JPWO2019155573A1 - 室内機及び空気調和機 - Google Patents

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Abstract

室内機は、開口部が形成されているパネルと、パネルの前面に配置されるグリルと、複数の端子台及び複数の基板ユニットが階層状に配置されている電気品箱とを備える。グリルを開けるとパネルの開口部が露出する。電気品箱は、パネルの開口部に対応する位置において、複数の端子台及び複数の基板ユニットが階層の方向が室内機の前後方向に延び、かつ、複数の基板ユニットのうち、室内機の設定作業を要する電子部品が搭載されている基板ユニットの基板表面、及び複数の端子台の配線接続部がパネルの開口部側を向くよう配置される。複数の基板ユニットの電子部品のうち、室内機の設置時、設定作業を要する電子部品と、複数の端子台の配線接続部うち、室内機の設置時、配線接続作業を要する配線接続部が、電気品箱をパネルの前記開口部を介して正面視したとき重ならないよう、複数の端子台と複数の基板ユニットが配置されている。

Description

本発明は、電気品箱を有する室内機、及び室内機を備える空気調和機に関するものである。
従来、空気調和機には、室内に設置される室内機と室外に設置される室外機とで構成されたものがある。室内機及び室外機には、それぞれ電気品箱が備えられている。これらの電気品箱には、各種電気部品及び回路基板等が収容されている。
特許文献1には、インバータ装置を有する室外機が記載されている。特許文献1に記載のインバータ装置は、アクティブコンバータとインバータが実装された第1の基板、圧縮機を駆動する電動機の端子台とマイクロコンピュータ等が実装された第2の基板、及びインタフェイス用コネクタとホトカプラ等が実装された第3の基板を備えている。そして、インバータ装置のケース内において、ケースの底面から、第1の基板、第2の基板、第3の基板の順序で階層状に配置されている。このように、複数の基板を階層状に配置することにより、インバータ装置における部品実装面積の小型化が図られている。
特開2004−053050号公報
室内機の電気品箱においても、小スペース化を目的として複数の基板を階層状に配置することが考えられる。しかしながら、室内機を設置する際には、現地において、室内機の電気品箱に設けられている端子台の配線の接続、並びに基板に搭載されているダイヤル等によるスイッチ設定を行わなければならない。特許文献1に記載されているインバータ装置のように複数の基板が階層状に配置されていると、端子の配線接続及びスイッチの設定を実施するためには、上層側の基板を取り外さなければならない場合がある。すなわち、特許文献1に記載されている複数の基板の階層構造を室内機の電気品箱に適用すると、室内機の設置時における配設接続及び基板のスイッチ設定の作業性が悪いという問題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、小型化を図りつつ、設置時における端子台の配線接続及び基板のスイッチ設定の作業性がよい電気品箱を有する室内機、及びそのような室内機を備える空気調和機を提供することを目的とする。
本発明に係る室内機は、開口部が形成されているパネルと、前記パネルの前面に配置されるグリルと、複数の端子台及び複数の基板ユニットが階層状に配置されている電気品箱とを備え、前記グリルを開けると前記パネルの前記開口部が露出するよう構成されている室内機であって、前記電気品箱は、前記パネルの前記開口部に対応する位置において、前記複数の端子台及び前記複数の基板ユニットが、階層の方向が前記室内機の前後方向に延び、かつ、前記複数の基板ユニットのうち、前記室内機の設定作業を要する電子部品が搭載されている基板ユニットの基板表面、及び前記複数の端子台の配線接続部が前記パネルの前記開口部側を向くよう配置され、前記複数の基板ユニットの電子部品のうち、前記室内機の設定作業を要する前記電子部品と、前記複数の端子台の配線接続部うち、前記室内機の配線接続作業を要する配線接続部が、前記電気品箱を前記パネルの前記開口部を介して正面視したとき重ならないよう、前記複数の端子台と前記複数の基板ユニットが配置されているものである。
