JPWO2019139105A1 - 光コネクタ - Google Patents
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Abstract
光コネクタの挿抜が繰り返されたときの接続側の面の摩耗や変形を低減する。合成樹脂製のフェルールにより光伝送部が保持されている。このフェルールの接続側の面の全体を覆うように、光伝送部を臨む第1の開口を持ちフェルールより硬い薄板部材が接着される。例えば、フェルールは接続側の面に位置決め用ピンの挿入孔を有し、薄板部材は、この挿入孔に対応した第2の開口をさらに持ち、第1の開口は、第2の開口の位置を基準として位置決めされる。
Description
本技術は、光コネクタに関し、詳しくは、光伝送部を保持する合成樹脂製のフェルールを有する光コネクタに関する。
近時、通信容量の急激な増大に伴い、光による伝送が増えてきているが、主にデータ伝送量の多いインフラの基幹系やデータサーバー間接続に使用され、民生用としてはまだ普及していない。そのため、機器間の光学的接続を行う光コネクタなどの光接続部における挿抜は限定的なもので、一般のユーザが気軽に挿抜するような状況は考慮されておらず、挿抜の容易性と伝送品位の確保、および様々な使用環境下での耐久性の確保が課題となっている。
例えば、特許文献1には、隣接伝送チャンネル間の電気的なクロストークを低減するために、光学部品の嵌合面側に金属部材を配置する光コネクタが記載されている。
また、例えば、特許文献2および特許文献3には、温度、湿度変化による樹脂の膨張や収縮を抑えるために、光ファイバ挿入孔を囲むように金属などの線膨張係数の小さな部材を配置した光コネクタが記載されている。
特許文献1に記載される光コネクタの場合、実際嵌合の際に接触する部分は光学部材である。そのため、光コネクタの挿抜が繰り返されとき、接続側の面が摩耗し、あるいは異物が挟まることによって変形し、光学特性が低下するおそれがある。また、特許文献2および特許文献3に記載される光コネクタの場合、接続側の面全体が金属で覆われていない。そのため、特許文献1に記載の光コネクタと同様に、光コネクタの挿抜が繰り返されたとき、接続側の面が摩耗し、あるいは異物が挟まることによって変形し、光学特性が低下するおそれがある。
本技術の目的は、光コネクタの挿抜が繰り返されたときの接続側の面の摩耗や変形を低減することにある。
本技術の概念は、
光伝送部を保持する合成樹脂製のフェルールの接続側の面全体を覆うように、上記光伝送部を臨む第1の開口を持ち上記フェルールより硬い薄板部材を接着してなる
光コネクタにある。
光伝送部を保持する合成樹脂製のフェルールの接続側の面全体を覆うように、上記光伝送部を臨む第1の開口を持ち上記フェルールより硬い薄板部材を接着してなる
光コネクタにある。
本技術において、合成樹脂製のフェルールにより光伝送部が保持されている。このフェルールの接続側の面の全体を覆うように、光伝送部を臨む第1の開口を持ちフェルールより硬い薄板部材が接着される。例えば、フェルールは接続側の面に位置決め用ピンの挿入孔を有し、薄板部材は、この挿入孔に対応した第2の開口をさらに持ち、第1の開口は、第2の開口の位置を基準として位置決めされる、ようにされてもよい。
このように本技術においては、フェルールの接続側の面全体を覆うように、このフェルールより硬い薄板部材が接着されるものである。そのため、光コネクタの挿抜が繰り返されたときの接続側の面の摩耗や変形を低減でき、光学特性の低下を防止することが可能となる。また、本技術においては、薄板部材はフェルールの接続側の面に接着されるものである。そのため、当該薄板部材の厚みを最適なものとして接続時に良好な光学特性を確保することが容易に可能となる。
また、本技術の他の概念は、
光伝送部を保持する合成樹脂製のフェルールの接続側に光学部材を配置し、
上記光学部材の上記接続側の面全体を覆うように、上記光伝送部に対応した位置に開口を持ち上記光学部材より硬い薄板部材を接着し、
上記薄板部材の少なくとも1つの辺側を直角方向に折れ曲がった状態で延長し、該延長された部分を上記光学部材および上記フェルールの側面に接着してなる
光コネクタにある。
光伝送部を保持する合成樹脂製のフェルールの接続側に光学部材を配置し、
上記光学部材の上記接続側の面全体を覆うように、上記光伝送部に対応した位置に開口を持ち上記光学部材より硬い薄板部材を接着し、
上記薄板部材の少なくとも1つの辺側を直角方向に折れ曲がった状態で延長し、該延長された部分を上記光学部材および上記フェルールの側面に接着してなる
光コネクタにある。
