JPWO2019044681A1 - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JPWO2019044681A1
JPWO2019044681A1 JP2019539442A JP2019539442A JPWO2019044681A1 JP WO2019044681 A1 JPWO2019044681 A1 JP WO2019044681A1 JP 2019539442 A JP2019539442 A JP 2019539442A JP 2019539442 A JP2019539442 A JP 2019539442A JP WO2019044681 A1 JPWO2019044681 A1 JP WO2019044681A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
bus bar
layer portion
outer layer
primary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019539442A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6849077B2 (ja
Inventor
佑次 伊藤
佑次 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Publication of JPWO2019044681A1 publication Critical patent/JPWO2019044681A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6849077B2 publication Critical patent/JP6849077B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/405Securing in non-demountable manner, e.g. moulding, riveting
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R4/00Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
    • H01R4/58Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation characterised by the form or material of the contacting members
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R43/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors
    • H01R43/20Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors for assembling or disassembling contact members with insulating base, case or sleeve
    • H01R43/24Assembling by moulding on contact members
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G5/00Installations of bus-bars
    • H02G5/02Open installations

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Abstract

一次成形により形成された一次樹脂30と二次成形により形成された二次樹脂40とを有するハウジング10と、前記一次樹脂30と一体に形成された複数のバスバー21,22,23を重ねた状態で前記二次樹脂40内に埋め込まれたバスバー群20と、を備えるコネクタ1であって、前記一次樹脂30は、前記バスバー群20の重ね方向における外側面20F,20Bに接触した状態で配され、前記二次樹脂40から露出した外層部CLと、隣り合う2枚の前記バスバー21,22,23に接触した状態で前記隣り合う2枚のバスバー21,22,23に挟まれた中間層部MLと、を備える。

Description

本明細書に開示された技術は、コネクタに関する。
従来、端子金具がインサート成形されてなるコネクタとして、例えば特許文献1のものが知られている。このコネクタのハウジングは、合成樹脂製のモールド成形体と、同じく合成樹脂製の中子と、複数の端子金具と、を備えている。中子はハウジングの成形に先立って予め成形済みとされ、前後方向に貫通する複数の端子貫通孔が形成されている。
ハウジングを成形する際には、中子の端子貫通孔に端子金具を圧入により貫通させ、端子金具の下端部を金型の固定型に嵌合することで端子金具と中子を金型内に位置決めしておく。そして、金型のキャビティ内にゲートを通して溶融樹脂を高圧で注入することで、モールド成形体を中子および端子金具と一体化された状態で成形するようになっている。
