JPWO2019130500A1 - 喫煙物品 - Google Patents

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Abstract

喫煙物品は、エアロゾル生成ロッドと、前記エアロゾル生成ロッドに隣接して設けられるフィルタ部と、を備え、前記フィルタ部は、フィルタ本体と、内部に香料を保持するとともに、前記フィルタ本体内に埋め込まれたカプセル部材と、前記フィルタ本体と前記カプセル部材とを接着した接着剤と、を有する。

Description

本発明は、カプセル部材を有する喫煙物品に関する。
フィルタ付き喫煙物品、例えば、通常のフィルタ付きシガレットは、酢酸セルロース繊維束を含むフィルタ本体、または、パルプを含む不織布を束ねたり折りたたんだフィルタ本体をフィルタ包装紙で包んでロッド状に成形したフィルタ部と、乾燥たばこ葉を巻紙で包んでロッド状に成形した煙草部とを、端と端とで隣り合わせた状態でチップペーパー部材でフィルタ部と煙草部の両方を接着するように全周にわたって巻くことで一体化したものである。
例えば特許文献1に示されるように、従来から、シガレット用フィルタ本体内に香料カプセルを組み込み、使用時に香料カプセルを指で破砕し、喫煙時に内容液の香りを楽しんだり、消火後の吸殻のにおいをマスキングしたりすることが行われている。香料カプセルの詳細については、例えば、特許文献2に記載されている。
また、喫煙物品としては、前記のシガレット以外にも、たばこ材料を含むエアロゾル生成ロッドの先端を燃焼させて煙を生成するシガーやシガリロのような喫煙物品もあるし、たばこ材料、香料成分、グリセリン等のエアロゾル基材を含むエアロゾル生成ロッドを燃焼を伴わずに加熱することで香味成分を生成させる喫煙物品も多く存在する。燃焼をともなわずに加熱する方法としては、電気抵抗、IH、化学変化、または相変化による加熱方法等、求められるレベルによって様々である。
エアロゾル生成ロッドは、乾燥たばこ葉をシガレットペーパーで包んでロッド状に成形したたばこロッドを含む。それ以外にも、乾燥たばこ葉をたばこシートで包んでロッド状にしたものや、たばこ葉以外の基材にグリセリン等のエアロゾル源と香味成分とを含浸させ後に紙で包んでロッド状にしたもの等を含む。どの形状においても、エアロゾル生成ロッドは略円柱状であり、一方の端部にフィルタ部が並べて配置され、チップペーパーで包装されて接続されることが多い。
エアロゾル生成ロッドを燃焼を伴わずに加熱することで香味成分を生成させる喫煙物品に関しては、例えば、特許文献3および特許文献4に示される。
特許6078657号公報 特表2007−520204号公報 特許5990500号公報 特許5292410号公報
本発明は、フィルタ部の内部でカプセル部材が位置ずれすることを防止した喫煙物品を提供することを目的とする。
本発明によれば、喫煙物品は、エアロゾル生成ロッドと、前記エアロゾル生成ロッドに隣接して設けられるフィルタ部と、を備え、前記フィルタ部は、フィルタ本体と、内部に香料を保持するとともに、前記フィルタ本体内に埋め込まれたカプセル部材と、前記フィルタ本体と前記カプセル部材とを接着した接着剤と、を含む。
本発明の喫煙物品によれば、フィルタ部内でのカプセル部材の位置ずれを防止して、カプセル部材の割り易さを向上できる。これによって、ユーザの利便性を向上できる。
実施形態の喫煙物品の一例であるシガレットの正面図。 図1に示すシガレットを中心軸Cに沿う面で切断して示した断面図。 図2に示すシガレットのF3−F3線の位置に沿う面で切断した断面図。 第1変形例の喫煙物品(シガレット)を中心軸Cに沿う面で切断して示した断面図。 第2変形例の喫煙物品(シガレット)を中心軸Cに沿う面で切断して示した断面図。 第3変形例の喫煙物品を中心軸Cに沿う面で切断して示した断面図。
[実施形態]
喫煙物品の一例であるシガレットの実施形態について説明する。なお、喫煙物品の中には、シガレット、葉巻、手巻きたばこ、シガリロ、ヒータ等によってたばこを加熱したり或いは蒸気でたばこを蒸したりすることでたばこの香味を吸引可能な喫煙具(電子たばこ)、炭素熱源などによりたばこを加熱することでたばこの香味を吸引可能な喫煙具、および非加熱型でたばこの香味を吸引可能な喫煙具、などが含まれる。
図1、図2に示すように、シガレット11は、たばこ刻み12(刻み葉、煙草)および該たばこ刻み12の周囲を巻いた巻紙13を含むエアロゾル生成ロッド14と、エアロゾル生成ロッド14に隣接して設けられたフィルタ部15と、エアロゾル生成ロッド14およびフィルタ部15に跨ってこれらを連結するようにエアロゾル生成ロッド14およびフィルタ部15上に巻かれたチップペーパー部材16と、を含んでいる。シガレット11では、エアロゾル生成ロッド14の中心およびフィルタ部15の中心を通る中心軸Cを定義できる。
フィルタ部15は、円柱状をなしたフィルタ本体17と、フィルタ本体17の周囲に巻かれたフィルタ包装紙21と、フィルタ部15内(フィルタ本体17内)に埋め込まれて位置し、皮膜22内に香料を含む内容液を保持するカプセル部材23と、フィルタ本体17とカプセル部材23とを接着する接着剤24と、を含んでいる。
フィルタ部15を包装しているチップペーパー部材16は、その外周の一部に、複数の通気孔を有していてもよいし、有していなくてもよい。通気孔を設けた場合には、通気孔の数は、例えば、10〜40個形成されているとよい。その場合、複数の通気孔は、例えばフィルタ部15を包装しているチップペーパー部材16の外周部に一列に並んで環状をなすように配置される。複数の通気孔は、略一定の間隔をおいて形成される。複数の通気孔を設けることによって、喫煙時に通気孔からフィルタ部15内に空気が取り込まれる。主流煙を通気孔からの外気によって薄めることで、所望のタール値の製品設計を可能にする。
図2に示すように、シガレット11は、たばこ刻み12およびたばこ刻み12の周囲に巻かれた巻紙13を含むエアロゾル生成ロッド14と、フィルタ部15と、エアロゾル生成ロッド14およびフィルタ部15に跨ってこれらを接続するようにエアロゾル生成ロッド14およびフィルタ部15上に巻かれたチップペーパー部材16と、を有する。
