JPWO2019130514A1 - ドライ真空ポンプの粉体負荷軽減方法および粉体負荷軽減器 - Google Patents

ドライ真空ポンプの粉体負荷軽減方法および粉体負荷軽減器 Download PDF

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Abstract

ドライ真空ポンプ(3)の前段に設置した粉体負荷軽減器(10)に、排気管(7)からの粉体を一旦受け入れて一時的に溜める。大量の粉体が一度にドライ真空ポンプ(3)に侵入することに起因する弊害を防止できる。粉体負荷軽減器(10)の内部に受け入れた粉体は、その底の粉体受け面(18)に一時的に溜まる。粉体受け面(18)に溜まった粉体は、ドライ真空ポンプ(3)による真空引きによって内部に発生する旋回状気体流(A)によって運ばれて、容器出口(16)から排出される。粉体負荷軽減器(10)の内部に、粉体が溜め込まれることがない。内部に溜め込まれた粉体を定期的に取り除くためのメンテナンス等の作業も不要になる。

Description

本発明は、ドライ真空ポンプの吸気口からポンプ内に侵入する粉体に起因するポンプ負荷の増加を軽減するための粉体負荷軽減方法および粉体負荷軽減器に関する。
半導体製造プロセスであるCVD等の成膜工程においては、ドライ真空ポンプを用いて反応室等の真空引きが行われる。真空引きによりドライ真空ポンプに吸引される排ガスには粉体状生成物が含まれている。このような粉体は少量ずつであれば、ドライ真空ポンプに吸入されても、当該ポンプの駆動に問題になることはない。しかし、一度に大量の粉体がドライ真空ポンプに侵入すると、ポンプが過負荷状態に陥り、起動不可になることがある。
例えば、排ガスをドライ真空ポンプの吸気口に導く排ガス管の内壁に析出する生成物は、ポンプ停止時に流入する大気と反応して成長し、ポンプ運転時に真空乾燥して内壁から剥離することがある。剥離した粉体は、塊の状態のまま、一度に、ドライ真空ポンプに侵入する。一度に多量の粉体が侵入すると、ポンプが過負荷状態に陥って停止し、再起動不可になる。このような弊害を防止するために、ドライ真空ポンプの前段に、粉体を捕捉して溜めるためのh型配管や粉体トラップを設置するのが一般的である。例えば、特許文献1には、粉体をトラップするための遠心分離筒がポンプ吸気口に取り付けられたドライ真空ポンプが提案されている。
特開2007−205287号公報
従来において使用されているh型配管、粉体トラップは、大量に発生した粉体がポンプに侵入しないように手前で捕捉するので、捕捉して内部に溜まった粉体を取り出すために、定期的なメンテナンスが必要である。メンテナンスは、ポンプおよびその上位の半導体製造装置等の機器を停止する必要がある。現地作業が必要になり、コスト、工数が掛かる。また、大量の粉体が短期間で発生するプロセスの場合には、メンテナンスの周期が短くなり、稼働率が低下し、運用が困難になる場合もある。
本発明の目的は、このような点に鑑みて、メンテナンスを基本的に必要とせずに、ポンプ内に多量の粉体が侵入することを防止可能なドライ真空ポンプの粉体負荷軽減方法および粉体負荷軽減器を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のドライ真空ポンプの粉体負荷軽減方法では、外部配管からドライ真空ポンプの吸気口に向かう粉体を、外部配管と前記吸気口の間に配置した筒状容器の容器内部に、その上部に形成した容器入口から受け入れる。容器内部に受け入れた粉体を、容器内部に配置した粉体受け面に落下させて、当該粉体受け面に一時的に溜める。容器内部に、容器入口から容器内部に流入し、粉体受け面に沿って流れて、筒状容器の下部に形成した容器出口から流出する気体流を形成する。この気体流によって、粉体受け面に溜まった粉体を、粉体受け面における気体流の流れ方向の下流端に開口する容器出口から送り出す。
気体流として、ドライ真空ポンプの真空引きによって生じる、外部配管の側から容器内部を経由して吸気口に向かう気体流を利用できる。この場合には、粉体受け面に一時的に溜まった粉体を、気体流によって、容器出口からドライ真空ポンプの吸気口に向けて送り出す。