特開2005−174697号公報
しかしこの技術では、ハウジングを成形する際に端子金具を金型の固定型に嵌合するため、端子金具のうち金型の固定型に嵌合される部分に傷がつきやすい。しかも中子を端子金具を介して金型内に位置決めするため、中子が溶融樹脂から受けた圧力により端子金具が変形し、ハウジングの出来上がり状態において端子同士が互いに接触した状態となるおそれがある。
本明細書に開示された技術に係るコネクタは、一次成形により形成された一次樹脂と二次成形により形成された二次樹脂とを有するハウジングと、前記一次樹脂と一体に形成された複数のバスバーを重ねた状態で前記二次樹脂内に埋め込まれたバスバー群と、を備えるコネクタであって、前記一次樹脂は、前記バスバー群の重ね方向における外側面に接触した状態で配され、前記二次樹脂から露出した外層部と、隣り合う2枚の前記バスバーに接触した状態で前記隣り合う2枚のバスバーに挟まれた中間層部と、を備えることに特徴を有する。
この構成によれば、一次樹脂製の中間層部が隣り合う2枚のバスバーに接触した状態で挟まれているから、ハウジング内において当該バスバー同士の離間距離を一定に保つことができる。また、バスバー群の重ね方向における外側面には外層部が配されているから、二次樹脂を二次成形する際には、両外層部を金型で挟み込むことで、バスバーを金型内に固定することができる。したがって、バスバー群自体を金型に固定する必要がないから、バスバーを金型で傷つけるおそれがない。
本明細書に開示された技術に係る実施態様として、次の構成が好ましい。
(1)前記外層部は、前記二次樹脂から露出した接触部と、前記接触部の周縁から外周に広がるにつれて前記バスバーに近づくテーパ部と、を備える。
この構成によれば、二次樹脂を二次成形する際に接触部を金型に当接させ、バスバーの重ね方向と交差する方向から溶融樹脂を注入すると、溶融樹脂が外層部のテーパ部に当たりこれを回り込むように流れるから、外層部が溶融樹脂から受ける圧力を和らげることができる。
(2)前記中間層部は、前記2枚のバスバーの一方側に凹んで設けられた嵌合凹部と、前記2枚のバスバーの他方側に突出して設けられ前記嵌合凹部と嵌合することで前記2枚のバスバーの位置ずれを防ぐ嵌合突部と、を備える。
この構成によれば、一方のバスバー側の嵌合凹部と他方のバスバー側の嵌合突部とを嵌合させることにより、二次樹脂を形成する際に溶融樹脂の圧力による両バスバーの位置ずれをなくすことができる。
本明細書に開示された技術によれば、二次成形におけるバスバーの位置ずれをなくし、バスバーを傷つけるおそれがないコネクタを提供することができる。
実施形態のコネクタを示す正面図 コネクタを示す平面図 図1のA−A断面図 図1のB−B断面図 一次樹脂およびバスバーを示す斜視図 一次樹脂およびバスバーを示す斜視図 一次樹脂およびバスバーを示す平面図 一次樹脂およびバスバー群を示す平面図 第一バスバーを示す図 第二バスバーを示す図 第三バスバーを示す図
<実施形態>
本明細書に開示された技術に係る一実施形態を、図1から図11によって説明する。本実施形態のコネクタ1は、インバータケースの中で使用される中継コネクタである。以下の説明においては、図1における手前側を前方、右方を右方、上方を上方として説明する。
コネクタ1は、図1および図2に示す外面視においては、左右に長い略長方形の板形状のハウジング10と、6本の端子14と、を備えている。なお以下においては6本の端子14のうち3本のみを説明および図示し、他の3本は説明および図示を省略する。
ハウジング10の前面(以下、ハウジング前面10Fという)は、左右に連続する3つの前側段差面10F−1、10F−2,10F−3を備えている。これら段差面10F−1〜3はそれぞれ、大部分が二次樹脂40で覆われるとともに、二次樹脂40内に埋め込まれた一次樹脂30(後述する接触部CL−C)が二次樹脂40と面一となって露出している。同様に、ハウジング10の背面10Bも3つの背側段差面10B−1、10B−2,10B−3を備え、うち2つの背側段差面10B−2、10B−3において、二次樹脂40から一次樹脂30(後述する接触部CL−C)が二次樹脂40と面一となって露出している。
端子14は、図2に示すように、ハウジング前面10Fから前方に突出している。各端子14は金属板材から形成され、細長い帯形状をなしている。各端子14は、ハウジング前面10Fにおいて、互いに接触しないように左右および上下に分散して配されている。
一方、ハウジング10内には、図3および図4に示すように、一次樹脂30と、一次樹脂30がそれぞれ一体形成された第一バスバー21、第二バスバー22、および第三バスバー23を備えるバスバー群20とが埋め込まれている。第一〜第三バスバー21〜23は、一次樹脂30を挟んで重ねられている。なお以下において、各バスバー21〜23に挟まれた一次樹脂30を中間層部MLといい、バスバー群20の前面20Fおよび背面20Bに配された一次樹脂30を外層部CLという。詳しくは、中間層部MLのうち、第一バスバー21と第二バスバー22に挟まれたものを第一中間層部ML1といい、第二バスバー22と第三バスバー23に挟まれたものを第二中間層部ML2という。また、外層部CLのうち、バスバー群20の前面20Fに配されたものを第一外層部CL1といい、バスバー群20の背面20Bに配されたものを第二外層部CL2という。