カプセル部材23は、フィルタ本体17内に埋め込まれている。カプセル部材23は、フィルタ部15内に1個存在していてもよいし、複数個(例えば2〜10個)存在していてもよい。カプセル部材23は、フィルタ部15の中心軸C上、或いは中心軸C付近に設けられている。カプセル部材23は、フィルタ部15の吸口端26からエアロゾル生成ロッド14に向けて中心軸C方向に15mm移動した位置もしくは、15mm移動した位置よりも吸口端26側に位置する。より好ましくは、カプセル部材23は、フィルタ部15の吸口端26からエアロゾル生成ロッド14に向けて中心軸C方向に10mm移動した位置よりも吸口端26側に位置する。さらに好ましくは、カプセル部材23は、フィルタ部15の吸口端26からエアロゾル生成ロッド14に向けて中心軸C方向に7mm移動した位置よりも吸口端26側に位置する。このような配置をとることで、ユーザは、指でカプセル部材23を破砕するだけでなく、喫煙時に歯によって噛む場合でも、カプセル部材23を破砕することが容易となるし、香味発生源が吸口端に近いことから喫煙者はより強い香料感を味わうことが可能となる。
カプセル部材23は、皮膜22と、皮膜22内に収納され香料を含有する内容液と、から構成される。皮膜22には、たとえばデンプン、デキストリン、多糖類、寒天、ジェランガム、ゼラチン、各種天然ゲル化剤、グリセリン、ソルビトール、塩化カルシウムなどを用いることができ、さらに香料や着色料を含むことができる。カプセル部材23は、不透明なフィルタ包装紙21やチップペーパー部材16に囲まれていてもカプセル部材23をつぶす際に喫煙者が認識できるように着色されていることが好ましく、皮膜22に着色料、たとえば青色1号等を含むことが好ましい。カプセル部材23の皮膜22は、親水性材料を含む場合には、吸水により脆弱化する材料で構成されているといえる。
内容液の香料としては、たとえばメンソール、植物精油などの喫煙物品に用いられる任意の香料を用いることができる。主な香料としては、メンソール、葉たばこ抽出エキス、天然植物性香料(例えば、シナモン、セージ、ハーブ、カモミール、葛草、甘茶、クローブ、ラベンダー、カルダモン、チョウジ、ナツメグ、ベルガモット、ゼラニウム、蜂蜜エッセンス、ローズ油、レモン、オレンジ、ケイ皮、キャラウェー、ジャスミン、ジンジャー、コリアンダー、バニラエキス、スペアミント、ペパーミント、カシア、コーヒー、セロリー、カスカリラ、サンダルウッド、ココア、イランイラン、フェンネル、アニス、リコリス、セントジョンズブレッド、スモモエキス、ピーチエキス等)、糖類(例えば、グルコース、フルクトース、異性化糖、カラメル等)、ココア類(パウダー、エキス等)、エステル類(例えば、酢酸イソアミル、酢酸リナリル、プロピオン酸イソアミル、酪酸リナリル等)、ケトン類(例えば、メントン、イオノン、ダマセノン、エチルマルトール等)、アルコール類(例えば、ゲラニオール、リナロール、アネトール、オイゲノール等)、アルデヒド類(例えば、バニリン、ベンズアルデヒド、アニスアルデヒド等)、ラクトン類(例えば、γ−ウンデカラクトン、γ−ノナラクトン等)、動物性香料(例えば、ムスク、アンバーグリス、シベット、カストリウム等)、炭化水素類(例えば、リモネン、ピネン等)が挙げられる。これら香料は、単独で用いてもよいし、混合して用いてもよい。
内容液の溶媒としては、香料に適した溶媒を用いることができ、中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)(具体的には、トリカプリル/カプリン酸グリセリン)、プロピレングリコール、水、エタノールなどを用いることができる。内容液は、さらに他の溶媒、色素、乳化剤、増粘剤などの他の添加剤を含有していてもよい。
カプセル部材23の製造方法は特に限定されないが、たとえば滴下法を用いればシームレスな皮膜22を有するカプセル部材23を製造することができる。この方法では、二重ノズルを用い、内側ノズルから内容液を、外側ノズルから液状の皮膜物質を同時に吐出させることにより、皮膜液が、継ぎ目を有することなく内容液を包み込むことができる。
カプセル部材23は、たとえば、球体または円筒体の形状を有することができ、ここで球体は、断面がほぼ円である球体および断面が楕円である楕円体の何れも含む。カプセル部材23は、好ましくは、断面がほぼ円である球体の形状を有する。カプセル部材23は、断面がほぼ円である球体の場合、たとえば直径1.0〜8.0mmとすることができ、楕円体の場合、たとえば最大直径2.0〜8.0mm、最小直径1.0〜7.0mmとすることができ、円筒体の場合、円の直径1.0〜8.0mm、高さ1.0〜8.0mmとすることができる。一般的に流通しているシガレットに球体のカプセル部材を適用する際は、一般的に流通しているシガレットおよびフィルタ部の直径である7.5〜8.0mmよりも小さい直径のカプセルを用いるべきである。一般的に流通しているシガレットに球体のカプセル部材を適用する際は、好ましくは、3.0mm〜4.5mmの直径のカプセル部材を用いることが好ましい。カプセルの直径が小さすぎると、シガレットに適用する香料の量が少なくなってしまい香料によって与えることのできる満足感が少なくなってしまうことや、喫煙者がカプセルを破砕する際にカプセルの存在を見つけにくいこと、等が問題点として挙げられる。カプセルの直径が大きすぎると、フィルタ本体の断面積に対するカプセルの断面積の割合が大きくなることから、カプセル非破砕時のフィルター部の通気抵抗が大きくなりすぎてしまい、喫煙者に吸いにくさを感じさせてしまう。
フィルタ本体17は、通常のフィルタ付シガレットと同様、酢酸セルロース繊維束(アセテートトウ)の濾材により構成され得る。フィルタ本体17は、アセテートトウの濾材のみから構成されていてもよいし、アセテートトウ濾材とその周囲に巻かれたフィルタ包装紙21とから構成されていてもよい。フィルタ部15が複数のフィルタ本体17を含む場合、たばこ刻み12側のフィルタ本体17と吸口側のフィルタ本体17は、同じ素材および構造を有していてもよいし、異なる素材および構造を有していてもよい。
