JPWO2019146015A1 - 遠心送風機 - Google Patents

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一輝 岡本
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Abstract

駆動モータ(2)と、駆動モータ(2)のシャフトを中心に回転する羽根車(3)と、吸込口(9)と、羽根車(3)が発生させた気流を吹き出す吹出口と、羽根車(3)が発生させた気流を吹出口に導く舌部とを備え、羽根車(3)を収容するスクロールケーシング(4)とを有する遠心送風機(1)であって、羽根車(3)の中心からスクロールケーシング(4)の内壁面(41)までの距離は、舌部を基点に羽根車(3)の回転方向へ進んだ最接近点において最短となり、スクロールケーシング(4)は、羽根車(3)の回転方向に沿って拡大角が変化する。

Description

本発明は、スクロールケーシングを備えた遠心送風機に関する。
遠心送風機は、羽根車から吹き出された空気をスクロールケーシングにて回収する際に、羽根車の回転方向へ舌部から吹出口に向かって風路断面積を徐々に拡大させることで、気流の動圧成分を静圧成分へと変換させている。ここで、スクロールケーシングの拡大角をより大きくすると、スクロールケーシング内の風路断面積の拡大率も合わせて大きくなるため、動圧から静圧への変換が進み、送風機の吹出口付近では静圧が高くなる。
一方、スクロールケーシングの拡大角を大きくすると、送風機本体の大型化を招くだけでなく、送風機の吹出口も大型化する。送風機の吹出口に角ダクトに例示される配管部材を取り付ける際に、送風機の吹出口と配管部材の口径とでサイズが大きく異なると、吹出口と配管部材との間で絞り部が生じることで、圧力損失の上昇に繋がり、送風性能が低下してしまう。したがって、送風機の吹出口のサイズを大きくしすぎることが無いように、スクロールケーシングの拡大角を目的に合わせて調節し、送風性能の向上及び騒音の低下を実現することが求められている。
特許文献1に開示される遠心送風機は、羽根車とスクロールケーシングとの隙間が、巻き角度60°から145°内において最小となるように、従来の位置から羽根車をずらしている。
特開平9−242697号公報
特許文献1に開示される遠心送風機は、羽根車の中心とスクロールケーシングの中心とをずらして配置しており、遠心送風機の送風性能に大きく寄与する舌部と羽根車との位置関係が設計値と異なった状態で運転されることになる。そのため、羽根車の中心とスクロールケーシングの中心とのずれが大きくなるほど、羽根車から吹き出された流れが直接舌部に衝突しやすくなり、吹出口及び舌部のまわりの気流が乱れることで、送風性能が低下し騒音が増大する恐れがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、吹出口及び舌部の周りでの気流の乱れを抑えた遠心送風機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、駆動モータと、駆動モータのシャフトを中心に回転する羽根車と、吸込口と、羽根車が発生させた気流を吹き出す吹出口と、羽根車が発生させた気流を吹出口に導く舌部とを備え、羽根車を収容するスクロールケーシングとを有する遠心送風機である。羽根車の中心からスクロールケーシングの内壁面までの距離は、舌部を基点に羽根車の回転方向へ進んだ最接近点において最短となる。スクロールケーシングは、羽根車の回転方向に沿って拡大角が変化する。