第一〜第三バスバー21〜23はそれぞれ、図5および図6に示すように、左右に長い板形状をなしている。第一バスバー21と第二バスバー22は、図7に示すように、第一バスバー21の右端よりも第二バスバー22の右端を右方にずらして重ねられている。同様に、第二バスバー22と第三バスバー23は、第二バスバー22の右端よりも第三バスバー23の右端を右方にずらして重ねられている。なお以下においては、図9から図11に示すように、第一バスバー21、第二バスバー22、および第三バスバー23の3枚が重ねられた領域を第一領域P1といい、第二バスバー22と第三バスバー23の2枚が重ねられた領域を第二領域P2といい,第三バスバー23のみの領域を第三領域P3という。また、第一バスバー21と第二バスバー22の2枚が重ねられた領域を第四領域P4といい、第一バスバー21のみの領域を第五領域P5という。
上述したバスバー群20の6本の端子14は、図5に示すように、第一バスバー21、第二バスバー22,および第三バスバー23のそれぞれに1本ずつ設けられている。各バスバー21,22,23と各端子14は、1枚の金属板材から打ち抜き加工等により一体に形成され、各バスバー2,22,23の両端部から水平姿勢で前方に突出している。
第一バスバー21には、細長いスリット状の第一逃がしスリット21Aが前後に貫通して形成されている。第二バスバー22には、前面視で第一逃がしスリット21Aと重なる位置に、第一逃がしスリット21Aと同形状の第二逃がしスリット22Aが前後に貫通して設けられている。第三バスバー23に設けられた端子14(以下、貫通端子14Aという)は、前面視で第一逃がしスリット21Aおよび第二逃がしスリット22Aを通して見える位置に配され、第二逃がしスリット22Aおよび第二逃がしスリット21Aを貫通して前方に延出している。
一次樹脂30は、図9から図11に示すように、第一〜第三バスバー21〜23のそれぞれに分散して設けられている。各一次樹脂30は、コネクタ1の一次成形において各バスバー21〜23と一体化して形成される。
詳しくは、第一バスバー21の前面21Fには第一前側樹脂31Fが設けられて前方に突出し(図9(A))、背面21Bには第一背側樹脂31Bが設けられて後方に突出している(図9(B))。各一次樹脂31F,31Bの突出端部は、図7に示すように、第一バスバー21に平行な平坦面となっている。
同様に、第二バスバー22の前面22Fには第二前側樹脂32Fが設けられて前方に突出し(図10(A))、第二バスバー22の背面22Bには第二背側樹脂32Bが設けられて後方に突出している(図10(B))。各一次樹脂32F,32Bの突出端部は、第二バスバー22に平行な平坦面となっている。
同様に、第三バスバー23の前面23Fには第三前側樹脂33Fが設けられて前方に突出し(図11(A))、第三バスバー23の背面23Bには第三背側樹脂33Bが設けられて後方に突出している(図11(B))。各一次樹脂33F,33Bの突出端部は、第三バスバー23に平行な平坦面となっている。
なお、各一次樹脂31F,31Bの第一バスバー21からの突出高さと、各一次樹脂32F,32B、33Fの第二バスバー22からの突出高さと、各一次樹脂33F,33Bの第三バスバー23からの突出高さは、図7に示すように、いずれも同寸法とされている。
図9(B)に示すように、領域P1および領域P4に配された第一背側樹脂31Bと、図10(A)に示すように、第二前側樹脂32Fのうち領域P1および領域P4に配された部分(以下、第二前側中間樹脂32F−MLという)は、3枚のバスバー21,22,23が重ね合わされてバスバー群20とされた状態において、上述の第一中間層部ML1となっている。
第一背側中間樹脂31B−MLと第二前側中間樹脂32F−MLは、図7に示すように、互いに対向して配置されたときに、前面透視で互いに重ならない位置に配されている。したがって、これらが前後から互いに組み合わされて第一中間層部ML1とされた状態においては、図8(B)に示すように、第二前側中間樹脂32F−MLの突出端部ML―Cが第一バスバー21の背面21Bに面接触している。そして、第一バスバー21と第二バスバー22は、第一中間層部ML1を挟んで配されることで、互いから離間して配されている。
同様に、図10(B)に示すように、第二背側樹脂32Bのうち領域P1および領域P2に配された部分(以下、第二背側中間樹脂32B−MLという)と、図11(A)に示すように、第三前側樹脂33Fのうち領域P1及び領域P2に配された部分(以下、第三前側中間樹脂33F−MLという)とは、バスバー群20とされた状態において、上述の第二中間層部ML2となっている。