本発明に係る空気調和機は、室外機と上述の室内機とを備えているものである。
本発明に係る室内機によると、電気品箱において複数の端子台及び複数の基板ユニットが階層状に配置されており、電気品箱の小型化が図られている。さらに、室内機の設置時、設定作業を要する電子部品と、配線接続作業を要する配線接続部が、電気品箱をパネルの開口部を介して正面視したとき重なっていない。従って、室内機の設置を行う作業員は、電気品箱の基板ユニット若しくは端子台を取り外すことなく、配線接続作業及び電子部品の設定作業を行うことができる。その結果、電気品箱の小型化を図りつつ、室内機の設置時における、端子台の配線接続の作業性、基板ユニットに搭載された電子部品の設定の作業性を向上させることができる。また、本発明に係る室内機を備える空気調和機においても、同様の効果が得られる。
本発明の実施の形態1における室内機の斜視図である。 グリル及びパネルを取り外した状態の室内機を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における電気品箱の斜視図である。 本発明の実施の形態1における電気品箱の一部の部材を取り外した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における電気品箱の一部の部材を取り外した状態を示す斜視図である。 図4の電気品箱の一部を分解して示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における電気品箱の一部の部材を取り外した状態を示す正面図である。 現地で設定作業が開始されるときの室内機の斜視図である。 図8の状態の室内機の右端部を拡大して示す図である。 室内機を図9のA−A線の位置で切断し、矢印の方向から内部を示す図である。 現地での作業が行われた後の室内機の右端部を拡大して示す図である。 室内機を図11のB−B線の位置で切断し、矢印の方向から内部を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機の構成例を示す図である。
以下、本発明における室内機及び空気調和機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、以下に記載する実施の形態の全文において共通することとする。そして、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、明細書に記載された形態に限定するものではない。特に構成要素の組み合わせは、各実施の形態における組み合わせのみに限定するものではなく、他の実施の形態に記載した構成要素を別の実施の形態に適用することができる。そして、図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における室内機の斜視図である。室内機100は、グリル10と、パネル20と、本体ユニット30と、サービスパネル31とを有している。サービスパネル31は、本体ユニット30の右端部の底面に設けられており、本体ユニット30に対して着脱自在である。室内機100の天面には吸込口101が形成されている。室内機100の底面には吹出口102が形成され、風向板103が配設されている。図1において、X方向は室内機100の左右方向であり、Y方向は室内機100の上下方向であり、Z方向は室内機100の前後方向である。X方向のプラス側を室内機100の右側とし、X方向のマイナス側を室内機100の左側とする。Y方向のプラス側を室内機100の上面側とし、Y方向のマイナス側を室内機100の底面側とする。Z方向のプラス側を室内機100の前面側とし、Z方向のマイナス側を室内機100の背面側とする。以降の説明に用いる図においてX方向、Y方向、及びZ方向が示されている場合、図1と同一の方向を示している。
図2は、グリル10及びパネル20を取り外した状態の室内機100の斜視図である。本体ユニット30には、室内熱交換器110と電気品箱40が配設されている。室内機100が設置されている室内の空気は図1に示す吸込口101から吸い込まれ、室内熱交換器110で冷媒と熱交換された後、図1に示す吹出口102から室内へ向けて吹き出される。吹出口102から吹き出される空気の向きは、風向板103が駆動されることにより制御される。電気品箱40は、本体ユニット30の右端部において、後述するパネル開口部に対応する位置に配置されている。