本発明に係る遠心送風機は、吹出口及び舌部のまわりで気流が乱れることを防止できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る遠心送風機の斜視図 実施の形態1に係る遠心送風機の羽根車の斜視図 実施の形態1に係る遠心送風機の回転軸を含む断面の断面図 実施の形態1に係る遠心送風機の回転軸に垂直な断面の断面図 実施の形態1に係る遠心送風機のスクロールケーシングの内壁面の舌部からの距離と、回転軸からの距離との関係を示す図 実施の形態1に係る遠心送風機の回転軸に垂直な断面の断面図 実施の形態1に係る遠心送風機の回転軸に垂直な断面の断面図 実施の形態1に係る遠心送風機の回転軸に垂直な断面の断面図 実施の形態1に係る遠心送風機の羽根車の中心とスクロールケーシングの内壁面の最接近点と、スクロールケーシングの拡大終了点とによって形成される角度と最大ファン効率の改善量との関係を示す図 実施の形態1に係る遠心送風機のスクロールケーシングの内壁面の舌部からの距離と、回転軸からの距離との関係を示す図 実施の形態1に係る遠心送風機の回転軸に沿った断面図 実施の形態1に係る遠心送風機の回転軸に垂直な断面の断面図 実施の形態1に係る遠心送風機の送風特性を示す図 実施の形態1に係る遠心送風機の送風特性を示す図 実施の形態1に係る遠心送風機のファン効率を示す図
以下に、本発明の実施の形態に係る遠心送風機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る遠心送風機の斜視図である。図2は、実施の形態1に係る遠心送風機の羽根車の斜視図である。図3は、実施の形態1に係る遠心送風機の回転軸を含む断面の断面図である。図4は、実施の形態1に係る遠心送風機の回転軸に垂直な断面の断面図である。図3は、図4中のIII-III線に沿った断面を示している。図4は、図3中のVI-VI線に沿った断面を示している。図3及び図4中の破線の矢印は、空気の流れを示している。遠心送風機1は、回転により遠心方向の気流を発生させる羽根車3と、羽根車3を回転させる駆動モータ2と、羽根車3及び駆動モータ2の一部を収容するスクロールケーシング4とを備える。羽根車3は、円盤状の主板5と、主板5の外縁部に間隔を空けて配列された複数の翼6と、翼6の外周部に設置された環状の補強リング7とを備える。羽根車3は、複数の翼6を有する多翼羽根車である。スクロールケーシング4は、下流側ほど流路断面積が狭くなるベルマウス8と、ベルマウス8を通じて空気が流入する吸込口9と、羽根車3が発生させた気流を吹き出す吹出口10と、スクロールケーシング4内で旋回する気流の一部を吹出口10へ導く舌部11とを備えている。
図3及び図4に示すように、吸込口9から遠心送風機1内に吸い込まれた空気は、羽根車3の回転に伴ってスクロールケーシング4内へ吹き出される。スクロールケーシング4内の空気の流れの分布は、吹出口10の手前の風路断面積が広い領域において、空気が流れやすいために風量が多くなる。一方、舌部11付近の風路断面積が狭い領域では、空気が流れ込みにくいため、風量が少なくなっている。
図5は、実施の形態1に係る遠心送風機のスクロールケーシングの内壁面の舌部からの距離と、羽根車の中心からの距離との関係を示す図である。なお、スクロールケーシング4の内壁面41の舌部11からの距離とは、羽根車3の回転方向に沿う方向での舌部11からの距離である。図5には、縮小部が無い遠心送風機のスクロールケーシングの内壁面の舌部からの距離と、羽根車の中心からの距離との関係も合わせて示している。スクロールケーシング4には、舌部11を起点に羽根車3の回転方向に進んだ最接近点Aにおいて、羽根車3の中心Oからスクロールケーシング4の内壁面41までの距離Lが最小値Lminとなるように縮小部12が形成されている。舌部11から最接近点Aにかけては、縮小部12を形成しつつ距離Lが徐々に短くなる。すなわち、羽根車3とスクロールケーシング4の内壁面41との隙間が徐々に狭まることで、舌部11から吹出口10に向かわずにスクロールケーシング4内へと入り込んで再循環する流れが低減される。
また、縮小部12を設けることで、吹出口10及び舌部11の周辺での流れの乱れが少なくなり、騒音性能を低下させることなく、遠心送風機1の送風性能を向上させることができる。さらに、舌部11と羽根車3との隙間を確保しつつ、スクロールケーシング4内へ入り込んで再循環する流れを低減できるため、舌部11の周囲における羽根車3の回転に伴う羽根通過音の発生を抑制できる。
