JPWO2019008874A1 - 撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム - Google Patents

撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム Download PDF

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Abstract

モニタ切り替え時の表示待ち時間を短縮し利便性の向上を図る。そのために、撮像装置は、第1の表示部と、第2の表示部と、前記第1の表示部の起動及び停止指示を送信する第1のコマンド信号線と、前記第2の表示部の起動及び停止指示を送信する第2のコマンド信号線と、前記第1の表示部用の第1表示データと前記第2の表示部用の第2表示データを前記第1の表示部及び前記第2の表示部へ共通の経路で送信する表示データ線と、前記表示データ線で前記第1の表示部及び前記第2の表示部へ送信する表示データを制御する制御部と、を備えるものとした。このような撮像装置においては、モニタ切り替え時の表示待ち時間を短縮し利便性の向上が図られる。

Description

本技術は、撮像装置についての技術分野に関する。特に撮像画像を表示する表示部がファインダ内とファインダ外に少なくとも一つずつ設けられた撮像装置に関する。
カメラやビデオカメラなどの撮像装置には、ファインダが設けられているものがある。その中には、ファインダ内にモニタが設けられた所謂EVF(Electronic Viewfinder )を備えたものがある。このようなファインダ内のモニタは、撮像時のスルー画(被写体のモニタリング画像)を表示し、撮像する被写体の選択やタイミングを撮像者が計る際に用いられる。
更に、ファインダ内のモニタを備える撮像装置の中には、例えば筐体後方(撮像者側)に設けられた背面モニタなどの他のモニタを備えるものがある。
複数のモニタを備える撮像装置においては、消費電力などの問題から何れかのモニタにスルー画等を表示させているときは他のモニタの表示を停止しておくことがある。このような場合には、ある特定のタイミングでモニタの表示切替が行われる。
また、背面モニタとEVFモニタの双方を備えたデジタルカメラにおいては、背面モニタとEVFモニタの画面サイズが異なることが一般的であり、用いられる表示データも異なる。
そのために、背面モニタとEVFモニタに対してそれぞれ専用の表示データ線を接続しているものがある。
しかし、二つのモニタに対してそれぞれの表示データ線を設けると、カメラの制御部として動作するプロセッサーなどのIC(Integrated Circuit)が大型化してしまい、基板サイズが大きくなってしまう虞がある。
これを解決するために、二つのモニタに表示データを送るための表示データ線を共通化したものがある。しかし、表示データ線を共通化することにより、一つのモニタに対して表示データを送信している間は他のモニタを停止するなどの処理が消費電力の観点から必要となる。このような起動処理及び停止処理によって、使用者が見たいモニタに適切な撮像画像が表示されるまでの時間が長くなってしまう虞がある。
特許文献1では、これを解決するために、表示画像の切り替え制御を行うタイミングを工夫した撮像装置が開示されている。具体的には、使用しないモニタの表示をオフにする制御を開始するときに、使用するモニタに対応した撮像画像に切り換える制御(即ち表示画像の切替制御)を開始する。
特開2014−14046号公報
ところが、特許文献1に開示された方法は、一方のモニタの表示オフ制御と他方のモニタの表示オン制御がシーケンシャルに実行されているものであり、使用者が見たいモニタに撮像画像(スルー画)を表示するまでの時間が十分に短縮できていない虞がある。
そこで、本技術の撮像装置は、モニタ切り替え時の表示待ち時間を短縮し利便性の向上を図ることを目的とする。
本技術に係る撮像装置は、第1の表示部と、第2の表示部と、前記第1の表示部の起動及び停止指示を送信する第1のコマンド信号線と、前記第2の表示部の起動及び停止指示を送信する第2のコマンド信号線と、前記第1の表示部用の第1表示データと前記第2の表示部用の第2表示データを前記第1の表示部及び前記第2の表示部へ共通の経路で送信する表示データ線と、前記表示データ線で前記第1の表示部及び前記第2の表示部へ送信する表示データを制御する制御部と、を備えたものである。
これにより、第1表示データ用の表示データ線と第2表示データ用の表示データ線をそれぞれ別に設けずに済む。
上記の撮像装置の前記制御部は、前記第2の表示部が前記表示データ線を通じて送信された前記第2表示データを表示している場合に、前記第1のコマンド信号線を通じて前記第1の表示部に起動指示を行い、前記表示データ線で送信する表示データを前記第2表示データから前記第1表示データへ切り替える切り替え処理と、前記第2の表示部に対する停止指示を行ってもよい。
これにより、第2の表示部の停止処理が実行される前に表示データの切替処理が行われる。
上記の撮像装置においては、前記第1表示データと前記第2表示データは解像度が異なるデータとされていてもよい。
これにより、異なる解像度とされた表示データであっても切り替え時の待ち時間短縮かが図られる。
上記の撮像装置においては、前記第1の表示部はファインダ内に設けられ、前記第2の表示部は前記ファインダ外に設けられていてもよい。
この場合には、使用者が第1の表示部と第2の表示部の双方を同時に見る可能性が低くなるため、使用者が視認していない方の表示部に対して停止指示を行うことが有効である。
上記の撮像装置においては、前記第1の表示部と使用者との距離を測定可能な第1測定部を備え、前記制御部は、前記第1測定部の測定結果を用いて前記起動指示、前記切り替え処理、前記停止指示を行うタイミングを決定するものでもよい。
測定された距離は、第1の表示部を使用者が視認しているか否かを判定するために用いることが可能とされる。
上記の撮像装置においては、撮像装置筐体の姿勢の変化を測定可能な第2測定部を備え、前記制御部は、前記第2測定部が測定した前記姿勢の変化を用いて、前記起動指示、前記切り替え処理、前記停止指示を行うタイミングを決定してもよい。
撮像装置筐体の姿勢の変化が測定可能となることで、使用者が視認している表示部の特定に該測定結果を用いることが可能とされる。
上記の撮像装置の前記第1測定部は、近接センサを用いて前記距離を測定してもよい。
近接センサなどのセンサを用いることにより、使用者と表示部の距離を認識することが可能となり、先のタイミングの決定などに用いることが可能となる。
上記の撮像装置の前記第2測定部はジャイロセンサまたは加速度センサを用いて前記姿勢の変化を測定してもよい。
これにより、撮像装置の姿勢変化を測定が可能となり、各処理のタイミング決定などに用いることが可能となる。
上記の撮像装置の前記制御部は、前記第1測定部が測定した距離が第1の距離よりも短く第2の距離よりも長い場合に、前記起動指示を行い、前記測定した距離が前記第2の距離よりも短い場合に、前記切り替え処理と前記停止指示を行ってもよい。
即ち、第1の表示部と使用者の距離が第2の距離よりも遠いが第1の距離よりも近い場合には、第1の表示部の起動指示が行われる。
上記の撮像装置の前記制御部は、前記第1の表示部及び前記第2の表示部に対して、それぞれ別の信号線でクロック信号と同期信号を送信してもよい。
第1の表示部及び第2の表示部にそれぞれ別のクロック信号と同期信号が送られることにより、第1の表示部と第2の表示部を独立して制御することが可能となる。
上記の撮像装置の前記制御部は、前記第1の表示部に黒画像を表示させる第1の黒画像表示指示を行ってもよい。
これにより、例えば、第1の表示部に第2の表示部用の第2表示データが入力されている状態などにおいて、第1の表示部に黒画像を表示させることが可能となる。
上記の撮像装置においては、前記第1の黒画像表示指示は、前記切り替え処理が完了するまで前記第1の表示部に黒画像を表示させる指示とされてもよい。
第1の表示部の起動後に第1の表示部に入力される表示データは、表示データの切り替え処理が終わるまでは第1表示データと第2表示データの何れかとされる。
上記の撮像装置の前記制御部は、前記第2の表示部に黒画像を表示させる第2の黒画像表示指示を行ってもよい。
これにより、例えば、第2の表示部に第1の表示部用の第1表示データが入力されている状態などにおいて、第2の表示部に黒画像を表示させることが可能となる。
上記の撮像装置においては、前記第2の黒画像表示指示は、表示データの切り替え開始から前記第2の表示部に黒画像を表示させる指示とされてもよい。
第2表示データから第1表示データへ表示データの切り替えを行っている過程では、第2の表示部に入力される表示データは、第1表示データと第2表示データの何れかとされる。
上記の撮像装置の前記制御部は、前記第2の黒画像表示指示の後に前記停止指示を行ってもよい。
これにより、第2の表示部に黒画像が表示された後に停止過程へと遷移する。
上記の撮像装置の前記制御部は、前記起動指示に基づいた前記第1の表示部の起動期間において前記第1の表示部に送信する第1の同期信号のフレームレートを前記第2の表示部に送信する第2の同期信号のフレームレートよりも高くしてもよい。
これにより、第1の表示部の起動は比較的高いフレームレートを用いて行われる。
上記の撮像装置においては、撮像装置筐体に対する前記第2の表示部の位置または姿勢を検出するチルトセンサを備え、前記制御部は、前記チルトセンサによって検出された位置情報または姿勢情報を用いて前記起動指示を行うか否かを決定してもよい。
例えば、第2の表示部が収納位置から張出位置へと移動している状態を検知することができる。第2の表示部が張出位置へと移動している状態においては、使用者が第2の表示部を視認している可能性が高く、第1の表示部を視認している可能性が低いと考えられる。
上記の撮像装置の前記制御部は、撮像モードまたは再生モードに関するモード情報を用いて前記起動指示を行うか否かを決定してもよい。
例えば、撮像装置が再生モードで用いられている状態において、第1の表示部に対する起動指示を行わないことも可能である。
本技術によれば、モニタ切り替え時の表示待ち時間を短縮し利便性の向上を図ることができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の実施の形態の撮像装置の斜視図である。 背面モニタが張出位置に位置された様子を示す斜視図である。 撮像装置のブロック図である。 制御部と背面モニタとEVFモニタの動作説明図である。 背面モニタ及びEVFモニタの状態遷移図である。 本実施の形態の比較対象の撮像装置の動作説明図である。 本実施の形態の比較対象の撮像装置における状態遷移を示す図である。 本実施の形態の比較対象の撮像装置の動作説明図である。 本実施の形態の撮像装置における状態遷移を示す図である。 状態遷移処理のフローチャートである。 状態遷移処理のフローチャートである。 状態遷移処理のフローチャートである。 EVFモニタ停止処理のフローチャートである。 背面モニタ切り替え及びEVFモニタ停止処理のフローチャートである。 背面モニタ起動及びEVFモニタ停止処理のフローチャートである。 背面モニタ切り替え処理のフローチャートである。 背面モニタ起動処理のフローチャートである。 EVFモニタ待機処理のフローチャートである。 EVFモニタ起動処理のフローチャートである。 EVFモニタ切り替え処理のフローチャートである。 背面モニタ停止処理のフローチャートである。 EVFモニタ高速待機処理のフローチャートである。 EVFモニタ高速起動処理のフローチャートである。 起動遷移時間の短縮についての説明図である。
