに送信し、更新メッセージは、更新されたURSPを報告する。それに対応して、UEは、AMFから更新メッセージを受信する。
ステップS705:AMFは、第2のメッセージをSMFに送信し、第2のメッセージは、イーサネットセッションの第1のカプセル化識別子を含む。それに対応して、SMFはAMFから第2のメッセージを受信する。
第2のメッセージは、Nsmf_PDUSession_CreateSMContextメッセージ、又はNsmf_PDUSession_UpdateSMContextメッセージであり得る。
可能な一実施態様では、第2のメッセージは、セッション管理要求メッセージをさらに含み、セッション管理要求メッセージは、データネットワークローカルエリアネットワーク識別子を含む。
可能な一実施態様では、第2のメッセージは、イーサネットセッションのセッション識別子をさらに含み得る。
ステップS706:SMFが、N4メッセージをUPFに送信し、N4メッセージは、第1のカプセル化識別子を含む。それに対応して、UPFはSMFからN4メッセージを受信する。
ステップS707:SMFが、セッション管理応答メッセージをAMFに送信する。それに対応して、AMFはSMFからセッション管理応答メッセージを受信する。
ステップS708:AMFが、セッション管理応答メッセージをUEに送信する。それに対応して、UEは、AMFからセッション管理応答メッセージを受信する。
ステップS709:UEが、第1のカプセル化識別子に基づいてアップリンクデータパケットをカプセル化する。
ステップS710:UEが、カプセル化されたアップリンクデータパケットを、イーサネットセッションを使用して送信する。
ステップS711:イーサネットセッションに対応するデータパケットを受信したとき、UPFがデータパケットを処理する。
ステップS706からステップS711までの詳細な実施プロセスについては、図6に示される実施形態におけるステップS606からステップS611までの詳細な説明を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
図7に示される実施形態では、AMFは、イーサネットセッションにバインドされた第1のカプセル化識別子を決定し、その結果、バインドされた異なるカプセル化識別子を使用して異なるイーサネットセッションが区別され得、さらには、正しいイーサネットセッションを使用してデータが伝送されることが確実にされることができる。
図8は、本出願の実施形態5に係る通信方法の概略フローチャートである。実施形態5は、UE、AMF、SMF、UPF、及びPCFの間のインタラクションの観点から説明されている。図6に示される実施形態のものと同じ、実施形態5の部分については、図6における対応する部分の詳細な説明を参照されたい。図8に示される実施形態は、以下のステップを含み得るが、これらに限定されない。
ステップS801:UEが、セッション管理要求メッセージをAMFに送信する。それに対応して、AMFはUEからセッション管理要求メッセージを受信する。
ステップS802:AMFが、セッション管理要求メッセージをSMFに送信する。それに対応して、SMFはAMFからセッション管理要求メッセージを受信する。
セッション管理要求メッセージは、イーサネットセッションのセッション識別子を含み得るか、又はアプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報を含み得るか、又はデータネットワークローカルエリアネットワーク識別子を含み得るか、又は5Gローカルエリアネットワーク識別子を含み得る。
ステップS803:SMFが、ポリシー制御要求メッセージをPCFに送信する。これに対応して、PCFはSMFからポリシー制御要求メッセージを受信する。
ステップS803におけるポリシー制御要求メッセージは、Npcf_SMPolicyControl__Create Requestメッセージ、又はNpcf_SMPolicyControl_Update Requestメッセージであり得る。ポリシー制御要求情報は、イーサネットセッションのセッション識別子を含み得るか、又はアプリケーション識別子又はリンクされたデバイスの情報を含み得るか、又はデータネットワークローカルエリアネットワーク識別子を含み得るか、又は5Gローカルエリアネットワーク識別子を含み得る。
ステップS804:PCFが、第1のカプセル化識別子をイーサネットセッションに割り当てる。
ステップS805:PCFが、ポリシー制御応答メッセージをSMFに送信し、ポリシー制御応答メッセージは第1のカプセル化識別子を含む。それに対応して、SMFはPCFからポリシー制御応答メッセージを受信する。
ステップS805におけるポリシー制御応答メッセージは、Npcf_SMPolicyControl__Create Responseメッセージ、又はNpcf_SMPolicyControl_Update Responseメッセージであり得る。ポリシー制御応答メッセージは、イーサネットセッションのセッション識別子をさらに含み得る。
ステップS805の後に、通信方法は、ステップS805aからステップS805cまでをさらに含み得る。
