JPWO2019009353A1 - ラベル装着方法およびラベル装着装置 - Google Patents

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Abstract

ラベル装着方法は、容器(C)の胴部(P)に下方から被嵌した熱収縮性のラベル(L)を、ラベル(L)の側面を保持しながら容器(C)とともに搬送するラベル搬送工程と、ラベル搬送工程においてラベル(L)を容器(C)とともに搬送する間に、ラベル(L)の下端部を加熱して熱収縮させ、容器(C)の底面(B)の外縁部をラベル(L)の一部で被覆する容器底部被覆加熱工程と、を含む。

Description

本発明は、容器の外周囲に筒状のラベルを装着するラベル装着方法およびラベル装着装置に関する。
従来から、天面が胴部より幅広の容器が知られている。例えば、飲料等を収容する容器の中には、内容物を収容する胴部と、当該胴部の上端から外側に張り出すフランジとを備えた容器がある。かかる容器の外周囲に筒状のラベルを装着するために、容器の下側から、筒状のラベルを挿入し、その後、ラベルを挿入した容器をヒートトンネル等の加熱装置に通過させることで、ラベルを熱収縮させて容器に密着させる技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、3個(または2列×3行の6個)の容器がフランジ部で一体に連なって構成される容器パックが吸着ベルトによって連続的に吊下げ搬送され、その途中で吸着ベルトの下方に設けられたラベル供給ユニットから開口状態で飛ばされる熱収縮性の筒状ラベルを各容器の胴部周囲に被嵌した後、加熱手段によってラベルが熱収縮されることにより、各容器の胴部にラベルを装着するラベル被嵌装置が記載されている。
特表2015−525713号公報
ところで、デザインその他の理由により、容器の底面よりも長い端部を有するラベルを熱収縮させ、ラベルが容器の側面から底面にまわり込むようにして底面の外縁部を被覆させたいという要望がある。この場合、内容物を収容していない空の容器であれば、容器の上下を反転させ、上方の底面側から筒状のラベルを被嵌し、ラベルの下端を天面のフランジ等で受け止めた際にラベルの上端が底面よりも上方になるようラベルのサイズ等を調整し、容器を反転したまま加熱装置に通過させることで、底面の外縁部を被覆するラベルを容器に装着することができる。
しかし、内容物を充填し、蓋部をシールした容器では、内容物の混合や漏れ、搬送装置との接触による蓋部表面の汚れ等の恐れがあるため、容器を上下反転できない場合がある。このような容器に底面の外縁部を被覆するラベルを装着させるには、上述の通り容器の下側からラベルを被嵌し、容器の下端よりもラベルの下端が下方にある状態で加熱収縮させることが考えられる。しかしながら、例えばラベルを被嵌した容器をコンベアベルトに載置してヒートトンネルを通過させるタイプの加熱装置では、ラベルの下端部がコンベアベルトと容器底面に挟まれることとなり、ラベルの底面被覆部分が十分加熱収縮できず、また、ラベルに皺等が発生する恐れがある。また、ラベルは容器の外径に対してわずかに大きいため、容器の下側からラベルを被嵌した後、加熱装置において加熱収縮させるまでの間に、被嵌したラベルが下方に位置ずれする可能性がある。
特許文献1では、真空型コンベアで吊下げ支持した容器に対して下側からラベルを挿入し、ラベルを挿入した容器を懸架したまま加熱手段に搬送するシステムにおいて、加熱収縮前のラベルの落下を防止するために、被嵌したラベルの下端を支持し、加熱手段まで延在するプレートを、容器の下側に配置している。特許文献1には、当該プレートを容器の底部より下のある距離に配置することで、ラベルの下端を容器の底部の下に延在させ、熱収縮の間に当該延在部分を熱収縮させて容器の底部を被覆し得ることが記載されている。
しかしながら、特許文献1の技術では、容器に挿入されたラベルはプレート上に載置されているのみであるため、加熱収縮の際、ラベルが上下方向に対して過度に熱収縮し、ラベルの上端部が所期の装着位置に対して下方にずれる、いわゆる「引け」の問題が生じる恐れがあると考えられる。
そこで、本発明では、容器の下方から熱収縮性ラベルを装着するラベル装着方法において、容器底面の外縁部を被覆することができ、且つ、ラベル上端部の下方への位置ずれを抑制することができるラベル装着方法を提供することを目的とする。
本発明のラベル装着方法は、容器の胴部に下方から被嵌した熱収縮性の筒状ラベルを、筒状ラベルの下端部を容器の底面よりも下方に延在させた状態で筒状ラベルの側面を保持しながら容器とともに搬送するラベル搬送工程と、ラベル搬送工程において筒状ラベルを容器とともに搬送する間に、筒状ラベルの下端部を加熱して熱収縮させ、容器の底面の外縁部を筒状ラベルの一部で被覆する容器底部被覆加熱工程と、を含むことを特徴とする。
好適な態様では、前記ラベル搬送工程において、搬送方向に沿って延び、筒状ラベルを被嵌した容器を挟んで互いに対向して配置された一対のベルト部材を用いて、筒状ラベルを容器に押し付けながら筒状ラベルを容器とともに搬送することができる。
さらに好適な態様では、前記一対のベルト部材を異なる速度で搬送方向に移動させることにより、筒状ラベルを被嵌した容器を水平回転させながら搬送することができる。
他の好適な態様では、前記ラベル搬送工程において、容器を被嵌する筒状ラベルの上部を加熱し、筒状ラベルの上部の内面に設けた接着部を活性化させて、接着部において筒状ラベルと容器とを接合することができる。
他の好適な態様では、前記容器底部被覆加熱工程によりその一部が容器の底面の外縁部を被覆した筒状ラベルの全体を加熱して熱収縮させ、容器の胴部に筒状ラベルを装着させる容器全体被覆加熱工程をさらに含む。
他の好適な態様では、吊下げ保持されている容器の胴部に、容器の下方から筒状ラベルを被嵌させるラベル被嵌工程をさらに含む。
本発明のラベル装着装置は、容器の胴部に下方から被嵌した熱収縮性の筒状ラベルを、筒状ラベルの下端部を容器の底面よりも下方に延在させた状態で筒状ラベルの側面を保持しながら容器とともに搬送するラベル搬送装置と、前記ラベル搬送装置で筒状ラベルを容器とともに搬送する間に、筒状ラベルの下端部を加熱して熱収縮させ、容器の底面の外縁部を筒状ラベルの一部で被覆する容器底部被覆加熱装置と、を備えることを特徴とする。
好適な態様では、前記ラベル搬送装置が、搬送方向に沿って延び、筒状ラベルを被嵌した容器を挟んで互いに対向して配置された一対のベルト部材を備え、前記一対のベルト部材は、筒状ラベルを容器に押し付けながら筒状ラベルを容器とともに搬送する構成を有する。
さらに好適な態様では、前記一対のベルト部材が互いに異なる速度で搬送方向に移動することができる。
他の好適な態様では、前記筒状ラベルの上部の内面に接着部が設けられており、前記ラベル搬送装置は、容器を被嵌する筒状ラベルの上部を加熱し、接着部を活性化する加熱手段をさらに備える。
他の好適な態様では、前記筒状ラベルの上部の内面に接着部が設けられており、前記ラベル搬送装置は、容器を被嵌する筒状ラベルの上部に向けて加熱気体を送出することにより加熱し、接着部を活性化する加熱手段をさらに備える。
他の好適な態様では、前記ラベル搬送装置が、搬送方向に沿って延び、筒状ラベルを被嵌した容器を挟んで互いに対向して配置され、筒状ラベルを容器に押し付けながら搬送する、一対のベルト部材を備え、前記加熱手段が、前記ベルト部材の容器に対向する面に設けた複数の貫通孔を備え、前記複数の貫通孔を介して筒状ラベルの上部に向けて加熱気体を送出する構成を有する。
他の好適な態様では、前記ラベル搬送装置が、搬送方向に沿って延び、筒状ラベルを被嵌した容器を挟んで互いに対向して配置され、筒状ラベルを容器に押し付けながら搬送する、一対のベルト部材を備え、前記加熱手段が、前記ベルト部材に設けられ、搬送方向に沿って延び、且つ、前記容器に対向する面において開口した溝部を備え、前記溝部を介して筒状ラベルの上部に向けて加熱気体を送出する構成を有する。
他の好適な態様では、前記ラベル搬送装置は、筒状ラベルを被嵌した容器毎に筒状ラベルを保持する保持部を備え、保持部の容器に対向する面は、容器の側面に対応した形状を有する。
他の好適な態様では、前記容器底部被覆加熱工程によりその一部が容器の底面の外縁部を被覆した筒状ラベルの全体を加熱して熱収縮させ、容器の胴部に筒状ラベルを装着させる容器全体被覆加熱装置をさらに備える。
他の好適な態様では、容器を吊下げ保持しながら、所定の搬送方向に移動させる吊下搬送装置をさらに備える。
本発明によれば、容器の下方から熱収縮性ラベルを装着する際に、容器底面の外縁部を被覆することができ、且つ、ラベル上端部の下方への位置ずれを抑制することができる。
ラベル装着装置の全体構成を示す正面図である。 ラベル装着装置を上方から見た平面図である。 容器の一例を示す断面図である。 ラベル供給装置を示す正面図である。 ラベル被嵌装置を示す平面図である。 ラベル被嵌装置を示す要部側面図である。 ラベル被嵌装置のラベル被嵌動作を経時的に示す動作説明図である。 ラベル被嵌装置を示す要部断面図である。 ラベル被嵌装置を示す要部拡大正面図である。 チェーンコンベアを示す要部平面図である。 ラベル搬送装置を搬送方向下流側から見た概略図である。 ラベル搬送装置を示す平面図である。 第1加熱装置を示す概略正面図である。 第1加熱装置による加熱処理方法を示す説明図である。 本実施形態の第1変形例を示す正面図である。 第1変形例において使用する筒状ラベルの一例を示す概略図である。 本実施形態の第2変形例を示す斜視図である。 本実施形態の第3変形例を示す概略図である。