第二背側中間樹脂32B−MLと第三前側中間樹脂33F−MLは、図7に示すように互いに対向して配置されたときに、前面透視で互いに重ならない位置に配されている。したがって、これらが前後から互いに組み合わされて第二中間層部ML2とされた状態においては、図8(C)に示すように、第二背側中間樹脂32B−MLの突出端部ML―Cが第三バスバー23の前面23Fに面接触している。そして、第二バスバー22と第三バスバー23は、第二中間層部ML2を挟んで配されることで、互いから離間して配されている。
なお、図9(B)および図10(A)に示すように、第一中間層部ML1(31B、32F−ML)は第一バスバー21と第二バスバー22の間(領域P1および領域P4)の大部分に配されているが、図9(B)および図10(A)に示すように、第一逃がしスリット21Aおよび貫通端子14Aの左方および下方には第一中間層部ML1が配されず、第一逃がしスリット21Aの内部空間を外方と連通させる空間が残されている。コネクタ1の二次成形の際には、溶融樹脂はこの空間を流れて、第一逃がしスリット21Aと貫通端子14Aとの間に充填される。
また、第二中間層部ML2は、第二バスバー22と第三バスバー23の間(領域P1および領域P2)のほぼ全体を埋めて配されているが、図10(B)に示すように、第二逃がしスリット22Aの左方は第三バスバー23が重ねられない領域P4であり、かつ第二背側樹脂32Bも設けられない解放空間となっている。コネクタ1の二次成形の際には、溶融樹脂は第二バスバー22の背面22B側から第二逃がしスリット22Aと貫通端子14Aとの間に充填される。
一方、一次樹脂30のうち、図9(A)に示すように、第一領域P1および第四領域P4に配された第一前側樹脂31Fと、図10(A)に示すように、第二前側樹脂32Fのうち第二領域P2に配された部分(以下、第二前側外層樹脂32F−CLという)と、図11(A)に示すように、第三前側樹脂33Fのうち第三領域P3に配されたもの(以下、第三前側外層樹脂33F−CLという)は、上述の第一外層部CL1となっている。
同様に、図10(B)に示すように、第二背側樹脂32Bのうち第四領域P4に配された部分(以下、第二背側外層樹脂32B−CLという)と、図11(B)に示すように、第一領域P1〜第三領域P3に配された第三背側樹脂33Bは、上述の第二外層部CL2となっている。
すなわち、バスバー群20は、第一領域P1〜第四領域P4のいずれにおいても、前面20Fには第一外層部CL1を備え、背面20Bには第二外層部CL2を備えている。また、第一領域P1〜第四領域P4のそれぞれにおいて、第一外層部CL1の少なくとも一部と第二外層部CL2の少なくとも一部とは、前面透視で重なっている。特に、第一領域P1においては、バスバー群20の上端近傍および下端近傍に配された、第一外層部CL1−S(図9(A)参照)と第二外層部CL2−S(図11(B)参照)とが、3枚のバスバー21〜23および中間層部ML1,ML2を介して、前面透視で重なっている。
各外層部CL(第一外層部CL1および第二外層部CL2)は、各領域P1〜P3において、一つまたは複数の左右に細長い突条部により構成されている。上下に並んで配された複数の突状部の間には、二次成形において溶融樹脂の流路となる間隙が確保されている。
コネクタ1の二次成形の際には、各外層部CLの突出端部は、図8(A)に示すように、バスバー群20の第一〜第四領域P1〜P4のそれぞれにおいてバスバー群20の前方および後方に配された図示しない金型に当接される接触部CL−Cとされる。この結果、二次成形後の状態においては、図1に示すように、接触部CL−Cが、ハウジング前面10Fにおいて二次樹脂40と面一となって露出するとともに、図示しない背面10Bにおいても、接触部CL−Cが二次樹脂40と面一となって露出している。
なお、本実施形態においては、バスバー群20の金型内における位置ずれを防ぐため、図8(A)および図8(B)に示すように、外層部CLの突出側部は、接触部CL−Cの周縁から外周に広がるにつれて各バスバー21〜23に近づく外層テーパ部CL−T(テーパ部の一例)を備えている。外層テーパ部CL−Tは第一前側樹脂31F、第二前側外層樹脂32F−CL,第三前側外層樹脂33F−CL、第二背側外層樹脂32B−CL,および第三背側樹脂33Bに配されている。
同様に、バスバー群20内において第二バスバー22の第一バスバー21および第三バスバー23からの位置ずれを防ぐため、中間層部MLの突出側部は、図10(A)〜図10(C)に示すように、突出端部の周縁から外周に広がるにつれて各バスバー21〜23に近づく中間層テーパ部ML−Tを備えている。中間層テーパ部ML−Tは、第二前側中間樹脂32F−ML(図10(A)参照)と、第二中間層部ML2の左端を構成する第二背側中間樹脂32B−ML(図10(B)参照)に設けられている。