本技術において、合成樹脂製のフェルールにより光伝送部が保持されており、この光伝送部の接続側に光学部材が配置されている。この光学部材の接続側の面全体を覆うように、光伝送部に対応した位置に開口を持ち光学部材より硬い薄板部材が接着される。また、薄板部材の少なくとも1つの辺側が直角方向に折れ曲がった状態で延長され、この延長された部分が光学部材およびフェルールの側面に接着される。
例えば、光学部材は、フェルールが保持する光伝送部から出力される光をコリメート光に変換するレンズ部材である、ようにされてもよい。また、例えば、光学部材は、フェルールが保持する光伝送部から出力されるコリメート光の光路を変更するプリズム部材である、ようにされてもよい。
このように本技術においては、光学部材の接続側の面全体を覆うように、この光学部材より硬い薄板部材が接着されるものである。そのため、光コネクタの挿抜が繰り返されたときの接続側の面の摩耗や変形を低減でき、光学特性の低下を防止することが可能となる。また、本技術においては。薄板部材は光学部材の接続側の面に接着されるものである。そのため、当該薄板部材の厚みを最適なものとして接続時に良好な光学特性を確保することが容易に可能となる。また、本技術においては、薄板部材の延長部分が光学部材およびフェルールの側面に接着されるものである。そのため、光学部材のフェルールからの脱落を防止し、ユーザに対する安全性を確保することが可能となる。
本技術によれば、光コネクタの挿抜が繰り返されたときの接続側の面の摩耗や変形を低減できる。なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また付加的な効果があってもよい。
以下、発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」とする)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.変形例
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.変形例
<1.第1の実施の形態>
[光コネクタ]
図1は、第1の実施の形態としての光コネクタ100の構成例を示している。図1(a)は斜視図であり、図1(b)は側面図である。フェルール101は、光伝送部102を保持している。この光伝送部102は、光信号の入出力を行う部分であり、光伝送路としての光ファイバ103が接続されている。なお、光ファイバ103は導波路であってもよい。フェルール101の光伝送部102を挟んで両側に図示しない挿入孔が穿たれており、この挿入孔に位置決め用ピン104が挿入される。
[光コネクタ]
図1は、第1の実施の形態としての光コネクタ100の構成例を示している。図1(a)は斜視図であり、図1(b)は側面図である。フェルール101は、光伝送部102を保持している。この光伝送部102は、光信号の入出力を行う部分であり、光伝送路としての光ファイバ103が接続されている。なお、光ファイバ103は導波路であってもよい。フェルール101の光伝送部102を挟んで両側に図示しない挿入孔が穿たれており、この挿入孔に位置決め用ピン104が挿入される。
フェルール101の接続側の面全体を覆うように薄板部材105が接着されている。この薄板部材105は、光伝送部102を臨む矩形の開口106を持っている。また、この薄板部材105は、フェルール101の、上述した位置決め用ピン104を挿入するための挿入孔に対応した丸形の開口107をさらに持っており、上述した開口106は、この開口107の位置を基準として位置決めされている。
薄板部材105は、フェルール105の合成樹脂材より硬い材料、例えば金属材料で構成されている。例えば、フェルール105がポリエーテルイミド (PEI:polyetherimide)で構成されるのに対して、薄板部材105は、SUS304−CSP、SUS301−CSP等のステンレス鋼板で構成される。この薄板部材105の厚みは、例えば数10ミクロンのオーダーである。この薄板部材105は、フェルール101の接続側の面に、例えば接着材を用いて接着されている。
上述したように、図1に示す光コネクタ100においては、フェルール101の接続側の面全体を覆うように、このフェルール101より硬い薄板部材105が接着されている。そのため、光コネクタ100の挿抜が繰り返されたときの接続側の面の摩耗や変形を低減でき、光学特性の低下を防止することが可能となる。
図2(a)は、光コネクタ100が、相対する光コネクタ100´(光コネクタ100と同様の構成)と正しく接続された状態を示している。この場合、薄板部材105同士が接触した状態となることから、光コネクタ100の挿抜が繰り返されたときの接続側の面の摩耗が低減される。