アセテートトウは、例えば、単糸繊度1.9〜12.0(g/9000m)、総繊度10000〜44000(g/9000m)、繊維本数830〜23500(本)、通気抵抗100〜600(mmH2O/120mm)とすることができる。単糸繊度、総繊度、繊維本数については、フィルタ本体の設定円周(14.0〜26.0(mm))に応じて、通気抵抗の目標値を達成するように設計されるべきである。アセテートトウに、トリアセチン等の可塑剤を添加してもよく、可塑剤は、アセテートトウの重量に対して5〜12重量%の量で添加することができ、アセテートトウの繊維間に活性炭を分散添加した場合、可塑剤は、アセテートトウの重量に対して2〜12重量%の量で添加することができる。
フィルタ部15は、例えば、約14〜26mmの円周を有し、長さは、通常のフィルタと同様、例えば17〜40mmであり得る。
エアロゾル生成ロッド14は、通常のシガレット11と同様、たばこ刻み12とその周囲を巻装するたばこ巻紙13からなり、例えば、約14〜26mmの円周および20〜70mmの長さを有することができる。
接着剤24は、フィルタ部15の長手方向(中心軸C方向)の全長に亘って設けられている。接着剤24は、フィルタ部15の中心軸C上またはその付近で、フィルタ部15の中心軸Cに沿って、線状に設けられている。カプセル部材23も中心軸C上或いはその付近に位置しているため、接着剤24の一部は、カプセル部材23の中心軸C方向に関する投影断面内に位置することとなる。接着剤24は、同じく中心軸C上に位置したカプセル部材23とフィルタ本体17とを接着している。
接着剤24は、カプセル部材23の外形に沿うように一部が円弧状に配置している。接着剤24は、熱可塑性樹脂(ホットメルト接着剤)で構成される。接着剤24をフィルタ部15内に塗布する際には、100〜200℃の高温にすることで液状化している。しかしながら、製品出荷時には、接着剤24は、完全に固体となっている。フィルタ部15の製造ラインにおいて、接着剤24は、フィルタ本体17の長手方向における長さ120mm当たり、10〜50mgの割合でフィルタトウに対して連続的かつ直線的に塗布される。図3に示すように、接着剤24は、例えば、カプセル部材23の全表面積のうち、1/20〜1/3を覆うようにしてもよい。一方、カプセル部材23の表面を覆う面積は、例えば、1/2以下とすることが望ましい。仮にカプセル部材23の表面積の1/2以上を接着剤24で覆うようにすると、接着剤24が一種のコーティングとして機能するために、カプセル部材23が硬くなり過ぎて指で破砕することが困難になる。
接着剤24には、香料が均一に添加されていてもよい。これら香料成分を接着剤24内に均一に含ませる際の香料の好適な量は、接着剤24の機能の劣化が生じない量とすることが考えられる。接着剤24内に均一に含ませる香料の量は、シガレット11(喫煙物品)の主流煙への香りづけのために量を多くしたり、少なくしたりする等、適宜に調整することもできる。
これらの香料成分を直接、接着剤24内に分散しても良いし、これらの香料成分をデキストリン、α―サイクロデキストリン、β―サイクロデキストリンのような包接体に包接させてから接着剤24内に分散させてもよい。このような手法をとることで、接着剤24内に分散することで接着剤24の接着力への影響を低減することもできる。
接着剤24に添加される香料の例として、下記が挙げられる。例えば、アセトアニソール、アセトフェノン、アセチルピラジン、2−アセチルチアゾール、アルファルファエキストラクト、アミルアルコール、酪酸アミル、トランス−アネトール、スターアニス油、リンゴ果汁、ペルーバルサム油、ミツロウアブソリュート、ベンズアルデヒド、ベンゾインレジノイド、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、フェニル酢酸ベンジル、プロピオン酸ベンジル、2,3−ブタンジオン、2−ブタノール、酪酸ブチル、酪酸、カラメル、カルダモン油、キャロブアブロリュート、β−カロテン、ニンジンジュース、L−カルボン、β−カリオフィレン、カシア樹皮油、シダーウッド油、セロリーシード油、カモミル油、シンナムアルデヒド、ケイ皮酸、シンナミルアルコール、ケイ皮酸シンナミル、シトロネラ油、DL−シントネロール、クラリセージエキストラクト、ココア、コーヒー、コニャック油、コリアンダー油、クミンアルデヒド、ダバナ油、δ−デカラクトン、γ−デカラクトン、デカン酸、ディルハーブ油、3,4−ジメチル−1,2−シクロペンタンジオン、4,5−ジメチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジヒドロフラン−2−オン、3,7−ジメチル−6−オクテン酸、2,3−ジメチルピラジン、2,5−ジメチルピラジン、2,6−ジメチルピラジン、2−メチル酪酸エチル、酢酸エチル、酪酸エチル、ヘキサン酸エチル、イソ吉草酸エチル、乳酸エチル、ラウリル酸エチル、レブリン酸エチル、エチルマルトール、オクタン酸エチル、オレイン酸エチル、パルミチン酸エチル、フェニル酢酸エチル、プロピオン酸エチル、ステアリン酸エチル、吉草酸エチル、エチルバニリン、エチルバニリングルコシド、2−エチル−3,(5または6)−ジメチルピラジン、5−メチル−3−ヒドロキシ−4−メチル−2(5H)−フラノン、2−エチル−3−メチルピラジン、ユーカリプトール、フェネグリークアブゾリュート、ジェネアブゾリュート、リンドウ根インフュージョン、ゲラニオール、酢酸ゲラニル、ブドウ果汁、グアヤコール、グァバエキストラクト、γ−ヘプタラクトン、γ−ヘキサラクトン、ヘキサン酸、シス−3−ヘキサン−1−オール、酢酸ヘキシル、ヘキシルアルコール、フェニル酢酸ヘキシル、ハチミツ、4−ヒドロキシ−3−ペンテン酸ラクトン、4−ヒドロキシ−4−(3−ヒドロキシ−1−ブテニル)−3,5,5−トリメチル−2−シクロヘキサン−1−オン、4−(パラ−ヒドロキシフェニル)−2−ブタノン、4−ヒドロキシウンデカン酸ナトリウム、インモルテルアブゾリュート、β−イオノン、酢酸イソアミル、酪酸イソアミル、フェニル酢酸イソアミル、酢酸イソブチル、フェニル酢酸イソブチル、ジャスミンアブソリュート、ココナッツティンクチャー、ラプダナム油、レモンテルペンレス油、カンゾウエキストラクト、リナロール、酢酸リナル、ロページ根油、マルトール、メープルシロップ、メントール(L−メントール)、メントン、酢酸L−メンチル、パラメトキシベンズアルデヒド、メチル−2−ピロリルケトン、アントラニル酸メチル、フェニル酢酸メチル、サリチル酸メチル、4’−メチルアセトフェノン、メチルシクロペンテノロン、3−メチル吉草酸、ミモザアブロリュート、トウミツ、ミリチン酸、ネロール、ネロリドール、γ−ノナラクトン、ナツメグ油、δ−オクタラクトン、オクタナール、オクタン酸、オレンジフラワー油、オレンジ油、オリス油、パルミチン酸、ペパーミント油、プリグレインパラグアイ油、フェネチルアルコール、フェニル酢酸フェネチル、フェニル酢酸、ピペロナール、プラムエキストラクト、プロペニルグアエトール、酢酸プロピル、3−プロビリデンフタリド、プルーン果汁、ピルビン酸、レーズンエキストラクト、ローズ油、ラム酒、セージ油、サンダルウッド油、スペアミント油、スチラックスアブソリュート、マリーゴールド油、ディーディスティレート、α−テルピネオール、酢酸テルピニル、5,6,7,8−テトラヒドロキサリン、1,5,5,9−テトラメチル−13−オキサクロロ(8.3.0.0(4.9))トリデカン、2,3,5,6−テトラメチルピラジン、タイム油、トマトエキストラクト、2−トリデカノン、クエン酸トリメチル、4−(2,6,6−トリメチル−1,3−シクロヘキセニル)2−ブテン−4−オン、2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1,4−ジオン、4−(2,6,6−トリメチル−1、3−シクロヘキサジエニル)2−ブテン−4−オン、2,3,5−トリメチルピラジン、γ−ウンデカラクトン、γ−バレロラクトン、バニラエキス、バニリン、ペラトルアルデヒド、バイオレットリーフアブソリュートがある。
これらの香料は、単独で用いても良いし、目的とする香りを実現するために複数種類を混合して用いることもできる。
接着剤24内に分散された香料は、喫煙前において接着剤24内に固定されていて接着剤24外への揮散はほぼ発生しない。一方、喫煙時には、接着剤24近傍に主流煙が通過する。主流煙の熱および/又は主流煙に含まれる水分(蒸気)によって、接着剤24内に固定されている香料が主流煙中に揮散される。これによって、喫煙前のシガレット11(喫煙物品)の香りと、喫煙時の主流煙の香りとの間にギャップを設けることができ、喫煙者に驚きを与えることができる。また、接着剤24中に固定された香料が主流煙中に揮散するまでに、喫煙開始から所定時間要するようにすること、すなわち、接着剤24に固定された香料が喫煙開始から主流煙中に揮散されるまでにタイムラグを持たせることも可能である。
接着剤24には、染料又は顔料といった色素を均一に混ぜることができる。このような色素としては、例えば食用色素を用いることができる。食用色素の例としては、例えば、クチナシ黄色素、アナトー色素、トウガラシ色素、赤キャベツ色素、ベニコウジ色素、クチナシ青色素等の天然色素や、食用赤色2号、食用赤色3号、食用赤色102号、食用赤色104号、食用赤色105号、食用黄色4号、食用黄色5号、食用青色1号、食用青色2号等の合成色素等が挙げられる。
本実施形態のシガレット11の作用について説明する。本実施形態のシガレット11では、エアロゾル生成ロッド14の先端に着火して、フィルタ部15の吸口端26を口でくわえて、吸引することで、ユーザはたばこの香喫味を楽しむことができる。その際、主流煙には、カプセル部材23の内容液に含まれる香料や、或いは、接着剤24から揮散した香料が混合され、ユーザの口腔内で予定された香喫味が発揮される。カプセル部材23を破砕する際には、カプセル部材23の移動が阻害されるために、ユーザは、好みのタイミングで容易にカプセル部材23を破砕することができ、それによって変化した香喫味を楽しむことができる。
続いて、本実施形態の喫煙物品の一例であるシガレット11の製造工程について説明する。エアロゾル生成ロッド14は、通常の通り、たばこ刻み12の周囲に巻紙13を巻き回すことで形成される。一方、フィルタ部15の製造ラインでは、フィルタ部15の製造装置は、フィルタ本体17が完全に円柱形に収束される前に、フィルタ部15の中心軸C付近の位置に接着剤24を連続的かつ直線的(線状)に供給する。このとき、接着剤は、100〜200℃に加熱されて溶融された状態にある。さらに、フィルタ部15の製造装置は、このように接着剤24が供給された状態で、フィルタ本体17の中心軸C付近にカプセル部材23を供給する。さらにフィルタ部15を完全に円柱形に成形し、その後フィルタ部15を室温で放置することで、接着剤24が固化する。これによって、フィルタ本体17に対するカプセル部材23の位置が完全に固定される。
続いて、本実施形態の喫煙物品の一例であるシガレット11におけるカプセル部材23の移動防止作用について説明する。発明者らは、本実施形態のシガレット11を用いて、7人の被験者に対して、「歯でカプセル部材を噛むことで、意識的に口腔内にカプセル部材23を押し出させる」という試験を行った。試験には、本実施形態のシガレット11を用い、比較例として、従来のカプセル部材23とフィルタ本体17とを接着していないシガレットを用いた。そうしたところ、比較例の従来型シガレットでは、被験者7人中、1人が口腔内にカプセル部材23を押し出すことができた。一方、本実施形態のシガレット11では、被験者7人中でカプセル部材23を口腔内に押し出すことができた人はいなかった。
なお、本試験では、「意識的に口腔内にカプセル部材23を押し出させる」という試験を行っているため、比較例において被験者7人中、1人が口腔内にカプセル部材23を押し出すことができた。一方、通常の使用状態であれば、比較例においても口腔内にカプセル部材23が押し出される可能性は極めてゼロに近いものと考えられる。本実施形態によれば、意識的にカプセル部材23を押し出させようとした場合であっても、カプセル部材23を移動させてフィルタ部15から押し出すことが不可能であったため、カプセル部材23が移動する可能性が極めて低いシガレット11を実現できたといえる。
