JPH0933757A - 多心光コネクタ - Google Patents

多心光コネクタ

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Publication number
JPH0933757A
JPH0933757A JP20051495A JP20051495A JPH0933757A JP H0933757 A JPH0933757 A JP H0933757A JP 20051495 A JP20051495 A JP 20051495A JP 20051495 A JP20051495 A JP 20051495A JP H0933757 A JPH0933757 A JP H0933757A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
ferrule
moisture
connector
face
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20051495A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Takizawa
和宏 瀧澤
Yoshio Kikuchi
佳夫 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 MTコネクタなどは、通常の環境中では問題
ないが、高湿環境中に長時間さらすと、フェルールが吸
湿により寸法変化を起こす。特にガイド穴12が膨張し
てガイドピントの間に隙間ができると、コネクタの光学
特性を悪化する。この問題を解決する。 【構成】 フェルール10の外面に、金属コーティング
等による吸湿しにくい材料の層40を設ける。これによ
り、コネクタの吸湿による寸法変化を極力抑え、コネク
タをより厳しい環境でも信頼性を落とさずに使用できる
ようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてMTコネクタ
のように、ガイド穴を有し、これにガイドピンを挿入し
て光ファイバの軸合わせを行うタイプの、多心コネクタ
に関するものである。しかし、メカニカルスプライス、
メカクランプ等、MTコネクタ以外の光コネクタにも利
用可能である。
【0002】
【従来の技術】図2に従来のMTコネクタの一例を示
す。10はフェルールで、全体として角型であり、エポ
キシ樹脂等により一体成形され、左右両サイドに位置決
め用のガイド穴12を有する。20はファイバテープ、
22は光ファイバ、30は位置決め用のガイドピンであ
る。なお、図示しないが、上面中央には接着剤ポッティ
ング用の内部空洞に連結する窓を有する。
【0003】ファイバテープ20を接続する場合は、ガ
イドピン30をガイド穴12に挿入してフェルール10
を突き合わせ、クランプスプリング(図示略)により突
き合わせ面に圧力を加える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のMTコネクタな
どは、通常の環境下及びJISに定められている環境試
験程度の環境下では、特性に問題はない。しかし、高湿
中での長時間にわたる温度サイクルのような厳しい環境
下にさらされている最中では、フェルール10に吸湿に
よる寸法変化が起きる。特にガイド穴12(この寸法は
MTコネクタの光学特性の極めて重要な要素である)が
膨張すると、ガイドピントとの間にガタができて、コネ
クタの接続損失等の光学特性を悪化する場合がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1に例示するように、
フェルール10の外面に、吸湿しにくい材料の層40を
設ける。
【0006】「外面」とは、外部雰囲気に露出する面を
意味する。したがって、上下左右側面、前後部側面のみ
ならず、窓の内部、あるいはファイバ挿入口(後面)の
少し内側等の領域をも含むことができる。
【0007】「吸湿しにくい」の意味は、全く吸湿しな
いか、あるいは、フェルール材よりも吸湿性が無いとい
うことである。
【0008】また、当該層40を設ける部分は、必ずし
も全面を覆うものでなくともよい。すなわち、主として
上下左右側面のみに層40を形成することもできる。
【0009】
【作 用】フェルール10の外面に、吸湿しにくい材料
の層40を設けると、コネクタが吸湿環境にさらされて
も、フェルール10への吸湿を防止することができ、寸
法変化を押さえることができる。
【0010】
【実施例】図1に示す実施例の場合、吸湿しにくい材料
の層40は、金属コーティング等により形成する。金属
コーティングは、専用の装置を使用することにより、容
易に行うことができる。
【0011】すなわち、図1の場合、吸湿しにくい材料
の層40は、フェルール10の接続面(前面)を除い
て、ほぼ全側面を、コーティングしている。後面(ファ
イバ挿入側)も層40を形成することが好ましい。
【0012】当該層40の形成方法は、 金属蒸着により、たとえばCr,Au,Ti,Ni等
をメタライズする。 蒸着膜は、薄膜であり、フェルール樹脂との境界が明瞭
にならない傾向があるが、この場合も層40が形成され
ているものとする。接着剤注入用の窓部の処置について
は、蓋をしてメタライズするか、あるいは、そのまま露
出させて、むき出しのフェルールを加工処理する。な
お、フェルール単体の処理が望ましいが、フェルールに
光ファイバを挿入した状態で処理しても良いし、これ
は、以下の処理方法でも同様である。
【0013】塗布により形成する。 透湿性の無い樹脂、あるいは材料の塗料をフェルール本
体へ塗布するか、または、塗料中へフェルール本体を漬
けて、乾燥させて厚膜の層40を形成する。
【0014】その他、電解、あるいは無電解メッキに
より形成する。
【0015】なお、コネクタ組立時に端面の研磨を行う
ため、端面がコーティングされない状態になるが、端面
はコネクタ接続時にはほとんど外気と触れないので、影
響は無い。
【0016】
【発明の効果】コネクタの吸湿による寸歩変化が極力抑
えられるため、コネクタの環境特性が向上し、コネクタ
をより厳しい環境でも信頼性を落とさずに使用可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の説明図。
【図2】従来のMTコネクタの説明図。
【符号の説明】
10 フェルール 12 ガイド穴 14 ファイバ穴 16 窓 18 ファイバテープ挿入穴 20 ファイバテープ 22 光ファイバ 30 ガイドピン 40 吸湿しにくい材料の層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェルールの外面に、吸湿しにくい材料
    の層を設けたことを特徴とする、多心光コネクタ。
JP20051495A 1995-07-13 1995-07-13 多心光コネクタ Pending JPH0933757A (ja)

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JP20051495A JPH0933757A (ja) 1995-07-13 1995-07-13 多心光コネクタ

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JP20051495A JPH0933757A (ja) 1995-07-13 1995-07-13 多心光コネクタ

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Publication Number Publication Date
JPH0933757A true JPH0933757A (ja) 1997-02-07

Family

ID=16425585

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JP20051495A Pending JPH0933757A (ja) 1995-07-13 1995-07-13 多心光コネクタ

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JP (1) JPH0933757A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019139105A1 (ja) * 2018-01-12 2019-07-18 ソニー株式会社 光コネクタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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