図3は、本発明の実施の形態1における電気品箱の斜視図である。図4及び図5は、本発明の実施の形態1における電気品箱の一部の部材を取り外した状態を示す斜視図である。電気品箱40は、略矩形の板状の基部41と、第1カバー42と、第2カバー43とを有している。基部41に、後述する電気品が搭載されている。第1カバー42及び第2カバー43は、基部41に搭載されている電気品を保護するための部材である。図4は、第1カバー42と第2カバー43を取り外した状態の電気品箱40を示している。図5は、第1カバー42を取り外した状態の電気品箱40を示している。第1カバー42は、電気品箱40の基部41の前面の左側の部分を構成している。第2カバー43は、電気品箱40の前面の右側の部分をカバーする前面カバー部43Aと、電気品箱40の右側面をカバーする側面カバー部43Bとを有している。第1カバー42は、着脱自在である。電気品箱40の基部41の底面側には、ケーブルガイド44が設けられている。ケーブルガイド44の詳細については後述する。
電気品箱40は複数の端子台と複数の基板ユニットを有している。すなわち、電気品箱40は、第1端子台51と、第2端子台52と、第3端子台53と、第1基板ユニット61と、第2基板ユニット62を有している。
第1端子台51は、室外機と接続するための端子台である。第1端子台51は配線接続部51Aを有し、配線接続部51Aは複数の端子を備えている。配線接続部51Aの端子には、室外機に配線される通信線が接続される。第2端子台52は、電源端子台である。第2端子台52は配線接続部52Aを有し、配線接続部52Aは複数の端子を備えている。配線接続部52Aの端子には、電源を供給する電源線が接続される。第3端子台53は、リモコン端子台である。第3端子台53は配線接続部53Aを有し、配線接続部53Aは複数の端子を備えている。配線接続部53Aの端子には、リモコンと通信するための配線が接続される。従って、第1端子台51の配線接続部51Aに印加される電圧のレベルは、第2端子台52の配線接続部52Aに印加される電圧のレベルよりも低い。配線接続部51Aへの通信線の接続作業、配線接続部52Aへの電源線の接続作業、及び配線接続部53Aへの配線の接続作業は、室内機100の設置時、現地において、作業者により実施される。
第1基板ユニット61は、アドレス基板である。基板61Aに、室内機100のアドレスを設定するためのダイヤル61Bが設けられている。本実施の形態1では、ダイヤル61Bは、3個設けられている。ダイヤル61Bを手動で回すことにより、アドレス基板のスイッチ設定が行われる。すなわち、第1基板ユニット61に搭載された電子部品は、室内機100の設置時、現地において、作業員が手動で設定作業をする必要のある電子部品である。
第2基板ユニット62は、制御基板ユニットであり、基板にマイクロコンピュータ等の電子部品が搭載されている。第2基板ユニット62の基板は、第2カバー43の側面カバー部43Bに沿って配置されている。第2基板ユニット62の電子部品は、第2基板ユニット62の基板において、基部41側の辺部に沿って、実装されている。第2基板ユニット62の電子部品は、室内機100の設置時、現地において、作業員が設定作業をする必要のない電子部品である。尚、図4においては、電気品箱40の内部構成を明示するため、第2基板ユニット62の基板は省略されており、符号62により示されているのは、当該基板に実装された電子部品である。
図6は、図4の電気品箱の一部を分解して示す斜視図である。第2基板ユニット62は基部41に取り付けられている。第1端子台51、第2端子台52、及び第3端子台53は、第2基板ユニット62に対して、基部41の反対側に配置されている。第1基板ユニット61は、第1端子台51において、板状の固定部材70を介して、第2基板ユニット62の反対側に取り付けられている。このように、本実施の形態1の電気品箱40では、第2基板ユニット62、第1端子台51、第2端子台52、第3端子台53、及び第1基板ユニット61は、基部41から第1カバー42が取り付けられる側へ向かって階層状に配置されている。
