JP2003206036A - アンローダ、及びアンローダにおける散荷(バラ荷)の集塵方法 - Google Patents

アンローダ、及びアンローダにおける散荷(バラ荷)の集塵方法

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JP2003206036A
JP2003206036A JP2002006796A JP2002006796A JP2003206036A JP 2003206036 A JP2003206036 A JP 2003206036A JP 2002006796 A JP2002006796 A JP 2002006796A JP 2002006796 A JP2002006796 A JP 2002006796A JP 2003206036 A JP2003206036 A JP 2003206036A
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hopper
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Yoshimitsu Kanda
吉充 神田
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G69/00Auxiliary measures taken, or devices used, in connection with loading or unloading
    • B65G69/18Preventing escape of dust
    • B65G69/185Preventing escape of dust by means of non-sealed systems
    • B65G69/186Preventing escape of dust by means of non-sealed systems with aspiration means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
  • Ship Loading And Unloading (AREA)
  • Auxiliary Methods And Devices For Loading And Unloading (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉塵の飛散を効果的に抑止できると共に環境
性にも優れたアンローダ、およびアンローダにおける散
荷の集塵方法を提供すること。 【解決手段】 石炭、石灰、珪砂、小麦その他の散荷を
ホッパに蓄積して払い出すアンローダにおいて、空気、
不活性ガスその他の気体を吹き出す吹出口23を、アン
ローダ1のホッパ10に設置する。そして、この吹出口
23から気体を吹き出させてホッパ10の内部から外部
に飛散する散荷の粉塵の通路を遮断する気流を形成す
る。これにより、外部への粉塵の飛散を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アンローダに関
し、更に詳しくは、粉塵の飛散を効果的に抑止できると
共に環境性にも優れたアンローダ、及びアンローダにお
ける散荷の集塵方法に関する。
【0002】
【従来の技術】石炭、石灰、珪砂、小麦その他の散荷
(バラ荷)をホッパに蓄積してトラック等の搬送手段に
払い出すアンローダは、現在公知である。図9は、従来
のアンローダを示す全体構成図であり、図10は、図9
に記載したアンローダの要部を示す概念図である。この
アンローダ100は、岸壁200に設置され、バケット
104を上下左右前後に移動して船舶210内から散荷
を搬出し、箱型のホッパ110に上方から投下する。こ
のとき、ホッパ110の内部には散荷の粉塵が発生する
ので、この粉塵が外部に飛散しないように、ホッパ11
0の入口部周縁には防風板111が立設される(図10
参照)。なお、防風板111は、入口部の3方向のみを
囲い設置され、上方および手前側Fを開放して散荷の投
下口およびバケット104の移動通路を確保する。