ステップS805a:PCFが、UE上のURSPを更新すべきかどうかを決定する。
ステップS805b:決定結果が「はい」の場合、PCFが、ポリシー制御更新通知をAMFに送信し、ポリシー制御更新通知は、更新されたURSPを含む。それに対応して、AMFはPCFからポリシー制御更新通知を受信する。
ステップS805c:AMFが、更新メッセージをUEに送信し、更新メッセージは、更新されたURSPを報告する。それに対応して、UEは、AMFから更新メッセージを受信する。
ステップS806:SMFが、N4メッセージをUPFに送信し、N4メッセージは、第1のカプセル化識別子を含む。それに対応して、UPFはSMFからN4メッセージを受信する。
ステップS807:SMFが、セッション管理応答メッセージをAMFに送信する。それに対応して、AMFはSMFからセッション管理応答メッセージを受信する。
ステップS808:AMFが、セッション管理応答メッセージをUEに送信する。それに対応して、UEは、AMFからセッション管理応答メッセージを受信する。
ステップS809:UEが、第1のカプセル化識別子に基づいてアップリンクデータパケットをカプセル化する。
ステップS810:UEが、カプセル化されたアップリンクデータパケットを、イーサネットセッションを使用して送信する。
ステップS811:イーサネットセッションに対応するデータパケットを受信したとき、UPFがデータパケットを処理する。
図8に示される実施形態では、PCFは、イーサネットセッションにバインドされた第1のカプセル化識別子を割り当て、その結果、バインドされた異なるカプセル化識別子を使用して異なるイーサネットセッションが区別され得、さらには、正しいイーサネットセッションを使用してデータが伝送されることが確実にされることができる。
図9は、本出願の実施形態6に係る通信方法の概略フローチャートである。実施形態6は、UE、AMF、SMF、UPF、及びPCFの間のインタラクションの観点から説明されている。図7に示される実施形態のものと同じ、実施形態6の部分については、図7における対応する部分の詳細な説明を参照されたい。図9に示される実施形態は、以下のステップを含み得るが、これらに限定されない。
ステップS901:UEが、第1のメッセージをAMFに送信する。それに対応して、AMFはUEから第1のメッセージを受信する。
第1のメッセージはNASメッセージであり得る。第1のメッセージは、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報を含み得るか、又は5Gローカルエリアネットワーク識別子を含み得るか、又はセッション管理要求メッセージを含み得る。セッション管理要求メッセージは、データネットワークローカルエリアネットワーク識別子を含み、セッション管理要求メッセージは、イーサネットセッションを確立又は変更することを要求するために使用される。第1のメッセージは、イーサネットセッションのセッション識別子をさらに含み得る。
ステップS902:AMFが、第1のカプセル化識別子をイーサネットセッションに割り当てる。
ステップS903:AMFが、ポリシー制御メッセージをPCFに送信する。それに対応して、PCFはAMFからポリシー制御メッセージを受信する。
ポリシー制御情報は、Npcf_AMPolicyControl_Createメッセージ又はNpcf_AMPolicyControl_Updateメッセージであり得る。
ポリシー制御情報は、第1のカプセル化識別子を含み得るか、又はイーサネットセッションのセッション識別子を含み得るか、又はアプリケーション識別子又はリンクされた情報を含み得るか、又はデータネットワークローカルエリアネットワーク識別子を含み得るか、又は5Gローカルエリアネットワーク識別子を含み得る。
AMFがカプセル化識別子をイーサネットセッションに割り当てない場合、ポリシー制御情報は第1のカプセル化識別子を含まず、図8に示される実施形態におけるステップS804が実行され得る。PCFがカプセル化識別子をイーサネットセッションに割り当て、PCFは、PCFによって割り当てられたカプセル化識別子をAMFに通知する。
AMFがカプセル化識別子をイーサネットセッションに割り当てる場合、ポリシー制御情報は第1のカプセル化識別子を含み、ステップS904が実行され得る。
PCFは、UE上のURSPを更新すべきかどうかを決定し得る。決定結果が「はい」の場合、PCFが、ポリシー制御更新通知をAMFに送信し、ポリシー制御更新通知は、更新されたURSPを含む。それに対応して、AMFはPCFからポリシー制御更新通知を受信する。AMFは更新メッセージをUEに送信し、更新メッセージは更新されたURSPを報告する。それに対応して、UEは、AMFから更新メッセージを受信する。
ステップS904:AMFは、第2のメッセージをSMFに送信し、第2のメッセージは、イーサネットセッションの第1のカプセル化識別子を含む。それに対応して、SMFはAMFから第2のメッセージを受信する。
第2のメッセージは、Nsmf_PDUSession_CreateSMContext又はNsmf_PDUSession_UpdateSMContextであり得る。