また、バスバー群20内において第二バスバー22の第一バスバー21および第三バスバー23からの位置ずれを防ぐため、本実施形態においてはさらに、中間層部MLを構成する2枚の中間樹脂の一方に円形の凹んだ形状の嵌合凹部ML−Hが形成されるとともに、他方に円錐台形状をなして嵌合凹部ML−Hに向かって突出し、嵌合凹部ML−Hに嵌合する嵌合突部ML−Pが形成されている。嵌合凹部ML−Hは、第二前側中間樹脂32F−MLに3つ形成されるとともに(図10(A)参照)、第二背側中間樹脂32B−MLに2つ形成されている(図10(B)参照)。嵌合突部ML−Pは、第一背側中間樹脂31B−MLに3つ形成されるとともに(図9(B)参照)、第三前側中間樹脂33F−MLに2つ形成されている(図11(A)参照)。バスバー同士を組み付けてバスバー群20とした状態においては、図8(B)および図8(C)に示すように、各嵌合突部ML−Pはそれぞれ嵌合凹部ML−Hに嵌合している。
次に、本実施形態に係るコネクタ1の形成方法を例示する。
まず、一次成形により、第一バスバー21に第一前側樹脂31F,および第一背側樹脂31Bを形成し、第二バスバー22に第二前側樹脂32Fおよび第二背側樹脂32Bを形成し、第三バスバー23に第三前側樹脂33Fおよび第三背側樹脂33Bを形成する。
次に、第一バスバー21の後方に、第二バスバー22および第三バスバー23の右端をそれぞれ前側のバスバー21,22よりも右方にずらしつつ重ねる。すると、各嵌合凹部ML−Hに各嵌合突部ML−Pが嵌合し、第一背側中間樹脂31B−MLと第二前側中間樹脂32F−MLとが互いに組み合わさるとともに、第二背側中間樹脂32B−MLと第三前側中間樹脂33F−MLとが互いに組み合わされて、それぞれ中間層部ML1,ML2となる。これにより、各バスバー21,22,23が中間層部ML1、ML2を挟んで重ねられ、前面20Fに第一外層部CL1が配され、背面20Bに第二外層部CL2が配されたバスバー群20が得られる。
次に、バスバー群20を図示しない一対の金型内に配し、金型をバスバー群20の前後から閉じて、第一領域〜第四領域P4のそれぞれにおいて、金型を外層部CLに当接させる。すると、バスバー群20は各領域P1〜P4において外層部CLを介して各金型に前後から挟み込まれた状態で、金型内に固定される。
次に、金型においてバスバー群20の左方に設けられた図示しないゲートから、溶融樹脂を射出注入する。すると、溶融樹脂は外層部CLの外層テーパ部CL−Tおよび中間層部MLの中間層テーパ部ML−Tに当たり、これらを回り込むようにゲートから遠ざかる方向へ流れる。そして、溶融樹脂が金型内に充填され、固化して二次樹脂40となったところで金型を開くと、一次樹脂30およびバスバー群20が二次樹脂40内に埋設され、外層部CLの接触部CL−Cが二次樹脂40と面一となって外方に露出したコネクタ1が得られる。
上記の構成によれば、隣り合う2枚のバスバー21,22(22,23)間の隙間には、一次樹脂製の中間層部MLが両バスバー21,22(22,23)に接触した状態で配されているから、ハウジング10内において当該バスバー21,22(22,23)同士の離間距離を一定に保つことができる。また、バスバー群20の重ね方向における外側面20F,20Bには外層部CLが配されているから、二次樹脂40を二次成形する際には、外層部CLを金型に当接させることで、バスバー群20を金型内に固定することができる。したがって、バスバー群20自体を金型に当接させる必要がないから、バスバー21〜23を金型で傷つけるおそれがない。
また、二次樹脂40を二次成形する際に接触部CL−Cを金型に当接させ、バスバー群20の重ね方向と交差する方向から溶融樹脂を注入すると、溶融樹脂が外層部CLのテーパ部CL−Tに当たりこれを回り込むように流れるから、外層部CLが溶融樹脂から受ける圧力を和らげることができる。
また、一方のバスバー22の嵌合凹部ML−Hと他方のバスバー21,23の嵌合突部ML−Pとを嵌合させることにより、二次樹脂40を形成する際に溶融樹脂の圧力によりバスバー21,22,23の位置ずれをなくすことができる。
なお、本実施形態においては、第三バスバー23の貫通端子14Aは上述のように、第二逃がしスリット22Aおよび第一逃がしスリット21Aを貫通して前方に延出している。このように配置された貫通端子14Aを設けると、二次成形の際に第一〜第三バスバー21〜23同士の位置がずれた場合に貫通端子14Aが逃がしスリット22A,21Aの開口縁部に接触してしまい、バスバー同士が電気的に短絡した不良品となりやすい。これに対し、本実施形態においては上述のように、外層テーパ部CL−T,中間層テーパ部ML−Tが設けられるとともに、中間層部MLには嵌合凹部ML−Hおよび嵌合凹部ML−Hと嵌合する嵌合突部ML−Pが設けられている。これらの位置ずれ規制手段により、貫通端子14Aを逃がしスリット22A,21Aに接触させることなく貫通させて配置することが可能となり、端子14の配置設計の自由度が著しく高められている。
<他の実施形態>
本明細書に開示された技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような形態で実施することが可能である。
(1)上記実施形態においては、バスバー群20を3枚のバスバー21〜23により構成しているが、バスバーの枚数はこれに限らず、2枚でもよく、または4枚以上でもよい。
(2)上記実施形態においては、外層部CLはテーパ形状の外層テーパ部CL−Tを備える構成としたが、これに代えて外層部は逆テーパ部を備える構成としてもよく、または外層部はテーパ部、逆テーパ部のいずれも備えない形状としてもよい。
