JPWO2019138480A1 - 部品供給装置 - Google Patents

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Abstract

複数の部品が1列に隙間なく並んだ状態で搬送される搬送面と、搬送面において搬送される複数の部品のうちの少なくとも先頭の部品を斜め上方に搬送するためのテーパ面と、テーパ面から連続するとともに水平方向に延び出す状態で、テーパ面に対して固定的に配設され、テーパ面から部品が搬送される平坦面とを備え、平坦面において部品を供給する部品供給装置。

Description

本発明は、複数の部品が1列に隙間なく並んだ状態で搬送され、搬送された複数の部品のうちの先頭の部品を供給する部品供給装置に関するものである。
部品供給装置には、複数の部品が1列に隙間なく並んだ状態で搬送され、搬送された複数の部品のうちの先頭の部品を供給する装置がある。下記特許文献には、そのような構造の部品供給装置の一例が記載されている。
特開平1−176625号公報
上記構造の部品供給装置では、搬送された複数の部品のうちの先頭の部品を安定的に供給することが望まれている。そこで、搬送された複数の部品のうちの先頭の部品を安定的に供給することを課題とする。
上記課題を解決するために、本明細書は、複数の部品が1列に隙間なく並んだ状態で搬送される搬送面と、前記搬送面において搬送される複数の部品のうちの少なくとも先頭の部品を斜め上方に搬送するためのテーパ面と、前記テーパ面から連続するとともに水平方向に延び出す状態で、前記テーパ面に対して固定的に配設され、前記テーパ面から部品が搬送される平坦面とを備え、前記平坦面において部品を供給する部品供給装置を開示する。
本開示によれば、搬送された複数の部品のうちの先頭の部品を、他の部品より上方において供給することができ、搬送された複数の部品のうちの先頭の部品を安定的に供給することが可能となる。
部品実装機を示す斜視図である。 部品装着装置を示す斜視図である。 部品収容スティックを示す斜視図である。 本発明のスティックフィーダを示す斜視図である。 図4のスティックフィーダを側方からの視点において示す拡大断面図である。 図4のスティックフィーダを上方からの視点において示す拡大平面図である。 部品実装機の制御装置を示すブロック図である。 従来のスティックフィーダを側方からの視点において示す拡大断面図である。 従来のスティックフィーダを側方からの視点において示す拡大断面図である。 従来のスティックフィーダを側方からの視点において示す拡大断面図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<部品実装機の構成>
図1に、部品実装機10を示す。部品実装機10は、回路基材12に対する部品の実装作業を実行するための装置である。部品実装機10は、装置本体20、基材搬送保持装置22、部品装着装置24、マークカメラ26、パーツカメラ28、ばら部品供給装置30、部品供給装置32、制御装置(図7参照)36を備えている。なお、回路基材12として、回路基板、三次元構造の基材等が挙げられ、回路基板として、プリント配線板、プリント回路板等が挙げられる。
装置本体20は、フレーム部40と、そのフレーム部40に上架されたビーム部42とによって構成されている。基材搬送保持装置22は、フレーム部40の前後方向の中央に配設されており、搬送装置50とクランプ装置52とを有している。搬送装置50は、回路基材12を搬送する装置であり、クランプ装置52は、回路基材12を保持する装置である。これにより、基材搬送保持装置22は、回路基材12を搬送するとともに、所定の位置において、回路基材12を固定的に保持する。なお、以下の説明において、回路基材12の搬送方向をX方向と称し、その方向に直角な水平の方向をY方向と称し、鉛直方向をZ方向と称する。つまり、部品実装機10の幅方向は、X方向であり、前後方向は、Y方向である。
部品装着装置24は、ビーム部42に配設されており、2台の作業ヘッド60,62と作業ヘッド移動装置64とを有している。各作業ヘッド60,62は、図2に示すように、吸着ノズル66を有しており、吸着ノズル66によって部品を保持する。また、作業ヘッド移動装置64は、X方向移動装置68とY方向移動装置70とZ方向移動装置72とを有している。そして、X方向移動装置68とY方向移動装置70とによって、2台の作業ヘッド60,62は、一体的にフレーム部40上の任意の位置に移動させられる。また、各作業ヘッド60,62は、図2に示すように、スライダ74,76に着脱可能に装着されており、Z方向移動装置72は、スライダ74,76を個別に上下方向に移動させる。つまり、作業ヘッド60,62は、Z方向移動装置72によって、個別に上下方向に移動させられる。