本発明では、ドライ真空ポンプの前段に設置した筒状容器の容器内部に、上流側の外部配管からの粉体を一旦、受け止める。ポンプ停止後の再起動時等において、多量の粉体が、一度にドライ真空ポンプに侵入し、意図しないポンプ停止などの弊害が発生することを防止できる。
筒状容器の容器内部に受け入れた粉体は粉体受け面に一時的に溜まる。容器内部には、ドライ真空ポンプの真空引きによって気体流が発生する。粉体受け面に溜まった粉体は、当該気体流によって、粉体受け面の下流端に向けて運ばれる。粉体受け面の下流端には容器出口が開口しているので、気体流と共に粉体が容器出口から外部に送り出される。容器出口から送り出された粉体は、ドライ真空ポンプに吸入される。粉体受け面と容器出口とは、粉体受け面に溜まる粉体が気体流によって容器出口に運ばれるように、それらの相対的な位置関係が設定されているので、筒状容器の容器内部に粉体が溜め込まれることは無く、一時的に溜められるだけである。筒状容器に溜め込まれた粉体を定期的に取り除くためのメンテナンスが不要になる。
本発明において、粉体受け面から気体流によって運ばれる粉体を、容器内部に配置した篩に通し、塊状態の粉体を粉砕した後に、容器出口に導くことが望ましい。篩を通すことで、粉体が大きな塊の状態のまま、気体流に運ばれてドライ真空ポンプに吸入されることを防止できる。
本発明において、容器内部を流れる気体流は、容器内部の内周側面に沿って、容器入口から容器出口に向かう旋回状気体流であり、粉体受け面に一時的に溜まった粉体が、旋回状気体流によって、容器出口に運ばれることが望ましい。筒状容器の狭い容器内部において、その内周側面に沿って流れる旋回状気体流を形成することで、効率良く、粉体受け面に溜まっている粉体を容器出口に送り出せる。
この場合、粉体受け面に沿って第1篩を通って流れる旋回状気体流を、第1篩よりも小さな篩目の第2篩を通過させて容器出口に流してもよい。旋回状気体流によって運ばれる塊状の粉体が、第2篩を通って、より細かく粉砕される。粉体が塊状態のままドライ真空ポンプに吸入されることを確実に防止できる。
次に、本発明は、外部配管から侵入する粉体に起因して生じるドライ真空ポンプの駆動負荷を軽減するために、外部配管とドライ真空ポンプの吸気口との間に取り付けて使用するドライ真空ポンプの粉体負荷軽減器であって、
筒状容器と、
筒状容器の上部に形成され、外部配管に接続される容器入口と、
筒状容器の下部に形成され、ドライ真空ポンプの吸気口に接続される容器出口と、
筒状容器の容器内部の底面に形成され、容器入口から容器内部に受け入れた粉体を一時的に溜める粉体受け面と、
容器内部において、容器入口から流入する気体流を、粉体受け面に沿って容器出口に導くガイド部材と
を有しており、
粉体受け面に溜まる粉体が気体流によって容器出口から送り出されるように、粉体受け面における気体流の流れ方向の下流端に、容器出口が開口していることを特徴としている。
容器内部には、粉体受け面から気体流によって容器出口に運ばれる粉体の塊を粉砕するための篩を配置しておくことが望ましい。
また、ガイド部材は、容器内部の内周側面に沿った方向に流れる旋回状気体流が形成されるように、容器入口から流入する気体流をガイドするガイド部材を備えていることが望ましい。
容器入口と容器出口とが、筒状容器の上下に同軸に配置される場合がある。この場合には、例えば、次の構成が採用される。ガイド部材は、容器入口と容器出口との間に、容器入口から落下する粉体を内周側面に沿って斜め下方に滑り落として粉体受け面に導く傾斜板を備えている。容器内部には、旋回状気体流によって運ばれる粉体が通る第1篩、および当該第1篩を通って容器出口に向かう粉体が通る第2篩が配置される。第2篩の篩目として、第1篩よりも細かい篩を用いる。
また、容器入口と容器出口とが、容器内部の上下において、容器内部の内周側面に沿った方向にオフセットした位置に配置される場合がある。この場合においても、容器内部に、旋回状気体流によって運ばれる粉体が通る第1篩、および、これより細かな篩目の第2篩を配置することができる。