以下、実施の形態について添付図面を参照しながら次の順序で説明する。
<1.撮像装置の構成>
<2.状態遷移>
<3.各例との比較>
<4.各処理>
<5.高速化>
<6.まとめ>
<7.本技術>
なお、以下の説明においては、請求項にいう撮像装置としてデジタルカメラ(単にカメラとも表記する)を例に挙げる。
また、カメラの使用者側を後方と記載し、被写体側を前方と記載する。そして、カメラの使用者から見た左右方向を記載する。
<1.撮像装置の構成>
本実施の形態に係る撮像装置1の外観を図1に示す。
撮像装置1は、内部に基板等が配置される内部空間を備えたカメラ筐体2と、カメラ筐体2の前方に取り付けられ内部にレンズ群が配設されたレンズ筐体3を有している。
カメラ筐体2には、上部にEVF4が設けられ、後方には背面モニタ5が取り付けられている。カメラ筐体2には、被写体を撮像するため及び撮像画像を確認するための各種操作子6が各部に設けられている。具体的には、例えば、再生メニュー起動ボタン、決定ボタン、十字キー、キャンセルボタン、ズームキー、スライドキー、シャッターボタン(レリーズボタン)等である。
EVF4は、後方から視認可能なEVFモニタ7と、EVFモニタ7の上方及び左右の側方を囲むように後方に突出された枠状の囲い部8を備えている。即ち、EVFモニタ7はファインダ内に設けられている。
背面モニタ5は、カメラ筐体2に対して回動可能とされている。例えば、図2に示すように、背面モニタ5の上端部を回動軸として背面モニタ5の下端部が後方に移動するように回動可能とされている。
なお、背面モニタ5の右端部や左端部が回動軸とされていてもよい。更に、複数の方向に回動可能とされていてもよい。
背面モニタ5がカメラ筐体2の後面部に設けられた凹部に収納された状態における背面モニタ5の位置を「収納位置」とし、背面モニタ5が回動されて凹部から飛び出した状態における背面モニタ5の位置を「張出位置」とする。
図3は撮像装置1のブロック図である。撮像装置1は、光学系50、イメージセンサ51、制御部52、メモリ53、レンズドライバ54、操作部55、検出部56、記憶部57、通信部58などを備えている。
光学系50は、入射端レンズ、ズームレンズ、フォーカスレンズ、集光レンズなどの各種レンズや絞り機構などを含んで構成されている。絞り機構は、信号電荷が飽和せずにダイナミックレンジ内に入っている状態でセンシングが行われるように、レンズやアイリス(絞り)による開口量などを調整することで、露光制御を行う。
イメージセンサ51は、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、またはCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサ等が用いられる。
イメージセンサ51のセンサ面は、複数の画素が繰り返しパターンで2次元配列されたセンシング素子を有して構成されている。
イメージセンサ51は、光学系50を通過した光を、センシング素子により検出することで、光の光量に応じた測定信号(撮像画像信号)を制御部52に出力する。
制御部52は、イメージセンサ51から送られてくるアナログ信号(撮像画像信号)をデジタル信号に変換し、各種の信号処理を施す。
例えば、デジタル信号にガンマ補正やニー補正、歪み補正、色補正、輪郭強調処理、解像度変換、各種のコーデック処理、像振れ補正処理などを施す。
各種のコーデック処理とは、解像度変換された画像データについて、例えば記録用や通信用の符号化処理である。
制御部52は、メモリ53やCPUなどを備えたマイクロコンピュータ(演算処理装置)により構成される。
メモリ53は、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ(不揮発性メモリ)などの各種メモリである。
RAMは、CPUの各種データ処理の際の作業領域として、データやプログラム等の一時的な格納に用いられる。
ROMやフラッシュメモリは、CPUが各部を制御するためのOS(Operating System)や、画像ファイル等のコンテンツファイルの他、各種動作のためのアプリケーションプログラムや、ファームウエア等の記憶に用いられる。例えば、本例において後述するEVFの起動処理や停止処理を実行するためのプログラム等が記憶される。
CPUがROMやフラッシュメモリ等に記憶されたプログラムを実行することで、撮像装置1全体を統括的に制御する。
また、制御部52は、レンズドライバ54を介して光学系50を制御することにより、ズーム動作、フォーカス動作、或いは露光調整等の制御を行う。
なお、本実施の形態においては、撮像装置1が備える複数のモニタに対して各種の指示を行うことにより、使用者にとって利便性の向上を図る。
操作部55は、図1や図2に示す各種操作子6、6、・・・や、背面モニタ5に形成されたタッチパネルなどによって実現される。
また背面モニタ5に表示させるアイコンやメニュー等とタッチパネルを用いたタッチパネル操作により、各種の操作が可能とされてもよい。
制御部52は、ユーザの操作に応じた撮像動作や記録動作、記録した画像ファイルの再生動作、ユーザインターフェース動作等について、必要各部の動作を制御する。
検出部56は、1種または複数種類のセンサを用いてEVFモニタ7へ使用者の顔が近づいたことを検出する。例えば、近接センサ59を用いてカメラ筐体2やEVFモニタ7と使用者の距離を検知することにより、使用者の顔の接近を直接的に検出する。以下の説明では、EVFモニタ7と物体の近接度合いを出力する近接センサ59を例に挙げて説明する。
また、直接的な検知だけでなく間接的な検知を行ってもよい。具体的には、例えば、カメラ筐体2の姿勢を検知可能な加速度センサ60によって使用者が撮像装置1を構える動作を検知することにより、EVFモニタ7の覗き込み動作を間接的に検知する。ここでいう姿勢の変化とは、カメラ筐体2の傾きなどの変化だけでなく位置の変化も含んでいる。従って、カメラ筐体2の傾きが変わらずに位置が変わった場合であっても、カメラ筐体2の位置の変化を検出することにより覗き込み動作を間接的に検知してもよい。
他にも、静電センサ61を用いて使用者が撮像装置1のシャッターボタンに触れていることを検知することにより、EVFモニタ7の覗き込み動作を間接的に検知する。
また、EVFモニタ7の覗き込み動作の検知だけでなく、EVFモニタ7を覗き込んでいない状態を検知してもよい。例えば、チルトセンサ62を用いて背面モニタ5のカメラ筐体2に対する角度を検知することにより、背面モニタ5を視認している状態を検知してもよい。背面モニタ5を視認している状態は、EVFモニタ7を覗き込んでいない状態と推測できる。
なお、チルトセンサがEVFモニタ7のカメラ筐体2の角度を検知するのではなく、カメラ筐体2に対する位置を検知するように構成されていてもよい。
記憶部57は、例えば不揮発性メモリからなり、静止画データや動画データ等の画像ファイル(コンテンツファイル)や、画像ファイルの属性情報、サムネイル画像等を記憶する記憶領域として機能する。
画像ファイルは、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)、TIFF(Tagged Image File Format)、GIF(Graphics Interchange Format)等の形式で記憶される。
記憶部57の実際の形態は多様に考えられる。例えば、記憶部57が撮像装置1に内蔵されるフラッシュメモリとして構成されていてもよいし、撮像装置1に着脱できるメモリカード(例えば可搬型のフラッシュメモリ)と該メモリカードに対して記憶や読み出しのためのアクセスを行うアクセス部とで構成されていてもよい。また撮像装置1に内蔵されている形態としてHDD(Hard Disk Drive)などとして実現されることもある。
通信部58は、外部機器との間のデータ通信やネットワーク通信を有線又は無線で行う。
例えば外部の表示装置、記録装置、再生装置等の間で撮像画像データ(静止画ファイルや動画ファイル)の送受信を行う。
また、ネットワーク通信部として、例えばインターネット、ホームネットワーク、LAN(Local Area Network)等の各種のネットワークによる通信を行い、ネットワーク上のサーバ、端末等との間で各種データの送受信を行うようにしてもよい。
背面モニタ5及びEVFモニタ7に対する制御部52の動作について、図4を参照して説明する。
制御部52は、背面モニタ5及びEVFモニタ7と各種の信号線で接続されている。
制御部52からEVFモニタ7に対しては、コマンドを送信するためのコマンド信号線70と、クロック信号を送信するためのクロック信号線71と、表示データを表示するための同期信号(水平同期信号及び垂直同期信号)を送信するための2本の同期信号線72H,72Vと、表示データを送信するための表示データ線73とが設けられている。
表示データ線73は、複数bitの信号をパラレル伝送可能な構成とされている。例えば表示データ線73が24本設けられることにより、24bitのデータを並列に送信可能とされている。
表示データ線73は、EVFモニタ7だけでなく背面モニタ5にも接続されている。従って、EVFモニタ7及び背面モニタ5には、制御部52から表示データが共通に送信される。
制御部52から背面モニタ5に対しては、コマンドを送信するためのコマンド信号線80と、クロック信号を送信するためのクロック信号線81と、表示データを表示するための同期信号(水平同期信号及び垂直同期信号)を送信するための2本の同期信号線82H,82Vとが設けられている。
<2.状態遷移>
続いて、制御部52による制御によって背面モニタ5及びEVFモニタ7が取り得る状態について図5を参照して説明する。
背面モニタ5及びEVFモニタ7には、前述したように表示データが制御部52から共通に送信されている。表示データは、背面モニタ5用の表示データ(以降、「背面モニタ用表示データ」と記載)とEVFモニタ7用の表示データ(以降、「EVFモニタ用表示データ」と記載)の何れかとされる。
背面モニタ用表示データとEVFモニタ用表示データは、解像度が異なる画像データとされ、背面用モニタ用表示データの方が高解像度の場合もあれば、EVFモニタ用表示データの方が高解像度の場合もある。
背面モニタ5にとっては、EVFモニタ用表示データを受信している場合に正しく画像データが表示されない虞がある。同様に、EVFモニタ7にとっては、背面モニタ用表示データを受信している場合に正しく画像データが表示されない虞がある。
そのために、制御部52は、背面モニタ5及びEVFモニタ7をそれぞれ3種類の状態の何れかに制御する。具体的には、それぞれのモニタが「停止状態」、「待機状態」、「表示状態」の3種類の状態を取り得る。
例えば、背面モニタ5の「停止状態」は、クロック信号線81及び同期信号線82H,82Vによる信号の印加は行われておらず、背面モニタ5が起動していない状態とされる。
また、背面モニタ5の「待機状態」は、クロック信号線81によって背面モニタ5用のクロック信号が印加されると共に同期信号線82H,82Vにより背面モニタ5用の同期信号が印加されているが、制御部52により「黒画像表示コマンド」が送信されている状態とされる。