以下に、本発明に係る実施形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。また、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて用いることは当初から想定されている。
本発明の一実施形態につき、図面を参照しながら具体的に説明する。図1は、本実施形態のラベル装着装置1の全体構成を示す正面図である。また、図2は、図1のラベル装着装置1を上方から見た平面図である。本実施形態のラベル装着装置1は、容器の胴部の外周に、熱収縮性の筒状のラベルを装着する装置である。
なお、本明細書においては、鉛直方向(上下方向)を「z軸方向」とし、鉛直方向に垂直(水平)に交差し、後述する吊下搬送装置によって容器が搬送される方向に沿った方向を「x軸方向」とし、z軸方向およびx軸方向に垂直に交差する方向を「y軸方向」とする。また「上下」とは、鉛直方向(重力方向)を基準とした方向を指す。ただし、本発明が意図する効果を奏する範囲においては、上下方向が鉛直方向(重力方向)に対して若干傾く構成となっていてもよい。また、各部材等の位置または配置等に関する「上流」および「下流」との記載は、特に示した場合を除き、容器またはラベルの搬送方向における「上流」または「下流」を指すものとする。
図1および図2に示すように、ラベル装着装置1は、容器搬送方向(x軸正方向)に沿って順に、容器供給装置10、吊下搬送装置20、ラベル搬送装置60、および容器搬送装置30を備える。また、ラベル装着装置1は、吊下搬送装置20に吊下げ保持されている容器Cの胴部PにラベルLを被嵌させるラベル被嵌装置40と、ラベル被嵌装置40にラベルLを供給するラベル供給装置50と、ラベル搬送装置60と平面視において重複して配置される第1加熱装置(容器底部被覆加熱装置)70と、容器搬送装置30と平面視において重複して配置される第2加熱装置(容器本体被覆加熱装置)80と、をさらに備える。
図3に示すように、容器Cは、ラベル被嵌装置40においてラベルLが装着される対象物である。本実施形態においては、容器Cは、飲料等の内容物を収容可能に凹設された胴部Pと、胴部Pの上方開口の周縁に側方へ突出して形成されたフランジFと、胴部Pの上方開口を封止するシート状の蓋Sとを有する。各容器Cの胴部Pは、上方開口が円形状に形成され、胴部Pの側壁は、上部開口から下端の底部に向けてテーパー状をなす外形に形成されている。各容器Cの蓋Sには、図示しない商品名等が記入されている。容器Cに収容される内容物は特に限定されず、例えば飲料、ヨーグルトまたは菓子等の飲食物が挙げられる。図3に示すように、ラベルLが容器Cに装着された状態で、ラベルLの下端が容器Cの下端である底面Bよりも下方に位置する。なお、容器Cの胴部Pの形状は、図3に示すものに限定されない。
本実施形態においては、複数の容器Cを一列に並べて順次搬送することにより、容器CにラベルLを1つずつ装着する構成を例に説明するが、本実施形態の技術は、これに限定されるものではない。本実施形態の技術は、例えば、複数の容器Cが1つの組をなして順次搬送されながらラベルが装着される構成にも適用可能であるし、或いは、2列×1行の2個の容器を一体に含む2ポットパック、2列×2行の4個の容器を一体に含む4ポットパック、2列×3行の6個の容器を一体に含む6ポットパック等に適用してもよい。
容器Cは、例えば、成形機を用いて胴部Pに相当する凹部が形成された容器Cを充填機に供給し、充填機において各胴部Pに飲料等の内容物を上方開口から注入および充填し、その後、シート状の蓋Sを容器Cの天面のフランジFに熱シールすることによって胴部Pの上方開口を密封することにより、製造される。その後、各容器Cは、容器供給装置10のコンベアベルト12上に供給される。
図1および図2に戻り、本実施形態のラベル装着装置1を構成する各装置について説明する。容器供給装置10は、ラベル装着装置1における最上流に配置され、複数の容器Cを順次搬送し、吊下搬送装置20に容器Cを供給する。本実施形態の容器供給装置10は、図1および図2に示すように、複数の容器Cをx軸正方向に沿って直線状に順次搬送するコンベアベルト12およびタイミングスクリュー14を備える構成を有する。容器供給装置10への複数の容器Cの供給方法は特に限定されず、例えば図示しない他のコンベアによって複数の容器Cを搬送してもよいし、図示しないテーブルに載置された複数の容器Cを作業者が順に容器供給装置10に供給する構成であってもよい。
コンベアベルト12は、一対のプーリとこれらのプーリに掛け回された無端環状ベルトとによって構成される。一対のプーリの少なくとも一方は、例えば図示しないモータによって駆動される。コンベアベルト12は、ベルトに載置された複数の容器Cを一列に並べた状態でx軸方向へと搬送する。
タイミングスクリュー14は、コンベアベルト12の下流側に配置され、螺旋状の溝を有する一対のスクリューバーによって構成されている。このスクリューバーは、コンベアベルト12により搬送される容器Cをy軸方向の両側から挟むように配置され、図示しないモータによって駆動される。タイミングスクリュー14の上流側から進入した容器Cは、螺旋状の溝に嵌まり込み、スクリューバーの回転によって溝に嵌まり込んだ状態で下流側へと搬送される。スクリューバーの下流側末端付近における螺旋状の溝の間隔は、ピッチPPと等しい。これにより、タイミングスクリュー14から吊下搬送装置20へと送り出される複数の容器Cは、各々がピッチPP(図1参照)の等間隔で一列に並ぶことになる。
吊下搬送装置20は、容器供給装置10に対して下流側に位置し、容器供給装置10によって所定のピッチPPで搬送される容器Cを受け取り、容器Cを吊り下げた状態で保持しながら順次搬送する。吊下搬送装置20は、x軸正方向に沿って直線状に移動する下面を有する無端状のコンベアベルト34を備える。コンベアベルト34は、定速で回転駆動される場合には、容器供給装置10によって所定のピッチPPで供給された各容器Cを、その状態を維持しつつ天面吸着しながら搬送する吸着搬送ベルトである。
コンベアベルト34には、図示しない多数の貫通孔が形成されている。また、ループ状をなすコンベアベルト34の内側には、コンベアベルト34の容器Cと対向する面の反対側の面に隣接して吸引ボックス36が配置されている。吸引ボックス36の下壁部には、容器搬送方向に沿って延びる図示しない長穴が形成されている。また、吸引ボックス36は、例えばポンプ等の図示しない吸引源に接続されている。これにより、吊下搬送装置20のコンベアベルト34は、容器供給装置10によって搬送されてきた容器Cの天面(即ち蓋Sで封止された容器Cの上面)をベルト下面に吸着し、各容器Cを吊下げた状態で搬送することができる。この際、容器供給装置10によって供給された各容器C間のピッチPPは維持されたままで吊下げ搬送されることになる。コンベアベルト34は、一対のプーリ35の間に掛け渡されている。一対のプーリ35は、図示しないモータにより所定の回転数で回転させられる。プーリ35の回転速度を適宜設定することにより、コンベアベルト34は、後述するラベル被嵌区間P2を含む区間において、容器Cを所定の速度で搬送することができる。
吊下搬送装置20により搬送される容器Cについては、後述するように、ラベル被嵌区間P2においてラベル被嵌装置40により容器Cの胴部PにラベルLが被嵌される。本実施形態では、容器Cを被嵌したラベルLは、後述するようにラベル搬送装置60によって容器Cとともに保持される。その後、吊下搬送装置20の下流端において吸引ボックス36の吸引が解除されることによって、容器Cはラベル搬送装置60に乗り移る。
ラベル供給装置50およびラベル被嵌装置40を用いて、吊下搬送装置20によって吊下げ保持されている容器Cの胴部PにラベルLを被嵌するラベル被嵌工程について、説明する。
ラベル供給装置50は、容器Cに被嵌するラベルLをラベル被嵌装置40に順次供給する装置である。図2に示すように、本実施形態に係るラベル装着装置1では、平面視において容器供給装置10、吊下搬送装置20、ラベル搬送装置60および容器搬送装置30がx軸方向に一列に並んで配置されているのに対して、ラベル供給装置50は、吊下搬送装置20に対してy軸負方向に離間した位置に配置されている。
図4はラベル供給装置50の要部を示す正面図である。ラベル供給装置50は、図4に示すように、筒状のラベルLが連続的につながり且つシート状に折り畳まれた状態のラベル基材LMから個別のラベルLを切り離しながら、このラベルLをラベル供給位置P1において順次放出することで、順次移送されるマンドレル44にラベルLを受け渡すように構成されている。なお、図4において、ラベル基材LMとそこから切断形成されたラベルLが二点鎖線で示されている。
本実施形態に係るラベル供給装置50は、収容ボックス50a(図2参照)、マークセンサ51、インナーガイド52、一対の送りローラ53、切断ユニット54、整形ガイド55、移送ユニット56および一対のショットローラ57を備える。