また、実施の形態1に係る遠心送風機1のスクロールケーシング4は、最接近点Aよりも後流側においては、拡大角が大きくなる形状となっている。羽根車がスクロールケーシングの中央に配置される遠心送風機と比較した場合、最接近点Aよりも後流側ではスクロールケーシング4の拡大角が大きいため、図5に示すように、グラフの傾きが急になっている。すなわち、スクロールケーシング4の最接近点Aよりも後流側において風路断面積が拡大する割合が増大するため、スクロールケーシング4内にて動圧から静圧への変換が生じやすくなり、吹出口10付近における静圧を高めることができる。
羽根車3の中心Oとスクロールケーシング4の内壁面41の最接近点Aと、羽根車3の中心Oとスクロールケーシング4の内壁面41との距離の拡大が終了する拡大終了点Bとによって形成される∠AOBの角度をθとすると、遠心送風機1の縦寸法Hは、角度θの大きさに左右される。拡大終了点Bは、最接近点Aを起点に羽根車3の回転方向へ進んだ箇所に位置する。なお、∠AOBは、舌部11と逆側に形成される角度である。
図6は、実施の形態1に係る遠心送風機の回転軸に垂直な断面の断面図である。図6に示すように、180°<θ<270°の場合、遠心送風機1の縦寸法Hは、スクロールケーシング4の最接近点Aから拡大終了点Bにかけての拡大角によって決まる。言い換えれば、縦寸法Hの全てをスクロールケーシング4の最接近点Aから拡大終了点Bにかけての拡大角を大きくすることに寄与させることができる。よって、吹出口10の手前の風路断面積が広い領域において、風路断面積がより大きくなり、スクロールケーシング4内を空気がさらに流れやすくなるため、送風性能を向上させることができる。また、送風性能の向上効果を応用して、遠心送風機1の縦寸法Hを小さくした際に生じる送風性能の低下分を補えば、送風性能を損なうことなく、遠心送風機1の小型化を実現することもできる。
図7は、実施の形態1に係る遠心送風機の回転軸に垂直な断面の断面図である。図7に示すように、θ<180°の場合、遠心送風機1の縦寸法Hは、拡大終了点Bを通る縦方向の線が、拡大終了点Bとは逆側でスクロールケーシング4と交わる点Cと、拡大終了点Bとの縦方向の距離となる。なお、拡大終了点Bを通る縦方向の線が、拡大終了点Bとは逆側でスクロールケーシング4と交わる点は、スクロールケーシング4の舌部11と最接近点Aとの間に位置する。θ<180°の場合、遠心送風機1の縦寸法Hに制約があると、スクロールケーシング4の最接近点Aから拡大終了点Bにかけての拡大角を大きくしにくくなるため、送風性能を低下させることなく騒音を低減する効果が小さくなる懸念がある。また、実施の形態1に係る遠心送風機1は、スクロールケーシング4の舌部11から最接近点Aにかけて、羽根車3とスクロールケーシング4との隙間を縮めることによって、舌部11から吹出口10に向わずにスクロールケーシング4内へと再循環する流れを低減させている。したがって、舌部11と最接近点Aとの間の領域は風路面積が狭く吸込流れが弱い領域であり、θ<180°の場合、吸込流れが弱い領域を広げ過ぎることになり、送風性能を低下させてしまう恐れがある。
図8は、実施の形態1に係る遠心送風機の回転軸に垂直な断面の断面図である。図8に示すように、θ>270°の場合、スクロールケーシング4の最接近点Aは舌部11の近くに存在することになり、スクロールケーシング4の内壁面41は、羽根車3とスクロールケーシング4との隙間が急激に狭まる形状となる。したがって、スクロールケーシング4内の流れの乱れが生じやすくなり、吹出口10及び舌部11のまわりの流れに悪影響を及ぼす恐れがある。