「黒画像表示コマンド」は、表示データ線73を介して何れの表示データが入力されているかに関わらず、黒画像を表示させるためのコマンドとされる。従って、背面モニタ5やEVFモニタ7は、コマンド信号線70やコマンド信号線80を介して制御部52から「黒画像表示コマンド」を受信した場合に黒画像を自走させることが可能な構成とされている。
背面モニタ5の「表示状態」は、クロック信号線81によって背面モニタ5用のクロック信号が印加されると共に同期信号線82H,82Vにより背面モニタ5用の同期信号が印加された状態とされる。また、表示データ線73を介して背面モニタ用表示データを受信しており、黒画像表示コマンドを受信していない状態とされている。
なお、制御部52は、使用者がEVFモニタ7を覗き込んでいるか否かを判定し、その判定結果に応じて背面モニタ5及びEVFモニタ7に対する各種のコマンド送信を行う。
以降の説明においては、クロック信号線81を介して背面モニタ5用のクロック信号を背面モニタ5に印加することを、単に「背面モニタ用クロック信号を印加する」と記載する。同様に、同期信号線82H,82Vを介して背面モニタ5用の水平同期信号及び垂直同期信号を背面モニタ5に印加することを「背面モニタ用同期信号を印加する」と記載する。また、コマンド信号線80を介して起動コマンドを背面モニタ5に送信することを「背面モニタ5に起動コマンドを送信する」、「背面モニタ5に起動指示を行う」などと記載する。そして、表示データ線73を介して各モニタには背面モニタ用表示データを送信することを単に「背面モニタ用表示データを送信する」と記載する。また、表示データ線73を介して各モニタに送信する表示データを背面モニタ用表示データからEVFモニタ用表示データへ切り換えることを単に「背面モニタ用表示データに切り換える」と記載する。
撮像装置1の電源が落とされた状態においては、背面モニタ5及びEVFモニタ7は共に停止状態とされている(State=0)。
撮像装置1の電源が入ると、各部に給電されると共に背面モニタ5が表示状態となる(State=1)。このとき、EVFモニタ7は停止状態のままとされる。
State=1の状態において、使用者がEVFモニタ7の覗き込みを行っていることを検知していない場合には、State=1の状態を維持する。
State=1の状態において、使用者がEVFモニタ7の覗き込みを行っていることや覗き込みを行おうとしていることを検知すると、背面モニタ5を表示状態としたままEVFモニタ7を待機状態とする(State=2)か、または背面モニタ5を待機状態としEVFモニタ7を表示状態とする(State=3)。
State=2の状態において、使用者がEVFモニタ7の覗き込みを行っていない時間が長いことを検知すると、EVFモニタ7が停止状態となる(State=1)。
また、State=2の状態において、使用者がEVFモニタ7の覗き込みを行いそうな状態のままである場合には、State=2の状態を維持し、覗き込みを行っている状態を検知した場合には、背面モニタ5を待機状態としEVFモニタ7を表示状態とする(State=3)。
State=3の状態において、使用者がEVFモニタ7の覗き込みを行っていることを検知している場合には、State=3の状態を維持するか、背面モニタ5を停止状態とする(State=4)。
State=3の状態において、使用者がEVFモニタ7の覗き込みを行っていないことを検知した場合には、背面モニタ5を表示状態としEVFモニタ7を待機状態とするか(State=2)、或いは、背面モニタ5を表示状態としEVFモニタ7を停止状態とする(State=1)。
State=4の状態において、使用者がEVFモニタ7の覗き込みを続けていることを検知した場合には、State=4の状態を維持する。また、State=4の状態において、使用者がEVFモニタ7の覗き込みを行っていないことを検知した場合には、背面モニタ5を表示状態としEVFモニタ7を待機状態とするか(State=2)、或いは、背面モニタ5を表示状態としEVFモニタ7を停止状態とする(State=1)。
State=1,2,3,4の各状態から撮像装置1の電源が落とされると、State=0の状態へと遷移する。
<3.各例との比較>
ところで、以降の実施の形態で説明する撮像装置1とは異なる撮像装置が背面モニタ105やEVFモニタ107などの複数のモニタを備えており、且つ使用者の挙動などに応じて表示モニタを切り換える場合には、図6のような構成が考えられる。
具体的には、制御部152とEVFモニタ107の間に、コマンドを送信するためのコマンド信号線170と、クロック信号を送信するためのクロック信号線171と、表示データを表示するための同期信号を送信するための2本の同期信号線172H,172Vと、表示データを送信するための表示データ線173とが設けられている。更に、コマンド信号線170と、クロック信号線171と、同期信号線172H,172Vと、表示データ線173は背面モニタ105にも接続されている。
即ち、各信号線が背面モニタ105及びEVFモニタ107の間で共通とされている。
このような構成において、例えば背面モニタ105からEVFモニタ107に表示を切り替える場合には、例えば図7のような流れとなる。
背面モニタ105の表示状態において、制御部152は背面モニタ105に対して停止コマンドを送信することにより表示を停止させるための指示を行う。停止コマンドを受信した背面モニタ105は表示を停止させるための処理を行う停止遷移状態へと移行する。
背面モニタ105の停止遷移状態においては、制御部152からクロック信号線171及び同期信号線172H,172Vを介して背面モニタ用のクロック信号及び同期信号が印加されている必要があるため、クロック信号及び同期信号をEVFモニタ107用に切り換えることはできない。
また、クロック信号及び同期信号が背面モニタ用である場合には、EVFモニタ107は起動遷移状態に移ることはできない。
背面モニタ105が停止遷移を終え停止状態になると、制御部152はクロック信号及び同期信号をEVFモニタ107用に切り換える。クロック信号及び同期信号をEVFモニタ107用に切り換えたことにより、初めてEVFモニタ107は起動のための動作を行うことが可能となる。
従って、制御部152は、EVFモニタ107に対して起動コマンドを送信することにより起動指示を行う。
起動コマンドを受信したEVFモニタ107は、起動遷移状態を経て表示状態へと遷移する。
図7に示すように、制御部152が背面モニタ105に停止コマンドを送信してからEVFモニタ107の起動遷移状態が終了するまでの間は、何れのモニタも閲覧できないモニタ非表示期間とされている。
従って、各信号線が背面モニタ105及びEVFモニタ107の間で共通とされているような図6に示す構成では、上述したような時系列においての制約が存在するため、モニタ非表示期間が長くなってしまう問題がある。非表示期間が長くなってしまうと、ユーザがEVFモニタ107を覗き込んで撮像タイミングをはかろうとしているにも関わらずスルー画が表示されずに撮像タイミングを逸することがある。また、EVFモニタ107を覗き込んでいるにも関わらずスルー画が表示されない時間が長すぎると、使用者がもどかしさを感じてしまう虞がある。
そこで、上記した構成以外の撮像装置であって背面モニタ205やEVFモニタ207などの複数のモニタを備える撮像装置においては、図8に示すような構成も考えられる。具体的には、制御部252とEVFモニタ207の間に、コマンドを送信するためのコマンド信号線270と、クロック信号を送信するためのクロック信号線271と、表示データを表示するための同期信号を送信するための2本の同期信号線272H,272Vと、表示データを送信するための表示データ線273とが設けられている。
また、制御部252と背面モニタ205の間に、コマンドを送信するためのコマンド信号線280と、クロック信号を送信するためのクロック信号線281と、表示データを表示するための同期信号を送信するための2本の同期信号線282H,282Vと、表示データを送信するための表示データ線283とが設けられている。
このように全ての信号線を独立して設けることで、背面モニタ205とEVFモニタ207の起動及び停止を独立して行うことができるため、モニタ非表示期間を短縮することが可能である。
ところが、図8のような構成とされた撮像措置では、制御部252として動作するICに設けられる信号線の数が多くなってしまうため、ICのサイズ及びICが載置された基板も大きなサイズとなってしまう。延いては、撮像装置自体の大型化を来してしまう。
また、モニタの切り替えを行わずに常に複数のモニタを表示状態としておくことでモニタ表示期間を無くすように制御する場合には、消費電力が大きくなってしまい、撮像装置に取り付けられるバッテリーの大型化を来してしまう虞や、撮像時間や撮像枚数が減少してしまう虞がある。
比較して本実施の形態に示す撮像装置1の構成によれば、図6に示す構成に対して信号線が3本(クロック信号線1本と同期信号線2本)の増加のみに押さえることができるため、図8に示す構成を採用した場合のようにICのサイズが極端に大きくなってしまう可能性を排除することができる。
また、背面モニタ5用のクロック信号線81と同期信号線82H,82Vと、EVFモニタ7用のクロック信号線71と同期信号線72H,72Vが別々に設けられていることにより、モニタの切り替えの高速化を図ることができる。
具体的に、図9を参照して説明する。なお、各タイミングをt1〜t5で図中に示す。
図9は、使用者の挙動などに応じて表示データを表示させるモニタを背面モニタ5からEVFモニタ7へ切り換える場合を示している。
先ず、制御部52は、背面モニタ5が表示状態とされている間にEVFモニタ用クロック信号とEVFモニタ用同期信号の印加を開始する(t1)。これにより、EVFモニタ7の起動開始が可能となるため、制御部52はEVFモニタ7に対する起動コマンド及び黒画像表示コマンドを送信することによる起動指示及び黒画像表示指示を行う(t1)。
起動コマンドを受信したEVFモニタ7は、起動遷移状態(t1〜t2)を介して起動するが、黒画像表示コマンドを受信しているため、黒画像を自走する黒画像表示状態へと遷移する(t2)。
次に制御部52は、背面モニタ5に対して黒画像表示コマンド及び停止コマンドを送信して停止指示を行う(t3)。これにより、背面モニタ5は黒画像を自走した状態で停止遷移状態へ移行し(t3〜t5)、停止状態へと遷移する(t5)。背面モニタ5が停止状態に遷移したことに応じて、背面モニタ用クロック信号及び背面モニタ用同期信号の印加を停止する(t5)。
また、制御部52は、背面モニタ5に対する停止指示を行うと共に表示データ線73を用いて送信する表示データをEVFモニタ用表示データに切り換える(t3)。該切り替え処理が終わった後は、表示データ線73で双方のモニタにEVFモニタ用表示データが送信される(t4以降)。
制御部52は、該切り替え後にEVFモニタ7に対する黒画像解除コマンドを送信することにより黒画像表示を終了させる指示を行う(t4)。
EVFモニタ7は、該指示を受けて黒画像を自走している状態を停止して受信したEVFモニタ用表示データをモニタ上に表示させる。
従って、双方のモニタに表示データが表示されていないモニタ非表示期間は、表示データ線73を用いて送信する表示データの切り替え時間と略同じ時間(即ちt3からt4まで)とされている。
即ち、モニタ非表示期間の短縮が図られる。
以降では、制御部52が行う各指示のタイミングについて具体的に説明する。
<4.各処理>
図10乃至図21の各図を参照して、制御部52が実行する各処理について説明する。