図2(b)は、光コネクタ100を光コネクタ100´に接続する際に、硬い異物110が挟まれた状態を示している。このように異物110が挟まれたとしても、薄板部材105として硬度の高いものが用いられることで、光コネクタ100の接続側の面が異物110よって変形することがなくなる。図2(c)は、異物110を取り去った状態を示しており、接続側の面の変形がないことを示している。そのため、異物110を取り除くことで、図2(a)に示すように、正しく接続することが可能となる。
図3は、比較例として、フェルール101の接続側の面に薄板部材105の挿入がない光コネクタ120の例を示している。図3(a)は、光コネクタ120が、相対する光コネクタ120´(光コネクタ120と同様の構成)と正しく接続された状態を示している。この場合、フェルール101同士が接触した状態となることから、光コネクタ120の挿抜が繰り返されたとき接続側の面の摩耗が起こる。
図3(b)は、光コネクタ120を光コネクタ120´に接続する際に、硬い異物110が挟まれた状態を示している。このように異物110が挟まれるとき、フェルール101の接続側の面に変形が生じる。図3(c)は、異物110を取り去った状態を示しており、接続側の面に変形111が生じていることを示している。そのため、異物110を取り除いたとしても、図3(a)に示すように、正しく接続することができなくなる。
また、図1に示す光コネクタ100においては、薄板部材105はフェルールの接続側の面に接着されている。そのため、当該薄板部材105の厚みを最適なものとして接続時に良好な光学特性を確保することが容易に可能となる。
図4(a),(b),(c)は、それぞれ、薄板部材105の厚さが異なるように調整された光コネクタ100を示しており、図4(a´),(b´),(c´)は、それぞれが、相対する光コネクタ100´(光コネクタ100と同様の構成)接続された状態を示している。
この場合、それぞれのフェルール101間の間隔はd1<d2<d3となる。つまり、薄板部材105の厚さを調整することで、フェルール101間の間隔を最適に調整することを容易に行い得る。なお、光コネクタ100の薄板部材105の厚さと、光コネクタ100´の薄板部材105の厚さを同じとする必要はなく、個別に調整されてもよい。
<2.第2の実施の形態>
[光コネクタ]
図5は、第2の実施の形態としての光コネクタ200の構成例を示している。図2(a)は斜視図であり、図2(b)は側面図である。フェルール201は、光伝送部を保持している。この光伝送部は、光信号の入出力を行う部分であり、光伝送路としての光ファイバ203が接続されている。なお、光ファイバ203は導波路であってもよい。フェルール201の接続側に光学部材208が配置されている。この場合、光学部材208は光学特性を保つためにフェルール201に接着固定されている。
[光コネクタ]
図5は、第2の実施の形態としての光コネクタ200の構成例を示している。図2(a)は斜視図であり、図2(b)は側面図である。フェルール201は、光伝送部を保持している。この光伝送部は、光信号の入出力を行う部分であり、光伝送路としての光ファイバ203が接続されている。なお、光ファイバ203は導波路であってもよい。フェルール201の接続側に光学部材208が配置されている。この場合、光学部材208は光学特性を保つためにフェルール201に接着固定されている。
光学部材208の、フェルール201が保持する光伝送部に対応した部分を挟んで両側に図示しない挿入孔が穿たれており、この挿入孔に位置決め用ピン204が挿入される。光学部材208は、例えば、図5(b)に示すように、フェルール201が保持する光伝送部から出力される光をコリメート光に変換するレンズ部材、あるいはフェルール201が保持する光伝送部から出力されるコリメート光の光路を変更するプリズム部材などである。
光学部材208の接続側の面(正面)全体を覆うように薄板部材205が接着されている。この薄板部材205は、フェルール201が保持する光伝送部に対応した部分に矩形の開口206を持っている。また、この薄板部材205は、光学部材208の、上述した位置決め用ピン204を挿入するための挿入孔に対応した丸形の開口207をさらに持っており、上述した開口206は、この開口207の位置を基準として位置決めされている。
薄板部材205は、光学部材208の合成樹脂材より硬い材料、例えば金属材料で構成されている。例えば、光学部材208がポリエーテルイミド (PEI:polyetherimide)で構成されるのに対して、薄板部材205は、SUS304−CSP、SUS301−CSP等のステンレス鋼板で構成される。この薄板部材205の厚みは、例えば数10ミクロンのオーダーである。この薄板部材205は、光学部材208の接続側の面に、例えば接着材を用いて接着されている。
また、薄板部材205は、少なくとも1つの辺側、この実施の形態においては対向する2つの辺側が直角方向に折れ曲がった状態で延長され、この延長された部分が光学部材208およびフェルール201の側面に、例えば接着剤を用いて、接着されている。