実施の形態1に係る粉体負荷軽減器が取り付けられた排気装置を示す説明図である。 (a)、(b)、(c)および(d)は、それぞれ、粉体負荷軽減器の平面図、その側面図、そのメッシュフィルタの配置位置、および、その内部構造を示す説明図である。 (a)は粉体負荷軽減器を通る旋回状気体流および粉体の流れを示す説明図であり、(b)は旋回状気体流の流れを示す説明図である。 (a)、(b)、(c)および(d)は、実施の形態2に係る粉体負荷軽減器を示す平面図、その側面図、そのメッシュフィルタの配置位置を示す説明図、および、その内部構造を示す説明図である。 (a)および(b)はそれぞれ粉体負荷軽減器の別の形状例を示す説明図、(c)は保温材を付けた場合の粉体負荷軽減器の例を示す説明図である。 (a)および(b)はそれぞれドライ真空ポンプの配置例を示す説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態に係るドライ真空ポンプの粉体負荷軽減器を説明する。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1に係る粉体負荷軽減器が取り付けられた排気装置を示す説明図である。排気装置1は、装置ケース2の内部に配置された2段構成のドライ真空ポンプ3を備えている。例えば、前段のメカニカルブースターポンプ4および後段のスクリュー式真空ポンプ5を備えている。ドライ真空ポンプ3の吸気口6は、装置ケース2の上面に、上方に向けて開口している。吸気口6には粉体負荷軽減器10が取り付けられている。吸気口6は、粉体負荷軽減器10を介して、上流側の外部配管である排気管7に接続されている。
図2(a)、(b)、(c)および(d)は、それぞれ、粉体負荷軽減器10の平面図、その側面図、そのメッシュフィルタの配置位置を示す説明図、および、その内部構造を示す説明図である。粉体負荷軽減器10は、排気管7の側から侵入する粉体状生成物(以下、「粉体」と呼ぶ。)に起因して生じるドライ真空ポンプ3の駆動負荷の増加を防止あるいは抑制するためのものである。粉体負荷軽減器10は、底付きの円筒状容器11と、この上端開口を封鎖している円盤状の蓋板12とを備えている。
蓋板12には、その中心から一方に片寄った位置に、円形の容器入口13が開口している。容器入口13には、上方に垂直に延びる吸気側接続管14が取り付けられている。吸気側接続管14は上位側の排気管7に接続される。円筒状容器11の底板15には、容器入口13と同軸となる位置に、円形の容器出口16が形成されている。容器出口16には排気側接続管17が接続されている。排気側接続管17はドライ真空ポンプ3の吸気口6に接続される。
蓋板12によって封鎖されている円筒状容器11の容器内部の構造を説明する。容器内部の底面を規定している底板15の上面は、容器出口16が開口している部分を除き、水平な平坦面からなる粉体受け面18である。容器入口13と容器出口16との間の高さの位置には、傾斜板19が同軸に配置されている。傾斜板19は楕円状輪郭の板であり、円筒状容器11の円形内周面20に沿って、その接線方向に向けて下方に傾斜している。傾斜板19の外周縁における下端側の縁部分には、容器出口16の縁部分まで延びる半円筒状の下側垂直ガイド板21が形成されている。また、傾斜板19の外周縁における上端側の縁部分には、容器入口13の縁部分に達する半円筒状の上側垂直ガイド板22が形成されている。したがって、容器内部には、蓋板12によって規定される天面と、円筒状容器11の円形内周面20と、円筒状容器11の粉体受け面18と、上側垂直ガイド板22、傾斜板19および下側垂直ガイド板21からなるガイド部材とによって、容器入口13の側から、円形内周面20の周方向に延びて容器出口16に至る内部流路が形成されている。
また、容器内部には、メッシュフィルタ23(第1篩)が配置されている。メッシュフィルタ23は水平な上面部分23aと、垂直な端面部分23bとを備えている。上面部分23aは、粉体受け面18の上方における傾斜板19の中程の高さ位置において、半円筒状の下側垂直ガイド板21と、これに対峙する円形内周面20との間に配置されており、粉体受け面18における容器出口16の側の部分を除き、当該粉体受け面18を覆っている。端面部分23bは、上面部分23aにおける容器出口16の側の縁端から直角に折れ曲がって粉体受け面18まで延びている。