本実施形態によれば、喫煙物品は、エアロゾル生成ロッド14と、エアロゾル生成ロッド14に隣接して設けられるフィルタ部15と、を備え、フィルタ部15は、フィルタ本体17と、内部に香料を保持するとともに、フィルタ本体17内に埋め込まれたカプセル部材23と、フィルタ本体17とカプセル部材23とを接着した接着剤24と、を有する。
通常、フィルタ部15を構成する繊維は、フィルタ部15の軸方向(中心軸C方向)に延びている。このため、カプセル部材23に外力が加えられると、この繊維の延びている方向に沿ってカプセル部材23が逃げるように移動してしまうことがごく稀にあった。しかしながら、このような事象を生じることはごく稀であったために、そのようなことがメーカー側に問題点として認識されることはほとんどなかった。上記の構成によれば、接着剤24によってフィルタ本体17に対してカプセル部材23を固定することで、フィルタ部15内においてカプセル部材23が位置ずれすることを防止できる。これによって、カプセル部材23が逃げるように移動して割りにくくなるという事態の発生を防止することができ、ユーザの利便性を向上できる。
接着剤24は、熱可塑性樹脂である。この構成によれば、製品が出荷された状態において樹脂が完全に固体となっているために、フィルタ部15内でカプセル部材23が移動することを防いで、カプセル部材23が割りやすい喫煙物品を実現できる。また、固化する際に接着剤24から水分が出ないため、カプセル部材23が水で脆弱化することを防止できる。
カプセル部材23の皮膜は、親水性材料で、吸水により脆弱化する材料で構成される。特に、カプセル部材23の皮膜は、デンプン、デキストリン、多糖類、寒天、ジェランガム、ゼラチン、天然ゲル化剤、グリセリン、ソルビトール、塩化カルシウム、およびそれらの混合物の中から選ばれた材料で形成される。これらの構成によれば、酢酸ビニル糊のような水分を含む接着剤を用いるよりは、熱可塑性接着剤のように水分を含まない接着剤を用いることで、カプセル部材23が脆弱化することがなく、カプセル部材23が割りにくくなることを防止できる。
カプセル部材23は、フィルタ部15の中心軸C付近に位置し、接着剤24は、フィルタ部15の中心軸C付近で中心軸Cに沿って線状に延びる。この構成によれば、製造時のばらつきによって、カプセル部材23の設置位置が中心軸C方向に関して位置ずれした場合でも、接着剤24が中心軸Cに沿って線状に延びているため、カプセル部材23の多少の位置ずれを許容することができ、フィルタ部15に対してカプセル部材23を確実に固定できる。
カプセル部材23は、フィルタ部15の中心軸C付近に位置し、接着剤24の一部は、カプセル部材23の中心軸C方向に関する投影断面内に位置する。この構成によれば、カプセル部材23と重なる位置に接着剤24を配置することができる。これによって、カプセル部材23から外れた位置に接着剤24を塗布することがなく、カプセル部材23とフィルタ部15との間の接着がうまくなされないといった不具合を生じることを防止できる。
接着剤24は、香料を含む。この構成によれば、接着剤24に香料を含ませることができ、これによって香料を含ませた綿糸等をフィルタ部15内に別途に設ける必要がなくなる。これによって、主流煙に対して各種のフレーバーを加えることができ、製品設計時に自由度を向上できるとともに、別途に香料を含ませた綿糸等を設ける場合に比して製造工程を簡略化できるとともに製造コストを低減できる。
接着剤24は、色素を含む。この構成によれば、接着剤24に色を付けることができ、この接着剤24が固化した部分に装飾を施すことができる。すなわち、フィルタ部15内で接着剤24を塗布した部分の色は、通常、フィルタ部15内で接着剤24を塗布していない箇所の色とはほとんど差異がない。ただ単に、フィルタ部15において接着剤24を塗布した部分がそれ以外の部分よりも硬くなっているだけである。上記構成によれば、接着剤24を塗布した箇所において積極的に美観の向上に寄与させることができ、喫煙物品のデザインの自由度を向上できる。
カプセル部材23は、フィルタ部15の吸口端26からエアロゾル生成ロッド14に向けて中心軸C方向に15mm移動した位置もしくは10mm移動した位置よりも吸口端26側に位置する。この構成によれば、吸口端26に寄せてカプセル部材23を配置することができ、ユーザの口に近い位置で香料を主流煙に対して載せることができる。これによって、ユーザの口腔内に最も効率よく香料を届けられる位置にカプセル部材23を配置にすることができる。さらに、本実施形態では、接着剤24によってカプセル部材23とフィルタ部15とが接着されるため、このような配置を取った場合でも、カプセル部材23がフィルタ部15から脱落してしまう不具合を生じることを防止できる。
(第1変形例)
続いて、実施形態の喫煙物品(シガレット)の第1変形例について説明する。第1変形例では、カプセル部材23の皮膜22の材料が異なる点、および接着剤24の種類が異なる点、で上記実施形態とは異なっているが、他の部分は上記実施形態と共通している。以下では、主として上記実施形態と異なる部分について説明し、上記実施形態と共通する部分については説明を省略する。
カプセル部材23(皮膜22)は、樹脂材料(合成樹脂材料)によって形成される。より具体的には、カプセル部材23は、例えば、ポリエチレン樹脂材料によって形成されるが、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル等、他の種類の樹脂材料(合成樹脂材料)によって形成されてもよい。なお、例えばポリプロピレンで形成されたカプセル部材23の融点は、104〜120℃であり、熱可塑性樹脂(ホットメルト接着剤)の融点である150〜180℃よりも低くなっている。このため、接着剤24として熱可塑性樹脂(ホットメルト接着剤)を用いると、これを溶融させる際にカプセル部材23に孔が空いてしまう不具合を生じる可能性がある。
実施形態とは異なり、本変形例の接着剤24は、水分散系接着剤で構成される。水分散系接着剤は、常温(室温)において、水分の蒸発により接着能力が発現される。本実施形態では、水分散系接着剤のうち、例えば、酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤を接着剤24として好適に用いることができる。