可能な一実施態様では、第2のメッセージは、セッション管理要求メッセージをさらに含み、セッション管理要求メッセージは、データネットワークローカルエリアネットワーク識別子を含む。
可能な一実施態様では、第2のメッセージは、イーサネットセッションのセッション識別子をさらに含み得る。
ステップS905:SMFが、N4メッセージをUPFに送信し、N4メッセージは、第1のカプセル化識別子を含む。それに対応して、UPFはSMFからN4メッセージを受信する。
ステップS906:SMFが、セッション管理応答メッセージをAMFに送信する。それに対応して、AMFはSMFからセッション管理応答メッセージを受信する。
ステップS907:AMFが、セッション管理応答メッセージをUEに送信する。それに対応して、UEは、AMFからセッション管理応答メッセージを受信する。
ステップS908:UEが、第1のカプセル化識別子に基づいてアップリンクデータパケットをカプセル化する。
ステップS909:UEが、カプセル化されたアップリンクデータパケットを、イーサネットセッションを使用して送信する。
ステップS910:イーサネットセッションに対応するデータパケットを受信したとき、UPFがデータパケットを処理する。
図9に示される実施形態では、AMFが、イーサネットセッションにバインドされた第1のカプセル化識別子を割り当て、その結果、バインドされた異なるカプセル化識別子を使用して異なるイーサネットセッションが区別され得、さらには、正しいイーサネットセッションを使用してデータが伝送されることが確実にされることができる。
図10は、本出願の実施形態7に係る通信方法の概略フローチャートである。実施形態7は、UE、AMF、SMF、UPF、及びPCFの間のインタラクションの観点から説明され、以下のステップを含み得るが、これらに限定されない。
ステップS1000:PCFが、UEのサービスパラメータ情報をコンフィギュレーションする。
サービスパラメータ情報は、UEの識別子、アプリケーションプログラム識別子、又は5Gローカルエリアネットワーク識別子などの情報を含み得る。
ステップS1001:UEが登録要求メッセージをAMFに送信する。これに対応して、AMFはUEから登録要求メッセージを受信する。
登録要求メッセージは、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報を含む。
可能な一実施態様では、アプリケーション識別子は、UEにインストールされた各アプリケーションプログラムのアプリケーション識別子であり得、リンクされたデバイスの情報は、UE上でリンクを確立する各デバイスに関する情報であり得る。
ステップS1002:AMFが、ポリシー制御メッセージをPCFに送信する。それに対応して、PCFはAMFからポリシー制御メッセージを受信する。
ステップS1002におけるポリシー制御メッセージは、Npcf_AMPolicyControl_Createメッセージ又はNpcf_AMPolicyControl_Updateメッセージであり得る。ポリシー制御メッセージは、登録要求メッセージで運ばれる情報を含む。
ステップS1003:PCFがURSPを生成する。
PCFは、ステップS1000においてコンフィギュレーションされた情報に基づいてURSPを生成し得るか、又はステップS1002において運ばれた情報に基づいてURSPを生成し得る。
URSPは、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報を含み得、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報に対応するカプセル化識別子は、より詳細には、アプリケーションプログラム識別子又はリンクされたデバイスの情報とカプセル化識別子との間の対応を含む。URSPは5Gローカルエリアネットワーク識別子をさらに含み得る。
ステップS1004:PCFがポリシー制御メッセージをAMFに送信する。それに対応して、AMFはPCFによって送信されたポリシー制御メッセージを受信する。
ステップS1004におけるポリシー制御メッセージは、Npcf_AMPolicyControl_Create Response、又はNpcf_AMPolicyControl_Update Response、又はNpcf_AMPolicyControl_UpdateNotificationであり得る。ポリシー制御メッセージはURSPを含む。
ステップS1005:AMFがURSPをUEに送信する。それに対応して、UEはAMFからURSPを受信する。
AMFは、NASトランスポートメッセージを使用してURSPをUEに送信し得る。
UEがURSPを受信したとき、イーサネットセッションを確立又は変更するときに、UEは、URSPに基づいて、イーサネットセッションの確立又は変更をトリガするアプリケーションプログラムに対応するカプセル化識別子を決定し得る。アプリケーションプログラムとイーサネットセッションとの間には対応があるため、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子、言い換えると、アプリケーションプログラムに対応するカプセル化識別子が決定され得る。UEは、URSPから5Gローカルエリアネットワーク識別子をさらに取得し得る。