【0003】しかし、かかる防風板111のみでは、散
荷の飛散を十分に抑止できないので、従来のアンローダ
100では、別途、飛散した粉塵を捕集する集塵機12
0を設置していた。集塵機120は、空気を吸引して吐
出するブロワ121と、空気内の散荷の粉塵を捕集する
フィルタ122とを備え、ホッパ110の外部に設置さ
れる。集塵機120は、ホッパ110内の粉塵を、防風
板111の上部に吸気口123を有するダクト124か
ら、空気と共に吸い込んでフィルタ122にて捕集す
る。捕集された粉塵は、フィルタ122から分離されて
回収用のコンベア125に載せられ、ホッパ110内ま
たは後方の搬送設備に搬送されて還元される(図10参
照)。なお、吸い込まれた空気は、フィルタ122を通
過した後、ブロワ121の排出口から集塵機120外部
へ排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のアンローダ100では、かかる集塵機120によっ
ても、粉塵の飛散を十分に抑止できないという問題点が
あり、近年の環境対策の側面からも、より集塵効率の高
いアンローダの開発が望まれていた。また、上記従来の
アンローダ100では、ホッパ110内から吸い込んだ
空気を、粉塵を捕集した後に外部へ排出するが、かかる
空気も十分にクリーンとは言えず、その処理を改善すべ
き要請が強い。
【0005】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであって、粉塵の飛散を効果的に抑止できると共
に環境性にも優れたアンローダ、及びアンローダにおけ
る散荷の集塵方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明にかかるアンローダは、石炭、石灰、珪
砂、小麦その他の散荷を蓄積して払い出すホッパと、空
気、不活性ガスその他の気体を吹き出して、前記ホッパ
の内部から外部に飛散する前記散荷の粉塵の通路を遮断
する気流を形成する遮断流形成手段とを含む。
【0007】この発明では、気体を吹き出して遮断流を
形成し、ホッパ外部に飛散する粉塵の通路を遮断する。
これにより、ホッパの密封性を高めてホッパ外部への散
荷の飛散を抑制できる。なお、遮断流には、例えば、エ
アカーテンが含まれる。また、遮断流は、ホッパの入り
口を覆うように形成してもよいし、ホッパ内部にて粉塵
の通路を遮断するように形成してもよい。また、遮断流
は、防風板をホッパ上方の周縁部に取り付け、この防風
板の上部に形成してもよい。
【0008】また、この発明にかかるアンローダは、上
記アンローダにおいて、さらに、前記ホッパ内部の気体
を吸引して前記粉塵をフィルタ部にて捕集する粉塵捕集
手段を含む。
【0009】この発明では、上記アンローダにおいて、
さらにホッパ内部の気体を吸引して粉塵をフィルタ部に
て捕集する。これにより、上記遮断流形成手段から粉塵
捕集手段に至る気体の流れを形成して、ホッパ内の粉塵
を効率的に捕集できる。
【0010】また、この発明にかかるアンローダは、上
記アンローダにおいて、さらに、前記粉塵を捕集した後
に前記粉塵捕集手段が吸引した前記気体を、前記遮断流
形成手段を介して前記ホッパ内に戻す循環流形成手段を
含む。
【0011】この発明では、循環流形成手段から吹き出
された気体は、粉塵捕集手段に吸引されて粉塵を捕集さ
れ、その後、循環流形成手段を介してホッパ内に戻され
る。これにより、気体の循環流を形成できるので、ホッ
パ外部にホッパ内の気体を排出することなく散荷の粉塵
を回収できる。
【0012】また、この発明にかかるアンローダは、上
記アンローダにおいて、前記粉塵捕集手段は、前記フィ
ルタ部を前記ホッパ内に配置すると共に、前記フィルタ
部にて捕集した前記粉塵を前記フィルタから分離して落
下させ、前記ホッパ内に還元する。
【0013】この発明では、フィルタ部をホッパ内に配
置して捕集した粉塵をホッパ内に落下させて直接的に還
元する。これにより、間接的な回収コンベア等の設備が
不要となり、集塵設備を簡素化できる。
【0014】また、この発明にかかるアンローダは、上
記アンローダにおいて、さらに、前記ホッパ内にて前記