収容ボックス50aは、マークセンサ51、インナーガイド52、一対の送りローラ53、切断ユニット54、整形ガイド55、移送ユニット56および一対のショットローラ57を収容している。収容ボックス50aは、これらの機器やラベルLおよびラベル基材LMに塵埃等が付着することを防止することができる。
マークセンサ51は、ラベル基材LMに印刷等によって形成されたカットマークを検出するものである。マークセンサ51から出力されるマーク検出信号に基づいて、後述する一対の送りローラ53や切断ユニット54等の動作が制御される。
インナーガイド52は、マークセンサ51の下方に設けられており、つながった状態で連続的に搬送される筒状のラベル基材LMの内側に配置される。インナーガイド52は、ラベル基材LMの密着状態を解除するとともに、ラベル基材LMが鉛直方向に沿って一対の送りローラ53に進入するのをガイドする機能を果たす。
一対の送りローラ53は、ラベル基材LMを切断位置に向けて所定のピッチずつ間欠的に送り出すことができ、送りローラ53の少なくとも一方は、例えばサーボモータやステッピングモータ等の図示しないモータによって回転駆動される。このモータは、マークセンサ51によるマーク検出信号に基づいて、ラベル基材LMが一対の送りローラ53間から所定のカット長ずつ下方へ送り出されるように、間欠的に駆動制御される。
切断ユニット54は、一対の送りローラ53から所定の長さずつ下方へ送り出されるラベル基材LMを順次切断することで個別のラベルLを形成する固定刃54aおよび可動刃54bからなる切断装置である。可動刃54bは、例えばサーボモータやステッピングモータ等の図示しないモータによって往復駆動され、上記マークセンサ51によるマーク検出信号に基づいて、一対の送りローラ53によるラベル基材LMの送出動作が一時停止している間に作動してラベル基材LMからラベルLを切り離すように制御される。なお、切断ユニット54は、固定刃と回転式の可動刃とによって構成されてもよい。
整形ガイド55は、一対の送りローラ53によって送出されてきたラベル基材LMを開口するとともに、ラベル基材LMから切断されたラベルLを移送ユニット56の搬送作用によって下方へ搬送する際のガイド部材として機能する。整形ガイド55の形状は、ラベルLの開口状態に応じて適宜設定され、図4に示す例では、上端側が先細の楔形状であり、下方に向かうに従って断面積が大きくなり、下端部では断面円形状を有する。これにより、個別に切り離されたラベルLを、下方側に移送することによって徐々に開口し、下端部で筒状に開口整形することができる。
移送ユニット56は、整形ガイド55の両側に配置され、整形ガイド55に被せられたラベルLをz軸方向下方に移送する。移送ユニット56は、フィードベルト56aと複数のプーリ56bとから構成され、複数のプーリ56bの少なくとも1つは、図示しないモータによって駆動される。
一対のショットローラ57は、整形ガイド55の下端部において径方向に対向する位置に回転可能に設けられている。一対のショットローラ57が、図示しないモータの回転軸にそれぞれ直結されて回転駆動されることにより、整形ガイド55に装着されたラベルLが下方に送り出されて、マンドレル44にラベルLを被嵌することになる。
なお、ラベル供給装置50からラベル被嵌装置40へとラベルLが供給される位置を、ラベル供給位置P1と規定する。図2に示すように、ラベル供給位置P1は、平面視において、容器供給装置10および吊下搬送装置20とは異なる位置に設定されている。
図1、図2および図5〜図7等を参照しながら、ラベル被嵌装置40の各構成を説明する。図5は、ラベル被嵌装置40を示す平面図であり、図6は、ラベル被嵌装置40を示す側面図であり、図7は、ラベル被嵌装置のラベル被嵌動作を経時的に示す動作説明図である。ラベル被嵌装置40は、図1および図2に示すように、ラベル供給装置50によってラベル供給位置P1において供給されたラベルLを、後述のラベル被嵌区間P2まで搬送し、当該ラベル被嵌区間P2において、吊下搬送装置20によって吊下げ保持された容器Cの胴部Pに、容器Cの下方からラベルLを被嵌する装置である。ラベル被嵌装置40の具体的構成は特に限定されず、本実施形態においては、図1、図2および図5〜図7に示すように、周回軌道部41、複数のマンドレル44およびマンドレル44毎に設けたラベル受渡部45を備える構成を有するものを使用する。
周回軌道部41は、複数のマンドレル44を所定の軌道で移動させるためのものである。周回軌道部41の構成は特に限定されず、本実施形態においては、図10に示すチェーンコンベア43が用いられている。チェーンコンベア43は、複数のチェーンピース431が連結されたものである。隣り合うチェーンピース431が連結された連結部432においては、図中のy軸方向に延びる軸周りに隣り合うチェーンピース431が相対回転可能である。また、連結部432において、z軸方向を回転軸とする若干の回動が許容されている。これにより、チェーンコンベア43は、3次元的な軌道を構成可能である。本実施形態では、チェーンコンベア43はモータ419によって駆動される。なお、周回軌道部41の他の例としては、所定の3次元形状に形成されたレールと、当該レールに沿って移動するリニアモータの原理を利用した複数の移動ピースとを備える構成であってもよい。
図5〜図7に示すラベル被嵌装置40では、周回軌道部41は、第1転回部411、第2転回部412、直線部413、曲線部414、直線部415、直線部416、曲線部417および直線部418を有する。本実施形態のラベル被嵌装置40では、複数のマンドレル44は、第1転回部411、直線部413、曲線部414、直線部415、第2転回部412、直線部418、曲線部417および直線部416の順に周回軌道部41を移動する。なお、図5〜図7においては、複数の容器Cを吊り下げている吊下搬送装置20、および、後述するラベル搬送装置60を省略している。
本実施形態において、第1転回部411は、第1軸401を中心に転回する部位であり、第1軸401の回転軸は、y軸方向に沿っている。第1転回部411は、周回軌道部41の一端をなしている。本実施形態では、第1転回部411は、吊下搬送装置20およびラベル搬送装置60の下方に配置されている。
本実施形態では、第2転回部412は、第2軸402を中心に転回する部位である。第2軸402の回転軸は、x軸方向に沿っている。また、第2転回部412は、周回軌道部41の一端をなしており、平面視において、ラベル供給装置50の近傍であって、容器供給装置10、吊下搬送装置20および容器搬送装置30と異なる位置に配置されている。
直線部413は、第2転回部412のz軸方向上側部分に繋がっており、y軸方向に沿う直線状の部位である。本実施形態では、図5および図6に示す通り、直線部413にラベル供給位置P1が設定されている。即ち、直線部413の直上に、一対のショットローラ57が配置され、直線部413上を移動するマンドレル44にラベルLが供給されるようになっている。
曲線部414は、直線部413に繋がっており、平面視においてマンドレル44が移動する軌道が曲線となっている部位である。より具体的には、曲線部414のうち直線部413と繋がる部分のマンドレル44の移動方向の接線は、y軸方向に沿っており、曲線部414のうち直線部415と繋がる部分のマンドレル44の移動方向の接線は、x軸方向に沿っている。即ち、曲線部414におけるマンドレル44の移動方向は、その始点から終点にかけて平面視において90度転回している。
直線部415は、曲線部414と第1転回部411の上側部分との間を繋ぐ部位であって、x軸方向に沿う直線状の部位である。本実施形態では、直線部415の直上に吊下搬送装置20が配置されている。この直線部415と吊下搬送装置20とが平面視において重なる区間を、ラベル被嵌区間P2と規定する。第1転回部411は、ラベル被嵌区間P2のx軸正方向側に位置している。
直線部418は、第1転回部411の下側部分に繋がっており、x軸方向に沿う直線状の部位である。直線部418は、直線部415と平面視において一致している。
曲線部417は、直線部418に繋がっており、平面視においてマンドレル44が移動する軌道が曲線となっている部位である。曲線部417は、平面視において曲線部414と一致している。より具体的には、曲線部417のうち直線部418と繋がる部分のマンドレル44の移動方向の接線は、x軸方向に沿っており、曲線部417のうち直線部418とは反対側部分のマンドレル44の移動方向の接線は、y軸方向に沿っている。即ち、曲線部417におけるマンドレル44の移動方向は、その始点から終点にかけて平面視において90度転回している。
直線部416は、曲線部417と第2転回部412の下側部分との間を繋ぐ部位であって、y軸方向に沿う直線状の部位である。直線部416は、平面視において直線部413と一致している。
本実施形態においては、第1転回部411と第2転回部412とは、同一径を有する半円形状である。また、周回軌道部41の上部を構成する直線部413、曲線部414および直線部415の組合せと、周回軌道部41の下部を構成する直線部416、曲線部417および直線部418の組合せとは、互いのz軸方向の距離が等しくなるように配置されている。