図10に示される実施形態では、UEがイーサネットセッションを確立又は変更する前に、PCFが、UE上のURSPを動的にコンフィギュレーションし、イーサネットセッションを確立又は変更するとき、UEは、URSPに基づいて、イーサネットセッションに対応するカプセル化識別子又は5Gローカルエリアネットワーク識別子を決定し得る、ということが理解され得る。
本出願の実施形態に係る方法が上に詳細に説明されており、本出願の実施形態に係る装置は以下に説明される。
図11は、本出願の一実施形態に係る通信装置の論理構造の概略図である。通信装置110は、処理ユニット1101とトランシーバユニット1102とを含み得る。
通信装置110は、図1に示される制御プレーンネットワークエレメント101、又は図1に示される端末デバイス100であり得る。
可能な一実施態様では、通信装置110が図1に示される制御プレーンネットワークエレメント101である場合、処理ユニット1101は、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を決定するように構成される。トランシーバユニット1102は、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子をユーザプレーンネットワークエレメントに送信し、第1のカプセル化識別子は、イーサネットセッションに対応するデータパケットを第1のカプセル化識別子に基づいて処理するようにユーザプレーンネットワークエレメントに指示するために使用される、ように構成される。あるいは、通信装置110は、図6から図9に示される実施形態におけるSMFであり得る。処理ユニット1101は、図6に示される実施形態におけるステップS604を実行するように構成される。トランシーバユニット1102は、図6に示される実施形態におけるステップS603、ステップS605、ステップS606、及びステップS607を実行し、図7に示される実施形態におけるステップS705、ステップS706、及びステップS707を実行し、図8に示される実施形態におけるステップS802、ステップS803、ステップS805、ステップS806、及びステップS807を実行し、並びに、図9に示される実施形態におけるステップS904、ステップS905、及びステップS906を実行する、ように構成される。
通信装置110は、前述の方法に実施形態におけるSMFの機能を実施し得る。通信装置110内のユニットの詳細な実行プロセスについては、前述の方法の実施形態におけるSMFの実行ステップを参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
可能な一実施態様では、通信装置110が図1に示される端末デバイス100である場合、処理ユニット1101は、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を決定して、第1のカプセル化識別子に基づいてアップリンクデータパケットをカプセル化し、アップリンクデータパケットは、イーサネットセッションにバインドされたアプリケーションプログラムによってトリガされるデータパケットである、ように構成される。トランシーバユニット1102は、第1のカプセル化識別子に基づいて、カプセル化されたデータパケットを、伝送のためにイーサネットセッションにマッピングするように構成される。あるいは、通信装置110は、図6から図10に示される実施形態におけるUEであり得る。処理ユニット1101は、図6に示される実施形態におけるステップS601及びステップS609を実行し、図7に示される実施形態におけるステップS701及びステップS709を実行し、図8に示される実施形態におけるステップS809を実行し、並びに、図9に示される実施形態におけるステップS908を実行する、ように構成される。トランシーバユニット1102は、図6に示される実施形態におけるステップS601、ステップS602、ステップS605c、ステップS608、及びステップS610を実行し、図7に示される実施形態におけるステップS702、ステップS704c、ステップS708、及びステップS710を実行し、図8に示される実施形態におけるステップS801、ステップS805c、ステップS808、及びステップS810を実行し、図9に示される実施形態におけるステップS901、ステップS907、及びステップS909を実行し、図10に示される実施形態におけるステップS1001及びステップS1005を実行する、ように構成される。
通信装置110は、前述の方法の実施形態におけるUEの機能を実施し得る。通信装置110内のユニットの詳細な実行プロセスについては、前述の方法の実施形態におけるUEの実行ステップを参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