気体の流路を狭め、通過する前記気体の流速を規制し
て、下流側からの前記粉塵の逆流を抑制する絞り部を含
む。
【0015】この発明では、ホッパ内に絞り部を設け、
この絞り部を通過する気体の流速を規制して当該規制地
点より下流側からの粉塵の逆流を抑制する。これによ
り、粉塵の飛散を抑制できる利点がある。
【0016】また、この発明にかかるアンローダにおけ
る散荷の集塵方法は、上記アンローダにおいて、石炭、
石灰、珪砂、小麦その他の散荷を蓄積して払い出すホッ
パ内の気体を、フィルタ部を通して吸引し、前記ホッパ
内にて飛散する前記散荷の粉塵を前記フィルタ部にて捕
集する粉塵捕集ステップと、吸引した前記気体をホッパ
内に吹き出して、前記ホッパの内部から外部に飛散する
前記粉塵の通路を遮断する気流を形成する遮断流形成ス
テップとを含む。
【0017】この発明では、粉塵の捕集にあたり吸引し
たホッパ内の気体を、再利用してホッパ内に吹き出し、
粉塵の飛散を抑制する遮断気流を形成する。これによ
り、ホッパ内の気体を外界に排出することなく粉塵を捕
集できると共に、形成した遮断流により粉塵の飛散を抑
制できる利点がある。なお、この発明において、ホッパ
内とは、防風板等によりホッパを延出したときは、その
延出した範囲内も含むものとする。
【0018】また、この発明にかかるアンローダにおけ
る散荷の集塵方法は、上記集塵方法において、さらに、
前記ホッパ内にて前記気体の流速を規制して、当該規制
地点より下流側からの前記粉塵の逆流を抑制する流速規
制ステップを含む。
【0019】この発明では、上記アンローダにおける散
荷の集塵方法において、さらに気体の流速を規制して、
その規制地点より下流側からの粉塵の逆流を抑制する。
これにより、より効果的に粉塵の飛散を抑制しつつ散荷
の集塵効果を高められる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。また、以下に示す実
施の形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易な
もの、或いは実質的同一のものが含まれる。
【0021】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1にかかるアンローダの要部の構成を示す斜視図
である。また、図2〜図4は、図1に記載したアンロー
ダの要部を示す側面断面図(図2)、平面図(図3)お
よび正面図(図4)である。これらの図において、上記
従来のアンローダ100と同一の構成要素には同一の符
号を付し、その説明を省略する。このアンローダ1は、
ホッパ10と、集塵機20とを含み構成される。ホッパ
10は、2段構造を有し、払出部11と絞り部12とを
備える。払出部11は、従来のホッパ110とほぼ同一
な箱型形状を有し、バケット104から投下された散荷
を蓄積して下方の払出口13からトラック、コンベア等
の搬送手段に払い出す。絞り部12は、払出部11の上
方に位置して内周下向きに傾斜し、散荷の落とし口を形
成すると共に、上方の入口部から下方の払出口13に向
かう通路の断面積を絞る。ここで、この絞り部12によ
り最も断面積が狭くなった付近の通路を、絞り口14と
呼ぶ。絞り部12は、絞り口14を通る気体の流速を規
制して下流側からの気体の吸引力を調整し、気体の逆流
を抑制する、いわば逆流防止弁として機能する。これに
より、払出部11からの粉塵の飛散を抑制できる。な
お、絞り部12の入口外周には防風板111が、入口の
3方向のみを囲い設置される。
【0022】ここで、絞り口14の面積は、ここを通過
する気体の流速を基準として決定される。気体の流速
は、一般に絞り口14の面積を狭めるほどに上昇する
が、発明者らの研究によれば、気体の逆流を抑止できる
最適値は、散荷の形状や比重等の種々の条件により変化
する。したがって、絞り口14の面積は、絞り口14を
通過する気体の流速に着目しつつ、払出部11からの粉
塵の逆流を必要十分に抑止できるように、当業者自明の
範囲内で適宜設計変更して決定してよい。また、流速の
調整方法は、絞り口14の面積を変更する場合に限られ