上述したように、図5に示す光コネクタ200においては、光学部材208の接続側の面全体を覆うように、この光学部材208より硬い薄板部材205が接着されている。そのため、第1の実施の形態における光コネクタ100と同様に、光コネクタ200の挿抜が繰り返されたときの接続側の面の摩耗や変形を低減でき、光学特性の低下を防止することが可能となる。
また、図5に示す光コネクタ200においては、薄板部材205は光学部材208の接続側の面に接着されている。そのため、第1の実施の形態における光コネクタ100と同様に、当該薄板部材205の厚みを最適なものとして接続時に良好な光学特性を確保することが容易に可能となる。
また、図5に示す光コネクタ200においては、薄板部材205の2つの辺側が折れ曲がってなる延長部分が光学部材208およびフェルール201の側面に接着されている。そのため、環境変化によるメカストレスによって光学部材208がフェルール201から剥がれた場合であっても、光学部材208のフェルール201からの脱落が防止され、ユーザに対する安全性が確保される。例えば、光学部材208がフェルール201からの脱落した場合、脱落した光学部材208によりユーザを傷つけたりするおそれがあるが、そのようなことがなくなる。
また、例えば、光学部材208がフェルール201からの脱落した場合、レーザー安全性を担保できなくなるが、そのようなことがなくなる。例えば、図6(a)は、光路部材208が、フェルール201が保持する光伝送部から出力されるコリメート光の光路を直進方向から傾斜方向に変更するレンズ部材である例を示している。なお、図6(a)〜(c)において、破線はコリメート光の光路を示している。
図6(b)は、薄板部材205がなく、光学部材208がフェルール201に単に接着されている光コネクタ210の例を示している。この光コネクタ210の場合、図6(c)に示すように、フェルール201から光学部材208が剥がれた場合には、当該光学部材208は脱落する。この場合、光学部材208が存在しなくなることから、フェルール201が保持する光伝送部から出力されるコリメート光の光路が直進方向のままとなって、ユーザに健康被害を生じさせるおそれがあり、レーザー安全性を担保できなくなる。
<3.変形例>
なお、上述の第2の実施の形態においては、図7(a)に示すように、薄板部材205の2つの辺側が折れ曲がってなる延長部分が光学部材208およびフェルール201の側面に接着されてなる光コネクタ200を示した。しかし、図7(b)に示すように、薄板部材205の1つの辺側が折れ曲がってなる延長部分が光学部材208およびフェルール201の側面に接着されてなる光コネクタ200Aも考えられる。この場合にあっても、薄板部材205の延長部分が光学部材208およびフェルール201の側面に接着されてなるものであるから、光学部材208がフェルール201から脱落することを抑制できる。
なお、上述の第2の実施の形態においては、図7(a)に示すように、薄板部材205の2つの辺側が折れ曲がってなる延長部分が光学部材208およびフェルール201の側面に接着されてなる光コネクタ200を示した。しかし、図7(b)に示すように、薄板部材205の1つの辺側が折れ曲がってなる延長部分が光学部材208およびフェルール201の側面に接着されてなる光コネクタ200Aも考えられる。この場合にあっても、薄板部材205の延長部分が光学部材208およびフェルール201の側面に接着されてなるものであるから、光学部材208がフェルール201から脱落することを抑制できる。
また、上述の第2の実施の形態においては、図7(a)に示すように、薄板部材205の光学部材208の接続側の面(正面)に対応した部分と折れ曲がってなる延長部分とが一体成形された光コネクタ200を示した。しかし、図7(c)、(d)に示すように、薄板部材205の光学部材208の接続側の面(正面)に対応した部分と折延長部分とが別体成形された光コネクタ200B,200Cも考えられる。
また、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)光伝送部を保持する合成樹脂製のフェルールの接続側の面全体を覆うように、上記光伝送部を臨む第1の開口を持ち上記フェルールより硬い薄板部材を接着してなる
光コネクタ。
(2)上記フェルールは上記接続側の面に位置決め用ピンの挿入孔を有し、
上記薄板部材は、上記挿入孔に対応した第2の開口をさらに持ち、
上記第1の開口は、上記第2の開口の位置を基準として位置決めされる
前記(1)に記載の光コネクタ。
(3)上記薄板部材は、金属薄板である
前記(1)または(2)に記載の光コネクタ。
(4)光伝送部を保持する合成樹脂製のフェルールの接続側に光学部材を配置し、