(3)上記実施形態においては、嵌合凹部ML−Hを第二バスバー22の前面22F側および背面22B側にそれぞれ設け、嵌合突部ML−Pを第一バスバー21の背面21B側および第三バスバー23の前面23F側にそれぞれ設けた構成としているが、嵌合凹部および嵌合突部の配置はこれに限らず、嵌合凹部を第一バスバーの背面側および第三バスバーの前面側に設け、嵌合突部を第二バスバーの前面側および背面側に設けてもよい。または、嵌合凹部および嵌合突部は設けなくてもよい。要は、各バスバー同士が位置ずれを起こすことなく両金型の間に固定されればよい。
(4)上記実施形態においては、中間層部MLは各バスバー21,22,23の各前面21F,22F,23Fおよび背面21B,22B,23Bに設けられた一次樹脂30により構成されているが、これに限らず、例えば第二バスバーには前面および背面のいずれにも一次樹脂を設けず、第一バスバーの背面および第三バスバーの前面に設けた一次樹脂のみによって中間層部を構成してもよい。要は、隣り合う2枚のバスバーの間に中間層部が形成されればよい。
30:一次樹脂
40:二次樹脂
10:ハウジング
20:バスバー群
20F:バスバー群の前面(外側面)
20B:バスバー群の背面(外側面)
21,22,23:バスバー
CL:外層部
CL−C:接触部
CL−T:外層テーパ部(テーパ部)
ML:中間層部
ML−H:嵌合凹部
ML−P:嵌合突部

Claims (3)

  1. 一次成形により形成された一次樹脂と二次成形により形成された二次樹脂とを有するハウジングと、
    前記一次樹脂と一体に形成された複数のバスバーを重ねた状態で前記二次樹脂内に埋め込まれたバスバー群と、を備えるコネクタであって、
    前記一次樹脂は、
    前記バスバー群の重ね方向における外側面に接触した状態で配され、前記二次樹脂から露出した外層部と、
    隣り合う2枚の前記バスバーに接触した状態で前記隣り合う2枚のバスバーに挟まれた中間層部と、を備えるコネクタ。
  2. 前記外層部は、前記二次樹脂から露出した接触部と、前記接触部の周縁から外周に広がるにつれて前記バスバーに近づくテーパ部と、を備える請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記中間層部は、前記2枚のバスバーの一方側に凹んで設けられた嵌合凹部と、前記2枚のバスバーの他方側に突出して設けられ前記嵌合凹部と嵌合することで前記2枚のバスバーの位置ずれを防ぐ嵌合突部と、を備える請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
JP2019539442A 2017-09-01 2018-08-24 コネクタ Active JP6849077B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017168320 2017-09-01
JP2017168320 2017-09-01
PCT/JP2018/031293 WO2019044681A1 (ja) 2017-09-01 2018-08-24 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019044681A1 true JPWO2019044681A1 (ja) 2020-04-16
JP6849077B2 JP6849077B2 (ja) 2021-03-24

Family

ID=65525368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019539442A Active JP6849077B2 (ja) 2017-09-01 2018-08-24 コネクタ

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6849077B2 (ja)
CN (1) CN111033902B (ja)
WO (1) WO2019044681A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7391819B2 (ja) * 2020-02-04 2023-12-05 東海興業株式会社 射出成形品及びその製造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0337757U (ja) * 1989-08-24 1991-04-11
JPH04263913A (ja) * 1991-02-18 1992-09-18 Nippondenso Co Ltd 金属部材の樹脂インサート成形方法
JP2000252038A (ja) * 1999-03-02 2000-09-14 Yazaki Corp 成形コネクタの製造方法及び成形コネクタ用の一次成形体
JP2008018633A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Sumitomo Wiring Syst Ltd インサート成形品の製造方法およびインサート成形用の成形型