図10、図11及び図12の各図は、撮像装置1に電源が投入されてから検出部56が備える近接センサ59の検出値に応じて制御部52が背面モニタ5及びEVFモニタ7の状態を変更させる状態遷移処理のフローチャートである。
制御部52は、近接センサ59を用いるにあたり、二つの変数を使用する。変数の一つは、EVFモニタ7の覗き込み動作を行っていない時間をカウントするカウンタであり、検出カウンタCT1とする。検出カウンタCT1はEVFモニタ7を待機状態とするか停止状態とするかを判定するために用いられる。検出カウンタCT1は主にState=2の状態で使用されるカウンタである。
もう一つの変数は、EVFモニタ7を覗き込み続けている時間をカウントするカウンタであり、こちらを検出カウンタCT2とする。検出カウンタCT2は背面モニタ5を待機状態とするか停止状態とするかを判定するために用いられる。検出カウンタCT2は主にState=3の状態で使用されるカウンタである。
また、制御部52は、各図に示す処理を実行するために、背面モニタ5及びEVFモニタ7の状態の組合せを表すState変数を管理する。State変数は、前述したように0乃至4のいずれかの数値とされる。
撮像装置1に電源が投入されると、制御部52は、図10に示すステップS101で初期化処理を実行する。初期化処理では、先ず検出カウンタCT1及び検出カウンタCT2を0で初期化する。また、背面モニタ5に対して、背面モニタ用クロック信号を印加すると共に背面モニタ用同期信号を印加する。
更に、初期化処理では、背面モニタ5に起動コマンドを送信し、State=0からState=1へ状態遷移する。即ちState変数を1にする。このとき、各モニタには背面モニタ用表示データが送信される。
他にも、初期化処理では、撮像装置1の使用に必要な各部の起動処理等が実行されるが、詳細は省略する。
続いて、制御部52はステップS102において、チルトセンサ62の出力を用いて背面モニタ5が張出位置に位置しているか否かを判定する。なお、図10乃至図12に示す例は、近接センサ59以外にチルトセンサ62を用いた場合の例であり、近接センサ59のみを用いて状態遷移処理を行う場合はステップS102乃至S104を行わなくてもよい。
背面モニタ5が張出位置に位置していることが検出された場合、制御部52は、ステップS103でState=1の状態へと遷移する。ステップS103の処理は、起動処理直後のState=1の状態で実行されるだけでなく、State=2,3,4の何れかの状態で実行されることもある。従って、現在の状態に応じた処理が実行される。
なお、既にState=1の状態である場合には、何も実行しなくてもよい。
また、State=2の状態である場合には、制御部52はステップS103の移行処理として図13に示す「EVFモニタ停止処理」を実行する。即ち、制御部52は、ステップS201でEVFモニタ7に停止コマンドを送信し、ステップS202でEVFモニタ用クロック信号及びEVFモニタ用同期信号の送信を停止する。
また、State=3の状態である場合には、制御部52はS103の移行処理として図14に示す「背面モニタ切り替え及びEVFモニタ停止処理」を実行する。即ち、制御部52は、ステップS301でEVFモニタ7に黒画像表示コマンドを送信する。これは、これから表示対象となるモニタをEVFモニタ7から背面モニタ5に変更するため、不適な画像をEVFモニタ7に表示させないためである。
続いて、制御部52はステップS302で、EVFモニタ停止指示コマンドを送信する。これにより、EVFモニタ7は停止遷移状態へ移行した後、停止される。
次に、制御部52はステップS303で、背面モニタ用表示データに切り換える処理を行う。この時点では、背面モニタ5は待機状態とされている。即ち、背面モニタ5が起動されており、且つ、黒画像表示状態とされている。
そして、制御部52はステップS304で、背面モニタ5に対して黒画像解除コマンドを送信する。これにより、背面モニタ5に表示データに基づく画像が表示されるが、制御部52から送信される表示データは既に背面モニタ5に適した背面モニタ用表示データとなっているため、適切な画像表示が行われる。
最後に、EVFモニタ7が停止したことに応じて、制御部52はステップS305でEVFモニタ用クロック信号及びEVFモニタ用同期信号の送信を停止する。
図10のステップS103の説明に戻る。ステップS103を実行する際にState=4の状態である場合には、制御部52はS103の移行処理として図15に示す「背面モニタ起動及びEVFモニタ停止処理」を実行する。State=4の状態は、背面モニタ5が停止状態であり、EVFモニタ7が表示状態である。
従って、制御部52は先ずステップS401で、背面モニタ用クロック信号及び背面モニタ用同期信号を印加する。これにより、背面モニタ5の起動が可能となる。
次に、制御部52はステップS402で、背面モニタ5に起動コマンドを送信する。これにより、背面モニタ5は起動遷移状態へと移行する。
そして、制御部52はステップS403で、背面モニタ5に黒画像表示コマンドを送信する。これにより、制御部52から送信されてくる表示データが背面モニタ用表示データに切り替わる前に背面モニタ5の起動が終わってしまっても黒画像が自走されるため、不適切な画像を表示させず済む。
制御部52は、次に現在表示中であるEVFモニタ7を停止させるための処理を行う。
先ず、制御部52はステップS404で、EVFモニタ7に対して黒画像表示コマンドを送信し、次にステップS405でEVFモニタ7に対する停止コマンドを送信する。これにより、EVFモニタ7が停止する前に制御部52から送信されてくる表示データが背面モニタ用表示データに切り替わってしまっても黒画像が自走された状態であるため、不適切な画像を表示させずに済む。また、EVFモニタ7は、この後停止遷移状態を経て停止状態へと移行する。
制御部52は、続いてステップS406で背面モニタ用表示データへの切り替え処理を行い、ステップS407で背面モニタ5に対して黒画像解除コマンドを送信する。
最後に、EVFモニタ7が停止したことに応じて、制御部52はステップS408でEVFモニタ用クロック信号及びEVFモニタ用同期信号の送信を停止する。
図10の説明に戻る。
ステップS103の処理でState=1へ移行するための各処理を実行した後、制御部52はステップS104でState変数を1へと変更する。なお、既にState変数が1である場合には、何も行わずに次の処理に移ってもよい。
ここで説明したように、背面モニタが背面モニタ5が張出位置に位置した状態においては、ステップS102乃至S104の各処理を継続的に実行する。
ステップS102で背面モニタ5が張出位置でなかった場合、制御部52は続くステップS105で、近接センサ59による出力が第1出力閾値TH1よりも小さく、且つ背面モニタ5が収納位置であるか否かを判定する。なお、チルトセンサ62を用いない場合は、背面モニタ5が収納位置であるか否かの判定は行わなくてもよい。
ここで、近接センサ59の出力について説明する。近接センサ59は、例えば顔などの物体とEVFモニタ7の近接度合いを出力するセンサであり、物体が近いほど高出力とされる。ステップS105で用いる第1出力閾値TH1は後述する第2出力閾値TH2よりも小さい値である。即ち、近接センサ59の出力が第1出力閾値TH1よりも小さい場合は、遠くに物体を検知している状態か、或いは物体を未検知である状態とされる。近接センサ59の出力が第1出力閾値TH1以上且つ第2出力閾値TH2未満である場合には、物体とEVFモニタ7がある程度近い状態とされる。近接センサ59の出力が第2出力閾値TH2以上である場合には、物体とEVFモニタ7の距離がかなり近い状態であり、使用者がEVFモニタ7の覗き込みを行っていると推測される状態である。
ステップS105において、近接センサ59の出力が第1出力閾値TH1未満であり、且つ、背面モニタ5が収納位置に位置していると判定された場合、制御部52はState変数に応じた各処理を行っていく。
先ず、制御部52はステップS106で、State変数が1であるか否かを判定する。State変数が1である場合、即ち背面モニタ5が表示状態とされEVFモニタ7が停止状態とされている場合には、何もせずにステップS102の処理へと遷移する。なお、State変数が1である場合とは、例えば、撮像装置1の電源投入直後などの状態や、使用者によるEVFモニタ7の覗き込み動作を検知していなかった場合などである。
次に、State変数が1でなかった場合、制御部52はステップS107でState変数が2であるか否かを判定する。State変数が2である場合、即ち、背面モニタ5が表示状態とされEVFモニタ7が待機状態とされている場合、制御部52はステップS108で、検出カウンタCT1が第1カウンタ閾値CTH1以下であるか否かを判定する。なお、State変数が2である場合とは、例えば、使用者がEVFモニタ7を覗き込み動作を行おうとしていることを検知し続けていた状態などである。
検出カウンタCT1は前述したようにEVFモニタ7の覗き込み動作を行っていない時間をカウントする変数であり、該変数が第1カウンタ閾値CTH1以下である状態は覗き込み動作を終了してから時間がそれほど経っていない状態である。即ち、再度EVFモニタ7を覗き込む可能性があるため、EVFモニタ7を待機状態としておくことが望ましい。
従って、検出カウンタCT1が第1カウンタ閾値CTH1以下である場合、制御部52はステップS109で検出カウンタCT1に1を加算する処理を行い、後述するステップS117へと遷移する。
一方、検出カウンタCT1が第1カウンタ閾値CTH1よりも大きい場合、EVFモニタ7の覗き込み動作を終了してからある程度時間が経っているため、EVFモニタ7の覗き込みを行う可能性が低いと判断し、制御部52はステップS110の「EVFモニタ停止処理」(図13参照)を実行し、続くステップS111でState変数を1にする処理を実行する。即ち、State=2の状態からState=1の状態へと遷移する。図13に示す各処理は前述したため、省略する。
続いて、State変数が1でも2でもなかった場合、制御部52はステップS112でState変数が3であるか否かを判定する。
State変数が3である場合、即ち、背面モニタ5が待機状態とされEVFモニタ7が表示状態とされている場合には、制御部52はステップS113で「背面モニタ切り替え処理」を実行した後、ステップS114でState変数を2にする処理を実行する。即ち、State=3の状態からState=2の状態へと遷移する。
なお、State変数が3である場合とは、例えば、使用者の覗き込み動作を検知していた状態などである。
ここで、ステップS113の「背面モニタ切り替え処理」について説明する。「背面モニタ切り替え処理」のフローチャートが図16である。
「背面モニタ切り替え処理」では、先ず制御部52はステップS501で、EVFモニタに黒画像表示コマンドを送信する。State=3の状態は、背面モニタ5が待機状態とされEVFモニタ7が表示状態とされている。即ち、背面モニタ5及びEVFモニタ7の双方にそれぞれクロック信号と同期信号が印加されているため、EVFモニタ7は黒画像表示コマンドに応じた動作が可能である。
続いて制御部52は、ステップS502で背面モニタ用表示データへの切り替えを行い、ステップS503で背面モニタ5に対する黒画像解除コマンドを送信する。
これにより、背面モニタ5には表示データに基づく画像が表示されると共に、EVFモニタ7には黒画像が自走される。
最後に、制御部52は、State=2で使用される変数である検出カウンタCT1を0クリアする処理をステップS504で行う。