このように、角度θによってスクロールケーシング4の形状は左右されるため、遠心送風機1の送風性能も角度θの影響を受ける。図9は、実施の形態1に係る遠心送風機の羽根車の中心とスクロールケーシングの内壁面の最接近点と、スクロールケーシングの拡大終了点とによって形成される角度と最大ファン効率の改善量との関係を示す図である。角度θと遠心送風機1の最大ファン効率ηの改善量Δηとの関係から、角度θが180°≦θ≦240°となる範囲内にスクロールケーシング4の縮小部12を形成すると良いことが分かる。ここで、遠心送風機1の最大ファン効率ηは、静圧をP[Pa]、風量をQ[m/min]、軸出力をW[W]とするとき、η=P・Q/60Wで算出される。
図10は、実施の形態1に係る遠心送風機のスクロールケーシングの内壁面の舌部からの距離と、羽根車の中心からの距離との関係を示す図である。図10に示すように、スクロールケーシング4の形状について、スクロールケーシング4内に縮小部12を配置することで、最接近点Aにおいて距離Lが最小値Lminとなり、拡大終了点Bに向かって距離Lが大きくなるように拡大角を複数段に変化させてもよい。拡大角を複数段に変化させることにより、遠心送風機1を大型化することなく送風性能を向上させることができる。
図11は、実施の形態1に係る遠心送風機の回転軸に沿った断面図である。図11に示すように、縮小部12の周囲のスクロールケーシング4の壁面を回転軸方向に傾斜させることにより、縮小部12の周囲において羽根車3の回転に伴う翼通過音の発生を低減させてもよい。
図12は、実施の形態1に係る遠心送風機の回転軸に垂直な断面の断面図である。遠心送風機1を空気調和機のような装置の筐体内に実装して使用する場合には、図12に示されるように、遠心送風機1の縦寸法をH’に小さくするためにスクロールケーシング4の一部を削減したり、吹出方向を変化させたりすることがある。この場合、本来のスクロールケーシング4の拡大が終了する点は仮想点になり、羽根車3の中心Oとスクロールケーシング4の内壁面41との距離の拡大が実際に終了する拡大終了点Bも実装状態に応じた点になることから、∠AOBを数値化することは難しくなる。ただし、実装時における遠心送風機1の送風性能の向上効果を得るためには、上述したようにスクロールケーシング4の最接近点Aを舌部11付近には設けずに、スクロールケーシング4の最接近点Aから拡大終了点Bにかけての拡大角を大きくすることが望ましい。よって、駆動モータ2と逆側から遠心送風機1を見て、羽根車3の中心が原点に配置され、遠心送風機1の吹出口10及び舌部11が第一象限内に配置されているとみなすとき、スクロールケーシング4の拡大終了点Bが第一象限内又は第二象限内に配置され、スクロールケーシング4の内壁面41までの距離が最小となるスクロールケーシング4の最接近点Aが第四象限内に収まるようにスクロールケーシング4を形成すると良い。
図13及び図14は、実施の形態1に係る遠心送風機の送風特性を示す図である。図15は、実施の形態1に係る遠心送風機のファン効率を示す図である。図13、図14及び図15に示す送風性能及びファン効率は、遠心送風機1が∠AOB=θ=200°のスクロールケーシング4を備える場合の送風性能及びファン効率である。なお、図13、図14及び図15には、拡大角が一定のスクロールケーシングを備えた遠心送風機の送風特性又はファン効率を、縦寸法Hを同じに揃えた条件において合わせて示している。実施の形態1に係る遠心送風機1は、拡大角が一定の遠心送風機に対して圧力特性が向上し、最大でファン効率+1ptの特性向上効果を得られている。
実施の形態1に係る遠心送風機1は、舌部11を基点に羽根車3の回転方向へ進んだスクロールケーシング4内の最接近点Aにて、羽根車3の中心Oからスクロールケーシング4の内壁面41までの距離Lが最小値Lminとなるように縮小部12がスクロールケーシング4内に形成されている。スクロールケーシング4が縮小部12を備えたことで、舌部11から吹出口10に向わずにスクロールケーシング4内へと再循環する流れを低減し、吹出口10及び舌部11のまわりの流れの乱れが少なくなり、騒音性能を悪化させることなく、遠心送風機1の送風性能の向上を期待できる。