JP2012195068A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Sumitomo Wiring Syst Ltd 機器用コネクタ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3339300B2 (ja) * 1996-04-23 2002-10-28 矢崎総業株式会社 コネクタの製造方法
JP5194609B2 (ja) * 2007-07-26 2013-05-08 住友電装株式会社 機器用コネクタ
JP5640837B2 (ja) * 2011-03-15 2014-12-17 住友電装株式会社 機器用コネクタ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0337757U (ja) * 1989-08-24 1991-04-11
JPH04263913A (ja) * 1991-02-18 1992-09-18 Nippondenso Co Ltd 金属部材の樹脂インサート成形方法
JP2000252038A (ja) * 1999-03-02 2000-09-14 Yazaki Corp 成形コネクタの製造方法及び成形コネクタ用の一次成形体
JP2008018633A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Sumitomo Wiring Syst Ltd インサート成形品の製造方法およびインサート成形用の成形型
JP2012195068A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Sumitomo Wiring Syst Ltd 機器用コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6849077B2 (ja) 2021-03-24
WO2019044681A1 (ja) 2019-03-07
CN111033902A (zh) 2020-04-17
CN111033902B (zh) 2021-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20170373439A1 (en) Electrical connector having grounding terminals serving a latching function
US8608515B2 (en) Device connector
TWI651894B (zh) 電連接器及其製造方法
CN104112620A (zh) 开关
JP6250837B2 (ja) 燃料電池用セパレータ及びその製造方法
CN102473875B (zh) 电池组件用壳体及其制造方法、电池组件及其制造方法
JP2005268220A (ja) 二次電池用モールド,及び二次電池のモールディング方法
JP5076198B2 (ja) 樹脂成形部品とその製造方法
JPWO2019044681A1 (ja) コネクタ
JP4980599B2 (ja) バッテリパックのケース
US9561609B2 (en) Method for producing optical device
JP5206007B2 (ja) パワーモジュール構造
JP4343962B2 (ja) 半導体装置の製造方法及び半導体装置
KR20190116252A (ko) 배터리 모듈 케이싱, 배터리 모듈 및 배터리
JP5907113B2 (ja) 防水電子回路ユニットの製造方法及び電子回路ユニット
US20200295550A1 (en) Resin structure
WO2020194989A1 (ja) コネクタ
KR101852654B1 (ko) 전지셀 및 그의 제조방법
CN103579162A (zh) 引线框组合件及其引线框与切割方法
JP4082506B2 (ja) 電池パックの製造方法
JP4506052B2 (ja) コネクタ
KR100537537B1 (ko) 이차 전지의 성형 방법
JP2019043046A (ja) 射出成形用金型
US20240149498A1 (en) Apparatus and Method for Molding Pouch
JP6497398B2 (ja) 絶縁部材の製造方法及び電気コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A529 Written submission of copy of amendment under article 34 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A5211

Effective date: 20191213

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6849077

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150