メッシュフィルタ23の端面部分23bには、より目の細かいメッシュフィルタ24(第2篩)が取り付けられている。メッシュフィルタ24は、三角形輪郭の上面部分24aと、その容器出口16の側の縁端から直角に折れ曲がって粉体受け面18まで延びる端面部分24bとを備えている。
本例では、ドライ真空ポンプ3の真空引きによって、排気管7から粉体負荷軽減器10の容器内部を通って、ドライ真空ポンプ3の吸気口6に吸引される排気流が形成される。容器内部には上記のように内部流路が形成されている。容器入口13から流入する排気流は、傾斜板19に沿って円形内周面20に沿った方向に流れが変わり、円形内周面20に沿って、粉体受け面18の表面を流れて容器出口16に向かう旋回状気体流となって流れる。
図3(a)は粉体負荷軽減器10の内部に形成される旋回状気体流および粉体の流れを示す説明図であり、図3(b)は旋回状気体流の流れを示す説明図である。ドライ真空ポンプ3の真空引きにより、排気管7の側からの排気は、白抜きの矢印Aで示すように、一旦、粉体負荷軽減器10に入り、ここを通って、ドライ真空ポンプ3の吸気口6からポンプ内に吸入される。排気によって運ばれる粉体、あるいは、排気管7などの壁面から剥がれ落ちて排気によって運ばれる粉体の塊が、直接に、ポンプ内に侵入することはなく、一旦、粉体負荷軽減器10に受け入れられる。
ドライ真空ポンプ3の再起動時等において、排気管7の側から大量の粉体が塊の状態で排出される場合がある。この場合、大量の粉体の塊Bは、粉体負荷軽減器10の容器入口13から容器内部に入る。破線の矢印Cで示すように、容器内部に入った粉体は、直下の傾斜板19に落ち、傾斜板19によって円形内周面20に沿った方向に案内される。傾斜板19を滑り落ちる粉体は、メッシュフィルタ23によって覆われている粉体受け面18の部分に落ちる。
ドライ真空ポンプ3による真空引きが行われていない状態では、排気管7の側から粉体負荷軽減器10に入った粉体は、その容器内部の粉体受け面18に一時的に溜まる。すなわち、粉体受け面18は水平な平坦面であるので、粉体受け面18に落下した粉体が、粉体受け面18に溜まることなく、自重により粉体受け面18から容器出口16の側に向けて滑り落ちることはない。
ドライ真空ポンプ3によって真空引きが行われて排気流が形成されると、排気流は、容器内部に形成されている内部流路に沿って旋回状気体流となって流れる。旋回状気体流は、円形内周面20に沿って粉体受け面18の表面を流れ、粉体受け面18の下流端に開口する容器出口16に至る。粉体受け面18に溜まっている粉体は、旋回状気体流によって、メッシュフィルタ23およびメッシュフィルタ24を順次に通って運ばれる。細かく粉砕された粉体は、旋回状気体流によって、略同一高さ位置に開口している容器出口16に向けて運ばれる。粉体は、旋回状気体流と共に、容器出口16の開口から排出されて、ドライ真空ポンプ3の吸気口6に送り込まれる。
粉体負荷軽減器10を取り付けることで、ドライ真空ポンプ3のポンプ内に一度に大量の粉体が侵入することがない。ポンプが過負荷状態あるいは起動不可状態に陥ることを確実に防止できる。また、粉体負荷軽減器10に一時的に溜まった粉体は、排気流が形成されると、当該排気流によって、排出されてドライ真空ポンプ3のポンプ内に送り込まれる。ドライ真空ポンプ3の側では、少量ずつ粉体が吸入されるので負荷が過剰に増加することはなく、正常運転が維持される。さらに、粉体負荷軽減器10に溜まった粉体が、排気流によって自動的に排出されるので、溜まった粉体を取り出す等のメンテナンスが基本的に不要になる。
[実施の形態2]
図4(a)、(b)、(c)および(d)は、実施の形態2に係る粉体負荷軽減器を示す平面図、その側面図、そのメッシュフィルタの配置位置を示す説明図、および、その内部構造を示す説明図である。これらの図に示す粉体負荷軽減器30は、底付きの円筒状容器31と、この上端開口を封鎖している円盤状の蓋板32とを備えている。蓋板32には、その中心から一方に片寄った位置に、円形の容器入口33が開口している。容器入口33には、上方に垂直に延びる吸気側接続管34が取り付けられている。吸気側接続管34は、上位側の排気管7(図1参照)に接続される。円筒状容器31の容器内部の底面を規定している底板35には円形の容器出口36が形成されている。容器出口36には排気側接続管37が接続される。