図10の説明に戻る。「背面モニタ切り替え処理」を実行した制御部52は、続くステップS114でState変数を2にする処理を実行した後、後述するステップS117の処理へと移る。
ステップS112の判定の結果、State変数が3でなかった場合、即ちState変数が4である場合、制御部52は続くステップS115で「背面モニタ起動処理」を実行する。
State=4の状態は、背面モニタ5が停止状態とされ、EVFモニタ7が表示状態とされている。この状態は、例えば、使用者の覗き込み動作を検知し続けていた場合などである。
「背面モニタ起動処理」のフローチャートを図17に示す。
先ず、制御部52はステップS601で、各種コマンドに応じた動作を背面モニタ5ができるように、背面モニタ用クロック信号と背面モニタ用同期信号の印加を開始する。
続いて、制御部52はステップS602で、背面モニタ5に起動コマンドを送信し、ステップS603で背面モニタ5に黒画像表示コマンドを送信する。これにより背面モニタ5が起動遷移状態へと移行する。また、背面モニタ5が起動した後は黒画像が自走された状態になる。
次に、制御部52はステップS604でEVFモニタ7に黒画像表示コマンドを送信する。これにより、EVFモニタ7に黒画像が自走された状態となる。
制御部52は、ステップS605で背面モニタ用表示データへの切り替えを行い、背面モニタ5が起動したことに応じてステップS606で背面モニタ5に黒画像解除コマンドを送信する。
これにより、背面モニタ5が表示状態となり、EVFモニタ7が待機状態となる。
最後に、制御部52はステップS607で検出カウンタCT1を0クリアする処理を行う。
ステップS115の「背面モニタ起動処理」の後、制御部52はステップS116でState変数を2にする処理を行う。
これにより、撮像装置1はState=2の状態へと遷移する。
ステップS105で近接センサ59の出力が第1出力閾値TH1以上である場合、または背面モニタ5が張出位置に位置している場合、または、その双方である場合、制御部52は図11のステップS117の処理を行う。ステップS117の処理は、他にも、ステップS109,S111,S114,S116の各処理を行った後に実行される。
ステップS117では、制御部52は、近接センサ59の出力が第1出力閾値TH1以上且つ第2出力閾値TH2未満であるか、そして背面モニタ5が収納位置に位置しているか否かを判定する。なお、チルトセンサ62を用いない場合は、背面モニタ5が収納位置であるか否かの判定は行わなくてもよい。
近接センサ59の出力が第1出力閾値TH1以上且つ第2出力閾値TH2未満となる状態は、即ち、物体とEVFモニタ7がある程度近い状態とされる。
従って、ステップS117では、物体とEVFモニタ7がある程度近く、且つ、背面モニタ5が収納位置に位置しているか否かを判定する。
物体とEVFモニタ7がある程度近く、且つ、背面モニタ5が収納位置に位置している場合、使用者がEVFモニタ7の覗き込み動作を行う可能性が高いため、制御部52は以降の処理でState変数に応じた各処理を行った後、State=2の状態へと遷移する。なお、State=2の状態は、EVFモニタ7が待機状態とされる。
先ず、State変数が1であるか否かを制御部52はステップS118で判定する。
State変数が1である場合、制御部52は続くステップS119で「EVFモニタ待機処理」を実行し、ステップS120でState変数を2にした後、後述するステップS128の処理へと遷移する。
ステップS119の「EVFモニタ待機処理」のフローチャートが図18である。
「EVFモニタ待機処理」では、制御部52はステップS701で、コマンドに応じた動作が可能となるようにEVFモニタ用クロック信号とEVFモニタ用同期信号の印加を開始する。
続いて、制御部52は、ステップS702でEVFモニタ7に起動コマンドを送信し、ステップS703でEVFモニタ7に黒画像表示コマンドを送信する。これにより、EVFモニタ7は起動遷移状態へと移行し、起動後は黒画像を自走する。
制御部52はステップS704で検出カウンタCT1を0クリアした後、「EVFモニタ待機処理」を終える。
図11の説明に戻る。
State変数が1でなかった場合、制御部52は続くステップS121でState変数が2であるか否かを判定する。State変数が既に2であった場合、制御部52はステップS122で検出カウンタCT1を0クリアした後、後述するステップS128へと移る。
State変数が2でもなかった場合、制御部52はステップS123でState変数が3であるか否かを判定する。
State変数が3である場合、即ち、EVFモニタ7が表示状態とされ背面モニタ5が待機状態とされている場合、制御部52はステップS124の「背面モニタ切り替え処理」(図16参照)を実行し、ステップS125でState変数を2にし、後述するステップS128の処理へと移る。図16の「背面モニタ切り替え処理」についての説明は既述のため省略する。
State変数が3でない場合、即ちState変数が4である場合、制御部52はステップS126で「背面モニタ起動処理」(図17参照)」を実行し、ステップS127でState変数を2にした後、後述するステップS128へと移る。図17の「背面モニタ起動処理」についての説明も既述であるため、省略する。
ステップS117で近接センサの出力が第1出力閾値TH1未満である場合、或いは、第2出力閾値TH2以上である場合、または、モニタが張出位置に位置されている場合には、制御部52は図12のステップS128の判定処理を実行する。
ステップS128の判定処理は、他にも図11のステップS120,S122,S125,S127の処理の後に実行される。
ステップS128では、制御部52は、近接センサ59の出力が第2出力閾値TH2以上であるか否か、そして背面モニタ5が収納位置であるか否かを判定する。なお、チルトセンサ62を用いない場合は、背面モニタ5が収納位置であるか否かの判定は行わなくてもよい。
近接センサ59の出力が第2出力閾値TH2以上となる状態は、EVFモニタ7の覗き込み動作を使用者が行っていると推測される状態である。そのため、EVFモニタ7を表示状態へと遷移させる必要がある。
ステップS128において、使用者が覗き込みを行っていると推測される状態であり且つ背面モニタ5が収納位置に位置していると判定した場合には、制御部52は以降の処理でState変数に応じた各処理を行い、EVFモニタ7を表示状態へと遷移させる。
先ず、制御部52はステップS129でState変数が1であるか否かを判定する。State変数が1である場合、制御部52はステップS130で「EVF起動処理」を実行する。
「EVFモニタ起動処理」のフローチャートが図19である。
「EVFモニタ起動処理」において、制御部52はステップS801で、EVFモニタ用クロック信号号とEVFモニタ用同期信号の印加を開始する。これにより、EVFモニタ7は制御部52が送信する各種コマンドに応じた動作が可能となる。
続いて、制御部52は、ステップS802でEVFモニタ7に起動コマンドを送信し、ステップS803でEVFモニタ7に黒画像表示コマンドを送信する。
これにより、EVFモニタ7は起動遷移状態へと移行すると共に、起動後は黒画像を自走する状態となる。
次に、制御部52は、ステップS804で背面モニタ5に黒画像表示コマンドを送信し、ステップS805でEVFモニタ用表示データへの切り替えを行う。
次に、制御部52は、EVFモニタ7が起動したことに応じて、ステップS806でEVFモニタ7に黒画像解除コマンドを送信する。これにより、EVFモニタ7に表示データに応じた画像が表示されると共に背面モニタ5には黒画像が自走される。
最後に、制御部52はステップS807で検出カウンタCT2を0クリアする。なお、検出カウンタCT2は、前述のように、EVFモニタ7を覗き込み続けている時間をカウントするカウンタである。
制御部52は、ステップS131でState変数を3にした後、図10に示すステップS102の処理へと戻る。
また、State変数が1でなかった場合、制御部52はステップS132でState変数が2であるか否かを判定する。
State変数が2である場合、制御部52はステップS133で「EVFモニタ切り替え処理」を実行する。なお、State=2の状態は、背面モニタ5が表示状態とされ、EVFモニタ7が待機状態とされている。
「EVFモニタ切り替え処理」のフローチャートが図20である。「EVFモニタ切り替え処理」では、制御部52は、先ずステップS901で背面モニタ5に黒画像表示コマンドを送信し、ステップS902でEVFモニタ用表示データへの切り替えを行う。
続いて、制御部52はステップS903でEVFモニタ7に黒画像解除コマンドを送信する。
これにより、背面モニタ5が表示状態から待機状態へと遷移すると共に、EVFモニタ7が待機状態から表示状態へと遷移する。
最後に、制御部52はステップS904において、State=3の状態で使用する検出カウンタCT2を0クリアする。
なお、背面モニタ5に対する黒画像表示コマンドは、EVFモニタ用表示データへの切り替え開始から黒画像の自走を開始させるコマンドとされていてもよい。即ち、EVFモニタ用表示データへの切り替えの開始まではスルー画などの画像が表示されていてもよい。
「EVF切り替え処理」を終えた制御部52は、ステップS131でState変数を3にした後、図10のステップS102の処理へ戻る。
図12の説明に戻る。
State変数が2でなかった場合、制御部52はステップS134でState変数が3であるか否かを判定する。
State変数が3でない場合、即ち、State変数が4である場合、制御部52はステップS135でState変数を4にして図10のステップS102の処理へ戻る。なお、State変数は既に4であるため、ステップS135の処理を行わずにステップS102へと戻ってもよい。
State変数が3である場合、即ち、EVFモニタ7が表示状態且つ背面モニタ5が待機状態である場合、制御部52はEVFモニタ7の覗き込み動作がどの程度続いているかによってState=3の状態を維持するか、State=4の状態へと遷移するかを決定する。
具体的には、制御部52はステップS136で、検出カウンタCT2が第2カウンタ閾値CTH2以下であるか否かを判定する。検出カウンタCT2が第2カウンタ閾値CTH2よりも大きい場合、即ち、使用者によるEVFモニタ7の覗き込み動作がある程度長い時間継続している場合、制御部52はステップS137で「背面モニタ停止処理」を実行する。
「背面モニタ停止処理」のフローチャートが図21である。
「背面モニタ停止処理」では、制御部52は、ステップS1001で背面モニタ5停止コマンドを送信する。これにより、背面モニタ5は停止遷移状態へと移行する。なお、背面モニタ5は、黒画像表示状態とされているため、停止遷移状態において乱れた画像などの不適切な画像が表示されずに済む。
続いて、背面モニタ5は停止遷移状態を終えたことに応じて、制御部52はステップS1002で、背面モニタ用クロック信号及び背面モニタ用同期信号の印加を停止する。これにより、背面モニタ5が停止状態へと移行する。
図12の説明に戻る。
ステップS136において、検出カウンタCT2が第2カウンタ閾値CTH2以下であると制御部52が判定した場合、即ち、使用者によるEVFモニタ7の覗き込み動作がそれほど長く続いていない場合、制御部52はステップS138で検出カウンタCT2に1を加算し、ステップS139でState変数を3にした後、図10のステップS102の処理へと戻る。なお、State変数は既に3であるため、ステップS139の処理は行わなくてもよい。