接着剤24の配置や、接着剤24に香料を混ぜてもよいこと、接着剤24に色素を混ぜてもよいことは、上記実施形態と同様である。本変形例によれば、カプセル部材23が樹脂材料によって形成されるため、カプセル部材23の強度が向上し、輸送中等に意図せずにカプセル部材23が破砕等してしまう不具合が防止される。
本変形例によれば、接着剤24は、水分散系接着剤である。この構成によれば、接着剤24として安価で安全なものを使用できる。このため、接着剤24は最初から液状となっているために、接着剤24を溶融するために熱を加える必要がない。したがって、カプセル部材23を樹脂材料等で形成した場合に、熱可塑性樹脂(ホットメルト接着剤)で構成された接着剤24を加熱して溶融させ、フィルタ部15およびカプセル部材23に塗布する際に、熱によってカプセル部材23に孔が空いてしまうことを防止できる。
カプセル部材23の皮膜22は、樹脂材料により形成される。この構成によれば、接着剤24として水分散系接着剤を用いた場合に、水分散系接着剤から発散(揮散)される水分をカプセル部材23が吸収することがなく、当該水分によってカプセル部材23が割りにくくなってしまう事態を生じることを防止できる。
(第2変形例)
続いて、図4を参照して、実施形態の喫煙物品(シガレット)の第2変形例について説明する。第2変形例にかかるシガレット11では、フィルタ部15に加えて、第2のフィルタ部31が設けられる点で上記実施形態とは異なっているが、他の部分は上記実施形態と共通している。以下では、主として上記実施形態と異なる部分について説明し、上記実施形態と共通する部分については説明を省略する。
図4に示すように、シガレット11は、たばこ刻み12(刻み葉、煙草)および該たばこ刻み12の周囲を巻いた巻紙13を含むエアロゾル生成ロッド14と、エアロゾル生成ロッド14と同軸上に設けられたフィルタ部15と、エアロゾル生成ロッド14とフィルタ部15との間の位置でエアロゾル生成ロッド14と同軸上に設けられた第2のフィルタ部31と、エアロゾル生成ロッド14、第2のフィルタ部31およびフィルタ部15に跨ってこれらを連結するようにエアロゾル生成ロッド14およびフィルタ部15上に巻かれたチップペーパー部材16と、を含んでいる。
フィルタ部15の構成は、中心軸Cに関する長さが第1実施形態の長さの約半分になっている点が異なるが、他の部分は、上記実施形態と同様である。フィルタ部15には、上記実施形態と同様にカプセル部材23が設けられる。
第2のフィルタ部31は、本変形例のフィルタ部15と同じ形態で構成される。第2のフィルタ部31は、カプセル部材23を有しない点でフィルタ部15とは異なっているが、他の部分はフィルタ部15と同じである。本変形例では、第2のフィルタ部31は、1個で構成されているが、2個以上であっても当然によい。
本変形例によれば、エアロゾル生成ロッド14と、フィルタ部15と、の間の位置に少なくとも1以上の第2のフィルタ部31を備える。この構成によれば、多セグメントのフィルタを用いたシガレット11においても、フィルタ部15に対するカプセル部材23の移動を防止することができ、カプセル部材23が割り易いシガレット11を実現できる。
(第3変形例)
続いて、図5を参照して、実施形態の喫煙物品(シガレット)の第3変形例について説明する。第3変形例では、カプセル部材23が設けられる位置が異なる点で上記実施形態とは異なっているが、他の部分は上記実施形態と共通している。以下では、主として上記実施形態と異なる部分について説明し、上記実施形態と共通する部分については説明を省略する。
フィルタ部15の構成は、カプセル部材23が設けられる位置が異なる点以外は、実施形態と同じである。本変形例では、カプセル部材23は、中心軸C方向に吸口端から20mm移動した位置よりも吸口端26側に設けられている。言い換えると、カプセル部材23は、フィルタ部15の中心軸C方向(長手方向)における中間部に設けられている。
本変形例のように、カプセル部材23がフィルタ部15の長手方向における中間部に設けられる場合であっても、接着剤24によってフィルタ部15に対するカプセル部材23の移動を防止することができ、ユーザの利便性を向上できる。
(第4変形例)
続いて、図6を参照して、実施形態の喫煙物品の第4変形例について説明する。第4変形例では、喫煙物品41は、シガレットではなく、いわゆる電気的なヒータ等によってエアロゾル生成ロッド14を加熱する、いわゆる電子シガレットの分野に属するものである。以下では、主として上記実施形態と異なる部分について説明し、上記実施形態と共通する部分については説明を省略する。図6は、喫煙物品41のロッド部材46の下半分と、本体45と、を中心軸Cを含む面で切断して示した断面図である。
喫煙物品41は、電池42、電気的加熱部43、および凹部44を有する本体45と、本体45の凹部44に対して着脱可能に差し込まれるロッド部材46と、を有する。凹部44は、本体45のケース45Aの一部に窪んで設けられている。電池42は、充電および放電が可能である。電気的加熱部43は、いわゆるヒータであり、凹部44を取り囲むように設けられた発熱素子を有する。電気的加熱部43の発熱素子は、エアロゾル生成ロッド14を加熱し、エアロゾル生成ロッド14の充填物61から香味を周辺の空気中に放出させる。電気的加熱部43によるエアロゾル生成ロッド14の加熱温度は、例えば400℃以下であり、従来型のように着火させるタイプのシガレットの燃焼温度700〜800℃よりもかなり低い。このように低い温度で加熱を行なうことで、エアロゾル生成ロッド14から発生する主流煙の量は実施形態のシガレット11等と比較して少なくなる。このため、本変形例のフィルタ部15における濾過機能は、実施形態のシガレット11におけるフィルタ部15と比較して、低い濾過機能であるほうが喫煙者の口内に共有される主流煙量が好適となる。本変形例では、フィルタ部15の主流煙濾過を低減するために、中心軸C方向に関するフィルタ部15の長さが上記実施形態のものよりも短くなっている。フィルタ部の全長のうち、フィルタ本体が配置される長さを短くし、残りの箇所に筒部やその他の主流煙の濾過率が低いセグメントを配置することもできる。