ず、絞り部12の大きさ、形状、傾斜等を変更して行っ
てもよいし、下流側からの気体の吸い込み量を変更して
行ってもよい。なお、この実施の形態1では、調整ダン
パ30をフィルタ22と吹出口23との間に介在させて
設置し(図1参照)、この調整ダンパ30にて気体の流
量を調整する。これにより、気体の流量のバランスを取
り、最適化できる。
【0023】集塵機20は、空気を吸引して吐出するブ
ロワ21と、空気内の粉塵を捕集するフィルタ22と、
空気を吹き出す吹出口23とを備え、ホッパ10の両側
方に1機ずつ設置される。フィルタ22は、複数のフィ
ルタ部を連接して構成した幅広構造を有し、ホッパ10
の払出部11内壁と絞り部12外壁との間に挿入して設
置される。図5は、フィルタ22を構成する単一のフィ
ルタ装置を示す斜視図である。フィルタ装置は、板状に
張り連ねた布製のフィルタ部22aを複数備え、このフ
ィルタ部22aにて気体を吸引し、散荷の粉塵を捕集す
る。また、フィルタ装置は、ホッパ10に設置されるに
あたり、このフィルタ部22aが払出部11の内側もし
くは上方に位置するように、フィルタ部22aをホッパ
10内に挿入して設置される。一方、吹出口23は、防
風板111の上部および側部に設置されて内周方向に空
気を吹き出し、ホッパ10の入口部を遮断するエアカー
テンを形成する。ここで、吹出口23から吹き出される
空気は、ブロワ21がフィルタ22を通して吸引し、吐
き出したホッパ10内の空気である。これにより、吸引
した空気をホッパ10内に還元して外界への排気を抑制
できるので、アンローダの環境性を高められる利点があ
る。
【0024】図6は、図1並びに図2に記載したホッパ
10及び集塵機20における気体の流れを示す側面図で
ある。このアンローダ1において、ホッパ10内の空気
は、ブロワ21によりフィルタ22を通して吸引され
る。そして、ホッパ10内にて飛散する散荷の粉塵も空
気と共に吸引され、フィルタ22にて捕集される。ここ
で、捕集した粉塵は、フィルタ22から分離して自重に
より落下させ、払出部11に直接還元する。これによ
り、コンベア125等の間接的な回収装置を使わずに、
粉塵をホッパ10内に還元できる。粉塵をフィルタ22
から分離するときは、フィルタ22を通して気体を吐き
出し吹き落とす。これにより、粉塵を確実に分離できる
利点がある。また、気体の吐出動作は、全てのフィルタ
22にて同時に行うわけではなく、フィルタ22を構成
する個々のフィルタ装置ごとに、タイマーを用いて順次
行う。これにより、フィルタ22全体としては、常時、
ホッパ10内の粉塵を吸引できるので、散荷の集塵効率
を高められる利点がある。
【0025】次に、フィルタ22を通過した空気は、ブ
ロワ21を経由して防風板111上部および側部の吹出
口23から吹き出される。このとき、吹き出された空気
は、ホッパ10への入口部にエアカーテンを形成し、ホ
ッパ10の内部から外部への粉塵の通路を遮断する。詳
細には、3枚の防風板111の上縁部がつくる入口と、
手前側Fの入口とにエアカーテンを形成し、これによ
り、ホッパ10外部への粉塵の飛散を抑制する。
【0026】次に、吹き出された空気は、フィルタ22
側との圧力差により、防風板111に囲まれた空間を下
降し、ホッパ10の絞り部12がつくる絞り口14を通
って下方の払出部11内に吸い込まれる。このとき、絞
り部12は、絞り口14にて空気の逆流を抑制し、払出
部11の粉塵の飛散を抑制する。また、この絞り部12
により、吹出部23から払出部11への一方通行的な空
気の流れが形成され、払出部11における上記散荷の捕
集処理を効率化できる。かくして、払出部11内に吸い
込まれた空気は、再度フィルタ22を通ってブロワ21
に吸引され、ホッパ10および集塵機20内を循環す
る。これにより、ホッパ10内の空気を外界へ排出する
ことなく散荷の集塵処理を行えるので、アンローダの環
境性を高められる。なお、この空気の循環流は、調整ダ
ンパ30によりホッパ10のフィルタ22の吸込口と吹
出口23との気体の流量を調整して、その流量のバラン
スを取り、最適化できる。
【0027】この実施の形態1によれば、エアカーテン