このように、制御部52は、State変数、検出カウンタCT1,検出カウンタCT2、近接センサ59の出力値、或いは背面モニタ5の姿勢を検知するためのチルトセンサ62の出力値などを用いて、背面モニタ5及びEVFモニタ7の制御状態を変更する。
なお、上記した各処理例はあくまで一例であり、場合によっては制御部52による処理順が変わってもよい。例えば、図14に示すステップS302及びS303の処理は、ステップS303の後にステップS302を行うような処理順とされていてもよい。また、背面モニタ5の起動中にEVFモニタ7の停止遷移状態が終了した場合には、先にステップS305の処理を行った後にステップS304の処理を行ってもよい。
<5.高速化>
EVFモニタ7は、使用者が撮像したいタイミングで覗くものであり、覗き込み動作から可能な限り表示データを表示させることが好ましい。そこで、EVFモニタ7の起動処理の高速化を図る。
具体的には、図11のステップS119の「EVFモニタ待機処理」の高速化(図22)、及び図12のステップS130の「EVFモニタ起動処理」の高速化(図23)を図る。
制御部52は、ステップS119の「EVFモニタ待機処理」の代わりに、ステップS119Aの「EVFモニタ高速待機処理」を実行する。「EVFモニタ高速待機処理」のフローチャートを図22に示す。
制御部52は、ステップS701Aにおいて、EVFモニタ用クロック信号とEVFモニタ用高速同期信号をEVFモニタ7に印加する。例えば、EVFモニタ7の起動時間がEVFモニタ7用の垂直同期信号に依存する場合には、EVFモニタ7用の垂直同期信号をEVFモニタ7用の水平同期信号の倍のフレームレートとすることで実現可能である。なお、3倍や4倍などのフレームレートにしてもよい。
続いて、制御部52はステップS702AでEVFモニタ7に起動コマンドを送信し、ステップS703AでEVFモニタ7に黒画像表示コマンドを送信する。これにより、EVFモニタ7は起動遷移状態へと移行し、起動後は黒画像を自走する。また、起動遷移状態から起動状態へと移行するまでの時間が短縮される。
制御部52は、ステップS703Aの後、ステップS704Aにおいて、EVFモニタ用クロック信号とEVFモニタ用通常同期信号を印加する。この例では、EVFモニタ7用の垂直同期信号だけを倍にしているため、EVFモニタ7用の垂直同期信号を通常のフレームレートにすればよい。
最後に、制御部52はステップS704で検出カウンタCT1を0クリアした後、「EVFモニタ高速待機処理」を終える。
図24Aは通常の「EVFモニタ待機処理」(ステップS119)を示しており、図24Bは「EVFモニタ高速待機処理」(ステップS119A)を示している。
図示するように、「EVFモニタ高速待機処理」では起動遷移に属している時間が通常の「EVFモニタ待機処理」の略半分の時間とされている。
上記処理により、起動遷移時間が短縮され、速やかに待機状態(黒画像を自走させている状態)へと遷移する。従って、例えば使用者がEVFモニタ7に対して素早い覗き込み動作を行った場合に、制御部52はEVFモニタ7に対する黒画像解除コマンドを早い段階で送ることができるため、EVFモニタ7に表示データに基づく画像が表示されるまでの時間を早めることができる。
次にステップS130の「EVFモニタ起動処理」の代わりに行うステップS130Aの「EVFモニタ高速起動処理」について説明する。
「EVFモニタ高速起動処理」のフローチャートが図23である。
制御部52は、ステップS801Aにおいて、EVFモニタ用クロック信号とEVFモニタ用高速同期信号をEVFモニタ7に印加する。EVFモニタ用高速同期信号は、例えば、EVFモニタ7用の垂直同期信号をEVFモニタ7用の水平同期信号の倍のフレームレートとしたものである。
続いて、制御部52は、ステップS802AでEVFモニタ7に起動コマンドを送信し、ステップS803AでEVFモニタ7に黒画像表示コマンドを送信する。
これにより、EVFモニタ7は起動遷移状態へと移行すると共に、起動後は黒画像を自走する状態となる。
次に、制御部52は、ステップS804Aで背面モニタ5に黒画像表示コマンドを送信し、ステップS805AでEVFモニタ用表示データへの切り替えを行う。そして、制御部52は、ステップS806Aで、EVFモニタ用クロック信号とEVFモニタ用通常同期信号を印加する。
次に、制御部52は、EVFモニタ7が起動したことに応じ、ステップS807AでEVFモニタ7に黒画像解除コマンドを送信する。これにより、EVFモニタ7に表示データに応じた画像が表示されると共に背面モニタ5には黒画像が自走される。
最後に、制御部52はステップS808Aで検出カウンタCT2を0クリアする。
なお、EVFモニタ7の起動時間がEVFモニタ7用の水平同期信号に依存する場合には、EVFモニタ用高速同期信号としてEVFモニタ7用の水平同期信号をEVFモニタ7用の垂直同期信号の倍のフレームレートとすればよい。
また、EVFモニタ7の起動時間がEVFモニタ7用のクロック信号に依存する場合には、EVFモニタ高速同期信号の代わりにEVFモニタ高速クロック信号をEVFモニタ7に印加すればよい。
なお、EVFモニタ7に対する使用者の素早い覗き込み動作を検知した場合に限り図22の「EVFモニタ高速待機処理」や図23の「EVFモニタ高速起動処理」を行ってもよい。そのためには、例えば、近接センサ59の出力の履歴を保持しておき、ステップS119の処理を行う際にその値の変化が大きいか否かでステップS119の代わりにステップS119Aを行うか否かを判定すればよい。ステップS130の場合にも同様である。
なお、EVFモニタ7用の垂直同期信号及び水平同期信号を背面モニタ5用の垂直同期信号及び水平同期信号の倍のフレームレートとすることによって、同様の効果を得てもよい。
<その他の例>
上記した例では、近接センサ59の出力の情報を用いて図10のステップS105、図11のS117、図12のS128の処理を行ったが、それ以外のセンサからの出力の情報を用いてもよい。
例えば、撮像装置1が備える加速度センサ60の出力から使用者がEVFモニタ7の覗き込み動作を行いそうな予備動作を検知した場合に、制御部52はステップS118乃至ステップS127の各処理を行ってもよい。そして、加速度センサ60の出力から使用者がEVFモニタ7の覗き込み動作を行ったことを検知した場合に、制御部52はステップS129乃至ステップS139の各処理を行ってもよい。加速度センサ60の出力が無い場合に、制御部52はステップS106乃至ステップS116の各処理を行ってもよい。
更に他の例として、撮像装置1が備える静電センサ61の出力情報を用いてもよい。
例えば、静電センサ61の出力がない場合に制御部52はステップS106乃至ステップS116の各処理を行い、出力が小さい場合に制御部52はステップS118乃至ステップS127の各処理を行い、出力が大きい場合に制御部52はステップS129乃至ステップS139の各処理を行ってもよい。即ち、静電センサ61の出力が無い場合は撮像の意思が無いと判定し、出力が小さい場合はシャッターボタンに指が触れかかっているとしてEVFモニタ7を待機状態にする必要ありと判定し、出力が大きい場合はまさに使用者が覗き込み動作を行っていると判定する。
もちろん、撮像装置1が備える各センサを複合的に利用して背面モニタ5及びEVFモニタ7の状態を制御してもよい。
例えば、近接センサ59の出力が大きいが、静電センサ61の出力が無い場合には、使用者の顔以外の異物がEVFモニタ7に接近していると判定して、EVFモニタ7の起動や待機状態への遷移を行わなくてもよい。
また、撮像装置1が備える各種センサから取得する各種情報以外の情報を用いて背面モニタ5及びEVFモニタ7の状態を制御してもよい。
例えば、背面モニタ5における各種メニューの表示状態や撮像装置1のモードに応じて上記した各種処理の実行可否を判定してもよい。
具体的には、背面モニタ5に撮像画像の設定を変更するためのメニューが表示されており、使用者が解像度設定やフラッシュ設定やホワイトバランスの設定などを変更していることが推定できる場合には、EVFモニタ7を起動する処理や待機状態へと遷移させる処理を実行せずにスキップしてもよい。
また、撮像装置1が、これまで撮像した静止画像や動画像を背面モニタ5に表示する再生モードとされている場合には、使用者がこれまで撮像した画像等の確認を行っていると判定して、EVFモニタ7を起動する処理や待機状態へと遷移させる処理を実行せずに飛ばしてもよい。
他にも、撮像装置1の撮像モードに応じて各処理を行ってもよい。具体的には、マクロ撮像モードのときには、EVFモニタ7を覗き込んでいる可能性が高いと判定し、EVFモニタ7を起動させる処理や待機させる処理を行ってもよい。
例えば、図10のステップS102やステップS105、或いは図11のステップS117や図12のステップS128などで撮像装置のモード情報を用いた判定処理を行うことにより、このような処理を実現してもよい。
また、上記した起動指示や停止指示においては、コマンド信号線70,80を用いてコマンドを送信する以外にも、クロック信号の供給によって起動指示の代わりとすることや供給の停止によって停止指示の代わりとすることが考えられる。
<6.まとめ>
本技術に係る撮像装置1は、第1の表示部とされたEVFモニタ7と、第2の表示部とされた背面モニタ5と、第1の表示部の起動及び停止指示を送信するコマンド信号線70と、第2の表示部の起動及び停止指示を送信するコマンド信号線80と、第1の表示部用の第1表示データと第2の表示部用の第2表示データを第1の表示部及び第2の表示部へ共通の経路で送信する表示データ線73と、表示データ線73で第1の表示部及び第2の表示部へ送信する表示データを制御する制御部52と、を備えている。
これにより、EVFモニタ7用の表示データ線と背面モニタ5用の表示データ線をそれぞれ別に設けずに済む。
即ち、表示データ線73を共通化することで、制御部52として動作するプロセッサーなどのICに設けられる信号線の数を減らすことができ、ICの小型化を図ること及びコストダウンを実現することが可能である。また、ICの小型化により、ICが搭載される基板の小型化を図ることができるため、撮像装置1の内部に設けられた各部品の配置空間における基板が占めるスペースを縮小でき、他の部品の配置自由度を増すことや、撮像装置1自体の小型化を図ることができる。
また、制御部52は、第2の表示部が表示データ線73を通じて送信された第2表示データを表示している場合に、コマンド信号線70を通じて第1の表示部に起動指示を行い、表示データ線73で送信する表示データを第2表示データから第1表示データへ切り替える切り替え処理と、第2の表示部に対する停止指示を行ってもよい。
使用する表示部を背面モニタ5からEVFモニタ7へと切り換える場合に、表示データの切り替えを行う前にEVFモニタ7に起動指示を行うことにより、EVFモニタ7の起動を早めることができ、使用者の待ち時間を短縮することができる。これにより、ユーザの利便性の向上を図ることができる。即ち、EVFモニタ7を使用者が覗き込んだ場合にスルー画等が速やかに表示されることによりシャッタータイミングを逃さずに済む。
更に、表示データの切り替え後に背面モニタ5に対する停止指示を行うことで、背面モニタ5が使用していた電力を削減できるため、撮像装置1の長時間稼働を実現することが可能である。また、撮像装置1を同時間稼働する場合でも、消費電力の低減により撮像装置1に搭載される電池の容量削減や小型化を図ることができる。