マークカメラ26は、下方を向いた状態でスライダ74に取り付けられており、作業ヘッド60とともに、X方向,Y方向およびZ方向に移動させられる。これにより、マークカメラ26は、フレーム部40上の任意の位置を撮像する。パーツカメラ28は、図1に示すように、フレーム部40上の基材搬送保持装置22と部品供給装置32との間に、上を向いた状態で配設されている。これにより、パーツカメラ28は、作業ヘッド60,62の吸着ノズル66に保持された部品を撮像する。
ばら部品供給装置30は、フレーム部40の前後方向での一方側の端部に配設されている。ばら部品供給装置32は、ばらばらに散在された状態の複数の部品を整列させて、整列させた状態で部品を供給する装置である。つまり、任意の姿勢の複数の部品を、所定の姿勢に整列させて、所定の姿勢の部品を供給する装置である。
部品供給装置32は、フレーム部40の前後方向での他方側の端部に配設されている。部品供給装置32は、トレイ型部品供給装置78とフィーダ型部品供給装置80とを有している。トレイ型部品供給装置78は、トレイ上に載置された状態の部品を供給する装置である。フィーダ型部品供給装置80は、スティックフィーダ82によって部品を供給する装置である。以下に、スティックフィーダ82について詳しく説明する。なお、ばら部品供給装置30および、部品供給装置32によって供給される部品として、電子回路部品,太陽電池の構成部品,パワーモジュールの構成部品等が挙げられる。また、電子回路部品には、リードを有する部品,リードを有さない部品等が有る。
スティックフィーダ82は、フレーム部40の他方側の端部に固定的に設けられたフィーダ保持台86に着脱可能に装着されている。スティックフィーダ82は、部品収容スティック(図3参照)88から電子回路部品を押し出し、押し出した電子回路部品を部品供給位置において供給する装置である。
部品収容スティック88は、図3に示すように、スティックケース90と複数の電子回路部品92とによって構成されている。スティックケース90は、樹脂により形成されており、内部が空洞のスティック状とされている。つまり、スティックケース90は、両端部が開口するチューブ状とされている。スティックケース90の内部の形状は、電子回路部品92の形状と略同形状をなし、スティックケース90の内寸は、電子回路部品92の外寸より僅かに大きくされている。そして、スティックケース90の内部に、複数の電子回路部品92が一列に並んだ状態で収容されている。これにより、電子回路部品92は、スティックケース90の内部において、スティックケース90の軸方向に沿って移動可能とされている。
なお、部品収容スティック88には、コネクタ,DIP(Dual Inline Packageの略)等の電子回路部品92が収容されているが、以下の説明では、図5に示す形状の電子回路部品92が部品収容スティック88に収容されている場合について説明する。この電子回路部品92は、本体部93とリード94とを含むリード部品である。本体部93は、上部カバー96と下部カバー98とにより構成されており、上部カバー96と下部カバー98とは、互いに同寸法の皿形状をなしている。そして、上部カバー96と下部カバー98とは、互いの開口部において固着され、一体化されている。また、リード94は、下部カバー98の側面から下方に向かって延び出している。なお、上部カバー96と下部カバー98とは、開口部に向かって外寸が大きくなる形状とされている。このため、上部カバー96と下部カバー98との開口部において固着された箇所、つまり、本体部93の側面の中央部は、外側に向かって突出する突出部99とされている。
また、スティックフィーダ82は、図4に示すように、フィーダ本体部100と、スティック保持部102と、部品送り装置104と、部品供給部106とによって構成されている。そして、スティックフィーダ82は、スティック保持部102により保持された部品収容スティック88から電子回路部品92を送り出し、送り出された電子回路部品92を部品供給部106において供給する装置である。
詳しくは、フィーダ本体部100は、部品実装機10のフレーム部40の端部に設けられたフィーダ保持台86に装着されるものである。フィーダ本体部100がフィーダ保持台86に装着された状態において、フィーダ本体部100の部品供給部106が設けられている前方側の部分は、部品実装機10の内部に入り込み、作業ヘッド60,62の作動範囲内に位置する。
スティック保持部102は、フィーダ本体部100の上面に配設されており、部品収容スティック88を、フィーダ本体部100の延びる方向に沿って着脱可能に保持する。部品送り装置104は、エアチューブ110と、エア噴出装置112とによって構成されている。エアチューブ110は、先端部において、スティック保持部102に保持された部品収容スティック88の後端部に接続されている。そして、エアチューブ110は、フィーダ本体部100の後方において、フィーダ本体部100の下方に向かって湾曲されており、フィーダ本体部100の下方において、フィーダ本体部100の内部に挿入されている。