図12は、本出願の一実施形態に係る通信装置の物理的構造の簡略化された概略図である。通信装置120は、図1に示される制御プレーンネットワークエレメント101、又は図1に示される端末デバイス100であり得る。通信装置120は、トランシーバ1201と、プロセッサ1202と、メモリ1203とを含む。トランシーバ1201と、プロセッサ1202と、メモリ1203とは、バス1204を使用して互いに接続され得るか、又は別の方法で互いに接続され得る。図11に示される処理ユニット1101によって実施される関連機能は、1又は複数のプロセッサ1202を使用して実施され得る。図11に示されるトランシーバユニット1102によって実施される関連機能は、トランシーバ1201によって実施され得る。
メモリ1203は、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、リードオンリメモリ(read-only memory、ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(erasable programmable read only memory、EPROM)、又はコンパクトディスクリードオンリメモリ(compact disc read-only memory、CD-ROM)を含むが、これらに限定されない。メモリ1203は、関連する命令及び関連するデータを記憶するように構成される。
トランシーバ1201は、データ及び/又は信号を送信し、データ及び/又は信号を受信する、ように構成される。
通信装置120が、図6から図9に示される実施形態におけるSMFである場合、トランシーバ1201は、AMF、UPF、及びPCFと通信し、たとえば、図6に示される実施形態におけるステップS603、ステップS605、ステップS606、及びステップS607を実行し、図7に示される実施形態におけるステップS705、ステップS706、及びステップS707を実行し、図8に示される実施形態におけるステップS802、ステップS803、ステップS805、ステップS806、及びステップS807を実行し、並びに、図9に示される実施形態におけるステップS904、ステップS905、及びステップS906を実行する、ように構成され得る。
通信装置120が、図6から図10に示される実施形態におけるUEである場合、トランシーバ1201は、AMFと通信し、たとえば、図6に示される実施形態におけるステップS601、ステップS602、ステップS605c、ステップS608、及びステップS610を実行し、図7に示される実施形態におけるステップS702、ステップS704c、ステップS708、及びステップS710を実行し、図8に示される実施形態におけるステップS801、ステップS805c、ステップS808、及びステップS810を実行し、図9に示される実施形態におけるステップS901、ステップS907、及びステップS909を実行し、図10に示される実施形態におけるステップS1001及びステップS1005を実行する、ように構成され得る。
プロセッサ1202は、1又は複数のプロセッサを含み得、たとえば、1又は複数の中央処理装置(central processing unit、CPU)を含み得る。プロセッサ1202が1つのCPUであるとき、CPUはシングルコアCPUであり得るか、又はマルチコアCPUであり得る。
通信装置120が、図6から図9に示される実施形態におけるSMFである場合、プロセッサ1202は、SMFを制御する動作を実行し、たとえば、図6に示される実施形態におけるステップS604を実行する、ように構成され得る。
通信装置120が、図6から図10に示される実施形態におけるUEである場合、プロセッサ1202は、UEを制御する動作を実行し、たとえば、図6に示される実施形態におけるステップS601及びステップS609を実行し、図7に示される実施形態におけるステップS701及びステップS709を実行し、図8に示される実施形態におけるステップS809を実行し、図9に示される実施形態におけるステップS908を実行する、ように構成され得る。
メモリ1203は、通信装置120のプログラムコード及びデータを記憶するように構成される。
プロセッサ1202及びトランシーバ1201によって実行されるステップの詳細については、図6から図10に示される実施形態における詳細な説明を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
図12は、通信装置の簡略化された設計を示しているのみであることが理解され得る。実際のアプリケーションでは、通信装置は、任意の数のトランシーバ、プロセッサ、コントローラ、メモリ、又は通信ユニットを含むがこれらに限定されない、他の必要なコンポーネントをさらに含み得る。本出願を実施することができるすべてのデバイスは、本出願の保護範囲に含まれる。
本出願の一実施形態は通信システムをさらに提供する。通信システムは、制御プレーンネットワークエレメントと端末デバイスとを含み得、ユーザプレーンネットワークエレメントと、アクセス管理ネットワークエレメントと、ポリシー管理ネットワークエレメントとをさらに含み得る。