複数のマンドレル44は、ラベル供給装置50によって供給されたラベルLを保持する。図8は、図7に示すラベル被嵌装置40におけるX−X線での要部断面図である。図9は、図8に示すマンドレル44およびラベル受渡部45のy軸方向から見た構造を示す拡大正面図である。図8および図9に示すように、マンドレル44は、全体として円筒形状であり、先端部(図8および図9におけるz軸正方向の端部)が若干縮径された形状である。本実施形態では、マンドレル44にはy軸方向に沿ってスリット441が形成されている。スリット441は、マンドレル44の先端から中央付近に形成されている。
また、マンドレル44は、固定ブロック442を有する。固定ブロック442は、チェーンコンベア43の1つのチェーンピース431に対して1つのマンドレル44を固定するためのものである。図10に示すように、固定ブロック442は、チェーンピース431の略中央に例えばボルト等(図示しない)によって固定されている。なお、図10においては、図示されたすべてのチェーンピース431に取り付けうる固定ブロック442を記載しているが、後述するラベル被嵌区間P2でのラベル被嵌を実現する限り、数個のチェーンピース431ごとに1つの固定ブロック442が取り付けられた構成であってもよい。本実施形態においては、隣り合うマンドレル44が、ピッチPPの等間隔で配置されるように、マンドレル44が所定のチェーンピース431に固定されている。そして、チェーンコンベア43が周回軌道部41を構成することにより、複数のマンドレル44は、上述した周回軌道部41に沿って、図8および図9に示すマンドレル44の先端部が常に周回軌道部41に対して外周側に位置するように、周回移動する。
複数のラベル受渡部45は、マンドレル44に保持されたラベルLを、吊下搬送装置20と周回軌道部41とが平面視において重なるラベル被嵌区間P2において、吊下搬送装置20に吊下げられた容器Cに受け渡す機能を有する。本実施形態では、ラベル受渡部45は、図8および図9に示すように、カムローラ451、ロッド452および持ち上げバー453を有する。なお、ラベル受渡部45の構成は、マンドレル44に保持されたラベルLを所定の位置で容器Cに受け渡すことができるものであれば、特に限定されない。
持ち上げバー453は、マンドレル44に保持されたラベルLを下方から上方へと持ち上げるものである。図8および図9に示す通り、持ち上げバー453は、マンドレル44のスリット441内に配置されており、スリット441内を上下方向に移動可能である。また、持ち上げバー453の先端は、マンドレル44から径方向に突出している。
ロッド452は、固定ブロック442に対して固定されており、図8および図9に示す状態でz軸方向に起立している。これは、チェーンピース431の表面に対してロッド452が直角に固定されていることによる。このため、チェーンコンベア43が周回動すると、ロッド452は、マンドレル44とともに起立した姿勢で周回動する。持ち上げバー453は、ロッド452に対して摺動可能に保持されている。これにより、持ち上げバー453は、ロッド452にガイドされた状態でスリット441内を昇降する。
カムローラ451は、持ち上げバー453に対して回転可能に固定されており、持ち上げバー453の延びる方向(図8および図9におけるy軸方向)を回転軸として回転することができる。後述のガイドレール42にガイドされることにより、カムローラ451がマンドレル44の延びる方向に沿って移動すると、持ち上げバー453も当該方向に移動する。本実施形態では、カムローラ451の上端と持ち上げバー453の上端とが略一致している。
ガイドレール42は、周回軌道部41に沿って設けられており、ラベル受渡部45のカムローラ451をガイドする役目を果たす。本実施形態では、ガイドレール42は、周回した形状のレールであって、上述した第1転回部411、第2転回部412、直線部413、曲線部414、直線部415、直線部416、曲線部417および直線部418に沿ってそれぞれ設けられた、第1転回部421、第2転回部422、直線部423、曲線部424、直線部425、直線部426、曲線部427および直線部428を有する。
本実施形態のラベル被嵌装置40では、ガイドレール42における第1転回部421、第2転回部422、直線部423、曲線部424、直線部426および曲線部427のそれぞれは、第1転回部411、第2転回部412、直線部413、曲線部414、直線部416および曲線部417に対して等距離にある。一方、図5および図7に示すように、直線部425は、直線部415に対して、平面視におけるy軸方向の距離は等しいものの、正面視におけるz軸方向の距離については、x軸正方向(マンドレル移動方向の下流側)に向かうほど、チェーンコンベア43から上方に離間する(z軸正方向に移動する)ように傾斜した区間を含んでいる。同じく、図5および図7に示すように、直線部428は、直線部418に対して、平面視におけるy軸方向の距離は等しいものの、正面視におけるz軸方向の距離については、x軸負方向(マンドレル移動方向の下流側)に向かうほど、チェーンコンベア43に近づく(z軸正方向に移動する)ように傾斜した区間を含んでいる。また、第1転回部421と第2転回部422とはいずれも半円形状を有するが、第1転回部421に対して第2転回部422はより大きい径を有する。
ラベル被嵌装置40によるラベルLの被嵌について以下に説明する。図1および図2に示すように、複数の容器Cが、x軸方向に沿ってピッチPPの等間隔で順次供給され、吊下搬送装置20によって吊り下げられた状態でx軸方向に沿ってピッチPPの等間隔で搬送される。本実施形態においては、吊下搬送装置20による搬送速度は一定である。
図5〜図7に示すように、複数のマンドレル44およびラベル受渡部45が、周回軌道部41に沿って周回移動する。本実施形態においては、複数のマンドレル44および複数のラベル受渡部45のx軸正方向への移動速度は、一定であって、吊下搬送装置20による容器Cの搬送速度と同じとなるようにモータ419が同期制御されている。これにより、ラベル被嵌区間P2において、複数の容器Cと複数のマンドレル44とが同じ速度で移動する。
図4および図6に示すように、マンドレル44は、周回軌道部41に沿って移動し、ラベル供給位置P1に到達した際に、ラベル供給装置50によって供給されるラベルLを受け入れる。このラベルLは、マンドレル44に保持された状態で、直線部413、曲線部414を経由して直線部415へと搬送される。
次いで、図7に示すように、ラベル被嵌区間P2において、吊下搬送装置20に吊り下げられた複数の容器Cと、吊下搬送装置20の下方にある周回軌道部41の直線部415を移動する複数のマンドレル44とは、互いの中心位置がx軸方向およびy軸方向において略一致し、上下方向に互いに対向した状態で、同じ速度で搬送される。周回軌道部41における複数のマンドレル44は、チェーンコンベア43に固定されたものであり、各々の位置が既知である。吊下搬送装置20によって吊り下げられた複数の容器Cのx軸方向における位置は、例えば容器供給装置10の下流端等に設けられたセンサ(図示しない)の検出信号によって特定される。そして、容器供給装置10および吊下搬送装置20と周回軌道部41(チェーンコンベア43)とが同期制御されることにより、ラベル被嵌区間P2において図7に示すような容器Cとマンドレル44とが上下に対向する状態が、実現される。
図7に示すように、ラベル被嵌区間P2において、容器Cおよびマンドレル44は、それぞれが同じ速度でx軸正方向に移動し、位置P20、P21、P22およびP23に順次到達する。容器Cおよびマンドレル44が位置P21に到達すると、ガイドレール42の直線部425にガイドされたカムローラ451が上昇し始める。カムローラ451の上昇に伴い、ラベルLが持ち上げバー453によって持ち上げられる。なお、図7では持ち上げバー453を省略しており、また、本実施形態では、持ち上げバー453の上面はカムローラ451の上端と略一致している。
マンドレル44が位置P22に到達すると、ガイドレール42によってカムローラ451がさらに上昇させられ、持ち上げバー453によってラベルLがさらに持ち上げられる。これにより、ラベルLの上側部分が容器Cの下側部分を覆う状態となる。マンドレル44が位置P23に到達すると、ガイドレール42によってカムローラ451がさらに上昇させられ、持ち上げバー453によってラベルLがさらに持ち上げられる。これにより、ラベルLの上端が容器CのフランジFの下端面に到達し、ラベルLが容器Cの胴部P全体を覆う状態となる。これにより、ラベルLの容器Cへの被嵌が完了する。以上に述べたラベルLの容器Cへの被嵌が、ラベル被嵌区間P2において順次行われる。
ラベル被嵌装置40の構成は、吊下搬送装置20によって吊り下げられた容器Cに順次ラベルLを被嵌する構成を有するものであれば、図1、図2および図5〜図10に示すものに限定されない。例えば、マンドレル44を移動させる周回軌道が、鉛直方向に垂直な水平面(xy平面)に形成され、吊下搬送装置20と平面視において重なる直線区間を有するものであり、吊下搬送装置20対してy軸方向に離間する位置においてマンドレル44にラベルLを供給し、マンドレル44に保持されるラベルLを当該直線区間において容器Cに被嵌させる構成を有するものであってもよい。