ロッド部材46は、シガレット形状をなしている。ロッド部材46は、筒状の筒状部51と、筒状部51の一方の端部51Aに設けられたエアロゾル生成ロッド14と、筒状部51の一方の端部51Aとは反対側の他方の端部51Bに設けられたフィルタ部15と、エアロゾル生成ロッド14とフィルタ部15との間の位置でエアロゾル生成ロッド14と同軸上に設けられた第2のフィルタ部31と、筒状部51、エアロゾル生成ロッド14、およびフィルタ部15を連結するチップペーパー部材16と、を有する。
筒状部51は、例えば、厚さ100〜300μmの厚紙によって所定の剛性を有するように円筒形に形成されている。チップペーパー部材16は、剛性のある筒状部51によって支持されており、ロッド部材46が中心軸C方向に押圧された場合でも、チップペーパー部材16が中心軸C方向に潰れることがない。チップペーパー部材16および筒状部51は、その外周の一部に、複数の通気孔53を有する。複数の通気孔53は、チップペーパー部材16および筒状部51を貫通している。通気孔53の数は、例えば、10〜40個形成される。複数の通気孔53は、例えば一列に並んで筒部の外周部に環状に配置される。複数の通気孔53は、一定の間隔で形成される。
エアロゾル生成ロッド14は、たばこ刻み12(刻み葉、煙草)、たばこシート刻み、たばこシートを折りたたむか円周状に巻いたもの、たばこシートにひだを付けて寄せ集めたもの、もしくは、たばこ以外の充填剤等を含む充填物61と、該充填物61の周囲を巻いた巻紙54と、を有する。巻紙54は、紙でもよいし、アルミニウム箔や、ステンレス箔等の熱伝導性の良好な金属箔を貼り合せた紙で形成される。
フィルタ部15の構成は、フィルタ本体17の中心軸C方向に関する長さが短い点、以外は、他の実施形態とほぼ同様の構成を有する。フィルタ部15は、円柱状をなしたフィルタ本体17と、フィルタ本体17の周囲に巻かれたフィルタ包装紙21と、フィルタ部15内(フィルタ本体17内)に埋め込まれて位置し、皮膜22内に香料を含む内容液を保持するカプセル部材23と、フィルタ本体17とカプセル部材23とを接着する接着剤24と、を含んでいる。カプセル部材23は、フィルタ部15の吸口端26からエアロゾル生成ロッド14に向けて中心軸C方向に10mm移動した位置よりも吸口端26側に位置する。より好ましくは、カプセル部材23は、フィルタ部15の吸口端26からエアロゾル生成ロッド14に向けて中心軸C方向に6mm移動した位置よりも吸口端26側に位置する。
第2のフィルタ部31は、カプセル部材23を有しない点でフィルタ部15とは異なっているが、他の部分はフィルタ部15と同じである。本変形例では、第2のフィルタ部31は、1個で構成されているが、2個以上であっても当然によい。フィルタ部15と第2のフィルタ部31とは、第2フィルタ包装紙62によって連結されている。
本変形例によっても、上記実施形態と同様の作用が発揮される。すなわち、ユーザは、ロッド部材46を本体45に装着したまま、フィルタ部15、筒状部51を介して吸引を行うことで、口腔内で喫煙物品の香喫味を楽しむことができる。
本変形例によれば、喫煙物品41は、エアロゾル生成ロッド14を加熱するための電気的加熱部43を有する。この構成によれば、いわゆる電子シガレットの分野に属する喫煙物品41においても同様に、カプセル部材23の割り易さを向上することができ、ユーザの利便性を向上できる。特に、電気的加熱部43を用いた構成の場合には、主流煙の量が少ないために、フィルタ部15のうちのフィルタ本体17の長さが短くなる傾向にある。本変形例によれば、長さが短いフィルタ本体17においてもカプセル部材23の移動を防止することができる。このように、フィルタ本体17からカプセル部材23が脱落してしまう可能性が高い、短いフィルタ本体17を有する喫煙物品41においてカプセル部材の移動を有効に防止できることは、製品設計上極めて有用である。
喫煙物品は上記実施形態および各変形例に記載されたものに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。したがって、非加熱でたばこの香味を楽しむ喫煙物品にも当然に適用できる。また、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよいし、異なる変形例同士を適宜に組み合わせて一つの発明を構成することも当然にできる。
11…シガレット、14…エアロゾル生成ロッド、15…フィルタ部、23…カプセル部材、24…接着剤、26…吸口端、31…第2のフィルタ部、41…喫煙物品。
接着剤24に添加される香料の例として、下記が挙げられる。例えば、アセトアニソール、アセトフェノン、アセチルピラジン、2−アセチルチアゾール、アルファルファエキストラクト、アミルアルコール、酪酸アミル、トランス−アネトール、スターアニス油、リンゴ果汁、ペルーバルサム油、ミツロウアブソリュート、ベンズアルデヒド、ベンゾインレジノイド、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、フェニル酢酸ベンジル、プロピオン酸ベンジル、2,3−ブタンジオン、2−ブタノール、酪酸ブチル、酪酸、カラメル、カルダモン油、キャロブアブリュート、β−カロテン、ニンジンジュース、L−カルボン、β−カリオフィレン、カシア樹皮油、シダーウッド油、セロリーシード油、カモミル油、シンナムアルデヒド、ケイ皮酸、シンナミルアルコール、ケイ皮酸シンナミル、シトロネラ油、DL−シトロネロール、クラリセージエキストラクト、ココア、コーヒー、コニャック油、コリアンダー油、クミンアルデヒド、ダバナ油、δ−デカラクトン、γ−デカラクトン、デカン酸、ディルハーブ油、3,4−ジメチル−1,2−シクロペンタンジオン、4,5−ジメチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジヒドロフラン−2−オン、3,7−ジメチル−6−オクテン酸、2,3−ジメチルピラジン、2,5−ジメチルピラジン、2,