そして、図2に示すように、電気品箱40は、第1カバー42及び第2カバー43の前面カバー部43Aが室内機100の前面側に向くよう、本体ユニット30に配置されている。電気品箱40が室内機100に配置された状態において、第1端子台51は、室内機の前後方向の第1層に位置している。第2端子台52及び第3端子台53、並びに第1基板ユニット61は、第1端子台51よりもZ方向のプラス側、すなわち室内機100の前後方向の第2層に位置している。第2基板ユニット62の電子部品は、第1層の第1端子台51よりもZ方向のマイナス側に位置している。換言すると、第2端子台52、第3端子台53、及び第1基板ユニット61の層と、第1端子台51の層と、第2基板ユニット62の電子部品が位置する領域とが、Z方向のプラス側からマイナス側に向かって階層状に位置している。
図5に示すように、第2カバー43の前面カバー部43Aには、切欠き43Cが形成されている。第2カバー43を取り付けた状態で、第1カバー42を取り外すと、切欠き43Cにおいて第1基板ユニット61のダイヤル61Bが露出する。
図7は、本発明の実施の形態1における電気品箱の一部の部材を取り外した状態を示す正面図である。図7は、第1カバー42と第2カバー43を取り外した状態の電気品箱40を示している。第1端子台51は配線接続部51Aが第1カバー42及び第2カバー43の前面カバー部43Aが取り付けられる側を向くよう配置されている。第2端子台52は配線接続部52Aが第1カバー42及び第2カバー43の前面カバー部43Aが取り付けられる側を向くよう配置されている。第3端子台53は配線接続部53Aが第1カバー42及び第2カバー43の前面カバー部43Aが取り付けられる側を向くよう配置されている。第1基板ユニット61は基板61Aの基板表面が第1カバー42及び第2カバー43の前面カバー部43Aが取り付けられる側を向くよう配置されている。さらに、配線接続部51A、配線接続部52A、配線接続部53A、及びダイヤル61Bが第1カバー42及び前面カバー部43Aの側から見たとき重ならないよう、第1端子台51、第2端子台52、第3端子台53、及び第1基板ユニット61は配置されている。
室内機100を設置するときの、現地で作業員による設定作業について説明する。図8は、現地で設定作業が開始されるときの室内機100の斜視図である。図9は、図8の状態の室内機100の右端部を拡大して示す図である。図10は、室内機100を図9のA−A線の位置で切断し、矢印の方向から内部を示す図である。また、図11は、現地での作業が行われた後の室内機100の右端部を拡大して示す図である。図12は、室内機100を図11のB−B線の位置で切断し、矢印の方向から内部を示す図である。尚、図12において、電気品箱40の内部の状態を明示するため、ケーブル及び配線は黒色に塗りつぶされた状態で示されている。
グリル10が開けられ、サービスパネル31が取り外される。図8に示すように、パネル20の右端部にはパネル開口部20Aが形成されている。グリル10が開けられると、パネル20のパネル開口部20Aが露出する。さらに、電気品箱40の第1カバー42が取り外される。上述のように、電気品箱40はパネル開口部20Aに対応する位置に配置されている。従って、第1カバー42を取り外されると、電気品箱40の内部が図9に示すように、パネル開口部20Aを介して露出する。
図7を用いて説明したように、第1端子台51は配線接続部51Aが第1カバー42及び第2カバー43の前面カバー部43Aが取り付けられる側を向くよう配置されている。第2端子台52は配線接続部52Aが第1カバー42及び第2カバー43の前面カバー部43Aが取り付けられる側を向くよう配置されている。第3端子台53は配線接続部53Aが第1カバー42及び第2カバー43の前面カバー部43Aが取り付けられる側を向くよう配置されている。第1基板ユニット61は基板61Aの基板表面が第1カバー42及び第2カバー43の前面カバー部43Aが取り付けられる側を向くよう配置されている。従って、図9に示されるように、配線接続部51A、配線接続部52A、及び配線接続部53A、並びにダイヤル61Bは、パネル開口部20Aの側を向いている。