次に、図1、図2、図11および図12を参照しながら、容器Cに被嵌したラベルLの側面を保持しながら、ラベルLを容器Cとともに搬送するラベル搬送工程について、説明する。図11は、ラベル搬送装置60をx軸正方向から見た概略図であり、図12は、ラベル搬送装置60の平面図である。ラベル搬送装置60は、吊下搬送装置20の下流側に設けられる。ラベル被嵌区間P2においてラベル被嵌装置40により胴部PにラベルLを被嵌された容器Cは、吊下搬送装置20に吊下げられた状態でラベル搬送装置60に受け渡される。
ラベル搬送装置60は、容器Cの胴部Pに被嵌されたラベルLを、容器Cとともにx軸正方向に搬送する。各胴部Pの外周囲に被嵌された熱収縮前のラベルLは、胴部Pよりもやや大径であり、胴部PとラベルLとの間には、間隙が生じている。そのため、吊下搬送装置20で容器Cを吊下げながら搬送している間に、重力および装置の振動等の影響により、ラベルLが徐々に落下し、胴部Pに対するラベルLの相対的な高さ位置が、本来意図した高さ位置からずれることがある。本実施形態では、ラベルLを保持して容器Cとともに搬送するラベル搬送装置60を設けることにより、搬送中の胴部Pに対するラベルLの落下を防止している。
図12に示すように、ラベル搬送装置60は、容器Cを挟んでy軸方向両側に配置された一対のコンベアベルト62を備える。各コンベアベルト62は、複数のプーリ64に掛け渡された無端状ベルトである。少なくとも1つのプーリ64が図示しないモータによって回転駆動されることにより、コンベアベルト62の容器Cに対向する側がx軸正方向に向かって直線状に移動するように構成されている。一対のコンベアベルト62は、ラベルLを容器Cの側面の上部に押し付けながら、ラベルLで被嵌された容器Cを搬送する構成を有する。より具体的には、図12に示すように、コンベアベルト62間の距離は、上流側端部ではラベルLの外径より大きく、x軸正方向に向かうにつれて小さくなり、やがて容器Cの外径と同じか、やや小さくなるように構成されている。これにより、ラベルLを容器Cの側面に押し付けて、ラベルLの胴部Pに対する高さ位置を保持しながら、吊下搬送装置20から受け取った容器Cを搬送することができる。
本実施形態では、図3に示すように、ラベル被嵌区間P2において容器Cに被嵌したラベルLの下端は、容器Cの底面Bよりも下方にある。ラベル搬送装置60は、上述の通り、ラベルLを容器Cの側面に押し付けてラベルLおよび容器Cを搬送するため、容器Cを載置して搬送するコンベア型とは異なり、ラベルLの下端部を容器Cの底面Bよりも下方に延在させた状態で、後述する第1加熱装置70まで搬送することができる。
ラベル搬送装置60が備える一対のコンベアベルト62のx軸正方向への移動は、略同じ移動速度であってもよいし、互いに異なる移動速度であってもよい。両コンベアベルト62の移動速度が異なると、ラベルLで被嵌された容器Cは、y軸方向の両側を挟むコンベアベルト62の速度差により水平回転しながら、x軸正方向に搬送されることになる。これにより、後述する第1加熱装置70によりラベルLの下端部が加熱される際、ラベルLおよび容器Cが回転することで、周方向における熱収縮の偏りを抑制して、ラベルLの皺や引けの発生を防止することができる。
ラベル搬送装置60が備える2つのコンベアベルト62を異なる移動速度で駆動する方法としては、公知の方法であってよく、例えば、各コンベアベルト62にそれぞれ設けられた駆動プーリを独立したモータで駆動させる方法、或いは、1つのモータにより両駆動プーリを駆動させるが、駆動プーリとモータとの間に駆動力を伝達する伝達機構において、両駆動プーリの回転数を異ならしめる伝達プーリ等を設ける方法等により、2つのコンベアベルト62を異なる移動速度で駆動することができる。
本実施形態のラベル搬送装置60は、各コンベアベルト62の高さ位置を変更する高さ調整機構、両コンベアベルト62間の距離を変更するギャップ調整機構、並びに、各コンベアベルト62の搬送方向の断面(zx平面)における角度φを変更する角度調整機構を有する。なお、図11においては、角度調整機構により角度φを変更したコンベアベルト62の位置を破線で示す。ラベル搬送装置60が、このような高さ調整機構、ギャップ調整機構および角度調整機構を備え、取り扱うラベルLや容器Cの種類および形状に応じて、一対のコンベアベルト62の高さ、距離および角度φを適切な位置に調整可能な構成を有することにより、ラベル搬送装置60の汎用性を向上させることができる。また、角度調整機構は、例えば、容器Cの胴部Pがテーパー状である場合に、テーパー角度に合わせてコンベアベルト62の角度φを調整することで、コンベアベルト62と容器Cの胴部Pとの間にラベルLを確実に保持することが可能となる。
以下に、ラベル搬送工程においてラベルLを容器Cとともに搬送する間に、ラベルLの下端部を加熱して熱収縮させ、容器Cの底面Bの外縁部をラベルLの一部で被覆する、容器底部被覆加熱工程(仮収縮工程)について説明する。
第1加熱装置70は、ラベル搬送装置60を用いてラベルLを容器Cとともに搬送する間に、ラベルLの下端部を少なくとも含む部分を加熱する加熱装置である。図13は、第1加熱装置70を示す概略正面図である。図14は、ラベル搬送装置60により搬送される容器Cに対して施される第1加熱装置70による加熱処理方法の説明図である。図14(a)および(c)は容器搬送方向(x軸正方向)からの第1加熱装置70の部分概略図であり、図14(b)は平面視による第1加熱装置70の部分概略図である。なお、図14(b)では、ラベル搬送装置60は省略されている。
図1、図2および図13に示すように、第1加熱装置70は、ラベル搬送装置60のコンベアベルト62と平面視において重なり、第1加熱装置70の内部をコンベアベルト62が貫通する位置に配置される。これにより、ラベルLが胴部Pに被嵌した容器Cは、コンベアベルト62によってx軸正方向に搬送されながら、第1加熱装置70によって加熱されて、ラベルLのうち少なくとも容器Cの底面Bの外縁部を被覆する部分が熱収縮される。
なお、本明細書において、ラベルLについて「仮収縮する」とは、熱収縮していないラベルLに対してラベルLの下端部を含む領域を加熱して、当該領域を熱収縮させ、容器Cの底面Bの外縁部を巻き込む形で被覆する一方、胴部Pの上部を被嵌するラベルLの部分には、少なくとも熱収縮が完了していない領域が残る程度に、ラベルLを部分的に熱収縮させることを意味する。
本実施形態の第1加熱装置70は、4つのノズル74を一組として構成される加熱ユニット75および76を複数組備えており、各ノズル74から加熱気体が送出される。第1加熱装置70では、送風機73から供給される気体が、図示しないヒータによって加熱され、図示しない配管を介してノズル74へと導かれた後、ノズル74の送風口77から容器Cに向けて送出される。これにより、加熱気体が、送風口77から図14(a)〜(c)に示す気流F1の方向に送出し、容器Cの底面B付近を含む領域を加熱する。なお、本明細書において、加熱気体とは、室温よりも高温の気体であり、その温度はラベルLを構成する材料の熱収縮温度によって適宜調整すればよい。加熱気体の温度は、例えば、80℃〜200℃程度であればよい。気体の種類は制限されないが、調達が容易であることから空気が好ましい。
このように、第1加熱装置70は、ラベルLが容器Cの胴部Pを被嵌した状態にあるときに、ラベルLの下端部を少なくとも含む部分を加熱する。これにより、容器Cの胴部Pを被嵌するラベルLの下端部を熱収縮させ、容器Cの底面BをラベルLで被覆することができる。また、第1加熱装置70による加熱中、ラベル搬送装置60によってラベルLの上部が容器Cの側面に押し付けられている。これにより、第1加熱装置70によるラベルLの下端部が熱収縮して容器Cの底面Bを被覆する際に生じ得る、ラベルLの上端部における「引け」の発生を抑制することができる。
図13および図14に示す第1加熱装置70について、より詳しく説明する。第1加熱装置70は、上流側に設けた4つの加熱ユニット75と、下流側に設けた1つの加熱ユニット76とを備える。加熱ユニット75および加熱ユニット76は、4つのノズル74をそれぞれ備える。ノズル74の送風口77は、例えば所定の方向に長いスリット状である。ノズル74の内部には、図14(a)に示すように、加熱気体を導く板状部材78を設けて、送風口77からの加熱気体の送出方向を調整することができる。また、容器Cの底面B付近に向けて加熱気体を送出できるように、コンベアベルト62に保持された容器Cの高さ位置や加熱方法に応じて、4つの加熱ユニット75と加熱ユニット76のノズル74の高さ位置が、調整機構により個別に調整可能に構成されている。
図14(a)および(b)に示す加熱ユニット75では、各ノズル74は、xy平面(水平面)において、ラベル搬送装置60によって搬送される容器Cを取り囲むように配置されている。各ノズル74は、上下方向に長いスリット状である送風口77を有し、その送風口77は搬送される容器Cを向いている。図14(a)に示すように、加熱ユニット75が備える各ノズル74は、送風口77の上端の高さ位置が容器Cの側面の中央部と同程度になるように設定され、また、各ノズル74の内部に板状部材78を設けることにより、水平面に対して下方に向けて加熱気体を送出するように構成されている。これにより、各ノズル74から送出された加熱気体を、ラベルLの下端部に確実に到達させるとともに、ラベルLの表面に到達した気流F1により下方へと向かう渦を形成し、ラベルLの下端部の熱収縮を効率よく行うことができる。