当業者は、実施形態における方法のプロセスの全部又は一部が、関連するハードウェアに命令するコンピュータプログラムによって実施され得ることを理解し得る。プログラムはコンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。プログラムが実行されたとき、実施形態における方法のプロセスが実行され得る。前述の記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリRAM、磁気ディスク、又は光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。したがって、本出願の別の実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶し、命令がコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータは、前述の態様における方法を実行することが可能になる。
本出願の別の実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータは、前述の態様における方法を実行することが可能になる。
当業者は、本出願に開示されている実施形態で説明された例と組み合わせて、ユニット及びアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせによって実施され得ることを認識し得る。機能がハードウェアによって実行されるか、又はソフトウェアによって実行されるかは、技術的ソリューションの特定のアプリケーション及び設計制約条件に依存する。当業者は、説明された機能を実施するために、特定のアプリケーションごとに異なる方法を使用し得るが、その実施は本出願の範囲を超えると見なされるべきではない。
簡便かつ簡潔な説明のために、前述のシステム、装置、及びユニットの詳細な動作プロセスについては、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたく、ここでは詳細が再度説明されていないことが、当業者によって明確に理解され得る。
本出願で提供されるいくつかの実施形態では、開示されたシステム、装置、及び方法は、他の方法で実施され得ることが理解されるべきである。たとえば、説明されている装置の実施形態は一例にすぎない。たとえば、ユニット分割は、論理的な機能分割にすぎず、実際の実施態様では他の分割であってもよい。たとえば、複数のユニット又はコンポーネントが、別のシステムに組み合わされるか、若しくは統合されてもよく、又は一部の特徴が無視されるか、若しくは実行されなくてもよい。さらに、表示又は説明されている相互連結又は直接的連結又は通信接続は、いくつかのインタフェースを使用して実施され得る。装置若しくはユニット間の間接的連結又は通信接続は、電子的に、機械的に、又はその他の形態で実施され得る。
別個の部分として説明されているユニットは、物理的に別個であってもなくてもよく、ユニットとして表示されている部分は、物理的なユニットであってもなくてもよく、1つの位置に配置されてもよく、又は、複数のネットワークユニット上に分散されてもよい。ユニットの一部又はすべてが、本実施形態のソリューションの目的を達成するために実際の要件に基づいて選択され得る。
さらに、本出願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、又は、ユニットのおのおのが物理的に単独で存在してもよく、又は、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される。
前述の実施形態の全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせを使用して実施され得る。実施形態を実施するためにソフトウェアが使用されるとき、実施形態は、完全に又は部分的にコンピュータプログラム製品の形態で実施され得る。コンピュータプログラム製品は1又は複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上にロードされて実行されたとき、本発明の実施形態に係る手順又は機能がすべて又は部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラマブル装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得るか、又はコンピュータ可読記憶媒体を使用して伝送され得る。コンピュータ命令は、有線方式(たとえば、同軸ケーブル、光ファイバ、又はデジタル加入者線(digital subscriber line、DSL))、又はワイヤレス方式(たとえば、赤外線、無線、又はマイクロ波)で、1つのウェブサイト、1つのコンピュータ、1つのサーバ、又は1つのデータセンタから、別のウェブサイト、別のコンピュータ、別のサーバ、又は別のデータセンタに伝送され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の利用可能な媒体、又は1又は複数の利用可能な媒体を統合するサーバ又はデータセンタなどのデータ記憶装置であり得る。利用可能な媒体は、磁気媒体(たとえば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、又は磁気テープ)、光学媒体(たとえば、DVD)、半導体媒体(たとえば、ソリッドステートドライブ(solid state disk、SSD))などであり得る。