さらに、図7を用いて説明したように、配線接続部51A、配線接続部52A、及び配線接続部53A、並びにダイヤル61Bは、第1カバー42及び第2カバー43の前面カバー部43Aの側から見たとき、重ならないよう配置されている。従って、図9に示されるように、配線接続部51A、配線接続部52A、及び配線接続部53A、並びにダイヤル61Bは、パネル開口部20Aを介して正面視したとき、他の部材に遮られることなく、視認される。
また、上述のように、第2基板ユニット62の基板は、電気品箱40において、第2カバー43の側面カバー部43Bに沿って配置されている。従って、第2基板ユニット62の基板は、第1基板ユニット61、第1端子台51、第2端子台52、及び第3端子台53よりも、パネル開口部20Aから離れた位置に位置している。そして、第2基板ユニット62の電子部品は、第1端子台51よりもZ方向のマイナス側に位置している。このように、第2基板ユニット62は、搭載されている電子部品がパネル開口部20Aから露出しないよう、配置されている。
電気品箱40の背面側の下部に、挿入口80が形成されている。挿入口80は、電気品箱40の下部において、室内機100の背面側、すなわちZ方向のマイナス側を向いて開口している。挿入口80は、サービスパネル31を取り外すことにより露出する。ケーブルガイド44は、挿入口80の側の端部44Aから、室内機100の前面側の端部44Bへ向けて、Z方向プラス側に延びる複数の面とY方向プラス側に延びる複数の面とが組み合わされた形状を呈している。
作業員は、第1端子台51の配線接続部51Aに接続する配線が束ねられたケーブルを、挿入口80から挿入する。作業員は、第2端子台52の配線接続部52Aに接続する配線が束ねられたケーブル、及び第3端子台53の配線接続部53Aに接続する配線が束ねられたケーブルについても、同様の作業を行う。そして、作業員は、これらのケーブルを室内機100の前面側、すなわち、Z方向のプラス側へ向けて押し込む。そうすると、これらのケーブルはケーブルガイド44に導かれ、先端部分がパネル開口部20Aに到達する。
作業員は、パネル開口部20Aを介して、第1端子台51の配線接続部51A、第2端子台52の配線接続部52A、及び第3端子台53の配線接続部53Aに、それぞれ対応する配線を接続する作業を実行する。その結果、図11に示すように、配線接続部51Aには、ケーブル151に束ねられている配線が接続され、配線接続部52Aには、ケーブル152に束ねられている配線が接続され、配線接続部52Aには、ケーブル153に束ねられている配線が接続される。上述のように、ケーブル151は、通信ケーブルであり、ケーブル152は、電源ゲーブルであり、ケーブル153は、リモコンケーブルである。このように、本実施の形態1では、パネル開口部20Aは、端子台接続空間として作用している。
また、作業員は、パネル開口部20Aを介して、第1基板ユニット61のダイヤル61Bを適宜操作してスイッチ設定作業を行い、室内機100のアドレス設定を行う。
本実施の形態1では、第1端子台51、第2端子台52、及び第3端子台53と、第1基板ユニット61は、階層状に配置されている。そして、配線接続部51A、配線接続部52A、及び配線接続部53A、並びにダイヤル61Bは、パネル開口部20Aを介して正面視したとき、重ならないように配置されている。従って、配線接続部51A、配線接続部52A、及び配線接続部53Aのそれぞれの配線接続作業を行うとき、作業員は、他の端子台及び第1基板ユニット61を取り外す必要がない。また、第1基板ユニット61のダイヤル61Bを操作するときも、作業員は、第1端子台51、第2端子台52、及び第3端子台53を取り外す必要がない。従って、本実施の形態1によれば、電気品箱40の小型化を実現しつつ、室内機100の設置時における、配線接続の作業性及びスイッチ設定の作業性を向上させることができる。
第2カバー43の前面カバー部43Aには、切欠き43Cが形成されており、第1カバー42を取り外すと、第1基板ユニット61のダイヤル61Bが露出する。従って、作業員は、第2カバー43を取り外すことなく、パネル開口部20Aを介して、ダイヤル61Bを操作することができる。すなわち、本実施の形態1によれば、室内機100の設置時における、スイッチ設定の作業性がより向上する。