そのフィーダ本体部100の内部には、エア噴出装置112が配設されており、フィーダ本体部100の内部に挿入されたエアチューブ110がエア噴出装置112に接続されている。これにより、エア噴出装置112がエアを噴出することで、その噴出されたエアがエアチューブ110を介して、スティック保持部102に保持された部品収容スティック88の内部に吹き出される。この際、部品収容スティック88の内部に収容されている複数の電子回路部品92が、エアの吹き出しにより、前方に向かって搬送される。
また、部品供給部106は、概して、ブロック状をなし、フィーダ本体部100の上面において、スティック保持部102に保持された部品収容スティック88の前方側に着脱可能に配設されている。部品供給部106の上面には、部品受け部120が形成されている。部品受け部120は凹部形状とされており、それの幅方向の寸法および、長さ方向の寸法は、電子回路部品92の幅方向の寸法および、長さ方向の寸法より僅かに大きくされている。これにより、部品受け部120内に1個の電子回路部品92を収納することが可能となっている。
詳しくは、部品受け部120は、図5に示すように、部品供給部106の上面及び側面に開口しており、開口する側面が、スティック保持部102に保持された部品収容スティック88の前端と対向している。また、部品受け部120の底面は、テーパ面126と平坦面128とに区分けされる。テーパ面126は、部品受け部120の開口する側面側の底面、つまり、部品収容スティック88の前端と対向する側の底面に形成されている。そのテーパ面126は、部品収容スティック88の前端から離れるほど、斜め上方に向かう傾斜面である。そして、部品収容スティック88の内部の電子回路部品92が搬送される底面(以下、「搬送面」と記載する)130の前端が、テーパ面126の最下端の僅か上方の箇所と対向している。なお、テーパ面126の傾斜角度は、約20〜30度とされている。
また、平坦面128は、テーパ面126の最上端から連続するとともに、テーパ面126から離れる方向において水平方向に延び出す状態で、テーパ面126に対して固定的に配設されている。このような構造により、搬送面130とテーパ面126とは、概ね連続し、そのテーパ面126と連続する平坦面128は、搬送面130より僅かに上方に位置する。なお、搬送面130と平坦面128との高低差は、約0.5mmとされている。また、平坦面128のテーパ面126と反対側には、側面132が立設されている。そして、平坦面128のテーパ面126側の端と側面132側の端との間の距離、つまり、平坦面128の前後方向の長さ寸法は、部品収容スティック88に収容されている電子回路部品92の長さ寸方より僅かに短くされている。ただし、部品受け部120の長さ方向の寸法、つまり、テーパ面126と平坦面128とを合わせた長さ方向の寸法は、電子回路部品92の長さ寸方より僅かに長くされている。
また、平坦面128には、図6に示すように、側面132の側の端部に、貫通穴136が形成されており、その貫通穴136の下方に、検出センサ(図7参照)138が配設されている。検出センサ138は、貫通穴136を介して、平坦面128の上の部品の有無を検出するものである。
制御装置36は、図7に示すように、コントローラ150、複数の駆動回路152、画像処理装置156を備えている。複数の駆動回路152は、上記搬送装置50、クランプ装置52、作業ヘッド60,62、作業ヘッド移動装置64、トレイ型部品供給装置78、フィーダ型部品供給装置80、エア噴出装置112、ばら部品供給装置30に接続されている。コントローラ150は、CPU,ROM,RAM等を備え、コンピュータを主体とするものであり、複数の駆動回路152に接続されている。これにより、基材搬送保持装置22、部品装着装置24等の作動が、コントローラ150によって制御される。また、コントローラ150は、画像処理装置156にも接続されている。画像処理装置156は、マークカメラ26およびパーツカメラ28によって得られた画像データを処理するものであり、コントローラ150は、画像データから各種情報を取得する。さらに、コントローラ150は、検出センサ138に接続されており、検出センサ138による検出結果が、コントローラ150に入力される。
<部品実装機の作動>
部品実装機10では、上述した構成によって、基材搬送保持装置22に保持された回路基材12に対して部品の装着作業が行われる。具体的には、回路基材12が、作業位置まで搬送され、その位置において、クランプ装置52によって固定的に保持される。また、ばら部品供給装置30若しくは、部品供給装置32は、所定の供給位置において、部品を供給する。そして、ばら部品供給装置30若しくは、部品供給装置32により供給された部品が、作業ヘッド60,62の吸着ノズル66により保持され、その部品が回路基板に装着される。以下に、部品供給装置32のフィーダ型部品供給装置80による部品の供給について、詳しく説明する。