粉体負荷軽減器30は、容器入口33と容器出口36とがオフセットした位置に配置されている。本例では、容器入口33と容器出口36とは、円筒状容器31の中心の両側に位置している。換言すると、円筒状容器31の円周方向に所定の角度、本例では180度離れた位置に、容器入口33と容器出口36とが配置されている。排気管7と、下側のドライ真空ポンプ3の吸気口6とは一般的に同軸の位置に配置される。この場合には、前述の粉体負荷軽減器10が用いられる。双方がオフセットした位置にある場合には、本例の粉体負荷軽減器30が使用される。
粉体負荷軽減器30において、蓋板32によって封鎖されている円筒状容器31の容器内部の構造を説明する。容器内部の底面は、容器出口36が開口している部分を除き、水平な平坦面からなる粉体受け面38である。容器出口36における底面中心側の部分を、略180度の角度に亘って取り囲む状態で、半円筒状の垂直ガイド板41が蓋板32の高さ位置まで延びている。したがって、容器内部には、蓋板32によって規定される天面と、円筒状容器31の円形内周面40、円筒状容器31の底面に形成した粉体受け面38と、垂直ガイド板41(ガイド部材)とによって、容器入口33の側から、円形内周面40の周方向の両側に分岐して容器出口36に向かう内部流路が形成されている。
粉体受け面38は、容器出口36の側の部分を除き、メッシュフィルタ43(第1篩)によって覆われている。メッシュフィルタ43は、粉体受け面38の上方に位置する上面部分43aと、端面部分43bとを備えている。上面部分43aはほぼ半円形輪郭をしており、半円筒状の垂直ガイド板41における凸側表面と、これに対峙する円筒状容器31の円形内周面40との間に配置されている。上面部分43aは、容器入口33の真下に位置する部分は円形に開口している。端面部分43bは、上面部分43aにおける円周方向の両側の縁端のそれぞれから、直角に折れ曲がって、粉体受け面38まで延びている。
粉体受け面38において、メッシュフィルタ43の両側の端面部分43bの容器出口36の側の部分は、それぞれ、メッシュフィルタ44(第2篩)によって覆われている。メッシュフィルタ44はメッシュフィルタ43よりも篩目が細かい。メッシュフィルタ44のそれぞれは、三角形輪郭の上面部分44aと、上面部分44aの縁端から直角に折れ曲がって粉体受け面38まで延びる端面部分44bとを備えている。
この構成の粉体負荷軽減器30を用いる場合においても、排気管7の側からの粉体あるいは粉体の塊が、直接に、ドライ真空ポンプ3のポンプ内に侵入することはなく、一旦、粉体負荷軽減器30に受け入れられる。例えば、排気管7の側から排出される大量の粉体の塊は、粉体負荷軽減器30の容器入口33から容器内部に入る。容器内部に入った粉体は、その直下に位置する、メッシュフィルタ43によって覆われている粉体受け面38の部分に落ちる。ドライ真空ポンプ3による真空引きが行われていない状態では、排気管7の側から粉体負荷軽減器30に入った粉体は、その容器内部の粉体受け面38に一時的に溜まる。
真空引きが行われて排気流が形成されると、排気流は、容器入口33から下方の粉体受け面38に向かって流れた後、円形内周面40に沿って二股に分かれて、円形内周面40および粉体受け面38に沿って旋回状気体流となって流れる。各旋回状気体流は、メッシュフィルタ43およびメッシュフィルタ44を順次に通って流れ、容器出口36で合流する。
粉体受け面38は水平面であるので、ここに溜まった粉体(貯留粉体)は、旋回状気体流によって、略同一高さ位置に開口している容器出口36に向けて運ばれ、ここから排出されて、ドライ真空ポンプ3の吸気口6に送り込まれる。すなわち、メッシュフィルタ43の下側の粉体受け面38の部分に溜まっている粉体は、旋回状気体流によって運ばれて、メッシュフィルタ43の端面部分43b、および、メッシュフィルタ44の端面部分44bに通され、細かく粉砕される。そして、容器出口36を通って、ドライ真空ポンプ3の吸気口6からポンプ内に送り込まれる。