第1基板ユニット61は、第1端子台51の前面側に固定部材70により固定されている。この構成により、第1基板ユニット61と第1端子台51との間には、固定部材70の板厚分の空間が形成されている。従って、もし第1端子台51の配線接続部51Aに配線を接続する作業を先に実施した後でも、作業員によるダイヤル61Bの設定作業が、配線若しくはケーブルにより阻害されることがない。すなわち、本実施の形態1によれば、室内機100の設置時における、スイッチ設定作業空間が確保されており、スイッチ設定の作業性をより向上させることができる。
また、第2基板ユニット62は、搭載されている電子部品がパネル開口部20Aから露出しないよう、配置されている。換言すると、本実施の形態1では、第1カバー42を取り外したときパネル開口部20Aを介して露出するのは、室内機100の設置時における現地での上述の作業が必要な構成要素のみとなるよう、電気品箱40の内部は構成されている。従って、必要最小限のパネル開口部20Aのスペースで、作業性の向上が図られる。
また、ケーブルガイド44により、作業員は上述のケーブル151の端部、ケーブル152の端部、及びケーブル153の端部を、パネル開口部20Aを介して操作できる領域に容易に位置づけることができる。導くことができる。本実施の形態1によれば、室内機100の設置時における、配線接続の作業性をより向上させることができる。
また、第1基板ユニット61のZ方向マイナス側に位置する第1端子台51の配線接続部51Aに接続されるのは、室外機と接続される通信線である。従って、配線接続部51Aの電圧レベルは、電源線が接続される第2端子台52の配線接続部52Aに比べ低い。電圧レベルが低い。このように、本実施の形態1では、第1基板ユニット61の下方に低電圧の端子台を配置しているため、電気品箱40及び室内機100の電気安全性を高めることができる。
尚、本実施の形態1では、電気品箱40内に基板ユニットが2個、並びに端子台が3個、収容されているが、これに限るものではない。
実施の形態2.
図13は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の構成例を示す図である。本実施の形態2では、空気調和機1を冷凍サイクル装置の例として示している。図13において、図1〜図12を用いて実施の形態1で説明した構成要素については、同様の動作を行うものとする。空気調和機1は、室外機200と、実施の形態1において説明した室内機100とを備えている。室外機200と室内機100は、ガス冷媒配管300と液冷媒配管400により配管接続されている。室外機200は、圧縮機210と、四方弁220と、室外熱交換器230と、膨張弁240を有している。
圧縮機210は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する。圧縮機210は、例えばインバータ回路等により、運転周波数を任意に変化させることにより、圧縮機210の容量、すなわち単位時間あたりの冷媒を送り出す量を変化させるものである。四方弁220は、冷房運転時と暖房運転時とによって冷媒の流れを切り換える弁である。図13において、実線の矢印は冷房運転のときの冷媒の流れを示し、破線の矢印は暖房運転のときの冷媒の流れを示している。
本実施の形態2における室外熱交換器230は、冷媒と室外の空気との熱交換を行う。室外熱交換器230は、暖房運転時においては蒸発器として機能し、冷媒を蒸発させ、気化させる。また、室外熱交換器230は、冷房運転時においては凝縮器として機能し、冷媒を凝縮して液化させる。
膨張弁240は冷媒を減圧して膨張させる。膨張弁240を、例えば電子式膨張弁で構成した場合には、不図示の制御装置の指示に基づいて膨張弁240の開度調整を行う。室内熱交換器110は、空調対象となる空気と冷媒との熱交換を行う。室内熱交換器110は、暖房運転時においては凝縮器として機能し、冷媒を凝縮して液化させる。また、室内熱交換器110は、冷房運転時においては蒸発器として機能し、冷媒を蒸発させ、気化させる。
以上のように、空気調和機1を構成することで、室外機200の四方弁220により冷媒の流れを切り換えることで、暖房運転及び冷房運転を実現することができる。
本実施の形態2によれば、電気品箱40の小型化を図りつつ、現地での設置時における配線作業及び基板のスイッチ設定の作業性のよい室内機100を備えた空気調和機1が得られる。