フィーダ型部品供給装置80のスティックフィーダ82では、コントローラ150からの指令により、エア噴出装置112が、エアを噴出し、噴出されたエアが、エアチューブ110を介して、スティック保持部102に保持された部品収容スティック88の内部に吹き出される。これにより、部品収容スティック88の内部に収容されている複数の電子回路部品92が、エアの吹き出しにより、一列に隙間なく並んだ状態で、前方に向かって押し出される。
そして、部品収容スティック88の内部において前方に向かって押し出された複数の電子回路部品92のうちの最も前方側に位置する電子回路部品92が、部品収容スティック88の前方側端部の開口から押し出される。この際、部品収容スティック88の開口から押し出された電子回路部品92は、部品収容スティック88の搬送面130から、部品受け部120のテーパ面126に乗り移り、テーパ面126において、斜め上方に向かって搬送される。そして、エア噴出装置112が、継続してエアを噴出することで、部品収容スティック88の開口から押し出された電子回路部品92は、テーパ面126を経由して、平坦面128まで搬送される。
これにより、図5に示すように、平坦面128まで搬送された電子回路部品92の前端部、つまり、電子回路部品92の前方側の突出部99が、部品受け部120の側面132に当接し、その電子回路部品92が部品受け部120の内部に収容される。この際、部品受け部120の内部に収容された電子回路部品92のリード94は、全て平坦面128の上に乗り移っており、その電子回路部品92の後方に位置する電子回路部品92より僅かに上方に位置する。
なお、部品受け部120に収容された電子回路部品92は、エア噴出装置112からのエアの噴出により、後方に位置する電子回路部品92から押されて、側面132と、後方に位置する電子回路部品92とによって挟持された状態となる。そこで、電子回路部品92が部品受け部120に収容されると、検出センサ138は、平坦面128に形成された貫通穴136を介して、電子回路部品92を検出し、その検出結果をコントローラ150に出力する。そして、コントローラ150は、検出センサ138から電子回路部品92の検出を受け付けると、エア噴出装置112の作動を停止させる。これにより、エア噴出装置112によるエアの噴出が停止することで、部品受け部120に収容された電子回路部品92への挟持力が解除される。
そして、コントローラ150によって作業ヘッド移動装置64の作動が制御され、吸着ノズル66が部品受け部120の上方に移動し、吸着ノズル66が下降して電子回路部品92の上面を吸着することで、部品受け部120に収容された電子回路部品92が吸着ノズル66により保持される。この後に、吸着された電子回路部品92は、電子回路部品92を吸着する位置である平坦面が固定的であるが故に、後続部品に新たな挟持力や押し付け力が発生することなく部品供給位置である部品受け部からピックアップされる。このように、スティックフィーダ82では、部品受け部120において安定的に電子回路部品92が供給される。
<従来のスティックフィーダとの比較>
このように、スティックフィーダ82では、供給対象の電子回路部品92、つまり、部品受け部120に収容された電子回路部品92が、その電子回路部品92の後方に位置する電子回路部品92より僅かに上方に位置した状態で、供給される。一方、従来のスティックフィーダでは、供給対象の電子回路部品92が、その電子回路部品92の後方に位置する電子回路部品92と略同じ高さに位置した状態で、供給される。
具体的には、従来のスティックフィーダでは、図8に示す形状の部品供給部170が採用されている。部品供給部170は、スティックフィーダ82の部品供給部106と同様に、スティック保持部102に保持された部品収容スティック88の前方側に配設されている。そして、部品供給部170に、部品供給部106の上面及び側面に開口する部品受け部172が形成されており、開口する側面が、スティック保持部102に保持された部品収容スティック88の前端と対向している。
また、部品受け部172の底面は、平坦面174のみより構成されており、上記部品受け部120のようにテーパ面126は形成されていない。そして、その平坦面174は、部品収容スティック88の搬送面130と同じ高さとされており、平坦面174と搬送面130とは、概ね連続した状態とされている。なお、部品受け部172にも、平坦面174の部品収容スティック88側と反対側に、側面178が立設されている。そして、平坦面174の部品収容スティック88側の端と側面178側の端との間の距離、つまり、平坦面174の前後方向の長さ寸法は、電子回路部品92の長さ寸法より僅かに長くされている。