粉体負荷軽減器30を取り付けることで、ドライ真空ポンプ3のポンプ内に一度に大量の粉体が侵入することがなく、ポンプが過負荷状態あるいは起動不可状態に陥ることを確実に防止できる。また、粉体負荷軽減器30には一時的に粉体が溜まり、排気流が形成されると、当該排気流によって、溜まった粉体が排出され、ドライ真空ポンプ3のポンプ内に送り込まれる。ドライ真空ポンプ3の側では、少量ずつの粉体が吸入されるので負荷が過剰に増加することはなく、正常運転が維持される。さらに、粉体負荷軽減器30に溜まった粉体が、排気流によって自動的に排出されるので、溜まった粉体を取り出す等のメンテナンスが基本的に不要になる。
[そのほかの実施の形態]
上記の粉体負荷軽減器10、30は円筒状容器11、31を備えている。本発明は、円筒状容器に限定されるものではなく、例えば、図5(a)、(b)に示すように、正方形、正八角形などの多角形の筒状容器であってもよい。
また、粉体負荷軽減器10、30の容器内部の内壁に粉体が析出して堆積することを抑制するために、筒状容器の外周等を、保温材によって覆っておいてもよい。例えば、図5(c)に示すように、粉体負荷軽減器10における吸気側接続管14の外周面、蓋板12の表面、円筒状容器11の外周面を保温材51、52、53で覆い隠す。
さらに、上記の例では、粉体受け面18、38は水平な平面である。粉体受け面18、38は一時的に粉体を溜めることができればよく、湾曲面、凸曲面、あるいは、僅かに傾斜した傾斜面であってもよい。粉体が自重により容器出口16、36に向けて滑り落ちなければよい。
また、上記の例では、メッシュフィルタ43、44は、水平な上面部分43a、44aと、垂直な端面部分43b、44bとを備えた形状をしている。メッシュフィルタ43、44の形状は上記の例に限定されるものではない。粉体受け面18、38に溜まった粉体が容器出口16、36に至る前で、必ずメッシュフィルタ43、44を通過するように、これらの形状を設定しておけばよい。また、場合によっては、一方のメッシュフィルタのみを配置する場合もある。
一方、上記の各例は、ドライ真空ポンプの真空引きによって生じる排気流を利用して、粉体受け面に一時的に溜めた粉体をドライ真空ポンプの側に排出している。粉体負荷軽減器の容器出口に、別の吸引機構を取り付け可能としておくことができる。あるいは、容器出口の接続先を、ドライ真空ポンプから吸引機構に切り替え可能としておくことも可能である。吸引機構により、容器内部の粉体受け面を経由する気体流を形成して、粉体を外部に排出してもよい。
また、上記の例では、図6(a)に示すように、排気装置1は、装置ケース2の内部に配置された多段構成のドライ真空ポンプ3、例えば、前段のメカニカルブースターポンプ4および後段のスクリュー式真空ポンプ5を備えている。排気装置1から上方に外部配管である排気管7が延びており、例えば、上の階に設置されている半導体製造装置100からの排気処理を行う。
ドライ真空ポンプの配置例としては、例えば、図6(b)に示すように、上の階の半導体製造装置100の側にメカニカルブースターポンプ4を接続し、外部配管である排気管7を介して、下の階の排気装置1の側に配置したスクリュー式真空ポンプ5に接続する場合もある。この場合には、スクリュー式真空ポンプ5の吸気口と排気管7の間に粉体負荷軽減器10を接続すればよい。
なお、上記の説明においては、粉体負荷軽減器の各部の素材について特に言及しなかった。各部の素材としては、一般に金属素材が使用される。取り扱う気体流、粉体の性状に応じて、適切な素材を用いればよい。

Claims (10)

  1. 外部配管からドライ真空ポンプの吸気口に向かう粉体を、外部配管と前記吸気口の間に配置した筒状容器の容器内部に、その上部に形成した容器入口から受け入れ、
    前記容器内部に受け入れた前記粉体を、前記容器内部に配置した粉体受け面に落下させて、当該粉体受け面に一時的に溜め、