上述した撮像装置1においては、第1表示データとしてのEVFモニタ用表示データと、第2表示データとしての背面モニタ用表示データが異なる解像度のデータとされていてもよい。
異なる解像度のデータであっても、表示データ線73が共通化されていることで、制御部52として動作するプロセッサーなどのICに設けられる信号線の数を減らすことができ、ICの小型化を図ること及びコストダウンを実現することが可能である。
上述した撮像装置1においては、EVFモニタ7がファインダ内に設けられ、背面モニタ5がファインダ外に設けられていてもよい。
この場合には、使用者がEVFモニタ7と背面モニタ5の双方を同時に見る可能性が低くなるため、使用者が視認していない方の表示部に対して停止指示を行うことが有効である。
従って、状況に応じて一方の表示部を停止させた状態を長くすることができ、消費電力の削減に寄与することができる。また、撮像装置1の長稼働化を図ることや、電池の小型化などを図ることができる。
上述した撮像装置1においては、EVFモニタ7と使用者との距離を測定可能な第1測定部(例えば検出部56の近接センサ59)を備え、制御部52は、第1測定部の測定結果を用いて起動指示、切り替え処理、停止指示を行うタイミングを決定してもよい。第1測定部とは、例えば近接センサ59や加速度センサ60や静電センサ61やチルトセンサ62である。
測定された距離は、EVFモニタ7を使用者が視認しているか否かを判定するために用いることが可能とされる。
これにより、使用者が視認していない方の表示部に対して適切な停止指示が行われる可能性を高めることができる。換言すれば、使用者が視認している方の表示部を停止してしまい、ユーザの利便性を低下させてしまう虞や不快感を招来してしまう虞を低減することができる。また、停止指示を行うタイミングを該距離に基づいて決定することで、使用者にとって最適なタイミングで表示部の切り替えを行うことが可能とされる。
なお、第1測定部によって測定される距離は、近接センサ59によって直接的に測定される距離以外にも、例えば加速度センサ60によってEVFモニタ7の覗き込み動作を行いそうな予備動作を検知し、該検知結果により推定されるEVFモニタ7と使用者間の推定距離であってもよい。
上述した撮像装置1においては、カメラ筐体2の姿勢の変化を測定可能な第2測定部(例えば検出部56の加速度センサ60)を備え、制御部52は、加速度センサ60が測定した姿勢の変化を用いて、起動指示、切り替え処理、停止指示を行うタイミングを決定してもよい。
カメラ筐体2の姿勢の変化が測定可能となることで、使用者が視認している表示部の特定に該測定結果を用いることが可能とされる。
即ち、カメラ筐体2の姿勢変化によって、使用者が何れの表示部を視認しているかが適切に判定される可能性を高めることができる。これにより、使用者が視認している表示部を停止してしまう可能性を低減することができる。
尚、停止指示を行うタイミングに姿勢変化の情報を用いることで、使用者にとって最適なタイミングで表示部の切り替えを行うことが可能とされる。特に、前述した近接センサ59の測定結果と加速度センサ60の測定結果の双方を用いて使用者が視認している表示部が何れであるかを判定することにより、視認している表示部の起動や視認していない表示部の停止などを適切に行うことができると共に、消費電力の削減などの効果を得ることができる。
上述した撮像装置1の第1測定部は、近接センサ59を用いて距離を測定してもよい。
近接センサ59などのセンサを用いることにより、使用者と表示部の距離を認識することが可能となり、先のタイミングの決定などに用いることが可能となる。
従って、より適切に各モニタの起動処理や切り替え処理や停止処理を行うことができる。
上述した撮像装置1の第2測定部は、ジャイロセンサまたは加速度センサを用いて前記姿勢の変化を測定してもよい。上記で例としてあげた加速度センサ60によってカメラ筐体2の姿勢変化を検知することにより、覗き込み動作を適切に判定し、各種の処理を実行することができる。そして、加速度センサ60の代わりにジャイロセンサを用いて覗き込み動作の検出を行ってもよい。
上述した撮像装置1の制御部52は、第1測定部が測定した距離が第1の距離(第1出力閾値TH1)よりも短く第2の距離(第2出力閾値TH2)よりも長い場合に、起動指示を行い、測定した距離が第2の距離よりも短い場合に、切り替え処理と停止指示を行ってもよい。
即ち、EVFモニタ7と使用者の距離が第2の距離よりも遠いが第1の距離よりも近い場合には、EVFモニタ7の起動指示が行われる。
これにより、EVFモニタ7に対して第2の距離よりも近い位置に使用者が近づいた後にEVFモニタ7の起動指示を行うよりも迅速にEVFモニタ7を立ち上げることが可能となる。即ち、使用者がEVFモニタ7の起動を待つ時間を無くすことや削減することが可能となる。従って、使用者の利便性の向上を図ることができる。
また、EVFモニタ7と使用者の距離が第2の距離よりも近くなった場合には、表示データの切り替えを行うだけでEVFモニタ7に撮像画像を表示させることができるため、使用者が表示された撮像画像を視認可能となるまでの時間を短くすることができる。そして、使用者が視認していないと推測できる背面モニタ5に対して停止指示を行うことにより,撮像装置1の消費電力を削減し、長時間稼働を実現することができる。
上述した撮像装置1の制御部52は、EVFモニタ7及び背面モニタ5に対して、それぞれ別の信号線(クロック信号線71,81及び同期信号線72H,72V,82H,82V)でクロック信号(EVFモニタ用クロック信号、背面モニタ用クロック信号)と同期信号(EVFモニタ用同期信号、背面モニタ用同期信号)を送信してもよい。
EVFモニタ7及び背面モニタ5にそれぞれ別のクロック信号と同期信号が送られることにより、EVFモニタ7と背面モニタ5を独立して制御することが可能となる。
特に、例えばEVFモニタ7が起動指示に基づいて起動過程にある場合であっても背面モニタ5が停止指示に基づく停止過程に移行することが可能となる。従って、各表示部に対する使用者の使用態様に応じた柔軟な制御を行うことができる。そして、一方の表示部の起動を待たずにもう一方の表示部の停止が行われることから、表示部の停止を迅速に行うことができ、消費電力の削減や撮像装置の長稼働化を図ることができる。
上述した撮像装置1の制御部52は、EVFモニタ7に黒画像を表示させる第1の黒画像表示指示(EVFモニタ7に対する黒画像表示コマンドの送信)を行ってもよい。
これにより、例えば、EVFモニタ7に背面モニタ5用の背面モニタ用表示データが入力されている状態などにおいて、EVFモニタ7に黒画像を表示させることが可能となる。
即ち、EVFモニタ7に適切な撮像画像が表示されていない状態を使用者に視認させずに済むため、使用者に撮像装置1の故障を誤認させてしまう虞を排除することができ、使用者を不安に陥らせてしまう可能性を無くすことができる。
上述した撮像装置1においては、第1の黒画像表示指示は、切り替え処理が完了するまでEVFモニタ7に黒画像を表示させる指示とされていてもよい。
EVFモニタ7の起動後にEVFモニタ7に入力される表示データは、表示データの切り替え処理が終わるまではEVFモニタ用表示データと背面モニタ用表示データの何れかとされる。
即ち、EVFモニタ7には、切り替え処理が終わるまで背面モニタ用表示データが入力されている可能性があり、使用者に対して乱れた画像が表示されることがある。従って、表示データの切り替え処理が完了するまでEVFモニタ7に黒画像を表示することによって、使用者に乱れた撮像画像を見せずに済む。
上述した撮像装置1の制御部52は、背面モニタ5に黒画像を表示させる第2の黒画像表示指示(背面モニタ5に対する黒画像表示コマンドの送信)を行ってもよい。
これにより、例えば、背面モニタ5にEVFモニタ7用のEVFモニタ用表示データが入力されている状態などにおいて、背面モニタ5に黒画像を表示させることが可能となる。
即ち、背面モニタ5に適切な撮像画像が表示されていない状態を使用者に視認させずに済むため、使用者に撮像装置1の故障を誤認させてしまう虞を排除することができ、使用者を不安に陥らせてしまう可能性を無くすことができる。
上述した撮像装置1においては、第2の黒画像表示指示は、表示データの切り替え開始から背面モニタ5に黒画像を表示させる指示とされていてもよい。
背面モニタ用表示データらEVFモニタ用表示データへ表示データの切り替えを行っている過程では、背面モニタ5に入力される表示データは、EVFモニタ用表示データと背面モニタ用表示データの何れかとされる。
即ち、背面モニタ5には、切り替え処理が終わるまで乱れた画像が表示される可能性が高い。従って、表示データの切り替え処理の開始から背面モニタ5に黒画像を表示することによって、使用者に乱れた撮像画像を見せずに済む。
上述した撮像装置1の制御部52は、第2の黒画像表示指示の後に停止指示を行ってもよい。
これにより、背面モニタ5に黒画像が表示された後に停止過程へと遷移するため、背面モニタ5にEVFモニタ用表示データが入力された状態、即ち乱れた撮像画像が表示された状態を使用者に視認されることはないため、使用者に撮像装置1の故障を誤認させてしまう虞を排除することができる。
上述した撮像装置1の制御部52は、起動指示に基づいたEVFモニタ7の起動期間においてEVFモニタ7に送信する第1の同期信号(例えばEVFモニタ7用の垂直同期信号や水平同期信号)のフレームレートを背面モニタ5に送信する第2の同期信号(例えば背面モニタ5用の垂直同期信号や水平同期信号)のフレームレートよりも高くしてもよい。
これにより、EVFモニタ7の起動は比較的高いフレームレートを用いて行われる。
従って、EVFモニタ7の起動期間を短くすることができるため、例えば使用者が素早くEVFモニタ7を視認しようとしたことに応じてEVFモニタ7に起動指示を行った場合などに、適切な撮像画像が表示されたEVFモニタ7を使用者に早く提示することが可能となる。特に、高いフレームレートを使用する期間をEVFモニタ7の起動期間に限ることにより、不必要にEVFモニタ7の消費電力や発熱を増大させずに済む。即ち、必要最低限の消費電力増や発熱量増加に押さえつつ、第1の表示部の起動を早めることが可能となる。
上述した撮像装置1においては、カメラ筐体2に対する背面モニタ5の位置または姿勢を検出するチルトセンサ62を備え、制御部52は、チルトセンサ62によって検出された位置情報または姿勢情報を用いて起動指示を行うか否かを決定してもよい。
例えば、背面モニタ5が収納位置から張出位置へと移動している状態を検知することができる。背面モニタ5が張出位置へと移動している状態においては、使用者が背面モニタ5を視認している可能性が高く、EVFモニタ7を視認している可能性が低いと考えられる。
従って、背面モニタ5が張出位置に位置している状態を検知した場合には、EVFモニタ7に対する起動指示を行わなくてもよい。ステップS102乃至S104の各処理により、不必要にEVFモニタ7が起動されて、消費電力が増大してしまうことが抑制される。
なお、これ以外にも、背面モニタ5を閲覧していると判断できるような姿勢を検知した場合には、EVFモニタ7に対する起動指示を行わないことが好ましい。
上述した撮像装置1の制御部52は、撮像モードまたは再生モードに関するモード情報を用いて起動指示を行うか否かを決定してもよい。
例えば、撮像装置1が再生モードで用いられている状態において、EVFモニタ7に対する起動指示を行わないことも可能である。