このような構造の部品供給部170を有する従来のスティックフィーダにおいても、エア噴出装置112の作動によりエアが噴出されることで、部品収容スティック88の内部において、複数の電子回路部品92が部品供給部170に向かって押し出される。そして、複数の電子回路部品92のうちの最も前方側に位置する電子回路部品92が、部品収容スティック88の搬送面130から、部品受け部172に乗り移る。これにより、複数の電子回路部品92のうちの最も前方側に位置する電子回路部品92が、部品受け部172の側面178に当接し、部品受け部172に収容される。
この際、搬送面130と平坦面174とは同じ高さであるため、部品受け部172に収容される電子回路部品(以下、「収容部品」と記載する)92の突出部99と、その電子回路部品92の後方に位置する電子回路部品(以下、「後方部品」と記載する)92の突出部99とは接触した状態となる。つまり、収容部品92は、自身の突出部99において、後方部品92の突出部99により点接触、若しくは、線接触した状態で、前方に向かって押し出され、部品受け部172に収容される。
このため、例えば、電子回路部品92の成形時の誤差等により、後方部品92の突出部99が、収容部品92の突出部99より上方に位置する場合において、図9に示すように、後方部品92の突出部99が、収容部品92の突出部99に乗り上げる場合がある。また、後方部品92の突出部99と、収容部品92の突出部99とが略同じ高さであっても、側面178に当接した収容部品92を後方部品92が押すことで、後方部品92の突出部99が、収容部品92の突出部99に乗り上げる場合がある。特に、電子回路部品92では、上部カバー96と下部カバー98とが一体化される際に、突出部99にバリ等が形成される場合があり、そのような場合には、バリ等によって、後方部品92の突出部99が、収容部品92の突出部99に乗り上がり易くなる。
そして、後方部品92の突出部99が、収容部品92の突出部99に乗り上がった状態で、収容部品92が吸着ノズル66により保持され、その保持された収容部品92が持ち上げられると、図10に示すように、保持された収容部品92が、吸着ノズル66から脱落する虞がある。これは、後方部品92の荷重が収容部品92にかかり、後方部品92の荷重がかかった収容部品92を、吸着ノズル66の保持力では保持できないためである。また、保持された収容部品92が持ち上げられる際に、その収容部品92とともに後方部品92も持ち上げられ、その後方部品92が部品収容スティック88のスティックケース90に接触することで、保持された収容部品92が、吸着ノズル66から脱落する場合もある。
このように、従来のスティックフィーダでは、収容部品92と後方部品92とが突出部99において引っ掛かり、収容部品92を適切に吸着ノズル66により保持することができない虞がある。このようなことに鑑みて、スティックフィーダ82では、図5に示すように、部品受け部120の底面に、テーパ面126と平坦面128とが形成されている。そして、部品収容スティック88から押し出された収容部品92が、テーパ面126によって、部品収容スティック88の搬送面130から上方に向かって搬送され、搬送面130より上方に位置する平坦面128まで、搬送される。この際、部品受け部120に収容された収容部品92は、部品収容スティック88の搬送面130に位置する後方部品92より上方に位置し、後方部品92の突出部99と収容部品92の突出部99とは接触しない。これにより、後方部品92の突出部99が、収容部品92の突出部99に乗り上がることを防止し、吸着ノズル66による収容部品92の保持が適切に担保される。
また、部品受け部120が形成されている部品供給部106は、スティックフィーダ82に着脱可能とされている。そして、部品供給部106は、複数用意されており、それら複数の部品供給部106の各々に、種々の部品に応じた形状の部品受け部120が形成されている。つまり、複数の部品供給部106の各々に、テーパ面126の傾斜角度,テーパ面126の長さ寸法,平坦面128の長さ寸法などの異なる部品受け部120が形成されている。このため、供給対象の部品に応じた部品供給部106をスティックフィーダ82に取り付けることで、種々の部品に対して、後方部品92の収容部品92への乗り上げを防止できる。
また、スティックフィーダ82は、従来のスティックフィーダと比較して、部品供給部106が異なるだけである。つまり、従来のスティックフィーダにおいて、部品供給部170の代わりに、部品供給部106を取り付けるだけで、後方部品92の収容部品92への乗り上げを防止できる。これにより、大きな仕様変更等を行うことなく、大きな効果を得ることができる。