    前記容器内部に、前記容器入口から前記容器内部に流入し、前記粉体受け面に沿って流れ、前記筒状容器の下部に形成した容器出口から流出する気体流を形成し、
    前記粉体受け面に溜まった前記粉体を、前記気体流によって、前記粉体受け面における前記気体流の流れ方向の下流端に開口する前記容器出口から送り出すドライ真空ポンプの粉体負荷軽減方法。
  2. 請求項1において、
    前記気体流は、前記ドライ真空ポンプの真空引きによって生じる、前記外部配管の側から前記容器内部を経由して前記吸気口に向かう気体流であり、
    前記粉体受け面に溜まった前記粉体を、前記気体流によって、前記容器出口から前記ドライ真空ポンプの前記吸気口に向けて送り出すドライ真空ポンプの粉体負荷軽減方法。
  3. 請求項2において、
    前記粉体受け面に溜まる前記粉体を、前記気体流によって、前記容器内部に配置した篩に通した後に、前記容器出口に導くドライ真空ポンプの粉体負荷軽減方法。
  4. 請求項2において、
    前記容器内部を流れる前記気体流を、前記容器内部の内周側面に沿って、前記容器入口から前記粉体受け面を通って前記容器出口に向かう旋回状気体流として流し、
    前記粉体受け面に溜まった前記粉体を、前記旋回状気体流によって、前記容器出口に導くドライ真空ポンプの粉体負荷軽減方法。
  5. 請求項2において、
    前記容器内部を流れる前記気体流を、前記容器内部の内周側面に沿って、前記容器入口から前記粉体受け面を通って前記容器出口に向かう旋回状気体流として流し、
    前記粉体受け面に溜まった前記粉体を、前記旋回状気体流によって、第1篩および、当該第1篩よりも小さな篩目の第2篩を順次に通した後に、前記容器出口に導くドライ真空ポンプの粉体負荷軽減方法。
  6. 外部配管とドライ真空ポンプの吸気口との間に取り付けて使用するドライ真空ポンプの粉体負荷軽減器であって、
    筒状容器と、
    前記筒状容器の上部に形成され、前記外部配管に接続される容器入口と、
    前記筒状容器の下部に形成され、前記ドライ真空ポンプの前記吸気口に接続される容器出口と、
    前記筒状容器の容器内部の底面に形成され、前記容器入口から前記容器内部に受け入れた粉体を一時的に溜める粉体受け面と、
    前記容器内部に配置され、前記容器入口から流入する気体流を、前記粉体受け面に沿って、前記容器出口に導くガイド部材と
    を有しており、
    前記粉体受け面に溜まる粉体が前記気体流によって前記容器出口から送り出されるように、前記粉体受け面における前記気体流の流れ方向の下流端に、前記容器出口が開口しているドライ真空ポンプの粉体負荷軽減器。
  7. 請求項6おいて、
    前記容器内部には、前記気体流によって前記粉体受け面から前記容器出口に運ばれる前記粉体を通す篩が配置されているドライ真空ポンプの粉体負荷軽減器。
  8. 請求項7において、
    前記ガイド部材は、前記容器内部の内周側面に沿った方向に向かう旋回状気体流が形成されるように、容器入口から流入する気体流をガイドするドライ真空ポンプの粉体負荷軽減器。
  9. 請求項8において、
    前記容器入口と前記容器出口とは、前記筒状容器の上下に同軸に配置され、
    前記ガイド部材は、前記容器入口と前記容器出口との間に、前記内周側面に向けて斜め下方に傾斜している傾斜板を備えており、
    前記容器内部には、前記篩として、第1篩、および、当該第1篩と前記容器出口の間に配置した第2篩が配置されており、
    前記第2篩の篩目は前記第1篩よりも細かいドライ真空ポンプの粉体負荷軽減器。
  10. 請求項8において、
    前記容器入口と前記容器出口とは、前記容器内部の上下において、前記容器内部の内周側面に沿った周方向にオフセットした位置に配置され、
    前記容器内部には、前記篩として、第1篩、および、当該第1篩と前記容器出口の間に配置した第2篩が配置されており、
    前記第2篩の篩目は前記第1篩よりも細かいドライ真空ポンプの粉体負荷軽減器。
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