1 空気調和機、10 グリル、20 パネル、20A パネル開口部、30 本体ユニット、31 サービスパネル、40 電気品箱、41 基部、42 第1カバー、43 第2カバー、43A 前面カバー部、43B 側面カバー部、43C 切欠き、44 ケーブルガイド、44A 端部、44B 端部、51 第1端子台、51A 配線接続部、52 第2端子台、52A 配線接続部、53 第3端子台、53A 配線接続部、61 第1基板ユニット、61A 基板、61B ダイヤル、62 第2基板ユニット、70 固定部材、80 挿入口、100 室内機、101 吸込口、102 吹出口、103 風向板、110 室内熱交換器、151 ケーブル、152 ケーブル、153 ケーブル、200 室外機、210 圧縮機、220 四方弁、230 室外熱交換器、240 膨張弁、300 ガス冷媒配管、400 液冷媒配管。
本発明に係る室内機は、開口部が形成されているパネルと、前記パネルの前面に配置されるグリルと、複数の端子台及び複数の基板ユニットが階層状に配置されている電気品箱とを備え、前記グリルを開けると前記パネルの前記開口部が露出するよう構成されている室内機であって、前記電気品箱は、前記パネルの前記開口部に対応する位置において、前記複数の端子台及び前記複数の基板ユニットが、階層の方向が前記室内機の前後方向に延び、かつ、前記複数の基板ユニットのうち、前記室内機の設定作業を要する電子部品が搭載されている基板ユニットの基板表面、及び前記複数の端子台の配線接続部が前記パネルの前記開口部側を向くよう配置され、前記複数の基板ユニットの電子部品のうち、前記室内機の設定作業を要する前記電子部品と、前記複数の端子台の配線接続部うち、前記室内機の配線接続作業を要する配線接続部が、階層状に位置し、かつ、前記電気品箱を前記パネルの前記開口部を介して正面視したとき重ならないよう、前記複数の端子台と前記複数の基板ユニットが配置されているものである。

Claims (6)

  1. 開口部が形成されているパネルと、前記パネルの前面に配置されるグリルと、複数の端子台及び複数の基板ユニットが階層状に配置されている電気品箱とを備え、前記グリルを開けると前記パネルの前記開口部が露出するよう構成されている室内機であって、
    前記電気品箱は、前記パネルの前記開口部に対応する位置において、前記複数の端子台及び前記複数の基板ユニットが、階層の方向が前記室内機の前後方向に延び、かつ、前記複数の基板ユニットのうち、前記室内機の設定作業を要する電子部品が搭載されている基板ユニットの基板表面、及び前記複数の端子台の配線接続部が前記パネルの前記開口部側を向くよう配置され、
    前記複数の基板ユニットの電子部品のうち、前記室内機の設定作業を要する前記電子部品と、前記複数の端子台の配線接続部うち、前記室内機の配線接続作業を要する配線接続部が、前記電気品箱を前記パネルの前記開口部を介して正面視したとき重ならないよう、前記複数の端子台と前記複数の基板ユニットが配置されている室内機。
  2. 前記複数の基板ユニットのうち、前記室内機の設定作業を要する前記電子部品が搭載されている第1基板ユニットは、前記複数の端子台のうちの1つの端子台において、前記室内機の前面側に、固定部材を介して取り付けられている請求項1に記載の室内機。
  3. 前記固定部材を介して前記第1基板ユニットが取り付けられている前記端子台に設けられた配線接続部に印加される電圧のレベルは、前記複数の端子台の他の端子台の配線接続部に印加される電圧のレベルよりも低くなるよう構成されている請求項2に記載の室内機。
  4. 前記複数の基板ユニットのうち、前記室内機の設定作業を要する前記電子部品が搭載されていない基板ユニットは、搭載されている電子部品が前記パネルの前記開口部から露出しないよう、配置されている請求項2又は3に記載の室内機。
  5. 前記電気品箱の前記室内機の背面側に位置する側面に、前記複数の端子台の配線接続部に接続される配線を挿入するための挿入口が形成されており、
    前記電気品箱は、前記挿入口から前記複数の端子台の配線接続部へ配線を導くケーブルガイドを有している請求項1〜4のいずれか一項に記載の室内機。
  6. 室外機と、請求項1〜5のいずれか一項に記載の室内機とを備えている空気調和機。
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