スクロールケーシング4の拡大角について、スクロールケーシング4内の最接近点Aよりも後流側において、スクロールケーシング4の拡大角を変化させ、羽根車3の中心Oとスクロールケーシング4の内壁面41との距離の拡大が終了する拡大終了点Bにかけての拡大角の値を大きく採るように構成する。この構造とすることで、スクロールケーシング4内の風路断面積が拡大する比率は、拡大角が一定の場合と比較して大きくなるため、動圧から静圧への変換が進み、遠心送風機1の吹出口10付近において静圧がより高くなる。さらに、拡大角が一定の遠心送風機では羽根車の中心とスクロールケーシングの内壁面との距離の拡大の始点は舌部であるのに対し、実施の形態1に係る遠心送風機1では、羽根車の中心とスクロールケーシングの内壁面との距離の拡大の始点はスクロールケーシング4内の最接近点Aとなる。したがって、羽根車3の中心Oとスクロールケーシング4の内壁面41との距離の拡大が終了する拡大終了点Bにかけての拡大角の値を大きく採りつつも、遠心送風機1全体の大型化を招くことなく、遠心送風機1の送風騒音性能の向上を期待できる。
上記の実施の形態1においては、多翼羽根車を用いた多翼送風機へ本発明を適用した場合について説明したが、本発明はスクロールケーシングを備えた遠心送風機全般に適用可能である。また、上記の実施の形態1においては、片吸込式の遠心送風機へ本発明を適用した場合について説明したが、本発明は、両吸込式の遠心送風機にも適用可能である。また、上記の実施の形態1においては、換気及び空調用途の送風機に本発明を適用した場合について説明したが、本発明は、換気又は空調用の送風機以外の機器にも適用可能である。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 遠心送風機、2 駆動モータ、3 羽根車、4 スクロールケーシング、5 主板、6 翼、7 補強リング、8 ベルマウス、9 吸込口、10 吹出口、11 舌部、12 縮小部、41 内壁面。

Claims (4)

  1. 駆動モータと、
    前記駆動モータのシャフトを中心に回転する羽根車と、
    吸込口と、前記羽根車が発生させた気流を吹き出す吹出口と、前記羽根車が発生させた気流を前記吹出口に導く舌部とを備え、前記羽根車を収容するスクロールケーシングとを有する遠心送風機であって、
    前記羽根車の中心から前記スクロールケーシングの内壁面までの距離は、前記舌部を基点に前記羽根車の回転方向へ進んだ最接近点において最短となり、
    前記スクロールケーシングは、前記羽根車の回転方向に沿って拡大角が変化することを特徴とする遠心送風機。
  2. 前記舌部から前記最接近点にかけて、前記羽根車の中心から前記スクロールケーシングの内壁面までの距離が前記羽根車の回転方向に沿って減少していき、
    前記最接近点を起点に前記羽根車の回転方向へ進んだ箇所に位置し、前記羽根車の中心と前記スクロールケーシングの内壁面との距離の拡大が終了する拡大終了点にかけて、前記羽根車の中心から前記スクロールケーシングの内壁面までの距離が増大することを特徴とする請求項1に記載の遠心送風機。
  3. 前記最接近点と、前記羽根車の中心と、前記拡大終了点とによって形成される角度θは、180°≦θ≦240°であることを特徴とする請求項1又は2に記載の遠心送風機。
  4. 前記シャフトの軸方向に沿って前記駆動モータと逆側から前記スクロールケーシングを見た視点において、前記羽根車の中心を原点に配置し、前記吹出口及び前記舌部を第一象限内に配置し、前記拡大終了点を第一象限内又は第二象限内に配置したとき、前記最接近点が第四象限内に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の遠心送風機。
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