によりホッパの密封性を高められるので、ホッパ外部へ
の粉塵の飛散を効果的に抑制できる。また、エアカーテ
ンは、集塵機20のブロワ21の排気を利用して形成す
るので、既存の設備に若干の追加を加えるのみで上記構
成を組める利点がある。
【0028】なお、この実施の形態1では、吹出口23
から空気を吹き出してエアカーテンを形成したが、これ
に限らず、他の不活性ガス等を吹き出してホッパ10内
から外部への粉塵の通路を遮断する遮断流を形成しても
よい。
【0029】また、この実施の形態1において、エアカ
ーテンの形成位置や吹出口23からの吹出角度は、特に
限定がなく、ホッパ10内から外部に至る粉塵の通路を
エアカーテンによって遮断して、粉塵の飛散を抑止でき
る位置であれば足りる。したがって、吹出口23の設置
位置も、防風板111の上部や側部に限られず、上記機
能に鑑みた任意の位置に設置してよい。なお、吹出口2
3の吹出角度は、公知の調整手段を設けて適宜調整でき
るようにしてもよい。
【0030】また、この実施の形態1では、エアカーテ
ンを、集塵機20の排気を用いて形成したが、これは、
ホッパ10および集塵機20内にて循環流を形成し、外
界にホッパ10内の空気を排出しない点で好ましい。し
かし、これに限らず、コンプレッサ(図示省略)を設置
して外界から空気を取り込み、この空気を用いて形成し
てもよい。かかる構成によっても、外部への粉塵の飛散
を抑制できる利点がある。
【0031】また、この実施の形態1では、一対の空気
の吹出口23、23を対向させて設置しているが(図
1、図2および図6参照)、これに限らず、片側方向に
のみ吹出口23を設置してエアカーテンを形成してもよ
い。同様に、集塵機20も対向させて設置しなくともよ
く、片側方向にのみ設置する構成としてもよい(図7参
照)。なお、吹出口23、23を対向させて設置すれ
ば、小さい吹出力で効果的にエアカーテンを形成できる
利点があり、また、集塵機20、20を対向させて設置
すれば、小さい吸引力で効果的に散荷を集塵できる利点
がある。
【0032】(実施の形態2)図8は、この発明の実施
の形態2にかかるアンローダの要部を示す側面断面図で
ある。同図において、上記従来のアンローダ100と同
一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略す
る。このアンローダ2は、実施の形態1のアンローダ1
と比較して、集塵機20を有さず、また、ホッパ10の
絞り部12も設けていない。そして、エアカーテンの形
成手段には、コンプレッサ40を用い、防風板111に
設置した吹出部41から空気を吹き出してホッパ110
の入口部にエアカーテンを形成する。このように、集塵
機20を要しない散荷を扱うときは、より単純な構造に
て粉塵の飛散を抑制してもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、この発明かかるア
ンローダによれば、気体を吹き出して遮断流を形成し、
ホッパ外部に飛散する粉塵の通路を遮断するので、ホッ
パの密封性を高めてホッパ外部への散荷の飛散を抑制で
きる。
【0034】また、この発明にかかるアンローダによれ
ば、上記アンローダにおいて、さらにホッパ内部の気体
を吸引して粉塵をフィルタ部にて捕集するので、上記遮
断流形成手段から粉塵捕集手段に至る気体の流れを形成
して、ホッパ内の粉塵を効率的に捕集できる。
【0035】また、この発明であるアンローダによれ
ば、循環流形成手段から吹き出された気体は、粉塵捕集
手段に吸引されて粉塵を捕集され、その後、循環流形成
手段を介してホッパ内に戻される。これにより、気体の
循環流を形成できるので、ホッパ外部にホッパ内の気体
を排出することなく散荷の粉塵を回収できる。
【0036】また、この発明であるアンローダによれ
ば、フィルタ部をホッパ内に配置して捕集した粉塵をホ
ッパ内に落下させて直接的に還元するので、間接的な回
収コンベア等の設備が不要となり、集塵設備を簡素化で
きる。
【0037】また、この発明であるアンローダによれ
ば、ホッパ内に絞り部を設け、この絞り部を通過する気
体の流速を規制して当該規制地点より下流側からの粉塵