なお、仮収縮工程において、容器Cの底面Bより上方の容器Cを被覆する部分からラベルLを加熱する設定として、4つの加熱ユニット75の各ノズル74の高さ位置を、上流側で容器Cの側面の中央部付近とし、下流側に向かうに従ってラベルLの下端部付近まで下げた状態に設定を調整してもよい。例えば、容器Cの胴部Pが上部開口から下端の底部に向けてテーパー状をなす外形の場合等に、このような容器Cの底面Bより上方の部分からラベルLを順に加熱する設定とすることが考えられる。また、容器Cの底面Bよりも下方に延在する部分のラベルLを先行して集中的に加熱する設定として、4つの加熱ユニット75の各ノズル74の高さ位置を、上流側でラベルLの下端部付近(例えば、ラベルLの下端より5mm上の部分)とし、下流側に向かうに従って容器Cの底面B付近(例えば、ラベルLの下端より15mm上の部分)まで上げる状態に設定を調整してもよい。この場合に、各ノズル74から水平方向に加熱気体が送出されるように、各ノズル74の内部の板状部材78をその主面が水平面に沿うように設定してもよい。例えば、容器Cの胴部Pが寸胴状をなす外形の場合等に、容器Cの底面Bよりも下方に延在する部分のラベルLを先行して集中的に加熱する設定とすることが考えられる。さらに、4つの加熱ユニット75の各ノズル74の高さ位置は、上流側から下流側に向かうに従って必ずしも段階的に高さを変える必要はなく、容器Cの形状やラベルLの特性等の条件を考慮して、実際の熱収縮状態に応じて適宜個別に調整される。例えば、4つの加熱ユニット75の各ノズル74の高さ位置を、上流側3つを同じ高さに設定し、最下流の1つのみの高さを変える設定とすることもある。
さらに、加熱ユニット75では、図14(b)に示すように、各ノズル74は、同じ組に属する複数のノズル74の中心に向けて加熱気体を送出せず、水平面において少しずれた方向に向けて加熱気体を送出する。即ち、各ノズル74は、4つのノズル74の中心に向かう方向に対して同一側に角度θだけ傾斜した方向に加熱気体の気流F1を送出する。これにより、4つのノズル74から送出された加熱気体の気流F1は互いに干渉し合いながら渦を形成し、加熱気体が容器Cを被嵌するラベルLの表面に沿って流れる。その結果、ラベルLの水平な周方向における熱収縮の偏りを抑制して、ラベルLの皺や引けの発生を防止することができる。
図14(c)に示す加熱ユニット76では、4つのノズル74がx軸方向に並んで配置され、各ノズル74はy軸方向に長いスリット状であり、上方に向いた送風口77を有する。これにより、ラベル搬送装置60により、加熱ユニット76が設けられた区間を搬送される容器Cは、底面Bの下方から加熱気体の気流F1を受ける。その結果、加熱ユニット75により加熱され、底面Bを部分的に被覆しているラベルLに対して、底面Bに垂直な方向から加熱気体が送出されるため、底面Bを被覆する部分の皺の発生を抑え、平坦な仕上がりとすることができる。特に、図3に示すように、容器Cの胴部Pが上部開口から下端の底部に向けてテーパー状をなす外形である場合、ラベルLが円筒型であるために底面Bにおいて熱収縮したラベルLに皺が発生しやすくなるところ、図13および図14に示す加熱ユニット75および76を備えることで当該ラベルLの皺を抑制できるため、好ましい。
なお、上記の説明においては、第1加熱装置70として複数のノズル74から加熱気体を送出する例を説明したが、ラベルLの下端部を少なくとも含む部分を加熱可能である限り、これに限定されるものではない。例えば、容器Cの下部に向けて複数のノズル74からスチームを送出し、ラベルLの下端部を熱収縮させてもよい。また、ラベルLで被嵌された容器Cの下部を熱湯に浸漬させて、ラベルLの下端部を熱収縮させてもよい。さらに、ラベルLで被嵌された容器Cの外部を上下に分ける間仕切りを装着した上で、容器Cの下部を加熱気体またはスチーム中に曝し、ラベルLの下端部を熱収縮させてもよい。ラベルLの熱収縮に用いるスチームとしては、ラベルLを構成する材料を加熱して熱収縮し得るものであれば特に制限されず、飽和水蒸気および過熱水蒸気のいずれも使用できる。ここで、飽和水蒸気とは、水の沸点(飽和温度)と等しい温度を有する水蒸気であり、過熱水蒸気とは、水の沸点(飽和温度)を超える温度を有する水蒸気である。ラベルLの熱収縮に用いる過熱水蒸気は、例えば、1気圧において100℃よりも高く300℃以下である温度を有する過熱水蒸気であってもよく、好ましくは120℃〜300℃程度、より好ましくは150℃〜180℃程度の1気圧における温度を有する過熱水蒸気である。
第1加熱装置70によってラベルLが仮収縮した容器Cは、引き続きラベル搬送装置60の一対のコンベアベルト62によってx軸正方向に搬送された後、ラベル搬送装置60の下流側に設けた容器搬送装置30に受け渡される。図12に示すように、ラベル搬送装置60の下流側端部は、上流側端部と対称的な構成を有する。即ち、ラベル搬送装置60の下流側端部は、2つのコンベアベルト62間の距離が、x軸正方向に向かうにつれて大きくなり、ラベル搬送装置60の下方に設けた容器搬送装置30が容器Cを受け取り可能な位置より下流において容器CおよびフランジFの外径より大きくなるように、構成されている。これにより、ラベルLが仮収縮した容器Cは、容器搬送装置30のコンベアベルトに載置されて、x軸正方向に搬送される。
以下に、容器底部被覆加熱工程により仮収縮したラベルLで被嵌された容器Cに対して、ラベルLの全体を加熱してラベルLを熱収縮させ、容器Cの胴部PにラベルLを装着させる容器全体被覆加熱工程(本収縮工程)について説明する。
容器搬送装置30は、図1および図2に示すように、ラベル装着装置1における最下流に配置され、ラベル搬送装置60によって順次搬送されてきた複数の容器Cを順次搬送する装置である。容器搬送装置30は、ラベル搬送装置60に対して下流側に位置する。本実施形態の容器搬送装置30は、複数の容器Cをx軸正方向に沿って直線状に順次搬送するコンベアベルト(図示しない)を備える。容器搬送装置30は、例えば、一対のプーリとこれらのプーリに掛け回された無端環状のコンベアベルトとによって構成され、一対のプーリの少なくとも一方は、図示しないモータによって駆動される。容器搬送装置30は、ラベル搬送装置60によって搬送されてきた、ラベルLが仮収縮した容器Cを、下方から支えるように保持し、x軸正方向へと搬送する。但し、容器搬送装置30の構成は、上記に限定されるものではない。
第2加熱装置80は、ラベルLが仮収縮した容器Cの全体を加熱して、熱収縮が完了していない部分を含むラベルLの全体を熱収縮させる装置である。図1および図2に示すように、第2加熱装置80は、容器搬送装置30のコンベアベルトと平面視において重なり、第2加熱装置80の内部をコンベアベルトが貫通する位置に配置される。本実施形態の第2加熱装置80は、内部が、ラベルLが熱収縮する高い温度に維持されたヒートトンネルである。容器搬送装置30のコンベアベルトの搬送速度、並びに、第2加熱装置80の内部温度およびx軸方向の長さ等は、仮収縮したラベルLの全体が十分に熱収縮するように、適宜調整される。
第2加熱装置80に供給される容器Cの底面Bを被覆するラベルLは、上述の通り、第1加熱装置70を用いた仮収縮により、容器Cの底面Bに密着している。そのため、第2加熱装置80において、コンベアベルトに載置した状態の容器Cを加熱しても、容器Cの底面Bまたは側面の下端部に皺等が発生することはない。また、第1加熱装置70を通過させる際、ラベル搬送装置60がラベルLの側面上部を容器Cに押さえ付けて保持しているため、ラベルLの仮収縮の際に、ラベルLの上端部が下方に引っ張られるいわゆる「引け」の発生を抑制する。これにより、第2加熱装置80により全体が熱収縮された後のラベルLを、容器Cに対して意図した通りの位置に装着させることができる。
なお、第2加熱装置80は、容器Cの胴部Pを被嵌するラベルLを全体的に熱収縮可能なものである限り、上記の構成に限定されるものではない。第2加熱装置80は、例えば、第1加熱装置70と同様に、複数のノズルを備え、各ノズルから加熱気体、飽和水蒸気または過熱水蒸気等を送出する構成であってもよい。
容器搬送装置30から搬送された容器Cは、梱包等の後工程に送られる。その具体的な構成は特に限定されず、例えば、容器搬送装置30の下流側に、容器Cを他の場所に搬送する別のコンベアが設けられていてもよい。或いは、搬送されてきた複数の容器Cを、作業者が順次、容器搬送装置30に隣接して配置された図示しないテーブルに載置する構成であってもよい。
本実施形態におけるラベル装着装置1は、容器成形、内容物充填、および、蓋による密封という一連の工程を行う製造装置に対して付加することができ、容器Cの胴部Pの外周および底面Bの外縁部を含む領域に商品名等を付したラベルLを装着することが可能になる。