なお、制御装置36は、制御装置の一例である。スティックフィーダ82は、部品供給装置および、スティックフィーダの一例である。エア噴出装置112は、エア噴出装置の一例である。テーパ面126は、テーパ面の一例である。平坦面128は、平坦面の一例である。搬送面130は、搬送面の一例である。貫通穴136は、穴の一例である。検出センサ138は、検出センサの一例である。
また、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施例では、平坦面128の長さ寸法が、電子回路部品92の長さ寸法より僅かに短くされているが、電子回路部品92の長さ寸法の半分より長ければ、どのような寸法に設定されてもよい。ただし、平坦面128に同時に2個の電子回路部品92が搬送された場合に、平坦面128において、後方部品92が収容部品92に乗り上がる虞があるため、平坦面128の長さ寸法は、電子回路部品92の長さ寸法の1.5倍より短いことが好ましい。
また、上記実施例では、部品収容スティック88から部品受け部120に電子回路部品92を押し出す機構として、エアの噴出を利用した機構が採用されているが、種々の機構を採用することが可能である。例えば、ワイヤ等により部品収容スティック88の内部の部品を押し出す機構,振動や磁性力により部品収容スティック88の内部の部品を押し出す機構,部品の自重や慣性力を利用して部品収容スティック88の内部の部品を押し出す機構等を採用することが可能である。
また、上記実施例では、貫通穴136が、平坦面128に形成されているが、搬送面130若しくは、テーパ面126に形成されていてもよい。つまり、テーパ面126と平坦面128と搬送面130との少なくとも1つに貫通穴136が形成されていてもよい、ただし、貫通穴136がテーパ面126若しくは、搬送面130に形成される場合は、貫通穴136の形成位置から平坦面128まで電子回路部品92が搬送される時間を考慮して、エア噴出装置112の作動を停止する必要がある。つまり、検出センサ138が電子回路部品92を検出した後にも前記時間を考慮した時間はエアを継続して噴出させたのちにエア噴出装置112の作動を停止する必要がある。このことを考慮すると、貫通穴136は、部品供給部である平坦面128に形成されることが好ましい。
また、上記実施例では、エア噴出装置112の作動を制御する装置として、制御装置36が採用されているが、エア噴出装置112においてエアの噴出及び噴出されるエアの停止を制御する作動バルブを、エア噴出装置112の作動を制御する装置として採用することが可能である。換言すれば、エアの作動バルブは制御装置と考えることも、また、エアの作動バルブを制御する制御装置は部品供給装置にはない態様も考えられる。
また、上記実施例では、複数の部品が1列で搬送される部品供給装置として、スティックフィーダ82が採用されているが、バルクフィーダ等の部品供給装置が採用されてもよい。
また、上記実施例では、リードを有する電子回路部品92に本発明が適用されているが、種々の種類の部品に本発明を適用することが可能である。具体的には、例えば、太陽電池の構成部品,パワーモジュールの構成部品,リードを有さない電子回路部品等に、本発明を適用することが可能である。
36:制御装置 82:スティックフィーダ(部品供給装置) 112:エア噴出装置 126:テーパ面 128:平坦面 130:搬送面 136:貫通穴(穴) 138:検出センサ















Claims (3)

  1. 複数の部品が1列に隙間なく並んだ状態で搬送される搬送面と、
    前記搬送面において搬送される複数の部品のうちの少なくとも先頭の部品を斜め上方に搬送するためのテーパ面と、
    前記テーパ面から連続するとともに水平方向に延び出す状態で、前記テーパ面に対して固定的に配設され、前記テーパ面から部品が搬送される平坦面と
    を備え、前記平坦面において部品を供給する部品供給装置。
  2. 前記部品供給装置が、
    前記平坦面に向かってエアを噴出するエア噴出装置を備え、前記エア噴出装置のエアの噴出により、複数の部品を隙間なく搬送するスティックフィーダである請求項1に記載の部品供給装置。
  3. 前記部品供給装置が、
    前記搬送面と前記テーパ面と前記平坦面との少なくとも1つに形成された穴を介して、前記搬送面と前記テーパ面と前記平坦面との少なくとも1つに部品が搬送されたか否かを検出する検出センサと、
    前記検出センサにより前記搬送面と前記テーパ面と前記平坦面との少なくとも1つに部品が搬送されたことが検出された場合に、前記エア噴出装置によるエアの噴出を停止するように、前記エア噴出装置の作動を制御する制御装置と
    を備える請求項2に記載の部品供給装置。






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