100 端末デバイス
101 制御プレーンネットワークエレメント
102 アクセス管理ネットワークエレメント
103 ユーザプレーンネットワークエレメント
104 データネットワーク
110 通信装置
1101 処理ユニット
1102 トランシーバユニット
120 通信装置
1201 トランシーバ
1202 プロセッサ
1203 メモリ
1204 バス

Claims (3)

  1. 通信方法であって、
    制御プレーンネットワークエレメントにより、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を決定するステップと、
    前記制御プレーンネットワークエレメントにより、前記イーサネットセッションに対応する前記第1のカプセル化識別子をユーザプレーンネットワークエレメントに送信するステップであって、前記第1のカプセル化識別子は、前記第1のカプセル化識別子に基づいて前記イーサネットセッションに対応するデータパケットを処理するように前記ユーザプレーンネットワークエレメントに指示するために使用される、ステップと、
    前記制御プレーンネットワークエレメントにより、前記イーサネットセッションに対応する前記第1のカプセル化識別子を端末デバイスに送信するステップであって、前記第1のカプセル化識別子は、前記端末デバイスがアップリンクデータパケットをカプセル化するために使用される、ステップと
    を含み、
    制御プレーンネットワークエレメントにより、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を決定する前記ステップの前に、前記方法は、
    前記制御プレーンネットワークエレメントにより、前記端末デバイスからセッション管理要求メッセージを受信するステップであって、前記セッション管理要求メッセージは、前記イーサネットセッションを確立又は変更することを要求するために使用される、ステップ
    をさらに含み、
    前記セッション管理要求メッセージは、複数の第2のカプセル化識別子を含み、前記複数の第2のカプセル化識別子は、前記端末デバイスによって前記イーサネットセッションに割り当てられたカプセル化識別子であり、
    制御プレーンネットワークエレメントにより、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を決定する前記ステップは、
    前記制御プレーンネットワークエレメントにより、前記複数の第2のカプセル化識別子のうちの1つを選択するステップと、
    前記制御プレーンネットワークエレメントにより、選択した第2のカプセル化識別子を、前記イーサネットセッションに対応する前記第1のカプセル化識別子として決定するステップと
    を含む、方法。
  2. 制御プレーンネットワークエレメントであって、
    プロセッサとトランシーバとを備え、
    前記プロセッサは、イーサネットセッションに対応する第1のカプセル化識別子を決定するように構成され、
    前記トランシーバは、前記イーサネットセッションに対応する前記第1のカプセル化識別子をユーザプレーンネットワークエレメントに送信し、前記第1のカプセル化識別子は、前記第1のカプセル化識別子に基づいて前記イーサネットセッションに対応するデータパケットを処理するように前記ユーザプレーンネットワークエレメントに指示するために使用される、ように構成され、
    前記トランシーバは、前記イーサネットセッションに対応する前記第1のカプセル化識別子を端末デバイスに送信し、前記第1のカプセル化識別子は、前記端末デバイスがアップリンクデータパケットをカプセル化するために使用される、ようにさらに構成され
    前記トランシーバは、前記端末デバイスからセッション管理要求メッセージを受信し、前記セッション管理要求メッセージは、前記イーサネットセッションを確立又は変更するように要求するために使用される、ようにさらに構成され、
    前記セッション管理要求メッセージは、複数の第2のカプセル化識別子を含み、前記複数の第2のカプセル化識別子は、前記端末デバイスによって前記イーサネットセッションに割り当てられたカプセル化識別子であり、前記プロセッサは、前記複数の第2のカプセル化識別子のうちの1つを選択し、選択した第2のカプセル化識別子を、前記イーサネットセッションに対応する前記第1のカプセル化識別子として決定するように構成される、
    制御プレーンネットワークエレメント。
  3. コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体は、命令を記憶し、前記命令がコンピュータ上で実行されたとき、前記コンピュータが、請求項1に記載の方法を実行可能になる、コンピュータ可読記憶媒体。
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