本実施形態におけるラベル装着装置1によりラベルLが装着される容器は、内容物が充填された容器に限らず、内容物が充填されていない状態を含め、各種形状の容器の胴部に筒状フィルムを下方から装着する場合に広く適用できる。ここで「容器の胴部」には容器Cのキャップ部も含まれ、筒状フィルムが所謂キャップシールとして装着される場合に本実施形態を適用してもよい。
以下、本発明の変形例および他の実施形態について、場合により図15〜図18を参照しながら説明する。なお、以下の説明および図15〜図18において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
図15は、本実施形態の第1変形例において使用されるラベル搬送装置60を示す正面図である。第1変形例において、ラベル搬送装置60は、容器Cを被嵌する筒状のラベルLの上部を加熱する加熱手段をさらに備える。より具体的には、ラベル搬送装置60は、容器Cを被嵌するラベルLの上部に向けて加熱気体を送出する熱風送出機構を備えている。図15は、容器Cを挟んでy軸方向両側に配置される一対のコンベアベルト62aのうちの一方を示している。図15に示すコンベアベルト62aは、後述する熱風送出機構を備える以外は、上述した図11および図12に示すコンベアベルト62と同じ構成および機能を有する。
図15に示すコンベアベルト62aには、y軸方向に延びる貫通孔63が、x軸方向(搬送方向)に並んで複数形成されている。ループ状に周回するコンベアベルト62aの内側には、コンベアベルト62aを挟んで容器Cと対向するように、図示しない給気チャンバが配置されている。給気チャンバのコンベアベルト62aに対向する面には、x軸方向に沿って延びる長穴が形成されており、また、給気チャンバには、例えばファンまたはブロワ等の送風機およびヒータが接続される。これにより、コンベアベルト62aの貫通孔63から容器Cに向けて加熱気体を送出することができる。
第1変形例では、図15に示すコンベアベルト62aのような熱風送出機構をラベル搬送装置60に設けると同時に、図16に示すように、内周面の上部に部分的に接着部Aを設けたラベルLを使用する。第1変形例において接着部Aの形成に使用される接着剤としては、加熱されることにより活性化するものであれば、いずれの種類の接着剤も使用できる。例えば、油性溶剤の揮発で接着力を発揮する油性糊や、加熱により接着力を発揮する感熱糊等が使用できる。
上述の通り、図15に示す第1変形例では、ラベル搬送装置60により容器CとともにラベルLが搬送される間に、コンベアベルト62aに設けた貫通孔63からラベルLの上部に向けて加熱気体が送出される。これにより、ラベルLの内面に設けた接着部Aの接着成分が加熱されて活性化し、接着部Aにおいて、ラベルLと容器Cの側面とを接着することができる。その結果、第1加熱装置70を用いてラベルLを仮収縮する際の、ラベルLの上端部における引けの発生をより一層抑制することができる。図16に示すラベルLでは、内面に設けた接着部Aが周方向に均等に配置している。これにより、ラベルLを仮収縮した際、ラベルLの上端部における引けの発生を抑制する効果をさらに向上させることができる。また、図16に示すラベルLでは、接着部Aが間隔を空けて内面に形成されている。これにより、ラベルLが仮収縮した容器Cを第2加熱装置80に導入して、ラベルLの全体を熱収縮させる際、ラベルLと容器Cの側面との隙間に残る空気を、ラベルLの上端縁から逃がすことができ、その結果、熱収縮したラベルLを容器Cの側面に全面的に密着させることができる。さらに、ラベルLの内面に設ける接着部Aは、ブロッキング防止の観点から、シート状に折り畳まれた状態のラベル基材LMにおいて、接着部A同士が互いに重ならないように形成されることが好適である。
図17は、本実施形態の第2変形例において使用されるラベル搬送装置60を示す斜視図である。第2変形例では、図15に示すコンベアベルト62aに代えて、図17に示すコンベアベルト62bを用いること以外は、第1変形例と同じ構成および特徴を有する。図17に示すコンベアベルト62bには、搬送方向に沿って延び、且つ、容器Cに対向する面において開口した溝部68が形成されている。コンベアベルト62bの周回軌道のうち、容器Cと対向する側の直線区間において、溝部68の上流側端部または下流側端部等から、溝部68に向けて加熱気体を送出することにより、溝部68においてx軸方向に沿った方向に加熱気体が流れるとともに、容器C側に設けられた開口部69から容器Cに向けて加熱気体が送出される。これにより、ラベルLの内面に設けた接着部Aの接着成分が加熱されて活性化し、接着部Aにおいて、ラベルLと容器Cの側面とを接着することができる。その結果、第1加熱装置70を用いてラベルLを仮収縮する際の、ラベルLの上端部における引けの発生をより一層抑制することができる。なお、図17に示すコンベアベルト62bでは、x軸方向に延びる1つの開口部69が形成されているが、コンベアベルト62bの容器Cに対向する面に形成される開口はこの例に限定されない。コンベアベルト62bは、例えば、x軸方向に沿って並び、溝部68と連通する複数の開口を配置し、各開口を通して、溝部68を流れた加熱気体を容器Cに向けて送出するように構成されていてもよい。このときの各開口の形状は、例えば、x軸方向に長い矩形状もしくは楕円状であってもよく、或いは、略正方形もしくは略円形であってもよい。
第1変形例および第2変形例において、一対のコンベアベルト62a(コンベアベルト62b)の移動速度は、上述の実施形態と同様、同じであってもよいし、互いに異なっていてもよい。一対のコンベアベルト62a(コンベアベルト62b)の移動速度が異なる場合、ラベルLで被嵌された容器Cは速度差により水平回転しながら搬送される。これにより、上述の熱風送出機構等の加熱手段で接着部Aを加熱する際、ラベルLの内面に配置された複数の接着部Aのそれぞれを均等に活性化することができる。その結果、ラベルLが複数の接着部Aにより均等に容器Cの胴部Pに接合されるため、ラベルLを仮収縮する際に生じ得る引けの周方向の偏りをより一層抑制することができる。
また、上述の第1変形例および第2変形例では、容器Cを被嵌する筒状のラベルLの上部を加熱する手段として、ラベルLの上部に向けて加熱気体を送出する熱風送出機構を備えるものを例示したが、当該加熱手段は、図15および図17に示すような熱風送出機構に限定されず、例えば、ヒータ、ハロゲンランプおよび赤外線照射装置等の公知の加熱手段を用いてもよい。或いは、ベルト部材を熱源で加熱し、加熱されたベルト部材をラベルLの側面を容器Cに向かって押し付けることにより、容器Cを被嵌するラベルLの上部を加熱してもよい。
図18は、ラベル搬送装置60の第3変形例を示す概略図である。図18(a)は、搬送方向上流側からのラベル搬送装置60の第3変形例の要部概略図であり、図18(b)は、平面視によるラベル搬送装置60の第3変形例の要部概略図である。第3変形例においては、容器CとともにラベルLを搬送する装置として、y軸方向の両側からラベルLおよび容器Cを挟みながらx軸正方向に沿って移動する保持部66を、容器Cごとに備える装置が採用されている。複数の保持部66は、容器Cが搬送される経路のy軸方向両側において、2つの半円の各端部を2本の直線で結んだトラック形状の移動軌跡を描きながら循環移動するように構成されている。保持部66の駆動機構は両側で同じ構成とすることができる。保持部66は、容器Cに対向する面が容器Cの側面に対応した凹状の円弧形状を有するとともに、y軸方向で対向する2つの保持部66の間隔を調整することにより、当該2つの保持部66で容器Cの上部を挟み込む構成を有する。第3変形例に係るラベル搬送装置60における保持部66のx軸方向の設置間隔および移動速度は、吊下搬送装置20によって所定のピッチPPで順次搬送される、ラベルLで被嵌された容器Cの受け取りが可能になるように、適宜調整される。換言すれば、吊下搬送装置20によって搬送される各容器Cを受け取ることができる限り、第3変形例に係るラベル搬送装置60における保持部66のx軸方向の設置間隔および移動速度は、制限されない。第3変形例に係るラベル搬送装置60は、容器Cの外周を保持部66が取り囲み、ラベルLを均等に容器Cの側面に押し付けることができるため、ラベルLの上端部における引けの発生を容器Cの周方向においてより均一に抑制できるという利点を有する。
また、ラベル搬送装置は、ラベルLの容器Cに対する高さ位置を保持しながらラベルLを容器Cとともに搬送方向に搬送できるものであれば、他の構成を有していてもよい。例えば、ラベル搬送装置は、ラベルLが被嵌された容器Cをy軸方向両側から挟むようにして配置され、容器Cを被嵌するラベルLの側面を吸着して保持する吸引コンベアであってもよい。この場合、吊下搬送装置を吸引コンベアの下流端まで延在させ、吊下搬送装置による容器Cの搬送速度と吸引コンベアによるラベルLの搬送速度とを同期させることにより、容器CとともにラベルLがx軸正方向に搬送される。そして、容器Cが吊下搬送装置に吊下げられ、ラベルLが吸引コンベアに保持された状態で、上述の実施形態と同様に、第1加熱装置70による仮収縮を行うことができる。その後、吊下搬送装置および吸引コンベアの下流端部において、ラベルLが仮収縮した容器Cを容器搬送装置30のコンベアベルトに受け渡し、第2加熱装置80によりラベルLの全体を熱収縮させることができる。