上記光学部材の上記接続側の面全体を覆うように、上記光伝送部に対応した位置に開口を持ち上記光学部材より硬い薄板部材を接着し、
上記薄板部材の少なくとも1つの辺側を直角方向に折れ曲がった状態で延長し、該延長された部分を上記光学部材および上記フェルールの側面に接着してなる
光コネクタ。
(5)上記光学部材は、上記フェルールが保持する光伝送部から出力される光をコリメート光に変換するレンズ部材である
前記(4)に記載の光コネクタ。
(6)上記光学部材は、上記フェルールが保持する光伝送部から出力されるコリメート光の光路を変更するプリズム部材である
前記(4)に記載の光コネクタ。
(7)上記薄板部材は、金属薄板である
前記(4)から(6)のいずれかに記載の光コネクタ。
(1)光伝送部を保持する合成樹脂製のフェルールの接続側の面全体を覆うように、上記光伝送部を臨む第1の開口を持ち上記フェルールより硬い薄板部材を接着してなる
光コネクタ。
(2)上記フェルールは上記接続側の面に位置決め用ピンの挿入孔を有し、
上記薄板部材は、上記挿入孔に対応した第2の開口をさらに持ち、
上記第1の開口は、上記第2の開口の位置を基準として位置決めされる
前記(1)に記載の光コネクタ。
(3)上記薄板部材は、金属薄板である
前記(1)または(2)に記載の光コネクタ。
(4)光伝送部を保持する合成樹脂製のフェルールの接続側に光学部材を配置し、
上記光学部材の上記接続側の面全体を覆うように、上記光伝送部に対応した位置に開口を持ち上記光学部材より硬い薄板部材を接着し、
上記薄板部材の少なくとも1つの辺側を直角方向に折れ曲がった状態で延長し、該延長された部分を上記光学部材および上記フェルールの側面に接着してなる
光コネクタ。
(5)上記光学部材は、上記フェルールが保持する光伝送部から出力される光をコリメート光に変換するレンズ部材である
前記(4)に記載の光コネクタ。
(6)上記光学部材は、上記フェルールが保持する光伝送部から出力されるコリメート光の光路を変更するプリズム部材である
前記(4)に記載の光コネクタ。
(7)上記薄板部材は、金属薄板である
前記(4)から(6)のいずれかに記載の光コネクタ。
100,100´・・・光コネクタ
101・・・フェルール
102・・・光伝送部
103・・・光ファイバ
104・・・位置決め用ピン
105・・・薄板部材
106・・・開口
107・・・開口
110・・・異物
200,200A〜200C・・・光コネクタ
201・・・フェルール
203・・・光ファイバ
204・・・位置決め用ピン
205・・・薄板部材
206・・・開口
207・・・開口
208・・・光学部材
101・・・フェルール
102・・・光伝送部
103・・・光ファイバ
104・・・位置決め用ピン
105・・・薄板部材
106・・・開口
107・・・開口
110・・・異物
200,200A〜200C・・・光コネクタ
201・・・フェルール
203・・・光ファイバ
204・・・位置決め用ピン
205・・・薄板部材
206・・・開口
207・・・開口
208・・・光学部材
Claims (7)
- 光伝送部を保持する合成樹脂製のフェルールの接続側の面全体を覆うように、上記光伝送部を臨む第1の開口を持ち上記フェルールより硬い薄板部材を接着してなる
光コネクタ。 - 上記フェルールは上記接続側の面に位置決め用ピンの挿入孔を有し、
上記薄板部材は、上記挿入孔に対応した第2の開口をさらに持ち、
上記第1の開口は、上記第2の開口の位置を基準として位置決めされる
請求項1に記載の光コネクタ。 - 上記薄板部材は、金属薄板である
請求項1に記載の光コネクタ。 - 光伝送部を保持する合成樹脂製のフェルールの接続側に光学部材を配置し、
上記光学部材の上記接続側の面全体を覆うように、上記光伝送部に対応した位置に開口を持ち上記光学部材より硬い薄板部材を接着し、
上記薄板部材の少なくとも1つの辺側を直角方向に折れ曲がった状態で延長し、該延長された部分を上記光学部材および上記フェルールの側面に接着してなる
光コネクタ。 - 上記光学部材は、上記フェルールが保持する光伝送部から出力される光をコリメート光に変換するレンズ部材である
請求項4に記載の光コネクタ。 - 上記光学部材は、上記フェルールが保持する光伝送部から出力されるコリメート光の光路を変更するプリズム部材である
請求項4に記載の光コネクタ。 - 上記薄板部材は、金属薄板である
請求項4に記載の光コネクタ。
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- 2019-01-10 JP JP2019564750A patent/JPWO2019139105A1/ja active Pending
Patent Citations (4)
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