6−ジメチルピラジン、2−メチル酪酸エチル、酢酸エチル、酪酸エチル、ヘキサン酸エチル、イソ吉草酸エチル、乳酸エチル、ラウリル酸エチル、レブリン酸エチル、エチルマルトール、オクタン酸エチル、オレイン酸エチル、パルミチン酸エチル、フェニル酢酸エチル、プロピオン酸エチル、ステアリン酸エチル、吉草酸エチル、エチルバニリン、エチルバニリングルコシド、2−エチル−3,(5または6)−ジメチルピラジン、5−メチル−3−ヒドロキシ−4−メチル−2(5H)−フラノン、2−エチル−3−メチルピラジン、ユーカリプトール、フェグリークアブリュート、ジェネアブリュート、リンドウ根インフュージョン、ゲラニオール、酢酸ゲラニル、ブドウ果汁、グアヤコール、グァバエキストラクト、γ−ヘプタラクトン、γ−ヘキサラクトン、ヘキサン酸、シス−3−ヘキサン−1−オール、酢酸ヘキシル、ヘキシルアルコール、フェニル酢酸ヘキシル、ハチミツ、4−ヒドロキシ−3−ペンテン酸ラクトン、4−ヒドロキシ−4−(3−ヒドロキシ−1−ブテニル)−3,5,5−トリメチル−2−シクロヘキサン−1−オン、4−(パラ−ヒドロキシフェニル)−2−ブタノン、4−ヒドロキシウンデカン酸ナトリウム、インモルテルアブリュート、β−イオノン、酢酸イソアミル、酪酸イソアミル、フェニル酢酸イソアミル、酢酸イソブチル、フェニル酢酸イソブチル、ジャスミンアブソリュート、ココナッツティンクチャー、ラダナム油、レモンテルペンレス油、カンゾウエキストラクト、リナロール、酢酸リナル、ロページ根油、マルトール、メープルシロップ、メントール(L−メントール)、メントン、酢酸L−メンチル、パラメトキシベンズアルデヒド、メチル−2−ピロリルケトン、アントラニル酸メチル、フェニル酢酸メチル、サリチル酸メチル、4’−メチルアセトフェノン、メチルシクロペンテノロン、3−メチル吉草酸、ミモザアブリュート、トウミツ、ミリチン酸、ネロール、ネロリドール、γ−ノナラクトン、ナツメグ油、δ−オクタラクトン、オクタナール、オクタン酸、オレンジフラワー油、オレンジ油、オリス油、パルミチン酸、ペパーミント油、プグレインパラグアイ油、フェネチルアルコール、フェニル酢酸フェネチル、フェニル酢酸、ピペロナール、プラムエキストラクト、プロペニルグアエトール、酢酸プロピル、3−プロリデンフタリド、プルーン果汁、ピルビン酸、レーズンエキストラクト、ローズ油、ラム酒、セージ油、サンダルウッド油、スペアミント油、スチラックスアブソリュート、マリーゴールド油、ィーディスティレート、α−テルピネオール、酢酸テルピニル、5,6,7,8−テトラヒドロキノキサリン、1,5,5,9−テトラメチル−13−オキサシクロ(8.3.0.0(4.9))トリデカン、2,3,5,6−テトラメチルピラジン、タイム油、トマトエキストラクト、2−トリデカノン、クエン酸トリメチル、4−(2,6,6−トリメチル−1,3−シクロヘキセニル)2−ブテン−4−オン、2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1,4−ジオン、4−(2,6,6−トリメチル−1、3−シクロヘキサジエニル)2−ブテン−4−オン、2,3,5−トリメチルピラジン、γ−ウンデカラクトン、γ−バレロラクトン、バニラエキス、バニリン、ラトルアルデヒド、バイオレットリーフアブソリュートがある。

Claims (14)

  1. エアロゾル生成ロッドと、
    前記エアロゾル生成ロッドに隣接して設けられるフィルタ部と、
    を備え、
    前記フィルタ部は、
    フィルタ本体と、
    内部に香料を保持するとともに、前記フィルタ本体内に埋め込まれたカプセル部材と、
    前記フィルタ本体と前記カプセル部材とを接着した接着剤と、
    を有する喫煙物品。
  2. 前記接着剤は、熱可塑性樹脂である請求項1に記載の喫煙物品。
  3. 前記カプセル部材の皮膜は、吸水により脆弱化する親水性材料で構成される請求項1又は請求項2に記載の喫煙物品。
  4. 前記カプセル部材の皮膜は、デンプン、デキストリン、多糖類、寒天、ジェランガム、ゼラチン、天然ゲル化剤、グリセリン、ソルビトール、塩化カルシウム、およびそれらの混合物の中から選ばれた材料で形成される請求項3に記載の喫煙物品。
  5. 前記接着剤は、水分散系接着剤である請求項1に記載の喫煙物品。
  6. 前記カプセル部材の皮膜は、樹脂材料により形成される請求項1又は請求項5に記載の喫煙物品。
  7. 前記カプセル部材は、前記フィルタ部の中心軸付近に位置し、
    前記接着剤は、前記フィルタ部の前記中心軸付近で前記中心軸に沿って線状に延びる請求項1に記載の喫煙物品。
  8. 前記カプセル部材は、前記フィルタ部の中心軸付近に位置し、
    前記接着剤の一部は、前記カプセル部材の前記中心軸方向に関する投影断面内に位置する請求項1に記載の喫煙物品。
  9. 前記接着剤は、香料を含む請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の喫煙物品。
  10. 前記接着剤は、色素を含む請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の喫煙物品。
  11. 前記接着剤は、前記フィルタ部の全長に亘る請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の喫煙物品。
  12. 前記カプセル部材は、前記フィルタ部の吸口端から前記エアロゾル生成ロッドに向けて前記フィルタ部の中心軸方向に15mm移動した位置よりも前記吸口端側に位置する請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載の喫煙物品。
  13. 前記エアロゾル生成ロッドと、前記フィルタ部と、の間の位置に少なくとも1以上の第2のフィルタ部を備える請求項1ないし請求項12のいずれか1項に記載の喫煙物品。
  14. 前記エアロゾル生成ロッドを加熱するための電気的加熱手段を有する請求項1に記載の喫煙物品。
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