の逆流を抑制するので、粉塵の飛散を抑制できる利点が
ある。
【0038】また、この発明であるアンローダにおける
散荷の集塵方法によれば、粉塵の捕集にあたり吸引した
ホッパ内の気体を、再利用してホッパ内に吹き出し、粉
塵の飛散を抑制する遮断気流を形成する。これにより、
ホッパ内の気体を外界に排出することなく粉塵を捕集で
きると共に、形成した遮断流により粉塵の飛散を抑制で
きる利点がある。
【0039】また、この発明であるアンローダにおける
散荷の集塵方法によれば、上記アンローダにおける散荷
の集塵方法において、さらに気体の流速を規制して、そ
の規制地点より下流側からの粉塵の逆流を抑制する。こ
れにより、より効果的に粉塵の飛散を抑制しつつ散荷の
集塵効果を高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかるアンローダの
要部の構成を示す斜視図である。
【図2】図1に記載したアンローダの要部を示す側面断
面図である。
【図3】図1に記載したアンローダの要部を示す平面図
である。
【図4】図1に記載したアンローダの要部を示す正面図
である。
【図5】図1および図2に記載したフィルタ22の構成
要素を示す斜視図である。
【図6】図1並びに図2に記載したホッパ10及び集塵
機20における気体の流れを示す側面図である。
【図7】この発明の実施の形態1にかかるアンローダの
変形例を示す側面図である。
【図8】この発明の実施の形態2にかかるアンローダの
要部を示す側面断面図である。
【図9】従来のアンローダを示す全体構成図である。
【図10】図9に記載したアンローダの要部を示す概念
図である。
【符号の説明】
1 アンローダ 2 アンローダ 10 ホッパ 11 払出部 12 絞り部 20 集塵機 21 ブロワ 22 フィルタ 23 吹出口

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石炭、石灰、珪砂、小麦その他の散荷
    (バラ荷)を蓄積して払い出すホッパと、 空気、不活性ガスその他の気体を吹き出して、前記ホッ
    パの内部から外部に飛散する前記散荷の粉塵の通路を遮
    断する気流を形成する遮断流形成手段と、を含むアンロ
    ーダ。
  2. 【請求項2】 さらに、前記ホッパ内部の気体を吸引し
    て前記粉塵をフィルタ部にて捕集する粉塵捕集手段を含
    む請求項1に記載のアンローダ。
  3. 【請求項3】 さらに、前記粉塵を捕集した後に前記粉
    塵捕集手段が吸引した前記気体を、前記遮断流形成手段
    を介して前記ホッパ内に戻す循環流形成手段を含む請求
    項2に記載のアンローダ。
  4. 【請求項4】 前記粉塵捕集手段は、前記フィルタ部を
    前記ホッパ内に配置すると共に、前記フィルタ部にて捕
    集した前記粉塵を前記フィルタから分離して落下させ、
    前記ホッパ内に還元する請求項2または3に記載のアン
    ローダ。
  5. 【請求項5】 さらに、前記ホッパ内にて前記気体の流
    路を狭め、通過する前記気体の流速を規制して、下流側
    からの前記粉塵の逆流を抑制する絞り部を含む請求項1
    〜4のいずれか一つに記載のアンローダ。
  6. 【請求項6】 石炭、石灰、珪砂、小麦その他の散荷
    (バラ荷)を蓄積して払い出すホッパ内の気体を、フィ
    ルタ部を通して吸引し、前記ホッパ内にて飛散する前記
    散荷の粉塵を前記フィルタ部にて捕集する粉塵捕集ステ
    ップと、 吸引した前記気体をホッパ内に吹き出して、前記ホッパ
    の内部から外部に飛散する前記粉塵の通路を遮断する気
    流を形成する遮断流形成ステップと、を含むアンローダ
    における散荷の集塵方法。
  7. 【請求項7】 さらに、前記ホッパ内にて前記気体の流
    速を規制して、当該規制地点より下流側からの前記粉塵
    の逆流を抑制する流速規制ステップを含む請求項6に記
    載のアンローダにおける散荷の集塵方法。
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