例えば、EVFモニタ7がファインダ内に設けられているような場合において、撮像装置1が再生モードである場合にはEVFモニタ7が視認される可能性は低いと考えられる。このような場合にEVFモニタ7を無闇に起動しなくて済むため、消費電力の削減を見込むことができる。また、撮像装置の長稼働化を図ることができる。
本発明の実施の形態のプログラムは、第1の表示部用の第1表示データと第2の表示部用の第2表示データを第1の表示部及び第2の表示部へ共通の表示データ線で送信するとともに、第1の表示部に起動指示を行う機能と、表示データ線で送信する表示データを前記第2表示データから前記第1表示データへ切り替えを行う機能と、第2の表示部に対する停止指示を行う機能と、を演算処理装置に実現させるプログラムである。
より具体的には、図10乃至図23に示す各処理を演算処理装置としての制御部52に実行させるプログラムである。
このようなプログラムにより本実施の形態の撮像装置1の実現が容易となる。
そしてこのようなプログラムは演算処理装置等の機器に内蔵されている記録媒体や、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROM等に予め記憶しておくことができる。あるいはまた、半導体メモリ、メモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記憶)しておくことができる。またこのようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記録媒体からパーソナルコンピュータ等にインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
尚、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
<7.本技術>
本技術は以下のような構成も採ることができる。
(1)
第1の表示部と、
第2の表示部と、
前記第1の表示部の起動及び停止指示を送信する第1のコマンド信号線と、
前記第2の表示部の起動及び停止指示を送信する第2のコマンド信号線と、
前記第1の表示部用の第1表示データと前記第2の表示部用の第2表示データを前記第1の表示部及び前記第2の表示部へ共通の経路で送信する表示データ線と、
前記表示データ線で前記第1の表示部及び前記第2の表示部へ送信する表示データを制御する制御部と、を備えた
撮像装置。
(2)
前記制御部は、前記第2の表示部が前記表示データ線を通じて送信された前記第2表示データを表示している場合に、前記第1のコマンド信号線を通じて前記第1の表示部に起動指示を行い、前記表示データ線で送信する表示データを前記第2表示データから前記第1表示データへ切り替える切り替え処理と、前記第2の表示部に対する停止指示を行う
(1)に記載の撮像装置。
(3)
前記第1表示データと前記第2表示データは解像度が異なるデータとされた
(1)または(2)の何れかに記載の撮像装置。
(4)
前記第1の表示部はファインダ内に設けられ、前記第2の表示部は前記ファインダ外に設けられた
(1)乃至(3)の何れかに記載の撮像装置。
(5)
前記第1の表示部と使用者との距離を測定可能な第1測定部を備え、
前記制御部は、前記第1測定部の測定結果を用いて前記起動指示、前記切り替え処理、前記停止指示を行うタイミングを決定する
(2)に記載の撮像装置。
(6)
撮像装置筐体の姿勢の変化を測定可能な第2測定部を備え、
前記制御部は、前記第2測定部が測定した前記姿勢の変化を用いて、前記起動指示、前記切り替え処理、前記停止指示を行うタイミングを決定する
(2)または(5)の何れかに記載の撮像装置。
(7)
前記第1測定部は、近接センサを用いて前記距離を測定する
(5)に記載の撮像装置。
(8)
前記第2測定部はジャイロセンサまたは加速度センサを用いて前記姿勢の変化を測定する
(6)に記載の撮像装置。
(9)
前記制御部は、
前記第1測定部が測定した距離が第1の距離よりも短く第2の距離よりも長い場合に、前記起動指示を行い、
前記測定した距離が前記第2の距離よりも短い場合に、前記切り替え処理と前記停止指示を行う
(5)または(7)の何れかに記載の撮像装置。
(10)
前記制御部は、前記第1の表示部及び前記第2の表示部に対して、それぞれ別の信号線でクロック信号と同期信号を送信する
(1)乃至(9)の何れかに記載の撮像装置。
(11)
前記制御部は、前記第1の表示部に黒画像を表示させる第1の黒画像表示指示を行う
(2)に記載の撮像装置。
(12)
前記第1の黒画像表示指示は、前記切り替え処理が完了するまで前記第1の表示部に黒画像を表示させる指示とされる
(11)に記載の撮像装置。
(13)
前記制御部は、前記第2の表示部に黒画像を表示させる第2の黒画像表示指示を行う
(2)に記載の撮像装置。
(14)
前記第2の黒画像表示指示は、表示データの切り替え開始から前記第2の表示部に黒画像を表示させる指示とされる
(13)に記載の撮像装置。
(15)
前記制御部は、前記第2の黒画像表示指示の後に前記停止指示を行う
(14)に記載の撮像装置。
(16)
前記制御部は、前記起動指示に基づいた前記第1の表示部の起動期間において前記第1の表示部に送信する第1の同期信号のフレームレートを前記第2の表示部に送信する第2の同期信号のフレームレートよりも高くする
(2)に記載の撮像装置。
(17)
撮像装置筐体に対する前記第2の表示部の位置または姿勢を検出するチルトセンサを備え、
前記制御部は、前記チルトセンサによって検出された位置情報または姿勢情報を用いて前記起動指示を行うか否かを決定する
(2)に記載の撮像装置。
(18)
前記制御部は、撮像モードまたは再生モードに関するモード情報を用いて前記起動指示を行うか否かを決定する
(2)に記載の撮像装置。
1…撮像装置、2…カメラ筐体、5…背面モニタ、7…EVFモニタ、52…制御部、59…近接センサ、60…加速度センサ、61…静電センサ、62…チルトセンサ、71…クロック信号線、72H、72V…同期信号線、73…表示データ線、81…クロック信号線、82H、82V…同期信号線

Claims (20)

  1. 第1の表示部と、
    第2の表示部と、
    前記第1の表示部の起動及び停止指示を送信する第1のコマンド信号線と、
    前記第2の表示部の起動及び停止指示を送信する第2のコマンド信号線と、
    前記第1の表示部用の第1表示データと前記第2の表示部用の第2表示データを前記第1の表示部及び前記第2の表示部へ共通の経路で送信する表示データ線と、
    前記表示データ線で前記第1の表示部及び前記第2の表示部へ送信する表示データを制御する制御部と、を備えた
    撮像装置。
  2. 前記制御部は、前記第2の表示部が前記表示データ線を通じて送信された前記第2表示データを表示している場合に、前記第1のコマンド信号線を通じて前記第1の表示部に起動指示を行い、前記表示データ線で送信する表示データを前記第2表示データから前記第1表示データへ切り替える切り替え処理と、前記第2の表示部に対する停止指示を行う
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1表示データと前記第2表示データは解像度が異なるデータとされた
    請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記第1の表示部はファインダ内に設けられ、前記第2の表示部は前記ファインダ外に設けられた
    請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の表示部と使用者との距離を測定可能な第1測定部を備え、
    前記制御部は、前記第1測定部の測定結果を用いて前記起動指示、前記切り替え処理、前記停止指示を行うタイミングを決定する
    請求項2に記載の撮像装置。
  6. 撮像装置筐体の姿勢の変化を測定可能な第2測定部を備え、
    前記制御部は、前記第2測定部が測定した前記姿勢の変化を用いて、前記起動指示、前記切り替え処理、前記停止指示を行うタイミングを決定する
    請求項2に記載の撮像装置。
  7. 前記第1測定部は、近接センサを用いて前記距離を測定する
    請求項5に記載の撮像装置。
  8. 前記第2測定部はジャイロセンサまたは加速度センサを用いて前記姿勢の変化を測定する
    請求項6に記載の撮像装置。
  9. 前記制御部は、
    前記第1測定部が測定した距離が第1の距離よりも短く第2の距離よりも長い場合に、前記起動指示を行い、
    前記測定した距離が前記第2の距離よりも短い場合に、前記切り替え処理と前記停止指示を行う
    請求項5に記載の撮像装置。
  10. 前記制御部は、前記第1の表示部及び前記第2の表示部に対して、それぞれ別の信号線でクロック信号と同期信号を送信する
    請求項1に記載の撮像装置。
  11. 前記制御部は、前記第1の表示部に黒画像を表示させる第1の黒画像表示指示を行う
    請求項2に記載の撮像装置。
  12. 前記第1の黒画像表示指示は、前記切り替え処理が完了するまで前記第1の表示部に黒画像を表示させる指示とされる
    請求項11に記載の撮像装置。
  13. 前記制御部は、前記第2の表示部に黒画像を表示させる第2の黒画像表示指示を行う
    請求項2に記載の撮像装置。
  14. 前記第2の黒画像表示指示は、表示データの切り替え開始から前記第2の表示部に黒画像を表示させる指示とされる
    請求項13に記載の撮像装置。
  15. 前記制御部は、前記第2の黒画像表示指示の後に前記停止指示を行う
    請求項14に記載の撮像装置。
  16. 前記制御部は、前記起動指示に基づいた前記第1の表示部の起動期間において前記第1の表示部に送信する第1の同期信号のフレームレートを前記第2の表示部に送信する第2の同期信号のフレームレートよりも高くする
    請求項2に記載の撮像装置。
  17. 撮像装置筐体に対する前記第2の表示部の位置または姿勢を検出するチルトセンサを備え、
    前記制御部は、前記チルトセンサによって検出された位置情報または姿勢情報を用いて前記起動指示を行うか否かを決定する
    請求項2に記載の撮像装置。
  18. 前記制御部は、撮像モードまたは再生モードに関するモード情報を用いて前記起動指示を行うか否かを決定する
    請求項2に記載の撮像装置。
  19. 第1の表示部用の第1表示データと第2の表示部用の第2表示データを前記第1の表示部及び前記第2の表示部へ共通の表示データ線で送信するとともに、前記第1の表示部に起動指示を行う手順と、
    前記表示データ線で送信する表示データを前記第2表示データから前記第1表示データへ切り替えを行う手順と、
    前記第2の表示部に対する停止指示を行う手順と、を備えた
    撮像装置の制御方法。
  20. 第1の表示部用の第1表示データと第2の表示部用の第2表示データを前記第1の表示部及び前記第2の表示部へ共通の表示データ線で送信するとともに、前記第1の表示部に起動指示を行う機能と、
    前記表示データ線で送信する表示データを前記第2表示データから前記第1表示データへ切り替えを行う機能と、
    前記第2の表示部に対する停止指示を行う機能と、を演算処理装置に実現させる
    プログラム。
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