第1加熱装置は、容器Cの下端部を熱湯に浸漬することにより、ラベルLの仮収縮を行う装置であってもよい。具体的には、ラベル搬送装置の下方に設けた、搬送方向に延在し、熱湯を貯留できる貯留槽が挙げられる。このとき、ラベル搬送装置として、ラベルLで被嵌された容器Cを個別に保持する保持部と、当該保持部を搬送方向に移動させながら、当該保持部を上下方向にも移動可能な装置を用いることにより、容器Cの下端部を加熱することができる。具体的には、当該保持部によりラベルLで被嵌された容器Cを受け取った後、貯留槽の上流側端部において当該保持部を下方に移動させ、容器Cの底面Bを少なくとも含む深さで容器Cを貯留槽に貯留した熱湯に浸漬し、ラベルLの下端部を熱収縮させて容器Cの底面Bの外縁部を回り込むように被覆させた後、貯留槽の下流側端部において当該保持部を上方に移動させることができる機構を、ラベル搬送装置に設けることにより、ラベルLの仮収縮が実現される。当該貯留槽には、例えば、熱湯の温度を90℃〜95℃程度に維持するヒータを設けてもよい。上述の加熱装置によりラベルLの仮収縮を行う場合、加熱気体またはスチーム等を用いた加熱装置による仮収縮と比較して、ラベルLにおいて、仮収縮時に熱収縮させる範囲の設定がより容易になる利点を有する。
容器Cを吊り下げた状態で保持および搬送する吊下搬送装置として、吸引力を利用して容器Cの天面に吸着し、容器Cを個別に吊下げ搬送する吸引カップを用いてもよい。例えば、複数の吸引カップが移動機構によって移動することにより、容器供給装置から受け取った容器Cを搬送方向に搬送することができる。このような吸引カップを有する構成には、吸引カップと容器Cとの位置合わせが必要であるものの、吸引カップの吸引力を高めやすいという利点があり、より確実に容器Cを保持することができる。
また、容器Cを吊り下げた状態で保持および搬送する装置として、容器Cを個別に吊下げ搬送する一対の吊下アームを採用してもよい。一対の吊下アームは、例えば、下端が鈎形状であり、モータやシリンダ等によって互いの下端同士の接近および離間が自在となる構成を備える。このような吊下アームにより、容器Cを両側から挟み、上端にあるフランジFを引っ掛けることにより容器Cを吊り下げ、移動機構によって搬送方向に搬送するように構成された装置を、吊下搬送装置として使用することができる。
図1および図2に示すラベル装着装置1では、吊下搬送装置20からラベル搬送装置60に容器Cが受け渡される区間、第1加熱装置70、ラベル搬送装置60から容器搬送装置30に容器Cが受け渡される区間、および、第2加熱装置80は、x軸方向において明確に分かれて配置されているが、場合により、これらの一部が重複して配置していてもよい。例えば、第1加熱装置70がラベル被嵌装置の下流端に続けて設けられ、吊下搬送装置からラベル搬送装置に容器Cが受け渡される区間において、第1加熱装置70による加熱がラベルLに施されていてもよい。また、第1加熱装置70および第2加熱装置80が、同一の加熱装置の上流側部分と下流側部分をそれぞれ構成している態様であってもよい。あるいは、第1加熱装置70と第2加熱装置80とが上流側部分と下流側部分をそれぞれ構成する加熱装置を、ラベル被嵌装置の下流端に続けて設け、吊下搬送装置からラベル搬送装置に容器Cが受け渡される区間において、第1加熱装置70による加熱をラベルLに施し、続いて、同一の加熱装置内で、第2加熱装置80による加熱をラベルLに施してもよい。これらのような一体化した構成とすることで、ラベル装着装置全体の省スペースが実現されるという利点を有する。
本発明の構成は、上述した実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項およびその均等物の範囲内で種々の変更や改良が可能である。
1 ラベル装着装置、10 容器供給装置、12,34,62,62a,62b コンベアベルト、14 タイミングスクリュー、20 吊下搬送装置、30 容器搬送装置、35,56b、64 プーリ、36 吸引ボックス、40 ラベル被嵌装置、41 周回軌道部、42 ガイドレール、43 チェーンコンベア、44 マンドレル、45 ラベル受渡部、50 ラベル供給装置、50a 収容ボックス、51 マークセンサ、52 インナーガイド、53 送りローラ、54 切断ユニット、54a 固定刃、54b 可動刃、55 整形ガイド、56 移送ユニット、56a フィードベルト、57 ショットローラ、60 ラベル搬送装置、63 貫通孔、66 保持部、68 溝部、69 開口部、70 第1加熱装置(容器底部被覆加熱装置)、73 送風機、74 ノズル、75,76 加熱ユニット、77 送風口、78 板状部材、80 第2加熱装置(容器本体被覆加熱装置)、401 第1軸、402 第2軸、411,421 第1転回部、412,422 第2転回部、413,415,416,418,423,425,426,428 直線部、414,417,424,427 曲線部、419 モータ、431
チェーンピース、432 連結部、441 スリット、442 固定ブロック、451
カムローラ、452 ロッド、453 持ち上げバー、A 接着部、B 底面、C 容器、F フランジ、F1 気流、L ラベル(筒状ラベル)、LM ラベル基材、P 胴部、P1 ラベル供給位置、P2 ラベル被嵌区間、P20,P21,P22,P23 位置、PP ピッチ、S 蓋、θ,φ 角度。

Claims (10)

  1. 容器の胴部に下方から被嵌した熱収縮性の筒状ラベルを、筒状ラベルの下端部を容器の底面よりも下方に延在させた状態で筒状ラベルの側面を保持しながら容器とともに搬送するラベル搬送工程と、
    ラベル搬送工程において筒状ラベルを容器とともに搬送する間に、筒状ラベルの下端部を加熱して熱収縮させ、容器の底面の外縁部を筒状ラベルの一部で被覆する容器底部被覆加熱工程と、
    を含むことを特徴とする、ラベル装着方法。
  2. 前記ラベル搬送工程において、搬送方向に沿って延び、筒状ラベルを被嵌した容器を挟んで互いに対向して配置された一対のベルト部材を用いて、筒状ラベルを容器に押し付けながら筒状ラベルを容器とともに搬送することを特徴とする、
    請求項1に記載のラベル装着方法。
  3. 前記一対のベルト部材を異なる速度で搬送方向に移動させることにより、筒状ラベルを被嵌した容器を水平回転させながら搬送することを特徴とする、
    請求項2に記載のラベル装着方法。
  4. 前記ラベル搬送工程において、容器を被嵌する筒状ラベルの上部を加熱し、筒状ラベルの上部の内面に設けた接着部を活性化させて、接着部において筒状ラベルと容器とを接合することを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のラベル装着方法。
  5. 前記容器底部被覆加熱工程によりその一部が容器の底面の外縁部を被覆した筒状ラベルの全体を加熱して熱収縮させ、容器の胴部に筒状ラベルを装着させる容器全体被覆加熱工程をさらに含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のラベル装着方法。
  6. 容器の胴部に下方から被嵌した熱収縮性の筒状ラベルを、筒状ラベルの下端部を容器の底面よりも下方に延在させた状態で筒状ラベルの側面を保持しながら容器とともに搬送するラベル搬送装置と、
    前記ラベル搬送装置で筒状ラベルを容器とともに搬送する間に、筒状ラベルの下端部を加熱して熱収縮させ、容器の底面の外縁部を筒状ラベルの一部で被覆する容器底部被覆加熱装置と、
    を備えることを特徴とする、ラベル装着装置。
  7. 筒状ラベルの上部の内面に接着部が設けられており、
    前記ラベル搬送装置は、容器を被嵌する筒状ラベルの上部に向けて加熱気体を送出することにより加熱し、接着部を活性化する加熱手段をさらに備えることを特徴とする、
    請求項6に記載のラベル装着装置。
  8. 前記ラベル搬送装置が、搬送方向に沿って延び、筒状ラベルを被嵌した容器を挟んで互いに対向して配置され、筒状ラベルを容器に押し付けながら搬送する、一対のベルト部材を備え、
    前記加熱手段が、前記ベルト部材の容器に対向する面に設けた複数の貫通孔を備え、前記複数の貫通孔を介して筒状ラベルの上部に向けて加熱気体を送出する構成を有することを特徴とする、
    請求項7に記載のラベル装着装置。
  9. 前記ラベル搬送装置が、搬送方向に沿って延び、筒状ラベルを被嵌した容器を挟んで互いに対向して配置され、筒状ラベルを容器に押し付けながら搬送する、一対のベルト部材を備え、
    前記加熱手段が、前記ベルト部材に設けられ、搬送方向に沿って延び、且つ、前記容器に対向する面において開口した溝部を備え、前記溝部を介して筒状ラベルの上部に向けて加熱気体を送出する構成を有することを特徴とする、
    請求項7に記載のラベル装着装置。
  10. 前記ラベル搬送装置は、筒状ラベルを被嵌した容器毎に筒状ラベルを保持する保持部を備え、
    保持部の容器に対向する面は、容器の側面に対応した形状を有することを特徴とする、
    請求項6に記載のラベル装着装置。
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